JP2004514320A - 非同期移動通信システムにおけるダウンリンク共有チャネルに使用される送信形式結合指示器の伝送装置及び方法 - Google Patents

非同期移動通信システムにおけるダウンリンク共有チャネルに使用される送信形式結合指示器の伝送装置及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004514320A
JP2004514320A JP2002541827A JP2002541827A JP2004514320A JP 2004514320 A JP2004514320 A JP 2004514320A JP 2002541827 A JP2002541827 A JP 2002541827A JP 2002541827 A JP2002541827 A JP 2002541827A JP 2004514320 A JP2004514320 A JP 2004514320A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
transmission format
dedicated channel
indication bit
transmitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002541827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3696204B2 (ja
Inventor
スン−オウ・フワン
クーク−フイ・イ
ヒュン−ウー・イ
スン−ホ・チョイ
ビュン−チェ・クァク
ヤン−ヒー・スー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2004514320A publication Critical patent/JP2004514320A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3696204B2 publication Critical patent/JP3696204B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/40TPC being performed in particular situations during macro-diversity or soft handoff
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/30TPC using constraints in the total amount of available transmission power
    • H04W52/36TPC using constraints in the total amount of available transmission power with a discrete range or set of values, e.g. step size, ramping or offsets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/54Signalisation aspects of the TPC commands, e.g. frame structure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/16Deriving transmission power values from another channel

