JP2004515957A - データ信号からクロック信号を回復するための位相同期ループ - Google Patents

データ信号からクロック信号を回復するための位相同期ループ Download PDF

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Abstract

本発明は、非線形デジタル位相検出器(DPD)を有する遅延同期ループ(DLL)を備える、データ信号(DS)からクロック信号(CL)を回復するための位相同期ループに関するものである。位相同期ループに組み込まれている遅延ロックループは、非線形位相検出器として機能する。本発明の位相同期ループは、経済的に製造でき、特には、データ通信に使用するのに好適である。

Description

本発明は、データ信号からクロック信号を回復する(Rueckgewinnung)ための位相同期ループに関する。該位相同期ループは、
クロック信号から導出できる信号を供給するための端子に連結している第1入力部と、データ信号を供給するための端子に連結している第2入力部とを有する位相検出器、位相検出器の出力部に接続している積分器(Integrator)、および、制御入力部が、積分器の出力部と接続されており、位相検出器の2つの入力部のうちの1つと出力側で接続している遅延部を備える遅延同期ループ(Verzoegerungsregelschleife)と、
積分器の出力部に接続しているループフィルタと、
出力部にクロック信号を導出できる電圧制御発振器とを備えている。なお、該電圧制御発振器は、ループフィルタの出力部に入力側で接続している。
【0001】
受信したデータ信号(例えば、0と1とのランダムな連続を有する2値信号からのクロック信号)の回復は、データ技術および遠距離通信技術において、主に提起されている問題である。
【0002】
この解決法として、デジタル位相検出器を有する位相同期ループを使用することがあげられる。つまり、該デジタル位相検出器は、局部発振器用の動作信号(Stellsignal)を生成する。この場合において、デジタル位相検出器では、データ信号における各位相角変更(Flankenwechseln)、すなわち論理値0から論理値1へ、およびその逆へ変更される度ごとに、データ信号の位相角が、クロック信号のクロック位相と比較される。この際、位相検出器は、その出力部において、情報「早すぎるクロック」、「遅すぎるクロック」、「正しいクロックまたは位相不明」を生成する。この信号情報によって、局部電圧制御発振器(VCO,Voltage Controlled Oscillator)の出力信号の周波数が再探索され(umgetastet)、データ信号の位相角が復調される。この原則は、例えば、論文「ランダム2値信号からのクロック回復」(”Clock Recovery from Random Binary Signals”, J. D. H. Alexander, Electronics Letters 11巻, No,22 (1975年), 541〜542頁)および 論文「Siバイポーラ位相および8Gb/sまでのクロック抽出用周波数検出器IC」(”Si Bipolar Phase and Frequency Detector IC for Clock Extraction up to 8 Sb/s”, A. Pottbakker, U. Langmann, IEEE Journal of Solid−State Circuits, 27巻, No,12 (1992年), 1747〜1751頁)に記載されている。
【0003】
データ信号からクロック信号を得るために、位相同期ループPLL(Phase Locked Loop)においてデジタル位相検出器を使用することは、回路分野において(schaltungstechnisch)簡単に実現できる。しかし、デジタル的な、あるいは非線形な位相検出器の動作方法は、線形の作用の動作と比較して、位相誤差が起こると、この位相誤差の符号のみを認識する。従って、位相検出器の動作方法が位相誤差の大きさを認識しないことは、伝送システムにとって非常に不利である。その結果、システムの線形の伝送関数、および位相変調用の変調帯域幅を特定することができない。しかし、遠距離通信技術では、遠距離にてデータの伝送を行うという頻繁に提起される問題がある。このデータ伝送の場合には、多数の信号再生器を直列に生成できなくてはならない。そこで、クロック回復のために用いられる回路は、線形的であり、よく定義されている変調帯域幅を備えていることが望ましい。
【0004】
