JP2004505010A - イソチアゾールカルボン酸誘導体及び殺微生物剤としてのそれらの使用 - Google Patents

イソチアゾールカルボン酸誘導体及び殺微生物剤としてのそれらの使用 Download PDF

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JP2004505010A
JP2004505010A JP2001560983A JP2001560983A JP2004505010A JP 2004505010 A JP2004505010 A JP 2004505010A JP 2001560983 A JP2001560983 A JP 2001560983A JP 2001560983 A JP2001560983 A JP 2001560983A JP 2004505010 A JP2004505010 A JP 2004505010A
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北川 芳則
石川 幸一
沢田 治子
新木 康夫
アスワン,ルツツ
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Abstract

式(I)[式中、A、Q、Z及びkは明細書に示された意味を有する:の新規なイソチアゾールカルボン酸誘導体、新規化合物の製造方法及び殺微生物剤としてのそれらの使用。
【化1】

Description

【0001】
本発明は、新規なイソチアゾールカルボン酸誘導体、それらの製造方法及び殺微生物剤としてのそれらの利用に関する。
【0002】
ある種のイソチアゾールカルボン酸誘導体が、病害有害生物の抑制用に使用できることは既に知られている(JP−A 59 924/1993、DE−A 1 97 50 011およびDE−A 197 50 012参照)。しかし、そのような既知の化合物の菌・カビ活性は必ずしも常に満足できるものではない。
【0003】

【0004】
【化108】
Figure 2004505010
【0005】
[式中、
Aは酸素原子、硫黄原子又は式
【0006】
【化109】
Figure 2004505010
【0007】
の基を示し、ここで
は水素原子、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
Qは
【0008】
【化110】
Figure 2004505010
【0009】
から選択される基を示し、
ここで
は水素原子、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C7−9アラルキル又は場合によりC1−4アルコキシ−カルボニル置換されていてもよいフェノキシメチルを示し、そして
は場合によりハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、シアノ、オキシジメチレン及び/又はニトロにより置換されていてもよいフェニルを示し、或いはナフチルを示し、
kは0又は1を示し、そして
Zは1〜4個の窒素原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環は場合によりハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、C −6シクロアルコキシ、C2−4アルケニル、フェニル、ハロフェニル、オキソ及び/又はスピロ−結合したC3−6脂環式基から選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼン又はシクロヘキセン環と縮合されていてもよく、或いは
Zは少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々は場合によりC1−4アルキル、フェニル及び/又はオキソから選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、或いは
Zはシアノ又は
【0010】
【化111】
Figure 2004505010
【0011】
から選択される基を示し、
ここで
は水素原子、C1−4アルキル、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合によりハロゲン及び/又はC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
は場合によりC1−4アルキルにより置換されていてもよいテトラゾール−5−イルチオメチルを示し、
はホルミル、C1−4アルキルカルボニル、3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イル−カルボニル、C1−4アルキルスルホニル又はフェニルスルホニルを示し、或いは
は場合によりハロゲン及びC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルカルボニルを示し、
は水素原子、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、ベンジル、ハロゲン−置換されたベンジル、フェニル、ハロゲン−置換されたフェニル、C1−4アルキルカルボニル、ベンゾイル、C1−4ハロアルキル−置換されたベンゾイル、フェニルカルバモイル又はC1−4ハロアルキル−置換されたフェニルカルバモイルを示し、
はC1−4アルキル、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合によりC1−4アルキル及び/又はハロゲンから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
はテトラゾール−5−イルを示し、或いは
は場合によりC1−4アルキル又はフェニルにより置換されていてもよいチアジアゾール−2−イルを示し、或いは
は2−チアゾリン−2−イル、C1−4アルキルカルボニル又はベンゾイルを示し、
mは0、1又は2を示し、そして
はC1−4アルキルを示し、
或いは
Aが
【0012】
【化112】
Figure 2004505010
【0013】
基を示す場合には、
、Q及びZは、場合によりC1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、ヒドロキシ、オキソ、ヒドロキシメチル又は場合によりそれ自体がハロゲン及び/もしくはC1−4アルキルにより置換されていてもよいフェニルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよい1〜3個の窒素原子を含む5もしくは6員の複素環式基を示してもよく、
或いは
−(Q)−Zは
【0014】
【化113】
Figure 2004505010
【0015】
から選択される基を示し、
ここで、
nは1又は2を示し、
は水素原子又はC1−4アルキルを示し、
10は水素原子、ヒドロキメチル又は場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されていてもよいベンジルを示し、
11は水素原子、C1−4アルキル又はフェニルを示し、
12は水素原子、C1−4アルキル又はフェニルを示し、或いは2個のR12基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭化水素環を形成していてもよく、そして
13は水素原子、C1−9アルキル、C3−6シクロアルキル、C7−8アリールアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−4アルキル、C1−4アルコキシ−C1−4アルキル又はジ−(C1−4アルコキシ)メチルを示し、或いは2個のR13基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって場合によりC1−4アルキルにより置換されていてもよいC5−6脂環式基を形成し、
或いは
−A−(Q)−Zは−SH又は式
【0016】
【化114】
Figure 2004505010
【0017】
の基を示し、
ここで
は上記の意味を有し、
14はC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル又はヒドロキシ−置換されたC2− アルキルを示し、そして
jは2、3又は4を示し、
或いは
Aが
【0018】
【化115】
Figure 2004505010
【0019】
を示し、
Qが
【0020】
【化116】
Figure 2004505010
【0021】
を示し、且つ
Zが
【0022】
【化117】
Figure 2004505010
【0023】
を示す場合には、これらの基は一緒になって式
【0024】
【化118】
Figure 2004505010
【0025】
の基を示してもよく、
ここで、
15及びR16は互いに独立してC1−4アルキル又はフェニルを示し、或いは
15とR16はそれらが結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含む5もしくは6員の複素環式基を形成し、
但し、
Qが
【0026】
【化119】
Figure 2004505010
【0027】
の基を示す場合には
Aは
【0028】
【化120】
Figure 2004505010
【0029】
を示し、
ここで、
17は水素原子又はC1−4アルキルを示し、
そして
Zはシアノを示し、
また、
Qが式
【0030】
【化121】
Figure 2004505010
【0031】
の基を示す場合には
Aは−NH−を示し、且つ
Zはシアノを示し、
また、
−(Q)−Zが2,3−ジヒドロキシプロピルを示す場合には
Aは硫黄原子又は式
【0032】
【化122】
Figure 2004505010
【0033】
の基を示し、
また、
−(Q)−Zが2−ヒドロキシエチルを示し、且つ
Aが式
【0034】
【化123】
Figure 2004505010
【0035】
の基を示す場合には
はC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
また、
Aが式
【0036】
【化124】
Figure 2004505010
【0037】
の基を示す場合には
Qは−CH−を示し、且つ
Zは式
【0038】
【化125】
Figure 2004505010
【0039】
の基を示し、
ここで、
は水素原子、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合によりハロゲン及び/又はC1−4アルキルにより置換されていてもよく、
そしてさらなる条件として、
Aが酸素又は硫黄であり且つ
kが0である場合には、
Zはシアノ又は
【0040】
【化126】
Figure 2004505010
【0041】
から選択される基を示さない]
の新規なイソチアゾールカルボン酸誘導体を今回見いだした。
【0042】
さらに、式(I)のイソチアゾールカルボン酸誘導体を数種の方法によって製造できることも見いだした。すなわち、
a)−A−(Q)−Zが式
【0043】
【化127】
Figure 2004505010
【0044】
の基を示す式(I)の化合物は式
【0045】
【化128】
Figure 2004505010
【0046】
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、触媒の存在下で、式
【0047】
【化129】
Figure 2004505010
【0048】
のホルミルアミンと反応させることにより製造することができ、
或いは
b)−A−(Q)−Zが式
【0049】
【化130】
Figure 2004505010
【0050】
[式中、
1bは水素原子又はC1−4アルキルを示し、
2bは水素原子又はC1−4ハロアルキルを示し、そして
は−OR、−SR、−SO−R及び
【0051】
【化131】
Figure 2004505010
【0052】
から選択される基を示し、
ここで
、R、R及びRは前記と同義である]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0053】
【化132】
Figure 2004505010
【0054】
[式中、
1b及びR2bは前記と同義であり、そして
Xはクロロ又はブロモを示す]
のイソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下でそして、適宜、相間移動触媒の存在下で、式
M−Z     (V)
[式中、Zは前記と同義であり、そして
Mは水素原子、リチウム、ナトリウム又はカリウムを示す]
の化合物と反応させることにより製造することができでき、
或いは
c)−A−(Q)−Zが式
【0055】
【化133】
Figure 2004505010
【0056】
[式中、R1b及びRは前記と同義である]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0057】
【化134】
Figure 2004505010
【0058】
[式中、
1b及びXは前記と同義である]
のイソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下で、式
P(OR    (VI)
[式中、
は前記と同義である]
の燐化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
d)−A−(Q)−Zが式
−A−CH−Z
[式中、

【0059】
【化135】
Figure 2004505010
【0060】
又は硫黄原子を示し、ここで
は前記と同義であり、そして
は1〜4個の窒素原子を含む5〜7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環は場合によりハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C −6シクロアルキル、C2−4アルケニル、フェニルから選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、或いは
は少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々は場合によりC1−4アルキル、フェニル及び/又はオキソから選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、或いは

【0061】
【化136】
Figure 2004505010
【0062】
から選択される基を示し、
ここで、
、R、R及びRは前記と同義である]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0063】
【化137】
Figure 2004505010
【0064】
[式中、
は前記と同義である]
のイソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
Cl−CH−Z     (VIII)
[式中、
は前記と同義である]
のクロロメチル化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
e)−A−(Q)−Zが式
【0065】
【化138】
Figure 2004505010
【0066】
[式中、
は前記と同義である]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0067】
【化139】
Figure 2004505010
【0068】
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、触媒の存在下で、式
−CHO     (IX)
[式中、
は前記と同義である]
のホルミル化合物及び式
【0069】
【化140】
Figure 2004505010
【0070】
の1H−ベンゾトリアゾールと反応させることにより製造することができ、
或いは
f)−A−(Q)−Zが−SH又は
【0071】
【化141】
Figure 2004505010
【0072】
から選択される基を示し、
ここで、
A、Q、Z、j、k、n、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R 及びR14は前記と同義であり、
f1は1〜4個の窒素原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環は場合によりハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、C2−4アルケニル、フェニル、ハロフェニル、オキソ及び/又はスピロ−結合したC3−6の脂環式基から選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼンもしくはシクロヘキセン環と縮合していてもよく、或いは
f1は少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで、複素環式環の各々は場合によりC1−4アルキル、フェニル及び/又はオキソから選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、
f2は1もしくは2個の窒素原子を含む5員の複素環式基を示し、この複素環は場合によりC1−4アルキル及び/又はオキソにより置換されていてもよく、そして
5fはホルミル、C1−4アルキルカルボニル又はフェニルカルボニルを示し、この後者の基は場合によりハロゲン及びC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよい、
式(I)の化合物は式
【0073】
【化142】
Figure 2004505010
【0074】
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボニルクロライドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
M−Y    (XII)
[式中、
Mは前記と同義であり、そして
は−SH又は
【0075】
【化143】
Figure 2004505010
【0076】
から選択される基を示し、
ここで、
A、Q、Z、j、k、n、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R 、R14、Zf1、Zf2及びR5fは前記と同義である]
の化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
g)−A−(Q)−Zが
【0077】
【化144】
Figure 2004505010
【0078】
から選択される基を示し、
ここで、
f1、j、n、R、R、R、R10、R11、R12、R14及びR5fは前記と同義である、
式(I)の化合物は式
【0079】
【化145】
Figure 2004505010
【0080】
[式中、
はC1−4アルキルを示す]
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボン酸エステル類を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
H−Y     (XIV)
[式中、