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

ハンドオーバー領域に存在するUE及び前記UEと通信できるノードBを示す活性集合内の複数のノードBを有する移動通信システムで、選択されたノードBから前記UEに伝送されるダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2TFCIビットの送信電力を決定する方法を提供する。前記ノードBは、第1TFCIビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して前記移動端末に伝送する。第1ノードBは、専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ダウンリンク共有チャネルを通してダウンリンク共有チャネルデータを伝送する。前記第1ノードBは、前記第2TFCIビットの送信電力レベルを前記専用チャネルデータのみを伝送するノードBからの専用チャネルデータの送信電力と前記第1TFCIビットの送信電力との比より大きい値に決定する。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非同期方式のW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)移動通信システムにおいて使用されるダウンリンク共有チャネル(Downlink Shared Channel:以下、DSCHと称する)の送信電力制御に関し、特に、ハンドオーバー(または、ハンドオフ)領域で前記DSCHを使用する移動端末(User Equipment: 以下、UEと称する)に割り当てられるダウンリンク専用物理チャネル(Downlink Dedicated Physical Channel: 以下、DL_DPCHと称する)中に送信形式結合指示器(Transmit Format Combination Indicator: 以下、TFCIと称する)を伝送することによって送信電力を制御する装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、第3世代移動通信方式であるヨーロッパ方式のW−CDMA移動通信システムにおいて使用されるDSCHは、複数のUEが共有するチャネルである。前記DSCHは、10msラジオフレーム単位で、前記UEにパケットデータまたはその他の高速データを送信するために時分割されて前記UEに割り当てられるチャネルである。前記DSCHは、フレーム単位で伝送されるデータの伝送率を多様にすることができ、前記W−CDMAシステムにおいてノードBとUEとの間に設定される専用チャネル(Dedicated channel: 以下、DCHと称する)と同様に、スロット単位で電力制御できるチャネルである。前記ラジオフレームは、W−CDMAシステムにおいて信号を伝送する基本単位であり、長さは10msで、各ラジオフレームは、15個のスロットから構成される。さらに、前記DSCHは、使用者データのみを伝送するチャネルである。前記DSCHの送信電力は、前記DSCHが前記UEに割り当てられる時、同時に前記UEに割り当てられるアップリンク専用チャネル(Uplink Dedicated Channel: 以下、UL_DCHと称する)を通して伝送される送信電力制御(Transmit Power Control: 以下、TPCと称する)ビットによって制御される。さらに、前記TPCは、前記DSCHに関連して前記UEに割り当てられるダウンリンク専用チャネル(Downlink Dedicated Channel: 以下、DL_DCHと称する)の電力制御のためにも使用される(3GPP TS 25.214)。トランスポートチャネル(Transport channel)である前記DL_DCHは、物理チャネルである前記DL_DPCHを通して伝送される。前記DSCHは、複数のフレームにわたって1つのUEに連続的に伝送されることができる。一方、前記DSCHは、ただ1つのフレームを通して前記UEに伝送されることもできる。複数のUEに前記DSCHを伝送する時点は、上位階層のスケジューリングによって決定される。前記決定された時点は、上位階層からのシグナリングメッセージ(signaling message)または前記DSCHに関連して設定される前記DL_DPCHのTFCIビットを通して前記UEに知らせられる。
【0003】
図1Aは、前記DSCHの構造を示す図である。図1Aを参照すると、参照符号101は、前記DSCHの10msラジオフレームを示し、参照符号103は、前記ラジオフレーム101内のスロットSlot#iを示す。図1Aに示すように、前記DSCHラジオフレーム101は、15個のスロットSlot#0〜Slot#14から構成され、前記DSCHスロット103は、2560チップの長さを有する。前記DSCHスロット103を通して伝送される情報の量は、前記DSCHスロットに使用される拡散率(Spreading Factor: 以下、SFと称する)に反比例し、前記SFは、4乃至256の値を有する。
【0004】
図1Bは、前記ノードBによって前記UEに割り当てされる前記DL_DCHを伝送する前記DL_DPCHの構造を示す図である。前記DL_DPCHは、図1AのDSCHが使用される場合も、前記DSCHの電力制御及びシグナリングのために、前記DSCHと附合して前記UEに割り当てられる。図1Bにおいて、参照符号111は、前記DL_DPCHの10msラジオフレームを示し、前記DL_DPCHラジオフレームの各スロットは、Data1(113)、TPC(112)、TFCI(114)、Data2(115)、及びPilot(116)から構成される。前記DL_DPCHの各スロットは、Data1、TPC、TFCI、Data2、Pilotの長さによって多様な構造を有することができる。
【0005】
前記Data1(113)及びData2(115)は、ダウンリンク専用物理データチャネル(Downlink Dedicated physical data channel: 以下、DL_DPDCHと称する)を構成し、使用者データ及び上位階層からのシグナリング情報を伝送する。TPC(112)、TFCI(114)、及びPilot(116)は、ダウンリンク専用物理制御チャネル(Downlink Dedicated Physical Control Channel: 以下、DL_DPCCHと称する)を構成する。前記TPC(112)は、前記UEから前記ノードBに伝送されるアップリンクチャネルの送信電力を調節する命令語を伝送するフィールドであり、前記Pilot(116)は、ダウンリンク信号の電力制御のために、前記UEが前記ダウンリンク信号の送信電力を測定することができるようにするフィールドである。さらに、前記TFCI(114)は、前記DL_DPCHを通して相違する伝送率を有するトランスポートチャネルが伝送されることを示す符号語を伝送するフィールドである。前記伝送されたTFCIは、1024種類の送信形式結合(Transport Format Combination: 以下、TFCと称する)のいずれか1つに対応する。
【0006】
前記W−CDMAシステムは、前記TFCIの伝送における信頼度を高めるために、(32,10)符号化方法を使用する。前記1024種類のTFCは、10ビットの2進数で表示され、前記10ビットの2進数は、(32,10)符号器によって32個の符号化したシンボルに符号化される。前記32個の符号化したシンボルのうち、2つの符号化したシンボルが穿孔(punctured)され、各スロットは、2つの符号化したシンボルをフレーム単位で前記UE伝送する。つまり、各ラジオフレームが15個のスロットから構成されるので、全部で30ビットを送信することができる。従って、前記32個の符号化したシンボルは、2つの符号化したシンボルが穿孔された後に伝送される。さらに、前記DL_DPCHが前記DSCHに附合して割り当てられる場合は、前記DSCH用のTFCI及び前記DL_DPCH用のTFCIが同時に伝送される。
【0007】
前記TFCI(114)を前記DSCH用のTFCIと前記DL_DPCH用のTFCIとに区別して伝送する方法としては、2つの方法がある。前記TFCI(114)において、前述したように、1つのフレームの間に30個の符号シンボルが伝送され、前記30個の符号シンボルは1つのTFCI符号語を構成する。従って、前記30個の符号シンボルから構成される前記TFCI(114)は、2つのTFCIに区分されるべきである。第1方法は、前記DSCH用のTFCI及び前記DL_DPCH用のTFCIを予め区別せず、前記30個の符号シンボルを論理的に区別(分割)する“論理分割モード方法(Logical Split Mode Method)”である。第2方法は、前記30個の符号シンボルを前記DSCH用のTFCI及び前記DL_DPCH用のTFCIに区別して伝送する“硬分割モード方法(Hard Split Mode Method)”である。以下、前記2つの方法を詳細に説明する。
【0008】
前記論理分割モード方法において、前記受信された30個の符号シンボルから10シンボルのTFCI符号語を復号した後、前記UEは、前記復号された10個の符号語のうち幾つかを前記DL_DPCH用として解析し、残りの符号シンボルを前記DSCH用として解析する。前記硬分割モード方法は、前記30個の符号シンボルのうち幾つかは前記DL_DPCH用のTFCIとして伝送され、残りの符号シンボルは前記DSCH用のTFCIとして伝送されて、前記TFCIは別の復号過程によって復号される。
【0009】
図2は、DSCHを受信するUEがソフトハンドオーバー領域に位置している場合、ダウンリンク及びアップリンク信号の流れを示す図であり、ここで、説明の便宜のため、2つのノードBのみを考慮し、それぞれのノードBが相違するRNC(Radio Network Controller)に属すると仮定する。前記ノードB及び前記RNCは、第3世代W−CDMA移動通信標準において使用される用語であり、UTRAN(Universal Mobile Telecommunication System(UMTS) Terrestrial Radio Access Network: 以下、UTRANと称する)の構成要素である。前記UTRANは、前記UEを除いたW−CDMA標準における全ての構成要素を示す。“ノードB(Node B)”は、基地局を示し、“RNC”は、前記ノードBを制御するためのUTRANの構成要素である。
【0010】
ソフトハンドオーバー(Soft Handover: 以下、SHOと称する)は、UE211の移動性によって発生する。前記UE211が移動して現在通信中のノードBから離れて、隣接した新しいノードBから信号を受信することができる地域まで移動した時、前記UE211は、前記現在のノードBからだけでなく、前記新しいノードBからも信号を受信する。こういう状態をソフトハンドオーバー状態と称する。前記のような状態において、前記現在のノードBから受信される信号の品質(または、レベル)が所定の水準に至らない場合、前記UEは、前記現在のノードBに設定されたチャネルを解除し、高品質の信号を提供する新しいノードBに新しいチャネルを設定する。従って、ハンドオーバー過程が遂行される。そうすることによって、中断されずに通信を維持することができる。
【0011】
前記UE211がソフトハンドオーバー領域に到達すると、前記UE211と現在通信中のノードBは、送信電力を減少させる。これは、前記UE211と前記現在通信中のノードBとの間にハンドオーバーが順調に遂行されるようにするためである。前記UE211は、前記現在のノードBの送信電力レベルと前記新しいノードBの送信電力レベルを単純合計するか加重合計する。それから、前記UE211は、両方のノードBに前記合計された値に適するように前記ノードBの送信電力レベルを調節することを要求する。そうすることによって、前記ノードBから活性領域内のUE211に伝送される信号の送信電力レベルだけでなく、前記UE211から前記活性領域内のノードBに伝送される信号の送信電力レベルを減少させることが可能になり、従って、隣接したUE間及びノードB間の干渉を減少させることができる。
【0012】
図2を参照すると、ノードB1(201)は、前記UE211に前記DSCH及びこれに対応するDL_DCHを伝送する1次ノードB(primary Node B)であり、ノードB2(203)は、前記UE211の位置移動によって前記UE211に前記DL_DCHのみを伝送する2次ノードB(secondary Node B)である。SHO領域内に存在する前記UE211に信号を伝送するノードBの集合を“活性集合(active set)”と称する。前記DSCHを受信する前記UE211が前記SHO領域に位置する場合、前記ノードB1(201)からは前記DSCH及び前記DL_DCHを受信するが、前記ノードB2(203)からは前記DL_DCHのみを受信する時に問題が発生する。
【0013】
ここで、前記DSCHが前記ソフトハンドオーバーを支援しない代表的な理由は、前記DL_DCHに比べて前記DSCHが相対的に高速の伝送率でデータを伝送するためであり、従って、前記ノードBのチャネル資源の使用が増加する。その結果、システム容量にも影響を与えるようになる。前記DSCHが前記ソフトハンドオーバーを支援するようにするためには、前記活性集合内の全てのノードBが前記DSCHを支援するためのアルゴリズムを有するべきである。しかしながら、前記アルゴリズムを具現するためには、前記ノードBが互いに同期を合わせるべきである。さらに、前記W−CDMA移動通信システムは、前記ノードB間の同期を知らないため、タイミングの問題が発生する可能性がある。前記SHOを支援するために、複数のUEによって共有される前記DSCHは、それぞれのUEが使用する時点に対する精巧なスケジューリングを必要とする。前記スケジューリングを考慮して、前記新しいノードBから前記UEに前記DSCHを伝送することは具現上の問題がある。
【0014】
前記ノードB1(201)及び前記ノードB2(203)から伝送される前記DL_DCHは、前記UE211において受信されて、軟結合(Soft Combining)される。ここで、“軟結合”は、相違する経路を通して前記UEに受信される信号を結合することを意味する。前記軟結合は、相違する経路を通して受信される同一の情報を合計した後、前記合計された値を解析することによって、前記UE211に受信される信号に影響を与える干渉を減少されることを目的にする。
【0015】
前記軟結合は、前記UE211が同一の情報を相違するノードBから受信する時のみに可能である。しかしながら、前記UEは、前記ノードBから相違する情報を受信する時、軟結合された受信情報を雑音成分として認識するので、前記信号の雑音成分が増加する結果になる。前記DL_DCHの解析過程において、それぞれのノードB201及び203から前記UE211に伝送されるダウンリンク信号は、図1Bに示すTPC(112)を除いて軟結合される。前記TPC(112)が軟結合によって解析されずに別に解析される理由は、前記それぞれのノードBから前記UE211に受信されるTPCが相違するからであり、前記UE211の移動によって、前記UE211から前記ノードB1(201)に受信される信号のレベルは高くて、前記UE211から前記ノードB2(203)に受信される信号のレベルは低いか、または、その反対になる可能性があるからである。従って、前記TPC211は、軟結合されずに、複数のノードB対する別のTPCアルゴリズムを通して解析される。
【0016】
前述したように、前記TPCフィールド(112)を除いた前記DL_DCHの他のフィールドは軟結合されるので、前記ノードB1(201)及び前記ノードB2(203)から伝送される前記DL_DCHのうちTFCI部分も軟結合される。つまり、前記ノードB1(201)は、前記UE211に前記DL_DCH及び前記DSCHの両方ともを伝送するので、前記DL_DCH用のTFCI及び前記DSCH用のTFCIも伝送する。
【0017】
前記TFCIを伝送する方法には、前述したように、論理分割モード方法及び硬分割モード方法がある。前記論理分割モード方法において、前記UE211は、まず、受信された30個のTFCI符号化ビットを復号した後、前記DCH用のTFCIと前記DSCH用のTFCIに区別して使用する。従って、前記W−CDMA標準によると、前記ノードB1(201)及び前記ノードB2(203)が相違するRNCに属するとしても、前記ノードB1(201)及び前記ノードB2(203)は、同一のTFCI符号化ビットを伝送することができる。しかしながら、前記W−CDMAシステムにおいて前記硬分割モード方法によって前記DSCH用のTFCIを伝送する時、前記DSCH用のTFCIの値を他のRNCに属するノードBに伝送するシグナリング方法は規定されていない。従って、前記UE211の活性集合内の前記ノードB1(201)及び前記ノードB2(203)が相違するRNCに属する時、前記ノードB2(203)は、前記DSCH用のTFCIの値を認識することができない。
【0018】
前述したように、前記UE211は前記TFCIを受信してから軟結合するので、前記ノードB2(203)が前記DSCH用のTFCIを伝送しない場合、前記UE211において受信される前記DSCH用のTFCIは、前記ノードB1(201)から伝送されるTFCIのみを含む。従って、前記ノードB1(201)及び前記ノードB2(203)から前記UE211で受信された前記DL_DCHは、軟結合された後、軟結合された値を考慮して前記UE211によって電力制御される。これに比べて、前記DSCH用のTFCIに関して、前記UE211が前記ノードB1(201)のみを考慮するので、前記UE211は不安定の電力で信号を受信する。この場合、前記DSCH用のTFCIは、正しく解析できない可能性がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、DSCHを受信するUEがソフトハンドオーバー領域においてDSCH用のTFCIを正しく受信することができる装置及び方法を提供することにある。
【0020】
本発明の他の目的は、DSCHを伝送するノードBがソフトハンドオーバー領域においてDSCH用のTFCIを信頼できるように伝送することができる装置及び方法を提供することにある。
【0021】
本発明のまた他の目的は、DSCH用のTFCIの伝送において、RNCがDSCHを伝送する1次ノードB以外のノードBの数を考慮して前記DSCH用のTFCIの相対的な電力オフセットを決定し、前記決定された相対的な電力オフセットを利用して前記DSCH用のTFCIの送信電力を制御する装置及び方法を提供することにある。
【0022】
本発明のまた他の目的は、DSCHを受信するUEが活性集合内の各ノードBから共通パイロット信号のレベル及びパイロット信号のレベルを測定し、前記測定された値を前記DSCHを伝送するRNCに伝送することで、前記RNCによって前記UEから受信されたデータに基づいてノードBから伝送される前記DSCHの送信電力レベルを制御することができる装置及び方法を提供することにある。
【0023】
本発明のまた他の目的は、DSCHを受信するUEがUL_DCHのフィードバック情報フィールドを利用して前記1次ノードBから伝送される前記DSCH用のTFCIの送信電力レベルを制御することができるように情報を伝送する装置及び方法を提供することにある。
【0024】
本発明のまた他の目的は、DSCHを受信するUEが前記DSCH用のTFCIの送信電力の制御のために使用されるデータをノードBに伝送する前に符号化することによって、前記データの伝送の信頼性を増加させる装置及び方法を提供することにある。
【0025】
本発明のまた他の目的は、DSCHを受信するUEが前記DSCH用のTFCIの送信電力の制御のためにUL_DCHのフィードバック情報フィールドを通して伝送されるデータを決定することにおいて、活性集合内の各ノードBからの共通パイロット信号のレベル及びパイロット信号のレベルを測定することによって決定する装置及び方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
前記のような課題を解決するために、本発明は、ハンドオーバー領域に存在するUE及び前記UEと通信できるノードBを示す活性集合内の複数のノードBを有する移動通信システムで、選択されたノードBから前記UEに伝送されるダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2TFCIビットの送信電力を決定する方法を提供する。前記ノードBは、第1TFCIビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して前記移動端末に伝送する。前記ノードBのうち第1ノードBは、前記第1TFCIビット及び前記第2TFCIビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ダウンリンク共有チャネルを通してダウンリンク共有チャネルデータを伝送する。前記第1ノードBからの専用チャネルフレームは複数のタイムスロットを有する。各タイムスロットは、伝送データフィールド及び伝送データの送信形式情報を示すTFCIフィールドを含み、それぞれの前記TFCIフィールドは、前記専用チャネルを通して伝送される前記専用チャネルデータの伝送形式情報を示す前記第1TFCIビットが位置する第1フィールド及び前記ダウンリンク共有チャネルを通して伝送される前記ダウンリンク共有チャネルデータの伝送形式情報を示す前記第2TFCIビットが位置する第2フィールドを含む。前記第1ノードBは、前記第2TFCIビットの送信電力レベルを前記専用チャネルデータのみを伝送するノードBからの専用チャネルデータの送信電力と前記第1TFCIビットの送信電力との比より大きい値に決定する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従う好適な実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の説明において、本発明の要旨のみを明確にする目的で、関連した公知機能または構成に関する具体的な説明は省略する。
【0028】
図3は、DSCHを受信するUEがソフトハンドオーバー領域に位置するケースにおいてダウンリンク信号及びアップリンク信号の流れを示す図であり、発明の理解を容易にするために、UEの活性集合内に2つのノードBのみが存在すると仮定する。さらに、それぞれのノードBが異なるRNCに属し、TFCIは硬分割モードで伝送されると仮定する。
【0029】
図3において、RNS(Radio Network System: 以下、RNSと称する)は、W−CDMA標準においてRNC及び前記RNCによって制御されるノードBを組み合わせた装置である。前記RNS A301は、RNC A303及び前記RNC A303によって制御されるノードB1(305)を含み、RNS B331は、RNC B333及び前記RNC B333によって制御されるノードB2(335)を含む。
【0030】
図3を参照すると、UE311は、活性集合内にノードB1(305)及びノードB2(335)を有する。前記UE311は、前記ノードB1(305)からDL_DCH及びDSCH321をともに受信し、前記ノードB2(335)からDL_DCH323のみを受信する。従来技術においては、前記DSCH用のTFCI及び前記DL_DCH用のTFCIが同一の送信電力で伝送されるので、前記UE311が前記受信されたDSCH用のTFCIを正しく解析することができなくなる可能性があった。この時、前記RNC A303は、前記ノードB1(305)によって伝送される前記DL_DCHにおいて前記DSCH用のTFCIに送信電力オフセットを適用する。前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットは、前記RNC A303によって決定されることもでき、前記DSCHを受信する前記UE311によって伝送される情報325によって決定されることもできる。
【0031】
前記ノードB1(305)によって伝送されるTFCIは、図4に示す。図4のTFCIの値は、図3の前記RNC A303によって決定される。図4において、前記硬分割モードにおけるTFCI伝送において前記DL_DCH用のTFCI符号語の数と前記DSCH用のTFCI符号語の数が同一であると仮定する。つまり、前記硬分割モードにおいて、前記DL_DCH用のTFCIの数及び前記DSCH用のTFCIの数は(k,10−k)に対して可変的であり、ここで、kは、前記DL_DCH用のTFCIの数を示し、‘10−k’は、前記DSCH用のTFCIを示し、前記‘k’の値は、1と9と間の整数である。図4において、参照番号401は、前記DL_DPCH用のTFCI符号語を示し、参照番号403は、前記DSCH用のTFCI符号語を示す。
【0032】
図4は、1つの10msラジオフレームの間に伝送されるTFCI符号語を示す。1つのラジオフレームの間には30個のTFCI符号語が伝送され、1つのスロットにおいては2ビットが伝送される。図3及び図4に示すように、前記UE311に前記TFCIを伝送するノードB2(335)は2次ノードBであり、前記ノードB2(335)は前記DPCH用のTFCIの値は知っているが、前記DSCH用のTFCIの値は知らない。従って、図4に示す前記TFCI伝送形態において、前記DSCH用のTFCIが伝送されずに、前記DL_DPCH用のTFCIのみが伝送される。
【0033】
図5及び図6を参照して、図4に示す本発明の概念に関して詳細に説明する。
図5は、W−CDMAシステムにおいてノードBからUEに伝送されるDL_DCHの送信電力を設定する方法を示す。図5において、Data1(501)及びData2(504)は、送信電力P511で伝送され、前記送信電力P511は、前記UE311によって伝送されるTPC(502)のQoS(Quality of Service: 以下、QoSと称する)、及び前記Data1(501)及びData2(504)として伝送されるデータのQoSによって決定される。前記TPC(502)、TFCI(503)、Pilot(505)は、前記Data1(501)及び前記Data2(504)の送信電力P511に送信電力オフセットPoffset1(512)、Poffset2(513)、Poffset3(514)が適用されて伝送される。前記Poffset1、Poffset2、及びPoffset3の値は、前記ノードBまたは上位階層によって決定される。
【0034】
前記TFCI(503)を伝送する従来の方法は、図6Aに示す。図6Aを参照すると、前記DPCH用のTFCI(601)及び前記DSCH用のTFCI(602)は、前記データ部分の送信電力P511に前記上位階層によって決定される電力オフセットPoffset2(513)を加算することによって決定される送信電力P+Poffset2(603)で伝送される。図示したように、前記DPCH用のTFCI(601)の送信電力は、前記DSCH用のTFCI(602)の送信電力と同一である。この場合、前記TFCIが前記硬分割モードで伝送され、前記UEの活性集合内のノードBが異なるRNCに属する場合、前記UEに受信される前記DSCH用のTFCIの受信電力が不足になる可能性がある。前記のような問題点を解決する方法は、図6B及び図6Cに示す。
【0035】
