JP2004508232A - スティックのり - Google Patents
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- A45D40/02—Casings wherein movement of the lipstick or like solid is a sliding movement
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Abstract
本発明は、接着剤を塗布するためのスティックのり(1)に関するものである。該スティックは、細長い接着剤の本体を軸方向に移動させるために使用するスピンドル駆動機構(5)を持った、円筒形のハウジング(2)を含んでいる。スピンドル駆動機構(5)に接続されたツイストグリップ(4)が、ハウジング(2)の一端に設けられている。ツイストグリップ(4)の外側に接続されたケース(7)が、円筒形のハウジング(2)上に、回転可能な形で装着されている。該ケースは、刷り込み(14)が設けられているハウジング(2)が見えるようにするため、その少なくとも一部が透明又は穴明きになるように設計される。
Description
【0001】
本発明は、接着剤を塗布するためのスティックのりに関するものであって、接着剤の細長い本体を該本体の軸方向に変位させるための、スピンドル駆動機構を内含する円筒形ハウジングを含み、このハウジングの片端にツイストグリップが具備され、スピンドル機構に連結されている。
【0002】
かかるスティックのりは、例えばWO95/28857,DE9209241U及び数多くのその他の刊行物で知られている。接着剤の本体は、紙にのりを付けるために特に適している。きわめて使いやすく接着部位の外側の汚損、例えば後垂れなどによる汚損をほぼ起こり得なくすることから、かかるスティックのりは、特に子供達の間で非常に人気がある。しかしながら、かかるスティックのりは子供達にとって視覚的に魅力的であることが少なく、しかもスティックのりの大きな部域、すなわちハウジングのケース面が未使用のままである。
【0003】
US5,525,383A号から、視覚的により魅力的にするための、半透明又は透明な外装をもつ飲料カップが知られている。この場合、同じ幅の透明なストリップをもつフィルムでカバーされているストリップ形状の画像の中で、フィルムが回転したときに動画効果が生み出されるようなモアレ効果が利用されている。
【0004】
本発明の目的は、ユーザーにとってきわめて便利であることに加えて、スティックのりを子供達にとってさらに一層魅力あるものにする、特に子供向けのさらなる特長をもつ、冒頭で定義したタイプのスティックのりを提供することにある。これまでの既知のスティックにおいては、完全に未使用であり続けてきたハウジングのケース面は、この目的に特に適している。
【0005】
冒頭で定義したタイプの発明力あるスティックのりは、円筒形ハウジング上で、ツイストグリップに続いてスリーブが外側に回転可能な形で取付けられており、該スリーブは、少なくとも部分的に透明であるか又は孔あけされており、それを通して刷り込み(imprint)の備わったハウジングの上を見通せるように設計されていることを特徴とする。
【0006】
この要領で、まず第1に子供達となるユーザーにとって、最も可変的な視覚的魅力を生み出すことができ、かくしてスティックのりをさらに魅力あるものにすることができる。
【0007】
ツイストグリップが回転させられた時点で、スリーブが自動的に同時回転することになる特に単純な構造については、ツイストグリップがスリーブと一体を成して連結されているのが適切である。
【0008】
同様にして、有利にもスリーブが確動的はめ合いでツイストグリップに連結されている場合には、単純な要領でツイストグリップと共にスリーブを同時回転させることが可能である。
【0009】
ツイストグリップとスリーブの自動的同時回転は、スリーブが摩擦ばめによりツイストグリップに単純に連結されている場合にも同様に達成できる。
【0010】
ハウジングが、ツイストグリップからわずかに広くなっている円錐形状をもつ場合、スリーブは少なくとも1方向に軸方向にしっかりと固定されることになり、かくしてこの方向でハウジングからすべって外れることはもはやできない。
【0011】
