JP2004502627A - 天然石ブロックを強化する方法 - Google Patents
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Abstract
内部破断部および構造的不連続部がある天然石ブロック(1)を補修し強化する方法を説明し、ブロック(1)の周囲に、その下および垂直周辺に沿ってブロック(1)を囲み、ブロック(1)よりも高いコーティング(2、3、4)を加え、コーティング(2、3、4)はブロック(1)から隔置され、液密および気密ハウジングを形成し、樹脂がブロック(1)に対して流れるのを可能にする。樹脂静水圧の封じ込めおよび樹脂消費量の制御は、コーティング(2、3、4)とブロック(1)を支持し輸送する台(11)に対する構造(5)とで構成された外枠組によって実行される。
Description
【0001】
本発明は、ほぼ平行六面体のブロックの6面のうち1つと連絡するブロック内部の全ての構造的不連続部に硬化性流体樹脂を充填し溶着させて天然石ブロックを強化する方法に関する。
【0002】
大理石、花崗岩、オニックス(onix)などの天然石ブロックは、往々にして、その鉱物学的組成から生じかつ地質体の歴史から生じる構造的欠陥を呈し、その構造的不均質性でそのような問題の証拠となる。
【0003】
このような原料の不均質性は、材料の抽出からその後の作業および使用までの全生産サイクルに影響を及ぼす。
【0004】
これまで、この部門での製造活動は全体としてそのような状況に適合しなければならなかった。つまり、特に割れた材料の本体は使用されないか廃棄されてきた。なぜならば、活動が経済的に不都合で、かつ、変形させる活動が、より欠陥の少ないブロックを使用するか、可能な場合は欠陥のある平板(スラブ)や製造物を修理することに制限されているからである。
【0005】
石原料の一定でなく制御不能な構造的特徴が産業で材料自体の作業を困難にする元であり、また、この部門全体はまだ規模および作業者数の小さい企業で職人として運営されている。
【0006】
原料を補正しかつ構造的により均質な特徴をとらせるために、ブロックを強化し、その有用な分野を広げるのに幾つかの試みがなされてきた。最も興味深い試みは、真空状態で内部破断部内に硬化性樹脂を注入することによりブロックを強化しようとするものである。
【0007】
これをするために、ブロックを次のような中まで金属の気密容器に封じ込めることが必要である。この中まで金属の気密容器は、上面を自由状態で残しかつ過度の樹脂消費を避けるためにブロックとこの容器との間の隙間を最小にして5つの面にブロックを正確に含み、また、内側からの静水力学的樹脂推力、さらにプロセス中に発生するサージ・タンクと枠組内側との間の圧力差によって生じる外側からのより重要な推力を封じ込めることができる。
【0008】
天然石はいずれも異なる一意のサイズを有するので、そのような金属枠組は可変の幾何学的形状で設計され構築されるべきであるが、そうすると、製造がさらには使用法が非常に複雑になる。
【0009】
実際、これは、サイクルごとに正確に洗浄し、チェックし、密封ガスケットを交換した後に分解して組み立てねばならず、さらに、再度組み立てるごとに、その方法を成功させるために必要な完璧な液密性および気密性を保証するという困難が繰り返される。
【0010】
したがって、論理的には正しいそのような方法は、枠組を構築するための機械器具および組立時にこれを扱うために必要な手段に過度の費用がかかり、枠組の構成部品のための長い組立および分解作業とサイクル毎のそれらの分解および洗浄とにより管理費も高くなるので、実際的見地からは実現できない。また、処理するごとに液体および気体の正確な密封の問題が生じるので、結果が不確実かつ危険なものとなる。
【0011】
重い金属枠組を取り除き、この方法を単純化しようとする試みが、イタリア特許第1,027,222号に開示されている。それは、ブロックを入れるプラスチック弾性容器を与え、その外側で鉱物油がサージ・タンク内に注入される。なお、そのような油の比重は、その方法に使用する樹脂の比重とほぼ等しい。
【0012】
プラスチック弾性サックで被覆されたブロックの周囲の油レベルを変更することにより、その方法に使用される樹脂の量を正確に制御することが可能である。
【0013】
この方法は、油がサージ・タンクを汚し、油を外部容器にサイクル毎に回収しなければならず、含浸後のブロック処理操作は全て残留油の滴下によって条件設定されるという限界を有する。
【0014】
さらに、樹脂の硬化は、ブロックを油に含浸した状態でサージ・タンク内で完了しなければならないので、24時間中に可能な処理の数に関してサージ・タンクの活用が不十分である。
【0015】
欧州特許出願第0962430A1号には、次のような利点を有する方法が開示されている。すなわち、ブロック自体を用いて剛性金属枠組および運転圧力の抑制によって獲得されるバランスの両方を除去して、ブロックの周囲に配置されたプラスチック容器に注入された液体樹脂の静水圧を支持する。ここで、ブロックの周囲に配置されたプラスチック容器は、複数の突起を通じてブロックに接続される。これらの突起は、コーディングの一部である場合はブロックに接着され、ブロックの一部である場合にはコーディングに接着されており、また、そのような突起は樹脂流路のシステムを形成しており、それらの措置は樹脂消費量を制御できるようにする。
【0016】
プラスチックコーティングによって、特殊構造で重金属質の壁を使用する必要なくブロックを移送し支持することもでき、大気圧またはより強い圧力がサージ・タンクに再度かかると、外側から内側に向かう強い圧力が発生する。
【0017】
そのような方法の限界は、非常に多くの接着点の安全シールが必要な機械的値を獲得するのに突起の接着に必要な時間内で、ブロックをコーティングするための高レベルの手作業において、また、4つの継手でコーティングの液密性および気密性を保証する困難さについて、または、連続シートの場合は、接着剤を正確な量で各突起に与えかつ細心の注意を払って接着剤がまだ流体であり樹脂注入路を阻止しないうちに各外被の滑動を防止しながらアングルを正確に接着する困難さについて、認識することができる。
【0018】
本発明による方法は、天然石で作られた構造的欠陥があるブロックを強化するのに有利に使用することができ、ブロック外部のハウジングの液密性および気密性の問題を、ブロックと密な外被とを接着する必要なしに静水圧推力を抑制するという問題と分離し、5つの側面でブロックを囲む密な外被(タイト・シース)の締まり欠陥による方法不具合の各危険を回避する混合技術を用いる。
【0019】
本発明の以上および他の目的および利点は、以下の説明から明らかになるように、請求項1でクレームされたような天然石ブロックを強化する方法によって獲得される。本発明の好ましい実施の形態および些細でない変形は従属請求項でクレームされている。
【0020】
