JP2004504647A - 電子商品の転売のためのシステムおよび方法 - Google Patents

Abstract

インターネットで電子商品の転売メカニズムを確認、修正、および提供するサービスが提供される。転売人は電子商品を販売する要求を提出する。サービスプロバイダは商品の真正を確認し得る。次いで、転売人の要求によって、サービスプロバイダは、電子商品を確認し、データが損なわれている場合は、その電子商品を修正し得る。電子商品が準備された場合、サービスプロバイダは転売人によって特定される方法を使って、商品の広告を掲示し得る。一旦買い手がついたら、サービスプロバイダは転売人に通知し得、取引が行われ得、その電子商品および著作権は転売人から買い手に転送され得る。

Description

【０００１】
（関連出願の相互参照）
本願は、１９９９年１１月１６日に出願された、ＳＹＳＴＥＭＳ　ＡＮＤ　ＭＥＴＨＯＤＳ　ＦＯＲ　ＲＥＳＥＬＬＩＮＧ　ＥＬＥＣＴＲＯＮＩＣ　ＭＥＲＣＨＡＮＤＩＳＥという名称の、Ｓｔｕａｒｔ　Ａ．　Ｆｒａｓｅｒ、Ｐｈｉｌｉｐ　Ｍ．　Ｇｉｎｓｂｅｒｇ、Ｇｌｅｎｎ　Ｄ．　Ｋｉｒｗｉｎ、およびＨｏｗａｒｄ　Ｗ．　Ｌｕｔｈｉｃｋによる米国仮特許出願第６０／１６５，８７３号の利益を主張する。上記仮特許出願を本明細書中に完全に参考として援用する。
【０００２】
（発明の背景）
本発明はソフトウェア、音楽、映像、画像などの電子商品を転売するシステムおよび方法に関する。
【０００３】
最近の電子通信の飛躍的発展に伴って、消費者は、その商品の有形のコピーを受け取らずに電子的に、ソフトウェア、音楽、映像、画像などの商品を購入および受け取り始めた。例えば、ある音楽家の新曲を購入することを望む消費者は、対応するコンパクトディスクを購入して受け取るのではなく、適切なインターネット接続を使って、その曲のＭＰ３フォーマットコピーを購入し、Ｗｏｒｌｄ　Ｗｉｄｅ　Ｗｅｂサイトにダウンロードし得る。
【０００４】
レコード、テープ（例えば、８トラック、カセットおよび映像）、磁気ディスク、コンパクトディスク、デジタル映像ディスクなどのような従来の媒体上で配信される商品とは異なり、電子商品は、壊される、部分的に上書きされる、部分的に消されるなど、極めて損傷を受けやすい。このために、電子商品の購入者は、コンピュータの「グリッチ」、ウィルス、またはクラッシュのために価値のある財産を失い得る。
【０００５】
従来の媒体で配信される商品とは異なり、電子商品は複写するのは極めて簡単であり、それゆえに第２、第３、第４世代などの商品および無許可コピー商品ではなくその商品のオリジナルであり、認可コピーであると確認するのは難しい。適用される著作権法を侵害する危険性を犯すことなしに、「使用された」電子商品に転売メカニズムを提供する場合、または「使用された」電子商品を購入する場合に、真正を確認する難しさは特に厄介である。
【０００６】
従って、電子商品の転売メカニズムを確認、修正、および提供するサービスを提供することが望ましい。
【０００７】
（発明の要旨）
ゆえに、電子商品を転売するシステムおよび方法を提供することが本発明の目的である。
【０００８】
本発明のこの目的および他の目的は、本発明の原則による、電子商品の完全性を確認する、電子商品を修正する、および電子商品を消費者に転売するサービスを提供することによって達成される。
【０００９】
最初に、これらのシステムおよび方法は、転売人がソフトウェア、音楽、映像、画像などのような電子商品を転売するようにサービスプロバイダに要求するのを待つ。この要求は、電子メール、オンラインフォーム、または他の任意の適切なメカニズムを介して行われ得る。一旦サービスプロバイダが電子商品を転売する要求を受信すると、サービスプロバイダは、その電子商品をインタネットサーバに転送し、その電子商品に関する確認が実行されるべきか、データに欠陥がある場合は、修正作業も行われるべきかどうかを特定するように転売人に依頼し得る。転売人が電子商品を確認および修正すべきかどうかを特定しない場合、以前行われた取引から得られる転売人の好みが使われ得る。一旦データがサービスプロバイダよって受信されると、データは真正に関して確認され、データの内容も確認され得る。内容が損なわれている場合、エラー訂正方法を使って修正作業が行なわれ得る。
