JP2004509017A - 寝台に変換する座席 - Google Patents
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Abstract
容易且つ迅速に従来の座席から寝台へ、及びその逆の変換が可能な旅客設備。支持構造(9)が、座席パッド(13)及び座席パッド拡張部(15)を支持し、更に、背もたれ(5)を回転可能に支持する。この座席パッド拡張部(15)及び背もたれ(5)は、変換可能な座席が寝台に変換された場合に、変換可能な座席の前にある座席列の支持構造(9)によって、部分的に支持される。第3の寝台(21、23)が、座席パッド(13、15)によって形成された下部の寝台の下に展開されてもよい。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は、容易且つ迅速に従来の座席から寝台に変換可能である旅客設備に関する。この設備によってプライバシーが提供され、好適実施例では、他の乗客を起こさずに、若しくは他の乗客を通り道から移動させずに、全乗客が通路に出ることが可能になる。
【0002】
(背景技術)
交通機関での寝台設備は、公知の概念である。それらは、旅客列車、旅客船、旅客機において幅広く用いられている。定期旅客機の座席を寝台に変換する申し分のない方法を実現することは、安全性の考慮や、軽量、頑丈さ、及び高密度の構造の必要性から困難である。ほぼ全ての従来技術において、乗客は、座位及び横臥位の両方で、前方若しくは後方を向いている。この配置では、全ての乗客が通路と隣接することが必要であり、そうでない場合には、通路に出るために隣の乗客を起こすか、若しくはその上を這い出るかしなければならない乗客が存在することになる。例外の1つとして、Brauerの米国特許第6,000,659号があり、そこでは座席を90度回転させる複雑且つ重量のある方法が開示されている。更に、この方法は寝台配置なしの2つ並びバンクに対してのみ適切であり、エコノミークラスで要求される乗客密度に近いものは何ら提供してくれない。
【0003】
別の例外は、Mutkeの米国特許第4,071,210号であり、そこでは乗客が常に進行方向に対して直角方向を向いており、座位若しくは横臥位の際、常に鉛直方向に積み重ねられている。
【0004】
本発明より前には、離着陸の際の緊急時における迅速な避難のために必要とされる、通常の座席配置への変換が可能な3レベル寝台を可能にするものは、当技術分野において、全く存在していなかった。乗客には、階段若しくは梯子を降りるための十分な時間はないし、更に、退出しようとして通路沿いに進む他人の邪魔をしている時間もない。しかしながら、3レベル寝台配置は、エコノミークラスの乗客密度に対して、乗客が横になるための伸張距離を獲得する必要がある。
【0005】
旅客機の座席に対するその他の固有の設計のいくつかでは、離着陸の際に客室の視野が開けていることの必要性も含まれ、それにより、問題の第1兆候であることが多い、離席乗客を客室乗務員が認識することができる。結果として、寝台車両において典型的である、閉じた区画の中で寝台に変換される座席を旅客機に適用することはできない。
【0006】
更に、最新式旅客機の座席は、16Gの墜落負荷に耐えるように設計されている必要があり、又、乗客がほぼ真っ直ぐ前方若しくは後方を向いていない場合には特別な設備が必要となる。
【0007】
(発明の開示)
本発明は、寝台に変換する座席に対しての改良点を提供する。
【0008】
本発明の一実施例により、座席に変換する寝台システムが提供される。このシステムは、寝台の占有者が互いに関して垂直方向に離間される3レベル寝台を有する。この寝台は、座席に変換することが可能である。座席に変換後、それら座席の占有者の腰部分は、彼らが寝台で横になっていたときよりも、同じ高さでより近接し、従って、それにより座席配置になっている際の、座席への着席及び離席の方法が容易、迅速、且つより堅実なものとなる。
【0009】
本発明の実施例は、並び座席と、通常のフロアレベルになっている座席列とを備えた開放的な客室でなくてはならないという安全面上の要求を満たす、寝台に変換する旅客機の座席を提供している。
【0010】
本発明の好適実施例によって、全ての乗客が他の乗客を起こさずに、又、他の乗客に移動してもらうことなしに、通路に出ることが可能な、寝台に変換する従来風の座席配置が提供される。
【0011】
本発明の好適実施例によって、高密度なエコノミークラスにおいてさえも、全乗客が横になることを可能にする、寝台に変換する従来風の旅客機座席配置が提供される。
【0012】
本発明の好適実施例は、1レベル、2レベル、若しくは3レベルの寝台に変換する座席を提供する。
【0013】
本発明の好適実施例は、寝台に変換する座席の、より単純化され、且つより軽量化された製造方法を提供する。
【0014】
本発明の好適実施例は、上側の寝台に登っていくための、改良された手段を提供する。
【0015】
本発明の好適実施例によって、墜落の際の、乗客フロア上への座席の負荷が軽減される。
【0016】
本発明の好適実施例は、横臥する乗客の間に改良式パーティションを提供する。
【0017】
本発明は、寝台配置の際に乗客間のプライバシーを守る必要がある場合には伸張することが可能であって、離着陸時には格納可能であるパーティションを備えた、開放的な客室内部の変換可能座席を含む。
【0018】
本発明の好適実施例では、乗客は、緊急時の迅速な退去のためにフロアの上に通常の高さで、前方及び/又は後方を向いて着席しているが、横臥する際には、飛行方向に対して直角方向に拡張され、鉛直方向に離間される。この方法によって、4つの主要な利点が可能になる。1)寝台に変換した後、全乗客は、他人を起こさずに、且つ退出してもらうことなしに通路に出ることが可能である。2)寝台になっている際に、背もたれの真後ろにある固定式パーティションによって、乗客の間に自然な仕切が提供され、それにより見知らぬ人と隣接して横たわらずに済む。3)複数レベルのバンクに変換するために単純且つ軽量化された方法を用いることが可能であって、そこでは、横並びする3人の乗客に対しての寝椅子風一体式座席パッドを1つの寝台として用いることが可能であり、又、別の寝台を提供するべく、この一体式背もたれを上方に回転させることが可能であり、更に、第3の乗客が、別の乗客2人の下の、パッドが設けられたフロア上に伸張することが可能である。4)離着陸時に、乗客が標準的で従来的なフロアレベルの配置で着席しているので、事故後には迅速な避難を行うことが可能である。
【0019】
更に、本発明の好適実施例によって、乗客若しくは客室乗務員は、3つの座席から成る特定バンクに着席している乗客の数に応じて、その寝台を1レベル、2レベル、若しくは3レベルの寝台配置に設定することが可能である。バンクを1レベル若しくは2レベルのみに設定すると、3レベルの場合よりも大きな頭上スペースが設けられる。
【0020】
本発明は、列車、船舶、若しくはバスのような、他の形態の交通機関にも適用することが可能である。これらのその他の形態の輸送機関においては、1つ並び若しくは2つ並びの座席がより一般的である。こういう状況に対しては、座位及び横臥位のいずれの場合にも乗客が前方及び後方を向いたままでいる代替的な方法が用いられてもよい。
【0021】
(発明を実施するための最良の形態)
図1を参照すると、本発明の現在の好適実施例の側面図が示されている。離着陸時に、全乗客は、図1中の乗客1、2、及び3によって示される従来的な開放的な客室配置で着席する。現行の旅客機で見ることができるように、好適には、3つ並びの座席から成る、前方向き及び後方向きの列に着席した乗客は、1以上の通路で隔てられる。食事サービスの際、若しくは読書や作業の間、乗客は、乗客1、2、3によって示されるように座位のままであってもよい。経費及び重量を軽減するために、肘掛け等の所定アイテムが取除かれてよい。更に、個々に調整可能な背もたれを取除くことによって、重量及び複雑性を減少させてもよい。座席パッド13及び背もたれ5は、一体式に作られた寝椅子型であり、それにより隣接する3人の乗客に対して座席を提供する。背もたれ5の上部が、ヒンジ7で座席支持構造体9に取付けられ、背もたれ5の底部が、後側の左右をピン12によって所定位置に固定される。ピン12は、座席側部のパネル支持構造体9の孔11と結合される。ピン12は、図1乃至図3の図面と直交している。同様にして、座席パッド13が、座席の左右の両側にある同様のピン31によって所定位置に保持される。更に、このピン31は、座席側部のパネル支持構造体9の孔32と結合される。寝台配置に変換する準備ができたときに、図5に関連して本明細書中で説明されるある機構を用いて、これらのピンが引込められる。
【0022】
図2に示されるように、2レベルの寝台に変換するべく背もたれ5が、ピン7の周囲に時計回り且つ上方に回転して、上側寝台17を形成する水平な姿勢になる。更に、座席パッド拡張部15が、ヒンジ19の周囲に時計回り且つ上方に、座席パッド13と同じ高さになるまで回転して、乗客4がその上に横臥する下部寝台を形成する。乗客が、座位のときに向いていた方向に対して直角方向を向いて横臥しているのが分かるであろう。ピン12は、前にある座席の座席支持構造体9の孔34と結合し、それにより背もたれ5を拡張位置に保持して上側寝台17を形成する。座席パッド拡張部15も同様な方法によって機能する。座席パッド13に取付けられた第1ばね式ピン31が、座席側部支持構造体9の孔32から引込められて、それにより座席パッド13が、ロッド33の周囲をわずかに時計回りに且つ上方に回転できるようになる。次に、固定ピン35が変換された座席の前にある座席構造体後部の孔37と一列になるまで、座席拡張部15は、ヒンジ19の周囲を時計回りに且つ上方に回転される。次に、座席パッド13が再度、ロッド33の周囲を反時計回りに且つ下向きに戻るように回転されて、ピン35が孔37の中に深く入れられ、且つばね式スライディングピン31が座席側部パネル支持構造体9の孔32と再度結合するようになる。座席パッド13を寝台として用いるべくより低い位置に配置するために、ピン31を孔32と同一だが若干下側にある孔(図示せず)と代わりに結合させてもよい。