【0081】
【化146】
Figure 2004505010
【0082】
から選択される基を示し、
ここで
f1、j、n、R、R、R、R10,R11、R12、R14、及びR5fは前記と同義を示す]
の化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
h)−A−(Q)−Zが式
【0083】
【化147】
Figure 2004505010
【0084】
[式中、
h1は場合によりハロゲン及び/又はC1−4アルキルにより置換されていてもよいフェニルを示す]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0085】
【化148】
Figure 2004505010
【0086】
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下でそして、適宜、触媒の存在下で、式
【0087】
【化149】
Figure 2004505010
【0088】
[式中、
h1は前記と同義を示し、
h2はC1−4アルキルを示し、そして
h3はシアノ又は−COh2を示す]
の化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
i)−A−(Q)−Zが式
【0089】
【化150】
Figure 2004505010
【0090】
[式中、
i1は水素原子又はC1−4アルキルを示すか、或いは場合によりハロゲン及び/又はC1−4アルキルにより置換されていてもよいフェニルを示し、そして
i2は水素原子又はC1−4アルキルを示す]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0091】
【化151】
Figure 2004505010
【0092】
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
【0093】
【化152】
Figure 2004505010
【0094】
[式中、
i1及びRi2は前記と同義である]
の化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
j)−A−(Q)−Zが式
【0095】
【化153】
Figure 2004505010
【0096】
[式中、
は前記と同義である]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0097】
【化154】
Figure 2004505010
【0098】
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、触媒の存在下で、式
【0099】
【化155】
Figure 2004505010
【0100】
[式中、
は前記と同義である]
の化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
k)−A−(Q)−Zが式
【0101】
【化156】
Figure 2004505010
【0102】
[式中、
、R及びRは前記と同義であり、そして
pは1又は2を示す]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0103】
【化157】
Figure 2004505010
【0104】
[式中、
、R及びRは前記と同義である]
のイソチアゾールカルボン酸誘導体を、不活性希釈剤の存在下で、酸素を供給するのに適する酸化剤と反応させることにより製造することができ、
或いは
l)−A−(Q)−Zが式
【0105】
【化158】
Figure 2004505010
【0106】
[式中、
15は前記と同義である]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0107】
【化159】
Figure 2004505010
【0108】
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、触媒の存在下で、式
【0109】
【化160】
Figure 2004505010
【0110】
[式中、
15は前記と同義であり、そして
はC1−4アルコキシを示す]
の化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
m)−(Q)−Zが式
【0111】
【化161】
Figure 2004505010
【0112】
[式中、
、R12及びnは前記と同義である]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0113】
【化162】
Figure 2004505010
【0114】
[式中、
A、R、R12及びnは前記と同義である]
のイソチアゾールカルボン酸誘導体を、水の存在下でそして、適宜、不活性有機希釈剤の存在下で、酸素を供給するのに適する酸化剤と反応させることにより製造することができ、
或いは
n)−(Q)−Zが式
【0115】
【化163】
Figure 2004505010
【0116】
[式中、
、R12、R13及びnは前記と同義である]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0117】
【化164】
Figure 2004505010
【0118】
[式中、
A、n、R及びR12は前記と同義である]
のイソチアゾールカルボン酸誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸触媒の存在下で、式
【0119】
【化165】
Figure 2004505010
【0120】
[式中、
13は前記と同義であり、そして
はC1−4アルコキシを示すか、又は2個のTは一緒になってオキソ基を示す]
のカルボニル誘導体と反応させることにより製造することができ、
或いは
o)−A−(Q)−Zが式
【0121】
【化166】
Figure 2004505010
【0122】
[式中、
は前記と同義である]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0123】
【化167】
Figure 2004505010
【0124】
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
【0125】
【化168】
Figure 2004505010
【0126】
[式中、
は前記と同義である]
のシアノ化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
p)−A−(Q)−Zが式
【0127】
【化169】
Figure 2004505010
【0128】
[式中、
1bは前記と同義であり、
2pは水素原子又はC1−4ハロアルキルを示し、そして
6pは水素原子又はC1−4アルキルを示す]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0129】
【化170】
Figure 2004505010
【0130】
[式中、
1bは前記と同義である]
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
【0131】
【化171】
Figure 2004505010
【0132】
[式中、
2pは前記と同義であり、
はヒドロキシを示し、且つ
はC1−4アルコキシを示すか、或いは
とTは一緒になってオキソ基を示す]
の化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
q)−A−(Q)−Zが式
【0133】
【化172】
Figure 2004505010
【0134】
[式中、
1bは前記と同義であり、そして
6qはC1−4アルキル−カルボニル又は場合によりC1−4ハロアルキルにより置換されていてもよいベンゾイルを示す]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0135】
【化173】
Figure 2004505010
【0136】
[式中、
1bは前記と同義である]
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
Cl−R6q        (XXIV)
[式中、
6qは前記と同義である]
のクロロ−置換された化合物と反応させることにより製造することができ、
或いは
r)−A−(Q)−Zが式
【0137】
【化174】
Figure 2004505010
【0138】
[式中、
1bは前記と同義であり、そして
6rはフェニルカルバモイル又はC1−4ハロアルキル−置換されたフェニルカルバモイルを示す]
の基を示す式(I)の化合物は式
【0139】
【化175】
Figure 2004505010
【0140】
[式中、
1bは前記と同義である]
の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下でそして、適宜、塩基触媒の存在下で、式
O=C=N−R     (XXV)
[式中、
はフェニル又はC1−4ハロアルキル−置換されたフェニルを示す]
のイソシアナートと反応させることにより製造することができる。
【0141】
最後に、式(I)のイソチアゾールカルボン酸誘導体は、農業および牧畜業において殺微生物剤として、特に植物病害の直接的抑制用の又は植物病原菌に対する植物中の抵抗性を誘導するための殺菌・殺カビ剤として、非常に活性がある。
【0142】
驚くべきことに、本発明に従う式(I)のイソチアゾールカルボン酸誘導体は構造的に同様であり且つ同じ活性タイプを有する既知の化合物よりはるかに良好な殺微生物活性を作用を示す。
【0143】
本明細書の概念では、「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを示す。
【0144】
「アルキル」は直鎖状又は分岐鎖状の基、例えば、メチル、エチル、n−もしくはiso−プロピル、n−、iso−、sec−もしくはtert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、tert−アミル、ペンタン−3−イル、ネオペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラデシル、n−ペンタデシル及びn−ヘキサデシル等を示す。
【0145】
「アルコキシ」は、直鎖状又は分岐鎖状の基、例えば、メトキシ、エトキシ、n−もしくはiso−プロポキシ、n−、iso−、sec−もしくはtert−ブトキシ等を示す。
【0146】
「シクロアルキル」は環式アルキル基を示しそして、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル等を示す。
【0147】
「ハロアルキル」は、1個もしくはそれ以上のハロゲン原子、好ましくはフルオロ、クロロ及び/又はブロモで置換された直鎖状又は分岐鎖状のアルキルである。例として、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、3−クロロプロピル、3−ブロモプロピル、1−クロロプロパン−2−イル、1−ブロモプロパン−2−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、2,3−ジブロモプロピル、2,2−ジクロロ−3,3,3−トリフルオロプロピル等が挙げられる。
【0148】
「ハロアルコキシ」は、1個もしくはそれ以上のハロゲン原子、好ましくはフルオロ、クロロ及び/又はブロモで置換された直鎖状又は分岐鎖状のアルコキシである。例として、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2−フルオロエトキシ、2−クロロエトキシ、2−ブロモエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、3−クロロプロポキシ等が挙げられる。
【0149】
「アルケニル」は直鎖状又は分岐鎖状の基を示しそして、例えば、ビニル、アリル、イソプロペニル、1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル等を包含する。
【0150】
「アラルキル」は直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を含んでなるこのタイプの基を示しそして、例えば、ベンジル、2−フェネチル、α−メチルベンジル、α,α−ジメチルベンジル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピル、α−エチルベンジル等を包含する。
【0151】
「5〜7員の複素環式基」は、窒素、酸素及び硫黄から選択される1〜4個のヘテロ原子を有する5員、6員もしくは7員の飽和複素環式基、又は5員の不飽和複素環式基、又は5員もしくは6員の芳香族複素環式基を示す。
【0152】
「5員、6員もしくは7員の飽和複素環式基」としては、1価の基、例えば、ピロリジン、テトラヒドロフラン、イミダゾリジン、ピラゾリジン、オキサゾリジン、チアゾリジン、ピペリジン、テトラヒドロピラン、ピペラジン、モルホリン、1,3−ジオキソラン、1,3−ジオキサン、ヘキサメチレンイミン等から誘導される1価の基が挙げられる。これらの複素環式基は、例えば、ヒドロキシ、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ等)、オキソ、チオキソ、アルキル(例えば、メチル、エチル、n−もしくはiso−プロピル、n−、sec−、iso−もしくはtert−ブチル等)、アルコキシ(メトキシ、エトキシ、n−もしくはiso−プロポキシ)、アルキルチオ(メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはiso−プロピルチオ等)、アルコキシアルキル(メトキシメチル、エトキシメチル等)あるいはアルキルチオアルキル(メチルチオメチル、エチルチオメチル等)から選択される1個もしくはそれ以上の基で置換されていてもよく、そして2個もしくはそれ以上の置換基の場合、それらは同一であっても異なっていてもよい。
【0153】
「5員の不飽和複素環式基」としては、1価の基、例えば、2−ピロリン、2−ピラゾリン、3−ピラゾリン、2−イミダゾリン、2−オキサゾリン等から誘導される1価の基が挙げられる。これらの複素環式基は、ヒドロキシ、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ等)、オキソ、チオキソ、アルキル(例えば、メチル、エチル、n−もしくはiso−プロピル、n−、sec−、iso−もしくはtert−ブチル等)、アルコキシ(メトキシ、エトキシ、n−もしくはiso−プロポキシ)、アルキルチオ(例えば、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはiso−プロピルチオ等)、アルコキシアルキル(例えば、メトキシメチル、エトキシメチル等)あるいはアルキルチオアルキル(例えば、メチルチオメチル、エチルチオメチル等)から選択される1個もしくはそれ以上の基で置換されていてもよく、そして2個もしくはそれ以上の置換基の場合、それらは同一であっても異なっていてもよい。
【0154】
「5員もしくは6員の芳香族複素環式基」としては、1価の基、例えば、フラン、ピロール、チオフェン、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、イソキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、1,2,4−トリアゾール、1,3,4−チアジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリダジン、ピリミジン、ピラジン等が挙げられる。
【0155】
これらの複素環式基は、ヒドロキシ、オキソ、チオキソ、シアノ、ニトロ、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ等)、アルキル(例えば、メチル、エチル、n−もしくはiso−プロピル、n−、sec−、iso−もしくはtert−ブチル等)、アルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、n−もしくはiso−プロポキシ等)、アルキルチオ(例えば、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはiso−プロピルチオ等)、ハロアルキル(例えば、トリフルオロメチル等)、ハロアルコキシ(例えば、トリフルオロメトキシ等)、シアノアルキル(例えば、シアノメチル、1−シアノエチル、1−シアノプロピル等)、アルコキシカルボニル(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル等)、アルコキシアルキル(例えば、メトキシメチル、エトキシメチル等)又はアルキルチオアルキル(例えば、メチルチオメチル、エチルチオメチル等)から選択される1個もしくはそれ以上の基で置換されていてもよく、そして2個もしくはそれ以上の置換基の場合、それらは同一であっても異なっていてもよい。
【0156】
「ベンゾ縮合の5員もしくは6員の複素環式基」は、「5員もしくは6員の芳香族複素環式基」として同定した上記の基のベンゾ縮合環式環であり、そしてベンゾ[b]チオフェン、ベンゾチアゾール、ベンゾイミダゾール、ベンゾトリアゾール、キノリン等から誘導される1価の基を包含する。これらのベンゾ縮合の複素環式基は、シアノ、ニトロ、ハロゲン(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ等)、アルキル(例えば、メチル、エチル、n−もしくはiso−プロピル、n−、sec−、iso−もしくはtert−ブチル等)、アルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、n−もしくはiso−プロポキシ等)、アルキルチオ(例えば、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはiso−プロピルチオ等)、アルコキシアルキル(例えば、メトキシメチル、エトキシメチル等)又はアルキルチオアルキル(例えば、メチルチオメチル、エチルチオメチル等)から選択される1個もしくはそれ以上の基で置換されていてもよく、そして2個もしくはそれ以上の置換基の場合、それらは同一であっても異なっていてもよい。
【0157】
式(I)は本発明に従うイソチアゾールカルボン酸誘導体の一般的定義を与える。好ましい式(I)の化合物は、
Aが酸素原子、硫黄原子又は式
【0158】
【化176】
Figure 2004505010
【0159】
の基であり、ここで
が水素原子、C1−3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
Qが
【0160】
【化177】
Figure 2004505010
【0161】
から選択される基を示し、
ここで
が水素原子、C1−6アルキル、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/もしくは臭素原子を有するハロアルキル、C7−8アラルキル又は場合によりC1− アルコキシ−カルボニルによりモノ−もしくはジ−置換されていてもよいフェノキシメチルを示し、そして
がフェニルを示し、それは場合によりフルオロ、クロロ、ブロモ、C1−3アルキル、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/もしくは臭素原子を有するハロアルキル、C1−3アルコキシ、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/もしくは臭素原子を有するハロアルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、シアノ及び/又はニトロから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは場合によりオキシジメチレンによりモノ−置換されていてもよく、或いはナフチルを示し、
kが0又は1を示し、そして
Zが1〜4個の窒素原子を含む5〜7員の複素環式環を示し、ここで、複素環式環は場合により弗素、塩素、臭素、C1−3アルキル、メトキシ、エトキシ、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロアルキル、シクロプロピル、シクロペンチル、C3−4アルケニル、フェニル並びに/又は1〜3個の弗素及び/もしくは塩素原子を含むハロフェニルから選択される3個までの置換基により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環は場合によりオキソ又はスピロ−結合したC3−5脂環式基によりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼン又はシクロヘキセン環と縮合していてもよく、
或いは
Zが少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々はC1−3アルキル及び/又はフェニルから選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよく、そして場合により1もしくは2個のオキソ基により置換されていてもよく、
或いは
Zがシアノ又は
【0162】
【化178】
Figure 2004505010
【0163】
から選択される基を示し、
ここで、
が水素原子、C1−3アルキル、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合により弗素、塩素、メチル及び/又はエチルから選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよく、
或いは
が場合によりC1−3アルキルにより置換されていてもよいテトラゾール−5−イル−チオメチルを示し、
がホルミル、C1−4アルキル、カルボニル、3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イルカルボニル、C1−2アルキルスルホニル又はフェニルスルホニルを示し、或いは
が場合により弗素、塩素及び/又はC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルカルボニルを示し、
が水素原子、C1−3アルキル、C1−3フルオロアルキルを示し、或いは
ベンジル又はフェニルを示し、それらの各々は場合により弗素及び/又は塩素から選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
アセチル又はプロピオニルを示し、或いは
ベンゾイル又はフェニルカルバモイルを示し、それらの各々は場合により1〜3個の炭素原子並びに1〜3個の弗素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロアルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、
がC1−3アルキル、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合によりC1−3アルキル、弗素及び/又は塩素から選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
がテトラゾール−5−イルを示し、或いは
が場合によりC1−3アルキル又はフェニルにより置換されていてもよいチアジアゾール−2−イルを示し、或いは
が2−チアゾリン−2−イル、C1−2アルキルカルボニル又はベンゾイルを示し、
mが0又は2を示し、そして
がメチル又はエチルを示し、
或いは
Aが
【0164】
【化179】
Figure 2004505010
【0165】
基を示す場合には、
、Q及びZが
【0166】
【化180】
Figure 2004505010
【0167】
基の窒素原子と一緒になって、場合によりC1−4アルキル、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロアルキル、ヒドロキシ、オキソ、ヒドロキシメチル並びに/又は場合によりそれ自体が弗素、塩素及び/もしくはC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよい1〜3個の窒素原子を含む5〜6員の複素環式基を示してもよく、
或いは
−(Q)−Zが
【0168】
【化181】
Figure 2004505010
【0169】
から選択される基を示し、
ここで、
nが1又は2を示し、
が水素原子、C1−3アルキルを示し、
10が水素原子、ヒドロキメチル又は場合により1〜3個の塩素原子により置換されていてもよいベンジルを示し、
11が水素原子、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、tert−ブチル又はフェニルを示し、
12が水素原子、C1−3アルキル又はフェニルを示し、或いは2個のR12基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭化水素環を形成していてもよく、そして
13が水素原子、C1−6アルキル、シクロヘキシル、2−フェネチル、α−メチルベンジル、2−シクロヘキシルエチル、C1−3アルコキシ−C1−3アルキル又はジ(C1−2アルコキシ)メチルを示し、或いは2個のR13基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって場合によりC1−3アルキルにより置換されていてもよいC5−6脂環式環を形成し、
或いは
−A−(Q)−Zが−SH又は式
【0170】
【化182】
Figure 2004505010
【0171】
の基を示し、
ここで
は上記の意味を有し、
14がC1−3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はヒドロキシ−置換されたC2−3アルキルを示し、そして
jが2、3又は4を示し、
或いは
Aが
【0172】
【化183】
Figure 2004505010
【0173】
を示し、
Qが
【0174】
【化184】
Figure 2004505010
【0175】
を示し、そして
Zが
【0176】
【化185】
Figure 2004505010
【0177】
を示す場合には、これらの基は一緒になって、式
【0178】
【化186】
Figure 2004505010
【0179】
の基を示してもよく、
ここで、
15及びR16が互いに独立して、C1−3アルキル又はフェニルを示し、或いは
15とR16はそれらが結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含む5もしくは6員の複素環式基を形成し、
但し、
Qが式
【0180】
【化187】
Figure 2004505010
【0181】
の基を示す場合には
Aが
【0182】
【化188】
Figure 2004505010
【0183】
を示し、
ここで
17は水素原子又はC1−3アルキルを示し、
そして
Zがシアノを示し、
また、
Qが式
【0184】
【化189】
Figure 2004505010
【0185】
の基を示す場合には、
Aが−NH−を示し、且つ
Zがシアノを示し、
また、
−(Q)−Zが2,3−ジヒドロキシプロピルを示す場合には
Aが硫黄原子又は式
【0186】
【化190】
Figure 2004505010
【0187】
の基を示し、
また、
−(Q)−Zが2−ヒドロキシエチルを示し、且つ
Aが式
【0188】
【化191】
Figure 2004505010
【0189】
の基を示す場合には
がC1−3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
また、
Aが式
【0190】
【化192】
Figure 2004505010
【0191】
の基を示す場合には
Qが−CH−を示し、且つ
Zが式
【0192】
【化193】
Figure 2004505010
【0193】
の基を示し、
ここで、
が水素原子、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合により弗素、塩素、メチル及び/又はエチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、そして
がホルミルを示し、
そしてさらなる条件として、
Aが酸素又は硫黄であり且つ
kが0である場合には、
Zがシアノ又は
【0194】
【化194】
Figure 2004505010
【0195】
から選択される基を示さない、
ものである。
【0196】
Aが酸素原子、硫黄原子又は式
【0197】
【化195】
Figure 2004505010
【0198】
の基を示し、ここで
が水素原子、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
Qが
【0199】
【化196】
Figure 2004505010
【0200】
から選択される基を示し、
ここで、
が水素原子、C1−6アルキル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、2−フェニルエチル又は場合によりメトキシカルボニルにより置換されていてもよいフェノキシメチルを示し、そして
がフェニルを示し、それは場合によりフルオロ、クロロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、シアノ及び/又はニトロから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いはオキシジメチレンによりモノ−置換されていてもよく、
kが0又は1を示し、そして
Zが1〜4個の窒素原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで、複素環式環は場合により弗素、塩素、メチル、エチル、プロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シクロペンチル、2−メチル−1−プロペニル及び/又はフェニルから選択される3個までの置換基により置換されていてもよく、最後の基は場合により1〜3個の弗素及び/又は塩素原子により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はまた場合によりオキソ又はスピロ−結合したC3−5脂環式基によりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼン又はシクロヘキセン環と縮合していてもよく、
或いは
Zが少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々は場合によりメチル及び/又はフェニルから選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよく、そしてまた場合により1もしくは2個のオキソ基により置換されていてもよく、
或いは
Zがシアノ又は
【0201】
【化197】
Figure 2004505010
【0202】
から選択される基を示し、
ここで
が水素原子、メチル、エチル、プロピル、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合により弗素、塩素、メチル及び/又はエチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、
或いは
が場合によりメチルにより置換されていてもよいテトラゾール−5−イル−チオメチルを示し、
がホルミル、アセチル、ピバロイル、3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イルカルボニル、メチルスルホニル又はフェニルスルホニルを示し、或いは
が場合により弗素、塩素及び/又はメチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルカルボニルを示し、
が水素原子、メチル、エチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルを示し、或いはベンジル又はフェニルを示し、それらの各々は場合により弗素及び/又は塩素から選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
ベンゾイル又はフェニルカルバモイルを示し、それらの各々は場合によりトリフルオロメチルにより置換されていてもよく、或いは
アセチル又はプロピオニルを示し、
がメチル、エチル、フェニル又はベンジルを示し、最後の2つの基は場合によりメチル、弗素及び/又は塩素から選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
がテトラゾール−5−イルを示し、或いは
が場合によりメチル又はフェニルにより置換されていてもよいチアジアゾール−2−イルを示し、或いは
が2−チアゾリン−2−イル、メチルカルボニル又はベンゾイルを示し、
mが0又は2を示し、
そして
がメチル又はエチルを示し、
或いは
Aが
【0203】
【化198】
Figure 2004505010
【0204】
基を示す場合には、
、Q及びZが
【0205】
【化199】
Figure 2004505010
【0206】
基の窒素原子と一緒になって、場合によりメチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、オキソ、ヒドロキシメチル並びに/又は場合によりそれ自体が弗素、塩素及び/もしくはメチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよい1もしくは2個の窒素原子を含む5もしくは6員の複素環式基を示してもよく、
或いは
−(Q)−Zが
【0207】
【化200】
Figure 2004505010
【0208】
から選択される基を示し、
ここで、
nが1又は2を示し、
が水素原子、メチル又はエチルを示し、
10が水素原子、ヒドロキメチル又は場合により塩素により置換されていてもよいベンジルを示し、
11が水素原子、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、tert−ブチル又はフェニルを示し、
12が水素原子、メチル又はフェニルを示し、或いは2個のR12基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭化水素環を形成していてもよく、そして
13が水素原子、C1−4アルキル、シクロヘキシル、2−フェネチル、α−メチルベンジル、2−シクロヘキシルエチル、エトキシメチル、2−エトキシエチル又はジメトキシメチルを示し、或いは2個のR13基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって場合によりC1−3アルキルにより置換されていてもよいC5−6脂環式環を形成してもよく、
或いは
−A−(Q)−Zが−SH又は式
【0209】
【化201】
Figure 2004505010
【0210】
の基を示し、
ここで
は上記の意味を有し、
14がメチル、エチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はヒドロキシエチルを示し、そして
jが2又は3を示し、
或いは
Aが
【0211】
【化202】
Figure 2004505010
【0212】
を示し、
Qが
【0213】
【化203】
Figure 2004505010
【0214】
を示し、且つ
Zが
【0215】
【化204】
Figure 2004505010
【0216】
を示す場合には、これらの基が一緒になって式
【0217】
【化205】
Figure 2004505010
【0218】
の基を示してもよく、
ここで、
15及びR16が互いに独立してメチル、エチル又はフェニルを示し、或いは
15及びR16がそれらが結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含む5もしくは6員の複素環式基を形成し、
但し、
Qが式
【0219】
【化206】
Figure 2004505010
【0220】
の基を示す場合には
Aが−NH−又は
【0221】
【化207】
Figure 2004505010
【0222】
を示し、
且つ
Zがシアノを示し、
また
Qが式
【0223】
【化208】
Figure 2004505010
【0224】
の基を示す場合には
Aが−NH−を示し、且つ
Zがシアノを示し、
また
−(Q)−Zが2,3−ジヒドロキシプロピルを示す場合には、
Aが硫黄原子又は式
【0225】
【化209】
Figure 2004505010
【0226】
の基を示し、
また
−(Q)−Zが2−ヒドロキシエチルを示し、且つ
Aが式
【0227】
【化210】
Figure 2004505010
【0228】
の基を示す場合には、
がメチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
また
Aが式
【0229】
【化211】
Figure 2004505010
【0230】
の基を示す場合には
Qが−CHを示し、且つ
Zが式
【0231】
【化212】
Figure 2004505010
【0232】
の基を示し、
ここで、
が水素原子、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合により弗素、塩素、メチル及び/又はエチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、そして
がホルミルを示し、
そしてさらなる条件として、
Aが酸素又は硫黄であり、且つ
kが0である場合には、
Zはシアノ又は
【0233】
【化213】
Figure 2004505010
【0234】
から選択される基を示さない、
式(I)の化合物が特に好ましい。
【0235】
本発明に従う方法(a)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドとN−ベンジル−N−ヒドロキシメチル−ホルムアミドを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0236】
【化214】
Figure 2004505010
【0237】
本発明に従う方法(b)は、原料としてN−クロロメチル−3,4−ジクロロイソチアゾール−5−カルボキサミドと4−クロロ−チオフェノールのナトリウム塩を用いる場合、下記の反応式で表される。
【0238】
【化215】
Figure 2004505010
【0239】
本発明に従う方法(c)は、原料としてN−クロロメチル−3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドとトリエチルホスファイトを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0240】
【化216】
Figure 2004505010
【0241】
本発明に従う方法(d)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドとクロロメチル−メチルエーテルを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0242】
【化217】
Figure 2004505010
【0243】
本発明に従う方法(e)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドとブチルアルデヒドとベンゾトリアゾールを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0244】
【化218】
Figure 2004505010
【0245】
本発明に従う方法(f)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボニルクロライドとN−(1−アミノブチル)アセタミドを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0246】
【化219】
Figure 2004505010
【0247】
本発明に従う方法(g)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−メチルカルボキシレートと3−アミノ−1,2−プロパンジオールを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0248】
【化220】
Figure 2004505010
【0249】
本発明に従う方法(h)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジドとジエチル(4−クロロベンジリデン)マロネートを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0250】
【化221】
Figure 2004505010
【0251】
本発明に従う方法(i)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジドと2−メチル−3−フェニル−2−プロペノイル クロライドを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0252】
【化222】
Figure 2004505010
【0253】
本発明に従う方法(j)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジドと2−ホルミル−2−フェニルアセトニトリルを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0254】
【化223】
Figure 2004505010
【0255】
本発明に従う方法(k)は、原料としてN−フェニルチオメチル−3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドとm−クロロ過安息香酸を用いる場合、下記の反応式で表される。
【0256】
【化224】
Figure 2004505010
【0257】
本発明に従う方法(l)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドとN,N−ジメチルホルムアミドジメチルアセタールを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0258】
【化225】
Figure 2004505010
【0259】
本発明に従う方法(m)は、原料としてN−アリル−N−フェニル−3,4−ジクロロイソチアゾール−5−カルボキサミドを用いそして酸化剤として酸化オスミウム(VIII)を用いて酸化する場合、下記の反応式で表される。
【0260】
【化226】
Figure 2004505010
【0261】
本発明に従う方法(n)は、原料としてN−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドとアセトンジメチルアセタールを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0262】
【化227】
Figure 2004505010
【0263】
本発明に従う方法(o)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドと2−クロロ−2−(4−トリフルオロメチル−フェニルイミノ)アセトニトリルを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0264】
【化228】
Figure 2004505010
【0265】
本発明に従う方法(p)は、原料として3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドとトリフルオロアセトアルデヒドヘミ−エチルアセタールを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0266】
【化229】
Figure 2004505010
【0267】
本発明に従う方法(q)は、原料としてN−ヒドロキシメチル−3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドと4−トリフルオロメチルベンゾイルクロライドを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0268】
【化230】
Figure 2004505010
【0269】
本発明に従う方法(r)は、原料としてN−ヒドロキシメチル−3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドと4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネートを用いる場合、下記の反応式で表される。
【0270】
【化231】
Figure 2004505010
【0271】
式(II)は本発明に従う方法(a)、(e)、(l)、(o)及び(p)を行うための原料として必要な3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドを同定する。3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドは既知である(US−A5,240,951参照)。
【0272】
式(III)は本発明に従う方法(a)を行うための原料として必要なホルミルアミンの定義を与える。この化合物は既知である(Synth. Commun. 18 (1988), 425−432 参照)。式(III)の化合物の化学名はN−ベンジル−N−ヒドロキシメチル−ホルムアミドである。
【0273】
式(IV)は本発明に従う方法(b)を行うための原料として必要なイソチアゾール誘導体の一般的定義を与える。この式において、R1bは好ましくは水素原子又はC1−3アルキルを示し、R2bは好ましくは水素原子又は1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素及び/もしくは塩素原子を有するハロアルキルを示し、そしてXはクロロを示す。
【0274】
式(IV)のイソチアゾール誘導体はこれまで文献に記載されていない。それらは式
【0275】
【化232】
Figure 2004505010
【0276】
[式中、
1b及びR2bは前記と同義である]
のイソチアゾール誘導体をハロゲン化剤、例えば塩化チオニル、オキシ塩化燐、臭化チオニル、オキシ臭化燐など、と反応させることにより製造できる。
【0277】
上記式(XXVI)の化合物は本発明の前記式(I)に包含される化合物であり、そして上記製法(p)に従い、それ自体既知の前記式(XXII)の化合物から容易に製造することができる。
【0278】
1b及びR2bが両者とも水素原子を示す場合の式(IV)のイソチアゾール誘導体は、Tetrahedron Letters, Vol.38,p.7107−7110(1994)に記載される方法に従い、前記式(XXII)の化合物から容易に製造することができる。
【0279】
式(IV)のイソチアゾール誘導体の例として下記のものが挙げられる:
N−クロロメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド、
N−クロロメチル−N−メチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカル ボキサミド、
N−(1−クロロメチル−2,2,2−トリフルオロエチル)−3,4−ジクロ ロ−5−イソチアゾールカルボキサミド等。
【0280】
式(V)は本発明に従う方法(b)を行うための反応成分として必要な化合物の一般的定義を与える。この式において、Zは式
−OR、−SR、−SO及び
【0281】
【化233】
Figure 2004505010
【0282】
の基を示し、
ここで
、R、RおよびRは好ましくはこれらの基に関して以上で好ましいとして挙げられたものと同義である。
【0283】
Mは好ましくは水素原子、リチウム又はナトリウムを示す。
【0284】
下記の化合物が式(V)の物質の例として挙げられる:
4−クロロフェノール、
チオフェノール、
ピペリジン、
ベンゼンスルフィン酸ナトリウム。
【0285】
式(V)の化合物は既知である。
【0286】
式(VIa)は本発明に従う方法(c)において原料として必要なイソチアゾール誘導体の一般的定義を与える。このタイプの化合物は本発明に従う方法(b)の際にすでに記載されている。
【0287】
式(VI)は本発明に従う方法(c)を行うための反応成分として必要な燐化合物の一般的定義を与える。この式において、Rは好ましくはこの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0288】
式(VI)の燐化合物は既知である。トリエチルホスファイトトリエチルが式(VI)の燐化合物の例として挙げられる。
【0289】
式(VII)は本発明に従う方法(d)を行うための原料として必要なイソチアゾール誘導体の一般的定義を与える。
【0290】
この式において、
は硫黄原子又は式
【0291】
【化234】
Figure 2004505010
【0292】
の基を示し、ここで
は好ましくはこの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0293】
が硫黄原子を示す式(VII)の化合物は新規でありそして式(I)に包含される。それは本発明に従う方法(f)により製造することができる。
【0294】

