JP2004514843A - パイプを補強するためのライナーとその製造方法 - Google Patents

パイプを補強するためのライナーとその製造方法 Download PDF

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ルノー クロード エム ジ ジェ エル
アードルフ ゲオルグ
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オウェンス コーニング コンポジッツ エスピーアールエル
オウェンス コーニング ファイバーグラス エスパーナ ソシエダッド アノニマ
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Abstract

補強ライナー、及びライナーの製造方法を開示する。ライナーは、第1及び第2支持層(110,120)を有するファブリック(100)材料を含む。各層は、強化繊維(112,122)を含む。第1及び第2支持層は、異なる方向に配向され、それらの方向にライナーを支持する。ライナーは、第1及び第2支持層を互いに結合するのに使用されるステッチング材料(130)を含む。ステッチング材料は、好ましくは、弾性糸である。支持層のうちの一方は、互いに平行に配向される長いチョップトストランドを含む。長いチョップトストランドは、それらが完成補強ライナーの周囲方向にあるように差し向けられる。長いチョップトストランドを、ファブリックの幅の部分に沿って連続的に或いは単にファブリックの幅の部分に沿ってのみ分配することができる。ライナーを製造する開示される方法は、ライナーを作ることができる択一的な加工方法を含む。ファブリックは、連続ロール(160)の形態で製造される。ある方法は、ロールを固定マンドレル(42)のまわりにらせん状に巻き付けることを含む。他の方法は、いくつかのロールをマンドレルのまわりに円周方向に取り付けることを含む。ロールは、各ロールからのファブリックのストリップが、マンドレルに連続ライナー面を作る隣接したファブリックのストリップの部分に重なるように取り付けられる。

Description

【0001】
(発明の技術分野)
本発明は、地中配管設備を修復するためのライナーに関し、特に、このような修復のために強度及び剛性を改善した伸縮性ファブリックに関する。この発明は、例えば、伸縮性ファブリックの製造方法にも関する。本発明は、損傷した及び又は劣化した配管設備の修理及び修復に有用である。
【0002】
(発明の背景)
地中配管設備は、液体及び気体を家庭及び事業に輸送するのに不可欠である。下水、水、ガス及び他の用途の設備は、典型的には、これらの配管設備を使用する。このような配管設備は、数フィート地下に設置されており、配管設備へのアクセスは制限される。
【0003】
地中配管は、繰り返し荷重、早期の磨耗、腐食、間隙、周囲の基礎又は地球運動を経験する。これらの要素は、パイプの全体的な劣化の一因となる。しばしばパイプは、修理を必要とする損傷した領域又は弱まった領域を発生させる。
【0004】
地中配管設備によって提供されるサービスを維持するために、どんなクラック又は漏れをもすばやく見つけて、修理しなければならない。このような修理は、一般的には、長い長さのパイプの取り替えを要する、というのは、パイプの直径により、人のアクセスが安全な状態でできないので、溶接、パッチング等によるパイプの小さな部分の修理が、通常、不満足であり、且つ難しく、或いは不可能ですらあるからである。地中パイプの場合、パイプの取り替えは、難しく、高価で、時間がかかる。
【0005】
地中パイプの修理に対する解決策は、パイプが依然として適所にあるうちにパイプを修理することにある。現場でのパイプ修理方法が開発された。ある方法は、可撓性補強ライナーを損傷したパイプの中に挿入することを含む。ライナーは、典型的には、損傷したパイプの内径とほぼ同じ外径を有する。ライナーを、それが損傷したパイプの内壁にしっかりと圧接するように加圧する。次いで、拡張したライナーを硬化して、新たな、かたいライニング又は表面をもとのパイプ内に形成する。
【0006】
何種類かの補強物又は補強ライナーがある。あるライナーは、ポリエステル材料で作られる。別のライナーは、合成樹脂を含浸させた繊維を利用する。変形例として、繊維マットが、ライナー用の材料として使用される。ある補強ライナーは、ガラス繊維が良好な伸び抵抗を依然としてもちながら、高い強度と剛性を有することから、支持及び強度のためのガラス繊維を含む。
【0007】
あるライナーは、それらが設置された後、硬化される。これらのライナーは、「適所硬化(CIPP)」ライナーと呼ばれる。適所硬化ライナーの樹脂は、硬化した後、ガラス強化繊維又は他の強化繊維に結合又は接着する。樹脂と繊維との間の接着により、軸線方向又は半径方向の荷重が硬化ライナーに付与されるとき、樹脂は伸びにもっと抵抗するようになる。こうして、硬化樹脂は、樹脂とガラス繊維との間の接着が壊されないかぎり、繊維によって強化される。
