JP2004503186A - 多色画像用のハーフトーンドット配置 - Google Patents
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Abstract
ハーフトーン・ドット・パターンを生成する方法は、一つのカラーチャネルに対してハーフトーン・ドット・パターンを、他のカラーチャネルに対して生成されたハーフトーン・ドット・パターンの関数として、生成することを含む。一つのカラーチャネルに対し、一つ又は他のカラーチャネルのドット配置を考慮してドットを配置すると、画質を向上することが出来、オーバープリントされるカラーチャネルに対し生成されるハーフトーン・ドット・パターン間のドット間隔を改善することが出来る。一カラーチャネルに対するドットの配置は、それに先行するカラーチャネルに配置されたドット数に依存する。チャネル間効果を考慮してドットスペーシングを改善すると、チャネル間ドット配置方法は、斑とその他の画像アーチファクトの発生を低減でき、画像の視覚による見え方が改善される。マスタ閾値アレイは、全カラーチャネルに対し、ハーフトーン・ドット・パターンの作成に使うことが出来る。しかし、事実上、チャネル間ドットスペーシングの改良を行う為には、シフトさせて行う。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は、カラー画像処理に関連する。特に、多色画像のハーフトーン化技術に関するものである。
【0002】
(背景)
オフセット印刷、静電印刷、インクジェット印刷、その他のハーフトーン印刷装置の連続諧調画像の再生には、連続諧調画像を2階調データへの変換技術が含まれる。変換プロセスは、一般的に、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するハーフトーン化と呼ばれる。このパターンは、人間の目で見る時に連続諧調を表すものである。前記2階調データは、一組のカラー毎のビットマップの形態を取る。各ビットマップは、ハーフトーン印刷装置が使用するカラーチャネルの1つ、例えば、シアン、マゼンタ、黄色、黒(CMYB)に対応する。
各カラーチャネルのビットマップは、印刷頁の所定個所における顔料の存否を決めるものである。換言すれば、ビットマップが定めるハーフトーンドットが、それぞれのカラーチャネルに対し、印刷頁内の顔料ドットの配置を規定するものである。
【0003】
一般的に、ハーフトーン技術は、二つのカテゴリーに分類できる。分散化ドットとクラスタ化ドットである。
クラスタ化ドットハーフトーン法によると、対応する連続諧調ピクセルの光度が減少するとき、所定エリアにおける一つ又は少数のインクスポットのサイズを増加させる。これに対して、分散化ドットハーフトーン技術では、対応する連続諧調ピクセルの光度が減少するとき、ほぼ一定の直径のドットを用い、所定領域のドット数を増加させる。どちらの場合も、その目的は、人間の目が見て、コピー用連続諧調画像の原ピクセルの見え方に近い、ドットを含むハーフトーンセルを生成することである。
【0004】
分散化ドット法によるドット配置には、ベイヤ型ディザ(Bayer ordered dither)のような周期的な配置、又は、エラー拡散と確率的スクリーニングのような擬似ランダム配置がある。確率的ハーフトーンパターンでは、予備計算アレイを使って実現すると、頁のレンダリングプロセスにおける計算の拡大を避けることができる。アレイは、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するための、各カラーチャネルのピクセル毎に連続諧調値に適用するマスクと考えることができる。
【0005】
予備計算アレイの一つは、閾値アレイである。閾値アレイは、M=2Nレベルに対し、Nビット整数を要素とする二次元アレイである。予備計算アレイの他の例は、ハーフトーン“ボリューム”であり、これは、Mハーフトーンレベルに対応する1組のMの2次元ビットマップである。1組のハーフトーン・ボリューム・ビットマップは、閾値アレイから生成してもよい。閾値アレイ又はハーフトーンボリュームから再生される画像の内容は、実質的に同一であることができる。どちらの場合も、カラー別ドット分布は、予備計算の閾値アレイマスクの特性に依存する。
【0006】
(概要)
本発明は、多色画像を形成するためにハーフトーン・ドット・パターンを生成する方法に関するものである。又、本発明は、前記方法を実施する為のプログラムコードを記憶する、コンピュータ読取り可能な媒体に関する。ここに開示する方法によれば、生成しようとする一つのカラーチャネルのハーフトーン・ドット・パターンは、既に生成された他のチャネルのハーフトーン・ドット・パターンの関数として生成される。従って、ドット配置(dot placement)は、独立に決められるものではなく、チャネル間の相互関係で決められる。後述するように、一つのカラーチャネルに対するドットの配置は、一つ又はそれ以上のカラーチャネルに対するドット配置を考慮すれば、画像の質を向上させることができ、オーバープリントされるカラーチャネルに対し、ハーフトーン・ドット・パターン間のドットの間隔を拡大する。
【0007】
本発明の一実施例に従うと、本方法によれば、第1カラーチャネルに対する、第1ハーフトーン・ドット・パターンのドット配置は、閾値アレイの関数である必要がある。第2カラーチャネルに対する、第2ハーフトーン・ドット・パターンのドット配置は、前記第1ハーフトーン・ドット・パターン及び前記閾値アレイの関数である必要がある。本方法は、二つ又はそれ以上のカラーチャネルに適用してもよい。例えば、本方法によれば、更に、第3カラーチャネルに対する第3ハーフトーン・ドット・パターンのドット配置が、前記第2のハーフトーン・ドット・パターン及び前記閾値アレイの関数であることが必要であり、第4カラーチャネルに対する第4ハーフトーン・ドット・パターンのドット配置が、前記第3のハーフトーン・ドット・パターン及び前記閾値アレイの関数であることが必要である。
いくつかの実施例においては、プロセスは、累積的である。例えば、第4ハーフトーン・ドット・パターンのドット配置を、前記第1、第2及び第3のハーフトーン・ドット・パターン及び前記閾値アレイの関数として生成してもよい。
【0008】
いくつかの実施例においては、カラーチャネルは、ハーフトーン印刷装置のシアン、マゼンタ、黄色及び黒色チャネルであってよい。例えば、第1カラーチャネルは黒色、第2カラーチャネルはシアン、第3カラーチャネルはマゼンタ、第4カラーチャネルは黄色であってよい。
【0009】
いくつかの実施例においては、カラーチャネルの順序は、例えば、最大密度のチャネルから最小密度のチャネルへと顔料の相対密度に基づいて選択してよい。特に、単一「マスター」閾値アレイに対するカラーチャネルのハーフトーン化は、最大密度のチャネルから最小密度のチャネルの順に、実行することができる。例えば、黒色、シアン、マゼンタ、黄色の順である。結果、互いに相対的に最大コントラストをなすドットは、最大にスペーシングされている。
【0010】
第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するには、前記閾値アレイ内で第1ドット配置範囲(first dot placement range)を規定する必要があり、前記第1ドット配置範囲内に存在する前記閾値アレイの値に対し第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置する必要がある。同様に、第2及び第3ドット配置範囲に含まれる閾値アレイの値に対し、前記閾値アレイの第3及び第4ハーフトーン・ドット・パターン内にドットを配置してから、閾値アレイ内の第2及び第3ドット配置範囲を決めてよい。
【0011】
従来のやり方で、単一マスター閾値アレイを使って、カラーチャネル別に独立にハーフトーン・ドット・パターンを作成し、ハーフトーン・ドット・パターンをオーバープリントして多色画像を形成する時に、ザラザラ、斑、その他画像アーチファクトが発生することがある。このような画質のきずは、一般にチャネルを独立にハーフトーントーン化する結果、即ち、チャネル間のドットの位置的干渉を考慮しない場合に、発生するものである。
【0012】
シアン、マゼンタ、黄色、黒プリンタでは、しばしば、ザラザラが、紙、及び、黒ドット又はオーバープリントされたシアン、マゼンタドット(青成分を形成する)との間の高コントラストに基づくハイライトの時、発生する。黒については、カラー除去法(under color removal :UCR)又は灰色成分交換法(gray component replacement:GCR)を使ってハイライトから排除できるが、オーバープリントされたシアン・マゼンタ顔料が生成する高コントラスト青(high−contrast blue)は大きな問題である。
【0013】
斑は、オーバープリント・チャネルからの低空間周波数エネルギーが増加すると、発生する。マスター閾値アレイは、このエネルギーを最小化するように設計されるので、個別チャネルとしては、円滑な様相を示すけれども、チャネルのオーバープリント組合せを行うと、この特性は維持し得ない。このようなチャネル間作用の結果、典型的なハーフトーントーン画像は、前記の画像アーチファクトに影響され、画質を劣化させる。
【0014】
本発明によるハーフトーン化法は前記の作用を軽減し、ハーフトーン画像の画質を改善するものである。特に、一つのチャネルに対し、ドットを配置し、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するとき、本方法では、他のチャネルのドット配置を考慮するものである。このように、本方法は、所定の組の連続諧調(contone)値に対し、チャネル毎のドット配置を互いに別々にするのに効果がある。これは、チャネル独立技術とは異なるものである。
【0015】
前記マスター閾値アレイを各チャネルに使うと、望ましいチャネル間ドットスペーシング(dot spacing)を実現できるが、連続するチャネル毎にドットを、先行するチャネルのドット配置を考慮して、配置しなければならない。事実上、画像アーチファクトを起こす過度のオーバープリントを避けつつ、先行するチャネルのドット配置に基づいて、閾値アレイの値を「シフト」、「オフセット」することができる。このアプローチによれば、カラーチャネル毎のハーフトーン・ドット・パターン間でのドットの再使用を減少させる。
【0016】
一つの実施例において、本発明は、第1色ピクセル値より小さい、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、第2色ピクセル値に対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を定めるステップと、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップとを、含む方法である。
【0017】
他の実施例において、本発明は、次のステップを含む方法を提供する。即ち、第1色ピクセル値より小さい、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、シアン色ピクセル値に対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を定めるステップと、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、
マゼンタ色ピクセル値に対する閾値アレイ値内に、第2ドット配置範囲を定めるステップであって、前記第2ドット配置範囲は、第1と第2色ピクセル値の和の関数としての下限と、第1,第2及び第3色ピクセル値の和の関数としての上限を有するステップと、
第2のドット配置範囲の閾値アレイ値に対し、第3ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、
黄色ピクセル値に対する閾値アレイ値内に、第3ドット配置範囲を定めるステップであって、前記第3ドット配置範囲は、第1、第2と第3の色ピクセル値の和の関数としての下限と、第1、第2、第3と第4の色ピクセル値の和の関数としての上限を有するステップと、
第3のドット配置範囲の閾値アレイ値に対し、第4ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、を含む方法である。
【0018】
更なる実施例において、本発明は、プログラムコードを格納するコンピュータ読み出し可能な媒体を提供する。前記プログラムコードは、プロセッサの実行時に、第1色ピクセル値より小さい、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置し、第2色ピクセル値に対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を定め、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するものである。