図6Bは、前記DPCH用のTFCI(611)及び前記DSCH用のTFCI(612)を異なる送信電力で伝送する方法を示す。前記DPCH用のTFCI(611)は、従来技術のように、前記データ部分の送信電力P511に前記上位階層によって決定される電力オフセットPoffset2(513)を加算することによって決定される送信電力P+Poffset2(613)で伝送される。しかしながら、前記DSCH用のTFCI(612)は、送信電力P+Poffset2+Poffset4で伝送され、ここで、前記電力オフセットPoffset4(614)は、前記DSCH用のTFCIのみに適用される。前記DSCH用のTFCIに対する電力オフセットPoffset4は、前記DSCHを伝送するRNCによって決定されることもでき、前記DSCHを受信するUEによって伝送される情報によって決定されることもできる。
【0036】
図6Cは、DPCH用のTFCI(621)及びDSCH用のTFCI(622)を同一の送信電力で伝送する方法を示す。しかしながら、この方法は、前記DPCH用のTFCIの送信電力を図6Bに示す前記DSCH用のTFCI(612)の送信電力に合わせて伝送するという点で、従来の方法と相違する。つまり、前記TFCIの送信電力は、データ部分の送信電力Pに前記DPCH用のTFCIの送信電力オフセットPoffset2及び前記DSCH用のTFCI送信電力オフセットPoffset4を加算して決定される。この方法において、前記DPCH用のTFCIのUE受信電力が多少過度になる可能性がある。しかしながら、1つのDL_DPCHスロットにおいて前記TFCIが占める部分が小さいので、前記TFCI部分の過度な受信電力によって発生される干渉雑音はわずかである。一方、前記DSCH用のTFCIの受信電力は、前記DSCH用のTFCIを正しく解析することができるほど高いので、前記DSCH用のTFCIの正しくない解析を防止することができる。
【0037】
図3乃至図6Cを参照して説明した本発明を要約すると、前記DSCHを受信するUEがハンドオーバー領域に存在し、前記UEの活性集合内のノードBが異なるRNCに属し、前記DSCHのためのTFCIが前記硬分割モードで伝送される場合、前記1次ノードBから受信される前記DSCH用のTFCIのUE受信電力が前記DSCH用のTFCIを正しく解析することができるほど高くない可能性がある。従って、前記DSCH用のTFCIの送信電力の設定において、別途の電力オフセットを使用する。
【0038】
前記別途の電力オフセットを決定する方法には、3つの方法がある。第1方法は、前記UEが現在の活性集合内の各ノードBとUEとの間のチャネル環境情報をUTRANに報告することで、前記UTRANが前記DSCH用の電力オフセット値を決定する方法である。第2方法は、前記UEが現在の活性集合内の各ノードBと前記UEとの間のチャネル環境情報を測定して前記DSCH用の電力オフセット値を決定し、前記決定された電力オフセット値を前記UTRANに報告する方法である。第3方法は、前記UTRANが前記UEの現在の活性集合内のノードBの種類によって前記DSCHに適用される電力オフセット値を決定する方法である。以下、前記3つの方法に関して詳細に説明する。
【0039】
前記第1方法は、従来のW−CDMAシステムにおいて使用されるサイト選択ダイバーシティ(Site Selection Diversity: 以下、SSDTと称する)信号によって決定される前記DSCH用のTFCI電力オフセットを使用することによって遂行される。さらに、この方法は、幾つかの可変的な前記DSCH用のTFCI電力オフセットを使用することもできる。つまり、前記UEによって報告される測定値以外に、前記UTRANは、前記UEの活性集合内のノードBの数及び種類によって前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定する。前記“ノードBの数”は、前記活性集合内のノードBの数を示し、前記“ノードBの種類”は、前記活性集合内のノードBが前記DSCHを伝送するノードBと同一のRNCに属するか否かを示す。
【0040】
前記SSDTにおいて、前記ソフトハンドオーバー領域に位置したUEは、前記UEの活性集合内のそれぞれのノードBに臨時識別子(Temporary Identification)を割り当てた後、前記UEの最高の受信信号を提供するノートBを1次送信器(primary transmitter)として選択する。さらに、前記1次送信器として選択されたノードBのみが前記UEにDL_DPDCHを伝送し、その他のノードBがDL_DPCCHのみを伝送することによって、前記UEが前記活性集合内の全てのノードBによって伝送されるDL_DPDCHを同時に受信する時に発生する干渉信号が減少される。
【0041】
前記SSDTにおいて、前記DL_DPDCHを伝送するノードBを“1次ノードB”と称し、前記1次ノードBは、前記活性集合内の全てのノードBから伝送される共通パイロットチャネル(Common Pilot Channel: 以下、CPICHと称する)の測定情報によって周期的に更新される。つまり、前記SSDTにおける前記1次ノードBを更新する方法において、まず、全てのノードBに臨時識別子を割り当てた後、前記UEは、前記活性集合内の全てのノードBからのCPICHの電力レベルをモニタリングし、最高の信号レベルを有するノードBに割り当てられる臨時識別子をフィードバック情報(Feedback Information: 以下、FBIと称する)を通して前記活性集合内の全てのノードBに伝送し、前記ノードBを1次ノードBとして選択する。前記のような過程を繰り返して、最高の信号レベルを有するノードBを1次ノードBとして更新する。
【0042】
前記SSDTを利用して前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定する方法において、前記RNCまたは前記ノードBは、前記UEによって送信された臨時識別子が示すノードBが前記DSCHを伝送するノードBを示すか否かによって、前記DSCH用のTFCIに適用される電力オフセットを決定する。つまり、前記UEによって伝送された前記臨時識別子が示すノードBが前記DSCHを伝送するノードBを示す場合、前記RNCまたはノードBは、前記DSCH用のTFCIの送信電力を前記DL_DCH用のTFCIの送信電力と同一の値に決定するか、もしくは少し大きい値に決定する。反対の場合、前記RNCまたはノードBは、前記DSCH用のTFCIの送信電力に固定した電力オフセットを適用する。
【0043】
前記SSDTを利用する送信電力決定方法において、前記DSCHを伝送するノードBが1次ノードBである場合、前記ノードBと前記UEとの間のチャネルが最高の状態であることを意味する。この場合、前記DSCH用のTFCI電力オフセットを必要としないか、もしくは少し増加した送信電力を使用する。しかしながら、前記ノードBが1次ノードBでない場合は、前記ノードBと前記DSCHを受信するUEとの間のチャネルが不良の状態であることを意味する。この場合、大きいDSCH用のTFCI電力オフセット値が必要になる。
【0044】
さらに、前記SSDTを利用する送信電力決定方法において、前記UTRANは、前記DSCH用のTFCI電力オフセットに対して固定した値を使用する。つまり、前記UTRANは、前記DSCHを伝送するノードBが1次ノードBであるか否かによって固定したDSCH用のTFC電力オフセット値を使用する。また、前記固定した電力オフセットを使用せずに、UEと前記UEの活性集合内のノードBとの間のチャネル環境変化によって決定される可変的な電力オフセットを前記DSCH用のTFCIの伝送に使用することもできる。以下、前記可変的な電力オフセットを前記DSCH用のTFCIに適用する方法を説明する。
【0045】
前記DSCHを受信するUEは、現在のUEと活性集合内のノードBとの間のチャネル環境に対する情報を前記UTRANに報告する。それから、前記UTRANは、前記UEから伝送される前記UEと活性集合内のノードBとの間のチャネル環境に対する情報、及び前記UEと前記DSCH用のTFCIを伝送するノードBとの間のチャネル環境に対する情報を受信する。前記UTRANは、前記受信された情報に基づいて、前記UEに前記DSCH用のTFCIを伝送しようとするノードBによって使用される適した電力オフセットを決定した後、前記ノードBに前記決定された電力オフセット情報を伝送する。
【0046】
前記UEによって送信される情報を利用して前記UTRANが前記DSCH用のTFCIの伝送に使用される電力オフセットに関する情報を決定する方法において、前記UEは、活性集合内の各ノードBから受信される共通パイロットチャネル及びダウンリンク専用チャネル(DL_DCH)のパイロットフィールドの信号レベルを測定して決定される値を利用して送信情報を決定する。前記共通パイロットチャネル及び前記ダウンリンク専用チャネルのパイロットフィールドに対する測定は、前記UE前記UTRANに送信される情報を決定する時に遂行される。
【0047】
前記UEによって前記UTRANに送信される情報を決定する過程の一例として、前記UEは、前記DSCHを前記UEに送信するノードBからの以前の共通パイロットチャネルの信号レベルより現在受信される共通パイロットチャネル信号のレベルが大きい場合、前記チャネルが良好の状況にある判断し、現在のチャネル環境に対する情報を前記UTRANに伝送する。本発明に対する理解を容易にするために<表1>を参照して説明する。<表1>において、前記UEが前記UTRANに伝送する情報ビットの数を6に仮定し、前記UEの活性集合内のノードBの数を2に仮定し、前記活性集合内のノードBは異なるRNCに属すると仮定する。さらに、前記現在のチャネル状態の情報は、W−CDMAシステムに使用される前記SSDTのための符号を利用すると仮定する。前記SSDTのための符号を利用する代わりに、本発明によって提示された別途の符号化方法を利用することもできる。前記SSDTのための符号化方法または本発明によって提示される別途の符号化方法は、前記DSCH用のTFCIの電力オフセットを決定する第2方法において詳細に説明する。さらに、チャネル状態に対する情報を前記UTRANに伝送するUEがソフトハンドオーバー領域に最初に進入する当時の共通パイロットチャネルの信号レベルに基づいて前記チャネル状態を決定し、それから、前記UEが前記チャネル状態に対する情報を伝送する時点の共通パイロットチャネルの信号レベルに基づいて前記チャネル状態を決定すると仮定する。
【0048】
【表1】
Figure 2004514320
【0049】
<表1>において、前記UTRANは、前記UEから一定間隔で受信される現在のチャネル状態を示す信号を解析して前記DSCH用のTFCIの送信のために使用される電力オフセットを決定することもできる。さらに、前記UTRANは、数回受信された情報の変化を解析して前記DSCH用のTFCIの送信のために使用される電力オフセットを決定することもできる。<表1>において、前記UTRANが前記DSCH用のTFCIに適用される電力オフセットの値を基準値と前記UEによって測定された前記CPICHの信号レベルとの差より小さく決定する理由は、前記UEに伝送される前記DSCH用のTFCIの送信電力が急に変化することを防止するためである。必要によって、前記UTRANは、前記電力オフセット値を前記UEによって測定されたCPICHの信号レベルと基準値との差と同一にするか、もしくは大きくすることもできる。
【0050】
前記DSCH用のTFCIの送信電力に適用される電力オフセット値を決定する方法のうち、第1方法である、前記電力オフセット値を前記CPICHの信号レベルと前記基準値との差より小さくする方法は、隣接したノードBからの信号に影響を与える干渉信号のレベルを小さくすることができる長所があるが、前記DSCH用のTFCIの送信電力が適した送信電力より小さいという短所がある。
【0051】
前記DSCH用のTFCIの送信電力に適用される電力オフセット値を決定する方法のうち、第2方法である、前記電力オフセット値を前記CPICH信号のレベルと前記基準値との差と同一にする方法は、前記UEで受信される信号の電力レベルの変化を適用することができるという長所があるが、前記DPCHと前記CPICHとのデータ伝送率の差を考慮せずに前記DSCH用のTFCIに適用される電力オフセットを決定するという短所がある。
【0052】
第3方法である、前記電力オフセット値を前記CPICH信号のレベルと前記基準値との差より大きくする方法は、前記UEに送信される前記DSCH用のTFCIの送信電力を増加させて、前記UEが適した電力で信号を迅速に受信することができるようにする。
【0053】
<表1>において使用された前記DSCHを送信するノードBからの共通パイロットチャネルの信号レベル以外に、現在のチャネル状況を判断するために前記UEによって使用される測定値としては、(i)前記活性集合内の全てのノードBからの共通パイロット信号のレベル、(ii)前記活性集合内で前記DSCHを送信する前記ノードBからの共通パイロット信号のレベルと前記DSCHを伝送する前記ノードB以外の他のノードBからの共通パイロットの信号レベルのうち最高の信号レベルとの差、(iii)前記DSCHを伝送するノードBからの前記DL_DPCCHのパイロットフィールドの信号レベル、(iv)前記活性集合内の全てのノードBから送信される前記DL_DPCCHのパイロットフィールドの信号レベル、(v)前記活性集合内で前記DSCHを送信する前記ノードBからの前記DL_DPCCHのパイロット信号のレベルと前記DSCHを伝送するノードB以外のノードBをからの共通パイロットの信号レベルのうち最高の信号レベルとの差を使用することができる。
【0054】
前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定する方法のうち第2方法において、前記UEは、前記UEと前記活性集合内のノードBとの間のチャネル環境を測定し、前記測定された値を利用して前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定し、前記決定された電力オフセット情報を前記UTRANに伝送する。前記第1方法と前記第2方法との差は、下記のようである。第1方法においては、前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットがRNCによって決定される。第2方法においては、前記UEが現在のチャネル状態を直接測定し、前記測定されたチャネル状態によって電力オフセットレベルを決定し、前記決定された電力オフセット情報を前記UTRANに伝送して、前記UTRANが前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定するようになる。
【0055】
前記第2方法において、前記UEは、前記UEの活性集合内の各ノードBから受信される前記CPICHの受信電力レベル及び前記DL_DPCCHのパイロットフィールドの受信電力レベルを測定することによって、前記UEと各ノードBとのチャネル環境を推定し、前記ノードBが前記DSCHを送信するノードBと同一のRNCに属するか否かを決定することによって、受信されるDSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定する。
【0056】
前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットの決定において、前記UEは、前記第1方法において使用された前記SSDTを利用して前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを前記UTRANに伝送することもでき、前記SSDTにおいて使用される8つの符号語に相違するDSCH用のTFCIの送信電力オフセットを対応させて前記UTRANに伝送することもでき、前記SSDT符号を伝送するUL_DPCCHのFBIフィールドに相違する符号語を使用して前記DSCH用のTFCIの電力オフセットを前記UTRANに伝送することもできる。
【0057】
以下、前記SSDTを使用して前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを伝送する方法を説明する。図7は、前記UEによって前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定する方法を示し、本発明の理解を容易にするために、前記UEの活性集合内のノードBの数を2つに仮定し、それぞれのノードBが異なるRNCに属すると仮定する。
【0058】
図7を参照すると、UE711は、ノードB1(701)からDL_DCH及びDSCHを受信し、ノードB2(703)からDL_DCHを受信し、前記ノードB1(701)及び前記ノードB2(703)にUL_DCHを伝送する。前記UL_DCHは、前記UE711によって前記活性集合内の全てのノードBに伝送される。前記ノードB1(701)及び前記ノードB2(703)は、前記UE711から伝送された前記UL_DCHを受信し、前記受信されたUL_DCHを利用して前記UE711とのチャネル状態を解析する。
【0059】
前記SSDTを使用して前記UTRANに前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを伝送する方法において、前記UE711がソフトハンドオーバー領域に進入すると、前記UE711は、前記ノードB1(701)からの共通パイロットチャネル及び前記ノードB2(703)からの共通パイロットチャネルをともに受信し、前記受信された共通パイロットチャネルの信号レベルを測定することによって前記ノードB1(701)及び前記ノードB2(703)から1次ノードBを選定する。1次ノードBとして選択されたノードBの臨時識別子は、前記UE711によって前記UL_DCHのFBIフィールドを通して前記UE711の活性集合内の全てのノードBに伝送される。前記活性集合内のノードBのうち前記DSCHを伝送するノードBは、自分が1次ノードBであるか否かを判断して、前記UE711に伝送される前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定する。
【0060】
前記FBIフィールドの構造は、図8Aに示すように、総2ビットの長さを有する。図8Aを参照すると、参照符号801は、W−CDMAにおいて送信アンテナダイバーシティを使用する場合に、前記UE711から前記ノードBに送信されるSフィールドを示し、参照符号803は、W−CDMAにおいて前記SSDTを使用する場合、前記UE711から前記ノードBに送信されるDフィールドを示す。前記Sフィールド801は、0ビットまたは1ビットの長さを有する。前記Sフィールド801が0ビットである場合、前記送信アンテナダイバーシティは使用されない。前記Dフィールド803は、0、1、または2ビットの長さを有する。前記Dフィールド803が0ビットの長さを有する場合、前記SSDTは使用されない。前記Dフィールド803が1ビットの長さを有する場合、前記SSDTが前記送信アンテナダイバーシティとともに使用される。前記Dフィールド803が2ビットの長さを有する場合、前記SSDTは単独で使用される。前記SSDTが使用される場合、前記FBIフィールドで伝送される情報は、1次ノードBを示す臨時識別子の符号語である。
【0061】
<表2>及び<表3>は、前記FBIフィールドの長さ及び前記UE711と前記UE711の活性集合内のノードBとの間のチャネル環境によって変化するSSDT符号語を示す。<表2>及び<表3>に示す値は、現在W−CDMAシステムにおいて使用される符号語である。<表2>及び<表3>に示す符号語のうち、括弧内の符号ビットは、W−CDMAシステムにおいて使用される前記DSCHのラジオフレームが15個のスロットから構成されているため、1つのフレーム内で伝送できない符号ビットを表示する。
【0062】
【表2】
Figure 2004514320
【0063】
<表2>は、1ビットのFBIが使用される場合、つまり、前記SSDTが送信アンテナダイバーシティとともに使用される場合のSSDT符号語を示す。
【0064】
【表3】
Figure 2004514320
【0065】
<表3>は、2ビットのFBIが使用される場合、つまり、前記SSDTが単独に使用される場合のSSDT符号語を示す。
【0066】
前記SSDTにおいては、FBIビットの数によって<表2>または<表3>を選択し、前記選択されたモードによって<表2>または<表3>に示す符号語を前記活性集合内のノードBに割り当て、前記割り当てられた符号語を臨時識別子として使用する。さらに、前記UE711が前記上位階層によって決定される周期で前記1次ノードBを再選定し、前記1次ノードBの臨時識別子を前記活性集合内のノードBに伝送する時、前記符号語が使用される。
【0067】
前記FBIフィールドとともに前記UE711によって伝送されるアップリンク専用物理制御チャネル(Uplink Dedicated Physical Control Channel: 以下、UL_DPCCHと称する)の構造を図8Bに示す。図8Bを参照すると、参照符号811は、前記UL_DCHに含まれるUL_DPCCHの1つのラジオフレームの構造を示す。前記UL_DPCCHフレームは、Pilot(821)、TFCI(822)、FBI(823)、及びTPC(824)の長さによって多様な構造を有することができる。前記Pilot(821)は、前記ノードBが前記UE711と前記ノードBとの間のチャネル環境を推定し、前記UE711から伝送される信号のレベルを測定する時に使用される。前記TFCI(822)は、アップリンク専用物理データチャネル(Uplink Dedicated Physical Data Channel: 以下、UL_DPDCHと称する)を通して相違する伝送率を有するトランスポートチャネルが前記ノードBに伝送されることを示すTFCI符号語を伝送するために使用されるフィールドである。FBIフィールド(823)は、前記送信アンテナダイバーシティ及び前記SSDTのフィードバック情報を伝送するフィールドである。TPC(824)は、前記UE711が前記活性集合内の各ノードBから信号を受信してダウンリンク信号の電力レベルを判断する時に使用され、対応するTPCビットを伝送するフィールドである。
【0068】
前記SSDTを単純に利用して前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを伝送する従来の方法において、前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットが前記UTRANによって決定されるか前記UEによって決定されるかに関係なく、前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットとして2つの送信電力オフセットのみが可能である。従って、本発明は、前記UTRANが前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定する時、前記UEが前記活性集合内のノードBと前記UEとの間のチャネル環境に対する多様な情報を伝送することができるようにし、前記UEが前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定する時は、前記UEが前記UTRANに伝送される前記DSCH用のTFCIの多様な送信電力オフセットを伝送することができるように、前記SSDT ID符号に前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットまたは前記DSCH用のTFCI送信電力オフセットの決定基準になる情報を対応させて伝送する方法を提供する。さらに、本発明は、前記UEによって前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセット値または前記DSCH用のTFCI送信電力オフセットの決定基準になる情報を伝送するにおいて、前記SSDT ID符号以外に他の符号を使用する方法を提供する。
【0069】
従って、本発明の実施形態において、<表1>及び<表2>のSSDT符号に、(i)前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットに対する情報、及び(ii)前記UEによって測定された、前記UEと前記活性集合内のノードBとの間のチャネル環境に対する情報を対応させて伝送するか、または、別途の符号化モードにおいて生成された符号に、(i)相対的な電力オフセットに対する情報、及び(ii)前記UEによって測定された、前記UEと前記活性集合内のノードBとの間のチャネル環境に対する情報を対応させて伝送する。
【0070】
図7に戻って、前記UE711は、前記ノードB1(701)及び前記ノードB2(703)から伝送されるそれぞれの共通パイロットチャネル及びDL_DCHの専用パイロットフィールドを測定し、現在測定されているノードBの種類、つまり、現在測定されているノードBが前記DSCHを伝送する1次ノードBと同一のRNCに属するか否かを判断し、前記DSCH用のTFCIに使用される電力オフセットまたは前記UEと前記活性集合内のノードBとの間のチャネル 情報を前記UL_DPCCHのFBIフィールドを通して前記ノードB1(701)に伝送する。前記UL_DPCCHのFBIフィールドを通して伝送される情報は、1次ノードBでないノードB2(703)とは関係のない情報であるので、前記ノードB2(703)は、前記FBIフィールドを通して受信される情報を無視する。前記UL_DPCCHを通して伝送された前記DSCH用のTFCIに使用される電力オフセット情報または前記UEと前記活性集合内のノードBとの間のチャネル状態情報を受信すると、前記ノードB1(701)は、前記受信された前記DSCH用のTFCIに使用される電力オフセット情報を使用して前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定するか、または、前記DSCHを受信する前記UEと前記活性集合内のノードBとの間のチャネル環境情報を前記RNCに伝送して、前記RNCによって決定された通り前記DSCH用のTFCIを前記UE711に伝送する。
【0071】
<表2>及び<表3>のSSDT符号語を利用して前記DSCH用のTFCIに使用される電力オフセット情報を伝送する場合、伝送周期は、前記SSDT符号語の長さ及び使用されるSSDT符号語の種類によって決定される。前記 伝送周期は、2ビットFBIフィールドが使用される時に最小値を有する。この時、<表3>に示すショート(short)SSDT符号語が使用される場合、6ビットが伝送されるべきである。前記SSDT符号語は、スロット当たり2ビットから構成されるので、総3スロットが必要である。さらに、前記伝送周期は、1ビットFBIフィールドが使用される時に最大値を有する。この時、<表2>に示すロング(long)SSDT符号語が使用される場合、15ビットが伝送されるべきである。前記SSDT符号語は、スロット当たり1ビットで構成されるので、総15スロット、つまり、1つのフレームが必要である。
【0072】
前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定する第2方法において使用される前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定するためには、多様な要素が考慮されるべきであり、これは、<数式1>のように表現される。
【0073】