【0008】
ライナーは、典型的には、水又は他の腐食材料に絶えずさらされる環境に設置される。特に、下水配管は、嫌気性細菌の存在により、硫化水素を発生させ、この硫化水素は、酸化によって下水に希硫酸を発生させる。これらのライナーはまた、変化する温度及び流れ状態にさらされる。
【0009】
パイプの内側に挿入されたライナーは、硬化前、それ自身をホストパイプの直径まで伸び、調節するのに良好な可撓性を有するべきであり、硬化後、ホストパイプが要求される構造の一体性を失った場合、地盤沈下又は地盤移動に抵抗するのに良好な強度特性及び適切な剛性を有していなければならない。
【0010】
いくつかの異なる材料を、パイプを補強するライナーとして使用することができる。周知の強化材料の例が、Makelaらの米国特許第5,535,786号(「Makela」)に開示されている。Makelaは、流れ導管を補強するための材料を開示している。材料は、互いに結合されるメリヤスファブリック5及びフェルト層6を含む。樹脂をファブリック5及び層6に含浸させることができる。Makelaの図5に示すように、ファブリック5は、半径方向の強度のために管の周囲方向に延びるフィラメント3を含む。ファブリック5はまた、ループ2が形成される糸1を含む。ファブリック5は、強化フィラメントがループ2の中を互いに平行な関係をなして延びるインターロック又は二重編み型のファブリックである。
【0011】
補強ライナーの他の例が、Catalloの米国特許第5,868,169号(「Catallo」)に示されている。Catalloは、パイプを修復するための管状ライニングホースを開示している。ライニングホース1は、樹脂吸収材料2,4の層と、強化繊維層3と、外側被覆層5と、を含む。
【0012】
Catalloは、ライニングホースのいくつかの実施形態を開示している。Catalloの図1に示すように、強化繊維層3は、長手方向繊維31と、半径方向繊維32と、を含む。第2実施形態は、図2に示されているが、繊維32よりも大きな距離だけ分離される間隔を隔てた半径方向繊維34を含む。図3では、層3の繊維は、交差らせんパターンで配向されている。最後に、図4では、層3が、クロスハッチされたステッチング42によって互いに保持された無秩序配向の繊維40を含む。無秩序配向の繊維40は、チョップトストランドマットを形成する。
【0013】
補強ライニングの他の例が、タカダの米国特許第3,996,967号(「タカダ」)に示されている。タカダは、その図1に示すように、長手方向に延びた繊維1と、周囲繊維2と、を含む強化マトリックスを開示している。繊維1が、低伸び特性を有するガラス繊維である。周囲繊維2は、高い非回復伸びを有し、そして無伸縮ポリエステルでもよい。繊維2は、ライニングが設置されると、ライニングの形状を保持するように回復しない。
【0014】
異なる用途に適応するように可撓である経済的な強化材料の必要性が存在する。同様に、フープ引張り及び曲げ強度並びにフープ曲げ剛性をもたらすと共にホストパイプの内径に嵌まるように円周方向に伸びる補強ライナーの必要性が存在する。
【0015】
(発明の概要)
従来技術の欠点は、開示された補強ライナー、及びそのライナーを製造する方法によって解消される。ライナーは、第1層及び第2層を有するファブリック材料を含む。各層は強化繊維を含む。第1及び第2支持層は、異なる方向に配向され、それらの方向にライナーを支持する。
【0016】
ライナーは、第1及び第2支持層を互いに結合するのに使用されるステッチング材料を含む。ステッチング材料は、好ましくは、弾性糸である。
【0017】
支持層のうちの一方は、互いに平行に配向される長いチョップトストランドを含む。長いチョップトストランドは、それらが完成補強ライナーの周囲方向にあるように差し向けられる。長いチョップトファイバーを、ファブリックの幅の部分に沿って連続的に或いは単にファブリックの幅の部分に沿ってのみ分配することができる。
【0018】
ライナーを製造する開示される方法は、ライナーを作ることができる択一的な加工方法を含む。ファブリックは、連続ロールの形態で製造される。1つの方法は、ロールを、固定されたマンドレルのまわりにらせん状に巻き付けることを含む。他の方法は、いくつかのロールをマンドレルのまわりに円周方向に取り付けることを含む。ロールは、各ロールからのファブリックのストリップが、マンドレルに連続ライナー面を作る隣接したファブリックのストリップの部分に重なるように取り付けられる。
【0019】
(発明の詳細な説明及び好ましい実施形態)
在来の配管設備を図1A及び図1Bに示す。配管設備10は地中に設置される。配管設備10は、パイプ12及びいくつかの開口16を含む。開口16は、配管設備10の長さに沿う周期的な位置でパイプへのアクセスを可能にするように寸法決めされている。
【0020】
パイプ12は損傷領域14を含む。損傷領域14は、クラック又は、弱まった或いは薄くなった領域を含む。パイプ12は、典型的には、弱まった或いは薄くなった領域でたるむ。
