JP2004505361A - 通信システム - Google Patents
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Abstract
ネットワーク・アクセス・アプリケーションを用いてネットワークへとアクセスする方法が開示される。ネットワークには、それぞれロケーション・アドレスを有する複数のロケーションが存在する。本方法は、複数のアドレス構成要素を定義し、定義された複数のアドレス構成要素を組み合わせることでロケーション・アドレスを形成し、アドレス構成要素に対して基準音声信号を割り当て、入力音声信号と基準音声信号とを比較し、入力音声信号と一致した基準音声信号に関係するアドレス構成要素に基づいてネットワーク・アクセス・アドレス・ロケーションを生成するものである。
Description
【0001】
本発明は通信システムに係り、とりわけネットワークと通信する方法に関する。
【0002】
本発明の背景
例えばインターネットなどのデータネットワークへアクセスするためには、一般に、高解像度の大きなディスプレイと比較的に広いデータ送信帯域幅を有する従来のパーソナル・コンピュータ(PC)端末が使用されていた。PCのユーザーが関連するネットワークと通信するには、一般に、キーボードやマウスなどの他の入力装置を操作してネットワーク・アドレスを入力する必要がある。これらの入力装置を使用することで、長く複雑なネットワークのアドレスをPCへと入力しやすくなり、比較的容易にネットワーク・ロケーションへとアクセスできるのである。
【0003】
ネットワーク(特にインターネット)アクセスにおいて最近発展したものに、いわゆる「無線マークアップ言語(WML)」を使用した無線アプリケーション・プロトコル(WAP)標準が存在する。WAPシステムでは、小さなディスプレイを有し、処理能力に限りがあり、かつデータ送信帯域幅の狭いような端末(例えば、デジタル移動電話や類似の装置など)にも、インターネットのようなネットワーク上のサービスやコンテンツへのアクセスと制御を可能にしている。WAPは多層化された通信プロところであり、ブラウザ (ネットワーク通信ソフト)を含むアプリケーション環境だけでなくネットワーク層も有している。WMLは、簡潔な文法と制限された語彙とを使用する。これは、携帯装置を操作するユーザーが行なうネットワークの通信制御を好ましいものにするためである。
【0004】
より小さな端末を使用できれば、たいていのユーザーにとっては便利かもしれないが、比較的に簡易なキーパッド入力装置を使用することになるため、複雑なネットワーク・アドレスにアクセスするためには都合が悪いかもしれない。例えば、移動電話には本来電話番号を入力するためのキーパッドしか搭載されていないため、他の文字を入力する作業は複雑で面倒かもしれない。この不便さを解決するために、ユーザー・インタフェースとして音声制御を提供することが提案されている。このようなシステムでは、自動音声認識(ASR)システムを使用することで、入力された音声を認識し、この認識結果に基づいてネットワーク・ロケーション・アドレスを生成する。
【0005】
しかしながら、処理能力の低い携帯装置にこのような音声コントロールを実装すれば、認識対象となるべき語彙の記憶量は少なくならざるをえないだろう。そこで、自動音声認識(ASR)をネットワーク側で実行する手法が提案されている。しかしながらこの手法では、はじめに携帯装置とネットワークとの間で音声チャネルを確立しなければならない。しかも、音声チャネル自体によってエコー歪や雑音が発生し、それによって認識性能が劣化するおそれがあるといった明らかな欠点がある。また、音声認識のスピードには困難を伴うほどの問題が生じよう。
【0006】
本発明の概要
従って、本発明の実施形態によれば、これらの課題を解決するシステムが提供可能である。ある特別な実施形態において、それぞれネットワーク上でのロケーション・アドレスを有する複数のアプリケーションを含むネットワークと通信する方法は、組み合わせによってロケーション・アドレスを形成するための複数のアドレス構成要素を定義するステップと、
基準音声信号を記憶するステップと、
記憶された基準音声信号を、対応するアドレス構成要素と関係付けるステップと、
入力音声信号を受信するステップと、
前記入力音声信号を前記基準音声信号と比較するステップと、
前記受信された入力音声信号と整合した基準音声信号に関係付けられたアドレス構成要素からロケーション・アドレスを構成するステップと、
前記構成されたロケーション・アドレスに基づいて前記ネットワークと通信するステップと
を含む。
【0007】
本発明の他の実施形態によれば、ネットワークでのロケーション・アドレスを有しているリモートサーバにおいて提供されるサービス・アプリケーションを移動端末において制御する方法は、それぞれのロケーション・アドレスを形成するために組み合わせ可能な複数のアドレス構成要素を定義し、入力音声信号を、それぞれのアドレス構成要素に関係付けられ記憶されている基準音声信号と比較し、前記移動端末からリモートサーバへと供給されるロケーション・アドレスを構成するものである。
【0008】
なお、用語として用いている「含む」又は「含まれる」は、この明細書において記述された特徴、整数、ステップ又はコンポーネントの存在を特定するために用いており、他の特徴、整数、ステップ又はコンポーネントの付加を除外することを意図してはいない。
【0009】
好ましい実施形態の詳細な説明