【数1】
Figure 2004514320
【0074】
<数式1>は、ソフトハンドオーバー領域における前記DSCH用のTFCIの送信電力を計算するために使用される。前記DSCH用のTFCIを前記UE711に伝送する時、前記伝送電力は、ソフトハンドオーバー領域において前記DSCH用のTFCIとともに伝送される前記DPCH用のTFCIの送信電力に、前記UEの活性集合内のノードBの数及び種類に基づいた電力オフセット、及び前記UEと前記前記UEの活性集合内のノードBとの間のチャネル環境に基づいた電力オフセットを加算することによって決定される。
【0075】
<数式1>において、前記UE711がソフトハンドオーバー領域に位置しない場合、前記DSCH用のTFCIの送信電力は、前記DPCH用のTFCIの送信電力と同一になる。図9を参照して<数式1>を詳細に説明する。
【0076】
図9は、前記DSCH用のTFCを伝送するノードBの送信電力の変化を示す。特に、図9は、時点‘t’(950)で前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定するために要求される要素を示す。図9において、曲線902は、前記UEがソフトハンドオーバー領域に位置するか否かに関係なく、前記UEと前記ノードBとの間のチャネル環境を考慮して前記ノードBによって送信されるべき前記DSCH用のTFCIの送信電力を示す。前記曲線902は、前記UEがハンドオーバー領域に位置しない場合、前記DPCH用のTFCIの送信電力と一致する。つまり、前記UEが前記SHO領域から離れると、前記DPCH用のTFCIの送信電力と前記DSCH用のTFCIの送信電力が同一になる。さらに、曲線901は、前記UEがソフトハンドオーバー領域‘t’に含まれることによって変化する前記ノードBからの前記DPCH用のTFCIの送信電力を示し、前記送信電力オフセットを適用しなかった場合の曲線である。さらに、オフセット932は、前記UEがソフトハンドオーバー領域に位置する時、前記UEからのフィードバック情報及び前記UEの活性集合に追加されるノードBの数及び種類によって発生する電力オフセットを示す。前記オフセット932は、時点‘t’(950)で前記活性集合内のノードBの数、前記ノードBが前記DSCHを伝送するノードBと同一のRNCによって制御されるか否かということ、及び前記ノードBから前記UEに伝送される前記DL_DCHの受信電力レベルの差によって決定される。前記オフセット932は、1dBと3dBとの間の値を有する。
【0077】
オフセット933は、時点‘t’(950)で前記UEと前記DSCHを伝送するノードBとの間のチャネル環境の変化によって発生するDL_DCHの送信電力オフセットを示す。前記オフセット933は、前記DSCHを伝送するノードBからの共通パイロット信号を解析するか、前記DSCHを伝送するノードBから前記UEに伝送されるDL_DCHのパイロットフィールドを別々に解析することによって計算される。前記オフセット933は、主に前記ノードBと前記UEとの間の距離に依存する値であり、前記距離の4乗に反比例する。前記オフセット933は、前記活性集合内のノードBの数が1である場合、つまり、前記UEがソフトハンドオーバー領域に位置しない場合、前記UEによって伝送される前記TPCによって計算される必要がない。しかしながら、前記活性集合内のノードBの数が2以上である場合、前記DSCH用のTFCを伝送するノードBは、前記DSCH用のTFCIの送信電力の決定において、前記UEから受信される前記TPCを使用することができない。従って、前記オフセット933は、前記UEによって測定される値によって計算される。
【0078】
図9において、前記ソフトハンドオーバー領域に位置する前記UEに必要な適したDSCH用のTFCIの送信電力は、曲線902によって表現され、本発明は、前記DSCH用のTFCを伝送するノードBが前記曲線902によって前記UEに前記DSCHを伝送することができるようにすることが目的である。従来の技術のように、相対的な電力オフセット値を使用せずに前記UEが前記ソフトハンドオーバー領域に移動する場合、前記ノードBまたは前記RNCから伝送される前記DSCH用のTFCIの送信電力曲線は、曲線901になる。前記曲線901は、前記UEが前記ソフトハンドオーバー領域に位置することによって発生する軟結合によって、前記UEが前記ソフトハンドオーバー領域に位置しない場合の前記DSCH用のTFCIまたは前記DPCH用のTFCIの送信電力曲線902が変化した形態である。
【0079】
さらに、曲線902は、前記ソフトハンドオーバー領域内の前記ノードBと前記UEとの間のチャネル環境の変化を考慮して決定された前記DSCH用のTFCI送信電力曲線である。前記ソフトハンドオーバー領域でない場合、前記曲線902は、前記DPCH用のTFCI及び前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定するために使用される。
【0080】
本発明の実施形態において、前記UEが適正のDSCH用のTFCI電力オフセットまたは前述のDSCH用のTFCI電力オフセットに対する情報を計算し、前記ノードBまたは前記RNCに前記計算された情報を伝送することによって、前記ノードBまたは前記RNCが前記曲線902を使用することができるようになる。前記適正のDSCH用のTFCI電力オフセットを前記UEから前記ノードBに伝送する場合、前記ノードBは、前記RNCによる前記DSCH用のTFCIの送信電力が提供されなくても、前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定することができる。従って、前記ノードBは、現在前記DSCHを受信する前記UEと前記DSCHを送信する前記ノードBとの間のチャネル環境の変化を迅速に反映することによって、前記DSCH用のTFCIを伝送することができるという長所がある。しかしながら、前記DSCH用のTFCI電力オフセット情報が前記ノードBに伝送される場合、前記ノードBは、前記DSCH用のTFCI電力オフセット情報を前記RNCに伝送し、前記RNCによって計算された適切のDSCH用のTFCI送信電力値を受信する。
【0081】
オフセット932は、活性集合内のノードBから前記UEに受信される前記DL_DCHの受信電力レベル、及び前記活性集合内のノードBの数及び種類に依存する。前記活性集合内のノードBの数は、前記UEが知っている値であり、前記ノードBの種類は、前記UTRANから前記UEに提供される値、または、前記UEが知っている値である。さらに、前記活性集合内の各ノードBから伝送される前記DL_DCHの受信電力レベルも前記UEによって計算されることができる。
【0082】
前記オフセット932は、(i)前記活性集合内のノードBの数によって決定される軟結合利得の最大値及び最小値を決定し、(ii)前記活性集合内の各ノードBから受信される前記DL_DCHの受信電力レベルを計算し、(iii)前記活性集合内のノードBのうち、前記DSCHを伝送するノードBと同一のRNCに属するノードBの数を考慮してオフセット932を計算する過程によって計算される。前記オフセット値932を計算する一例として、前記DSCHを受信するUEが前記ソフトハンドオーバー領域に位置し、前記UEの活性集合の数が2であり、前記UEの活性集合内の2つのノードBのいずれか1つのノードBが前記DSCHを伝送するノードBのRNCと異なるRNCに属する場合、前記オフセット値932の範囲は、前記2つのノードから受信された信号の受信電力レベル間の差が大きい場合に1dBの最小値を有し、前記2つのノードから受信された信号の受信電力レベル間が同一である場合に3dBの最大値を有する。前記オフセット値932の最大値と最小値との間に選択される値は、前記DSCHを受信する前記UEが前記UEの活性集合内の各ノードBから受信するCPICHまたはDL_DPCHのパイロットフィールドの受信電力レベルを考慮して計算されることができる。
【0083】
オフセット933は、前記UEと前記DSCH用のTFCを伝送するノードBとの間のチャネル環境によって決定され、前記チャネル環境は、前記UEと前記DSCH用のTFCを伝送するノードBとの間の距離及び多重経路によるフェーディング(fading)を示す。前記オフセット933を決定する方法は、多数の方法を使用することができる。第1方法は、前記UEによって受信される共通パイロットチャネル信号を利用する方法である。第2方法は、前記UEによって受信される前記DL_DCHのパイロットチャネル信号を利用する方法である。第3方法は、前記UEによって受信される前記共通パイロットチャネル信号及び前記DL_DCHの専用パイロット信号をともに利用する方法である。
【0084】
前記第1方法において、前記UEは、前記活性集合内のノードBから受信される全ての共通パイロット信号のレベルをフレーム単位で測定し、前記測定された信号レベルを前記UTRANに報告する。つまり、前記UTRANは、前記DSCH用のTFCIを伝送する1次ノードBからの共通パイロット信号だけでなく、前記DSCH用のTFCIを伝送しない2次ノードBからの共通パイロット信号を比較して、前記DSCH用のTFCIの電力オフセットを決定する。以下、より詳細に説明する。
【0085】
前記UEは、1つのフレーム毎に前記DSCH用のTFCを伝送するノードBからの共通パイロット信号のレベルを測定する。前記測定結果において、前記信号レベルが増加すると、前記UEは、前記オフセット値933を減少させる。しかしながら、前記信号レベルが減少されると、前記UEは、前記オフセット値933を増加させる。前記オフセット933の初期値は、前記UEが前記ソフトハンドオーバー領域に最初に進入する時に測定された共通パイロットチャネル信号レベルに基づいて決定されることができる。前記初期値は、0dBに設定されることができる。前記UEが前記ソフトハンドオーバー領域に持続的に留まっている場合、前記オフセット値933は、フレーム毎に測定される前記共通パイロットチャネル信号レベルの変化によって変化する。前記オフセット値933を計算する一例として、現在測定された前記共通パイロットチャネルの信号レベルが1つのフレーム以前に測定された共通パイロットチャネルの信号レベルと1dBの分だけ相違する場合、前記オフセット933は、1dB、0.5dB、またはその以外の値に決定される。
【0086】
前記共通パイロットチャネルの信号レベルの変化によるオフセット値は、前記ソフトハンドオーバー領域によって相違して決定され、これは、都心、副都心、及び郊外地域に区分することができる。例えば、前記UEと前記DSCH用のTFCを伝送するノードBとの間の距離に基づいて前記オフセット933を決定する時、都心である場合は、前記共通パイロットチャネル信号レベルは前記距離の4乗または5乗に反比例し、副都心である場合は、前記距離の3乗に反比例し、郊外地域である場合は、前記距離の2乗に反比例する。
【0087】
前記オフセット933を決定する第1方法の正確性を高めるために、前記UEは、前記活性集合内の他のノードBからの共通パイロットチャネルの信号レベルを測定し、前記測定された値を前記オフセット933の決定に使用することができる。前記測定された2つの共通パイロットチャネル信号の差は、前記DSCH用のTFCIを伝送する1次ノードBからの共通パイロットチャネルの信号レベルと、前記1次ンノードBを除いた2次ノードBのうち最高の共通パイロットチャネル信号レベルを有するノードBからの共通パイロットチャネル信号レベルとの差に定義される。前記共通パイロットチャネル信号レベルの差を利用して前記オフセット933を決定する方法を<表4>に示す。
【0088】
【表4】
Figure 2004514320
【0089】
<表4>は、共通パイロットチャネル(CPICH)信号間のレベル差を利用してオフセットを決定する方法を示す。<表4>において、前記共通パイロットチャネル信号差が以前のフレームにおいて測定された共通パイロット信号差より増加したことは、前記DSCH用のTFCIを伝送するノードBと前記UEとの間の距離が遠くなったか、または、前記UEによって測定された前記活性集合内の他のノードBからの共通パイロット信号のレベルが変化したことを意味する。従って、前記DSCH用のTFCIを伝送するノードBからの共通パイロットチャネルの信号レベルが減少した場合、前記UEは、以前のフレームにおいて適用された前記オフセット933より増加したオフセットを使用する。しかしながら、前記DSCH用のTFCIを伝送するノードBからの共通パイロットチャネルの信号レベルの変化がない場合、これは、前記DSCH用のTFCIを伝送しないノードBからの共通パイロットチャネル信号が変化したことを意味する。前記DSCH用のTFCIを伝送しないノードBからの共通パイロットチャネル信号の変化は前記DSCH用のTFCIの送信電力の設定と関係ないので、以前のフレームにおいて適用された前記オフセット933をそのまま使用する。
【0090】
前記2つの共通パイロットチャネルの信号レベル間の差を利用する方法において、前記オフセット933の初期値としては、前記UEが前記ソフトハンドオーバー領域に最初に進入した時に測定された値を設定することができる。前記初期値は10dBになることができる。
【0091】
前記オフセット933を決定する第2方法は、前記UEで受信される前記DL_DCHのパイロット信号のレベルを使用することである。
【0092】
前記オフセット933を決定する方法において、前記共通パイロット信号を利用する第1方法は、測定周期が1つのフレームであることでチャネル環境が頻繁に変化する場合、前記チャネル環境の変化を適切に反映することができない。前記チャネル環境の変化を迅速に反映する必要があり、前記SSDT符号の更新周期が短い場合、前記DL_DCHの専用パイロットチャネルの信号レベルを測定する方法は、前記オフセット933を決定する第1方法と同一である。つまり、前記DSCH用のTFCを伝送するノードBからの前記DL_DCHのパイロットチャネルの信号レベルが増加した場合、以前のフレームに適用されたオフセット933より小さいオフセットを使用する。それに比べて、前記DL_DCHのパイロットチャネルの信号レベルが減少すると、前記以前のフレームに適用された前記オフセット933より大きいオフセットを使用する。前記オフセット933を決定する第2方法も、信頼度を高めるために前記活性集合内の他のノードBから受信された前記DL_DCHのパイロットチャネルの信号レベルを利用することができ、その原理は、前記オフセット933を決定する第1方法の原理と同一である。
【0093】
前記オフセット933を決定する第1方法は、前記チャネル環境の変化がわずかであるか、前記SSDT符号の更新周期が比較的に長い場合に適合であり、前記オフセット933を決定する第2方法は、前記チャネル環境の変化が著しいか、前記SSDT符号の更新周期が比較的に短い場合に適合である。従って、前記第1方法及び前記第2方法の長所をまとめて第3方法において使用することができる。以下、前記オフセット933を決定する第3方法の一例を説明する。本発明の理解を容易にするために、前記SSDT符号の長さが10ビットであり、前記FBIフィールドのDフィールドの長さが2ビットであり、相対的な電力オフセットの更新周期が5スロットであると仮定する。
【0094】
前記第3方法において、前記UEは、5スロットの間にスロット毎に前記DL_DCHのパイロットチャネルの信号レベルを測定し、最近に測定した値から前記測定された信号レベルに加重値を適用することによって前記オフセット933を計算し、前記DSCH用のTFCIに適用される相対的な電力オフセットを計算し、次の5スロットにわたって前記DSCHを伝送するノードBに前記計算された相対的な電力オフセットを伝送する。前記相対的な電力オフセットを2回伝送した後、3回目に相対的な電力オフセットを伝送する時、前記UEは、前記共通パイロット信号レベルに基づいて決定された前記オフセット933を使用して前記相対的な電力オフセットを決定し、前記DSCHを伝送するノードBに前記決定された相対的な電力オフセットを伝送する。これは、前記DL_DCHを通して伝送されるパイロットビットの数が前記共通パイロットチャネルのビットの数より小さいので、実際のチャネル環境が適切に反映できなかった場合を考慮して前記相対的な電力オフセットを補正するためである。この場合、前記共通パイロットチャネルを使用して前記電力オフセットを補正する周期は、前記UE及び前記ノードBの上位階層が以前に同意した周期に変更することができる。
【0095】
前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定するために前記UEによって前記DSCHを伝送するノードBに伝送される実際のオフセット値は、前記DSCHを受信するUEからのフィードバック情報、及び前記UEの活性集合内のノードBの数及び種類によって決定される前記オフセット932と、前記UEと前記DSCH用のTFCを伝送するノードBとの間のチャネル環境の変化によって決定されるオフセット933との和である。前記オフセット932と前記オフセット933との和を前記UEによって前記DSCH用のTFCIの送信電力を設定するために伝送される前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットに定義する場合、前記DSCH用のTFCI送信電力オフセットは、<表5>に示すように設定されることができる。
【0096】
【表5】
Figure 2004514320
【0097】
<表5>において使用される符号は、前記SSDT ID符号のうち1ビットFBIに使用されるショート符号と同一である。<表5>において、前記DSCH用のTFCI送信電力オフセットは、前記DSCHを受信するUEからのフィードバック情報、及び前記UEの活性集合内のノードB種類及び数によって決定された1dB乃至3dBのオフセットを考慮し、前記チャネル環境の変化をさらに考慮して決定される。<表5>に示す値は、本発明によって決定される前記DSCH用のTFCI送信電力オフセットの一例である。<表5>に示す8つのオフセット値のうち、前記DSCH用のTFCを伝送するノードBに伝送される前記DSCH用のTFCI送信電力オフセットは、前記オフセット932と前記オフセット933とを合計し、前記合計された値を四捨五入して最も近似した値を選択することによって決定される。前記DSCH用のTFCI送信電力オフセットを受信すると、前記ノードBは、前記DSCH用のTFCI送信電力オフセットを、前記DSCH用のTFCI送信電力の更新周期の間に使用するか、前記DSCH用のTFCIを伝送する最初のスロットを伝送するために初期値として使用する。それから、前記ノードBは、前記UEによって伝送されたTPCを使用して、次のスロットから前記DSCH用のTFCIの送信電力を調整することができる。
【0098】
前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定するための電力オフセット値を伝送する方法において、前記SSDT符号を使用する既存の方法以外に、別途の符号化方法を利用することができる。別途の符号化方法は2つに分けることができ、第1方法は、(N,3)符号を利用方法であり、第2方法は、(N,4)符号を利用する方法である。
【0099】
以下、本発明の実施形態による(N,3)符号及び(N,4)符号が同時に生成できる符号器及び復号器に関して説明する。前記(N,3)符号及び前記(N,4)符号は、前記UEに伝送される前記DSCHの送信電力の相対的な電力オフセットに適用されることができる。前記相対的な電力オフセットの段階の数が少なくても構わない場合は、(N,3)符号が使用される。しかしながら、前記相対的な電力オフセットの段階の数が多くなるべきである場合は、(N,4)符号が使用される。前記(N,3)符号及び前記(N,4)符号のうちどの符号を使用するかを判断する根拠としては、多数の根拠を採用することができる。前記判断根拠の一例として、前記DSCHを受信するUEが前記ソフトハンドオーバー領域に位置する場合、前記活性集合内のノードBの数によって(N,3)符号を使用するか、(N,4)符号を使用するかが決定される。前記活性集合内のノードBの数が少ない場合は前記(N,3)符号が使用され、前記活性集合内のノードBの数が多い場合は前記(N,4)符号が使用される。
【0100】
図10は、本発明の実施形態によるUEアルゴリズムを示す。図10を参照すると、参照番号1001は、シンプレックス(simplex)符号器である。前記シンプレックス符号器1001は、1次リードマラー(Reed Muller)符号から1番目の列を穿孔(puncturing)することによってシンプレックス符号語を生成する。(2−1,k)1次リードマラー符号から生成されるシンプレックス符号語は、(2−1,k)の形態を有する。前記(N,3)符号を生成するためには、(7,3)シンプレックス符号語が必要であり、前記(N,4)符号を生成するためには(15,4)シンプレックス符号語が必要である。<表6>は、(8,3)1次リードマラー符号を示し、1番目の列を穿孔すると、前記(8,3)1次リードマラー符号は(7,3)シンプレックス符号語になる。
【0101】
【表6】
Figure 2004514320
【0102】
<表7>は、(16,4)1次リードマラー符号を示し、1番目の列を穿孔すると、前記(16,4)1次リードマラー符号は(15,4)シンプレックス符号語になる。
【0103】
【表7】
Figure 2004514320
【0104】
図11は、<表6>及び<表7>に示す1次リードマラー符号を穿孔することによってシンプレックス符号語を生成する符号器を示す。前記シンプレックス符号語を生成するための符号化アルゴリズムは、<表6>及び<表7>に示すシンプレックス符号語を貯蔵するメモリに置き換えることもできる。
【0105】
図11を参照すると、参照番号1101は、1次リードマラー符号W1、W2、W4、及びW8を生成する1次リードマラー発生器を示す。前記W1、W2、W4、及びW8は、1次リードマラーベーシス(basis)符号であり、前記1次リードマラーベーシス符号W0、W1、…、W15を生成するために使用される。前記W1、W2、W4、及びW8の最左の符号ビット‘0’は穿孔される。前記穿孔された1次リードマラー符号は、前記シンプレックス符号を生成するために使用される。前記ベーシス符号W8は、(N,4)符号のために追加に使用される。乗算器1111、1112、1113、1114は、入力情報ビットと穿孔された(N,4)を乗算して、穿孔されたWj(j=0、1、…、15)符号を生成するために必要な穿孔された1次リードマラーベーシス符号を選択する動作を遂行する。例えば、前記入力情報ビットa3、a2、a1、a0が‘1101’である場合、前記1次リードマラー符号発生器は、前記穿孔された1次リードマラーベーシス符号W8及びW1を選択することによって、前記入力情報ビットによって表現される十進数13に対応する符号W13を生成する。
【0106】
スイッチ1103は、(N,4)符号を生成するためのシンプレックス符号を生成する時に使用され、(N,3)符号を生成するためのシンプレックス符号を生成する時は使用されない。合計器1105は、前記入力情報ビットによって選択された1次リードマラーベーシス符号を合計することによって、前記入力情報ビットに対応する1次リードマラー符号を生成する。
【0107】
前記シンプレックス符号器1001から出力されたシンプレックス符号は、インターリーバ1002に入力される。前記インターリーバ1002は、特定のパターンによって前記受信されたシンプレックス符号を列置換(column permutation)する。前記列置換されたシンプレックス符号は、特定のパターンを有し、前記特定のパターンは、N個の符号シンボルが反復されても長さNに対して最適の性能を有する符号になることである。 (N,3)符号を生成するために前記インターリーバ1002によって使用された列置換のパターンは、<数式2>によって表現される。
【0108】
【数式2】
Figure 2004514320
【0109】
前記列置換は、前記受信されたシンプレックス符号を加重値分布(Weight Distribution)によって再配列したことである。前記列置換において、Sj(j=0,…, 7)は、(7,3)シンプレックス符号のj番目のシンボルを示す。前記パターンによって再配列されたシンプレックス符号は反復されて長さNの分だけ分割されても、前記長さNに対して最適の性能を有する符号になる。(N,4)符号を生成するために前記インターリーバ1002によって使用される列置換のパターンは、<数式3>のようである。
【0110】
【数式3】
Figure 2004514320
【0111】
前記(N,4)符号を生成するための列置換は、N値が5、20、35、50…、つまり、N mod 15=5である場合を除いて、全てのN値に対して最適の性能を有する(N,4)符号を生成する。N mod 15=5である場合、最適の符号と最小距離が1の分だけ相違する(N,4)符号を生成する。
【0112】
前記インターリーバ1002から出力された前記列置換された(7,3)シンプレックス符号または(15,4)シンプレックス符号は、反復器1003に入力される。前記反復器1003は、列置換された(7,3)シンプレックス符号または(15,4)シンプレックス符号を前記制御器1004の制御によって反復させる。前記制御器1004は、N値によって前記入力されたシンプレックス符号を反復することによってN個のシンプレックス符号を出力するように前記反復器1003を制御する。
【0113】
前記反復器1003及び前記制御器1004の動作に対する理解を容易にするために、前記列置換された(7,3)シンプレックス符号で(15,3)符号を生成する過程を説明する。前記反復器1003は、前記列置換された(7,3)シンプレックス符号をS1、S2、S4、S7、S3、S5、S6、S1、S2、S4、S7、S3、S5、S6…の順で反復し、前記制御器1004は、N=15によってS1、S2、S4、S7、S3、S5、S6、S1、S2、S4、S7、S3、S5、S6、S1のみを出力するように前記反復器1003を制御する。
【0114】
図12は、図10の(N,3)符号及び(N,4)符号を生成する符号器に対応する復号器の構造を示す図である。図12を参照すると、図10の前記反復器1003から出力された(N,3)符号または(N,4)符号は、前記復号器の最初の過程において累積器1201に入力される。前記累積器1201は、制御器1202によって制御される。前記制御器1202は、(N,3)符号が使用されたか(N,4)符号が使用されたかを判断する。(N,3)符号が使用された場合、前記制御器1202は、前記入力された(N,3)符号のシンボルを7つの単位に分割して、前記累積器1201によって前記反復されたシンボルが反復的に累積されるように前記累積器1201を制御し、(N,4)符号が使用された場合は、前記入力された(N,4)符号のシンボルを15個の単位に分割して、N個のシンボルが前記累積器1201によって反復的に累積されるように前記累積器1201を制御する。前記累積器1201によって累積された(N,3)符号または(N,4)符号は、(7,3)シンプレックス符号または(15,4)シンプレックス符号に変換される。前記累積器1201から出力された(7,3)シンプレックス符号または(15,4)シンプレックス符号は、デインターリーバ(deinterleaver)1203に入力される。前記デインターリーバ1203は、図10のインターリーバ1002によって遂行された列置換の動作を逆に遂行して、前記入力された(7,3)シンプレックス符号または(15,4)シンプレックス符号を元のシンプレックス符号シンボルに変換する。前記(7,3)符号に対する逆列置換を<数式4>によって表現する。
