JP2003315299A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

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JP2003315299A
JP2003315299A JP2002123075A JP2002123075A JP2003315299A JP 2003315299 A JP2003315299 A JP 2003315299A JP 2002123075 A JP2002123075 A JP 2002123075A JP 2002123075 A JP2002123075 A JP 2002123075A JP 2003315299 A JP2003315299 A JP 2003315299A
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semiconductor layer
gas sensor
layer
gas
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Application number
JP2002123075A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Nakajima
堅志郎 中嶋
Osamu Etatsu
修 江龍
Yasuo Okuyama
康生 奥山
Hitoshi Yokoi
等 横井
Takafumi Oshima
崇文 大島
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力が安定しており、且つ感度が高く、
2、NH3、H2S及び炭化水素等の水素原子を有する
被検ガスの濃度を検出することができるpn接合ダイオ
ード型のガスセンサを提供する。 【解決手段】 本発明のガスセンサは、導電型の異なる
第1半導体層及び第2半導体層と、各々の半導体層とそ
れぞれコンタクトしているオーミック電極と、これらの
オーミック電極のうちのいずれか一方の表面に設けら
れ、水素原子を有する分子から水素原子を解離する触媒
層と、を備え、触媒層が設けられたオーミック電極とコ
ンタクトしている半導体層は、不純物濃度に応じた所定
の膜厚を有する。特に、この半導体層の不純物濃度の最
大値をx(/cm)、半導体層のうちの不純物濃度が
1×1017/cm以上である部分の膜厚をy(n
m)とした場合に、y<−350log10x+745
0であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスセンサに関する。更
に詳しくは、pn接合ダイオードを検出手段とし、被検
ガスに含まれるH2、NH3、H2S、炭化水素等の濃度
を検出することができるガスセンサに関する。本発明
は、燃料電池等の水素漏れ検知、火力発電所及びコージ
ェネレーションシステム等で使用されるアンモニア選択
還元触媒の制御、或いはモニタ、並びに自動車の三元触
媒及びNOx吸蔵触媒等のモニタなどに利用することが
できる。
【0002】
【従来の技術】H2及び炭化水素等の水素原子を有する
ガスを含む被検ガスの濃度は、酸化物半導体を検出素子
とするガスセンサにより測定されている。測定原理は、
酸化物半導体に吸着したH2等の水素原子を有する分子
からの電子移動に起因する導電率の増加を電圧の変化と
して検出するものである。例えば、特開昭54−872
91号公報には、pn接合型ダイオードの表面に誘電体
薄膜を介して酸化物半導体薄膜を形成したガスセンサが
開示されている。
【0003】しかし、酸化物半導体を検出素子に用いた
ガスセンサには、酸化物半導体を加熱して活性化するた
めのヒータが配設されている。そのため、水素等の燃焼
性の高いガスを用いた場合、ガス漏れ時にガスがヒータ
に接触して引火する可能性がある。従って、水素等の燃
焼性の高いガスを用いる燃料電池などのシステムでは、
酸化物半導体を検出素子とするガスセンサを用いるのは
好ましくない。また、ヒータの発熱に多量の電力が必要
であるという問題もある。
【0004】そこで、ヒータを必要としない検出素子と
して、半導体を微細加工したダイオードを用いたガスセ
ンサが検討されている。このガスセンサとしては、被検