【0023】
1レベル寝台への変換は、背もたれ5が下部に残されること以外は2レベルの場合と同様である。
【0024】
3レベル寝台への変換では、前述したように背もたれ5が上側寝台に変換される。次に、座席パッド13及び座席パッド拡張部15が持上げられて、それにより、変更点が1つある以外は、2レベル寝台を変換について前述したのと同様の方法で中間の寝台が形成される。図5で見ることができるように、ロッド33が座席パッド13の後部に沿って伸びており、且つ支持しており、更に、このロッド33は、座席パッド13に関して長手方向の軸の周囲を自由に回転する。このロッド33は、座席側部パネル構造体9の裏で、図1、図2、及び図3中で点線で示されたアーム43の一端に固定して取付けられる。アーム43は、ベアリング45を通して、図1、図2、及び図3で見ることができるように座席側部パネル構造体9の前面にあるアーム41に取付けられる。ピン31が引込められた後、図3に示されるようにロッド33及び座席パッド13の後部全体を持上げるために、乗客若しくは客室乗務員によってレバーアーム41が時計回りに且つ下方向に回転される。次に、ピン35が、変換される座席の前にある座席構造体の後部上の、より高い位置にある別の孔47と位置合わせされ、更に、ピン31が、座席側部パネル構造体9上の、より高い位置にある別の孔49と位置合わせされて、ひょいと入れられる。結果として、座席パッド13及び15が十分高い位置にあるベッドを形成し、それにより、乗客63が眠る寝台をその下に設けることが可能となる。フロアパッド21及び23が、それらの縁部27沿いでヒンジ結合されており、次にそれらが、図1及び図2に示される格納位置から、図3に示されるように乗客63に対するベッドをフロア上に形成する拡張位置へ展開される。
【0025】
中間の寝台をロッド33とアーム41及び43とを用いて上昇及び下降させるために前記で説明したのと同様の機構が、上側寝台17の高さを調整するためにも用いられてよい。
【0026】
上側寝台に入る際、乗客は寝台17の側部にある昇降手掛51を用いて自分を安定させ、座席側部のパネル構造体9にある孔55又は57、若しくはその他の固定式階段や格納式階段(図示せず)を用いて上っていく。
【0027】
図4は、3レベル寝台配置における最上レベル寝台の上で横向きに寝転がって、眠っている若しくは小さなフラットスクリーンTVで映画を見ている乗客136を見下ろした図である。小さなTVを用いて大きなスクリーンの効果を提供するために、このTV138が寝台の上で乗客に近接して置かれてよい。更に、乗客が仰向けになってTVを見ることができるように、このTVが乗客の上の寝台の下部に取付けられてもよい。寝台配置では周囲の照明がより制御され、他の乗客によって気が散ることがほとんどないので、このTV138は、主として横臥位の乗客に用いられる。しかしながら、このTV138は、乗客が座位にある際も用いることができるように、背もたれ上にクリップされる設計であってもよい。各乗客は、個々のスクリーンで自分が見たい映画を選択することができる。
【0028】
図4及び図5で特に示されているように、上側寝台17の切取り領域206中に跳上げ戸部分6を設けることによって、上側寝台の中への進入をより容易にすることができる。システムが従来の座席に再配置されると、上側寝台17が背もたれ5になるのは言うまでもない。上側寝台17に進入するために、乗客は最初に跳上げ戸部分6を持上げて、図5中に点線で示されているように、ロッド204の周囲を鉛直方向に位置200へ回転させる。乗客は、図4で示されている切取り部分206の中に立つべく、固定式階段若しくは格納式階段(図示せず)を介して、中間の寝台上に上ることができる。この位置において、乗客は中間の寝台の上で立ち上がりながら、上側寝台の中に容易に転がり込むことが可能である。乗客136は、寝台から退出するために、繊維ストラップ202を用いて跳上げ戸6を持上げ、フロア位置へ降りる前に再度、中間の寝台の上に立つべく切取り部分206を通して片方の足を降ろすことができる。或いは、このシステムが従来的な座席若しくは寝台の、いずれとして配置されても背もたれ5の一部が図5に示されている下部の位置に残ることで、切取り部分206が、跳上げ戸及び部分6のない開いた状態になっていてもよい。
【0029】
乗客が中間の寝台に上るのを補助するべく格納可能な階段が座席側部パネル構造体9に取付けられて通路に展開されてもよい。この方法が用いられる場合、階段は、跳上げ戸部分6が持上げられると展開され、再度、跳上げ戸部分6を下ろすと、再度格納されるように機械化されてよい。これは、ばねの収縮力に逆らって階段の拡張がなされる標準的なプルケーブル設計によって実行することが可能である(簡略化のために図示せず)。この方法により、乗客が上側寝台に進入するとき、若しくは退出するときにだけ、格納可能な階段が通路に展開される。
【0030】
図5は、従来的な座席として配置されたシステムにおいて、座席後部を前方向に見たときの図である。この図は更に、ピン12を引込めて背もたれ5を座席配置から寝台配置に、若しくはその逆に回転させることを可能にする機構も示している。この機構は、ピン31を引込める機構と概ね同一である。ハンドル72をヒンジ点74の周囲を反時計回りに回転させることによって、ハンドル72の一部であるピン12が座席支持構造体9の孔から引込められる。更に、ハンドル72の反時計回りの回転によってプルケーブルが作動されて、それによりピン78が、ばね80の力に逆らって座席右側の上の座席支持構造体82から引込められる。明瞭化のために、座席後部を覆っていて、寝台配置に変換された時に乗客の間にプライバシーを提供するパーティションは図示していない(パーティションが機構を覆ってしまうため)。後からハンドル72が利用できるように、このパーティションには切取り部分が必要である。
【0031】
次に、図6を参照すると、代替実施例ではあるが、いくつかの点からあまり望ましくない本発明の実施例が示されている。この設計では、上側寝台67及び69が常に寝台の状態であり、固定位置に保持されている。ボーイング777で用いられているような、上側にある引下ろし式の手荷物収納箱は、手荷物を積むためにその時点で乗客71が上に横たわっている上側寝台のほぼ上部に引下ろすことが可能であり、更にその後、乗客71のための部屋にするべく元の位置に戻すことができる。乗客73は、固定式の背もたれ75、回転可能な背もたれ79、及び座席パッド77を有する座席に座っている。座席パッド77を前端部で支持しているのが、回転可能なフロアパッド81である。フロアパッド81は、座席底部のスロットの内側に取付けられており、点92の周囲を回転するフック91によって引出すことが制限されている。座席パッド77の後部は、ヒンジ83を通して回転可能な背もたれ79に取付けられており、この背もたれは、前述のピン12及び31と同様の方法で作動するピン85によって現在位置に保持されている。座席をより低い2つの寝台に変換するには、座席パッド77とフロアパッド81とを分離させるために、フック91が点92の周囲を反時計回りに回転される。フロアパッド81が反時計回りに回転され、図7に示されている位置へ下げられて、固定式パッド95と共に、フロアレベルのより低い寝台のためのパッドを提供する。ピン85が引込められて、それにより、回転可能な背もたれ79がヒンジ88の周囲を時計回りに且つ上方向に、図7に示される位置へと回転される。その位置では、ピン85が再度拡張されて孔84と結合し、回転可能な背もたれ79を新しい位置に保持している。最終的に座席パッド77は、一端が、ヒンジ取付け部83によって回転可能な背もたれ79に支持され、他端が、背もたれ上の拡張されたフードトレイ93、若しくはその他の拡張可能な構造体の上に載せられることによって支持される。座席パッド77が持上げられてしまう可能性を更に制限するべく、フードトレイ93を結合させるようにフック91を更に用いてもよい。座席の各部分を種々の位置に固定するために、多種多様の方法が用いられてもよいことを理解されたい。
【0032】
上側寝台構造体は、座席によって支持されており、可能性として、この座席によって左右に動かないように固定、若しくは制限されてもよいが、従来の座席設計において存在する、墜落の際に座席によって生じるフロアの座屈負荷を軽減し、更には除去することを、上側寝台構造体が補助するように、天井により近接した前方及び後方での結合を有していてもよい。
【0033】
次に、図8及び図9を参照すると、座席パッド107及び背もたれ97を寝台に変換する更に別の方法を示している、本発明の第3番目の実施例が図示されている。更に、この実施例では、3つ並びの代わりに1つ、若しくは2つしか並んでない座席を用いた配置を処理する一つの方法が示されている。この配置は、旅客列車、若しくはいくつかの小型旅客機において、典型的なものである。この配置では、好適な方法のように、乗客が通路に対して直角方向に伸張するための十分な空間を有していないが、その代わりに前後に向かって伸張させてもよいし、或いは、一部分を前後に向かって伸張させ、一部分を2列の座席によりそれまで占有されていた空間の内外に向かって伸張させてもよい。更に、この実施例は、図8に示されているように、使われていない場合には、天井に接触して上方に格納されている上側寝台150も示している。