【0115】
【数式4】
Figure 2004514320
前記(15,4)符号に対する逆列置換を<数式5>によって表現する。
【0116】
【数式5】
Figure 2004514320
【0117】
前記ディインターリーバ1203によって逆列置換された(7,3)シンプレックス符号または(15,4)シンプレックス符号は、0挿入器1204に提供される。前記0挿入器1204は、前記入力された(7,3)シンプレックス符号の最左側の符号シンボルの前に0を挿入して、前記(7,3)シンプレックス符号を(8,3)1次リードマラー符号に変換し、前記入力された(15,4)シンプレックス符号の最左側の符号シンボルの前に0を挿入して、前記(15,4)シンプレックス符号を(16,4)1次リードマラー符号に変換する。
【0118】
IFHT(Inver Fast Hadamard Transform)1205は、前記入力された(8,3)1次リードマラー符号または(16,4)1次リードマラー符号に対してIFHTを遂行して、前記(8,3)1次リードマラー符号または前記(16,4)1次リードマラー符号を図10のシンプレックス符号器1001に提供された元の情報ビットに復号する。前記IFHT1205は、前記1次リードマラー符号を迅速に復号することができ、前記1次リードマラー符号を復号するハードウェア構造の複雑性も減少させる。
【0119】
前記DSCH用のTFCIの送信電力に対する情報を伝送する方法において、前記DSCH用のTFCIの送信電力に対する情報を伝送するUEが前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを直接決定する場合、前記DSCH用のTFCIの送信電力に対する情報は前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットになることができる。前記DSCH用のTFCIの送信電力を前記RNCによって決定する場合、前記UEによって伝送される前記DSCH用のTFCIの送信電力に対する情報は、前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定するための情報になることができる。
【0120】
前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定する第1方法及び第2方法を再び説明すると、下記のようである。
前記第1方法において、前記UTRAN(特に、RNC)は、前記UEから伝送されるフィードバック情報及び前記RNCが知っている前記UEの活性集合内のノードBの数及び種類を考慮して、前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定する。第2方法において、前記UEは、前記UEの活性集合内のノードBの数及び種類、及び前記UEによって測定された情報、例えば、前記活性集合内のノードBからの共通パイロット信号のレベルのような情報を利用して、前記DSCH用のTFCI送信電力オフセットを決定し、前記ノードBまたは前記RNCに前記決定された電力オフセット情報を伝送することによって、前記ノードB及び前記RNCは前記受信された電力オフセットに基づいて前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定するようになる。
【0121】
前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定する第1方法及び第2方法以外に、第3方法がある。前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定する第3方法において、前記UTRAN(特に、RNC)は、前記UEからの前記フィードバック情報を利用せず、自分が知っている値を使用して前記DSCH用のTFCIの送信電力を決定する。前記DSCH用のTFCIの送信電力の決定において前記RNCによって使用される情報は、(i)前記DSCHを受信する前記UEの活性集合内のノードBの数及び種類、(ii)前記UL_DPDCHを通して前記UEによって周期的に報告される前記活性集合内のノードBの数及び種類、(iii)前記UL_DPDCHを通して前記UEによって周期的に報告される前記活性集合内のノードBからの共通パイロット信号のレベルを含む。前記第3方法は、前記UTRANが前記UEから前記UL_DPCCHを通して前記フィードバック情報を受信する必要がないので、前記UEは、前記情報、つまり、前記DSCH用のTFCIの送信電力のためのオフセット値を計算する必要がなく、従って、前記UEハードウェアの複雑度が減少するという長所がある。しかしながら、前記UTRANは、前記UEからのフィードバック情報を利用せず、前記UL_DPDCHを通して前記UEによって周期的に報告される情報に依存するので、前記DSCHを受信するUEと前記DSCHを伝送するノードBとの間の信号伝送環境の変化を迅速に反映することができない。これは、前記UEによって前記UL_DPCCHを通して伝送されるTPC、TFCI、及びFBIのような制御命令語とは異なって、前記UL_DPDCHを通して前記UEによって伝送されるシグナリング情報の処理時間が長いからである。
【0122】
図13は、本発明の実施形態による多重経路受信機能を支援するUEの受信器の構造を示す図である。前記“多重経路(multi−path)”は、前記UEがソフトハンドオーバー領域に位置しない場合、前記ノードBから伝送される信号が前記UEによって直接受信されるか、障害物にぶつかって間接的に受信される経路を称する。さらに、前記UEがソフトハンドオーバー領域に位置する場合、前記活性集合内のノードBから伝送される前記信号を前記UEが受信する経路を称する。
【0123】
図13を参照すると、RF(Radio Frequency)モジュール1302は、アンテナ1301を通して前記UEの活性集合内の各ノードBから伝送されるRF信号を受信し、搬送波によって搬送される前記RF信号を基底帯域または中間周波数(Intermediate Frequency)帯域の信号に変換する。前記RFモジュール1302の出力は、復調器1303によって復調された後、デスクランブラー#1(descrambler)1310乃至デスクランブラー#n1330によってデスクランブリングされる。前記デスクランブラーの数は、前記UEが同時にデスクランブリングすることのできるダウンリンクスクランブリング符号(scrambling code)の数によって決定される値であり、前記値は、製造会社によって相違することがある。前記“ダウンリンクスクランブリング符号”は、W−CDMA方式において前記ノードBを識別するために使用される符号である。図13において、本発明に対する理解を容易にするために、前記デスクランブラー#1(1310)は、前記活性集合内に前記DSCHを送信しないノードB#1からの信号をデスクランブリングするために使用され、前記デスクランブラー#n(1330)は、前記DSCHを送信するノードBからの信号をデスクランブリングするために使用されると仮定する。
【0124】
前記デスクランブラー#1(1310)の出力は、逆拡散器(despreader)#1(1311)に提供され、ノードB送信器でダウンリンクチャネルと掛けられたウォルシュ符号に対応するウォルシュ符号と掛けられることによって、前記ダウンリンクチャネルを区別する。W−CDMA方式において、前記チャネルを区別するために使用されたウォルシュ符号を“OVSF(Orthogonal Variable Spreading Factor)符号を称し、その長さは、前記チャネルのデータ伝送率によって決定される。前記逆拡散器#1(1311)の出力は、ダウンリンク共通チャネル(Downlink Common Channel)信号、ダウンリンク専用チャネル(Downlink Dedicated Channel)信号、ダウンリンク共通パイロットチャネル(Downlink common Pilot Channel)信号になることができる。前記“ダウンリンク共通チャネル信号”は、前記ノードBのシステム情報を伝送する同報通信チャネル(Broadcasting Channel:BCH)、前記UEにシグナリング情報を伝達するページングチャネル(Paging Channel: PCH)または順方向接近チャネル(Forward Access Channel:FACH)になることができる。さらに、前記“ダウンリンク専用チャネル”は、前記ノードB#1と前記UEとの間のチャネル環境の変化に関する情報を前記UEに伝送する専用チャネルを示す。
【0125】
前記逆拡散器#1(1311)から出力された共通パイロットチャネルは、共通パイロットチャネル推定器1312に提供される。前記共通パイロットチャネル推定器1312は、前記ノードB#1と前記UEとの間にチャネル環境の変化によって、前記受信された信号の位相変化及び前記共通パイロット信号のレベルを推定する。前記共通パイロットチャネル推定器1312によって推定された前記ノードBからの信号の位相は、位相補償器1313に提供され、前記位相補償器1313は、前記ノードBから前記UEに受信された前記ダウンリンク専用チャネルの位相を補償する。前記 位相補償器1313によって推定された前記共通パイロット信号のレベルは、ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350に提供され、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記提供された情報に基づいてダウンリンク送信電力命令情報またはダウンリンクチャネル情報を生成する。
【0126】
逆多重化器1314は、前記位相補償器1313から位相が補償されて出力されたダウンリンク専用チャネル信号を時分割多重化した形態でダウンリンク専用物理データチャネル(DL_DPDCH)とダウンリンク専用物理制御チャネル(DL_DPCCH)に逆多重化する。前記逆多重化器1314の出力は、ダウンリンク専用チャネルデータフィールド、TFCI、専用チャネルパイロット、及びTPCを含む。前記ダウンリンク専用チャネルデータは、デインターリーバ1315によってデインターリービングされて復号器1316に提供される。前記復号器1316は、前記デインターリービングされたデータをチャネル符号化される以前のデータに復号してUEの上位階層に伝送する。前記逆多重化器1314から出力された前記TFCIは、1つのフレームの間に受信された後、1つのフレームの間に伝送された符号語に加算される。前記加算されたデータは、前記DL_DPDCHを通して伝送された相違する伝送率を有するトランスポートチャネルの解析に使用される。前記逆多重化器1314から出力された専用チャネルパイロットは、専用チャネルパイロット推定器#1(1317)に提供され、前記専用チャネルパイロット推定器#1(1317)は、前記受信された専用チャネルパイロットの信号レベルを測定する。前記専用チャネルパイロット推定器#1(1317)から推定されて出力された専用チャネルパイロットの信号レベルは、ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350に提供され、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記提供された情報に基づいてダウンリンク送信電力命令情報またはダウンリンクチャネル情報を生成する。前記逆多重化器1314から出力されたTPCは、UEのアップリンク信号電力を制御するために前記ノードB#1によって伝送されたアップリンク電力制御命令語である。前記TPCは、前記UEによって伝送されるアップリンク送信電力制御命令として使用される同時に、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350に入力され、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記受信されたTPCに基づいてダウンリンク送信電力命令情報を生成する。
【0127】
デスクランブラー#n1330は、前記ノードB#nから伝送されたダウンリンク信号を前記デスクランブラー#1(1310)と同一の方式でデスクランブリングする。前記デスクランブラー#n1330の出力は、前記逆拡散器#n1331に提供され、共通パイロットチャネル信号、ダウンリンク専用チャネル信号、ダウンリンク共通チャネル信号、及びダウンリンク共有チャネル信号にデスクランブリングされる。前記逆拡散器#n1331は、前記逆拡散器#1(1311)と同一の動作原理を有する。前記逆拡散器#n1331から出力された共通パイロットチャネルは共通パイロットチャネル推定器#n1332に提供され、前記共通パイロットチャネル推定器#n1332は、前記UEと前記ノードB#nとの間のチャネル環境による位相変化を前記位相補償器1333に出力する。さらに、前記共通パイロットチャネル推定器#n1332から出力された前記共通パイロットチャネルの信号レベルが前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350に提供され、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記受信された信号レベルの基づいてダウンリンク送信電力命令情報またはダウンリンクチャネル情報を生成する。前記共通パイロットチャネル推定器#n1332は、前記共通パイロットチャネル推定器#1と同一の動作原理を有する。前記逆拡散器#n1331から出力されたダウンリンク専用チャネル信号は、前記位相補償器1333及び前記逆多重化器1334を通して、TPC、専用チャネルパイロット、ダウンリンク専用チャネルデータフィールド、及びTFCIに分離される。
【0128】
前記位相補償器1333は、前記位相補償器1313と同一の動作原理を有する。前記逆多重化器1334は、前記逆多重化器1314と同一の動作原理を有する。前記ダウンリンク専用データフィールドは、デインターリーバ1335によってデインターリービングされた後、復号器1336に提供される。前記復号器1336は、前記デインターリービングされたデータをチャネル符号化される以前のデータに復号し、前記復号したデータをUEの上位階層に伝送する。前記逆多重化器1334から出力されたTFCIは、一つのフレームの間に受信された後、1つのフレームの間に伝送された符号語に加算される。前記加算されたデータは、前記DL_DPDCHをとして伝送された相違する伝送率を有するトランスポートチャネルの解析に使用される。前記逆多重化器1334から出力された専用チャネルパイロットは、専用チャネルパイロット推定器#n1337に提供され、前記専用チャネルパイロット推定器#n1337は、前記受信された専用チャネルパイロットの信号レベルを測定する。前記専用チャネルパイロット推定器#n1337は、前記専用チャネルパイロット推定器#1(1317)と同一の動作原理を有する。前記専用チャネルパイロット推定器#n1337から推定されて出力された専用チャネルパイロットの信号レベルは、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350に提供され、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記提供された情報に基づいてダウンリンク送信電力命令情報またはダウンリンクチャネル情報を生成する。
【0129】
前記逆多重化器1314から出力されたTPCは、前記UEのアップリンク信号電力を制御するために前記ノードB#1によって伝送されたアップリンク電力制御命令語である。前記TPCは、前記UEによって伝送されたアップリンク送信電力制御命令として使用される同時に、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350に提供され、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記受信されたTPCの基づいてダウンリンク送信電力制御命令情報を生成する。前記逆拡散器#n1331から出力されたダウンリンク共通チャネル信号は、同報通信チャネル及び順方向接近チャネルを含む。前記同報通信チャネルは、システム情報を伝送し、前記順方向接近チャネルは、前記ノードBの上位階層または移動通信網の上位階層からUEに伝送されるシグナリング情報を伝送する。前記逆拡散器#n1331から出力されたダウンリンク共有チャネルは、デインターリーバ1338によってデインターリービングされた後、復号器1339に提供される。前記復号器1339は、前記デインターリービングされたデータを復号して前記UEの上位階層に伝送する。前記ダウンリンク共有チャネルは、使用者データのみを伝送するチャネルである。前記デインターリーバ1338の動作は、前記デインターリーバ1315及び前記デインターリーバ1335の動作と同一である。さらに、前記復号器1339の動作は、前記復号器1316及び前記復号器1336の動作と同一である。
【0130】
前記UEがソフトハンドオーバー領域に到達して既存のノードBだけでなく新しいノードBから信号を受信する場合、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記ノードB#1から伝送されるTPC、専用チャネルパイロット信号レベル、及び共通パイロット信号レベルを受信し、さらに、前記ノードB#2から伝送されるTPC、専用チャネルパイロット信号レベル、共通パイロット信号レベルを受信する。さらに、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記DL_DPCCHの送信電力制御情報、前記DL_DPCCHに連動される前記DSCH用のTFCIの送信電力制御情報、及び前記DSCHのダウンリンクチャネル情報を生成する。
【0131】
より具体的に説明すると、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記DL_DCHの電力制御情報を生成するために、前記ノードB#1から受信された専用チャネルパイロット信号のレベルと前記ノードB#nから受信された専用チャネルパイロット信号のレベルを合計し、前記合計した値が前記UEによって要求されるダウンリンク専用チャネル信号レベルと同一であるか否かを判断する。前記専用チャネルパイロット信号レベルの和が前記UEによって要求されるダウンリンク専用チャネル信号レベルより小さい場合、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記ダウンリンク送信電力の増加に対応するダウンリンク専用チャネル電力制御情報を生成する。その反対の場合、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記ダウンリンク送信電力の減少に対応するダウンリンク専用チャネル電力制御情報を生成する。前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記DSCH用のTFCIの送信電力制御情報を生成し、前記DSCH電力制御情報は、下記のような2つのタイプに分けられる。
【0132】
第1に、前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器1350は、前記DSCH用のTFCIの送信電力を直接に決定した後、前記UL_DPCCHのFBIフィールドを通して前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセット情報を伝送する。前記TFCI送信電力オフセット情報を決定する基準は、図9のオフセット933を決定する方法に使用される(i)前記共通パイロットチャネルの信号レベル、(ii)前記共通パイロットチャネル間の信号差、(iii)前記専用パイロットチャネルの信号レベル、(iv)専用パイロットチャネル間の信号差、及び(v)前記オフセット932を決定する前記UEの活性集合内のノードBの数及び種類を含む。前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセット情報は、複数のスロットを通して伝送されることができ、前記データに誤りが発生することを防止するために、別途に符号化される。この場合、前記符号化した送信電力オフセットは、既存のSSDT ID符号を使用して伝送されるか、本発明において提案された(N,3)符号または(N,4)符号のような他の符号を使用して伝送されることもできる。第2に、前記DSCHのダウンリンクチャネル情報は、前記ソフトハンドオーバー領域において前記DSCH用のTFCIを伝送するノードBによって伝送される前記DSCH用のTFCIに適用される電力オフセット値を前記UEが決定せずに前記UTRANが決定する場合、前記UTRANによって前記DSCH用のTFCIに適用される電力オフセットを決定するために使用される。
【0133】
図14は、本発明の実施形態によるUEの送信器の構造を示す図である。図14を参照すると、図13のダウンリンク送信電力制御命令生成器1350から出力された前記ダウンリンク専用チャネルの電力制御情報及び前記ダウンリンク共有チャネルの電力制御情報は、アップリンク送信電力制御命令生成器1411に提供され、ダウンリンク専用チャネルの電力制御命令語、及び前記ダウンリンク共有チャネル用のTFCI送信電力オフセット情報またはダウンリンクチャネル情報を示す符号語に変換される。前記ダウンリンク専用チャネル電力制御命令語は、前記UL_DPCCHのTPCフィールドを通して前記UEの活性集合内の全てのノードBに同報通信で送信される。前記ダウンリンク共有チャネル用のTFCI送信電力オフセット情報または前記ダウンリンクチャネル情報は、符号語の長さまたは上位階層によって更新周期が決定され、前記更新周期によって複数のスロットを通して伝送される。前記アップリンク送信電力制御命令生成器1411は、前記UL_DPCCHのFBIフィールドのSフィールドを使用して、前記ダウンリンク共有チャネル用のTFCI送信電力オフセット及び前記ダウンリンクチャネル情報を示す符号語を出力し、前記UL_DPCCHのTPCフィールドを使用して前記ダウンリンク専用チャネル電力制御命令語を伝送する。多重化器1416は、前記アップリンク送信電力制御命令生成器1411からFBIフィールド1412に充填される値及びTPCフィールド1413に充填される値を受信し、前記上位階層からパイロット1414及びTFCI1415を受信して、前記受信された値を多重化してUL_DPCCHデータを生成する。前記UL_DPCCHデータは、拡散器1417に提供され、前記UL_DPCCHのためのOVSF符号で拡散される。前記拡散器1417の出力は、乗算器1420によって前記UL_DPCCHの送信電力を調節する送信電力利得と掛けられた後、合計器1405によって前記UL_DPDCHと合計される。
【0134】
前記UL_DPDCHのための使用者データ1401は、符号化器1402によって符号化された後、インターリーバ1403によってインターリービングされる。前記インターリーバ1403の出力は、拡散器1404によって前記UL_DPDCHの伝送率に適したOVSF符号で拡散される。前記拡散器1404の出力は、乗算器1421によって前記UL_DPDCHの送信電力を調節する送信電力利得と掛けられた後、合計器1405によって前記UL_DPCCHと合計される。前記合計器1405から出力された前記UL_DPDCHと前記UL_DPCCHとの和は、スクランブラー1406によって前記UEが前記UL_DCHのために使用されるスクランブリング符号でスクランブリングされる。前記スクランブリングされた信号は、変調器1407によって変調された後、RFモジュール1408において搬送波と掛けられる。前記RFモジュール1408の出力は、アンテナ1410を通して前記ノードBに同報通信で送信される。
【0135】
図15は、本発明の実施形態によるノードB受信器の構造を示す図である。図15を参照すると、アンテナ1501を通して前記UEから受信された信号は、RFモジュール1502によってIF周波数または基底周波数帯域の信号に変換される。前記RFモジュール1502の出力は、復調器1503によって復調され、デスクランブラー1504によってデスクランブリングされる。前記デスクランブリングのために使用されるスクランブリング符号は、図14の乗算器1406によって使用されるスクランブリング符号と同一である。前記スクランブリング符号を使用することによって、前記ノードBは、多数のUEからの信号を区別することができる。前記デスクランブラー1504の出力信号は、逆拡散器1505によってUL_DPCCHとUL_DPDCHに逆拡散(分離)される。
【0136】
前記逆拡散器1505から出力された前記UL_DPCCHは、逆多重化器1506によってパイロット、TFCI、FBI、及びTPCに逆多重化される。前記逆多重化器1506から出力された前記アップリンク専用チャネルパイロットは、専用チャネルパイロット推定器1507に提供され、前記専用チャネルパイロット推定器1507は、前記UEと前記ノードBとの間のチャネル環境に基づいて信号の位相変化及び前記受信されたアップリンク専用チャネルパイロットの信号レベルを推定する。前記推定された位相変化値は位相補償器1510に提供され、前記位相補償器1510は、前記逆拡散器1505から出力された前記UL_DPDCHの位相を補償する。つまり、前記UL_DPDCHが前記UL_DPCCHと同一のチャネル環境を通して前記ノードBに受信されるので、前記専用チャネルパイロット推定器1507から出力される前記推定された位相変化値で前記位相を補償することによって、前記UEと前記ノードBとの間のチャネル環境の変化による前記UL_DPDCHの位相歪みを補償することができる。
【0137】
前記専用チャネルパイロット推定器1507から出力される前記専用チャネルパイロット信号レベルは、アップリンク送信電力制御命令生成器1508に提供され、前記アップリンク送信電力制御命令生成器1508は、前記受信された専用チャネルパイロット信号レベルに基づいて前記アップリンク送信電力を制御するために前記ノードBによって使用されるTPCを生成する。前記逆多重化器1506から出力された前記FBIは、ダウンリンクチャネル送信電力制御器1509に提供され、前記ダウンリンクチャネル送信電力制御器1509は、前記受信されたFBIに基づいてダウンリンク専用チャネル電力制御命令を生成する。さらに、前記逆多重化器1506から出力された前記TPCは、前記ダウンリンクチャネル送信電力制御器1509に提供され、前記ダウンリンクチャネル送信電力制御器1509は、前記受信されたTPCの基づいてダウンリンク共有チャネル電力制御命令を生成する。
【0138】