ガスの吸着による半導体の整流特性の変化を利用したシ
ョットキーダイオード型、MIS(Metal−Ins
ulator−Semiconductor)型及びF
ET(Field Effect Transisto
r)型等のダイオードを用いたガスセンサが提案されて
いる。測定原理は、触媒作用を有する電極層に吸着した
被検ガスに起因して発生する双極子層によるダイオード
のポテンシャルの変化を電圧の変化として検出するもの
である。
【0005】例えば、ショットキーダイオード型のガス
センサがNASA・Lewis・Research・C
enterで検討されている。また、キャパシタ型及び
ショットキーダイオード型のガスセンサがスウェーデン
のLinkoping大学で検討されている(電気学会
技術報告 第727号「アドバンストマイクロセンサ・
プロセス技術の動向」pp.18−22,1999)。
更に、特表平10−505911号公報には、被検ガス
に対する触媒活性を有する電極層に、TaSi 等の中
間層を設けて長期安定性と応答性とを改善したMIS型
ダイオードを用いたガスセンサが開示されている。更
に、特開平6−222027号公報には、ダイヤモンド
を半導体に用いたショットキーダイオード型のガスセン
サが開示されている。
【0006】また、近年、炭化珪素(SiC)を半導体
に用いたガスセンサが種々検討されている。このSiC
はSiに比べて耐電圧性及び動作速度等に優れている。
更に、Siはバンドギャップが1.1eV程度のため1
50℃を越える環境下では使用することができないが、
SiCはバンドギャップが2.2〜3.3eV程度(3
C−SiCで2.23eV、6H−SiCで3.03e
V、4H−SiCで3.26eV、但し、CはCubi
c(立方晶)、HはHexagonal(六方晶)であ
る。尚、C及びHに付された3、4、6といった数値
は、結晶構造の繰り返し周期を表す。)と大きいため6
00℃前後の高温下でも使用することができるという利
点もある。従って、高温における動作が必要とされるガ
スセンサへの応用が期待される。
【0007】一方、SiC単結晶ウェハの表面はナノメ
ータ単位の粗さを有していることが知られている(第6
0回応用物理学界学術講演会講演予稿集No.1,3p
−R−1,p335,1999)。また、「マイクロパ
イプ欠陥」といわれる中空貫通欠陥が発生し易いことも
知られている(電子材料、1998年11月、pp.5
7−61)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】SiC単結晶を用いて
ガスセンサを作製する場合、このSiC単結晶の表面粗
さ及びマイクロパイプ等の表面欠陥が検出性能に影響し
ないように、結晶の表面状態等を厳密に制御する必要が
ある。更に、ショットキーダイオード型のガスセンサで
は、高温下での長期使用において電極と半導体とのショ
ットキー接触の劣化によりダイオード特性が経時変化す
ることがある。また、この長期使用における経時変化は
Si単結晶を用いた場合も同様に懸念されることであ
る。本発明は、上記の従来の問題点を解決するものであ
り、Si単結晶のみならず、SiC単結晶を用いた場合
でも、H2、NH3、H2S及び炭化水素等の水素原子を
有する被検ガスの濃度を検出することができ、長期に渡
って出力が安定しており、且つ感度の高いガスセンサを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】pn接合を形成する方法
として従来よりイオン注入法等が用いられることが多い
が、注入不純物の濃度及び層厚と、センサ特性との相関
はこれまで検討されていない。そこで、この相関につい
て検討したところ、不純物濃度の最大値と、特定の不純
物濃度を有する層厚との相関を特定することにより、出
力が安定しており、且つ感度の高いガスセンサが得られ
ることが見出された。本発明は、このような知見に基づ
きなされたものである。
【0010】本発明のガスセンサは、p型又はn型の第
1半導体層と、該第1半導体層とは異なる型の第2半導
体層と、該第1半導体層とコンタクトしている第1オー
ミック電極と、該第2半導体層とコンタクトしている第
2オーミック電極と、該第1オーミック電極又は該第2
オーミック電極の表面に設けられた触媒層と、を備える
pn接合ダイオード型ガスセンサであって、該触媒層が
