JP2004503949A - Cdma直接拡散オーバーレイ・システム - Google Patents

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Abstract

アンダーレイ・システムに最小限の悪影響しか与えずにオーバーレイを使用する、アンダーレイ/オーバーレイCDMAシステムを提供する。
【解決手段】
CDMA無線通信システムの基地局は、アンダーレイ送信とオーバーレイ送信の両方を支援し、移動交換センター、アンダーレイ・ユニット(206)、オーバーレイ・ユニット(204)および少なくとも1つの無線周波数(RF)ユニット(212)へのインターフェイスを含む。このインターフェイスは、基地局によってサービスを提供される複数の移動局向けの通信を受信する。これらの通信は、アンダーレイ送信に対応する移動局(MS)向けのアンダーレイ通信と、オーバーレイ送信に対応するMS向けのオーバーレイ通信とを含む。アンダーレイ・ユニット(206)は通信のアンダーレイ部分を受信し、アンダーレイ送信を生成する。

Description

【0001】
この発明の属する技術分野
本発明は一般的にはセルラー無線通信に関し、更に詳細には、共通のスペクトルを占めるアンダーレイ・システムと直接拡散(DS)オーバーレイ・システムとを有し、オーバーレイ・システムはアンダーレイ・システムに対して少なくとも部分的には直交的に作用する符号分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)セルラー無線通信システムに関する。
【0002】
関連技術の説明
セルラー無線通信システムは、地理的サービスエリアに渡って分散する複数の基地局を含むものとして一般的には知られている。それぞれの基地局は少なくとも1つのアンテナと基地局トランシーバ・システム(BTS:Base Station Tranceiver System)とを含み、個々のセル内で無線サービスを提供する。BTSは基地局コントローラ(BSC:Base Station Controller)に結合しており、各BSCは複数のBTSを制御している。BSCは、公衆交換電話網(PSTN:Public Switched Telephone Network)に接続されている移動交換センター(MSC:Mobile Switching Center)と他のMSCにも結合している。BTS、BSC、MSCは全体として、それぞれのサービスエリア内で動作する移動局(MS:Mobile Station)に対する無線通達範囲を提供する無線ネットワークを形成している。
【0003】
無線通信システムは、多様なプロトコル基準に従って動作する。世界的に利用されている1つの特定の基準は、CDMAプロトコル基準である。CDMAは、多重拡散スペクトル信号が共通の周波数帯で同時に送受信される直接シーケンス拡散スペクトル・システムである。CDMAシステムにおいては、各移動局(MS)には、MSに送信されたりMSから受信される信号を識別する特異なウォルシュ符号を割り当てることができる。
【0004】
そのシステムの下での操作例においては、BTSから第1のMSへの順方向リンク信号は第1のウォルシュ符号で拡散されてから送信され、送信の工程は疑似雑音(PN)スクランブリング(拡散、spreading)を含む。同様に、BTSから第2のMSに送信される順方向リンク信号は第2のウォルシュ符号で拡散されてから、おそらくBTSから第1のMSへの送信と同時に送信される。第1のMSの受信機はそのアンテナでBTSによって送信された全てのエネルギーを受信する。しかし、ウォルシュ符号チャンネルは直交するので、第1のウォルシュ符号で受信した信号をディスプレッド(despread、逆拡散)させた後に、逆拡散器は第1のMSに向けられたエネルギーを全て出力するが、直交損失のため第2、第3などのMSに向けられたエネルギーは全く出力しないか、ごく僅かな部分しか出力しない。同様に、第2のMSは第2のウォルシュ符号で受信した順方向リンク信号を逆拡散して、それに向けられた順方向リンクのエネルギーを受信する。それぞれのMSは逆拡散された信号エネルギーに作用して、個々のMSに向けられたデータを抽出する。順方向リンクに収容されるユーザの数は、直交損失、セル間干渉および、熱雑音による干渉など他の干渉のため、セル内干渉によって制限される。
【0005】
いくつかの専用アプリケーション(例えば固定されたアクセス)においては、逆方向リンク・チャンネルはウォルシュ符号が逆方向リンクのユーザを分離するように編成できる。しかし、典型的なケースにおいては、逆方向リンクは厳格に干渉に制限されている。ウォルシュ符号を使って信号が編成されるこのような特殊なケースにおいては、MSからBTSへの逆方向リンクでの操作は、順方向リンクでの操作に類似している。複数のMSは、個々の割り当てられたウォルシュ符号によって拡散されたそれぞれの逆方向リンクの送信で逆方向リンクで同時にBTSに送信する。BTSの受信機は複合逆方向リンク信号を受信し、予想されるウォルシュ符号で逆方向リンクの送信を逆拡散して、第1、第2、第3などのMSから受信した信号を抽出する。BTSは次にそれぞれ逆拡散された信号に作用して、MSによって送信されたデータを抽出する。
【0006】
CDMAシステムの他のユーザに向けられた信号は、直交損失のために他のユーザには雑音と思われることがあるため、またこれらは他のセルからのものであるため、あるいはこれらは直交ではないため、CDMA能力は干渉によって制限される。同じスペクトルを使用してもやはり十分な性能を得ることができるユーザの数は、全体として捉えた全ユーザが発生する総干渉電力によって判断される。従って、何れかの周波数スペクトルで各BTSによって支援されうるユーザの数は限定されている。CDMAシステムの能力を向上させるためには、基地局を追加してサービスエリア内のセルの数を増加させてもよい。しかし、セルを追加したとしても、しばしば小さい地理的範囲に負荷が集中することがあるので、隣接するセルの負荷が軽いのに、特定のセルは過負荷のままであることがある。
【0007】
従って、CDMAシステムにおける過密さを克服するために解決策が提案されてきた。1つの解決策は、単一のサービスエリア内で多重キャリアを割り当てて、多重キャリアのそれぞれが個々のオーバーレイセルを受け持つようにすることを含む。多重キャリアの操作においては、各キャリアは、利用可能なスペクトルの他の割り当てられたセグメントとオーバーラップしない利用可能なスペクトルのセグメントを割り当てられる。いくつかの移動局はキャリア周波数の1つでサービス提供を受け、他の移動局は他のキャリア周波数でサービス提供を受ける。
【0008】
能力を改善するもう1つの方法は、より広い帯域幅を備えたキャリアを配備することである。これによって、広帯域ユーザの改善されたスペクトル特性のためにシステム能力は改善される。しかし、基本キャリアシステムと広帯域キャリアシステムのインターオペラビリティ(相互運用性)は、同じ周波数スペクトルで同じシステムを配備する必要が生ずるので問題となるであろう。
【0009】
インターオペラビリティの問題に取り組む特定の解決策は、オーバーレイ・システムとアンダーレイ・システムが少なくとも部分的に周波数スペクトルを共有するように、アンダーレイ・システム上でオーバーレイ・システムが動作する直接拡散(DS)オーバーレイである。直交送信を採用したCDMAシステムにおいて、重要な要素は送信の直交性を維持するための試みである。しかし、これまでは、アンダーレイ/オーバーレイ・システムにおいて直交性を保持することは達成されていなかった。このように、DSオーバーレイ・システムを有することには最小の利益しかなかった。
【0010】
従って、アンダーレイ・システムに最小限の悪影響しか与えずにオーバーレイを使用する、アンダーレイ/オーバーレイCDMAシステムが業界において求められている。
【0011】
発明の開示
従来のCDMAシステムの欠陥の中でもとりわけ上記の欠陥を克服するために、本発明に従って構築された通信システムは、アンダーレイ送信およびオーバーレイ送信に対応する。システム能力を向上させ、より広い帯域のCDMAシステムとのインターオペラビリティを支援し、システムへの影響を最小化するために、本発明に従って構築されたCDMAシステムは、当該システムによって支援されたアンダーレイ送信と少なくとも部分的に直交するオーバーレイ送信を提供する。
【0012】
CDMA無線通信システムにおいて使用する、本発明による基地局の1つの構成においては、基地局はアンダーレイ送信とオーバーレイ送信の両方に対応する。かかる構成においては、基地局は移動交換センター、アンダーレイ・ユニット、オーバーレイ・ユニットおよび少なくとも1つの無線周波数(RF)ユニットへのインターフェイスを含む。当該インターフェイスは、基地局によってサービスを提供される複数の移動局向けの通信を受け取る。これらの通信は、アンダーレイ送信に対応する移動局(MS)向けのアンダーレイ通信と、オーバーレイ送信に対応するMS向けのオーバーレイ通信とを含む。
