JP2004508535A - Mis水素センサー - Google Patents

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Abstract

水素ガスセンサーは、半導体基板上に、パラジウムのような、水素の触媒的解離に適した薄い金属ゲート電極を有するMIS構造中の絶縁体として、窒化アルミニウム(AlN)の熱力学的に安定な形のエピタキシャル層を使用する。AlNは、プレズマ源分子線エピタキシ(PSMBE)として知られる低温技術により堆積される。ケイ素(Si)を半導体基板として使用したとき、当該センサーの電気的挙動は、通常の非線形系MISキャパシターの電気的挙動である。炭化ケイ素(SiC)を使用したとき、当該センサーの電気的挙動は、整流ダイオードの電気的挙動である。好ましい構造は、Pd/AlN/Si及びPd/AlN/SiCであり、SiCは好ましくは6H−SiCである。

Description

【0001】
発明の背景
発明の分野
本発明は、一般にガスセンサー、より具体的には、水素の存在を選択的に検出できる固体センサーに関する。
【0002】
従来技術の説明
水素の濃度を他のガスの存在下で検出できる装置は、多数の用途を、とりわけ輸送業に有する。たとえば、宇宙計画において、質量分光計は、スペースシャトル内及び周りの水素の存在を検出するのに使用される。この知られた装置は、水素の存在を検出する一方で、水素漏れの源又は位置を特定することはできないという欠点を有している。それゆえに、水素ガス放出源を検出するために、多数の位置に置くことができる、小さく、比較的安いセンサーが必要である。
【0003】
別の例として、自動車工業において、新しい電力源、たとえば、水素燃焼エンジン及び水素燃料電池を開発している。これらの新しい電力源の安全な使用は、温度、圧力及びガス組成の広い範囲にわたって作動できる水素センサーを必要としている。
【0004】
過去に水素センサーの開発に努力が払われたが、全部でないが、ほとんどの既知の水素センサーは、要求されたパラメータの全てに満たし損ねたので、商業的生産に至らなかった。水素だけを含む環境下では、水素を容易に検出できる。しかし、現在の技術では、他のガスと混合しているときに水素を検出することはかなり困難である。さらに、現在の技術では、もし、センサーが選択性の問題を解消するのに最適化されたとしても、温度及び圧力の要件が満たされない。それゆえに、センサーにおいて選択性、温度及び圧力の現在の全ての問題を解決する必要性があり、それによって、センサーは実際の環境下では使用できない。
【0005】
触媒金属を、トランジスター、キャパシター、ダイオードなどのようなガス感知フィールド効果装置のためのゲートとして使用できることは知られている。知られている装置としては、金属−絶縁体−半導体(MIS)又は金属−酸化物−半導体(MOS)構造を含む。反応中間体が金属−絶縁体又は金属−半導体の境界で電気的現象を生ずるために、ガス選択性は起こる。水素センサーにおいて、例えば、分子状水素が触媒金属電極表面で解離し、形成された水素原子が電極を介して拡散して電極/絶縁体界面で吸着される。吸着原子の双極子モーメントは、装置の電圧閾値における検出可能な変化を生じ、それによって、装置が晒されるガス中の水素濃度を表示させる。
【0006】
従来技術では、パラジウムが水素拡散用の理想的な触媒であることはわかっている。パラジウム薄膜内の水素移動時間は、この触媒が選択性膜として使用されるのに十分に短い。パラジウム(Pd)は受け入れられる選択性を与えるが、純粋なPd膜を使用したときは、一般に、他の問題に直面する。例えば、300℃より低い場合、Pdは、高い濃度の水素の存在下、a−b相転移を受ける。また、Pd膜の収縮及び延伸は、この金属の脆化及び最終的な破損をもたらす。
【0007】
