JP2004516350A - 熱可塑性シリコーンブロックコポリマー、その製造および使用 - Google Patents

熱可塑性シリコーンブロックコポリマー、その製造および使用 Download PDF

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Abstract

(A)ポリスチロール、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリアクリルニトリル、ビニルコポリマーおよびこれらのポリマーのコポリマーから選択された硬質セグメント−ポリマー成分および(B)一般式
G−[(SiRO)SiR−X−](SiRO)SiR−G (I)
〔式中、RおよびXは、請求項1記載の意味を有し、Gは、同一でも異なっていてもよく、基(A)−Z−(Si)またはZ′−(Si)を表わし、この場合−Z−は、式(II)の基の群から選択された2価の基であり、Z′は、式(III)の1価の基であり、この場合(A)−は、硬質セグメント−ポリマー成分(A)に対する1個の結合を表わし、(Si)−は、(B)中のケイ素原子に対する1個の結合を表わし、但し、式(I)中で最大で1個の基Gは、基Z′−であってもよく、mは、1〜1000の整数であり、nは、0または1〜20の整数であり、但し、nが0でない場合には、nとmとの積は、4≦n・m≦1000である〕で示される軟質セグメント−ポリマー成分を含有する熱可塑性シリコーンブロックコポリマー。

Description

【0001】
本発明は、熱可塑性シリコーンブロックコポリマー、その製造および使用に関する。
【0002】
粘着性被覆を製造するためには、硬化性ポリオルガノシロキサンを担持材料上に施こし、引続き熱エネルギーの供給下または放射線によって硬化される。
【0003】
被覆材料の硬化は、しばしば粘着性担持材料の製造の場合には、しばしば速度の定められた工程である。付加的に、乾燥炉、UV灯またはIR灯の設置が必要とされる。更に、これら乾燥炉、UV灯またはIR灯の動作は、エネルギー的に高価である。
【0004】
従って、この硬化工程を断念することができ、それに合わせた被覆材料の新規開発を行なうべきである。
【0005】
欧州特許出願公開第168624号明細書または相応する米国特許第4673611号明細書には、PP−担体フィルムをポリジメチルシロキサンを含有する接着剤反発性の層と同時押出することが記載されている。
【0006】
欧州特許出願公開第541103号明細書には、ポリシロキサン−ポリビニル−グラフトポリマーのエマルジョンを塗布することによる積層PET被膜が記載されている。
【0007】
欧州特許出願公開第254050号明細書には、ポリマーとシリコーン樹脂との混合物を押出すことによる剥離ライナーの製造が記載されている。
【0008】
米国特許第5700571号明細書には、有機剥離材料との同時押出によって製造された剥離フィルムが記載されている。
【0009】
米国特許第5086141号明細書には、架橋されたポリシロキサン−スチレン/ブタジエン−コポリマーが記載されている。
【0010】
WO 96/39459には、エチレンと環式シロキサンモノマーとからなるブロックコポリマーが記載されており、このブロックコポリマーは、剥離ライナーのための同時押出に使用することができる。HDPEとの混合において、良好な粘着性を有する剥離ライナーを達成することができる。
【0011】
WO 95/00578には、剥離材料として使用することができる、同時押出によって製造された、一官能価シリコーンとポリオレフィンとからなるコポリマーが記載されている。
【0012】
WO 91/15538には、基礎ポリマーとシリコーンコポリマーとからなる剥離フィルムが記載されている。このコポリマーは、基礎ポリマーに添加剤として添加される。
【0013】
しかし、これまでに使用された製品は、しばしば不満足な粘着性、剥離層からの移行、僅かな支持体付着力または劣悪な合成利用可能性を示す。
【0014】
従って、粘着性被覆の製造に適しかつ前記欠点を回避する、熱可塑性シリコーンブロックコポリマーを提供するという課題が存在した。
【0015】
本発明の対象は、
(A)ポリスチロール、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリアクリルニトリル、ビニルコポリマーおよびこれらのポリマーのコポリマーから選択された硬質セグメント−ポリマー成分および
(B)一般式
G−[(SiRO)SiR−X−](SiRO)SiR−G (I)
〔式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、基1個につき1〜18個の炭素原子を有するハロゲン置換されていてよい1価の炭化水素基を表わし、
Xは、式
【0016】
【化4】
Figure 2004516350
【0017】
で示される基からなる群から選択された2価の基を表わし、
Gは、同一でも異なっていてもよく、基(A)−Z−(Si)またはZ′−(Si)を表わし、この場合Zは、式
【0018】
【化5】
Figure 2004516350
【0019】
で示される基からなる群から選択された2価の基であり、Z′は、式
【0020】
【化6】
Figure 2004516350
【0021】
で示される1価の基であり、
この場合(A)−は、硬質セグメント−ポリマー成分(A)に対する1個の結合を表わし、(Si)−は、(B)中のケイ素原子に対する1個の結合を表わし、
但し、式(I)中で最大で1個の基Gは、基Z′−であってもよく、
mは、1〜1000、有利に1〜500の整数であり、
nは、0または1〜20の整数であり、
但し、nが0でない場合には、nとmとの積は、4≦n・m≦1000である〕で示される軟質セグメント−ポリマー成分を含有する熱可塑性シリコーンブロックコポリマーである。
【0022】