本発明の以上および他の目的は、本発明の好ましい実施の形態に関する添付図面を参照して非制限的な例として提供された以下の説明からさらに明らかになる。
【0021】
次に、図を参照しながら、天然石で作られたブロック(以下、単に「ブロック」と呼ぶ。)を含浸し強化する方法について説明する。
【0022】
ブロック1は、最初に、氷を形成することなく真空状態でブロックを完全に乾燥できるような熱質量を有するために、15〜20℃の内部温度に到達するまで加熱される。
【0023】
そのような加熱は、赤外線灯、電気加熱プレートまたはブロック周囲を循環する熱風のようなあらゆる既知の手段で得ることができる。
【0024】
次に、ブロックは、ブロック1の搬送にも使用される剛性台11にベース・シート2を挟んで配置される。ここで、ベース・シート2のサイズはブロックの平面サイズよりも数センチメートル大きく、また、ベース・シート2の上には、ブロック1から前記ベース・シート2までの間隔を生成する不連続スペーサ(不図示)が配置される。
【0025】
ベース・シート2は、シート外面に加わる圧力がブロック1に向くその内面に加えられる圧力よりも数気圧大きくても液密および気密であり、エラストマ、プラスチック、金属または含浸繊維で作られており、好ましくは滑らかな上面を有する。
【0026】
スペーサもまた任意の材料でよく、また、ブロック1の下に相互接続路のネットワークを形成するために不連続的に配置されなければならない。
【0027】
スペーサの代わりに、ガラス繊維織物または他の材料で作成した一枚または二重のシートを使用することも可能である。ここで、その織物は、樹脂が容易に流れることができるように選択されるか、横糸が小さい直径のスティック(stick)で構成されかつ縦糸がブロック1の上面から含浸樹脂が下方向に流れることを可能にする機能を有する前記垂直スティックを相互に接続するのに使用される織物を有する。
【0028】
その後、ブロック1の4つの垂直面の周囲に、また、ブロック1を既にベース・シート2およびスペーサに突き当てた結果生じるブロック1の高さよりも1〜2センチメートル高い高さで、ブロック1の垂直の周囲全体を単層または二重層のガラス・ネット3でコーティングする。ここで、ガラス・ネット3の構造は、樹脂がそれを容易に流れることができるか、横糸が小さい直径のスティックで構成されかつ縦糸がブロック1の上面から含浸樹脂が下方向に流れることを可能にする前記垂直スティックを相互に接続するのに使用される織物を有する。
【0029】
多ブレード枠を通して以降のプレートのソーイング面まで通常の位置でブロック1を含浸する場合は、プレートの周囲を取扱い衝撃に対して保護ベルトで強化すると、ベース・シート2とブロック1との間の下部樹脂厚さに加えて上部樹脂層をフレームでソーイングする必要がないというさらなる利点がある。そのようなソーイングは花崗岩にフレームでまた大理石に砂がまだ存在するフレームで実施するのは多少困難なことがある。
【0030】
その後、シート外面に加わる圧力がブロック1に向くシート内面に加えられる圧力より数気圧大きくても液密および気密であり、かつ、その後にブロック1に注入される液体樹脂の格納ボウル(containment basin)をブロック1の上方に形成するためにブロック1よりも数センチメートル高い連続シート4が、ブロック1の周囲にコーティングされる。シート4の端部は、完全に伸張しかつブロック1の周囲に付着するためにシート4自体を伸張させた後、溶着によって(図1の参照符号18)または液密性および気密性を保証する他の手段によって相互に結合される。
【0031】
シート4は、プラスチック、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、PVC、ポリアミド、ポリスチレン、アルミニウムなどで作成することができ、ほとんど伸張性がなく、したがって、これらの目的のためにまた絶対的な液密性および気密性を向上するために、複合材料が使用でき、金属とプラスチックと作成された複合多層シートに加えて相互に一体でかつ同じタイプのプラスチックまたは金属または異なるプラスチックを使用した2枚以上のシート4を採用することができる。
【0032】
ブロック1の垂直コーティング・シート4とベース・シート2との密封を完全なものにするように、その5つの面で液密および気密容器内のブロック1を囲む外被を形成するために、材料シーム9が、例えばホット・メルトにより、垂直コーティング・シート4とベース・シート2との間の結合アングルの全周に沿って形成される。
【0033】
次に、処理可能な最大のブロック1が占有できる最大区域の外側に配置された適切な一つまたは二つのねじ穴12に隣接して、適切な数の剛性支持体5が配置される。剛性支持体5の断面はT字形またはU字形であり、その90°でかつ都合の良い長さのベースは、台11に突き当たり、かつ、既にシート4でコーティングされたブロック1の壁に面プロフィール・ベースを押し付けたのちにスロットを通してまたは横方向にはボルトを通して穴12に固定されるようになっている。
【0034】
剛性支持体5は、ブロック1の高さ以上の高さを有し、また、ベース・シート2と垂直シート4との間の周囲接続シーム9と干渉しないために適切なアンダーカットが設けられ、さらに、金属または強化プラスチックで作成することができる。
【0035】
図4に示す別の実施の形態では、ブロック1の長辺の表面を強化するために使用される剛性支持体5の固定穴は、端部間の中心距離が処理できるブロックの最大長よりも少なくとも10cm大きくされて、台11の長手方向端部に配置され、また、支持体5は、適切な厚さの剛性で軽量の面20をブロック1に押し付けるために使用される。ここで、面20は、例えば、外部スキンが含浸織物またはアルミニウム・シート、また場合によっては機械的にまたは接着剤で結合されたそれほど厚くない同じ材料の数枚のパネルである、アルミニウムで作成されかつ少なくとも5または6cmの厚さのハニカム・パネルである。
【0036】
ブロック1のヘッダーに静圧を含めるため、剛性で軽量のパネル構造24を同様に使用し、これは場合によっては異なる長さのパネルを使用可能にし、静水圧に対する抵抗をタイト・シート4だけで支持する剛性支持面への外部側帯を最小限に抑える。
【0037】
ブロック1を載せる台11は、その後、石ブロック1の上面が位置合わせされているよう注意しながら、樹脂を注入するための開口が設けられかつ好ましくは運転をチェックするための上部ポートホールを有するサージ・タンク(不図示)に搬送される。
【0038】
サージ・タンクに含まれる空気は、その後、真空状態で掃気され、また、この段階で、ブロック1と、ブロック1の6面のいずれかと連絡する全ての内部破断部および窪みとが、迅速かつ完全に乾燥される。ここで、そのような乾燥プロセスは、ブロック1の予備加熱によって、また、サージ・タンク内の圧力が低下する時に漸進的に低下する減少された水蒸気張力によって可能になる。
【0039】