【0019】
追加の実施例において、本発明は、プログラムコードを格納するコンピュータ読み出し可能な媒体を提供する。前記プログラムは、プログラム実行時に、
第1色ピクセル値より小さい、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置し、シアン色ピクセル値に対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を定め、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置し、
マゼンタ色ピクセル値に対する閾値アレイ値内に、第2ドット配置範囲を定め、前記第2ドット配置範囲は、第1と第2色ピクセル値の和の関数としての下限と、第1,第2及び第3色ピクセル値の和の関数としての上限を有し、
第2のドット配置範囲の閾値アレイ値に対し、第3ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置し、
黄色ピクセル値に対する閾値アレイ値内に、第3ドット配置範囲を定め、前記第3ドット配置範囲は、第1、第2と第3の色ピクセル値の和の関数としての下限と、第1、第2、第3と第4の色ピクセル値の和の関数としての上限を有し、
第3のドット配置範囲の閾値アレイ値に対し、第4ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するものである。
【0020】
他の実施例において、本発明は、閾値アレイの関数として、第1カラーチャネルに対して第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、
第1ハーフトーン・ドット・パターンと閾値アレイの関数として、第2カラーチャネルに対して第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップとからなる方法を提供する。
【0021】
追加の実施例において、本発明は、コンピュータにより実行される時に、プログラムコードを格納するコンピュータ読み出し可能な媒体を提供する。前記プログラムは、閾値アレイの関数として、第1カラーチャネルに対して第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置し、第1ハーフトーン・ドット・パターンと閾値アレイの関数として、第2カラーチャネルに対して第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するものである。
【0022】
(詳細な説明)
図1は、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するシステム10のブロック図である。図1に示されるように、システム10は、連続諧調(contone)画像データ14にアクセスするプロセッサ12を有する。ユーザインターフェース15は、システム10とユーザとの相互作用を提供する。例えば、プリント操作、所望のハーフトーンマスクのアプリケーション等プリント設定の選択を行う。プロセッサ12は、連続諧調画像データ14に基づいて、カラーチャネル毎にハーフトーン・ドット・パターン16を生成する。前記ハーフトーン・ドット・パターン16はプリンタ17に与えられて、前記オリジナルの連続諧調画像データ12が表現する画像を再生する。
【0023】
プロセッサ12は、閾値アレイマスク18にアクセスし、連続諧調画像データ14にそれを適用し、ハーフトーン・ドット・パターン16を生成する。又、プロセッサ12は、異なるカラーチャネルに対し同一の閾値アレイマスクの使用を許容するチャネル間オフセット20を維持するが、画像品質の改善のためにチャネル間ドットスペーシングの改善を行う。チャネル間オフセット20は、カラーチャネル毎に、閾値アレイマスク18内の閾値範囲を設定する。前記設定は、閾値アレイマスクが適用される先行チャネルに対して行うドット配置(dot placement)に基づいて行われる。前記オフセットは、累積的であるから、カラーチャネル毎に生成されるハーフトーン・ドット・パターンにおけるドットの再使用(reuse of dots)が、低減される。
【0024】
プロセッサ12は、汎用又は特定用途マイクロプロセッサであってよく、PCの一部、マッキントッシュ、又はコンピュータ・ワークステーション、に組み込まれ、又は、を形成してもよい。ユーザインターフェース15は、従来のキーボード、及び、必要ならば、マウス、トラックボール等のポインティングデバイスを含めてもよい。ユーザインターフェース15は、又、CRT又は平面パネル表示装置等のコンピュータモニタを含めてもよい.連続諧調画像データ14、閾値アレイマスク18及びチャネル間オフセット20は、プロセッサ12がアクセスし実行を行うプログラムコードと共に、記憶装置に記憶される。実行可能ファイルに関し、記憶装置はランダムアクセスメモリ(RAM)であり、ここに説明した方法を実行することができる。プログラムコードと他の記憶装置のコンテンツは、ROM、固定ハードディスク又はシステム10に関連するリムーバブルメディア装置のような他のメモリ装置からRAMにロードすることができる。特に、適当なプログラムコードは、最初、磁気、光学、磁気光学又は他のディスク又はテープメディアに記憶することができる。他の方法として、プログラムコードは、例えばEEPROM、又はローカル、ワイド、エリア又はグローバルコンピュータ網のような電子コンピュータ読取り可能メディアに記憶することができる。
【0025】
動作時、プロセッサ12は、多色画像の連続諧調画像データ14を受け取り、プリンタ17に再生する。連続諧調画像データ14は、画像ファイルの形をとって、前記画像の個別ピクセル毎に連続諧調ピクセル値を定める。プロセッサ12は閾値アレイマスク18とチャネル間オフセット20を連続諧調画像データ14に適用し、連続カラー別ビットマップを作成し、異なるデバイス顔料(例えば、シアン、マゼンタ、黄色、黒(CMYB))に対し、ハーフトーン・ドット・パターン16を決定する。プロセッサ12は、最終カラー別ビットマップをプリンタ17に送信するか、又はストリーム送信(stream)し、紙、フィルムのような出力メディア上にオリジナル連続諧調画像を再生する。前記カラー別ビットマップは、従来の画像フォーマットでパッケージ化され、ラスタ入力が、プリンタ17又はプリンタに関連するRIPサーバにより処理される。
【0026】
図2は、閾値アレイマスク22を適用し、4つの異なるカラーチャネル毎に、ハーフトーン・ドット・パターン24,25,26,27を形成することを説明するための概略図である。図2において、閾値アレイハーフトーン化の概念を説明するために、閾値アレイマスク22とハーフトーン・ドット・パターン24,25,26,27を大幅に単純化した。図2に示されるとおり、閾値アレイマスク22は、16ドット位置d0−d15を有し、ドット配置(dot placement)が無いことを意味する0を含め、前記ドット位置毎に16アレイ値を有している。各ドット位置は、連続諧調画像における一つのカラーチャネルに関連したピクセル位置に対応する。連続諧調画像におけるピクセル位置の色ピクセル値はカラー強度を定めるものである。実際、閾値アレイマスク22は、典型的には、説明の為に図2で示した16より、かなり多い数のエントリを有する。多くのアプリケーションでは、例えば、閾値アレイマスク22は28、即ち256エントリをもつことがある。又、実際には、閾値アレイマスク22は、連続諧調画像を横断してタイル化され、小面積ハーフトーン・ドット・パターンのアレイを備え、これらが一緒になって、前記画像に対し、ハーフトーン・ドット・パターンのモザイクを生成する。
【0027】
マスク22の各ドット位置は、ドット配置する度に閾値を設定する。ドット位置d0−d15の閾値は、閾値アレーマスク22が重ねられる連続諧調画像のカラーピクセル値と比較する。もし、対応するドット位置d0−d15の閾値がカラーピクセル値より小さいか等しいならば、ドットがその位置に配置される。もし閾値がカラーピクセル値より大きいならば、ドットはその位置に配置されない。ドット位置d0−d15の閾値をカラーピクセル値に適用した結果は、ドットパターン、即ち、ハーフトーン・ドット・パターンである。
【0028】
図2の閾値アレイマスク22のドット位置d0−d15は、アドレス決めのために昇順に番号付けされ、閾値は、ハーフトーン化マスクに基づいて決められる。好ましい実施例において、ドット位置t0−t15の閾値は、確率論的方法により指定され、擬似ランダム関数に基づく分散ドットパターンを生成する。例えば、ブルーノイズ関数が、使われてきたが、これは、ハーフトーン画像として、目に受け入れられる閾値分布を与えるものである。前記ブルーノイズ関数を予備計算して、マスク22が作成され、関連する閾値を有するドット位置d0−d15の2次元アレイとして記憶装置に記憶される。
【0029】
図2の例では、閾値アレイマスク22を、連続諧調画像の対応エリアに適用し
、第1カラーチャネルに対してハーフトーン・ドット・パターン24を、
第2カラーチャネルに対してハーフトーン・ドット・パターン25を、
第3カラーチャネルに対してハーフトーン・ドット・パターン26を、
第4カラーチャネルに対してハーフトーン・ドット・パターン27を、生成する。
多くのアプリケーションでは、閾値アレイマスク22は、4又はそれ以上のカラーチャネル(例えば、シアン、マゼンタ、黄色、黒)に使用される。図2の例において、ドット位置d0−d15は、0から15の間の16個の異なる閾値をもつ。0は、連続諧調色ピクセル値0に対するハーフトーン・ドット・パターンの0ドット配置に対応する.更に、前記閾値は、ブルーノイズ関数のような確率論的方法に従って分布すると仮定し、又、第1のカラーチャネルに対応するピクセル値は、全部で、4つあり、第2,3,4カラーチャネルに対応するピクセル値はそれぞれ、4,8,3あると仮定する。
ハーフトーン・ドット・パターン24は、第1カラーチャネルに対応し、4ドットの配置を示す。
ハーフトーン・ドット・パターン25は、第2カラーチャネルに対応し、5ドットの配置を示す。
ハーフトーン・ドット・パターン26は、第3カラーチャネルに対応し、8ドットの配置を示す。
ハーフトーン・ドット・パターン27は、第4カラーチャネルに対応し、3ドットの配置を示す。
【0030】
同一の閾値アレイマスク22を、各カラーチャネルに適用するので、ハーフトーン・ドット・パターン24,25,26,27のドット配置については、いくつか共通する。図2の例において、ハーフトーン・ドット・パターン24, 25, 26に関し、ドット位置d0, d7, d10, d12でドットが再使用され、ハーフトーン・ドット・パターン27に対しドット位置d0、d7、d10で再使用される。
第2ハーフトーン・ドット・パターン25では、第5番目のドットだけが、第1ハーフトーン・ドット・パターン24と重複していない。というのは、第1と第2のハーフトーン・ドット・パターンが前記ドットを共有しないからである。第3ハーフトーン・ドット・パターン26は第1ハーフトーン・ドット・パターン24の4ドットを共有するが、第2ハーフトーン・ドット・パターン25の第5ドットを更に有する。
【0031】
図2に示すようなドットの再使用は、画質の問題を発生する。特に単一「マスタ」閾値アレイ22を使用し、各カラーチャネル毎にハーフトーン・ドット・パターンを形成すると、2,3,4、それ以上のハーフトーン・ドット・パターンのオーバープリントにより形成される多色画像において、ザラザラ、斑、その他画像アーチファクトを生じる可能性がある。画像の傷は、一般的に複数のチャネルを独立にハーフトーン化する結果として、即ち、チャネル間のドットの位置的干渉を考慮しない結果、生じるものである。オーバープリントチャネルの低い空間周波数エネルギーが、斑を発生する。マスター閾値アレイマスク22は、このエネルギーを最小化するように設計されているが、チャネルのオーバープリント組合せでドットを再使用すると、前記マスクの利点を損なうことになる。
【0032】
本発明の実施例によるハーフトーン化方法は、ドットの再使用回数を低減し、異なるカラーチャネルに対するハーフトーン・ドット・パターン間のドット間隔を広げることで画質を向上するものである。本方法は、望ましくは、マスタ閾値アレイマスクを使用するものであるが、オフセットを導入して、他のチャネルのドット配置を考慮するものである。ドットは、続くチャネルに対し、配置される。事実上、閾値アレイ値は、続くカラーチャネルに対しオフセット又はシフトされる。これは、画像アーチファクトをもたらす過剰なオーバープリントを避ける為に、先行するチャネルのドットを基にして行われる。本方法は、閾値アレイマスク22を連続諧調画像データ14に適用する間、プロセッサ12により実行される。一実施例において、プロセッサ12は、高密度から低密度の順で(例えば、黒、シアン、マゼンタ、黄色の順で)カラーチャネルを処理し、ドットの再使用を低減するために先行カラーチャネルのドット数に基づく、チャネル間オフセットを維持する。
