JP2023502063A - インプラントシステム - Google Patents

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Abstract

少なくとも2つの異なるカラーコーディングをされたインプラントを備え、少なくとも2つの異なるカラーコーディングをされた医療器具を備える、インプラントシステムの場合にカラーコーディングを改善するために、少なくとも2つの器具のカラーコーディングが、少なくとも2つのインプラントのカラーコーディングに対応し、少なくとも2つの医療器具のコーディングが、少なくとも1つのコーディング要素を備え、少なくとも2つの医療器具が各々、少なくとも2つのインプラントのうちの1つを連帯的に取り扱うための第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素を備え、第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素が、互いに対して移動可能であり、かつそれぞれの器具の遠位端に配置又は形成されており、少なくとも2つの器具が各々、作動装置を備え、作動装置が、器具の近位端に配置又は形成され、かつ作動装置の作動の結果として第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素を互いに対して移動させるために少なくとも2つのツール要素と協働し、少なくとも1つのコーディング要素が、第1のツール要素上に配置されており、少なくとも1つの第2のツール要素が、少なくとも1つのコーディング要素をそれぞれの器具の作業位置において固定し、第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素が、第2のツール要素に向かう方向の移動に抗う第1のツール要素上の第1の極限位置と第2の極限位置との間で互いに対して移動可能であることが提案されている。

Description

本発明は、少なくとも2つの異なるカラーコーディングをされたインプラントを備え、少なくとも2つの異なるカラーコーディングをされた医療器具を備える、インプラントシステムであって、少なくとも2つの器具のカラーコーディングが、少なくとも2つのインプラントのカラーコーディングに対応し、少なくとも2つの医療器具のコーディングが、少なくとも1つのコーディング要素を備え、少なくとも2つの医療器具が各々、少なくとも2つのインプラントのうちの1つを連帯的に取り扱うための第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素を備え、第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素が、互いに対して移動可能であり、かつそれぞれの器具の遠位端に配置又は形成されており、少なくとも2つの器具が各々、作動装置を備え、作動装置が、器具の近位端に配置又は形成され、かつ作動装置の作動の結果として第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素を互いに対して移動させるために少なくとも2つのツール要素と協働する、インプラントシステムに関する。
冒頭で説明した種類のインプラントシステムは、特に、インプラントとそのために設けられた器具、例えば、適用器具との間の関連付けがユーザにとって単純化されるべきである場合に使用される。コーディングとも呼ばれる着色されたマーキングがこの目的を果たす。
チタン製の器具の場合、陽極酸化によってカラーコーディングを作り出すことが知られている。しかしながら、この方法による器具の着色は、完了した処理サイクルの数が増加するにつれて色あせ、又は最悪の場合、その色が変化し得る。
これの代わりに、特に外科用鋼から作製された器具の場合、プラスチック材料から作製されたコーディング要素がカラーマーキングとして使用され、これは器具上にねじ込まれるか、又は締まりばめによって器具に固定される。しかしながら、その種のコーディング要素は、器具から緩むか又は完全に外れ、それによって紛失するリスクを隠し持つ。特に、外科手術中にコーディング要素が器具から外れることは絶対に許容できない。
接着剤を用いて器具上にコーディング要素を固定することは、原理上は可能であるが、これは生体適合性の問題につながることが多い。これとは別に、接着剤が老化し、それによってその機能を失い、それによってコーディング要素が器具から不適当に外れるリスクが増加することを考慮に入れなければならない。
したがって、本発明の目的は、冒頭で説明した種類のインプラントシステムの場合にカラーコーディングを改善することである。
この目的は、少なくとも1つのコーディング要素が、第1のツール要素上に配置されており、少なくとも1つの第2のツール要素が、少なくとも1つのコーディング要素をそれぞれの器具の作業位置において固定し、第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素が、第2のツール要素に向かう方向の移動に抗う第1のツール要素上の第1の極限位置と第2の極限位置との間で互いに対して移動可能である、冒頭で説明した種類のインプラントシステムを備える本発明によって達成される。
インプラントシステムの提案されたさらなる発展の結果として、ツール要素は、特に、一方では少なくとも1つのコーディング要素を保持し、他方では少なくとも1つのコーディング要素を作業位置において第1のツール要素上に固定するために使用される。したがって、少なくとも1つのコーディング要素は、第1のツール要素への連結が解放されたとしても、第1のツール要素から脱落することができないため、特に外科手術中の少なくとも1つのコーディング要素の紛失を防止することができる。これは、少なくとも1つの第2のツール要素によって防止される。該第2のツール要素は、第1のツール要素から離れる方向で、第2のツール要素の方向に向かう少なくとも1つのコーディング要素のための停止部又は移動限界を、実質的に形成する。提案されたさらなる発展は、特に、接着剤の使用を取り止めることを可能にする。したがって、特に外科手術中の、第1のツール要素からの少なくとも1つのコーディング要素の紛失、又は望ましくない分離及びそれに関連する紛失を、特に効果的に防止することができる。さらに、インプラントと関連する器具との容易な関連付けが、カラーコーディングによって可能である。インプラント上、及び関連する又は対応する器具上のカラーコーディングは、ユーザにとって明確な関連付けが可能であるように、すなわち、ユーザがどの器具をどのインプラントの取扱いに使用するかに関して、好ましくは一致する。