乾燥ステップを加速させるために、また、ブロック1に含まれる水を真空ポンプで除去する(このような手順は、方法を減速させて妥当な時間に最適真空レベルに到達するのを阻止する。)必要をなくすために、ブロック1から離れた蒸気がその上に氷として蓄積する冷却コイルをサージ・タンク内に配置すると都合が良い。
【0040】
可能な限りゼロに近くかついかなる場合でも10残留トルよりも大きくない真空レベルにサージ・タンク内が到達した後、樹脂は漸進的にサージ・タンクに注入される。ここで、樹脂は、真空によりサージ・タンク内に吸引されるか、ポンプによってサージ・タンク内に注入され、その後、ブロック1の全内部欠陥を充填するために、予め決定された十分な液体水頭(liquid head)が獲得されるまで、ブロック1の覆われていない上面に注がれる。
【0041】
あるいは、以前に脱気してある樹脂が、ブロック1のベースに注入され、表面に向かって上昇されてブロック1内に含まれる残留空気が流出できるようにするが、常にブロック1の表面に適切な液体水頭を形成するよう注意する。
【0042】
この過度の量は、強化すべき石のタイプを考慮に入れて、また、覆われていないひび割れによって空気がブロック1内に浸透して含浸プロセスを失敗させることを防止するために常にかつどんな方法でもわずかに過剰に、経験から統計的に計算される。
【0043】
樹脂は、その後に生産されるプレートや製造物で補修部がほとんど見えないか全く見えないように適切に着色されなければならない。そうするために、樹脂で希釈された濃縮色のバッチデバイスが、体積または重量パーセンテージの割合で樹脂注入ステップの全長にわたって樹脂流内に注入される。
【0044】
ブロック1に注がれた樹脂は、液密および気密ベース(タイト・ベース)2とブロック1との間の隙間にも到達するために、最も開放した破断部とシート4によって形成された液密および気密外壁(タイト外壁)とブロック1との境界面に流入し始め、常に、流動ステップでブロック1の全欠陥を充填するのに十分なブロック1上方の液体水頭を保持する。
【0045】
その後、サージ・タンクを外側と連絡させると、流入する空気は、シート4によって周方向に形成された格納ボウル内でブロック1の液体樹脂表面にピストンとして作用し始め、外側とブロックの外側との間は約1kg/cm2の差で樹脂をブロック1内に強制的に浸透する。
【0046】
サージ・タンク内が大気圧に回復した後、正圧を導入して樹脂をブロック1の微小なひび割れにも入れる。
【0047】
超過圧力は、強化すべきひび割れが小さいほど、それに到達しかつ樹脂でそれを充填するのに必要な圧力が強くなることを考慮に入れて、処理される石に応じて最低0.5気圧から5気圧以上まで変更することができる。
【0048】
注入する樹脂による抵抗を克服して圧力が樹脂を強制的にブロック1のひび割れおよび構造的不連続部に入れるのに必要な時間だけサージ・タンクを超過活力にした後、サージ・タンク内を大気圧に回復させ、サージ・タンク自体を開放してブロック1を取り出すことができる。
【0049】
使用するプラントのタイプと、真空を生成するための流量およびポンプのタイプと、樹脂をサージ・タンクに注入する方法と、超過圧力を導入するために使用する技術および超過圧力レベルと、使用する樹脂のタイプと、処理する石と、ブロック1のサイズとにより、サージ・タンクの全含浸サイクルは30〜60分の長さでよく、これによって、プラントの有意義な生産性が保証される。
【0050】
サージ・タンクからブロック1を取り出した後、樹脂を放置して自然に硬化させるか、使用する樹脂のタイプに関連したシステムでその硬化を促す。例えば、エポキシまたはポリウレタン・タイプの単一成分または二成分樹脂の場合には、硬化はブロック1を加熱することによって促進することができるが、他の樹脂は、例えば紫外線で硬化を活性化することができる。
【0051】
硬化が生じたら、ブロック1は、この方法に使用している構造から取り出され、いつでもソーイングすることができる。
【0052】
上述した方法は、単純であり、結合部を可能な限り最少にしてブロックのベースから垂直周囲に延在する外被を液密性および気密性を持たせるために使用し、ブロック1と外被との間に接着剤を使用せず、樹脂によって加えられる静水圧推力を含めるために剛性支持構造を使用する。このような構造は、結局は軽量で容易に扱うことができるが、これに液密性および気密性の機能を与えず、それによって、厄介な組立および分解と洗浄と幾何学的可変形状の合成枠組で想定されるガスケット交換とをなくし、サージ・タンクに入れたブロック1が大気圧と再びバランスをとるかサージ・タンクに与えられた超過圧力によって影響を受けた場合に生じる外側から内側にかかる強力な圧力に抵抗する仕事をブロック1に委ねる。
【0053】
さらに、交換可能な構成部品は安価であり、単位処理体積当たりの樹脂消費量はブロックの構造的不連続部を完全に充填する場合と比較すると最少量に減少し、サイクル運転は単純でありかつ不確実な結果がなく、サイクル運転時間は短い。その結果、この方法は経済的に実現可能である。
【0054】
本発明の方法は、組立終了後にブロック1の上方に配置された構造(不図示)によって含浸樹脂の消費量が制限されるという事実も提供する。この構造は、比重が樹脂の比重よりも大きくかつ全体的に樹脂の静水圧推力を克服するのに十分なだけ重くかつ樹脂がその上部を覆うことができないよう十分な厚さがある材料で構成される。さらに、構造は、樹脂が付着しないか塗料または樹脂が付着できない別の保護材でコーティングされた材料で構築される。構造は全体として、中心の正方形または長方形の部分で形成され、ブロック1の上面の大部分を覆うために場合によっては追加の長手方向、横方向および傾斜したプロテーゼ(prostheses)によってこの中心部分を接続部上にあるフック手段で正確に持ち上げブロック上に輸送することができる。この構造は、ブロックに接触するその下面にブロック1の上面と接触する突起を装備するように構成される。そのような突起は、樹脂が非常に低い高さで通過できるようにするものであり、構造は、注入された樹脂を強制的に平面邪魔物(plan encumbrance)によっておよび構造的封止パネルに含まれそれに支持された不透過性シートの内周によって画定された周囲回廊では数センチメートルの厚さに配置する。構造は、中心の通し穴も装備し、樹脂レベルの基準切欠きも装備する。この基準切欠きによって検査用ポートホールを通して前記レベルを目視的に評価することができ、命令または手動の動作によって、ブロック1の上面の区域が覆われないままになって、空気がブロックに浸透し、含浸プロセスが失敗するのを防止するためにさらに樹脂を注入することができる。樹脂レベル・チェックは自動的に実行され、その結果、レベルが安全レベルよりも低下すると樹脂の給送が自動的に制御される。そのようなレベルは、近接スイッチまたは同等の手段を起動させるフローター(floater)でチェックされる。このフローターは、中心穴に配置されるか、特に頂部から樹脂を注入する場合には乱流による攪乱を回避するために第2の専用穴に通され、ブロック1の上面の隣で場合によっては樹脂を注入するのに使用される主中心距離穴と連絡する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ベースおよび周囲が液密性および気密性材料のシートで外部コーティングされた天然石ブロックで、そのようなシートがブロック自体の重量からブロックに対して担持区域で機械的に保持され、さらに、構造的接着剤からなる密シールで相互に接続された4つの垂直面上の頑丈で変形不可能な構造によって支持され、それによって前記ブロックがすぐ修理され、本発明の方法の強化処理を実施できる天然石ブロックの概略斜視図を示す。
