JP2004509057A - セメントクリンカを製造するためのプラント - Google Patents
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Abstract
セメントクリンカを製造するためのプラントであって、少なくとも1つの最終サイクロン(1d)と、直列的にガスダクト(2c)を介して連結されて最終サイクロン(1d)からのガスを供給される、少なくとも最終より1つ手前のサイクロン(1c)とを有する予熱器(1)と、最終サイクロン(1d)から予熱された原料ミールを導入するための少なくとも1つの取り入れ開口部(9)を有し、次の分離サイクロン(4)に連結されるカルサイナー(3)と、分離サイクロン(4)を最終サイクロン(1d)に連結し、最終より1つ手前のサイクロン(1c)から予熱された原料ミールを導入するための、少なくとも1つの取り入れ開口部(11)を有するガスダクト(2d)とを有するものについて詳述されている。このプラントにおいて、最終より1つ手前のサイクロン(1c)から垂直な平面において分離サイクロン(4)を最終サイクロン(1d)へと連結するガスダクト(2d)へと予熱された原料ミールを導入するための取り入れ開口部(11)は、最終サイクロン(1d)から予熱された原料ミールをカルサイナー(3)へと導入するための、少なくとも1つの取り入れ開口部(9)より下方に設けられることが独特である。したがって、予熱器の設置高さに影響を及ぼすことなく、予熱器(1)の最終サイクロン(1d)をカルサイナー(3)に対して任意の高さに配置することが可能となり、よって昇降手段を用いることなくカルサイナー(3)に対していかなる点からも最終サイクロン(1d)からの予熱された原料ミールが導入され得るものである。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は、セメントクリンカを製造するためのプラントであって、少なくとも1つの最終サイクロンと、直列的にガスダクトを介して連結されて最終サイクロンからのガスを供給される少なくとも最終より1つ手前のサイクロンとを有する予熱器と、最終サイクロンから予熱された原料ミールを導入するための少なくとも1つの取り入れ開口部を有し、次の分離サイクロンに連結されるカルサイナーと、分離サイクロンを最終サイクロンに連結し、最終より1つ手前のサイクロンから予熱された原料ミールを導入するための少なくとも1つの取り入れ開口部を有するガスダクトとを有するものに関する。
【0002】
(背景の技術)
前述の類のセメントを製造するためのプラントは、例えばDE19649922公報およびDE19524649より公知である。これら公知であるプラントにおいて、原料ミールがミルプラントから、典型的にはサイクロン予熱器における第1のサイクロンのガス取り入れダクトへと導入され、典型的には次のカルサイナーおよび/または次のキルンからの熱い排気ガスである熱いガス流に対抗して流れて予熱器における各サイクロンを通って導かれる際に原料ミールが予熱される。予熱された原料ミールは、予熱器の最終サイクロンから抽出されてカルサイナーに導入されてそこにおいて焼成される。前述の各特許明細書において説明されている各カルサイナーは、第1の上向きセクションとカルサイナーの分離サイクロンへと連結されている次の下向きセクションとからなる。これらの公知であるプラントによれば、予熱器の最終サイクロンからの予熱された原料ミールは、カルサイナーの上向きセクションの下端部へと導入されるため、予熱器の最終サイクロンは、予熱器の全体の設置高さを鑑みてカルサイナーに隣接して配置される。したがって予熱された原料ミールがカルサイナーのより高い取り入れ点において導入することが好ましい場合には、このような原料ミールを予熱器の最終より1つ手前のサイクロンから抽出されねばならず、これは後者における温度がより低いものであるため、熱節約の悪化、さらにはカルサイナーにおける温度の過度な減少につながり得るという不利益を生ずるものである。
【0003】
(発明の開示)
本発明の目的は、予熱器の設置高さを増加させることなく、予熱器の最終サイクロンから十分に予熱された原料ミールがカルサイナーの上端部へと導入され得るようなプラントを提供することにある。
【0004】
このことは、導入部分において説明した類のプラントであって、最終より1つ手前のサイクロンから予熱された原料ミールを分離サイクロンと最終サイクロンとを垂直な平面において接続するためのガスダクトへと導入するための導入開口部が最終サイクロンから予熱された原料ミールをカルサイナーへと導入するための少なくとも1つの取り入れ開口部より下方に設けられていることを特徴とするものによって達成される。
【0005】