【0034】
座席側部パネル構造体172の孔111と結合するばね式スライディングピン109と、回転軸115で座席パッド107に結合され、回転軸117でフロア構造体に結合されている支持構造体113とによって、座席パッド107が所定位置に固定される。下側の寝台を作るために、ばね式スライディングピン109が引込められ、それにより、座席パッド107が前方及び下方に動いて、固定式フロアパッド119の前のフロア上へ移動することが可能になる。前にある座席に対しても同じプロセスが用いられ、図9に示されているように、下側寝台の中の乗客は、これら4つのフロアパッド全てに渡って横臥している。
【0035】
図8に示されているように、背もたれ97は、背もたれ97の下端部を固定するように座席側部パネル構造体172の孔101にはめ込まれるピン99を備えている。背もたれ97の上部は、図1及び図5に示されたロッド33と同様に、背もたれ97の全長に延在し、背もたれ97に関してその長手方向の軸の周囲を自由に回転するロッド103を有している。ロッド103は、ロッド230と、背もたれの反対側にあるロッド230の鏡像関係にあるロッドとに取付けられる。ロッド230は次に、点232で座席側部パネル構造体172に回転可能に取付けられる。中間の寝台を作るためには、ピン99が引込められて、背もたれ97の下端部が自由になる。ロッド230が点232の周囲に反時計回りに回転されて、背もたれ97の上端部が図9に示される位置に下げられ、ピン99が前にある座席の座席側部パネル構造体123の孔121にはめ込まれる。ロッド230と、背もたれ97の反対側にあるその鏡像ロッドとは、共にロッド103に結合されているので一緒に回転し、座席から寝台へ、若しくはその逆の変換を座席の片側だけから行うのが容易になっている。
【0036】
寝台150は、ブラケット156及び158に結合されたピン152及び154を有し、それにより寝台150の最も近い面を、天井に接触させて格納位置に保持する。同一のピン及びブラケットによって裏面が保持される。上側寝台150を下げる際には、ピン152及び154が、図5に図示されたのと同様の機構によって引込められ、図9で示されるように、2人の人がブラケット156及び158とピン152及び154とを取外して、座席側部パネル構造体172の上部の孔に再度結合することによって、寝台150が手動で下げられる。上側寝台を上昇及び下降させるための方法が1つしか示されていないが、上側若しくは下側に回転する寝台用の支持アーム、若しくは寝台を上側及び下側に案内し、且つ支持するトラック等の別の方法を用いることも可能である。
【0037】
乗客が通路に平行に前方若しくは後方を向いて横臥するとき、一人の乗客と次の乗客との間にプライバシーが提供されるように、一列おきの座席にパーティションが設けられてもよいし、更に、乗客が二列の座席に渡って横臥することが可能であるように、一列おきの座席が開かれてもよい。乗客が通路と垂直に横たわっている、図1、図2、及び図3のような前述の構成に対しては、好適には、全ての座席の後部にパーティションが設けられて、それらが寝台になっている際に、乗客間にプライバシーを提供する。乗客を通路と平行に、前方若しくは後方を向いて横臥させることの最大の欠点は、乗客の間にパーティションを提供することがより困難であることと、全ての乗客が通路に隣接する必要があることであり、そうなっていない場合には、閉所恐怖症の可能性や、誰かが出るために他の人を起こしたり、潜在的に知らない人の上を這い出たりしなければならない可能性がある。この問題は、2通路式旅客機の中にある中央列の座席に対しては減少される。3つ並び座席は、前方若しくは後方を向いている2つ並びの寝台に対して快適な広さを提供し、図10で示されているように、その場合には、両乗客は通路にアクセスを有する。しかしながら、図10に示されているような拡張可能/格納可能なパーティションが組込まれる必要があり、そうでない場合には、乗客は知らない人の隣で寝なければならない可能性がある。
【0038】
図10は、左右に通路174及び176が設けられた寝台の中で横になっている乗客162を、前方向若しくは後方向に見た図である。上側寝台、中間寝台、及び下側寝台に対する各々のパーティション164、166、及び168が、拡張された位置で示されている。それらによって、隣接する乗客の間に壁が提供されており、そうでない場合には、潜在的に知らない人の隣で横にならなければならない可能性がある。パーティション164は、天井184に取付けられており、パーティション166及び168は、寝台150及び97の底面に各々取付けられている。従来の座席に変換される場合、或いは結婚している男女が一緒になりたい場合には、これらのパーティション164、166、及び168は、点線で示されているように、位置178、180、及び182に各々回転される。これらのパーティションは、布のカーテンであってもよい。
【0039】
図1乃至図10の全ての配置において、図8、図9、及び図10の配置で説明されたように、乗客が横臥の際に通路と平行方向を向いてもよいが、3レベル寝台が用いられる場合には、乗客が通路と平行に横になるか、若しくは直角に横になるかに関わらず、図1、図2、及び図3で用いられた機構が好ましい。乗客が通路に対して直角に横臥する場合、一般的には、図6及び図7で示されるように、並んでいる座席の集まり全ての後部にパーティションが設けられて、それにより乗客の間にプライバシーが提供される。更に、パーティション160は、好適には、構造的であるか、若しくは内部に構造的な交差構成部材を有しており、左右の座席側部パネル構造体9、87、若しくは172を、シヤーウェブ(shear web)若しくは交差構造の構成部材と、該座席側部パネル構造体の上部左側から下部右側まで、及び/又はその逆に、結合させることによって、図4、図5、及び図10に見られるように、上側寝台及び中間寝台の左右の動き(或いは、図1〜図3、図6〜図9の面に向かう動き、若しくは離れていく動きとして見ることができる動き)を安定化させる。例えば、図5では、簡潔化のために示されていないが、図面の詳細の大部分を隠してしまうような座席後部に渡るシヤーパネルがあってもよいし、若しくは下部左側の座席側部パネル構造体9から上部右側の座席側部パネル構造体82まで伸びている、又はその逆になっている少なくとも1つの構造的な構成部材があってもよい。
【0040】
乗客が通路と平行に横臥する場合、横並び座席のバンクが交互に前方及び後方に向いていない限り、パーティション160は、図8及び図9に示されているように横並び座席の1つおきの集まりの後部にだけ存在する。
【0041】
座席後部にこれらのシヤーウェブ若しくはタイを有していない寝台を安定化させるのは非常に困難であるが、しかしながら、別の効果的な手段として、図5に示されているように、航空機の側壁114への構造的取付部220がある。
【0042】
上側寝台の中の乗客同士のプライバシーは、図1及び図2にそれぞれ格納位置及び展開位置が示されている、取付点210の周囲を回転する格納可能なパーティション8によって達成可能である。パーティション8は、客室の見通しがよくするように乗客が着席して場合、及び上側寝台の隣接する男女が互いの寝台を1つにしたい場合に、格納された下側の位置にされる。
【0043】
6Gの墜落負荷を可能にし、又、乗客が前にある座席の後部に自分の頭をぶつけて頭部に外傷を負わないようにするために、少なくとも、6つの方法が存在する。乗客は、後方を向いていてもよいし、交互に前方及び後方を向いていてもよいし、ショルダーストラップを用いてもよいし、シートベルトの中のエアバッグを用いてもよいし、密な詰めものになっている座席後部が用いられてもよいし、若しくは多くの最近の航空機の座席と同様に、前にある座席の後部が、墜落の際に前方に屈折するように設計されていてもよい。墜落の際に、前にある座席が傾斜するように設計するうえで、ピン12及び78の上にある座席側部支持構造体9は、墜落の負荷を受けて撓むように設計されてもよいし、或いは、ロッド204の点7における座席側部支持構造体9への取付部が、高い減速負荷の際に破損し、それにより座席後部5がピン12及び78の周囲を前方に回転するように設計されていてもよい。座席後部5の底部及び座席底面13における当て物と構造体との間の干渉によって、墜落のエネルギーがいくらか吸収され、乗客が座席に衝突するまで座席後部5が前方に回転してしまわないように制限される。勿論、座席側部支持構造体90の機構的なヒンジ等の別の方法も可能である。座席後部が前方に回転できるようにすることで、墜落の際のフロアの座屈負荷が軽減される。
【0044】
示された全ての配置において、乗客は一方向を向いているが、列が1つおきに反対方向を向いてもよいことを理解されたい。図6及び図7で示された実施例についてもっとはっきり言えば、鉛直方向向きの固定位置に残される座席後部に邪魔されることなく、乗客を座席2列に渡って前方及び後方を向いて横たわらせる寝台配置方法を可能にするために、偶数列と奇数列とで異なる方向を向かせることが必要となり得る。
【0045】
示された全ての配置では、軽量設計用の寝台配置になっているときに、寝台の前端部を支持するように、前にある座席構造体が用いられている。更に、座席列の第1列は、同等の支持体が設けられるように、前に支持構造体が必要であることを理解されたい。列が1つおきに異なる方向を向いている場合の座席においても、全ての列の間に同種の構造体が必要である。なぜならば、いずれの座席も、すぐ前に、寝台配置の際に寝台に対して支持を提供するよい座席構造体がないためである。支柱、拡張可能若しくは固定された脚、座席に隣接する航空機側壁上のブラケット等の、寝台の拡張された側部を支持するその他の方法が全て可能であることを理解されたい。
