JP2004503985A - チャネル推定におけるトレーニング・シーケンスの生成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、広く、無線通信システムにおけるトレーニング・シーケンス(training sequence)生成及び割り当て方法に関し、より詳細には、TD−CDMA(time division − code division multiple access:時分割−符号分割多元接続)又はTD−SCDMA(time division − synchronous code division multiple access:時分割−同期符号分割多元接続)システムのトレーニング・シーケンス生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
TD−CDMAシステムは、TDMA又はCDMAシステムとは異なり、各タイム・スロットにいくつかのコード・チャネルが含まれており、これらのコード・チャネルは、同一タイム・スロットにおける異なる加入者を区別するのに用いられる。TDMAとCDMAとを複合的に用いるモードは、単にTDMA又はCDMAを用いるモードよりも性能が良い。TD−CDMAシステムにおいて、受信機は、各フレームにおけるタイム・スロットを分離する必要があるだけでなく、相関方法を用いて同一タイム・スロットにおける異なるコード・チャネルを分離する必要もある。この相関方法を用いれば、異なるチャネルを受信側で区分することができる。システムの送信側により送信される信号には、送信後、その信号が通過する空間時変チャネル(space time−variant channel)によって干渉が加えられる。さらに、移動チャネルのマルチパス干渉及びチャネル自体は、符号間干渉(ISI:intersymbol interference)及び多元接続干渉(MAI:multiple access interference)も引き起こす。受信側で送信信号を正確に再生するには、チャネル・インパルス応答を得る必要がある。この受信信号及びチャネル・インパルス応答を用いることによって、送信信号が正確に推定される。従って、チャネル推定の質が、システム性能の重要な位置を占める。
【0003】
現代の無線通信システムにおいて、無線チャネルを通過してきたデジタル受信信号は、マルチパスのフェーディングや時間遅延拡散(time delay spread)によって、周波数選択性の(frequency selective)フェーディング、時間選択性の(time selective)フェーディング、波形の歪み、及び信号対雑音比の低下が生じる。従って、受信側で送信信号を再生するのは困難である。多くのシステムでは、(位置に応じて、プリアンブル(preamble)・コード又はミッドアンブル(midamble)・コードと呼ばれる)トレーニング・シーケンスが、チャネルを推定するのに用いられる。トレーニング・シーケンスの生成方法が非常に重要であることは、明らかである。
【0004】
参考文献[1]である、バーンド・スタイナー(Bernd Steiner)及びピーター・ユング(Peter Jung)著,「共同検出を用いる同期CDMA移動無線システムにおけるアップリンクチャネル推定(Uplink Channel Estimation in Synchronous CDMA Mobile Radio Systems with Joint Detection)」(PIMRC,1993年)は、偏差のない最尤チャネル推定方法及び偏差のある整合フィルタチャネル推定方法を開示している。同時に、この参考文献[1]は、トレーニング・シーケンス生成方法も提供している。この方法では、同一タイム・スロットにおける異なる加入者に対するトレーニング・シーケンスは、互いに異なるタイム・シフトで、同一の基本コード又は周期的基本コードに基づく、と考えられている。この参考文献[1]では、各加入者のチャネル・インパルス応答は、各加入者のトレーニング・シーケンス・コードの相対的なタイム・シフトが等間隔になるように、同じ長さでなくてはならない、とされている。
【0005】
参考文献[1]に示されているようなこの技術に関し、図1及び図2は、基本コードを連続的にシフトすることにより得られる、異なる加入者のトレーニング・シーケンスの図を示している。これらの図において、基本コードから生成されるトレーニング・シーケンスのオフセットは、推定ウィンドウ長さに対応する。この場合、実際の加入者数が最大加入者数に達しているかどうかに関わらず、各加入者の推定ウィンドウ長さは全てWを選択する。即ち、最大加入者数状況に対応する。
【0006】