【0295】
【化235】
Figure 2004505010
【0296】
を示す式(VII)の化合物は既知であるか、又は既知の方法により製造することができる(US−A5,240,951参照)。
【0297】
下記の化合物が式(VII)のイソチアゾール誘導体の例として挙げられる:
3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド、
N−メチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド。
【0298】
式(VIII)は本発明に従う方法(d)を行うための反応成分として必要なクロロメチル化合物の一般的定義を与える。この式において、
は好ましくは1〜4個の窒素原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環は場合により弗素、塩素、臭素、C1−3アルキル、メトキシ、エトキシ、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/もしくは臭素原子を有するハロアルキル、シクロプロピル、シクロペンチル、C3−4アルケニル、フェニル及び/又は1〜3個の弗素及び/もしくは塩素原子を含むハロフェニルから選択される3個までの置換基により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はまた場合によりオキソもしくはスピロ−結合したC3−5脂環式基によりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼン又はシクロヘキセン環と縮合してもよく、
或いは
は好ましくは少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々は場合によりC1−3アルキル及び/又はフェニルから選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、そしてまた場合により1もしくは2個のオキソ基により置換されていてもよく、或いは
はシアノ又は
【0299】
【化236】
Figure 2004505010
【0300】
から選択される基を示し、
ここで
、R、R及びRは好ましくはこれらの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0301】
が1〜4個の窒素原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで複素環式環が場合により弗素、塩素、メチル、エチル、プロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シクロペンチル、2−メチル−1−プロペニル及び/又はフェニルから選択される3個までの置換基により置換されていてもよく、後者の基は場合により1〜3個の弗素及び/又は塩素により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はまた場合によりオキソもしくはスピロ−結合したC3−5脂環式基によりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼン又はシクロヘキセン環と縮合してもよく、
或いは
が少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々は場合によりメチル及び/又はフェニルから選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよく、そしてまた場合により1もしくは2個のオキソ基により置換されていてもよく、
或いは

【0302】
【化237】
Figure 2004505010
【0303】
から選択される基を示し、
ここで
、R、R及びRは特に好ましくはこれらの基に関して特に好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である
式(VIII)のクロロメチル化合物が特に好ましい。
【0304】
下記の化合物が式(VIII)のクロロメチル化合物の例として挙げられる:
N−クロロメチル−N−メチルアセタミド、
クロロメチルメチルエーテル、
クロロメチルメチルチオエーテル。
【0305】
式(VIII)のクロロメチル化合物は既知であるかまた既知の方法に従い製造することができる(Tetrahedron Letters, 38(1994) 7107−7110参照)。
【0306】
式(IX)は本発明に従う方法(e)を行うための原料として必要なホルミル化合物の一般的定義を与える。この式において、Rは好ましくはこの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0307】
下記の化合物が式(IX)のホルミル化合物の例として挙げられる:
ホルムアルデヒド、
n−ブチルアルデヒド。
【0308】
式(IX)のホルミル化合物は既知である。
【0309】
式(X)の1H−ベンゾトリアゾールは本発明に従う方法(e)を行うための反応成分として必要である。この化合物も既知である。
【0310】
式(XI)の3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボニルクロライドは本発明に従う方法(f)を行うための原料として必要である。この化合物は既知である(JP−A59024−1993参照)。
【0311】
式(XII)は本発明に従う方法(f)を行うための原料として必要な化合物の一般的定義を与える。この式において、Mは好ましくはこの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0312】
は−SH又は
【0313】
【化238】
Figure 2004505010
【0314】
から選択される基を示し、
ここで
A、Q、Z、j、k、n、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R 及びR14は好ましくはこれらの基および指数に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0315】
f1は好ましくは1〜4個の窒素原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環は場合により弗素、塩素、臭素、C1−3アルキル、メトキシ、エトキシ、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/もしくは臭素原子を有するハロアルキル、シクロプロピル、シクロペンチル、C3−4アルケニル、フェニル及び/又は1〜3個の弗素及び/もしくは塩素原子を含むハロフェニルから選択される3個までの置換基により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はまた場合によりオキソもしくはスピロ−結合したC3−5脂環式基によりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼン又はシクロヘキセン環と縮合してもよく、
或いは
f1は好ましくは少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々は場合によりC1−3アルキル及び/又はフェニルから選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、そしてまた場合により1もしくは2個のオキソ基により置換されていてもよい。
【0316】
f2は1もしくは2個の窒素原子を含む5員の複素環式基を示し、この複素環は場合によりC1−3アルキル及び/又はオキソから選択される3個までの基により置換されていてもよく、
5fは好ましくはホルミル、C1−4アルキルカルボニルを示すか、或いは場合により弗素、塩素及び/又はC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルカルボニルを示す。
【0317】
f1は特に好ましくは1〜4個の窒素原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで複素環式環が場合により弗素、塩素、メチル、エチル、プロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シクロペンチル、2−メチル−1−プロペニル及び/又はフェニルから選択される3個までの置換基により置換されていてもよく、後者の基は場合により1〜3個の弗素及び/又は塩素により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はまた場合によりオキソもしくはスピロ−結合したC3−5脂環式基によりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼン又はシクロヘキセン環と縮合してもよく、
或いは
f1は特に好ましくは少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々は場合によりメチル及び/又はフェニルから選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよく、そしてまた場合により1もしくは2個のオキソ基により置換されていてもよい。
【0318】
f2は特に好ましくは1もしくは2個の窒素原子を含む5員の複素環式基を示し、この複素環は場合によりメチル、エチル、n−プロピル及び/又はオキソから選択される3個までの基により置換されていてもよい。
【0319】
5fは特に好ましくはホルミル、アセチル、ピバロイルを示すか、或いは
場合により弗素、塩素及び/又はメチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルカルボニルを示す。
【0320】
下記の化合物が式(XII)の化合物の例として挙げられる:
硫化水素、
N−(1−アミノブチル)アセタミド、
N−(2−シアノ−2−フェニルビニル)−N−メチルヒドラジン、
5−フェニル−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾロン、
2−アミノメチル−1−メチルピロリジン、
N−アリルアニリン、
N,N−ジメチルエチレンジアミン、
1−ヒドロキシメチル−3,5−ジメチルピラゾール、
1−ヒドロキシメチル−4−メチル−3−トリフルオロメチル−4,5−ジヒド−1H−1,2,4−トリアゾール−5−オン、
3−ヒドロキシ−1−メチルピロリジン−2,5−ジオン、
ビス(2−ヒドロキシエチル)アミン、
アリルアミン、
3−アミノ−1,2−プロパンジオール。
【0321】
式(XII)の化合物は既知であるか又は既知の方法により製造することができる(J. Org. Chem. 55(1990),2206−2214参照)。
【0322】
式(XIII)は本発明に従う方法(g)を行うための原料として必要な3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボン酸エステル類の一般的定義を与える。この式において、Rは好ましくはメチル又はエチルを示す。そこで、下記の下記のが式(XIII)のエステル類の例として挙げられる:
メチル3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキシレート、
エチル3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキシレート。
【0323】
式(XIII)のエステル類は既知である(JP−A59024−1993参照)。
【0324】
式(XIV)は本発明に従う方法(g)を行うための反応成分として必要な化合物の一般的定義を与える。この式において、