したがって、予熱器の設置高さに影響を及ぼすことなく、予熱器の最終サイクロンをカルサイナーに対して任意の高さに配置することが可能となり、よって昇降手段を用いることなくカルサイナーに対していかなる点からも最終サイクロンからの予熱された原料ミールが導入され得るものである。
【0006】
垂直な平面における予熱器の最終サイクロンからの材料用放出口は、カルサイナーの上端部より上方に設けられることが好ましい。
【0007】
予熱器の設置高さを制限するために、予熱器の最終および最終より1つ手前のサイクロンを連結するガスダクトが少なくとも1つの下向きのダクトセクションを有することが好ましい。
【0008】
本発明は、以下において図面を参照しながら詳述されるものである。
【0009】
(発明を実施するための最良の形態)
図1乃至4において、セメントクリンカを製造するための異なるキルンプラントの例が示されている。全ての図示されるキルンプラントは、ILC型のものであるが、本発明はSLC型あるいはこれらプラントの組み合わせからなるその他のプラントと関連して用いられ得るものである。
【0010】
全てのプラントは、4つのサイクロン1a、1b、1cおよび1dを有するサイクロン予熱器1を備えるものであり、ここにおいて1aは第1のサイクロン、1bは第2のサイクロン、1cは第3あるいは最終より1つ手前のサイクロン、および1dは第4あるいは最終サイクロンである。これらサイクロンは、直列的に接続されており、これらに対してガスダクト2a、2b、2cおよび2dを介してガス/原料ミール懸濁液が供給される。
【0011】
これらプラントは、さらに最終サイクロン1dからその材料用放出口6を介して予熱された原料ミールを導入するためであり、分離サイクロン4、ロータリーキルン5およびクリンカ冷却器7に連結された、少なくとも1つの導入開口部9を有するカルサイナー3をも有する。分離サイクロンを最終サイクロンへと連結するガスダクト2dは、予熱された原料ミールを最終より1つ手前のサイクロンから導入するための少なくとも1つの導入開口部11を有するものである。
【0012】
本発明によれば、全ての図示されているプラントにおいて、最終より1つ手前のサイクロン1cから垂直な平面において分離サイクロン4を最終サイクロン1dへと連結するガスダクト2dへと予熱された原料ミールを導入するための取り入れ開口部11は、最終サイクロン1dから予熱された原料ミールをカルサイナー3へと導入するための少なくとも1つの取り入れ開口部9より下方に設けられることが共通の特徴である。
【0013】
図1および2において図示されるキルンプラントは、いずれもが所謂雁首形を有するように設計されているカルサイナー3を有しており、実地においてはカルサイナーが第1の上向きセクション3aを有し、これが180°の湾曲部3cを介して次に分離サイクロン4へと連結されている第2の下向きセクション3bへと連結されていることを意味する。
【0014】
図1において図示されるキルンプラントにおいて、サイクロン1dは、ガス/原料ミールの懸濁液が接線方向においてサイクロンの上端部へと導入され、分離された原料ミールが材料用放出口6から排出される一方、ガスをサイクロン1cへと搬送するための排出ダクト2cがサイクロン1dの上部に設けられる形の、従来のサイクロンからなるものである。図示されている実施例において、ダクト2cは下向きセクション15を有することによって垂直な平面におけるサイクロン1cをより低いレベルに設けることが可能となるため、設置高さを低減することが可能となる。
【0015】
図2において示されるキルンプラントにおいて、サイクロン1dは図1において示されるものに相当するサイクロンからなるものであるが、ガスをサイクロン1cへと送るための排出ダクト2cが底部を通って延伸するという点で異なる。またこの実施例によって、垂直な平面におけるサイクロン1cをより低いレベルに設けることが可能となる。
【0016】
図3において示されるキルンプラントは、図1において示されるものに相当するプラントであるが、カルサイナー3が雁首形を有するように設計されておらず、分離サイクロン4がその底部を延伸するガス排出ダクト2dと有するように設計されている点で異なる。
【0017】