【0021】
パイプ12は、周囲環境状態、配管設備内の摩耗又は腐食材料、外部荷重、間隙率、及び成長根を含む、種々の力によって損傷を受けることがある。パイプ12は、配管設備の有用性及び機能を確保するために好ましく修理又は修復される。
【0022】
配管設備を修理することができる1つの方法は、補強ライナーをパイプ12の損傷領域に挿入することにある。補強ライナーは、典型的には、パイプのたるみを防止し、且つパイプのいかなるクラックをも覆ってシールするために半径方向の支持を行う。
【0023】
補強ライナーは、典型的には、ライナーの長手方向軸線と垂直である周囲方向に配向されている一連の補強部材を含む。これらの補強部材は、ライナーの円周のまわりに配置され、ライナーが硬化し、凝固した後、ライナーに半径方向の強度及び剛性を与える。補強部材は、典型的には、ガラス繊維のようなフィラメント要素である。
【0024】
補強ライナーはまた、長手方向の支持を行う。ライナーは、長手方向軸線に沿って配向された補強部材を含むことができる。これらの補強部材は、典型的には、ガラス繊維のようなフィラメント要素である。
【0025】
補強ライナーは、硬化前、半径方向に可撓であり、硬化後、剛性をもたらすべきである。半径方向の可撓性により、補強ライナーを半径方向に拡張させて、損傷したパイプの内壁に圧接させる。パイプの損傷領域は異なる断面形状と輪郭を有していてもよい。したがって、補強ライナーは、ライナーが位置決めされて硬化するとき、長さに沿って連続的な内径及び外径を有していなくてもよい。
【0026】
ガラス繊維は、比較的低い伸び特性を有する。したがって、連続ガラス繊維をライナーの半径方向に配向させた補強ライナーは、半径方向に延びる能力が制限されている。
【0027】
本発明は、たて、よこ、又は両方向に伸縮できる補強繊維の製造に関する。ファブリックは、ホース形状に変形後、ホストパイプへの挿入が容易であり、損傷したパイプの直径と一致するように膨張が容易である。
【0028】
本発明の原理を具体化するライナーが、連続繊維をライナーの長さに沿って配向させ、不連続繊維をライナーの長さとほぼ垂直に配向させたファブリックを含む。異なる繊維は互いに結合されて、ファブリックを形成する。不連続繊維は、ライナーの半径方向又は周囲方向に可撓性とフープ強度をもたらす。ライナーは、ファブリックのストリップを重ね合わせることによって形成される。ストリップは、らせん巻きストリップでもよいし、円周方向巻きストリップでもよいし、或いは長手方向のストリップであってもよい。
【0029】
これらの一般的な原理を確認したので、現在好ましい実施形態においてこれらの原理の選択された実行を以下に記載する。
【0030】
本発明の原理を具体化する、パイプのような管状部材を補強するためのライナーを図2ないし図18に図示する。図2ないし図4に示すように、ファブリック100は、第1支持層110及び第2支持層120を含む。支持層110,120は、ステッチング要素130によって互いに結合される。
【0031】
ファブリック100は、材料の連続ストリップとして形成される。支持層110,120の異なる配向を図2及び図3に図示し、これらの図ではファブリックの幅を、連続形態のファブリックの配向に応じて「W」で図示する。
【0032】
第1支持層110は、ほぼ同じ方向に延びるフィラメント要素又は繊維112を含む。繊維112は、完成補強ライナーの長手方向を表す矢印「L」の方向に延びる。したがって、繊維112がライナーにその方向に強度を与える。ファブリック加工工程に応じて、繊維112は、図2に示すように、ファブリックのいずれかの側又は両側で幅に細断され又は切断される連続繊維であってもよいし、或いはファブリックのいずれかの側又は両側で単純に曲げられ、そして折りたたまれてもよい。変形例として、繊維112はファブリックの長さに沿って連続的で、図3に示すように、ファブリック幅にわたって配置されてもよい。
【0033】
第2支持層120は、フィラメント要素を含み、又は繊維122は、互いにほぼ同じ方向に配置される。図2に示すように、繊維122は、繊維112とほぼ垂直な方向に延びる。
【0034】
好ましくは、繊維112,122は、E型又はECR型のガラス繊維のようなガラス繊維である。変形例として、繊維は、S−2型のガラス繊維、パルプ繊維、綿、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、アラミド及び炭素繊維を含んでもよい。
【0035】
繊維122は長いチョップトファイバーであり、図2に示すように、ほぼ平行な線に分配される。完成補強ライナーでは、繊維122は、好ましくは、ライナーの円周又は周囲方向に延び、このことは、図2及び図3に矢印「P」で図示されている。繊維第1層110及び第2層120の配向は、補強ライナーを半径方向及び円周方向で支持するクロスハッチングパターンを生成する。