図1を参照すると、そこにはウェブサーバー3とWAPサーバー4とが設置されたネットワーク1が例示されている。このネットワーク1の特別な例はインターネットであり、ユーザーによるアクセスのために多数のサーバーが提供されている。図1には、ネットワーク1内のコネクションを図示していないが、これはウェブサーバー3への通信、及びウェブサーバー3からの通信が、ユーザーから直接的に開始されてもよいし、あるいは様々なネットワークのリンク25を通じてルーティングされてもよいことを明確にするためである。サーバーへの特定のコネクションは、本発明に関連するものではないため、これらのコネクションは示されていない。これらは知れらていることであるが、ネットワーク1はユーザーによりアクセス可能である。図1にはそのような2人のユーザーが示されている。第1のユーザーは移動体ユーザー5であり、RF通信リンク6を介してネットワーク1と通信する。図1に示された第2のユーザーは、固定ユーザー7であり、固定回線アクセス8を介してネットワーク1と通信する。典型的に、移動体ユーザーは、RF通信機器の供給された移動電話、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)又はラップトップ・コンピュータなどを使用してネットワークにアクセスする。固定ユーザー7は一般にパーソナル・コンピュータ(PC)を使用してネットワーク1にアクセスする。
【0010】
上述したように、無線アプリケーション・プロトコル(WAP)についての最近の標準化によれば、特定のサーバーとロケーションとがユーザーによるアクセスのために提供できる。
【0011】
ご存知のように、各サーバーと、これらのサーバーによって提供される個々の情報ページには、ネットワーク上での個々のロケーション・アドレスが付されている。これらのサーバーに蓄えられた情報やアプリケーションにアクセスするために、ユーザーは、ブラウザ・アプリケーションを使用する。例えばURLなどのロケーション・アドレスは、ブラウザに対し供給され、ブラウザは当該アドレスによって示されたネットワーク・ロケーションへとアクセスする。ロケーション・アドレスの多くは複雑であるため、ユーザーが直接的に手で入力するには、理想的でないし適してもいないことは理解できるであろう。
【0012】
よって、本発明の実施形態において、ユーザー端末(モバイルユーザー5や固定ユーザー7)は、複数のアドレス・コンポーネント(構成要素)を定義する。アドレス構成要素のそれぞれを組み合わせることによって、ネットワークへとアクセスするための個々のロケーション・アドレスが形成される。ロケーション・アドレスへとアクセスするためには、ユーザーは単純にアドレス構成要素の組み合わせを指定すればよい。本発明の実施形態では、基準音声信号(あるいは音声マーク)がユーザーによって蓄積され、蓄積された基準音声信号はアドレス構成要素と関係付けられている。従って、基準音声信号はアドレス構成要素についての短くて好都合なラベルであるといえるかもしれない。例えば、音声信号「web(ウェブ)」をアドレス成分である「http://www」に関係付けることができるし、さらに基準信号「home(ホーム)」を例えば「Ericsson.com/home」などのユーザーにとって好ましいホームページへと関係付けることもできる。このように、「web,home」と装置に話しかけることにより、この例では「http://www.Ericsson.com/home」といったアドレスが生成され、ネットワーク上の対応するロケーションへとブラウザ・アプリケーションがアクセスする。
【0013】
この方法により、ユーザー端末には、完全な自動音声認識処理ではなく、むしろロケーション・アドレスを決定するための入力音声信号と基準音声信号とを比較する処理が必要とされるのである。
【0014】
図2は、本発明に沿った動作についてユーザー端末の構成要素を例示している。本端末は、装置における様々なデータ処理の要求を実行するプロセッサー10と、同様に音声入力ユニット11と、データ格納ユニット12及び通信ユニット13とを有している。音声入力装置が装置のユーザーから入力音声信号を受信し、これらの信号をプロセッサー10において使用されるデータへと変換する。システムがセットアップされるときや更新されるときに、プロセッサー10は入力音声信号と基準音声信号とをデータ格納ユニット12へと格納する。プロセッサーは基準音声信号を、この記憶されたアドレス構成要素に関係付けるべく、例えばルックアップ・テーブルにこれらの対応関係を記憶する。
【0015】
ユーザーがネットワークへと接続したいと希望すると、ユーザーは音声入力ユニット11を通じてプロセッサー10に対して音声信号を入力する。プロセッサー10は入力音声信号を、データ格納ユニット12に記憶されている基準音声信号と比較し、どの基準音声信号が入力音声信号と整合するかを判定する。整合した音声信号と関係のあるアドレス構成要素が格納ユニット12から抽出され、組み立てられる。アドレス構成要素の組み合わせによって定義されたロケーション・アドレスは、プロセッサーによって通信ユニット13へと供給され、さらに、通信リンク14を介してネットワーク1へと供給される。通信リンク14は、移動体ユーザーの場合にはRF回線になるであろうし、固定ユーザーの場合は固定回線になるであろう。
【0016】