設けられたオーミック電極とコンタクトしている半導体
層は、不純物濃度に応じた所定の膜厚を有することを特
徴とする。また、触媒層が設けられたオーミック電極と
コンタクトしている上記半導体層の上記不純物濃度の最
大値をx(/cm)、該半導体層のうちの該不純物濃
度が1×1017/cm以上である部分の膜厚をy
(nm)とした場合に、y<(−350log10x+
7450)であるガスセンサとすることができる。更
に、上記第1半導体層及び上記第2半導体層のうちの少
なくとも一方が炭化珪素からなるガスセンサとすること
ができる。
【0011】
【発明の効果】本発明のガスセンサは、出力が安定して
おり、且つ感度が高い。また、触媒層が設けられたオー
ミック電極とコンタクトしている半導体層の不純物濃度
の最大値と、この半導体層のうちの特定の不純物濃度を
有する部分の膜厚とが一定の相関を有する場合は、より
確実に安定性及び感度に優れたガスセンサとすることが
できる。更に、半導体層が炭化珪素からなる場合は、例
えば、600℃前後の高温においても使用し得るガスセ
ンサとすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】pn接合を形成する半導体として
は、Si及び化合物半導体を使用することができる。こ
の化合物半導体としては、SiC、GaAs等が挙げら
れる。半導体層としては単結晶からなるものを使用する
のがよいが、ダイオード特性が得られれば、化学気相析
出法(CVD)等の手法により生成させた多結晶体を用
いることもできる。
【0013】また、150〜600℃の高温下での使用
において安定したセンサ出力を得るためには、バンドギ
ャップの大きい半導体を用いるのがよく、特に、Siに
比べて耐電圧性、動作速度等に優れるSiCが好まし
い。更に、このSiCとしては、高純度で、マイクロパ
イプや転位等の欠陥の少ない単結晶を使用するのがよ
い。現状では、一般にn型SiCウェハのほうがp型S
iCウェハよりも安価であるため、n型SiCウェハを
用いたほうが低コストのガスセンサとすることができ
る。SiCからなる半導体層を用いる場合、半導体層の
少なくとも一方の表面にエピタキシャル層を形成してお
くとよい。予めエピタキシャル層を形成して半導体層の
マイクロパイプ、或いは研磨傷等の欠陥を埋めてしまう
ことで、pn接合におけるリーク電流の発生が防止さ
れ、信頼性の高いガスセンサとすることができる。
【0014】このエピタキシャル層の厚さは、1μm以
上、特に3μm以上、更には5μm以上とすることが好
ましい。エピタキシャル層の厚さが1μm未満である
と、リーク電流の発生を十分に防止することができない
ことがある。エピタキシャル層の厚さの上限は理論上は
ないが、生産効率の観点からは、20μm以下、特に1
5μm以下、更には10μm以下であることが好まし
い。
【0015】検知電極となるオーミック電極は、pn接
合を形成した半導体の電流−電圧特性において、定電流
時の電圧のシフトを電気信号として検出することができ
る電極である。即ち、被検ガスに含まれる水素原子を有
するガスの濃度を検出することができる電極である。半
導体と電極の間には、水素原子を有する分子の接触に起
因する仕事関数の差に基づく接触電位差が生ずる。n型
半導体の仕事関数値より小さい仕事関数値を有する電極
を選択するか、又はp型半導体の仕事関数値より大きい
仕事関数値を有する電極を選択すれば、オーム性の接合
を有するオーミック電極を形成することができる。尚、
本発明のガスセンサでは、第1半導体層と第2半導体層
とが接触したpn接合が形成されている。
【0016】オーミック電極は、オーミック性のコンタ
クトがとれるものであれば、その材質は特に限定されな
いが、耐熱性に優れる電極とすることがガスセンサとし
ての実用面で望ましい。p型半導体層及びn型半導体層
に対するオーミック電極の材質としては、金属単体、金
属化合物、合金、金属混合物等が挙げられる。具体的に
は、p型半導体層では、Al、Ti/Al(Ti/Al
は、半導体の表面からTiとAlとをこの順に積層した
電極であることを意味する。以下、同様である。)、A
l/Ni、PtSix(ケイ化白金)、TaSix(ケ
イ化タンタル)等からなる電極を使用することができ
る。また、ガスセンサを500℃以上の高温に曝される
