JP2004505656A - 光ファイバ照明付属品 - Google Patents
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Abstract
本発明は、光ファイバ照明を利用した照明付属品システムに関する。幾つかの実施例においては、本発明の前記照明付属品システムを、例えば鉗子などの手で使用する器具と組み合わせて、前記器具の把持先端部を照明してもよい。前記照明付属品システムは、照明手段によって妨げられることなく物体が照明及び把持される、照明可能な器具を提供する。幾つかの実施例においては、前記照明付属品システムを医療用又は外科用の器具に使用してもよい。
Description
【0001】
発明の分野
一実施態様においては、本発明は、照明可能な器具を提供するための照明付属品システムに関する。より詳細には、本発明は、外科用または医療用器具に固定可能な光ファイバ照明付属品に関する。
【0002】
発明の背景
外科処置を行う医師は、体腔内に位置する体組織又はその他の加工物をより明瞭に見る必要に迫られることが頻繁にある。この必要を満たすために、様々な照明システムが考案されてきた。その一例が、オーバーヘッド照明具である。手術室内で使用されるオーバーヘッド照明具は、外科医がこのこの照明具を用いて手術野をより明瞭に見ることが出来るように、方向を変えることが可能であり、また焦点を調節可能なものもある。しかしながら、オーバーヘッド照明具の光源による照明は、比較的広範囲に拡散する種類の照明である。別の例には、人が手で持って使用する照明付きの器具がある。特定の対象部位に直接に光を照射するために、外科医及びその他の手術室職員が、例えば照明付きのレトラクタや可撓性の外科用フラッシュライトなどのハンドヘルド形の照明具を使用することがある。しかし、そのような照明具を外科医が持つと、外科医が他の作業に必要とする手が拘束されてしまう。そのような照明具を外科手術チームの他の構成員が持つと、前記照明具を持っている構成員は、外科医が照射したい対象に前記照明光を正確に照射することができない場合がある。上述の照明システムのこれらの制約の幾つかを克服するために、外科医が従来の外科用ヘッドライトを装着することがある。しかし、そのような外科用ヘッドライトにも、制約がある。外科用ヘッドライトは、通常、重く、不快であり、熱い。また、外科医の視線に正確に沿うように、周期的に、又は、可能な場合には頻繁に方向を変えることが必要な場合がある。手術チームの他の構成員は、特に体腔深部での処置の際には、外科医の前記ライトを遮ったり、これに当たったりしないように、注意する必要がある。前記ライト自体が高熱を発するために、万が一組織に接触してしまった場合には、組織を焼いてしまうおそれがある。更に、前記ヘッドライト及び関連する装置はいずれも滅菌されていないので、外科医及び手術チーム構成員は、手術野を汚染しないように注意しなければならない。従って、手術部位又はその他の操作対象の加工物のみを照射することの可能な、使い易い照明システムが求められている。更に、そのようなシステムを1回限りで使い捨て可能に構成することも求められている。そのようなシステムが、前記手術を安全に行うために、前記手術チーム全体が行う動作及び操作を含めた前記手術の実際の活動を妨げないようになっていると有利であろう。
【0003】
凹んだ領域又はその他の手の届かない領域を照射可能な照明付属品が有用なその他の環境は、当業者に明らかであろう。とりわけ、手の届きにくい領域内で把持対象の物体を照明可能であり、かつ前記物体の前記把持を妨げない器具が必要とされている。
【0004】
発明の概要
一実施態様においては、本発明は、器具の近位端に固定可能な固定口金と、光ファイバを利用し、近位端が前記固定口金に取り付けられ、遠位端が前記器具の表面に沿って遠位方向に延伸して前記器具の遠位表面を照明する、光ガイドと、前記光ファイバの前記近位端に接続された、前記光ファイバの前記近位端に光エネルギーを伝達する光ファイバケーブル装置と、を備えた照明付属品システムを提供する。
前記照明付属品システムが、前記光ガイドを前記器具の前記表面に取り付ける取付クリップを更に備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記固定口金が前記器具の前記近位端を被覆してもよい。幾つかの実施例においては、前記光ガイドがハイポチューブを備えてもよい。前記ハイポチューブが調節可能であってもよい。前記光ガイドが前記器具の中心に配置されてもよい。幾つかの実施例においては、前記固定口金が取付手段を有してもよい。幾つかの実施例においては、前記取付手段が、摩擦ばめ、止めねじ、ラチェット、ケーブルタイ、接着剤、ばねクランプ、ローラークランプ、カム又はレバーロック、弾性の材料又は面ファスナ、溶接、リベット、緊密な摩擦ばめ又は化学結合からなる群から選択されてもよい。前記取付手段が弾性ポリマーを備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記器具が、近位方向に収束して互いに接合する2本のアームを有してもよく、前記器具の前記表面は、1本のアームの外面、内面、頂面又は底面に位置する。前記器具が、アドソン鉗子、ドベーキー鉗子、神経用鉗子、バイオネット形鉗子、宝石加工用ピンセット、歯無しのピンセット及び歯付きのピンセットからなる群から選択される鉗子であってもよい。複数の実施例においては、前記照明付属品システムが、前記光ファイバケーブルの光パイプを光源に取り付けるための光アダプタであって、内腔と、電源に接続される近位端と、光ファイバケーブルに接続される遠位端と、を有する胴部と、前記近位端内に配置された光伝送絶縁体と、前記光ファイバケーブルを固定するための手段と、を備えた光アダプタを更に備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記光伝送絶縁体がガラスである。幾つかの実施例においては、前記光ファイバケーブルを固定するための手段が、絞り、止めねじ、ラチェット、接着剤、ばねクランプ、トランペット形のバルブクランプ、ローラークランプ、カム又はレバークランプのうちの少なくとも1つを備える。幾つかの実施例においては、前記絞りがエラストマの絞りであってもよい。幾つかの実施例においては、前記光アダプタがヒートシンクを更に備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記光アダプタが、前記光パイプの挿入を表示する視覚表示装置をを更に備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記光アダプタが前記光ファイバケーブルに合わせて成形されているか、又はこれに接着されていてもよい。
【0005】
一実施態様においては、本発明は、第1のアームと第2のアームとを有する鉗子であって、前記第1のアームと前記第2のアームとが、近位方向に収束して前記鉗子の近位端で接合し、前記第1のアームが遠位方向に延伸して第1の把持先端部で終端し、前記第2のアームが遠位方向に延伸して第2の把持先端部で終端した、鉗子と、前記鉗子の前記少なくとも1本のアームに取り外し可能に固定され、光源に取り付け可能な近位端及び前記少なくとも1本のアームの遠位部分に配置可能な遠位端を有する光ファイバであって、前記第1の把持先端部と前記第2の把持先端部との間に把持可能な隣接した物体を妨げとなることなく照明する光を伝送する光ファイバと、を備えた、照明可能な器具を提供する。前記光ファイバは、前記物体を妨げとなることなく照明するので、前記把持先端部による前記物体の把持を機械的に損なうことがない。幾つかの実施例においては、前記照明可能な器具が、外科用鉗子を備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記外科用鉗子が、アドソン鉗子、ドベーキー鉗子、神経用鉗子、バイオネット形鉗子、宝石加工用ピンセット、歯無しのピンセット及び歯付きのピンセットからなる群から選択されてもよい。前記光ファイバが、前記少なくとも1本のアームの内面、外面、頂面又は底面に固定されていてもよい。前記光ファイバが光ガイド装置の内部に設けられていてもよい。幾つかの実施例においては、前記照明可能な器具が、前記光ファイバを前記鉗子の前記近位端に取り付ける固定口金を更に備えてもよい。前記固定口金が前記鉗子の前記近位端を被覆してもよい。前記固定口金が、前記鉗子に取り外し可能に取り付けられていてもよい。前記照明可能な器具が、前記光ファイバの前記近位端に取り外し可能に取り付けられた光ケーブルを更に備えてもよい。前記光ケーブルが光ファイバ装置を備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記照明可能な器具が、前記鉗子の前記近位端よりも遠位かつ前記少なくとも1本のアームの前記把持先端部よりも近位で前記鉗子に固定する固定クリップを更に備えてもよい。前記光ファイバが前記少なくとも1本のアーム内に部分的に埋め込まれていてもよいし、又は、前記少なくとも1本のアームに設けられた溝内に配置されていてもよい。幾つかの実施例においては、前記光ファイバが前記少なくとも1本のアームの内部に完全に埋め込まれていてもよい。
【0006】
別の一実施態様においては、本発明が、近位方向に収束して近位端で接合し、かつ遠位方向に延伸して把持先端部で終端する2本のアームを有する鉗子を備えた、手で使用すべく構成された照明可能な器具であって、前記2本のアームのうちの少なくとも1本に、隣接したかつ前記2つの把持先端部によって把持可能な加工物を照明するための光ファイバ照明手段が含まれ、前記光ファイバ照明手段が、前記2つの把持先端部の接近の妨げとならないような寸法に構成された、照明可能な器具を提供してもよい。幾つかの実施例においては、前記鉗子が外科用鉗子であってもよい。
【0007】
発明の詳細な説明
本発明の幾つかの原理を、医療分野で特に有用な複数の実施例を挙げて説明するが、これらの原理を他の分野での使用に容易に応用可能であることは、そのような分野における当業者に理解されよう。
【0008】