図3は本発明の方法に係る初期化又は更新ルーチンにおけるステップのフローチャートである。ステップAにおいて、ユーザー(あるいはシステム)は、それぞれを組み合わせてロケーション・アドレスを形成するために使用されるアドレス構成要素を定義する。例えば、ユーザーは自分の使用環境に最も適したようにこれらの構成要素を選択してもよいし、あるいはシステムが最も共通して使用されている構成要素を選択してもよい。ステップBにおいて、ユーザーは基準音声信号または「音声マーク」を入力して記憶し、ステップCにおいて、記憶された基準音声信号は、ステップAにおいて定義されたアドレスに関係付けられる。図3の方法を実行した結果、基準音声信号に関係付けられたアドレス構成要素のリストが生成される。
【0017】
次に、ネットワークのあるロケーションへとアクセスするためのシステムの動作を、図4と関連して説明する。ユーザー端末は、入力音声信号 を受け取って(ステップD)、受け取ったこれらの入力信号を、すでに記憶されている基準音声信号と比較する(ステップE)。入力音声信号と基準音声信号とを比較することによっては、基準音声信号が入力音声信号と整合していることの証(インジケーション)を生成する。後続する処理(ステップF)において利用可能とすべく、このインジケーションから入力音声信号によって指し示されたアドレス構成要素がデータ格納ユニット12(図2)より抽出される。アドレス構成要素が抽出されると、ユーザーによってアクセスされるロケーションのアドレスが組み立てられ(ステップG)、ネットワークへとアクセスできるようになる(ステップH)。
【0018】
基準(リファレンス)と関係付けられた複数のアドレス構成要素を記憶することで、記憶されるデータの量を削減することが可能となる。これは、いくつかある個々の構成要素は、異なるアドレス間で共通して使用されているからである。例えば、表題としての「http://www」は、インターネット上のロケーションを表すものとして非常に共通した構成要素である。従って、この構成要素は、多数の異なるロケーション・アドレスにおいて使用されているにもかかわらず、たった一度だけ記憶させればよいのである。
【0019】
本発明の特に有用なアプリケーションは、ネットワーク・ロケーションを経由してテレビのような装置と他の機器を制御するために使用することである。例えば、図5では、図1のネットワーク1にあるWAPサーバー4が、制御されたコネクション17を経由して制御装置16に接続されている。制御コネクション17は、パラレルポートケーブルによるコネクションの如くの固定回線や、ブルートゥース(商標)プロトコルのような無線コネクションによって提供することができる。図5の例では、WAPサーバーが示されているが、アプリケーションにふさわしければどのようなタイプのネットワークサーバーであってもよいことは理解できよう。被制御装置16をコントロールするために、ユーザーは、本発明に従ってブラウザを用い、WAPサーバーのロケーションへとアクセスし、被制御装置16をコントロールするためのコマンドをWAPサーバーに対して供給する。ユーザー端末によってWAPサーバーに供給された特別なロケーション・アドレスにより、それに対応する制御命令をコントロール装置16に対して発行することができる。被制御装置に対する多数の制御命令は、共通のコマンドとすることも可能であり、これらの各々も基準音声信号と関係付けて供給することができる。ユーザーは、アクセス装置に対して基準音声信号に関係した音声制御命令を発声するだけで、サーバー4を経由して被制御装置16を制御できる。この特別なシステムは以下に示すような特定のリファレンスによって最もよく説明することができる。
【0020】
例えば、テレビ、ビデオ及び照明のような家電製品をコントロールするためには、ユーザーはこれれらの装置を制御するための基準音声信号を定義すればよい。音声信号「コントロール」がWAPサーバーアドレス(「WAPアドレス:」)の先頭部分に関係したアドレス構成要素を提供し、「TV」はWAPサーバー上でのテレビのアドレスを定義し、「チャンネル」はコンピュータへの「cgi?.channel=」を定義することができる。さらに、「オン」(=「ON」),「オフ」(=「OFF」)や0から9の数字などの一般的な構成要素も定義することができる。よって、テレビの電源を投入してチャネル3に切り替えるには、「コントロール TV オン チャンネル3」とユーザーは唱えるだけでよい。最後に制御された装置(例:TVなど)のパラメータを保持しておくことがユーザー端末にとっては好ましいかもしれない。こうすることで他の制御をショートカットすることが可能となり、例えば、テレビの音量を変更するために「音量アップ」とか「音量ダウン」と唱えるだけでよくなる。これらの最後の音声入力は、アドレスの中で「wapdevice://TVaddress/cgi?volume=up」及び「wapdevice://TVaddress/cgi?volume=down」としてそれぞれ反映されることになる。
【0021】
それぞれ基準音声信号を有するアドレス構成要素から、ネットワークにアクセスするためのロケーション・アドレスの形式でもって、制御言語を作り上げることで、共通のコマンドはコントロール1として要求されよう。例えば、0〜9の数字、オン、オフ及びその他は、多数ある装置のコントロールにおいて共通していると思われる。また、ユーザーはすべてのコントロール・アドレスを覚える必要がなくなり、むしろより短いキャッチフレーズを唱えるだけでよいといった顕著な効果を有している。
【0022】
本発明を補完するアイデアとして、音声タグを無線マークアップ言語の文書に追加することがある。ユーザーに対してフィードバック(例えば、OK 、エラー及びその他など)を供給できるようにするために、ロケーションに音声ファイルを添付しておくことができる。これは特にディスプレイが小さいか、搭載されていないときにも適用することができる。