各器具が少なくとも2つのコーディング要素を備え、少なくとも2つのコーディング要素のうちの少なくとも1つが、第1のツール要素及び/又は少なくとも1つの第2のツール要素上に配置されることが好ましい。したがって、特に、様々な器具の差別化を改善することができる。例えば、コーディング要素は、器具のコーディングが常に容易に見えるように、つまり、器具がどのように置かれ又は保持されているかとは無関係に、各ツール要素上に配置されてもよい。
第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素が、互いに対して枢動軸を中心に変位可能又は枢動可能であるように配置又は形成されていると有利である。したがって、具体的には、鉗子状又ははさみ状の器具を形成することができる。例えば、互いに対して枢動可能なツール要素はまた、管状又は摺動シャフトの遠位端に配置されてもよい。例えば、コーディング要素の固定は、コーディング要素に対して変位可能な第2のツール要素によって達成することもできる。例えば、これは、器具の縦軸に平行な第1のツール要素に対する第2のツール要素の、変位によって可能にすることができる。
器具は、第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素が、枢動軸を画定する枢動部材によって互いに結合又は連結される場合、簡単な方法で構成することができる。したがって、器具口部を画定する口部分は、2つ以上のツール要素によって、つまり、剛性の枝部を有するはさみ状の器具の場合、及び管状シャフト器具又は摺動シャフト器具の場合の両方において作成することができる。
ツール要素の互いの結合は、特に、枢動部材が連結ねじの形態又はリベットの形態で構成されていることによって、簡単な方法で可能である。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素が、支持領域内で移動可能であるように互いに対して取り付けられており、少なくとも1つのコーディング要素が、支持領域の遠位側の第1のツール要素上に配置されるように提供され得る。例えば、支持領域は、ツール要素が、例えば、枢動部材によって互いに結合されている器具の連結領域であってもよい。器具のコーディングは、支持領域の遠位側に少なくとも1つのコーディング要素が配置された結果として容易に見ることができる。さらに、器具のコーディングは、器具によって取り扱われるインプラントの近くにある。これにより、ユーザは、それぞれのインプラントに適した器具が選択されたかどうかを容易かつ確実に視覚的に確認することができる。これは、カラーコーディングが互いに一致又は対応する場合、例えば、同じ色を有する場合である。例えば、コーディング要素の色がインプラントの色とは異なる色であることにより、カラーコーディングが異なる場合、正しい関連付けは当てはまらない。
第1のツール要素が、コーディング要素レセプタクルを有し、少なくとも1つのコーディング要素が、少なくとも部分的に、特に完全に、コーディング要素レセプタクル内にフォースロック及び/又はポジティブロック方式で、並びに/又は材料接合によって保持されていることが好ましい。少なくとも1つのコーディング要素は、コーディング要素レセプタクル内に完全に収容されていてもよく、又はそこから部分的に突出してもよい。コーディング要素レセプタクルは、特に、少なくとも1つのコーディング要素を、特に作業位置において、第1のツール要素上に確実に保持することを可能にする。特に、コーディング要素レセプタクルは、少なくとも1つの第2のツール要素から離れる方向への少なくとも1つのコーディング要素の移動を防止するように構成されてもよい。これは、少なくとも1つのコーディング要素と第1のツール要素との間のフォースロック又はポジティブロック連結によって達成することができる。任意選択的に、追加的又は代替的に、少なくとも1つのコーディング要素はまた、材料接合によって器具に連結されてもよい。したがって、特に、器具上のコーディング要素の付加的な固定を達成することができる。
少なくとも1つのコーディング要素が、コーディング要素レセプタクル内に、排他的にフォースロック及び/若しくはポジティブロック方式で、特に接着剤なしで、又は排他的に材料接合によって保持されていると有利である。したがって、例えば、接着剤などを使用せずとも完全に固定することができ、それによって器具の耐用年数を延ばすことができ、又はコーディング要素は、排他的に材料接合によって、例えば、接着、はんだ付け、若しくは溶接によって固定することができ、製造費用を最小限に抑える。
少なくとも1つのコーディング要素は、少なくとも1つのコーディング要素がコーディング要素レセプタクル内にねじ込まれる場合、簡単な方法で第1のツール要素に連結することができる。代替的に、ポジティブロック方式で押し込まれてもよい。
コーディング要素レセプタクルは、好ましくは穿孔を備える。穿孔は、特に、コーディング要素レセプタクル内に収容及び保持された少なくとも1つのコーディング要素を容易に認識できるようにすることができる。したがって、ユーザは、第2のツール要素とは反対方向を向いた第1のツール要素の外面を見たときに、コーディング要素レセプタクル内に保持されたコーディング要素がどの色を有するかを直接認識することができる。
少なくとも1つのコーディング要素は、穿孔が雌ねじを有する場合、簡単な方法でコーディング要素レセプタクル内に固定することができる。したがって、コーディング要素は、コーディング要素レセプタクル内にねじ込むことができる。
少なくとも1つのコーディング要素が、雌ねじに対応する雄ねじを有すると有利である。そのような構成は、少なくとも1つのコーディング要素の第1のツール要素への連結を容易にする。
第1のツール要素から少なくとも1つのコーディング要素が外れるリスクをさらに低減するために、穿孔が少なくとも1つの第2のツール要素から外側に向かう方向に向かって、少なくとも断面が先細になると有利である。また、その全長にわたって先細になっていてもよい。したがって、穿孔は、第1のツール要素上の少なくとも1つのコーディング要素のための停止部を形成し、その結果、固定装置を形成する。したがって、穿孔を通って第2のツール要素から離れる第1のツール要素の移動を確実に防止することができる。
器具の製造は、特に、枢動軸に平行又は実質的に平行に延在するコーディング要素レセプタクル縦軸を画定する、コーディング要素レセプタクルによって単純化することができる。したがって、器具のコーディングは、器具の支持領域が見えるときに容易に認識することができる。
第1のツール要素が、コーディング要素レセプタクルに平行な方向に厚さを有し、コーディング要素の長さが、最大でツール要素のおよその厚さに対応することが好ましい。したがって、具体的には、コーディング要素を、両側、すなわち、第2のツール要素とは反対方向を向いた、第1のツール要素の外側を有する一方の側、及び第2のツール要素に向かう方向に面する、第1のツール要素の側面を有する他方の側と、同一平面になるように構成することが可能である。