図1−Aは、本発明に基づく照明付き鉗子システム10の一実施例を図示したものである。例示された前記実施例では、外科手術などの環境で使用可能な、照明システムが取付けられた鉗子20が示されている。前記照明システムには、固定口金12と、光ガイド14と、光ファイバケーブル装置18と、が含まれる。図示された前記実施例では、前記光ガイド14が、前記固定口金12の開口部22を貫通している。前記光ガイド12は、前記光ファイバケーブル装置18の遠位端がその中を貫通可能なハイポチューブ又はその他の任意の好適な材料から形成可能である。前記光ガイド12が、前記光ファイバケーブル装置18の前記遠位端を、前記鉗子の柄に平行に固定してもよい。一実施例においては、前記光ファイバケーブル装置の前記遠位端が前記光ガイド12から突出していてもよいし、又は、前記光ファイバの遠位端と前記光ガイド12の遠位端とが揃っていてもよい。前記光ガイド12を、光ビームの集束、方向転換、拡大又はその他の当業者に理解されるであろう変更を可能にする、プリズム、レンズ或いはその他の光学器具と組み合せてもよい。図示された前記実施例においては、前記照明システムの前記固定口金12が、前記鉗子20の近位端を被覆してスライドすべく形成されている。前記固定口金12を、指で押してスライドさせて前記鉗子20の前記近位端に被せ、更に前記近位端上に保持可能とすべく、エラストマ又は硬質の材料から作製すると有利であろう。前記固定第12の形成に様々なエラストマ材料を使用可能であることが当業者に理解されよう。幾つかの実施例においては、本発明は、使い捨て可能な製品として、1回限りの使用に好適に構成されていてもよい。別の複数の実施例においては、本発明は、繰返し使用すべく再滅菌消毒可能な材料から形成され、その部品の一部又は全てがそのように構成されていてもよい。本願の上記の及びその他の図面に図示されているように、本発明の幾つかの実施例を、直視下の又は腹腔鏡による外科処置で使用可能な、多数の装置からなる大規模なパッケージに含めてユーザに提供してもよいし、また、幾つかの実施例に、使い捨て可能に又は再使用可能に設けられた本発明の複数の部品の全て又は一部が含まれてもよい。本発明の照明システムを放射線不透過性のマーカと組み合わせて、不注意により本来の場所から移動してしまった装置を体腔内で探知できるようにしてもよい。
【0009】
前記固定口金12の寸法が、前記器具の大きさと、使用するエラストマの種類とによって異なってもよい。外科処置で用いられる鉗子の大多数と適合する前記口金の好適な一実施例を、55Aデュロメータ硬さのDynaflex(登録商標)G792755エラストマから作製してもよい。その形態の幾つかを、図8A及び8Bに例示する。Krayton(登録商標)を含有するDynaflex(登録商標)は、60050、イリノイ州マッケンリー、リッジビュードライブ833のGLSプラスティックス社から入手可能な製品である。図8Aに図示するように、前記固定口金12は、中央部にスロット13を有し、その高さは均一で約0.500インチであり、その幅は、前記スロット13の開口部15における約0.090インチから、ここでは前記スロットのほぼ中程に示されている予め選択された位置17における約0.050インチまで変化している。前記スロットの幅が前記開口部15では比較的広いことによって、比較的大きい鉗子への適切な締まりばめが可能であり、また前記スロット13の寸法が前記予め選択された位置17では比較的狭いことによって、比較的小さな又は比較的薄い鉗子への適切な締まりばめが可能である。前記スロット13に任意に丸み付け又は面取りなどの方法で変更を加えることで、前記鉗子の固定、前記鉗子の前記スロット13への差し込み又はこれからの取り外しを容易にしてもよいことは、当業者に理解されよう。図示された前記実施例は、前記スロット13内に固定される鉗子の種類を可能な限り多くする点で有利である。図示された前記実施例では、幅約0.137インチ乃至約0.075インチの鉗子を、緊密な摩擦ばめによって前記スロット13内に固定可能である。図8Bに図示した前記実施例では、スロット13の高さが約0.500インチであるが、前記固定口金12及びそのスロット13の正確な寸法は、これとは異なっていてもよい。なぜなら、前記鉗子(図示せず)は、前記スロット13の側壁に接触する際にその両側で発生する摩擦力によって、前記固定口金12内に固定されるからである。この製品と一緒に使用可能な、一般に入手可能な鉗子の大多数の高さは、0.500インチ未満であり、当業で知られている範囲では0.393乃至0.480インチであるので、一例として前記スロット13の高さが0.500インチの鉗子を用いることが可能である。
【0010】
本発明の別の複数の実施例を、図1−B、1−C及び1−Dに例示する。図1−Bに図示するように、2つの脚部30のうちの一方に遠位クリップ24が配置された前記鉗子20の近位端に、固定口金12を用いてもよい。この実施例では、光ファイバケーブル装置(図示せず)の一部分をなす光ファイバ(図示せず)を、近位で前記固定口金12に取付け、次にこれを前記鉗子脚30の頂面、内面又は外面に沿って遠位方向に延伸させて前記遠位クリップ24で把持させることによって、その照射光が前記鉗子20により操作される加工物へと方向付けられるようになっていてもよい。図1−Cに図示した実施例は、前記実施例の、近位アンカ32が前記鉗子20の近位端全体を被覆していない変更例を図示したものである。この小型の口金32を、遠位クリップ24と組み合わせて、前記鉗子によって操作される加工物を照射すべく方向付けられる光ファイバ(図示せず)を支持してもよい。前記小型の口金32が、前述の固定口金と同様に、エラストマ材料製であってもよいし、又は、前記鉗子20の近位端に合わせて成形可能な、かつ前記光ファイバの取付けを可能とする任意の好適な材料製であってもよい。図1−Dに図示する実施例では、固定口金12が前述のように鉗子20の近位端に取り付けられている。この実施例では、前記鉗子20の脚部30のそれぞれに1つずつ設けられた、2つの遠位クリップ24が図示されている。この実施例では、2本の単繊維光ファイバ(図示せず)を、前記鉗子脚部30に沿って固定可能であり、これらのファイバのそれぞれが、近位で前記固定口金12に、遠位で前記各遠位クリップ24に取り付けられている。
【0011】
図2は、固定口金12が固定された鉗子20をより詳細に図示したものである。図示された前記実施例では、光ガイド14が前記固定口金12に堅固に挿入されて、その中で固定されている。この図には、光ファイバ(図示せず)がその中を貫通しているハイポチューブ46から形成された硬質の光ガイド14が例示されている。図示された前記実施例は、鉗子20の一例を示しているが、当然のことながら、本発明はいかなる種類の鉗子又はその他の器具にも適用可能である。本発明は、医療環境における使用に限定されるのものではなく、様々な把持具及びその他の器具の付属品として照明を行うために使用可能であることは、当業者に理解されよう。更に、本発明を、外科用、医療用又はその他の器具に固定可能な別の付属品と組み合わせてもよいことが、当業者に理解されよう。例えば、本発明を、外科用、医療用又はその他の手で使用する器具への取り付けに好適な寸法の、組織の焼灼又は凝固のための装置或いはその他の装置と組み合わせてもよい。本発明が、光ファイババンドルを備えたレトラクタよりもかさばらない装置を用いた照明を行うと有利であろう。
【0012】
図3Aは、本発明に基づく照明付属品システム10の一実施例をより詳細に図示したものである。近位端に固定口金12が取り付けられた鉗子20が図示されている。前記固定口金12に、光ファイバケーブル装置18からの照射光を伝搬する光ガイド14が固定されている。この図に図示された前記光ファイバケーブル装置18は、前記光ガイド14の前記近位端への取り付けに適した遠位コネクタ34を備えている。この遠位コネクタ34が、操作者による前記鉗子20の操作を妨げないように、軽量の材料から作製されていると有利であろう。前記ハイポチューブ光ファイバ14が硬質であることにより、前記照明システムの前記光伝搬要素が、前記操作者の指又は手の邪魔にならないような自己支持形となっていてもよい。前記ハイポチューブガイドの長さを、前記ハイポチューブを前記固定口金中で動かすことで調節してもよい。ここに記載するように、前記鉗子20及びその両脚部の操作は、前記鉗子20の近位端に取り付けられた前記照明付き鉗子システム10の位置によって影響を受けることがない。また、前記ハンドヘルド形の鉗子20及びこれに取り付けられた遠位コネクタ34が前記操作者の手の中で低温を保つように、この遠位コネクタ34が熱伝達を減少させると有利であろう。前記光ファイバケーブル装置には、射光を、光源(図示せず)から前記光ガイド14まで、損失を最小限に抑えながら搬送することの可能な光パイプ38が含まれる。いかなる好適な光ファイバ材料を、単繊維として又は光ファイババンドルとして使用してもよいが、ポリメチルメタクリレート単繊維光ファイバを含めたプラスチック材料を用いると、使い捨て可能な製品を低コストで生産することが可能であろう。本発明に基づく、断面積の小さい軽量の光パイプを、様々な大きさ及び形状の様々な器具に取り付け可能である。コネクタ40が、前記光ファイバケーブル装置18の近位端に設けられて、前記装置の従来の光源(図示せず)への取り付けを可能にしている。一実施例においては、このコネクタは、光源のボスアダプタとして形成されていてもよく、図4−A及び4−Bにより詳細に図示されているが、これらの図では前記光ファイバケーブル装置18の近位端に取付けられている。
【0013】
図3Bは、本発明に基づく照明付属品の別の一実施例を図示したものである。この図に図示された前記システムは、鉗子又はその他の手で使用する器具(図示せず)に取り付けられるべく構成されている。この図では、内部を光ファイバ26が貫通可能な光パイプ38が図示されている。前記光ファイバ26は、例えば1.5ミリメートルなどの小さな口径の単繊維の光ファイバであってもよく、また、近位方向に延伸して、前記照明付属品を鉗子又はその他の手で使用する器具(図示せず)の遠位端に接続すべく構成された前記鉗子取付クリップ34を貫通していてもよい。前記光ファイバ26が、近位方向に更に延伸して、前記鉗子又はその他の手で使用する器具(図示せず)によって操作される工作物を照明するための光エネルギーを前記光ファイバ26を介して供給する光源(図示せず)と結合していてもよい。図示された前記実施例では、光エネルギーが前記光ファイバ26内を貫通して、前記光パイプ38の遠位端35から遠位方向に放射されてもよい。図示された前記実施例では、前記光ファイバ26を前記光パイプ38内に導入するために、所定の長さの熱収縮チューブ26を利用してもよい。
【0014】