【0023】
ネットワークへのモバイルユーザーのコネクションは、GSMや第3世代のGSMのような移動体電話ネットワークを経由してもよいし、ブルートゥース(商標)のようにローカルのRF通信網を経由してもよい。本発明の実施形態における1つの利点は、標準のアクセス技術を使用するネットワークサーバーを経由して装置をコントロールできることであり、すなわち、インターネットプロトコル、無線アプリケーション・プロトコル(WAP)又はブルートゥース(商標)のような標準化された通信プロトコル(標準通信プロトコル)を利用できることである。アクセスについての音声アクティヴェーションは、音声マークを使用することによって実現される。WAPのページにアクセスしている移動体装置の場合、通常のWAPページを出力することで装置はユーザーにフィードバックすることができる。
【0024】
本発明はユーザーがヘッドセットを使用しており、キーボードを操作しない場合に特に有用である。例えば、ユーザーは、移動電話でハンズフリーのヘッドセットを使用することもある。その場合、ユーザーは移動電話のキーパッドに直接的に触れなくてもよいことになる。本発明は、ユーザーに対しキーパッドを参照することなく、ウェブページへとアクセスできるようにし、また装置をコントロールできるようにする。関与するページや装置からのフィードバックにより、ディスプレイ装置へのアクセスを不要とすることができる。
【0025】
本発明のさらなる発展形態により、非常に複雑なURLに対しても音声ブックマークを割り当てることが可能になる。これにより、複雑なURLを音声ブックマークと関連づける際の欠点は、最初にURLを入力する作業が複雑なだけとなる。
【0026】
例えば、ガレージ・ドアをコントロールするために使用されるURLには、複雑なパラメータとCGIコールとが含まれているかもしれない。例えば、Http://myGarage/openPort.cgi?open=1&user=arne の如くである。
【0027】
それ故、遠隔装置におけるWAPサーバーに新規のオブジェクトタイプである「vVoiceURL」を記憶しておくとよい。vVoiceURLオブジェクトのフォーマットは次のとおりである。
【0028】
BEGIN: vVoiceURL
URL: Http: //myGarage/openPort.cgi?open=1&user=arne.
END: vVoiceURL
遠隔装置(例えばガレージWAPサーバー)のWAPページにおいて、前述のオブジェクトへのリンクを張っておく。
【0029】
【表1】
【0030】
ユーザーがvVoiceURLオブジェクト(すなわち遠隔装置アクション)へのリンクを選択すると、ユーザー装置のブラウザはリンク先のオブジェクトをダウンロードし、ダウンロードされたオブジェクトがvVoiceURLオブジェクトであると認識する。ユーザー装置は音声認識トレーニングを開始し、ユーザーにより音声フレーズを電話へ吹き込ませる。ユーザーが吹き込んだフレーズに満足すれば、そのブックマークが(URL Http://myGarage/openPort.cgi?open=1&user=arne)とともにセーブされ、そして新しく作られたこのブックマークに音声タグが関係付けられる。
【0031】
よって、ユーザーは複雑なURL自体を作成する必要がなくなり、複雑なURLに対して音声タグを作成するよう促されることになる。URLの作成はサーバーによって実行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、ネットワークへのアクセスの概要を示した図である。
【図2】
図2は、図1のネットワークへとアクセスするための装置の一部を例示した図である。
【図3】
図3は、本発明の方法に含まれる最初のステップを例示した図である。
【図4】
図4は、本発明の方法に含まれる他のステップを例示した図である。
【図5】
図5は、図1に示したネットワークのサーバーによってコントロールされている装置を例示した図である。
本発明は通信システムに係り、とりわけネットワークと通信する方法に関する。
【0002】
本発明の背景
例えばインターネットなどのデータネットワークへアクセスするためには、一般に、高解像度の大きなディスプレイと比較的に広いデータ送信帯域幅を有する従来のパーソナル・コンピュータ(PC)端末が使用されていた。PCのユーザーが関連するネットワークと通信するには、一般に、キーボードやマウスなどの他の入力装置を操作してネットワーク・アドレスを入力する必要がある。これらの入力装置を使用することで、長く複雑なネットワークのアドレスをPCへと入力しやすくなり、比較的容易にネットワーク・ロケーションへとアクセスできるのである。
【0003】
ネットワーク(特にインターネット)アクセスにおいて最近発展したものに、いわゆる「無線マークアップ言語(WML)」を使用した無線アプリケーション・プロトコル(WAP)標準が存在する。WAPシステムでは、小さなディスプレイを有し、処理能力に限りがあり、かつデータ送信帯域幅の狭いような端末(例えば、デジタル移動電話や類似の装置など)にも、インターネットのようなネットワーク上のサービスやコンテンツへのアクセスと制御を可能にしている。WAPは多層化された通信プロところであり、ブラウザ (ネットワーク通信ソフト)を含むアプリケーション環境だけでなくネットワーク層も有している。WMLは、簡潔な文法と制限された語彙とを使用する。これは、携帯装置を操作するユーザーが行なうネットワークの通信制御を好ましいものにするためである。