ツイストグリップの方向に軸方向にしっかりと固定するためには、ツイストグリップが、ハウジングに面するその端部領域で、スリーブ上での突合せのためその表面上に半径方向の横断面拡大部分を有することが有利である。
【0012】
スリーブのための材料節約用停止帯を得るには、横断面拡大部分としてノブを具備するのが適切である。
【0013】
スリーブをツイストグリップ方向で軸方向にしっかりと固定する、完全停止帯突出部分のためには、横断面拡大部分としてビードが具備されるのが適切である。
【0014】
ツイストグリップ方向でのスリーブの軸方向のしっかりした固定は同様に、ツイストグリップとハウジングの間に、少なくともスリーブの直径に対応する外径をもつリング又はリングディスクをそれぞれ具備することによっても、構造的に単純な要領で得ることができる。
【0015】
ハウジングが、スリーブ内のそれぞれの溝と係合して、それを軸方向にしっかり固定するビードを両方の端部領域内に含む場合、スリーブは半径方向に回転でき、しかも軸方向にすべることがない。
【0016】
ユーザーがより優れた視覚的効果を得ることができるようにするためには、単数又は複数のシースルー位置において、スリーブの部分的に透明な又は有孔の領域がハウジング上に具備された刷り込みと関連性をもっていることが有利である。
【0017】
特に例えば学校などでスティックのりを使用することになる子供達にとって、特に魅力ある実施形態については、前記刷り込みとしてマトリクスが具備され、該マトリクスがそれぞれ第1の行又は列の中に1〜10又は11〜20の数字をそれぞれ含み、残りのマトリクス部位上にはそれぞれ第1行の数字とそれぞれの第1列の数字の乗算の結果を示し、スリーブは、各々第1行内の1つの数字及び第1列内の1つの数字、ならびにそれらの乗算の結果をそれを通して見ることができるようにする透明な又は有孔の部位を有していることが有利である。
【0018】
モアレ効果を生み出すために、ハウジング上の刷り込みがストリップ状に網かけされたその部域内に少なくとも存在し、スリーブが、ハウジング上の刷り込みの網がけストリップの幅に対応する幅の、少なくとも部分的に透明なストリップを含んでいる場合に、接着ピンを子供達にとって特に魅力あるものにする動画効果を有利にも得ることができる。
【0019】
以下では、本発明について、図面に例示されている好ましい実施例を用いて、より詳細に説明するが、本発明はこれに制限されるわけではない。
【0020】
図1は、カバーキャップ3が上に具備された円筒形ハウジング2を伴うスティックのり1を示す。ツイストグリップ4が、ハウジング2の下端部に具備され、マウント6内に固定された接着剤の円筒形本体(図示せず)の軸方向変位のため、スピンドル駆動機構5に連結されている。マウント6は、ハウジング2の内部に回転しないようにしっかりと固定され、ツイストグリップ4が回転させられた時点で、接着剤の本体が軸方向に変位させられるような形で、スピンドルナットの要領でスピンドル駆動機構5とネジ込み係合状態にある。
【0021】
図1に例示されている実施例においては、スリーブ7は、ツイストグリップ4に一体化した形で連結されている。スリーブ7は、ハウジング2上を見通せるように、少なくとも部分的に透明な又は有孔の部域13(図7参照)を含んで成る。ハウジング2上には、それぞれツイストグリップ4を回転させることによって、それぞれ透明な又は有孔の部域と関連性ある状態となりうる刷り込み14(図7参照)が具備されている。
【0022】
図2では、円筒形ハウジング2をとり囲むスリーブ7を伴うスティックのり1も示されている。図2に例示されている実施例においては、スリーブ7は、確動的ロック連結によりツイストグリップ4に連結されている。すなわち、ツイストグリップ4の外周とスリーブ7の内径が、圧入により連結されている。一方、ハウジング2の外径とスリーブ7の内径の間には、わずかなあそびが存在し、かくして今度は、ツイストグリップ4が回転させられた時点で、ハウジング2との関係において異なる位置にスリーブ7をもっていくことができ、かくして、スリーブ7の透明な又は有孔の部域を、それぞれにスリーブ2の外側の上の刷り込みと関連性ある状態におくことができる。
【0023】
図3では今度は、その円筒形ハウジング2上にスリーブ7が具備されている、スティックのり1が示されている。ここでは、スリーブ7とツイストグリップ4の間の連結は、スリーブ7のくぼみ9に係合するツイストグリップ4のケース面上の半径方向突出部分を介してもたらされ、かくしてスリーブ7とツイストグリップ4の間に、確動的ロック連結を提供する。かくして今度は、ツイストグリップ4が静止したハウジング2との関係において回転させられた時点で、スリーブ7がツイストグリップ4と同時に回転することになり、かくしてスリーブ7は、ツイストグリップ4を回転させることにより、ハウジング2との関係において調整可能である。
【0024】
図4では、実質的に円筒形形状をもち、その外径が、カバーキャップ3に向かってわずかに広くなり、かくしてわずかに円錐形の形状が作り上げられている、ハウジング2をもつスティックのり1が示されている。ハウジング2の外側の円錐形設計により、円筒形のスリーブ7は、カバーキャップ3に面するハウジング2の端部において、比較的密にハウジング2と接触し、かくして図4の例示に従うとそれが上方向にハウジング2からすべって外れることはできないようになっている。下方向に滑り落ちないように、スティックのり1上にスリーブ2をしっかりと軸方向固定するために、ツイストグリップ4は、ハウジング2に面するその端部領域で半径方向に突出するノブ10(図8も参照のこと)を含み、スリーブ7はこれらのノブ10上に突き合わさる。従って、図4に例示されている実施例においては、スリーブ7は、ツイストグリップ4が回転させられていない場合、同時回転せず、ツイストグリップ4が回転させられた時点で、ハウジング2との関係において休止位置にとどまることになる。しかしながら、スリーブ7は、ハウジング2の上端部での、摩擦係合を克服するトルクを加えることにより、ハウジング2との関係において容易に回転可能である。この要領で、ツイストグリップ4の位置とは無関係に、ハウジング2の上に具備された刷り込みとの関係において、スリーブ7の透明な又は有孔の部域をそれぞれに調整することができる。
【0025】
図5においては、スリーブ7が同じくハウジング2の円錐形形状により上向きに保持されているものの、ツイストグリップ4の方向でのスリーブ7の滑り落ちを防ぐために、ツイストグリップ4とハウジング2の間に環状ディスク10′が具備されている、図4に従ったスティックのり1と類似のスティックのり1が示されている。この環状ディスク10′は、スリーブ7よりも幾分か広い外径をもち、かくしてスリーブはハウジング2上に長手方向に高い信頼性で、しっかりと固定される。
【0026】
図6は、スリーブ7が環状溝12により、ハウジング2上に回転可能な形で取付けられているスティックのり1を示している。カバーキャップ3に面する上端部領域内、及びツイストグリップ4に面する下端部領域内に具備されている、環状溝12は各々、ハウジング2の外部面上に具備され、前記溝内に係合するビード11と連動する。かくして、スリーブ7はハウジング2上に軸方向にしっかりと固定され、しかもスリーブ7はハウジング2との関係において回転され得る。しかしながら、かかる回転は、ツイストグリップ4の回転とは独立して起こることになる。
【0027】
図7は、スリーブ7がグリップ4と一体化して連結され、有孔部域13を含んで成るスティックのり1の図を示す。ハウジング2の外部面上には、マトリクスを形成する刷り込み14が具備され、ここでマトリクス第1行又は第1列はそれぞれ「1」〜「10」(又は「11」〜「20」)の数字を含み、残りのマトリクス部位は、第1行内及び第1列内のそれぞれの数字の乗算の結果を含む。スリーブ7を回転させることにより、有孔部域13をハウジング2との関係において回転させることができ、かくして各ケースで、ハウジング上に具備されたマトリクスの第1行の第1部位又は第1列の部位がそれぞれ、これらの2つの数字の乗算の結果と同様、目に見えるようになる。
【0028】
図8においては、透明なストリップ15を伴うスリーブ7をもつ、スティックのり1が示されている。スリーブ7は、ツイストグリップ4上の半径方向に突出するノブ10の下で、ハウジング2の円錐形形状によって軸方向にしっかり固定されている。ハウジング2上には、ストリップ内に網がけされている刷り込みが具備され、これらのストリップは、スリーブ7の透明なストリップの幅と同じ幅を有する。このようにして、ハウジング2上でスリーブ7を回転させることにより、モアレ効果としても知られている動画効果を生み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
グリップに一体化して連結されたスリーブを伴う、スティックのりの長手方向断面を示す。
【図2】
グリップ上に摩擦係合されたスリーブを伴う、スティックのりを通した長手方向断面を示す。
【図3】
グリップに確動的に連結されたスリーブを含む、スティックのりの長手方向断面を示す。
【図4】
わずかに円錐形をしたハウジング及びノブを伴う、ツイストグリップを有するスティックのりの長手方向断面を示す。
【図5】
ハウジングとツイストグリップの間に環状ディスクを含む、図4に類似したスティックのりを示す。
【図6】
2つのビーズを介してハウジング上に回転可能な形で取付けられたスリーブを含む、スティックのりの長手方向断面を示す。
【図7】
最高10までの乗算表の表示を伴う、スティックのりの前面図を示す。
【図8】
モアレ効果を生み出すための網がけされた部分的に透明なスリーブを伴う、スティックのりの前面図を示す。
本発明は、接着剤を塗布するためのスティックのりに関するものであって、接着剤の細長い本体を該本体の軸方向に変位させるための、スピンドル駆動機構を内含する円筒形ハウジングを含み、このハウジングの片端にツイストグリップが具備され、スピンドル機構に連結されている。
【0002】
かかるスティックのりは、例えばWO95/28857,DE9209241U及び数多くのその他の刊行物で知られている。接着剤の本体は、紙にのりを付けるために特に適している。きわめて使いやすく接着部位の外側の汚損、例えば後垂れなどによる汚損をほぼ起こり得なくすることから、かかるスティックのりは、特に子供達の間で非常に人気がある。しかしながら、かかるスティックのりは子供達にとって視覚的に魅力的であることが少なく、しかもスティックのりの大きな部域、すなわちハウジングのケース面が未使用のままである。
【0003】
US5,525,383A号から、視覚的により魅力的にするための、半透明又は透明な外装をもつ飲料カップが知られている。この場合、同じ幅の透明なストリップをもつフィルムでカバーされているストリップ形状の画像の中で、フィルムが回転したときに動画効果が生み出されるようなモアレ効果が利用されている。
【0004】
本発明の目的は、ユーザーにとってきわめて便利であることに加えて、スティックのりを子供達にとってさらに一層魅力あるものにする、特に子供向けのさらなる特長をもつ、冒頭で定義したタイプのスティックのりを提供することにある。これまでの既知のスティックにおいては、完全に未使用であり続けてきたハウジングのケース面は、この目的に特に適している。
【0005】
冒頭で定義したタイプの発明力あるスティックのりは、円筒形ハウジング上で、ツイストグリップに続いてスリーブが外側に回転可能な形で取付けられており、該スリーブは、少なくとも部分的に透明であるか又は孔あけされており、それを通して刷り込み(imprint)の備わったハウジングの上を見通せるように設計されていることを特徴とする。
【0006】
この要領で、まず第1に子供達となるユーザーにとって、最も可変的な視覚的魅力を生み出すことができ、かくしてスティックのりをさらに魅力あるものにすることができる。
【0007】
ツイストグリップが回転させられた時点で、スリーブが自動的に同時回転することになる特に単純な構造については、ツイストグリップがスリーブと一体を成して連結されているのが適切である。
【0008】
同様にして、有利にもスリーブが確動的はめ合いでツイストグリップに連結されている場合には、単純な要領でツイストグリップと共にスリーブを同時回転させることが可能である。
【0009】
ツイストグリップとスリーブの自動的同時回転は、スリーブが摩擦ばめによりツイストグリップに単純に連結されている場合にも同様に達成できる。
【0010】
ハウジングが、ツイストグリップからわずかに広くなっている円錐形状をもつ場合、スリーブは少なくとも1方向に軸方向にしっかりと固定されることになり、かくしてこの方向でハウジングからすべって外れることはもはやできない。
【0011】
ツイストグリップの方向に軸方向にしっかりと固定するためには、ツイストグリップが、ハウジングに面するその端部領域で、スリーブ上での突合せのためその表面上に半径方向の横断面拡大部分を有することが有利である。
【0012】
スリーブのための材料節約用停止帯を得るには、横断面拡大部分としてノブを具備するのが適切である。
【0013】
スリーブをツイストグリップ方向で軸方向にしっかりと固定する、完全停止帯突出部分のためには、横断面拡大部分としてビードが具備されるのが適切である。