【0013】
アンダーレイ・ユニットは通信のアンダーレイ部分を受け取り、アンダーレイ送信を生成する。オーバーレイ・ユニットは通信のオーバーレイ部分を受け取り、オーバーレイ送信を生成する。次に、アンダーレイ送信とオーバーレイ送信は少なくとも1つのRFユニットによって受け取られ、少なくとも1つのアンテナを介して複数のMSに送信される。各MSはアンダーレイ送信とオーバーレイ送信の両方を受信する。アンダーレイ送信に対応するMSは意図されたアンダーレイ通信を抽出し、一方、オーバーレイ送信に対応するMSは意図されたオーバーレイ通信を抽出する。本発明によれば、アンダーレイ・ユニットとオーバーレイ・ユニットとは、アンダーレイ送信と少なくとも部分的に直交するようにオーバーレイ送信を生成する。
【0014】
基地局も、オーバーレイ送信をアンダーレイ送信と実質的に同期させる、アンダーレイ・ユニットとオーバーレイ・ユニットとに結合された同期ユニットを含むことができる。直交のレベルは、基地局の特定の構成および働きに基づいて決定される。一実施例においては、オーバーレイ送信はアンダーレイ送信にほぼ直交している。もう1つの実施形態では、オーバーレイ送信はアンダーレイ送信と実質的に直交する。どちらの場合にも、提供される信号対雑音の比率は、非直交オーバーレイ・システムにおいて得られる値よりも大幅に改善されている。
【0015】
オーバーレイ送信を構築するに当たっては、オーバーレイ送信の疑似雑音シーケンスはアンダーレイ送信の疑似雑音シーケンスによってパンクチャされて、直交性の一部を生成することができる。付加的な直交性は、アンダーレイ送信のウォルシュ符号に直交するオーバーレイ送信用のウォルシュ符号を選択することにより得られる。オーバーレイ送信はアンダーレイ疑似雑音シーケンスで拡散されて、直交性の一部を生成することができる。
【0016】
典型的な構成においては、オーバーレイ送信は、アンダーレイ送信のチップ・レートの整数倍であるチップ・レートを有する。かかる場合には、アンダーレイ送信とオーバーレイ送信との間の同期を発生させることができる。
【0017】
本発明によるCDMA無線通信システムの他の構成においては、オーバーレイ送信は第1の基地局から送信され、アンダーレイ送信はもう1つの基地局から送信される。かかる場合には、同期ユニットは、アンダーレイ送信およびオーバーレイ送信を生成するに当たってアンダーレイ・ユニットおよびオーバーレイ・ユニットによって使用される必要なタイミング制約を提供する。
【0018】
更に、本発明の他の態様は、以下の図面と明細書を更に参照すれば明らかになるであろう。
【0019】
図1Aは個々のサービスエリア内で無線サービスを提供する、本発明に従って構築された無線通信システム100を図示している。図示した実施例においては、無線通信システム100は符号分割多重アクセス(CDMA)基準に従って動作するが、これはTIA/EIA/IS95 CDMA基準であってもよく、また、本発明の教示を達成するように変更されている。本発明の原理は、他の基準に従って動作する他のCDMA無線通信システムにも適用され、そのシステムにおいては、無線通信システム100の能力を向上させるために、直接拡散(DS:Direct Spread)システムがアンダーレイ・システムを覆っている。
【0020】
無線通信システム100は、移動交換センター(MSC)102、基地局コントローラ(BSC)104および106、並びに複数の基地局108〜114を含み、これらのそれぞれは、アンテナと基地局トランシーバ・サブシステム(BTS)を含む。MSC102は無線通信システム100をPSTN116に結合する。無線通信システムは、例えばPSTN116に接続された電話118と、サービスエリア内で動作している複数の移動局(MS)130、132、134、136および138の何れかとの間の通話を提供する。無線通信システム100も、複数のMS130、132、136および138の間での通話を提供する。
【0021】
BTS108および110はBSC104に結合し、BTS112および114はBSC106に結合している。BTS108〜114は、アンダーレイ送信とオーバーレイ送信の両方に対応するように構成されている。しかし、本発明によれば、BTS108〜114によって提供されるオーバーレイ送信は、アンダーレイ送信に少なくとも部分的に直交している。従って、この動作において、オーバーレイ送信は共通の周波数スペクトルを占めているものの、アンダーレイ送信に対して完全に雑音として現れる訳ではない。従って、本発明に従って送信されるときに、オーバーレイ送信は非直交オーバーレイシステムと比べてシステム能力が増大している。
【0022】
オーバーレイ送信とアンダーレイ送信との間の直交性は、送信時にオーバーレイ送信とアンダーレイ送信が互いに対してほぼ同期されていることを要求する。順方向リンクでの送信(すなわち、BTSからMSへの送信)は特定のBTSから送信され、利用可能な技術を使って互いに対して同調させることができる。しかし、CDMAシステムの逆方向リンク送信(すなわち、MSからBTSへの送信)は、個々のMSから個別に送信されるので、通常は同期されない。このため、本明細書中での議論は、主として順方向リンクのCDMAシステムに適用可能である。しかし、本明細書中で議論している概念は、タイミングの制約が等しく満たされるのであれば、逆方向リンク送信に適用することも可能であろう。
【0023】
BTS108は、セル120Aのアンダーレイ送信とセル120Bのオーバーレイ送信の両方を支援している。同様に、BTS110、112、114は、それぞれセル122A、124Aおよび126Aにおけるアンダーレイ送信と、それぞれセル122B、124Bおよび126Bにおけるオーバーレイ送信とを提供する。本発明によれば、BTS108〜114の何れかによって送信されるオーバーレイ送信は、BTS108〜114によって送信されたアンダーレイ送信と少なくとも部分的に直交する。従って、アンダーレイ・サービスとオーバーレイ・サービスの両方が各BTSによって提供される。アンダーレイ・システムとオーバーレイ・システムの両方で無線サービスを提供することにより、基本CDMAと広帯域CDMAオーバーレイ・システムとの間のインターオペラビリティ(相互運用性)が提供される。
【0024】
図1Aに図示された無線通信システム100は、アンダーレイ・システムでの通信に対応する既存のCDMAシステムと後方互換性があるように構成することができる。更に、システム100は比較的広い帯域に渡ってオーバーレイ送信を提供する。オーバーレイ送信に対応するように既存のBTSを修正し、また、アンダーレイ送信を継続して提供することにより、システム100によって提供される能力は増大する。
【0025】
無線通信システム100の操作の一例において、MS130はアンダーレイ送信のみを支援している。従って、BTS108はセル120AにおけるMS130への順方向リンクのアンダーレイ送信を提供する。しかし、MS132および134はオーバーレイ送信のみに対応する。従って、BTS110および112は、それぞれセル122Bおよび124Bにおける順方向リンクでオーバーレイ送信を使ってMS132および134に送信する。更に、MS136はアンダーレイ送信に対応し、MS138はオーバーレイ送信のみに対応する。従って、BTS114はセル126Aにおける順方向リンクでMS136にアンダーレイ送信を行うが、セル126Bにおける順方向リンクではMS138にオーバーレイ送信を行う。他の実施例においては、MSのいくつかはアンダーレイ送信とオーバーレイ送信の両方に対応してもよく、アンダーレイ送信かオーバーレイ送信の何れかは、システム負荷と他の操作上の考慮に基づいてMSに提供される。
【0026】
図1Bは、オーバーレイセル160の境界が、個々にサービス提供を受けるアンダーレイセル158の境界を超えて拡大する、CDMAセルラーシステム150の代替実施形態を図示したシステム図である。図示したように、BTS152、154および156は、サービスエリア内における無線サービスを提供する。BTS152、154および156は、それぞれセル158、162および164においてアンダーレイ・サービスを提供する。BTS152は、セル158が提供するよりも実質的に大きいエリアにサービスを提供するセル160においてオーバーレイ・サービスも提供する。本発明によれば、オーバーレイ・サービスを提供するために全ての基地局を変更する必要はない。BTSのいくつかはアンダーレイ送信のみを提供してもよく、他のBTSはアンダーレイ送信およびオーバーレイ送信の両方を提供してもよい。かかるシステムにおける操作例においては、MS170、172および174はアンダーレイ送信を受信し、MS176はオーバーレイ送信を受信する。