【0033】
図3は、本発明の一実施例によるハーフトーン・ドット・パターンを生成する方法を説明するフローチャートである。図3に示す方法は、閾値アレイを連続諧調ピクセル値と比較して、第1ドットを第1ハーフトーン・ドット・パターンに配置するステップ(28)を含む。第1ハーフトーン・ドット・パターンは、第1カラーチャネルに対応する。本方法によると、第2ドットは、閾値アレイマスクと第1ハーフトーンパターンの第1ドットに基づいて、第2ハーフトーン・ドット・パターンに配置される(30)。第2ハーフトーンパターンは第2カラーチャネルに対応する。本方法には更に、第3ハーフトーン・ドット・パターンにおける第3ドットの配置を含む(32)。これは、第3カラーチャネルに対応するもので、閾値アレイマスクと第1と第2のカラーチャネルに対するドット配置とに基づいて決められる。最後に、第4ドットは第4ハーフトーン・ドット・パターンに配置される(34)。これは、第4カラーチャネルに対応するもので、閾値アレイマスクと第1と第2と第3のカラーチャネルに対するドット配置とに基づいて決められる。これらハーフトーン・ドット・パターンの結果に基づいて、プリンター17は、第1,2,3,4ドットを使って4チャネル・オーバープリント画像を作成することができる(36)。
【0034】
プロセッサ12が、先行するチャネルのドット配置に基づいて、ドットを配置する手法には、図1に示すように、チャネル間オフセット20の計算が必要である。その結果、ドットスペーシングが改善される。第1カラーチャネルについては、チャネル間オフセット20は、通常0である。というのは、第1カラーチャネルに先行するドット配置が無いからである。
しかし、第2カラーチャネルに対しては、チャネル間オフセット20の値は、第1チャネルのドット配置の関数である。第3カラーチャネルに対しては、チャネル間オフセット20の値は、第1チャネルと第2チャネルのドット配置の関数である。第4カラーチャネルに対しては、チャネル間オフセット20の値は、第1チャネルと第2チャネルと第3カラーチャネルのドット配置の関数である。このように、チャネル間オフセット20はプロセッサ12が扱ったカラーチャネルの数に亘って累積する。蛍光グリーン、蛍光オレンジ等追加顔料を組み込む高精度カラーシステム用のような特定印刷装置が使う4チャネル以上の場合には、同様にして、チャネル間オフセット20が、後続チャネルに対して生成される。
【0035】
プロセッサ12は、チャネル間オフセット20を使って、閾値アレイマスク18で利用できる閾値アレイ値の範囲内で、ドット配置範囲を決める。ドットは、前記ドット配置範囲内にある閾値アレイ値の適切なハーフトーン・ドット・パターンに配置される。前記ドット配置範囲は、先行する色ピクセル値の、即ち、前ステップにおけるハーフトーン化されたカラーチャネル内の対応ピクセルに対する値に依存する下限を有している。前記下限は、チャネル間オフセット20の値に対応しており、ドットの再使用を回避する為に、次のチャネルに対し、閾値範囲を上方に移動させるのに役立つ。又、前記ドット配置範囲は、先行色ピクセル値と現行色ピクセル値に依存する上限を有する。もし、閾値が前記下限より大きく、前記上限と等しいかより小さい時、ドットが配置される。
【0036】
このように、次のカラーチャネルに対するドット配置は、共通ピクセル値範囲に対して、過剰なドット重複を避けるように変化する。特に、最初のステップとして、ドットは、第1色ピクセル値より小さいか等しい閾値アレイ値に対する第1色ピクセル値として配置される。結果としてのドット配置は、第1ハーフトーン・ドット・パターンを決める。第1色ピクセル値は、どのような装置の顔料(例えば、シアン、マゼンタ、黄色、黒のような)に対するピクセル値であってもよい。好ましい実施例においては、ハーフトーン化される第1カラーチャネルは、黒チャネルで、次にシアン、マゼンタ、黄色が続く。このハーフトーン化シーケンスは、顔料密度が減少する順で行われる。最大密度の顔料である黒が、最初にハーフトーン化され、最後に、最小密度顔料の黄色がハーフトーン化される。このやり方で、ドット間隔は、ほとんどの場合、最大密度差のカラーチャネル間で(即ちサブストレートとは対照的に)、ドット間隔が最大となる。
【0037】
第1色ピクセル値に対して、即ち、黒チャネルに対して、ドットを配置した後、第2色ピクセル値、即ちシアンに対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を決める。次にプロセッサ12は、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値を持つドット位置に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置する。前記第2カラーチャネルに対し、前記ドット配置範囲は、第1色ピクセル値の関数である下限と、第1と第2の色ピクセル値の和の関数である上限を有する。前記下限より大きく、前記上限と等しいか、より小さい閾値アレイ値に対して、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置する。このように、第1色ピクセル値に対するドットは、第2カラーチャネルに対し、再使用せず(又は再使用されてもより少ない回数で)、画質を劣化させるチャネル間作用と過剰なオーバープリントを避けることができる。
【0038】
マゼンタのような第3カラーチャネルに対し、プロセッサ12は、閾値アレイ値内に第2ドット配置範囲を規定する。第2ドット配置範囲は、第1と第2色ピクセル値の和の関数である下限を有する。第2ドット配置範囲の上限は、第1と第2と第3のの色ピクセル値の和の関数である。このように、連続するカラーチャネルの各々に適用するオフセットは累積的であるから、閾値アレイ内のドットの再使用は、可能な限り避けることができる。第3カラーチャネルに対し、ドットは、閾値アレイ値に対する第3ハーフトーン・ドット・パターンに配置される。前記閾値アレイ値は、第2ドット配置範囲(即ち、第2ドット配置範囲の下限より大きいか等しく、第2ドット配置範囲の上限より小さいか等しい範囲である)にある。
第2ドット配置範囲は、第1ドット配置範囲の上限からスタートし、第1,2,3カラー値間のドットの再使用が回避される。
【0039】
黄色のような第4カラーチャネルに対し、プロセッサ12は、第4色ピクセル値に対し、閾値アレイ値内に第3ドット配置範囲を規定する。第3ドット配置範囲は、第1と第2と第3色ピクセル値の和の関数である下限と、第1と第2と第3と第4の色ピクセル値の和の関数である上限を有する。前記と同様に、連続するカラーチャネルの各々に対する閾値アレイ値に適用する効果的なオフセットは、先行するカラーチャネルに適用するオフセットに対し累積的である。第3ドット配置範囲の定義に基づき、プロセッサ12は、第3ドット配置範囲内にある閾値アレイ値に対し、第4ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置する。詳しく言えば、プロセッサ12は、第3ドット配置範囲の下限より大きいか等しく、第3ドット配置範囲の上限より小さいか等しい範囲にある閾値アレイ値に対し、第4ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置する。このように、第1,2,3、4色ピクセル値間のドットの再使用は、回避される。
【0040】
注目すべき点は、もしいずれの色ピクセル値が、ドット配置範囲の適用に際し、最大閾値を超過した場合、前記範囲を「ロールオーバーする(roll over)」又は「包み込む(wrap around)」必要がある。換言すれば、適正なドット配置範囲の下限と閾値アレイ値の最大値間の色ピクセル値が利用可能な閾値アレイ値数を使い切った場合、適正なドット配置範囲部分として閾値アレイ値範囲の最初の、いくつかの閾値アレイ値を再使用する必要がある。この場合、ドットの再使用がかなり多く発生する可能性があるが、前記ドット配置範囲を決めるとき(即ちチャネル間オフセット20の適用時)に、最大アレイ閾値を色ピクセル値が超える程度に限られる。
例として、もし256個の閾値が利用でき、チャネル間オフセットが100である時、値160は、260になり、これは利用可能な閾値を超えてしまう。「包み込み(wrap around)」は、色ピクセル値に対し単一“mod(剰余)”関数と、引数として最大閾値アレイ値を適用して達成される。結果は、「包み込み」値で、適正なドット配置範囲の上限として作用する。包み込みは、画像のピクセルをNカラーチャネルで処理する時N―1回発生する可能性がある。
【0041】
図4は、チャネル間ドットスペーシング方法を使って、閾値アレイマスクを適用するのを説明するための概略図である。図2の例と同様に、閾値アレイマスク22は16個のドット位置d0−d15を持っている。図4に示したように、閾値アレイマスク22は、黒、シアン、マゼンタ、黄色のカラーチャネルに適用され、四つのカラー分離されたハーフトーン・ドット・パターンのビットマップを作成する。具体的には、閾値アレイマスク22を適用して、黒に対する第1ハーフトーン・ドット・パターン24、シアンに対する第2ハーフトーン・ドット・パターン42、マゼンタに対する第3ハーフトーン・ドット・パターン44、黄色に対する第4ハーフトーン・ドット・パターン45が作成される。ここで説明した方法によると、閾値アレイマスク22は、黒、シアン、マゼンタ、黄色カラーチャネルに引き続いて適用される。
【0042】
前記先行チャネルのドットに基づいてドット配置範囲を決めることにより、本方法は、図4に示すとおり、ドット再利用を避けるものである。黒色ピクセル値は、4ドット位置が必要とし、シアン色ピクセル値は、5ドット位置が必要とし、マゼンタ色ピクセル値は、5ドット位置が必要とし、黄色ピクセル値は、4ドット位置が必要とする。注意すべきは、先行するドット位置と結果として起こるチャネル間オフセット20に依存して決まるドット配置範囲を使うと、黄色ハーフトーン・ドット・パターン45でd0とd12が再使用される迄、ドット再使用は起こらない。図4の例において、黒、シアン、マゼンタハーフトーン・ドット・パターン24、42、44間でのドットの再使用は無いからである。このように、各ハーフトーン・ドット・パターンは、対応する連続諧調色ピクセル値に比例する多くのドットを含む。しかしながら、前記ドットは互いに離間し、オーバープリント画質を向上させるものである。
【0043】
図5は、図3に示した方法を、詳細に示すフローチャートである。図5に示すように、特定の連続諧調ピクセル値に本ハーフトーン化方法を適用するには、最初に、プロセッサ12が「下限(lowerBound)」と、「カラー(color)」とを0にセットする(48,50)。「下限」は、本方法によりセットするドット配置範囲の下限である。例えば、黒である第1カラーチャネルに対し、下限は0である。「カラー」値は、処理するカラーチャネルに対し、color=0は、黒チャネルを、color=1は、シアンチャネルを、color=2は、マゼンタを、color=3は、黄色を指定する。又、プロセッサ12は、masterXY=M[x][y](但し、masterXYは、或るピクセル位置x,yにおけるマスタ閾値アレイマスクMから決めた閾値である。)をセットする(52)。最後に、プロセッサ12は、dotXY[color]を0にセットする(54)。dotXY[color]は、カラー毎のハーフトーン・ドット・パターンの対応するx、y位置に、ドットを配置すべきか否かを表すものである。dotXY[color]=1の時は、ドットを配置する。
【0044】
前記のように値を設定して、プロセッサ12は、繰り返しループを開始し、次のカラーチャネルに対するピクセルに対し、ドットの配置を決める。プロセッサ12は、上限(upperBound)値を、下限値とColorVa[color]との和に等しくするようにセットする(56)。それは、前記和とnumMasterArrayLevelsのモジュロ(mod)計算したものである。ここで、「上限」は、ドット配置範囲の上限であり、ColorVa[color]は、現行カラーチャネルの適正なピクセルの連続諧調ピクセル値である。「NumMasterArrayLevels」値は、閾値アレイマスクMに割り当てられた最大閾値である。後述するように、mod関数は、最大閾値nnumMasterArrayLevelsを超えるとき、上限値を「包み込む」のに使われる。mod関数による包み込みにより、或るカラーに対するドット分布の低空間周波数エネルギーが低減され、ドットの再使用とオーバープリントは必要最小限となる。
【0045】