【００１０】
確認および修正作業が完了すると、サービスプロバイダはいくつかの方法でエラーのない電子商品の販売促進を行い得る。サービスプロバイダは、広告インターフェース上で商品の広告を掲示し、入札インターフェース上で商品を競売にかけ、転売人の知っている人と個人取引をし、または転売人によって特定される販売促進の他の任意の適切な形態を行い得る。転売の方法が特定されない場合は、以前行われた取引から得られる転売人の好みが使われ得る。
【００１１】
サービスプロバイダは、買い手について通知された場合、その後、取引について転売人に通知し得る。その後、エラーのないデータがサービスプロバイダから買い手に転送され得る。暗号化技術を使って、電子商品を買い手に転送して、一旦転売人と買い手の間の取引が完了した場合、転売人がその電子商品を見ることができないようにし得る。
【００１２】
転売プロセスは、完全で正確なデータが転売人から買い手に転送され、著作権法が守られることを確実にする。
【００１３】
本発明のさらなる特徴、その性質および種々の利点は、添付の図面および下記の好適な実施形態の詳細な説明からより明らかになる。
【００１４】
（好適な実施形態の詳細な説明）
電子商品の転売を行うための実例となるシステム１０が図１に示される。図示のように、本発明によって提供されるサービスは、インターネットサーバ１４によって実現され得る。インターネットサーバ１４は、データの受信、格納、および転送に適した任意のデバイスであり得る。サービスプロバイダ１６はインターネットサーバ１４に接続され得、サービスプロバイダ１６は電子商品の買い手１８および転売人１２の間の取引を実行する責任があり得る。サービスプロバイダ１６は、電子商品の受信、格納および処理に適した任意のデバイスであり得る。転売人１２および買い手１８は家庭用パーソナルコンピュータ（ＰＣ）または他の任意の適切なデバイスであり得る。インターネットサーバ１４に接続された１人を上回る転売人１２および１人を上回る買い手１８であり得るが、システムを過剰に複雑にすることを避けるためにそれぞれ１つずつ示した。
【００１５】
転売人１２、買い手１８、およびサービスプロバイダ１６は各々、分離した通信リンク５または同じ通信リンク５によってインターネットサーバ１４に接続され得る。通信リンク５は、インターネットまたはネットワーク接続などの任意の適切な双方向通信経路であり得る。転売人１２、買い手１８、およびサービスプロバイダ１６は、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、メトロポリタンエリアネットワーク（ＭＡＮ）、または広域ネットワーク（ＷＡＮ）によって接続され得る。転売人１２、買い手１８、サービスプロバイダ１６は分離したネットワーク（例えば、ＬＡＮ、ＭＡＮ、またはＷＡＮ）の一部であり得るが、インターネットなどのインターネットワークによって接続され得る。転売人１２、買い手１８、およびサービスプロバイダ１６は、電話モデム、ケーブルモデム、イーサネット（Ｒ）カード、統合サービスデジタル通信網（ＩＳＤＮ）アダプタ、無線ＬＡＮアダプタ、ブロードバンドモデム、または他の任意の適切な接続デバイスを使ってインターネットサーバ１４に接続し得る。通信経路５は銅撚対線（例えば、ＣＡＴ５、１０ＢＡＳＥ−Ｔなど）、同軸ケーブル（例えば、１０ＢＡＳＥ−２、１０ＢＡＳＥ−５など）、光ファイバケーブル（例えば、１０ＢＡＳＥ−Ｆ、単一モードファイバ、マルチモードファイバなど）、アンテナおよび基地局、または他の任意の適切な通信経路であり得る。データが送信される媒体によって、アナログデータ、デジタルデータ、電磁波、またはこれらを組み合わせて送信され得る。転売人１２、買い手１８、およびサービスプロバイダ１６を通信経路５に橋渡しするデバイスは、選択された通信媒体にわたる送信に適した形態にデータを変換する責任があり得る。通信経路５を使って、インターネットサーバ１４によって送信されるデータは、ＴＩキャリア、ＩＳＤＮ接続、デジタル加入者回線（ＤＳＬ）、または銅線（例えば、撚対線、同軸ケーブルなど）に沿ってデジタルデータを伝送する他の任意の適切な技術など、データを送信する種々の技術を採用し得る。