【0014】
ツイストグリップ方向でのスリーブの軸方向のしっかりした固定は同様に、ツイストグリップとハウジングの間に、少なくともスリーブの直径に対応する外径をもつリング又はリングディスクをそれぞれ具備することによっても、構造的に単純な要領で得ることができる。
【0015】
ハウジングが、スリーブ内のそれぞれの溝と係合して、それを軸方向にしっかり固定するビードを両方の端部領域内に含む場合、スリーブは半径方向に回転でき、しかも軸方向にすべることがない。
【0016】
ユーザーがより優れた視覚的効果を得ることができるようにするためには、単数又は複数のシースルー位置において、スリーブの部分的に透明な又は有孔の領域がハウジング上に具備された刷り込みと関連性をもっていることが有利である。
【0017】
特に例えば学校などでスティックのりを使用することになる子供達にとって、特に魅力ある実施形態については、前記刷り込みとしてマトリクスが具備され、該マトリクスがそれぞれ第1の行又は列の中に1〜10又は11〜20の数字をそれぞれ含み、残りのマトリクス部位上にはそれぞれ第1行の数字とそれぞれの第1列の数字の乗算の結果を示し、スリーブは、各々第1行内の1つの数字及び第1列内の1つの数字、ならびにそれらの乗算の結果をそれを通して見ることができるようにする透明な又は有孔の部位を有していることが有利である。
【0018】
モアレ効果を生み出すために、ハウジング上の刷り込みがストリップ状に網かけされたその部域内に少なくとも存在し、スリーブが、ハウジング上の刷り込みの網がけストリップの幅に対応する幅の、少なくとも部分的に透明なストリップを含んでいる場合に、接着ピンを子供達にとって特に魅力あるものにする動画効果を有利にも得ることができる。
【0019】
以下では、本発明について、図面に例示されている好ましい実施例を用いて、より詳細に説明するが、本発明はこれに制限されるわけではない。
【0020】
図1は、カバーキャップ3が上に具備された円筒形ハウジング2を伴うスティックのり1を示す。ツイストグリップ4が、ハウジング2の下端部に具備され、マウント6内に固定された接着剤の円筒形本体(図示せず)の軸方向変位のため、スピンドル駆動機構5に連結されている。マウント6は、ハウジング2の内部に回転しないようにしっかりと固定され、ツイストグリップ4が回転させられた時点で、接着剤の本体が軸方向に変位させられるような形で、スピンドルナットの要領でスピンドル駆動機構5とネジ込み係合状態にある。
【0021】
図1に例示されている実施例においては、スリーブ7は、ツイストグリップ4に一体化した形で連結されている。スリーブ7は、ハウジング2上を見通せるように、少なくとも部分的に透明な又は有孔の部域13(図7参照)を含んで成る。ハウジング2上には、それぞれツイストグリップ4を回転させることによって、それぞれ透明な又は有孔の部域と関連性ある状態となりうる刷り込み14(図7参照)が具備されている。
【0022】
図2では、円筒形ハウジング2をとり囲むスリーブ7を伴うスティックのり1も示されている。図2に例示されている実施例においては、スリーブ7は、確動的ロック連結によりツイストグリップ4に連結されている。すなわち、ツイストグリップ4の外周とスリーブ7の内径が、圧入により連結されている。一方、ハウジング2の外径とスリーブ7の内径の間には、わずかなあそびが存在し、かくして今度は、ツイストグリップ4が回転させられた時点で、ハウジング2との関係において異なる位置にスリーブ7をもっていくことができ、かくして、スリーブ7の透明な又は有孔の部域を、それぞれにスリーブ2の外側の上の刷り込みと関連性ある状態におくことができる。
【0023】
図3では今度は、その円筒形ハウジング2上にスリーブ7が具備されている、スティックのり1が示されている。ここでは、スリーブ7とツイストグリップ4の間の連結は、スリーブ7のくぼみ9に係合するツイストグリップ4のケース面上の半径方向突出部分を介してもたらされ、かくしてスリーブ7とツイストグリップ4の間に、確動的ロック連結を提供する。かくして今度は、ツイストグリップ4が静止したハウジング2との関係において回転させられた時点で、スリーブ7がツイストグリップ4と同時に回転することになり、かくしてスリーブ7は、ツイストグリップ4を回転させることにより、ハウジング2との関係において調整可能である。