【0027】
図1Cは、アンダーレイ送信とオーバーレイ送信が別個の基地局によって扱われる、CDMAセルラー・システム180のもう1つの実施例を図示したシステム図である。図1Aを参照して説明したシステムの部品と一致する参照番号をを有する図1Cに図示したシステム180の部品は共通の機能を有しており、図1Cを参照して再度説明は行わない。
【0028】
BTS182A、184Aおよび186Aは、それぞれ190A、192Aおよび194Aにおけるアンダーレイ送信に対応する。更に、BTS182B、184Bおよび186Bは、それぞれ190B、192Bおよび194Bにおけるオーバーレイ送信に対応する。図示したように、これらのBTSはオーバーレイするセルにおける送信を提供するが、そうするために分離した構造を必要とする。しかし、BTS188Aおよび188Bは、単一の基地局を共有しながら、セル196Aおよび196Bにおいてアンダーレイ・サービスおよびオーバーレイ・サービスを提供する。従って、図1A、1Bおよび1Cを精査すれば明らかなように、CDMAセルラー・システムは、本発明によるアンダーレイ通信およびオーバーレイ通信に対応するように、異なった方法で構築することもできる。
【0029】
図1Dは、それぞれ周波数で分離された3つのキャリアによってアンダーレイ送信が搬送される通信システムによって占められる周波数スペクトルを図示している。CDMAについては、各キャリアは、拡散スペクトルシステムのチップレートによって与えられた帯域幅をほぼ占める。従って、各アンダーレイ・キャリアのスペクトルは、個々のチップレートによって定められる。多重通信チャンネルは、各キャリアのスペクトル内で支援されている。
【0030】
図1Eは、3つの隣接するアンダーレイ・キャリアとオーバーレイ・キャリアとを含む通信システムによって占められた周波数スペクトルを図示している。オーバーレイ・キャリアはアンダーレイ・キャリアの帯域幅の3倍を占めており、3つのアンダーレイ・キャリアとスペクトルを共有している。この3倍の帯域幅を達成するために、オーバーレイ送信はアンダーレイ送信で採用されているチップレートの3倍の大きさのチップレートを採用し、中央アンダーレイ・キャリアのキャリア周波数と一致するキャリア周波数を有する。
【0031】
オーバーレイのデフォルト方法は非直交オーバーレイである。非直交操作においては、オーバーレイ信号の総エネルギーがアンダーレイ信号と干渉し、アンダーレイ・システムの利用可能な信号対雑音比(SNR)を効率的に低下させる。同様に、アンダーレイ信号の総エネルギーはオーバーレイ信号と干渉し、オーバーレイ・システムのSNRを効率的に低下させる。
【0032】
部分的に直交するオーバーレイの場合には、システムはオーバーレイ・システムからアンダーレイ・システムへの干渉およびその逆の干渉の影響を低減するように設計されている。この方法のために、オーバーレイ信号からのエネルギーの一部は、アンダーレイ信号のエネルギーに直交する。これによって、非直交オーバーレイに関するSNRでの影響は低減される。同様に、アンダーレイ信号からのエネルギーの一部は、オーバーレイ信号のエネルギーに直交しており、これによって非直交オーバーレイに関するオーバーレイ信号についてSNRでの影響は低減される。
【0033】
直交オーバーレイの場合には、オーバーレイ信号からの全て(ほぼ全て)のエネルギーは、アンダーレイ信号のエネルギーに直交する。この方法のために、アンダーレイ信号のSNRは非オーバーレイ・システムに比例しては変更されない。同様に、アンダーレイ信号からの全て(ほぼ全て)のエネルギーは、オーバーレイ信号のエネルギーと直交し、オーバーレイ信号のSNRは非直交システムの場合のSNRに比例して変更される。この方法は、オーバーレイ・システムとアンダーレイ・システムとの間の直交性を維持するという観点からは非常に魅力的ではあるが、直交的オーバーレイ方法の設計から生ずる、スペクトル特性のために他の重要な問題がある。
【0034】
図2Aは、オーバーレイを支援する本発明による(BTSの)基地局200の構成を一般的に図示したブロック図である。基地局200は、オーバーレイ・ユニット204とアンダーレイ・ユニット206とを結合されたBSC(図1Aに図示された構成におけるような)に接続するBSCインターフェイス(I/F)を含む。BSCI/F202は、BSCから受信したデータを、そのデータがオーバーレイ送信とアンダーレイ送信の何れを介して送信されるかに基づいて、オーバーレイ・データとアンダーレイ・データに分割する。アンダーレイ・データはアンダーレイ・ユニット206によってBSCI/F202から受信され、アンダーレイ送信を生成するように採用されているCDMAプロトコル基準に従って処理される。更に、オーバーレイ・データはオーバーレイ・ユニット204によって受信され、本発明に従って処理されて、少なくとも部分的にアンダーレイ送信に直交するオーバーレイ送信を生成する。同期ユニット208は、オーバーレイ送信とアンダーレイ送信が所望の直交性を備えて生成されるように、オーバーレイ・ユニット204とアンダーレイ・ユニット206の両方に結合される。
【0035】
オーバーレイ送信とアンダーレイ送信は加算ユニット210で結合され、無線周波数(RF)ユニット212に送信される複合信号を生成する。RFユニットは受信した信号にRF変調を遂行し、順方向リンクのアンテナ214を介して複合信号を送信する。図2Aに図示した特定の構成は、一般的に知られているが本発明の原理を図示するのに必要ではないBTSまたは基地局に共通に存在する他のシステムを示していないことをご理解戴けるであろう。
【0036】
図2Bは、オーバーレイを支援する本発明による基地局または多重基地局の構成を図示している。図示したように、オーバーレイ基地局ユニット252は、アンダーレイ基地局ユニット254とは分離して存在する。アンダーレイ基地局ユニット254およびオーバーレイ基地局ユニット252は、図1Aに図示したBTS108〜114のような単一のBTS内に存在してもよいし、アンダーレイ基地局ユニット254とオーバーレイ基地局ユニット252は、図1Cに図示したBTS182Aおよび182Bのような別個のBTSに存在してもよい。従って、図2Bの構成は、どのようにオーバーレイ送信とアンダーレイ送信が独立したユニットで発生されて、直交性を維持できるのかを示している。共通のアンテナを介した送信は、マルチパス・フェージングのために生ずる直交損失を最小化するために望ましい。
【0037】
アンダーレイ基地局ユニット254は、BSCインターフェイス(I/F)264を介してアンダーレイ・データを受信する。BSCI/F264はアンダーレイ・データを受け取るアンダーレイ・ユニット266に結合し、アンダーレイ・データを処理して、RFユニット268によって受け取られ、アンテナ270を介して順方向リンクで送信されるアンダーレイ送信が生成される。オーバーレイ基地局ユニット252は、BSCI/F256を介してオーバーレイ・データを受け取る。BSCI/F256は、オーバーレイ・ユニット258に結合する。オーバーレイ・ユニット258およびアンダーレイ・ユニット266は、同期ユニット208に結合する。同期ユニット208は同期信号をオーバーレイ・ユニット258とアンダーレイ・ユニット266に提供する。同期信号に基づいて、オーバーレイ・ユニット258は、アンダーレイ送信に少なくとも部分的に直交するように、オーバーレイ送信を生成することができる。オーバーレイ送信はRFユニット260によって受け取られ、アンテナ270を介して順方向リンクで送信される。
【0038】
図3は、ウォルシュ符号と疑似雑音(PN)シーケンスを備えたデータ信号を拡散する場合の、本発明による操作を図示した図である。CDMAシステムにおいては、各ユーザのデータは、他のユーザのデータと直交するように符号化される。通常は、これは図3に示した方法で実現される。情報を含まずオール1として送信されるパイロット・チャンネルと、信号x(n)を含むコード・チャンネルXと、信号y(n)を含むコード・チャンネルYとの3つのコード・チャンネルがある。各コード・チャンネルはウォルシュ関数、すなわち、パイロット・チャンネル、チャンネルXおよびチャンネルYそれぞれに対応するW、WおよびWを変調する。ウォルシュ符号化(すなわち、ウォルシュ関数の変調)の後に、コード・チャンネルは結合される(すなわち、ウォルシュ符号の変調に続く加算演算)。
【0039】