雰囲気下で使用する場合は、PtSix、TaSix等
のケイ化物を用いることが耐熱性の点で特に望ましい。
一方、n型半導体層では、Ta、Ni、Ti/W、Ni
/Ti/W、NiSix(ケイ化ニッケル)、TaSi
x(ケイ化タンタル)、WSix(ケイ化タングステ
ン)等からなる電極を用いることができる。これらのn
型半導体層に対するオーミック電極は、いずれも耐熱性
に優れ、500℃以上の高温に曝される雰囲気下で使用
することができる。
【0017】ケイ化物は一般に不定比化合物であるた
め、金属元素とケイ素との比はxで表される。また、ケ
イ化物をオーミック電極として用いる場合、電極の形成
条件によってはケイ化物の一部が分解し、ケイ化物と、
金属と、ケイ素との混合物になることがある。このよう
な混合物であっても、電流−電圧特性の測定によりオー
ミック性を有することが確認されれば、オーミック電極
として使用することができる。
【0018】オーミック電極は、真空蒸着法、スパッタ
法、レーザアブレーション法等により半導体の表面に形
成することができる。特に、ケイ化物を用いて電極を形
成する場合は、組成ずれを防止し、良好なオーミック性
を確保する観点から、レーザアブレーション法により所
定のケイ化物を堆積し、その後、レーザ照射を行って半
導体の表面との密着性を高めることが望ましい。
【0019】尚、p型半導体層に形成したn型層の表面
にオーミック電極を形成した場合は、電圧値は増加する
方向にシフトする。一方、n型半導体層に形成したp型
層の表面にオーミック電極を形成した場合は、電圧値は
減少する方向にシフトする。
【0020】第1オーミック電極又は第2オーミック電
極の表面には、水素原子を有する分子から水素原子を解
離する作用を有する触媒を含有する触媒層が設けられ
る。触媒は、水素原子を有する分子から水素原子を解離
する作用を有するものであれば特に限定されないが、白
金族元素及び金の少なくとも一方を含有していることが
好ましい。更に、水素原子をより効率よく解離すること
ができるPt、Pd、Ir及びRhのうちの少なくとも
1種を含有していることが特に好ましい。
【0021】白金族元素等を用いて触媒層を設ける場
合、金属単体、合金、酸化物、化合物のいずれを使用し
てもよい。また、水素原子の解離を促進する触媒作用が
大きく損なわれない限り、白金族元素等を多孔質の誘電
体薄膜に担持させたものなどを用いることもできる。多
孔質体は表面積が大きく触媒活性がより高められる。こ
の多孔質誘電体薄膜としては、γ−アルミナ、コランダ
ム、スピネル、ペロブスカイト等の耐熱性に優れるセラ
ミック多孔体からなる薄膜を使用することができる。
【0022】触媒層の厚さは、選択した触媒の種類にも
よるが、10〜200nmとすることが好ましく、触媒
層の厚さが200nmを越えると、解離した水素原子が
オーミック電極と半導体層との界面に到達するのに要す
る時間が長くなり、ガスセンサの応答性が低下する傾向
にある。
【0023】pn接合の形成方法は特に限定されず、イ
オン注入法及びエキシマレ−ザの照射等によるドーピン
グ法で、使用する半導体層と異なる導電型の半導体層を
形成することができる。例えば、n型半導体層を用いた
場合は、ドーピングにより導電型がp型になった領域が
形成される。この領域を第1半導体層とすれば、領域外
のn型半導体層からなる領域が第2半導体層となる。更
に、p型半導体層を用いた場合は、ドーピングにより導
電型がn型になった領域が形成される。この領域を第1
半導体層とすれば、領域外のp型半導体層からなる領域
が第2半導体層となる。また、このドーピングにより導
電型が変換された一方の半導体層(第1半導体層)にコ
ンタクトしたオーミック電極の表面に触媒層が設けられ
る。
【0024】本発明のガスセンサでは、この導電型が変
換された半導体層は、この半導体層における不純物濃
度、即ち、ドーピングされたAl等の元素の濃度に応じ
た所定の膜厚を有する。これによって、出力が安定し、
且つ感度の高いガスセンサとすることができる。具体的
には、図1のように、この半導体層のうちの不純物濃度
の最大値をx(/cm)、不純物濃度が1×1017
/cm以上である部分の膜厚をy(nm)とした場合
に、y<(−350log10x+7450)となる膜
厚である場合に、より優れた安定性と感度とを有するガ