本発明によるシリコーンコポリマーの2つの成分は、非極性の軟質セグメント(B)および極性の硬質セグメント(A)である。非極性の軟質ブロックは、有機基によってセグメント化された、低い自由表面エネルギーを有するシリコーンであり、一方で、硬質セグメントは、支持体の表面上に粘着するという能力を示す。付加的に、硬質セグメントは、シリコーンブロックコポリマーに、シリコーンブロックコポリマーが25℃で非液状でありかつ押出されうるような物理的性質を付与する。
【0023】
”セグメント化”の表現は、繰返し単位の相対的に短い長さに関連する。
【0024】
本発明によるシリコーンブロックコポリマーは、有利に式A−B−Aを有する。シリコーンブロックコポリマーは、軟質セグメント、即ち有機基によってセグメント化されたシリコーン、に付随しているポリマーブロックの数に応じて多数の種々の配置を有することができる。コポリマーは、最も簡単な形で配置A−Bを有することができる。また、シリコーンブロックコポリマーは、ブロックのための結合方法または形成方法に応じて、型B−A−BまたはA−B−A−B等であってもよい。本発明によるシリコーンブロックコポリマーは、組成および構造の点で変動可能である。この本発明によるシリコーンブロックコポリマーは、グラフト化されたか、枝分かれしたか、または線状のブロックコポリマーであることができ、ブロックコポリマーとしてモノマー単位の繰返しセグメントまたはブロックを含有する。しかし、重合されたコモノマー成分の平均ブロック長は、重合された第2のコモノマー成分の平均ブロック長から偏倚していてもよく、相対平均ブロック長は、シリコーンブロックコポリマーの性質を十分に定める。
【0025】
本発明によるシリコーンブロックコポリマーは、特に3000〜2000000g/モル、有利に5000〜1000000g/モル、特に有利に10000〜500000g/モルの分子量(M)を有する。
【0026】
本発明によるシリコーンブロックコポリマーは、それぞれシリコーンブロックコポリマーの全質量に対して1〜75質量%、有利に1〜50質量%、特に有利に5〜40質量%の量で軟質セグメント−ポリマー成分(B)を含有する。
【0027】
硬質セグメント−ポリマー成分(A)として好ましいのは、ポリスチロールである。
【0028】
基Rの例は、アルキル基、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、1−n−ブチル基、2−n−ブチル基、イソブチル基、第三ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、第三ペンチル基、ヘキシル基、例えばn−ヘキシル基、ヘプチル基、例えばn−ヘプチル基、オクチル基、例えばn−オクチル基およびイソオクチル基、例えば2,2,4−トリメチルペンチル基、ノニル基、例えばn−ノニル基、デシル基、例えばn−デシル基、ドデシル基、例えばn−ドデシル基、およびオクタデシル基、例えばn−オクタデシル基;シクロアルキル基、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基およびメチルシクロヘキシル基;アリール基、例えばフェニル基、ナフチル基、アントリル基およびフェナントリル基;アルカリール基、例えばo−トリル基、m−トリル基、p−トリル基、キシリル基およびエチルフェニル基;およびアラルキル基、例えばベンジル基、α−フェニルエチル基およびβ−フェニルエチル基である。
【0029】
ハロゲン化基Rの例は、ハロゲン化アルキル基、例えば3,3,3−トリフルオル−n−プロピル基、2,2,2,2′,2′,2′−ヘキサフルオルイソプロピル基、ヘプタフルオルイソプロピル基およびハロゲン化アリール基、例えばo−クロルフェニル基、m−クロルフェニル基およびp−クロルフェニル基である。
【0030】
nが0である、本発明によるシリコーンブロックコポリマーの例は、次式:
【0031】
【化7】
Figure 2004516350
【0032】
(式中、PSは、ポリスチロールであり、Rは、メチル基であり、mは、1〜1000である)で示されるものである。
【0033】
nが1である、本発明によるシリコーンブロックコポリマーの例は、次式:
【0034】
【化8】
Figure 2004516350
【0035】
(式中、PSは、ポリスチロールであり、Meは、メチル基である)で示されるものである。
【0036】
セグメント化されたブロックコポリマーの製造は、米国特許第4675361号明細書に記載されているように、生じる生成物の構造を定義することができるような程度に区別される多数の方法によって実現されることができる。
【0037】
1つの方法は、カップリング反応前に特殊な反応で製造される、前形成された少なくとも2個のブロックまたはセグメントのカップリングを含む。この方法は、カップリング反応により同じブロックまたはセグメントがそれ自体反応することを防ぎ、類似していないブロックまたはセグメントのみが互いにカップリングするができる場合に、十分に定義された構造をもたらす。
【0038】
前形成された2個のブロックまたはセグメントが類似していないブロックまたはセグメントと同様に(カップリング反応により)それ自体反応する能力を有する場合には、別のカップリング反応が生じる可能性があり、このことは、殆んど定義されていない構造を結果として生じる。
【0039】
カップリング反応の間に少なくとも1個の前形成されたブロックまたは前形成されたセグメントが、カップリング反応の間に製造される第2のブロックまたはセグメントとカップリングされることは、1つの好ましいカップリング反応である。この場合には、前形成されたブロックまたはセグメントの元来の長さ(分子量)は、公知である(この前形成されたブロックまたはセグメントの製造に利用される特殊な反応に基づいて)が、しかし、コポリマーの配列分布は、正確には公知でない。それというのも、カップリング成長反応、例えば連鎖成長反応は、第2のブロックまたは第2のセグメントを生じる反応において可能であるからである。
【0040】
従って、さらに本発明の対象は、本発明による熱可塑性シリコーンブロックコポリマーの製造法であり、この方法は、一般式