【0004】
より小さな端末を使用できれば、たいていのユーザーにとっては便利かもしれないが、比較的に簡易なキーパッド入力装置を使用することになるため、複雑なネットワーク・アドレスにアクセスするためには都合が悪いかもしれない。例えば、移動電話には本来電話番号を入力するためのキーパッドしか搭載されていないため、他の文字を入力する作業は複雑で面倒かもしれない。この不便さを解決するために、ユーザー・インタフェースとして音声制御を提供することが提案されている。このようなシステムでは、自動音声認識(ASR)システムを使用することで、入力された音声を認識し、この認識結果に基づいてネットワーク・ロケーション・アドレスを生成する。
【0005】
しかしながら、処理能力の低い携帯装置にこのような音声コントロールを実装すれば、認識対象となるべき語彙の記憶量は少なくならざるをえないだろう。そこで、自動音声認識(ASR)をネットワーク側で実行する手法が提案されている。しかしながらこの手法では、はじめに携帯装置とネットワークとの間で音声チャネルを確立しなければならない。しかも、音声チャネル自体によってエコー歪や雑音が発生し、それによって認識性能が劣化するおそれがあるといった明らかな欠点がある。また、音声認識のスピードには困難を伴うほどの問題が生じよう。
【0006】
本発明の概要
従って、本発明の実施形態によれば、これらの課題を解決するシステムが提供可能である。ある特別な実施形態において、それぞれネットワーク上でのロケーション・アドレスを有する複数のアプリケーションを含むネットワークと通信する方法は、組み合わせによってロケーション・アドレスを形成するための複数のアドレス構成要素を定義するステップと、
基準音声信号を記憶するステップと、
記憶された基準音声信号を、対応するアドレス構成要素と関係付けるステップと、
入力音声信号を受信するステップと、
前記入力音声信号を前記基準音声信号と比較するステップと、
前記受信された入力音声信号と整合した基準音声信号に関係付けられたアドレス構成要素からロケーション・アドレスを構成するステップと、
前記構成されたロケーション・アドレスに基づいて前記ネットワークと通信するステップと
を含む。
【0007】
本発明の他の実施形態によれば、ネットワークでのロケーション・アドレスを有しているリモートサーバにおいて提供されるサービス・アプリケーションを移動端末において制御する方法は、それぞれのロケーション・アドレスを形成するために組み合わせ可能な複数のアドレス構成要素を定義し、入力音声信号を、それぞれのアドレス構成要素に関係付けられ記憶されている基準音声信号と比較し、前記移動端末からリモートサーバへと供給されるロケーション・アドレスを構成するものである。
【0008】
なお、用語として用いている「含む」又は「含まれる」は、この明細書において記述された特徴、整数、ステップ又はコンポーネントの存在を特定するために用いており、他の特徴、整数、ステップ又はコンポーネントの付加を除外することを意図してはいない。
【0009】
好ましい実施形態の詳細な説明
図1を参照すると、そこにはウェブサーバー3とWAPサーバー4とが設置されたネットワーク1が例示されている。このネットワーク1の特別な例はインターネットであり、ユーザーによるアクセスのために多数のサーバーが提供されている。図1には、ネットワーク1内のコネクションを図示していないが、これはウェブサーバー3への通信、及びウェブサーバー3からの通信が、ユーザーから直接的に開始されてもよいし、あるいは様々なネットワークのリンク25を通じてルーティングされてもよいことを明確にするためである。サーバーへの特定のコネクションは、本発明に関連するものではないため、これらのコネクションは示されていない。これらは知れらていることであるが、ネットワーク1はユーザーによりアクセス可能である。図1にはそのような2人のユーザーが示されている。第1のユーザーは移動体ユーザー5であり、RF通信リンク6を介してネットワーク1と通信する。図1に示された第2のユーザーは、固定ユーザー7であり、固定回線アクセス8を介してネットワーク1と通信する。典型的に、移動体ユーザーは、RF通信機器の供給された移動電話、パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)又はラップトップ・コンピュータなどを使用してネットワークにアクセスする。固定ユーザー7は一般にパーソナル・コンピュータ(PC)を使用してネットワーク1にアクセスする。
【0010】
上述したように、無線アプリケーション・プロトコル(WAP)についての最近の標準化によれば、特定のサーバーとロケーションとがユーザーによるアクセスのために提供できる。
【0011】
ご存知のように、各サーバーと、これらのサーバーによって提供される個々の情報ページには、ネットワーク上での個々のロケーション・アドレスが付されている。これらのサーバーに蓄えられた情報やアプリケーションにアクセスするために、ユーザーは、ブラウザ・アプリケーションを使用する。例えばURLなどのロケーション・アドレスは、ブラウザに対し供給され、ブラウザは当該アドレスによって示されたネットワーク・ロケーションへとアクセスする。ロケーション・アドレスの多くは複雑であるため、ユーザーが直接的に手で入力するには、理想的でないし適してもいないことは理解できるであろう。
【0012】