スセンサとすることができる。
【0025】本発明のpn接合ダイオード型のガスセン
サの構造は、積層型、プレナー型及びメサ型等とするこ
とができる。図2及び図3は積層型のガスセンサの横断
面を模式的に示す説明図である。また、図4及び図5は
メサ型のガスセンサの横断面を模式的に示す説明図であ
る。このメサ型の場合、プレナー型を基本としてメサエ
ッチング技術により電極間に凹み(例えば、図4におけ
る920、図5における921)を設けるのがよい。こ
れにより表面を流れるリーク電流の発生を効果的に防止
することができる。尚、図2〜5はあくまで説明図であ
り、本発明のガスセンサは、これらの図における各々の
構成部分の寸法比率及び大小関係には限定されない。
【0026】本発明のガスセンサは、ショットキーダイ
オード型ガスセンサに比べて以下のような特徴を有す
る。一般に、ショットキーダイオード型ガスセンサは、
半導体層と電極との間に1〜10nm程度の薄い均一な
絶縁膜を形成しないと、整流特性が得られない。しか
も、この絶縁膜に欠陥があると長期間の使用による経時
変化により絶縁破壊に至ることがある。しかし、1〜1
0nm程度の薄い均一な絶縁膜を工業的に形成するのは
非常に難しく、これがショットキーダイオード型ガスセ
ンサの製造コストが高くなる一因となる。このことは、
半導体としてマイクロパイプ等の欠陥が発生し易いSi
Cを用いた場合において特に顕著である。
【0027】一方、本発明のpn接合ダイオード型のガ
スセンサでは、ショットキーダイオード型ガスセンサと
は異なり、半導体層と電極との間にSiO2等の絶縁膜
は必ずしも必要ではない。そのため、高温下における絶
縁膜の絶縁破壊の問題がなく、信頼性がより高い。更
に、長期間の使用におけるダイオード特性の経時変化を
受け難く、環境変化にも耐えられるガスセンサとするこ
とができる。更に、SiCのようにマイクロパイプ等の
欠陥が発生し易い化合物半導体を用いた場合でも、ショ
ットキーダイオード型ガスセンサよりも製造コストを低
くすることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1(n型SiC層にイオン注入法によりp型層を
形成した実施例) (1)半導体層の形成 n型エピタキシャル層が形成されたn型6H−SiC半
導体層(Nドープは1.31×1018/cm、n型
エピタキシャル層の膜厚は10μm、Nドープ量は1.
8×1016/cm)のエピタキシャル層の所定の部
位に、イオン注入器によりAlイオンを30keVで
1×1013/cm、100keVで1×1013
cmの条件で注入した。その後、この半導体層を、ア
ルゴン気流中、1650℃で30分間熱処理し、Al元
素を活性化してp型層を形成し、pn結合を形成した。
熱処理後のAl元素の濃度プロファイルをSecond
ly Ion Mass Spectroscopy
[SIMS(二次イオン質量分析法)]により測定し
た。結果を図6に示す。
【0029】(2)オーミック電極の形成 n型面へのオーミック電極の形成 半導体層のエピタキシャル層が形成されていないn型面
に、DCスパッタリング装置により、300℃で、Ta
を50nm、次いで、Auを200nmの厚さに積層
し、オーミック電極を形成した。Au層はTa層の酸化
防止のためのキャップ層である。 p型面へのオーミック電極の形成 イオン注入によりp型となった面に、PtSiを使用
し、レーザアブレーション法により以下のようにしてオ
ーミック電極を形成した。真空度3×10−6Torr
に減圧した真空チャンバー内に、ターゲットであるPt
Si(株式会社高純度化学研究所製、純度;99.9
%、元素モル比;Pt/Si=1/1)と半導体層とを
配設した。その後、PtSiにKrFエキシマレーザ
(λ;248nm、τ;20ns)をエネルギー密度
2.5J/cm で500パルス照射し、ターゲット表
面から約3cm離れた位置に配設してある半導体層の所
定の部位に約15nmの厚さに堆積させた。次いで、堆
積させたPtSi皮膜に、上記レーザをエネルギー密度
1.0J/cmで100パルス照射してオーミック化
した。その後、再びターゲットに上記レーザをエネルギ
ー密度2.5J/cmで3000パルス照射し、Pt
Siを更に約70nm堆積させて、合計厚さ100nm
のPtSiオーミック電極を形成した。次いで、この電