Z′−[(SiRO)SiR−X−](SiRO)SiR−Z′ (I′)
〔式中、R、X、Z′、nおよびmは、上記の意味を有する〕で示される軟質セグメント−ポリマー(B′)を硬質セグメント−ポリマー成分(A)のモノマーとラジカル開始剤の存在下でラジカル重合で反応させることによって特徴付けられる。
【0041】
硬質セグメント−ポリマー成分(A)の1つの種類のモノマーまたは種々のモノマーの混合物が使用されうる。
【0042】
硬質セグメント−ポリマー成分(A)のモノマーとして好ましいのは、スチロールである。
【0043】
本発明による方法で使用される軟質セグメント−ポリマー成分(B′)は、特に25℃で20〜100000mPa.s、特に25℃で500〜10000mPa.sの粘度を有する。
【0044】
本発明による方法の場合、(A)の使用されるモノマーおよび軟質セグメントポリマー(B′)の量は、得られたシリコーンブロックコポリマーがそれぞれシリコーンブロックコポリマーの全質量に対して特に1〜75質量%、有利に1〜50質量%、特に有利に5〜40質量%の量で軟質セグメント−ポリマー成分(B)を含有する程度に選択される。
【0045】
本発明による方法は、特に40〜100℃、有利に60〜90℃の温度および特に周囲雰囲気の圧力、即ち例えば1020hPa(絶対)で実施される。しかし、より高い圧力またはより低い圧力で実施されてもよい。
【0046】
有機基によってセグメント化されたシリコーン、軟質セグメントポリマー(B′)、は、カップリング反応前に式
H−(SiRO)SiR−H
〔式中、Rおよびmは、上記の意味を有する〕で示されるα,ω−二水素ポリジオルガノシロキサン(1)を1,3−ジイソプロペニルベンゾールと脂肪族二重結合へのSi結合した水素の付着を促進する触媒(3)の存在下に反応させることにより、ヒドロシリル化反応で製造される。
【0047】
式(I)においてnが0である場合、1,3−ジイソプロペニルベンゾール(2)は、ヒドロシリル化反応で、1,3−ジイソプロペニルベンゾール(2)中のC=C−二重結合とα,ω−二水素ポリジオルガノシロキサン(1)中のSi結合した水素との比、即ちC=C/SiH比が特に5.0〜2.0であるような量で使用される。
【0048】
式(I)においてnが1〜20の整数である場合、1,3−ジイソプロペニルベンゾール(2)は、ヒドロシリル化反応で、1,3−ジイソプロペニルベンゾール(2)中のC=C−二重結合とα,ω−二水素ポリジオルガノシロキサン(1)中のSi結合した水素との比、即ちC=C/SiH比が特に1.5〜1.0であるような量で使用される。
【0049】
触媒(3)は、特に白金金属の群からの金属または白金金属の群からの化合物もしくは錯体である。このような触媒の例は、担体上、例えば二酸化ケイ素、アルミニウムオキシドまたは活性炭上に存在していてよい金属性白金および微粒状白金、白金の化合物または錯体、例えば白金ハロゲン化物、例えばPtCl、HPtCl・6HO、NaPtCl・4HO、白金−オレフィン錯体、白金−アルコール錯体、白金−アルコラート錯体、白金−エーテル錯体、白金−アルデヒド錯体、HPtCl・6HOとシクロヘキサノンとの反応生成物を含めて白金−ケトン錯体、白金−ビニル−シロキサン錯体、例えば検出可能な結合した無機ハロゲンを含有するかまたは含有しない白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチル−ジシロキサン錯体、ビス−(γ−ピコリン)−白金ジクロリド、トリメチレンジピリジン白金ジクロリド、ジシクロペンタジエン白金ジクロリド、ジメチルスルホキシドエチレン白金−(II)−ジ−クロリド、シクロオクタジエン−白金ジクロリド、ノルボルナンジエン−白金ジクロリド、γ−ピコリン−白金ジクロリド、シクロペンタジエン−白金ジクロリド、ならびに四塩化白金とオレフィンおよび第1アミンもしくは第2アミンまたは第1アミンおよび第2アミンとの反応生成物、例えば1−オクテン中に溶解された四塩化白金と第2ブチルアミンまたはアンモニウム−白金錯体との反応生成物である。
【0050】
触媒(3)は、ヒドロシリル化反応の際に、それぞれ元素状白金として計算し、α,ω−二水素ポリジオルガノシロキサン(1)と1,3−ジイソプロペニルベンゾール(2)の全質量に対して特に0.01〜10質量ppm(百万質量部当たりの質量部)の量、有利に0.5〜5質量ppmの量で使用される。
【0051】
ラジカル重合は、乳化重合、懸濁重合、溶液重合またはモノマーを溶解するが、しかし、生じるシリコーンブロックコポリマーを沈殿させる溶剤中での沈殿重合である。
【0052】
ラジカル開始剤の例は、油溶性開始剤、例えば第三ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、第三ブチルペルオキシピバレート、第三ブチルペルオキシネオデカノエート、ジベンゾイルペルオキシド、第三アミルペルオキシピバレート、ジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカルボネート、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサンおよびジ−(4−第三ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカルボネートである。
【0053】
本発明による方法の場合には、還元剤、例えば亜硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムまたはアスコルビン酸を共用することができる。
【0054】
乳化重合の場合、水溶性開始剤、例えばペルオキソ二硫酸アンモニウム、ペルオキソ二硫酸カリウムおよびペルオキソ二硫酸ナトリウムは、場合によっては還元剤と一緒に使用されうる。
【0055】
更に、シリコーンブロックコポリマーの分子量Mは、連鎖移動剤または鎖長調節剤、例えばイソプロパノール、エチルベンゾール(特に懸濁重合の場合)またはドデシルメルカプタンの添加によって制御されうる。
【0056】
