JP2004508947A - 研磨材物品、ならびにその製造方法および使用方法 - Google Patents

研磨材物品、ならびにその製造方法および使用方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、バインダー、前記バインダーに結合した研磨材粒子、および前記バインダーに結合したポリテトラフルオロエチレンを含む潤滑粒子状添加剤から形成された研磨材物品を提供する。前記潤滑粒子状添加剤が、より軟質なガラスファイバー材料(19、22)の研磨速度を、より硬質なセラミックフェルール材料(25)の研磨速度より遅くさせるため、本発明の研磨材物品は光ファイバーコネクター(13a)を研磨することにおいて有用である。製造方法および光ファイバーコネクター(25)の研磨方法も提供される。

Description

【0001】
発明の背景
発明の分野
本発明は、潤滑粒子状添加剤を含む研磨材物品、ならびにかかる物品の製造および使用方法に関する。この物品は、例えば光ファイバーコネクターの暴露端部を研磨するための研磨フィルムとして有用である。
【0002】
関連技術の説明
光ファイバーケーブルを終端処理するために、そしてケーブルから他のケーブルまたは他の光ファイバー伝送装置への接続を構成するために、広範囲の様々なデザインの光ファイバーコネクターが利用されている。代表的な光ファイバーコネクターとしては、コネクター内に光ファイバーが中央部に集中して取り付けられたフェルールが挙げられる。フェルールは、セラミック材料から製造されてよい。
【0003】
シングルモード光ファイバーコネクターは、約125ミクロンの外径を有するガラスクラッディングにより取り囲まれた、約9ミクロンの外径を有するガラスコアを含む(集合的に「ガラスファイバー」)。セラミックフェルールは、このガラスファイバーを取り囲む。セラミックフェルールはその外側端部で約2.0ミリメートルの外径を有し、この径は、はす縁(約45°)に沿って、その最も幅広い位置において約2.5ミリメートルまで増加する。製造時、ガラスファイバーをセラミックフェルールに通し、エポキシ樹脂で接着する。次いで、新しく形成された光ファイバーコネクターから余分なガラスを切断し、その端部を研磨して精密仕上げする。
【0004】
一組の光ファイバーコネクター、またはコネクターおよび他の光ファイバー伝送装置はしばしば、良好な伝送を提供するために、光ファイバーを中央に集中させたアダプターにおいて対にされる。このアダプターは、それらの被包性ファイバーが端部間を接続して光の伝送を可能にするように、コネクターを一緒に結びつける。アダプターは直列形構造であってもよく、またはアダプターを、パネル、バックパネル、回路基板等の開始部に取り付けるために設計することができる。
【0005】
コネクターの研磨は必要かつ重要な工程である。光は、接合部を横切ってガラスファイバーを通り、次のコネクターへと伝わる。光の良好な交差を達成するために、端部は高度に研磨されていなければならず、ガラスファイバーおよびセラミックフェルールの研磨端部は、好ましくは共通の平面またはわずかに凸曲した面に存在する。約10ミリメートル〜約20ミリメートルの曲半径を有する平面またはわずかに凸曲した面は、隣接コネクターのガラスファイバーとの最大ガラスファイバー接触面を与える。接合部を横切る光の良好な伝送により、接続の後方反射、接合部を横切る光量損失の測度は最小化するだろう。
【0006】
2つの接合光ファイバーコネクター間の接合部における後方反射の原因は多数である。その原因の中でも、光ファイバーコネクターファイバーの研磨端部表面上および真下の微視的欠陥が挙げられる。これらの欠陥は、研削および研磨プロセス自体により生じる表面の引掻き傷から基材破断までに及ぶ。もう1つの後方反射の原因は、特定の力、通常、約2ポンドにより接合光ファイバーコネクターの端部が圧縮され、それらのコネクター内で一緒に保持されるという事実から生じる。この力は、このファイバーのガラス材料をそれらの端部で圧縮するために作用し、分子密度勾配の増加を生じ、従って、光が接合部に接近する時の光屈折率の増加を生じる。これは、ガラスファイバーがセラミックフェルールを超えて突き出ている場合、特に問題である。接合部の領域における屈折率の増加は、いくらかの光が接合部から後方へ反射する原因となり、後方反射を生じさせる。後方反射の他の潜在的原因は、それらが互いに完全に同じ高さではない場合の、2つのガラスファイバー端部間の空間の存在である。この問題は、ガラスファイバーがセラミックフェルール内に凹んでいる時に生じる。研磨技術は改良されているが、製造者はこれらおよび他の後方反射の原因を克服することができないでいる。
【0007】
一般的に、研磨フィルムは、異なる速度で異なる材料を研磨する。光コネクターにおいては、ガラスファイバーは典型的に、より硬質なセラミックフェルールより速い速度で研磨される。これは、容認できないアンダーカットを生じさせ、ここではガラスファイバーが研磨後にセラミックフェルールの外側端部表面の下に研磨される。良好な光の交差を達成するために、アンダーカットは好ましくは、おおよそ50ナノメートルを超えず、より好ましくは、極度に50ナノメートル未満である。
【0008】
従来の研磨物品および方法の欠点を克服すること、ならびに、ガラスファイバーおよび本質的に平面またはわずかに(約10ミリメートル〜約20ミリメートルの曲半径)凸曲した端部面において高度な研磨を(例えば、低いアンダーカット値で)提供するために光ファイバーコネクターを研磨する方法を考案することが望まれている。かかる方法で使用するための物品、およびかかる物品を製造するための方法を提供することも望まれている。
【0009】
発明の概要
本発明は、表面を有するバッキングを含む研磨材物品を提供する。この表面は、バインダー、バインダーに結合された研磨材粒子、およびバインダーに結合されたポリテトラフルオロエチレンを含む潤滑粒子状添加剤から形成されたコーティングで覆われている。潤滑粒子状添加剤が、より軟質なガラスファイバー材料の研磨速度を、より硬質なセラミックフェルール材料の研磨速度より遅くさせるため、この物品は光ファイバーコネクターを研磨することにおいて有用である。異なる研磨速度は、同一の研磨材物品を使用して同一の工程で両材料が研磨されて、容認できる研磨表面を提供することを可能にする。
【0010】
本発明のもう1つの態様は、接触表面を有する光ファイバーコネクターの研磨方法である。この方法は、第一研磨材物品と光ファイバーコネクター接触表面を接触させること、および光ファイバーコネクターと第一研磨材物品を相対的に移動させることを含む予備研磨工程を含む。この方法は付加的に、表面を有するバッキングおよび表面上のコーティングを含む研磨材物品と光ファイバーコネクター接触表面を接触させることを伴う研磨工程を包含する。このコーティングは、バインダー、バインダーに結合された研磨材粒子、およびバインダーに結合された潤滑粒子状添加剤を含む。この方法における次の工程は、光ファイバーコネクターと研磨材物品を相対的に移動させることに関する。任意に、予備研磨工程と研磨工程の間に追加的な予備研磨工程が行われてもよく、ここでは光ファイバーコネクター接触表面は第二研磨材物品と接触し、そして第二研磨材物品に対して相対的に移動し、第二研磨材物品は第一研磨材物品とは異なる。
【0011】
本発明の第三の態様は、流動性コーティング溶液をバッキングに延展する工程と、コーティング溶液を凝固して研磨材物品を提供する工程とを含む研磨材物品の製造方法である。このコーティング溶液は、バインダー、研磨材粒子、およびポリテトラフルオロエチレンを含む潤滑粒子状添加剤から形成される。このコーティング溶液は凝固する。このコーティング溶液は、特定のドウェル時間でオーブン中で熱に暴露することのような、当該技術において既知のいずれかの方法により凝固してよい。
【0012】
本出願を通して、明細書に特記されない限り、次の定義が適用される。「潤滑粒子状添加剤」は、非金属材料であって、室温において実質的に固定である非金属材料を指す。
「ワックス」は、有機系半結晶性固体を指す。
「突出」は、ガラスファイバーがセラミックフェルールの端部表面から突出する場合の、ガラスファイバー端部表面と、球状の研磨セラミックフェルールに適合された実際の球面との間の平均距離を指す。突出は正の数で示される。
「アンダーカット」は、ガラスファイバーがセラミックフェルール内部に凹んでいる場合の、ガラスファイバー端部表面と、球状の研磨セラミックフェルールに適合された実際の球面との間の平均距離を指す。アンダーカットは負の数で示される。
「流動性」は、本明細書のコーティング組成物に関して、例えばナイフコーティングのような多様なコーティング方法のいずれかを使用して、表面に渡って延展され得る材料を指す。
「後方反射」は、異なる屈折率を有する2つの材料の平坦な接合部における光反射の測度を指す。本明細書で使用される場合、それは一般的に、2つの光ファイバーコネクターの接合部を通る光反射の測度である。後方反射はデシベル(dB)で明示および測定され、次の通りに計算される。
10log10(P反射/Pin
式中、P反射は、2つの対にされたコネクター間の接合部における、反射された光強度であり、Pinは、2つのコネクター間の接合部に入る光強度である。従って、より大きな負の後方反射を有するコネクターは、1つのケーブルからもう1つへと、より多くの信号を伝達し、後方反射として後方に反射することがより少ない。
【0013】
発明の詳細な説明