【００１６】
インターネットサーバ１４によって、サービスプロバイダ１６を介して、転売人１２から買い手１８へ電子商品を転送するプロセス２０の１実施形態は、図２で例示される。図で示されるように、一旦プロセス２０がステップ２２で開始すると、サーバプロバイダ１６はステップ２４で電子商品を転売するように転売人１２からの要求を受信する。転売人１２は、電子メールをサービスプロバイダ１６に送信することによって、サービスプロバイダ１６のウェブページ上のオンラインフォームを提出することによって、または他の任意の適切な方法によって、商品を転売するように要求し得る。
【００１７】
例えば、転売する要求に応答して、サービスプロバイダ１６は転売人１２に、図３で示されるように、オンラインフォーム５０に記入させ得る。転売人１２は、転売人１２が新規または以前からの顧客５２であるかどうか、個人情報５４、転売する電子商品のタイプ５６、商品の簡単な説明５８、転売方法６０、最低転売価格６２、電子商品は確認される必要があるかどうか６４、データが無効な場合電子商品を修正すべきかどうか６６、転売人１２の電子商品の位置６８、または電子商品販売に伴う他の任意の関連情報などの情報が尋ねられ得る。「商品のタイプ」５６は、転売人１２が「ソフトウェア」、「音楽」、「映像」、「画像」、または「その他」を選択し得るプルダウンバーを有し得る。「その他」が選択された場合、転売人１２はプルダウンメニューに現在列挙されていない電子商品の新規カテゴリの入力に進み得る。「簡単な説明」５８は、転売人１２が商品名、商品の特徴の簡単な説明、および他の任意の関連情報など、電子商品に関する情報の入力を可能とし得る。この情報は、その電子商品の販売促進中は、可能性のある買い手１８に表示され得る。「販売方法」６０もまた、転売人１２が「広告」、「オークション」、「個人取引」、または「その他」を選択し得るプルダウンバーを有し得る。「その他」が選択された場合、転売人１２は、現在プルダウンメニューに列挙されていない新規の販売方法を入力し得る。「確認を実行する」６４および「修正する」６６は、「はい」または「いいえ」のいずれかを選択するオプションがあるプルダウンバーを有し得る。「ファイルを添付する」６８は、転売人１２が、データをインターネットサーバ１４によって電子的にサービスプロバイダ１６に転送し、結局は買い手１８に転送し得るために、電子商品のファイル位置をブラウズすることを可能にし得る。
【００１８】
転売人１２がそのサービスを初めて利用する場合、転売人１２はフォーム５０のすべての空欄に新規の情報を記入するように求められ得る。フォームを提出すると、その後、新規の情報はサービスプロバイダ１６のデータベースに格納される。しかし、転売人１２が以前にそのサービスを利用したことがある場合は、転売人の情報はすでにサービスプロバイダ１６のデータベースに格納されているかもしれない。転売人１２は、「新規顧客」５２、「名前」５４、「商品のタイプ」５６、「簡単な説明」５８、「販売方法」６０、「確認を実行する」６４、「ファイルを添付する」６８、および他の任意の関連情報を含み得る、アスタリスク７０によってマーキングされた空欄だけに記入するように求められ得る。しかし、転売人１２が自分の以前の設定を変更したい場合は、転売人１２は、以前にデータベースに格納された情報と置き換え得る新規の情報を入力し得る。フォームの記入が完了すると、転売人１２は「提出」ボタン７２を押して、情報をサービスプロバイダ１６に送信し得る。あるいは、転売人１２は、「キャンセル」ボタン７４を押して、現在の注文をキャンセルし得る。
【００１９】