図4−A及び4−Bに、本発明への使用に適した光源アダプタ42を例示する。この光源アダプタ42は、光源からの光の経路を、上述の光ファイバケーブル装置の前記光パイプ中に導くためのコネクタとして動作する。図4−Aは、前記光源アダプタ42の側面図である。上述の光源(図示せず)に接続可能なインターフェース44が図示されている。前記インターフェース44を、様々な種類の光源に適合すべく変更可能である。図4−Bの断面図に示すように、前記インターフェース44は、その内部に、前記光源からの光を前記アダプタ内に伝達するためのガラス棒48を有する。前記光源アダプタ42の近位位置にヒートシンク50が設けられていると有利である。前記光源アダプタ42の遠位位置には、前記光パイプ(図示せず)の前記近位端を挿入可能な取っ手52が設けられている。前記断面図に図示されるように、通路54が、前記ハンドルを貫通して、前記光源アダプタ42の胴部58内へと至っている。光源(図示せず)から前記光源アダプタ42内に入った光は、前記ガラス棒48内を通過して前記経路54に入り、前記光パイプ(図示せず)に入る。把持手段が前記光源アダプタの前記取っ手内に設けられており、前記光パイプを前記アダプタ内に把持している。前記把持手段は、前記光パイプを前記アダプタ内に把持するいかなる好適な手段であってもよい。好適な一実施例は、絞り又は、最も好適にはエラストマ製の絞り60を備えている。前記エラストマ製の絞り60は、前記光源アダプタ42の前記取っ手52内に設けられている。前記エラストマ製の絞り60は、前記ハンドルの適切な回転に伴って、緩んだり締まったりする。前記エラストマ製の絞り60を開いて、前記光パイプ(図示せず)を挿入する。次に、前記エラストマ製の絞り60を締めて、前記光パイプを正しい位置に固定する。漏斗形の部分62を設けて、前記光パイプ(図示せず)の前記アダプタ42内への挿入を容易にしてもよい。図示された前記アダプタによって、前記光パイプに特別な金属アダプタが設けられていなくても、単繊維の又は被覆を施した光ファイバケーブルを標準的な光源に接続することが可能であってもよい。この機構を低コストの使い捨て可能な材料から作製して、低コストの使い捨て可能な光パイプと一緒に使用可能とすると有利であろう。
【0015】
前記ファイバを前記アダプタ胴部内に固定するための別の手段は、当業者に明らかであろう。そのような手段に、前記光ファイバ自体に形成された、又はこれに固定された固定機構が含まれてもよい。そのような機構が、ポリマー、エラストマ、金属などから作製されてもよく、また、接着剤もしくは締まりばめによって固定されていてもよい。固定システムの一実施例においては、前記アダプタ胴部が何らかの嵌合機構を有し、前記嵌合機構が、前記光ファイバ機構と嵌合すると、前記光ファイバを何らかの力で保持する一方で、前記ファイバ端部と前記ガラス棒との間に適正な間隔を維持してもよい。この時に、前記ファイバが不注意により前記アダプタから脱落しないような具合に、前記固定システムが前記ファイバと相互作用して、前記ファイバを正しい位置に保持してもよい。前記ファイバを前記アダプタから除去することが必要となる実施例においては、前記ファイバを十分な力で引っ張ると、前記固定が解除されるような具合に、前記固定システムが構成されていてもよい。又は、使用者が前記固定を解除するのに使用する解放機構を設けてもよい。幾つかの実施例においては、前記固定システムが、被覆されていないファイバを正しい位置に固定すべく構成されていてもよいが、これらの場合、前記被覆されていないファイバには、その固定を容易にするための補足的な機構が設けられていない。これらの実施例では、前記使用者が操作するアダプタによって、前記ファイバの把持又は解放が可能であってもよい。そのようなアダプタが、前記ファイバをアダプタの内表面上に押圧して、ファイバの除去に対して一定のレベルの摩擦抵抗力を付与するばね荷重式の部材を有してもよい。この場合、使用者は前記ばねを変形させて、前記ファイバから前記力を除去し、前記ファイバを解放する。又は、そのようなアダプタが、ある位置に移動すると前記ファイバと干渉すると同時に、前記ファイバを前記ガラス棒に押圧する滑動部材を利用してもよい。前記滑動部材を反対方向に移動させると、前記部材が前記ファイバから離れ、保持力が除去される。ある部材に除去可能な固定力を付与するためのその他の機構は、当業者に明らかであろう。
【0016】
図5Aは、一般的な種類の外科用鉗子に照明機構を組み込んで改装した、本発明の一実施例を図示したものである。図示された前記実施例では、通常の方法で作製された外科用鉗子110が、2本のアーム112を有し、これらのアームのそれぞれが、把持先端部114を有し、近位位置ではエルボ128で互いに結合している。本発明を、外科技術の分野で知られた、又は外科以外の分野で使用されるいかなる種類の鉗子に応用してもよい。例えば、本発明を、宝石加工用ピンセット、歯付きの又は歯無しのアドソン鉗子、ドベーキー鉗子或いは外科医に知られたその他のいかなる鉗子に応用してもよい。前記把持先端部114は、平滑であっても歯付きであってもよく、或いは、当業者に周知のいかなる従来の表面加工又は形状の変更が施されていてもよい。図5Aに図示した前記実施例では、光ファイバ118の一本の繊維が、前記鉗子の近位位置から導出され、前記エルボ128を経て前記2本のアームの一方又は双方に沿って延伸し、前記把持先端部114に隣接する点に至っていてもよい。前記光ファイバ118を前記鉗子110の前記1本又は2本のアーム112上に配置する際には、前記ファイバ118自体が前記把持先端部114の把持表面に当たらないようにすることが重要である。このため、前記光ファイバ118は、前記鉗子の遠位位置では、前記2本のアームのいずれかの外面側に配置されていてもよいが、近位位置では、外科医が前記鉗子を把持する領域に前記光ファイバ118が干渉しないように、前記光ファイバ118が前記アーム112の内面側に固定されていることが望ましいであろう。この図に図示された前記実施例は、前記光ファイバ118が、前記把持先端部114に至るまで前記アーム112の内面側に設けられ、前記先端部のすぐ近くで固定されている、別の一構成を示している。この図には、前記光ファイバ118を前記アーム112上の正しい位置に保持している一連の拘束クリップ116が図示されている。金属製であってもプラスチック製であってもよい別の種類の拘束具を用いて、前記光ファイバ118を正しい位置に固定してもよい。好適には、前記固定手段は、前記処置を終了する際に、前記ファイバ118を前記鉗子110から除去することを可能にする。前記複数のクリップ116は、1回限りで使い捨て可能であってもよいし、又は再使用及び滅菌消毒可能であってもよい。前記複数の拘束クリップ116は、前記鉗子110の無菌性を損なわないような具合に作製及び配置される。
【0017】
又は、前記光ファイバ118が、前記1本又は2本のアーム112上の正しい位置に、テフロン(登録商標)製の外装120によって保持されていてもよい。前記外装120は、前記無菌の光ファイバ118を、図5Bに図示するように、前記アーム112に無菌固定する。図5Bに図示する光ファイバ118は、1本のアーム112の頂部上の、前記先端部114に当たらない位置に、テフロン(登録商標)製の外装120によって保持されている。
【0018】
ここに図示する前記光ファイバ118は、前記アーム112の頂部上に配置されているが、前記光ファイバ118が2つの前記把持先端部114の閉合に干渉しない限り、どのような位置にでも配置可能である。図5Aに図示するように、前記光ファイバ118は、更に近位位置で、適切な光源(図示せず)への前記ファイバ118の取り付けを可能にするコネクタ122に接続されている。一実施例においては、ガラス体手術用にグリースハーバー社により提供されているものと同様の、微細繊維の光ファイバを使用してもよい。特に挙げたこの製品は一般に入手可能であるが、当然のことながら、いかなる同様の光ファイバ繊維(好適には単繊維)でも、その重量及び取扱上の特性が前記外科用鉗子の通常の使用を妨げない限り、使用可能である。伝送される光の最大量が先端部で放射されるように、前記光ファイバ繊維が全反射を可能にすべく構成されていると有利であろう。
【0019】
図6Aは、照明要素を組み込むべく特に構成された、本発明に基づく鉗子の一実施例を図示したものである。図示された前記実施例では、光ファイバ118が、一方の又は双方のアーム112に特に設けられた溝124内に埋め込まれている。前記光ファイバ118は、前記光ファイバが前記把持先端部114の把持機能を妨げない程度に十分に前記溝内に埋め込まれている限り、前記溝内を、遠位端方向に前記把持先端部114まで延伸していてもよい。図示された前記実施例では、前記光ファイバ118が前記鉗子から出てそのコネクタ(図示せず)とインターフェースできるように、前記アーム112の近位又は前記エルボ128を貫通してチャネル130が穿設されている。一実施例においては、図6Bの端面図に示されるように、前記溝124が、両側に把持表面を有する前記把持先端部114の中央に至る通路として、前記把持先端部114全体にわたって延伸していてもよい。前記把持先端部114の把持機能が、その溝内の前記光ファイバ118によって影響されないようなその他の構成を、当業者が考案してもよい。図6Cは、前記溝124全体が前記先端部114内に封入されたことにより、前記先端部の材料が前記光ファイバ118を完全に被覆している先端部114の端面図を、一例として図示したものである。また、外科用鉗子のアーム112の内面に沿って複数の溝124が設けられ、これらの溝のそれぞれに、光ファイバ118が、前記器具の前記把持先端部114に当たらない程度に十分に埋め込むことの可能な本発明の複数の実施例を考案してもよい。そのような実施例においては、複数のチャネルが前記鉗子の前記アーム112の近位又は前記エルボ128を貫通して穿設され、これらのチャネルを、複数の前記光ファイバ118が、近位方向にコネクタに向かって貫通していてもよい。
【0020】