次に、信号は疑似ランダム(PN)符号によって拡散される。一般的に、信号x(n)とy(n)は、PN拡散に使われるPNシーケンスと同様に複雑であってもよい。実際のシステムにおいては、結果として得られる信号s(n)は濾過され、周波数変調され、増幅され、アンテナで送信される。これらの操作は一般的に知られているので、ここでは更に説明はしない。
【0040】
ウォルシュ符号の使用は、順方向リンク・チャンネル間に直交性を効率的に提供する。ウォルシュ符号は、何れかのウォルシュ符号と他のウォルシュ符号との相関を、それ自体を除いてゼロにするような特殊な特性を有している。この特性は次の式1に表されている。
【0041】
【数1】
Figure 2004503949
ここで、
【外1】
Figure 2004503949
は排他的論理和演算(すなわち、モジュロ2加算)を表し、Nはウォルシュ符号の長さであり、ウォルシュ符号ビットは1および0で構成されている(IおよびQチャンネルにマッピングされた後は1およびー1であり、それによって演算は乗算になる)。かかる特性を備えた符号は定義上、直交である。
【0042】
図4は、図1A、1Bまたは1Cに図示されたMSに対応するアンダーレイ受信機400を図示している。図3に図示された信号s(n)は、通信チャンネルを介して空中を送信され、マルチパスフェージングや雑音の増加にさらされることになる。その結果得られる信号はr(n)である。通常はRFユニットによって遂行される周波数変調、フィルタリングおよびサンプリングの後の信号s(n)に作用する受信機400は、レーキ受信機として知られている。かかるレーキ受信機の目的は、移動チャンネルになる多数のパスから、いくつかの「フィンガ」で信号エネルギーを集めることである。レーキ受信機の操作は、単純な庭草かきの操作に類似している。
【0043】
レーキ受信機400はユーザXに対応すると仮定する。各レーキ・フィンガ402、408および410は信号を適切なPNシーケンスと相関させ、これは信号X(すなわち、K となる)のi番目のパスに従って時間的に遅れる。一般的に、PNシーケンスと受信した信号は複素量である。次に、信号はパスXのウォルシュ符号、Wx(n)と相関させられる。フィルタh(n)404はチャンネル・フィルタであり、*演算は複素共投演算を示す。位相と利得の修正(すなわち、フィルタ出力の共投での乗算)の後、結果として得られる信号は加算されて信号x’(n)を生ずる。レーキ受信機400によって遂行される演算は、マルチパス結合および逆拡散に加えて、効果的に式1を実施する。
【0044】
1つのマルチパスで構成される通信チャンネルについては、Wx(n)を除く全てのウォルシュ・チャンネルは直交であり、従って抹消される。その時点で各パス内にある1つ以上のパスで構成されるチャンネルについては、直交チャンネルが抹消される。しかし、パス間干渉は抹消されない。一般的には、直交拡散は1つのマルチパス内のチャンネル間干渉を抹消する。
【0045】
受信機400では、基地局から他のセルへの総送信電力スペクトル密度(すなわち、全チャンネル)の干渉スペクトル密度の割合、Iocは、パラメータG=Ior/Iocによって指定されると仮定する。セル(すなわち、基地局)からの距離と幾何配置Gとの間には相関関係があるので、パラメータGは指定された「幾何配置」である。移動局があるセルからのエネルギーIorは他のセルの干渉Iocよりも8−dB強いので、例えば8−dBの幾何配置はセルに近い場所を示す。他のセルの干渉は基地局から受信したエネルギーと同等に強いので、0−dBの幾何配置はセルから遠い場所を示す。移動受信機でのSNRは次の式2で求められる。
【数2】
Figure 2004503949
【0046】
ここで、Eは個々のウォルシュ・チャンネルのチップごとのエネルギーであり、σ は直交損失による干渉であって、Iocは熱雑音を含むものと仮定する。幾何配置の定義に代入し整理すると、次のような式3になる。
【数3】
Figure 2004503949
【0047】
オーバーレイがないシステムについては、σ =0であり、この場合にSNRは次のように求められる。
【数4】
Figure 2004503949
【0048】
式4は、本発明のオーバーレイ方法の性能を比較するベースラインである。CDMAシステムの能力はSNRに比例するので、本発明に従って構築されるシステムの性能と式4に従って動作するシステムとの比較は、能力に関する相対的性能の尺度を提供する。
【0049】
総通過帯域送信信号s(t)は、アンダーレイ部分とオーバーレイ部分からなり、これらは次の式5で記載される。
【0050】
【数5】
Figure 2004503949
ここで、u上付文字はアンダーレイ・システムに対応し、o上付文字はオーバーレイ・システムに対応し、fはk番目のアンダーレイ・キャリアのキャリア周波数であり、fはオーバーレイ・キャリアのキャリア周波数であり、x(n)は対応するキャリア周波数での複合信号であり、h(t)は送信フィルタであり、Tは対応するシステムのチップ・インターバルである。アンダーレイ・システムおよびオーバーレイ・システムについては、それぞれ、拡散後の複合信号x(n)は次の式6で求められる。
【0051】
【数6】
Figure 2004503949
【数7】
Figure 2004503949
ここで、
【数8】
Figure 2004503949
はユーザnuserのi番目の符号化された情報シンボルであり、
【数9】
Figure 2004503949
はxの整数部分を示し、Nは情報シンボルごとのチップの数であり、
【数10】
Figure 2004503949
はユーザnuserに割り当てられたウォルシュ符号のi番目のウォルシュ・ビットであり、%はモジュロ除算を示し、p(n)はn番目のPNチップである。
【0052】
アンダーレイ受信機に関する受信機フィルタおよび位相修正の単純化したモデルを、図5に図示した。入力r(t)は受信された信号であり、マルチパスフェージングおよび背景雑音付加の後の送信された信号s(t)を含む。受信された信号r(t)はアンダーレイ受信機フィルタによって濾過されるが、このフィルタは所望のチャンネルに対応するアンダーレイ・キャリアの中央に置かれている。図5に図示したそれに続く操作は、周波数変調と位相修正を表す。
【0053】
位相修正の後に、無雑音ベースバンドと同等な受信された信号は次式によって求められる。
【0054】
【数11】
Figure 2004503949
ここで、huu(t)は結合したアンダーレイ送信機と受信機パルスであって、我々がナイキストであると仮定しているものであり、hou(t)は結合したオーバーレイ・システム用の送信フィルタとアンダーレイ・システムの受信機フィルタであり、α(p,fi,t)は時間tにおいてfiに中心を置かれたキャリア上のp番目のマルチパスシステムでの複合フェージング工程を表す。オーバーレイ・キャリアで中央に置かれ、アンダーレイ・チップレートでサンプリングし、サンプリング位相のために調節するアンダーレイ受信機については、受信された信号は次のようにアンダーレイ部分とオーバーレイ部分とに分解する。
【0055】
【数12】
Figure 2004503949
【0056】
式9の最後の総和は、チップ間干渉(ICI)によるオーバーレイ・システムからアンダーレイ・システムへの干渉を表す。一般的には、n回に渡る総和は無限であるが、実際的なシステムにおいては、総和は有限である。信号パルスhou(t)がナイキストであるならば、全てのサンプル、t=iT は、i=0を例外として、ゼロであろう。実用的なシステムにおいては、hou(t)はオーバーレイ・フィルタと比べて狭帯域であるので、アンダーレイ・フィルタによって殆ど決定される。このとき、総和における基本項は、アンダーレイ送信フィルタのゼロでない部分に対応する。
【0057】
オーバーレイ・システムからアンダーレイ・システムへの干渉を考慮するに当たっては、全ての相互作用についてキャリア間干渉を考慮しなければならない。例えば、オーバーレイ・キャリアごとに3つのアンダーレイ・キャリアを有するシステムは、各アンダーレイ・チップについて3つの基本ICI項になるであろう。かかるシステムについては、基本項はn=m−1、n=mおよびn=m+1に対応し、中央項(すなわち、n=m)は最大項に対応する。また、アンダーレイ・フィルタでオーバーレイ入力をフィルタリングすると、オーバーレイ信号のエネルギーの約1/3が拒絶されることに注意して戴きたい。f=fについては、位相項はゼロである。
【0058】
オーバーレイ受信機に関する受信機フィルタと位相修正の単純化したモデルを、図6に図示した。位相修正の後に、受信された信号と同等な無雑音ベースバンドは、次の式10で求められる。
【0059】
【数13】
Figure 2004503949