【0024】
図4では、実質的に円筒形形状をもち、その外径が、カバーキャップ3に向かってわずかに広くなり、かくしてわずかに円錐形の形状が作り上げられている、ハウジング2をもつスティックのり1が示されている。ハウジング2の外側の円錐形設計により、円筒形のスリーブ7は、カバーキャップ3に面するハウジング2の端部において、比較的密にハウジング2と接触し、かくして図4の例示に従うとそれが上方向にハウジング2からすべって外れることはできないようになっている。下方向に滑り落ちないように、スティックのり1上にスリーブ2をしっかりと軸方向固定するために、ツイストグリップ4は、ハウジング2に面するその端部領域で半径方向に突出するノブ10(図8も参照のこと)を含み、スリーブ7はこれらのノブ10上に突き合わさる。従って、図4に例示されている実施例においては、スリーブ7は、ツイストグリップ4が回転させられていない場合、同時回転せず、ツイストグリップ4が回転させられた時点で、ハウジング2との関係において休止位置にとどまることになる。しかしながら、スリーブ7は、ハウジング2の上端部での、摩擦係合を克服するトルクを加えることにより、ハウジング2との関係において容易に回転可能である。この要領で、ツイストグリップ4の位置とは無関係に、ハウジング2の上に具備された刷り込みとの関係において、スリーブ7の透明な又は有孔の部域をそれぞれに調整することができる。
【0025】
図5においては、スリーブ7が同じくハウジング2の円錐形形状により上向きに保持されているものの、ツイストグリップ4の方向でのスリーブ7の滑り落ちを防ぐために、ツイストグリップ4とハウジング2の間に環状ディスク10′が具備されている、図4に従ったスティックのり1と類似のスティックのり1が示されている。この環状ディスク10′は、スリーブ7よりも幾分か広い外径をもち、かくしてスリーブはハウジング2上に長手方向に高い信頼性で、しっかりと固定される。
【0026】
図6は、スリーブ7が環状溝12により、ハウジング2上に回転可能な形で取付けられているスティックのり1を示している。カバーキャップ3に面する上端部領域内、及びツイストグリップ4に面する下端部領域内に具備されている、環状溝12は各々、ハウジング2の外部面上に具備され、前記溝内に係合するビード11と連動する。かくして、スリーブ7はハウジング2上に軸方向にしっかりと固定され、しかもスリーブ7はハウジング2との関係において回転され得る。しかしながら、かかる回転は、ツイストグリップ4の回転とは独立して起こることになる。
【0027】
図7は、スリーブ7がグリップ4と一体化して連結され、有孔部域13を含んで成るスティックのり1の図を示す。ハウジング2の外部面上には、マトリクスを形成する刷り込み14が具備され、ここでマトリクス第1行又は第1列はそれぞれ「1」〜「10」(又は「11」〜「20」)の数字を含み、残りのマトリクス部位は、第1行内及び第1列内のそれぞれの数字の乗算の結果を含む。スリーブ7を回転させることにより、有孔部域13をハウジング2との関係において回転させることができ、かくして各ケースで、ハウジング上に具備されたマトリクスの第1行の第1部位又は第1列の部位がそれぞれ、これらの2つの数字の乗算の結果と同様、目に見えるようになる。
【0028】
図8においては、透明なストリップ15を伴うスリーブ7をもつ、スティックのり1が示されている。スリーブ7は、ツイストグリップ4上の半径方向に突出するノブ10の下で、ハウジング2の円錐形形状によって軸方向にしっかり固定されている。ハウジング2上には、ストリップ内に網がけされている刷り込みが具備され、これらのストリップは、スリーブ7の透明なストリップの幅と同じ幅を有する。このようにして、ハウジング2上でスリーブ7を回転させることにより、モアレ効果としても知られている動画効果を生み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
グリップに一体化して連結されたスリーブを伴う、スティックのりの長手方向断面を示す。
【図2】
グリップ上に摩擦係合されたスリーブを伴う、スティックのりを通した長手方向断面を示す。
【図3】
グリップに確動的に連結されたスリーブを含む、スティックのりの長手方向断面を示す。
【図4】
わずかに円錐形をしたハウジング及びノブを伴う、ツイストグリップを有するスティックのりの長手方向断面を示す。
【図5】