よって、本発明の実施形態において、ユーザー端末(モバイルユーザー5や固定ユーザー7)は、複数のアドレス・コンポーネント(構成要素)を定義する。アドレス構成要素のそれぞれを組み合わせることによって、ネットワークへとアクセスするための個々のロケーション・アドレスが形成される。ロケーション・アドレスへとアクセスするためには、ユーザーは単純にアドレス構成要素の組み合わせを指定すればよい。本発明の実施形態では、基準音声信号(あるいは音声マーク)がユーザーによって蓄積され、蓄積された基準音声信号はアドレス構成要素と関係付けられている。従って、基準音声信号はアドレス構成要素についての短くて好都合なラベルであるといえるかもしれない。例えば、音声信号「web(ウェブ)」をアドレス成分である「http://www」に関係付けることができるし、さらに基準信号「home(ホーム)」を例えば「Ericsson.com/home」などのユーザーにとって好ましいホームページへと関係付けることもできる。このように、「web,home」と装置に話しかけることにより、この例では「http://www.Ericsson.com/home」といったアドレスが生成され、ネットワーク上の対応するロケーションへとブラウザ・アプリケーションがアクセスする。
【0013】
この方法により、ユーザー端末には、完全な自動音声認識処理ではなく、むしろロケーション・アドレスを決定するための入力音声信号と基準音声信号とを比較する処理が必要とされるのである。
【0014】
図2は、本発明に沿った動作についてユーザー端末の構成要素を例示している。本端末は、装置における様々なデータ処理の要求を実行するプロセッサー10と、同様に音声入力ユニット11と、データ格納ユニット12及び通信ユニット13とを有している。音声入力装置が装置のユーザーから入力音声信号を受信し、これらの信号をプロセッサー10において使用されるデータへと変換する。システムがセットアップされるときや更新されるときに、プロセッサー10は入力音声信号と基準音声信号とをデータ格納ユニット12へと格納する。プロセッサーは基準音声信号を、この記憶されたアドレス構成要素に関係付けるべく、例えばルックアップ・テーブルにこれらの対応関係を記憶する。
【0015】
ユーザーがネットワークへと接続したいと希望すると、ユーザーは音声入力ユニット11を通じてプロセッサー10に対して音声信号を入力する。プロセッサー10は入力音声信号を、データ格納ユニット12に記憶されている基準音声信号と比較し、どの基準音声信号が入力音声信号と整合するかを判定する。整合した音声信号と関係のあるアドレス構成要素が格納ユニット12から抽出され、組み立てられる。アドレス構成要素の組み合わせによって定義されたロケーション・アドレスは、プロセッサーによって通信ユニット13へと供給され、さらに、通信リンク14を介してネットワーク1へと供給される。通信リンク14は、移動体ユーザーの場合にはRF回線になるであろうし、固定ユーザーの場合は固定回線になるであろう。
【0016】
図3は本発明の方法に係る初期化又は更新ルーチンにおけるステップのフローチャートである。ステップAにおいて、ユーザー(あるいはシステム)は、それぞれを組み合わせてロケーション・アドレスを形成するために使用されるアドレス構成要素を定義する。例えば、ユーザーは自分の使用環境に最も適したようにこれらの構成要素を選択してもよいし、あるいはシステムが最も共通して使用されている構成要素を選択してもよい。ステップBにおいて、ユーザーは基準音声信号または「音声マーク」を入力して記憶し、ステップCにおいて、記憶された基準音声信号は、ステップAにおいて定義されたアドレスに関係付けられる。図3の方法を実行した結果、基準音声信号に関係付けられたアドレス構成要素のリストが生成される。
【0017】
次に、ネットワークのあるロケーションへとアクセスするためのシステムの動作を、図4と関連して説明する。ユーザー端末は、入力音声信号 を受け取って(ステップD)、受け取ったこれらの入力信号を、すでに記憶されている基準音声信号と比較する(ステップE)。入力音声信号と基準音声信号とを比較することによっては、基準音声信号が入力音声信号と整合していることの証(インジケーション)を生成する。後続する処理(ステップF)において利用可能とすべく、このインジケーションから入力音声信号によって指し示されたアドレス構成要素がデータ格納ユニット12(図2)より抽出される。アドレス構成要素が抽出されると、ユーザーによってアクセスされるロケーションのアドレスが組み立てられ(ステップG)、ネットワークへとアクセスできるようになる(ステップH)。
【0018】
基準(リファレンス)と関係付けられた複数のアドレス構成要素を記憶することで、記憶されるデータの量を削減することが可能となる。これは、いくつかある個々の構成要素は、異なるアドレス間で共通して使用されているからである。例えば、表題としての「http://www」は、インターネット上のロケーションを表すものとして非常に共通した構成要素である。従って、この構成要素は、多数の異なるロケーション・アドレスにおいて使用されているにもかかわらず、たった一度だけ記憶させればよいのである。
【0019】