図4において示されるキルンプラントは、ガスがキルン5から排出され、カルサイナー3の上端部21へと燃料が導入されて懸濁液としてカルサイナー3の内部を通って下へと導かれるようなカルサイナー3を有するものである。クリンカ冷却器7からの予熱された空気と予熱器3の最終サイクロン1dからの予熱された原料ミールとが、カルサイナー3におけるよりさらに下の位置においてカルサイナー3へと導入されるため、予熱された空気がカルサイナー3を通って下へと導かれてその空気が徐々に排出ガス/燃料の懸濁液と混合され、重力によって原料ミールがカルサイナー3を通ってその壁に沿って下へと導かれる。カルサイナーの下端部23において、原料ミールは再度排出ガスにおいて懸濁されて、その後形成された排出ガス/原料ミールの懸濁液がカルサイナー3の下端部23から抽出されて分離サイクロン4へと向けられる。分離サイクロン4からは、図1において図示される実施例と同様に排出ガス/原料ミール懸濁液が接線方向においてサイクロンの上端部へと導入され、分離された原料ミールが材料用放出口6から排出される一方、ガスをサイクロン1cへと搬送するための排出ダクト2cがサイクロン1dの上部に設けられる形の、従来のサイクロンからなるサイクロン1dに向かって排出ガスが上へと送られる。ダクト2cは、下向きのダクトセクション15を有するため、垂直な平面におけるサイクロン1cがカルサイナーの上端部に対して低いレベルに設けられ得るため、設置高さを低減することが可能となる。
【0018】
本発明は、例示の意味でのみ図示された実施例に限定されるものではなく、したがって本発明の範囲に含まれる、数多くの異なる実施例と図示された実施例の組み合わせとが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明によるプラントの第1実施例を示す。
【図2】
図2は、本発明によるプラントの第2実施例を示す。
【図3】
図3は、本発明によるプラントの第3実施例を示す。
【図4】
図4は、本発明によるプラントの第4実施例を示す。
(技術分野)
本発明は、セメントクリンカを製造するためのプラントであって、少なくとも1つの最終サイクロンと、直列的にガスダクトを介して連結されて最終サイクロンからのガスを供給される少なくとも最終より1つ手前のサイクロンとを有する予熱器と、最終サイクロンから予熱された原料ミールを導入するための少なくとも1つの取り入れ開口部を有し、次の分離サイクロンに連結されるカルサイナーと、分離サイクロンを最終サイクロンに連結し、最終より1つ手前のサイクロンから予熱された原料ミールを導入するための少なくとも1つの取り入れ開口部を有するガスダクトとを有するものに関する。
【0002】
(背景の技術)
前述の類のセメントを製造するためのプラントは、例えばDE19649922公報およびDE19524649より公知である。これら公知であるプラントにおいて、原料ミールがミルプラントから、典型的にはサイクロン予熱器における第1のサイクロンのガス取り入れダクトへと導入され、典型的には次のカルサイナーおよび/または次のキルンからの熱い排気ガスである熱いガス流に対抗して流れて予熱器における各サイクロンを通って導かれる際に原料ミールが予熱される。予熱された原料ミールは、予熱器の最終サイクロンから抽出されてカルサイナーに導入されてそこにおいて焼成される。前述の各特許明細書において説明されている各カルサイナーは、第1の上向きセクションとカルサイナーの分離サイクロンへと連結されている次の下向きセクションとからなる。これらの公知であるプラントによれば、予熱器の最終サイクロンからの予熱された原料ミールは、カルサイナーの上向きセクションの下端部へと導入されるため、予熱器の最終サイクロンは、予熱器の全体の設置高さを鑑みてカルサイナーに隣接して配置される。したがって予熱された原料ミールがカルサイナーのより高い取り入れ点において導入することが好ましい場合には、このような原料ミールを予熱器の最終より1つ手前のサイクロンから抽出されねばならず、これは後者における温度がより低いものであるため、熱節約の悪化、さらにはカルサイナーにおける温度の過度な減少につながり得るという不利益を生ずるものである。
【0003】
(発明の開示)
本発明の目的は、予熱器の設置高さを増加させることなく、予熱器の最終サイクロンから十分に予熱された原料ミールがカルサイナーの上端部へと導入され得るようなプラントを提供することにある。
【0004】
このことは、導入部分において説明した類のプラントであって、最終より1つ手前のサイクロンから予熱された原料ミールを分離サイクロンと最終サイクロンとを垂直な平面において接続するためのガスダクトへと導入するための導入開口部が最終サイクロンから予熱された原料ミールをカルサイナーへと導入するための少なくとも1つの取り入れ開口部より下方に設けられていることを特徴とするものによって達成される。
【0005】
したがって、予熱器の設置高さに影響を及ぼすことなく、予熱器の最終サイクロンをカルサイナーに対して任意の高さに配置することが可能となり、よって昇降手段を用いることなくカルサイナーに対していかなる点からも最終サイクロンからの予熱された原料ミールが導入され得るものである。
【0006】
垂直な平面における予熱器の最終サイクロンからの材料用放出口は、カルサイナーの上端部より上方に設けられることが好ましい。