図7は、一方の従来のアーム160が、チタン、ステンレススチール、セラミック又はプラスチックなどの標準的な材料から作製され、他方のアーム150が光ファイバ光ガイドとして機能しうる材料から作製された、照明付き鉗子の一例を図示したものである。好適には、前記光ファイバアーム150は、前記把持先端部114を備えた前記先端部に至る全反射を可能とする表面特性を有する。光が予め選択された領域内で放射されるように、前記光ファイバアーム150の表面がそのようなレベルで処理されていてもよい。前記器具の前記エルボ162は、標準的な外科用鉗子と同様に、前記2つのアームを閉合可能とし、更に、前記鉗子と、光を標準的な光源から導出する光コード154とのインターフェースを可能としている。一実施例においては、前記光コード154は、光ファイバコネクタ152と、照射光を前記光ファイバアーム150へと伝送する光ガイド158とにインターフェースしている。これらの要素全てを、前記器具の通常の外科操作と干渉しない軽量の材料から作製してもよい。
【0021】
上述の複数の実施例が、本発明の用途と原理との幾つかを例示したものであることが理解されよう。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、当業者が様々な変更を実施可能である。例えば、前記照明システムの前記複数の要素を、様々な材料を用いて、様々な形状に形成してもよい。別の一例として、更なる複数の遠位クリップを使用して、前記光ガイドを、前記鉗子の前記脚部の一方又は双方の、より先端近くに取り付けてもよい。又は、前記鉗子の1本の脚部に取り付けられる、連続した一体のクリップをデザインしてもよい。前記光ガイドを、前記クリップ本体の表面に取り付けてもよいし、又はその中に組み込んでもよい。又は、例えば、前記固定口金を様々に異なる大きさ及び形状の鉗子に適切に取り付け可能とすべく、前記口金を様々に異なる寸法及び形状に形成してもよい。その他の形状に、単一の部材からなる、又は複数の部材の組合せからなる固定口金が含まれてもよい。複数の部材の組合せからなる固定口金に、内殻と、前記内殻と協働して前記光ガイドを前記器具上に保持すべく作用する、前記内殻を被覆する独立した外殻と、が使用されてもよい。そのような外殻が、挟み込み点を有するか又は有さないキャップ、滑動スリーブ又はくさび形の形状であってもよい。又は、前記内殻が、前記外殻よりも軟らかい素材からなっていてもよい。そのような別の固定口金形状に、摩擦ばめに加えて、例えば止めねじ、ラチェット、ケーブルタイ、接着剤、ばねクランプ、ローラークランプ、カム又はレバーロック、弾性のバンド又は面ファスナなどの、前記口金を前記鉗子に取り付けるための1つ又は複数の固定機構が含まれてもよい。加えて、前記固定口金に、前記光ガイドが、例えば圧縮性ポリマーフォーム、止めねじ、摩擦力を付与する弾性変形されたピンなどのスナップ方式の接続機構並びに、ラッチ、クラスプ、クランプ類及びその他の、当業者に周知の固定機構を含めた様々な機構によって取り付け可能であってもよい。前記口金又は光ガイドの永久的な固定が望ましい器具の場合は、前記口金及び/又は光ガイドを前記器具に取り付けるための手段として、溶接、リベット、緊密な摩擦ばめ又は化学結合を利用してもよい。
【0022】
更に、本発明で使用する前記光ガイドは、硬質であっても柔軟であってもよい。柔軟な光ガイドを、例えば、内部に金属線を有する柔軟なポリマーチューブから形成してもよい。そのような実施例においては、光が適切に対象物に集束されるように、前記ポリマー製の光チューブを特定の形状に加工してもよい。この加工結果は、前記金属線によって確実に保持される。
【0023】
ここで使用する前記光ファイバケーブル装置は、任意の適切な厚さのガラス又はアクリル樹脂が含まれるがこれらに限定されることはない材料から構成されていてもよい。1.5ミリメートルのアクリル樹脂材料が最も好適である。
【0024】
前記光源アダプタが、複数の機器によって使用可能であるように、1つの光源を二重化すべく更にデザインされていてもよい。そのような光源アダプタが、任意の好適な光源又はその他の光ファイバケーブルとインターフェースすべくデザインされていてもよい。多くの病院設備又は他の機器への取付け用に使用されている光ファイババンドルがこれに含まれる。前記アダプタに、前記光ファイバケーブルが前記アダプタ内に挿入されているか否かを確認するための、例えばポップアップ式又はポップアウト式の装置などの視覚表示装置が含まれていてもよい。又は、前記光ファイバケーブルのねじれによって使用者に伝わるトルクを減少させるために、前記光源アダプタ及び/又は前記光チューブが回転アダプタを有してもよい。前記光源アダプタに、絞りの代わりに、例えば止めねじ、ラチェット、接着剤、ばねクランプ、トランペット形の弁クランプ、ローラークランプ、カム又はレバーロックなどの、前記光ガイドを保持するための1つ又は複数の別の把持手段が用いられていてもよい。
【0025】
図示及び説明した前記複数の実施例は、本発明に基づく調節可能な又は柔軟な光源の例を挙げたものである。本発明の上記の及びその他の原理を実現したその他の実施例も、通常の実験のみで作製可能である。また、本発明の範囲から逸脱することなく、その他の修正、置換及び追加を実施することも可能である。従って、本発明は、上記に例示された実施例に限定されるものではなく、法の下に可能な限り広く解釈されるべき以下の実施例によって理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
以下の図面は、本発明の幾つかの実施例を図示したものであり、前記図面において、同様の参照記号は同様の要素を言及するものである。図示されたこれらの実施例は、単に本発明の例を挙げたものであり、いかなる意味においても限定的なものではないと理解されるべきである。
【図1】図1A−Dは、本発明に基づく照明付属品システムの複数の実施例の斜視図である。
【図2】本発明に基づく照明付属品システムの斜視図である。
【図3】図3A−Bは、光ファイバケーブル装置を有する照明付属品システムの複数の実施例を示す。
【図4】図4A−Bは、本発明に基づく光源アダプタの側面図及び断面図である。
【図5】図5A−Bは、本発明に基づく照明付属品の一実施例を示す。
【図6】図6A−Cは、本発明に基づく照明付属品の一実施例の斜視図及び端面詳細図である。
【図7】本発明に基づく照明付属品システムの部分斜視図である。
【図8】図8Aは、固定口金の一部分の略横断上面図である。図8Bは、固定口金の一部分の略横断側面図である。
発明の分野
一実施態様においては、本発明は、照明可能な器具を提供するための照明付属品システムに関する。より詳細には、本発明は、外科用または医療用器具に固定可能な光ファイバ照明付属品に関する。
【0002】
発明の背景
外科処置を行う医師は、体腔内に位置する体組織又はその他の加工物をより明瞭に見る必要に迫られることが頻繁にある。この必要を満たすために、様々な照明システムが考案されてきた。その一例が、オーバーヘッド照明具である。手術室内で使用されるオーバーヘッド照明具は、外科医がこのこの照明具を用いて手術野をより明瞭に見ることが出来るように、方向を変えることが可能であり、また焦点を調節可能なものもある。しかしながら、オーバーヘッド照明具の光源による照明は、比較的広範囲に拡散する種類の照明である。別の例には、人が手で持って使用する照明付きの器具がある。特定の対象部位に直接に光を照射するために、外科医及びその他の手術室職員が、例えば照明付きのレトラクタや可撓性の外科用フラッシュライトなどのハンドヘルド形の照明具を使用することがある。しかし、そのような照明具を外科医が持つと、外科医が他の作業に必要とする手が拘束されてしまう。そのような照明具を外科手術チームの他の構成員が持つと、前記照明具を持っている構成員は、外科医が照射したい対象に前記照明光を正確に照射することができない場合がある。上述の照明システムのこれらの制約の幾つかを克服するために、外科医が従来の外科用ヘッドライトを装着することがある。しかし、そのような外科用ヘッドライトにも、制約がある。外科用ヘッドライトは、通常、重く、不快であり、熱い。また、外科医の視線に正確に沿うように、周期的に、又は、可能な場合には頻繁に方向を変えることが必要な場合がある。手術チームの他の構成員は、特に体腔深部での処置の際には、外科医の前記ライトを遮ったり、これに当たったりしないように、注意する必要がある。前記ライト自体が高熱を発するために、万が一組織に接触してしまった場合には、組織を焼いてしまうおそれがある。更に、前記ヘッドライト及び関連する装置はいずれも滅菌されていないので、外科医及び手術チーム構成員は、手術野を汚染しないように注意しなければならない。従って、手術部位又はその他の操作対象の加工物のみを照射することの可能な、使い易い照明システムが求められている。更に、そのようなシステムを1回限りで使い捨て可能に構成することも求められている。そのようなシステムが、前記手術を安全に行うために、前記手術チーム全体が行う動作及び操作を含めた前記手術の実際の活動を妨げないようになっていると有利であろう。
【0003】
凹んだ領域又はその他の手の届かない領域を照射可能な照明付属品が有用なその他の環境は、当業者に明らかであろう。とりわけ、手の届きにくい領域内で把持対象の物体を照明可能であり、かつ前記物体の前記把持を妨げない器具が必要とされている。
【0004】
発明の概要
一実施態様においては、本発明は、器具の近位端に固定可能な固定口金と、光ファイバを利用し、近位端が前記固定口金に取り付けられ、遠位端が前記器具の表面に沿って遠位方向に延伸して前記器具の遠位表面を照明する、光ガイドと、前記光ファイバの前記近位端に接続された、前記光ファイバの前記近位端に光エネルギーを伝達する光ファイバケーブル装置と、を備えた照明付属品システムを提供する。