本発明の特に有用なアプリケーションは、ネットワーク・ロケーションを経由してテレビのような装置と他の機器を制御するために使用することである。例えば、図5では、図1のネットワーク1にあるWAPサーバー4が、制御されたコネクション17を経由して制御装置16に接続されている。制御コネクション17は、パラレルポートケーブルによるコネクションの如くの固定回線や、ブルートゥース(商標)プロトコルのような無線コネクションによって提供することができる。図5の例では、WAPサーバーが示されているが、アプリケーションにふさわしければどのようなタイプのネットワークサーバーであってもよいことは理解できよう。被制御装置16をコントロールするために、ユーザーは、本発明に従ってブラウザを用い、WAPサーバーのロケーションへとアクセスし、被制御装置16をコントロールするためのコマンドをWAPサーバーに対して供給する。ユーザー端末によってWAPサーバーに供給された特別なロケーション・アドレスにより、それに対応する制御命令をコントロール装置16に対して発行することができる。被制御装置に対する多数の制御命令は、共通のコマンドとすることも可能であり、これらの各々も基準音声信号と関係付けて供給することができる。ユーザーは、アクセス装置に対して基準音声信号に関係した音声制御命令を発声するだけで、サーバー4を経由して被制御装置16を制御できる。この特別なシステムは以下に示すような特定のリファレンスによって最もよく説明することができる。
【0020】
例えば、テレビ、ビデオ及び照明のような家電製品をコントロールするためには、ユーザーはこれれらの装置を制御するための基準音声信号を定義すればよい。音声信号「コントロール」がWAPサーバーアドレス(「WAPアドレス:」)の先頭部分に関係したアドレス構成要素を提供し、「TV」はWAPサーバー上でのテレビのアドレスを定義し、「チャンネル」はコンピュータへの「cgi?.channel=」を定義することができる。さらに、「オン」(=「ON」),「オフ」(=「OFF」)や0から9の数字などの一般的な構成要素も定義することができる。よって、テレビの電源を投入してチャネル3に切り替えるには、「コントロール TV オン チャンネル3」とユーザーは唱えるだけでよい。最後に制御された装置(例:TVなど)のパラメータを保持しておくことがユーザー端末にとっては好ましいかもしれない。こうすることで他の制御をショートカットすることが可能となり、例えば、テレビの音量を変更するために「音量アップ」とか「音量ダウン」と唱えるだけでよくなる。これらの最後の音声入力は、アドレスの中で「wapdevice://TVaddress/cgi?volume=up」及び「wapdevice://TVaddress/cgi?volume=down」としてそれぞれ反映されることになる。
【0021】
それぞれ基準音声信号を有するアドレス構成要素から、ネットワークにアクセスするためのロケーション・アドレスの形式でもって、制御言語を作り上げることで、共通のコマンドはコントロール1として要求されよう。例えば、0〜9の数字、オン、オフ及びその他は、多数ある装置のコントロールにおいて共通していると思われる。また、ユーザーはすべてのコントロール・アドレスを覚える必要がなくなり、むしろより短いキャッチフレーズを唱えるだけでよいといった顕著な効果を有している。
【0022】
本発明を補完するアイデアとして、音声タグを無線マークアップ言語の文書に追加することがある。ユーザーに対してフィードバック(例えば、OK 、エラー及びその他など)を供給できるようにするために、ロケーションに音声ファイルを添付しておくことができる。これは特にディスプレイが小さいか、搭載されていないときにも適用することができる。
【0023】
ネットワークへのモバイルユーザーのコネクションは、GSMや第3世代のGSMのような移動体電話ネットワークを経由してもよいし、ブルートゥース(商標)のようにローカルのRF通信網を経由してもよい。本発明の実施形態における1つの利点は、標準のアクセス技術を使用するネットワークサーバーを経由して装置をコントロールできることであり、すなわち、インターネットプロトコル、無線アプリケーション・プロトコル(WAP)又はブルートゥース(商標)のような標準化された通信プロトコル(標準通信プロトコル)を利用できることである。アクセスについての音声アクティヴェーションは、音声マークを使用することによって実現される。WAPのページにアクセスしている移動体装置の場合、通常のWAPページを出力することで装置はユーザーにフィードバックすることができる。
【0024】
本発明はユーザーがヘッドセットを使用しており、キーボードを操作しない場合に特に有用である。例えば、ユーザーは、移動電話でハンズフリーのヘッドセットを使用することもある。その場合、ユーザーは移動電話のキーパッドに直接的に触れなくてもよいことになる。本発明は、ユーザーに対しキーパッドを参照することなく、ウェブページへとアクセスできるようにし、また装置をコントロールできるようにする。関与するページや装置からのフィードバックにより、ディスプレイ装置へのアクセスを不要とすることができる。
【0025】
本発明のさらなる発展形態により、非常に複雑なURLに対しても音声ブックマークを割り当てることが可能になる。これにより、複雑なURLを音声ブックマークと関連づける際の欠点は、最初にURLを入力する作業が複雑なだけとなる。
【0026】
例えば、ガレージ・ドアをコントロールするために使用されるURLには、複雑なパラメータとCGIコールとが含まれているかもしれない。例えば、Http://myGarage/openPort.cgi?open=1&user=arne の如くである。
【0027】
それ故、遠隔装置におけるWAPサーバーに新規のオブジェクトタイプである「vVoiceURL」を記憶しておくとよい。vVoiceURLオブジェクトのフォーマットは次のとおりである。
【0028】
BEGIN: vVoiceURL
URL: Http: //myGarage/openPort.cgi?open=1&user=arne.