研磨前、光ファイバーコネクターは典型的に、ある程度の突出またはアンダーカットを示す。図1は光ファイバーケーブル10を描写する。光ファイバーケーブル10は、光ファイバーコネクター13aおよび13bの両端部で、2つの端部を有する。光ファイバーコネクター13aおよび13bは接触表面16aおよび16bを有する。ガラスコア19は、光ファイバーケーブル10を通って、接触表面16aから接触表面16bまで伸びている。ガラスコア19はガラスクラッディング22により取り囲まれており、これも光ファイバーケーブル10を通して伸びている。光ファイバーコネクター13aの外側を形成するセラミックフェルール25は、ガラスクラッディング22を取り囲む。同様に、第二セラミックフェルール28は接触表面16bの近くでガラスクラッディング22を取り囲み、光ファイバーコネクター13bの外側を形成する。図2は、光ファイバーコネクター13aの実施形態の断面を描写し、ここではガラスコア19およびガラスクラッディング22の端部は平坦な表面bを画定しており、これはセラミックフェルール25内で凹んでいるものとして示されている。接触表面16aは平面a内に位置するように示される。図2は、平面bが一部分、セラミックフェルール25内にあるようにガラスコア19およびクラッディング22の端部がセラミックフェルール25の本体内に凹んで位置するアンダーカットを説明する。図3は、光ファイバーコネクター13aの実施形態の断面を描写し、ここではガラスコア19およびガラスクラッディング22の端部が平面cを画定しており、これはセラミックフェルール25から突出している。セラミックフェルール25の接触表面16aは平面d内に位置するように示される。図3は突出を説明するものであり、ここでは平面cがセラミックフェルール25から完全に離れるようにガラスコア19およびガラスクラッディング22の端部がセラミックフェルール25の接触表面16aを過ぎて突出する。好ましくは、接触表面16aは平坦であるか、またはわずかに凸曲しており、それによって第二ガラスファイバーに対して過剰の圧力を用いずに第二ガラスファイバーとの接触に関してガラスファイバーの最大表面積を提供し、良好な接合が達成される。
【0014】
研磨技術に関しては、約±50ナノメートルの範囲内の突出/アンダーカット値が与えられることが望ましい。約±30ナノメートルの突出/アンダーカットを有することがより好ましく、約±25ナノメートルが最も好ましい。ゼロに近い突出およびアンダーカット値は、2つのコネクターが集合した時に、接触表面の最大接続を提供する。しかしながら、ガラスおよびセラミックはそれぞれ異なる硬度を有し、その結果として、単一研磨材物品で研磨した時に異なる研磨速度を経験するので、光コネクターの接触表面を研磨することにより困難がもたらされている。ガラスファイバーとセラミックフェルールとの間の研磨速度におけるこれらの偏差は、しばしば、結果として研磨作業後の過度のアンダーカットをもたらしている。
【0015】
1つの態様において、本発明は、例えば光ファイバーコネクターの接触表面のような異なる硬度を有する2つの材料から形成された表面を改質するための研磨フィルムとしての使用に適切な研磨材物品を提供する。驚くべきことに、研磨材物品に潤滑粒子状添加剤を添加することにより、より軟質な材料の研磨速度が遅くなり、より硬質の材料の研磨速度に実質的に適合することが見出された。本発明の物品は、バッキングおよびバッキング上のコーティングを含む。このコーティングは、硬化バインダー、バインダーに結合された研磨材粒子、およびバインダーに結合された潤滑粒子状添加剤を含む。コーティングの厚さは、典型的に、約13ミクロン未満であり、好ましくは約7ミクロン未満である。研磨材粒子もバインダー中に結合、接着および/または分散されていてよい。バッキングはいずれの材料のものであってよく、好ましくは可撓性ポリマーフィルムのものであってよい。バッキングは、約25ミクロン〜約178ミクロンの厚さを有してよい。好ましくは、バッキングは約50ミクロン〜約130ミクロンの厚さを有し、最も好ましくは約75〜約77ミクロンの厚さを有する。適切なバッキングとしては、本明細書の実施例に記載されるもののようなポリエステルフィルムが挙げられる。これらのバッキングとしては、バッキング1、欧州特許出願第EP206669A号の教示に従って調製された、プライム処理された3ミルのポリエステルバッキング;およびバッキング2、ジョージア州アトランタのTeijin Americaから商品名Teijin SG2で市販品として入手可能な、プライム処理された3ミルのポリエステルバッキングが挙げられる。
【0016】
バインダー
本発明の物品で使用されるバインダーは、フィルムを形成するために使用される材料のいずれであってもよい。好ましくは、バインダーは、コーティング溶液から形成される有機系バインダーである。コーティング溶液は典型的に流動性状態である。研磨材物品の製造時、次いでコーティング溶液は製造された研磨材物品にて硬化バインダーへと転換される。このバインダーは典型的に、製造された研磨材物品において固体、非流動性状態である。熱可塑性材料からバインダーを形成することができる。あるいは、架橋可能な材料からバインダーを形成することができる。熱可塑性バインダーおよび架橋バインダーの混合物を有することも本発明の範囲内である。研磨材物品の製造プロセス時、コーティング溶液を適切な条件に暴露してバインダーを凝固させる。架橋性コーティング溶液に関しては、コーティング溶液を適切なエネルギー源に暴露して重合または硬化を開始し、バインダーを形成する。硬化後、コーティング溶液はバインダーに転換される。
【0017】
好ましくは、コーティング溶液は、架橋可能な有機系材料である。好ましいバインダーのコーティング溶液は、縮合硬化性樹脂または付加重合性樹脂のいずれでもあり得る。付加重合性樹脂は、エチレン系不飽和モノマーおよび/またはオリゴマーであり得る。有用な架橋性材料の例としては、フェノール系樹脂、ビスマレイミドバインダー、ビニルエーテル樹脂、ペンダントアルファ、ベータ不飽和カルボニル基を有するアミノプラスト樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリレート樹脂、アクリル化イソシアヌレート樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、イソシアヌレート樹脂、アクリル化ウレタン樹脂、アクリル化エポキシ樹脂またはこれらの混合物が挙げられる。
【0018】
縮合硬化性樹脂
フェノール系樹脂は、それらの熱特性、入手可能性、費用および取り扱いの容易さのため、研磨材物品バインダーにおいて幅広く使用されている。レゾールおよびノボラックの2種のフェノール系樹脂がある。レゾールフェノール系樹脂は、1以上、典型的に1.5:1.0〜3.0:1.0のホルムアルデヒド対フェノールのモル比を有する。ノボラック樹脂は、1対1未満のホルムアルデヒド対フェノールのモル比を有する。市販品として入手可能なフェノール系樹脂の例としては、Occidental Chemicals Corp.からの「Durez」および「Varcum」;Monsantoからの「Resinox」;Ashland Chemical Co.からの「Arofene」およびAshland Chemical Co.からの「Arotap」の商品名で既知のものが挙げられる。
【0019】
ラテックス樹脂
フェノール系樹脂と混合することができるラテックス樹脂の例としては、アクリロニトリルブタジエンエマルジョン、アクリル系エマルジョン、ブタジエンエマルジョン、ブタジエンスチレンエマルジョンおよびこれらの組み合わせが挙げられる。これらのラテックス樹脂は様々な供給元から市販品として入手可能であり、Rohm and Haas Companyから市販品として入手可能な「Rhoplex」および「Acrylsol」、Air Products & Chemicals Inc.から市販品として入手可能な「Flexcryl」および「Valtac」、Reichold Chemical Co.から市販品として入手可能な「Synthemul」および「Tylac」、B.F.Goodrichから市販品として入手可能な「Hycar」および「Goodrite」、Goodyear Tire and Rubber Co.から市販品として入手可能な「Chemigum」、ICIから市販品として入手可能な「Neocryl」、BASFから市販品として入手可能な「Butafon」およびUnion Carbideから市販品として入手可能な「Res」が挙げられる。
【0020】
エポキシ樹脂
エポキシ樹脂はオキシラン環を有し、開環重合される。かかるエポキシ樹脂としては、モノマー性エポキシ樹脂およびポリマー性エポキシ樹脂が挙げられる。これらの樹脂はそれらの骨格および置換基の性質において大きく異なり得る。例えば、骨格は通常、エポキシ樹脂に結合されたいずれかの種類のものであってよく、そしてその上の置換基は、室温でオキシラン環と反応性である活性水素原子を含まないいずれかの基であり得る。容認できる置換基の代表的な例としては、ハロゲン、エステル基、エーテル基、スルホネート基、シロキサン基、ニトロ基およびホスフェート基が挙げられる。いくつかの好ましいエポキシ樹脂の例としては、2,2−ビス[4−(2,3−エポキシプロポキシ)フェニル]プロパン(ビスフェノールaのジグリシジルエーテル)]、ならびにShell Chemical Co.から入手可能な「Epon828」、「Epon1004」および「Epon1001F」、Dow Chemical Co.から入手可能な「DER−331」、「DER−332」および「DER−334」の商品名で市販品として入手可能な材料が挙げられる。他の適切なエポキシ樹脂としては、フェノールホルムアルデヒドノボラックのグリシジルエーテルが挙げられる(例えば、Dow Chemical Co.から入手可能な「DEN−431」および「DEN−428」)。