各繰り返しにおいて、下限値は先行する繰り返しの上限値に従って増大する。結果、上限値は増大し、複数のピクセル値に対しnumMasterArrayLevelsを超えることがある。上限値に対し包み込み値が必要か否かを決めるために、プロセッサ12は、下限値と上限値とを比較し、どちらが大きいかを決める(58)。もし、下限値が上限値より大きい場合、上限計算(56)におけるmod計算により、上限が閾値アレイ値の初期に包み込まれる。もし下限が上限より大きくないならば、プロセッサ12は、次にマスタXY値(即ち、マスクMの適正な閾値)が上限より小さいか等しいかを決める(60)。もしそうなら、プロセッサ12は、masterXY値が下限より大きいかどうかを決める(62)。
【0046】
両条件(60,62)が満たされる時には、プロセッサ12は、dotXY[color]を1としてセットし、ドット位置を記録する(64)。これは、masterXY値が上限より小さい、又は、に等しい(60)と、下限より大きい(62)の双方を満たすという「AND」計算である。もしどちらかが満たされない時には、プロセッサ12は、dotXY[color]を1にセットせず、カラー値を1増加させ、次のカラーチャネルに対応させる(66)。更に、プロセッサ12は、下限を上限に等しくセットし(68)、チャネル間オフセットを適用し、次の繰り返しを開始する(54)。同様に、もし両方の条件(60,62)が満たされ、dotXY[color]が1にセットされる(64)と、プロセッサ12は、次のカラーチャネルの繰り返しのために、カラーを1増やし(70)、下限を上限に等しく(72)セットする。
【0047】
もし下限が上限より大きい場合(58)には、プロセッサ12は、包み込み計算を行う。詳述すると、プロセッサ12は、masterXYが上限より小さい、又は、に等しいかを決める(74)。もしそうなら、プロセッサ12は、dotXY[color]を1にセットする(64)。もしそうでないなら、プロセッサ12は、masterXYが下限より大きいか否かを決定する(76)。もしそうなら、プロセッサ12は、dotXY[color]を1にセットする(64)。もしそうでないならば、プロセッサ12は、カラーを1だけ増やし(70)、次の繰り返しのために次のカラーチャネルへ移行し、下限を上限に等しくセットする(72)。このようにして、もしmasterXYが下限とnumMasterArrayLevelsの範囲間で、又は、0と「包み込み」上限の間の範囲内であるとき、プロセッサ12は、ドットを配置する。これは「OR」操作である。このプロセスが繰り返され、ドット配置が、全カラーチャネルの対応するピクセルに対して決定される迄、続く。次に、プロセッサ12は、新規x,y座標が定める次のピクセルに移り、全カラーチャネルの全ピクセルが処理されるまで続く。
【0048】
図5に示すプロセスは、プロセッサ12が実行するプログラムコードに容易に実装される。以下は、本プロセスの実装に適したCソースコードの例である。
【0049】
【表1】
【0050】
上記Cソースコードで示されるプロセスは、繰り返し実行されて、閾値アレイマスク内の全ピクセル位置に対し、又全カラーチャネルに対し、ドット配置を決定することが出来る。このプロセスは、タイルベースで繰り返され、事実上連続諧調画像の種々の領域で閾値マスクを重ね置きし(overlay)、ハーフトーン・ドット・パターン・モザイクを作り出す。
【0051】
図6は、チャネル間ドットスペーシングを改善する方法を、閾値アレイ値範囲に適用することを説明する図である。図6のグラフは、黒、シアン、マゼンタ、黄色チャネルの直線グラフで、本発明の実施例に従った方法で、連続諧調値と、事実上、各カラーチャネルに配置されるドットの数を示している。詳細にいえば、黒チャネルグラフ78は、0である下限80とKである上限82を持つドット配置範囲から始まる。上限値Kは、黒色分離の適正なピクセルに対するドットレベル値である。もし閾値が0より大きく、Kより小さい又は等しければ、ドットは対応する位置に配置される。
【0052】
シアン・チャネルグラフ84のドット配置範囲は、Kである下限86とK+Cである上限88(即ち、KチャネルドットレベルとCチャネルドットレベルの和)とを有する。このように、シアンのドット配置範囲は、黒とシアンのカラーチャネル間のオフセットを含む。マゼンタ・チャネルグラフ90は、K+Cである下限92とK+C+Mである上限94を有する。しかし、実際問題として、上限が最大閾値アレイを超えるときに、上限は(K+C+M)mod(但し、mod関数は剰余(最大閾値アレイ値に関し)である。mod関数は、最大閾値に対するそれぞれの値(チャネル間オフセットを含む)に依存して、シアン、マゼンタ、黄色チャネルのどれにも適用される。図6の例では、上限94が閾値アレイの最大値を超え、包み込み上限96の計算を必要とするものである。最後に、黄色チャネルグラフ98については、ドット配置範囲は、(K+C+M)modである下限100と(K+C+M)mod+Yである上限を有する。
【0053】
どの場合においても、図6に示されるように、1つのカラーチャネルに対する下限は、それに先行するカラーチャネルに対する上限である。その例外は、黒で、下限は0である。又、黒を除いて、上限はそれに先行するカラーチャネルに対する上限と現行カラーチャネルのピクセル値(即ちドット配置数)の和である。このように、各カラーチャネルに適用されるハーフトーン化技術は、チャネル間オフセットを利用し、ドットスペーシングを改善する為に、一つのチャネルから他のチャネルへとドット配置範囲をずらすものである。もし閾値がドット配置範囲にある場合は、それぞれのピクセルとカラーチャネルに対し、ドットが配置される。もし閾値が適正なドット配置範囲に無い時は、ドットは対応するピクセル位置に配置されない。
【0054】
図7は、チャネル間ドットスペーシングを改善する別の方法を、閾値アレイ値範囲に適用することを説明する図である。陰のある領域は、ハーフトーンドットが配置される閾値範囲を表す。図6のグラフと同様に、図7のグラフは、黒、シアン、マゼンタ、黄のカラーチャネルの直線状のグラフである。しかし、図7のグラフには、更に、青成分に対応するグラフ104を含む。これは、シアンとマゼンタ顔料の重合を制御して作成される。図7で示される手法は、一般的に、図6に示されるものと一致しているが、シアンとマゼンタのドットの再使用をより高密度なドット(即ち、K+M+C)の全数に比例する一定限度迄許容しようとするものである。詳述すれば、K+B(青)重複成分は下限105と上限106を有し、シアンとマゼンタとの両カラーチャネルのドット配置範囲を定め、一定限度のドット再使用とオーバーラップを許容するものである。簡単化の為に、図7は、包み込みの必要性を示していないが、実際問題としては、Nカラー画像データに対し、ピクセル当たりN−1回包み込みは発生する。図6の例のように、シアンのドット配置範囲は、Kの値に依存し、Kに等しい下限と、K+Cに等しい上限を有する。
【0055】
マゼンタのドット配置範囲は、K+Cに等しい第1下限92とK+C+M−Bに等しい第1上限108を有する。このように、マゼンタチャネルの上限108は、黒、とシアンの値、と青の重複値とに基づいて決定される。マゼンタドット配置範囲は、Kに等しい第2下限109とK+Bに等しい第2上限110を持つ第2ドット配置範囲を有する。マゼンタについて、もし、閾値が第1下限92より大きく、第1上限108より小さい、又は、に等しい時、又は閾値が第2下限109より大きく、第1上限110より小さい、又は、に等しい時、ドットが配置される。
黄色チャネルは、K+C+M−Bに等しい下限112とK+C+M−B+Yに等しい上限114を持つドット配置範囲である。図6の例のように、閾値範囲は、所定チャネルのドット配置に対し、それより前にハーフトーン化された全チャネルの連続諧調値の和だけシフトされる。
【0056】
青重複成分の量は、例えば、B=f(T)*min[C,M]のような関数により計算することができる。但し、T=K+C+Mで、f(T)は、より高密度のドット(即ちK,C,M)の全数に基づくオーバーラップの許容限度を決定する関数である。関数f(T).の値は、例えば、以下、Cコードで例示されるように計算される。
【0057】
【表2】
【0058】
上記Cソースコードにより計算される値は、シアンとマゼンタのドットの断片を表し、或る値Tのために重複されるものである。なお、色ピクセル値の最大値を255と仮定する。関数において実現される重複の許容限度は、印刷プロセス及び個人の審美規準による設計上の問題である。関数f(T)の典型的な実装はT=0で0で、T=2で1.0になるように滑らかに移行するとよい。というのは、固いシアン(solid cyan、T=2に相当)上の固いマゼンタは、シアンとマゼンタドットの完全なオーバープリントを要求するからである。
【0059】
多くの任意の実装が想定できる。例えば、黄色顔料はしばしば明るく、透明であるから、他の顔料にオーバープリントすると、明度の点で、単独使用の他の顔料とほとんど変わらない。これらの場合、黄色は、ここに説明したようにドット配置プロセスから除外でき、標準的閾値方法がその代わりに使われる。換言すれば、例えば、黒、シアン、マゼンタの先行するチャネルのドット配置に無関係に黄色に対しては、ドットを配置することができる。他の選択は、シアンとマゼンタドット配置範囲の境界に黄色範囲の中心を置き、黄色ドットと同数のシアンとマゼンタドットをオーバープリントする方法である。ハイライト領域で黒が除去されるUCR又はGCRが使用される環境では、黒ドットは、諧調のよりくらい部分に最初に現れる。更なるオーぷションとして、黒は、ここに説明したように、黒ドットとCMYドット間でコントラストが減少する場合、ドット配置プロセスから除外される場合がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハーフトーン・ドット・パターンを生成するシステムのブロック図である。
【図2】種々のカラーチャネルに対して、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するための閾値アレイマスクの適用を説明するダイアグラムである。
【図3】チャネル間ドット間隔を改善する為に、種々のカラーチャネルに対して、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するための方法を示すフローチャートである。
【図4】チャネル間ドット間隔を改善するための方法を使って、閾値アレイマスクを適用するのを説明するための図である。
【図5】図3に示した方法を詳細に示すフローチャートである。
【図6】チャネル間ドット間隔を改善する方法を、閾値アレイ値範囲に適用することを説明する図である。
【図7】チャネル間ドット間隔を改善する別の方法を、閾値アレイ値範囲に適用することを説明する図である。
(技術分野)
本発明は、カラー画像処理に関連する。特に、多色画像のハーフトーン化技術に関するものである。
【0002】
(背景)
オフセット印刷、静電印刷、インクジェット印刷、その他のハーフトーン印刷装置の連続諧調画像の再生には、連続諧調画像を2階調データへの変換技術が含まれる。変換プロセスは、一般的に、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するハーフトーン化と呼ばれる。このパターンは、人間の目で見る時に連続諧調を表すものである。前記2階調データは、一組のカラー毎のビットマップの形態を取る。各ビットマップは、ハーフトーン印刷装置が使用するカラーチャネルの1つ、例えば、シアン、マゼンタ、黄色、黒(CMYB)に対応する。
各カラーチャネルのビットマップは、印刷頁の所定個所における顔料の存否を決めるものである。換言すれば、ビットマップが定めるハーフトーンドットが、それぞれのカラーチャネルに対し、印刷頁内の顔料ドットの配置を規定するものである。
【0003】
一般的に、ハーフトーン技術は、二つのカテゴリーに分類できる。分散化ドットとクラスタ化ドットである。
クラスタ化ドットハーフトーン法によると、対応する連続諧調ピクセルの光度が減少するとき、所定エリアにおける一つ又は少数のインクスポットのサイズを増加させる。これに対して、分散化ドットハーフトーン技術では、対応する連続諧調ピクセルの光度が減少するとき、ほぼ一定の直径のドットを用い、所定領域のドット数を増加させる。どちらの場合も、その目的は、人間の目が見て、コピー用連続諧調画像の原ピクセルの見え方に近い、ドットを含むハーフトーンセルを生成することである。
【0004】
分散化ドット法によるドット配置には、ベイヤ型ディザ(Bayer ordered dither)のような周期的な配置、又は、エラー拡散と確率的スクリーニングのような擬似ランダム配置がある。確率的ハーフトーンパターンでは、予備計算アレイを使って実現すると、頁のレンダリングプロセスにおける計算の拡大を避けることができる。アレイは、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するための、各カラーチャネルのピクセル毎に連続諧調値に適用するマスクと考えることができる。
【0005】