前記照明付属品システムが、前記光ガイドを前記器具の前記表面に取り付ける取付クリップを更に備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記固定口金が前記器具の前記近位端を被覆してもよい。幾つかの実施例においては、前記光ガイドがハイポチューブを備えてもよい。前記ハイポチューブが調節可能であってもよい。前記光ガイドが前記器具の中心に配置されてもよい。幾つかの実施例においては、前記固定口金が取付手段を有してもよい。幾つかの実施例においては、前記取付手段が、摩擦ばめ、止めねじ、ラチェット、ケーブルタイ、接着剤、ばねクランプ、ローラークランプ、カム又はレバーロック、弾性の材料又は面ファスナ、溶接、リベット、緊密な摩擦ばめ又は化学結合からなる群から選択されてもよい。前記取付手段が弾性ポリマーを備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記器具が、近位方向に収束して互いに接合する2本のアームを有してもよく、前記器具の前記表面は、1本のアームの外面、内面、頂面又は底面に位置する。前記器具が、アドソン鉗子、ドベーキー鉗子、神経用鉗子、バイオネット形鉗子、宝石加工用ピンセット、歯無しのピンセット及び歯付きのピンセットからなる群から選択される鉗子であってもよい。複数の実施例においては、前記照明付属品システムが、前記光ファイバケーブルの光パイプを光源に取り付けるための光アダプタであって、内腔と、電源に接続される近位端と、光ファイバケーブルに接続される遠位端と、を有する胴部と、前記近位端内に配置された光伝送絶縁体と、前記光ファイバケーブルを固定するための手段と、を備えた光アダプタを更に備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記光伝送絶縁体がガラスである。幾つかの実施例においては、前記光ファイバケーブルを固定するための手段が、絞り、止めねじ、ラチェット、接着剤、ばねクランプ、トランペット形のバルブクランプ、ローラークランプ、カム又はレバークランプのうちの少なくとも1つを備える。幾つかの実施例においては、前記絞りがエラストマの絞りであってもよい。幾つかの実施例においては、前記光アダプタがヒートシンクを更に備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記光アダプタが、前記光パイプの挿入を表示する視覚表示装置をを更に備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記光アダプタが前記光ファイバケーブルに合わせて成形されているか、又はこれに接着されていてもよい。
【0005】
一実施態様においては、本発明は、第1のアームと第2のアームとを有する鉗子であって、前記第1のアームと前記第2のアームとが、近位方向に収束して前記鉗子の近位端で接合し、前記第1のアームが遠位方向に延伸して第1の把持先端部で終端し、前記第2のアームが遠位方向に延伸して第2の把持先端部で終端した、鉗子と、前記鉗子の前記少なくとも1本のアームに取り外し可能に固定され、光源に取り付け可能な近位端及び前記少なくとも1本のアームの遠位部分に配置可能な遠位端を有する光ファイバであって、前記第1の把持先端部と前記第2の把持先端部との間に把持可能な隣接した物体を妨げとなることなく照明する光を伝送する光ファイバと、を備えた、照明可能な器具を提供する。前記光ファイバは、前記物体を妨げとなることなく照明するので、前記把持先端部による前記物体の把持を機械的に損なうことがない。幾つかの実施例においては、前記照明可能な器具が、外科用鉗子を備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記外科用鉗子が、アドソン鉗子、ドベーキー鉗子、神経用鉗子、バイオネット形鉗子、宝石加工用ピンセット、歯無しのピンセット及び歯付きのピンセットからなる群から選択されてもよい。前記光ファイバが、前記少なくとも1本のアームの内面、外面、頂面又は底面に固定されていてもよい。前記光ファイバが光ガイド装置の内部に設けられていてもよい。幾つかの実施例においては、前記照明可能な器具が、前記光ファイバを前記鉗子の前記近位端に取り付ける固定口金を更に備えてもよい。前記固定口金が前記鉗子の前記近位端を被覆してもよい。前記固定口金が、前記鉗子に取り外し可能に取り付けられていてもよい。前記照明可能な器具が、前記光ファイバの前記近位端に取り外し可能に取り付けられた光ケーブルを更に備えてもよい。前記光ケーブルが光ファイバ装置を備えてもよい。幾つかの実施例においては、前記照明可能な器具が、前記鉗子の前記近位端よりも遠位かつ前記少なくとも1本のアームの前記把持先端部よりも近位で前記鉗子に固定する固定クリップを更に備えてもよい。前記光ファイバが前記少なくとも1本のアーム内に部分的に埋め込まれていてもよいし、又は、前記少なくとも1本のアームに設けられた溝内に配置されていてもよい。幾つかの実施例においては、前記光ファイバが前記少なくとも1本のアームの内部に完全に埋め込まれていてもよい。
【0006】
別の一実施態様においては、本発明が、近位方向に収束して近位端で接合し、かつ遠位方向に延伸して把持先端部で終端する2本のアームを有する鉗子を備えた、手で使用すべく構成された照明可能な器具であって、前記2本のアームのうちの少なくとも1本に、隣接したかつ前記2つの把持先端部によって把持可能な加工物を照明するための光ファイバ照明手段が含まれ、前記光ファイバ照明手段が、前記2つの把持先端部の接近の妨げとならないような寸法に構成された、照明可能な器具を提供してもよい。幾つかの実施例においては、前記鉗子が外科用鉗子であってもよい。
【0007】
発明の詳細な説明
本発明の幾つかの原理を、医療分野で特に有用な複数の実施例を挙げて説明するが、これらの原理を他の分野での使用に容易に応用可能であることは、そのような分野における当業者に理解されよう。
【0008】
図1−Aは、本発明に基づく照明付き鉗子システム10の一実施例を図示したものである。例示された前記実施例では、外科手術などの環境で使用可能な、照明システムが取付けられた鉗子20が示されている。前記照明システムには、固定口金12と、光ガイド14と、光ファイバケーブル装置18と、が含まれる。図示された前記実施例では、前記光ガイド14が、前記固定口金12の開口部22を貫通している。前記光ガイド12は、前記光ファイバケーブル装置18の遠位端がその中を貫通可能なハイポチューブ又はその他の任意の好適な材料から形成可能である。前記光ガイド12が、前記光ファイバケーブル装置18の前記遠位端を、前記鉗子の柄に平行に固定してもよい。一実施例においては、前記光ファイバケーブル装置の前記遠位端が前記光ガイド12から突出していてもよいし、又は、前記光ファイバの遠位端と前記光ガイド12の遠位端とが揃っていてもよい。前記光ガイド12を、光ビームの集束、方向転換、拡大又はその他の当業者に理解されるであろう変更を可能にする、プリズム、レンズ或いはその他の光学器具と組み合せてもよい。図示された前記実施例においては、前記照明システムの前記固定口金12が、前記鉗子20の近位端を被覆してスライドすべく形成されている。前記固定口金12を、指で押してスライドさせて前記鉗子20の前記近位端に被せ、更に前記近位端上に保持可能とすべく、エラストマ又は硬質の材料から作製すると有利であろう。前記固定第12の形成に様々なエラストマ材料を使用可能であることが当業者に理解されよう。幾つかの実施例においては、本発明は、使い捨て可能な製品として、1回限りの使用に好適に構成されていてもよい。別の複数の実施例においては、本発明は、繰返し使用すべく再滅菌消毒可能な材料から形成され、その部品の一部又は全てがそのように構成されていてもよい。本願の上記の及びその他の図面に図示されているように、本発明の幾つかの実施例を、直視下の又は腹腔鏡による外科処置で使用可能な、多数の装置からなる大規模なパッケージに含めてユーザに提供してもよいし、また、幾つかの実施例に、使い捨て可能に又は再使用可能に設けられた本発明の複数の部品の全て又は一部が含まれてもよい。本発明の照明システムを放射線不透過性のマーカと組み合わせて、不注意により本来の場所から移動してしまった装置を体腔内で探知できるようにしてもよい。
【0009】
前記固定口金12の寸法が、前記器具の大きさと、使用するエラストマの種類とによって異なってもよい。外科処置で用いられる鉗子の大多数と適合する前記口金の好適な一実施例を、55Aデュロメータ硬さのDynaflex(登録商標)G792755エラストマから作製してもよい。その形態の幾つかを、図8A及び8Bに例示する。Krayton(登録商標)を含有するDynaflex(登録商標)は、60050、イリノイ州マッケンリー、リッジビュードライブ833のGLSプラスティックス社から入手可能な製品である。図8Aに図示するように、前記固定口金12は、中央部にスロット13を有し、その高さは均一で約0.500インチであり、その幅は、前記スロット13の開口部15における約0.090インチから、ここでは前記スロットのほぼ中程に示されている予め選択された位置17における約0.050インチまで変化している。前記スロットの幅が前記開口部15では比較的広いことによって、比較的大きい鉗子への適切な締まりばめが可能であり、また前記スロット13の寸法が前記予め選択された位置17では比較的狭いことによって、比較的小さな又は比較的薄い鉗子への適切な締まりばめが可能である。前記スロット13に任意に丸み付け又は面取りなどの方法で変更を加えることで、前記鉗子の固定、前記鉗子の前記スロット13への差し込み又はこれからの取り外しを容易にしてもよいことは、当業者に理解されよう。図示された前記実施例は、前記スロット13内に固定される鉗子の種類を可能な限り多くする点で有利である。図示された前記実施例では、幅約0.137インチ乃至約0.075インチの鉗子を、緊密な摩擦ばめによって前記スロット13内に固定可能である。図8Bに図示した前記実施例では、スロット13の高さが約0.500インチであるが、前記固定口金12及びそのスロット13の正確な寸法は、これとは異なっていてもよい。なぜなら、前記鉗子(図示せず)は、前記スロット13の側壁に接触する際にその両側で発生する摩擦力によって、前記固定口金12内に固定されるからである。この製品と一緒に使用可能な、一般に入手可能な鉗子の大多数の高さは、0.500インチ未満であり、当業で知られている範囲では0.393乃至0.480インチであるので、一例として前記スロット13の高さが0.500インチの鉗子を用いることが可能である。
【0010】
本発明の別の複数の実施例を、図1−B、1−C及び1−Dに例示する。図1−Bに図示するように、2つの脚部30のうちの一方に遠位クリップ24が配置された前記鉗子20の近位端に、固定口金12を用いてもよい。この実施例では、光ファイバケーブル装置(図示せず)の一部分をなす光ファイバ(図示せず)を、近位で前記固定口金12に取付け、次にこれを前記鉗子脚30の頂面、内面又は外面に沿って遠位方向に延伸させて前記遠位クリップ24で把持させることによって、その照射光が前記鉗子20により操作される加工物へと方向付けられるようになっていてもよい。図1−Cに図示した実施例は、前記実施例の、近位アンカ32が前記鉗子20の近位端全体を被覆していない変更例を図示したものである。この小型の口金32を、遠位クリップ24と組み合わせて、前記鉗子によって操作される加工物を照射すべく方向付けられる光ファイバ(図示せず)を支持してもよい。前記小型の口金32が、前述の固定口金と同様に、エラストマ材料製であってもよいし、又は、前記鉗子20の近位端に合わせて成形可能な、かつ前記光ファイバの取付けを可能とする任意の好適な材料製であってもよい。図1−Dに図示する実施例では、固定口金12が前述のように鉗子20の近位端に取り付けられている。この実施例では、前記鉗子20の脚部30のそれぞれに1つずつ設けられた、2つの遠位クリップ24が図示されている。この実施例では、2本の単繊維光ファイバ(図示せず)を、前記鉗子脚部30に沿って固定可能であり、これらのファイバのそれぞれが、近位で前記固定口金12に、遠位で前記各遠位クリップ24に取り付けられている。