極の表面に触媒層としてDCスパッタリング装置により
室温でPtを堆積し、PtSi/Ptの多層型とした。
その後、各々の電極とリードフレームとの間を、ワイヤ
ボンダーを用いてAuワイヤにより接続し、ガスセンサ
を作製した。
【0030】(3)性能評価 以下の各種の被検ガスに対するセンサ感度を、モデルガ
ス評価装置により測定した。測定条件は以下のとおりで
ある。 印加電流 :20mA 被検ガス温度:500℃ 被検ガス流量:15リットル(標準状態における1分間
当たりの流量) 被検ガス種 :H、NH、C 被検ガス濃度:20又は100ppm ベースガス :N 図7は、被検ガスを導入し、pn接合ダイオードの順方
向電流を20mA一定として電圧値を測定した場合の電
圧の変化量である。図7における左側のピークはNH
濃度20ppm時のピークであり、右側のピークはNH
濃度100ppm時のピークである。このように20
又は100ppmのNHを含有する被検ガスに対して
電圧の低下がみられ、ガス感度が得られており、且つN
濃度に応じた電圧変化量が得られていることが分か
る。また、H又はCを含有するそれぞれの被検
ガスに対しても同様に濃度に応じた電圧変化がみられ
た。これら3種類の被検ガスの濃度に対する電圧変化量
を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】比較例1 n型エピタキシャル層が形成されたn型6H−SiC半
導体層(Nドープは1.28×1018/cm、n型
エピタキシャル層の膜厚は10μm、Nドープ量は6.
3×1015/cm)のエピタキシャル層の所定の部
位に、イオン注入器によりAlイオンを30keVで
1×1014/cm、80keVで5×1012/c
、140keVで1.2×1013/cmの条件
で注入した。その後、半導体層を、アルゴン気流中、1
650℃で30分間熱処理し、Al元素を活性化してp
型層を形成し、pn結合を形成した。熱処理後のAl元
素の濃度プロファイルをSIMSにより測定した。結果
を図8に示す。次いで、実施例1と同様にして電極を形
成し、各々の電極とリードフレームとの間をAuワイヤ
により接続し、ガスセンサを作製した。このガスセンサ
を用いて以下の測定条件により各種の被検ガスに対する
センサ感度を、モデルガス評価装置により測定した。し
かし、熱処理後のAl元素の濃度が図8のようなプロフ
ァイルであるこのガスセンサでは、いずれの被検ガスに
対してもガス感度が得られなかった。 印加電流 :40mA 被検ガス温度:500℃ 被検ガス流量:15リットル(標準状態における1分間
当たりの流量) 被検ガス種 :H、NH、C 被検ガス濃度:100又は500ppm ベースガス :N
【0033】実施例2(比較例1のAl注入層を薄くし
た実施例) 比較例1で作製したガスセンサのAl注入層の、表面か
ら300nmの厚さ部分をArスパッタリング法により
除去し、Al注入層の厚さを500nmとした。その
後、実施例1と同様にして電極を形成し、各々の電極と
リードフレームとの間をAuワイヤにより接続し、比較
例1と同様にしてセンサ感度を評価した。その結果、図
9のように、100又は500ppmのNHを含有す
る被検ガスに対して順方向電流値一定で電圧の低下がみ
られ、ガス感度が得られた。図9における左側のピーク
はNH濃度100ppm時のピークであり、右側のピ
ークはNH濃度500ppm時のピークである。この
ようにNH濃度に応じた電圧変化量が得られた。ま
た、H又はCを含有するそれぞれの被検ガスに
対しても同様に濃度に応じた電圧変化がみられた。これ
ら3種類の被検ガスの濃度に対する電圧変化量を表2に
示す。
【0034】
【表2】
【0035】実施例3(n型SiC半導体層にレーザド
ーピング法によりp型層を形成した実施例) n型エピタキシャル層が形成されたn型6H−SiC半
導体層(Nドープは1.9×1018/cm、n型エ
ピタキシャル層の膜厚は10μm、Nドープ量は1.5
×1016/cm)のエピタキシャル層の所定の部位
に、エキシマレーザドーピング法によりAlイオンを
ドーピングしてp型層を形成し、pn結合を形成した。
Al元素の濃度プロファイルをSIMSにより測定し
た。結果を図10に示す。次いで、実施例1と同様にし
て電極を形成し、各々の電極とリードフレームとの間を