【0325】
【化239】
Figure 2004505010
【0326】
から選択される基を示し、
ここで
f1、j、n、R、R、R、R10、R11、R12、R14及びR5fは好ましくはこれらの基及び指数に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0327】
下記の化合物が式(XIV)の化合物の例として挙げられる:
2−アミノメチル−1−メチルピロリジン、
N−メチルエチレンジアミン、
2−アミノプロパノール、
3−アミノ−1,2−プロパンジオール、
アリルアミン。
【0328】
前記のように、式(XIV)の化合物は既知であるか又は既知の方法により製造することができる。
【0329】
式(XV)の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジドは本発明に従う方法(h)、(i)及び(j)を行うための原料として必要である。この化合物は既知である(DE−A 2 634 053参照)。
【0330】
式(XVI)は本発明に従う方法(h)を行うための反応成分として必要な化合物の一般的定義を与える。この式において、
h1は好ましくは場合により弗素、塩素及び/又はC1−3アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルを示し、
h2は好ましくはメチル又はエチルを示し、そして
h3は好ましくはシアノ、メトキシカルボニル又はエトキシカルボニルを示す。
【0331】
ジエチル4−クロロフェニル−エチリデン−マロネートが式(XVI)の例として挙げられる。
【0332】
式(XVI)の化合物は既知であるか又は既知の方法により製造することができる(Organic Reactions 15,204−599参照)。
【0333】
式(XVII)は本発明に従う方法(h)を行うための反応成分として必要な化合物の一般的定義を与える。この式において、
i1は好ましくは水素原子、C1−4アルキルを示すか、又は場合により弗素、塩素及びC1−3アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルを示し、そして
i2は好ましくは水素原子又はC1−4アルキルを示す。
【0334】
2−メチル−3−フェニル−2−プロペノイルクロライドが式(XVII)の化合物の例として挙げられる。
【0335】
式(XVII)の化合物は既知であるか又は既知の方法により製造することができる(新実験化学講座、第14巻、1104〜1120頁(丸善発行)参照)。
【0336】
式(XVIII)は本発明に従う方法(i)を行うための反応成分として必要な化合物の一般的定義を与える。この式において、Rは好ましくはこの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0337】
2−ホルミル−2−フェニルアセトニトリルが式(XVIII)の化合物の例として挙げられうる。
【0338】
式(XVIII)の化合物は既知であるか又は既知の方法により製造することができる(US−A4,209,621参照)。
【0339】
本発明に従う方法(k)を行うためには、式(Ia)のイソチアゾールカルボン酸誘導体が原料として必要である。この式において、R、R及びRは好ましくはこれらの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0340】
N−フェニル−メルカプトメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミドが式(Ia)の化合物の例として挙げられうる。
【0341】
式(Ia)の化合物は本発明に従う方法(b)及び(d)により製造することができる。
【0342】
本発明に従う方法(k)を行うために適する酸化剤は過酸化水素及びm−クロロ−過安息香酸である。
【0343】
式(XIX)は本発明に従う方法(l)を行うための原料として必要な化合物の一般的定義を与える。この式において、R15は好ましくはこの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。Tは好ましくはメトキシ又はエトキシを示す。
【0344】
ジメチルホルムアミドジメチルアセタールが式(XIX)の化合物の例として挙げられうる。
【0345】
式(XIX)の化合物は既知であるか又は既知の方法により製造することができる(Chem. Ber. 89(1956),2060;Chem. Ber. 96(1963),1350;Chem. Ber. 101(1968),41;Chem. Ber. 104(1971),3475及び Liebigs Ann. Chem. 641(1961),1参照)。
【0346】
本発明に従う方法(m)を行うためには、式(Ib)のイソチアゾールカルボン酸誘導体が原料として必要である。この式において、A、R、R12及びnは好ましくはこれらの基及びこの指数に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0347】
N−(2(3−ジヒドロキシプロピル)−3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドが式(Ic)の化合物の例として挙げられうる。
【0348】
式(Ic)の化合物は本発明に従う方法(f)及び(m)により製造することができる。
【0349】
式(XX)は、本発明に従う方法(n)を行うための原料として必要なカルボニル誘導体の一般的定義を与える。この式において、R14は好ましくはこの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。Tは好ましくはメトキシ又はエトキシを示すか、或いは2つのT基が一緒になってオキソ基を示す。
【0350】
下記の化合物が式(XX)のカルボニル誘導体の例として挙げられうる:
アセトンジメチルアセタール、
シクロヘキサノン。
【0351】
式(XX)のカルボニル誘導体は既知である。
【0352】
式(XXI)は、本発明に従う方法(o)を行うための反応成分として必要なシアノ化合物の一般的定義を与える。この式において、Rは好ましくはこの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0353】
N−(クロロ−シアノ−メチリデン)−4−トリフルオロメチル−アニリンが式(XXI)のシアノ化合物の例として挙げられうる。
【0354】
式(XXI)のシアノ化合物は既知であるか又は既知の方法により製造することができる(J. Chem. Soc., Perkin Trans. (1997), 201参照)。
【0355】
式(XXII)は、本発明に従う方法(p)を行うための原料として必要な3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体の一般的定義を与える。この式において、R1bは好ましくはこの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0356】
式(XXII)の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体は既知であるか又は既知の方法により製造することができる(US−A5,240,951参照)。
【0357】
式(XXIII)は、本発明に従う方法(p)を行うための原料として必要な化合物の一般的定義を与える。この式において、R2pは1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素及び/又は塩素原子を有するハロアルキルを示すか或いは水素原子を示し、
はヒドロキシを示し、そして
は好ましくはメトキシ又はエトキシを示すか、或いは
及びTは一緒になってオキソを示す。
【0358】
下記の化合物が式(XXIII)の化合物の例として挙げられうる:
パラホルムアルデヒド、
トリフルオロアセトアルデヒドヘミエチルアセタール。
【0359】
式(XXIII)の化合物は既知であるか又は既知の方法により製造することができる。
【0360】
本発明に従う方法(q)及び(r)を行うためには、式(Id)の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体が原料として必要である。この式において、R1bは好ましくはこの基に関して好ましいとしてすでに挙げられたものと同義である。
【0361】
式(Id)の化合物は本発明に従う方法(d)により製造することができる。
【0362】
式(XXIV)は、本発明に従う方法(q)を行うための反応成分として必要な化合物の一般的定義を与える。この式において、R6qは好ましくはアルキル基中に1〜3個の炭素原子を有するアルキルカルボニルを示すか、或いは場合により1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素及び/又は塩素原子を有するハロアルキルから選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよいベンジルを示す。
【0363】
式(XXIV)のクロロ−置換された化合物は既知であるか又は既知の方法により製造することができる。
【0364】
式(XXV)は、本発明に従う方法(r)を行うための反応成分として必要なイソシアナート類の一般的定義を与える。この式において、Rは好ましくはフェニルを示し、それは場合により1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素及び/又は塩素原子を有するハロアルキルから選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよい。
【0365】
式(XXV)のイソシアナート類は既知であるか又は既知の方法により製造することができる。
【0366】
本発明に従う方法(a)を行うために適する希釈剤は脂肪族カルボン酸、例えば、酢酸等である。
【0367】
本発明に従う方法(a)を行うために適する触媒は全ての普遍的に使用される酸触媒である。そのような触媒の例として、鉱酸類、例えば、硫酸等を挙げることができる。
【0368】
本発明に従う方法(a)を実施する場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動させうる。反応は一般には約0℃〜約+150℃の間、好ましくは約10℃〜約130℃の間で実施することができる。
【0369】
本発明に従う方法(a)は一般的に大気圧で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で行うこともできる。
【0370】
本発明に従う方法(a)はを実施するにあたっては、希釈剤例えば酢酸の存在下で且つ触媒例えば硫酸の存在下で、3,4 −ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミド1モルに対し、1乃至1.5モルの式(III)の化合物を反応させる。
【0371】
本発明に従う方法(b)は希釈剤の存在下で実施することができる。適する希釈剤は全ての普遍的不活性溶媒である。下記のものが好ましく使用される:脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル−イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)等:ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン、スルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、例えば、ピリジン等。
【0372】
本発明に従う方法(b)を行うために適する酸結合剤は全ての普遍的な無機及び有機塩基である。無機塩基として、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、水酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩等、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等;無機アルカリ金属アミド類、例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド等;有機塩基として、アルコラート、第3級アミン類、ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、例えば、トリエチルアミン、1,1,4,4−テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)及び1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)等;有機リチウム化合物、例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ジメチルカッパーリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、n−ブチルリチウム・DABCO、n−ブチルリチウム・DBU、n−ブチルリチウム・TMEDA等が好ましい。
【0373】
本発明に従う方法(b)は相間移動触媒の存在下で実施することができる。その際に適する希釈剤は、水;脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等である。
【0374】
相間移動触媒の例としては、4級イオン類、例えば、テトラメチルアンモニウムブロマイド、テトラプロピルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムブロマイド、テトラブチルアンモニウムビススルフェイト、テトラブチルアンモニウムヨーダイド、トリオクチルメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリエチルアンモニウムブロマイド、ブチルピリジニウムブロマイド、ヘプチルピリジニウムブロマイド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド等;クラウンエーテル類、例えば、ジベンゾ−18−クラウン−6、ジシクロヘキシル−18−クラウン−6,18−クラウン−6等;クリプタンド類、例えば[2.2.2]−クリプテート、[2.1.1]−クリプテート、[2.2.1]−クリプテート、[2.2.B]−クリプテート、[20202S]−クリプテート、[3.2.2]−クリプテート等を挙げることができる。
【0375】
本発明に従う方法(b)を実施する場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−80℃〜約+200℃の間、好ましくは約−10℃〜約+130℃の間の温度で実施することができる。
【0376】
本発明に従う方法(b)は一般的に大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0377】
本発明に従う方法(b)を実施するにあたっては、希釈剤例えばジメチルホルムアミドの存在下で、そして1〜1.5モルの酸結合剤例えば水素化ナトリウムの存在下で、式(IV)の化合物1モルに対し、1乃至1.5モルの式(V)の化合物を反応させる。
【0378】
特定に変法では、本発明に従う方法(b)を式(XXVI)の化合物から出発し、それを式(IV)に転化しそしてそれを予め単離することなく式(V)の化合物と反応させ得ことによって、行うこともできる。
【0379】
本発明に従う方法(c)を実施するのに適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒である。下記のものを好ましく使用することができる:脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等:エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル−イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン、スルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、例えば、ピリジン等。
【0380】
本発明に従う方法(c)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約0℃〜約200℃の間、好ましくは約20℃〜約150℃の間、の温度で行われる。
【0381】
本発明に従う方法(c)は一般的に大気圧下で行われるが、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0382】
本発明に従う方法(c)を実施するにあたっては、一般的に式(IVa)のイソチアゾール誘導体1モルに対し、1乃至50モルの式(VI)の化合物を反応させる。
【0383】
本発明に従う方法(d)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒である。下記のものを好ましく使用することができる:
脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングルコールジメチルエーテル(DGM)等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン、スルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、例えば、ピリジン等。
【0384】
本発明に従う方法(d)を行うために適する酸結合剤は全ての普遍的な無機及び有機塩基である。下記のものを好ましく使用することができる:
無機塩基、例えば、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、水酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩等、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等;無機アルカリ金属アミド類、例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド等;有機塩基として、アルコラート、第3級アミン類、ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、例えば、トリエチルアミン、1,1,4,4−テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)及び1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)等;有機リチウム化合物、例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ジメチルカッパーリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、n−ブチルリチウム−DABCO、n−ブチルリチウム−DBU、n−ブチルリチウム−TMEDA等。
【0385】
本発明に従う方法(d)を実施する場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−80℃〜約+150℃の間、好ましくは約−20℃〜約+100℃の間の温度で実施される。
【0386】
本発明に従う方法(d)は大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0387】
本発明に従う方法(d)を実施するにあたっては、希釈剤例えばジメチルホルムアミドの存在下で、そして酸結合剤、例えば水素化ナトリウムの存在下で、式(VII)のイソチアゾール誘導体1モルに対し、1乃至1.5モルの式(VIII)のクロロメチル化合物を反応させる。
【0388】
本発明に従う方法(e)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒である。下記のものが好ましく使用される:
脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル−イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン、スルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、例えば、ピリジン等。
【0389】
本発明に従う方法(e)を行うために適する触媒は全ての普遍的な酸触媒である。
【0390】
このタイプの好ましい触媒は、鉱酸類、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、亜硫酸水素ナトリウム等;有機酸類、例えば、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等;有機アミン塩酸塩、例えば、ピリジン塩酸塩、トリエチルアミン塩酸塩等;アミンスルホン酸塩、例えば、ピリジンp−トルエンスルホン酸塩、トリエチルアミンスルホン酸等である。
【0391】
本発明に従う方法(e)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができるが、反応は一般には約−20℃〜約+200℃の間、好ましくは約20〜約150℃の間の温度で実施される。
【0392】
本発明に従う方法(e)は一般的に大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0393】
本発明に従う方法(e)を実施するにあたっては、希釈剤例えばトルエンの存在下で、そして酸触媒、例えばp−トルエンスルホン酸・一水和物の存在下で、3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミド1モルに対し、1乃至1.5モルの式(IX)のホルミル化合物と1乃至1.5モルの1H−ベンゾトリアゾールを反応させる。
【0394】
上記本発明に従う方法(f)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒及び水である。下記のものが好ましく使用される:水;脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル−イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)等:ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等。
【0395】
本発明に従う方法(f)を行うために適する酸結合剤は全ての普遍的な不活性無機及び有機塩基である。下記のものが好ましく使用される:無機塩基、例えば、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、水酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩等、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等;無機アルカリ金属アミド類、例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド等;有機塩基として、アルコラート、第3級アミン類、ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、例えば、トリエチルアミン、1,1,4,4−テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)及び1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)等;有機リチウム化合物、例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ジメチルカッパーリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、n−ブチルリチウム−DABCO、n−ブチルリチウム−DBU、n−ブチルリチウム−TMEDA等。
【0396】
本発明に従う方法(f)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−80℃〜約+200℃の間、好ましくは約−30℃〜約+100℃の間の温度で実施される。
【0397】
本発明に従う方法(f)は大気圧下で実施されるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0398】
本発明に従う方法(f)を実施するにあたっては、希釈剤例えば塩化メチレンの存在下でそして酸結合剤、例えばトリエチルアミンの存在下で、式(XI)の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボニルクロリドを式(XII)の化合物と反応させる。
【0399】
特定の変法では、本発明に従う方法(f)は、Yが式
【0400】
【化240】
Figure 2004505010
【0401】
の基を示す式(XII)化合物を J. Chem. Soc., Perkin Trans. , 2339−2344(1988)に記載の方法により製造し、そしてそれを予め単離せずに3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボニルクロリドと反応させることにより行うこともできる。
【0402】
本発明に従う方法(g)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒及び水である。下記のものを好ましく使用することができる:水;脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル−イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)等:ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等。
【0403】
本発明に従う方法(g)を行うために適する酸結合剤は全ての普遍的な無機及び有機塩基である。下記のものを好ましく使用することができる:無機塩基、例えば、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、水酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩等、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等;無機アルカリ金属アミド類、例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド等;有機塩基として、アルコラート、第3級アミン類、ジアリキルアミノアニリン類及びピリジン類、例えば、トリエチルアミン、1,1,4,4−テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)及び1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)等;有機リチウム化合物、例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ジメチルカッパーリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、n−ブチルリチウム−DABCO、n−ブチルリチウム−DBU、n−ブチルリチウム−TMEDA等。
【0404】
本発明に従う方法(g)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−80℃〜約+150℃の間、好ましくは約−20℃〜約+100℃の間の温度で実施される。
【0405】
本発明に従う方法(g)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0406】
本発明に従う方法(g)を実施するにあたっては、希釈剤例えばメタノールの存在下で、式(XIII)の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボン酸エステル1モルに対し、1乃至1.5モルの式(XIV)の化合物を反応させる。
【0407】
上記本発明に従う方法(h)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒及び水である。下記のものを好ましく使用することができる:水;脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等:エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン、スルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、例えば、ピリジン等。
【0408】
本発明に従う方法(h)を行うために適する酸結合剤は全ての普遍的な無機及び有機塩基である。下記のものを好ましく使用することができる:無機塩基、例えば、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩及び酢酸塩等、例えば、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、酢酸ナトリウム等;有機塩基として、第3級アミン類、ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、例えば、トリエチルアミン、1,1,4,4−テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)等。
【0409】
本発明に従う方法(h)を行うために適する触媒は全ての普遍的な酸触媒である。このタイプの個の好ましい触媒は、鉱酸類、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、亜硫酸水素ナトリウム等;有機酸類、例えば、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等;有機アミン塩酸塩、例えば、ピリジン塩酸塩、トリエチルアミン塩酸塩等;アミンスルホン酸塩、例えば、ピリジンp−トルエンスルホン酸塩、トリエチルアミンp−トルエンスルホン酸塩等である。
【0410】
本発明に従う方法(h)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−20℃〜約+150℃の間、好ましくは約0℃〜約120℃の間の温度で実施される。
【0411】
本発明に従う方法(h)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0412】
本発明に従う方法(h)を実施するにあたっては、希釈剤例えばエタノールの存在下で、そして酸結合剤例えば酢酸ナトリウムの存在下で、3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジド1モルに対し、1乃至1.5モルの式(XVI)の化合物を反応させる。
【0413】
本発明に従う方法(i)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒である。下記のものを好ましく使用することができる:脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等。
【0414】
本発明に従う方法(i)を行うために適する酸結合剤は全ての普遍的な無機及び有機塩基である。下記のものを好ましく使用することができる:
アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、等;無機アルカリ金属アミド類、例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド等;有機リチウム化合物、例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ジメチルカッパーリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、n−ブチルリチウム−DABCO、n−ブチルリチウム−DBU、n−ブチルリチウム−TMEDA等。
【0415】
本発明に従う方法(i)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−80℃〜約+150℃の間、好ましくは約−20℃〜約+50℃の間の温度で実施される。
【0416】
本発明に従う方法(i)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0417】
本発明に従う方法(i)を実施するにあたっては、希釈剤例えばN,N−ジメチルホルムアミドの存在下で、そして酸結合剤例えば水素化ナトリウムの存在下で、式(XV)の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジド1モルに対し、1乃至1.2モルの式(XVII)の化合物を反応させる。
【0418】
本発明に従う方法(j)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒及び水である。下記のものを好ましく使用することができる:水;脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等。
【0419】
本発明に従う方法(j)を行うために適する触媒は全ての普遍的な酸触媒である。このタイプの好ましい触媒は、鉱酸類、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、亜硫酸水素ナトリウム等;有機酸類、例えば、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等;有機アミン塩酸塩、例えば、ピリジン塩酸塩、トリエチルアミン塩酸塩等;アミンスルホン酸塩、例えば、ピリジンp−トルエンスルホン酸塩、トリエチルアミンp−トルエンスルホン酸塩等である。
【0420】
本発明に従う方法(j)を行う場合には、反応温度は実質的に広い温度範囲内で変動することができる。反応は一般には約−20℃〜約+150℃の間、好ましくは約0℃〜約100℃の間の温度で実施される。
【0421】
本発明に従う方法(j)は一般的に大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0422】
本発明に従う方法(j)を実施するにあたっては、希釈剤例えばエタノールの存在下で、3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジド1モルに対し、1乃至1.2モルの式(XVIII)の化合物を反応させる。
【0423】
本発明に従う方法(k)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒である。下記のものを好ましく使用することができる:脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等。
【0424】
本発明に従う方法(k)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−20℃〜約+150℃の間、好ましくは約0℃〜約100℃の間の温度で実施される。
【0425】
本発明に従う方法(k)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0426】
本発明に従う方法(k)を実施するにあたっては、希釈剤例えば塩化メチレンの存在下で、一般的には式(Ia)のイソチアゾールカルボン酸誘導体1モルに対し、1乃至2モルの酸化剤、例えばm−クロロ−過安息香酸を反応させる。
【0427】
本発明に従う方法(l)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒である。下記のものを好ましく使用することができる:脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等:エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、例えば、ピリジン等。
【0428】
本発明に従う方法(l)を行うために適する触媒は全ての普遍的な酸触媒である。
【0429】
このタイプの好ましい触媒は、鉱酸類、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、亜硫酸水素ナトリウム等;有機酸類、例えば、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等;有機アミン塩酸塩、例えば、ピリジン塩酸塩、トリエチルアミン塩酸塩等;アミンスルホン酸塩、例えば、ピリジンp−トルエンスルホン酸塩、トリエチルアミンp−トルエンスルホン酸等である。
【0430】
本発明に従う方法(l)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約0℃〜約200℃の間、好ましくは約20℃〜約150℃の間の温度で実施される。
【0431】
本発明に従う方法(l)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0432】
本発明に従う方法(l)を実施するにあたっては、3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミド1モルに対し、1乃至100モルの式(XIX)の化合物を反応させる。
【0433】
本発明に従う方法(m)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒及び水である。下記のものを好ましく使用することができる:水;脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル−イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)等:ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、例えば、ピリジン等。
【0434】
本発明に従う方法(m)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−20℃〜約+100℃の間、好ましくは約0℃〜約50℃の間の温度で行われる。
【0435】
本発明に従う方法(m)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0436】
本発明に従う方法(m)を実施するにあたっては、酸化オスミウム(VIII)の存在下で、そして希釈剤例えば水性テトラヒドロフラン(水:テトラヒドロフラン=1:30)の存在下で、式(Ib)のイソチアゾールカルボン酸誘導体1モルに対し、1乃至2モルの酸化剤、例えばトリメチルアミンN−オキサイドと反応させる。
【0437】
本発明に従う方法(n)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒である。下記のものを好ましく使用することができる:脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等:エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等。
【0438】
本発明に従う方法(n)を行うために適する触媒は全ての普遍的な酸触媒である。このタイプの好ましい触媒は、鉱酸類、例えば、塩酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸、亜硫酸水素ナトリウム等:有機酸類、例えば、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等;有機アミン塩酸塩、例えば、ピリジン塩酸塩、トリエチルアミン塩酸塩等;アミンスルホン酸塩、例えば、ピリジンp−トルエンスルホン酸塩、トリエチルアミンp−トルエンスルホン酸等である。
【0439】
本発明に従う方法(n)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−20℃〜約+200℃の間、好ましくは約0℃〜約150℃の間の温度で行われる。
【0440】
本発明に従う方法(n)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0441】
本発明に従う方法(n)を実施するにあたっては、希釈剤の存在下でそして触媒例えばp−トルエンスルホン酸の存在下で、式(Ic)のイソチアゾールカルボン酸誘導体1モルに対し、1乃至2モルの式(XX)の化合物を反応させる。
【0442】
本発明に従う方法(o)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒である。下記のものを好ましく使用することができる:脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等。
【0443】
本発明に従う方法(o)を行うために適する酸結合剤は全ての普遍的な無機及び有機塩基である。下記のものを好ましく使用することができる:アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、等;無機アルカリ金属アミド類、例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド等;有機リチウム化合物、例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ジメチルカッパーリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、n−ブチルリチウム−DABCO、n−ブチルリチウム−DBU、n−ブチルリチウム−TMEDA等。
【0444】
本発明に従う方法(o)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−80℃〜約+100℃の間、好ましくは約−20℃〜約+80℃の間の温度で行われる。
【0445】
本発明に従う方法(o)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0446】
本発明に従う方法(o)を実施するにあたっては、希釈剤例えば、テトラヒドロフランの存在下で、そして酸結合剤、例えば水素化ナトリウムの存在下で、式(II)の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミド1モルに対し、1乃至1.2モルの式(XXI)のシアノ化合物を反応させる。
【0447】
本発明に従う方法(p)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒である。下記のものを好ましく使用することができる:脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;アルコール類、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、エチレングリコール等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、例えば、ピリジン等。
【0448】
本発明に従う方法(p)を行うために適する酸結合剤は全ての普遍的な無機及び有機塩基である。下記のものを好ましく使用することができる:無機塩基、例えばアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、水酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩等、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等;無機アルカリ金属アミド類、例えば、リチウムアミド、ナトリウムアミド、カリウムアミド等;有機塩基として、アルコラート、第3級アミン類、ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、例えば、トリエチルアミン、1,1,4,4−テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)及び1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)等;有機リチウム化合物、例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ジメチルカッパーリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、n−ブチルリチウム−DABCO、n−ブチルリチウム−DBU、n−ブチルリチウム−TMEDA等。
【0449】
本発明に従う方法(p)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−20℃〜約+200℃の間、好ましくは約0℃〜約150℃の間の温度で行われる。
【0450】
本発明に従う方法(p)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0451】