【0021】
エチレン系不飽和コーティング溶液
エチレン系不飽和コーティング溶液の例としては、ペンダントアルファ、ベータ不飽和カルボニル基を有するアミノプラストモノマーまたはオリゴマー、エチレン系不飽和モノマーまたはオリゴマー、アクリル化イソシアヌレートモノマー、アクリル化ウレタンオリゴマー、アクリル化エポキシモノマーまたはオリゴマー、エチレン系不飽和モノマーまたは希釈剤、アクリレート分散系あるいはこれらの混合物が挙げられる。アミノプラストコーティング溶液は、モノマーまたはオリゴマーあたり、少なくとも1つのペンダントアルファ、ベータ−不飽和カルボニル基を有する。これらの材料は、さらに米国特許第4,903,440号および同第5,236,472号に記載されている。
【0022】
エチレン系不飽和モノマーまたはオリゴマーは、一官能性、二官能性、三官能性または四官能性、あるいはさらに高官能性であってよい。用語、アクリレートは、アクリレートおよびメタクリレートの両方を包含する。エチレン系不飽和コーティング溶液は、炭素、水素および酸素、ならびに任意に窒素およびハロゲンの原子を含有するモノマー性およびポリマー性化合物の両方を包含する。酸素または窒素原子、あるいは両方は一般的に、エーテル、エステル、ウレタン、アミドおよび尿素基に存在する。エチレン系不飽和化合物は好ましくは、約4000未満の分子量を有し、そして好ましくは、脂肪族モノヒドロキシ基または脂肪族ポリヒドロキシ基を含有する化合物と、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸等のような不飽和カルボン酸との反応から製造されたエステルである。エチレン系不飽和モノマーの代表例としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、スチレン、ジビニルベンゼン、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒドロキシブチルメタクリレート、ビニルトルエン、エチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、グリセロールトリアクリレート、ペンタエリスリトール(pentaerthyitol)トリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートおよびペンタエリスリトールテトラメタクリレートが挙げられる。他のエチレン系不飽和樹脂としては、ジアリルフタレート、ジアリルアジペートおよびN,N−ジアリルアジパミドのようなカルボン酸のモノアリル、ポリアリルおよびポリメタリルエステルならびにアミドが挙げられる。さらに他の窒素含有化合物としては、トリス(2−アクリル−オキシエチル)イソシアヌレート、1,3,5−トリ(2−メチルアクリルオキシエチル(methyacryloxyethyl))−s−トリアジン、アクリルアミド、メチルアクリルアミド、N−メチル−アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N−ビニル−ピロリドンおよびN−ビニル−ピペリドンが挙げられる。
【0023】
少なくとも1つのペンダントアクリレート基を有するイソシアヌレート誘導体および少なくとも1つのペンダントアクリレート基を有するイソシアネート誘導体は、さらに米国特許第4,652,274号に記載されている。
【0024】
アクリル化ウレタンは、ヒドロキシ末端イソシアネート延長ポリエステルまたはポリエーテルのジアクリレートエステルである。市販品として入手可能なアクリル化ウレタンの例としては、Morton Chemicalから入手可能な「UVITHANE 782」、ならびにUCB Radcure Specialtiesから入手可能な「CMD6600」、「CMD8400」および「CMD8805」が挙げられる。アクリル化エポキシは、ビスフェノールAエポキシ樹脂のジアクリレートエステルのようなエポキシ樹脂のジアクリレートエステルである。市販品として入手可能なアクリル化エポキシの例としては、UCB Radcure Specialtiesから入手可能な「CMD3500」、「CMD3600」および「CMD3700」が挙げられる。
【0025】
アクリル化ウレタンは、ヒドロキシ末端NCO延長ポリエステルまたはポリエーテルのジアクリレートエステルである。市販品として入手可能なアクリル化ウレタンの例としては、Morton Thiokol Chemicalから入手可能なUVITHANE782、ならびにRadcure Specialtiesから入手可能なCMD6600、CMD8400およびCMD8805が挙げられる。
【0026】
アクリル化エポキシは、ビスフェノールAエポキシ樹脂のジアクリレートエステルのようなエポキシ樹脂のジアクリレートエステルである。市販品として入手可能なアクリル化エポキシの例としては、Radcure Specialtiesから入手可能なCMD3500、CMD3600およびCMD3700が挙げられる。
【0027】
エチレン系不飽和希釈剤またはモノマーの例は、米国特許出願第08/5,236,472号(Kirkら)および米国特許出願第08/144,199号(Larsonら)の両特許出願の開示に見出すことができる。いくつかの例において、これらのエチレン系不飽和希釈剤は、それらが水と適合する傾向があるため有用である。
【0028】
アクリレート分散系に関する追加的な詳細は、米国特許第5,378,252号(Follensbee)に見出すことができる。
【0029】
部分的に重合されたエチレン系不飽和モノマーをコーティング溶液において使用することも本発明の範囲内である。例えば、アクリレートモノマーを部分的に重合して研磨材スラリー中に組み入れることができる。得られる研磨材スラリーをコーティングして研磨材物品を形成できるように、得られる部分的に重合されたエチレン系不飽和モノマーが過度に高い粘度を有さないように、部分的重合度をコントロールするべきである。部分的に重合され得るアクリレートモノマーの例は、イソオクチルアクリレートである。部分的に重合されたエチレン系不飽和モノマーともう1つのエチレン系不飽和モノマーおよび/または縮合硬化性バインダーの組み合わせを使用することも本発明の範囲内である。
【0030】
本発明において、適切なバインダーとしては、Tohto Kasei Co.Ltd,.Inabata America Corporation(ニューヨーク州ニューヨーク)から得られる商品名YP−50Sを有する固体フェノキシ樹脂が挙げられ、これは本発明では使用前に、次いで2−ブタノン中30%固体で溶解される。ペンシルバニア州ピッツバーグのBayer Corporationからの商品名CB55Nを有するイソシアネート樹脂、ならびに2−ブタノン中6重量%ネオペンチルグリコール、31重量%4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)および63重量%ポリ−ε−カプロラクトンから調製されたポリエステルウレタン樹脂も適切である。具体的な実施形態において、バインダーはフェノキシ樹脂、イソシアネート樹脂およびポリエステルウレタン樹脂の組み合わせを含む。最も好ましくは、この組み合わせは、約33%(湿潤重量)〜約100%(湿潤重量)のフェノキシ、約0%(湿潤重量)〜約34%(湿潤重量)のイソシアネートおよび約0%(湿潤重量)〜約50%(湿潤重量)のポリエステルウレタンを含む。
【0031】
バインダーの上記例はバインダーの代表的な説明であり、全てのバインダーを包括することを意味しない。当業者は、本発明の範囲内に請求されてよい追加的なバインダーを認識するであろう。
【0032】
研磨材粒子
無機系研磨材粒子および有機系をベースとする粒子の2つの主な種類の研磨材粒子がある。無機系研磨材粒子はさらに、硬質無機系研磨材粒子(すなわち、それらは8より高いモース硬度を有する)および軟質無機系研磨材粒子(すなわち、それらは8未満のモース硬度を有する)に分類することができる。従来の硬質研磨材粒子の例としては、溶融酸化アルミニウム、熱処理酸化アルミニウム、白色溶融酸化アルミニウム、黒色炭化ケイ素、緑色炭化ケイ素、二ホウ化チタン、炭化ホウ素、炭化タングステン、炭化チタン、ダイヤモンド、立方窒化ホウ素、ガーネット、溶融アルミナジルコニア、ゾルゲル研磨材粒子等が挙げられる。ゾルゲル研磨材粒子の例は、米国特許第4,314,827号、同第4,623,364号、同第4,744,802号、同第4,770,671号、同第4,881,951号に見出すことができる。
【0033】