【0011】
図2は、固定口金12が固定された鉗子20をより詳細に図示したものである。図示された前記実施例では、光ガイド14が前記固定口金12に堅固に挿入されて、その中で固定されている。この図には、光ファイバ(図示せず)がその中を貫通しているハイポチューブ46から形成された硬質の光ガイド14が例示されている。図示された前記実施例は、鉗子20の一例を示しているが、当然のことながら、本発明はいかなる種類の鉗子又はその他の器具にも適用可能である。本発明は、医療環境における使用に限定されるのものではなく、様々な把持具及びその他の器具の付属品として照明を行うために使用可能であることは、当業者に理解されよう。更に、本発明を、外科用、医療用又はその他の器具に固定可能な別の付属品と組み合わせてもよいことが、当業者に理解されよう。例えば、本発明を、外科用、医療用又はその他の手で使用する器具への取り付けに好適な寸法の、組織の焼灼又は凝固のための装置或いはその他の装置と組み合わせてもよい。本発明が、光ファイババンドルを備えたレトラクタよりもかさばらない装置を用いた照明を行うと有利であろう。
【0012】
図3Aは、本発明に基づく照明付属品システム10の一実施例をより詳細に図示したものである。近位端に固定口金12が取り付けられた鉗子20が図示されている。前記固定口金12に、光ファイバケーブル装置18からの照射光を伝搬する光ガイド14が固定されている。この図に図示された前記光ファイバケーブル装置18は、前記光ガイド14の前記近位端への取り付けに適した遠位コネクタ34を備えている。この遠位コネクタ34が、操作者による前記鉗子20の操作を妨げないように、軽量の材料から作製されていると有利であろう。前記ハイポチューブ光ファイバ14が硬質であることにより、前記照明システムの前記光伝搬要素が、前記操作者の指又は手の邪魔にならないような自己支持形となっていてもよい。前記ハイポチューブガイドの長さを、前記ハイポチューブを前記固定口金中で動かすことで調節してもよい。ここに記載するように、前記鉗子20及びその両脚部の操作は、前記鉗子20の近位端に取り付けられた前記照明付き鉗子システム10の位置によって影響を受けることがない。また、前記ハンドヘルド形の鉗子20及びこれに取り付けられた遠位コネクタ34が前記操作者の手の中で低温を保つように、この遠位コネクタ34が熱伝達を減少させると有利であろう。前記光ファイバケーブル装置には、射光を、光源(図示せず)から前記光ガイド14まで、損失を最小限に抑えながら搬送することの可能な光パイプ38が含まれる。いかなる好適な光ファイバ材料を、単繊維として又は光ファイババンドルとして使用してもよいが、ポリメチルメタクリレート単繊維光ファイバを含めたプラスチック材料を用いると、使い捨て可能な製品を低コストで生産することが可能であろう。本発明に基づく、断面積の小さい軽量の光パイプを、様々な大きさ及び形状の様々な器具に取り付け可能である。コネクタ40が、前記光ファイバケーブル装置18の近位端に設けられて、前記装置の従来の光源(図示せず)への取り付けを可能にしている。一実施例においては、このコネクタは、光源のボスアダプタとして形成されていてもよく、図4−A及び4−Bにより詳細に図示されているが、これらの図では前記光ファイバケーブル装置18の近位端に取付けられている。
【0013】
図3Bは、本発明に基づく照明付属品の別の一実施例を図示したものである。この図に図示された前記システムは、鉗子又はその他の手で使用する器具(図示せず)に取り付けられるべく構成されている。この図では、内部を光ファイバ26が貫通可能な光パイプ38が図示されている。前記光ファイバ26は、例えば1.5ミリメートルなどの小さな口径の単繊維の光ファイバであってもよく、また、近位方向に延伸して、前記照明付属品を鉗子又はその他の手で使用する器具(図示せず)の遠位端に接続すべく構成された前記鉗子取付クリップ34を貫通していてもよい。前記光ファイバ26が、近位方向に更に延伸して、前記鉗子又はその他の手で使用する器具(図示せず)によって操作される工作物を照明するための光エネルギーを前記光ファイバ26を介して供給する光源(図示せず)と結合していてもよい。図示された前記実施例では、光エネルギーが前記光ファイバ26内を貫通して、前記光パイプ38の遠位端35から遠位方向に放射されてもよい。図示された前記実施例では、前記光ファイバ26を前記光パイプ38内に導入するために、所定の長さの熱収縮チューブ26を利用してもよい。
【0014】
図4−A及び4−Bに、本発明への使用に適した光源アダプタ42を例示する。この光源アダプタ42は、光源からの光の経路を、上述の光ファイバケーブル装置の前記光パイプ中に導くためのコネクタとして動作する。図4−Aは、前記光源アダプタ42の側面図である。上述の光源(図示せず)に接続可能なインターフェース44が図示されている。前記インターフェース44を、様々な種類の光源に適合すべく変更可能である。図4−Bの断面図に示すように、前記インターフェース44は、その内部に、前記光源からの光を前記アダプタ内に伝達するためのガラス棒48を有する。前記光源アダプタ42の近位位置にヒートシンク50が設けられていると有利である。前記光源アダプタ42の遠位位置には、前記光パイプ(図示せず)の前記近位端を挿入可能な取っ手52が設けられている。前記断面図に図示されるように、通路54が、前記ハンドルを貫通して、前記光源アダプタ42の胴部58内へと至っている。光源(図示せず)から前記光源アダプタ42内に入った光は、前記ガラス棒48内を通過して前記経路54に入り、前記光パイプ(図示せず)に入る。把持手段が前記光源アダプタの前記取っ手内に設けられており、前記光パイプを前記アダプタ内に把持している。前記把持手段は、前記光パイプを前記アダプタ内に把持するいかなる好適な手段であってもよい。好適な一実施例は、絞り又は、最も好適にはエラストマ製の絞り60を備えている。前記エラストマ製の絞り60は、前記光源アダプタ42の前記取っ手52内に設けられている。前記エラストマ製の絞り60は、前記ハンドルの適切な回転に伴って、緩んだり締まったりする。前記エラストマ製の絞り60を開いて、前記光パイプ(図示せず)を挿入する。次に、前記エラストマ製の絞り60を締めて、前記光パイプを正しい位置に固定する。漏斗形の部分62を設けて、前記光パイプ(図示せず)の前記アダプタ42内への挿入を容易にしてもよい。図示された前記アダプタによって、前記光パイプに特別な金属アダプタが設けられていなくても、単繊維の又は被覆を施した光ファイバケーブルを標準的な光源に接続することが可能であってもよい。この機構を低コストの使い捨て可能な材料から作製して、低コストの使い捨て可能な光パイプと一緒に使用可能とすると有利であろう。
【0015】
前記ファイバを前記アダプタ胴部内に固定するための別の手段は、当業者に明らかであろう。そのような手段に、前記光ファイバ自体に形成された、又はこれに固定された固定機構が含まれてもよい。そのような機構が、ポリマー、エラストマ、金属などから作製されてもよく、また、接着剤もしくは締まりばめによって固定されていてもよい。固定システムの一実施例においては、前記アダプタ胴部が何らかの嵌合機構を有し、前記嵌合機構が、前記光ファイバ機構と嵌合すると、前記光ファイバを何らかの力で保持する一方で、前記ファイバ端部と前記ガラス棒との間に適正な間隔を維持してもよい。この時に、前記ファイバが不注意により前記アダプタから脱落しないような具合に、前記固定システムが前記ファイバと相互作用して、前記ファイバを正しい位置に保持してもよい。前記ファイバを前記アダプタから除去することが必要となる実施例においては、前記ファイバを十分な力で引っ張ると、前記固定が解除されるような具合に、前記固定システムが構成されていてもよい。又は、使用者が前記固定を解除するのに使用する解放機構を設けてもよい。幾つかの実施例においては、前記固定システムが、被覆されていないファイバを正しい位置に固定すべく構成されていてもよいが、これらの場合、前記被覆されていないファイバには、その固定を容易にするための補足的な機構が設けられていない。これらの実施例では、前記使用者が操作するアダプタによって、前記ファイバの把持又は解放が可能であってもよい。そのようなアダプタが、前記ファイバをアダプタの内表面上に押圧して、ファイバの除去に対して一定のレベルの摩擦抵抗力を付与するばね荷重式の部材を有してもよい。この場合、使用者は前記ばねを変形させて、前記ファイバから前記力を除去し、前記ファイバを解放する。又は、そのようなアダプタが、ある位置に移動すると前記ファイバと干渉すると同時に、前記ファイバを前記ガラス棒に押圧する滑動部材を利用してもよい。前記滑動部材を反対方向に移動させると、前記部材が前記ファイバから離れ、保持力が除去される。ある部材に除去可能な固定力を付与するためのその他の機構は、当業者に明らかであろう。
【0016】