ここで、huo(t)は結合されたアンダーレイ送信機とオーバーレイ受信機であり、h00(t)はオーバーレイ・システムのための送信機および受信機の組み合わせフィルタであって、ナイキストであると仮定する。オーバーレイ・チップレートでサンプリングし、サンプリング位相について調節した後に、受信された信号は次の式11のようにアンダーレイ部分とオーバーレイ部分とに分解する。
【0060】
【数14】
Figure 2004503949
式11の総和の第1の組は、アンダーレイ・システムからオーバーレイ・システムへの干渉を表す。総和の第2の組は所望の信号(すなわち、オーバーレイ信号)を表す。所望の信号は、それぞれ直交ウォルシュ・チャンネル上で伝送される多くのユーザ用の信号から構成される。アンダーレイ干渉はn回に渡る総和から生じ、これはアンダーレイ・チップレートでパルスhuo(t)を効果的にサンプルするが、受信機フィルタはアンダーレイ送信フィルタに比例して広帯域であるので、パルスhuo(t)はアンダーレイ送信フィルタによって殆ど決定される。これはオーバーレイ・チップごとにK回アンダーレイ・フィルタをサンプリングすることになるのが効果的であり、ここでKはアンダーレイ・キャリアの数を表す。また、アンダーレイ項x()はK個のサンプルについて固定されたままである。f=fについては、位相項はゼロになる。
【0061】
微分演算パラメータの例においては、アンダーレイ・システムとオーバーレイ・システムが考慮される。この例においては、アンダーレイ・システムは3つのキャリアからなり、オーバーレイ・システムは帯域幅がアンダーレイ・システムの3倍に等しい1つの広帯域キャリアからなる(図1Eに示したように)。直接拡散無線技術の能力(例えば、スペクトル効率)は、ビット/ヘルツという意味ではCである。スペクトル効率は帯域幅と共に幾分か上昇することが期待されるが、展開における説明の目的では、能力は帯域幅の線形関数であると仮定することができる。更に、各システムの能力は対応する受信機での信号対雑音比に比例すると仮定することができる。
【0062】
こららの仮定を用いると、独立して(オーバーレイなしに)操作される各システムはCの能力を有する。オーバーレイ・モードにおいては、両システム(アンダーレイおよびオーバーレイ)の総能力はCであり、個々のシステムはそれぞれ結合されたシステムの能力を共有する。基地局からの総送信電力はIorによって与えられていることを想起して戴きたい。最後に、オーバーレイ・システムに割り当てられた送信電力の部分をαと指定する。
【0063】
非直交オーバーレイの場合については、アンダーレイ送信はオーバーレイ・システムに対する干渉として働く。式3を利用すると、アンダーレイ・システムのSNRは次のように式12で求められる。
【0064】
【数15】
Figure 2004503949
オーバーレイ・システムについては、SNRは次のように式13で求められる。
【数16】
Figure 2004503949
【0065】
式9によって示されたように、オーバーレイ干渉は1つの基本項である。部分的直交オーバーレイ方法については、オーバーレイ・システムのウォルシュおよびPN構造は、基本干渉項がアンダーレイ・システムに直交するように変更される。
【0066】
図7は、部分的オーバーレイ操作において、アンダーレイPNシーケンスがどのようにオーバーレイPNシーケンスによってパンクチャされる(間引かれる)かを図示している。図示したように、1.2288McpsのアンダーレイPNシーケンス702および3.6864McpsのオーバーレイPNシーケンスが2:1マルチプレークサ706に入力され、3.6864McpsのパンクチャされたPNシーケンス708が生成される。付加的な要件は、結合された符号化情報シンボル(パンクチャされたPNチップに対応)、ウォルシュ・チップ、およびオーバーレイ・システムのパンクチャされたPNチップは、ちょうど他のアンダーレイ受信機のチップのように見える。これは、それぞれPNチップa1、a2、a3、...、およびb2、b5、b8...、およびb3、b6、b9...について3つずつの符号化情報シンボルが連続的に送信されるように、符号化情報シンボルを分散することにより達成される。オーバーレイ・ウォルシュ符号がアンダーレイ・ウォルシュ符号と直交になるよう選択することにより、アンダーレイ受信機では、アンダーレイPNシーケンスと相関した後に、a1、a2、a3に対応する符号化情報シンボルは、アンダーレイ・ウォルシュ・チャンネルと直交である。
【0067】
数学的には、ウォルシュ符号での符号化された情報シンボル(3つのキャリア・オーバーレイに関する)の符号化は、ウォルシュ符号での各3つの符号化された情報シンボルの操作および式14に従ったインターリービングとして説明できる。
【数17】
Figure 2004503949
根本的に、各符号化された情報シンボル(スケーラ)は、ウォルシュ符号全体(1XNベクトル)を演算し、その結果得られるチップの3つのシーケンスはインターリーブされる。この演算はパラレル・コンバータ(P/S)に直列式に実施することができ、これにはウォルシュ符号演算が続き、そして直列変換に並行に行われる。
【0068】
図8は、前述の説明に一致し、図1Eに図示されたようなシステムと互換性がある3つのアンダーレイ・チャンネルに従って設計されたオーバーレイ送信機800を図示している。ユーザ情報ビットd(t)は9.6kbpsで到着し、レート1/3順方向エラー修正コード(FEC:Forward Error Correction)エンコーダ802に入力されて、28.8kbpsの出力を生成する。ブロック806でのQPSKマッピングの後、符号化された情報シンボルは直列・並列(S/P)変換器808によって3つの並列パスに変換され、810A、810Bおよび810Cを介して図示したようなウォルシュ符号の変調がこれに続く。採用されるウォルシュ符号は256ビットのウォルシュ符号である。
【0069】
並列・直列(P/S)変換器812は次に、各パスからの1ビットを連続的にインターリーブすることにより、並列ビット・ストリームを直列ビット・ストリームに変換する。かかるインターリービングは、3.6864ミリオンチップ/秒(Mcps)のチップ・レートを結果として生ずる。次に、やはり3.6864Mcpsの速度で到着するオーバーレイPNシーケンスにより信号を乗算することによって、信号は複合拡散ユニット814により穿刺されたオーバーレイPNで拡散される。従って、3.6864Mcpsの出力チップ・レートで複合拡散ユニット814によって出力が生成される。
【0070】
信号は次に820Aと820Bで変調され822で結合されて、オーバーレイ信号s(t)を形成する。S/P変換、ウォルシュ符号化およびP/S変換は、同期化ユニット816によって提供される同期化で、符号化された情報シンボルはオーバーレイおよびアンダーレイPNチップと適切に整列させられることを確実にする。
【0071】
受信機では、逆S/PおよびP/S操作が遂行される。適切なPNシーケンスと相関した後に、パンクチャされたオーバーレイPN符号の部分は、アンダーレイ受信機でディスクランブル(「アンカバー」、スクランブル解除)される。オーバーレイ信号をアンダーレイ・ウォルシュ符号に直交するウォルシュ符号で符号化することにより、オーバーレイ・システムからの順方向リンク送信(基本干渉項)のこのアンカバーされた部分は、アンダーレイ符号と直交する。
【0072】
ほぼ直交する技術用の送信機は図8に示したものと類似であるが、ブロック810A、810Bおよび810Cの並列パス上の各ウォルシュ符号は固有のものであり、PNシーケンスはアンダーレイPNシーケンスからなる。スペクトルが全てのアンダーレイ・キャリアを覆うように、並列パス上のウォルシュ・チャンネルは固有のものでなければならない。この点は、オーバーレイ送信機はあらゆるユーザについてKウォルシュ・チャンネルを消費するので、利用可能なウォルシュ・チャンネルに影響する。アンダーレイ受信機については、このオーバーレイ方法は、式9に従った3つの基本干渉項が取り消されるという利点を有する。しかし、結果として得られる信号、マルチパス解法および受信機の性能に関して他の問題がある。
【0073】
オーバーレイPNシーケンスは、式15に従い、アンダーレイ・チップレートの3倍のチップレートで各アンダーレイPNチップを3回繰り返すことからなる。
【数18】
Figure 2004503949
これは、オーバーレイ操作についてアンダーレイPNシーケンスとチップレートを効果的に使い、部分的に直交するオーバーレイ信号を生成することにつながる。その結果、PN拡散は信号をアンダーレイ・システムの信号に拡散するだけである。拡散の残りの部分はウォルシュ符号化から得られる。3つのアンダーレイ・チャンネルのオーバーレイ用のウォルシュ符号化は、あらゆる3つの符号化された情報シンボルのグループを固有のウォルシュ符号によって乗算し、それに続いて結果として得られる3つのシーケンスのそれぞれのインターリービングからなる。これは式16で記載される。