予備計算アレイの一つは、閾値アレイである。閾値アレイは、M=2Nレベルに対し、Nビット整数を要素とする二次元アレイである。予備計算アレイの他の例は、ハーフトーン“ボリューム”であり、これは、Mハーフトーンレベルに対応する1組のMの2次元ビットマップである。1組のハーフトーン・ボリューム・ビットマップは、閾値アレイから生成してもよい。閾値アレイ又はハーフトーンボリュームから再生される画像の内容は、実質的に同一であることができる。どちらの場合も、カラー別ドット分布は、予備計算の閾値アレイマスクの特性に依存する。
【0006】
(概要)
本発明は、多色画像を形成するためにハーフトーン・ドット・パターンを生成する方法に関するものである。又、本発明は、前記方法を実施する為のプログラムコードを記憶する、コンピュータ読取り可能な媒体に関する。ここに開示する方法によれば、生成しようとする一つのカラーチャネルのハーフトーン・ドット・パターンは、既に生成された他のチャネルのハーフトーン・ドット・パターンの関数として生成される。従って、ドット配置(dot placement)は、独立に決められるものではなく、チャネル間の相互関係で決められる。後述するように、一つのカラーチャネルに対するドットの配置は、一つ又はそれ以上のカラーチャネルに対するドット配置を考慮すれば、画像の質を向上させることができ、オーバープリントされるカラーチャネルに対し、ハーフトーン・ドット・パターン間のドットの間隔を拡大する。
【0007】
本発明の一実施例に従うと、本方法によれば、第1カラーチャネルに対する、第1ハーフトーン・ドット・パターンのドット配置は、閾値アレイの関数である必要がある。第2カラーチャネルに対する、第2ハーフトーン・ドット・パターンのドット配置は、前記第1ハーフトーン・ドット・パターン及び前記閾値アレイの関数である必要がある。本方法は、二つ又はそれ以上のカラーチャネルに適用してもよい。例えば、本方法によれば、更に、第3カラーチャネルに対する第3ハーフトーン・ドット・パターンのドット配置が、前記第2のハーフトーン・ドット・パターン及び前記閾値アレイの関数であることが必要であり、第4カラーチャネルに対する第4ハーフトーン・ドット・パターンのドット配置が、前記第3のハーフトーン・ドット・パターン及び前記閾値アレイの関数であることが必要である。
いくつかの実施例においては、プロセスは、累積的である。例えば、第4ハーフトーン・ドット・パターンのドット配置を、前記第1、第2及び第3のハーフトーン・ドット・パターン及び前記閾値アレイの関数として生成してもよい。
【0008】
いくつかの実施例においては、カラーチャネルは、ハーフトーン印刷装置のシアン、マゼンタ、黄色及び黒色チャネルであってよい。例えば、第1カラーチャネルは黒色、第2カラーチャネルはシアン、第3カラーチャネルはマゼンタ、第4カラーチャネルは黄色であってよい。
【0009】
いくつかの実施例においては、カラーチャネルの順序は、例えば、最大密度のチャネルから最小密度のチャネルへと顔料の相対密度に基づいて選択してよい。特に、単一「マスター」閾値アレイに対するカラーチャネルのハーフトーン化は、最大密度のチャネルから最小密度のチャネルの順に、実行することができる。例えば、黒色、シアン、マゼンタ、黄色の順である。結果、互いに相対的に最大コントラストをなすドットは、最大にスペーシングされている。
【0010】
第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するには、前記閾値アレイ内で第1ドット配置範囲(first dot placement range)を規定する必要があり、前記第1ドット配置範囲内に存在する前記閾値アレイの値に対し第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置する必要がある。同様に、第2及び第3ドット配置範囲に含まれる閾値アレイの値に対し、前記閾値アレイの第3及び第4ハーフトーン・ドット・パターン内にドットを配置してから、閾値アレイ内の第2及び第3ドット配置範囲を決めてよい。
【0011】
従来のやり方で、単一マスター閾値アレイを使って、カラーチャネル別に独立にハーフトーン・ドット・パターンを作成し、ハーフトーン・ドット・パターンをオーバープリントして多色画像を形成する時に、ザラザラ、斑、その他画像アーチファクトが発生することがある。このような画質のきずは、一般にチャネルを独立にハーフトーントーン化する結果、即ち、チャネル間のドットの位置的干渉を考慮しない場合に、発生するものである。
【0012】
シアン、マゼンタ、黄色、黒プリンタでは、しばしば、ザラザラが、紙、及び、黒ドット又はオーバープリントされたシアン、マゼンタドット(青成分を形成する)との間の高コントラストに基づくハイライトの時、発生する。黒については、カラー除去法(under color removal :UCR)又は灰色成分交換法(gray component replacement:GCR)を使ってハイライトから排除できるが、オーバープリントされたシアン・マゼンタ顔料が生成する高コントラスト青(high−contrast blue)は大きな問題である。
【0013】
斑は、オーバープリント・チャネルからの低空間周波数エネルギーが増加すると、発生する。マスター閾値アレイは、このエネルギーを最小化するように設計されるので、個別チャネルとしては、円滑な様相を示すけれども、チャネルのオーバープリント組合せを行うと、この特性は維持し得ない。このようなチャネル間作用の結果、典型的なハーフトーントーン画像は、前記の画像アーチファクトに影響され、画質を劣化させる。
【0014】
本発明によるハーフトーン化法は前記の作用を軽減し、ハーフトーン画像の画質を改善するものである。特に、一つのチャネルに対し、ドットを配置し、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するとき、本方法では、他のチャネルのドット配置を考慮するものである。このように、本方法は、所定の組の連続諧調(contone)値に対し、チャネル毎のドット配置を互いに別々にするのに効果がある。これは、チャネル独立技術とは異なるものである。
【0015】
前記マスター閾値アレイを各チャネルに使うと、望ましいチャネル間ドットスペーシング(dot spacing)を実現できるが、連続するチャネル毎にドットを、先行するチャネルのドット配置を考慮して、配置しなければならない。事実上、画像アーチファクトを起こす過度のオーバープリントを避けつつ、先行するチャネルのドット配置に基づいて、閾値アレイの値を「シフト」、「オフセット」することができる。このアプローチによれば、カラーチャネル毎のハーフトーン・ドット・パターン間でのドットの再使用を減少させる。
【0016】
一つの実施例において、本発明は、第1色ピクセル値より小さい、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、第2色ピクセル値に対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を定めるステップと、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップとを、含む方法である。
【0017】
他の実施例において、本発明は、次のステップを含む方法を提供する。即ち、第1色ピクセル値より小さい、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、シアン色ピクセル値に対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を定めるステップと、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、
マゼンタ色ピクセル値に対する閾値アレイ値内に、第2ドット配置範囲を定めるステップであって、前記第2ドット配置範囲は、第1と第2色ピクセル値の和の関数としての下限と、第1,第2及び第3色ピクセル値の和の関数としての上限を有するステップと、
第2のドット配置範囲の閾値アレイ値に対し、第3ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、
黄色ピクセル値に対する閾値アレイ値内に、第3ドット配置範囲を定めるステップであって、前記第3ドット配置範囲は、第1、第2と第3の色ピクセル値の和の関数としての下限と、第1、第2、第3と第4の色ピクセル値の和の関数としての上限を有するステップと、
第3のドット配置範囲の閾値アレイ値に対し、第4ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、を含む方法である。
【0018】
更なる実施例において、本発明は、プログラムコードを格納するコンピュータ読み出し可能な媒体を提供する。前記プログラムコードは、プロセッサの実行時に、第1色ピクセル値より小さい、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置し、第2色ピクセル値に対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を定め、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するものである。
【0019】
追加の実施例において、本発明は、プログラムコードを格納するコンピュータ読み出し可能な媒体を提供する。前記プログラムは、プログラム実行時に、
第1色ピクセル値より小さい、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置し、シアン色ピクセル値に対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を定め、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置し、
マゼンタ色ピクセル値に対する閾値アレイ値内に、第2ドット配置範囲を定め、前記第2ドット配置範囲は、第1と第2色ピクセル値の和の関数としての下限と、第1,第2及び第3色ピクセル値の和の関数としての上限を有し、
第2のドット配置範囲の閾値アレイ値に対し、第3ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置し、
黄色ピクセル値に対する閾値アレイ値内に、第3ドット配置範囲を定め、前記第3ドット配置範囲は、第1、第2と第3の色ピクセル値の和の関数としての下限と、第1、第2、第3と第4の色ピクセル値の和の関数としての上限を有し、
第3のドット配置範囲の閾値アレイ値に対し、第4ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するものである。
【0020】
他の実施例において、本発明は、閾値アレイの関数として、第1カラーチャネルに対して第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、
第1ハーフトーン・ドット・パターンと閾値アレイの関数として、第2カラーチャネルに対して第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップとからなる方法を提供する。
【0021】
追加の実施例において、本発明は、コンピュータにより実行される時に、プログラムコードを格納するコンピュータ読み出し可能な媒体を提供する。前記プログラムは、閾値アレイの関数として、第1カラーチャネルに対して第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置し、第1ハーフトーン・ドット・パターンと閾値アレイの関数として、第2カラーチャネルに対して第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するものである。
【0022】
(詳細な説明)
図1は、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するシステム10のブロック図である。図1に示されるように、システム10は、連続諧調(contone)画像データ14にアクセスするプロセッサ12を有する。ユーザインターフェース15は、システム10とユーザとの相互作用を提供する。例えば、プリント操作、所望のハーフトーンマスクのアプリケーション等プリント設定の選択を行う。プロセッサ12は、連続諧調画像データ14に基づいて、カラーチャネル毎にハーフトーン・ドット・パターン16を生成する。前記ハーフトーン・ドット・パターン16はプリンタ17に与えられて、前記オリジナルの連続諧調画像データ12が表現する画像を再生する。
【0023】
プロセッサ12は、閾値アレイマスク18にアクセスし、連続諧調画像データ14にそれを適用し、ハーフトーン・ドット・パターン16を生成する。又、プロセッサ12は、異なるカラーチャネルに対し同一の閾値アレイマスクの使用を許容するチャネル間オフセット20を維持するが、画像品質の改善のためにチャネル間ドットスペーシングの改善を行う。チャネル間オフセット20は、カラーチャネル毎に、閾値アレイマスク18内の閾値範囲を設定する。前記設定は、閾値アレイマスクが適用される先行チャネルに対して行うドット配置(dot placement)に基づいて行われる。前記オフセットは、累積的であるから、カラーチャネル毎に生成されるハーフトーン・ドット・パターンにおけるドットの再使用(reuse of dots)が、低減される。