コーディング要素レセプタクルが、少なくとも1つの第2のツール要素から外側に向かう方向を向いた視認開口部と、少なくとも1つの第2のツール要素に向かう方向を向いた挿入開口部と、を有し、視認開口部の断面積が、挿入開口部の断面積よりも小さいと有利である。この構成は、特に、コーディング要素レセプタクル内の少なくとも1つのコーディング要素が視認開口部を通って脱落しないように、簡単な方法で固定することを可能にする。視認開口部及び挿入開口部の断面積を選択することにより、少なくとも1つのコーディング要素は、例えば、排他的に挿入開口部を介してコーディング要素レセプタクルに導入され得る。したがって、コーディング要素レセプタクルを通過して、視認開口部を通ることは実質的に不可能である。
作業位置における挿入開口部が、少なくとも1つの第2のツール要素によって少なくとも部分的に、特に完全に覆われるか、又は閉鎖されることが好ましい。このようにして、少なくとも1つの第2のツール要素は、器具が作業位置をとるときに脱落しないように少なくとも1つのコーディング要素をコーディング要素レセプタクル内に固定することができる。
器具を簡単かつ確実に洗浄することができるようにするために、器具が、作業位置から、第1のツール要素及び少なくとも1つの第2のツール要素が2つの極限位置のうちの一方を越えて互いに対して移動される処理位置へと動かされることが可能であり、少なくとも1つの第2のツール要素が、少なくとも1つのコーディング要素を解放し、具体的には、処理位置において、挿入開口部を開放することが好ましい。例えば、処理位置において、ツール要素は、互いに対して90°以上枢動することができる。いずれの場合も、処理位置において、それらは、少なくとも1つの第2のツール要素がもはや少なくとも1つのコーディング要素を部分的でさえ覆わないように互いに対して移動される。これは、特に、少なくとも1つの第2のツール要素が、作業位置において挿入開口部を開放することによって達成することができる。
少なくとも1つのコーディング要素が、好ましくは、第1のツール要素への材料接合によって、かつ/又は第1のツール要素と共に塑性変形することによって、特に処理位置において、コーディング要素レセプタクル内に固定される。このさらなる発展は、特に、処理位置にある少なくとも1つのコーディング要素が第1のツール要素から意図せずに外れるのを防止することを、非常に確実に可能にする。材料接合は、具体的には、溶接又ははんだ付けによって達成することができる。塑性変形は、特に、コーディング要素レセプタクルに対する少なくとも1つのコーディング要素の移動を防止する、局所的かつ確かな係合につなげることができる。
少なくとも1つのコーディング要素は、雄ねじ及び/又は雌ねじの少なくとも1つのねじ山を破砕又は破壊することによってその中に固定される場合、簡単な方法でコーディング要素レセプタクル内に固定することができる。例えば、ねじ山の破壊は、レーザ溶接によって達成することができる。少なくとも1つのねじ山の破砕は、例えば、それに適したツールを用いて機械的に行うことができる。したがって、特に、少なくとも1つのコーディング要素のねじがコーディング要素レセプタクルから抜け得ることを防止することができる。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの第2のツール要素から外側に向かう方向を向いた少なくとも1つのコーディング要素の端部が、少なくとも1つの第2のツール要素とは反対方向を向いた第1のツール要素の側面と、同一平面上又は実質的に同一平面上に配置又は形成されるように提供され得る。したがって、特に、コーディング要素縦軸に対して横方向に延在するコーディング要素の端面は、第1のツール要素の側面に実質的に途切れなく統合することができる。言い換えれば、コーディング要素のフラッシュフィットを達成することができる。
インプラントシステムの組立ては、特に、少なくとも1つの第2のツール要素に向かう方向に面して開いているツール係合要素を有する、少なくとも1つのコーディング要素によって単純化することができる。具体的には、ツール係合要素は、スリット、内側多角形ソケット、又は内側多葉ソケットの形態で構成されてもよい。そのような構成は、特に、少なくとも1つのコーディング要素のコーディング要素レセプタクルへの導入、例えば、ねじ込みを単純化する。
有利には、少なくとも1つのコーディング要素が、少なくとも1つの第2のツール要素上に、第1のツール要素上と類似の方法で配置されている。したがって、上記のように、特に、両方又はすべてのツール要素にコーディング要素を装備することが可能である。コーディング要素が少なくとも1つの第2のツール要素上に配置された場合、第1のツール要素は、コーディング要素が第1のツール要素に向かう方向に通過するのを防止する。器具上に2つ以上のコーディング要素を配置することは、特に、ユーザが器具の場所又は向きとは無関係に器具のコーディングを容易に認識することができるという利点を有する。
少なくとも2つの器具のうちの少なくとも1つが、少なくとも2つのコーディング要素を備え、かつ少なくとも2つのコーディング要素のうちの少なくとも1つが、作動装置上に配置又は形成されていることが好ましい。したがって、器具は、特に、ツール要素のうちの1つ上に配置又は形成されたコーディング要素が、例えば、汚染のためにもはや認識できない場合、又はコーディング要素が外科手術中に生体組織によって覆われている場合でも、依然として確実に識別することができる。具体的には、2つ、3つ、又はそれ以上のコーディング要素を作動装置上に配置してもよく、それによって、器具とインプラントとの関連付けがさらに改善する。
特に、作動装置が、互いに対して移動可能、特に枢動可能である2つの作動要素を備える場合、インプラントシステムの取扱いをさらに単純化することができる。作動装置のそのような構成は、特に、はさみのような様式の器具の取扱いを可能にする。例えば、作動装置は、互いに対して枢動可能であり、かつツール要素に堅固に結合されているか、又は力伝達部材によってツール要素に結合されている、2つの枝部を備えてもよい。したがって、一方でははさみ状の器具、又は管状シャフト若しくは摺動シャフト器具を形成することもできる。
少なくとも2つの器具の単純な構造は、特に、2つの作動要素が、剛性の枝部の形態で構成されており、各作動要素の遠位端が、ツール要素を支持又は備えることによって達成することができる。
2つの作動要素は、枢動軸を中心として好適に枢動可能である。したがって、特に、器具の単純な構造を達成することができる。