溶液重合の場合には、有機溶剤、例えばテトラヒドロフラン(THF)、石油エーテル、酢酸エチル、イソプロパノール、エタノール、メタノール、トルオールまたはベンゾールを使用することができ、この場合には、トルオールが好ましい。重合の間にシリコーンブロックコポリマーの沈殿を達成させるために、前記の有機溶剤の混合物を使用することができ、有機溶剤またはこの混合物の量は、分子量の調節を可能にする。懸濁重合の際に得ることができるシリコーンブロックコポリマーは、揮発性の有機化合物を除去するために、特に減圧下で蒸留されることができるかまたは水蒸気で処理されることができる。
【0057】
本発明によるシリコーンブロックコポリマーは、特に粘着性被覆、即ち接着剤反発性被覆、例えば剥離紙、剥離プラスチックフィルムまたは剥離フィルムの製造に使用される。
【0058】
粘着性被覆または粘着性フィルムの目的とされる剥離特性は、任意の方法によって達成されうるかまたは次の方法の組合せによって達成されうる:
(a)軟質セグメントの鎖長の変動。
【0059】
(b)シリコーンブロックコポリマー中の軟質セグメントの質量%の変動。
【0060】
(c)有機基によってセグメント化されたシリコーン、軟質セグメント、中でのセグメント化の程度の変動。
【0061】
(d)コポリマー鎖間での架橋の程度の変動。
【0062】
本発明によるシリコーンブロックコポリマーで得ることができる粘着性被覆は、極めて良好な剥離特性を有し、この剥離特性は、多数の異なる特殊な使用にアレンジされていてよい。本発明による粘着性被覆は、支持体に対する良好な付着力を有する。本発明によるシリコーンブロックコポリマー中の軟質セグメント−ポリマー成分の選択およびこの成分の量の選択によって、望ましい剥離特性の幅広い範囲を得ることが可能になる。本発明によるシリコーンブロックコポリマーは、特に支持体上への押出によって施こすことができるかまたは同時押出のフィルムの製造の際に一緒に施こすことができる。
【0063】
本発明によるシリコーンブロックコポリマーは、特に有機溶剤中、例えばトルオール、ベンジン、酢酸エチルまたはキシロール中の溶液として接着剤反発性にする表面上に塗布されることができる。塗布は、液状物質からなる被覆の製造に適した、多方面で公知の任意の方法で、例えば浸漬、刷毛塗り、注型、噴霧、ロール塗布、印刷によって、例えばオフセットグラビア被覆装置、ナイフ被覆もしくはドクターナイフ被覆または空気ブラシを用いて行なうことができる。
【0064】
接着剤反発性にする表面の例は、紙、木材、コルクおよびプラスチックフィルム、例えばポリエチレンフィルムまたはポリプロピレンフィルム、天然繊維または合成繊維からなる編織されたか編織されていない布、セラミック物体、ガラス繊維を含めてガラス、金属、ポリエチレンで被覆された紙およびアスベストからなる厚紙を含めて厚紙の表面である。前記ポリエチレンは、それぞれ高圧ポリエチレン、中圧ポリエチレンまたは低圧ポリエチレンであることができる。紙は、品質のよくない紙種、例えば粗製の、即ち化学薬品および/またはポリマー天然物質で前処理されていない、60〜150g/mの質量を有するクラフト紙を含めて吸収能力のある紙、サイズ剤を施こされていない紙、低い粉砕度を有する紙、木材含有の紙、艶出しされていないかまたはカレンダー仕上げされていない紙、製造の際に乾燥平滑シリンダーを使用することによって他の費用のかかる手段なしに片側が平滑にされており、したがって”片づや付け紙”と呼称される紙、未塗工紙または紙廃棄物から製造された紙、即ち古紙である。しかし、勿論、本発明により使用することができる紙は、高い価値の紙種、例えば吸収能力の乏しい紙、サイズ剤を施こした紙、高い粉砕度を有する紙、木材不含の紙、カレンダー仕上げされたかまたは艶出しされた紙、擬硫酸紙、硫酸処理を行なわない紙または前施工された紙であってもよい。また、紙は、高い価値を有していてもよいし、低い価値を有していてもよい。
【0065】
本発明による組成物は、例えば注型フィルムもしくは装飾フィルムまたはポリウレタンからなるフォーム材料を含めてフォーム材料の製造の際に使用される、合紙を含めて剥離紙、被覆紙および合紙の製造に適している。更に、本発明による組成物は、感圧性テープもしくは感圧性フィルムの裏面または感圧性ラベルの説明文字面を仕上げ加工するために剥離紙、被覆紙および合紙、剥離フィルムおよび剥離布、被覆フィルムおよび被覆布の製造に適している。本発明による組成物は、例えば接着性物質、例えば接着剤、粘着性食品、例えばケーキ、蜂蜜、ボンボンおよび肉;ビチューメン、アスファルト、油脂材料および粗製ゴムの貯蔵および/または輸送のための定められている包装材料、例えば紙、段ボール箱、金属フィルムおよび繊維、例えば段ボール、プラスチック、木材または鉄からなる包装材料を仕上げ加工するのに適している。更に、本発明による組成物を使用するための例は、所謂”輸送法”の場合に接着剤層を転写するための担体を仕上げることである。
【0066】
また、本発明によるシリコーンブロックコポリマーは、被覆を得るために押出されてもよいかまたは被膜を得るために被膜形成性ポリマーとの混合物で被膜を得るために同時押出されてもよい。
【0067】
被覆中での本発明によるシリコーンブロックコポリマーの塗布量は、当業者の経験により定めることができるかまたはこのシリコーンブロックコポリマーの組成および被覆された支持体の使用に十分に依存する。
【0068】
本発明による被覆または被膜は、種々の分離使用の際の使用に有利である、分離特性の範囲を提供する。被覆または被膜は、特に粘着性を有する支持体の製造、前含浸された材料形の製造ならびにフィルム注型用化合物(SMC)および厚手の注型用化合物(TMC)、例えば質量注型用化合物(BMC)の製造の際に使用可能である。また、被覆または被膜は、繊維強化された板(FRP)の製造のための帯状担体として使用可能である。
【0069】
軟質セグメント−ポリマー成分の製造:
実施例1(1,3−ジイソプロペニルベンゾール末端ポリシロキサン):
粘度:25℃で110mm/s;n=0