【0007】
予熱器の設置高さを制限するために、予熱器の最終および最終より1つ手前のサイクロンを連結するガスダクトが少なくとも1つの下向きのダクトセクションを有することが好ましい。
【0008】
本発明は、以下において図面を参照しながら詳述されるものである。
【0009】
(発明を実施するための最良の形態)
図1乃至4において、セメントクリンカを製造するための異なるキルンプラントの例が示されている。全ての図示されるキルンプラントは、ILC型のものであるが、本発明はSLC型あるいはこれらプラントの組み合わせからなるその他のプラントと関連して用いられ得るものである。
【0010】
全てのプラントは、4つのサイクロン1a、1b、1cおよび1dを有するサイクロン予熱器1を備えるものであり、ここにおいて1aは第1のサイクロン、1bは第2のサイクロン、1cは第3あるいは最終より1つ手前のサイクロン、および1dは第4あるいは最終サイクロンである。これらサイクロンは、直列的に接続されており、これらに対してガスダクト2a、2b、2cおよび2dを介してガス/原料ミール懸濁液が供給される。
【0011】
これらプラントは、さらに最終サイクロン1dからその材料用放出口6を介して予熱された原料ミールを導入するためであり、分離サイクロン4、ロータリーキルン5およびクリンカ冷却器7に連結された、少なくとも1つの導入開口部9を有するカルサイナー3をも有する。分離サイクロンを最終サイクロンへと連結するガスダクト2dは、予熱された原料ミールを最終より1つ手前のサイクロンから導入するための少なくとも1つの導入開口部11を有するものである。
【0012】
本発明によれば、全ての図示されているプラントにおいて、最終より1つ手前のサイクロン1cから垂直な平面において分離サイクロン4を最終サイクロン1dへと連結するガスダクト2dへと予熱された原料ミールを導入するための取り入れ開口部11は、最終サイクロン1dから予熱された原料ミールをカルサイナー3へと導入するための少なくとも1つの取り入れ開口部9より下方に設けられることが共通の特徴である。
【0013】
図1および2において図示されるキルンプラントは、いずれもが所謂雁首形を有するように設計されているカルサイナー3を有しており、実地においてはカルサイナーが第1の上向きセクション3aを有し、これが180°の湾曲部3cを介して次に分離サイクロン4へと連結されている第2の下向きセクション3bへと連結されていることを意味する。
【0014】
図1において図示されるキルンプラントにおいて、サイクロン1dは、ガス/原料ミールの懸濁液が接線方向においてサイクロンの上端部へと導入され、分離された原料ミールが材料用放出口6から排出される一方、ガスをサイクロン1cへと搬送するための排出ダクト2cがサイクロン1dの上部に設けられる形の、従来のサイクロンからなるものである。図示されている実施例において、ダクト2cは下向きセクション15を有することによって垂直な平面におけるサイクロン1cをより低いレベルに設けることが可能となるため、設置高さを低減することが可能となる。
【0015】
図2において示されるキルンプラントにおいて、サイクロン1dは図1において示されるものに相当するサイクロンからなるものであるが、ガスをサイクロン1cへと送るための排出ダクト2cが底部を通って延伸するという点で異なる。またこの実施例によって、垂直な平面におけるサイクロン1cをより低いレベルに設けることが可能となる。
【0016】
図3において示されるキルンプラントは、図1において示されるものに相当するプラントであるが、カルサイナー3が雁首形を有するように設計されておらず、分離サイクロン4がその底部を延伸するガス排出ダクト2dと有するように設計されている点で異なる。
【0017】
図4において示されるキルンプラントは、ガスがキルン5から排出され、カルサイナー3の上端部21へと燃料が導入されて懸濁液としてカルサイナー3の内部を通って下へと導かれるようなカルサイナー3を有するものである。クリンカ冷却器7からの予熱された空気と予熱器3の最終サイクロン1dからの予熱された原料ミールとが、カルサイナー3におけるよりさらに下の位置においてカルサイナー3へと導入されるため、予熱された空気がカルサイナー3を通って下へと導かれてその空気が徐々に排出ガス/燃料の懸濁液と混合され、重力によって原料ミールがカルサイナー3を通ってその壁に沿って下へと導かれる。カルサイナーの下端部23において、原料ミールは再度排出ガスにおいて懸濁されて、その後形成された排出ガス/原料ミールの懸濁液がカルサイナー3の下端部23から抽出されて分離サイクロン4へと向けられる。分離サイクロン4からは、図1において図示される実施例と同様に排出ガス/原料ミール懸濁液が接線方向においてサイクロンの上端部へと導入され、分離された原料ミールが材料用放出口6から排出される一方、ガスをサイクロン1cへと搬送するための排出ダクト2cがサイクロン1dの上部に設けられる形の、従来のサイクロンからなるサイクロン1dに向かって排出ガスが上へと送られる。ダクト2cは、下向きのダクトセクション15を有するため、垂直な平面におけるサイクロン1cがカルサイナーの上端部に対して低いレベルに設けられ得るため、設置高さを低減することが可能となる。