【数19】
Figure 2004503949
【0074】
オーバーレイおよびアンダーレイ・ウォルシュ符号の管理用の規則を定義するために、ウォルシュ符号のいくつかの一般的特性をまず解説する。ウォルシュ符号のセットWは次のように式17によって定義される。
【数20】
Figure 2004503949
【0075】
ここでこのセットにはMウォルシュ符号があり、このセットの各ウォルシュ符号W は長さMであり、各ウォルシュ符号ビットwn,m は1または0である。ウォルシュ符号セットW
【数21】
Figure 2004503949
で始まって生成されると、Mは2の累乗であり、n≠mのとき各ウォルシュ符号W は他のウォルシュ符号W に直交している。
【0076】
ウォルシュ符号のセットは、次の式によって求められる著名なアダマール行列で構成される。
【数22】
Figure 2004503949
セットWM/2におけるウォルシュ符号はセットWに含まれていることに注意して戴きたい。更に、セットWにおける何れのウォルシュ符号も次の形式である。
【数23】
Figure 2004503949
【0077】
ここで、この形式は、部分的直交オーバーレイと直交オーバーレイの方法に関するオーバーレイおよびアンダーレイウォルシュ符号を選択する規則を決定する。非直交オーバーレイ方法については、ウォルシュ符号へのオーバーレイ・システムおよびアンダーレイ・システムの影響や、これらからウォルシュ符号への影響はない。オーバーレイ・システムは、オーバーレイ・システムについて許可されている何れのウォルシュ符号を使用してもよい。アンダーレイ・システムは、アンダーレイ・システムについて許可されている何れのウォルシュ符号を使用してもよい。
【0078】
部分的直交オーバーレイ方法およびほぼ直交オーバーレイ方法については、オーバーレイ・システムとアンダーレイ・システムとの間で共有するウォルシュ符号は例として示した。実施には、次の例の多くの形式が発生することがある。オーバーレイ・ユーザに長さMのウォルシュ符号が割り当てられると仮定すると、この場合にこのウォルシュ符号は前述したように構成される。同様に、アンダーレイ・ユーザは長さM/2のウォルシュ符号を割り当てられる。以下で示すように、オーバーレイ・ウォルシュ符号とアンダーレイ・ウォルシュ符号を適切に選択すれば、オーバーレイ・システムおよびアンダーレイ・システムは部分的直交オーバーレイ特性の恩恵を受ける。アンダーレイ・ユーザがウォルシュ符号W M/2を割り当てられると仮定すると、この場合に0<m≦M/2である。オーバーレイ・ウォルシュ符号は式20の形式であるので、何れのオーバーレイ・ウォルシュ符号W (ここでn≠mかつn≠m+Mである)はW M/2に直交する。これが示唆するのは、アンダーレイ・システムによって使用される何れのウォルシュ符号も、オーバーレイ・システムによる使用から2つのウォルシュ符号を抹消するということである。
【0079】
オーバーレイ・ウォルシュ符号とアンダーレイ・ウォルシュ符号との間のこの関係は、オーバーレイ・システムとアンダーレイ・システムとの間の調整されたウォルシュ符号の使用の方法を示唆している。換言すれば、ウォルシュ符号mがアンダーレイ・システムによって使用されていれば、0<m≦M/2の場合に、オーバーレイ・システムはウォルシュ符号n=mまたはn=m+Mを使用しないでもよい。逆に、ウォルシュ符号nがオーバーレイ・システムによって使用されていれば、0<n≦Mの場合に、アンダーレイ・システムはウォルシュ符号m=nを使用しないでもよい。あるいは、M/2<n≦Mの場合、ウォルシュ符号m=n−Mをアンダーレイ・システムは使用しないでもよい。
【0080】
アンダーレイ・システムが長さ128のウォルシュ符号を採用すると仮定する。3つのアンダーレイ・キャリアと長さ256のウォルシュ符号とを備えたオーバーレイ・システムを適用してもよい。N ウォルシュ符号が使用されていると仮定する。これは、オーバーレイ・システムについてウォルシュ符号
【数24】
Figure 2004503949
という差を得ることになる。例えば、N =32であれば、N =182である。
【0081】
直交オーバーレイ方法用のオーバーレイ・ウォルシュ符号とアンダーレイ・ウォルシュ符号との間の関係が、部分的直交オーバーレイ方法のものと類似である。相違は、直交オーバーレイ方法がオーバーレイ・チャンネルごとに3つのウォルシュ符号を消費することから生ずる。換言すれば、式21はやはり適用されるが、3つのアンダーレイ・キャリアのオーバーレイにつては、オーバーレイ・システムによって支援されたオーバーレイ・チャンネルの数はN /3である。例えば、N =32では、N =182であり、これは182/3≒60のオーバーレイ・チャンネルを収容するであろう。
【0082】
ほぼ直交オーバーレイ方法については、オーバーレイ・ユーザとアンダーレイ・ユーザとの間のウォルシュ符号の調整は次のとおりである。3キャリア・オーバーレイについては、各オーバーレイ・チャンネルがウォルシュ符号Wn1 、Wn2 、およびWn3 を採用していると仮定する。このときウォルシュ符号mがアンダーレイ・システムによって使用されているのであれば、0<m≦M/2の場合に、オーバーレイ・システムはウォルシュ符号n1=mまたはn1=m+M、n2=mまたはn2=m+Mおよびn3=mまたはn3=m+Mを使用しないでもよい。逆に、ウォルシュ符号n1、n2およびn3がオーバーレイ・システムによって使用されているならば、0<n1≦M/2の場合に、アンダーレイ・システムはウォルシュ符号m=n1を使用しないでもよく、あるいは、M/2<n1≦Mの場合に、アンダーレイ・システムはウォルシュ符号m=n1−Mを使用しないでもよい。0<n2≦M/2の場合に、アンダーレイ・システムはウォルシュ符号m=n2を使用しないでもよく、あるいは、M/2<n2≦Mの場合に、アンダーレイ・システムはウォルシュ符号m=n2−Mを使用しないでもよい。また、0<n3≦M/2の場合に、アンダーレイ・システムはウォルシュ符号m=n3を使用しないでもよく、あるいは、M/2<n3≦Mの場合に、アンダーレイ・システムはウォルシュ符号m=n3−Mを使用しないでもよい。
【0083】
図9は、図8のオーバーレイ送信機と共に使用できるアンダーレイ送信機900を図示している。図示したアンダーレイ送信機900は、3つのアンダーレイ・キャリアと1つのオーバーレイ・キャリアを有するシステムに対応し、従って、オーバーレイ・チップレートはアンダーレイ・チップレートの3倍である。図示したアンダーレイ送信機900は1つのアンダーレイ・チャンネルを支援し、図8のオーバーレイ送信機800の単純化のために1つのオーバーレイ・チャンネルを支援するように示したが、実際のシステムはオーバーレイ・キャリア上に多数のオーバーレイ・チャンネルを有し、アンダーレイ・キャリア上に多数のアンダーレイ・チャンネルを有するであろう。
【0084】
ユーザ情報ビットd(t)は9.6kbpsで到着し、速度1/2FECエンコーダ902に入力されて、19.2kbpsでの出力を生成する。データは次に、マルチパス・フェージングによって引き起こされるバースト誤りに対して保護するために、ブロック・インターリーバ904によってインターリーブされる。ブロック906でのQPSKマッピングの後、シンボル・レートは9.6kspである。生成された情報は次に変調器908において128ビットウォルシュ符号で変調され、これは、1.2288Mcpsのウォルシュ・チップレートとなる。次に、信号はアンダーレイPNシーケンスによる複合拡散ユニット910によって拡散され、1.2288Mcpsの出力チップレートを生ずる。同期ユニット816は複合拡散ユニット910が、適切にオーバーレイ送信とアンダーレイ送信とを同期させることを可能にすることに注意して戴きたい。信号は次に914Aおよび914Bで変調され、結合されてアンダーレイ信号s(t)を形成する。
【0085】
アンダーレイ送信機900とオーバーレイ送信機800の重要な要件は、オーバーレイ・チップレートがアンダーレイ・チップレートの整数倍でなければならないことである。この要件は、オーバーレイ送信機のPNシーケンス・クロックがアンダーレイ送信機のPNシーケンス・クロックの3倍、すなわち、3.6864Mcps対1.2288Mcpsである、図8および図9に示したシステムの例において満たされる。
【0086】