電子商品データを転売人１２からサービスプロバイダ１６に転送するいくつかの方法があり得る。転売人１２は、電子メールを使って、ファイルを添付物として送信し得る。サービスプロバイダ１６は、ファイル転送プロトコル（ＦＴＰ）サーバ、ハイパーテキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ）、または他の任意の適切な方法を使って、転売人１２によって配置された、インターネットサーバ１４上の特定電子商品ファイルにアクセスし得る。サービスプロバイダ１６はまた、ユーザ識別子およびパスワードを使って転売人１２に遠距離からログインして、転売人１２のファイルにアクセスし得る。ファイルの転送中は、データは傍受、および電子商品の無許可コピーを得る他の方法を防ぐために暗号化され得る。これは、データ暗号化規格（ＤＥＳ）または他の任意の適切な暗号化技術を使って実行され得る。
【００２０】
図２に戻って、一旦サービスプロバイダ１６がステップ２４で、オンラインフォームとともに電子商品のコピーを販売するという要求を受信した場合、プロセス２０は商品の確認をし得る。確認は、商品の著作権の確認、および商品の内容の確認を含み得る。
【００２１】
著作権の確認はステップ２６で行われ得る。著作権の真正を確認する異なる形態には、電子透かし（ｄｉｇｉｔａｌ　ｗａｔｅｒｍａｒｋｉｎｇ）、デジタル署名、国際標準録音資料コード（ＩＳＲＣ）、または著作権の確認の他の任意の方法を含み得る。電子透かしは商品の創作者を識別し得る、または商品の受領者を識別し得る情報を備える識別コードを含み得る。透かしキーまたはパスワードは、このような透かしを抽出するように要求され得る。さらに、透かしは、記録デバイスによって検出されるコピーの使用を許可する、または制限する命令を含み得る。デジタル指紋は、シリアルナンバーを使って商品の所有者および受領者を識別するタイプの透かしである。デジタル署名は公開鍵暗号方式（ＰＫＣＳ）で使用され得る。商品の元の所有者は、秘密鍵を使って、商品の真正を確認する独自の署名を生成する。ＩＳＲＣは、電子商品に関連した著作権情報を備えたデジタル暗号化されたコードである。
【００２２】
独自の識別コードを使って、全電子商品の現在および過去の所有者全員の記録を保持するユニバーサルデータベースがあり得る。サービスプロバイダ１６が商品を受信する場合、サービスプロバイダ１６は透かし、指紋、またはデジタル署名からコードを抽出して、ユニバーサルデータベースでコードを調べ得る。データベースに列挙される商品の所有者が転売人１２でない場合、サービスプロバイダ１６は転売人１２が商品の有効なコピーを有さず、取引が発生することを許可し得ないこと決定し得る。しかし、情報が商品の信頼できるコピーを転売人１２が有することを示す場合は、取引が発生することを許可し、ユニバーサルデータベースがその記録を更新して、買い手１８を特定商品に対する著作権タイトルを所有するものとしてデータベースに反映し得る。
【００２３】
ステップ２８で、著作権の確認の有効性がチェックされ得る。商品が信頼できる場合、プロセス２０はステップ３０に進み得る。しかし、商品が、その商品の第２世代、第３世代、第４世代などのコピーである場合、または転売人１２がいまだにすでに販売された商品のコピーの所有権を有している場合、プロセス２０はステップ４２に進み、もはや取引は発生し得ない。
【００２４】
プロセス２０は、次に、ステップ３０で商品の確認機能を行うべきかどうかを尋ね得る。この決定は、要求の受信に応答して、転売人１２に対して行われる特定の質問に基づくか、または以前、転売人１２によってサービスプロバイダ１６に提供された情報に基づき得る。転売人１２が新規の情報を追加したか、またはオンラインフォームに対して変更を行った場合、サービスプロバイダ１６は、データベースを更新して、新規顧客の好みを追加するか、既存の顧客の新しい好みを反映し得る。
【００２５】
商品が確認される場合は、プロセス２０はステップ３２で電子商品を確認し得る。この機能は当該分野で公知の任意の適切な方法（例えば、商品を公知の優良な商品と比較する、チェックサムアルゴリズムを行う、周期冗長検査（ＣＲＣ）を用いる）または他の任意の適切なエラー検出方法で、サービスプロバイダ１６によって行われ得る。受信された商品を公知の優良な商品と比較する際に、両者のデータストリームがビット毎に比較され得る。送信前と送信中に発生するデータエラーが検出され得る。一旦誤ったビットが検出された場合、エラーフラグが設定され得、プロセス２０はステップ３４に移り得る。データはまた、チェックサムアルゴリズムを使ってビットの合計を比較する、またはＣＲＣを用いて剰余のチェックを行い得る。ビットの数が一致しない、または剰余がある場合、エラーフラグが設定され、プロセス２０はステップ３４に移り得る。しかし、チェックサムおよびＣＲＣアルゴリズムは常にエラーを検出し得るわけではなく、従って、電子商品の内容を確認する代替方法および／またはさらなる方法が実行され得る。