従来のより軟質な無機系研磨材粒子の例としては、シリカ、酸化鉄、クロム、セリア、ジルコニア、チタニア、シリケートおよび酸化スズが挙げられる。軟質研磨材粒子のさらに他の例としては、金属炭酸塩(例えば、炭酸カルシウム(白亜、方解石、マール、石灰華、大理石および石灰石)、炭酸カルシウムマグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム)、シリカ(例えば、石英、ガラスビーズ、ガラスバブルおよびガラスファイバー)、シリケート(例えば、タルク、粘土、(モンモリロナイト)長石、雲母、カルシウムシリケート、カルシウムメタシリケート、ナトリウムアルミノシリケート、ナトリウムシリケート)、金属硫酸塩(例えば、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウムナトリウム、硫酸アルミニウム)、石膏、アルミニウム三水和物、グラファイト、金属酸化物(例えば、酸化カルシウム(石灰)、酸化アルミニウム、二酸化チタン)および金属亜硫酸塩(例えば、亜硫酸カルシウム)、金属粒子(スズ、鉛、銅等)等が挙げられる。
【0034】
ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリスルホン、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー、ポリプロピレン、アセタールポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ナイロンおよびこれらの組み合わせのような熱可塑性材料から、可塑性研磨材粒子を形成することができる。一般的に、本発明の好ましい熱可塑性ポリマーは、高い融解温度または良好な耐熱特性を有するものである。熱可塑性研磨材粒子を形成するには、いくつかの方法がある。かかる方法の1つは、熱可塑性ポリマーを延長セグメントに押出し、次いでこれらのセグメントを所望の長さに切断する方法である。あるいは、熱可塑性ポリマーを所望の形状および粒度に成形することができる。この成形プロセスは圧縮成形または射出成形であり得る。可塑性研磨材粒子を架橋ポリマーから形成することもできる。架橋ポリマーの例としては、フェノール系樹脂、アミノプラスト樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド、アクリレート樹脂、アクリル化イソシアヌレート樹脂、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、イソシアヌレート樹脂、アクリル化ウレタン樹脂、アクリル化エポキシ樹脂およびこれらの混合物が挙げられる。これらの架橋ポリマーを適切な粒度および粒度分布に製造、粉砕およびスクリーンすることができる。
【0035】
研磨材粒子は、2以上の異なる研磨材粒子の混合物を含有してもよい。この混合物は、硬質無機系研磨材粒子および軟質無機系研磨材粒子の混合物または2種の軟質研磨材粒子の混合物を含んでよい。2以上の異なる研磨材粒子の混合物において、個々の研磨材粒子は同じ平均粒度を有してよく、あるいは個々の研磨材粒子は異なる平均粒度を有してもよい。さらにもう1つの態様において、無機系研磨材粒子および有機系研磨材粒子の混合物があってもよい。
【0036】
研磨材粒子を処理して、その上に表面コーティングを提供することができる。表面コーティングは、研磨材粒子と、研磨材粒子中のバインダーとの間の接着性を改善することが知られている。加えて、表面コーティングは、コーティング溶液中の研磨材粒子の分散度も改善することができる。あるいは、表面コーティングは、得られる研磨材粒子のカッティング特性を変更および改善することができる。
【0037】
好ましくは、本発明の物品で使用される研磨材粒子はシリカ粒子である。本発明の物品が本明細書に記載されるように光ファイバーコネクターの研磨に使用される場合、シリカは特に好ましい。いくつかの実施形態において、シリカ粒子は20ナノメートル未満の平均粒度直径を有する。他の実施形態において、シリカ粒子は約12ナノメートルの平均粒度直径を有する。研磨材粒子の上記例は、代表的な説明であることを意味し、全ての研磨材粒子を包括することを意味しない。当業者は、本発明の範囲内の研磨材物品に組み入れることができる追加的な研磨材粒子を認識するであろう。
【0038】
潤滑粒子状添加剤
本発明の潤滑粒子状添加剤は非金属性材料であり、これは実質的に室温で固体である。好ましくは、潤滑粒子状添加剤は、端部表面の材料の剪断降伏(shear yield)未満の剪断降伏を有する。例えば、光ファイバーコネクターを研磨するためには、潤滑粒子状添加剤は、ガラスまたはセラミックの剪断降伏より低い剪断降伏を有さなければならない。適切な潤滑粒子状添加剤のいくつかの例は、グリセリド、ワックスおよび他のポリマーである。特に、ポリテトラフルオロエチレン、合成直鎖炭化水素、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびそれらの組み合わせが十分な潤滑粒子状添加剤である。潤滑粒子状添加剤は典型的に、31ミクロン未満、好ましくは12ミクロン〜31ミクロンの最大サイズを有する。潤滑粒子状添加剤の平均サイズは典型的に12ミクロン未満であり、好ましくは2〜12ミクロンである。
【0039】
潤滑粒子状添加剤は、コーティングの20%(湿潤重量)までを形成してよい。好ましくは、潤滑粒子状添加剤は、10%(湿潤重量)未満、より好ましくは3.5%(湿潤重量)未満を構成する。ある実施形態において、本発明の目標を達成しながらも、潤滑粒子状添加剤はコーティングの0.25%(湿潤重量)〜2%(湿潤重量)を構成する。
【0040】
任意の添加剤
例えば、充填剤(粉砕助剤を含む)、繊維、帯電防止剤、潤滑剤、湿潤剤、界面活性剤、顔料、染料、カップリング剤、可塑剤、剥離剤、懸濁剤、およびフリーラジカル開始剤および光開始剤を含む硬化剤のような任意の添加剤も本発明の研磨材物品に含まれてよい。任意の添加剤はコーティング溶液に含まれてもよい。アクリレートが使用される場合、これらの任意の添加剤はさらに、硬化を助けるためにコーティング溶液組成物中に含まれる追加成分、例えば、光開始剤が必要とされることを要求してもよい。所望の特性が提供されるように、これらの材料の量を選択することができる。
【0041】
例えば、潤滑粒子状添加剤を含む研磨材物品はさらに、湿潤剤、好ましくはアニオン系界面活性剤、すなわち、負荷電表面活性イオンを生成できる界面活性剤を含むことができる。好ましいアニオン系界面活性剤はいくつか例を挙げると、「Interwet33」、Interstab Chemicals(ニュージャージー州、ニューブランズウィック)から入手可能な脂肪酸のグリコールエステル;および「Emulon A」、BASF Corp.(ニュージャージー州マウントオリーブ)から入手可能なエトキシル化オレイン酸のような市販品として入手可能のものである。好ましくは、アニオン系界面活性剤は、コートボンド系および研磨材粒子製のバッキングの均一な湿潤を可能にするのに十分な量であり、より好ましくは約0.5重量%以下、さらにより好ましくは約0.3重量%以下、そして最も好ましくは約0.2重量%である。アニオン系界面活性剤を、フェノール系樹脂のようなバインダー前駆体とプレミックスしてもよく、続いて、Tirarco Chemical Co.から「Octowax695」(50%固体の、パラフィンワックスの水性、アニオン系エマルジョン)、「Octowax437」(53%固体の、パラフィンおよびミクロ結晶性ワックスの水性、アニオン系エマルジョン)および「Octowax321」(50%固体の、パラフィンワックスの水性、アニオン系エマルジョン)の商品名で市販品として入手可能なもののようなワックス含有改質剤を添加してもよい。
【0042】
本発明に関して有用な充填剤の例としては、炭酸カルシウム(白亜、方解石、マール、石灰華、大理石および石灰石)、炭酸カルシウムマグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウムのような金属炭酸塩;シリカ(例えば、石英、ガラスビーズ、ガラスバブルおよびガラスファイバー);タルク、粘土、モンモリロナイト、長石、雲母、カルシウムシリケート、カルシウムメタシリケート、ナトリウムアルミノシリケート、ナトリウムシリケートのようなシリケート;硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウムナトリウム、硫酸アルミニウムのような金属硫酸塩;石膏;バーミキュライト;木粉:アルミニウム三水和物;カーボンブラック;酸化カルシウム、酸化アルミニウムおよび二酸化チタンのような金属酸化物;および亜硫酸カルシウムのような金属亜硫酸塩が挙げられる。有用な充填剤の例としては、シリカ粉、例えば、約4〜10mmの粒度を有する粉末状シリカ(Akzo Chemie America(イリノイ州シカゴ)から入手可能)のようなケイ素化合物、炭酸カルシウムおよびカルシウムメタシリケート(Nyco Company(ニューヨーク州、ウィルスボロ)から商品名「Wollastokup」および「Wollastonite」で入手可能)のようなカルシウム塩も挙げられる。
【0043】
帯電防止剤の例としては、グラファイト、カーボンブラック、酸化バナジウム、湿潤剤等が挙げられる。これらの帯電防止剤は、米国特許第5,061,294号、同第5,137,542号および同第5,203,884号に開示されている。
【0044】
カップリング剤は、バインダーと充填剤粒子との間に会合架橋を提供することができる。加えて、カップリング剤は、バインダーと研磨材粒子との間に会合架橋を提供することができる。カップリング剤の例としては、シラン、チタネートおよびジルコアルミネートが挙げられる。カップリング剤を組み入れるための様々な手段がある。例えば、カップリング剤を直接、バインダー前駆体に添加してもよい。このバインダーは、約0.01〜3重量%程度のカップリング剤を含有してよい。あるいは、カップリング剤を充填剤粒子の表面に適用してもよく、または研磨材物品に組み入れる前にカップリング剤を研磨材粒子に適用してもよい。研磨材粒子は、約0.01〜3重量%程度のカップリング剤を含有してよい。