図1では、基本コードは非周期的である。推定ウィンドウ長さは、W=P/Kであり、この式において、Kは同時に作業する最大加入者数であり、Pは基本コードの長さである。図2では、基本コードは周期的である。推定ウィンドウ長さは、W=P/Kであり、この式において、Kは同時に作業する最大加入者数であり、Pは基本コードの周期である。周期的基本コードを選択すると、受信側におけるチャネル推定処理の複雑性が簡素化される。本発明の方法に対し、この2つの基本コードのどちらを用いても、原則的に差はない。
【0007】
上述したような、基本コードからトレーニング・シーケンスを生成する方法では全て、各加入者のチャネル・インパルス応答は同一の長さであり、各加入者のトレーニング・シーケンス間における相対的なタイム・シフトは等間隔である、とされている。この種の生成方法では、優れたチャネル推定を十分に行うことができないため、通信システム性能に影響を及ぼすことは避けられない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、チャネル推定におけるトレーニング・シーケンスの生成方法を提供する。この方法は、基本コード又は周期的基本コードから選択されたトレーニング・シーケンスのオフセットを、特定の時間バーストにおける実際のシステム作業状態に応じて動的に決定する。生成されたユーザのトレーニング・シーケンスは、特定の時間バーストにおいて、各加入者に割り当てられる。
【0009】
完全には、トレーニング・シーケンスを動的に選択する際、前記オフセットをできるだけ長くする。
【0010】
前記実際のシステム作業状態は、特定の時間バーストにおける実際の加入者数、及び/又は特定の時間バーストより前における各加入者のチャネル推定状態を意味する。
【0011】
本発明は、システム作業状態に応じてトレーニング・シーケンスを動的に選択する、トレーニング・シーケンス生成方法を提案する。この方法では、加入者が位置する環境及びチャネル状況に応じて、ベース・ステーションは、トレーニング・シーケンスを動的に選択して各加入者に割り当てる。トレーニング・シーケンス選択の目的は、チャネル推定ウィンドウ長さをできるだけ長くし、資源を十分に利用し、チャネルをより正確に推定し、システム容量をできるだけ大きくすることである。
【0012】
本発明は、主に、CDMA無線通信システムに対するものであるが、同種の伝送構造を備えたFDMA及びTDMAシステムにも用いることができる。信号処理や通信などの技術に長けた技術者であれば、本発明に従って、異なる加入者のトレーニング・シーケンスを設計することが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
図3aは、TD−CDMAの伝送バースト構造を示している。通常、リンクとは、伝送されるバースト信号が、伝送フィルタにより処理された後、無線チャネルを通って受信側に達することを意味する。伝送チャネル遅延拡散の固定長さをWとすると、各バースト構造は少なくとも、1つのデータ・ブロックと、予め定義された1つのトレーニング・シーケンス・ブロックとを含む。通常、トレーニング・シーケンスを用いるチャネル推定は、既知のトレーニング・シーケンス及び受信信号ベクトルで構成される方程式を解くことによって行われる。本発明の目的は、トレーニング・シーケンスを生成して割り当てる方法を提案することである。
【0014】
図3aは、TD−CDMAの伝送バースト構造を示している。このバースト構造は、2つのデータ・ブロックと1つのトレーニング・シーケンス・ブロックとを含んでおり、この2つのデータ・ブロック、即ち、データ・ブロック1とデータ・ブロック2は、中間に位置するトレーニング・シーケンス・ブロックによって分離されている。固定チャネル遅延拡散長をWコードチップ幅と選択すると、受信側における受信バースト構造は、図3bに示されたようになる。この図3bにおいて、データ・ブロック1の受信信号の一部(W−1コードチップ長さ)は、受信トレーニング・シーケンスの対応する部分に移動されており、また、受信トレーニング・シーケンスの一部も、受信データ・ブロック2に移動されている。
【0015】
以下、トレーニング・シーケンス選択を説明するのに、ミッドアンブル・コードを一例として取り上げる。実際には、本発明は、ミッドアンブル・コード選択に限定されない。本発明は、トレーニング・シーケンスに基づいたあらゆるチャネル推定のためのトレーニング・シーケンス選択に適しており、また、周期的基本コード又は非周期的基本コードからトレーニング・シーケンスを生成するのにも適している。
【0016】
1つのシステムにおいてK人の無線加入者がいるとすると、ここで論じられるシステム・モデルは、K個の無線チャネルを有する。複素数のインパルス応答を、