【００２６】
一旦商品が確認された場合、プロセス２０は、ステップ３４でその商品が完全かどうかを尋ね得る。商品が完全でない場合、これはステップ３２で生成されたフラグのような標識によって示され得るが、この場合、プロセス２０はステップ３６で商品を修正すべきかどうかを決定し得る。確認を行うべきか否かの決定と同様に、この決定は、現在要求されている、または以前に転売人１２から受信された情報に基づき得る。修正が行われる場合、修正はステップ３８で行われ得る。
【００２７】
修正は、当該分野で公知の任意の適切な方法、例えば、公知の優良なコピーから商品の欠陥部分を置き換える、欠陥部分を再構築する、または他の任意の適切なエラー訂正技術によって、行われ得る。公知の優良なコピーを用いて、商品全体のデータストリームビットは、論理演算でビット毎に比較され得る。誤ったビットを見つけるとすぐに、そのビットは反転され得（例えば、「１」ビットは「０」ビットに反転され、「０」ビットは「１」ビットに反転される）、そのプロセスは全てのビットが比較されるまで続く。データを修正する別の同様の方法は、一度に１つのビットを比較する代わりにパケットのデータを比較することによるものである。パケットが一致しない場合は、公知の優良なコピーからの対応するパケットのビットは、転売人のデータの欠陥パケットと置き換わる。送信前および送信中に発生するデータエラーは訂正され得る。
【００２８】
最後に、プロセス２０は、ステップ４０で買い手１８に商品を転売し得る。図４は、転売人１２と買い手１８の間の取引を生じるプロセス１００を示す。示されるように、一旦プロセス１００がステップ１０２で開始すると、転売人１２は当該分野で公知の任意の方法、例えば、種々のウェブサイトに広告を表示する、オークションを主催する、個人取引を介する、または他の任意の適切な方法によって、行われる販売を選択し得る。別の方法が望まれる場合は、売り手はメニューに現在列挙されていない新規の販売方法の入力に進み得る。
【００２９】
プロセス１００は、ステップ１０６で選択された販売方法に関する情報を検索し得、どの販売方法を実行するべきかをステップ１０８で尋ね得る。選択された販売の形態が広告である場合、プロセス１００はステップ１１０に進み、電子商品名、商品の簡単な説明、提示価格、連絡情報、および他の任意の関連情報を示す広告を掲示し得る。広告がサービスプロバイダのサイト、一般電子商品掲示ウェブサイト、バナーもしくはポップアップウィンドウ、または他の任意の適切な広告媒体上のウェブページに掲示され得る。一旦可能性のある買い手１８が電子商品についてサービスプロバイダ１６に連絡した場合、プロセス１００はサービスプロバイダ１６が転売人１２に、関心のある買い手１８について通知するステップ１１２に移る。その販売が認められるとすぐに、電子商品は、その後、ステップ１２０でサービスプロバイダ１６から買い手１８に転送され、取引プロセスはステップ１２２で完了され得る。
【００３０】
選択された販売の形態がオークションを介する場合は、プロセス１００はステップ１１４に進み、入札サイト上に商品名、商品の簡単な説明、最低入札、連絡情報、および他の任意の関連情報を掲示し得る。入札サイトはサービスプロバイダのサイト、一般オークションウェブサイト、または他の適切な入札媒体上のウェブページであり得る。ステップ１１６で、商品は一定期間、掲示され得、その時間の経過後、最高の入札が電子商品を購入する機会を有する。その入札を勝ち取った最高額（ｂｉｄｄｅｒ）を受けとると、サービスプロバイダ１６は最高の入札者に通知し得、プロセス１００はサービスプロバイダ１６が関心のある買い手１８について転売人１２に通知するステップ１１８に移り得る。販売が認められるとすぐに、電子商品は、ステップ１２０でサービスプロバイダ１６から買い手１８に転送され、取引プロセスはステップ１２２で完了され得る。