本発明に従う方法(p)を実施するにあたっては、希釈剤例えばトルエンの存在下で、そして1〜1.2モルの酸結合剤例えば4−ジメチル−アミノピリジンの存在下で、式(XXII)の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体1モルに対し、1乃至2モルの式(XIII)の化合物を反応させる。
【0452】
本発明に従う方法(q)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒及び水である。下記のものを好ましく使用することができる:水、脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル−イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)等;ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、例えば、ピリジン等。
【0453】
本発明に従う方法(q)を行うために適する酸結合剤は全ての普遍的な無機及び有機塩基である。下記のものを好ましく使用することができる:無機塩基、例えば、アルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、水酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩等、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、有機塩基として、アルコラート、第3級アミン類、ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、例えば、トリエチルアミン、1,1,4,4−テトラメチルエチレンジアミン(TMEDA)、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン(DABCO)及び1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデク−7−エン(DBU)等;有機リチウム化合物、例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウム、フェニルリチウム、ジメチルカッパーリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムシクロヘキシルイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、n−ブチルリチウム−DABCO、n−ブチルリチウム−DBU、n−ブチルリチウム−TMEDA等。
【0454】
本発明に従う方法(q)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−80℃〜約+150℃の間、好ましくは約−10℃〜約+100℃の間の温度で行われる。
【0455】
本発明に従う方法(q)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0456】
本発明に従う方法(q)を実施するにあたっては、希釈剤例えば塩化メチレンの存在下で、そして酸結合剤例えばトリエチルアミンの存在下で、式(Id)の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体1モルに対し、1乃至1.2モルの式(XXIV)のクロロ−置換された化合物を反応させる。
【0457】
本発明に従う方法(r)を行うために適する希釈剤は全ての普遍的な不活性有機溶媒である。下記のものを好ましく使用することができる:脂肪族、環脂肪族及び芳香族炭化水素類(場合によっては塩素化されてもよい)、例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、石油エーテル、リグロイン、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロルベンゼン、ジクロロベンゼン等;エーテル類、例えば、エチルエーテル、メチルエチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、テトラヒドロフラン(THF)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DGM)等;ケトン類、例えば、アセトン、メチルエチルケトン(MEK)、メチル−イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン(MIBK)等:ニトリル類、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリル、アクリロニトリル等;エステル類、例えば、酢酸エチル、酢酸アミル等;酸アミド類、例えば、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMA)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘキサメチルフォスフォリックトリアミド(HMPA)等;スルホン類及びスルホキシド類、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)、スルホラン等;塩基、例えば、ピリジン等。
【0458】
本発明に従う方法(r)を行うために適する酸結合剤は無機塩基、例えばアルカリ金属及びアルカリ土類金属の水素化物、水酸化物、炭酸塩及び重炭酸塩、例えば、水素化ナトリウム、水素化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等である。
【0459】
本発明に従う方法(r)を行うために適する触媒は、第3級アミン類、ジアルキルアミノアニリン類及びピリジン類、例えば、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)等である。
【0460】
本発明に従う方法(r)を行う場合には、反応温度は実質的に広い範囲内で変動することができる。反応は一般には約−80℃〜約+150℃の間、好ましくは約−10℃〜約+100℃の間の温度で行われる。
【0461】
本発明に従う方法(r)は一般的には大気圧下で行われるが、所望するなら、加圧または減圧下で実施することもできる。
【0462】
本発明に従う方法(r)を実施するにあたっては、希釈剤例えば、塩化メチレンの存在下で、そして触媒量の触媒例えばピリジンの存在下で、式(Id)の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体1モルに対し、1乃至1.2モル量の式(XXV)のイソシアナートを反応させる。
【0463】
上記の方法により製造される式(I)の化合物は反応混合物から普遍的な工程により単離することができそして既知の方法、例えば、結晶化、クロマトグラフィー等により精製することができる。
【0464】
本発明に従う化合物は強い殺微生物活性を示す。かくして、それらは農業及び牧畜業で望ましくない微生物、例えば植物病原性の菌・カビ及びバクテリア、を防除するために使用することができる。化合物は望ましくない微生物の直接的抑制用に並びに望ましくない植物病原による攻撃に対して植物に抵抗性を誘導するために適する。
【0465】
本発明の概念における抵抗性−誘発物質は、処理した植物が望ましくない微生物を引き続き接種した場合にこれらの微生物に対する実質的な抵抗性を示すような植物の防護系統を刺激しうる物質であると理解すべきである。
【0466】
本発明の場合における望ましくない微生物は、植物病原性菌・カビ及びバクテリアであると理解すべきである。本発明に従う物質は従って上記の有害な有機体による攻撃に対して処理後のある期間内に抵抗性を誘導するために使用することができる。抵抗性が生ずる期間は一般的には活性物質による植物の処理後の1〜10日間、好ましくは1〜7日間に及ぶ。
【0467】
一般的には、本発明に従う化合物は植物病原性菌・カビ、例えばプラスモデイオホロミセテス(Plasmodiophoromycetes)、オーミセテス(Oomycetes)、キトリディオミセテス(Chytridiomycetes)、ジゴミセテス(Zygomycetes)、アスコミセテス(Ascomycetes)、バシジオミセテス(Basidiomycetes)及びドイテロミセテス(Deuteromycetes)を防除するために使用することができ、そしてまたバクテリア、例えばシュードモナス科(Pseudomonadaceae)、リゾビウム科(Rhizobiaceae)、エンテロバクテリア科(Enterobacteriaceae)、コリネバクテリウム科(Corynebacteriaceae)及びストレプトミセス科(Streptomycetaceae)を防除するための殺バクテリア剤として使用することもできる。
【0468】
特に、本発明の式(I)の活性化合物は、イネいもち病菌(Pyricularia oryzae)、トマト疫病菌(Phytophthora infestans)等の植物病原菌による感染に対する植物の抵抗性を誘導しするために適する。
【0469】
活性化合物は、植物の病気を防除するのに必要な濃度において、植物体による活性化合物の良好な親和性を示すため、植物体の地上部に対しての薬剤処理、台木及び種子に対しての薬剤処理、並びに土壌処理が可能である。
【0470】
本発明の化合物は温血動物に対しても低毒性であって、安全に使用することができる。
【0471】
活性化合物は、通常の製剤形態、例えば、液剤、エマルジョン、水和剤、懸濁剤、粉剤、泡沫剤、ペースト、粒剤、錠剤、エアゾール、活性化合物浸潤−天然及び合成物、重合体物質中の非常に微細なカプセル、種子用被覆剤、並びに値小装置と共に使用される製剤、例えば薫蒸カートリッジ、薫蒸缶及び薫蒸コイル、並びにULVコールドミスト(coldmist)及びウオームミスト(warm mist)製剤、にすることができる。
【0472】
これらの製剤は既知の方法で、例えば活性化合物を、展開剤、即ち、液体又は固体の希釈剤又は担体、並びに場合によってはさらに、界面活性剤、即ち、乳化剤及び/又は分散剤及び/又は泡沫形成剤等と混合することによって製造することができる。展開剤として水を用いる場合には、例えば、有機溶媒を補助溶媒として使用することができる。
【0473】
液体の希釈剤又は担体としては、主として、芳香族炭化水素類(例えば、キシレン、トルエン、アルキルナフタレン等)、クロル化芳香族又はクロル化脂肪族炭化水素類(例えば、クロロベンゼン類、塩化エチレン類、塩化メチレン等)、脂肪族炭化水素類[例えば、シクロヘキサン等、パラフィン類(例えば鉱油留分等)]、アルコール類(例えば、ブタノール、グリコール等)並びにそれらのエーテル、エステル等、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン又はシクロヘキサノン等)、強極性溶媒(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等)など、そして水が適する。
【0474】
液化した気体状希釈剤又は担体は、常温及び常圧において気体状であるであろう液体、例えばエアゾール抛射剤、例えばハロゲン化された炭化水素類、並びにブタン、プロパン、窒素及び二酸化炭素、を意味する。
【0475】
固体の希釈剤としては、土壌天然鉱物、例えば、カオリン、クレー、タルク、チョーク、石英、アタパルガイド、モンモリロナイト又は珪藻土等、土壌合成鉱物、例えば、高分散ケイ酸、アルミナ、ケイ酸塩等を使用することができる。粒剤のための固体の担体としては、粉砕且つ分別された岩石、例えば、方解石、大理石、軽石、海泡石、白雲石、並びに無機及び有機物粉の合成粒、有機物質、例えば、おがくず、ココやしの実のから、とうもろこしの穂軸、タバコの茎の細粒体を使用することができる。
【0476】
乳化剤及び/又は泡沫剤としては、例えば、非イオン及び陰イオン乳化剤[例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アルコールエーテル、例えば、アルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、アリールスルホン酸塩、アルブミン加水分解生成物等を使用することができる。
【0477】
分散剤は、例えば、リグニンサルファイト廃液、メチルセルロースを包含する。
【0478】
固着剤、例えば、カルボキシメチルセルロース、並びに粉剤、粒剤、乳剤の形態の天然及び合成ポリマー、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリビニルアセテートを製剤中で使用することができる。
【0479】
着色剤、例えば無機顔料、例えば、酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルー、並びに有機染料、例えばアリザリン染料、アゾ染料又は金属フタロシアニン染料、更に、微量要素、例えば鉄、マンガン、ボロン、銅、コバルト、モリブデン、亜鉛及びそれら金属の塩を使用することもできる。
【0480】
該製剤は、一般には、活性化合物を0.1〜95重量%、好ましくは0.5〜90重量%含有することができる。
【0481】
本発明に従う活性化合物は、製剤中で又はさまざまな使用形態において、他の公知の活性化合物、例えば、殺菌・殺カビ剤、殺バクテリア剤、殺昆虫剤、殺ダニ剤、殺センチュウ剤、除草剤、鳥類忌避剤、生長調整剤、肥料及び土壌改良剤を共存させることもできる。
殺菌・殺カビ剤:
アルジモルフ(aldimorph)、アンプロピルフォス(ampropylfos)、アンプロピルフォス・カリウム(ampropylfos potassium)、アンドプリム(andoprim)、アニラジン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、アゾキシストロビン(azocystrobin)、
ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ビナパクリル(binapacryl) 、ベンザマクリル−イソブチル(benzamacryl−isobutyl)、ビアラフォス(bialaphos)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル、ビテルタノール(bitertanol)、ブラスチシジン−S(blasticidin−S)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)、多硫化カルシウム、カプシマイシン(capsimycin)、カプタフォル(captafol)、カプタン(captan) 、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルヴォン(carvon)、キノメチオネート(quinomethionate)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロルファナゾール(chlorfenazole)、クロロネブ(chloroneb)、クロロピクリン(chloropicrin)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリネート(chlozolinate)、クロジラコン(clozylacon)、クフラネブ(cufraneb)、シモキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、カルプロパミド(carpropamide)、
デバカルブ(debacarb)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロブトラゾール(diclobutrazole)、ジクロフルアニド(diclofluanid) 、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dichloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジメシリモル(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール−M(diniconazole−M)、ジノキャップ(dinocap)、ジフェニルアミン、ジピリチオン(dipyrithione)、ジタリンフォス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ドデモルフ(dodemorph)、ドジン(dodine)、ドラゾキソロン(drazoxolon)、
エジフェンフォス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、エシリモル(ethirimol)、エトリジアゾール(etridiazole)、
ファモキサドン(famoxadon)、フェナパニル(fenapanil)、フェナリモル(fenarimol)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェニトロパン(fenitropan)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチンアセテート(fentin acetate)、フェンチンヒドロキシド(fentin hydroxide)、フェルバム(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジナム(fluazinam)、フメトバー(fumetover)、フルロミド(fluromide)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルルプリミドール(flurprimidol)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulphamide)、フルトラニル(flutolanil) 、フルトリアフォル(flutriafol)、フォルペット(folpet)、フォセチル−アルミニウム(fosetyl−aluminum)、フォセチル−ナトリウム(fosetyl−sodium)、フタリド(fthalide)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フラメトピル(furametpyr)、フルカルボニル(furcarbonil)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾール−シス(furconazole−cis)、フルメシクロックス(furmecyclox)、フェンヘキサミド(fenhexamide)、
グアザチン(guazatine)、
ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazole)、
イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole) 、イミノクタジン(iminoctadine)、イミノクタジン・アルベシラート(iminoctadine albesilate)、イミノクタジン・トリアセテート(iminoctadine triacetate)、ヨードカルブ(iodocarb)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンフォス(IBP)(iprobenfos(IBP))、イプロジオン(iprodione)、イルママイシン(irumamycin)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イソバレジオン(isovaledione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、
カスガマイシン(kasugamycin)、レソキシム−メチル(kresoxim−methyl)、銅調合物、例えば水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン−銅およびボルドー(Bordeaux)混合物、
マンコッパー(mancopper)、マンコゼブ(mancozeb)、マネブ(maneb)、メフェリンゾン(meferimzone)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メトコナゾール(metconazole)、メタスルフォカルブ(methasulfocarb)、メスフロキサム(methfuroxam)、メチラム(metiram)、メトメクラム(metomeclam)、メトスルフォバックス(metsulfovax)、ミルジオマイシン(mildiomycin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミクロゾリン(myclozolin)、
ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル(nitrothal−isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、
オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサモカルブ(oxamocarb)、オキソリニック・アシド(oxolinic acid)、オキシカルボキシム(oxycarboxim)、オキシフェンチイン(oxyfenthiin)、
パクロブトラゾール(paclobutrazole)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、フォスジフェン(phosdiphen)、ピマリシン(pimaricin)、ピペラリン(piperalin)、ポリオキシン(polyoxin)、ポリオキソリム(polyoxorim)、プロベナゾール(probenazole) 、プロクロラズ(prochloraz) 、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ(propamocarb)、プロパノシン−ナトリウム(propanosine−sodium)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、ピラゾフォス(pyrazophos)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、ピロキシフル(pyroxyfur)、
キンコナゾール(quinconazole)、キントゼン(PCNB)(quintozene(PCNB))、キノキシフェン(quinoxyfen)、
硫黄および硫黄調合物、スピロキサミン(spiroxamine)、
テブコナゾール(tebuconazole)、テクロフタラム(tecloftalam)、テクナゼン(tecnazene)、テトシクラシス(tetcyclasis)、テトラコナゾール(tetraconazole)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チシオフェン(thicyofen)、チフルザミド(thifluzamide)、チオファネート−メチル(thiophanate−methyl)、チラム(thiram)、トキシミド(tixymid)、トルクロフォス−メチル(tolclofos−methyl)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トリアジメフォン(triadimefon)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアズブチル(triazbutil)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクラミド(trichlamide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフォリン(triforine)、トリチコナゾール(triticonazole) 、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、
ユニコナゾール(uniconazole)、
バリダマイシンA(validamycin A)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ビニコナゾール(viniconazole)、
ザリルアミド(zarilamide)、ジネブ(zineb) 、ジラム(ziram)、並びに
ダガー(Dagger)G
OK−8705、
OK−8801、
α−(1,1−ジメチルエチル)−β−(2−フェノキシエチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−フルオロ−β−プロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−メトキシ−α−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
α−(5−メチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−β−[[4−トリフルオロメチル)−フェニル]−メチレン]−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール、
(5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−2,2,7,7−テトラメチル−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−オクタノン、
(E)−α−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−フェノキシ−フェニルアセトアミド、
1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−エタノン−O−(フェニルメチル)−オキシム、
1−(2−メチル−1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、
1−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(2−プロペニル)−2,5−ピロリジンジオン、
1−[(ジヨードメチル)−スルホニル]−4−メチル−ベンゼン、
1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−メチル]−1H−イミダゾール、
1−[[2−(4−クロロフェニル)−3−フェニルオキシラニル]−メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、
1−[1−[2−[(2,4−ジクロロフェニル)−メトキシ]−フェニル]−エテニル]−1H−イミダゾール、
1−メチル−5−ノニル−2−(フェニルメチル)−3−ピロリジノール、
2′,6′−ジブロモ−2−メチル−4′−トリフルオロメトキシ−4′−トリフルオロ−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボキシアニリド、
2,6−ジクロロ−5−(メチルチオ)−4−ピリミジニル−チオシアナート、
2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、
2,6−ジクロロ−N−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチル)−ベンズアミド、
2−(2,3,3−トリヨード−2−プロペニル)−2H−テトラゾール、
2−[(1−メチルエチル)−スルホニル]−5−(トリクロロメチル)−1,3,4−チアジアゾール、
2−[[6−デオキシ−4−O−(4−O−メチル−β−D−グリコピラノシル)−α−D−グルコピラノシル]−アミノ]−4−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−d]ピリミジン−5−カルボニトリル、
2−アミノブタン、
2−ブロモ−2−(ブロモメチル)−ペンタンジニトリル、
2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド、
2−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(イソチオシアナトメチル)−アセトアミド、
2−フェニルフェノール(OPP)、
3,4−ジクロロ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−ピロール−2,5−ジオン、
3,5−ジクロロ−N−[シアノ[(1−メチル−2−プロピニル)−オキシ]−メチル]−ベンズアミド、
3−(1,1−ジメチルプロピル−1−オキソ−1H−インデン−2−カルボニトリル、
3−[2−(4−クロロフェニル)−5−エトキシ−3−イソキサゾリジニル]−ピリジン、
4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)−1H−イミダゾール−1−スルホンアミド、
4−メチル−テトラゾロ[1,5−a]キナゾリン−5(4H)−オン、
8−ヒドロキシキノリンサルフェート、
9H−キサンテン−2−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−9−カルボン酸ヒドラジド、
ビス−(1−メチルエチル)−3−メチル−4−[(3−メチルベンゾイル)−オキシ]−2,5−チオフェンジカルボキシレート、
シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−シクロヘプタノール、
シス−4−[3−[4−(1,1−ジメチルプロピル)−フェニル−2−メチルプロピル]−2,6−ジメチル−モルホリン塩酸塩、
[(4−クロロフェニル)−アゾ]−シアノ酢酸エチル、
炭酸水素カリウム、
メタンテトラチオール−ナトリウム塩、
1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−イミダゾール−5−カルボン酸メチル、
メチルN−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(5−イソキサゾリルカルボニル)−DL−アラニネート、
メチルN−(クロロアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−DL−アラニネート、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル)−アセトアミド、
N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキソ−3−チエニル)−アセトアミド、
N−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンスルホンアミド、
N−(4−シクロヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(4−ヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンアミン、
N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)−アセトアミド、
N−(6−メトキシ)−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサミド、
N−[2,2,2−トリクロロ−1−[(クロロアセチル)−アミノ]−エチル]−ベンズアミド、
N−[3−クロロ−4,5−ビス(2−プロピニルオキシ)−フェニル]−N′−メトキシ−メタンイミドアミド、
N−ホルミル−N−ヒドロキシ−DL−アラニン−ナトリウム塩、
O,O−ジエチル[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホロアミドチオエート、
O−メチルS−フェニルフェニルプロピルホスホロアミドチオエート、
S−メチル1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオエート、
スピロ[2H]−1−ベンゾピラン−2,1′(3′H)−イソベンゾフラン]−3′−オン、
殺細菌剤:
ブロノポル(bronopol) 、ジクロロフェン(dichlorophen)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン(kasugamycin)、オクチリノン(octhilinone)、フランカルボン酸、オキシテトラシクリン(oxytetracyclin)、プロベナゾール(probenazole) 、ストレプトマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftalam)、硫酸銅および他の銅調合物。
殺昆虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤:
アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセトミプリド(acetamiprid)、アクリナスリン(acrinathrin)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アルファ−シペルメスリン(alpha−cypermethrin)、アルファメスリン(alphamethrin)、アミトラズ(amitraz)、アベルメクチン(avermectin)、AZ60541、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチフォス(azamethiphos)、アジンフォスA(azinphos A)、アジンフォスM(azinphoos M) 、アゾシクロチン(azocyclotin)、
バシルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae)、バシルス・セファエリクス(Bacillus sphaericus)、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、バクロウイルス類、ベオーベリア・バッシアナ(Beauveria bassinana)、ベオーベリア・テネラ(Beauveria tenella)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベータシフルスリン(betacyfluthrin)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェンスリン(bifenthrin)、ビオエタノメスリン(bioethanomethrin)、ビオペルメスリン(biopermethrin)、BPMC、ブロモフォスA(bromophos A)、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブタチオフォス(butathiofos)、ブトカルボキシン(butocarboxin)、ブチルピリダベン(butylpyridaben)、
カジュサフォス(cadusafos)、カルバリール(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボフェノチオン(carbophenothion)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ(cartap)、クロエトカルブ(chloethocarb)、クロルエトキシフォス(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンフォス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメフォス(chlormephos)、クロルピリフォス(chlorpyrifos)、クロルピリフォスM(chlorpyrifos M)、クロバポルスリン(chlovaorthrin)、シス−レスメスリン(cis−resmethrin)、シスペルメスリン(cispermethrin)、クロシスリン(clocythrin)、クロエトカルブ(cloethocarb)、クロフェンテジン(clofentezine)、シアノフォス(cyanophos)、シクロプレン(cycloprene)、シクロプロスリン(cycloprothrin)、シフルスリン(cyfluthrin)、シハロスリン(cyhalothrin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメスリン(cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、
デルタメスリン(deltamethrin)、デメトン−M(demeton−M)、デメトン−S(demeton−S)、デメトン−S−メチル(demeton−S−methyl)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos) 、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンフォス(dimethylvinphos)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、ドクサツ−ナトリウム(docusat−sodium)、ドフェナピン(dofenapyn)、
エフルシラネート(eflusilanate)、エマメクチン(emamectin)、エンペンスリン(empenthrin)、エンドスルファン(endosulfan)、エントモフトラ種(Entomopfthora spp.)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エトフェンプロックス(ethofenprox)、エトプロフォス(ethoprophos)、エトキサゾール(etoxazole)、エトリンフォス(etrimphos)、
フェナミフォス(fenamiphos)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチンオキシド(fenbutatin oxide)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンプロパスリン(fenpropathrin)、フェンピラド(fenpyrad)、フェンピリスリン(fenpyrithrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate) 、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フルアジナム(fluazinam)、フルアズロン(fluazuron)、フルブロシスリネート(flubrocythrinate)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシスリネート(flucythrinate)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルテンジン(flutenzine)、フルバリネート(fluvalinate)、フォノフォス(fonophos)、フォスメチラン(fosmethilan)、フォスチアゼート(fosthiazate)、フブフェンプロックス(fubfenprox)、フラチオカルブ(furathiocarb)、
グラニュローシスウイルス、
ハロフェノジド(halofenozide)、HCH、ヘプテノフォス(heptenophos)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ヒドロプレン(hydroprene)、
イミダクロプリド(imidacloprid)、イサゾフォス(isazophos)、イソフェンフォス(isofenphos)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、ラムダ−シハロスリン(lambda−cyhalothrin)、ルフェヌロン(lufenuron) 、
マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタミドフォス(methamidophos)、メタリジウム・アニソプリアエ(Metharhizium anisopliae)、メタリジウム・フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)、メチダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メトミル(methomyl)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトルカルブ(metolcarb)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、メビンフォス(mevinphos)、ミルベメクチン(milbemectin)、モノクロトフォス(monocrotophos)、
ナレド(naled)、ニテンピラム(nitenpyram)、ニチアジン(nithiazine)、ノバルロン(novaluron)、核多角体病ウイルス、
オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキシデメトンM(oxydemethon M)、
パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、パラチオンA(parathion A)、パラチオンM(parathion M)、ペルメスリン(permethrin)、フェントエート(phenthoate)、フォレート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォスメット(phosmet)、フォスファミドン(phosphamidon)、フォキシム(phoxim)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミフォスA(pirimiphos A)、ピリミフォスM(pirimiphos M)、プロフェノフォス(profenofos)、プロメカルブ(promecarb)、プロポクサー(propoxur)、プロチオフォス(prothiofos) 、プロトエート(prothoate)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロフォス(pyrachlofos)、ピレスメスリン(pyresmethrin)、ピレスルム(pyrethrum)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダチオン(pyridathion)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリプロキシフェン(pyriproxifen)、
キナルフォス(quinalphos)、
リバビリン(ribavirin)、
サリチオン(salithion)、セブフォス(sebufos)、シラフルオフェン(silafluofen)、スピノサド(spinosad)、スルフォテップ(sulfotep)、スルプロフォス(sulprofos)、
タウ−フルバリネート(tau−fluvalinate)、テブフェノジド(tebufenozid)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリミフォス(tebupirimiphos)、テフルベンズロン(teflubenzuron) 、テフルスリン(tefluthrin)、テメフォス(temephos)、テミビンフォス(temivinphos)、テルブフォス(terbufos)、テトラクロルビンフォス(tetrachlorvinphos)、テータ−シペルメスリン(theta−cypermethrin)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チアプロニル(thiapronil)、チアトリフォス(thiatriphos)、チオシクラム・ハイドロフェン・オキサレート(thiocyclam hydrogen oxalate)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、スリンギエンシン(thuringiensin)、トラロシスリン(tralocythrin)、トラロメスリン(tralomethrin)、トリアラテン(triarathene)、トシアザメート(triazamate)、トリアゾフォス(triazophos)、トリアズロン(triazuron)、トリクロフェニジン(trichlophenidine)、トリクロルフォン(trichlorfon)、トリフルオムロン(trifluomuron)、トリメタカルブ(tromethacarb)、チアクロプリド(thiacloprid)、バミドチオン(vamidothion)、バニリプロール(vaniliprole)、ベルチシリウム・レカニイ(Verticillium lecanii)、
YI 5302、
ゼタ−シペルメスリン(zeta−cypermethrin)、ゾラプロフォス(zolaprofos)、
(1R−シス)−[5−(フェニルメチル)−3−フラニル]−メチル−3−[(ジヒドロ−2−オキソ−3(2H)−フラニリデン)−メチル]−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート、
(3−フェノキシフェニル)−メチル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシレート、