【0045】
バインダー前駆体を硬化または固化するのに使用されるエネルギー源が、フリーラジカルを生成するための熱、紫外線光または可視線光である場合、開始剤のような硬化剤を使用してもよい。紫外線光または熱に暴露した時にフリーラジカルを生成する光開始剤のような硬化剤の例としては、有機系ペルオキシド、アゾ化合物、キノン、ニトロソ化合物、ハロゲン化アシル、ヒドラゾン、メルカプト化合物、ピリリウム化合物、イミダゾール、i、クロロトリアジン、ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル、ジケトン、フェノンおよびこれらの混合物が挙げられる。
【0046】
広範囲の接触表面を研磨するために、本発明の物品を使用することができる。これらの接触表面としては、金属(軟鋼、炭素鋼、ステンレス鋼、ネズミ鋳鉄、チタニウム、アルミニウム等を含む)、金属合金(銅、真鍮等)、特殊金属合金、セラミック、ガラス、木材(マツ、オーク、カエデニレ、クルミ、ヒッコリー、マホガニー、サクラ等を含む)、木材様材料(パーティクルボード、合板、ベニヤ等を含む)複合材料、塗装面、プラスチック(熱可塑性材料および強化熱可塑性材料を含む)、石(宝石、大理石、みかげ石、半宝石を含む)、テレビスクリーン、窓(住宅用窓、事務所用窓、車用窓、航空機用窓、電車用窓、バス用窓等を含む)ガラススプレーシェルフ、鏡等)を含むガラス表面等が挙げられる。研磨材物品は、家庭用品(皿、ポット、パン等を含む)、家具、壁、シンク、浴槽、シャワー、床等のような表面を清浄化するために使用されてもよい。
【0047】
接触表面は平坦であってよく、またはそれに関連した形状もしくは外形を有してよい。具体的な接触表面の例としては、めがねレンズ、ガラステレビスクリーン、金属エンジン部品(カム軸、クランク軸、エンジンブロック等を含む)、ハンドツール鍛造品、光ファイバーコネクター、家具、木材キャビネット、タービン刃、塗装自動車部品、浴槽、シャワー、シンク等が挙げられる。
【0048】
特定の用途次第で、研磨境界面での接触表面で研磨材物品により作用される力は、約0.01kgから10kgを超えて、典型的に0.1〜5kgの範囲に及び得る。好ましくは、12のST型シングルモードUPCセラミック光コネクター(Minnesota Mining and Manufacturing Company(ミネソタ州セントポール)から部品銘柄AAMAM−AT00.5で入手可能)を研磨するためには、研磨境界面での力は約0.1kg〜約4kgである。また、用途次第で、研磨材物品と接触表面との間の境界面に研磨液が存在してよい。この液体は水および/または有機溶媒であり得る。研磨液はさらに、潤滑剤、油、乳化有機化合物、カッティング流体、石鹸等のような添加剤を含んでよい。研磨材物品は使用の間、研磨境界面で振動してもよい。
【0049】
本発明の研磨材物品を手で使用することができ、または機械との組み合わせで使用することができる。例えば、研磨材物品は、ランダムな軌道工具または回転工具に固定されてもよい。研磨材物品および接触表面の少なくとも1つまたは両方は、もう一方に対して相対的に移動する。
【0050】
本発明の研磨材物品は、それぞれが異なる硬度を有する2つの異なる材料から作成された接触表面を研磨するために特に有用であることが見出された。ガラスおよびセラミックから構成される端部表面を有する光ファイバーコネクターの端部を研磨することが一例である。潤滑粒子状添加剤は、セラミックフェルールおよびガラスファイバーの両方においてより均一な研磨速度を提供するので、両方とも同一の速度で研磨され、結果として深刻なアンダーカットの存在しない、より高度に研磨された光ファイバーコネクターが得られる。
【0051】
加えて、従来の方法は、光ファイバーコネクターを研削および研磨するために、3より多い工程を必要としていた。本発明は、第一研磨材物品と接触表面を接触させること、および光ファイバーコネクターと第一研磨材物品を相対的に移動させることによる、光ファイバーコネクターの接触表面の予備研磨工程を含む研磨方法を提供する。予備研磨工程に続き、本明細書に記載の物品と接触表面を接触させることおよび光ファイバーコネクターと研磨材物品を相対的に移動させ光ファイバーコネクターの接触表面を研磨することにより、光ファイバーコネクターの研磨工程を達成する。もう1つの実施形態において、第二研磨工程が予備研磨工程の後に続いてもよい。第二研磨工程は、第二研磨材物品と接触表面を接触させること、および光ファイバーコネクタと第二研磨材物品を相対的に移動させることを含む。第二研磨材物品は第一研磨材物品とは異なってよい。直径5インチ(12.7cm)ディスク状研磨材物品を使用して、70デュロメーターバックアップパッド上で約15〜約60秒以内で接触表面を研磨するために、12のST型シングルモードUPCセラミックコネクターと適応できるDomaille Model HDC 86792001L 光ファイバーポリッシャー(ミネソタ州ロチェスターのDomaille Engineering,Inc.)のような既知の研磨機で研磨工程を行ってよい。Domaille機を使用して、研磨境界面での力は典型的に約1kg〜約4kg、好ましくは約1.5kg〜約3kgであり、設定速度は典型的に最大速度のほぼ70%〜90%であり、好ましくは約80%である。他の適切な研磨機としては、5インチ(12.7cm)ディスクの研磨材物品を使用するSeiko Instruments Inc. OFL−12(Seiko Instruments USA Inc.(カリフォルニア州トランス))シリーズ量産ポリッシャーが挙げられる。Seiko器機も、位置設定1または2において、12のST型シングルモードUPCセラミックコネクター接触表面を約30〜約180秒以内で研磨することができる。本発明の物品および研磨方法は、例えばLCまたはMU光ファイバーコネクターのような他の光ファイバーコネクターで使用されてもよい。
【0052】
本発明は、少ない工程で、容認できるアンダーカット/突出値および良好な研磨を提供する。アンダーカット/突出値も、良好に、±50ナノメートルの容認できる範囲内である。得られた光ファイバーコネクターは、本方法後、良好な後方反射値も有する。典型的に、後方反射は−45dBより良好である。
【0053】
本発明の研磨材物品は、コーティング溶液をバッキングに適用することにより製造される。このコーティング溶液は、バインダー、研磨材物品、およびポリテトラフルオロエチレンを含む潤滑粒子状添加剤を含む。次いで、このコーティング溶液を凝固させ、研磨材物品を提供する。例えば、ナイフコート機、スプレーコート機、またはロールコート機によるように、薄コーティングを延展するためのいずれかの適切な手段により、コーティング溶液をバッキングに適用してよい。流動性コーティング溶液は、バインダー、研磨材物品および潤滑粒子状添加剤から形成される。上述の通り、バインダー、研磨材および潤滑粒子状添加剤は本明細書に記載された多くの材料のうちのいずれであってもよい。コーティング溶液は、約1%〜約14%(湿潤重量)のフェノキシ樹脂、約0%〜約5%(湿潤重量)のイソシアネート、約0%〜約7%(湿潤重量)のポリエステルウレタン樹脂、約7%〜11%(湿潤重量)のトルエン、約74%〜約87%(湿潤重量)のシリカ研磨材粒子および約0.3%〜約4%(湿潤重量)の潤滑粒子状添加剤の組成を有してよい。
【0054】
バッキングに適用後、オーブン中で約93℃(200°F)〜約135℃(275℃)、好ましくは121.1℃(250°F)の温度で15分間、次いで12時間、約52℃(125°F)〜約99℃(210°F)、好ましくは約73.9℃(165°F)の温度で硬化することにより、コーティング溶液組成物を凝固してよい。このコーティング溶液組成物は、ホットボックスオーブン中で、例えば4段階の段階で凝固されてもよい。第一段階は、約0.3分〜約1.5分間、好ましくは0.7分間で、約66℃(150°F)〜約93℃(200°F)、好ましくは約90℃(194°F)の温度を有してよい。第二段階は、約0.3分〜約1.5分間、好ましくは0.7分間で、約52℃(125°F)〜約79.4℃(175°F)、好ましくは73.9℃(165°F)の温度を有してよい。第三段階は、約1.5分〜約3分間、好ましくは2.1分間で、約93℃(200°F)〜約135℃(275°F)、好ましくは112.2℃(234°F)の温度を有してよい。第四段階は、約0.3分〜約1.5分間、好ましくは0.7分間で、約93℃(200°F)〜約135℃(275°F)、好ましくは111.7℃(233°F)の温度を有してよい。コーティングされた研磨材ウェブを(例えば、ダイカットにより)、直径5インチ(12.7cm)ディスクのような所望の形状に切断してよい。最終研磨材に関する他の形状が望まれてもよく、これは本発明の範囲内のものとして意図される。
【0055】
実施例
好ましい実施形態の追加的な特徴を次の実施例で説明する。特記されない限り、全ての部およびパーセントは重量による。
【0056】
材料
次の実施例で使用される潤滑粒子状添加剤を、表1にそれらの商品名により記載する。全て、ニューヨーク州タリータウンのMicro Powders,Incorporatedから入手した。潤滑粒子状添加剤の平均粒度および最大粒度も報告する。