少なくとも2つのコーディング要素のうちの1つが、2つの作動要素のうちの少なくとも1つ上に配置されていると有利である。特に、少なくとも1つのコーディング要素が、2つの作動要素の各々上に配置又は形成されてもよい。2つ以上のコーディング要素が、各作動要素上に配置又は形成されてもよい。器具とインプラントとの関連付けは、ツール要素のうちの1つ上に配置又は形成されたコーディング要素が、例えば、汚染のためにもはや認識できない場合、又は外科手術中にコーディング要素が生体組織によって覆われている場合に、依然として確実に行うことができる。
さらに、器具が、作動装置を極限位置に保持する付勢力を及ぼすための付勢装置を備えると有利であり得る。例えば、付勢装置は、2つの作動要素を、ツール要素が互いに最大距離にある最大範囲まで互いから離れるように移動した、極限位置に保持する。特に、付勢装置が画定する極限位置は、少なくとも1つの器具が作業位置をとる位置であってもよい。したがって、特に、つまり、特に少なくとも1つの器具が作動されていないときに、少なくとも1つのコーディング要素が第1のツール要素上に固定されていることが、付勢装置によって確実にされることができる。
付勢装置が、少なくとも1つの付勢要素を備え、2つの作動要素が、少なくとも1つの付勢要素の作用に抗して互いに向かって移動可能であると有利である。例えば、各作動要素は付勢要素を備えてもよく、付勢要素はまた、例えば、特に板ばねのように作動要素と一体に形成される。それぞれの作動要素の自由端を形成する付勢要素の自由端は、例えば、特に可動式に互いに結合されてもよい。
付勢装置は、少なくとも1つの医療器具を作業位置から処理位置に移行させるために作動停止可能であることが好ましい。例えば、付勢装置は、作動要素、特にツール要素も互いに最大距離にある作業位置における極限位置を画定してもよい。例えば、作動要素及びそれに連結又は結合されたツール要素を作業位置から処理位置に移行するために、作業位置において互いに係合する付勢要素を係合から外すことができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、少なくとも2つの器具が、クリップアプライヤの形態で構成されるように提供され得る。具体的には、それらは、クリップの形態の異なるサイズのインプラントを取り扱うことができるように、異なるように形成されたツール要素を有してもよい。
少なくとも2つのインプラントが、外科用クリップの形態で構成されていると有利である。具体的には、それらは動脈瘤クリップの形態で構成されてもよい。その種のインプラントは、特に、血管をクランプするために使用され得る。
インプラントシステムは、少なくとも1つのコーディング要素がプラスチック又は金属から作製されている場合、単純かつ費用効果の高い方法でカラーコーディングすることができる。
本発明のさらに好ましい実施形態によれば、少なくとも2つのインプラントが、インプラント材料から作製されており、少なくとも2つの対応するコーディング要素が、コーディング要素材料から作製されており、インプラント材料及びコーディング要素材料が、同一であるように提供され得る。この構成は、特に、インプラント及びコーディング要素の両方、よって、同一又は少なくともほぼ同一の器具のカラーコーディングを達成することを可能にする。したがって、器具とインプラントとの間の特に良好な視覚的関連付けを可能にすることができる。
少なくとも2つのインプラントの表面及び少なくとも2つのコーディング要素の表面が、好ましくは、少なくとも部分的に、特に完全に、着色されているか又は着色コーティングが設けられている。この種の構成は、特に、インプラントと関連する器具との間の非常に良好な視覚的関連付けを可能にする。
少なくとも1つのコーディング要素が、着色処理された表面を介して着色されているか、又は着色処理された表面を有し、少なくとも2つのインプラントが、同様にカラーコーディングされていることが好適であり得る。少なくとも1つのコーディング要素及び少なくとも2つのインプラントが同様にカラーコーディングされている場合、色の印象の特に良好な一致を達成することができ、これにより、ユーザにとってインプラントと器具との関連付けが容易になる。
本発明の好ましい実施形態の以下の説明は、さらなる説明のために図面と併せて役立つ。
インプラントシステムの第1の実施形態の斜視全体図である。 図1から抜き出された配置の拡大部分図である。 図2の矢印Aの方向についての図である。 図2の矢印Bの方向についての図である。 処理位置にある医療器具の一実施形態の遠位端の、図4と同様の図である。 コーディング要素の挿入前のツール要素の斜視部分図である。 閉鎖している器具の場合における、図3の線3-7に沿った切断図である。 少なくとも2つのコーディング要素を有する器具のさらなる一実施形態の斜視全体図である。
インプラントシステムの一実施形態を図1に概略的に示しており、全体として参照番号10で示している。インプラントシステム10は、図1に概略的に示す第1の医療器具12及び医療器具14を備える。
インプラントシステム10の代替の実施形態は、さらなる器具を備えてもよい。
インプラントシステム10は、図1に概略的に示す第1のインプラント16及び第2のインプラント18をさらに備える。第1の器具12及び第2の器具14は、少なくとも1つの特徴、例えば、サイズ又は作動力が異なる。
器具12及び14を区別するために、以下で詳細に説明するように、それらはカラーコーディングされている。
器具12は、一例として、クリップアプライヤ20の形態で図に示している。
第1のインプラント16は、一例として、外科用クリップ22として、つまり、動脈瘤クリップ24の形態で図に示している。
インプラント16及び18を互いに区別することができるように、それらはカラーコーディングされている。第1のインプラント16は第1の色に着色されており、第2のインプラント18は異なる色に着色されている。インプラントシステム10が備えるインプラント16及び18並びに任意選択的なさらなるインプラントのそのようなカラーコーディングは、ユーザがそれらを容易に区別することを可能にする。
インプラント16及び18は、特に、形態及びサイズ、並びに、例えば、2つのクランプアーム26及び28の閉鎖すなわちクランプ力が異なる場合があり、クランプ力は、クリップ22のばね要素30によって加えられる。
それぞれのインプラント16、18を取り扱うための適切な器具12、14を確実に選択できるように、器具12及び14もカラーコーディングされている。この目的は、それぞれの器具12及び14に配置されたコーディング要素32及び34によって果たされる。
図に示す器具12は、支持領域40内で互いに対して移動可能に取り付けられた2つの細長い枝部36及び38を備える。枝部36及び38の遠位端は、第1及び第2のツール要素42及び44を形成し、第1及び第2のツール要素42及び44の間にインプラント16又は18を収容及び保持することができる。
枝部36及び38は、全体として参照番号50で示す器具12の作動装置の作動要素46及び48を形成する。