1−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]テトラヒドロ−3,5−ジメチル−N−ニトロ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−イミン、
2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−4−[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、
2−(アセチルオキシ)−3−ドデシル−1,4−ナフタレンジオン、
2−クロロ−N−[[[4−(1−フェニルエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
2−クロロ−N−[[[4−(2,2−ジクロロ−1,1−ジフルオロエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、
プロピルカルバミン酸3−メチルフェニル、
4−[4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルペンチル]−1−フルオロ−2−フェノキシ−ベンゼン、
4−クロロ−2−(1,1−ジメチルエチル)−5−[[2−(2,6−ジメチル−4−フェノキシフェノキシ)エチル]チオ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−3−ピリジニル)メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン、
4−クロロ−5−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メトキシ]−2−(3,4−ジクロロフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、
バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)菌株EG−2348、
[2−ベンゾイル−1−(1,1−ジメチルエチル)−ヒドラジノ安息香酸、
2,2−ジメチル−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−オキソ−1−オキサスピロ[4.5]デセ−3−エン−4−イルブタノエート、
[3−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−2−チアゾリジニリデン]−シアナミド、
ジヒドロ−2−(ニトロメチレン)−2H−1,3−チアジン−3(4H)−カルボキシアルデヒド、
[2−[[1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1−(フェニルメチル)−4−ピリダジニル]オキシ]エチル]−カルバミン酸エチル、
N−(3,4,4−トリフルオロ−1−オキソ−3−ブテニル)−グリシン、
N−(4−クロロフェニル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4,5−ジヒドロ−4−フェニル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド、
N−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−N′−メチル−N′′−ニトロ−グアニジン、
N−メチル−N′−(1−メチル−2−プロペニル)−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
N−メチル−N′−2−プロペニル−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、O,O−ジエチル[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホロアミドチオエート。
【0482】
活性化合物はそのままで又はそれらの製剤の形態で又はそれらからさらなる希釈により製造される使用形態、例えば調合済み液剤、乳剤、懸濁剤、粉剤、錠剤、ペースト、マイクロカプセル及び粒剤、で使用することができる。それらは通常の方法で、例えば、液剤散布(watering)、浸漬、噴霧(spraying, atomising, misting)、気化、灌注、懸濁形成、塗布、散粉、散布、粉衣、湿衣、湿潤被覆、糊状被覆又は羽衣被覆により、施用することができる。
【0483】
植物体の各部分への処理に際しては、使用形態における活性化合物の濃度は、実質的範囲内で変えることができる。それらは一般には1〜0.0001重量%、好ましくは0.5〜0.001重量%である。
【0484】
種子処理に際しては、活性化合物の量は種子1kg当たり、一般に0.001〜50g、好ましくは0.01〜10gである。
【0485】
土壌処理に際しては、作用点に対し、一般に0.00001〜0.1重量%、特に0.0001〜0.02重量%の活性化合物濃度が使用される。
【0486】
上記のように、全ての植物体及び植物体の部分を本発明に従い処理することができる。好ましい態様では、天然産出植物種及び植物変種、又は従来型の生物学的飼育方法、例えば交配もしくは原物方式、により得られるもの並びにそのような植物体の部分が処理される。別の好ましい態様では、可能なら従来型の方法と組み合わされてもよい遺伝子工学法により得られたトランスジェニック植物体及び植物変種(遺伝的に改変された有機体)並びにそのような植物体の部分が処理される。用語「部分」又は「植物体の部分」又は「植物部分」は以上で説明されている。
【0487】
本発明によると、市販されているか又はいずれかの特定の時点で使用される植物変種の植物体が非常に好ましく処理される。植物変種は、従来型の栽培法により、突然変異により又は組み換えDNA技術により得られた特異的な性質(「特性」)を有する植物体であると理解される。それらは変種、生物型又は遺伝子型でありうる。
【0488】
植物体の種類又は変種、それらの位置及び成長条件(土壌のタイプ、気候、植生期間及び関連する供給物)によって、付加(「相乗」)効果が本発明に従う処理の結果として起きうる。例えば減じられた適用割合並びに/又は活性範囲の拡大並びに/又は本発明に従う使用可能な化合物及び組成物の増加した活性、改良された植物成長、高温もしくは低温の増加した耐性、乾燥条件又は水もしくは粉砕塩含有量に対する増加した耐性、増加した流動能力、収穫促進、成熟の促進、増加した栽培作物収量、収穫した栽培作物のより高い品質及び/又は増加した栄養価、並びに収穫した栽培作物の増加した貯蔵品質及び/又は加工性が可能になり、それらは実際に予期したものより大きい。
【0489】
本発明に従い処理しようとする好ましいトランスジェニック植物体又は植物変種(遺伝子工学により得られる)は、関与する遺伝的改変の結果として特に有利な価値ある性質(「特性」)を与える遺伝物質を有するような全ての植物体を包含する。そのような性質の例は、改良された植物成長、高温もしくは低温の増加した耐性、乾燥条件又は水もしくは粉砕塩含有量に対する増加した耐性、増加した流動能力、収穫促進、成熟の促進、増加した栽培作物収量、収穫した栽培作物のより高い品質及び/又は増加した栄養価、並びに収穫した栽培作物の増加した貯蔵品質及び/又は加工性である。そのような性質の別の及び特に価値ある例は、動物及び微生物有害生物に対する、例えば昆虫、ダニ、植物病原性菌・カビ、バクテリア及び/又はウイルスに対する、植物体の増加した耐性並びにある種の除草活性化合物の植物体による増加した耐性である。トランスジェニック植物体の例として挙げられるものは、重要な栽培作物植物体、例えば穀類(小麦及び稲)、トウモロコシ、大豆、ポテト、綿、アブラナ並びに(リンゴ、梨、柑橘果実及びブドウを生産する)果実植物体であり、栽培作物植物体であるトウモロコシ、大豆、ポテト、綿及びアブラナが特に価値がある。特に有意な性質(「特性」)は植物体内で生成する毒素による昆虫に対する植物体の増加した耐性でありそして特にバシルス・スリンギエンシス(Bacillus Thuringiensis)から得られる遺伝物質により(例えば遺伝子CryIA(a)、CryIA(b)、CryIA(c)、CryIIA、CryIIIB2、Cry9c、Cry2Ab、Cry3Bb及びCryIF並びにそれらの組み合わせにより)植物体で製造されるもの(以下では「Bt植物体」と称する)である。特に有意な性質(「特性」)は全身的に得られる耐性(SAR)、システミン、植物性アレキシン類、誘導剤(elicitors)及び耐性遺伝子並びに対応して発現する蛋白質及び毒素による菌・カビ、バクテリア及びウイルスに対する植物体の増加した耐性である。特に有意な性質(「特性」)はある種の除草活性化合物、例えばイミダゾリノン類、スルホニルウレア類、グリフォセート又はホスフィノトリシン、の植物体による増加した耐性でもある(例えば「PAT」遺伝子)。要求される性質(「特性」)を与える対応する遺伝子はトランスジェニック植物体中で互いに組み合わせて生じさせうる。「Bt」植物体の例として挙げられるものは、商品名イールドガード(YIELD GARD)(例えばトウモロコシ、綿、大豆)、ノックアウト(KnockOut)(例えばトウモロコシ)、スターリンク(StarLink)(例えば綿)、ヌコトン(Nucotn)(綿)及びニューリーフ(NewLeaf)(ポテト)として販売されているトウモロコシ、綿、大豆及びポテトの変種である。除草剤−耐性植物体の例として挙げられるものは、商品名ラウンドアップレディ(Roundup Ready)(ホスフィントリシンの耐性、例えばアブラナ)、IMI(イミダゾリノン類の耐性)及びSTS(スルホニルウレア類の耐性、例えばトウモロコシ)で販売されているトウモロコシ、綿及び大豆の変種である。挙げられる(従来方法における除草剤耐性用に栽培された)除草剤−耐性植物は品名クリアフィールド(Clearfield)で販売されている変種(例えばトウモロコシ)である。以上の記述はもちろん将来開発されるか又は将来市場に出現するかもしれず且つ上記の又は将来開発される遺伝性質(「特性」)を有するいずれの植物変種にも適用される。
【0490】
本発明によると、上記の植物体は一般式Iの化合物又は本発明に従う活性化合物混合物で特に有利に処理することができる。活性化合物又は混合物に関する上記の好ましい範囲はこれらの植物体の処理にも適用される。本明細書に具体的に挙げられた化合物又は混合物を用いる植物体の処理が特に有利である。
【0491】
次に実施例により本発明をさらに具体的に説明する。しかしながら、本発明はこれらに何ら限定されるべきものではない。
実施例
合成例1
【0492】
【化241】
Figure 2004505010
【0493】
方法(a):
3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(2.0g)とN−ベンジル−N−ヒドロキシメチルホルムアミド(1.7g)の酢酸(50ml)懸濁液に硫酸(2.2g)を加え、そして混合物を室温下で16時間撹拌した。反応混合物を水にあけそして塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、水で連続して洗浄し、そして次に無水硫酸マグネシウム溶液で乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/3)で精製し、N−[(ベンジルホルムアミド)メチル]−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.6g)を得た。
mp 102−103℃
合成例2
【0494】
【化242】
Figure 2004505010
【0495】
方法(b):
60%水素化ナトリウム(0.16g)のテトラヒドロフラン(50ml)懸濁液に4−クロロチオフェノール(0.53g)を加えて15分撹拌した溶液に、N−クロロメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.90g)を次に加え、そして室温下で16時間撹拌した。反応混合物を水にあけそして塩化メチレンで抽出した。有機層を希塩酸及び飽和食塩水で洗浄し、そして次にそれを無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/酢酸エチル=4/1)で精製し、N−(4−クロロフェニルチオメチル)−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.42g)を得た。
mp 106−107℃
合成例3
【0496】
【化243】
Figure 2004505010
【0497】
方法(b):
N−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.00g)の塩化チオニル(10ml)溶液にN,N−ジメチルホルムアミドを1滴加えた。混合物を4時間加熱還流し、次に塩化チオニルを減圧下に留去した。残渣を、60%水素化ナトリウム(0.14g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)懸濁液に5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール(0.62g)を加えて15分撹拌した溶液に加え、そして室温下で16時間撹拌した。溶媒を減圧下に留去後、残渣に水を加えそして生じた混合物を酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄しそして次に無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、N−[2,2,2−トリフルオロ−1−(5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イルチオ)エチル]−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.09g)を得た。
mp 124−127℃
合成例4
【0498】
【化244】
Figure 2004505010
【0499】
方法(b):
60%水素化ナトリウム(0.18g)のN,N−ジメチルホルムアミド(30ml)懸濁液に5−メルカプト−1−メチルテトラゾール(0.47g)を加えそして混合物を15分撹拌した。次にN−クロロメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.00g)を加え、そして混合物を室温下で16時間撹拌した。反応溶液を水にあけそして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水、水で洗浄しそして無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、N−(1−メチル−5−テトラゾールチオメチル)−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.40g,mp 176−177℃)とN−[(3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド)メチル]−N−(1−メチル−5−テトラゾールチオメチル)−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.26g,mp 185−188℃)を得た。
合成例5
【0500】
【化245】
Figure 2004505010
【0501】
方法(b):
N−クロロメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.00g)とベンゼンスルフィン酸ナトリウム塩・二水和物(0.90g)のジメトキシエタン懸濁液にテトラブチルアンモニウムブロマイド(0.05g)を加え、そして混合物を6時間加熱還流した。反応液を水にあけそして析出した結晶をろ取し、N−フェニルスルホニルメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.00g)を得た。
mp 175−176℃
合成例6
【0502】
【化246】
Figure 2004505010
【0503】
方法(c):
N−クロロメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.2g)とトリエチル ホスファイト(10ml)の混合液を80℃で4時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去し、そして残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=1/1から1/4へ勾配溶離)で精製し、ジエチル N−メチル−N−(3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボニル)アミノメチルホスホネート(1.1g)を得た。
20 1.5292
合成例7
【0504】
【化247】
Figure 2004505010
【0505】
方法(d):
60%水素化ナトリウム(0.45g)のテトラヒドロフラン(100ml)懸濁液に氷冷下で3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(2.00g)を加えそして混合物を15分撹拌した。クロロメチルメチルエーテル(0.82g)を加え、そして生じた混合物を室温下で16時間撹拌した。反応混合物を水にあけそして塩化メチレンで抽出した。有機層を希塩酸、飽和食塩水で洗浄し、そして次に無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/酢酸エチル=4/1)で精製し、N−メトキシメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.35g)を得た。
mp 79−87℃
合成例8
【0506】
【化248】
Figure 2004505010
【0507】
方法(d):
3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボチオイックO−アッシド(1.0g)を60%水素化ナトリウム(0.2g)のテトラヒドロフラン(50ml)懸濁液に加えそして混合物を15分撹拌した。次にN−クロロメチル−N−メチルアセトアミド(0.6g)を加えそして生じた混合物を16時間撹拌した。反応混合物を水にあけ、そして塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、2−(3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボチオエート(0.7g)を得た。
20 1.6012
合成例9
【0508】
【化249】
Figure 2004505010
【0509】
方法(e):
3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.0g)、ブチロアルデヒド(0.4g)とベンゾトリアゾール(0.6g)のトルエン溶液に触媒量のp−トルエンスルホン酸・一水和物を加え、生成する水を除きながら5時間加熱還流した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム)で精製し、N−(1−ベンゾトリアゾール−1−イルブチル)−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.1g)を得た。
20 1.5759
合成例10
【0510】
【化250】
Figure 2004505010
【0511】
方法(f):
アセトアミド(3.0g)、ブチロアルデヒド(3.6g)とベンゾトリアゾール(6.0g)のトルエン溶液に触媒量のp−トルエンスルホン酸・一水和物を加え、そして生成する水を除きながら混合物を5時間加熱還流した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=2/1)で精製し、N−(1−ベンゾトリアゾール−1−イルブチル)アセトアミド(4.2g)を得た。得られたN−(1−ベンゾトリアゾール−1−イルブチル)アセトアミド(4.2g)と炭酸カリウム(10.0g)のメタノール(50ml)溶液に、氷冷下でアンモニアガスを飽和させ、そして室温で16時間撹拌した。固体をろ去し、溶媒を減圧下に留去して得られた残渣(1.6g)を塩化メチレン(10ml)に溶解した。トリエチルアミン(2ml)、次いで、3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボニルクロライド(2.0g)を室温で加えた。反応溶液を水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)で精製し、N−[1−(アセトアミド)ブチル]−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.5g)を得た。
mp 162−165℃
合成例11
【0512】
【化251】
Figure 2004505010
【0513】
方法(f):
3,5−ジメチル−1−ピラゾリルメタノール(0.58g)とトリエチルアミン(0.47g)の塩化メチレン溶液に3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボニル クロライド(1.00g)を加え、そして混合物を室温下で16時間撹拌した。反応混合物を水にあけそして塩化メチレンで抽出した。有機層を水洗しそして無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/2)で精製し、3,5−ジメチルピラゾール−1−イルメチル 3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキシレート(1.05g)を得た。
mp 80−81℃
合成例12
【0514】
【化252】
Figure 2004505010
【0515】
方法(h):
5−(4−クロロフェニル)ピラゾリジン−3−オン(1.1g)と60%水素化ナトリウム(0.2g)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液を1時間撹拌した後、3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イルカルボニルクロライド(1.00g)のテトラヒドロフラン(10ml)溶液を0℃で加え、そして混合物を70℃で5時間撹拌した。減圧下で溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/エタノール=99/1)で精製し、2−(3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボニル)−5−(4−クロロフェニル)ピラゾリジン−3−オン(0.4g)を得た。
mp 164−167℃
合成例13
【0516】
【化253】
Figure 2004505010
【0517】
方法(f):
N′−(2−シアノ−2−フェニルビニル)−N−メチルヒドラジン(1.0g)とトリエチルアミン(0.6g)の塩化メチレン(20ml)溶液に3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イルカルボニルクロライド(1.1g)を加え、そして混合物を室温下で4時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム)で精製し、N′−(2−シアノ−2−フェニルビニル)−N−メチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボヒドラジド(0.6g)を得た。
mp 130−139℃
合成例14
【0518】
【化254】
Figure 2004505010
【0519】
方法(f):
0℃で硫化水素を飽和させた水酸化カリウム(6.1g)のエタノール(50ml)溶液に3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボニルクロライド(10.0g)を15℃以下で1時間以上かけて加え、そして混合物をさらに2時間撹拌した。析出物ろ去し、溶媒を減圧下に留去して得られた残渣を冷水に溶解して、ベンゼンで洗浄した。水溶液を濃塩酸で酸性とし、エーテルで抽出して無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去して、3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボチオイックO−アッシド(8.1g)を得た。
mp 79−80℃
合成例15
【0520】
【化255】
Figure 2004505010
【0521】
方法(g):
3−アミノ−1,2−プロパンジオール(3.2g)のメタノール溶液に氷冷下でメチル 3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキシレート(6.4g)を加え、そして混合物を室温で18時間撹拌した。メタノールを減圧留去して得られる残渣に酢酸エチルを加え、そして有機層を希塩酸、飽和食塩水、飽和炭酸水素ナトリウム、次いで飽和食塩水で連続的に洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去してN−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(6.6g)を得た。
mp 68−72℃
合成例16
【0522】
【化256】
Figure 2004505010
【0523】
方法(h):
ジエチル (4−クロロベンジリデン)マロネート(1.33g)と3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボヒドラジド(1.00g)の酢酸エチル(30ml)溶液に酢酸ナトリウム(0.39g)を加え、そして混合物を6時間加熱還流した。反応溶液を水に加えて析出する結晶をろ取、酢酸エチルで洗浄して2−(3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボニル)−5−(4−クロロフェニル)ピラゾール−3−オン(1.37g)を得た。
mp 250℃以上
合成例17
【0524】
【化257】
Figure 2004505010
【0525】
方法(i):
3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボヒドラジド(1.00g)とN,N−ジメチルホルムアミド溶液に60%水素化ナトリウム(0.2g)を加えて10分撹拌した後、水冷下で2−メチル−3−フェニル−2−プロペノイルクロライド(0.9g)を加えそして混合物を16時間撹拌した。反応混合物に水と酢酸エチルを加えて析出する結晶をろ取し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルムからクロロホルム/エタノール=98/2へ勾配溶離)で精製し、2−(3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボニル)−4−メチル−5−フェニルピラゾール−3−オン(0.4g)を得た。
mp 190−191℃
合成例18
【0526】
【化258】
Figure 2004505010
【0527】
方法(j):
3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボヒドラジド(0.6g)と2−ホルミル−2−フェニルアセトニトリル(0.4g)のエタノール(40ml)溶液に触媒量の酢酸を加え、そして混合物を3時間加熱還流した。放冷後、析出した結晶をろ取してエタノールで洗浄し、N′−(2−シアノ−2−フェニルビニル)−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボヒドラジド(0.9g)を得た。
mp 212−214℃
合成例19
【0528】
【化259】
Figure 2004505010
【0529】
方法(l):
3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.0g)とN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール(5ml)の混合液を100℃で6時間撹拌した。析出物を水で洗い、N−ジメチルアミノメチリデン−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.1g)を得た。
mp 196−197℃
合成例20
【0530】
【化260】
Figure 2004505010
【0531】
方法(m):
N−アリル−N−フェニル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.94g)とトリメチルアミンN−オキサイド二水和物(0.45g)の水−テトラヒドロフラン(1ml/30ml)溶液に触媒量のオスミウム(VIII)オキサイドを加え、そして生じた混合物を室温下で18時間撹拌した。反応混合物にチオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去し、そして残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(塩化メチレンから酢酸エチルへ勾配溶離)で精製し、N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−N−フェニル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.0g)を得た。
20 1.5962
合成例21
【0532】
【化261】
Figure 2004505010
【0533】
方法(n):
N−(2,3−ジヒドロキシプロピル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.4g)とアセトンジメチルアセタール(0.7g)の1,2−ジクロロエタン(30ml)溶液に触媒量のp−トルエンスルホン酸一水和物を加え、そして混合物を2時間加熱還流した。溶媒を減圧下で留去し、そして残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン/エタノール=96/4)で精製し、N−[(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソラン−4−イル)メチル]−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.9g)を得た。
mp 132−133℃
合成例22
【0534】
【化262】
Figure 2004505010
【0535】
方法(o):
3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.8g)を60%水素化ナトリウム(0.2g)のテトラヒドロフラン(30ml)懸濁液に0℃で加えて30分撹拌した。次に2−クロロ−2−(4−トリフルオロメチルフェニルイミノアセトニトリル(1.0g)を0℃で加え、そして混合物を室温下で16時間撹拌した。反応混合物を氷と希塩酸の混合液にあけ、塩化メチレンで抽出後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:クロロホルム/酢酸エチル=98/2)で精製し、N−[シアノ(4−トリフルオロメチルフェニルイミノ)メチル]−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.6g)を得た。
mp 151−153℃
合成例23
【0536】
【化263】
Figure 2004505010
【0537】
方法(p):
3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(2.00g)とトリフルオロアセトアルデヒドヘミエチルアセタール(1.63g)のトルエン溶液に4−ジメチルアミノピリジン(1.24g)を加え、そして混合物を3時間加熱還流した。反応混合物を水にあけそして酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム乾燥した。減圧留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル/ヘキサン=1/2)で精製し、N−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシエチル)−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.50g,mp90−93℃)とN−(2,2,2−トリフルオロ−1−エトキシエチル)−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.58g,mp99−101℃)を得た。
合成例24
【0538】
【化264】
Figure 2004505010
【0539】
方法(p):
3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(10.0g)とパラホルムアルデヒド(1.80g)のアセトニトリル(300ml)溶液に炭酸カリウム(8.0g)を加えそして生じた混合物を室温で5時間撹拌した。反応混合物を氷水にあけそして析出した結晶をろ取、水洗、乾燥してN−ヒドロキシメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(6.3g)を得た。mp 90−93℃
合成例25
【0540】
【化265】
Figure 2004505010
【0541】
方法(q):
N−ヒドロキシメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.0g)とトリエチルアミン(0.5g)の塩化メチレン溶液を0℃に冷却した。4−トリフルオロメチルベンゾイルクロライド(0.9g)を加え、そして混合物を一日撹拌した。反応混合物を水洗い後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン)で精製して、N−(4−トリフルオロメチルベンゾイルオキシ)メチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.2g)を得た。
mp 120−121℃
合成例26
【0542】
【化266】
Figure 2004505010
【0543】
方法(r):
N−ヒドロキシメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(1.0g)の塩化メチレン(50ml)溶液にピリジン3滴と4−トリフルオロメチルフェニルイソシアネート(0.8g)を加え、そして混合物を0℃で一日撹拌した。反応混合物を水洗い後、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶液を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:酢酸エチル:ヘキサン=1:3)で精製して、N−[N−(4−トリフルオロメチルフェニル)カルバモイルオキシメチル]−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(0.7g)を得た。
mp 117−119℃
上記合成例1〜26と同様にして得られる化合物を、合成例1〜26で合成した化合物と共に、下記第1〜7表に示す。
【0544】
【表1】
Figure 2004505010
【0545】
【表2】
Figure 2004505010
【0546】
【表3】
Figure 2004505010
【0547】
【表4】
Figure 2004505010
【0548】
【表5】
Figure 2004505010
【0549】
【表6】
Figure 2004505010
【0550】
【表7】
Figure 2004505010
【0551】
【表8】
Figure 2004505010
【0552】
【表9】
Figure 2004505010
【0553】
【表10】
Figure 2004505010
【0554】
【表11】
Figure 2004505010
【0555】
【表12】
Figure 2004505010
【0556】
【表13】
Figure 2004505010
【0557】
【表14】
Figure 2004505010
【0558】
【表15】
Figure 2004505010
【0559】
【表16】
Figure 2004505010
【0560】
【表17】
Figure 2004505010
【0561】
【表18】
Figure 2004505010
【0562】
【表19】
Figure 2004505010
【0563】
【表20】
Figure 2004505010
【0564】
【表21】
Figure 2004505010
【0565】
【表22】
Figure 2004505010
【0566】
【表23】
Figure 2004505010
【0567】
【表24】
Figure 2004505010
【0568】
【表25】
Figure 2004505010
【0569】
【表26】
Figure 2004505010
【0570】
【表27】
Figure 2004505010
【0571】
【表28】
Figure 2004505010
【0572】
【表29】
Figure 2004505010
【0573】
【表30】
Figure 2004505010
【0574】
【表31】
Figure 2004505010
【0575】
【表32】
Figure 2004505010
【0576】
中間体の製造
合成例27
【0577】
【化267】
Figure 2004505010
【0578】
クロロトリメチルシラン(20ml)に3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(2.0g)とパラホルムアルデヒド(0.3g)とを加えた懸濁液を封官中で3時間加熱還流した。溶媒を留去後、塩化メチレンを加えて不溶物をろ去した。溶媒を減圧留去してN−クロロメチル−3,4−ジクロロ−5−イソチアゾールカルボキサミド(2.0g)を得た。
mp 98−99℃
上記合成例27と同様にして得られる中間体化合物を、合成例27で合成した化合物と共に、下記第8表に示す。
【0579】
【表33】
Figure 2004505010
【0580】
生物学的試験例
試験例A
イネいもち病に対する茎葉散布効力試験
供試化合物の調製
活性化合物:                    30〜40重量部  担体:珪藻土とカオリンとの混合物(1:5):    55〜65重量部  乳化剤:ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル:    5重量部 上記の量の活性化合物、担体及び乳化剤を粉砕混合して各水和剤とし、その所定薬量を水で希釈して混合する。
試験方法
水稲(品種:クサブエ)を直径6cmのプラスチックポットに栽培した。その1.5から2葉期に予め調製した活性化合物の所定濃度希釈液を3ポット当り20ml散布した。散布5日後、人工培養したイネいもち病菌(Pyricularia oryzae)胞子の懸濁液を接種源として噴霧接種(1回)し、25℃、相対湿度100%に保ち感染させた。接種7日後、ポット当りの罹病度を下記基準により類別評価し、更に防除価(%)を求めた。薬害も同時に調査した。本試験では1区3ポットの結果を平均した。罹病度の評価、防除価の算出方法は試験例A〜D共通である。
【0581】
罹病度        病斑面積歩合い(%)
0         0
0.5        2未満
1         2〜5未満
2         5〜10未満
3         10〜20未満
4         20〜40未満
5         40以上
【0582】
【数1】
Figure 2004505010
【0583】
試験結果
化合物番号7、26、32、34、37、38、45、48、52、59、65、67、71、73、75、76、89、93、98、100、101、103、104、105、106、107、108、112、113、121、128、151及び153の化合物は、いずれも薬剤濃度(500ppm)において80%以上の防除価を示した。薬害は見られなかった。
試験例B
イネいもち病に対する水面施用効力試験
試験方法
1.5葉期の水稲(品種:クサブエ)を直径6cmのプラスチックポットで栽培した。実生を次に一定量の水の入ったプラスチックカップ(直径10cm)に入れて湛水状態にした。上記試験例Aと同じ方法で調製した活性化合物の所定濃度希釈液を1ポット当り5ml、ピペットで水面に滴下した。薬剤処理7日後、人工培養したイネいもち病菌(Pyricularia oryzae)胞子の懸濁液を接種源として噴霧接種(1回)し、そして植物を25℃の温度及び相対湿度100%に保ち感染させた。接種7日後、ポット当りの罹病度を類別評価し、更に防除価(%)を求めた。また、薬害も同時に調査した。
【0584】
本試験では1区3ポットの結果を平均した。
試験結果
化合物番号1、7、22、26、30、38、48、49、67、73、75、76、92、98、100、101、103、104、105、106、107、108、112、113、121、122、128、137及び154の化合物は、いずれも薬剤濃度(8kg/ha)において80%以上の防除価を示した。薬害は見られなかった。
試験例C
イネいもち病に対する種子処理効力試験
試験方法
水稲(品種:クサブエ)の種子を、上記試験例Aと同じ方法で調製した活性化合物の所定濃度希釈液(150粒当り5ml)に20℃、5日間浸漬した。浸漬後、風乾した種子を直径9cmのプラスチックポット2鉢に播種し、加温育苗器(32℃)に3日間入れて出芽させた。これを更に2週間、2〜2.5葉期になるまで栽培した。人工培養したイネいもち病菌(Pyricularia oryzae)胞子の懸濁液を試験植物に噴霧接種(1回)し、そして25℃の温度及び相対湿度100%に保ち感染させた。接種7日後、ポット当りの罹病度を類別評価し、更に防除価(%)を求めた。また、薬害も同時に調査した。
【0585】
本試験では1区2ポットの結果を平均した。
試験結果
化合物番号1、7、26、30、36、38、49、58、76、89、92、93、106、108、109、110、112、113、121、126、128、137、150、153、154、288及び290の化合物は、いずれも薬剤濃度(500ppm)において80%以上の防除価を示した。薬害は見られなかった。
試験例D
トマト疫病に対する茎葉散布効力試験
試験方法
トマト(品種:レジナ)を直径6cmのプラスチックポットに栽培した。4葉に達した小苗に、上記試験例1と同様にして調製した活性化合物の所定濃度希釈液を3ポット当り20ml散布した。散布5日後、予めトマトに感染発病させた、トマト疫病(Phytophthora infestans)病斑上に形成された遊走子のうを筆で蒸留水中に洗い落とし、浮遊液とした。この浮遊液を接種源として処理植物に噴霧接種(1回)し、20℃、相対湿度100%に保ち感染させた。接種4日後、ポット当りの罹病度を類別評価し、更に防除価(%)を求めた。薬害も同時に調査した。
【0586】
本試験では1区3ポットの結果を平均した。
試験結果
化合物番号22、30、34、37、38、45、52、58、65、69、71、89、90、92、93、100、103、104、106、107、108、113、137、150、151、153及び290の化合物は、いずれも薬剤濃度(500ppm)において80%以上の防除価を示した。薬害は見られなかった。
【0587】
製剤例
製剤例I(粒剤)
10重量部の本発明に従う化合物番号30、30重量部のベントナイト(モンモリロナイト)、58重量部のタルク(滑石)及び2重量部のリグニンスルホン酸塩の混合物に、25重量部の水を加え、良く捏化した。生じた生成物を押し出し式造粒機により、10〜40メッシュの粒状とした。粒剤を40〜50℃の温度で乾燥した。
製剤例 II(粒剤)
95重量部の0.2〜2mmに粒度分布を有する粘土鉱物粒を回転混合機に入れた。この生成物を回転下、液体希釈剤とともに5重量部の本発明に従う化合物番号38を噴霧し均等に湿らせた。この方法で得られた粒剤を40〜50℃の間の温度で乾燥した。
製剤例 III(乳剤)
30重量部の本発明に従う化合物番号106、5重量部のキシレン、8重量部のポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル及び7重量部のアルキルベンゼンスルホン酸カルシウムを混合撹拌して乳剤とする。
製剤例 IV(水和剤)
15重量部の本発明に従う化合物番号108、80重量部のホワイトカーボン(含水無結晶酸化ケイ素微粉末)と粉末クレーとの混合物(1:5)、2重量部のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及び3重量部のアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン重合物を粉末混合し、水和物とする。
製剤例V(水和顆粒)
20重量部の本発明に従う化合物番号113、30重量部のリグニンスルホン酸ナトリウム、15重量部のベントナイト及び35重量部の焼成ケイソウ土粉末を十分に混合し、水を加えた。生じた生成物を0.3mmのスクリーンで押し出した。生成物を乾燥した後に、水和顆粒が得られた。