h(k)=(h1 (k),h2 (k) …hW (k))T, k=1…K (1)
と仮定する。この式(1)において、Wは長さである。
K人の加入者のチャネル応答が、ベクトル形式で示される場合、
h=(h(1)T,h(2)T …h(K)T)T (2)
である。
未知のチャネル係数の総数は、
U=KW (3)
である。
k番目の加入者のトレーニング・シーケンスは、
m(k)=(m1 (k),m2 (k) …mL+W−1 (k))T, k=1…K (4)
である。
【0017】
チャネル・インパルス応答の長さはWであると仮定されているので、チャネルISIは、データ・ブロックにおけるデータ・シンボルの最後のW−1個の要素によって生じる。受信信号の最初のW−1個のサンプルは、トレーニング・シーケンスの遅延信号により影響されるため、即ち、ISIがあるため、これらの最初のW−1個のサンプルは、チャネル推定の一部として用いられない。従って、各トレーニング・シーケンスの最初のW−1個の要素のエネルギーは、完全にはチャネル推定に使用されない。トレーニング・シーケンス自体により固有に定義された受信信号は、L個のみの要素を有する。実際の受信信号を、
e=(e1,e2 …eL)T (5)
と仮定する。
式(4)のトレーニング・シーケンスm(k)により、L×Wの行列は、
G(k)=(Gij (k)), k=1…K (6a)
Gij (k)=mW+i−j (k), i=1…L;j=1…W (6b)
である。
L×Uの行列Gは、
G=(G(1),G(2) …G(K)) (7)
であり、この式(7)において、ゼロ平均値を有する付加的定常雑音は、
n=(n1,n2 …nL)T (8)
である。
従って、受信信号は、
e=Gh+n (9)
と表される。
実際、チャネル推定とは、既知のG及びeを用いて式(9)からhを求めることに相当すると考えられる。この式(9)において、Gは各加入者のトレーニング・シーケンスで構成される行列であり、ベクトルeはこのトレーニング・シーケンス部分に対応する受信信号である。
【0018】
参考文献[1]においては、できるだけシステム資源を低減させるために、トレーニング・シーケンスの特別生成モードが適用される。この生成モードでは、同一タイム・スロットにおいて、異なる加入者のミッドアンブル・コードが、同一基本コード又は周期的基本コードに基づいて生成されると共に、これらのミッドアンブル・コード間において、互いに異なるタイム・シフトが生じる。
【外2】
上記の式において、mi=mi−Pであり、i=(P+1),…,(Lm+(K−1)W)であり、Lmはミッドアンブル・コードの長さであり、P=KWは基本コードの周期であり、Wはチャネル推定ウィンドウサイズ(即ち、チャネル・インパルス応答の長さ)である。次に、以下の式によって、K人の異なる加入者のミッドアンブルが生成される。
mi (k)=mi+(K−k)W, i=1,…,Lm;k=1,…,K
従って、式(7)における行列Gの各列は、異なるシフトを有する1つのトレーニング・シーケンスmiから得られる。即ち、行列Gは巡回行列である。
【0019】
このミッドアンブルにより、複数加入者のチャネル推定を1回の相関演算によって行うことができる。この場合、オフセットWは加入者ミッドアンブルを選択する際の重要なパラメータであり、一定の物理層では、このオフセットは一定でなくてはならない。実際、Wを選択するには、フレームにおけるミッドアンブル・コードの長さLm、選択された周期的基本コードの周期P、1つのタイム・スロットにおいて同時に作業する最大加入者数K、移動チャネルの遅延拡散W’、シフト前に同時に用いられるミッドアンブル・コードの数、というような要素を考慮する必要がある。
【0020】
1つのタイム・スロットにおいて同時に作業する最大加入者数をKとすると、チャネル・インパルス応答長さWの選択手順は以下のとおりでなくてはならない。
1.最尤チャネル推定方法(参考文献[1])により、迅速にチャネル推定を行うには、構成される推定行列は、巡回行列でなくてはならない。
【外3】
2.L+W−1=Lmが満たされなくてはならず、この式において、Lは推定行列の列数(即ち、受信側で受信されてチャネル推定に用いられるチップ数)であり、Lmはミッドアンブル・コードの長さである。
3.推定の解を得るには、L≧KWが満たされなくてはならない。
4.Wの値がアプリケーション要求を満たしているかどうかを決定する。
【0021】