【0046】
ほぼ全ての輸送機関において、4レベル寝台配置のための十分な部屋は存在しない。しかしながら、図1、図2、及び図3の好適実施例の上に、図8、図9の上側寝台設計、若しくは天井に接触して上方に格納可能な、又は固定式の同様の寝台配置を設けることによって達成することが可能である。
【0047】
いくつかの旅客機において、2つの通路の間の中間部分で見ることのできる4つ並び又は5つ並び座席は、1つ並び若しくは2つ並びの座席と隣接する3つ並びの座席の列として処理することが可能である。例えば、一方の通路と隣接する横並び座席のうちの3つ並びは、図1乃至図3で示されるように通路と交差して横臥する寝台に変換されてもよく、他方の通路と隣接する残りの1つ並び若しくは2つ並びの座席は従来の座席のまま残されてもよいし、或いは前述のように、図8及び図9で示されるように、乗客が通路と平行に横臥するべく変換されてもよい。
【0048】
高密度のエコノミークラス配置が全ての例において示されている。なぜならば、それが収容時に最も困難なケースだからである。ビジネスクラス若しくはファーストクラスに対しては、座席ピッチ(座席ピッチとは、ある座席列からその前にある座席の同じ点までの距離である)を増加することが可能であり、且つ/又は乗客一人当りの座席幅を増加することが可能である。更に、3レベル寝台の代わりに2レベル寝台だけを用いることによって、寝台配置の際に乗客により広い頭上スペースを与えることも可能である。図6乃至図10で示された配置では、例えば上側寝台を除去して、複数の寝台を再度離間し、寝台配置の際にそれらが概ね同じ頭上スペースとなるようにすることによって、これを達成し得る。
【0049】
これらの同じ種類の変換可能な座席が、搭乗ゲートの待合いラウンジに組込まれれば、夜のフライトは、特に、短距離のフライトに対して、より一層一般的になっていく可能性がある。それらは、日中は従来の座席として、主に配置され得る。しかしながら、旅に出る乗客で、日中の移動で時間を無駄にしたくない乗客、且つ/又は旅の始め及び/又は終わりにホテルの部屋の獲得で煩わされることや、追加費用を望まない乗客、及び/又はより安い夜行運賃を望む乗客は、以下のようにすることができる。空港に到着して、自分の鞄をチェックして、自分の飛行便が数時間の間、ない場合であっても、通常は眠りにつく時間に搭乗ゲートに向かう。搭乗ゲートでの座席は、寝台に配置可能であり、乗客は、自分の搭乗する番になって、旅客機の担当者によって起こされるまで眠ることができる。フライト終了後、会議に行く、若しくは最終目的地に行くのに乗客にとって時間が早過ぎる場合、彼らは、日中のフライトのために座席が再び必要となる朝まで変換可能な寝台で眠ることができる。いずれにせよ、空港で人々が寝るので(特に、長時間の遅れや、その他の場合に)、彼らを、旅客機で移動する際と同様に、より快適にしてもよいのではなかろうか。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明による座席システムの一実施例の側面図であり、3つの従来的な横並び座席によって2列が形成されるようにシステムが配置されている。
【図2】
図2は、2レベルの寝台に変換された後の、図1の実施例の側面図である。
【図3】
図3は、3レベルの寝台に変換された後の、図1及び図2の実施例の側面図である。
【図4】
図4は、図1乃至図3の実施例の上部寝台の上で乗客が横になっているのを示した平面図である。
【図5】
図5は、図1乃至図4の実施例の座席の列の後部を、前向きに見た図であり、このシステムは従来的な座席として配置されている。
【図5A】
図5aは、図5の一部の詳細である。
【図6】
図6は、本発明の代替実施例の側面図であり、下部の2つの寝台が従来的な座席の形式で配置されており、上側寝台は変換しない。
【図7】
図7は、3レベルの寝台に変換された後の、図6の実施例の側面図である。
【図8】
図8は、従来的な座席として構成された本発明の第3番目の実施例の側面図である。
【図9】
図9は、座席が3レベルの寝台に変換された後の、図8の実施例の側面図である。
【図10】
図10は、乗客の間の格納可能なパーティションを示している、前向き若しくは後向きに見た、図9の実施例の図である。
(技術分野)
本発明は、容易且つ迅速に従来の座席から寝台に変換可能である旅客設備に関する。この設備によってプライバシーが提供され、好適実施例では、他の乗客を起こさずに、若しくは他の乗客を通り道から移動させずに、全乗客が通路に出ることが可能になる。
【0002】
(背景技術)
交通機関での寝台設備は、公知の概念である。それらは、旅客列車、旅客船、旅客機において幅広く用いられている。定期旅客機の座席を寝台に変換する申し分のない方法を実現することは、安全性の考慮や、軽量、頑丈さ、及び高密度の構造の必要性から困難である。ほぼ全ての従来技術において、乗客は、座位及び横臥位の両方で、前方若しくは後方を向いている。この配置では、全ての乗客が通路と隣接することが必要であり、そうでない場合には、通路に出るために隣の乗客を起こすか、若しくはその上を這い出るかしなければならない乗客が存在することになる。例外の1つとして、Brauerの米国特許第6,000,659号があり、そこでは座席を90度回転させる複雑且つ重量のある方法が開示されている。更に、この方法は寝台配置なしの2つ並びバンクに対してのみ適切であり、エコノミークラスで要求される乗客密度に近いものは何ら提供してくれない。
【0003】
別の例外は、Mutkeの米国特許第4,071,210号であり、そこでは乗客が常に進行方向に対して直角方向を向いており、座位若しくは横臥位の際、常に鉛直方向に積み重ねられている。
【0004】
本発明より前には、離着陸の際の緊急時における迅速な避難のために必要とされる、通常の座席配置への変換が可能な3レベル寝台を可能にするものは、当技術分野において、全く存在していなかった。乗客には、階段若しくは梯子を降りるための十分な時間はないし、更に、退出しようとして通路沿いに進む他人の邪魔をしている時間もない。しかしながら、3レベル寝台配置は、エコノミークラスの乗客密度に対して、乗客が横になるための伸張距離を獲得する必要がある。
【0005】
旅客機の座席に対するその他の固有の設計のいくつかでは、離着陸の際に客室の視野が開けていることの必要性も含まれ、それにより、問題の第1兆候であることが多い、離席乗客を客室乗務員が認識することができる。結果として、寝台車両において典型的である、閉じた区画の中で寝台に変換される座席を旅客機に適用することはできない。
【0006】
更に、最新式旅客機の座席は、16Gの墜落負荷に耐えるように設計されている必要があり、又、乗客がほぼ真っ直ぐ前方若しくは後方を向いていない場合には特別な設備が必要となる。
【0007】
(発明の開示)
本発明は、寝台に変換する座席に対しての改良点を提供する。
【0008】
本発明の一実施例により、座席に変換する寝台システムが提供される。このシステムは、寝台の占有者が互いに関して垂直方向に離間される3レベル寝台を有する。この寝台は、座席に変換することが可能である。座席に変換後、それら座席の占有者の腰部分は、彼らが寝台で横になっていたときよりも、同じ高さでより近接し、従って、それにより座席配置になっている際の、座席への着席及び離席の方法が容易、迅速、且つより堅実なものとなる。
【0009】
本発明の実施例は、並び座席と、通常のフロアレベルになっている座席列とを備えた開放的な客室でなくてはならないという安全面上の要求を満たす、寝台に変換する旅客機の座席を提供している。
【0010】
本発明の好適実施例によって、全ての乗客が他の乗客を起こさずに、又、他の乗客に移動してもらうことなしに、通路に出ることが可能な、寝台に変換する従来風の座席配置が提供される。
【0011】
本発明の好適実施例によって、高密度なエコノミークラスにおいてさえも、全乗客が横になることを可能にする、寝台に変換する従来風の旅客機座席配置が提供される。
【0012】
本発明の好適実施例は、1レベル、2レベル、若しくは3レベルの寝台に変換する座席を提供する。
【0013】
本発明の好適実施例は、寝台に変換する座席の、より単純化され、且つより軽量化された製造方法を提供する。
【0014】
本発明の好適実施例は、上側の寝台に登っていくための、改良された手段を提供する。
【0015】
本発明の好適実施例によって、墜落の際の、乗客フロア上への座席の負荷が軽減される。
【0016】
本発明の好適実施例は、横臥する乗客の間に改良式パーティションを提供する。
【0017】
本発明は、寝台配置の際に乗客間のプライバシーを守る必要がある場合には伸張することが可能であって、離着陸時には格納可能であるパーティションを備えた、開放的な客室内部の変換可能座席を含む。
【0018】
本発明の好適実施例では、乗客は、緊急時の迅速な退去のためにフロアの上に通常の高さで、前方及び/又は後方を向いて着席しているが、横臥する際には、飛行方向に対して直角方向に拡張され、鉛直方向に離間される。この方法によって、4つの主要な利点が可能になる。1)寝台に変換した後、全乗客は、他人を起こさずに、且つ退出してもらうことなしに通路に出ることが可能である。2)寝台になっている際に、背もたれの真後ろにある固定式パーティションによって、乗客の間に自然な仕切が提供され、それにより見知らぬ人と隣接して横たわらずに済む。3)複数レベルのバンクに変換するために単純且つ軽量化された方法を用いることが可能であって、そこでは、横並びする3人の乗客に対しての寝椅子風一体式座席パッドを1つの寝台として用いることが可能であり、又、別の寝台を提供するべく、この一体式背もたれを上方に回転させることが可能であり、更に、第3の乗客が、別の乗客2人の下の、パッドが設けられたフロア上に伸張することが可能である。4)離着陸時に、乗客が標準的で従来的なフロアレベルの配置で着席しているので、事故後には迅速な避難を行うことが可能である。