【0018】
本発明は、例示の意味でのみ図示された実施例に限定されるものではなく、したがって本発明の範囲に含まれる、数多くの異なる実施例と図示された実施例の組み合わせとが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明によるプラントの第1実施例を示す。
【図2】
図2は、本発明によるプラントの第2実施例を示す。
【図3】
図3は、本発明によるプラントの第3実施例を示す。
【図4】
図4は、本発明によるプラントの第4実施例を示す。
Claims (3)
- セメントクリンカを製造するためのプラントであって、少なくとも1つの最終サイクロン(1d)と、直列的にガスダクト(2c)を介して連結されて最終サイクロン(1d)からのガスを供給される、少なくとも最終より1つ手前のサイクロン(1c)とを有する予熱器(1)と、最終サイクロン(1d)から予熱された原料ミールを導入するための少なくとも1つの取り入れ開口部(9)を有し、次の分離サイクロン(4)に連結されるカルサイナー(3)と、分離サイクロン(4)を最終サイクロン(1d)に連結し、最終より1つ手前のサイクロン(1c)から予熱された原料ミールを導入するための、少なくとも1つの取り入れ開口部(11)を有するガスダクト(2d)とを有するものにおいて、最終より1つ手前のサイクロン(1c)から垂直な平面において分離サイクロン(4)を最終サイクロン(1d)へと連結するガスダクト(2d)へと予熱された原料ミールを導入するための取り入れ開口部(11)は、最終サイクロン(1d)から予熱された原料ミールをカルサイナー(3)へと導入するための、少なくとも1つの取り入れ開口部(9)より下方に設けられることを特徴とするもの。
- 垂直な平面における予熱器の最終サイクロン(1d)からの材料用放出口(6)は、カルサイナーの上端部(21)より上方に設けられることを特徴とする、請求項1に記載のプラント。
- 予熱器の最終(1d)および最終より1つ手前のサイクロン(1c)を連結するガスダクト(2c)は、少なくとも1つの下向きのダクトセクション(15)を有することを特徴とする、請求項1に記載のプラント。
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PCT/IB2001/001291 WO2002025196A1 (en) | 2000-09-20 | 2001-07-19 | Plant for manufacturing cement clinker |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002528756A Pending JP2004509057A (ja) | 2000-09-20 | 2001-07-19 | セメントクリンカを製造するためのプラント |
Country Status (19)
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PT (1) | PT1322899E (ja) |
RU (1) | RU2268447C2 (ja) |
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WO (1) | WO2002025196A1 (ja) |
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DE502006006934D1 (de) * | 2005-01-25 | 2010-06-24 | Klingbeil Lothar | Mehrstufiger wärmetauscher und zyklonabscheider zum einsatz in einem solchen wärmetauscher |
WO2014048435A1 (en) * | 2012-09-27 | 2014-04-03 | Flsmidth A/S | Plant for manufacturing cement clinker |
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