部分的直交オーバーレイ方法および直交オーバーレイ方法は共に、オーバーレイ・システムとアンダーレイ・システムとの間のタイミングを厳正に維持することを必要とする。例えば、オーバーレイ・システムとアンダーレイ・システムとの間に直交性を確立するために、オーバーレイ・システムとアンダーレイ・システムのタイミングは、チップ時間のごく僅かな部分内に維持しなければならない。そうしないと、例えば、アンダーレイ・システムとオーバーレイ・システムのタイミングが1つ以上のチップによって誤って整列された場合に、非直交オーバーレイ方法の程度にまで性能が低下する。オーバーレイ・システムとアンダーレイ・システムとの間のタイミングを厳正に維持するための最も直接的な方法は、両方のユニットのチップ・クロックが同期するように、オーバーレイ・システムとアンダーレイ・システムを1つの基地局ユニットに統合することである。このようにすれば、両システム(オーバーレイおよびアンダーレイ)の間のタイミングは厳正に維持することができる。しかし、図2Bに図示したように、基地局ユニットの間で厳正なタイミングが維持されているのであれば、オーバーレイ送信機とアンダーレイ送信機は別個の基地局ユニットに常駐していてもよい。
【0087】
図10は、本発明による同期ユニット1000の構造の例を示している。同期ユニット1000は、PNオーバーレイクロック(例えば、図8に図示した3.6864Mcpsレート)を生成するクロック発生回路1002を含む。PNオーバーレイクロックは、図8の複合拡散ユニット814と、同期ユニットのオーバーレイ周波数無線ドライバ1004とによって受信される。この例においては、オーバーレイ周波数無線ドライバ1004はオーバーレイPNクロックを3で割って、図9の複合拡散ユニット910に提供されるアンダーレイPNクロックを生ずる。
【0088】
図11は、送信を受信し、その送信を逆拡散してオーバーレイ通信を抽出するように構成された移動局のレーキ受信機1100を示している。本明細書中で説明したオーバーレイ方法の何れについても、アンダーレイ・システムに対応する移動局は変調を必要としない。しかし、オーバーレイ・システムに対応する移動局は、オーバーレイ・システムによって送信された信号を受信するように設計されている。移動局はまた、アンテナ(図示せず)に結合されたRFユニットなどの公知の部品をも含む。レーキ受信機1100はRFユニットに結合し、入力信号r(n)を受信する。レーキ受信機1100によって発生された出力信号x’(n)は、通信パスを完了するのに使用される移動局(図示せず)の付加的処理機器によって受信される。これら他の部品は一般的に知られているので、本明細書中では更に説明はしない。
【0089】
レーキ受信機1100の第1のフィンガ1102は、まず入力信号r(n)をオーバーレイPN符号と相関させる。部分的直交オーバーレイ方法の場合については、オーバーレイPNはアンダーレイPNシーケンスに穿刺して入れられる。直交オーバーレイ方法については、オーバーレイPN符号はアンダーレイPNシーケンスそのものである。PNシーケンス相関器を介したPNシーケンスとの相関の後に、信号は直列・並列変換器1102に提供され、ウォルシュ符号相関器を使用する適切なウォルシュ符号(すなわち、送信機で使用されるものに対応)による相関と、総和ブロック1106での総和演算と、並列・直列変換器1108での並列・直列操作とがそれに続く。発生された信号は次に、レーキ受信機1100の他のフィンガ1110および1112からの信号と結合されてx’(n)を生ずる。
【0090】
図12は、オーバーレイ・チャンネルと中心周波数を共有するアンダーレイ・チャンネルの性能を示している。曲線1202は非直交オーバーレイ・システムにおけるアンダーレイ・チャンネルの性能を表し、曲線1204は部分的直交オーバーレイ・システムにおけるチャンネルの性能を表し、曲線1206は完全直交オーバーレイ・システムにおけるチャンネルの性能を表している。オーバーレイ・システムについては、送信機フィルタと受信機フィルタはアンダーレイ・フィルタの3倍の帯域幅になるように設計されている。性能は、中央オーバーレイ・チャンネルについて、すなわち、オーバーレイ・キャリアに関する周波数オフセットなしに示されている。図示したように、部分的直交およびほぼ直交オーバーレイ操作の両方については、非直交オーバーレイに比して大幅なゲインが得られる。
【0091】
図13は、オーバーレイ・チャンネルの中心周波数に対してオフセットされたオーバーレイ・チャンネルの性能を図示している。曲線1302は非直交オーバーレイ・システムにおけるチャンネルの性能を表し、曲線1304は部分的直交オーバーレイ・システムにおけるチャンネルの性能を表している。
【0092】
式9で示したオーバーレイ・チャンネルに関して周波数がオフセットされたアンダーレイ・チャンネルについては、性能に影響する付加的な周波数項がある。周波数オフセットは、特定のシステム要件の機能である。一例においては、このオフセットは約240kHz(実際には1.2288MHz+240kHz)である。正味効果は、アンダーレイ受信機において、直交するように設計されたオーバーレイ・チップがこの周波数項によって変調されることである。ウォルシュ関数セットは、2つの異なったウォルシュ符号を乗算する場合に、乗算の下では閉じられていることに注意して戴きたい。
【0093】
この公知の特性で、所望のウォルシュ関数で相関した後に、1つのオーバーレイ・ウォルシュ・チャンネルから他のオーバーレイ・ウォルシュ・チャンネルへの干渉は結果として生ずるウォルシュ関数を見ることおよび、受信機逆拡散演算の後の剰余を見ることにより計測することができる。これは次の正規化した式22によって表され、
【数25】
Figure 2004503949
これは、余弦関数および、逆拡散演算の合計および切り捨て部分によって遂行されるような総和でのウォルシュ符号iの変調を示す。総干渉は、他の全てのウォルシュ・チャンネルによる干渉の合計からなる。この式を評価したところ、結果は殆どのウォルシュ・チャンネルについてこの寄与は小さいことを示している。
【0094】
本発明は様々な変更また代替形態が可能であり、その特定の実施例は図面および詳細な説明において例として示したものにすぎない。しかし、図面および詳細な説明は本発明を開示した特定の形式のみに限定することを意図したものではなく、逆に、本発明は請求の範囲によって定義される本発明の趣旨および範囲内に入る全ての変更、均等物および代替物を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】アンダーレイシステムと、アンダーレイ・システムに少なくとも部分的に直交して動作するDSオーバーレイ・システムとを有するCDMAセルラー・システムを図示したシステム図である。
【図1B】オーバーレイセルが、個々のサービス提供を受けるアンダーレイセルの境界を超えて拡張している、CDMAセルラー・システムの代替実施形態を図示したシステム図である。
【図1C】アンダーレイ送信とオーバーレイ送信とが別々の基地局によって提供される、CDMAセルラー・システムのもう1つの実施例を図示したシステム図である。
【図1D】多重アンダーレイ・キャリアに対応する通信システムによって占められる周波数スペクトルの図である。
【図1E】多重アンダーレイ・キャリアおよび単一のオーバーレイ・キャリアを有する通信システムによて占められた周波数スペクトルの図である。
【図2A】アンダーレイ・システムとオーバーレイ・システムの両方に対応する、本発明による基地局の一部の構成を一般的に図示したブロック図である。
【図2B】アンダーレイ・システムとオーバーレイ・システムの両方に対応する、本発明による基地局(または多重基地局)の構成を一般的に図示したブロック図である。
【図3】ウォルシュ符号と疑似雑音(PN)シーケンスでデータ信号を拡散させることにおける、本発明による操作を図示した図である。
【図4】本発明によるレーキ受信機の構成を図示した図である。
【図5】本発明による信号処理操作を図示した図である。
【図6】本発明による信号処理操作を図示した図である。
【図7】アンダーレイPNシーケンスをオーバーレイ送信に穿刺して入れて、アンダーレイ・システムにおけるオーバーレイ送信の部分的な直交性を生成する方法を図示した図である。
【図8】本発明に従って構築されたオーバーレイ送信機を図示したブロック図である。
【図9】本発明に従って構築されたアンダーレイ送信機を図示したブロック図である。
【図10】本発明に従って構築された同期ユニットを図示したブロック図である。
【図11】オーバーレイ・システム送信を受信するように動作する、本発明によるレーキ受信機の構成を図示した図である。
【図12】本発明の利益なしに動作するCDMAチャンネルと比較した、本発明に従って動作するCDMAチャンネルの性能を図示した図である。
【図13】本発明の利益なしに動作するCDMAチャンネルと比較した、本発明に従って動作するCDMAチャンネルの性能を図示した図である。
【符号の説明】
100 無線通信システム
102 移動交換センター(MSC)