【図2】
前記シート材料とブロックとの間またはそれらの中に配置された流動性樹脂または硬化性樹脂を含むそれをコーティングする一連の材料とともにブロック側面の水平断面図を示す。
【図3】
(図1と同様に)相互から都合の良いピッチでブロックの周囲に配置された剛性支持部を有する、静水圧推力を含むシステムの一例の図を示す。
【図4】
剛性で好ましくは軽量の材料で作られた面を使用し、ブロック担持台に強力に固定された機械的締め付け手段でブロックの2つの長辺の垂直面全体と2つのヘッドの垂直面全体をほぼ覆う、静水圧推力を含むシステムの例の図を示す。
本発明は、ほぼ平行六面体のブロックの6面のうち1つと連絡するブロック内部の全ての構造的不連続部に硬化性流体樹脂を充填し溶着させて天然石ブロックを強化する方法に関する。
【0002】
大理石、花崗岩、オニックス(onix)などの天然石ブロックは、往々にして、その鉱物学的組成から生じかつ地質体の歴史から生じる構造的欠陥を呈し、その構造的不均質性でそのような問題の証拠となる。
【0003】
このような原料の不均質性は、材料の抽出からその後の作業および使用までの全生産サイクルに影響を及ぼす。
【0004】
これまで、この部門での製造活動は全体としてそのような状況に適合しなければならなかった。つまり、特に割れた材料の本体は使用されないか廃棄されてきた。なぜならば、活動が経済的に不都合で、かつ、変形させる活動が、より欠陥の少ないブロックを使用するか、可能な場合は欠陥のある平板(スラブ)や製造物を修理することに制限されているからである。
【0005】
石原料の一定でなく制御不能な構造的特徴が産業で材料自体の作業を困難にする元であり、また、この部門全体はまだ規模および作業者数の小さい企業で職人として運営されている。
【0006】
原料を補正しかつ構造的により均質な特徴をとらせるために、ブロックを強化し、その有用な分野を広げるのに幾つかの試みがなされてきた。最も興味深い試みは、真空状態で内部破断部内に硬化性樹脂を注入することによりブロックを強化しようとするものである。
【0007】
これをするために、ブロックを次のような中まで金属の気密容器に封じ込めることが必要である。この中まで金属の気密容器は、上面を自由状態で残しかつ過度の樹脂消費を避けるためにブロックとこの容器との間の隙間を最小にして5つの面にブロックを正確に含み、また、内側からの静水力学的樹脂推力、さらにプロセス中に発生するサージ・タンクと枠組内側との間の圧力差によって生じる外側からのより重要な推力を封じ込めることができる。
【0008】
天然石はいずれも異なる一意のサイズを有するので、そのような金属枠組は可変の幾何学的形状で設計され構築されるべきであるが、そうすると、製造がさらには使用法が非常に複雑になる。
【0009】
実際、これは、サイクルごとに正確に洗浄し、チェックし、密封ガスケットを交換した後に分解して組み立てねばならず、さらに、再度組み立てるごとに、その方法を成功させるために必要な完璧な液密性および気密性を保証するという困難が繰り返される。
【0010】
したがって、論理的には正しいそのような方法は、枠組を構築するための機械器具および組立時にこれを扱うために必要な手段に過度の費用がかかり、枠組の構成部品のための長い組立および分解作業とサイクル毎のそれらの分解および洗浄とにより管理費も高くなるので、実際的見地からは実現できない。また、処理するごとに液体および気体の正確な密封の問題が生じるので、結果が不確実かつ危険なものとなる。
【0011】
重い金属枠組を取り除き、この方法を単純化しようとする試みが、イタリア特許第1,027,222号に開示されている。それは、ブロックを入れるプラスチック弾性容器を与え、その外側で鉱物油がサージ・タンク内に注入される。なお、そのような油の比重は、その方法に使用する樹脂の比重とほぼ等しい。
【0012】
プラスチック弾性サックで被覆されたブロックの周囲の油レベルを変更することにより、その方法に使用される樹脂の量を正確に制御することが可能である。
【0013】
この方法は、油がサージ・タンクを汚し、油を外部容器にサイクル毎に回収しなければならず、含浸後のブロック処理操作は全て残留油の滴下によって条件設定されるという限界を有する。
【0014】
さらに、樹脂の硬化は、ブロックを油に含浸した状態でサージ・タンク内で完了しなければならないので、24時間中に可能な処理の数に関してサージ・タンクの活用が不十分である。
【0015】
欧州特許出願第0962430A1号には、次のような利点を有する方法が開示されている。すなわち、ブロック自体を用いて剛性金属枠組および運転圧力の抑制によって獲得されるバランスの両方を除去して、ブロックの周囲に配置されたプラスチック容器に注入された液体樹脂の静水圧を支持する。ここで、ブロックの周囲に配置されたプラスチック容器は、複数の突起を通じてブロックに接続される。これらの突起は、コーディングの一部である場合はブロックに接着され、ブロックの一部である場合にはコーディングに接着されており、また、そのような突起は樹脂流路のシステムを形成しており、それらの措置は樹脂消費量を制御できるようにする。
【0016】
プラスチックコーティングによって、特殊構造で重金属質の壁を使用する必要なくブロックを移送し支持することもでき、大気圧またはより強い圧力がサージ・タンクに再度かかると、外側から内側に向かう強い圧力が発生する。
【0017】
そのような方法の限界は、非常に多くの接着点の安全シールが必要な機械的値を獲得するのに突起の接着に必要な時間内で、ブロックをコーティングするための高レベルの手作業において、また、4つの継手でコーティングの液密性および気密性を保証する困難さについて、または、連続シートの場合は、接着剤を正確な量で各突起に与えかつ細心の注意を払って接着剤がまだ流体であり樹脂注入路を阻止しないうちに各外被の滑動を防止しながらアングルを正確に接着する困難さについて、認識することができる。
【0018】
本発明による方法は、天然石で作られた構造的欠陥があるブロックを強化するのに有利に使用することができ、ブロック外部のハウジングの液密性および気密性の問題を、ブロックと密な外被とを接着する必要なしに静水圧推力を抑制するという問題と分離し、5つの側面でブロックを囲む密な外被(タイト・シース)の締まり欠陥による方法不具合の各危険を回避する混合技術を用いる。