作動要素46及び48は、互いに対して移動可能であり、つまり、枢動軸52を中心に枢動可能である。したがって、ツール要素42及び44は、枢動軸52を中心に枢動可能であるように互いに結合されている。
枢動軸52は、枢動部材54によって画定されている。図に示す器具12の実施形態では、該枢動部材54は、連結ねじ56の形態で構成されている。代替の一実施形態では、枢動部材54は、リベットの形態で構成されてもよい。
器具12は、作動装置50を極限位置に保持する付勢力を及ぼすための付勢装置58をさらに備える。
付勢装置50は、2つの付勢要素60及び62を備え、これらの付勢要素60及び62は、2つの作動要素46及び48が付勢要素58及び60の作用に抗して互いに向かって移動可能であるように配置かつ構成されている。
付勢要素60及び62は、作動要素46及び48の近位端部分を形成する。このように作動要素46及び48の自由端64及び66も形成する付勢要素66及び62の自由端64及び66は、互いに係合し、図1に概略的に示すように、器具12を第1の極限位置を画定する開位置に保持する。
作動要素46及び48が互いに向かって移動されると、枝部36及び38は、枝部36及び38上に形成されたツール要素42及び44と共に互いに向かって枢動し、それにより、2つのツール要素42及び44によって画定された器具口部68が閉鎖する。
器具12の作業位置において、付勢要素60及び62の自由端64及び66は係合している。作業位置におけるさらなる、すなわち、第2の極限位置は、図7の断面に概略的に示すように、ツール要素42及び44の最大近接位置によって、すなわち、器具口部68が閉鎖されたときに画定される。このように画定された閉位置は、器具口部の第2の極限位置を画定する。
ツール要素42及び44は、図1に記載及び概略的に示すように、付勢要素60及び62の自由端64及び66が互いに係合しているとき、これら2つの画定された極限位置の間で互いに対して移動することができる。
自由端64及び66が係合から外れると、枝部36及び38は、互いからもっとさらに離れるように、例えば、ツール要素42及び44が互いに対してほぼ直角に位置合わせされた図5に示す位置に枢動することができる。
自由端64及び66が係合から外れると、枝部36及び38は、ほぼ勝手に互いに対して枢動することができる。ツール要素42及び44が開位置、すなわち、図1に示す第1の極限位置の場合よりも互いにさらに離れているとき、器具12は処理位置をとる。器具12は、洗浄及び滅菌中、すなわち、処理中にこの位置に留められることが好ましい。
したがって、説明したように、付勢装置58は、器具12を作業位置から処理位置に移行させるために作動停止可能である。
コーディング要素32は、コーディング要素レセプタクル70内の器具12上に収容されている。該コーディング要素レセプタクル70は、枢動軸52の遠位側、したがって、支持領域40の遠位側で第1のツール要素42上に形成されている。
コーディング要素レセプタクル70は、穿孔72の形態で構成されている。
一実施形態では、穿孔72は雌ねじ74を備える。
コーディング要素レセプタクル70は、枢動軸52に平行に延在するコーディング要素レセプタクル縦軸76を画定する。
コーディング要素32は、雌ねじ74に対応する雄ねじ78を有する。これにより、コーディング要素32をコーディング要素レセプタクル70内にねじ込むことが可能になる。
コーディング要素レセプタクル70は、第2のツール要素44から外側に向かう方向を向いた視認開口部80と、第2のツール要素44に向かう方向を向いた挿入開口部82と、を有する。視認開口部80の断面積は、挿入開口部82の断面積よりも小さい。これは、図に示す実施形態では、挿入開口部82と視認開口部80との間に先細部84が形成されることによって達成される。先細部は、雌ねじ74が設けられた中空円筒状のボア部86に接している。
コーディング要素32は、第2のツール要素44に向かう方向を向いて開いている、スリット90の形態のツール係合要素88をさらに有する。
代替の実施形態では、ツール係合要素88は、内側多角形ソケット又は内側多小葉ソケットの形態で構成されている。
穿孔72は、説明したように、第2のツール要素44から外側に向かう方向に向かって断面が先細になっているため、コーディング要素レセプタクル70は、コーディング要素32が視認開口部80を通過できないような方法である、ポジティブロック方式でコーディング要素32を収容することができる。コーディング要素32は、コーディング要素レセプタクル70の構成の結果として、視認開口部を通って脱落しないように第1のツール要素42上に固定される。
コーディング要素32はまた、挿入開口部82を介してコーディング要素レセプタクル70から脱落しないように、さらに固定される。
第1の固定要素は、第2のツール要素44を形成し、これによって、挿入開口部82が作業位置において少なくとも部分的に覆われ、又は閉鎖され、かつ異なる位置においても完全に覆われ、又は閉鎖されるように保持する。
図7の切断図において、閉位置にある第2のツール要素44が挿入開口部82を完全に覆い、したがって閉鎖していることが容易に分かる。これは、図4でも容易に見ることができる。図4に示すツール要素42及び44の互いに対する位置、すなわち、第2の極限位置において、作業位置、すなわち、付勢要素60及び62がそれらの自由端64及び66によって互いに係合している位置において、第2のツール要素42は、コーディング要素32が見えないように挿入開口部82を完全に覆う。
しかしながら、第2のツール要素44は、図5に概略的に示すように、処理位置において挿入開口部82を完全に開放する。処理位置において、ツール要素42及び44は、2つの画定された極限位置の一方を越えて互いに対して移動される。図に示す実施形態では、既に説明したように、第1の極限位置は、付勢要素60及び62の自由端64及び66が係合している状態の器具口部68の最大開口によって画定される。この極限位置を越えて、ツール要素42及び44は、自由端64及び66が係合から外れると、互いからもっとさらに遠くに枢動可能である。
上記のようにして、コーディング要素32は、フォースロック及び/又はポジティブロック方式で、つまり、排他的にフォースロック及び/又はポジティブロック方式で、すなわち、接着剤なしで、コーディング要素レセプタクル70内に保持される。
第1のツール要素42は、コーディング要素レセプタクル縦軸76に平行な方向に厚さ92を有する。コーディング要素レセプタクル縦軸76に平行なコーディング要素32の長さ94は、ツール要素42のおよその厚さ92に対応する。