この手順においては、加入者数によって可能なWの値が決まる。しかしながら、実際のシステム作業手順においては、ITU−R M.1225により提供される移動通信システムに対するいくつかの一般的なチャネルモデルに応じて、チャネル遅延拡散はより大きくなることもある。一方、チャネルは時変的であり、伝送効率や伝送速度などを考慮しなくてはならないので、データ・フレーム・フォーマットにおけるミッドアンブル・コードの長さは制限される。従って、同時に作業する最大加入者数が一定数よりも大きい場合、選択されるWの値は、実際のチャネル遅延拡散W’よりも小さくなるであろう。加入者チャネルがW’>Wであると、情報の一部が失われるため、推定値が不正確になる一方で、シフトされた隣接ミッドアンブルを用いる加入者のチャネル推定に干渉が生じる。
【0022】
加入者ミッドアンブル・コードのオフセットを選択する際、選択されるWの値には適応性がなくてはならない。異なる数の加入者及び/又は特定のチャネル条件に応じて、各加入者のWの値及び相対位置が調整されることによって、できるだけ多くの加入者に対し、チャネル推定ウィンドウの長さ(即ち、オフセット)が最長にされる。
【0023】
要するに、各加入者がミッドアンブルを選択する際、Wの値及びミッドアンブル・コードのオフセット・シーケンス番号に対する選択ストラテジーは、以下のとおりである。
【0024】
一定数の既存加入者に関しては、ミッドアンブル・コード距離は、できるだけ離されている。また、新しく追加された加入者に関しては、既存加入者の選択されたトレーニング・シーケンス及び既存加入者の各チャネル遅延拡散に応じて、最も適切なミッドアンブル・コードのオフセット・シーケンス番号が選択される。
【0025】
以下、1つのタイム・スロットが1つの基本コードを有する例を取り上げて、トレーニング・シーケンス生成方法の3つの実施形態を具体的に説明する。これらの実施形態において、Kは同時作業加入者の最大数を表し、kは特定のオフセット・シーケンス番号を表し、Pは選択された周期的基本コードの周期を表し、Lmはミッドアンブル・コードの長さを表す。3つの実施形態は、以下のとおりである。
【外4】
【0026】
図4は、適応性のあるトレーニング・シーケンス生成方法を示しており、この方法において、加入者の最大数は16人であり、実際の加入者数は4人である。基本コードmiは定義されたシーケンスを表しており、この定義されたシーケンスは、擬似ランダム・シーケンスであってもよいし、コンピュータで生成されてもよい。この図4の場合には、各チャネル推定ウィンドウの長さとして、4Wが適応性に基づいて選択され、加入者状況が16人の場合のようにWではない。推定ウィンドウの長さを長くすると、チャネル推定の精度が上昇する。
【0027】
トレーニング・シーケンスの長さが一定である場合、チャネル・インパルス応答の長さは、1つのタイム・スロットにおける同時作業加入者数により画定することができ、各加入者のトレーニング・シーケンスは、同時に得ることができる、ということは上記の説明より明らかである。例えば、各バーストにおけるトレーニング・シーケンスの長さが(スペクトル拡散システムにおいて)144ビット又はコードチップであり、周期的基本コードの長さが128ビット又はコードチップであり、1つのタイム・スロットにおいて同時に作業する最大加入者数が16であるとすると、式KW=Pにより、Wが8となる。つまり、K番目の加入者のトレーニング・シーケンスとK−1番目の加入者のトレーニング・シーケンスとのシフトは8である。当然ながら、例えば、1つのタイム・スロットにおいて同時に作業する加入者数が半減すれば、異なる加入者間のシフトは倍増する。性能と複雑性との妥協点は、加入者によって選択することができ、実際のシステムに適用される。
【0028】
実際のシステムにおいては、異なる生成方法を適用することができる。これには、ベース・ステーションで生成されるトレーニング・シーケンスが、以下の2つの条件を満たすことが必要とされる。
(1)定義された数の既存加入者が、ミッドアンブル・コードをできるだけ離れた距離で用いる。
(2)新しく追加された加入者に関しては、既存加入者の遅延に応じて、適切なミッドアンブル・コードが選択される。
例えば、加入者数が8人よりも少ない場合、新しく追加された加入者は、シーケンス番号1、3、5、7、9、11、13、及び15のミッドアンブル・コードを順に用いる。加入者が1人退くと、新しく1人追加された加入者は、その退いた加入者のミッドアンブル・コードを用いる。加入者数が8人よりも多い場合、新しく追加された加入者は、チャネル・インパルス応答長さW’が最も短い既存加入者のシーケンス番号に1を足したシーケンス番号のミッドアンブル・コードを用いる。ここで、シーケンス番号の増加方向は、シフト方向と一致するものとする。実際には、チャネル・インパルス応答長さW’は、チャネル推定値から直接得ることができる。