【0019】
本発明の以上および他の目的および利点は、以下の説明から明らかになるように、請求項1でクレームされたような天然石ブロックを強化する方法によって獲得される。本発明の好ましい実施の形態および些細でない変形は従属請求項でクレームされている。
【0020】
本発明の以上および他の目的は、本発明の好ましい実施の形態に関する添付図面を参照して非制限的な例として提供された以下の説明からさらに明らかになる。
【0021】
次に、図を参照しながら、天然石で作られたブロック(以下、単に「ブロック」と呼ぶ。)を含浸し強化する方法について説明する。
【0022】
ブロック1は、最初に、氷を形成することなく真空状態でブロックを完全に乾燥できるような熱質量を有するために、15〜20℃の内部温度に到達するまで加熱される。
【0023】
そのような加熱は、赤外線灯、電気加熱プレートまたはブロック周囲を循環する熱風のようなあらゆる既知の手段で得ることができる。
【0024】
次に、ブロックは、ブロック1の搬送にも使用される剛性台11にベース・シート2を挟んで配置される。ここで、ベース・シート2のサイズはブロックの平面サイズよりも数センチメートル大きく、また、ベース・シート2の上には、ブロック1から前記ベース・シート2までの間隔を生成する不連続スペーサ(不図示)が配置される。
【0025】
ベース・シート2は、シート外面に加わる圧力がブロック1に向くその内面に加えられる圧力よりも数気圧大きくても液密および気密であり、エラストマ、プラスチック、金属または含浸繊維で作られており、好ましくは滑らかな上面を有する。
【0026】
スペーサもまた任意の材料でよく、また、ブロック1の下に相互接続路のネットワークを形成するために不連続的に配置されなければならない。
【0027】
スペーサの代わりに、ガラス繊維織物または他の材料で作成した一枚または二重のシートを使用することも可能である。ここで、その織物は、樹脂が容易に流れることができるように選択されるか、横糸が小さい直径のスティック(stick)で構成されかつ縦糸がブロック1の上面から含浸樹脂が下方向に流れることを可能にする機能を有する前記垂直スティックを相互に接続するのに使用される織物を有する。
【0028】
その後、ブロック1の4つの垂直面の周囲に、また、ブロック1を既にベース・シート2およびスペーサに突き当てた結果生じるブロック1の高さよりも1〜2センチメートル高い高さで、ブロック1の垂直の周囲全体を単層または二重層のガラス・ネット3でコーティングする。ここで、ガラス・ネット3の構造は、樹脂がそれを容易に流れることができるか、横糸が小さい直径のスティックで構成されかつ縦糸がブロック1の上面から含浸樹脂が下方向に流れることを可能にする前記垂直スティックを相互に接続するのに使用される織物を有する。
【0029】
多ブレード枠を通して以降のプレートのソーイング面まで通常の位置でブロック1を含浸する場合は、プレートの周囲を取扱い衝撃に対して保護ベルトで強化すると、ベース・シート2とブロック1との間の下部樹脂厚さに加えて上部樹脂層をフレームでソーイングする必要がないというさらなる利点がある。そのようなソーイングは花崗岩にフレームでまた大理石に砂がまだ存在するフレームで実施するのは多少困難なことがある。
【0030】
その後、シート外面に加わる圧力がブロック1に向くシート内面に加えられる圧力より数気圧大きくても液密および気密であり、かつ、その後にブロック1に注入される液体樹脂の格納ボウル(containment basin)をブロック1の上方に形成するためにブロック1よりも数センチメートル高い連続シート4が、ブロック1の周囲にコーティングされる。シート4の端部は、完全に伸張しかつブロック1の周囲に付着するためにシート4自体を伸張させた後、溶着によって(図1の参照符号18)または液密性および気密性を保証する他の手段によって相互に結合される。
【0031】
シート4は、プラスチック、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、PVC、ポリアミド、ポリスチレン、アルミニウムなどで作成することができ、ほとんど伸張性がなく、したがって、これらの目的のためにまた絶対的な液密性および気密性を向上するために、複合材料が使用でき、金属とプラスチックと作成された複合多層シートに加えて相互に一体でかつ同じタイプのプラスチックまたは金属または異なるプラスチックを使用した2枚以上のシート4を採用することができる。
【0032】
ブロック1の垂直コーティング・シート4とベース・シート2との密封を完全なものにするように、その5つの面で液密および気密容器内のブロック1を囲む外被を形成するために、材料シーム9が、例えばホット・メルトにより、垂直コーティング・シート4とベース・シート2との間の結合アングルの全周に沿って形成される。
【0033】
次に、処理可能な最大のブロック1が占有できる最大区域の外側に配置された適切な一つまたは二つのねじ穴12に隣接して、適切な数の剛性支持体5が配置される。剛性支持体5の断面はT字形またはU字形であり、その90°でかつ都合の良い長さのベースは、台11に突き当たり、かつ、既にシート4でコーティングされたブロック1の壁に面プロフィール・ベースを押し付けたのちにスロットを通してまたは横方向にはボルトを通して穴12に固定されるようになっている。
【0034】
剛性支持体5は、ブロック1の高さ以上の高さを有し、また、ベース・シート2と垂直シート4との間の周囲接続シーム9と干渉しないために適切なアンダーカットが設けられ、さらに、金属または強化プラスチックで作成することができる。
【0035】
図4に示す別の実施の形態では、ブロック1の長辺の表面を強化するために使用される剛性支持体5の固定穴は、端部間の中心距離が処理できるブロックの最大長よりも少なくとも10cm大きくされて、台11の長手方向端部に配置され、また、支持体5は、適切な厚さの剛性で軽量の面20をブロック1に押し付けるために使用される。ここで、面20は、例えば、外部スキンが含浸織物またはアルミニウム・シート、また場合によっては機械的にまたは接着剤で結合されたそれほど厚くない同じ材料の数枚のパネルである、アルミニウムで作成されかつ少なくとも5または6cmの厚さのハニカム・パネルである。
【0036】
ブロック1のヘッダーに静圧を含めるため、剛性で軽量のパネル構造24を同様に使用し、これは場合によっては異なる長さのパネルを使用可能にし、静水圧に対する抵抗をタイト・シート4だけで支持する剛性支持面への外部側帯を最小限に抑える。
【0037】
ブロック1を載せる台11は、その後、石ブロック1の上面が位置合わせされているよう注意しながら、樹脂を注入するための開口が設けられかつ好ましくは運転をチェックするための上部ポートホールを有するサージ・タンク(不図示)に搬送される。