これらの問題を解消するために、従来技術はPdを他の材料と組み合わせて使用することを示唆している。特に、従来技術は、Pd/Ni合金及びPd/第V族/Pdの膜の使用を探究してきている。しかし、そのような膜は温度範囲の限界を示している。例えば、これらの知られた装置が高温で使用されると、膜層は互いに溶けて、水素が膜層から拡散にするのを防止する。さらに、高温で使用されたならば溶ける基板を必要とする、知られた合金の製造に、電子ビーム蒸着は使用される。これらの温度限界を解消するための1つの努力として、多結晶ダイヤモンド膜がプラズマ化学蒸着によりPd薄膜上に適用された。温度問題は、この装置が200℃までだけに有用であったので、解消しなかった。
【0008】
加えて、パラジウムは多くの反応に対して良好な触媒であるため、毒作用(poisoning)がパラジウム表面上で起こる。この毒作用は、パラジウム表面で他のガスも吸着し水素拡散のために必要な細孔が閉ざされる。このような状態における多くの敵対ガスのいくつかは、酸素(O)及び特に一酸化酸素(CO)である。Pd表面でのOの存在は単一の酸素原子への解離を生じ、次に水素イオン存在下で反応して水を形成する。幸運にも、水が蒸発しPd部位を自由にさせる。事実として、水素をパラジウム膜から取り除くために、酸素ガス流を装置の表面に供給し、反対に、酸素毒作用をPd膜から取り除くために、水素ガスを使用する。一方、Pd表面でCOは他の元素と容易に反応しないので、CO毒作用は当該技術分野で重大な問題である。
【0009】
それゆえに、温度や圧力の広い範囲にわたって、かつ、多種のガス及び汚染物の存在下で作動できる水素センサーが必要である。
【0010】
発明の要約
前述の必要性及び他の目的は、第一の装置態様おいて使用可能な半導体装置を、好ましい態様として水素センサーとして、提供する本発明によって達成される。より詳しくは、本発明の水素センサーは、MIS構造に絶縁体として窒化アルミニウム(AlN)を採用することにより、以前に開発されたMIS装置とは異なるMIS装置である。AlNは広いバンドギャップ(約6.2EV)の半導体であり、化学的に安定であり高温に耐える能力があることがわかっている。MISセンサーにおいて、触媒膜(すなわち、分子を解離する)は、誘電体膜により半導体膜から分離されている。ガス、例えば水素に晒すことでセンサーの容量を変化させる。容量における変化は、ガス濃度の表示として測定できる。
【0011】
本発明の広い装置態様において、水素ガス検出用センサーは、半導体基板、絶縁層として半導体基板の表面上に配置するAlNのエピタキシャル層、及び、絶縁層上に配置する金属電極であって、水素拡散用触媒である金属電極からなる。
【0012】
もちろん、電極用触媒金属の選択は、検出される特別の化学物質に依存する。ロジウムの使用は、例えば、酸化窒素の検出を可能にする。水素を検出するMIS装置の使用は、説明のためであり、限定することを意図しない。化学種の検出に有用であると知られた適切な金属の例は、Pt、Pd、Ir、Rh、Ru、Os、Fe、Ag、Au、Cu及びNiに限定されるものでないが、これらのいずれか1つ、又は、これらを互いに合金化したものを含む。触媒金属を非触媒金属又は絶縁体と合金化させて、触媒の活性表面積を増加させかつ当該技術分野で知られているような表面の毒作用を防止することは、本発明の意図する範囲内でもある。触媒金属電極は検出すべき化学種に対する「選択膜」として作用するので、化学種を選択的に検出できる既知材料又は開発材料の組み合わせは、本発明の意図する範囲内である。
【0013】
ここで詳述する好ましい水素センサーの実施態様において、好ましい触媒センサーはPd、Pt、Rh、及びそれらの合金を含み、そして最も好ましいのはPdである。好ましい実施態様の装置における触媒金属電極は、一般的に約1000Åから1ミクロンまでの、最も好ましくは約1000Åから2000Åまでの、厚さ範囲にある純粋なPdの薄膜である。
【0014】
半導体基板は、1つの伝導性(ドープされたp又はn型)の半導体材料である。一般的に、半導体基板は、ケイ素(Si)ウエハー又は炭化ケイ素(SiC)ウエハーである。半導体基板材料は、以下に詳述するように、装置の作動に影響を与える。炭化ケイ素、特に6H−SiCは高温の実施態様において特に有用である。
【0015】