一実施形態では、コーディング要素32は、第2のツール要素44が挿入開口部82を開放している処理位置にあるコーディング要素32がコーディング要素レセプタクル70から脱落することができないように、コーディング要素レセプタクル70内にさらに固定される。一実施形態では、これは、コーディング要素32を第1のツール要素42に物質的に接合することによって、かつ/又はコーディング要素32をツール要素42により塑性変形させることによって達成される。
一実施形態では、この追加の固定は、雄ねじ78のねじ山及び/又は雌ねじのねじ山が破砕又は破壊されることによって達成される。例えば、これは、レーザ溶接によって行われてもよい。
互いに係合している領域内のコーディング要素及び/又はツール要素42の恒久的な塑性変形は、コーディング要素レセプタクル70に対する、したがって、第1のツール要素42に対するコーディング要素32の相対移動を恒久的に防止することができる。
インプラントシステム10の第1の医療器具12のさらなる一実施形態を、図8に概略的に示す。
図8に示す器具12の実施形態は、その構造において、図1~図7で説明した第1の医療器具12の実施形態と実質的に対応する。したがって、分かり易くするために、同一の構成要素及び部品には同じ参照番号が使用される。しかしながら、図8の実施形態は、2つの作動要素46及び48の各々上に、それぞれの他の作動要素46又は48に向かう方向を指す丸みを帯びた突起の形態のそれぞれの肥厚部180が形成されている点で、図1から図7の実施形態とは異なる。2つの肥厚部180の各々には、中空円筒状のコーディング要素レセプタクル170が形成されており、これは、枢動軸52に平行に延在する縦軸172を画定する。
2つの肥厚部180は各々、作動要素46及び48上の、それぞれの付勢要素60及び62への変遷領域に配置又は形成される。
それぞれのコーディング要素132は、2つのコーディング要素レセプタクル170内に挿入されている。2つのコーディング要素132は、コーディング要素32に対応し、よって、例えば、全く同じくカラーコーディングされる。
作動装置50上に配置又は形成された2つの追加のコーディング要素132は、例えば、コーディング要素32が汚染されているか、そうでなければ見えない場合であっても、外科医が器具12を用いて対応する第1のインプラント16を確実に取り扱うことを可能にする。
医療器具12の代替の一実施形態では、図8に示すような2つの肥厚部180の代わりに、コーディング要素132を有する肥厚部180が、2つの作動要素46又は48のうちの一方にのみ配置又は形成される。
図に示す実施形態では、第2のツール要素44から外側に向かう方向を向いたコーディング要素32の端部96は、第2のツール要素44とは反対方向を向いた第1のツール要素42の側面98と同一平面上又は実質的に同一平面上に配置又は形成されている。
一実施形態では、コーディング要素32及び/又は132はプラスチック材料から作製されている。
一実施形態では、コーディング要素32及び/又は132は金属から作製されている。
インプラント16及び18は、インプラント材料から作製されている。コーディング要素32、132、及び34は、コーディング要素材料から作製されている。一実施形態では、インプラント材料及びコーディング要素材料は同一である。これにより、特に、コーディング要素32及び132又は34並びにインプラント16及び18を、同一の方法で着色するように設計することが可能になる。
一実施形態では、インプラント16及び18の表面並びにコーディング要素32、132、及び34の表面は、少なくとも部分的に着色されているか、又は着色コーティングが設けられている。一実施形態では、インプラント16及び18並びにコーディング要素32、132、及び34の表面は、完全に着色されているか、又は着色コーティングが設けられている。
一実施形態では、コーディング要素32、132、及び34は、着色処理された表面を介して着色されているか、又は着色処理された表面を有する。インプラント16及び18も同様にカラーコーディングされている。したがって、インプラント16、18、及び器具12、14の両方のカラーコーディングの厳密な一致を達成することができる。
器具12及び14のコーディングは、第1のツール要素42上のコーディング要素32に加えて、さらなるコーディング要素が第2のツール要素44上に類似の方法で配置される場合、さらに改善することができる。そのとき、第2のツール要素44上に配置されたコーディング要素は、作業位置において脱落しないように第1のツール要素42によって固定される。
第2のツール要素44上に第2のコーディング要素を配置することは、特に、図4に概略的に示す視界においても器具12のコーディングが見え得るという利点を有する。したがって、器具12及び14とそれぞれ対応するインプラント16及び18との確実な関連付けを達成することができる。
インプラントシステム10は、原理上は、任意の数のインプラントを備えることができる。特に、3つ以上の異なるインプラントが存在してもよい。
各インプラントの種類は、インプラントシステム10において異なる色でカラーコーディングされることが好ましい。インプラントシステム10は、特に、任意の数の器具を備えてもよく、すなわち、器具12及び14に限定されない。インプラントシステム10は、好ましくは、複数の異なるインプラントに対応する複数の異なる器具を備える。
器具12及び14の記載されたコーディングは、図に概略的に示すクリップアプライヤ20に限定されない。コーディングは、器具のツール要素のうちの1つ、例えば、第2のツール要素が、作業位置においてコーディング要素を紛失しないように第1のツール要素上にコーディング要素を固定する、任意の他の器具の場合にも作成することができる。
10 インプラントシステム
12 第1の医療器具
14 第2の医療器具
16 第1のインプラント
18 第2のインプラント
20 クリップアプライヤ
22 クリップ
24 動脈瘤クリップ
26 クランプアーム
28 クランプアーム
30 ばね要素
32 コーディング要素
34 コーディング要素
36 枝部
38 枝部
40 支持領域
42 第1のツール要素
44 第2のツール要素
46 作動要素
48 作動要素
50 作動装置
52 枢動軸
54 枢動部材
56 連結ねじ
58 付勢装置
60 付勢要素
62 付勢要素
64 自由端
66 自由端
68 器具口部
70 コーディング要素レセプタクル
72 穿孔
74 雌ねじ
76 コーディング要素レセプタクル縦軸
78 雄ねじ
80 視認開口部
82 挿入開口部
84 先細部
86 ボア部
88 ツール係合要素
90 スリット
92 厚さ
94 長さ
96 端部
98 側面
132 コーディング要素
170 コーディング要素レセプタクル
172 縦軸
180 肥厚部

Claims (15)

  1. 少なくとも2つの異なるカラーコーディングをされたインプラント(16、18)を備え、少なくとも2つの異なるカラーコーディングをされた医療器具(12、14)を備える、インプラントシステム(10)であって、