1,3−ジイソプロペニルベンゾールおよび末端Si−H基を有しかつ50個のシロキサン単位の鎖長を有するポリジメチルシロキサンを、80℃で5時間、触媒として作用する白金錯体10ppmと反応させる。1,3−ジイソプロペニルベンゾールの二重結合とポリジメチルシロキサンのSi−H基とのモル比は、3:1である。反応の終結後、揮発性含量を真空下に除去する。25℃で110mm/sの粘度を有するポリマーを得ることができる。
【0070】
実施例2(1,3−ジイソプロペニルベンゾール末端ポリシロキサン):
粘度:25℃で1150mm/s;n=0
1,3−ジイソプロペニルベンゾールおよび末端Si−H基を有しかつ200個のシロキサン単位の鎖長を有するポリジメチルシロキサンを、80℃で5時間、触媒として作用する白金錯体10ppmと反応させる。1,3−ジイソプロペニルベンゾールの二重結合とポリジメチルシロキサンのSi−H基とのモル比は、3:1である。反応の終結後、揮発性含量を真空下に除去する。25℃で1150mm/sの粘度を有するポリマーを得ることができる。
【0071】
実施例3(有機基によってセグメント化されたシリコーン):
粘度:25℃で1250mm/s;シロキサンセグメントn=5
1,3−ジイソプロペニルベンゾールおよび末端Si−H基を有しかつ50個のシロキサン単位の鎖長を有するポリジメチルシロキサンを、80℃で5時間、触媒として作用する白金錯体10ppmと反応させる。ジイソプロペニルベンゾールの二重結合とポリジメチルシロキサンのSi−H基とのモル比は、1.27である。反応の終結後、揮発性含量を真空下に除去する。25℃で1250mm/sの粘度を有するポリマーを得ることができる。シロキサンセグメントの数は、5である。
【0072】
実施例4(有機基によってセグメント化されたシリコーン):
粘度:25℃で2200mm/s;シロキサンセグメントn=7
1,3−ジイソプロペニルベンゾールおよび末端Si−H基を有しかつ50個のシロキサン単位の鎖長を有するポリジメチルシロキサンを、80℃で5時間、触媒として作用する白金錯体10ppmと反応させる。ジイソプロペニルベンゾールの二重結合とポリジメチルシロキサンのSi−H基とのモル比は、1.20である。反応の終結後、揮発性含量を真空下に除去する。25℃で2200mm/sの粘度を有するポリマーを得ることができる。シロキサンセグメントの数は、7である。
【0073】
実施例5(有機基によってセグメント化されたシリコーン):
粘度:25℃で10500mm/s;シロキサンセグメントn=11
1,3−ジイソプロペニルベンゾールおよび末端Si−H基を有しかつ50個のシロキサン単位の鎖長を有するポリジメチルシロキサンを、80℃で5時間、触媒として作用する白金錯体10ppmと反応させる。ジイソプロペニルベンゾールの二重結合とポリジメチルシロキサンのSi−H基とのモル比は、1.10である。反応の終結後、揮発性含量を真空下に除去する。25℃で10500mm/sの粘度を有するポリマーを得ることができる。シロキサンセグメントの数は、11である。
【0074】
シリコーンブロックコポリマーの製造:
懸濁液中での重合:
例6a)
撹拌機、還流冷却器、配量装置、温度計、加熱装置(温度制御装置を有する)および窒素接続管を備えた2 lの三口フラスコ中に、脱イオン水1.22kg、酢酸銅3.77g(1%の水溶液)およびポリビニルピロリドン50.22g(PVP K90;5%の水溶液)を装入する。溶液を10分間、200rpmで攪拌する。中間時間に、例1からの1,3−ジイソプロペニルベンゾール末端ポリシロキサン200.86gとスチロール301.3gとの混合物を準備する(スチロール/シリコーンの量比=60/40)。この混合物にトルオール25.11gを添加する。同様に3つの異なる開始剤の組合せ物をモノマー混合物に添加する。開始剤として、第三ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート3.07g(TBPEH;98%;半減期t1/2=92℃で1時間)、第三ブチルペルオキシ−ピバレート4.02g(TBPPI;脂肪族化合物中75%;半減期t1/2=74℃で1時間)および第三ブチル−ペルオキシネオデカノエート5.42g(TBPND;脂肪族化合物中75%;半減期t1/2=64℃で1時間)を使用する。開始剤とのモノマー混合物を室温で5分間、攪拌し、次に緩徐に三口フラスコ中の水性装入物に添加する。このフラスコ内容物を200rpmで攪拌することによって混合し、それによってモノマーを水中に懸濁させる。引続き、温度を1時間(1h)で注意深く55℃に上昇させ、4時間維持する。次に、温度を1時間で70℃に上昇させ、4時間維持する。重合のために、温度を80℃に上昇させ、5時間維持する。バッチ量を室温に冷却する。得られたパール状物3回のデカンテーションおよび吸引濾過によって単離する。生成物を吸引濾過器中で5回脱イオン水で洗浄する。約0.2〜2.5mmの直径を有する乳白色に混濁したパール状物を35℃で24時間乾燥箱中で乾燥させる。
【0075】
分析6a):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):198000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:24000g/モル
分散度:8.25
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例6b)
例6a)と同様に行なうが、しかし、シリコーンブロックコポリマーの合成の際に懸濁液中でトルオールの添加を断念する。その代わりに、例6a)の記載と同様のモノマーおよび等量を使用する。
【0076】
分析6b):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):155000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:18000g/モル
分散度:8.6