絶縁性窒化アルミニウム層は、AlNのエピタキシャル層(熱力学的安定性ウルツ鉱形)である。好ましい実施態様において、AlNのエピタキシャル層を、2000年10月19日発行の国際公開第WO00/61839号に詳細に記載されているプラズマ源分子ビームエピタキシ(PSMBE)技術により成長させる。この文献を参照としてこの明細書に組み入れる。好ましい実施態様では、絶縁性AlN層は、約500Åから5000Åの間の厚さ、好ましくは約1000Åの厚さを有する。
【0016】
本発明の1つの好ましい実施態様では、ケイ素がPd/AlN/SiMIS水素センサー用の基板である。説明のための特定の実施態様では、Si基板はn型(111)配向ウエハーである。絶縁性窒化アルミニウム層はPSMBEにより堆積させたAlNのエピタキシャル層であり、また、ゲート層は、知られた方法、実例的には 硬質マスクを介してマグネトロンスパッタリングにより、AlN膜上に堆積されるPdの薄膜である。
【0017】
本発明の第二の好ましい実施態様では、炭化ケイ素(SiC)、好ましくはn型6H−SiCは、構造Pd/AlN/SiCを有する装置用の基板である。両方の実施態様はMIS構造を有し、水素を選択的に検出できるが、炭化ケイ素系装置はPd/AlN/Si装置より異なる電気的特性を有する。Pd/AlN/Si装置は、知られたMOS装置に類似して、その交流容量対バイアス電圧特性のシフトにより、水素の存在に応答する。ところが、Pd/AlN/SiC装置は、整流ダイオードに類似して、その順流I(V)特性におけるシフトにより応答する。
【0018】
もちろん、金属及び/又は半導体の追加の層を有する多層構造装置も本発明の意図する範囲内である。例えば、ジルコニウムのようなVB族金属の層を、絶縁層とパラジウムゲート電極の間に、標準堆積技術により介在させることができる。当該センサーは、産業用途のために微細加工されうる、組み込み加熱コイルのような追加の特徴を組み込んで製造してもよい。
【0019】
ガス感知MISフィールド効果トランジスター構造を、例としてここに説明する。本発明は、ここで説明した例以外の種々の磁界効果トランジスター(FET)構造、MISダイオード及びトランジスター、ショットキーバリア装置、電気化学電池、表面弾性波装置、圧電結晶発振器、および化学抵抗装置を含んでなる工夫される他の電気的装置を包含できることが理解されることを意図する。
【0020】
本発明の実施態様の方法において、AlN絶縁層は、半導体基板の第1の表面上にエピタキシャル技術により堆積させられ、触媒金属の層は、スパッタリングのような知られた技術によりAlNのエピタキシャル層上に堆積させられる。本発明の特に好ましい実施態様において、AlN層は、PSMBEにより、より具体的には、プラズマの低エネルギー流れを発生させるように高周波(rf)電力をアルミニウム及び水素源に適用することで高エネルギー活性化アルミニウムイオン及び活性化窒素イオン種のプラズマを形成し、基板の露出表面上にAlN膜のエピタキシャル層を堆積するようにプラズマの低エネルギー流れに半導体基板を晒すことにより、堆積させる。具体的な好ましい実施態様では、PSMBEは、300℃から900℃の温度範囲で行われ、プラズマ形成のための印加する高周波(rf)電力は約100Wから300Vの間である。PSMBEは、基板上にエピタキシャル技術により配向した熱力学的に安定なウルツ鉱形AlN層を、所望の厚さに、実例的には約500Åから5000Åの間に、堆積する。
【0021】
発明の詳細な説明
本発明の理解は、添付の図面と関連させて、次の詳細な記載を読むことにより,容易になされる。
【0022】
図1は、金属−絶縁体−半導体(MIS)水素センサー10である、本発明の例示的実施形態の概略図である。半導体基板11は、裏面15にオーミックコンタクト14を有し、また表面16に絶縁層12を有するように示されている。金属電極13は絶縁層12の表面17に配置されている。絶縁層12はAlN、好ましくは、AlN膜が確実にエピタキシャル成長するようにPSMBEにより堆積されたAlNの薄膜である。
【0023】
一実施形態において、水素センサー10はシリコン(ケイ素)基板を有する。別の実施形態において、水素センサー10は、炭化ケイ素基板、特に6H−SiC基板を有する。炭化ケイ素系センサーは、室温から500℃までの広い範囲を含めて、Si系装置(デバイス)より高温で確実に機能するように設計された。さらに、シリコン基板上にAlNのエピタキシャル層を堆積するには低温PSMBE法を用いることが重要であるが、SiC基板上に、例えば化学気相堆積(CVD)、プラズマCVD、有機金属CVDなどの高温プロセスにより装置を作製することができる。しかし、本発明の好ましい実施形態において、炭化ケイ素系センサーはPSMBE技術により作製される。
【0024】
本発明の方法の実施形態において、AlN薄膜は、超高真空PSMBEシステム内で、加熱された基板をターゲット原子の低エネルギー流れに晒すことにより形成される。PSMBEシステムは、2000年10月19日に発行された国際公開WO00/61839に詳細に記載されており、カソードからなる磁気的に強化された、一般的には中空円柱のチャンバであるプラズマ堆積ソース(source)を用いる。この場合、チャンバに沿って、MBEグレードのアルミニウムであるターゲット材料が並んでいる。ターゲット材料は、チャンバの上側、すなわち出口端部でのその厚さが、下側端部の厚さより大きいように機械加工されている。具体例として、チャンバの内側には約3°のテーパーを有している。プロセスガス、具体的にはアルゴンおよび窒素がプラズマ堆積ソースに導入される。直流(dc)あるいは高周波(rf)電力を前記ソースに印加することにより、高エネルギーのアルミニウム、窒素、およびアルゴン種のプラズマが形成される。この場合、高周波電力、特に110Wと300Wの間の高周波電力を印加することにより、望ましい熱力学的に安定な(ウルツ鉱)AlNのエピタキシャル層が半導体基板上に生成する。パルス直流電力を前記ソースに印加すると、準安定な立方晶系(閃亜鉛鉱)AlNがエピタキシャル堆積する。磁場およびカソード内側のテーパーは、プラズマをカソードに閉じ込めるように協働する。ターゲット原子の低エネルギー流れは、カソード源に回転するように装着された羽根車(impeller)の作用によるかあるいは基板に加えられた加速バイアスのいずれかにより、チャンバの出口端部から取り出される。
【0025】
このように、膜が加熱された基板の表面に形成される。少なくとも500Åの厚さの膜がこの方法で生成された。厚さは言うまでもなく堆積時間の関数であり、10Åから数ミクロンの範囲の膜がPSMBE法により可能である。
【0026】
表1に例として記載したようにプロセス条件を変えることにより、同一のPSMBEシステムで選択的に、熱力学的に安定なウルツ鉱型AlNおよび準安定な閃亜鉛鉱型を生成させることができる。当然、AlN、および他のIII−V族半導体、ならびにそれらの合金に加えて、他の元素から半導体装置を作製し、また様々な組成の多層ヘテロ構造装置を形成するように、PSMBEシステムを適合させることができる。当技術分野で知られているように、p−n接合装置を形成するためにドナーあるいはアクセプター電子源を含むように、容易にこのシステムを適合させることができる。
【表1】
Figure 2004508535
【0027】
当然、基板を溶剤で処理し脱脂して酸化表面を除去すること、あるいは予備加熱することなどの既知の技術に従って、半導体基板を前処理することができる。
【0028】
何らかの既知の技術、例えば、ハードマスクを通してのスパッタリングにより、金属電極を絶縁AlN層の表面に堆積させることができる。金属電極層の厚さは通常約1000Åから1ミクロンの間である。好ましいMIS水素センサーの実施形態において、金属層は約1000Åから2000Åの間の厚さを有するパラジウムである。
【0029】
半導体基板裏面のオーミックコンタクトは何らかの適切な導体金属でよく、またスパッタリングなどの何らかの既知技術により、それを堆積させることができる。本明細書に記載される特定の実施形態において、前記コンタクト層はSi系装置ではスパッタリングによるアルミニウム膜、SiC系装置では白金膜である。当技術分野で知られているように、出来上がった装置を加熱、あるいはアニールしてもよい。
【0030】
実施例1
特定の例示的実施形態において、絶縁AlN層を確実にエピタキシャル成長させるためにPSMBEにより、Pd/AlN/SiのMIS水素センサー装置を作製した。Si基板は、特定の低抵抗を有するシリコン<111>N型であり、厚さは約380±20mmであった。
【0031】
超高真空PSMBEシステムのベース圧力は7.3×10−9TORRであり、また堆積中の動圧を3.5×10−3TORRで一定に保った。プロセスガスを、40sccmのアルゴン(Ar)及び10sccmの窒素(N)の一定流量に保った。望ましい厚さまで基板上にAlNを堆積させるのに必要とされる全10時間の間、基板温度を650℃で一定に保った。基板に10eVの加速バイアスを印加した。
【0032】
Si<111>基板上のAlN基板について光学的消光偏光解析法(optical null ellipsometry)で、AlN層の厚さおよび屈折率を測定した。様々な厚さ(例えば、700Åおよび1200Å)のAlN層を有する装置の特性が評価され、結果が以下に記載されている。
【0033】
図2Aおよび図2Bは、90°でのSi<111>およびAlNの反射高エネルギー電子線回折(RHEED)像を示し、図3Aおよび図3Bは、120°でのSi<111>およびAlNのRHEED型高エネルギー電子線回折像を示す。図2Aおよび図3Aの像は基板上にAlNを堆積させる前に得られ、図2Bおよび図3Bの像はAlNの堆積後に得られた。図2および図3によりAlN膜のエピタキシャル成長が確認される。
【0034】
エピタキシャルAlN膜の上に、マグネトロンスパッタリング技術により、ベース圧力3.37×10−6TORR、また動圧1.95×10−4TORRで、ハードマスクを通してパラジウム層を堆積させた。Tencor P−4ロングスキャン膜厚計(long scan profiler)を用いて、Pd層の層厚さを測定した。この実施形態では1500Åの厚さの、Al膜である裏面オーミックコンタクトをスパッタリングにより堆積させた。
【0035】
実施例2
第2の特定の例示的実施形態において、前記の実施例1のプロセス条件下で、PSMBEにより、標準のn型6H−SiCウェハー上にAlNのエピタキシャル層を堆積することにより、Pd/AlN/SiCのMIS水素センサー(表2、装置No.5参照)を作製した。6H−SiCウェハー上のAlNの堆積の前後に、エピタキシャル成長を確認するためにRHEED像(図示されていない)を得た。この特定の実施形態において、AlNのエピタキシャル層は1600Åの厚さであった。SiC系構造体上に1000Åの厚さでPdゲート層を堆積させた。このSiC系の実施形態では、半導体基板への裏面コンタクトは、スパッタリングによる1500Åの厚さのPtであった。
表2に実施例1および2に従って作製された装置がまとめられている。
【表2】
Figure 2004508535
【0036】
実験結果
装置の電気特性評価のために必要な試験を、システムを確実に一定の境界条件にするために保護N流で囲まれた試験用チャンバで行った。全ての実験は実地適用計画に従って雰囲気圧力で行われた。試験用チャンバは様々な温度で試験できるように抵抗セラミックヒーターを備えていた。様々な電圧で直流(dc)をセラミックヒータの加熱コイルに印加し、電気的試験を実施する前にシステムが定常状態に達するようにした。試験されるセンサーはセラミックヒーターの上に置かれたPtホイルのトレイ上に水平に置いた。Ptホイルは装置の裏面コンタクトを電気的接地に結合する役割を果たした。ホイルに付けられた熱電対が試験中の装置温度をモニターして調節した。装置のゲート電極に荷重を掛けられたPtワイヤーを下ろすことにより回路を完成し、容量、電圧、および電流の測定ができるようにした。
【0037】
I/Oポートを有するデータ取込みシステムが、チャンバに導入された様々なガス類の流れと濃度を制御し、ガス類がチャンバに入る前にガス類はマニホールドで確実に適切に混合された。水素単独での存在、あるいは他のガスの存在下での水素の存在に対する装置の応答を、予想される工業的応用に対応する様々な温度範囲およびガス濃度などの、制御された環境状況のもとで測定した。
【0038】
以下に記載される、一定バイアスでの容量測定と同様に、容量対ゲート電圧曲線を、1MHzのプローブ周波数で、Hewlett−Packardモデルのコンピュータ制御インピーダンススペクトロメータを用いて得た。
【0039】
図4は、実施例1に記載されたタイプのSi系センサーが水素に晒されたときの容量−電圧(C−V)応答をグラフで表したものである。図4を参照すると、ピコファラッド(pF)単位で測定された容量が縦軸にプロットされており、また電圧が横軸にプロットされている。具体的には、図4では、100℃での、水素に対するPd/AlN/Si水素センサー(表2、装置No.3)の応答が示されている。曲線31は100sccmの一定のN流量において得られた。曲線32は、N中に100ppmのHが含まれる100sccmの一定流量で純粋なNを置き換えたときの電圧軸のシフトを示す。このシフトはこのタイプのセンサの基本的出力信号である。実施例1のSi系装置では、C−V曲線は空乏にバイアスを印加された平行板MISキャパシタについて典型的に予想される形を示す(n型基板では、ゲート電圧は基板に対してマイナスである)。
【0040】
図5〜8は、図5の室温(22.5℃)で始まり図8の130℃に至る様々な温度での、別のPd/AlN/Si水素センサー(表2、装置No.1)の、水素(100ppmのHを含む100sccmのN)に対するC−V応答を示す。グラフに示されているように、電圧軸における曲線のシフトは全ての温度で観察される。様々な厚さのAlNを有する装置での試験により、絶縁対層がより薄いと水素に対する応答がより大きいということが示された(図4と図7の対比参照)。
【0041】
センサーとしての通常の作動では、一定のゲート電圧でのその容量の変化を測定することによるか、あるいはフィードバックループを用いて一定の容量を維持し、水素の存在下でこの容量を保つのに必要とされるバイアスシフトを測定することによるかのいずれかにより、装置を作動させる。図9は、100℃の一定温度で、センサーに当たるガス組成を、100sccmの純粋な窒素から100ppmの水素を含む100sccmの窒素へと周期的(ほぼ30秒毎)に変化させたときの、Pd/AlN/Siセンサー(表2、装置No.1)に関する、一定ゲート電圧での容量(pF)の経時変化(秒)をグラフに表したものである。このデータはセンサーが水素の存在に対して急速に応答することを示す。
【0042】
図10は、プロパンおよび酸素などの他のガスの存在下で、Pd/AlN/Si装置を試験したときに得られた結果を示すグラフである。図10を参照すると、曲線41は装置No.1の990sccmのNに対する応答を示す。曲線42は990sccmのNおよび10sccmのプロパン(C)に対する応答である。しかし、曲線43は、混合ガスにHが添加されたとき、具体的には、990sccmのN、10sccmのC、および10sccmのHにおいて、著しいシフトを示す。また、応答は酸素の存在下でも得られた(示されていない)。いずれのガスも水素の検出を邪魔せず、センサーが非常に選択的であることを示唆している。
【0043】
結果を完全にするために、表3には一定温度(121.5℃)での、Pd/AlN/SiのMISセンサー(表2、装置No.4)の電流対電圧(I−V)の応答が与えられている。この表は装置のI−V試験中に集められたデータの一部分を示し、異なる電流での値を比較することにより、シフトが明らかに存在する。電流はマイクロアンペアで測定されている。
【表3】
Figure 2004508535
【0044】
表3から、本発明のSi系MIS装置では、I−V特性評価中でもやはりシフトは存在するが、容量測定を用いたときにより大きな応答があるということを結論できる。
【0045】
他方、本発明のSiC系実施形態の電気的挙動は、AlNが半導体の1つとして挙動するヘテロ接合ダイオードに最も似る、整流ダイオードの電気的挙動である。Pd/AlN/SiCセンサーの応答は、装置の順方向電流対電圧特性における著しいシフトにより明示されている。一定の印加電圧での、SiC系実施形態に対する好都合な出力変数は、水素の存在による電流のシフトである。
【0046】
図11A〜11Hは、それぞれ、19℃、47℃、107℃、130℃、155℃、211℃、255℃、および283℃の一定温度で測定された、水素の存在(全流量100sccm)に対する、SiC系装置、具体的には表2の装置No.5の電流対電圧(I−V)応答をグラフで表したものである。構造体の整流特性は明らかである。流れに100ppmの水素を添加することによる順方向電流における大きなシフトにより、水素への応答もまた明らかである。Si系装置よりずっと高温でSiC系装置を作動させることができるが、図11Aに示されるように室温でもやはり有用な応答を示す。
【0047】
図12は、高温でプロパンの存在下に、水素に対する応答を示すPd/AlN/SiC装置のI−V曲線のグラフである(図10に示されたPd/AlN/Si装置の応答と比較できる)。酸素および一酸化炭素の存在下における同様の応答(図示されていない)により、本発明によるSiC装置の水素選択性が実証された。0.9Vの印加電圧でのSiC系装置の感度は、図12に示されるように、100sccmの流れに100ppmの水素を添加することに対して100μAの電流シフトとして測定された。より大きな電圧を用いることでこの感度を向上させることができる。当然、印加電圧は装置の熱散逸能力により制限されている。さらに、試料ガスの流量を増すことにより、SiC系装置の感度を向上させることができる。流量を1000sccmまで増加させることにより、装置の水素に対する感度を1ppmまで向上させることができるということをデータは示唆する。
【0048】
図13は、293℃の一定温度で、センサーに当たるガス組成を、100sccmの純粋な窒素から100ppmの水素を含む100sccmの窒素へと周期的に変化させた状態に晒された状態のときの、Pd/AlN/SiCセンサー(表2、装置No.5)における、一定ゲート電圧での電流(マイクロアンペア)の経時変化(秒)をグラフに表したものである。このデータはセンサーが水素の存在に対して急速に応答することを示す。
【0049】
図14は、様々な組成の供給ガス中の100ppmの水素に対する、SiC系装置の選択性および応答をグラフに示す。一定の100sccmの供給ガス流中、一定温度(262℃)で、時間の関数としての電流(マイクロアンペア)として、装置の応答を測定した。以下に従ってガスの組成を変えた。すなわち、t=0で100ppmのO、t=4分で100ppmのC、t=7分でCガスを遮断し、t=10分で100ppmのH、t=11分でHを遮断した。曲線43は、Hに対する顕著な応答を明白に示す。同様の試験を、供給ガス中にOおよびCOを加えて行い、同様の結果を得た。
【0050】
本発明を特定の実施形態および応用により説明したが、当該分野の技術者は、この教示に照らして、特許請求された本発明の範囲を超えることなくあるいはその精神から逸脱することなく、さらなる実施形態を生み出すことができる。したがって、この開示における図および説明は本発明の理解を容易にするために提供されており、その範囲を限定すると解釈されるべきではないということが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の原理に従って構成された実験用センサーの模式図である。
【図2A】
AlNの堆積前の、90°でのSi<111>に関する反射高エネルギー電子回折(RHEED)像である。
【図2B】
基板上にAlNを堆積した後に得られた像である。
【図3A】
AlNの堆積前の、120°でのSi<111>に関するRHEED像である。
【図3B】
基板上にAlNを堆積した後に得られた像である。
【図4】
水素の存在に対する、本発明に従うMISセンサーの容量−電圧応答の典型的グラフである。
【図5】
室温(22.5℃)で観察される水素の存在に対する、本発明に従うMISセンサーの容量−電圧応答のグラフである。
【図6】
50℃で観察される水素の存在に対する、本発明に従うMISセンサーの容量−電圧応答のグラフである。
【図7】
100℃で観察される水素の存在に対する、本発明に従うMISセンサーの容量−電圧応答のグラフである。
【図8】
130°℃観察される水素の存在に対する、本発明に従うMISセンサーの容量−電圧応答のグラフである。
【図9】
ガス流への水素の周期的投入に対する応答におけるMISセンサーの、秒単位で測定された、時間にわたる容量(pF)における変化のグラフである。
【図10】
プロパンの存在下における水素に対するPd/AlN/Si装置のC−V応答を示すグラフである。
【図11A】
室温から283℃までの範囲の一定温度で、具体的には19℃で測定した水素の存在に対する炭化ケイ素系装置の電流対電圧(I−V)応答のグラフ図である。
【図11B】
室温から283℃までの範囲の一定温度で、具体的には47℃で測定した水素の存在に対する炭化ケイ素系装置の電流対電圧(I−V)応答のグラフ図である。
【図11C】
室温から283℃までの範囲の一定温度で、具体的には107℃で測定した水素の存在に対する炭化ケイ素系装置の電流対電圧(I−V)応答のグラフ図である。
【図11D】
室温から283℃までの範囲の一定温度で、具体的には130℃で測定した水素の存在に対する炭化ケイ素系装置の電流対電圧(I−V)応答のグラフ図である。
【図11E】
室温から283℃までの範囲の一定温度で、具体的には155℃で測定した水素の存在に対する炭化ケイ素系装置の電流対電圧(I−V)応答のグラフ図である。
【図11F】
室温から283℃までの範囲の一定温度で、具体的には211℃で測定した水素の存在に対する炭化ケイ素系装置の電流対電圧(I−V)応答のグラフ図である。
【図11G】
室温から283℃までの範囲の一定温度で、具体的には255℃で測定した水素の存在に対する炭化ケイ素系装置の電流対電圧(I−V)応答のグラフ図である。
【図11H】
室温から283℃までの範囲の一定温度で、具体的には283℃で測定した水素の存在に対する炭化ケイ素系装置の電流対電圧(I−V)応答のグラフ図である。
【図12】
他のガスの存在下、具体的にプロパンの存在下、高温で、水素の存在に対するPd/AlN/SiC装置の応答を説明するその装置のI−V曲線を示すグラフである。
【図13】
Pd/AlN/SiCセンサーに衝突するガス組成の周期的変化に晒されたのPd/AlN/SiCセンサーに関する、時間(秒)に対する一定ゲート電圧での電流(マイクロアンペア)における変化のグラフである。
【図14】
変化する組成の供給ガスの100sccmの一定の流れに晒されたときのPd/AlN/SiCセンサーに関する、一定温度(262℃)での時間の関数としてマイクロアンペアの単位で測定された電流のグラフである。

Claims (11)

  1. 半導体基板、
    絶縁層としての、該半導体基板の表面上に配置するAlNのエピタキシャル層、及び
    該絶縁層上に配置する金属電極であって、水素拡散用触媒である金属電極
    からなる水素ガス検出用装置。
  2. 前記金属電極が、パラジウム、白金、ロジウム及びそれらの合金からなる群より選択される請求項1記載の装置。
  3. 前記金属電極がパラジウムである請求項2記載の装置。
  4. 前記半導体基板がケイ素である請求項1記載の装置。
  5. 前記半導体基板が炭化ケイ素である請求項1記載の装置。
  6. 前記炭化ケイ素基板が6H−SiCである請求項5記載の装置。
  7. 水素ガスセンサーを製造する方法であって、
    a)ドープした半導体基板上にAlNのエピタキシャル層を堆積させる工程、及び
    b)AlNのエピタキシャル層上に触媒金属層を適用する工程
    からなる方法。
  8. 前記AlN層が、
    a)アルミニウム及び窒素源への高周波電力の適用により、高エネルギー活性化アルミニウムイオン及び活性化窒素イオン種のプラズマを形成する工程、
    b)前記基板を前記プラズマの低エネルギー流れに晒す工程、及び
    c)前記基板上にエピタキシャルAlN膜を成長させる工程
    により、堆積される請求項7記載の方法。
  9. 前記エピタキシャルAlN膜が前記基板上に300℃から900℃の温度範囲で成長する請求項8の方法。
  10. 前記高周波電力が約100Wから300Wの間である請求項8記載の方法。
  11. 前記触媒金属層が蒸着又はスパッタリングにより堆積される請求項7記載の方法。
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