【0036】
支持層110,120は、図4に示すように、ステッチング要素130によって互いに結合される。ステッチング要素130は、層110,120を一緒に取り付けるために層110,120に縫い付けられ、或いは織り込まれる。
【0037】
ステッチング要素130は、ファブリック100の伸縮及び柔軟性を高めるために可撓である。好ましくは、要素130は、弾性又はゴムタイプの材料で作られる。変形例として、要素130は、非伸縮ポリエステル糸であってもよいし、伸縮させることができる他の材料であってもよい。
【0038】
ファブリックはまた、エネルギーの付与によって硬化する樹脂材料を含む。樹脂材料は、巻いて管にする前に、ガラス繊維に付与されてもよい。変形例として、管そのものにすべて一度に樹脂材料を含浸させてもよい。樹脂材料は、硬化し、繊維と結合して、ライナーに強度を与える。樹脂材料は、好ましくは、改質又は非改質不飽和ポリエステル樹脂又はビニルエステル樹脂である。しかしながら、樹脂材料は、熱硬化エポキシ樹脂であってもよい。
【0039】
変形実施形態では、ファブリック100は、図5に示すように第3支持層140を含んでもよい。好ましくは、層140は、無秩序に配向され、且つマットの形態に配列される一層のチョップトファイバーである。層140は、前述のように、ステッチング要素130によって第1層110及び第2層120に結合されている。層140は、層120のどちらの側にあってもよい。層140はまた、層110と層120との間に位置決めされてもよい。
【0040】
本発明の原理を具体化するファブリックの変形実施形態を図6及び図7に示す。第2支持層120は、ファブリックの幅全体にわたって分配されてもよいし、或いは幅「W」の一部分にわたって分配されてもよい。
【0041】
図6では、第2支持層120の繊維122は、ファブリック102の幅の一部分にわたって分配されている。特に、繊維122は、ファブリックの幅のほぼ半分にわたって分配されている。
【0042】
以下により詳細に記載するように、繊維122の分配は、完成補強ライナーにおける繊維122の位置を決定する。ライナーが製造されるとき、ファブリックの連続層が重なり合う。したがって、繊維122を、それらがライナーの周囲に沿ったライナーの外面上にあるように配置することができる。
【0043】
補強ライナー用のファブリックの他の変形実施形態を図7に示す。前に記載した実施形態と同様に、第2支持層120の繊維122は、ファブリック104の幅の一部分にわたって分配されている。
【0044】
この実施形態の繊維の分配の説明及び理解を簡単にするために、ファブリック104は、3つの部分、すなわち、側部分150,152及び中間部分154に分割される。繊維122は、図示されているように側部分150,152の各々にほぼ平行な線に分配される。この分配の重要性は、以下のライナーの製造の説明に関して明らかである。
【0045】
一般的には、中間部分154の厚さは、繊維122を含む側部分150,152の厚さよりも小さい。厚さの違いを補償するために、中間部分154は、無秩序に配向されたチョップトガラス繊維及び又は充填材を含む。充填材156は、ファブリックに埋め込まれ、支持層によって適所に保持される。充填材156は、中間部分154の厚さを増すために中間部分154に含まれる。
【0046】
種々の材料を充填材156として使用することができる。ある例は、樹脂、炭酸カルシウム、必ずしも溶融させる必要のないガラスビーズ又はバブル、EXPANCEL(登録商標)(スウェーデンKemanord ABによって提供される)によって供給されるように膨張又は非膨張微小球、細断シート材料配合物(SMC)パーツのような、再循環ガラス強化プラスチック配合物を含むガラスと樹脂の再循環混合物を含む。微小球は、ガスをカプセル化する小球ポリマーシェルである。ガスが加熱されるとき、ガスの圧力が増し、シェルは柔らかくなって膨張する。紫外線放射によって硬化されるライナーについては、充填材は、好ましくは、できるだけ半透明であり、例えば、バブル、微小球、又はチョップトガラス繊維である。変形例として、充填材は、フリース又はフェルト材料のような予め加工された材料からなるのがよく、一例は、支持層の間に介在されるポリエステルフェルトから作られたこのような材料のシートからなり、支持層は上述のように縫い合わされる。
【0047】
各ファブリックは、平らな連続シートとして形成され、そしてロールの形態で収集される。ファブリックの支持層の配向は、ライナーを作る方法によって決定される。好ましくは、長いチョップトファイバー122は、完成ライナーのほぼ周囲方向に配向される。したがって、ファブリックの形成における繊維122の配向は、ライナーの形成中、ファブリックロールの特定な配向に関係する。
【0048】
本発明の原理を具体化するロールを図8に示す。ロール160は、上述のように第1支持層110及び第2支持層120と、ステッチング要素と、を含む連続ファブリック104である。
【0049】