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例6c)
例6a)と同様に行なうが、しかし、トルオールの代わりにエチルベンゾール26.0gを使用した:
分析6c):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):140000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:17500g/モル
分散度:8.0
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例6d)
例6a)と同様に行なうが、しかし、スチロール/シリコーンのモノマー混合物=80/20(質量/質量)を使用する。
【0077】
分析6d):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):230000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:24000g/モル
分散度:9.6
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例6e)
例6a)と同様に行なうが、しかし、第三ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート5.12g(TBPEH:98%)、第三ブチルペルオキシピバレート6.7g(TBPPI;脂肪族化合物中75%)および第三ブチルペルオキシネオデカノエート9.0g(TBPND;脂肪族化合物中75%)を使用する。
【0078】
分析6e):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):170000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:21000g/モル
分散度:8.1
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例6f)
例6a)と同様に行なうが、しかし、90℃の最大の重合温度を使用する。55℃で4時間、70℃で4時間、80℃で2時間および90℃で5時間、重合させる。
【0079】
分析6f):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):220000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:23000g/モル
分散度:9.6
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例6g)
例6a)と同様に行なうが、しかし、ジベンゾイルペルオキシド3.07g(水湿潤された粉末;半減期t1/2=91℃で1時間)、第三アミルペルオキシピバレート4.02g(脂肪族化合物中75%;半減期t1/2=72℃で1時間)およびジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカルボネート(脂肪族化合物中75%;半減期t1/2=57℃で1時間)を使用する。
【0080】
分析6g):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):280000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:26000g/モル
分散度:10.8
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例7a)
撹拌機、還流冷却器、配量装置、温度計、加熱装置(温度制御装置を有する)および窒素接続管を備えた2 lの三口フラスコ中に、脱イオン水1.22kg、酢酸銅3.77g(1%の水溶液)およびポリビニルピロリドン50.22g(PVP K90;5%の水溶液)を装入する。溶液を10分間、200rpmで攪拌する。中間時間に、例3からの有機基によってセグメント化されたシリコーン200.9gとスチロール301.3gとの混合物を準備する(スチロール/シリコーンの量比=60/40)。この混合物にトルオール25.11gを添加する。同様に3つの異なる開始剤の組合せ物をモノマー混合物に添加する。開始剤として、第三ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート3.07g(TBPEH;98%;半減期t1/2=92℃で1時間)、第三ブチルペルオキシ−ピバレート4.02g(TBPPI;脂肪族化合物中75%;半減期t1/2=74℃で1時間)および第三ブチルペルオキシネオデカノエート5.42g(TBPND;脂肪族化合物中75%;半減期t1/2=64℃で1時間)を使用する。開始剤とのモノマー混合物を室温で5分間、攪拌し、次に緩徐に三口フラスコ中の水性装入物に添加する。このフラスコ内容物を200rpmで攪拌することによって混合し、それによってモノマーを水中に懸濁させる。引続き、温度を1時間(1h)で注意深く55℃に上昇させ、4時間維持する。次に、温度を1時間で70℃に上昇させ、4時間維持する。重合のために、温度を80℃に上昇させ、5時間維持する。バッチ量を室温に冷却する。得られたパール状物3回のデカンテーションおよび吸引濾過によって単離する。生成物を吸引濾過器中で5回脱イオン水で洗浄する。約0.2〜2.5mmの直径を有する乳白色に混濁したパール状物を35℃で24時間乾燥箱中で乾燥させた。
【0081】
分析7a):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):250000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:25000g/モル
分散度:10.0
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例7b)