特許明細書DE19842711A1は、データ信号回復およびクロック信号再生成のための回路を開示している。この回路では、デジタル位相検出器を有するクロック回復用PLLの他に、線形アナログ位相検出器を有する第2PLLが備えられている。この第2PLLは、第1PLLの下流側に接続されており、第1段階において生成されたクロックから、出力クロック信号を生成する。しかし、このような回路は、第2電圧制御発振器が必要となる。従って、このことに伴って付加的な費用が必要になる。
【0005】
論文「155MHzクロック回復遅延および位相同期ループ」(”A 155−MHz Clock Recovery Delay− and Phase−Locked Long”, T. H. Lee,J. F. Bulzacchelli, lEEE Journal of Solid−Stete Circuits, Vol. SC−27巻1992年12月, 1736〜1746頁)は、一般的な回路(gattungsgemaesse Schaltung)を開示している。この回路では、遅延同期ループDLL(Delay Lock Loop)は、並列接続した位相同期ループPLLと組み合わせている。これにより、高性能な非常に早いクロック信号の回復と、良好なジッター特性(Jitter−Eigenschaften)とを達成できる。使用する位相検出器は、この場合、複数、例えば、5つの出力値を想定してもよく、これら出力値は、ループ積分器にて、三角形状の信号(Dreieckssignal)を形成するために積分する。
【0006】
ここに記載されている同期ループ(Regelschleife)におけるループフィルタ(Loop Filter)は、関数H=K/sで示され、比例成分を持たない純粋な積分器を備えている(図9参照)。このループフィルタの出力部には、VCO、電圧制御発振器を接続している。このVCOは、高精度の水晶発振器(VCXO)として設計する必要があり、その周波数は、データ率からほんの少しだけ異なっている。発振器周波数とデータ信号のデータ率との間におけるいくつかの差は、制御可能な遅延部も制御するループフィルタの静止状態の調整値(stationaeren Stellwertes)を用いて補正する必要がある。このことにより、遅延同期ループの位相制御領域は、章「C.D/PLLの取得特性」にて説明されているように、制限されている。
【0007】
上記D/PLLの規定は、位相伝送関数(ジッター伝送関数)H(s)の両極を用いて行われる(章B参照)。これら両極は、PLLパラメータKのようなDLLパラメータK、KΦ、によって構成される。しかし、線形の構成部、特に、定義した検出器定数Kを有する線形位相検出器は、この線形関数の正しい規定のために必要である。この位相検出器は、品質的な証明の他に、位相誤差に関する量的な証明もできなくてはならない。
【0008】
本発明の目的は、前節でクレーム化したように、データ信号からクロック信号を回復するための位相同期ループを、線形位相同期ループがさらに簡易化して設計できるように、さらに発展させることである。
【0009】
本発明によれば、その目的は、前提でクレーム化しているように、位相検出器が非線形位相検出器であるように発展させ、データ信号からクロック信号を回復するための位相同期ループによって達成する。
【0010】
クロック信号は、通常、所定の知られている、2値の符号化された0と1との連続(0と1とは通常は交互である)を備えている。
【0011】
これに対し、データ信号は、例えば、会話データ、原稿データ、画像データなど、受信器には事前に知られていない符号化情報を搬送している。従って、より長期間にわたって、周波数帯変換機の使用が、0および1の発生を同じ確率に平均化することができる場合でさえも、例えば、受信器において、データ信号が基礎となっているクロック情報を知る必要はない。従って、データ信号からのクロック信号の回復は、情報および通信技術において、非常に重要である。
【0012】
位相検出器の非線形性またはデジタル性は、特に、位相検出器が、2つの入力信号間の位相誤差が正であるか負であるかという品質的な証明を行うが、位相誤差の大きさについての量的な証明を行わないという特徴を有する。このような位相検出器は、「バングバング検出器(Bang−Bang−Detektor)」とも称される。この位相検出器は、特に、回路技術的に比較的少ないコストで設計できることにより特徴付けられる。
【0013】
この場合、位相検出器の出力部にて、信号を生成してもよい。この信号は、クロック信号の位相角が、データ信号の位相角より先か後か、あるいは位相角と一致しているか、または現在のところ不明であるかに依存している、例えば、3つの値、すなわち速すぎるクロック、正しいクロック、または遅すぎるクロックを想定することができる。出力部におけるこのような信号は、位相差が正符号を有している場合には、正の値を有し、位相差が負符号を有している場合には、負の値を有し、または、位相差がゼロであるか、あるいは現在のところ算出できない場合には、ゼロの値を有する3値信号であってもよい。しかし、出力部の信号は、位相差の大きさについての量的な証明は搬送しない。
【0014】
また、もう一つの方法として、位相検出器の出力部にて、2値信号を生成してもよい。この信号は、位相差が正符号を有しているか負符号を有しているかに応じて、論理値0または論理値1を搬送する。
【0015】
これは、高いパフォーマンスを可能にする、DLLと組み合わせたPLLの長所、およびデジタル位相検出器の簡単な構造と簡単な実施との長所を組み合わせている。この場合、積分器と、デジタル位相検出器と、積分器と、制御できるように設計している遅延部とを有する遅延同期ループDLLは、全体として回路素子を示す。この回路素子は、その電気特性に関して、線形である、アナログ位相検出器に相当している。
【0016】
本原則に基づき、非線形位相検出器は、回路に到着したデータ信号をクロック信号と比較するために用いる。このとき、データ信号またはクロック信号のどちらかを、遅れて位相検出器に供給する。位相検出器は、その出力部に動作信号、例えば、3値動作信号を用意する。この動作信号によって、デジタル位相検出器の下流に接続している積分器が駆動される。積分器の出力部は、DLLを構成するために、遅延部と接続している。この遅延部は、データ信号経路またはクロック信号経路において、デジタル位相検出器の入力側に備えている。この場合、遅延部は、制御された遅延部として構成してもよい。また、この場合、遅延は、積分器の出力部にて生成した信号を用いて制御する。
【0017】
この制御ループは、遅延同期ループDLLを形成している。この場合、クロック位相がデータ位相に復調(nachgefuehrt)するか、またはデータ位相が、非線形的な、非常に速く行われる調整過程において、現在のクロック位相に復調する。デジタル位相検出器の1つの入力部に接続されている遅延部は、線形特性曲線を備えている場合には、積分器の出力部で生成されたDLLからの出力信号は、データ信号位相のクロック位相の差に、線形形式に依存する。
【0018】
位相同期ループにおいて、積分器の出力部で生成される信号は、今度は、積分器の下流に接続されているループフィルタにおいてフィルタ処理され、ループフィルタの下流に接続されている電圧制御発振器を制御する。この場合、ループフィルタは、PLLの帯域幅を規定できる比例成分と、データ信号位相とクロック信号位相との間の残りの制御誤差を、ゼロに、またはできるだけ少なくすることができる積分成分とを備えている。
【0019】
本発明の好ましい一実施形態において、積分器の下流に接続されているループフィルタは、比例的な調整成分を備えている。この比例的な成分は、実際の位相制御に役立つ。しかし、提案された構造では、第2の位相伝送関数を生成するために、ループフィルタは、遅延ループを使用するよりもむしろ、積分成分を備えている。この積分成分は、伝送関数の第2極を導入する。この場合において、積分器(Integrierer)の積分定数(Integrationskonstante)は、わずかに小さい。このとき、遅延同期ループの時間経過は、常にわずかに小さいので、位相検出器は、線形特性(linieares Verhalten)を有する必要はない。したがって、より簡単な非線形位相検出器を使用できる。
【0020】
上記構造の場合、位相伝送関数の両極は、このための位相検出器の定義出力値あるいは線形の出力値を必要とすることなく、位相同期ループのパラメータを用いて規定することができる。
【0021】
本発明の好ましい一実施形態に係る位相伝送関数は、
【0022】
【数1】
Figure 2004515957
【0023】
となる。ただし、Fは、ループフィルタの伝送関数、Kτは、遅延部の転換崚度(Konversionssteilheit)(位相/電圧)、Kοは、電圧制御発振器の転換崚度(回路周波数/電圧)Kは、位相検出器定数(電圧/位相)、sは、複素数の回路周波数、Tは、積分器の積分時間定数である。
【0024】
わずかに小さいと想定される積分時間定数Kとすると、位相伝送関数H(s)は、
【0025】
【数2】
Figure 2004515957
【0026】
となり、この中には、従来のPLLの移送伝送関数Hklassisch(s)
【0027】
【数3】
Figure 2004515957
【0028】
と比較して、検出器定数Kは生じていない。
【0029】
従来のPLL理論のように、上記構造のH(s)は、伝送関数Fが、第1次数の割り算される有理数の関数である場合、すなわち積分成分を備えている場合には、2次数である。提案された構造では、位相検出器は非線形であるが、規定のために、非線形のまたはバングバング位相検出器によって定義されないKを、式1/Kτおよび第2項の調整ループによって、線形システムとして規定する。
【0030】
積分成分を有するループフィルタの他の長所は、データ信号のデータ率とVCO周波数との差が、積分成分によって調整されることである。この調節過程の終了後、遅延同期ループは、周波数の差がなくなるように、その同じ駆動範囲で動作されることができる。さらに、高精度水晶発振器は不要である。その上、広範囲において調整可能な電圧制御発振器VCOも使用できる。このことは、ギガヘルツ範囲の高いデータ率において特に意味がある。なぜなら、このような高周波数のために、水晶発振器を実現できないからである。
【0031】
本発明における、他の好ましい実施形態では、遅延部が、データ信号供給用端子と、位相検出器の第2入力部との間に接続されている。データ経路における遅延部の構造は、紹介された原則の1つの可能な形態であって、これにより特に簡単な回路構成が可能である。
【0032】
データ経路に遅延部が配置されている好ましい一実施形態では、遅延部が、それを制御するために、積分器の出力部に接続されている。
【0033】
本発明の他の実施形態では、遅延部が、電圧制御発振器の出力部と、位相検出器の第1入力部との間に接続されている。この場合、遅延部は、回路のクロック経路に配置されている。
【0034】
さらに他の好ましい本発明の実施形態では、遅延部が、クロック経路に配置されると、それを制御するために、積分器の出力部と接続されている。
【0035】
クロック経路に遅延部を配置する場合の他の好ましい実施形態では、クロック出力信号を供給するために、さらなる遅延部が出力部と接続されている。このとき、さらなる遅延部の遅延時間が、クロック経路にある遅延部における、遅延時間の調整領域の下限よりも小さいことが有利である。
【0036】
他の好ましい実施形態では、クロック経路に遅延部を配置する場合には、データ信号位相を発振器に導出できる信号の位相角と適合させるために、少なくとも1つの適合遅延部を有する適合カスケード回路が、位相検出器および積分器に備えられている。このことにより、ジッターに関する許容範囲を、高速遅延同期ループによって設定される限界まで広げることができる。
【0037】
本発明のさらに好ましい実施形態では、積分器が、ローパスフィルタとして形成されている。
【0038】
さらなる本発明の詳細を従属請求項に示す。
【0039】
本発明を、以下に図を参照して複数の実施例について詳しく説明する。
図1は、データ経路に制御可能な遅延部を有する、本発明の第1実施例のブロック図である。
図2は、クロック経路に制御可能な、本発明の第2実施例のブロック図である。
図3は、図2のクロック信号の信号波形(Signalverlaeufe)を示す図である。
図4は、図2に示された適合カスケード回路を有する、位相同期ループの発展形を示す。
【0040】
図1は、データ信号DSからクロック信号CLを回復するための位相同期ループを示す。信号入力部Sと制御入力部Sとを有する電圧制御遅延部VZSを介して、データ信号DSは、遅延されたデータ信号DSに変換され、デジタル位相検出器DPDへ、そのプラス入力部Pから供給される。クロック信号CLは、デジタル位相検出器のMで示す他のマイナス入力部に供給される。デジタル位相検出器DPDの出力部に、動作電圧(Stellspannung)UBを導出できる。この動作電圧UBは、入力信号間の位相角の関数として、電圧値を相互に用意する。この際、動作電圧UBは、3値電圧である。この3値電圧を、例えば、データ信号DSの位相角が、クロック信号CLの位相角に関して早すぎる場合には正の電圧値とし、位相角が遅すぎる場合には負の値とし、位相角が相互に一致しているか、あるいはデータ信号から情報が得られなかった場合には、データ信号DSにおいて位相角変更は行われないので、0とする。デジタルもしくは非線形の位相検出器DPDの出力部に、時間定数Tを有する積分器IRが接続されている。この場合、この時間定数Tは、データ信号DSのいくつかのデータビットを平滑化される度に、平均電圧UDが、積分器IRの出力部で生成されるように設定されている。平均電圧UDは、遅延回路VZSの制御入力部STに平均電圧UDを供給することにより、電圧制御遅延部VZSを制御するために用いられる。動作電圧UBの上記の例としての定義によって、平均電圧UDは、その平均電圧UDの電圧増加に伴ってその遅延時間が増加するように、遅延部VZSに動作する。これにより、データ信号DSの先行位相は、ますます遅延する。その結果、この先行は補正される。デジタル位相検出器、積分器、および制御可能な遅延部VZSを備えた回路は、遅延同期ループDLLを構成している。この場合、遅延されたデータ信号DSの位相角は、ここでは非常に急速に行われる非線形の調整過程において、クロック信号CLの位相に復調する。この場合、積分器IRの出力部で生成される平均電圧UDは、データ信号DSの位相とクロック信号CLの位相角との差に依存する。このとき、電圧制御遅延部VZSの特性曲線が線形ならば、データ信号DSの位相角の変動は、クロック信号CLの位相角に対して、平均電圧UDに線形的に転換される。
【0041】
積分器IRの出力部には、さらにループフィルタLFが接続されており、このループフィルタLFの出力部には、電圧制御発振器VCOが接続されている。その結果、位相同期ループでは、平均電圧UDによって、電圧制御発振器VCOの出力部に導出できる信号の周波数が調整されている。このとき、電圧制御発振器VCOの出力信号は、ちょうどクロック信号CLである。このクロック信号CLは、デジタル位相検出器DPDの第1入力部に供給される。ループフィルタLFは、比例成分と積分成分とを有する伝送関数F(s)を備えている。このとき、比例的な調整成分(Regleranteil)により、位相同期ループの帯域幅を調整できる。さらに、比例および積分成分は、クロック信号CLの位相角と、データ信号DSの位相角との間の残りの制御誤差が、ゼロになるようにも規定できる。
【0042】
遅延同期ループDLLの整定時間(Einschwingszeit)は、高レベルの位相同期ループの整定時間よりも小さいように設定できる。積分器IRの積分時間定数Tを同じく小さく選択できる。一方、積分時間定数Tが非常に大きく選択されている場合は、平均電圧UDが、高レベルの位相同期ループの制御過程を特定せずに、データ信号のいくつかの持続期間に渡って平滑化される。
【0043】
その結果、本実施例では、非線形デジタル位相検出器DPDが、クロック信号CLとデータ信号DSとからの位相角の、現在の調整差の範囲(Mass)として、遅延同期ループDLLの積分器IRの出力部にて生成された線形のアナログ信号とともに、遅延同期ループDLLに配置されている。このようなデジタル位相検出器DPDは、特に簡単に実現できる。この場合、ループフィルタLFは、比例成分と積分成分とを備えるフィルタである。その結果、クロック位相は、残りの制御誤差なく、データ信号の位相角に復調する。
【0044】
図2は、データ信号DSからクロック信号CLを回復するための位相同期ループの他の実施形態のブロック図を示す。ここでは、電圧制御遅延部VZSは、図1に基づく位相同期ループとは違い、データ経路ではなく、クロック経路に配置されている。さらに、データ信号DSは、デジタル位相検出器DPDに、その入力部、すなわちプラス入力部Pから直接供給される。そして、電圧制御遅延部VZSは、デジタル位相検出器DPDに供給できるクロック信号CLを、時間遅延TDだけ遅延させる。その結果、遅延されたクロック信号CL1は、デジタル位相検出器DPDに供給される。第1実施形態のように、平均電圧UDを用いて、時間遅延TDが、電圧制御遅延部VZSの制御入力部STにおいて制御される。さらに、平均電圧UDは、その出力部において電圧制御発振器VCOの出力部でクロック信号CLが生成される電圧制御発振器VCOを、ループフィルタLFを介して駆動する。電圧制御発振器VCOの出力部に接続されており、時間遅延τを有するさらなる遅延部VZは、クロック出力信号CLを生成する。このクロック出力信号CLは、デジタル位相検出器DPDから導出されるデータ出力信号D0と対応している。デジタル位相検出器DPDおよび積分器IRは、検出器ユニットDUを形成するために組み合わされている。
【0045】
図1に示すように、動作電圧は、3値信号であり、その電圧値は、情報すなわち早すぎるクロック、正しいクロックまたは遅すぎるクロックを搬送している。この際、平均電圧UBは、遅延されたクロック信号CL1の位相角に対して相対的なデータ信号DSの位相角に依存している。平均電圧DUは、平滑化された動作電圧UBに対応している。この動作電圧UBは、データ信号DSのいくつかのデータビットを超えて、一定、またはほぼ一定である平均電圧UDは、電圧制御遅延部VZSの時間遅延TDを設定するために用いられる。デジタル位相検出器DPD、積分器IR、および電圧制御遅延部BZSを備える、図2に基づく遅延ループDLLは、遅延されたクロック信号CL1の位相を、非線形の方法によって復調して、データ信号DSの位相角に非常に早く復調する。これに対して、データ位相におけるゆっくりした変動は、線形特性を有する電圧制御遅延部VZSを保持しつつ、平均電圧UDへと一時的に転換する。そして、位相検出器DPDの非線形特性を削除する。なぜなら、デジタル位相検出器によって認識される位相差は、遅延同期ループDLLにおいて、非常に迅速に0に調整されるからである。
【0046】
遅延同期ループDLLによって、積分器IRの出力部にて生成され、クロック信号CL1と比べてデータ信号DSの位相変動に対して比例関係にある平均電圧信号UDは、ループフィルタLFを介して、電圧制御発振器VCOを駆動する。
【0047】
図1の位相同期ループと比べて、図2の位相同期ループは、クロック経路に挿入される電圧制御遅延部VZSが、データ経路に配置されているものよりも簡単な回路として生成できるが有利である。
【0048】
図3は、図2のクロック信号のクロック信号波形を示す。この図は、電圧制御発振器VCOの出力部に導出できるクロック信号CL、クロック出力信号CL、および電圧制御遅延部VZSによって、遅延時間TDだけ遅延する遅延クロック信号CL1を示す。また、クロック出力信号CLの、クロック信号CLに対する時間遅延を、τで示す。遅延時間TDは、区間境界線TMINからTMAXまでの区間である限定した範囲にて調整できる。なお、区間境界線TMIN,TMAXは、以下の関係が成り立つ:最小遅延時間TMINは、他の遅延部VZの遅延時間τよりも大きくなければならない。また、TMAXは、遅延時間τと、発振器信号TPの持続期間との合計よりも小さくなければならない。有意な設定および一時保持時間を有するフリップフロップを、回路構成として使用するならば、これらの設定および一時保持時間は、遅延時間TDの区間境界線に対する条件設定の場合を考慮しなければならない。
【0049】
図4は、図2の検出ユニットDUに接続可能な適合カスケード回路を示す。この場合における、該適合カスケードは、複数の遅延部T〜T、および、τ〜τを備えており、これら遅延部によって、データ信号DSの位相角は、発振器VCOの出力部で、クロック信号CLの位相角に連続的に適合させることができる。この場合、一方では、定まった遅延時間τ〜τを有する遅延部が備えられ、他方では、可変の遅延時間T〜Tを有する遅延部が備えられている。なお、この場合、参照番号τ(k=1...n)およびT(k=1...n)は、対応部材を表すのと同時に、各部材の遅延時間も表している。
【0050】
適合カスケード回路が誤り無く作動するように、条件τk−1+T≧τを満たす必要がある。その結果、k番目のフリップフロップは、従来のシフトレジスタの場合のように、(k−1)番目のフリップフロップより前、または(k−1)番目のフリップフロップと共に作動誘発される。従って、遅延部の最小遅延時間は、Tkmin>=τ−τk−1が当てはまる。遅延部の最大遅延時間は、TMAX=TP+τ−τk−1である。データの間隔を全て使用する場合は、TMAX=TP+TMINとなる。このことから、遅延部Tの遅延時間は、最大で、例えば、Tkmin〜Tkmin+TPに及ぶ持続期間TPでもよい。そのうえ、ジッターに関する位相同期ループの許容は、n段階のカスケード変化に対して、2πのn倍に拡大する。しかし、この場合、遅延部τ〜τに接続されているフリップフロップFF1〜FFnの設定および停止時間は、考慮されないままである。制御可能な遅延時間T〜Tを有する図4の遅延部は、図2の制御可能な遅延部VZSの代わりである。平均電圧UDは、図4の全ての制御可能な遅延部T〜Tの遅延時間を制御する。図2の発信機VCOの出力部は、制御されている遅延部Tと、制御されていない遅延部τとの双方の入力部に接続されている。遅延されたクロック信号CL1が用意されている、制御された遅延部Tの出力部は、検出器ユニットDUにあるデジタル位相検出器DPDと接続されている。また、制御されている遅延部T〜Tは、直列に接続されている。各制御されていない遅延部τの出力部には、フリップフロップFFK(k=1...n)のクロック入力部Cが接続されている。フリップフロップFFKは、相互連続して接続されており、この場合、第1フリップフロップFF1のデータ入力部Dは、検出器ユニットDUのデータ出力部DOに接続されており、n番目のフリップフロップFFnのデータ出力部Qに、データ出力信号Dを生成され得る。
【0051】
また、図4に基づく適合カスケード回路によって、デジタル位相検出器DPDの出力部におけるデータ出力信号は、遅延同期ループDLLの速度に応じて、設定したPLL帯域幅を越える周波数を有する入力部データ信号DSの主要な位相変調を復調できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
データ経路に制御可能な遅延部を有する、本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】
クロック経路にて制御可能な本発明の第2実施例のブロック図である。
【図3】
図2のクロック信号の信号波形を示す図である。
【図4】
図2に示された適合カスケード回路を有する、位相同期ループの発展形を示す。
【符号の説明】
C クロック入力部
CL クロック信号
CL1 クロック信号から導出される信号
CL クロック出力信号
D データ入力部
D0 データ出力信号
DPD デジタル位相検出器
DS データ信号
DS 遅延されたデータ信号
DU 検出器ユニット
FF1 フリップフロップ
FF2 フリップフロップ
FFn フリップフロップ
F(s) 伝送関数
IR 積分器
LF ループフィルタ
M マイナス入力部
P プラス入力部
Q 出力部
S 信号入力部
ST 制御入力部
T 積分時間定数
TD 遅延時間
τ 遅延時間
MAX 最大遅延時間
MIN 最小遅延時間
TP 持続期間
τ 遅延部
τ 遅延部
τ 遅延部
遅延部
遅延部
遅延部
UB 動作電圧
UC 制御電圧
UD 平均電圧
VCO 電圧制御発信機
VZ 遅延部
VZS 電圧制御遅延部

Claims (12)

  1. データ信号(DS)からクロック信号(CL)を回復するための位相同期ループであって、
    クロック信号(CL)から導出できる信号(CL1)を供給するための端子に連結されている第1入力部(M)、およびデータ信号(DS)を供給するための端子に連結されている第2入力部(P)を有する位相検出器(DPD)、位相検出器(DPD)の出力部に接続されている積分器(IR)、ならびに制御入力部(ST)が、積分器(IR)の出力部と接続されており、位相検出器(DPD)の2つの入力部のうちの1つと出力側にて接続されている遅延部(VZS)を備える遅延同期ループ(DLL)と、
    積分器(IR)の出力部に接続されているループフィルタ(LF)と、
    ループフィルタ(LF)の出力部と入力側で接続されており、該出力部にてクロック信号(CL)を導出できる電圧制御発振器(VCO)とを備えており、
    位相検出器(DPD)が、非線形位相検出器であることを特徴とする位相同期ループ。
  2. 上記非線形位相検出器(DPD)は、それぞれクロック信号の位相がデータ信号の位相より先行している第1状態、クロック信号の位相がデータ信号の位相より遅い第2状態、および位相状態が一致している、または現在のところ不明である第3状態を含んでいる3つの状態のみから1つを仮定することができる信号を、上記出力部で生成することを特徴とする請求項1に記載の位相同期ループ。
  3. 上記非線形位相検出器(DPD)は、その出力部で2値信号を生成することを特徴とする請求項1に記載の位相同期ループ。
  4. 上記ループのフィルタ(LF)は、比例の調整成分と積分の調整成分とを備えていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の位相同期ループ。
  5. 上記遅延部(VZS)は、データ信号(DS)を供給するための端子と、位相検出器(DPD)の第2入力部との間に接続されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の位相同期ループ。
  6. 上記遅延部(VZS)を制御するために、遅延部(VZS)が、積分器(IR)の出力部に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の位相同期ループ。
  7. 上記遅延部(VZS)は、電圧制御発振器(VCO)の出力部と、位相検出器(DPD)の第1入力部との間にて接続されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の位相同期ループ。
  8. 上記遅延部(VZS)を制御するために、遅延部(VZS)が、積分器(IR)の出力部に接続されていることを特徴とする請求項7に記載の位相同期ループ。
  9. 他の遅延部(VZ)は、クロック出力信号(CL)を与えるために、発振器(VCO)の出力部に接続されていることを特徴とする請求項8に記載の位相同期ループ。
  10. 適合カスケード回路を備えており、
    該適合カスケード回路は、デジタル位相検出器(DPD)と、積分器(IR)とに接続しており、データ出力信号(D0)の位相角に適合するように、少なくとも1つのほかの制御されている遅延部(T)を有することを特徴とする請求項7〜9のうちいずれか1項に記載の位相同期ループ。
  11. 上記積分器(IR)は、ローパスフィルタとして構成されていることを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1項に記載の位相同期ループ。
  12. 他の遅延部(VZ)の遅延時間(τ)は、制御されている遅延部(VZS)の調整可能な遅延時間(TD)の下限よりも短いことを特徴とする請求項9に記載の位相同期ループ。
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