ロール160は、ロールの長手方向軸線に沿って配向された繊維112を含む。繊維112は、ファブリックのほぼ幅全体にわたって延びる繊維である。ロール160はまた、繊維112とほぼ垂直に配向された、長い不連続な繊維122を含む。図8に示すファブリック104は、上で図7に対して論じられたファブリックを表わしている。当業者は、ロール160を、図2ないし図7に示すファブリックの3つの実施形態のいずれかで形成することができることを認識するだろう。
【0050】
本発明の原理を具体化する変形ロールを図9に示す。ロール162は、ロール160と同様な連続ファブリックを含む。しかしながら、繊維112,122の配向が変えられている。繊維112は、ロール162の長手方向軸線と垂直な方向に向けられる。繊維122は、矢印「W」で示されているような、ファブリック100の幅に向けられる。
【0051】
本発明の原理を具体化する補強ライナーを製造する方法を図10に示す。この方法では、ファブリック104は、ロールから成形装置に供給される。当業者が認識するように、図10に示す巻付け方法は在来の製造方法である。より詳細に説明されるこの巻付け方法の例が、Brandenburgerの米国特許第5,798,013号に開示されている。
【0052】
成形装置40は、適所に固定されるマンドレル42を含む。マンドレル42は長手方向軸線44及び外面46を有する。フィルム層48、好ましくは、樹脂状耐水性及び樹脂防水性熱可塑性フィルムが、マンドレルの外面46に付与される。
【0053】
ロール160は、マンドレル42のまわりに図10の矢印「B」の方向に円周方向に回転される。ファブリック104は、マンドレル42のフィルム48上にらせん状に重ねられ、連続する層が前の層の一部分に重なり、マンドレルの長手方向軸線の方向に進められる。
【0054】
この方法に関して、ファブリックは、上述した3つの実施形態のいずれでもよい。ただ簡単のため、図10のファブリックは、図7に示すファブリック104を表わしている。
【0055】
例示として、ファブリックの連続する層が部分的に重なる方法を図11ないし図13に示す。図11ないし図13に示すライナーの各々は、図10に示す方法を用いて製造される。補強ライナーの断面側面図を示す。
【0056】
層間の関係の説明を簡単にするために、個々の層は分離される。当業者が認識するように、層は完成強化ライナーでは互いに接触している。用語「層」は、マンドレルのまわりのロールの1回転中、マンドレルに配置されるファブリックの量を言及するのに使用される。
【0057】
ライナーの一部分を図11に示す。ライナー170は、長さに沿って多層のファブリックを有し、層172,174,176を有する。ライナーの長手方向軸線の向きを「L」として示す。
【0058】
ファブリック100の第1実施形態では、繊維122はファブリックの幅に沿って分配される。ファブリックの連続する層は、好ましくは、前の層の少なくとも1つに部分的に重なって、連続補強ライナー面を作る。好ましくは、層174は、層172のほぼ半分に重なる。同様に、層176は、層174のほぼ半分に重なる。できたライナー170は、ライナー170の長さに沿って二層の長いチョップトファイバーを有する。ライナーが、ライナーを数層で作るために、ファブリック幅の1/3又は1/4のような、ファブリックのより小さい重なり部分になるように巻かれてもよい。
【0059】
他のライナーの一部分を図12Aに示す。ライナー180が、層182,184,186と、長手方向軸線「L」と、を含む。この実施形態では、ファブリック102は、図6に示すファブリックを表わす。ファブリック102は、ファブリックの幅の一部分のみにわたって分配された繊維122を含む。
【0060】
層184は、繊維122を備えた層184の一部分が繊維122のない層182の一部分を覆うように層182に重ねられる。層186は、同様に層184の一部分に重ねられる。できた補強ライナー180は、単層のファブリックの厚さの2倍である外面を含む。
【0061】
できたライナー180は、長さに沿ってライナーの外面に単層の繊維122を連続的に有する。この構造は、連続する層間に繊維122のいかなる重なりをも除去する。
【0062】
層の重なり量は、図12Bに示すように、他の層の繊維122を覆う繊維122の数層を有するライナーを構成するように変更してもよい。
【0063】
他のライナーの一部分を図13に示す。ライナー190は、層192,194,196と、長手方向軸線「L」と、を含む。この実施形態では、ファブリック104は、図7に示すファブリックを表わしている。ファブリック104は、ファブリックの側部分150,152に分配された繊維122を含む。
【0064】
層194は、層194の側部分150及び中間部分154が層192の中間部分154及び側部分152をそれぞれ覆うように、層192上に配置されている。層196は、同様に層194上に配置される。
【0065】
できた補強ライナー190は、ファブリックの単層の厚さの3倍である外面を含む。層192,194,196は充填材156を含むので、ファブリックの一様な厚さは、図13に示すように、層の重なりを容易にする。
【0066】
図10の方法によって製造された補強ライナーの例を図16及び図17に図示する。各ライナーは、ファブリックの一連の重なりストリップを含む。
【0067】
ライナーのファブリックの連続層の配向は、ロールと形成されたライナーとの間の相対移動によって決定される。ロールがファブリックの層を配置するとき、ロール又はライナーが、ライナーの長手方向軸線「L」に沿って軸線方向に移動する距離は、層の巻付け角度を決定する。例えば、ロールがライナーのまわりを回転する間、ライナーが軸線方向に前進するならば、ファブリックの層は、長手方向軸線「L」と垂直な平面に関して角度「C」で配置される。
【0068】
図16に示すライナー164は、ロールがファブリックをマンドレルに巻き付けるとき、ライナー又はロールを前進させないで製造される。好ましい実施形態では、ライナー166の層は、図17に示すように角度「C」で配置される。当業者が認識するように、繊維122は、ライナーのほぼ周囲方向に向けられる。ライナー166の周囲方向からのずれは、巻付け角度「C」、マンドレル直径、ファブリックの幅、ファブリックの部分的重なり量によって決定される。これらのパラメーターの1つ又は2つ以上の変更は、巻付け角度「C」を左右する。
【0069】
本発明の原理を具体化する補強ライナーを製造する変形方法を図14に示す。この方法では、ファブリック100は、いくつかのロールから同時に成形装置に供給される。当業者はこのことが在来の方法と同じであることを認識するであろう。
【0070】
成形装置40は、フィルム層48を外面46に位置決めした支持マンドレル42を含む。
【0071】
ファブリック100のいくつかの片が、対応する数のロール162に形成される。各ロール162は、マンドレル42の円周のまわりの位置に取り付けられる。ロール162は、当業者によって認識されるように、ロール162がほどけて、ファブリックをマンドレル42の長手方向軸線の方向に沿って置くのを可能にする支持装置に結合される。ロール162は、図示されるように、ファブリックの隣接したストリップが互いに重なるように位置決めされる。
【0072】
変形方法によって形成されたライナーの部分を図15に示す。部分は、2つの支持層を備えたライナーの断面端面図である。ライナー200は、ストリップ202,204を含むファブリックの多層を含む。ストリップ202,204は、重ねられて、連続的な包囲ライナーを作る。ストリップ202,204は、矢印「P」で表わされる、ライナーの円周方向に向けられた繊維122を含む。
【0073】
図14の製造方法によって形成されたライナーの例を図18に図示する。ライナー168は、ライナーの長手方向軸線「L」に沿った方向に向けられる、ファブリックの一連の平行なストリップを含む。
【0074】
補強ライナーはいくつかの方法によって損傷したパイプに取り付けられる。例示の在来の取付方法が、図1A及び図1Bに図示され、そして、当業者によって認識される。図1a及び図1bに示す方法は、一般的には、それぞれ「反転」又は「戻り」方法、及び「ウインチインプレース」(WIP)又は「ウインチスルー」方法と呼ばれる。
【0075】
「反転」方法のみを簡単な理由のために説明する。図1Aに示す方法では、補強ライナーを地中パイプ12の中に取付装置を使用して挿入する。取付装置30は、カラー34に結合された案内管32を含む。案内管32は、カラー34が損傷したパイプ12の近くに位置決めされるようにアクセス口16内に配置される。ライナー106が、案内管32の中に導入され、ホストパイプに横たわるライナー106の外面は、案内管の内側の内面として役立つ。例えば、ライナー106は、反転された靴下とそっくりに裏返しにされる。圧縮ガスや流体のような媒体が、案内管32の中に挿入され、ライナー106を損傷したパイプの内部へ前進させる。媒体がライナーを満たすとき、ライナーは作業位置又は作業形態へ逆戻りする。
【0076】
円周方向の可撓性又は伸縮性により、補強ライナー106は膨張し、その外面がホストパイプ12の内壁に圧接する。ライナー106は、パイプの損傷領域に沿って延びて、膨張させられ、パイプ12の内周に係合する。
【0077】
次いでライナー106は、エネルギー硬化樹脂を硬化させるのに適当な種類のエネルギーを付与することによって硬化される。好ましい硬化用エネルギー源は紫外放射線であるが、一定量の硬化が熱によっても起こされるかもしれない。ライナーは、好ましくは、それが完全に設置された後、硬化する。樹脂を硬化させることができる異なる種類のエネルギーは、超音波エネルギー、熱放射、対流又は伝導を含む。
【0078】
本発明の原理を具体化する補強ライナーの例示のファブリックに以下の寸法の範囲が用意される。
長いチョップトファイバーのテックス=1650〜51.7イールド(300〜9600センチ)