前記ダウンリンクチャネル送信電力制御器1509は、前記逆多重化器1506から受信されたFBI情報を利用して、DSCH用のTFCIの送信電力を制御する命令語を生成し、前記FBI情報は、前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセット及びダウンリンクチャネル情報になることができる。前記FBI情報を使用して前記ノードBから前記UEに伝送される前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットまたは前記ダウンリンクチャネル情報は、SSDT ID符号、(N,3)符号、(N,4)符号、または他の符号で符号化されるので、前記 FBIを通して伝送される相対的な電力オフセット情報またはダウンリンクチャネル情報は、前記ダウンリンクチャネル送信電力制御器1509において復号化される。前記ダウンリンクチャネル情報は、前記ノードBによって使用されずに、前記UTRANに伝送されて、前記UTRANが前記DSCHのために使用される電力オフセットを決定するようにする。一方、前記位相補償器1510から出力されたアップリンク専用データチャネル信号は、デインターリーバ1511によってデインターリービングされる。前記デインターリーバ1511の出力は、復号器1512によって復号化された後、前記ノードBの上位階層に伝送される。
【0139】
図16は、本発明の実施形態によるノードB送信器の構造を示す。図16を参照すると、前記DL_DPDCHを通して伝送される使用者データは、符号器1601によって符号化された後、インターリーバ1602によってインターリービングされて多重化器1605に提供される。前記多重化器1605は、TFCI(1604)、パイロット(1603)、アップリンク送信電力制御命令生成器1606から出力された前記UL_DCH送信電力を制御するためのTPC、及び前記インターリーバ1602から出力された前記DL_DPDCHを多重化して、DL_DCHを生成する。前記アップリンク送信電力制御命令生成器1606は、図15のアップリンク送信電力制御命令生成器1508と同一の装置であり、前記UL_DPCCHの専用パイロットチャネルの信号レベルを使用してTPCを設定した後、前記DL_DCHのDL_DPCCHを通して伝送する。前記多重化器1605から出力されたDL_DCHは、拡散器1607によって前記DL_DCHのためのOVSF符号で拡散された後、乗算器1632によって前記DL_DCHの送信電力の調節のために設定されたチャネル利得と掛けられて合計器1620に提供される。前記DL_DCHの送信電力調節のために設定されたチャネル利得は、図15のアップリンクチャネル送信電力制御器1509から出力されたアップリンク専用チャネル電力制御命令によって設定され、前記TFCI(1604)の送信電力は、前記アップリンクチャネル送信電力制御器1509から出力された送信電力または前記RNCによって伝送された送信電力として決定され、図6B及び図6Cに示す形態になる。
【0140】
符号器1611は、前記ノードBから前記UEに伝送されるDSCHデータを符号化する。前記符号化したDSCHは、インターリーバ1612によってインターリービングされた後、拡散器1613によって前記DSCHのためのOVSF符号で拡散される。前記拡散器1613から出力された前記拡散された信号は、乗算器1633によって前記DSCHの送信電力制御のためのチャネル利得と掛けられて合計器1620に提供される。
【0141】
ダウンリンク共通チャネル1615は、乗算器1630によって前記ダウンリンク共通チャネルに対してチャネル利得と掛けられた後、前記合計器1620に提供される。前記ダウンリンク共通チャネル1615は、同報通信チャネル(BCH)を伝送する1次共通制御物理チャネル(Primary Common Control Physical Channel: P−CCPCH)、順方向接近チャネル(FACH)及びページングチャネル(PCH)を伝送する2次共通制御チャネル(Secondary Common Control Channel: S−CCCH)を含み、さらに、共通パイロットチャネルも含む。他の使用者の専用チャネル1617は、前記ノードB内の他の使用者によって使用される専用チャネルであり、符号化、インターリービング、及び拡散の過程を経た後、乗算器1631によって前記専用チャネルに適したチャネル利得と掛けられて、前記合計器1620に入力される。
【0142】
前記合計器1620は、前記ダウンリンク共通チャネル、前記ダウンリンク専用チャネル、及び前記ダウンリンク共有チャネルを合計して、前記乗算器1621に出力する。前記乗算器1621は、前記合計器1620の出力を前記ノードBによって使用されるスクランブリング符号と掛けて、変調器1622に出力する。前記変調器1622は、前記スクランブリングされたダウンリンク信号を変調してRFモジュール1623に出力する。前記RFモジュール1623は、前記変調されたダウンリンク信号を搬送波でアップコンバート(up−convert)して、アンテナ1625を通して前記ノードB内のUEに伝送する。
【0143】
本発明においては、前記DSCH用のTFCIを伝送するセルの数及び前記DSCH用のTFCIを伝送しないセルの数に基づいて前記DSCH用のTFCIの電力オフセット値を決定する方法、及びSRNC(Serving RNC: 以下、SRNCと称する)によって決定された電力オフセットを前記ノードBに伝送する方法に関して説明する。前記“SRNC”は、UEのサービスを管理し、CN(Core Network: 以下、CNと称する)との連結を担当するRNCを称する。前記ハンドオーバー領域における前記UEと前記CNとの間の連結は、1つのRNC、つまり、SRNCのみを通して遂行され、その他のRNC、つまり、DRNC(Drift RNC: 以下、DRNCと称する)は、前記SRNCを通して前記CNと連結される。前記UEからのデータを処理するRNCのうち前記SRNCに該当しないRNCを“DRNC”と称する。さらに、以下の説明において、“セル(cell)”とは、1つのアンテナを通してビームが形成される地域である。従って、各ノードBは、1つのセルを形成することも、複数のセルを形成することもできる。
【0144】
図17は、本発明の実施形態によるソフトハンドオーバー中にRNCとセルとの間のデータの流れを示す図である。本発明の理解を容易にするために、前記UEの活性集合内において異なるRNCに属する1次ノードB1705及び2次ノードB1735を設定すると仮定する。さらに、前記1次ノードB1705に連結されるセルの数がNであり、前記2次ノードB1735に連結されるセルの数がMであると仮定する。さらに、前記TFCIが硬分割方式で伝送されると仮定する。ここで、前記“1次ノードB”は、UE1711にDSCH及びこれに対応するDL_DCHを伝送する1次ノードB1705であり、前記“2次ノードB”は、前記UE1711の位置移動によって前記UE1711にDL_DCHのみを伝送する2次ノードB1735である。所定のRNCが同一の情報を伝送する時、前記UEに連結できるセルの数は、最大8つに設定されることができる。これは、前記M及びN値が0乃至7の整数であることを意味する。この場合、前記DSCH用のTFCIの電力オフセットは、前記M及びN値によって決定されることができる。例えば、前記電力オフセットは、M/N値を利用して決定されることができる。<表8>は、前記M/N値の全てのケースに対して可能である前記DSCH用のTFCIの送信電力オフセットを示す。前記DSCH用のTFCIが3ビットの長さを有する時、<表8>に示すような8つの送信電力オフセットが可能である。前記TFCIの長さの増加は可能の電力オフセットの数を増加させる。さらに、前記電力オフセット値と前記M/N値とマッチングは、<表8>と相違して構成することができる。
【0145】
【表8】
Figure 2004514320
【0146】
<表8>において、前記M値は、前記DSCH用のTFCIを伝送しないセルの数であり、前記N値は、前記DSCH用のTFCIを伝送するセルの数である。さらに、前記DSCH用のTFCIを伝送するセルの数は、前記DSCHを伝送するセルを含む前記RNC1702に存在する前記活性集合内のセルの数と同一になることができ、前記DSCH用のTFCIを伝送しなしセルの数は、前記DSCHを伝送するセルを含む前記RNC1702に存在しないセルの数と同一になることができる。前記M及びN値は、前記SRNC及び前記UEによって認知されることができる。従って、前記電力オフセットは、前記SRNCまたは前記UEによって決定される。
【0147】
本発明において、前記TFCIのための電力オフセット値を前記SRNCから前記ノードBに伝送する方法に関して図面を参照して詳細に説明する。前記M及びN値にに基づいて決定された前記電力オフセット値は、前記ノードBに伝送されるべきである。例えば、前記SRNCが前記DSCHとともに前記電力オフセット値を伝送する。つまり、前記SRNCは、以下説明するフレームプロトコルを利用して前記電力オフセット値を伝送することができる。
【0148】
前記フレームプロトコルを利用せずに前記電力オフセット値を伝送する他の方法として、前記SRNCが前記ノードBと前記SRNCとの間のシグナリングメッセージであるNBAP(Node B Application Part)メッセージを利用して前記電力オフセット値を伝送する方法がある。前記シグナリングメッセージのうち、前記電力オフセットが伝送できるメッセージは、Radio Link Reconfigurationメッセージ及びRadio Link Setupメッセージになることができる。
【0149】
図25は、前記Radio Link Setupメッセージの構造を示す。図25において、P01は、前記TFCIのための電力オフセット値を示す。前記P01値は、前記DSCH用のTFCI及び前記DCH用のTFCIに同一の電力オフセット値を適用する時に使用されることができる。前記DSCH用のTFCI及び前記DCH用のTFCIに相違する電力オフセットが適用される場合、前記DSCH用のTFCIの電力オフセット値は新しく定義されるべきである。
【0150】
図26は、前記DSCH用のTFCIの電力オフセット値が前記DCH用のTFCIの電力オフセット値と相違して設定される場合のRadio Link Setupメッセージの構造を示す。図26において、P04は、前記DSCH用のTFCIの電力オフセット値を示す。
【0151】
前記DSCH用のTFCIを伝送するセルの数は、前記UEのハンドオーバー動作によって前記活性集合が変化する度に変更できる。この場合、前記N値及び前記M値も変更されることができ、前記変更されたN及びM値に基づいて前記TFCIのための電力オフセット値を新しく設定することができる。前記新しく設定された電力オフセット値は、前記Radio Link Reconfigurationメッセージを利用して伝送されることができる。前記Radio Link Reconfigurationメッセージは、前記N及びM値によって変更された電力オフセットを受信する前記ノードBのみに伝送されることができる。前記変更された電力オフセットは、前記DSCH用のTFCIを送信するセルを含む全てのノードBに伝送されることができ、または、前記DSCHを伝送する特定のセルを含む特定のノードBのみに伝送されることができる。
【0152】
図27は、前記電力オフセット値を添加したRadio Link Reconfigurationメッセージの構造を示す図である。図27において、P01は、前記DCH用のTFCIの電力オフセット値を示し、P04は、前記DSCH用のTFCIの電力オフセット値を示す。図27の構造は、前記DSCH用のTFCIの電力オフセットと前記DCH用のTFCI電力オフセット値が相違するという仮定による。前記DSCH用のTFCI前記DCH用のTFCIの電力オフセット値が同一である場合、図27において、前記P01値が追加されるべきである。前記NBAPメッセージを利用する電力制御方法は、前記フレームプロトコルを利用する電力制御方法と類似した方法によって遂行されることができる。
【0153】
図18は、本発明の実施形態によるソフトハンドオーバー中のRNC間のデータの流れを示す図である。本発明の理解を容易にするために、図18は、前記UEのデータフレーム伝送経路及び前記RNCから前記ノードBへの電力オフセット伝送経路を示す。つまり、異なるRNSに属するRNC A1802及びRNC B1804があり、前記RNCは異なるノードBに連結されると仮定する。前記ノードBから前記UE1811に伝送されるダウンリンク情報のうちDL_DCH及びDSCHの2つの情報1821はセル1812のみによって伝送され、残りのセル1813、1814、及び1815は、前記DL_DCH1822、1823、及び1824のみを伝送する。制御フレームプロトコルを使用して前記RNCから前記ノードBに前記電力オフセットを伝送する方法は、2つの方法を考えることができる。前記2つの方法は、図23及び図24に示す。図18における左側のRNCは、図23においてSRNCであり、図24においてDRNCである。
【0154】
図23は、本発明の実施形態によるTFCIの伝送過程を示す図である。図23は、前記DSCH用のTFCIを伝送するセルを含む前記ノードB1805に前記電力オフセットを伝送する第1方法を示す。この方法において、前記DSCH用のTFCIを伝送するセルを含む前記ノードBに連結されたRNC1802はSRNCである。図21は、前記RNCから前記ノードBに前記DSCH用のTFCIの電力オフセットを伝送するメッセージの構造を示す図である。図21に示すように、前記RNCは、前記DSCH TFCIシグナリング制御フレームメッセージのスペアフィールド(spare field)2101に前記電力オフセットを添加して、前記メッセージを前記ノードBに伝送することができる。
【0155】
図23を参照すると、段階2301で、前記SRNCは、TFCI電力オフセット情報を含む制御フレームを伝送する。前記制御フレームの構造は、図21のようである。本発明の実施形態において、前記RNC1802は、前記DSCH用のTFCIを伝送するセルを含む全てのノードBに前記制御フレームを伝送する。つまり、前記RNC1802は、前記DSCH用のTFCIを伝送するセルに連結されたRNCの全てのノードB、すなわち、前記ノードB1805及び前記ノードB1806に前記制御フレームを伝送して、前記ソフトハンドオーバー用領域内の全てのセル1811、1812、及び1813が前記電力オフセットを受信することができるようにする。前記TFCI電力オフセット情報を前記ノードBに伝送する他の方法としては、前記RNC1802が前記DSCHデータを伝送セル1811のみに前記DSCHデータフレームを伝送する方法がある。
【0156】
図22は、前記RNCが前記ノードBに電力オフセットを伝送する時に使用されるDSCHデータフレームの構造を示す。図22は、前記DSCHデータフレームに前記電力オフセットを添加する方法を示す。より具体的に、前記電力オフセットがヘッダ(header)のスペアフィールドに充填されるので、前記RNCは、前記データフレームに前記電力オフセット情報を充填して前記ノードBに伝送することができる。しかしながら、隣接した電力オフセット2202は、TFCI電力オフセットでなく、データ電力オフセットである。図22において、前記電力オフセットは、TFIビットと並んでいるスペアビットに追加される。前記スペアビットの数が3つであるので、前記RNCから前記ノードに伝送できる電力オフセットの場合の数は8である。
【0157】
前記RNCから前記ノードBに前記電力オフセットを伝送する他の方法としては、前記制御フレーム及び前記データフレームをともに利用して電力オフセットを伝送する方法がある。
【0158】
図23に戻って、段階2302で、前記ノードBは、段階2301において前記SRNCによって送信された電力オフセットを含む制御フレーム受信する。前記制御フレームの代わりに前記データフレームを受信する場合、前記DSCH用のTFCIを伝送するセル1811を含む前記ノードB1805のみが前記データフレームを受信する。
【0159】
段階2303で、前記ノードB内のセルは、前記制御フレーム内のTFCI電力オフセット情報を受信する。同様に、段階2302で、前記制御フレームの代わりに前記データフレームを受信する場合、前記DSCH用のTFCIを伝送するセル1811のみが前記電力オフセットを受信する。
【0160】
最後に、段階2304で、それぞれのラジオリンクに該当するセルは、前記ノードBのTFCI電力オフセットを利用して前記TFCIを伝送する。
【0161】
図24は、前記SRNCからDRNCを通して前記ノードBが電力オフセットを受信する過程を示す図である。この方法において、前記DSCH用のTFCIを伝送するセルを含む前記ノードBに連結されたRNC1802は、DRNCである。前記SRNCは、前記制御フレームを利用して前記DRNCに電力オフセットを伝送する。図20は、前記SRNCが前記DRNCに前記電力オフセットを伝送する時に使用される制御フレームの構造を示す図である。前記制御フレームは、前記SRNCが前記DRNCに制御情報を伝送する時に使用されるラジオフレームを称する。図20において、前記電力オフセットはリザーブドフィールド(reserved field)に挿入され、前記リザーブドフィールドの長さは可変的である。つまり、前記リザーブドフィールドは、8ビットの長さで構成されることができ、または、図20に示すように8ビットより小さい長さで構成されることもできる。前記SRNCから前記DRNCに前記電力オフセットを伝送するまた他の方法は、前記SRNCが前記DRNCデータフレームに電力オフセット情報を添加して前記DRNCに伝送する方法である。図19は、前記電力オフセットを添加した前記DSCHデータフレームの構造を示す図である。図19に示すように、前記電力オフセット値は、前記DSCHデータフレームのCmCH−PI(Common Transport Channel Priority Indicator、4 bits)と並んで伝送されることができる。図19を参照すると、前記ノードBが前記DSCHデータフレームを受信する時に追加されるヘッダ部分は、前記データ部分のスペアフィールド1902のような、データを伝送する4ビットのスペアフィールド1901を有する。このフィールドは、前記DSCH用のTFCIの電力オフセットで充填される。
【0162】
図24を参照すると、段階2401で、前記SRNC1804は、前記DRNC1802に制御フレームまたはデータフレームを伝送する。段階2402で、前記DRNC1802は、前記ノードB1805及び1806に制御フレームまたはデータフレームを伝送する。段階2403で、各ノードBは、前記制御フレームまたは前記データフレーム内のTFCI電力オフセットを受信する。最後に、段階2404で、前記UEは、前記ノードBによって選択された前記TFCI電力オフセットを受信する。
【0163】
前記RNCから前記ノードBに前記電力オフセットを伝送する方法としては、3つの方法を考えることができる。第1方法において、前記RNC1802は、前記DSCH用のTFCIを伝送するセル1811のみにDSCHデータフレームを伝送する。第2方法において、前記RNC1802は、前記DSCH用のTFCIを伝送するセルに連結された前記RNCの全てのノードB1805及び1806に前記制御フレームを伝送して、前記ソフトハンドオーバー領域に存在する全てのセル1811、1812、及び1813が前記電力オフセットを受信するようにする。第3方法は、前記第1方法及び前記第2方法を組み合わせた方法である。
【0164】
前記ノードBにおける前記電力オフセットの適用において、前記UEから受信された前記シグナリングメッセージを利用して前記電力オフセットを相違して適用する方法に関して説明する。
【0165】
前記UEから受信された前記シグナリングメッセージを利用する方法の例として、前記ノードBがSSDT符号を利用する方法がある。前記DSCH用のTFCIを伝送するそれぞれのセルには固有の臨時識別子が与えられ、前記ソフトハンドオーバー領域内のUEは、周期的にアップリンクFBIフィールドを通して1次セル(primary cell)情報を前記活性集合内のノードBに伝送する。前記1次セルとして選択されるセルは、最高のレベルの信号を受信するセルである。前記DSCH用のTFCIを伝送するノードBは、前記1次セル及び非1次セルに前記電力オフセットを相違して適用することができる。前記電力オフセットを 適用する方法としては、3つの方法がある。
【0166】
前記電力オフセットを適用する第1方法において、1次セルの場合、前記ノードBは、前記SRNCから受信された電力オフセット値をそのまま伝送し、1次セルでない場合、前記ノードBは、前記電力オフセットに一定の電力オフセット値を追加して決定される値を伝送する。例えば、前記一定の電力オフセット値が3dBであり、前記SRNCから受信された前記電力オフセット値が5dBである場合、前記1次セルは、5dBの電力オフセットで前記TFCIを伝送し、前記非1次セルは、8dBの電力オフセットで前記TFCIを伝送する。前記のように、前記TFCIの電力オフセットは、前記DCH用のTFCI及び前記DSCH用のTFCIの両方ともに適用されることができ、または、前記DSCH用のTFCIのみに適用されることができる。一方、前記非1次セルは、前記SRNCから受信された電力オフセット値を使用し、前記1次セルは、元の電力オフセットより前記一定の電力オフセットの分だけ小さい電力オフセットを使用する。
【0167】
最後に、前記1次セルのみが前記力オフセットを維持することができる。要するに、前記非1次セル電力オフセットを、例えば、2dBに増加させ、前記1次セル電力オフセットを前記元の値よりわずかに高く増加させることができる。さらに、元の1次セル電力オフセットを維持することができる。
【0168】
前述の如く、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲は前記実施形態によって限られるべきではなく、本発明の範囲内で様々な変形が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。
【0169】
【発明の効果】
前述してきたように、前記DSCHを受信するUEが前記ソフトハンドオーバー領域において前記DSCH用のTFCIを正しく受信することができ、前記DSCHを伝送するノードBが前記ソフトハンドオーバー領域において前記DSCH用のIを信頼できるように伝送することができる。さらに、前記DSCH用のTFCIの伝送において、前記DSCHを伝送するRNCは、前記DSCHを伝送する1次ノードB以外のノードBの数を考慮して前記DSCH用のTFCIの相対的な電力オフセットを決定し、前記決定された電力オフセットに基づいて前記DSCH用のTFCIの送信電力を制御する。
【図面の簡単な説明】
【図1A】ダウンリンク共有チャネル(DSCH)及びこれに対応するダウンリンク専用チャネル(DL_DCH)の構造を示す図である。
【図1B】ダウンリンク共有チャネル及びこれに対応するダウンリンク専用チャネルの構造を示す図である。
【図2】ソフトハンドオーバー領域(SHO)においてDSCH電力制御中に発生する問題点を説明するための図である。
【図3】ソフトハンドオーバー領域(SHO)においてDSCH電力制御中に発生する問題点を説明するための図である。
【図4】1次ノードBによって伝送されるTFCIの構成を示す図である。
【図5】W−CDMAシステムにおいてノードBからUEに伝送されるDL_DCHの送信電力を設定する方法を示す図である。
【図6A】TFCIを伝送する従来の方法を示す図である。
【図6B】DPCH用のTFCI及びDSCH用のTFCIを相違する送信電力で伝送する方法を示す図である。
【図6C】DPCH用のTFCI及びDSCH用のTFCIを同一の送信電力で伝送する方法を示す図である。
【図7】前記UEによってDSCH用のTFCIの送信電力オフセットを決定する方法を示す図である。
【図8A】FBIフィールドの構造を示す図である。
【図8B】前記UEによってFBIフィールドとともに伝送されるアップリンク専用物理制御チャネル(UL_DPCCH)の構造を示す図である。
【図9】前記DSCH用のTFCIを伝送するノードBの送信電力の変化を示す図である。
【図10】本発明の第1実施形態によるUEアルゴリズムを示す図である。
【図11】1次リードマラー符号を穿孔することによってシンプレックス符号語を生成する符号器を示す図である。
【図12】(n,3)符号及び(n,4)符号を生成する図10の符号器に対応する復号器の構成を示す図である。
【図13】本発明の実施形態による多重経路受信機能を支援するUE受信器の構造を示す図である。
【図14】本発明の実施形態によるUE送信器の構造を示す図である。
【図15】本発明の実施形態によるノードB受信器の構造を示す図である。
【図16】本発明の実施形態によるノードB送信器の構造を示す図である。
【図17】本発明の実施形態によるソフトハンドオーバー中のRNCとセルとの間のデータの流れを示す図である。
【図18】本発明の実施形態によるソフトハンドオーバー中のRNC間のデータの流れを示す図である。
【図19】電力オフセットが添加されたDSCHデータフレームの構造を示す図である。
【図20】SRNCがDRNCに電力オフセットを伝送する時に使用される制御フレームの構造を示す図である。
【図21】RNCからノードBにDSCH用のTFCI電力オフセットを伝送するメッセージの構造を示す図である。
【図22】RNCがノードBに電力オフセットを伝送する時に使用されるDSCHデータフレームの構造を示す図である。
【図23】本発明の実施形態によるTFCI情報伝送過程を示す図である。
【図24】DRNCを通してSRNCからノードBで電力オフセットを受信する過程を示す図である。
【図25】Radio Link Setupメッセージの構造を示す図である。
【図26】DSCH用のTFCIの電力オフセット値をDCH用のTFCIの電力オフセット値と相違して設定する場合に対応するRadio Link Setupメッセージの構造を示す図である。
【図27】電力オフセット値が添加されたRadio Link Reconfigurationメッセージの構造を示す図である。
【符号の説明】
1001  シンプレックス符号器
1002  インターリーバ
1003  反復器
1004・1202  制御器
1201  累積器
1203  デインターリーバ
1204  挿入器
1205  IFHT
1301  アンテナ
1303  復調器
1310  デスクランブラー
1311  逆拡散器
1312  共通パイロットチャネル推定器
1313  位相補償器
1314  逆多重化器
1315  デインターリーバ
1316  復号器
1317  専用チャネルパイロット推定器
1330  デスクランブラー
1331  逆拡散器
1332  共通パイロットチャネル推定器
1333  位相補償器
1334  逆多重化器
1335  デインターリーバ
1336  復号器
1337  専用チャネルパイロット推定器
1338  デインターリーバ
1339  復号器
1350  ダウンリンク送信電力制御命令生成器
1411  アップリンク送信電力制御命令生成器
1416  多重化器
1417  拡散器
1405  合計器
1407  拡散器
1503  復調器
1504  デスクランブラー
1505  逆拡散器
1506  逆多重化器
1507  専用チャネルパイロット推定器
1508  アップリンク送信電力制御命令生成器
1509  ダウンリンクチャネル送信電力制御器
1510  位相補償器
1511  デインターリーバ
1512  復号器
1606  アップリンク送信電力制御命令生成器
1607  拡散器
1615  ダウンリンク共通チャネル
1617  専用チャネル
1620  合計器
1621  乗算器
1622  変調器
1623  RFモジュール