ハウジングとツイストグリップの間に環状ディスクを含む、図4に類似したスティックのりを示す。
【図6】
2つのビーズを介してハウジング上に回転可能な形で取付けられたスリーブを含む、スティックのりの長手方向断面を示す。
【図7】
最高10までの乗算表の表示を伴う、スティックのりの前面図を示す。
【図8】
モアレ効果を生み出すための網がけされた部分的に透明なスリーブを伴う、スティックのりの前面図を示す。
Claims (13)
- 接着剤の細長い本体を該本体の軸方向に変位させるためのスピンドル駆動機構(5)を収納する円筒形ハウジング(2)を含み、ツイストグリップ(4)がこのハウジング(2)の片端に配備され且つ該スピンドル機構(5)に連結されている、接着剤を塗布するためのスティックのり(1)であって、円筒形ハウジング(2)上にあり、ツイストグリップ(4)に続いてスリーブ(7)が外側に回転可能に取付けられており、該スリーブは、少なくとも部分的に透明であるか又は孔あけされており、そこを通して刷り込み(14)の備わったハウジング(2)を見通せるように設計されていることを特徴とするスティックのり。
- スリーブ(7)がツイストグリップ(4)に一体的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のスティックのり。
- スリーブ(7)がツイストグリップ(4)に確動的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のスティックのり。
- スリーブ(7)が摩擦係合によりツイストグリップ(4)に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のスティックのり。
- ハウジング(2)が、ツイストグリップ(4)から前方へわずかに広くなる円錐形状を有することを特徴とする請求項1に記載のスティックのり。
- ツイストグリップ(4)が、その表面でハウジング(2)に面するその端部領域内に、スリーブが突き合わさるための半径方向の横断面拡大部分(10)を有することを特徴とする請求項1又は5に記載のスティックのり。
- 前記横断面拡大部分(10)としてノブが具備されていることを特徴とする請求項1又は5に記載のスティックのり。
- 前記横断面拡大部分(10)としてビードが具備されていることを特徴とする請求項1又は5に記載のスティックのり。
- 環状ディスク(10′)がツイストグリップ(4)とハウジング(2)の間に具備され、前記環状ディスクの外径が少なくともスリーブ(7)の直径に対応することを特徴とする請求項1又は5に記載のスティックのり。
- ハウジング(2)が両方の端部領域内にビード(11)を有し、このビードがスリーブ(7)内の付随する溝(12)内に係合してスリーブを軸方向に固定することを特徴とする請求項1に記載のスティックのり。
- 単数又は複数のシースルー位置においてスリーブ(7)の部分的に透明な又は有孔の部域(13,15)が、ハウジング(2)上に具備された刷り込み(14)と関連性をもつことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のスティックのり。
- ハウジング(2)上の前記刷り込み(14)としてマトリックスが具備され、該マトリックスがそれぞれその第1行又は列の中にそれぞれ「1」〜「10」又は「11」〜「20」の数字を含み、残りのマトリクス部位上にそれぞれの第1行の数字とそれぞれの第1列の数字の乗算の結果を示し、スリーブは、各々第1行内の1つの数字及び第1列内の1つの数字ならびにそれらの乗算の結果をそれを通して見ることができるようにする透明な又は有孔の部位(13)を有していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のスティックのり。
- ハウジング(2)上の刷り込み(14)が、モアレ効果を生み出すためストリップ状に網かけされたその部域内に少なくとも存在し、スリーブ(7)が、ハウジング(2)上の刷り込み(14)の網かけストリップの幅に対応する幅の少なくとも部分的に透明なストリップ(15)を含んで成ることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のスティックのり。
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