【００３１】
選択された販売の形態が個人取引による場合、プロセス１００は直接ステップ１２０に進み、ステップ１２０で電子商品をサービスプロバイダ１６から買い手１８に転送し、ステップ１２２でプロセス１００を完了し得る。
【００３２】
サービスプロバイダ１６が商品を買い手１８に転送した後、転売人１２はその電子商品に対するあらゆる権利を失う。商品が買い手１８に配信された後、転売人１２が著作権法を侵害することを防ぐために、暗号化技術がステップ１２０で使われ、一旦電子商品が転売人１２から買い手１８に転送されると、転売人１２はもはや電子商品へのアクセス権を有しないことを確実にし得る。サービスプロバイダ１６がこの著作権保護を実行するいくつかの選択肢があり得る。暗号化ソフトウェアを利用して、転売人の電子商品を暗号化して、転売人１２が商品を転売した後は、その商品を見たり聞いたりできないようにし得る。この暗号化は、明確な画像または音声を妨げる特別なデータまたはノイズを挿入する、データにパスワードブロックを配置する、データが読み取れないようにデータをスクランブルする、または他の任意の適切な方法の形態であり得る。転売人１２が以前に販売された商品のコピーを１つ保持できる場合でも、透かしにおける特別な識別子コード、またはユニバーサルデータベースにおいて保持されるデジタル署名のおかげで、転売人１２が同じ商品を転売しようとするのを防止し得る。
【００３３】
一旦商品が買い手１８に配信され、転売人１２がすでに電子商品へのアクセス権を失うと、プロセス２０はステップ３８で完了し得る。
【００３４】
理解され得るように、電子商品を転売するシステムおよび方法が提供される。上述説明は単に本発明の例示的な原理にすぎず、種々の改良が本発明の範囲および趣旨から逸脱することなしに当業者によって行われ得ることが理解される。本発明は、特許請求の範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明を実行するのに用いられ得るハードウェアの一実施形態のブロック図である。
【図２】図２は、本発明の一実施形態による、転売人から買い手へ電子商品を転送するプロセスを示す流れ図である。
【図３】図３は、本発明の一実施形態による、転売人が記入するオンラインフォームの例を示す表示である。
【図４】図４は、本発明の一実施形態による、転売人と買い手との間の取引を生成するプロセスを示す流れ図である。

Claims (33)

1. サービスプロバイダを介して売り手と買い手との間で電子商品を転売する方法であって、
   該電子商品の転売を要求する工程と、
   該電子商品の真正を確認する工程と、
   該電子商品を確認してデータエラーを検出する工程と、
   該電子商品を該売り手から該買い手に転送する工程と、
   を含む、方法。
2. 前記電子商品の転売を要求する工程が、オンラインフォームに記入する工程を含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記オンラインフォームに記入する工程が、個人情報、電子商品のタイプ、商品の簡単な説明、販売方法、最低販売価格、確認を実行するかどうか、および修正を実行するかどうかのうちの少なくとも１つに関する情報を記入する工程を含む、請求項２に記載の方法。
4. 前記オンラインフォームに記入する工程が、前記電子商品の位置を提供する工程をさらに含む、請求項２に記載の方法。
5. 前記電子商品の位置を提供する工程が、ファイルを転送する工程をさらに含む、請求項４に記載の方法。
6. 前記オンラインフォームに記入する工程が、転売人の情報をサービスプロバイダのデータベースに格納する工程をさらに含む、請求項２に記載の方法。
7. 前記電子商品の真正を確認する工程が、該電子商品に関する識別子コードを提供する工程を含む、請求項１に記載の方法。
8. 前記識別子コードを提供する工程が、該識別子コードを前記電子商品の現在の所有者と関連付けるユニバーサルデータベースを提供する工程をさらに含む、請求項７に記載の方法。
9. 前記識別子コードを提供する工程が、電子透かし、デジタル指紋、または／およびデジタル署名のうちの少なくとも１つに該識別子コードを組み込む工程をさらに含む、請求項７に記載の方法。
10. 前記電子商品を確認する工程が、確認がオンラインフォームにおいて選択されたかどうかを決定する工程を含む、請求項１に記載の方法。
11. 前記電子商品を確認する工程が、該確認がサービスプロバイダのデータベースに格納された情報において選択されたかどうかを決定する工程を含む、請求項１に記載の方法。
12. 前記電子商品を確認する工程が、該電子商品と公知の優良な商品とを比較する工程を含む、請求項１に記載の方法。
13. 前記電子商品を確認する工程が、チェックサムアルゴリズムを実行する工程を含む、請求項１に記載の方法。
14. 前記電子商品を確認する工程が、周期冗長検査を実行する工程を含む、請求項１に記載の方法。
15. 前記電子商品を確認する工程が、該電子商品にエラーが発生したことを知らせる標識を提供する工程を含む、請求項１に記載の方法。
16. 前記電子商品を確認する工程が、該電子商品のデータエラーを修正する工程を含む、請求項１に記載の方法。
17. 前記電子商品を修正する工程が、確認中に設定された標識に基づいて前記データエラーを修正する工程をさらに含む、請求項１６に記載の方法。
18. 前記電子商品を修正する工程が、該電子商品の欠陥部分を公知の優良なコピーからの交換部分と置き換える工程を含む、請求項１６に記載の方法。
19. 前記電子商品を修正する工程が、該電子商品の欠陥部分を再構築する工程を含む、請求項１６に記載の方法。
20. 前記電子商品を転送する工程が、前記売り手によって特定される前記販売方法を使用する工程を含む、請求項１に記載の方法。
21. 前記売り手によって特定される販売方法を提供する工程が、オンラインフォームから情報を得る工程を含む、請求項２０に記載の方法。
22. 前記売り手によって特定される販売方法を提供する工程が、サービスプロバイダのデータベースから情報を得る工程を含む、請求項２０に記載の方法。
23. 前記売り手によって特定される販売方法を提供する工程が、ウェブサイト上に前記電子商品の広告を掲示する工程を含む、請求項２０に記載の方法。
24. 前記電子商品の広告を掲示する工程が、商品名、簡単な説明、販売価格、および連絡情報のうちの少なくとも１つを掲示する工程を含む、請求項２３に記載の方法。
25. 前記ウェブサイト上に電子商品の広告を掲示する工程が、該電子商品が購入された場合、売り手に通知する工程を含む、請求項２３に記載の方法。
26. 前記売り手によって特定される販売方法を提供する工程が、入札サイト上で前記商品を競売にかける工程を含む、請求項２０に記載の方法。
27. 前記入札サイト上で電子商品を競売にかける工程が、商品名、簡単な説明、最低販売価格、および連絡情報のうちの少なくとも１つを掲示する工程を含む、請求項２６に記載の方法。
28. 前記入札サイト上で商品を競売にかける工程が、所定の期間内で最高額の入札を受け入れる工程を含む、請求項２６に記載の方法。
29. 前記入札サイト上で商品を競売にかける工程が、該電子商品が購入された場合、売り手に通知する工程を含む、請求項２６に記載の方法。
30. 前記売り手によって特定される販売方法を提供する工程が、該売り手と前記買い手との間の個人取引を提供する工程を含む、請求項２０に記載の方法。
31. 前記売り手によって特定される販売方法を提供する工程が、前記サービスプロバイダから前記買い手に前記電子商品を転送する工程を含む、請求項２０に記載の方法。
32. 前記売り手によって特定される販売方法を提供する工程が、著作権保護を提供する工程を含む、請求項２０に記載の方法。
33. 前記著作権保護を提供する工程が、暗号化ソフトウェアを提供して、取引完了後に、前記買い手が前記電子商品を使用することを防止する工程を含む、請求項３２に記載の方法。

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