Claims (9)


  1. Figure 2004505010
    [式中、
    Aは酸素原子、硫黄原子又は式
    Figure 2004505010
    の基を示し、ここで
    は水素原子、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
    Qは
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで
    は水素原子、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C7−9アラルキル又は場合によりC1−4アルコキシ−カルボニル置換されていてもよいフェノキシメチルを示し、そして
    は場合によりハロゲン、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、シアノ、オキシジメチレン及び/又はニトロにより置換されていてもよいフェニルを示し、或いはナフチルを示し、
    kは0又は1を示し、そして
    Zは1〜4個の窒素原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環は場合によりハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルコキシ、Cシクロアルコキシ、C2−4アルケニル、フェニル、ハロフェニル、オキソ及び/又はスピロ−結合したC3−6脂環式基から選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼン又はシクロヘキセン環と縮合されていてもよく、或いは
    Zは少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々は場合によりC1−4アルキル、フェニル及び/又はオキソから選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、或いは
    Zはシアノ又は
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで
    は水素原子、C1−4アルキル、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合によりハロゲン及び/又はC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
    は場合によりC1−4アルキルにより置換されていてもよいテトラゾール−5−イルチオメチルを示し、
    はホルミル、C1−4アルキルカルボニル、3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イル−カルボニル、C1−4アルキルスルホニル又はフェニルスルホニルを示し、或いは
    は場合によりハロゲン及びC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルカルボニルを示し、
    は水素原子、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、ベンジル、ハロゲン−置換されたベンジル、フェニル、ハロゲン−置換されたフェニル、C1−4アルキルカルボニル、ベンゾイル、C1−4ハロアルキル−置換されたベンゾイル、フェニルカルバモイル又はC1−4ハロアルキル−置換されたフェニルカルバモイルを示し、
    はC1−4アルキル、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合によりC1−4アルキル及び/又はハロゲンから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
    はテトラゾール−5−イルを示し、或いは
    は場合によりC1−4アルキル又はフェニルにより置換されていてもよいチアジアゾール−2−イルを示し、或いは
    は2−チアゾリン−2−イル、C1−4アルキルカルボニル又はベンゾイルを示し、
    mは0、1又は2を示し、そして
    はC1−4アルキルを示し、
    或いは
    Aが
    Figure 2004505010
    基を示す場合には、
    、Q及びZは、場合によりC1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、ヒドロキシ、オキソ、ヒドロキシメチル又は場合によりそれ自体がハロゲン及び/もしくはC1−4アルキルにより置換されていてもよいフェニルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよい1〜3個の窒素原子を含む5もしくは6員の複素環式基を示してもよく、
    或いは
    −(Q)−Zは
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで、
    nは1又は2を示し、
    は水素原子又はC1−4アルキルを示し、
    10は水素原子、ヒドロキメチル又は場合により1〜3個のハロゲン原子により置換されていてもよいベンジルを示し、
    11は水素原子、C1−4アルキル又はフェニルを示し、
    12は水素原子、C1−4アルキル又はフェニルを示し、或いは2個のR12基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭化水素環を形成していてもよく、そして
    13は水素原子、C1−9アルキル、C3−6シクロアルキル、C7−8アリールアルキル、C3−6シクロアルキル−C1−4アルキル、C1−4アルコキシ−C1−4アルキル又はジ−(C1−4アルコキシ)メチルを示し、或いは2個のR13基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって場合によりC1−4アルキルにより置換されていてもよいC5−6脂環式基を形成し、
    或いは
    −A−(Q)−Zは−SH又は式
    Figure 2004505010
    の基を示し、
    ここで
    は上記の意味を有し、
    14はC1−4アルキル、C −6シクロアルキル又はヒドロキシ−置換されたC2− アルキルを示し、そして
    jは2、3又は4を示し、
    或いは
    Aが
    Figure 2004505010
    を示し、
    Qが
    Figure 2004505010
    を示し、且つ
    Zが
    Figure 2004505010
    を示す場合には、これらの基は一緒になって式
    Figure 2004505010
    の基を示してもよく、
    ここで、
    15及びR16は互いに独立してC1−4アルキル又はフェニルを示し、或いは
    15とR16はそれらが結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含む5もしくは6員の複素環式基を形成し、
    但し、
    Qが
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には
    Aは
    Figure 2004505010
    を示し、
    ここで、
    17は水素原子又はC1−4アルキルを示し、
    そして
    Zはシアノを示し、
    また、
    Qが式
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には
    Aは−NH−を示し、且つ
    Zはシアノを示し、
    また、
    −(Q)−Zが2,3−ジヒドロキシプロピルを示す場合には
    Aは硫黄原子又は式
    Figure 2004505010
    の基を示し、
    また、
    −(Q)−Zが2−ヒドロキシエチルを示し、且つ
    Aが式
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には
    はC1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
    また、
    Aが式
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には
    Qは−CH−を示し、且つ
    Zは式
    Figure 2004505010
    の基を示し、
    ここで、
    は水素原子、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合によりハロゲン及び/又はC1−4アルキルにより置換されていてもよく、
    そしてさらなる条件として、
    Aが酸素又は硫黄であり且つ
    kが0である場合には、
    Zはシアノ又は
    Figure 2004505010
    から選択される基を示さない]
    のイソチアゾールカルボン酸誘導体。
  2. Aが酸素原子、硫黄原子又は式
    Figure 2004505010
    の基であり、ここで
    が水素原子、C1−3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
    Qが
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで
    が水素原子、C1−6アルキル、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/もしくは臭素原子を有するハロアルキル、C7−8アラルキル又は場合によりC1− アルコキシ−カルボニルによりモノ−もしくはジ−置換されていてもよいフェノキシメチルを示し、そして
    がフェニルを示し、それは場合によりフルオロ、クロロ、ブロモ、C1−3アルキル、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/もしくは臭素原子を有するハロアルキル、C1−3アルコキシ、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/もしくは臭素原子を有するハロアルコキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、シアノ及び/又はニトロから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは場合によりオキシジメチレンによりモノ−置換されていてもよく、或いはナフチルを示し、
    kが0又は1を示し、そして
    Zが1〜4個の窒素原子を含む5〜7員の複素環式環を示し、ここで、複素環式環は場合により弗素、塩素、臭素、C1−3アルキル、メトキシ、エトキシ、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロアルキル、シクロプロピル、シクロペンチル、C3−4アルケニル、フェニル並びに/又は1〜3個の弗素及び/もしくは塩素原子を含むハロフェニルから選択される3個までの置換基により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環は場合によりオキソ又はスピロ−結合したC3−5脂環式基によりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼン又はシクロヘキセン環と縮合していてもよく、
    或いは
    Zが少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々はC1−3アルキル及び/又はフェニルから選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよく、そして場合により1もしくは2個のオキソ基により置換されていてもよく、
    或いは
    Zがシアノ又は
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで、
    が水素原子、C1−3アルキル、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合により弗素、塩素、メチル及び/又はエチルから選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよく、
    或いは
    が場合によりC1−3アルキルにより置換されていてもよいテトラゾール−5−イル−チオメチルを示し、
    がホルミル、C1−4アルキル、カルボニル、3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イルカルボニル、C1−2アルキルスルホニル又はフェニルスルホニルを示し、或いは
    が場合により弗素、塩素及び/又はC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルカルボニルを示し、
    が水素原子、C1−3アルキル、C1−3フルオロアルキルを示し、或いは
    ベンジル又はフェニルを示し、それらの各々は場合により弗素及び/又は塩素から選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
    アセチル又はプロピオニルを示し、或いは
    ベンゾイル又はフェニルカルバモイルを示し、それらの各々は場合により1〜3個の炭素原子並びに1〜3個の弗素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロアルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、
    がC1−3アルキル、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合によりC1−3アルキル、弗素及び/又は塩素から選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
    がテトラゾール−5−イルを示し、或いは
    が場合によりC1−3アルキル又はフェニルにより置換されていてもよいチアジアゾール−2−イルを示し、或いは
    が2−チアゾリン−2−イル、C1−2アルキルカルボニル又はベンゾイルを示し、
    mが0又は2を示し、そして
    がメチル又はエチルを示し、
    或いは
    Aが
    Figure 2004505010
    基を示す場合には、
    、Q及びZが
    Figure 2004505010
    基の窒素原子と一緒になって、場合によりC1−4アルキル、1〜3個の炭素原子並びに1〜5個の弗素、塩素及び/又は臭素原子を有するハロアルキル、ヒドロキシ、オキソ、ヒドロキシメチル並びに/又は場合によりそれ自体が弗素、塩素及び/もしくはC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよい1〜3個の窒素原子を含む5〜6員の複素環式基を示してもよく、
    或いは
    −(Q)−Zが
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで、
    nが1又は2を示し、
    が水素原子、C1−3アルキルを示し、
    10が水素原子、ヒドロキメチル又は場合により1〜3個の塩素原子により置換されていてもよいベンジルを示し、
    11が水素原子、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、tert−ブチル又はフェニルを示し、
    12が水素原子、C1−3アルキル又はフェニルを示し、或いは2個のR12基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭化水素環を形成していてもよく、そして
    13が水素原子、C1−6アルキル、シクロヘキシル、2−フェネチル、α−メチルベンジル、2−シクロヘキシルエチル、C1−3アルコキシ−C1−3アルキル又はジ(C1−2アルコキシ)メチルを示し、或いは2個のR13基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって場合によりC1−3アルキルにより置換されていてもよいC5−6脂環式環を形成し、
    或いは
    −A−(Q)−Zが−SH又は式
    Figure 2004505010
    の基を示し、
    ここで
    は上記の意味を有し、
    14がC1−3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はヒドロキシ−置換されたC2−3アルキルを示し、そして
    jが2、3又は4を示し、
    或いは
    Aが
    Figure 2004505010
    を示し、
    Qが
    Figure 2004505010
    を示し、そして
    Zが
    Figure 2004505010
    を示す場合には、これらの基は一緒になって、式
    Figure 2004505010
    の基を示してもよく、
    ここで、
    15及びR16が互いに独立して、C1−3アルキル又はフェニルを示し、或いは
    15とR16はそれらが結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含む5もしくは6員の複素環式基を形成し、
    但し、
    Qが式
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には
    Aが
    Figure 2004505010
    を示し、
    ここで
    17は水素原子又はC1−3アルキルを示し、
    そして
    Zがシアノを示し、
    また、
    Qが式
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には、
    Aが−NH−を示し、且つ
    Zがシアノを示し、
    また、
    −(Q)−Zが2,3−ジヒドロキシプロピルを示す場合には
    Aが硫黄原子又は式
    Figure 2004505010
    の基を示し、
    また、
    −(Q)−Zが2−ヒドロキシエチルを示し、且つ
    Aが式
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には
    がC1−3アルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
    また、
    Aが式
    Figure 2004505010
    の基をを示す場合には
    Qが−CH−を示し、且つ
    Zが式
    Figure 2004505010
    の基を示し、
    ここで、
    が水素原子、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合により弗素、塩素、メチル及び/又はエチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、そして
    がホルミルを示し、
    そしてさらなる条件として、
    Aが酸素又は硫黄であり且つ
    kが0である場合には、
    Zがシアノ又は
    Figure 2004505010
    から選択される基を示さない、
    請求項1記載の式(I)のイソチアゾールカルボン酸誘導体。
  3. Aが酸素原子、硫黄原子又は式
    Figure 2004505010
    の基を示し、ここで
    が水素原子、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
    Qが
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで、
    が水素原子、C1−6アルキル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、2−フェニルエチル又は場合によりメトキシカルボニルにより置換されていてもよいフェノキシメチルを示し、そして
    がフェニルを示し、それは場合によりフルオロ、クロロ、メチル、エチル、トリフルオロメチル、メトキシ、トリフルオロメトキシ、フェノキシ、ベンジルオキシ、シアノ及び/又はニトロから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いはオキシジメチレンによりモノ−置換されていてもよく、
    kが0又は1を示し、そして
    Zが1〜4個の窒素原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで、複素環式環は場合により弗素、塩素、メチル、エチル、プロピル、メトキシ、トリフルオロメチル、シクロプロピル、シクロペンチル、2−メチル−1−プロペニル及び/又はフェニルから選択される3個までの置換基により置換されていてもよく、最後の基は場合により1〜3個の弗素及び/又は塩素原子により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はまた場合によりオキソ又はスピロ−結合したC3−5脂環式基によりモノ−もしくはジ置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼン又はシクロヘキセン環と縮合していてもよく、
    或いは
    Zが少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5もしくは6員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々は場合によりメチル及び/又はフェニルから選択される1〜3個の置換基により置換されていてもよく、そしてまた場合により1もしくは2個のオキソ基により置換されていてもよく、
    或いは
    Zがシアノ又は
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで
    が水素原子、メチル、エチル、プロピル、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合により弗素、塩素、メチル及び/又はエチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、
    或いは
    が場合によりメチルにより置換されていてもよいテトラゾール−5−イル−チオメチルを示し、
    がホルミル、アセチル、ピバロイル、3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イルカルボニル、メチルスルホニル又はフェニルスルホニルを示し、或いは
    が場合により弗素、塩素及び/又はメチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルカルボニルを示し、
    が水素原子、メチル、エチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピルを示し、或いはベンジル又はフェニルを示し、それらの各々は場合により弗素及び/又は塩素から選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
    ベンゾイル又はフェニルカルバモイルを示し、それらの各々は場合によりトリフルオロメチルにより置換されていてもよく、或いは
    アセチル又はプロピオニルを示し、
    がメチル、エチル、フェニル又はベンジルを示し、最後の2つの基は場合によりメチル、弗素及び/又は塩素から選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、或いは
    がテトラゾール−5−イルを示し、或いは
    が場合によりメチル又はフェニルにより置換されていてもよいチアジアゾール−2−イルを示し、或いは
    が2−チアゾリン−2−イル、メチルカルボニル又はベンゾイルを示し、
    mが0又は2を示し、
    そして
    がメチル又はエチルを示し、
    或いは
    Aが
    Figure 2004505010
    基を示す場合には、
    、Q及びZが
    Figure 2004505010
    基の窒素原子と一緒になって、場合によりメチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、オキソ、ヒドロキシメチル並びに/又は場合によりそれ自体が弗素、塩素及び/もしくはメチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよいフェニルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよい1もしくは2個の窒素原子を含む5もしくは6員の複素環式基を示してもよく、
    或いは
    −(Q)−Zが
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで、
    nが1又は2を示し、
    が水素原子、メチル又はエチルを示し、
    10が水素原子、ヒドロキメチル又は場合により塩素により置換されていてもよいベンジルを示し、
    11が水素原子、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、tert−ブチル又はフェニルを示し、
    12が水素原子、メチル又はフェニルを示し、或いは2個のR12基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって5もしくは6員の炭化水素環を形成していてもよく、そして
    13が水素原子、C1−4アルキル、シクロヘキシル、2−フェネチル、α−メチルベンジル、2−シクロヘキシルエチル、エトキシメチル、2−エトキシエチル又はジメトキシメチルを示し、或いは2個のR13基はそれらが結合する炭素原子と一緒になって場合によりC1−3アルキルにより置換されていてもよいC5−6脂環式環を形成してもよく、
    或いは
    −A−(Q)−Zが−SH又は式
    Figure 2004505010
    の基を示し、
    ここで
    は上記の意味を有し、
    14がメチル、エチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はヒドロキシエチルを示し、そして
    jが2又は3を示し、
    或いは
    Aが
    Figure 2004505010
    を示し、
    Qが
    Figure 2004505010
    を示し、且つ
    Zが
    Figure 2004505010
    を示す場合には、これらの基が一緒になって式
    Figure 2004505010
    の基を示してもよく、
    ここで、
    15及びR16が互いに独立してメチル、エチル又はフェニルを示し、或いは
    15及びR16がそれらが結合する窒素原子と一緒になって、少なくとも1個の窒素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含む5もしくは6員の複素環式基を形成し、
    但し、
    Qが式
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には
    Aが−NH−又は
    Figure 2004505010
    を示し、
    且つ
    Zがシアノを示し、
    また
    Qが式
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には
    Aが−NH−を示し、且つ
    Zがシアノを示し、
    また
    −(Q)−Zが2,3−ジヒドロキシプロピルを示す場合には、
    Aが硫黄原子又は式
    Figure 2004505010
    の基を示し、
    また
    −(Q)−Zが2−ヒドロキシエチルを示し、且つ
    Aが式
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には、
    がメチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル又は2−ヒドロキシエチルを示し、
    また
    Aが式
    Figure 2004505010
    の基を示す場合には
    Qが−CHを示し、且つ
    Zが式
    Figure 2004505010
    の基を示し、
    ここで、
    が水素原子、ベンジル又はフェニルを示し、最後の2つの基は場合により弗素、塩素、メチル及び/又はエチルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよく、そして
    がホルミルを示し、
    そしてさらなる条件として、
    Aが酸素又は硫黄であり、且つ
    kが0である場合には、
    Zはシアノ又は
    Figure 2004505010
    から選択される基を示さない、
    請求項1記載の式(I)のイソチアゾールカルボン酸誘導体。
  4. a)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    の基を示す式(I)の化合物を、式
    Figure 2004505010
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、触媒の存在下で、式
    Figure 2004505010
    のホルミルアミンと反応させることにより製造するか、
    或いは
    b)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    1bは水素原子又はC1−4アルキルを示し、
    2bは水素原子又はC1−4ハロアルキルを示し、そして
    は−OR、−SR、−SO−R及び
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで
    、R、R及びRは前記と同義である]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    [式中、
    1b及びR2bは前記と同義であり、そして
    Xはクロロ又はブロモを示す]
    のイソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下でそして、適宜、相間移動触媒の存在下で、式
    M−Z     (V)
    [式中、Zは前記と同義であり、そして
    Mは水素原子、リチウム、ナトリウム又はカリウムを示す]
    の化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    c)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、R1b及びRは前記と同義である]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    [式中、
    1b及びXは前記と同義である]
    のイソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下で、式
    P(OR    (VI)
    [式中、
    は前記と同義である]
    の燐化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    d)−A−(Q)−Zが式
    −A−CH−Z
    [式中、