END: vVoiceURL
遠隔装置(例えばガレージWAPサーバー)のWAPページにおいて、前述のオブジェクトへのリンクを張っておく。
【0029】
【表1】
【0030】
ユーザーがvVoiceURLオブジェクト(すなわち遠隔装置アクション)へのリンクを選択すると、ユーザー装置のブラウザはリンク先のオブジェクトをダウンロードし、ダウンロードされたオブジェクトがvVoiceURLオブジェクトであると認識する。ユーザー装置は音声認識トレーニングを開始し、ユーザーにより音声フレーズを電話へ吹き込ませる。ユーザーが吹き込んだフレーズに満足すれば、そのブックマークが(URL Http://myGarage/openPort.cgi?open=1&user=arne)とともにセーブされ、そして新しく作られたこのブックマークに音声タグが関係付けられる。
【0031】
よって、ユーザーは複雑なURL自体を作成する必要がなくなり、複雑なURLに対して音声タグを作成するよう促されることになる。URLの作成はサーバーによって実行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、ネットワークへのアクセスの概要を示した図である。
【図2】
図2は、図1のネットワークへとアクセスするための装置の一部を例示した図である。
【図3】
図3は、本発明の方法に含まれる最初のステップを例示した図である。
【図4】
図4は、本発明の方法に含まれる他のステップを例示した図である。
【図5】
図5は、図1に示したネットワークのサーバーによってコントロールされている装置を例示した図である。
Claims (19)
- それぞれネットワーク上でのロケーション・アドレスを有する複数のロケーションを含むネットワークと通信するための方法であって、
ロケーション・アドレスを形成する複数のアドレス構成要素を定義するステップと、
基準音声信号を記憶するステップと、
前記記憶された基準音声信号を対応するアドレス構成要素と関係付けるステップと、
入力音声信号を取得するステップと、
前記入力音声信号を前記基準音声信号と比較するステップと、
前記取得された入力音声信号が前記記憶されている基準音声信号と整合する場合には、前記ロケーション・アドレスに基づいて前記ネットワークと通信するステップと
を含む方法。 - それぞれネットワーク上でのロケーション・アドレスを有する複数のロケーションを含むネットワークと通信するための方法であって、
組み合わせによってロケーション・アドレスを形成するための複数のアドレス構成要素を定義するステップと、
基準音声信号を記憶するステップと、
前記記憶された基準音声信号を対応するアドレス構成要素と関係付けるステップと、
入力音声信号を取得するステップと、
前記入力音声信号を前記基準音声信号と比較するステップと、
前記取得された入力音声信号と整合した基準音声信号に関係付けられたアドレス構成要素からロケーション・アドレスを組み立てるステップと、
前記組み立てられたロケーション・アドレスに基づいて前記ネットワークと通信するステップと
を含む方法。 - それぞれネットワーク上でのロケーション・アドレスを有する複数のロケーションを含むネットワークと通信するための方法であって、
入力音声信号を取得するステップと、
前記入力音声信号を、予め対応するアドレス構成要素と関係付けられた基準音声信号と比較するステップと、
前記取得された入力音声信号と整合した基準音声信号に関係付けられたアドレス構成要素からロケーション・アドレスを組み立てるステップと、
前記組み立てられたロケーション・アドレスに基づいて前記ネットワークと通信するステップと
を含む方法。 - 前記ネットワークとの通信は、移動体電話ネットワークを介して実行される請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の方法。
- 前記ネットワークとの通信は、短距離RF通信ネットワークを介して実行される請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の方法。
- 前記短距離RF通信ネットワークは、ブルートゥース・ネットワークである請求項5に記載の方法。
- 前記ネットワークと通信することにより、装置の制御命令が提供される請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の方法。
- それぞれネットワーク上でのロケーション・アドレスを有する複数のロケーションを含むネットワークに、ネットワーク・アクセス・アプリケーションを用いてアクセスする方法であって、組み合わせによってロケーション・アドレスを形成するための複数のアドレス構成要素を定義し、前記アドレス構成要素に対して基準音声信号を割り当て、入力音声信号を前記基準音声信号と比較し、前記入力音声信号と整合した基準音声信号に関係付けられたアドレス構成要素に基づいてネットワーク・アクセス・アドレス・ロケーションを生成する方法。
- 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の方法において使用される、音声信号をアドレス構成要素へと関係付ける方法であって、
ユーザーによってロケーション・アドレスへアクセスする際に、
前記ユーザーに対し音声信号を入力するよう促すステップと、
前記ユーザ−から音声信号を受信するステップと、
前記受信した音声信号を記憶するステップと、
前記記憶された音声信号を前記アクセスされたロケーション・アドレスと関係付けるステップと
を含む方法。 - それぞれロケーション・アドレスを有するネットワーク上のロケーションへアクセスする装置であって、
入力音声信号を受信して入力音声データとする音声入力ユニットと、
データ格納ユニットと、
入力音声信号を受信するために動作し、前記データ格納ユニットへデータを供給するために動作し、前記データ格納ユニットからデータを抽出するために動作する処理ユニットと、
ネットワークと通信するための通信ユニットと
を含み、
前記処理ユニットは、さらに、基準音声信号とロケーション・アドレス構成要素と対応付けるために動作し、入力音声信号と整合する基準音声信号に関係付けられたロケーション・アドレス構成要素からネットワーク・アクセス・ロケーション・アドレスを組み立てるために動作することを特徴とする装置。 - 前記通信ユニットは、移動体電話ネットワークを介して前記ネットワークと通信するよう動作する請求項10に記載の装置。
- 前記通信ユニットは、短距離RF通信ネットワークを介して前記ネットワークと通信するよう動作する請求項10に記載の装置。
- 前記短距離RF通信ネットワークは、ブルートゥース・ネットワークである請求項12に記載の装置。
- 前記通信ユニットは、ある装置をコントロールするために動作する請求項10乃至請求項13のいずれか1項に記載の装置。
- 前記組み立てられたロケーション・アドレスは、無線アプリケーション・プロトコル・サーバーを指し示している請求項10乃至請求項14のいずれか1項に記載の装置。
- 請求項10乃至請求項15のいずれか1項に記載の装置を備えた移動電話機。
- 請求項10乃至請求項15のいずれか1項に記載の装置を備えたWAPを使用可能な携帯電子装置。
- 請求項10乃至請求項15のいずれか1項に記載の装置を備えた携帯電子装置。
- 請求項10乃至請求項15のいずれか1項に記載の装置を備えネットワーク情報へとアクセスする装置。
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