Auワイヤにより接続し、ガスセンサを作製した。この
ガスセンサを用いて以下の測定条件により各種の被検ガ
スに対するセンサ感度を、モデルガス評価装置により測
定した。 印加電流 :20mA 被検ガス温度:500℃ 被検ガス流量:15リットル(標準状態における1分間
当たりの流量) 被検ガス種 :H、NH、C 被検ガス濃度:20又は100ppm ベースガス :N その結果、図11のように、20又は100ppmのN
を含有する被検ガスに対して順方向電流値一定で電
圧の低下がみられ、ガス感度が得られた。図11におけ
る左側のピークはNH濃度20ppm時のピークであ
り、右側のピークはNH濃度100ppm時のピーク
である。このようにNH濃度に応じた電圧変化量が得
られた。また、H又はCを含有するそれぞれの
被検ガスに対しても同様に濃度に応じた電圧変化がみら
れた。これら3種類の被検ガスの濃度に対する電圧変化
量を表3に示す。
【0036】
【表3】
【0037】比較例2 n型エピタキシャル層が形成されたn型6H−SiC半
導体層(Nドープは1.65×1018/cm、n型
エピタキシャル層の膜厚は10μm、Nドープ量は7.
0×1015/cm)のエピタキシャル層の所定の部
位に、イオン注入器によりAlイオンを30keVで
2×1016/cm、80keVで1.5×1010
/cm、140keVで3×1016/cmの条件
で注入した。その後、半導体層を、アルゴン気流中、1
650℃で30分間熱処理し、Al元素を活性化してp
型層を形成し、pn結合を形成した。熱処理後のAl元
素の濃度プロファイルをSIMSにより測定した。結果
を図12に示す。次いで、実施例1と同様にして電極を
形成し、各々の電極とリードフレームとの間をAuワイ
ヤにより接続し、ガスセンサを作製した。このガスセン
サを用いて以下の測定条件により各種の被検ガスに対す
るセンサ感度を、モデルガス評価装置により測定した。 印加電流 :10mA 被検ガス温度:500℃ 被検ガス流量:15リットル(標準状態における1分間
当たりの流量) 被検ガス種 :H、NH、C 被検ガス濃度:100又は500ppm ベースガス :N しかし、熱処理後のAl元素の濃度が図12のようなプ
ロファイルであるこのガスセンサでは、いずれの被検ガ
スに対してもガス感度が得られなかった。また、このガ
スセンサのp型層のうちの不純物濃度が1×1017
cm以上である部分の膜厚は400nmであり、表面
から300nmの厚さ部分をArスパッタリング法によ
り除去し、p型層の厚さを100nmとした。その後、
実施例1と同様にして電極を形成し、実施例1と同様に
してセンサ感度を評価したが、いずれの被検ガスに対し
てもガス感度が得られなかった。
【0038】以上の実施例及び比較例のように、イオン
注入法、或いはレーザドーピング法によりAlのドーピ
ングを行って、その濃度(不純物濃度)の最大値と、濃
度が1×1017/cm以上である部分の厚さとを特
定することで、ガス感度が得られたり、得られなかった
りすることが分かる。また、実施例2のように、当初は
ガス感度が得られなかったものでも、濃度が1×10
17/cm以上である部分の厚さが所定内となるよう
に厚さを調整することにより、ガス感度が得られること
もある。一方、厚さ調整をしても、濃度が1×1017
/cm以上である部分の厚さが所定内となっていない
比較例2では、厚さ調整後もガス感度が得られていない
ことが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】触媒層が設けられたオーミック電極とコンタク
トしている半導体層の不純物濃度の最大値x(/c
)と、この半導体層のうちの不純物濃度が1×10
17/cm以上である部分の膜厚y(nm)とによ
り、本発明の範囲を表すグラフである。
【図2】p型半導体を用いた場合の積層型のpn接合ダ
イオード型ガスセンサの一例の横断面を模式的に示す説
明図である。
【図3】n型半導体を用いた場合の積層型のpn接合ダ
イオード型ガスセンサの他の例の横断面を模式的に示す
説明図である。
【図4】p型半導体を用いた場合のメサ型のpn接合ダ
イオード型ガスセンサの一例の横断面を模式的に示す説
明図である。
【図5】n型半導体を用いた場合のメサ型のpn接合ダ
イオード型ガスセンサの他の例の横断面を模式的に示す