【0057】
【表1】
表1
潤滑粒子状添加剤
Figure 2004508947
【0058】
実施例による研磨フィルムの製造に使用される他の材料は、次の名称を使用して称される。
【0059】
Nalco1057は、Nalco Chemical Company(イリノイ州、ネーパービル)から得られるコロイド状シリカ(2−プロポキシエタノール中30%固体で分散された、20ナノメートルコロイド状シリカ)の商品名である。
【0060】
MEK−STは、Nissan Chemical Industries,LTD.(テキサス州ヒューストン)から得られるコロイド状シリカ(2−ブタノン中30%固体で分散された、12ナノメートルコロイド状シリカ)の商品名である。
【0061】
YP−50Sは、Tohto Kasei Co. Ltd.,Inabata America Corporation(ニューヨーク州ニューヨーク)から得られる固体フェノキシ樹脂の商品名であり、ここでは使用する前に、2−ブタノン中30%固体で溶解した。
【0062】
PURは、2−ブタノン中6重量%ネオペンチルグリコール、31重量%4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)および63重量%ポリ−ε−カプロラクトンから調製されたポリエステルウレタン樹脂である。ポリマーの当量は10,000である。PURは、2−ブタノン中25%固体である。
【0063】
CB55Nは、2−ブタノン中55%固体を含むイソシアネート樹脂の商品名であり、これはペンシルバニア州ピッツバーグのBayer Corporationから得た。
【0064】
DTD触媒は、ペンシルバニア州フィラデルフィアのAutofinaから得られるジブチル錫ジラウレート触媒である。
【0065】
溶媒として使用される2−ブタノンは、イリノイ州シカゴのVWR Scientific Productsからカタログ番号EM−BX1673−1で得られた。
【0066】
溶媒として使用されるトルエンはイリノイ州シカゴのVWR Scientific Productsからカタログ番号EM−TX0737−1で得られた。
【0067】
バッキング1は、CantyおよびJonesのEP206669Aの教示に従って調製された、プライム処理された3ミル(76ミクロン)のポリエステルバッキングである。使用されたバッキングは、幅6インチ(15.24cm)であった。
【0068】
バッキング2は、ジョージア州アトランタのTeijin Americaから商品名Teijin SG2で得られる、プライム処理された3ミル(76ミクロン)のポリエステルバッキングである。使用されたバッキングは、幅14インチ(35.56cm)であった。
【0069】
実施例1〜7
表2に記載されたコーティング溶液組成物を使用して、実施例1〜7の研磨フィルムを試験用に作成した。全てのコーティング溶液組成物において、42.2部のNalco 1057シリカを0.8部の潤滑粒子状添加剤(表1を参照せよ)と5分間混合した。VWR Scientific Products(イリノイ州シカゴ)から市販品として入手可能な型の1/2hp(372ワット)エアミキサーを使用して、直径1.5インチ(3.8cm)の鋸歯状混合刃を使用して毎分1500回転数(RPM)で混合を達成した。5分の混合後、さらに5分の混合を続けながら、7.5部のYP−50Sフェノキシ樹脂溶液を添加した。全てのコーティング溶液組成物は、約37%固体であった。
【0070】
【表2】
表2
コーティング溶液組成物(実施例1〜7)
Figure 2004508947
【0071】
次いで、研磨フィルムを作成するために、このコーティング溶液組成物を使用した。ナイフコート機を使用して、バッキング1のコロナ処理され、プライム処理された側に各コーティング溶液組成物を適用した。このバッキングは、幅6インチ(15.24cm)であった。コーティング溶液組成物の適用の前に、60%出力電流、95%出力電圧で、0.57KWの電力計測定値で、プライム処理された側をコロナ処理した。コロナ処理機は、Model P1007動力制御装置およびModel HV XEMER電源装置を備えたPillar 12インチ cantilever EZ threadモデルであった(Pillar Technologies Limited Partnership(ウィスコンシン州ハートランド)から市販品として入手可能)。コーティングは、厚さ0.05〜0.25ミルであった。オーブン中で全ての試料を、約250°F(121℃)で15分間、次いで165°F(74℃)で12時間、硬化した。次いで、この研磨材ウェブを直径5インチ(12.7cm)ディスクに切断した。
【0072】
実施例8〜10
表3に記載された通りに配合されたコーティング溶液組成物を使用して、実施例8、9および10の研磨フィルムを作成した。コーティング溶液組成物の調製の前に、600mlステンレス鋼ビーカー中、750RPMで、750部のER120S 1.25/1.6mmジルコニアシリケートビーズ媒体(ニュージャージー州マウントサイドのSepr Ceramicsから入手可能)を使用して60分間、200部のMEK−STシリカおよび50部のFluo HT添加剤の4:1プレミックスをアトライターミルにかけた。
【0073】
65.5部のMEK−STシリカを10.3部のトルエン、3.3部のYP−50Sフェノキシ樹脂および2.7部のPURと5分間混合することにより、実施例8のコーティング溶液組成物を調製した。イリノイ州シカゴのVWR Scientific Productsから入手可能な型の、1500RPMの速度で回転する直径1.5インチの鋸歯状混合刃を備えた1/2hpエアミキサーを使用して混合を達成した。コーティング溶液を混合しながら、混合に使用した容器もBranson1210超音波浴(コネチカット州ダンバリーのBranson Ultrasonics Corporation)で音波破砕した。5ミクロンの濾過装置を通して溶液を濾過した。濾過後、音波破砕しながらさらに5分間の混合を続ける間、2.5部の4:1Fluo HTプレミックス(Fluo HT添加剤およびMEK−STシリカ)を添加した。混合および音波破砕を5分間続けながら、1.7部のCB55N樹脂を添加した。最後に、混合および音波破砕を5分間続けながら、0.25部のDTD触媒を添加した。研磨材コーティング溶液は約30%固体であった。
【0074】
実施例8と同様に、しかし表3に示す通りにMEK−STシリカ、トルエンおよび4:1Fluo HTプレミックスの量を変化させて、実施例9および10のコーティング溶液組成物を調製した。研磨材コーティング溶液は、約30%固体であった。
【0075】
【表3】
表3
コーティング溶液組成物(実施例8〜10)
Figure 2004508947
【0076】
最終研磨フィルムを作成するために、コーティング溶液組成物を使用した。ロールコート機上のナイフを使用して、バッキング2のプライム処理された側に各組成物を適用した。バッキング2は、幅14インチ(35.56cm)であった。製造されたコーティングは、厚さ0.05〜0.25ミルであった。この試料をホットボックスオーブン中のゾーン1で、約194°F(90℃)で0.7分間硬化した。ゾーン2は約165°F(74℃)で0.7分間であり、ゾーン3は約234°F(112℃)で2.1分間であり、そしてゾーン4は約233°F(112℃)で0.7分間であった。次いで、コートされた研磨材ウェブを直径5インチ(12.7cm)のディスクに切断した。
【0077】
研磨方法1(実施例1〜7)
5インチ(12.7cm)ディスクの研磨フィルムを使用して、Domaille Model HDC86792001L光ファイバーポリッシャー(ミネソタ州ロチェスターのDomaille Engineering,Inc.)上で、異なる組の12のST型シングルモードUPCセラミック光コネクター(Minnesota Mining and Manufacturing Company(ミネソタ州セントポール)から、部品銘柄AAMAM−AT00.5でコネクターを得た)を研磨することにより、実施例1〜7の研磨フィルムをそれぞれ評価した。最終研磨フィルム工程の前および後にWyko Vision 32光ファイバー干渉計(アリゾナ州トゥーソンのVeeco Metrology Group)を使用して、突出/アンダーカット値を測定した。JDS Fitel後方反射計モデルRM3000A(JDS Fitel Inc.(カナダ、オンタリオ州)から入手可能)を使用して、後方反射値を測定した。
【0078】
最終研磨工程の前のコネクターを調整するための研磨順序は、3工程からなった。各連続工程において、異なるグレードのラッピングフィルムを使用した。3M 462X IMPERIALTMラッピングフィルム、3ミクロン炭化ケイ素(ミネソタ州セントポールのMinnesota Mining and Manufacturing Companyから入手可能)5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、15秒間、研磨力8lbs.(3kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で、第1工程を達成した。3M 661X IMPERIALTMダイヤモンドラッピングフィルム、1ミクロンダイヤモンド(Minnesota Mining and Manufacturing Companyから)5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、30秒間、研磨力8lbs.(3kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で、第2工程を達成した。3M 263X IMPERIALTMラッピングフィルム、0.05ミクロン酸化アルミニウム型P(Minnesota Mining and Manufacturing Companyから)5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、60秒間、研磨力8lbs.(3kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で、第3工程を達成した。