    前記少なくとも2つの器具(12、14)のカラーコーディングが、前記少なくとも2つのインプラント(16、18)のカラーコーディングに対応し、
    前記少なくとも2つの医療器具(12、14)の前記コーディングが、少なくとも1つのコーディング要素(32、34)を備え、
    前記少なくとも2つの医療器具(12、14)が各々、前記少なくとも2つのインプラント(16、18)のうちの1つを連帯的に取り扱うための第1のツール要素(42)及び少なくとも1つの第2のツール要素(44)を備え、
    前記第1のツール要素(42)及び前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)が、互いに対して移動可能であり、かつ前記それぞれの器具(12、14)の遠位端に配置又は形成されており、
    前記少なくとも2つの器具(12、14)が各々、作動装置(50)を備え、前記作動装置(50)が、前記器具(12、14)の近位端に配置又は形成され、かつ前記作動装置(50)の作動の結果として前記第1のツール要素(42)及び前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)を互いに対して移動させるために前記少なくとも2つのツール要素(42、44)と協働する、インプラントシステム(10)において、
    前記少なくとも1つのコーディング要素(32)が、前記第1のツール要素(42)上に配置されており、前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)が、前記少なくとも1つのコーディング要素(32)を前記それぞれの器具(12、14)の作業位置において固定し、
    前記第1のツール要素(42)及び前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)が、前記第2のツール要素(44)に向かう方向の移動に抗う前記第1のツール要素(42)上の第1の極限位置と第2の極限位置との間で互いに対して移動可能であることを特徴とする、インプラントシステム(10)。
  2. 各器具(12、14)が、少なくとも2つのコーディング要素(32、34)を備え、
    前記少なくとも2つのコーディング要素(32、34)のうちの少なくとも1つが、前記第1のツール要素及び/又は前記少なくとも1つの第2のツール要素(42、44)上に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のインプラントシステム。
  3. 前記第1のツール要素(42)及び前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)が、
    a)枢動軸(52)を中心に互いに対して枢動可能であるように配置又は形成されており、
    特に、前記第1のツール要素(42)及び前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)が、前記枢動軸(52)を画定する枢動部材(54)によって互いに結合又は連結されており、
    さらに具体的には、前記枢動部材(54)が、連結ねじ(56)の形態又はリベットの形態で構成されており、
    かつ/又は
    b)支持領域(40)内で互いに対して移動可能に取り付けられており、前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)が、前記支持領域(40)の遠位側の前記第1のツール要素(42)上に配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のインプラントシステム。
  4. 前記第1のツール要素(42)が、コーディング要素レセプタクル(70)を有し、前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)が、少なくとも部分的に、特に完全に、前記コーディング要素レセプタクル(70)内にフォースロック及び/又はポジティブロック方式で、並びに/又は材料接合によって保持されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のインプラントシステム。
  5. 前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)が、
    a)前記コーディング要素レセプタクル(70)内に、排他的にフォースロック及び/若しくはポジティブロック方式で、特に接着剤なしで、又は排他的に材料接合によって保持されており、
    かつ/又は
    b)前記コーディング要素レセプタクル(70)内にねじ込まれていることを特徴とする、請求項4に記載のインプラントシステム。
  6. 前記コーディング要素レセプタクル(70)が、
    a)穿孔(72)を備え、
    特に、前記穿孔(72)が、
    -雌ねじ(74)を有し、前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)が、前記雌ねじ(74)に対応する雄ねじ(78)を有し、
    かつ/又は
    -前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)から外側に向かう方向に向かって、少なくとも断面が先細になっており、
    かつ/又は
    b)前記枢動軸(52)に平行又は実質的に平行に延在するコーディング要素レセプタクル縦軸(76)を画定し、
    特に、前記第1のツール要素(42)が、前記コーディング要素レセプタクル縦軸(76)に平行な方向に厚さ(92)を有し、前記コーディング要素(32、34)の長さ(94)が、最大で前記第1のツール要素(42)のおよその前記厚さ(92)に対応することを特徴とする、請求項4又は5に記載のインプラントシステム。
  7. 前記コーディング要素レセプタクル(70)が、前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)から外側に向かう方向を向いた視認開口部(80)と、前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)に向かう方向を向いた挿入開口部(82)と、を有し、前記視認開口部(80)の断面積が、前記挿入開口部(82)の断面積よりも小さく、
    特に、
    a)前記作業位置における前記挿入開口部(82)が、前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)によって少なくとも部分的に、特に完全に覆われるか、又は閉鎖され、
    かつ/又は