【0024】
プロセッサ12は、汎用又は特定用途マイクロプロセッサであってよく、PCの一部、マッキントッシュ、又はコンピュータ・ワークステーション、に組み込まれ、又は、を形成してもよい。ユーザインターフェース15は、従来のキーボード、及び、必要ならば、マウス、トラックボール等のポインティングデバイスを含めてもよい。ユーザインターフェース15は、又、CRT又は平面パネル表示装置等のコンピュータモニタを含めてもよい.連続諧調画像データ14、閾値アレイマスク18及びチャネル間オフセット20は、プロセッサ12がアクセスし実行を行うプログラムコードと共に、記憶装置に記憶される。実行可能ファイルに関し、記憶装置はランダムアクセスメモリ(RAM)であり、ここに説明した方法を実行することができる。プログラムコードと他の記憶装置のコンテンツは、ROM、固定ハードディスク又はシステム10に関連するリムーバブルメディア装置のような他のメモリ装置からRAMにロードすることができる。特に、適当なプログラムコードは、最初、磁気、光学、磁気光学又は他のディスク又はテープメディアに記憶することができる。他の方法として、プログラムコードは、例えばEEPROM、又はローカル、ワイド、エリア又はグローバルコンピュータ網のような電子コンピュータ読取り可能メディアに記憶することができる。
【0025】
動作時、プロセッサ12は、多色画像の連続諧調画像データ14を受け取り、プリンタ17に再生する。連続諧調画像データ14は、画像ファイルの形をとって、前記画像の個別ピクセル毎に連続諧調ピクセル値を定める。プロセッサ12は閾値アレイマスク18とチャネル間オフセット20を連続諧調画像データ14に適用し、連続カラー別ビットマップを作成し、異なるデバイス顔料(例えば、シアン、マゼンタ、黄色、黒(CMYB))に対し、ハーフトーン・ドット・パターン16を決定する。プロセッサ12は、最終カラー別ビットマップをプリンタ17に送信するか、又はストリーム送信(stream)し、紙、フィルムのような出力メディア上にオリジナル連続諧調画像を再生する。前記カラー別ビットマップは、従来の画像フォーマットでパッケージ化され、ラスタ入力が、プリンタ17又はプリンタに関連するRIPサーバにより処理される。
【0026】
図2は、閾値アレイマスク22を適用し、4つの異なるカラーチャネル毎に、ハーフトーン・ドット・パターン24,25,26,27を形成することを説明するための概略図である。図2において、閾値アレイハーフトーン化の概念を説明するために、閾値アレイマスク22とハーフトーン・ドット・パターン24,25,26,27を大幅に単純化した。図2に示されるとおり、閾値アレイマスク22は、16ドット位置d0−d15を有し、ドット配置(dot placement)が無いことを意味する0を含め、前記ドット位置毎に16アレイ値を有している。各ドット位置は、連続諧調画像における一つのカラーチャネルに関連したピクセル位置に対応する。連続諧調画像におけるピクセル位置の色ピクセル値はカラー強度を定めるものである。実際、閾値アレイマスク22は、典型的には、説明の為に図2で示した16より、かなり多い数のエントリを有する。多くのアプリケーションでは、例えば、閾値アレイマスク22は28、即ち256エントリをもつことがある。又、実際には、閾値アレイマスク22は、連続諧調画像を横断してタイル化され、小面積ハーフトーン・ドット・パターンのアレイを備え、これらが一緒になって、前記画像に対し、ハーフトーン・ドット・パターンのモザイクを生成する。
【0027】
マスク22の各ドット位置は、ドット配置する度に閾値を設定する。ドット位置d0−d15の閾値は、閾値アレーマスク22が重ねられる連続諧調画像のカラーピクセル値と比較する。もし、対応するドット位置d0−d15の閾値がカラーピクセル値より小さいか等しいならば、ドットがその位置に配置される。もし閾値がカラーピクセル値より大きいならば、ドットはその位置に配置されない。ドット位置d0−d15の閾値をカラーピクセル値に適用した結果は、ドットパターン、即ち、ハーフトーン・ドット・パターンである。
【0028】
図2の閾値アレイマスク22のドット位置d0−d15は、アドレス決めのために昇順に番号付けされ、閾値は、ハーフトーン化マスクに基づいて決められる。好ましい実施例において、ドット位置t0−t15の閾値は、確率論的方法により指定され、擬似ランダム関数に基づく分散ドットパターンを生成する。例えば、ブルーノイズ関数が、使われてきたが、これは、ハーフトーン画像として、目に受け入れられる閾値分布を与えるものである。前記ブルーノイズ関数を予備計算して、マスク22が作成され、関連する閾値を有するドット位置d0−d15の2次元アレイとして記憶装置に記憶される。
【0029】
図2の例では、閾値アレイマスク22を、連続諧調画像の対応エリアに適用し
、第1カラーチャネルに対してハーフトーン・ドット・パターン24を、
第2カラーチャネルに対してハーフトーン・ドット・パターン25を、
第3カラーチャネルに対してハーフトーン・ドット・パターン26を、
第4カラーチャネルに対してハーフトーン・ドット・パターン27を、生成する。
多くのアプリケーションでは、閾値アレイマスク22は、4又はそれ以上のカラーチャネル(例えば、シアン、マゼンタ、黄色、黒)に使用される。図2の例において、ドット位置d0−d15は、0から15の間の16個の異なる閾値をもつ。0は、連続諧調色ピクセル値0に対するハーフトーン・ドット・パターンの0ドット配置に対応する.更に、前記閾値は、ブルーノイズ関数のような確率論的方法に従って分布すると仮定し、又、第1のカラーチャネルに対応するピクセル値は、全部で、4つあり、第2,3,4カラーチャネルに対応するピクセル値はそれぞれ、4,8,3あると仮定する。
ハーフトーン・ドット・パターン24は、第1カラーチャネルに対応し、4ドットの配置を示す。
ハーフトーン・ドット・パターン25は、第2カラーチャネルに対応し、5ドットの配置を示す。
ハーフトーン・ドット・パターン26は、第3カラーチャネルに対応し、8ドットの配置を示す。
ハーフトーン・ドット・パターン27は、第4カラーチャネルに対応し、3ドットの配置を示す。
【0030】
同一の閾値アレイマスク22を、各カラーチャネルに適用するので、ハーフトーン・ドット・パターン24,25,26,27のドット配置については、いくつか共通する。図2の例において、ハーフトーン・ドット・パターン24, 25, 26に関し、ドット位置d0, d7, d10, d12でドットが再使用され、ハーフトーン・ドット・パターン27に対しドット位置d0、d7、d10で再使用される。
第2ハーフトーン・ドット・パターン25では、第5番目のドットだけが、第1ハーフトーン・ドット・パターン24と重複していない。というのは、第1と第2のハーフトーン・ドット・パターンが前記ドットを共有しないからである。第3ハーフトーン・ドット・パターン26は第1ハーフトーン・ドット・パターン24の4ドットを共有するが、第2ハーフトーン・ドット・パターン25の第5ドットを更に有する。
【0031】
図2に示すようなドットの再使用は、画質の問題を発生する。特に単一「マスタ」閾値アレイ22を使用し、各カラーチャネル毎にハーフトーン・ドット・パターンを形成すると、2,3,4、それ以上のハーフトーン・ドット・パターンのオーバープリントにより形成される多色画像において、ザラザラ、斑、その他画像アーチファクトを生じる可能性がある。画像の傷は、一般的に複数のチャネルを独立にハーフトーン化する結果として、即ち、チャネル間のドットの位置的干渉を考慮しない結果、生じるものである。オーバープリントチャネルの低い空間周波数エネルギーが、斑を発生する。マスター閾値アレイマスク22は、このエネルギーを最小化するように設計されているが、チャネルのオーバープリント組合せでドットを再使用すると、前記マスクの利点を損なうことになる。
【0032】
本発明の実施例によるハーフトーン化方法は、ドットの再使用回数を低減し、異なるカラーチャネルに対するハーフトーン・ドット・パターン間のドット間隔を広げることで画質を向上するものである。本方法は、望ましくは、マスタ閾値アレイマスクを使用するものであるが、オフセットを導入して、他のチャネルのドット配置を考慮するものである。ドットは、続くチャネルに対し、配置される。事実上、閾値アレイ値は、続くカラーチャネルに対しオフセット又はシフトされる。これは、画像アーチファクトをもたらす過剰なオーバープリントを避ける為に、先行するチャネルのドットを基にして行われる。本方法は、閾値アレイマスク22を連続諧調画像データ14に適用する間、プロセッサ12により実行される。一実施例において、プロセッサ12は、高密度から低密度の順で(例えば、黒、シアン、マゼンタ、黄色の順で)カラーチャネルを処理し、ドットの再使用を低減するために先行カラーチャネルのドット数に基づく、チャネル間オフセットを維持する。
【0033】
図3は、本発明の一実施例によるハーフトーン・ドット・パターンを生成する方法を説明するフローチャートである。図3に示す方法は、閾値アレイを連続諧調ピクセル値と比較して、第1ドットを第1ハーフトーン・ドット・パターンに配置するステップ(28)を含む。第1ハーフトーン・ドット・パターンは、第1カラーチャネルに対応する。本方法によると、第2ドットは、閾値アレイマスクと第1ハーフトーンパターンの第1ドットに基づいて、第2ハーフトーン・ドット・パターンに配置される(30)。第2ハーフトーンパターンは第2カラーチャネルに対応する。本方法には更に、第3ハーフトーン・ドット・パターンにおける第3ドットの配置を含む(32)。これは、第3カラーチャネルに対応するもので、閾値アレイマスクと第1と第2のカラーチャネルに対するドット配置とに基づいて決められる。最後に、第4ドットは第4ハーフトーン・ドット・パターンに配置される(34)。これは、第4カラーチャネルに対応するもので、閾値アレイマスクと第1と第2と第3のカラーチャネルに対するドット配置とに基づいて決められる。これらハーフトーン・ドット・パターンの結果に基づいて、プリンター17は、第1,2,3,4ドットを使って4チャネル・オーバープリント画像を作成することができる(36)。
【0034】
プロセッサ12が、先行するチャネルのドット配置に基づいて、ドットを配置する手法には、図1に示すように、チャネル間オフセット20の計算が必要である。その結果、ドットスペーシングが改善される。第1カラーチャネルについては、チャネル間オフセット20は、通常0である。というのは、第1カラーチャネルに先行するドット配置が無いからである。
しかし、第2カラーチャネルに対しては、チャネル間オフセット20の値は、第1チャネルのドット配置の関数である。第3カラーチャネルに対しては、チャネル間オフセット20の値は、第1チャネルと第2チャネルのドット配置の関数である。第4カラーチャネルに対しては、チャネル間オフセット20の値は、第1チャネルと第2チャネルと第3カラーチャネルのドット配置の関数である。このように、チャネル間オフセット20はプロセッサ12が扱ったカラーチャネルの数に亘って累積する。蛍光グリーン、蛍光オレンジ等追加顔料を組み込む高精度カラーシステム用のような特定印刷装置が使う4チャネル以上の場合には、同様にして、チャネル間オフセット20が、後続チャネルに対して生成される。
【0035】
プロセッサ12は、チャネル間オフセット20を使って、閾値アレイマスク18で利用できる閾値アレイ値の範囲内で、ドット配置範囲を決める。ドットは、前記ドット配置範囲内にある閾値アレイ値の適切なハーフトーン・ドット・パターンに配置される。前記ドット配置範囲は、先行する色ピクセル値の、即ち、前ステップにおけるハーフトーン化されたカラーチャネル内の対応ピクセルに対する値に依存する下限を有している。前記下限は、チャネル間オフセット20の値に対応しており、ドットの再使用を回避する為に、次のチャネルに対し、閾値範囲を上方に移動させるのに役立つ。又、前記ドット配置範囲は、先行色ピクセル値と現行色ピクセル値に依存する上限を有する。もし、閾値が前記下限より大きく、前記上限と等しいかより小さい時、ドットが配置される。
【0036】
このように、次のカラーチャネルに対するドット配置は、共通ピクセル値範囲に対して、過剰なドット重複を避けるように変化する。特に、最初のステップとして、ドットは、第1色ピクセル値より小さいか等しい閾値アレイ値に対する第1色ピクセル値として配置される。結果としてのドット配置は、第1ハーフトーン・ドット・パターンを決める。第1色ピクセル値は、どのような装置の顔料(例えば、シアン、マゼンタ、黄色、黒のような)に対するピクセル値であってもよい。好ましい実施例においては、ハーフトーン化される第1カラーチャネルは、黒チャネルで、次にシアン、マゼンタ、黄色が続く。このハーフトーン化シーケンスは、顔料密度が減少する順で行われる。最大密度の顔料である黒が、最初にハーフトーン化され、最後に、最小密度顔料の黄色がハーフトーン化される。このやり方で、ドット間隔は、ほとんどの場合、最大密度差のカラーチャネル間で(即ちサブストレートとは対照的に)、ドット間隔が最大となる。