【0019】
更に、本発明の好適実施例によって、乗客若しくは客室乗務員は、3つの座席から成る特定バンクに着席している乗客の数に応じて、その寝台を1レベル、2レベル、若しくは3レベルの寝台配置に設定することが可能である。バンクを1レベル若しくは2レベルのみに設定すると、3レベルの場合よりも大きな頭上スペースが設けられる。
【0020】
本発明は、列車、船舶、若しくはバスのような、他の形態の交通機関にも適用することが可能である。これらのその他の形態の輸送機関においては、1つ並び若しくは2つ並びの座席がより一般的である。こういう状況に対しては、座位及び横臥位のいずれの場合にも乗客が前方及び後方を向いたままでいる代替的な方法が用いられてもよい。
【0021】
(発明を実施するための最良の形態)
図1を参照すると、本発明の現在の好適実施例の側面図が示されている。離着陸時に、全乗客は、図1中の乗客1、2、及び3によって示される従来的な開放的な客室配置で着席する。現行の旅客機で見ることができるように、好適には、3つ並びの座席から成る、前方向き及び後方向きの列に着席した乗客は、1以上の通路で隔てられる。食事サービスの際、若しくは読書や作業の間、乗客は、乗客1、2、3によって示されるように座位のままであってもよい。経費及び重量を軽減するために、肘掛け等の所定アイテムが取除かれてよい。更に、個々に調整可能な背もたれを取除くことによって、重量及び複雑性を減少させてもよい。座席パッド13及び背もたれ5は、一体式に作られた寝椅子型であり、それにより隣接する3人の乗客に対して座席を提供する。背もたれ5の上部が、ヒンジ7で座席支持構造体9に取付けられ、背もたれ5の底部が、後側の左右をピン12によって所定位置に固定される。ピン12は、座席側部のパネル支持構造体9の孔11と結合される。ピン12は、図1乃至図3の図面と直交している。同様にして、座席パッド13が、座席の左右の両側にある同様のピン31によって所定位置に保持される。更に、このピン31は、座席側部のパネル支持構造体9の孔32と結合される。寝台配置に変換する準備ができたときに、図5に関連して本明細書中で説明されるある機構を用いて、これらのピンが引込められる。
【0022】
図2に示されるように、2レベルの寝台に変換するべく背もたれ5が、ピン7の周囲に時計回り且つ上方に回転して、上側寝台17を形成する水平な姿勢になる。更に、座席パッド拡張部15が、ヒンジ19の周囲に時計回り且つ上方に、座席パッド13と同じ高さになるまで回転して、乗客4がその上に横臥する下部寝台を形成する。乗客が、座位のときに向いていた方向に対して直角方向を向いて横臥しているのが分かるであろう。ピン12は、前にある座席の座席支持構造体9の孔34と結合し、それにより背もたれ5を拡張位置に保持して上側寝台17を形成する。座席パッド拡張部15も同様な方法によって機能する。座席パッド13に取付けられた第1ばね式ピン31が、座席側部支持構造体9の孔32から引込められて、それにより座席パッド13が、ロッド33の周囲をわずかに時計回りに且つ上方に回転できるようになる。次に、固定ピン35が変換された座席の前にある座席構造体後部の孔37と一列になるまで、座席拡張部15は、ヒンジ19の周囲を時計回りに且つ上方に回転される。次に、座席パッド13が再度、ロッド33の周囲を反時計回りに且つ下向きに戻るように回転されて、ピン35が孔37の中に深く入れられ、且つばね式スライディングピン31が座席側部パネル支持構造体9の孔32と再度結合するようになる。座席パッド13を寝台として用いるべくより低い位置に配置するために、ピン31を孔32と同一だが若干下側にある孔(図示せず)と代わりに結合させてもよい。
【0023】
1レベル寝台への変換は、背もたれ5が下部に残されること以外は2レベルの場合と同様である。
【0024】
3レベル寝台への変換では、前述したように背もたれ5が上側寝台に変換される。次に、座席パッド13及び座席パッド拡張部15が持上げられて、それにより、変更点が1つある以外は、2レベル寝台を変換について前述したのと同様の方法で中間の寝台が形成される。図5で見ることができるように、ロッド33が座席パッド13の後部に沿って伸びており、且つ支持しており、更に、このロッド33は、座席パッド13に関して長手方向の軸の周囲を自由に回転する。このロッド33は、座席側部パネル構造体9の裏で、図1、図2、及び図3中で点線で示されたアーム43の一端に固定して取付けられる。アーム43は、ベアリング45を通して、図1、図2、及び図3で見ることができるように座席側部パネル構造体9の前面にあるアーム41に取付けられる。ピン31が引込められた後、図3に示されるようにロッド33及び座席パッド13の後部全体を持上げるために、乗客若しくは客室乗務員によってレバーアーム41が時計回りに且つ下方向に回転される。次に、ピン35が、変換される座席の前にある座席構造体の後部上の、より高い位置にある別の孔47と位置合わせされ、更に、ピン31が、座席側部パネル構造体9上の、より高い位置にある別の孔49と位置合わせされて、ひょいと入れられる。結果として、座席パッド13及び15が十分高い位置にあるベッドを形成し、それにより、乗客63が眠る寝台をその下に設けることが可能となる。フロアパッド21及び23が、それらの縁部27沿いでヒンジ結合されており、次にそれらが、図1及び図2に示される格納位置から、図3に示されるように乗客63に対するベッドをフロア上に形成する拡張位置へ展開される。
【0025】
中間の寝台をロッド33とアーム41及び43とを用いて上昇及び下降させるために前記で説明したのと同様の機構が、上側寝台17の高さを調整するためにも用いられてよい。
【0026】
上側寝台に入る際、乗客は寝台17の側部にある昇降手掛51を用いて自分を安定させ、座席側部のパネル構造体9にある孔55又は57、若しくはその他の固定式階段や格納式階段(図示せず)を用いて上っていく。
【0027】
図4は、3レベル寝台配置における最上レベル寝台の上で横向きに寝転がって、眠っている若しくは小さなフラットスクリーンTVで映画を見ている乗客136を見下ろした図である。小さなTVを用いて大きなスクリーンの効果を提供するために、このTV138が寝台の上で乗客に近接して置かれてよい。更に、乗客が仰向けになってTVを見ることができるように、このTVが乗客の上の寝台の下部に取付けられてもよい。寝台配置では周囲の照明がより制御され、他の乗客によって気が散ることがほとんどないので、このTV138は、主として横臥位の乗客に用いられる。しかしながら、このTV138は、乗客が座位にある際も用いることができるように、背もたれ上にクリップされる設計であってもよい。各乗客は、個々のスクリーンで自分が見たい映画を選択することができる。
【0028】
図4及び図5で特に示されているように、上側寝台17の切取り領域206中に跳上げ戸部分6を設けることによって、上側寝台の中への進入をより容易にすることができる。システムが従来の座席に再配置されると、上側寝台17が背もたれ5になるのは言うまでもない。上側寝台17に進入するために、乗客は最初に跳上げ戸部分6を持上げて、図5中に点線で示されているように、ロッド204の周囲を鉛直方向に位置200へ回転させる。乗客は、図4で示されている切取り部分206の中に立つべく、固定式階段若しくは格納式階段(図示せず)を介して、中間の寝台上に上ることができる。この位置において、乗客は中間の寝台の上で立ち上がりながら、上側寝台の中に容易に転がり込むことが可能である。乗客136は、寝台から退出するために、繊維ストラップ202を用いて跳上げ戸6を持上げ、フロア位置へ降りる前に再度、中間の寝台の上に立つべく切取り部分206を通して片方の足を降ろすことができる。或いは、このシステムが従来的な座席若しくは寝台の、いずれとして配置されても背もたれ5の一部が図5に示されている下部の位置に残ることで、切取り部分206が、跳上げ戸及び部分6のない開いた状態になっていてもよい。
【0029】
乗客が中間の寝台に上るのを補助するべく格納可能な階段が座席側部パネル構造体9に取付けられて通路に展開されてもよい。この方法が用いられる場合、階段は、跳上げ戸部分6が持上げられると展開され、再度、跳上げ戸部分6を下ろすと、再度格納されるように機械化されてよい。これは、ばねの収縮力に逆らって階段の拡張がなされる標準的なプルケーブル設計によって実行することが可能である(簡略化のために図示せず)。この方法により、乗客が上側寝台に進入するとき、若しくは退出するときにだけ、格納可能な階段が通路に展開される。
【0030】
図5は、従来的な座席として配置されたシステムにおいて、座席後部を前方向に見たときの図である。この図は更に、ピン12を引込めて背もたれ5を座席配置から寝台配置に、若しくはその逆に回転させることを可能にする機構も示している。この機構は、ピン31を引込める機構と概ね同一である。ハンドル72をヒンジ点74の周囲を反時計回りに回転させることによって、ハンドル72の一部であるピン12が座席支持構造体9の孔から引込められる。更に、ハンドル72の反時計回りの回転によってプルケーブルが作動されて、それによりピン78が、ばね80の力に逆らって座席右側の上の座席支持構造体82から引込められる。明瞭化のために、座席後部を覆っていて、寝台配置に変換された時に乗客の間にプライバシーを提供するパーティションは図示していない(パーティションが機構を覆ってしまうため)。後からハンドル72が利用できるように、このパーティションには切取り部分が必要である。
【0031】
次に、図6を参照すると、代替実施例ではあるが、いくつかの点からあまり望ましくない本発明の実施例が示されている。この設計では、上側寝台67及び69が常に寝台の状態であり、固定位置に保持されている。ボーイング777で用いられているような、上側にある引下ろし式の手荷物収納箱は、手荷物を積むためにその時点で乗客71が上に横たわっている上側寝台のほぼ上部に引下ろすことが可能であり、更にその後、乗客71のための部屋にするべく元の位置に戻すことができる。乗客73は、固定式の背もたれ75、回転可能な背もたれ79、及び座席パッド77を有する座席に座っている。座席パッド77を前端部で支持しているのが、回転可能なフロアパッド81である。フロアパッド81は、座席底部のスロットの内側に取付けられており、点92の周囲を回転するフック91によって引出すことが制限されている。座席パッド77の後部は、ヒンジ83を通して回転可能な背もたれ79に取付けられており、この背もたれは、前述のピン12及び31と同様の方法で作動するピン85によって現在位置に保持されている。座席をより低い2つの寝台に変換するには、座席パッド77とフロアパッド81とを分離させるために、フック91が点92の周囲を反時計回りに回転される。フロアパッド81が反時計回りに回転され、図7に示されている位置へ下げられて、固定式パッド95と共に、フロアレベルのより低い寝台のためのパッドを提供する。ピン85が引込められて、それにより、回転可能な背もたれ79がヒンジ88の周囲を時計回りに且つ上方向に、図7に示される位置へと回転される。その位置では、ピン85が再度拡張されて孔84と結合し、回転可能な背もたれ79を新しい位置に保持している。最終的に座席パッド77は、一端が、ヒンジ取付け部83によって回転可能な背もたれ79に支持され、他端が、背もたれ上の拡張されたフードトレイ93、若しくはその他の拡張可能な構造体の上に載せられることによって支持される。座席パッド77が持上げられてしまう可能性を更に制限するべく、フードトレイ93を結合させるようにフック91を更に用いてもよい。座席の各部分を種々の位置に固定するために、多種多様の方法が用いられてもよいことを理解されたい。
【0032】
上側寝台構造体は、座席によって支持されており、可能性として、この座席によって左右に動かないように固定、若しくは制限されてもよいが、従来の座席設計において存在する、墜落の際に座席によって生じるフロアの座屈負荷を軽減し、更には除去することを、上側寝台構造体が補助するように、天井により近接した前方及び後方での結合を有していてもよい。
【0033】
次に、図8及び図9を参照すると、座席パッド107及び背もたれ97を寝台に変換する更に別の方法を示している、本発明の第3番目の実施例が図示されている。更に、この実施例では、3つ並びの代わりに1つ、若しくは2つしか並んでない座席を用いた配置を処理する一つの方法が示されている。この配置は、旅客列車、若しくはいくつかの小型旅客機において、典型的なものである。この配置では、好適な方法のように、乗客が通路に対して直角方向に伸張するための十分な空間を有していないが、その代わりに前後に向かって伸張させてもよいし、或いは、一部分を前後に向かって伸張させ、一部分を2列の座席によりそれまで占有されていた空間の内外に向かって伸張させてもよい。更に、この実施例は、図8に示されているように、使われていない場合には、天井に接触して上方に格納されている上側寝台150も示している。
【0034】
座席側部パネル構造体172の孔111と結合するばね式スライディングピン109と、回転軸115で座席パッド107に結合され、回転軸117でフロア構造体に結合されている支持構造体113とによって、座席パッド107が所定位置に固定される。下側の寝台を作るために、ばね式スライディングピン109が引込められ、それにより、座席パッド107が前方及び下方に動いて、固定式フロアパッド119の前のフロア上へ移動することが可能になる。前にある座席に対しても同じプロセスが用いられ、図9に示されているように、下側寝台の中の乗客は、これら4つのフロアパッド全てに渡って横臥している。
【0035】
図8に示されているように、背もたれ97は、背もたれ97の下端部を固定するように座席側部パネル構造体172の孔101にはめ込まれるピン99を備えている。背もたれ97の上部は、図1及び図5に示されたロッド33と同様に、背もたれ97の全長に延在し、背もたれ97に関してその長手方向の軸の周囲を自由に回転するロッド103を有している。ロッド103は、ロッド230と、背もたれの反対側にあるロッド230の鏡像関係にあるロッドとに取付けられる。ロッド230は次に、点232で座席側部パネル構造体172に回転可能に取付けられる。中間の寝台を作るためには、ピン99が引込められて、背もたれ97の下端部が自由になる。ロッド230が点232の周囲に反時計回りに回転されて、背もたれ97の上端部が図9に示される位置に下げられ、ピン99が前にある座席の座席側部パネル構造体123の孔121にはめ込まれる。ロッド230と、背もたれ97の反対側にあるその鏡像ロッドとは、共にロッド103に結合されているので一緒に回転し、座席から寝台へ、若しくはその逆の変換を座席の片側だけから行うのが容易になっている。
【0036】
寝台150は、ブラケット156及び158に結合されたピン152及び154を有し、それにより寝台150の最も近い面を、天井に接触させて格納位置に保持する。同一のピン及びブラケットによって裏面が保持される。上側寝台150を下げる際には、ピン152及び154が、図5に図示されたのと同様の機構によって引込められ、図9で示されるように、2人の人がブラケット156及び158とピン152及び154とを取外して、座席側部パネル構造体172の上部の孔に再度結合することによって、寝台150が手動で下げられる。上側寝台を上昇及び下降させるための方法が1つしか示されていないが、上側若しくは下側に回転する寝台用の支持アーム、若しくは寝台を上側及び下側に案内し、且つ支持するトラック等の別の方法を用いることも可能である。
【0037】
乗客が通路に平行に前方若しくは後方を向いて横臥するとき、一人の乗客と次の乗客との間にプライバシーが提供されるように、一列おきの座席にパーティションが設けられてもよいし、更に、乗客が二列の座席に渡って横臥することが可能であるように、一列おきの座席が開かれてもよい。乗客が通路と垂直に横たわっている、図1、図2、及び図3のような前述の構成に対しては、好適には、全ての座席の後部にパーティションが設けられて、それらが寝台になっている際に、乗客間にプライバシーを提供する。乗客を通路と平行に、前方若しくは後方を向いて横臥させることの最大の欠点は、乗客の間にパーティションを提供することがより困難であることと、全ての乗客が通路に隣接する必要があることであり、そうなっていない場合には、閉所恐怖症の可能性や、誰かが出るために他の人を起こしたり、潜在的に知らない人の上を這い出たりしなければならない可能性がある。この問題は、2通路式旅客機の中にある中央列の座席に対しては減少される。3つ並び座席は、前方若しくは後方を向いている2つ並びの寝台に対して快適な広さを提供し、図10で示されているように、その場合には、両乗客は通路にアクセスを有する。しかしながら、図10に示されているような拡張可能/格納可能なパーティションが組込まれる必要があり、そうでない場合には、乗客は知らない人の隣で寝なければならない可能性がある。
【0038】
図10は、左右に通路174及び176が設けられた寝台の中で横になっている乗客162を、前方向若しくは後方向に見た図である。上側寝台、中間寝台、及び下側寝台に対する各々のパーティション164、166、及び168が、拡張された位置で示されている。それらによって、隣接する乗客の間に壁が提供されており、そうでない場合には、潜在的に知らない人の隣で横にならなければならない可能性がある。パーティション164は、天井184に取付けられており、パーティション166及び168は、寝台150及び97の底面に各々取付けられている。従来の座席に変換される場合、或いは結婚している男女が一緒になりたい場合には、これらのパーティション164、166、及び168は、点線で示されているように、位置178、180、及び182に各々回転される。これらのパーティションは、布のカーテンであってもよい。
【0039】
図1乃至図10の全ての配置において、図8、図9、及び図10の配置で説明されたように、乗客が横臥の際に通路と平行方向を向いてもよいが、3レベル寝台が用いられる場合には、乗客が通路と平行に横になるか、若しくは直角に横になるかに関わらず、図1、図2、及び図3で用いられた機構が好ましい。乗客が通路に対して直角に横臥する場合、一般的には、図6及び図7で示されるように、並んでいる座席の集まり全ての後部にパーティションが設けられて、それにより乗客の間にプライバシーが提供される。更に、パーティション160は、好適には、構造的であるか、若しくは内部に構造的な交差構成部材を有しており、左右の座席側部パネル構造体9、87、若しくは172を、シヤーウェブ(shear web)若しくは交差構造の構成部材と、該座席側部パネル構造体の上部左側から下部右側まで、及び/又はその逆に、結合させることによって、図4、図5、及び図10に見られるように、上側寝台及び中間寝台の左右の動き(或いは、図1〜図3、図6〜図9の面に向かう動き、若しくは離れていく動きとして見ることができる動き)を安定化させる。例えば、図5では、簡潔化のために示されていないが、図面の詳細の大部分を隠してしまうような座席後部に渡るシヤーパネルがあってもよいし、若しくは下部左側の座席側部パネル構造体9から上部右側の座席側部パネル構造体82まで伸びている、又はその逆になっている少なくとも1つの構造的な構成部材があってもよい。
【0040】
乗客が通路と平行に横臥する場合、横並び座席のバンクが交互に前方及び後方に向いていない限り、パーティション160は、図8及び図9に示されているように横並び座席の1つおきの集まりの後部にだけ存在する。
【0041】
座席後部にこれらのシヤーウェブ若しくはタイを有していない寝台を安定化させるのは非常に困難であるが、しかしながら、別の効果的な手段として、図5に示されているように、航空機の側壁114への構造的取付部220がある。
【0042】
上側寝台の中の乗客同士のプライバシーは、図1及び図2にそれぞれ格納位置及び展開位置が示されている、取付点210の周囲を回転する格納可能なパーティション8によって達成可能である。パーティション8は、客室の見通しがよくするように乗客が着席して場合、及び上側寝台の隣接する男女が互いの寝台を1つにしたい場合に、格納された下側の位置にされる。
【0043】
6Gの墜落負荷を可能にし、又、乗客が前にある座席の後部に自分の頭をぶつけて頭部に外傷を負わないようにするために、少なくとも、6つの方法が存在する。乗客は、後方を向いていてもよいし、交互に前方及び後方を向いていてもよいし、ショルダーストラップを用いてもよいし、シートベルトの中のエアバッグを用いてもよいし、密な詰めものになっている座席後部が用いられてもよいし、若しくは多くの最近の航空機の座席と同様に、前にある座席の後部が、墜落の際に前方に屈折するように設計されていてもよい。墜落の際に、前にある座席が傾斜するように設計するうえで、ピン12及び78の上にある座席側部支持構造体9は、墜落の負荷を受けて撓むように設計されてもよいし、或いは、ロッド204の点7における座席側部支持構造体9への取付部が、高い減速負荷の際に破損し、それにより座席後部5がピン12及び78の周囲を前方に回転するように設計されていてもよい。座席後部5の底部及び座席底面13における当て物と構造体との間の干渉によって、墜落のエネルギーがいくらか吸収され、乗客が座席に衝突するまで座席後部5が前方に回転してしまわないように制限される。勿論、座席側部支持構造体90の機構的なヒンジ等の別の方法も可能である。座席後部が前方に回転できるようにすることで、墜落の際のフロアの座屈負荷が軽減される。
【0044】
示された全ての配置において、乗客は一方向を向いているが、列が1つおきに反対方向を向いてもよいことを理解されたい。図6及び図7で示された実施例についてもっとはっきり言えば、鉛直方向向きの固定位置に残される座席後部に邪魔されることなく、乗客を座席2列に渡って前方及び後方を向いて横たわらせる寝台配置方法を可能にするために、偶数列と奇数列とで異なる方向を向かせることが必要となり得る。
【0045】
示された全ての配置では、軽量設計用の寝台配置になっているときに、寝台の前端部を支持するように、前にある座席構造体が用いられている。更に、座席列の第1列は、同等の支持体が設けられるように、前に支持構造体が必要であることを理解されたい。列が1つおきに異なる方向を向いている場合の座席においても、全ての列の間に同種の構造体が必要である。なぜならば、いずれの座席も、すぐ前に、寝台配置の際に寝台に対して支持を提供するよい座席構造体がないためである。支柱、拡張可能若しくは固定された脚、座席に隣接する航空機側壁上のブラケット等の、寝台の拡張された側部を支持するその他の方法が全て可能であることを理解されたい。
【0046】
ほぼ全ての輸送機関において、4レベル寝台配置のための十分な部屋は存在しない。しかしながら、図1、図2、及び図3の好適実施例の上に、図8、図9の上側寝台設計、若しくは天井に接触して上方に格納可能な、又は固定式の同様の寝台配置を設けることによって達成することが可能である。
【0047】
いくつかの旅客機において、2つの通路の間の中間部分で見ることのできる4つ並び又は5つ並び座席は、1つ並び若しくは2つ並びの座席と隣接する3つ並びの座席の列として処理することが可能である。例えば、一方の通路と隣接する横並び座席のうちの3つ並びは、図1乃至図3で示されるように通路と交差して横臥する寝台に変換されてもよく、他方の通路と隣接する残りの1つ並び若しくは2つ並びの座席は従来の座席のまま残されてもよいし、或いは前述のように、図8及び図9で示されるように、乗客が通路と平行に横臥するべく変換されてもよい。
【0048】
高密度のエコノミークラス配置が全ての例において示されている。なぜならば、それが収容時に最も困難なケースだからである。ビジネスクラス若しくはファーストクラスに対しては、座席ピッチ(座席ピッチとは、ある座席列からその前にある座席の同じ点までの距離である)を増加することが可能であり、且つ/又は乗客一人当りの座席幅を増加することが可能である。更に、3レベル寝台の代わりに2レベル寝台だけを用いることによって、寝台配置の際に乗客により広い頭上スペースを与えることも可能である。図6乃至図10で示された配置では、例えば上側寝台を除去して、複数の寝台を再度離間し、寝台配置の際にそれらが概ね同じ頭上スペースとなるようにすることによって、これを達成し得る。
【0049】
これらの同じ種類の変換可能な座席が、搭乗ゲートの待合いラウンジに組込まれれば、夜のフライトは、特に、短距離のフライトに対して、より一層一般的になっていく可能性がある。それらは、日中は従来の座席として、主に配置され得る。しかしながら、旅に出る乗客で、日中の移動で時間を無駄にしたくない乗客、且つ/又は旅の始め及び/又は終わりにホテルの部屋の獲得で煩わされることや、追加費用を望まない乗客、及び/又はより安い夜行運賃を望む乗客は、以下のようにすることができる。空港に到着して、自分の鞄をチェックして、自分の飛行便が数時間の間、ない場合であっても、通常は眠りにつく時間に搭乗ゲートに向かう。搭乗ゲートでの座席は、寝台に配置可能であり、乗客は、自分の搭乗する番になって、旅客機の担当者によって起こされるまで眠ることができる。フライト終了後、会議に行く、若しくは最終目的地に行くのに乗客にとって時間が早過ぎる場合、彼らは、日中のフライトのために座席が再び必要となる朝まで変換可能な寝台で眠ることができる。いずれにせよ、空港で人々が寝るので(特に、長時間の遅れや、その他の場合に)、彼らを、旅客機で移動する際と同様に、より快適にしてもよいのではなかろうか。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明による座席システムの一実施例の側面図であり、3つの従来的な横並び座席によって2列が形成されるようにシステムが配置されている。
【図2】
図2は、2レベルの寝台に変換された後の、図1の実施例の側面図である。
【図3】
図3は、3レベルの寝台に変換された後の、図1及び図2の実施例の側面図である。
【図4】
図4は、図1乃至図3の実施例の上部寝台の上で乗客が横になっているのを示した平面図である。
【図5】
図5は、図1乃至図4の実施例の座席の列の後部を、前向きに見た図であり、このシステムは従来的な座席として配置されている。
【図5A】
図5aは、図5の一部の詳細である。
【図6】
図6は、本発明の代替実施例の側面図であり、下部の2つの寝台が従来的な座席の形式で配置されており、上側寝台は変換しない。
【図7】
図7は、3レベルの寝台に変換された後の、図6の実施例の側面図である。
【図8】
図8は、従来的な座席として構成された本発明の第3番目の実施例の側面図である。
【図9】
図9は、座席が3レベルの寝台に変換された後の、図8の実施例の側面図である。
【図10】
図10は、乗客の間の格納可能なパーティションを示している、前向き若しくは後向きに見た、図9の実施例の図である。
Claims (46)
- 座席に変換する寝台のシステムであって、
寝台占有者が互いに関して鉛直方向に離間される3レベルの寝台を有し、
前記寝台は座席に変換可能で、座席に変換後、前記占有者の腰部分が前記寝台に横臥していたときよりも、同じ高さにより近付くことを特徴とするシステム。 - 前記座席が、移動用乗物の中に設置されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記システムが、旅客機の中に設置されることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
- 前記座席が、並び座席であることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
- 前記座席が、並び座席であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記座席が、座席列に配置されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記座席が、座席列に配置されることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
- 前記座席が、座席列に配置されることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
- 前記座席が、座席列に配置されることを特徴とする請求項5に記載のシステム。
- 寝台に変換する座席のシステムであって、
少なくとも一方の側に通路を備え、座席が該通路と概ね平行な方向を向いている列を成すように、他の並び座席の前に配置される並び座席を有し、
寝台に変換後、前記寝台が前記通路とかなりの角度をなして横臥することを特徴とするシステム。 - 前記座席が、移動用乗物の中にあることを特徴とする請求項10に記載のシステム。