Claims (27)

  1. ハンドオーバー領域に存在する移動端末(UE)及び前記移動端末と通信する複数のノードBを有する移動通信システムで、ダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2送信形式結合表示ビットの送信電力を決定する方法において、
    専用チャネル通して前記UEに伝送される専用チャネルデータの送信形式情報を示す第1伝送形式表示ビットを含むノードBの専用チャネルデータを伝送し、ここで、前記ノードBのうち少なくとも1つの選択されたノードBが専用チャネルを通して第1伝送形式表示ビット及び第2伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを伝送し、ダウンリンク共有チャネルを通してダウンリンク共有チャネルデータを伝送する過程と、
    前記選択されたノードBの前記第2伝送形式表示ビットの送信電力レベルを前記専用チャネルデータのみを伝送するノードBからの前記第1伝送形式表示ビットの送信電力の比より大きい値に決定する過程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記第2伝送形式表示ビットの送信電力は、活性集合内のノードBの数に基づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記第2伝送形式表示ビットの送信電力は、活性集合内のノードBの種類に基づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記第2伝送形式表示ビットの送信電力は、活性集合内のノードBの数及び種類に基づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記第2伝送形式表示ビットは、サイト選択ダイバーシティ(SSDT)信号を利用して伝送されることを特徴とする請求項1の方法。
  6. ハンドオーバー領域に存在する移動端末(UE)及び前記移動端末と通信する複数のノードBを有する移動通信システムで、ダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2伝送形式表示ビットの送信電力を決定する方法において、
    専用チャネルを通して第1伝送形式表示ビットを含むノードBの専用チャネルデータを前記UEに伝送し、ここで、前記ノードBのうち少なくとも1つの選択されたノードBが専用チャネルを通して前記第1前記伝送形式表示ビット及び第2伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを伝送し、前記ダウンリンク共有チャネルを通してダウンリンク共有チャネルを伝送する過程と、
    前記選択されたノードBの前記第2伝送形式表示ビットの電力オフセットを前記専用チャネルデータのみを伝送するノードBからの前記第1伝送形式表示ビットの電力の比より大きい値に決定する過程と、
    前記電力オフセットを前記選択されたノードBに伝送する過程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  7. 前記第2伝送形式表示ビットの電力オフセットは、活性集合内のノードBの数に基づいて決定されることを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 前記第2伝送形式表示ビットの電力オフセットは、活性集合内のノードBの種類に基づいて決定されることを特徴とする請求項6記載の方法。
  9. 前記第2伝送形式表示ビットの電力オフセットは、活性集合内のノードBの共通パイロットチャネルに基づいて決定されることを特徴とする請求項6記載の方法。
  10. 前記第2伝送形式表示ビットの電力オフセットは、活性集合内のノードBの数、種類、及び共通パイロットチャネルに基づいて決定されることを特徴とする請求項6記載の方法。
  11. 前記電力オフセットは、フィードバック情報フィールドを使用して伝送されることを特徴とする請求項6記載の方法。
  12. 前記電力オフセットは、サイト選択ダイバーシティ(SSDT)信号を利用して前記フィードバック情報フィールを通して伝送されることを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 前記フィードバック情報フィールドは、Sフィールド及びDフィールドから構成されることを特徴とする請求項11記載の方法。
  14. ハンドオーバー領域に存在する移動端末(UE)及び前記移動端末と通信する複数のノードBを有する移動通信システムで、ダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2伝送形式表示ビットの送信電力を決定する方法において、
    前記UEに伝送される専用チャネルデータの送信形式情報を示す第1伝送形式表示ビットを含む前記ノードBの専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ここで、前記ノードBのうち選択された少なくとも1つの第1ノードBが前記第1伝送形式表示ビット及び前記第2伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、前記ダウンリンク共有チャネルを通してダウンリンク共有チャネルデータを伝送する過程と、
    前記移動端末の活性集合の数によって前記第1伝送形式表示ビットの送信電力より大きい値を前記第2伝送形式表示ビットの電力オフセットとして決定する過程と、
    前記決定された電力オフセットを前記第1ノードBに伝送する過程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  15. 前記選択されたノードBに伝送された電力オフセットは、NBAP(ノードBアプリケーションパート)メッセージを利用して伝送されることを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 前記電力オフセットは、前記NBAPメッセージのうちラジオリンクリコンフィグレーションメッセージを利用することを特徴とする請求項15記載の方法。
  17. 前記電力レベルオフセットは、前記NBAPメッセージのうちラジオリンクセットアップメッセージを利用することを特徴とする請求項15記載の方法。
  18. ハンドオーバー領域に存在する移動端末及び前記移動端末と通信できるノードBを示す活性集合内の複数のノードBを含み、前記ノードBは、専用チャネルを通して第1伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを前記移動端末に伝送し、前記ノードBのうち選択された第1ノードBは、第1伝送形式表示ビット及び第2伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ダウンリンク共有チャネルを通してダウンリンク共有チャネルデータを伝送し、前記選択されたノードBからの専用チャネルフレームは、複数のタイムスロットを有し、各タイムスロットは、伝送されるデータフィールド及び前記伝送されるデータの伝送形式情報を示す送信形式結合指示器フィールドを含み、前記各送信形式結合指示器フィールドは、前記専用チャネルを通して伝送される前記専用チャネルデータの伝送形式情報を示す前記第1伝送形式表示ビットが位置する第1フィールド及び前記ダウンリンク共有チャネルを通して伝送される前記ダウンリンク共有チャネルデータの伝送形式情報を示す前記第2伝送形式表示ビットが位置する第2フィールドを含む移動通信システムで、選択されたノードBから前記移動端末に伝送されるダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2伝送形式表示ビットの送信電力を決定する装置において、
    前記活性集合内の前記ノードBから受信される共通チャネルパイロット信号のレベルを推定する複数の共通パイロットチャネル推定器と、
    前記共通パイロットチャネル推定器から提供された前記共通チャネルパイロット信号のレベルを利用して前記第2伝送形式表示ビットの送信電力オフセットを決定するダウンリンク送信電力制御命令生成器と、
    から構成されることを特徴とする装置。
  19. 前記ダウンリンク送信電力制御命令生成器は、前記電力オフセットをフィードバック情報フィールドを通して伝送することを特徴とする請求項18記載の装置。
  20. 前記電力オフセットは、サイト選択ダイバーシティ(SSDT)信号を利用してフィードバック情報フィールドを通して伝送されることを特徴とする請求項19記載の装置。
  21. 前記フィードバック情報フィールドは、Sフィールド及びDフィールドから構成されることを特徴とする請求項19記載の装置。
  22. フィードバック情報フィールドを送信するための送信器をさらに備えることを特徴とする請求項18記載の装置。
  23. ハンドオーバー領域に存在する移動端末及び前記移動端末と通信できるノードBを示す活性集合内の複数のノードBを含む移動通信システムで、選択されたノードBから移動端末に伝送されるダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2伝送形式表示ビットの送信電力を決定する方法において、
    前記ノードBによって第1伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して前記移動端末に伝送し、ここで、前記ノードBのうち第1ノードBは、前記第1伝送形式表示ビット及び前記第2伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ダウンリンク共有チャネルを通してダウンリンク共有チャネルデータを伝送する過程と、
    前記第1ノードBによって前記第2伝送形式表示ビットの電力オフセットを前記専用チャネルデータのみを伝送するノードBからの前記専用チャネルデータの送信電力と前記第1伝送形式表示ビットの送信電力との比より大きい値に決定する過程と、を含み、
    ここで、前記第1ノードBからの専用チャネルフレームは複数のタイムスロットを有し、各タイムスロットは、伝送されるデータフィールド及び前記伝送されるデータの伝送形式情報を示す送信形式結合指示器フィールドを含み、前記各送信形式結合指示器フィールドは、前記専用チャネルを通して伝送される前記専用チャネルデータの伝送形式情報を示す前記第1伝送形式表示ビットが位置する第1フィールド及び前記ダウンリンク共有チャネルを通して伝送される前記ダウンリンク共有チャネルデータの伝送形式情報を示す前記第2伝送形式表示ビットが位置する第2フィールドを含むことを特徴とする方法。
  24. ハンドオーバー領域に存在する移動端末及び前記移動端末と通信できるノードBを示す活性集合内の複数のノードBを含む移動通信システムで、選択されたノードBから移動端末に伝送されるダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2伝送形式表示ビットの送信電力を決定する方法において、
    前記ノードBによって第1伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して前記移動端末に伝送する過程と、
    前記ノードBのうち第1ノードBによって前記第1伝送形式表示ビット及び前記第2伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ダウンリンク共有チャネルデータをダウンリン共有チャネルを通して伝送する過程と、
    前記移動端末によって前記ノードBから受信された専用チャネル信号の和と前記ダウンリンク共有チャネルの受信電力を比較して前記第2伝送形式表示ビットの電力オフセットを決定し、前記電力オフセットを前記第1ノードBに伝送する過程と、を含み、
    ここで、前記第1ノードBからの専用チャネルフレームは複数のタイムスロットを有し、各タイムスロットは、伝送されるデータフィールド及び前記伝送されるデータの伝送形式情報を示す送信形式結合指示器フィールドを含み、前記各送信形式結合指示器フィールドは、前記専用チャネルを通して伝送される前記専用チャネルデータの伝送形式情報を示す前記第1伝送形式表示ビットが位置する第1フィールド及び前記ダウンリンク共有チャネルを通して伝送される前記ダウンリンク共有チャネルデータの伝送形式情報を示す前記第2伝送形式表示ビットが位置する第2フィールドを含むことを特徴とする方法。
  25. ハンドオーバー領域に存在する移動端末及び前記移動端末と通信できるノードBを示す活性集合内の複数のノードBを含む移動通信システムで、選択されたノードBから移動端末に伝送されるダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2伝送形式表示ビットの送信電力を決定する方法において、
    前記ノードBによって第1伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して前記移動端末に伝送する過程と、
    前記ノードBのうち第1ノードBによって前記第1伝送形式表示ビット及び前記第2伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ダウンリンク共有チャネルデータをダウンリン共有チャネルを通して伝送する過程と、
    前記第1ノードBの制御器によって前記移動端末の活性集合の数によって電力オフセットを前記第1伝送形式表示ビットの送信電力より大きい値に決定し、前記決定された電力オフセットを前記第1ノードBに伝送する過程と、を含み、
    ここで、前記第1ノードBからの専用チャネルフレームは複数のタイムスロットを有し、各タイムスロットは、伝送されるデータフィールド及び前記伝送されるデータの伝送形式情報を示す送信形式結合指示器フィールドを含み、前記各送信形式結合指示器フィールドは、前記専用チャネルを通して伝送される前記専用チャネルデータの伝送形式情報を示す前記第1伝送形式表示ビットが位置する第1フィールド及び前記ダウンリンク共有チャネルを通して伝送される前記ダウンリンク共有チャネルデータの伝送形式情報を示す前記第2伝送形式表示ビットが位置する第2フィールドを含むことを特徴する方法。
  26. ハンドオーバー領域に存在する移動端末及び前記移動端末と通信できる複数のノードBを含む移動通信システムで、ダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2伝送形式表示ビットの送信電力を決定する装置において、
    前記ノードBは、前記移動端末に伝送される専用チャネルデータの送信形式情報を示す第1伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ここで、前記ノードBのうち選択された少なくとも1つのノードBは、前記第1伝送形式表示ビット及び前記第2伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ダウンリンク共有チャネルデータを前記ダウンリンク共有チャネルを通して伝送し、
    前記選択されたノードBは、自分の前記第2伝送形式表示ビットの送信電力レベルを前記専用チャネルデータのみを伝送するノードBからの前記第1伝送形式表示ビットの送信電力の比より大きい値に決定することを特徴とする装置。
  27. ハンドオーバー領域に存在する移動端末及び前記移動端末と通信できる複数のノードBを含む移動通信システムで、ダウンリンク共有チャネル上のデータの送信形式情報を示す第2伝送形式表示ビットの送信電力を決定する装置において、
    前記ノードBは、前記移動端末に伝送される専用チャネルデータの送信形式情報を示す第1伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ここで、前記ノードBのうち選択された少なくとも1つのノードBは、前記第1伝送形式表示ビット及び前記第2伝送形式表示ビットを含む専用チャネルデータを専用チャネルを通して伝送し、ダウンリンク共有チャネルデータを前記ダウンリンク共有チャネルを通して伝送し、
    前記移動端末は、前記選択されたノードBの前記第2伝送形式表示ビットの送信電力のための電力オフセットを前記専用チャネルデータのみを伝送するノードBからの前記第1伝送形式表示ビットの送信電力の比より大きい値に決定し、前記電力オフセットを前記選択されたノードBに伝送することを特徴とする装置。
JP2002541827A 2000-11-07 2001-11-07 非同期移動通信システムにおけるダウンリンク共有チャネルに使用される送信形式結合指示器の伝送装置及び方法 Expired - Fee Related JP3696204B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20000065966 2000-11-07
KR20000068796A KR100735402B1 (ko) 2000-11-07 2000-11-18 비동기 이동통신시스템에서 하향 공유 채널에 사용하는 송신 형식 결합 지시기의 전송 장치 및 방법
PCT/KR2001/001893 WO2002039623A1 (en) 2000-11-07 2001-11-07 Apparatus and method for transmitting tfci used for dsch in a w-cdma mobile communication system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004514320A true JP2004514320A (ja) 2004-05-13
JP3696204B2 JP3696204B2 (ja) 2005-09-14