【0079】
実施例1〜7で調製された研磨フィルムを使用する最終研磨工程の条件は、研磨力8lbs.(3kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で60秒であった。
【0080】
次の表4に、最終研磨工程前の突出/アンダーカットに対する平均値、最終研磨工程後の突出/アンダーカットに対する平均値、および最終研磨工程後の後方反射に対する平均値を報告する。4つの光コネクターからの測定値を平均化することにより、平均値を決定した。後方反射計の試験用リードは最初は汚れのないものであるが、光ファイバーコネクターとの接触により引き起こされる引掻き傷および他の傷から、使用の間に汚れたものとなった。従って、これらの後方反射値は、汚れていない後方反射コネクター試験用リードによるものより低いが、研磨されたコネクターが、引掻き傷のような総体的な傷、または400倍の倍率で目に見えるピッティング、樹脂トランスファー、および樹脂スミアリングが研磨端部にないものであることが示される。
【0081】
【表4】
表4
突出/アンダーカットおよび平均後方反射値(実施例1〜7)
Figure 2004508947
【0082】
研磨方法2(実施例8〜10、比較例A)
直径5インチ(12.7cm)ディスクの研磨フィルムを使用して、Domaille Model HDC86792001L光ファイバーポリッシャー(ミネソタ州ロチェスターのDomaille Engineering,Inc.)上で、12のST型シングルモードUPCセラミック光コネクター(Minnesota Mining and Manufacturing Company(ミネソタ州セントポール)から、部品銘柄AAMAM−AT00.5でコネクターを得た)を研磨することにより、実施例8〜10および比較例Aの研磨フィルムを評価した。最終研磨フィルム工程の前および後にWyko Vision 32光ファイバー干渉計(アリゾナ州トゥーソンのVeeco Metrology Group)を使用して、突出/アンダーカット値を測定した。JDS Fitel後方反射計モデルRM3000A(JDS Fitel Inc.(カナダ、オンタリオ州))を使用して、後方反射値を測定した。
【0083】
最終研磨工程の前のコネクターを調整するための研磨順序は、2工程からなった。3M 462X IMPERIALTMラッピングフィルム、3ミクロン炭化ケイ素(Minnesota Mining and Manufacturing Company(ミネソタ州セントポール)から入手可能)5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、25秒間、研磨力8lbs.(3kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で、第1工程を達成した。
【0084】
3M 661X IMPERIALTMダイヤモンドラッピングフィルム、1ミクロンダイヤモンド(Minnesota Mining and Manufacturing Companyから)5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、15秒間、研磨力8lbs.(3kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で、第2工程を達成した。実施例8〜10で調製された研磨フィルムを使用する最終研磨工程の条件は、研磨力4lbs.(1.5kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で25秒であった。
【0085】
比較例Aは、3M 263X IMPERIALTMラッピングフィルム、0.05ミクロン酸化アルミニウム型P(Minnesota Mining and Manufacturing Company(ミネソタ州セントポール)から入手可能)5インチ(12.7cm)ディスクであり、これは実施例8〜10の研磨フィルムとの比較に使用された。これは、本発明のシリカ研磨材粒子の代わりに酸化アルミニウム研磨材を有するラッピングフィルムである。これは、潤滑粒子状添加剤も有さなかった。しかしながらそれらを除き、比較例Aは実施例8〜10と同様の材料から形成される。比較例Aの研磨条件は、研磨力4lbs.(1.5kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で、25秒であった。
【0086】
表5に、最終研磨工程前の突出/アンダーカットに対する平均値、最終研磨工程後の突出/アンダーカットに対する平均値、および最終研磨工程後の後方反射に対する平均値を報告する。異なる群の光ファイバーコネクターにおいて、各パッドを連続3回使用した。4つの光コネクターからの測定値を平均化することにより、平均値を決定した。これらの後方反射値は、汚れていない後方反射コネクター試験用リードによるものより低いが、研磨されたコネクターが、引掻き傷のような総体的な傷、または400倍の倍率で目に見えるピッティング、樹脂トランスファー、および樹脂スミアリングが研磨端部にないものであることが示される。実施例9’は実施例9と同様の配合で作成されるが、汚れていない試験用リードで後方反射測定を行った。異なる群の光ファイバーコネクターにおいて、各パッドを連続3回使用した。
【0087】
【表5】
表5
研磨方法2に関する突出/アンダーカットおよび後方反射値
Figure 2004508947
【0088】
研磨方法3(実施例8〜10、比較例A)
5インチディスクの研磨フィルムを使用して、Domaille Model HDC86792001L光ファイバーポリッシャー(Domaille Engineering,Inc.(ミネソタ州ロチェスター)から入手可能)上で、12のST型シングルモードUPCセラミック光コネクター(Minnesota Mining and Manufacturing Company,(ミネソタ州セントポール)から、部品銘柄AAMAM−AT00.5でコネクターを得た)を研磨することにより、実施例8〜10および比較例Aの研磨フィルムを評価した。最終研磨フィルム工程の前および後にWyko Vision 32光ファイバー干渉計(アリゾナ州トゥーソンのVeeco Metrology Groupから入手可能)を使用して、突出/アンダーカット値を測定した。JDS Fitel後方反射計モデルRM3000A(JDS Fitel Inc.(カナダ、オンタリオ州)から入手可能)を使用して、後方反射値を測定した。
【0089】
最終研磨工程の前のコネクターを調整するための研磨順序は、2工程からなった。3M 462X IMPERIALTMラッピングフィルム、3ミクロン炭化ケイ素(Minnesota Mining and Manufacturing Company(ミネソタ州セントポール)から入手可能)5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、25秒間、研磨力8lbs.(3kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で、第1工程を達成した。3M 661X IMPERIALTMダイヤモンドラッピングフィルム、1ミクロンダイヤモンド(Minnesota Mining and Manufacturing Companyから)5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、15秒間、研磨力8lbs.(3kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で、第2工程を達成した。
【0090】
実施例8〜10の研磨フィルムを使用する最終研磨工程の条件は、研磨力8lbs.(3kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で25秒であった。比較例Aの研磨フィルムを使用する最終研磨工程の条件は、研磨力8lbs.(3kg)の70デュロメーターバックアップパッドにおいて80%の速度設定で25秒であった。
【0091】
表6に、最終研磨工程前の突出/アンダーカットに対する平均値、最終研磨工程後の突出/アンダーカットに対する平均値、および最終研磨工程後の後方反射に対する平均値を報告する。異なる群の光ファイバーコネクターにおいて、各パッドを連続3回使用した。4つの光コネクターからの測定値を平均化することにより、平均値を決定した。これらの後方反射値は、汚れていない後方反射コネクター試験用リードによるものより低いが、研磨されたコネクターが、引掻き傷のような総体的な傷、または400倍の倍率で目に見えるピッティング、樹脂トランスファー、および樹脂スミアリングが研磨端部にないものであることが示される。
【0092】
【表6】
表6
研磨方法3に関する突出/アンダーカットおよび後方反射値
Figure 2004508947
【0093】
研磨方法4(実施例8〜10、比較例A)
5インチ(12.7cm)ディスクの研磨フィルムを使用して、Seiko Instruments Inc.OFL−12シリーズ量産ポリッシャー(Seiko Instruments USA Inc.(カリフォルニア州トランス)から入手可能)上で、12のST型シングルモードUPCセラミック光コネクター(Minnesota Mining and Manufacturing Company(ミネソタ州セントポール)から、部品銘柄AAMAM−AT00.5でコネクターを得た)を研磨することにより、実施例8〜10および比較例Aの研磨フィルムを評価した。最終研磨フィルム工程の前および後にWyko Vision 32光ファイバー干渉計(Veeco Metrology Group(アリゾナ州トゥーソン)から入手可能)を使用して、突出/アンダーカット値を測定した。JDS Fitel後方反射計モデルRM3000A(JDS Fitel Inc.(カナダ、オンタリオ州))を使用して、後方反射値を測定した。
【0094】
最終研磨工程の前のコネクターを調整するための研磨順序は、2工程からなった。3M 462X IMPERIALTMラッピングフィルム、3ミクロン炭化ケイ素(ミネソタ州セントポールのMinnesota Mining and Manufacturing Companyから入手可能)5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、60秒間、位置設定2で、第1工程を達成した。3M 661X IMPERIALTMダイヤモンドラッピングフィルム、1ミクロンダイヤモンド(Minnesota Mining and Manufacturing Companyから)5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、60秒間、位置設定2で、第2工程を達成した。240秒間、位置設定1で、実施例8〜10の研磨フィルムを使用する最終研磨工程を達成した。240秒間、位置設定1で、比較例Aの研磨フィルムに関する最終研磨工程を達成した。
【0095】
表7に、最終研磨工程前の突出/アンダーカットに対する平均値、最終研磨工程後の突出/アンダーカットに対する平均値、および最終研磨工程後の後方反射に対する平均値を報告する。異なる群の光ファイバーコネクターにおいて、各パッドを連続3回使用した。4つの光コネクターからの測定値を平均化することにより、平均値を決定した。これらの後方反射値は、汚れていない後方反射コネクター試験用リードによるものより低いが、研磨されたコネクターが、引掻き傷のような総体的な傷、または400倍の倍率で目に見えるピッティング、樹脂トランスファー、および樹脂スミアリングが研磨端部にないものであることが示される。
【0096】
【表7】
表7
研磨方法4に関する突出/アンダーカットおよび後方反射値
Figure 2004508947
【0097】
研磨方法5(実施例8〜10、比較例A)
5インチ(12.7cm)ディスクの研磨フィルムを使用して、Seiko Instruments Inc.OFL−12シリーズ量産ポリッシャー(Seiko Instruments USA Inc.(カリフォルニア州トランス)から入手可能)上で、12のST型シングルモードUPCセラミック光コネクター(Minnesota Mining and Manufacturing Company(ミネソタ州セントポール)から、部品銘柄AAMAM−AT00.5でコネクターを得た)を研磨することにより、実施例8〜10および比較例Aの研磨フィルムを評価した。最終研磨フィルム工程の前および後にWyko Vision 32光ファイバー干渉計(Veeco Metrology Group(アリゾナ州トゥーソン)から入手可能)を使用して、突出/アンダーカット値を測定した。JDS Fitel後方反射計モデルRM3000A(JDS Fitel Inc.(カナダ、オンタリオ州))を使用して、後方反射値を測定した。
【0098】
最終研磨工程の前のコネクターを調整するための研磨順序は、2工程からなった。3M 462X IMPERIALTMラッピングフィルム、3ミクロン炭化ケイ素(Minnesota Mining and Manufacturing Company(ミネソタ州セントポール))5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、60秒間、位置設定2で、第1工程を達成した。3M 661X IMPERIALTMダイヤモンドラッピングフィルム、1ミクロンダイヤモンド(Minnesota Manufacturing Companyから)5インチ(12.7cm)ディスクを使用して、60秒間、位置設定2で、第2工程を達成した。
【0099】
実施例8〜10の研磨フィルムを使用する最終研磨工程の条件は、240秒間、位置設定2においてであった。比較例Aの研磨フィルムを使用する最終研磨工程の条件は、位置設定2で240秒間であった。
【0100】
表8に、最終研磨工程前の突出/アンダーカットに対する平均値、最終研磨工程後の突出/アンダーカットに対する平均値、および最終研磨工程後の後方反射に対する平均値を報告する。異なる群の光ファイバーコネクターにおいて、各パッドを連続3回使用した。4つの光コネクターからの測定値を平均化することにより、平均値を決定した。これらの後方反射値は、汚れていない後方反射コネクター試験用リードによるものより低いが、研磨されたコネクターが、引掻き傷のような総体的な傷、または400倍の倍率で目に見えるピッティング、樹脂トランスファー、および樹脂スミアリングが研磨端部にないものであることが示される。
【0101】
【表8】
表8
研磨方法5に関する突出/アンダーカットおよび後方反射値
Figure 2004508947
【0102】
好ましい実施形態が本明細書に記載されているが、当業者は、添付された請求項にさらに記載されるように、本発明の真の範囲および精神から逸脱することなく、かかる実施形態に変更を行うことができることを認識するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】いずれの端部にも光ファイバーコネクターを有する光ファイバーケーブルの持ち上げられた時の模式図であり、ここではガラスクラッディングおよびコアはセラミックフェルール中に透視図で示されている。
【図2】アンダーカットを有する光ファイバーコネクターの断面図である。
【図3】突出を有する光ファイバーコネクターの断面図である。

Claims (9)

  1. 表面を有するバッキングと、
    前記表面上のコーティングであって、バインダー、前記バインダーに結合された研磨材粒子、および前記バインダーに結合されたポリテトラフルオロエチレンを含む潤滑粒子状添加剤を含むコーティングと、を含む研磨材物品。
  2. 前記研磨材粒子が、20ナノメートル以下の平均粒度直径を有するシリカ研磨材粒子である、請求項1に記載の研磨材物品。
  3. 前記シリカ研磨材粒子が、約12ナノメートル以下の平均粒度直径を有する、請求項2に記載の研磨材物品。
  4. 前記潤滑粒子状添加剤が、12ミクロン〜31ミクロンの最大サイズを有する、請求項1に記載の研磨材物品。
  5. 前記潤滑粒子状添加剤が、2ミクロン〜12ミクロンの平均サイズを有する、請求項1に記載の研磨材物品。
  6. 第1の研磨材物品と接触表面を接触させること、および前記光ファイバーコネクターと前記第1の研磨材物品を相対的に移動させることによる、前記光ファイバーコネクター端部の予備研磨工程と、
    表面を有するバッキングおよび前記表面上のコーティングを含む研磨材物品と前記接触表面を接触させることによる、前記光ファイバーコネクター端部の研磨工程と、
    前記光ファイバーコネクターと前記研磨材物品を相対的に移動させ、前記光ファイバーコネクター端部を研磨する工程とを含む、ガラスおよびセラミックから構成される前記接触表面を有する光ファイバーコネクターの研磨方法であって、、
    前記コーティングがバインダー、前記バインダーに結合された研磨材粒子、および前記バインダーに結合された潤滑粒子状添加剤を含む、研磨方法。
  7. 前記予備研磨工程後に、第2の研磨材物品と前記接触表面を接触させ、前記光ファイバーコネクターと前記第2の研磨材物品を相対的に移動させる工程であって、前記第2の研磨材物品が前記第1の研磨材物品とは異なる工程をさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 突出またはアンダーカットが±50ナノメートル以内であるように前記接触表面を研磨するために前記研磨工程が行われる、請求項6に記載の方法。
  9. 流動性コーティング溶液をバッキングに適用する工程であって、前記コーティング溶液が、バインダー、研磨材粒子、およびポリテトラフルオロエチレンを含む潤滑粒子状添加剤を含む工程と、
    前記コーティング溶液を凝固して前記研磨材物品を提供する工程と、を含む研磨材物品の製造方法。
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