JP2004502465A - ディップスティック検査のための改良された捕捉及び検出形式多用性 - Google Patents

ディップスティック検査のための改良された捕捉及び検出形式多用性 Download PDF

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Abstract

試料液中の標的核酸の有無を検査するためのディップスティック類について説明がある。該ディップスティック類はディップスティックの捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブを含む。該万能捕捉プローブは、試料液中の標的核酸とハイブリダイズしたフック捕捉プローブとハイブリダイズしうる。ディップスティックの接触端を試料液に接触させて、標的核酸とハイブリダイズしたフック捕捉プローブを毛管作用で捕捉帯へと移動させ、そこで標的核酸が検出されるようにする。万能及びフック捕捉プローブの使用により、ディップスティックを任意の標的核酸の捕捉に使用できるように準備することが可能となり、ディップスティックの準備が単純化される。適切なフック捕捉プローブの使用により標的核酸の特異的捕捉が実現される。方法とキットについても説明がある。

Description

【0001】
本発明はディップスティックによる核酸検出の改善に関する。本発明のディップスティックは、たとえばトラコーマ・クラミジア(Clamydia trachomatis)(CT)などの病原菌への感染の検査を目的とした試料液中の標的核酸の検出に使用される。
【0002】
試料液中の標的核酸の存在を検出するための在来検査法には、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)法による標的核酸の増幅に依拠するものがある。PCR法では少量の標的核酸の検出が可能になるものの、結果の判明に数時間もかかる場合がある。これは大きな難点であり、なるべく短時間で結果が判明し、たとえば患者の待ち時間をできるだけ短くするのが好ましい。また、この種の方法はPCRの実施に高価な専門装置や比較的高価な試薬を要するのも難点である。
【0003】
それに対してディップスティックは、標的核酸を増幅せずに検出するため専門装置が不要であり、結果もPCRに依拠した方法よりもずっと短時間で得られる。患者は検診と処置を一回の外来で済ますことができる。これは、患者に後日の再外来が見込めない又は不可能な場合には、特に有利である。
【0004】
米国特許第5,310,650号で開示されている代表的な在来ディップスティックでは、一本鎖DNA捕捉プローブがニトロセルロースフィルターの一端(接触端)から離れた捕捉帯内の該フィルター上に固定化してある。該捕捉プローブは検出対象の標的核酸の第1領域の配列と相補的である。該ニトロセルロースフィルターには捕捉帯と接触端の間に、標識付けした一本鎖DNA検出プローブが固定化してある。該検出プローブは標的核酸の(第1領域とは異なる)第2領域の配列と相補的である。
【0005】
存在が想定される試料液中の標的DNAを検出するには、ニトロセルロースフィルターの接触端を試料液に接触させる。試料液は毛管作用で該フィルター内を移動しプローブ帯と捕捉帯を通過する。試料液はプローブ帯を通過する際に検出プローブを可動化して試料液と共に捕捉帯へと移動させる。可動化された検出プローブはそこで、試料液中の任意の標的DNAの第2領域とハイブリダイズすることができる。
【0006】
ハイブリダイズした検出プローブと標的DANが捕捉帯に到達すると、標的DNAの第1領域は固定化捕捉プローブとハイブリダイズすることができる。こうして、標的核酸、捕捉プローブ及び標識付けした検出プローブの間で三元複合体が形成される。従って、捕捉帯に標識が存在すれば、それは試料液中に標的DNAが存在することを指示することになる。
【0007】
第2のタイプの在来ディップスティックではニトロセルロースフィルター上に標識DNA検出プローブを固定しない。その代わりに検出プローブを、試料液中の任意の標的核酸とのハイブリダイゼーションを可能にするような条件下で、試料液に添加する。次いでニトロセルロースフィルターの接触端を試料液に接触させる。試料液がディップスティック内を移動するうちに、標的核酸は検出プローブとハイブリダイズして、ニトロセルロースフィルターを移動し捕捉帯に至って捕捉プローブにより捕捉されよう。
【0008】
上述の在来ディップスティック検出法の難点は、捕捉プローブが標的核酸と特異的にハイブリダイズするため、検出対象の標的核酸が異なるごとに、捕捉プローブを固定化した異なるディップスティックを用意しなければならないことにある。同様に、標識検出プローブもまた標的核酸と特異的にハイブリダイズするため、検出対象の標的核酸が異なるごとに異なる標識検出プローブを用意しなければならない。
【0009】
本発明によれば、試料液中の標的核酸の有無を調べるディップスティック検査法への、標的核酸とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブ及びフック捕捉プローブとハイブリダイズしうる万能捕捉プローブの使用が提供される。
【0010】