104 基地局コントローラ(BSC)
106 基地局コントローラ(BSC)
108 基地局 110 基地局
112 基地局 114 基地局
116 PSTN 118 電話
120A セル 120B セル
122A セル 122B セル
124A セル 124B セル
126A セル 126B セル
130 移動局(MS) 132 移動局(MS)
134 移動局(MS) 136 移動局(MS)
138 移動局(MS) 150 CDMAセルラーシステム
152 BTS 154 BTS
156 BTS 158 アンダーレイセル
160 オーバーレイセル 162 セル

Claims (32)

  1. 複数の移動局へのアンダーレイ送信および直接拡散オーバーレイ送信に対応するCDMA無線通信システムにおいて使用される基地局であって、
    前記複数の移動局向けの通信を受け取るインターフェイスと、
    通信のアンダーレイ部分を受け取りアンダーレイ送信を生成するアンダーレイ・ユニットと、
    通信のオーバーレイ部分を受け取りオーバーレイ送信を生成するオーバーレイ・ユニットと、
    少なくとも1つのアンテナを介して、前記アンダーレイ送信および前記オーバーレイ送信を前記複数の移動局に送信する、少なくとも1つの無線周波数ユニットとを含み、
    前記アンダーレイ・ユニットおよび前記オーバーレイ・ユニットは、前記オーバーレイ送信が前記アンダーレイ送信に対して少なくとも部分的に直交するようなオーバーレイ送信を生成するようにした基地局。
  2. 前記アンダーレイ・ユニットおよび前記オーバーレイ・ユニットに結合され、前記オーバーレイ送信を前記アンダーレイ送信とほぼ同期させる同期ユニットを含む、請求項1記載の基地局。
  3. 前記オーバーレイ送信が前記アンダーレイ送信に部分的に直交する、請求項1記載の基地局。
  4. 前記オーバーレイ送信が前記アンダーレイ送信にほぼ直交する、請求項1記載の基地局。
  5. 前記オーバーレイ送信の疑似雑音シーケンスが、前記アンダーレイ送信の疑似雑音シーケンスによってパンクチャされて直交性の一部を生成する、請求項1記載の基地局。
  6. 前記オーバーレイ送信のウォルシュ符号が前記アンダーレイ送信のウォルシュ符号に直交する、請求項1記載の基地局。
  7. 前記オーバーレイ・ユニットが、アンダーレイ疑似雑音シーケンスで前記オーバーレイ送信を拡散して直交性の一部を生成する、請求項1記載の基地局。
  8. 前記オーバーレイ送信が、前記アンダーレイ送信のチップレートの整数倍のチップレートを有する、請求項1記載の基地局。
  9. アンダーレイ送信と複数の移動局への直接拡散オーバーレイ送信とに対応するCDMA無線通信システムであって、
    基地局コントローラと、
    前記基地局コントローラに結合された複数の基地局と、
    前記複数の基地局のうちのアンダーレイ基地局であって、
    前記複数の移動局向けのアンダーレイ通信を受け取る基地局コントローラ・インターフェイスと、
    前記基地局コントローラ・インターフェイスに結合され、前記アンダーレイ通信を受け取りアンダーレイ送信を生成するアンダーレイ・ユニットと、
    前記アンダーレイ送信を受け取り、アンテナを介して前記複数の移動局に送信する無線周波数ユニットとを含む、アンダーレイ基地局と、
    前記複数の基地局のうちのオーバーレイ基地局であって
    前記複数の移動局向けのオーバーレイ通信を受け取る基地局コントローラ・インターフェイスと、
    前記基地局コントローラ・インターフェイスに結合され、前記オーバーレイ通信を受け取りオーバーレイ送信を生成するオーバーレイ・ユニットと、
    前記オーバーレイ送信を受け取り、アンテナを介して前記複数の移動局に送信する無線周波数ユニットとを含む、オーバーレイ基地局とを含み、
    前記オーバーレイ基地局は、前記オーバーレイ送信が前記アンダーレイ基地局によって生成された前記アンダーレイ送信に少なくとも部分的に直交するよう前記オーバーレイ送信を生成するCDMA無線通信システム。
  10. 前記アンダーレイ基地局と前記オーバーレイ基地局とに結合され、前記オーバーレイ送信を前記アンダーレイ送信とほぼ同期させる同期ユニットを含む、請求項9記載のCDMA無線通信システム。
  11. 前記オーバーレイ送信が前記アンダーレイ送信に部分的に直交する、請求項9記載のCDMA無線通信システム。
  12. 前記オーバーレイ送信が前記アンダーレイ送信とほぼ直交する、請求項9記載のCDMA無線通信システム。
  13. 前記オーバーレイ送信の疑似雑音シーケンスが、前記アンダーレイ送信の疑似雑音シーケンスによってパンクチャされて直交性の一部を生成する、請求項9記載のCDMA無線通信システム。
  14. 前記オーバーレイ送信のウォルシュ符号が前記アンダーレイ送信のウォルシュ符号と直交する、請求項9記載のCDMA無線通信システム。
  15. 前記オーバーレイ・ユニットが、アンダーレイ疑似雑音シーケンスで前記オーバーレイ送信を拡散して直交性の一部を生成する、請求項9記載のCDMA無線通信システム。
  16. 前記オーバーレイ送信が、前記アンダーレイ送信のチップレートの整数倍のチップレートを有する、請求項9記載のCDMA無線通信システム。
  17. 前記基地局コントローラに結合された移動交換センターを含む、請求項9記載のCDMA無線通信システム。
  18. 前記複数の移動局のいくつかがアンダーレイ送信を支援し、前記複数の移動局のそれ以外のものがオーバーレイ送信に対応する、請求項9記載のCDMA無線通信システム。
  19. 複数の移動局にサービスを提供するCDMA無線通信システムにおいて、
    前記複数の移動局向けの通信を受け取って前記通信をオーバーレイ通信とアンダーレイ通信とに分割し、
    前記アンダーレイ通信をアンダーレイ送信に変換し、
    前記オーバーレイ通信を、前記アンダーレイ通信に少なくとも部分的に直交するオーバーレイ送信に変換し、
    前記アンダーレイ送信と前記オーバーレイ送信とを前記複数の移動局に送信することを含む、移動局との通信方法。
  20. 前記オーバーレイ送信の送信が、前記アンダーレイ送信の送信に対してほぼ同期される、請求項19記載の方法。
  21. 前記オーバーレイ送信が前記アンダーレイ送信に部分的に直交する、請求項19記載の方法。
  22. 前記オーバーレイ送信が前記アンダーレイ送信にほぼ直交する、請求項19記載の方法。
  23. 前記オーバーレイ送信の疑似雑音シーケンスが、前記アンダーレイ送信の疑似雑音シーケンスによってパンクチャされて直交性の一部を生成する、請求項19記載の方法。
  24. 前記オーバーレイ送信のウォルシュ符号が前記アンダーレイ送信のウォルシュ符号に直交する、請求項19記載の方法。
  25. 前記オーバーレイ送信がアンダーレイ疑似雑音シーケンスで拡散されて直交性の一部を生成する、請求項19記載の方法。
  26. 前記オーバーレイ送信が、前記アンダーレイ送信のチップレートの整数倍のチップレートを有する、請求項19記載の方法。
  27. アンダーレイ送信と前記アンダーレイ送信に少なくとも部分的に直交する直接拡散オーバーレイ送信とに対応するCDMA無線通信システムに使用される移動局であって、
    前記アンダーレイ送信および前記オーバーレイ送信を受信するためのアンテナと、
    前記アンテナに結合され、前記アンダーレイ送信および前記オーバーレイ送信を受信する無線周波数ユニットと、
    前記アンダーレイ送信および前記オーバーレイ送信を受信し逆拡散してオーバーレイ通信を抽出するレーキ受信機と、を含む移動局。
  28. 前記レーキ受信機が、
    前記アンダーレイ送信および前記オーバーレイ送信をオーバーレイ疑似雑音シーケンスで相関させて、アンダーレイ送信を抽出する疑似雑音相関器と、
    少なくとも1つのアンダーレイ・ウォルシュ符号に直交するオーバーレイ・ウォルシュ符号を使って前記アンダーレイ送信を相関させて、前記移動局向けの通信を抽出するウォルシュ符号相関器と、を含む請求項27記載の移動局。
  29. 前記レーキ受信機は複数のレーキ・フィンガを含み、各レーキ・フィンガが疑似雑音相関器とウォルシュ符号相関器とを含む、請求項28記載の移動局。
  30. 前記オーバーレイ疑似雑音シーケンスが、対応するアンダーレイ疑似雑音シーケンスに部分的に直交する、請求項28記載の移動局。
  31. 前記オーバーレイ送信が前記アンダーレイ送信にほぼ直交する、請求項27記載の移動局。
  32. 前記オーバーレイ送信が、前記アンダーレイ送信のチップレートの整数倍のチップレートを有する、請求項27記載の移動局。
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