Family

ID=26638516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002541827A Expired - Fee Related JP3696204B2 (ja) 2000-11-07 2001-11-07 非同期移動通信システムにおけるダウンリンク共有チャネルに使用される送信形式結合指示器の伝送装置及び方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US7010317B2 (ja)
EP (1) EP1206047B1 (ja)
JP (1) JP3696204B2 (ja)
KR (1) KR100735402B1 (ja)
CN (1) CN1248432C (ja)
AU (1) AU768951B2 (ja)
CA (1) CA2396672C (ja)
DE (1) DE60126041T2 (ja)
RU (1) RU2232472C2 (ja)
WO (1) WO2002039623A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006197318A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Fujitsu Ltd 移動無線通信システム及び無線通信装置
US7721179B2 (en) 2004-09-15 2010-05-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding/decoding transmission information in mobile telecommunication system
JP2010518785A (ja) * 2007-02-14 2010-05-27 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdma用の専用パイロット・トーンを用いたユーザーパワーオフセットの推定
US8019375B2 (en) 2004-06-11 2011-09-13 Nec Corporation Transport format combination selecting method, wireless communication system, and mobile station

Families Citing this family (106)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100736603B1 (ko) * 2001-08-27 2007-07-09 엘지전자 주식회사 하향 공유채널(dsch)을 위한 tfci 필드의 전력 제어방법.
KR100357265B1 (ko) * 2000-11-18 2002-10-19 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템에서 하향 공유채널(dsch)에 대한tfci 필드의 전력 제어방법
KR100662295B1 (ko) * 2001-01-13 2007-01-02 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템에서 하향 공동채널 및 전송포맷조합식별자의 전송 전력 제어 방법
EP2490486A3 (en) * 2000-12-26 2012-11-07 Fujitsu Limited Error rate control apparatus
US7257094B2 (en) * 2001-01-16 2007-08-14 Texas Instruments Incorporated Jointly controlling transmission rate and power in a communications system
JP3551937B2 (ja) * 2001-02-28 2004-08-11 日本電気株式会社 移動通信システムにおける通信制御方法及びそれに使用する基地局
KR100526523B1 (ko) * 2001-10-29 2005-11-08 삼성전자주식회사 이동통신시스템에서 순방향 공통전력제어채널의 전력을제어하기 위한 장치 및 방법
KR100429534B1 (ko) * 2001-10-29 2004-05-03 삼성전자주식회사 이동통신시스템의 핸드오프시 역방향 전력제어채널의전송제어를 위한 방법 및 장치
US7171229B2 (en) * 2001-10-31 2007-01-30 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method for operating a radio communication system
MXPA04005859A (es) 2001-11-16 2004-10-11 Lg Electronics Inc Metodo para transmitir informacion sobre control de energia para un canal compartido de enlace descendente de alta velocidad en un sistema movil de comunicaciones.
KR100811043B1 (ko) 2001-11-16 2008-03-06 엘지전자 주식회사 이동 통신 시스템에서 공유 채널 (sch) 및 hi에대한 송신 전력 제어 방법
KR100782211B1 (ko) * 2001-11-17 2007-12-05 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템에서 고속 다운링크 공유채널에 대한제어정보전송방법
DE10159637C1 (de) * 2001-12-05 2003-08-07 Siemens Ag Verfahren zur Zuweisung von Übertragungskanälen in einer Mobilfunkzelle für einen Multicast-Dienst
CN1192531C (zh) * 2001-12-21 2005-03-09 华为技术有限公司 一种宽带码分多址系统同步的实现方法
US7058361B2 (en) * 2001-12-31 2006-06-06 Lg Electronics Inc. Channel compensating apparatus and method thereof for mobile communication terminal
KR100892312B1 (ko) * 2002-01-05 2009-04-08 엘지전자 주식회사 이동 통신 시스템에서 하향공유제어채널 전력 제어 방법
JP4053004B2 (ja) 2002-02-09 2008-02-27 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド Dsch電力制御方法
US20050117548A1 (en) * 2002-02-22 2005-06-02 Hasan Cam Nonblocking ovsf codes for 3g wireless and beyond systems
EP1495554B1 (en) * 2002-04-05 2009-03-25 Interdigital Technology Corporation Node b and rnc actions during a serving hsdpa cell change
KR100876282B1 (ko) * 2002-04-06 2008-12-26 엘지전자 주식회사 고속 다운링크 패킷 접속(hsdpa) 시스템의 전송 전력제어방법
KR100859325B1 (ko) * 2002-06-12 2008-09-19 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템의 귀환 정보 전송 방법
KR100777880B1 (ko) * 2002-06-21 2007-11-21 엘지노텔 주식회사 송신 노드 그룹화를 통한 단문 메시지 전송 방법
KR100896993B1 (ko) * 2002-08-10 2009-05-14 엘지전자 주식회사 무선 이동 통신 시스템에서의 셀 식별자 할당 및 전송 방법
ATE391361T1 (de) 2002-08-13 2008-04-15 Alcatel Lucent Verfahren zur leistungssteuerung des tfci- datenfeldes
JP3574446B2 (ja) * 2002-09-19 2004-10-06 松下電器産業株式会社 送信電力制御方法および基地局装置
US8107885B2 (en) * 2002-10-30 2012-01-31 Motorola Mobility, Inc. Method and apparatus for providing a distributed architecture digital wireless communication system
US6882857B2 (en) 2002-11-26 2005-04-19 Qualcomm, Incorporated Method and apparatus for efficient processing of data for transmission in a communication system
US7174184B2 (en) * 2002-12-20 2007-02-06 Nokia Corporation Method and apparatus for controlling communication between user equipment and a base station in a radio access network
US20030174791A1 (en) * 2003-02-12 2003-09-18 Shinsuke Uga Data decoding method
US7065126B2 (en) * 2003-02-25 2006-06-20 Interdigital Technology Corporation Components and methods for processing in wireless communication data in presence of format uncertainty
KR20040085545A (ko) * 2003-03-31 2004-10-08 삼성전자주식회사 통신 시스템에서 오류 정정 부호의 복호 장치 및 방법
KR100548346B1 (ko) 2003-05-13 2006-02-02 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템에서의 tfci 전송 방법
JP2007520908A (ja) * 2003-06-28 2007-07-26 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 無線通信システム
KR20050013451A (ko) * 2003-07-28 2005-02-04 삼성전자주식회사 멀티캐스트 멀티미디어 방송 서비스를 제공하는부호분할다중접속 이동통신시스템에서 소프트 핸드오버결정장치 및 방법
CN1833370B (zh) * 2003-07-30 2010-05-12 美商内数位科技公司 使用下链传输功率检测进行限制动态范围的下链功率控制
US7283492B2 (en) * 2003-10-02 2007-10-16 Qualcomm Incorporated Systems and methods for multiplexing control information onto a physical data channel
US7474643B2 (en) * 2003-10-02 2009-01-06 Qualcomm Incorporated Systems and methods for communicating control data using multiple slot formats
CN1617479A (zh) * 2003-11-14 2005-05-18 北京三星通信技术研究有限公司 在宽带码分多址上行专用信道增强中支持导频增强的方法
KR101007604B1 (ko) * 2003-12-11 2011-01-12 엘지전자 주식회사 3지피피 시스템의 티에프시아이2 전송 장치 및 그 방법
US7310499B2 (en) * 2004-02-17 2007-12-18 Telefonktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method, apparatus and system for handling unreliable feedback information in a wireless network
EP1871018B1 (en) * 2004-03-30 2009-03-11 Mitsubishi Denki K.K. Mobile communications terminal and radio communications system
CN101467355B (zh) * 2004-04-30 2012-07-18 美商内数位科技公司 控制以增强上链传输失效统计为基础的下链发信信道传输功率的方法及系统
EP1758281A1 (en) * 2004-05-25 2007-02-28 NEC Corporation Transmitter load impedance faulty detecting system
KR101059876B1 (ko) 2004-06-16 2011-08-29 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템의 서비스 품질 보장을 위한 데이터전송량 선택 방법
CN102573031B (zh) * 2004-06-17 2015-10-21 日本电气株式会社 上行链路分组数据发送功率控制方法
KR100744336B1 (ko) 2004-06-18 2007-07-30 삼성전자주식회사 Ofdm기반의 무선 통신 시스템에서의 핸드오버 방법
KR101055730B1 (ko) * 2004-08-11 2011-08-11 엘지전자 주식회사 상향링크 전송 전력 스케줄링 방법
US8280425B2 (en) * 2004-09-16 2012-10-02 Motorola Mobility Llc Wireless transmitter configuration
US7336960B2 (en) * 2004-10-26 2008-02-26 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for balancing wireless access based on centralized information
US7957492B2 (en) 2004-11-25 2011-06-07 St-Ericsson Sa TFCI decoding apparatus and method
KR100663417B1 (ko) 2004-12-23 2007-01-02 삼성전자주식회사 단말의 이동성에 따른 멀티미디어/멀티캐스트 방송 서비스제공 방법 및 장치
DE102005005251A1 (de) * 2005-02-04 2006-08-10 Infineon Technologies Ag Datensicherungsschicht-Protokolleinheit, Mobilfunkeinrichtung und Verfahren zum Abbilden von mittels einer Mobilfunkeinrichtung zu übertragenden Daten von mindestens einem logischen Kanal und von zu übertragenden Kontrolldaten auf mindestens einen Transportkanal
KR100955137B1 (ko) * 2005-02-25 2010-04-28 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 부호계열 송신 방법, 무선 통신 시스템, 송신기 및 수신기
JP4713923B2 (ja) * 2005-04-15 2011-06-29 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信制御システム、無線基地局及び無線通信制御方法
US7408895B2 (en) * 2005-04-20 2008-08-05 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for scheduling transmissions via an enhanced dedicated channel
US8179836B2 (en) * 2005-04-20 2012-05-15 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for controlling transmissions via an enhanced dedicated channel
WO2007002032A2 (en) * 2005-06-20 2007-01-04 Texas Instruments Incorporated Slow uplink power control
JP4592547B2 (ja) * 2005-08-24 2010-12-01 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信電力制御方法及び移動通信システム
WO2007051153A1 (en) * 2005-10-26 2007-05-03 Qualcomm Incorporated Minimum rate guarantees on wireless channel using resource utilization messages
US8942161B2 (en) * 2005-10-26 2015-01-27 Qualcomm Incorporated Weighted fair sharing of a wireless channel using resource utilization masks
US9204428B2 (en) * 2005-10-26 2015-12-01 Qualcomm Incorporated Interference management using resource utilization masks sent at constant PSD
US8081592B2 (en) * 2005-10-26 2011-12-20 Qualcomm Incorporated Flexible medium access control (MAC) for ad hoc deployed wireless networks
US8918114B2 (en) * 2005-10-26 2014-12-23 Qualcomm Incorporated Using resource utilization messages in a multi-carrier MAC to achieve fairness
KR100996087B1 (ko) 2005-11-24 2010-11-22 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 공용 채널을 이용하기 위한 통신의 초기화 방법 및 장치
US7893873B2 (en) * 2005-12-20 2011-02-22 Qualcomm Incorporated Methods and systems for providing enhanced position location in wireless communications
US7934137B2 (en) * 2006-02-06 2011-04-26 Qualcomm Incorporated Message remapping and encoding
US8345706B2 (en) * 2006-06-19 2013-01-01 Ntt Docomo, Inc. Base station and method
WO2008024357A2 (en) * 2006-08-24 2008-02-28 Interdigital Technology Corporation Power control for improving link reliability in hsdpa
US8274952B2 (en) * 2006-10-10 2012-09-25 Alcatel Lucent Transmission power management
JP4634362B2 (ja) * 2006-12-11 2011-02-16 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動体通信システム、移動体通信システムにおける移動端末、その制御プログラムおよび移動体通信システムにおける同期確立判定方法
EP1933471A3 (en) * 2006-12-11 2011-02-16 NTT DoCoMo, Inc. Mobile communication system user equipment in mobile communication system, control program thereof and transmission power control method in mobile communication system
KR101422014B1 (ko) 2007-05-10 2014-07-23 엘지전자 주식회사 기본 코드 반복 방식에 의한 긴 코드 생성 방법 및 이를이용한 제어 정보 전송 방법
RU2479927C2 (ru) * 2007-06-19 2013-04-20 Нтт Досомо, Инк. Передатчик и способ передачи сигнала
KR101405975B1 (ko) 2007-07-23 2014-06-12 엘지전자 주식회사 디지털 방송 시스템 및 데이터 처리 방법
ES2928704T3 (es) * 2007-08-08 2022-11-22 Godo Kaisha Ip Bridge 1 Dispositivo y procedimiento de comunicación
EP2176961A2 (en) * 2007-08-10 2010-04-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for controlling uplink dedicated channel in a mobile communication system
US8233452B2 (en) * 2007-09-18 2012-07-31 Qualcomm Incorporated Signaling transmission on shared and dedicated channels in a wireless communication system
US20090175324A1 (en) * 2008-01-04 2009-07-09 Qualcomm Incorporated Dynamic interference control in a wireless communication network
US8537734B2 (en) 2008-01-10 2013-09-17 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and arrangement for saving radio resources by determining power offset values in the user equipment
JP5165397B2 (ja) * 2008-01-16 2013-03-21 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線基地局
US8504091B2 (en) * 2008-02-01 2013-08-06 Qualcomm Incorporated Interference mitigation for control channels in a wireless communication network
US8843069B2 (en) * 2008-02-01 2014-09-23 Qualcomm Incorporated Interference reduction request in a wireless communication system
US8825046B2 (en) * 2008-02-01 2014-09-02 Qualcomm Incorporated Short-term interference mitigation in a wireless communication system
KR101459147B1 (ko) * 2008-02-04 2014-11-10 엘지전자 주식회사 무선통신 시스템에서 전송 파워 제어 명령 전송 방법
US8654623B2 (en) 2008-06-25 2014-02-18 Qualcomm Incorporated Scrambling under an extended physical-layer cell identity space
US9755705B2 (en) * 2008-08-07 2017-09-05 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for supporting multi-user and single-user MIMO in a wireless communication system
US9294160B2 (en) 2008-08-11 2016-03-22 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for supporting distributed MIMO in a wireless communication system
WO2010079591A1 (ja) * 2009-01-07 2010-07-15 富士通株式会社 無線基地局、端末、無線通信システムおよび無線通信方法
CN101873601A (zh) 2009-04-27 2010-10-27 松下电器产业株式会社 在无线通信系统中设置参考信号的方法以及系统
KR101449443B1 (ko) * 2009-08-17 2014-10-13 알까뗄 루슨트 통신 네트워크에서 프리코딩 채널 코히어런시 유지 방법 및 장치
CN101657012B (zh) * 2009-09-23 2015-06-03 中兴通讯股份有限公司 一种通过中继进行下行数据发送的方法及系统
KR101253861B1 (ko) 2009-10-01 2013-04-12 닛본 덴끼 가부시끼가이샤 이동 통신 시스템
US9031600B2 (en) * 2009-10-02 2015-05-12 Interdigital Patent Holdings, Inc. Method and apparatus for transmit power control for multiple antenna transmissions in the uplink
US8838161B2 (en) * 2010-06-16 2014-09-16 Samsung Electronics Co., Ltd Uplink power control method for mobile communication system
EP2400796A1 (en) * 2010-06-28 2011-12-28 Alcatel Lucent Radio interface reconfiguration
US8982782B1 (en) * 2011-02-09 2015-03-17 Sprint Spectrum L.P. Method and system of sending power control commands
US8687598B1 (en) 2011-03-24 2014-04-01 Sprint Spectrum L.P. Method for managing handoff in a wireless communication system
US8805271B2 (en) * 2011-09-21 2014-08-12 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) System and method for configuring a repeater
CN103379607B (zh) * 2012-04-17 2018-01-30 中兴通讯股份有限公司 Td‑hspa+终端设备的增益控制方法和装置
JP5524291B2 (ja) * 2012-07-20 2014-06-18 株式会社Nttドコモ 移動局
WO2014044310A1 (en) * 2012-09-20 2014-03-27 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and network node for improving resource utilization of a radio cell
US20140254411A1 (en) * 2013-03-06 2014-09-11 Acer Incorporated Method of Handling Selections of Base Stations Related Communication Device
US20180054275A1 (en) * 2015-03-26 2018-02-22 Sony Corporation Apparatus
US10660045B2 (en) * 2016-08-17 2020-05-19 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Discriminating between communication apparatuses based on their transmitted power
EP3536056B1 (en) * 2016-11-16 2021-02-24 Huawei Technologies Duesseldorf GmbH Radio device and radio cell with multiplexed data sequences with unequal power allocation
JP7175378B2 (ja) * 2018-08-03 2022-11-18 ペキン シャオミ モバイル ソフトウェア カンパニー, リミテッド スロットフォーマット指示方法、装置、機器、システム及び記憶媒体

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5822318A (en) * 1994-07-29 1998-10-13 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for controlling power in a variable rate communication system
US6075974A (en) * 1996-11-20 2000-06-13 Qualcomm Inc. Method and apparatus for adjusting thresholds and measurements of received signals by anticipating power control commands yet to be executed
KR100206477B1 (ko) * 1997-03-13 1999-07-01 윤종용 코드분할 다중접속 시스템의 역방향 링크 송신전력레벨 변화율 조절방법
US5963870A (en) * 1997-03-26 1999-10-05 Nortel Networks Corporation Process for switching between IS-95 forward power control and fast forward power control
EP1006692A1 (de) * 1998-11-30 2000-06-07 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Kommunikationssystem zur Übertragung einer Kombination mehrerer Dienste über gemeinsam genutzte physikalische Kanäle
KR100365334B1 (ko) * 1999-05-31 2002-12-18 삼성전자 주식회사 부호분할다중접속 통신시스템의 단속적 채널 송신장치 및방법
EP1067730A1 (en) * 1999-07-02 2001-01-10 Alcatel Determining the transmission quality of a radio channel
EP1216522B1 (en) * 1999-09-30 2007-01-10 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Transmit power control
KR20010107339A (ko) * 2000-05-23 2001-12-07 윤종용 부호분할다중접속 통신시스템의 제어채널신호를단속적으로 송수신하는 장치 및 방법
KR100320431B1 (ko) * 1999-11-18 2002-01-12 서평원 최적의 전송 포맷 조합 식별자 엔코딩 방법
KR100407942B1 (ko) * 1999-11-19 2003-12-01 엘지전자 주식회사 이동통신 시스템에서 전송 포맷 조합 지시자를 전송하는 방법
US6650905B1 (en) * 2000-06-30 2003-11-18 Nokia Mobile Phones, Ltd. Universal mobile telecommunications system (UMTS) terrestrial radio access (UTRA) frequency division duplex (FDD) downlink shared channel (DSCH) power control in soft handover
KR100355830B1 (ko) * 2000-10-12 2002-10-19 엘지전자 주식회사 3gpp시스템의 핸드오버 시의 dsch채널을 위한tfci필드의 전력 제어방법
US7027828B2 (en) * 2000-11-18 2006-04-11 Lg Electronics Inc. Method for controlling power of TFCI field for DSCH in 3G standard mobile communication system

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8019375B2 (en) 2004-06-11 2011-09-13 Nec Corporation Transport format combination selecting method, wireless communication system, and mobile station
US8306566B2 (en) 2004-06-11 2012-11-06 Nec Corporation Transport format combination selecting method, wireless communication system, and mobile station
US8583163B2 (en) 2004-06-11 2013-11-12 Nec Corporation Transport format combination selecting method, wireless communication system, and mobile station
US9363816B2 (en) 2004-06-11 2016-06-07 Nec Corporation Transport format combination selecting method, wireless communication system, and mobile station
US9674798B2 (en) 2004-06-11 2017-06-06 Nec Corporation Transport format combination selecting method, wireless communication system, and mobile station
US7721179B2 (en) 2004-09-15 2010-05-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for encoding/decoding transmission information in mobile telecommunication system
JP2006197318A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Fujitsu Ltd 移動無線通信システム及び無線通信装置
JP4555692B2 (ja) * 2005-01-14 2010-10-06 富士通株式会社 移動無線通信システム及び無線通信装置
JP2010518785A (ja) * 2007-02-14 2010-05-27 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdma用の専用パイロット・トーンを用いたユーザーパワーオフセットの推定
US8315660B2 (en) 2007-02-14 2012-11-20 Qualcomm Incorporated User power offset estimation using dedicated pilot tones for OFDMA

Also Published As

Publication number Publication date
KR20020036639A (ko) 2002-05-16
CN1404667A (zh) 2003-03-19
DE60126041D1 (de) 2007-03-08
CA2396672C (en) 2006-03-28
KR100735402B1 (ko) 2007-07-04
JP3696204B2 (ja) 2005-09-14
EP1206047A2 (en) 2002-05-15
EP1206047B1 (en) 2007-01-17
US7010317B2 (en) 2006-03-07
DE60126041T2 (de) 2007-05-31
AU1437102A (en) 2002-05-21
EP1206047A3 (en) 2004-01-02
AU768951B2 (en) 2004-01-08
WO2002039623A1 (en) 2002-05-16
CA2396672A1 (en) 2002-05-16
CN1248432C (zh) 2006-03-29
US20020115464A1 (en) 2002-08-22
RU2232472C2 (ru) 2004-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3696204B2 (ja) 非同期移動通信システムにおけるダウンリンク共有チャネルに使用される送信形式結合指示器の伝送装置及び方法
JP3877679B2 (ja) 移動通信システムにおけるdschの電力制御のための装置及び方法
JP5441946B2 (ja) フレームを送信する方法
US7088688B2 (en) Apparatus and method for randomly controlling time slot of sub-frame in an NB-TDD CDMA system
US7333546B2 (en) Coding apparatus and method in a CDMA mobile communication system
JP4278512B2 (ja) Cdma通信システムにおいてチャネライゼーションコードを時間共有するための方法及び装置
US7006464B1 (en) Downlink and uplink channel structures for downlink shared channel system
KR100630128B1 (ko) 고속 순방향 패킷 접속 방식을 사용하는 이동통신시스템에서 역방향 전력 제어를 위한 파일럿 신호필드 위치정보 결정장치 및 방법
US7200124B2 (en) Signal measurement apparatus and method for handover in a mobile communication system
EP1204219B1 (en) Apparatus and method for controlling transmit antenna array for physical downlink shared channel in a mobile communication system
US7535885B2 (en) Method of selecting transport channel parameters, radio system, controller, user equipment and base station
JP4343247B2 (ja) 送信電力制御方法、移動局、固定局および通信システム
AU1828601A (en) Diffusion code generator, CDMA communication apparatus using the same, and diffusion code generating method used therefor
KR20030035605A (ko) 비동기 이동통신 시스템에서 고속 순방향 패킷 접속서비스 지시자에 대한 전송 파워 제어 기법
KR100736603B1 (ko) 하향 공유채널(dsch)을 위한 tfci 필드의 전력 제어방법.

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090708

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100708

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110708

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees