JP2004509062A - クラリスロマイシンおよびクラリスロマイシン中間体、本質的にオキシムを含まないクラリスロマイシン、およびそれを含んで成る医薬組成物を調製するための方法 - Google Patents

クラリスロマイシンおよびクラリスロマイシン中間体、本質的にオキシムを含まないクラリスロマイシン、およびそれを含んで成る医薬組成物を調製するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、好ましくは6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシム(S−MOPオキシム)を調製するため、および保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、好ましくはS−MOPオキシムをクラリスロマイシンに転化するための方法に関する。本発明による保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを調製するための方法には、シリルオキシム誘導体を溶媒がメチルt−ブチルエーテルを含む少なくとも一つの溶媒および塩基の存在下でメチル化剤と反応させることが含まれる。本発明による保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを調製するための方法には、工程がいかなる追加水の添加もなしで行われ、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸およびデオキシム化剤の存在下でエタノール対水比約1:1でのエタノールおよび水と反応させ水酸化ナトリウムを添加する前に反応混合物を冷却することが含まれる。保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化するためのさらなる方法には、エタノール/水溶媒中の保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、酸、およびデオキシム化剤の混合物を熱し、デオキシム化剤の2倍添加を伴い4時間を越えて還流して、本質的にオキシムを含まないクラリスロマイシンを生成することが含まれる。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は、溶媒が少なくともメチルt−ブチルエーテル(MTBE)含む少なくとも一つの溶媒および塩基の存在下で攪拌しながらシリルオキシム誘導体をメチル化剤と反応させることを含む、6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシム(以後「S−MOPオキシム」)などの保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを調製するための方法に関する。
【0002】
本発明は、また、エタノール対水比約1:1でのエタノールおよび水の存在下で保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸およびデオキシム化剤と反応させることを含む、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化する方法に関する。反応混合物は約20℃に冷却され、塩基、好ましくは水酸化ナトリウムが添加される。方法においていかなる追加の水もクラリスロマイシン処理に添加することは含まれない。
【0003】
本発明は、さらに、エタノール/水溶媒中の保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、酸、およびデオキシム化剤の混合物を熱して前記デオキシム化剤の2倍添加を伴い4時間を超えて還流することを含む、S−MOPオキシムなどの保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化する方法に関する。本発明は、さらに、こうした方法により生成される本質的にオキシムのないクラリスロマイシンおよび同じものを含有する医薬組成物に関する。
【0004】
発明の背景
6−O−メチルエリスロマイシンA(クラリスロマイシン)はエリスロマイシンAに対する半合成のマクロライド抗生物質である。それは、グラム陽性菌、いくつかのグラム陰性菌、嫌気性細菌、マイコプラズマ、およびクラミジアに対して優れた抗菌性を示す。それは酸性条件下で安定であり、経口的に投与する場合に有効である。クラリスロマイシンは小児および成人の上気道感染症に対する有用な療法である。クラリスロマイシンは酸性条件下で安定であり、経口的に投与する場合に有効である。
【0005】
クラリスロマイシンの化学構造は以下で表される。
【化1】
Figure 2004509062
【0006】
エリスロマイシンAから6−O−メチルエリスロマイシンAを調製する種々の方法が特許文献に記載されてきた。最も有効な方法の一つには以下の段階が含まれる:1)置換オキシム基により9−オキソ基を保護し、2)2’および4’’位置のヒドロキシル基を保護し、3)6位置でのヒドロキシル基をメチル化して保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを生成し、および4)2’、4’’ および9位置での保護基を除去する。
【0007】
6位置でのヒドロキシル基をメチル化することを含む第3段階は溶媒の存在下で行われる。エリスロマイシンAをクラリスロマイシンに転化する時の種々のエリスロマイシン誘導体のこの6−O−メチル化は、米国特許第4,680,386号および第4,672,109号を含むいくつかの米国特許に報告されてきた。
【0008】
例えば、米国特許第4,680,386号には、0℃〜室温間の温度において非プロトン溶媒中の塩基の存在下で化合物をメチル化剤と反応させることにより、6位置でのヒドロキシル基をメチル化する方法が記載されている。’386号特許には、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル・スルホキシド、ヘキサメチル燐酸トリアミド、および1以上のこれら溶媒の混合物を含む溶媒の使用が記載されている。米国特許第4,672,109号には、ジメチル・スルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド、2以上のこれら溶媒の混合物またはこれら溶媒の一つとテトラヒドロフランおよび1,2−ジメトキシエタンなどとの混合物などの溶媒使用が記載されている。’ 109号特許には、さらに、ジメチル・スルホキシドおよびテトラヒドロフランの混合物を用いるこの段階の好ましい実施形態が記載されている。WO第97/19096号には、メチル化段階の使用のためのN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル・スルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサメチル燐酸トリアミド、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、アセトニトリルおよび酢酸エチルを含む溶媒の混合物が記載されている。
【0009】
しかし、いくつかの上述の溶媒は高価であり、選択的なメチル化を可能とせず、有意な望ましくない副産物を生産し、および/または後の相分離段階の間に厄介な問題を引き起こす。
【0010】
第4段階は保護基を除去することを含み、その結果保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化する。S−MOPオキシムなどの保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化する記載の方法には、酸およびデオキシム化剤の存在下保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをエタノールと反応させることが含まれる。次に、反応生成物は水で1回以上洗浄される。エタノールは一般に水を含有する。
【0011】
米国特許第4,990,602号では、エタノール対水比1:4を有し、冷却を必要としない。米国特許第4,670,549号では、エタノール対水比1:3での冷却後水酸化ナトリウムを添加する。これらの方法のいずれもがクラリスロマイシンの不純物含量を減少させない。
【0012】
発明の概要
本発明は、溶媒がメチルt−ブチルエーテル(MTBE)を含む少なくとも一つの溶媒および塩基の存在下で攪拌しながらシリルオキシム誘導体をメチル化剤と反応させることを含む、6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシム(「S−MOPオキシム」)などの保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを調製するための方法に関する。保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを調製するための方法において、メチル化剤は、好ましくは、1以上のヨウ化メチル、臭化メチル、硫酸ジメチル、p−トルエンスルホン酸メチルまたはメタンスルホン酸塩である。塩基は、好ましくは、水素化ナトリウム、水酸化カリウム、または水酸化ナトリウムである。
【0013】
本発明のさらなる実施形態は、S−MOPオキシムなどの保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化する方法に関する。こうした方法の一つには、エタノール対水比約1:1でのエタノールおよび水の存在下で保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸およびデオキシム化剤と反応させることが含まれる。反応混合物は約20℃に冷却され、塩基、好ましくは水酸化ナトリウム溶液が添加される。この方法において、いかなる追加の水もクラリスロマイシン処理に添加されない。保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化する別の方法には、エタノール/水溶媒中の保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、酸、およびデオキシム化剤の混合物を熱して、デオキシム化剤の2倍添加を伴い4時間を超えて還流することが含まれる。後者の方法において、本質的にオキシムのないクラリスロマイシンが生成され、これは対応するオキシム中間体の40ppm未満しか含まない。
【0014】
本発明の詳細な説明
クラリスロマイシンは、とりわけ、参考のため本明細書において包含する以下の特許に記載されている:米国特許第3,922,379号、第4,331,803号、第4,670,549号、第4,672,109号、第4,680,386号、第4,808,411号、第4,957,905号、第4,990,602号、第5,837,829号、第5,844,105号、第5,852,180号、第5,858,986号、第5,919,489号、第5,932,710号、および第5,945,405号。
【0015】
用語「6−O−メチルエリスロマイシンA」および「クラリスロマイシン」は本明細書において交互に用いられ、あらゆる形態(結晶形態0、形態I、形態IIまたは形態IVなど)のクラリスロマイシンまたはそれらの医薬塩またはそれらの混合物、および特記のない限りあらゆる純度におけるクラリスロマイシンを含む非晶質固形物、シロップ、または半固形物を含むことを意味する。
【0016】
本発明は、製品収量を上げること、およびエリスロマイシンAをクラリスロマイシンに転化することにおいて含まれる種々の段階で生成される望ましくない副作用に関する。クラリスロマイシンは多様な経路によりエリスロマイシンAから調製される。いくつかのこれら経路には、オキシム化段階、およびS−MOPオキシム中間体などの保護シリル化クラリスロマイシンオキシムの使用が含まれる。
【化2】
Figure 2004509062
本明細書において改善されるエリスロマイシンAをクラリスロマイシンに転化する合成経路は、S−MOPオキシム中間体などの保護シリル化クラリスロマイシンオキシム中間体を用いるものである。
【0017】
エリスロマイシンAをクラリスロマイシンに転化する合成経路には、エリスロマイシンAの6−ヒドロキシ基のメチル化が含まれる。転化工程において、6−ヒドロキシ基のアルキル化の前に、潜在的にアルキル化剤と反応するエリスロマイシンAの2’および4’’位置でのヒドロキシ基などの種々の基を保護することが必要である。オキシム中間体を用いてクラリスロマイシンを調製する方法の例は、例えば、米国特許第4,990,602号および第5,858,986号に記載されており、それらそれぞれにはC−9カルボニルのオキシム化、C−2’およびC−4’’ヒドロキシ基の保護、C−6ヒドロキシ基のメチル化、および保護基のデオキシム化および除去によりエリスロマイシンAからクラリスロマイシンを調製する方法が記載されている。
【0018】
保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、特にS−MOPオキシムを中間体として用いるオキシム化を介してエリスロマイシンAをクラリスロマイシンに転化する合成経路の例は、下記機構Iの通りである(工程中の各化合物は本明細書においてそれらを参照する便宜のために番号を付ける)。
【化3】
Figure 2004509062
【化4】
Figure 2004509062
【化5】
Figure 2004509062
【0019】
本発明は、9−オキシムシリル誘導体(機構I中の化合物4など)から保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、好ましくはS−MOPオキシム(機構I中の化合物5)を調製すること、および保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、好ましくはS−MOPオキシム(機構I中の化合物7)をクラリスロマイシンに転化することの改善された方法を目指す。
【0020】
本明細書において記載される方法は機構Iに示される方法における使用に限定されない。機構IはS−MOPオキシムなどの保護シリル化クラリスロマイシンオキシムがシリル誘導体から調製される代表的な機構として提供され、別の段階は保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化することを含む。本明細書において記載される方法は、保護シリル化クラリスロマイシンオキシム化合物をその中での中間体として用いるエリスロマイシンAをクラリスロマイシンに転化するための種々の機構において用いることが可能であることは、当業者により理解されるであろう。
【0021】
上記機構Iに示されるエリスロマイシンAをクラリスロマイシンに転化する代表的な方法において、エリスロマイシンAは、最初に、技術上一般に知られる方法により2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシム(機構Iにおける化合物4)などの保護シリル化オキシムに転化される。上述のように、保護基は、次に来る6−ヒドロキシ基のメチル化の間にある種の位置が潜在的にアルキル化剤と反応することから保護すると共に、また、3’−ジメチルアミノ基を第4アルキル化から保護する。
【0022】
エリスロマイシンAから保護シリル化オキシム(例えば、2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシム)への転化は、好ましい方法において当業者に知られるあらゆる方法により達成することが可能であるが、エリスロマイシンAは最初にオキシム化され、次に保護基が初めにオキシム基続いて2’および4’’位置に添加される。オキシム化のための適する方法および保護基の添加は、エリスロマイシンAを置換ヒドロキシルアミンROHNと反応させること、または酸の存在下において塩基またはヒドロキシルアミンの存在下エリスロマイシンAを塩酸ヒドロキシルアミンと反応させ次にRXとの反応によるなどの、本発明により用いることが可能であるオキシム化の一般的な方法を教示する米国特許第5,858,986号および第4,990,602号に記載されている。米国特許第5,858,986号および第4,990,602号には、さらに、オキシム基および二つのヒドロキシ基(すなわち、2’および4’’位置での)をシリル基により保護するための適する方法が記載されている。ヒドロキシ基は同時にまたは互いに異なる段階で保護することが可能である。シリル誘導体を保護シリル化クラリスロマイシンオキシムに転化し、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化する好ましい方法は、以下に述べられる。
【0023】
化合物4などのシリル誘導体を保護シリル化クラリスロマイシンオキシム(S−MOPオキシムなどの)に転化する段階は、メチル化段階である。このメチル化段階において、6位置でのそれのように1以上のヒドロキシ基がメチル化される。本発明の一つの実施形態は、溶媒および塩基の存在下で攪拌しながらシリルオキシム誘導体をメチル化剤と反応させることを含む、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを調製するための方法に関する。
【0024】
この実施例における溶媒はMTBE(メチルt−ブチルエーテル)を好ましくは別の非プロトン性溶媒(複数を含む)と共に含む。最も好ましい溶媒はDMSO(ジメチル・スルホキシド)およびMTBEの混合物である。本発明は、主として用いられるDMSOとTHF(テトラヒドロフラン)の組合せを含む文献に記載されている溶媒よりも、MTBEがさらに選択的でより安価でより回収し易いことを見出してきた。
【0025】
この実施形態において、シリル誘導体は、シリル誘導体が溶解するまでほぼ室温で溶媒中において攪拌される。本明細書のために、室温とは約20℃〜約25℃である。次に、さらなる溶媒を添加することが可能である。溶液は、約0℃〜約20℃、好ましくは約5〜約15℃、なおさらに好ましくは約10℃の温度に冷却される。
【0026】
この実施形態において、溶液を攪拌する間メチル化剤が添加される。メチル化剤は、好ましくは、ヨウ化メチル、臭化メチル、硫酸ジメチル、p−トルエンスルホン酸メチルまたはメタンスルホン酸メチル、およびスルホン酸ジメチルなどのメチル化剤である。メチル化剤は、最も好ましくは、ヨウ化メチルである。メチル化剤の1.0〜10モル等量がシリル誘導体のモル当りに用いられるが、シリルオキシム誘導体のモル当りメチル化剤の約1.0〜約3.0モル等量を用いることで十分である。
【0027】
この実施形態におけるシリルオキシム誘導体、溶媒(複数を含む)およびメチル化剤の溶液に塩基が添加され、反応が本質的に完了するまで約9℃〜約25℃、好ましくは約9℃〜約15℃の温度で攪拌される。塩基は、好ましくは、1以上の水素化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、t−ブトキシドカリウム、および水素化カリウムなどである。最も好ましくは、塩基は粉末化水酸化カリウムであり、これは溶液に添加され約10℃で攪拌される。用いられる塩基の量は通常シリルオキシム誘導体の約1〜約3モル等量である。
【0028】
好ましくは、攪拌が行われ反応が起こっている間温度は約10℃〜約12℃に維持される。反応の進行はHPLCにより監視される。
【0029】
MTBEがこの実施形態における溶媒として用いられる場合、2相を形成することが可能であり、単相を形成する他溶媒が用いられる場合よりも、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを分離することがより容易になる。保護シリル化クラリスロマイシンオキシムの分離は従来の方法により行うことが可能である。例えば、一旦反応が完了すると、反応混合物の精製には、相分離、MTBE層の水による洗浄および蒸発乾固が含まれる。
【0030】
本明細書の別の実施形態は、保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、好ましくはS−MOPオキシム(それが上述の実施形態によろうがまたは別の方法によって得られようが)を、エタノール対水比が約1:1であるエタノール水溶液の存在下で保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸およびデオキシム化剤と反応させることにより、クラリスロマイシンに転化することに関する。保護シリル化クラリスロマイシンオキシムとデオキシム化剤および酸との反応は、保護基の排除と共にデオキシム化をもたらす。次に、反応混合物を約15℃〜約25℃の間、好ましくは約20℃に冷却し、続いて塩基、好ましくは水酸化ナトリウム溶液を添加する。
【0031】
前に記載した保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化させる方法は、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸およびデオキシム化剤の存在下で水/エタノール系中に導入し、80℃で還流することを含む。次に、大量の水を添加する。本方法により、大量の水を添加する前の保護シリル化クラリスロマイシンオキシム:エタノール:水間の質量比は、約1:5:5である。追加水添加前のエタノール対水の比は約1:1であり、追加水添加後約1:4である。次に、NaOHを添加し、溶液を0℃に冷却する。この方法はクラリスロマイシンの沈降をもたらす。しかし、この方法は、それが製品の不純物、クラリスロマイシンの11−メチル誘導体からの精製を可能としないので、不利である。この不純物は、除去が困難であるクラリスロマイシンの「ジメチル」形態と呼ばれる。例えばエタノール対水比が1:3または1:4である場合、不純物を除去することは難しい。反応混合物が水酸化ナトリウム添加の前に冷却されないならば、不純物含量は減少しない場合がある。
【0032】
本発明は、得られるクラリスロマイシンが有意に減少した量の「ジメチル」不純物を含有する、S−MOPオキシムなどの保護シリル化クラリスロマイシンオキシムからクラリスロマイシンを得るための改善された方法に関する。方法には、エタノール/水比約1:1でのエタノール水溶液の存在下で保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸(蟻酸など)およびデオキシム化剤と反応させ、NaOHを添加することが含まれる。
【0033】
本方法において、酸が保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、エタノール、水およびデオキシム化剤の混合物に添加され、混合物は熱して還流される(約80℃)。次に、加熱は継続され、懸濁液は反応を完了させるために十分な時間にわたり攪拌される。次に、混合物は約20℃に冷却され、約20%〜約47%の間、好ましくは47%の濃度を有する水酸化ナトリウム溶液を反応混合物のpHが約10〜約11、好ましくは約10.2〜約10.5に達するまでこの温度で添加する。次に、結晶クラリスロマイシンをさらに水を添加することなく好ましくは濾過により単離する。得られたクラリスロマイシンは後にさらに精製および/または単離することが可能であり、クラリスロマイシンの結晶形態は使用のための所期の形態(結晶形態0、I、II、またはIVなど)に変えることが可能である。
【0034】
本発明の方法において、追加の水を添加しないという必要性がある。追加水(すなわち、約1:1比でエタノールと共存する水および水酸化ナトリウム水溶液中の水以外の水)が本方法においては必要とされないので、クラリスロマイシンは不純物量の有意な減少を伴って形成することが可能である。
【0035】
本方法の利点は、とりわけ、生成されるクラリスロマイシンが他方法により生成されるクラリスロマイシンよりも約50%低い二量体不純物を含み、使用体積がより低いことである。好ましくは、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムオキシム:水:エタノールの体積比は約1:3:3である。
【0036】
本発明の別の実施形態は、また、S−MOPオキシムなどの保護シリル化クラリスロマイシンオキシム(それが上述に記載される方法によろうがまたは別の方法によって得られようが)を、エタノール/水溶媒中の保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、酸および2倍添加のデオキシム化剤の混合物を加熱して4時間にわたり還流することにより、クラリスロマイシンに転化することに関する。対応するオキシム中間体の40ppm未満しか含有しないクラリスロマイシンである本質的にオキシムのないクラリスロマイシンは、この方法により生成することが可能である。
【0037】
前の実施形態にあるように、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムとデオキシム化剤および酸との反応は、保護基の排除と共にデオキシム化をもたらす。次に、反応混合物は約15℃〜約25℃の間、さらに好ましくは約20℃に冷却され、続いて塩基、好ましくは水酸化ナトリウムが添加される。
【0038】
前に記載した保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化させる方法は、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸およびデオキシム化剤の存在下で水/エタノール系中に導入し、エタノール/水溶媒中で2時間にわたり還流することを含む。この方法の生成物はクラリスロマイシンオキシムを不純物として含有する。
【0039】
4時間にわたる2倍添加のデオキシム化剤の還流により、クラリスロマイシンオキシム不純物は大きく除去され、比較的純粋な(本質的にオキシムのない)クラリスロマイシンをもたらす。従って、本発明は、また、この本質的にオキシムのないクラリスロマイシン、および本質的にオキシムのないクラリスロマイシンを含む医薬組成物を目指す。クラリスロマイシンを含む医薬組成物は、例えば、米国特許第5,858,986号に記載されている。
【0040】
本方法において、酸はS−MOPオキシム、エタノール、水およびデオキシム化剤の混合物に添加され、混合物は還流で加熱される(約80℃)。次に、加熱は継続され、懸濁液は少なくとも4時間にわたり攪拌される。次に、混合物は、好ましくは約20℃に冷却され、約20%〜約47%、好ましくは47%の濃度を有する水酸化ナトリウム溶液を反応混合物のpHが約10〜約11、好ましくは約10.2〜約10.5に達するまでこの温度で添加する。次に、結晶クラリスロマイシンはさらに水を添加することなしに好ましくは濾過により単離される。得られたクラリスロマイシンは後にさらに精製および/または単離することが可能であり、クラリスロマイシンの結晶形態は使用のための所期の形態(結晶形態0、I、II、またはIVなど)に変えることが可能である。
【0041】
本発明によるクラリスロマイシン製造方法における使用のための適するデオキシム化剤の例には、亜硫酸水素ナトリウム、ピロ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、ヒドロ亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、亜ジチオン酸ナトリウム、亜硫酸水素カリウム、チオ硫酸カリウム、およびメタ重亜硫酸カリウムなどの無機硫黄酸化物が挙げられる。特に好ましいデオキシム化剤はメタ重亜硫酸ナトリウムである。デオキシム化剤の量は、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムに対して約1〜約10モル等量、好ましくは4〜7モル等量である。
【0042】
本発明における使用のために適する酸の非限定的な例は蟻酸である。保護シリル化クラリスロマイシンオキシムの混合物に添加される蟻酸の量は、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムに対して約1.5〜10モル等量、好ましくは2〜5モル等量である。
【0043】
〔実施例〕
以下の実施例は当業者が本発明を実施することを可能とするために提供され、単に本発明の説明例である。実施例はクレームにおいて定義される本発明の範囲を限定するとは読まれるべきでない。
【0044】
実施例1
この実施例は、本発明により保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、特に好ましいS−MOPオキシムを調製するための方法を目指す。本実施例はシリル化エリスロマイシンAオキシム誘導体を少なくとも一つの溶媒および塩基の存在下で攪拌しながらメチル化剤と反応させることを含む。
【0045】
MTBEを約室温で投入(12リットル)し、9−オキシムシリル誘導体を約室温で投入(1kg)して、シリル誘導体が溶解し透明な溶液が得られるまで数分間にわたりMTBE溶媒中で9−オキシムシリル誘導体を攪拌した。DMSO(10.0リットル)を透明な溶液に添加し、溶液を約10℃に冷却する。ヨウ化メチル(0.218kg)を攪拌しながら溶液に添加する。粉末水酸化カリウム(0.1kg)をまた攪拌しながら10℃で添加する。
【0046】
温度を約10℃〜約12℃に維持しながら攪拌を続ける。反応の進行をHPLCにより監視する。反応を約60分後に完了する。反応完了後、10〜12℃でジメチルアミン溶液(40%、0.6リットル)を添加し30分間にわたり攪拌することによりそれを急冷する。次に、攪拌を止め、層を分離する。下部層をMTBE(4.0リットル)で抽出分離する。反応および抽出からの両方のMTBE層を混合し水(5.0リットル)で洗浄する。MTBE層を減圧下乾燥するまで蒸留してS−MOPオキシム(粗)を得る、収量:1.05kg。DMSO層は回収のために取られる。
【0047】
実施例2および3は保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、特に好ましいS−MOPオキシムをクラリスロマイシンに転化する方法を目指す。
【0048】
実施例2
S−MOPオキシム(20g)を、水対エタノール比が約1:1であるエタノール水溶液(120ml)およびメタ重亜硫酸ナトリウム(13.6g)と混合する。蟻酸(2.6g)を添加し、混合物を約80℃〜還流温度で攪拌してクラリスロマイシンを得る。加熱を継続し懸濁液を2時間にわたり攪拌する。次に、混合物を約20℃に冷却し、約47%濃度の水酸化ナトリウム溶液をpHが約10.5に達するまでこの温度で添加する。固形物を濾過し乾燥して8.3gのクラリスロマイシンを得る(アッセイに基づき約78%)。
【0049】
実施例3
S−MOPオキシム(20g)を水対エタノール比が約1:1であるエタノール水溶液(120ml)およびメタ重亜硫酸ナトリウム(13.6g)と混合した。蟻酸(2.6g)を添加し、混合物を3〜4時間にわたり還流温度で攪拌した。メタ重亜硫酸ナトリウムの第2部分(13.6g)を添加し、還流をさらに3〜4時間にわたり継続した。精製手順を実施例2に記載されているように実施した。エタノールからの結晶化後、いかなる検出可能な量のクラリスロマイシンオキシムも含有しない本質的に純粋なクラリスロマイシンを与える粗クラリスロマイシンを得た(8.7g、アッセイに基づき82%)。
【0050】
本発明は保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを調製するため、および保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化させるための方法を提供する。本発明は、さらに、本質的にオキシムを含まないクラリスロマイシンおよび本質的にオキシムを含まないクラリスロマイシンを含有する組成物を提供する。本発明は、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを調製する方法が特定の溶媒、塩基、またはメチル化剤の存在下での反応を含むものなどのある種の代表的な実施形態に関して記載されてきたが、構成要素または段階が明白に代表的として示されなかった場合でさえ当業者には明白である上述実施形態の多くの他の変化がある。これらの修正は本発明の教示内であることは理解される。

Claims (35)

  1. 塩基およびメチルt−ブチルエーテルを含む溶媒の存在下で攪拌しながら、シリル化エリスロマイシンAオキシム誘導体をメチル化剤と反応させることを含んで成る、保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを調製する方法。
  2. メチル化剤が、ヨウ化メチル、臭化メチル、硫酸ジメチル、p−トルエンスルホン酸メチルおよびメタンスルホン酸塩からなる群から選択される請求項1に記載の方法。
  3. 塩基が水素化ナトリウム、水酸化カリウム、および水酸化ナトリウムからなる群から選択される請求項1に記載の方法。
  4. 溶媒がさらにジメチル・スルホキシドを含んで成る請求項1に記載の方法。
  5. 保護シリル化クラリスロマイシンオキシムが6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムであり、シリルオキシム誘導体が2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムである請求項1に記載の方法。
  6. a)エタノール対水比約1:1でのエタノールおよび水の存在下で保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸およびデオキシム化剤と反応させて溶液を得、
    b)段階a)により得られる溶液を還流し、
    c)段階b)後に得られる溶液を約15℃〜約25℃に冷却し、および
    d)NaOHを添加すること、
    を含んで成る保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化する方法。
  7. 冷却が約20℃までである請求項6に記載の方法。
  8. 酸が蟻酸である請求項6に記載の方法。
  9. デオキシム化剤がメタ重亜硫酸ナトリウムである請求項6に記載の方法。
  10. 保護シリル化クラリスロマイシンオキシムが6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムである請求項6に記載の方法。
  11. 本質的にいかなる追加水もクラリスロマイシン処理に添加することなく、
    エタノール対水比約1:1でのエタノールおよび水の存在下で保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸およびデオキシム化剤と反応させて反応混合物を形成し、
    反応混合物を約15℃〜約25℃に冷却し、および
    水酸化ナトリウム溶液を反応混合物に添加すること、
    を含む保護シリル化クラリスロマイシンオキシムをクラリスロマイシンに転化する方法。
  12. 保護シリル化クラリスロマイシンオキシムが6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムである請求項10に記載の方法。
  13. 冷却が約20℃までである請求項11に記載の方法。
  14. 酸が蟻酸である請求項11に記載の方法。
  15. デオキシム化剤がメタ重亜硫酸ナトリウムである請求項11に記載の方法。
  16. エリスロマイシンAを2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムに転化し、
    2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムを、少なくとも一つの溶媒がメチルt−ブチルエーテルを含む少なくとも一つの溶媒および塩基の存在下で攪拌しながらメチル化剤と反応させて、6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムを形成し、および
    6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムを、エタノール水溶液の存在下で酸およびデオキシム化剤と反応させてクラリスロマイシンを形成すること、
    を含んで成る方法により形成されるクラリスロマイシン。
  17. メチル化剤がヨウ化メチル、臭化メチル、硫酸ジメチル、p−トルエンスルホン酸メチルおよびメタンスルホン酸塩からなる群から選択される、請求項16に記載のクラリスロマイシン。
  18. 塩基が水素化ナトリウム、水酸化カリウム、および水酸化ナトリウムからなる群から選択される請求項16に記載のクラリスロマイシン。
  19. エリスロマイシンAを保護シリル化クラリスロマイシンオキシムに転化し、
    エタノール対水比約1:1でのエタノールおよび水の存在下で保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸およびデオキシム化剤と反応させて反応混合物を形成し、
    反応混合物を約15℃〜約25℃に冷却し、および
    水酸化ナトリウム溶液を反応混合物に添加すること、
    を含んで成る方法により形成されるクラリスロマイシン。
  20. 保護シリル化クラリスロマイシンオキシムが6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムである請求項19に記載の方法。
  21. 冷却が約20℃までである請求項19に記載のクラリスロマイシン。
  22. 酸が蟻酸である請求項19に記載のクラリスロマイシン。
  23. デオキシム化剤がメタ重亜硫酸ナトリウムである請求項19に記載のクラリスロマイシン。
  24. エリスロマイシンAを保護シリル化クラリスロマイシンオキシムに転化し、
    保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを、少なくとも一つの溶媒がメチルt−ブチルエーテルを含む少なくとも一つの溶媒および塩基の存在下で攪拌しながらメチル化剤と反応させて、6−O−メチル−保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを形成し、および
    6−O−メチル−保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを、エタノール水溶液の存在下で酸およびデオキシム化剤と反応させてクラリスロマイシンを形成すること、
    を含んで成るエリスロマイシンAをクラリスロマイシンに転化する方法。
  25. エリスロマイシンAを保護シリル化クラリスロマイシンオキシムに転化し、
    本質的にいかなる追加水もクラリスロマイシン処理に添加することなく、
    エタノール対水比約1:1でのエタノールおよび水の存在下で保護シリル化クラリスロマイシンオキシムを酸およびデオキシム化剤と反応させて、約20℃に冷却し、および水酸化ナトリウム溶液を添加すること、
    を含んで成るエリスロマイシンAをクラリスロマイシンに転化する方法。
  26. 保護シリル化クラリスロマイシンオキシムが6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムである請求項25に記載の方法。
  27. エタノール/水溶媒中の保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、蟻酸およびデオキシム化剤の混合物を熱して前記デオキシム化剤の2倍添加を伴い4時間を越えて還流することを含んで成る、本質的にオキシムを含まないクラリスロマイシンを調製するための方法。
  28. 保護シリル化クラリスロマイシンオキシムが6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシムである請求項27に記載の方法。
  29. エタノール/水溶媒中の保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、蟻酸およびデオキシム化剤の混合物を熱して、前記デオキシム化剤の2倍添加を伴い4時間を越えて還流することにより形成されるその対応オキシム中間体の40ppm未満しか含まないクラリスロマイシン。
  30. クラリスロマイシンオキシム中間体をクラリスロマイシンに転化することを含んで成る方法により形成されるその対応オキシム中間体の40ppm未満しか含まないクラリスロマイシン。
  31. 6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシム中間体をクラリスロマイシンに転化することを含む方法により形成されるその対応オキシム中間体の40ppm未満しか含まないクラリスロマイシン。
  32. エタノール/水溶媒中の保護シリル化クラリスロマイシンオキシム、蟻酸およびデオキシム化剤の混合物を熱して、前記デオキシム化剤の2倍添加を伴い4時間を越えて還流する
    ことにより形成されるその対応オキシム中間体の40ppm未満しか含まないクラリスロマイシン。
  33. クラリスロマイシンオキシム中間体をクラリスロマイシンに転化することを含む方法により形成されるクラリスロマイシン−S−MOP−オキシム中間体の40ppm未満しか含まないクラリスロマイシン。
  34. エタノール/水溶媒中の6−O−メチル−2’,4’’−ビス(トリメチルシリル)−エリスロマイシンA 9−O−(2−メトキシプロプ−2−イル)オキシム、蟻酸およびデオキシム化剤の混合物を熱して、前記デオキシム化剤の2倍添加を伴い4時間を越えて還流することにより形成されるその対応オキシム中間体の40ppm未満しか含まないクラリスロマイシン。
  35. 請求項29、30、31、32、33または34に記載の生成物を含む医薬組成物。
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