【0037】
第1色ピクセル値に対して、即ち、黒チャネルに対して、ドットを配置した後、第2色ピクセル値、即ちシアンに対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を決める。次にプロセッサ12は、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値を持つドット位置に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置する。前記第2カラーチャネルに対し、前記ドット配置範囲は、第1色ピクセル値の関数である下限と、第1と第2の色ピクセル値の和の関数である上限を有する。前記下限より大きく、前記上限と等しいか、より小さい閾値アレイ値に対して、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置する。このように、第1色ピクセル値に対するドットは、第2カラーチャネルに対し、再使用せず(又は再使用されてもより少ない回数で)、画質を劣化させるチャネル間作用と過剰なオーバープリントを避けることができる。
【0038】
マゼンタのような第3カラーチャネルに対し、プロセッサ12は、閾値アレイ値内に第2ドット配置範囲を規定する。第2ドット配置範囲は、第1と第2色ピクセル値の和の関数である下限を有する。第2ドット配置範囲の上限は、第1と第2と第3のの色ピクセル値の和の関数である。このように、連続するカラーチャネルの各々に適用するオフセットは累積的であるから、閾値アレイ内のドットの再使用は、可能な限り避けることができる。第3カラーチャネルに対し、ドットは、閾値アレイ値に対する第3ハーフトーン・ドット・パターンに配置される。前記閾値アレイ値は、第2ドット配置範囲(即ち、第2ドット配置範囲の下限より大きいか等しく、第2ドット配置範囲の上限より小さいか等しい範囲である)にある。
第2ドット配置範囲は、第1ドット配置範囲の上限からスタートし、第1,2,3カラー値間のドットの再使用が回避される。
【0039】
黄色のような第4カラーチャネルに対し、プロセッサ12は、第4色ピクセル値に対し、閾値アレイ値内に第3ドット配置範囲を規定する。第3ドット配置範囲は、第1と第2と第3色ピクセル値の和の関数である下限と、第1と第2と第3と第4の色ピクセル値の和の関数である上限を有する。前記と同様に、連続するカラーチャネルの各々に対する閾値アレイ値に適用する効果的なオフセットは、先行するカラーチャネルに適用するオフセットに対し累積的である。第3ドット配置範囲の定義に基づき、プロセッサ12は、第3ドット配置範囲内にある閾値アレイ値に対し、第4ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置する。詳しく言えば、プロセッサ12は、第3ドット配置範囲の下限より大きいか等しく、第3ドット配置範囲の上限より小さいか等しい範囲にある閾値アレイ値に対し、第4ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置する。このように、第1,2,3、4色ピクセル値間のドットの再使用は、回避される。
【0040】
注目すべき点は、もしいずれの色ピクセル値が、ドット配置範囲の適用に際し、最大閾値を超過した場合、前記範囲を「ロールオーバーする(roll over)」又は「包み込む(wrap around)」必要がある。換言すれば、適正なドット配置範囲の下限と閾値アレイ値の最大値間の色ピクセル値が利用可能な閾値アレイ値数を使い切った場合、適正なドット配置範囲部分として閾値アレイ値範囲の最初の、いくつかの閾値アレイ値を再使用する必要がある。この場合、ドットの再使用がかなり多く発生する可能性があるが、前記ドット配置範囲を決めるとき(即ちチャネル間オフセット20の適用時)に、最大アレイ閾値を色ピクセル値が超える程度に限られる。
例として、もし256個の閾値が利用でき、チャネル間オフセットが100である時、値160は、260になり、これは利用可能な閾値を超えてしまう。「包み込み(wrap around)」は、色ピクセル値に対し単一“mod(剰余)”関数と、引数として最大閾値アレイ値を適用して達成される。結果は、「包み込み」値で、適正なドット配置範囲の上限として作用する。包み込みは、画像のピクセルをNカラーチャネルで処理する時N―1回発生する可能性がある。
【0041】
図4は、チャネル間ドットスペーシング方法を使って、閾値アレイマスクを適用するのを説明するための概略図である。図2の例と同様に、閾値アレイマスク22は16個のドット位置d0−d15を持っている。図4に示したように、閾値アレイマスク22は、黒、シアン、マゼンタ、黄色のカラーチャネルに適用され、四つのカラー分離されたハーフトーン・ドット・パターンのビットマップを作成する。具体的には、閾値アレイマスク22を適用して、黒に対する第1ハーフトーン・ドット・パターン24、シアンに対する第2ハーフトーン・ドット・パターン42、マゼンタに対する第3ハーフトーン・ドット・パターン44、黄色に対する第4ハーフトーン・ドット・パターン45が作成される。ここで説明した方法によると、閾値アレイマスク22は、黒、シアン、マゼンタ、黄色カラーチャネルに引き続いて適用される。
【0042】
前記先行チャネルのドットに基づいてドット配置範囲を決めることにより、本方法は、図4に示すとおり、ドット再利用を避けるものである。黒色ピクセル値は、4ドット位置が必要とし、シアン色ピクセル値は、5ドット位置が必要とし、マゼンタ色ピクセル値は、5ドット位置が必要とし、黄色ピクセル値は、4ドット位置が必要とする。注意すべきは、先行するドット位置と結果として起こるチャネル間オフセット20に依存して決まるドット配置範囲を使うと、黄色ハーフトーン・ドット・パターン45でd0とd12が再使用される迄、ドット再使用は起こらない。図4の例において、黒、シアン、マゼンタハーフトーン・ドット・パターン24、42、44間でのドットの再使用は無いからである。このように、各ハーフトーン・ドット・パターンは、対応する連続諧調色ピクセル値に比例する多くのドットを含む。しかしながら、前記ドットは互いに離間し、オーバープリント画質を向上させるものである。
【0043】
図5は、図3に示した方法を、詳細に示すフローチャートである。図5に示すように、特定の連続諧調ピクセル値に本ハーフトーン化方法を適用するには、最初に、プロセッサ12が「下限(lowerBound)」と、「カラー(color)」とを0にセットする(48,50)。「下限」は、本方法によりセットするドット配置範囲の下限である。例えば、黒である第1カラーチャネルに対し、下限は0である。「カラー」値は、処理するカラーチャネルに対し、color=0は、黒チャネルを、color=1は、シアンチャネルを、color=2は、マゼンタを、color=3は、黄色を指定する。又、プロセッサ12は、masterXY=M[x][y](但し、masterXYは、或るピクセル位置x,yにおけるマスタ閾値アレイマスクMから決めた閾値である。)をセットする(52)。最後に、プロセッサ12は、dotXY[color]を0にセットする(54)。dotXY[color]は、カラー毎のハーフトーン・ドット・パターンの対応するx、y位置に、ドットを配置すべきか否かを表すものである。dotXY[color]=1の時は、ドットを配置する。
【0044】
前記のように値を設定して、プロセッサ12は、繰り返しループを開始し、次のカラーチャネルに対するピクセルに対し、ドットの配置を決める。プロセッサ12は、上限(upperBound)値を、下限値とColorVa[color]との和に等しくするようにセットする(56)。それは、前記和とnumMasterArrayLevelsのモジュロ(mod)計算したものである。ここで、「上限」は、ドット配置範囲の上限であり、ColorVa[color]は、現行カラーチャネルの適正なピクセルの連続諧調ピクセル値である。「NumMasterArrayLevels」値は、閾値アレイマスクMに割り当てられた最大閾値である。後述するように、mod関数は、最大閾値nnumMasterArrayLevelsを超えるとき、上限値を「包み込む」のに使われる。mod関数による包み込みにより、或るカラーに対するドット分布の低空間周波数エネルギーが低減され、ドットの再使用とオーバープリントは必要最小限となる。
【0045】
各繰り返しにおいて、下限値は先行する繰り返しの上限値に従って増大する。結果、上限値は増大し、複数のピクセル値に対しnumMasterArrayLevelsを超えることがある。上限値に対し包み込み値が必要か否かを決めるために、プロセッサ12は、下限値と上限値とを比較し、どちらが大きいかを決める(58)。もし、下限値が上限値より大きい場合、上限計算(56)におけるmod計算により、上限が閾値アレイ値の初期に包み込まれる。もし下限が上限より大きくないならば、プロセッサ12は、次にマスタXY値(即ち、マスクMの適正な閾値)が上限より小さいか等しいかを決める(60)。もしそうなら、プロセッサ12は、masterXY値が下限より大きいかどうかを決める(62)。
【0046】
両条件(60,62)が満たされる時には、プロセッサ12は、dotXY[color]を1としてセットし、ドット位置を記録する(64)。これは、masterXY値が上限より小さい、又は、に等しい(60)と、下限より大きい(62)の双方を満たすという「AND」計算である。もしどちらかが満たされない時には、プロセッサ12は、dotXY[color]を1にセットせず、カラー値を1増加させ、次のカラーチャネルに対応させる(66)。更に、プロセッサ12は、下限を上限に等しくセットし(68)、チャネル間オフセットを適用し、次の繰り返しを開始する(54)。同様に、もし両方の条件(60,62)が満たされ、dotXY[color]が1にセットされる(64)と、プロセッサ12は、次のカラーチャネルの繰り返しのために、カラーを1増やし(70)、下限を上限に等しく(72)セットする。
【0047】
もし下限が上限より大きい場合(58)には、プロセッサ12は、包み込み計算を行う。詳述すると、プロセッサ12は、masterXYが上限より小さい、又は、に等しいかを決める(74)。もしそうなら、プロセッサ12は、dotXY[color]を1にセットする(64)。もしそうでないなら、プロセッサ12は、masterXYが下限より大きいか否かを決定する(76)。もしそうなら、プロセッサ12は、dotXY[color]を1にセットする(64)。もしそうでないならば、プロセッサ12は、カラーを1だけ増やし(70)、次の繰り返しのために次のカラーチャネルへ移行し、下限を上限に等しくセットする(72)。このようにして、もしmasterXYが下限とnumMasterArrayLevelsの範囲間で、又は、0と「包み込み」上限の間の範囲内であるとき、プロセッサ12は、ドットを配置する。これは「OR」操作である。このプロセスが繰り返され、ドット配置が、全カラーチャネルの対応するピクセルに対して決定される迄、続く。次に、プロセッサ12は、新規x,y座標が定める次のピクセルに移り、全カラーチャネルの全ピクセルが処理されるまで続く。
【0048】
図5に示すプロセスは、プロセッサ12が実行するプログラムコードに容易に実装される。以下は、本プロセスの実装に適したCソースコードの例である。
【0049】
【表1】
【0050】
上記Cソースコードで示されるプロセスは、繰り返し実行されて、閾値アレイマスク内の全ピクセル位置に対し、又全カラーチャネルに対し、ドット配置を決定することが出来る。このプロセスは、タイルベースで繰り返され、事実上連続諧調画像の種々の領域で閾値マスクを重ね置きし(overlay)、ハーフトーン・ドット・パターン・モザイクを作り出す。
【0051】
図6は、チャネル間ドットスペーシングを改善する方法を、閾値アレイ値範囲に適用することを説明する図である。図6のグラフは、黒、シアン、マゼンタ、黄色チャネルの直線グラフで、本発明の実施例に従った方法で、連続諧調値と、事実上、各カラーチャネルに配置されるドットの数を示している。詳細にいえば、黒チャネルグラフ78は、0である下限80とKである上限82を持つドット配置範囲から始まる。上限値Kは、黒色分離の適正なピクセルに対するドットレベル値である。もし閾値が0より大きく、Kより小さい又は等しければ、ドットは対応する位置に配置される。
【0052】