    b)前記器具(12、14)が、前記作業位置から、前記第1のツール要素(42)及び前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)が前記2つの極限位置のうちの一方を越えて互いに対して移動される処理位置へと動かされることが可能であり、前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)が、前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)を解放し、具体的には、前記挿入開口部(82)を開放することを特徴とする、請求項4から6のいずれか一項に記載のインプラントシステム。
  8. 前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)が、前記第1のツール要素(42)への材料接合によって、かつ/又は前記第1のツール要素(42)と共に塑性変形することによって、特に前記処理位置において、前記コーディング要素レセプタクル(70)内に固定され、
    具体的には、前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)が、特にレーザ溶接によって、前記雄ねじ(78)及び/又は前記雌ねじ(74)のうちの少なくとも1つのねじ山を破砕又は破壊することによって、前記コーディング要素レセプタクル(70)内に固定されることを特徴とする、請求項4から7のいずれか一項に記載のインプラントシステム。
  9. 前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)から外側に向かう方向を向いた前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)の端部が、前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)とは反対方向を向いた前記第1のツール要素(42)の側面(98)と、同一平面上又は実質的に同一平面上に配置又は形成されていることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載のインプラントシステム。
  10. a)前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)が、特にスロット(90)、内側多角形ソケット、又は内側多葉ソケットの形態で前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)に向かう方向を向いた、ツール係合要素(88)を有し、
    かつ/又は
    b)少なくとも1つのコーディング要素(32、34)が、前記少なくとも1つの第2のツール要素(44)上に、前記第1のツール要素(42)上と類似の方法で配置されていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のインプラントシステム。
  11. 前記少なくとも2つの器具(12、14)のうちの少なくとも1つが、少なくとも2つのコーディング要素(32、132)を備え、前記少なくとも2つのコーディング要素(32、132)のうちの少なくとも1つが、前記作動装置(50)上に配置又は形成されていることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載のインプラントシステム。
  12. 前記作動装置(50)が、互いに対して移動可能、特に枢動可能である2つの作動要素(46、48)を備え、
    特に、
    a)前記2つの作動要素(46、48)が、剛性の枝部(36、38)の形態で構成されており、各作動要素(46、48)の遠位端が、ツール要素(42、44)を支持又は備え、
    かつ/又は
    b)前記2つの作動要素(46、48)は、前記枢動軸(52)を中心に枢動可能である、
    かつ/又は
    c)前記少なくとも2つのコーディング要素(32、132)のうちの1つが、前記2つの作動要素(46、48)のうちの少なくとも1つ上に、特に両方の作動要素(46、48)上に配置又は形成されていることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のインプラントシステム。
  13. 前記少なくとも2つの器具(12、14)が、前記作動装置(50)を極限位置に保持する付勢力を及ぼすための付勢装置(58)を備え、
    特に、前記付勢装置(58)が、
    a)少なくとも1つの付勢要素(60、62)を備え、前記2つの作動要素(46、48)が、前記少なくとも1つの付勢要素(60、62)の作用に抗して互いに向かって移動可能であり、
    かつ/又は
    b)前記少なくとも1つの医療器具(12、14)を前記作業位置から前記処理位置に移行させるために作動停止可能であることを特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載のインプラントシステム。
  14. a)前記少なくとも2つの器具(12、14)が、クリップアプライヤ(20)の形態で構成されており、
    かつ/又は
    b)前記少なくとも2つのインプラント(16、18)が、外科用クリップ(22)の形態、特に動脈瘤クリップ(24)の形態で構成されており、
    かつ/又は
    c)前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)が、プラスチック材料又は金属から作製されており、
    かつ/又は
    d)前記少なくとも2つのインプラント(16、18)が、インプラント材料から作製されており、前記少なくとも2つの対応するコーディング要素(32、34)が、コーディング要素材料から作製されており、前記インプラント材料及び前記コーディング要素材料が、同一であることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載のインプラントシステム。
  15. a)前記少なくとも2つのインプラント(16、18)の表面及び前記少なくとも2つのコーディング要素(32、34)の表面が、少なくとも部分的に、特に完全に、着色されているか又は着色コーティングが設けられており、
    かつ/又は
    b)前記少なくとも1つのコーディング要素(32、34)が、着色処理された表面を介して着色されているか、又は着色処理された表面を有し、前記少なくとも2つのインプラント(16、18)が、同様にカラーコーディングされていることを特徴とする、請求項1から14のいずれか一項に記載のインプラントシステム。
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