    Figure 2004505010
    又は硫黄原子を示し、ここで
    は前記と同義であり、そして
    は1〜4個の窒素原子を含む5〜7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環は場合によりハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C −6シクロアルキル、C2−4アルケニル、フェニルから選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、或いは
    は少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環の各々は場合によりC1−4アルキル、フェニル及び/又はオキソから選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、或いは

    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで、
    、R、R及びRは前記と同義である]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    [式中、
    は前記と同義である]
    のイソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
    Cl−CH−Z     (VIII)
    [式中、
    は前記と同義である]
    のクロロメチル化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    e)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    は前記と同義である]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、触媒の存在下で、式
    −CHO     (IX)
    [式中、
    は前記と同義である]
    のホルミル化合物及び式
    Figure 2004505010
    の1H−ベンゾトリアゾールと反応させることにより製造するか、
    或いは
    f)−A−(Q)−Zが−SH又は
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで、
    A、Q、Z、j、k、n、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R 及びR14は前記と同義であり、
    f1は1〜4個の窒素原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで複素環式環は場合によりハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、C1−4ハロアルキル、C3−6シクロアルキル、C2−4アルケニル、フェニル、ハロフェニル、オキソ及び/又はスピロ−結合したC3−6の脂環式基から選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、そしてここで複素環式環はベンゼンもしくはシクロヘキセン環と縮合していてもよく、或いは
    f1は少なくとも1個の窒素原子及び1個の酸素原子を含むか又は少なくとも1個の窒素原子及び1個の硫黄原子を含む5−7員の複素環式環を示し、ここで、複素環式環の各々は場合によりC1−4アルキル、フェニル及び/又はオキソから選択される1個もしくはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、
    f2は1もしくは2個の窒素原子を含む5員の複素環式基を示し、この複素環は場合によりC1−4アルキル及び/又はオキソにより置換されていてもよく、そして
    5fはホルミル、C1−4アルキルカルボニル又はフェニルカルボニルを示し、この後者の基は場合によりハロゲン及びC1−4アルキルから選択される1〜3個の基により置換されていてもよい、
    式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボニルクロライドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
    M−Y    (XII)
    [式中、
    Mは前記と同義であり、そして
    は−SH又は
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで、
    A、Q、Z、j、k、n、R、R、R、R、R、R、R10、R11、R 、R14、Zf1、Zf2及びR5fは前記と同義である]
    の化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    g)−A−(Q)−Zが
    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで、
    f1、j、n、R、R、R、R10、R11、R12、R14及びR5fは前記と同義である、
    式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    [式中、
    はC1−4アルキルを示す]
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボン酸エステル類を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
    H−Y     (XIV)
    [式中、

    Figure 2004505010
    から選択される基を示し、
    ここで
    f1、j、n、R、R、R、R10,R11、R12、R14、及びR5fは前記と同義を示す]
    の化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    h)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    h1は場合によりハロゲン及び/又はC1−4アルキルにより置換されていてもよいフェニルを示す]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下でそして、適宜、触媒の存在下で、式
    Figure 2004505010
    [式中、
    h1は前記と同義を示し、
    h2はC1−4アルキルを示し、そして
    h3はシアノ又は−COh2を示す]
    の化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    i)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    i1は水素原子又はC1−4アルキルを示すか、或いは場合によりハロゲン及び/又はC1−4アルキルにより置換されていてもよいフェニルを示し、そして
    i2は水素原子又はC1−4アルキルを示す]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
    Figure 2004505010
    [式中、
    i1及びRi2は前記と同義である]
    の化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    j)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    は前記と同義である]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボヒドラジドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、触媒の存在下で、式
    Figure 2004505010
    [式中、
    は前記と同義である]
    の化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    k)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    、R及びRは前記と同義であり、そして
    pは1又は2を示す]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    [式中、
    、R及びRは前記と同義である]
    のイソチアゾールカルボン酸誘導体を、不活性希釈剤の存在下で、酸素を供給するのに適する酸化剤と反応させることにより製造することができるか、
    或いは
    l)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    15は前記と同義である]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、触媒の存在下で、式
    Figure 2004505010
    [式中、
    15は前記と同義であり、そして
    はC1−4アルコキシを示す]
    の化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    m)−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    、R12及びnは前記と同義である]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    [式中、
    A、R、R12及びnは前記と同義である]
    のイソチアゾールカルボン酸誘導体を、水の存在下でそして、適宜、不活性有機希釈剤の存在下で、酸素を供給するのに適する酸化剤と反応させることにより製造するか、
    或いは
    n)−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    、R12、R13及びnは前記と同義である]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    [式中、
    A、n、R及びR12は前記と同義である]
    のイソチアゾールカルボン酸誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸触媒の存在下で、式
    Figure 2004505010
    [式中、
    13は前記と同義であり、そして
    はC1−4アルコキシを示すか、又は2個のTは一緒になってオキソ基を示す]
    のカルボニル誘導体と反応させることにより製造するか、
    或いは
    o)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    は前記と同義である]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール−5−カルボキサミドを、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
    Figure 2004505010
    [式中、
    は前記と同義である]
    のシアノ化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    p)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    1bは前記と同義であり、
    2pは水素原子又はC1−4ハロアルキルを示し、そして
    6pは水素原子又はC1−4アルキルを示す]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    [式中、
    1bは前記と同義である]
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
    Figure 2004505010
    [式中、
    2pは前記と同義であり、
    はヒドロキシを示し、且つ
    はC1−4アルコキシを示すか、或いは
    とTは一緒になってオキソ基を示す]
    の化合物と反応させることにより製造することができるか、
    或いは
    q)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    1bは前記と同義であり、そして
    6qはC1−4アルキル−カルボニル又は場合によりC1−4ハロアルキルにより置換されていてもよいベンゾイルを示す]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    [式中、
    1bは前記と同義である]
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下で、式
    Cl−R6q        (XXIV)
    [式中、
    6qは前記と同義である]
    のクロロ−置換された化合物と反応させることにより製造するか、
    或いは
    r)−A−(Q)−Zが式
    Figure 2004505010
    [式中、
    1bは前記と同義であり、そして
    6rはフェニルカルバモイル又はC1−4ハロアルキル−置換されたフェニルカルバモイルを示す]
    の基を示す式(I)の化合物を式
    Figure 2004505010
    [式中、
    1bは前記と同義である]
    の3,4−ジクロロ−イソチアゾール誘導体を、不活性希釈剤の存在下でそして、適宜、酸結合剤の存在下でそして、適宜、塩基触媒の存在下で、式
    O=C=N−R     (XXV)
    [式中、
    はフェニル又はC1−4ハロアルキル−置換されたフェニルを示す]
    のイソシアナートと反応させることにより製造する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の式(I)のイソチアゾールカルボン酸誘導体の製造方法。
  5. 少なくとも1種の請求項1に記載の式(I)のイソチアゾールカルボン酸誘導体並びに展開剤及び/又は界面活性剤を含有することを特徴とする殺微生物組成物。
  6. 請求項1に記載の式(I)のイソチアゾールカルボン酸誘導体を微生物及び/又はそれらの生息地に適用することを特徴とする望ましくない微生物の防除方法。
  7. 望ましくない微生物を防除するための請求項1に記載の式(I)のイソチアゾールカルボン酸誘導体の使用。
  8. 請求項1に記載の式(I)のイソチアゾールカルボン酸誘導体を展開剤及び/又は界面活性剤と混合することを特徴とする殺微生物組成物の製造方法。

  9. Figure 2004505010
    [式中、
    1bは水素原子又はC1−4アルキルを示し、
    2bは水素原子又はC1−4ハロアルキルを示し、そして
    Xはクロロ又はブロモを示す]
    のイソチアゾールカルボン酸誘導体。
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