例7a)と同様に行なうが、しかし、シリコーンブロックコポリマーの合成の際に懸濁液中でトルオールの添加を断念する。その代わりに、例7a)の記載と同様のモノマーおよび等量を使用する。
【0082】
分析7b):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):91000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:19000g/モル
分散度:4.8
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例7c)
例7a)と同様に行なうが、しかし、トルオールの代わりにエチルベンゾール26.0gを使用した:
分析7c):固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):200000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:23000g/モル
分散度:8.7
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例7d)
例7a)と同様に行なうが、しかし、スチロール/シリコーンのモノマー混合物=80/20(質量/質量)を使用する。
【0083】
分析7d):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):205000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:24500g/モル
分散度:8.4
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例7e)
例7a)と同様に行なうが、しかし、第三ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート5.12g(TBPEH:98%)、第三ブチルペルオキシピバレート6.7g(TBPPI;脂肪族化合物中75%)および第三ブチルペルオキシネオデカノエート9.0g(TBPND;脂肪族化合物中75%)を使用する。
【0084】
分析7e):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):150000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:20000g/モル
分散度:7.5
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例7f)
例7a)と同様に行なうが、しかし、90℃の最大の重合温度を使用する。55℃で4時間、70℃で4時間、80℃で2時間および90℃で5時間、重合させる。
【0085】
分析7f):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):250000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:25000g/モル
分散度:10.0
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
例7g)
例7a)と同様に行なうが、しかし、ジベンゾイルペルオキシド3.07g(水湿潤された粉末;半減期t1/2=91℃で1時間)、第三アミルペルオキシピバレート4.02g(脂肪族化合物中75%;半減期t1/2=72℃で1時間)およびジ(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカルボネート(脂肪族化合物中75%;半減期t1/2=57℃で1時間)を使用する。
【0086】
分析7g):
固体含量:98%を上廻る
パール状物の平均直径:約1mm
色:乳白色
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):235000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:25000g/モル
分散度:11.0
Tg:−120℃(ポリジメチルシロキサン−ブロック);
+100℃(ポリスチロール−ブロック)
溶液重合:
例8)
撹拌機、配量装置、還流冷却器、温度計、加熱装置(温度制御装置を有する)および窒素供給管を備えた10 lのオートクレーブ中に、トルオール6.39kgを装入する。120rpmで攪拌しながら、次のエダクトを順次添加する:例1からの1,3−ジイソプロペニルベンゾール末端ポリシロキサン668.8g;スチロール2.01kg;インテロックス(Interox)TMCH 50 AL 30.9g(開始剤;1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;脂肪族化合物中50%)。引続き、重合のために110℃に加熱する。3時間後、モノマー変換率約50%の際に改めてTMCH30.9gを添加する。このバッチ量を全部で7時間、110℃で120rpmで攪拌する。後処理のために、それぞれ4回スチロール130gをTMCH14.3gと一緒に添加する(最初に2回全部で30分間、次に2回それぞれ1時間)。後重合のために、6回トルオール60ml中に溶解されたインテロックス(Interox)BCHPC−75−W 14.3g(ジ−(4−第三ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカルボネート)を添加する。重合を行なった後、この溶液(約30%)をコポリマーと一緒に直接に使用する。固体の単離のために、溶液を蒸留する。
【0087】
分析8:
固体含量98%を上廻る
顆粒
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):91000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:11500g/モル
分散度:7.9
例9)