【0038】
サージ・タンクに含まれる空気は、その後、真空状態で掃気され、また、この段階で、ブロック1と、ブロック1の6面のいずれかと連絡する全ての内部破断部および窪みとが、迅速かつ完全に乾燥される。ここで、そのような乾燥プロセスは、ブロック1の予備加熱によって、また、サージ・タンク内の圧力が低下する時に漸進的に低下する減少された水蒸気張力によって可能になる。
【0039】
乾燥ステップを加速させるために、また、ブロック1に含まれる水を真空ポンプで除去する(このような手順は、方法を減速させて妥当な時間に最適真空レベルに到達するのを阻止する。)必要をなくすために、ブロック1から離れた蒸気がその上に氷として蓄積する冷却コイルをサージ・タンク内に配置すると都合が良い。
【0040】
可能な限りゼロに近くかついかなる場合でも10残留トルよりも大きくない真空レベルにサージ・タンク内が到達した後、樹脂は漸進的にサージ・タンクに注入される。ここで、樹脂は、真空によりサージ・タンク内に吸引されるか、ポンプによってサージ・タンク内に注入され、その後、ブロック1の全内部欠陥を充填するために、予め決定された十分な液体水頭(liquid head)が獲得されるまで、ブロック1の覆われていない上面に注がれる。
【0041】
あるいは、以前に脱気してある樹脂が、ブロック1のベースに注入され、表面に向かって上昇されてブロック1内に含まれる残留空気が流出できるようにするが、常にブロック1の表面に適切な液体水頭を形成するよう注意する。
【0042】
この過度の量は、強化すべき石のタイプを考慮に入れて、また、覆われていないひび割れによって空気がブロック1内に浸透して含浸プロセスを失敗させることを防止するために常にかつどんな方法でもわずかに過剰に、経験から統計的に計算される。
【0043】
樹脂は、その後に生産されるプレートや製造物で補修部がほとんど見えないか全く見えないように適切に着色されなければならない。そうするために、樹脂で希釈された濃縮色のバッチデバイスが、体積または重量パーセンテージの割合で樹脂注入ステップの全長にわたって樹脂流内に注入される。
【0044】
ブロック1に注がれた樹脂は、液密および気密ベース(タイト・ベース)2とブロック1との間の隙間にも到達するために、最も開放した破断部とシート4によって形成された液密および気密外壁(タイト外壁)とブロック1との境界面に流入し始め、常に、流動ステップでブロック1の全欠陥を充填するのに十分なブロック1上方の液体水頭を保持する。
【0045】
その後、サージ・タンクを外側と連絡させると、流入する空気は、シート4によって周方向に形成された格納ボウル内でブロック1の液体樹脂表面にピストンとして作用し始め、外側とブロックの外側との間は約1kg/cm2の差で樹脂をブロック1内に強制的に浸透する。
【0046】
サージ・タンク内が大気圧に回復した後、正圧を導入して樹脂をブロック1の微小なひび割れにも入れる。
【0047】
超過圧力は、強化すべきひび割れが小さいほど、それに到達しかつ樹脂でそれを充填するのに必要な圧力が強くなることを考慮に入れて、処理される石に応じて最低0.5気圧から5気圧以上まで変更することができる。
【0048】
注入する樹脂による抵抗を克服して圧力が樹脂を強制的にブロック1のひび割れおよび構造的不連続部に入れるのに必要な時間だけサージ・タンクを超過活力にした後、サージ・タンク内を大気圧に回復させ、サージ・タンク自体を開放してブロック1を取り出すことができる。
【0049】
使用するプラントのタイプと、真空を生成するための流量およびポンプのタイプと、樹脂をサージ・タンクに注入する方法と、超過圧力を導入するために使用する技術および超過圧力レベルと、使用する樹脂のタイプと、処理する石と、ブロック1のサイズとにより、サージ・タンクの全含浸サイクルは30〜60分の長さでよく、これによって、プラントの有意義な生産性が保証される。
【0050】
サージ・タンクからブロック1を取り出した後、樹脂を放置して自然に硬化させるか、使用する樹脂のタイプに関連したシステムでその硬化を促す。例えば、エポキシまたはポリウレタン・タイプの単一成分または二成分樹脂の場合には、硬化はブロック1を加熱することによって促進することができるが、他の樹脂は、例えば紫外線で硬化を活性化することができる。
【0051】
硬化が生じたら、ブロック1は、この方法に使用している構造から取り出され、いつでもソーイングすることができる。
【0052】
上述した方法は、単純であり、結合部を可能な限り最少にしてブロックのベースから垂直周囲に延在する外被を液密性および気密性を持たせるために使用し、ブロック1と外被との間に接着剤を使用せず、樹脂によって加えられる静水圧推力を含めるために剛性支持構造を使用する。このような構造は、結局は軽量で容易に扱うことができるが、これに液密性および気密性の機能を与えず、それによって、厄介な組立および分解と洗浄と幾何学的可変形状の合成枠組で想定されるガスケット交換とをなくし、サージ・タンクに入れたブロック1が大気圧と再びバランスをとるかサージ・タンクに与えられた超過圧力によって影響を受けた場合に生じる外側から内側にかかる強力な圧力に抵抗する仕事をブロック1に委ねる。
【0053】
さらに、交換可能な構成部品は安価であり、単位処理体積当たりの樹脂消費量はブロックの構造的不連続部を完全に充填する場合と比較すると最少量に減少し、サイクル運転は単純でありかつ不確実な結果がなく、サイクル運転時間は短い。その結果、この方法は経済的に実現可能である。
【0054】
本発明の方法は、組立終了後にブロック1の上方に配置された構造(不図示)によって含浸樹脂の消費量が制限されるという事実も提供する。この構造は、比重が樹脂の比重よりも大きくかつ全体的に樹脂の静水圧推力を克服するのに十分なだけ重くかつ樹脂がその上部を覆うことができないよう十分な厚さがある材料で構成される。さらに、構造は、樹脂が付着しないか塗料または樹脂が付着できない別の保護材でコーティングされた材料で構築される。構造は全体として、中心の正方形または長方形の部分で形成され、ブロック1の上面の大部分を覆うために場合によっては追加の長手方向、横方向および傾斜したプロテーゼ(prostheses)によってこの中心部分を接続部上にあるフック手段で正確に持ち上げブロック上に輸送することができる。この構造は、ブロックに接触するその下面にブロック1の上面と接触する突起を装備するように構成される。そのような突起は、樹脂が非常に低い高さで通過できるようにするものであり、構造は、注入された樹脂を強制的に平面邪魔物(plan encumbrance)によっておよび構造的封止パネルに含まれそれに支持された不透過性シートの内周によって画定された周囲回廊では数センチメートルの厚さに配置する。構造は、中心の通し穴も装備し、樹脂レベルの基準切欠きも装備する。この基準切欠きによって検査用ポートホールを通して前記レベルを目視的に評価することができ、命令または手動の動作によって、ブロック1の上面の区域が覆われないままになって、空気がブロックに浸透し、含浸プロセスが失敗するのを防止するためにさらに樹脂を注入することができる。樹脂レベル・チェックは自動的に実行され、その結果、レベルが安全レベルよりも低下すると樹脂の給送が自動的に制御される。そのようなレベルは、近接スイッチまたは同等の手段を起動させるフローター(floater)でチェックされる。このフローターは、中心穴に配置されるか、特に頂部から樹脂を注入する場合には乱流による攪乱を回避するために第2の専用穴に通され、ブロック1の上面の隣で場合によっては樹脂を注入するのに使用される主中心距離穴と連絡する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
ベースおよび周囲が液密性および気密性材料のシートで外部コーティングされた天然石ブロックで、そのようなシートがブロック自体の重量からブロックに対して担持区域で機械的に保持され、さらに、構造的接着剤からなる密シールで相互に接続された4つの垂直面上の頑丈で変形不可能な構造によって支持され、それによって前記ブロックがすぐ修理され、本発明の方法の強化処理を実施できる天然石ブロックの概略斜視図を示す。
【図2】
前記シート材料とブロックとの間またはそれらの中に配置された流動性樹脂または硬化性樹脂を含むそれをコーティングする一連の材料とともにブロック側面の水平断面図を示す。
【図3】
(図1と同様に)相互から都合の良いピッチでブロックの周囲に配置された剛性支持部を有する、静水圧推力を含むシステムの一例の図を示す。
【図4】
剛性で好ましくは軽量の材料で作られた面を使用し、ブロック担持台に強力に固定された機械的締め付け手段でブロックの2つの長辺の垂直面全体と2つのヘッドの垂直面全体をほぼ覆う、静水圧推力を含むシステムの例の図を示す。
Claims (12)
- ほぼ平行六面体の天然石ブロック(1)であって該ブロック(1)の6面の少なくとも1つと連絡する内部破断部および構造的不連続部のある天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、
サージ・タンク内で真空にて前記ブロック(1)に硬化性樹脂を含浸するステップであって、該樹脂が真空状態を実現した後に前記ブロック(1)の自由上面に液体状態で注がれ、前記ブロック(1)の下部分および前記ブロック(1)の周囲が液密および気密ハウジングに含まれる、ステップと、
真空で完全に乾燥するために前記ブロック(1)を予め芯まで乾燥させるか前記ブロック(1)を加熱するステップと、
前記ブロック(1)の自由上面上に形成されたスペースに配置された液体樹脂にピストンとして作用する大気圧をその後に注入することにより石の破断部および窪みに前記樹脂を注入し、それによって、前記樹脂が前記ブロック(1)の構造的欠陥に注入される、ステップと、
を含む方法において、
該方法が前記ブロック(1)の周囲にコーティング(2、3、4)を設け、該コーティング(2、3、4)が前記ブロック(1)の下およびその垂直周辺に沿って該ブロック(1)を包みかつ該ブロック(1)よりも高く、前記コーティング(2、3、4)が適切なスペーサで前記ブロック(1)から隔置され、前記スペーサが樹脂流非浸透織物の形態でもあり、前記コーティング(2、3、4)が液密および気密ハウジングを形成するようになっておりかつ前記樹脂が前記ブロック(1)に対して流れることを可能にし、前記コーティング(2、3、4)を構成する要素がタイト・シーム(9)によって相互に接続され、
前記ブロック(1)の内側から外側に向かって働く樹脂の静水圧の封じ込めおよび樹脂消費量の制御が、頑丈な構造(5)によって位置が保持された前記コーティング(2、3、4)で構成された外部枠組によって実行され、前記構造(5)が前記ブロック(1)を支持し輸送する台(11)にねじまたは他の固定手段によって固定される、
ことを特徴とする、方法。 - 請求項1記載の天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、
可能な再方形化処理及び好ましい充填剤によるアングルと前記ブロック(1)の表面が穴及び谷を示す他の区域の再構築により、前記ブロック(1)を準備するステップと、
前記ブロック(1)をその芯まで完全に乾燥させるステップと、
前記ブロック(1)を支持し輸送するようになっている剛性で平面の台(11)上に補修すべきブロック(1)を配置するステップであって、前記台(11)が、外面に加わる圧力が前記ブロック(1)に向かって該シート(2)の上面に加わる圧力よりも数気圧大きくても液密および気密な該シート(2)を介在して、ねじ穴(12)または等価な機械的シール若しくは磁気シール手段を装備し、前記シート(2)が前記ブロック(1)の平面ベースのサイズよりも大きいサイズを有し、前記シート(2)上に不連続スペーサまたは織物が配置され、そのようなスペーサまたは織物によって樹脂が前記シート(2)の上面と前記ブロック(1)のベースとの間で容易に滑動することができる、ステップと、
前記ブロック(1)の垂直全周に1つまたは複数の連続的織布または不織布シート(3)を加えるステップであって、該シート(3)が、前記ブロック(1)よりも高く、樹脂の容易な流れを特に垂直方向に沿って可能にする、ステップと、
前記シート(3)の外面に加わる圧力が前記ブロック(1)に向く前記シート(2)の内面に加わる圧力よりも数気圧大きくても液密および気密シート(4)を前記シート(3)の外側で前記ブロック(1)の周囲に加えるステップであって、前記シート(4)が、前記樹脂の上部格納ボウルを形成するために前記ブロック(1)よりも高く、前記シート(4)が、溶着または液密および気密結合を提供するようになっている任意の他のタイプの接続を通して(18で)結合される前に前記ブロック(1)の周囲に接着するためにその2つの端部で伸張される、ステップと、
構造的液密および気密接着剤で作成された前記シーム(9)で前記垂直シート(4)を前記ベース・シート(2)に接続するステップと、
前記ブロック(1)の周囲に複数の剛性支持体(5)を配置するステップであって、該剛性支持体(5)が、前記シート(4)で構成されたタイト・コーティングに押し付けられるとともに、前記ねじ穴(12)にねじ込まれた固定手段で前記剛性台(11)に固定され、また、前記剛性支持体(5)が、前記シート(4)が裂けたり過度に変形して樹脂消費量を増加させたりすることなく、前記ブロック(1)の内側から作用する樹脂静水圧の密封を保証するために計算された距離で相互に配置されている、ステップと、
前記ブロック(1)を前記サージ・タンクに注入するとともに、真空を生成するステップと、
以前に位置合わせされた前記ブロック(1)の上面に前記樹脂を注ぎ、以下の方法ステップで前記ブロック(1)の構造的欠陥および窪みの充填を保証する十分な量の樹脂を蓄積し、前記ブロック(1)の表面が突出し空気を前記ブロック(1)に入りこませそれによって強化を失敗させるのを防止するステップと、
側路および前記ブロック(1)の破断部への自由な流入を開始した前記樹脂が1kg/cm2のオーダーの圧力によって全ての構造的不連続部に強制的に入るよう注意しながら前記サージ・タンクから真空を除去するステップと、
前記サージ・タンクの内部を再び外部と連絡させて大気圧を回復するステップと、
前記ブロック(1)を出すために、また、前記樹脂を硬化させるか他の手段で前記樹脂の硬化を誘発するために、前記サージ・タンクを開放するステップと、
前記ブロック(1)を前記枠組から外すとともに、後のプレートへの分割作業に前記ブロック(1)を使用できるようにするステップと、
を順に含むことを特徴とする、方法。 - 請求項2記載の天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、前記液密および気密シート(2、4)が、2層以上のプラスチック材料または金属のシートで構成され、ここで、複合シートが抵抗力を高めるとともに伸張性が低減するように、また、前記層の1つに穴または欠陥があっても液密性および気密性を損なわないように、そのような層が相互に結合されていることを特徴とする、方法。
- 請求項2記載の天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、樹脂静水圧に対する前記シールが、前記ブロック(1)の長辺では、処理できるブロックの最大幅より外側で前記剛性台(11)に配置され取り付けられた少なくとも2つの剛性支持体(5)によって前記ブロック(1)に付着した状態の第1の剛性軽量構造(20)によって保証されるとともに、前記ブロック(1)の短辺では、幅が前記ブロック(1)の幅よりも小さくかつ前記第1の長手構造(20)の内側で前記剛性台(11)の2つの長手方向端部に少なくとも2つの剛性支持体(5)で固定された第2の剛性軽量構造(22)によって保証されており、また、前記第2の構造(22)のサイズが、前記シート(4)のみで静水圧を支持しなければならない側部面積を最小にするようなサイズであることを特徴とする、方法。
- 請求項2記載の天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、前記乾燥プロセスが予備的な完全乾燥を実行する必要なく内部が約20℃になるよう前記ブロック(1)を単純に加熱することによって可能になり、前記芯までの乾燥が水蒸気張力を漸進的に減少する値に減少させる真空状態で実行され、前記ブロック(1)の加熱が急速気化後に水が氷に変形する冷却を防止する熱質量を提供することを特徴とする、方法。
- 請求項5記載の天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、前記乾燥プロセスが、内部で氷が氷の形態で堆積されるサージ・タンク内部の冷却体の存在により加速されることを特徴とする、方法。
- 請求項2記載の天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、前記ブロック(1)の表面に液体水頭を形成することを注意して、既に脱気された前記樹脂が、前記ブロック(1)のベースに注入され、表面を通して上昇させられて該ブロック(1)に含まれる残留空気が出られるようにすることを特徴とする、方法。
- 請求項2記載の天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、大気圧を回復した後に、0.5から5kg/cm2以上の超過圧力が、前記ブロック(1)の到達すべき最も内側で困難な不連続部と微小なひび割れとに前記樹脂を強制的に入れるために前記サージ・タンクに導入されることを特徴とする、方法。
- 請求項2記載の天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、前記含浸樹脂が、補修が材料にとってさらに色的に適合するように色および顔料を装填されることを特徴とする、方法。
- 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、前記ブロック(1)が、多ブレード枠を通して以降のプレートのソーイング面まで通常の位置で含浸され、前記ブロック(1)が、該ブロック(1)が含浸された位置に対して90°回転された前記枠の下に配置され、それによって、該枠が上下の連続樹脂層を切断するのを防止するとともに、保護ベルトによって取扱い時の衝撃に対して全周囲が強化されるプレートを獲得することを特徴とする、方法。
- 先行する請求項のいずれかに記載の天然石ブロック(1)を補修し強化する方法であって、含浸樹脂の消費量が、組立終了後に前記ブロック(1)の上方に配置された構造によって制限され、そのような構造が、比重が前記樹脂の比重よりも大きな材料で構成されかつ全体的に樹脂静水圧推力を克服するのに十分な重さを有するとともに、前記樹脂がその頂部を覆えないよう十分な厚さで構築されており、前記構造が、前記樹脂が付着しないか、塗料または前記樹脂が付着できない別の保護材でコーティングされた材料で構築され、前記構造は全体として、中心の正方形または長方形の部分で形成され、前記中心部分が、前記ブロック(1)の上面の大部分を覆うために、場合によっては追加の長手方向、横方向および傾斜したプロテーゼによって接続部上のフック手段で正確に持ち上げられ前記ブロック上に輸送されることができ、前記構造が、前記ブロックに接触するその下面が該ブロック(1)の上面と接触する突起を装備するように構成され、そのような突起は、前記樹脂が非常に低い高さで通過できるようにするものであり、前記構造が、前記注入された樹脂を強制的に、平面邪魔物によっておよび構造的封止パネルに含まれそれに支持された不透過性シートの内周によって画定された周囲回廊では数センチメートルの厚さに配置し、前記構造が、中心の通し穴も装備するとともに、樹脂レベルの基準切欠きも装備し、該基準切欠きによって検査用ポートホールを通して前記レベルを目視的に評価することができ、命令または手動の動作によって、前記ブロック(1)の上面の区域が覆われないままになって、空気が該ブロックに浸透し、前記含浸プロセスが失敗するのを防止するために、さらに前記樹脂を注入することができる、ことを特徴とする、方法。
- 請求項11記載の方法であって、前記樹脂レベル・チェックが自動的に実行され、その結果、レベルが安全レベルよりも低下すると樹脂の給送が自動的に制御され、そのようなレベルが近接スイッチまたは同等の手段を起動させるフローターでチェックされ、該フローターが、中心穴に配置されるか、特に頂部から前記樹脂を注入する場合には乱流による攪乱を回避するため、場合によっては前記樹脂の注入に使用される前記主中心距離穴と前記ブロック(1)の上面の隣で連絡して第2の専用穴に通されて配置される、ことを特徴とする、方法。
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