図5Aは、一般的な種類の外科用鉗子に照明機構を組み込んで改装した、本発明の一実施例を図示したものである。図示された前記実施例では、通常の方法で作製された外科用鉗子110が、2本のアーム112を有し、これらのアームのそれぞれが、把持先端部114を有し、近位位置ではエルボ128で互いに結合している。本発明を、外科技術の分野で知られた、又は外科以外の分野で使用されるいかなる種類の鉗子に応用してもよい。例えば、本発明を、宝石加工用ピンセット、歯付きの又は歯無しのアドソン鉗子、ドベーキー鉗子或いは外科医に知られたその他のいかなる鉗子に応用してもよい。前記把持先端部114は、平滑であっても歯付きであってもよく、或いは、当業者に周知のいかなる従来の表面加工又は形状の変更が施されていてもよい。図5Aに図示した前記実施例では、光ファイバ118の一本の繊維が、前記鉗子の近位位置から導出され、前記エルボ128を経て前記2本のアームの一方又は双方に沿って延伸し、前記把持先端部114に隣接する点に至っていてもよい。前記光ファイバ118を前記鉗子110の前記1本又は2本のアーム112上に配置する際には、前記ファイバ118自体が前記把持先端部114の把持表面に当たらないようにすることが重要である。このため、前記光ファイバ118は、前記鉗子の遠位位置では、前記2本のアームのいずれかの外面側に配置されていてもよいが、近位位置では、外科医が前記鉗子を把持する領域に前記光ファイバ118が干渉しないように、前記光ファイバ118が前記アーム112の内面側に固定されていることが望ましいであろう。この図に図示された前記実施例は、前記光ファイバ118が、前記把持先端部114に至るまで前記アーム112の内面側に設けられ、前記先端部のすぐ近くで固定されている、別の一構成を示している。この図には、前記光ファイバ118を前記アーム112上の正しい位置に保持している一連の拘束クリップ116が図示されている。金属製であってもプラスチック製であってもよい別の種類の拘束具を用いて、前記光ファイバ118を正しい位置に固定してもよい。好適には、前記固定手段は、前記処置を終了する際に、前記ファイバ118を前記鉗子110から除去することを可能にする。前記複数のクリップ116は、1回限りで使い捨て可能であってもよいし、又は再使用及び滅菌消毒可能であってもよい。前記複数の拘束クリップ116は、前記鉗子110の無菌性を損なわないような具合に作製及び配置される。
【0017】
又は、前記光ファイバ118が、前記1本又は2本のアーム112上の正しい位置に、テフロン(登録商標)製の外装120によって保持されていてもよい。前記外装120は、前記無菌の光ファイバ118を、図5Bに図示するように、前記アーム112に無菌固定する。図5Bに図示する光ファイバ118は、1本のアーム112の頂部上の、前記先端部114に当たらない位置に、テフロン(登録商標)製の外装120によって保持されている。
【0018】
ここに図示する前記光ファイバ118は、前記アーム112の頂部上に配置されているが、前記光ファイバ118が2つの前記把持先端部114の閉合に干渉しない限り、どのような位置にでも配置可能である。図5Aに図示するように、前記光ファイバ118は、更に近位位置で、適切な光源(図示せず)への前記ファイバ118の取り付けを可能にするコネクタ122に接続されている。一実施例においては、ガラス体手術用にグリースハーバー社により提供されているものと同様の、微細繊維の光ファイバを使用してもよい。特に挙げたこの製品は一般に入手可能であるが、当然のことながら、いかなる同様の光ファイバ繊維(好適には単繊維)でも、その重量及び取扱上の特性が前記外科用鉗子の通常の使用を妨げない限り、使用可能である。伝送される光の最大量が先端部で放射されるように、前記光ファイバ繊維が全反射を可能にすべく構成されていると有利であろう。
【0019】
図6Aは、照明要素を組み込むべく特に構成された、本発明に基づく鉗子の一実施例を図示したものである。図示された前記実施例では、光ファイバ118が、一方の又は双方のアーム112に特に設けられた溝124内に埋め込まれている。前記光ファイバ118は、前記光ファイバが前記把持先端部114の把持機能を妨げない程度に十分に前記溝内に埋め込まれている限り、前記溝内を、遠位端方向に前記把持先端部114まで延伸していてもよい。図示された前記実施例では、前記光ファイバ118が前記鉗子から出てそのコネクタ(図示せず)とインターフェースできるように、前記アーム112の近位又は前記エルボ128を貫通してチャネル130が穿設されている。一実施例においては、図6Bの端面図に示されるように、前記溝124が、両側に把持表面を有する前記把持先端部114の中央に至る通路として、前記把持先端部114全体にわたって延伸していてもよい。前記把持先端部114の把持機能が、その溝内の前記光ファイバ118によって影響されないようなその他の構成を、当業者が考案してもよい。図6Cは、前記溝124全体が前記先端部114内に封入されたことにより、前記先端部の材料が前記光ファイバ118を完全に被覆している先端部114の端面図を、一例として図示したものである。また、外科用鉗子のアーム112の内面に沿って複数の溝124が設けられ、これらの溝のそれぞれに、光ファイバ118が、前記器具の前記把持先端部114に当たらない程度に十分に埋め込むことの可能な本発明の複数の実施例を考案してもよい。そのような実施例においては、複数のチャネルが前記鉗子の前記アーム112の近位又は前記エルボ128を貫通して穿設され、これらのチャネルを、複数の前記光ファイバ118が、近位方向にコネクタに向かって貫通していてもよい。
【0020】
図7は、一方の従来のアーム160が、チタン、ステンレススチール、セラミック又はプラスチックなどの標準的な材料から作製され、他方のアーム150が光ファイバ光ガイドとして機能しうる材料から作製された、照明付き鉗子の一例を図示したものである。好適には、前記光ファイバアーム150は、前記把持先端部114を備えた前記先端部に至る全反射を可能とする表面特性を有する。光が予め選択された領域内で放射されるように、前記光ファイバアーム150の表面がそのようなレベルで処理されていてもよい。前記器具の前記エルボ162は、標準的な外科用鉗子と同様に、前記2つのアームを閉合可能とし、更に、前記鉗子と、光を標準的な光源から導出する光コード154とのインターフェースを可能としている。一実施例においては、前記光コード154は、光ファイバコネクタ152と、照射光を前記光ファイバアーム150へと伝送する光ガイド158とにインターフェースしている。これらの要素全てを、前記器具の通常の外科操作と干渉しない軽量の材料から作製してもよい。
【0021】
上述の複数の実施例が、本発明の用途と原理との幾つかを例示したものであることが理解されよう。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、当業者が様々な変更を実施可能である。例えば、前記照明システムの前記複数の要素を、様々な材料を用いて、様々な形状に形成してもよい。別の一例として、更なる複数の遠位クリップを使用して、前記光ガイドを、前記鉗子の前記脚部の一方又は双方の、より先端近くに取り付けてもよい。又は、前記鉗子の1本の脚部に取り付けられる、連続した一体のクリップをデザインしてもよい。前記光ガイドを、前記クリップ本体の表面に取り付けてもよいし、又はその中に組み込んでもよい。又は、例えば、前記固定口金を様々に異なる大きさ及び形状の鉗子に適切に取り付け可能とすべく、前記口金を様々に異なる寸法及び形状に形成してもよい。その他の形状に、単一の部材からなる、又は複数の部材の組合せからなる固定口金が含まれてもよい。複数の部材の組合せからなる固定口金に、内殻と、前記内殻と協働して前記光ガイドを前記器具上に保持すべく作用する、前記内殻を被覆する独立した外殻と、が使用されてもよい。そのような外殻が、挟み込み点を有するか又は有さないキャップ、滑動スリーブ又はくさび形の形状であってもよい。又は、前記内殻が、前記外殻よりも軟らかい素材からなっていてもよい。そのような別の固定口金形状に、摩擦ばめに加えて、例えば止めねじ、ラチェット、ケーブルタイ、接着剤、ばねクランプ、ローラークランプ、カム又はレバーロック、弾性のバンド又は面ファスナなどの、前記口金を前記鉗子に取り付けるための1つ又は複数の固定機構が含まれてもよい。加えて、前記固定口金に、前記光ガイドが、例えば圧縮性ポリマーフォーム、止めねじ、摩擦力を付与する弾性変形されたピンなどのスナップ方式の接続機構並びに、ラッチ、クラスプ、クランプ類及びその他の、当業者に周知の固定機構を含めた様々な機構によって取り付け可能であってもよい。前記口金又は光ガイドの永久的な固定が望ましい器具の場合は、前記口金及び/又は光ガイドを前記器具に取り付けるための手段として、溶接、リベット、緊密な摩擦ばめ又は化学結合を利用してもよい。
【0022】
更に、本発明で使用する前記光ガイドは、硬質であっても柔軟であってもよい。柔軟な光ガイドを、例えば、内部に金属線を有する柔軟なポリマーチューブから形成してもよい。そのような実施例においては、光が適切に対象物に集束されるように、前記ポリマー製の光チューブを特定の形状に加工してもよい。この加工結果は、前記金属線によって確実に保持される。
【0023】
ここで使用する前記光ファイバケーブル装置は、任意の適切な厚さのガラス又はアクリル樹脂が含まれるがこれらに限定されることはない材料から構成されていてもよい。1.5ミリメートルのアクリル樹脂材料が最も好適である。
【0024】
前記光源アダプタが、複数の機器によって使用可能であるように、1つの光源を二重化すべく更にデザインされていてもよい。そのような光源アダプタが、任意の好適な光源又はその他の光ファイバケーブルとインターフェースすべくデザインされていてもよい。多くの病院設備又は他の機器への取付け用に使用されている光ファイババンドルがこれに含まれる。前記アダプタに、前記光ファイバケーブルが前記アダプタ内に挿入されているか否かを確認するための、例えばポップアップ式又はポップアウト式の装置などの視覚表示装置が含まれていてもよい。又は、前記光ファイバケーブルのねじれによって使用者に伝わるトルクを減少させるために、前記光源アダプタ及び/又は前記光チューブが回転アダプタを有してもよい。前記光源アダプタに、絞りの代わりに、例えば止めねじ、ラチェット、接着剤、ばねクランプ、トランペット形の弁クランプ、ローラークランプ、カム又はレバーロックなどの、前記光ガイドを保持するための1つ又は複数の別の把持手段が用いられていてもよい。
【0025】
図示及び説明した前記複数の実施例は、本発明に基づく調節可能な又は柔軟な光源の例を挙げたものである。本発明の上記の及びその他の原理を実現したその他の実施例も、通常の実験のみで作製可能である。また、本発明の範囲から逸脱することなく、その他の修正、置換及び追加を実施することも可能である。従って、本発明は、上記に例示された実施例に限定されるものではなく、法の下に可能な限り広く解釈されるべき以下の実施例によって理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
以下の図面は、本発明の幾つかの実施例を図示したものであり、前記図面において、同様の参照記号は同様の要素を言及するものである。図示されたこれらの実施例は、単に本発明の例を挙げたものであり、いかなる意味においても限定的なものではないと理解されるべきである。
【図1】図1A−Dは、本発明に基づく照明付属品システムの複数の実施例の斜視図である。
【図2】本発明に基づく照明付属品システムの斜視図である。
【図3】図3A−Bは、光ファイバケーブル装置を有する照明付属品システムの複数の実施例を示す。
【図4】図4A−Bは、本発明に基づく光源アダプタの側面図及び断面図である。
【図5】図5A−Bは、本発明に基づく照明付属品の一実施例を示す。
【図6】図6A−Cは、本発明に基づく照明付属品の一実施例の斜視図及び端面詳細図である。
【図7】本発明に基づく照明付属品システムの部分斜視図である。
【図8】図8Aは、固定口金の一部分の略横断上面図である。図8Bは、固定口金の一部分の略横断側面図である。
Claims (44)
- 器具の近位端に固定可能な固定口金と;
光ファイバを備え、近位端と遠位端とを有する光ガイドであって、前記近位端が前記固定口金に取り付けられ、前記遠位端が前記器具の表面に沿って遠位方向に延伸して前記器具の遠位表面を照明する、光ガイドと;
前記光ファイバの前記近位端に接続された、前記光ファイバの前記近位端に光エネルギーを伝達するための光ファイバケーブル装置と;
を備えた、照明付属品システム。 - 前記光ガイドを前記器具の前記表面に取り付ける取付クリップを更に備えた、請求項1に記載の照明付属品システム。
- 前記固定口金が前記器具の前記近位端を被覆することを特徴とする、請求項1に記載の照明付属品システム。
- 前記光ガイドがハイポチューブを更に備えたことを特徴とする、請求項1に記載の照明付属品システム。
- 前記ハイポチューブが調節可能であることを特徴とする、請求項4に記載の照明付属品システム。
- 前記光ガイドが前記器具の中心に配置されたことを特徴とする、請求項1に記載の照明付属品システム。
- 前記固定口金が取付手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の照明付属品システム。
- 前記取付手段に、摩擦ばめ、止めねじ、ラチェット、ケーブルタイ、接着剤、ばねクランプ、ローラークランプ、カム又はレバーロック、弾性の材料又は面ファスナ、溶接、リベット、緊密な摩擦ばめ又は化学結合のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする、請求項7に記載の照明システム。
- 前記取付手段が弾性ポリマーを備えたことを特徴とする、請求項8に記載の照明システム。
- 前記照明付属品システムが、前記器具の少なくとも1本のアームへの取り付けに適した寸法に構成されており、前記器具が、近位方向に収束して互いに接合する2本のアームを有することと、前記光ガイドが、前記器具の表面に沿って延伸するのに適した寸法に構成されており、前記器具の前記表面が、前記少なくとも1本のアームの外面に位置することと、を特徴とする、請求項1に記載の照明付属品システム。
- 前記器具の前記表面が、前記少なくとも1本のアームの内面に位置することを特徴とする、請求項10に記載の照明付属品システム。
- 前記器具の前記表面が、前記少なくとも1本のアームの頂面に位置することを特徴とする、請求項10に記載の照明付属品システム。
- 前記器具の前記表面が、前記少なくとも1本のアームの底面に位置することを特徴とする、請求項10に記載の照明付属品システム。
- 前記器具が、アドソン鉗子、ドベーキー鉗子、神経用鉗子、バイオネット形鉗子、宝石加工用ピンセット、歯無しのピンセット及び歯付きのピンセットからなる群から選択される鉗子であることを特徴とする、請求項1に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバケーブルの光パイプを光源に取り付けるための光アダプタであって、
内腔と、電源に接続される近位端と、光ファイバケーブルに接続される遠位端と、を有する胴部と;
前記近位端内に配置された光伝送絶縁体と;
前記光ファイバケーブルを固定するための手段と;
を備えた光アダプタを更に備えた、請求項1に記載の照明付属品システム。 - 前記絶縁体がガラスであることを特徴とする、請求項15に記載の照明付属品システム。
- 前記光ファイバケーブルを固定するための手段が、絞り、止めねじ、ラチェット、接着剤、ばねクランプ、トランペット形のバルブクランプ、ローラークランプ、カム又はレバークランプのうちの少なくとも1つを備えたことを特徴とする、請求項15に記載の照明付属品システム。
- 前記絞りがエラストマの絞りであることを特徴とする、請求項15に記載の照明付属品システム。
- 前記光アダプタがヒートシンクを更に備えたことを特徴とする、請求項15に記載の照明付属品システム。
- 前記光アダプタが、前記光パイプの挿入を表示する視覚表示装置を更に備えたことを特徴とする、請求項15に記載の照明付属品システム。
- 前記光アダプタが前記光ファイバケーブルに合わせて成形されたことを特徴とする、請求項15に記載の照明付属品システム。
- 前記光アダプタが前記光ファイバケーブルに接着されたことを特徴とする、請求項15に記載の照明付属品システム。
- 第1のアームと第2のアームとを有する鉗子であって、前記第1のアームと前記第2のアームとが、近位方向に収束して前記鉗子の近位端で接合し、前記第1のアームが遠位方向に延伸して第1の把持先端部で終端し、前記第2のアームが遠位方向に延伸して第2の把持先端部で終端した、鉗子と;
前記鉗子の少なくとも1本のアームに取り外し可能に固定され、光源に取り付け可能な近位端及び前記少なくとも1本のアームの遠位部分に配置可能な遠位端を有する光ファイバであって、前記第1の把持先端部と前記第2の把持先端部との間に把持可能な隣接した物体を妨げとなることなく照明する光を伝送する光ファイバと;
を備えた、照明可能な器具。 - 前記鉗子が外科用鉗子であることを特徴とする、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記外科用鉗子が、アドソン鉗子、ドベーキー鉗子、神経用鉗子、バイオネット形鉗子、宝石加工用ピンセット、歯無しのピンセット及び歯付きのピンセットからなる群から選択されることを特徴とする、請求項24に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバが前記少なくとも1本のアームの内面に固定されたことを特徴とする、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバが前記少なくとも1本のアームの外面に固定されたことを特徴とする、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバが前記少なくとも1本のアームの頂面に固定されたことを特徴とする、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバが前記少なくとも1本のアームの底面に固定されたことを特徴とする、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバが光ガイド装置の内部に設けられたことを特徴とする、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバを前記鉗子の前記近位端に取り付ける固定口金を更に備えた、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記固定口金が前記鉗子の前記近位端を被覆することを特徴とする、請求項31に記載の照明可能な器具。
- 前記固定口金が前記鉗子に取り外し可能に取り付けられたことを特徴とする、請求項31に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバに光エネルギーを伝送するために前記光ファイバの前記近位端に取り外し可能に取り付けられた光ケーブルを更に備えた、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記光ケーブルが光ファイバ装置を備えたことを特徴とする、請求項34に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバを、前記鉗子の前記近位端よりも遠位かつ前記少なくとも1本のアームの前記把持先端部よりも近位で前記鉗子に固定する固定クリップを更に備えた、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバが前記少なくとも1本のアーム内に部分的に埋め込まれたことを特徴とする、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバが前記少なくとも1本のアームに設けられた溝内に配置されたことを特徴とする、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 前記光ファイバが前記少なくとも1本のアームの内部に埋め込まれたことを特徴とする、請求項23に記載の照明可能な器具。
- 近位方向に収束して近位端で接合し、かつ遠位方向に延伸して把持先端部で終端する2本のアームを有し、前記2本のアームのうちの少なくとも1本に、前記2つの把持先端部によって把持可能な隣接した加工物を照明するための光ファイバ照明手段が含まれ、前記光ファイバ照明手段が、前記2つの把持先端部の接近の妨げとならないような寸法に構成された、鉗子
を備えた、手で使用すべく構成された照明可能な器具。 - 前記鉗子が外科用鉗子であることを特徴とする、請求項40に記載の照明可能な器具。
- 光ファイバを備え、近位端と遠位端とを有し、前記近位端が前記固定口金に取り付けられ、前記遠位端が前記器具表面に沿って遠位方向に延伸して前記器具の遠位表面を照明し、前記固定口金が、器具の近位端に固定可能であり、かつ前記光ファイバの前記近位端に光エネルギーを伝送する光ファイバケーブル装置を取り付けるための取付機構を規定している、光ガイド
を備えた、照明付属品システム。 - 前記固定口金及び前記光ガイドのうちの少なくとも一方が使い捨て可能であることを特徴とする、請求項42に記載の照明付属品システム。
- 前記固定口金及び前記光ガイドのうちの少なくとも一方が再使用可能であることを特徴とする、請求項42に記載の照明付属品システム。
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