説明図である。
【図6】実施例1のイオン注入層におけるAl元素、即
ち、不純物の濃度プロファイルを表すグラフである。
【図7】実施例1のpn接合ダイオード型ガスセンサに
おいて被検ガスを導入した場合の順方向定電流時の電圧
の変化量を表す説明図である。
【図8】比較例1のイオン注入層におけるAl元素、即
ち、不純物の濃度プロファイルを表すグラフである。
【図9】実施例2のpn接合ダイオード型ガスセンサに
おいて被検ガスを導入した場合の順方向定電流時の電圧
の変化量を表す説明図である。
【図10】実施例3のイオン注入層におけるAl元素、
即ち、不純物の濃度プロファイルを表すグラフである。
【図11】実施例3のpn接合ダイオード型ガスセンサ
において被検ガスを導入した場合の順方向電流時の電圧
の変化量を表す説明図である。
【図12】比較例2のイオン注入層におけるAl元素、
即ち、不純物の濃度プロファイルを表すグラフである。
【符号の説明】
1、110;p型半導体層、10、111;n型半導体
層、2、210;p型エピタキシャル層、20、21
1;n型エピタキシャル層、3、310;n型ドープ領
域層、30、311;p型ドープ領域層、4、410;
n型用オーミック電極、40、411;p型用オーミッ
ク電極、5、50、510、511;触媒層、6、61
0;p型用オーミック電極、60、611;n型用オー
ミック電極、7、70、8、80、710、810、7
11、811;取り出し線、9;実施例1で用いた積層
型のpn接合ダイオード型ガスセンサ、90;実施例2
で用いた積層型のpn接合ダイオード型ガスセンサ、9
10;p型半導体を用いたメサ型のpn接合ダイオード
型ガスセンサ、911;n型半導体を用いたメサ型のp
n接合ダイオード型ガスセンサ、920、921;メサ
エッチングによる電極間の凹み。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中嶋 堅志郎 名古屋市名東区高針原1−801 (72)発明者 江龍 修 名古屋市昭和区狭間町27−1−25 (72)発明者 奥山 康生 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 横井 等 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 (72)発明者 大島 崇文 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 Fターム(参考) 2G046 AA05 AA10 AA22 AA23 BA01 BA04 BA09 BC01 EA02 EA04 EA09 FE38 2G060 AA01 AE19 AF07 BA07 CA07 DA02 DA10 DA11 KA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 p型又はn型の第1半導体層と、 該第1半導体層とは異なる型の第2半導体層と、 該第1半導体層とコンタクトしている第1オーミック電
    極と、 該第2半導体層とコンタクトしている第2オーミック電
    極と、 該第1オーミック電極又は該第2オーミック電極の表面
    に設けられた触媒層と、を備えるpn接合ダイオード型
    のガスセンサであって、 該触媒層が設けられたオーミック電極とコンタクトして
    いる半導体層は、不純物濃度に応じた所定の膜厚を有す
    ることを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】 触媒層が設けられたオーミック電極とコ
    ンタクトしている上記半導体層の上記不純物濃度の最大
    値をx(/cm)、該半導体層のうちの該不純物濃度
    が1×1017/cm以上である部分の膜厚をy(n
    m)とした場合に、y<−350log10x+745
    0である請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 【請求項3】 上記第1半導体層及び上記第2半導体層
    のうちの少なくとも一方が炭化珪素からなる請求項1又
    は2に記載のガスセンサ。
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