シアン・チャネルグラフ84のドット配置範囲は、Kである下限86とK+Cである上限88(即ち、KチャネルドットレベルとCチャネルドットレベルの和)とを有する。このように、シアンのドット配置範囲は、黒とシアンのカラーチャネル間のオフセットを含む。マゼンタ・チャネルグラフ90は、K+Cである下限92とK+C+Mである上限94を有する。しかし、実際問題として、上限が最大閾値アレイを超えるときに、上限は(K+C+M)mod(但し、mod関数は剰余(最大閾値アレイ値に関し)である。mod関数は、最大閾値に対するそれぞれの値(チャネル間オフセットを含む)に依存して、シアン、マゼンタ、黄色チャネルのどれにも適用される。図6の例では、上限94が閾値アレイの最大値を超え、包み込み上限96の計算を必要とするものである。最後に、黄色チャネルグラフ98については、ドット配置範囲は、(K+C+M)modである下限100と(K+C+M)mod+Yである上限を有する。
【0053】
どの場合においても、図6に示されるように、1つのカラーチャネルに対する下限は、それに先行するカラーチャネルに対する上限である。その例外は、黒で、下限は0である。又、黒を除いて、上限はそれに先行するカラーチャネルに対する上限と現行カラーチャネルのピクセル値(即ちドット配置数)の和である。このように、各カラーチャネルに適用されるハーフトーン化技術は、チャネル間オフセットを利用し、ドットスペーシングを改善する為に、一つのチャネルから他のチャネルへとドット配置範囲をずらすものである。もし閾値がドット配置範囲にある場合は、それぞれのピクセルとカラーチャネルに対し、ドットが配置される。もし閾値が適正なドット配置範囲に無い時は、ドットは対応するピクセル位置に配置されない。
【0054】
図7は、チャネル間ドットスペーシングを改善する別の方法を、閾値アレイ値範囲に適用することを説明する図である。陰のある領域は、ハーフトーンドットが配置される閾値範囲を表す。図6のグラフと同様に、図7のグラフは、黒、シアン、マゼンタ、黄のカラーチャネルの直線状のグラフである。しかし、図7のグラフには、更に、青成分に対応するグラフ104を含む。これは、シアンとマゼンタ顔料の重合を制御して作成される。図7で示される手法は、一般的に、図6に示されるものと一致しているが、シアンとマゼンタのドットの再使用をより高密度なドット(即ち、K+M+C)の全数に比例する一定限度迄許容しようとするものである。詳述すれば、K+B(青)重複成分は下限105と上限106を有し、シアンとマゼンタとの両カラーチャネルのドット配置範囲を定め、一定限度のドット再使用とオーバーラップを許容するものである。簡単化の為に、図7は、包み込みの必要性を示していないが、実際問題としては、Nカラー画像データに対し、ピクセル当たりN−1回包み込みは発生する。図6の例のように、シアンのドット配置範囲は、Kの値に依存し、Kに等しい下限と、K+Cに等しい上限を有する。
【0055】
マゼンタのドット配置範囲は、K+Cに等しい第1下限92とK+C+M−Bに等しい第1上限108を有する。このように、マゼンタチャネルの上限108は、黒、とシアンの値、と青の重複値とに基づいて決定される。マゼンタドット配置範囲は、Kに等しい第2下限109とK+Bに等しい第2上限110を持つ第2ドット配置範囲を有する。マゼンタについて、もし、閾値が第1下限92より大きく、第1上限108より小さい、又は、に等しい時、又は閾値が第2下限109より大きく、第1上限110より小さい、又は、に等しい時、ドットが配置される。
黄色チャネルは、K+C+M−Bに等しい下限112とK+C+M−B+Yに等しい上限114を持つドット配置範囲である。図6の例のように、閾値範囲は、所定チャネルのドット配置に対し、それより前にハーフトーン化された全チャネルの連続諧調値の和だけシフトされる。
【0056】
青重複成分の量は、例えば、B=f(T)*min[C,M]のような関数により計算することができる。但し、T=K+C+Mで、f(T)は、より高密度のドット(即ちK,C,M)の全数に基づくオーバーラップの許容限度を決定する関数である。関数f(T).の値は、例えば、以下、Cコードで例示されるように計算される。
【0057】
【表2】
【0058】
上記Cソースコードにより計算される値は、シアンとマゼンタのドットの断片を表し、或る値Tのために重複されるものである。なお、色ピクセル値の最大値を255と仮定する。関数において実現される重複の許容限度は、印刷プロセス及び個人の審美規準による設計上の問題である。関数f(T)の典型的な実装はT=0で0で、T=2で1.0になるように滑らかに移行するとよい。というのは、固いシアン(solid cyan、T=2に相当)上の固いマゼンタは、シアンとマゼンタドットの完全なオーバープリントを要求するからである。
【0059】
多くの任意の実装が想定できる。例えば、黄色顔料はしばしば明るく、透明であるから、他の顔料にオーバープリントすると、明度の点で、単独使用の他の顔料とほとんど変わらない。これらの場合、黄色は、ここに説明したようにドット配置プロセスから除外でき、標準的閾値方法がその代わりに使われる。換言すれば、例えば、黒、シアン、マゼンタの先行するチャネルのドット配置に無関係に黄色に対しては、ドットを配置することができる。他の選択は、シアンとマゼンタドット配置範囲の境界に黄色範囲の中心を置き、黄色ドットと同数のシアンとマゼンタドットをオーバープリントする方法である。ハイライト領域で黒が除去されるUCR又はGCRが使用される環境では、黒ドットは、諧調のよりくらい部分に最初に現れる。更なるオーぷションとして、黒は、ここに説明したように、黒ドットとCMYドット間でコントラストが減少する場合、ドット配置プロセスから除外される場合がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハーフトーン・ドット・パターンを生成するシステムのブロック図である。
【図2】種々のカラーチャネルに対して、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するための閾値アレイマスクの適用を説明するダイアグラムである。
【図3】チャネル間ドット間隔を改善する為に、種々のカラーチャネルに対して、ハーフトーン・ドット・パターンを生成するための方法を示すフローチャートである。
【図4】チャネル間ドット間隔を改善するための方法を使って、閾値アレイマスクを適用するのを説明するための図である。
【図5】図3に示した方法を詳細に示すフローチャートである。
【図6】チャネル間ドット間隔を改善する方法を、閾値アレイ値範囲に適用することを説明する図である。
【図7】チャネル間ドット間隔を改善する別の方法を、閾値アレイ値範囲に適用することを説明する図である。
Claims (18)
- 閾値アレイの関数として、第1カラーチャネルに対して第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、
第1ハーフトーン・ドット・パターンと閾値アレイの関数として、第2カラーチャネルに対して第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップとからなる方法。 - 第1色ピクセル値より小さい、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第1ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、
第2色ピクセル値に対する閾値アレイ値内にドット配置範囲を定めるステップと、前記ドット配置範囲内に含まれる閾値アレイ値に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップとを、更に、含む請求項1記載の方法。 - 前記ドット配置範囲は第1色ピクセル値の関数としての下限、及び、第1と第2色ピクセル値の和の関数として上限を有する請求項2記載の方法。
- 前記下限より大きい、又は、に等しく、前記上限より小さい、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第2ハーフトーン・ドット・パターンにおいてドットを配置するステップを、更に、含む請求項3記載の方法。
- 前記ドット配置範囲の前記上限が閾値アレイ値の最大を超える場合は、前記上限として包み込み閾値アレイ値を指定するステップであって、前記包み込み閾値アレイ値は、モジュロ関数を前記上限と前記閾値アレイ値の最大値に適用して決定されるステップと、
前記下限より大きい又は等しい、若しくは前記上限より小さく又は等しい閾値アレイ値に対する前記第2ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップを、
更に有する請求項3記載の方法。 - 第1色ピクセル値が黒ピクセル値で、第2色ピクセル値が、シアン、マゼンタ、又は黄色ピクセル値である請求項3記載の方法。
- 前記ドット配置範囲は、第1ドット配置範囲であり、
第3色ピクセル値に対する閾値アレイ値内に、第2ドット配置範囲を定めるステップであって、前記第2ドット配置範囲は、第1と第2色ピクセル値の和の関数として下限と、第1,第2及び第3色ピクセル値の和の関数として上限を有するステップと、
第2のドット配置範囲の下限より大きい、又は、に等しく、第2ハーフトーン・ドット・パターンの上限より小さく、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第3ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップとを更に有する請求項3記載の方法。 - 前記第2ドット配置範囲の上限が閾値アレイ値の最大を超える場合は、前記第2ドット配置範囲の前記上限として包み込み閾値アレイ値を指定するステップであって、前記包み込み閾値アレイ値は、モジュロ関数を前記第2ドット配置範囲の前記上限と前記閾値アレイ値の最大値に適用して決定されるステップと、
前記下限より大きい、又は、に等しい、若しくは前記上限より小さく又はに等しい閾値アレイ値に対する第3ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップを、
更に有する請求項7記載の方法。 - 第1カラーピクセル値に対応するカラーは、前記第2カラーピクセル値に対するカラー密度より大きい、又は、に等しい密度を有し、前記第2カラーピクセル値に対応するカラーは、第3カラーピクセル値に対応する色密度より大きい、又は、に等しい密度を有する請求項7記載の方法。
- 前記第1カラーピクセル値が黒色ピクセル値であり、前記第2カラーピクセル値がシアン色ピクセル値で、前記第3カラーピクセル値がマゼンタ色ピクセル値で、前記第4カラーピクセル値が黄色ピクセル値である請求項7記載の方法。
- 第4色ピクセル値に対する閾値アレイ値内に、第3ドット配置範囲を定めるステップであって、前記第3ドット配置範囲は、前記第1、第2と第3色ピクセル値の和の関数としての下限と、前記第1,第2、第3及び第4色ピクセル値の和の関数として上限を有するステップと、
第3のドット配置範囲の前記下限より大きい、又は、に等しく、前記第3ハーフトーン・ドット・パターンの前記上限より小さく、又は、に等しい閾値アレイ値に対し、第4ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップと、を更に有する請求項7記載の方法。 - 前記第3ドット配置範囲の上限が閾値アレイ値の最大を超える場合は、前記第3ドット配置範囲の前記上限として包み込み閾値アレイ値を指定するステップであって、前記包み込み閾値アレイ値は、モジュロ関数を前記第3ドット配置範囲の前記上限と前記閾値アレイ値の最大値に適用して決定されるステップと、
前記下限より大きい、又は、に等しい、若しくは前記上限より小さく又はに等しい閾値アレイ値に対する第4ハーフトーン・ドット・パターンにドットを配置するステップを、
更に有する請求項11記載の方法。 - 前記第1カラーピクセル値が黒色ピクセル値であり、前記第2カラーピクセル値がシアン色ピクセル値で、前記第3カラーピクセル値がマゼンタ色ピクセル値で、前記第4カラーピクセル値が黄色ピクセル値である請求項11記載の方法。
- 複数の第1、第2、第3、第4ハーフトーン・ドット・パターンを形成し、それにより前記画像の多色ハーフトーン表示を形成するために、種々の位置における前記閾値アレイ値を画像に応用するステップを更に含む請求項11記載の方法。
- 少なくとも多色画像の一部の表示を形成するために、第1、2、3、4ハーフトーン・ドット・パターンを、オーバープリント用色別ビットマップとして、組み合わせるステップを、更に有する請求項11記載の方法。
- 確率論的ハーフトーンマスクに従って前記閾値アレイ値を定めるステップを更に含む方法。
- ブルーノイズマスクにより前記閾値アレイ値を定めるステップを更に含む方法。
- 請求項1から17のいずれか一つの方法を、実行時に、実行するプログラムコードを格納するコンピュータ読み出し可能な媒体。
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