- 前記座席が、旅客機の座席であることを特徴とする請求項11に記載のシステム。
- 前記寝台が、3レベル寝台であることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- 前記寝台が、3レベル寝台であることを特徴とする請求項10に記載のシステム。
- 移動用乗物の中で用いられる、寝台に変換する座席のシステムであって、
進行方向に関して概ね前方若しくは後方を向いていて、座席パッドと、背もたれと、該座席パッド及び該背もたれを支持するための構造体とを含む並び座席を有し、
寝台に変換後、該寝台が前記進行方向と概ね交差するように横臥することを特徴とするシステム。 - 前記座席が、旅客機の座席であることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
- 寝台に変換する旅客機の座席であって、
少なくとも前記寝台の1つが、該寝台に対する支持を設けるように前記座席の前にある構造体と結合されることを特徴とする旅客機の座席。 - 前記構造体が、前記寝台の前にある座席であることを特徴とする請求項17に記載の座席。
- 3レベル寝台に変換する座席であって、
該座席は、寝台が座席パッドのレベルよりも低くなっている部屋を可能にするように、上昇若しくは下降させることが可能な座席パッドを有することを特徴とする座席。 - 上側寝台に切取り部が設けられ、該上側寝台の内外への出入りが向上されることを特徴とする請求項19に記載の座席。
- 更に、前記切取り部が前記寝台からの退出及び進入に用いられていないときに、前記切取り部を塞いで、完全な寝台領域を提供する跳上げ戸を有することを特徴とする請求項20に記載の座席。
- 更に、最下部の寝台のために、フロアレベルでパッドを有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
- 前記座席位置になっているときに、前記乗客の足に対して不要物のないフロア領域を提供するように、前記パッドの少なくとも一部が、前記座席パッドの下に格納されることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
- 寝台に変換する旅客機の座席であって、
前記座席が寝台に変換されたときに、隣接する乗客の間にプライバシーが提供されるように、通路と概ね直角に延びる格納可能なパーティションを有し、
従来的な座席に変換されている間、向上された客室の視認性が可能となるように、前記パーティションが格納可能であることを特徴とする座席。 - 寝台に変換する旅客機の座席であって、
寝台配置の際に、隣接する乗客の間にプライバシーを提供するように、進行方向と概ね平行に延びる格納可能なパーティションを有し、
前記座席が、2つ平行な通路の間に配置され、且つ該通路と同じ方向を向いていることを特徴とする座席。 - 寝台に変換する座席であって、
座席パッド及び座席パッド拡張部を有し、
前記座席パッド及び前記座席パッド拡張部が寝台を形成するように、前記座席パッド拡張部が前記座席パッドと共に所定位置に動いて面を成すことを特徴とする座席。 - 寝台に変換する旅客機の座席であって、
前記座席が、2つの通路の間に配置され、且つ該通路と概ね平行な方向を向いており、
座席として配置されているときに、それら座席の占有者の腰部分が、システムが寝台として配置されているときの、該寝台の占有者の腰部分よりも、同じ高さにより近付くように、前記座席が配置されており、
更に、寝台への変換後、前記寝台の占有者が、前記通路と概ね平行に横臥して、前記通路と概ね平行に互いに離間された2つの隣接座席が以前に占めていた領域を占有し、且つ前記寝台の占有者が、前記第1座席及び第2座席から成る構成要素の上で横臥するように、前記座席が配置されることを特徴とする座席。 - 寝台に変換する座席であって、
背もたれ、座席パッド、及び該背もたれと該座席パッドとを支持するための構造体を備えた第1座席であって、前記座席パッドが、前記座席に座る占有者の背部と接触して支持する、当て物された前面と、更に、前記占有者の前記背部を支持するように設計されていない当て物されていない面とを含んでいる第1座席と、
同様の設計で前記第1座席の前にある第2座席とを有し、
前記第1座席及び前記第2座席は、互いに向き合っているか、若しくは同じ方向を向いているかのいずれかであり、寝台に変換後、前記第1座席の前記背もたれが、寝台を形成するべく前記第2座席の前記背もたれの後に隣接して、前記の当て物された前面を上に向けた水平位置になっているように、前記第1座席及び前記第2座席の前記背もたれが構成及び配置されることを特徴とする座席。 - 前記寝台の1つは、水平位置に回転された前記背もたれによって、全体若しくは一部が構成されることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
- 前記寝台の1つは、水平位置に回転された前記背もたれによって、全体若しくは一部が構成されることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
- 前記寝台の1つは、水平位置に回転された前記背もたれによって、全体若しくは一部が構成されることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- 前記寝台の1つは、上昇若しくは下降のいずれかがなされた前記座席パッドによって、全体若しくは一部が構成されることを特徴とする請求項3に記載のシステム。
- 前記寝台の1つは、上昇若しくは下降のいずれかがなされた前記座席パッドによって、全体若しくは一部が構成されることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
- 前記寝台の1つは、上昇若しくは下降のいずれかがなされた前記座席パッドによって、全体若しくは一部が構成されることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- 前記寝台の1つは、前記座席の下の前記フロアを覆うパッドを有することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
- 前記寝台の1つは、前記座席の下の前記フロアを覆うパッドを有することを特徴とする請求項9に記載のシステム。
- 前記構造体は、前にある前記座席の構造体であることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
- 前記構造体は、前にある前記座席の構造体であることを特徴とする請求項12に記載のシステム。
- 寝台に変換する座席であって、
列に配置された並び座席を有し、
該座席は、
上側寝台の全体若しくは一部を形成する背もたれと、
前記上側寝台の下、且つフロアの上にある第2寝台の全体若しくは一部を形成する座席パッドと、
前記座席パッドと前記背もたれとを支持するための構造体とを含んでいることを特徴とする座席。 - 前記上側寝台及び前記第2寝台のうちの少なくとも1つが、その前にある前記座席列の前記構造体によって、部分的に支持されることを特徴とする請求項39に記載の座席。
- 前記上側寝台及び前記第2寝台が共に、その前にある前記座席列の前記構造体によって、部分的に支持されることを特徴とする請求項40に記載の座席。
- 寝台に変換する座席であって、
寝台の全体若しくは一部を形成するように水平位置に回転される背もたれ、
座席パッド、
前記背もたれと前記座席パッドとを支持する構造体、
及び該座席側部パネル構造体によって支持され、概ね鉛直方向を向いたパーティションを有し、
座席配置のときに前記背もたれが配置されるのとほぼ同じ位置で、乗客の間にプライバシーを提供するべく左右の座席側部パネル構造体の間にパーティションが設けられることを特徴とする座席。 - 寝台に変換する座席であって、
該寝台中で横臥する際に、占有者の腰部分が効果的に上昇若しくは下降されるように、特定の寝台の高さが調整可能であることを特徴とする座席。 - 2レベル寝台若しくは3レベル寝台のいずれかに変換可能な座席であって、
フロアによって支持された支持構造体であって、前記フロアの上に第1寝台及び第2寝台を形成するべく回転可能な座席パッド及び背もたれを回転可能に支持する支持構造体と、
前記座席パッドの下に折畳まれており、所望に応じて最下部の寝台を形成するべく展開されるパッドとを有することを特徴とする座席。 - 寝台に変換する座席であって、
寝台の全体若しくは一部を形成するように水平位置に回転する背もたれと、
座席パッドと、
前記背もたれ及び前記座席パッドを支持するように、前記背もたれ及び前記座席パッドの左右の側部を向いている座席支持構造体と、
前記座席支持構造体の左右の前記側部に取付けられ、概ね鉛直方向を向いている構造的シヤーウェブ若しくは交差構成部材とを有し、
前記シヤーウェブ若しくは交差構成部材は、左右の動きを防ぐための剛性を提供するべく、座席配置の際の前記背もたれの位置の、概ね後に配置された前記座席支持構造体の左右の前記側部の間に、構造的つなぎ材を提供することを特徴とする座席。 - 寝台に変換する座席であって、
背もたれが、寝台を形成するように水平位置に回転し、
座席として配置されている際に、床荷重を最小化させ、且つ前記背もたれの後に座っている乗客が、頭部に外傷を負う可能性を減少させるべく、前記背もたれは、墜落時に前記背もたれの前記下端部付近のヒンジ点の周囲を前方に回転するように設計されていることを特徴とする座席。
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