長いチョップトファイバーの長さ=2〜12インチ(5〜30センチ)
ファブリックの幅=4〜100インチ(10〜250センチ)
補強ライナーの直径=4〜64インチ(10〜160センチ)
ファブリックの厚さ=0.02〜0.2インチ(0.05〜0.5センチ)
【0079】
当業者は、本発明の原理と一致する上述した特定の実施形態には、多くの可能な変更があることを認識する。例えば、第1及び第2支持層の繊維が補強ライナーの幅にわたって分配される範囲は変わってもよい。
【0080】
ファブリックの連続する層間の重なり量を変えて、長いチョップトファイバーの位置及びできた補強ライナーの厚さを調整してもよい。
【0081】
長いチョップトファイバーの長さ及び、それらの繊維のライン間の間隔を変えて、ライナーの長さを調節してもよい。当業者は、繊維が実質的にここで述べられたように整列されるけれども、繊維は通常、支持層の製造中、重ねて置かれることを認識する。製造中の整列変更は、典型的には、繊維が重なってもよいことを意味し、この説明のための用語「間隔」は、このような重なりを含む。
【0082】
ライナーは、ライナーを反転させる代わりに、ライナーをパイプの中を所望な位置まで引っ張り、ライナーを圧縮ガスのような媒体で実質的に膨張させることによって、損傷したパイプの中に挿入されてもよい。
【0083】
長いチョップトロービングと直交するストランドは連続であってもよいし、不連続であってもよい。
【0084】
ファブリックがマンドレルに巻き付けられる角度を調節して、できたライナーの厚さを変えてもよい。
【0085】
各支持層の厚さを変えて、ライナーの強度及び剛性特性を高めてもよい。層の厚さは、ガラスの種類、量、テックスによって決定される。同様に、互いに同一か異なる、ファブリックのいくつかの層は互いに接して、ライナーの最終厚さ及びライナーの所望構造を得ることができる。
【0086】
ライナーは、薄いガラスベール又はポリエステル繊維ベールのような表面ベールを含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1A】
本発明の原理を具体化する補強ライナーの設置の概略側面図である。
【図1B】
本発明の原理を具体化する補強ライナーの設置の概略側面図である。
【図2】
本発明の原理を具体化するファブリックの好ましい実施形態の平面図である。
【図3】
図2のファブリックの別の向きの平面図である。
【図4】
図2のファブリックの側断面図である。
【図5】
本発明の原理を具体化するファブリックの変形実施形態の断面側面図である。
【図6】
本発明の原理を具体化するファブリックの変形実施形態の平面図である。
【図7】
本発明の原理を具体化するファブリックの他の変形実施形態の平面図である。
【図8】
図7のファブリックのロールの好ましい実施形態の斜視図である。
【図9】
図3のファブリックのロールの変形実施形態の斜視図である。
【図10】
本発明の原理を具体化する補強ライニングを製造する好ましい方法を図示する概略図である。
【図11】
図2のファブリックで作られた補強ライナーの概略拡大断面図である。
【図12A】
図6のファブリックで作られた補強ライナーの概略拡大断面図である。
【図12B】
図6のファブリックで作られた補強ライナーの概略拡大断面図である。
【図13】
図7のファブリックで作られた補強ライナーの概略拡大断面図である。
【図14】
本発明の原理を具体化する補強ライニングを製造する変形方法を図示する概略図である。
【図15】
図9のファブリックで作られた補強ライナーの概略断面図である。
【図16】
本発明の原理を具体化するライナーの実施形態の斜視図である。
【図17】
本発明の原理を具体化するライナーの実施形態の斜視図である。
【図18】
本発明の原理を具体化するライナーの実施形態の斜視図である。

Claims (26)

  1. パイプを補強するための支持体を形成するための連続ファブリック(100)であって、
    第1繊維(112)を含む第1支持層(110)と、
    前記第1繊維に関してある角度に配向され、チョップトファイバーをほぼ平行な配列で有する第2繊維(122)を含む第2支持層(120)と、
    前記第1支持層及び前記第2支持層を互いに結合するステッチング要素(130)と、を有し、前記ファブリックを前記第2繊維と平行な方向に伸長させることができる、前記ファブリック。
  2. 前記第1繊維(112)はほぼ同一方向に整列される、請求項1に記載のファブリック。
  3. 前記第1繊維(112)は不連続繊維である、請求項1に記載のファブリック。
  4. 前記第2繊維(122)は前記第1繊維(112)とほぼ垂直である、請求項1に記載のファブリック。
  5. ファブリック(102)は幅を有し、前記第2繊維(122)はファブリックの幅の一部分にわたって分配される、請求項1に記載のファブリック。
  6. 前記第2繊維(122)はファブリック(102)の幅とほぼ垂直に分配される、請求項5に記載のファブリック。
  7. 前記第2繊維(122)はファブリック(102)の幅のほぼ半分にわたって配置される、請求項5に記載のファブリック。
  8. ファブリック(104)は側部分(150,152)と、該側部分(150,152)の間の中間部分(154)と、を含み、前記第2繊維(122)はファブリックの前記側部分にのみ配置される、請求項5に記載のファブリック。
  9. 前記中間部分(154)に位置決めされた充填材(156)をさらに有する、請求項8に記載のファブリック。
  10. 前記充填材(156)は、樹脂、ガラス、細断された再生ガラス強化プラスチック配合物、及び微小球のうちの1つを含む、請求項9に記載のファブリック。
  11. 前記ステッチング要素(130)は弾性糸である、請求項1に記載のファブリック。
  12. 無秩序に配向されたチョップトファイバーを含み、且つ前記第1及び第2支持層(110,120)に結合される第3支持層(140)をさらに有する、請求項1に記載のファブリック。
  13. 前記支持体は長手方向軸線を有し、前記第2繊維(122)はほぼ前記長手方向軸線の方向に配向され、前記第1繊維(120)は前記第2繊維とほぼ垂直に配置される、請求項1記載のファブリックによって形成される支持体。
  14. ほぼ管の形態に形成された補強ライナーを有し、前記管は、長手方向軸線及び前記長手方向軸線と垂直な平面に周囲方向を有し、前記ライナーは、第1支持層(110)及び第2支持層(120)を備えたファブリック(100)を含み、前記第1及び第2支持層はステッチング要素(130)によって互いに結合され、前記第2支持層はほぼ同一方向に整列されるチョップトファイバー(122)を含む、パイプを補強するための支持体において、前記ファブリックは、層をなして重なるストリップとして配置されて、管を作り、前記ファブリックは前記第2繊維と平行な方向に伸長することができる、前記支持体。
  15. 前記ファブリック(100)は前記管の長さに沿ってらせん状に配置される、請求項14に記載の支持体。
  16. 前記チョップトファイバー(122)はほぼ周囲方向に沿って配向され、前記第1繊維(112)は前記第2繊維とほぼ垂直に配置される、請求項15に記載の支持体。
  17. 前記ファブリック(100)は前記管の長さに沿った長手方向のストリップとして配置される、請求項14に記載の支持体。
  18. 前記ファブリック(100)は幅方向を含み、前記チョップトファイバー(122)は前記幅方向とほぼ垂直に配置される、請求項14に記載の支持体。
  19. 前記ファブリック(184)の各連続層は前の層(182)に接触し、前記チョップトファイバー(122)を備えた連続層の一部分が前記チョップトファイバーのない前の層の一部分に接触する、請求項18に記載の支持体。
  20. 前記ファブリック(190)は、側部分(150,152)と、該側部分(150,152)の間の中間部分(154)と、を含み、前記チョップトファイバー(122)は前記ファブリックの前記側部分に沿ってのみ配置され、前記ファブリックの各連続層(194)は前の層(192)に接触し、連続層の側部分は前の層の中間部分に重なる、請求項18に記載の支持体。
  21. 前記支持体は、前記ファブリック(100)の内面に沿って延びる樹脂フィルム(48)を含む、請求項14に記載の支持体。
  22. ファブリック(170)を第1層(172)に配置する工程と、ファブリックを第1層の一部分に重なる第2層(174)に配置する工程と、を有する、パイプを補強するための支持体の製造方法において、
    第1及び第2層はほぼ管の形態に形成される補強ライナーを形成し、管は、長手方向軸線と、長手方向軸線と垂直な平面内の周囲方向と、を有し、ライナーは、第1支持層(110)と、第2支持層(120)と、を備えたファブリックを含み、第1及び第2支持層はステッチング要素(130)によって互いに結合され、第2支持層はほぼ同一方向に整列したチョップトファイバー(122)を含み、前記ファブリックを前記第2繊維と平行な方向に伸長させることができる、前記方法。
  23. ファブリックを第1及び第2層(172,174)に配置する前記工程はファブリックを長手方向軸線に沿ってらせん状に配置することを含む、請求項22に記載の方法。
  24. ファブリックを第1及び第2層(202,204)に配置する前記工程はファブリックを長手方向軸線に沿って長手方向のストリップ(162)に配置することを含む、請求項22に記載の方法。
  25. 第1層及び第2層に樹脂材料を含浸させることによって第1層(110)及び第2層(120)を結合することをさらに有する、請求項22に記載の方法。
  26. 前記チョップトファイバー(122)は、前記長手方向軸線とほぼ垂直に整列される、請求項22に記載の方法。
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