別の方法においては、始め、追加された加入者は、1、9、5、13、3、7、11、15を順に用いる。これらは全て、トレーニング・シーケンス生成方法の例である。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、無線通信システム、特に、WCDMA−TDD(wideband CDMA − time division duplex:広帯域符号分割多元接続−時分割二重)システム、TD−SCDMA(time division duplex − synchronous CDMA:時分割二重−同期符号分割多元接続)システム、及びTD−CDMA(time division duplex − CDMA:時分割二重−符号分割多元接続)システムに適した、トレーニング・シーケンス生成方法を提供する。本発明を適用すれば、システムの利用可能な資源が最大限に利用され、性能と複雑性とのより良い妥協点が得られる。
【0030】
本発明は、主に、CDMA無線通信システムに対するものであるが、同種の伝送構造を備えた通信システムにも用いることができる。信号処理や通信などの技術に長けた技術者であれば、本発明に従って、異なる加入者のトレーニング・シーケンスを設計することが可能である。
【0031】
本発明は、移動車両環境のような、より劣悪な環境で作動する移動通信システムに適している。本発明を第3世代移動通信システムにおいて用いると、符号誤り率を低下させることができると共に、受信信号の質を上昇させることができるため、通信性能が向上する。
【0032】
本発明は、ミッドアンブル選択に限定されるわけではなく、プリアンブル・コード選択を含む、トレーニング・シーケンスに基づいたあらゆるチャネル推定におけるトレーニング・シーケンス選択に用いることができる。さらに、本発明は、周期的基本コードに適しているだけでなく、非周期的基本コードにも適している。上記の説明は、単に本発明のいくつかの実施形態にすぎず、決して本発明の範囲を制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来技術における、非周期的基本コードから生成されたトレーニング・シーケンスを示す図である。
【図2】
従来技術における、周期的基本コードから生成されたトレーニング・シーケンスを示す図である。
【図3a】
本発明の一実施形態である、送信側における時間バースト構造を示す図である。
【図3b】
本発明の一実施形態である、受信側における時間バースト構造を示す図である。
【図4】
本発明の一実施形態である、同一の周期的基本コードから異なる加入者のトレーニング・シーケンスを生成する方法を示す図である。
Claims (7)
- 基本コードから選択されたトレーニング・シーケンスのオフセットを、特定の時間バーストにおける実際のシステム作業状態に応じて、動的に決定するステップと、
前記オフセットにより、ユーザのトレーニング・シーケンスを生成するステップと、
前記特定の時間バーストにおいて、前記ユーザのトレーニング・シーケンスを各加入者に割り当てるステップ、又は、前記特定の時間バーストにおいて、前記オフセットを各加入者に直接割り当てるステップと、
を含む、チャネル推定におけるトレーニング・シーケンスの生成方法。 - 前記トレーニング・シーケンスを動的に選択する際、前記オフセットをできるだけ長くするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記実際のシステム作業状態が、前記特定の時間バーストにおける実際の加入者数及び/又は前記特定の時間バーストより前における各加入者のチャネル推定状態を意味する、請求項1に記載の方法。
- 前記基本コードが、非周期的基本コード又は周期的基本コードである、請求項1に記載の方法。
- 各レベルが一種類の加入者数状況に対応する、いくつかの加入者数レベルを設けることによって、加入者数が少ないレベルほど、長い一定のオフセットが割り当てられるようにするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 作業中において、ネットワークにより、各加入者の異なるチャネル遅延拡散に応じて、各加入者のオフセットを再調整することによって、チャネル遅延拡散がより小さい加入者はオフセットがより小さくなるようにし、チャネル遅延拡散がより大きい加入者はオフセットがより大きくなるようにするステップと、加入者が1人退いた場合には、新しく1人追加された加入者が、前記退いた加入者の位置を利用するようにするステップと、をさらに含む、請求項1、2、3、4、5、又は6に記載の方法。
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