撹拌機、配量装置、還流冷却器、温度計、加熱装置(温度制御装置を有する)および窒素供給管を備えた10 lのオートクレーブ中に、トルオール6.39kgを装入する。120rpmで攪拌しながら、次のエダクトを順次添加する:例3からの有機基によってセグメント化されたシリコーン668.8g;スチロール2.01kg;インテロックス(Interox)TMCH 50 AL 30.9g(開始剤;1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン;脂肪族化合物中50%)。引続き、重合のために110℃に加熱する。3時間後、モノマー変換率約50%の際に改めてTMCH30.9gを添加する。このバッチ量を全部で7時間、110℃で120rpmで攪拌する。後処理のために、それぞれ4回スチロール130gをTMCH14.3gと一緒に添加する(最初に2回全部で30分間、次に2回それぞれ1時間)。後重合のために、6回トルオール60ml中に溶解されたインテロックス(Interox)BCHPC−75−W 14.3g(ジ−(4−第三ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカルボネート)を添加する。重合を行なった後、この溶液(約30%)をコポリマーと一緒に直接に使用する。固体の単離のために、溶液を蒸留する。
【0088】
分析9:
固体含量98%を上廻る
顆粒
分子量M(GPCからの質量平均;溶離剤THF):80000g/モル(ポリスチロール標準に対して)
平均分子量M:7000g/モル
分散度:11.4
使用:被覆:
例10)
例6a〜6gおよび例8からのシリコーンブロックコポリマーをトルオール中に溶解する。PP−フィルム(ポリプロピレン−フィルム)を溶液で被覆し、粘着性をFINAT試験法No.3によりTESA試験用粘着テープA 7475、A 7576およびT 154を用いて測定する。結果は、第1表中に記載されている。
【0089】
【表1】
Figure 2004516350
【0090】
例11)
10)
例7a〜7gおよび例9からのシリコーンブロックコポリマーをトルオール中に溶解する。PP−フィルム(ポリプロピレン−フィルム)を溶液で被覆し、粘着性をFINAT試験法No.3によりTESA試験用粘着テープA 7475、A 7576およびT 154を用いて測定する。結果は、第2表中に記載されている。
【0091】
【表2】
Figure 2004516350
【0092】
使用:押出:
例12)
例5a〜6gおよび例8からのシリコーンブロックコポリマーをフィルム状支持体上に同時押出した。剥離力をシリコーンブロックコポリマー面によって測定した。同時押出したフィルムは、TESA粘着テープと比較して溶液から被覆されたフィルムと比較して同様の値を示した。
【0093】
例13)
例7a〜7gおよび例9からのシリコーンブロックコポリマーをフィルム状支持体上に同時押出した。剥離力をシリコーンブロックコポリマー面によって測定した。同時押出したフィルムは、TESA粘着テープと比較して溶液から被覆されたフィルムと比較して同様の値を示した。

Claims (7)

  1. (A)ポリスチロール、ポリメチルメタクリレート、ポリブチルアクリレート、ポリアクリルニトリル、ビニルコポリマーおよびこれらのポリマーのコポリマーから選択された硬質セグメント−ポリマー成分および
    (B)一般式
    G−[(SiRO)SiR−X−](SiRO)SiR−G (I)
    〔式中、Rは、同一でも異なっていてもよく、基1個につき1〜18個の炭素原子を有するハロゲン置換されていてよい1価の炭化水素基を表わし、
    Xは、式
    Figure 2004516350
    で示される基からなる群から選択された2価の基を表わし、
    Gは、同一でも異なっていてもよく、基(A)−Z−(Si)またはZ′−(Si)を表わし、この場合Zは、式
    Figure 2004516350
    で示される基からなる群から選択された2価の基であり、Z′は、式
    Figure 2004516350
    で示される1価の基であり、
    この場合(A)−は、硬質セグメント−ポリマー成分(A)に対する1個の結合を表わし、(Si)−は、(B)中のケイ素原子に対する1個の結合を表わし、
    但し、式(I)中で最大で1個の基Gは、基Z′−であってもよく、
    mは、1〜1000の整数であり、
    nは、0または1〜20の整数であり、
    但し、nが0でない場合には、nとmとの積は、4≦n・m≦1000である〕で示される軟質セグメント−ポリマー成分を含有する熱可塑性シリコーンブロックコポリマー。
  2. (A)はポリスチロールである、請求項1記載の熱可塑性シリコーンブロックコポリマー。
  3. 式A−B−A〔式中、AおよびBは、請求項1記載の意味を有する〕で示されるものである、請求項1または2記載の熱可塑性シリコーンブロックコポリマー。
  4. 請求項1、2または3記載の熱可塑性シリコーンブロックコポリマーの製造法において、一般式
    Z′−[(SiRO)SiR−X−](SiRO)SiR−Z′ (I′)
    〔式中、R、X、Z′、nおよびmは、請求項1記載の意味を有する〕で示される軟質セグメント−ポリマー(B′)を硬質セグメント−ポリマー成分(A)のモノマーとラジカル開始剤の存在下でラジカル重合で反応させることを特徴とする、請求項1、2または3記載の熱可塑性シリコーンブロックコポリマーの製造法。
  5. 硬質セグメント−ポリマー成分(A)のモノマーとしてスチロールを使用する、請求項4記載の方法。
  6. 粘着性被覆を製造するための請求項1、2または3記載の熱可塑性シリコーンブロックコポリマーの使用。
  7. 粘着性被覆または被膜を製造するための被膜形成性ポリマーとの混合物の請求項1、2または3記載の熱可塑性シリコーンブロックコポリマーの使用。
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