用語「ディップスティック検査法」はここでは、ディップスティックを使用する任意の検査法であって、試料液をディップスティックに接触させ、毛管作用により試料液をディップスティックの捕捉帯へと移動させ、もって捕捉帯において試料液中の標的核酸を万能及びフック捕捉プローブにより捕捉並びに検出することを可能にするような検査法を意味する。
【0011】
本発明の第1の態様によれば、次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法が提供される:
a) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブとを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
b) 標的核酸の第1領域と該万能捕捉プローブの両方とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブを準備する;
c) 標的核酸と結合しうる検出プローブであって、その利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような検出プローブを準備する;
d) 検出プローブを試料液中の標的核酸と結合させるような条件下で、試料液を検出プローブとインキュベートし、また
フック捕捉プローブを試料液中の標的核酸の第1領域とハイブリダイズさせるような条件下で、試料液をフック捕捉プローブとインキュベートする;
e) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、フック捕捉プローブ、検出プローブ及び標的核酸の間で形成される複合体が毛管作用により捕捉帯へと移動し、該複合体のフック捕捉プローブと捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブとの相互作用で、捕捉帯に結合しうるようにする; 及び
f) 捕捉帯で検出プローブの有無を調べる。
【0012】
この種の方法では、標的核酸に対して特異的なフック捕捉プローブを使用するだけで、異なる標的核酸の捕捉に同じクロマトグラフストリップを使用することが可能となる。
【0013】
検出プローブとフック捕捉プローブは試料液と任意の順序でインキュベートしても、又は試料液に同時に添加してもよい。
【0014】
プローブは単に試料液に接触させるという方法で試料液とインキュベートしても、それでハイブリダイゼーションを起こせるのであれば、かまわない。
【0015】
本発明の第1態様によれば、試料液中の標的核酸の有無を検査するための、次の構成要素を備えるクロマトグラフストリップを含むディップスティックもまた提供される:
試料液に接触させるための接触端;
接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブであって、標的核酸の第1領域に結合したフック捕捉プローブとハイブリダイズしうる万能捕捉プローブ; 及び
クロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間の複合体形成帯に解離可能に固定化した検出部分であって、標的核酸の第2領域とハイブリダイズした検出プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる検出部分。
【0016】
本発明の第1態様によれば、試料液中の標的核酸の有無を検査するための、次の構成要素を含むキットもまた提供される:
i) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブとを備えるクロマトグラフストリップを含むディップスティック;
ii) 標的核酸の第1領域及び万能捕捉プローブの両方とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブ; 及び
iii) 標的核酸と結合しうる検出プローブであって、その利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような検出プローブ。
【0017】
フック捕捉プローブは試料液とハイブリダイズさせる代わりに、クロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化してもよい。これはフック捕捉プローブ液をクロマトグラフストリップ上に点滴し乾燥させるだけで実現しうる。従って、捕捉帯に同じ万能捕捉プローブをそれぞれ固定化した数枚のクロマトグラフストリップを準備することができる。特定の標的核酸の捕捉を可能にするよう適切なフック捕捉プローブをクロマトグラフストリップに解離可能に固定化するだけで、標的核酸の検出にクロマトグラフストリップを使用する準備が整う。クロマトグラフストリップのこうした準備は、標的核酸に対して特異的な捕捉プローブを備えるクロマトグラフストリップを、クロマトグラフストリップに該捕捉プローブを不可逆的に固定化して準備するよりも容易である。
【0018】
本発明の第2の態様によれば、次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法が提供される:
a) 試料液に接触させるための接触端、接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブ、及び万能捕捉プローブとハイブリダイズさせた、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
b) 標的核酸と結合しうる検出プローブであって、その利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような検出プローブを準備する;
c) 試料液中の標的核酸を検出プローブに結合させうるような条件下で、試料液を検出プローブとインキュベートする;
d) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、検出プローブに結合した標的核酸が毛管作用により捕捉帯へと移動し、捕捉帯に固定化したフック捕捉プローブと標的核酸の第1領域との相互作用で、捕捉帯に結合しうるようにする; 及び
e) 捕捉帯で検出プローブの有無を調べる。
【0019】
本発明の第2態様によれば、試料液中の標的核酸の有無を検査するための、次の構成要素を備えるクロマトグラフストリップを含むディップスティックもまた提供される:
試料液に接触させるための接触端;
接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブ; 及び
万能捕捉プローブとハイブリダイズさせた、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブ。
【0020】
本発明の第2態様によれば、試料液中の標的核酸の有無を検査するための、次の構成要素を含むキットもまた提供される:
i) 試料液に接触させるための接触端、接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブ、及び万能捕捉プローブとハイブリダイズさせた、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブを備えるクロマトグラフストリップを含むディップスティック; 及び
ii) 標的核酸と結合しうる検出プローブであって、その利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような検出プローブ。
【0021】
捕捉帯に同じ万能捕捉プローブをそれぞれ固定化した数枚のクロマトグラフストリップを準備することができる。特定の標的核酸の捕捉を可能にするよう適切なフック捕捉プローブを万能捕捉プローブとハイブリダイズさせるだけで、標的核酸の検出にクロマトグラフストリップを使用する準備が整う。この場合も、クロマトグラフストリップのこうした準備は、標的核酸に対して特異的な捕捉プローブを備えるクロマトグラフストリップを、クロマトグラフストリップに捕捉プローブを不可逆的に固定化して準備するよりも容易である。
【0022】
検出プローブは標的核酸に共有結合でも非共有結合でも結合しうる。好ましくは、検出プローブは標的核酸の第2領域とのハイブリダイゼーションにより標的核酸に結合しうる核酸又は核酸類縁体を含む。
【0023】
検出プローブは標識と結合させ、もって検出プローブの利用による標的核酸の直接検出を可能にしてもよい。しかし好ましくは、検出プローブは、標的核酸とハイブリダイズした後の検出プローブと結合しうる検出部分による標的核酸の間接検出を可能にする。
【0024】
検出プローブが核酸又は核酸類縁体を含むとき、検出部分は、標的核酸とハイブリダイズした後の検出プローブと標的核酸の間で形成される二本鎖体と結合しうるような抗体又は抗体断片を含んでもよい。
【0025】
しかし好ましくは、検出部分はリガンド結合部分であり、また検出プローブは検出部分の結合相手となりうる検出リガンドと結合したプローブを含む。検出プローブが検出リガンドを含むとき、検出部分は非抗体でも、好ましくは抗体又は抗体断片でもよい。
【0026】
好ましくは検出リガンド、検出部分はそれぞれ、ビオチン、抗ビオチン抗体を含むか、又はフルオレセイン、抗フルオレセイン抗体を含むか、もしくは2,4−ジニトロフェノール(DNP)、抗DNP抗体を含む。
【0027】
あるいは、検出リガンドはビオチンを含み、また検出部分はアビジン、ストレプタビジン、又はビオチン結合活性を保持するそれらの誘導体を含んでもよい。
【0028】
検出部分はクロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間に位置する複合体形成帯に解離可能に固定化して、検出プローブが毛管作用で捕捉帯へと移動する際に検出部分が解離され検出プローブと結合しうるようにしてもよい。
【0029】
検出部分は好ましくは標識を含み、検出プローブの利用による標的核酸の間接検出が可能となるようにする。しかし代わりに、検出プローブと結合した検出部分と結合しうる標識付けした結合部分を使用して標的核酸を間接的に検出するようにしてもよい。
【0030】
検出プローブ又は検出部分の標識は好ましくは非放射性とする。より好ましくは、該標識は色標識たとえば繊維染料、金コロイドなどの金属ゾル、又は着色ラテックス粒子などの着色粒子である。
【0031】
検出プローブは1以上のプローブを含んでもよい。たとえば検出プローブは標的核酸の第2領域とハイブリダイズしうるフック検出プローブ及び標的核酸とハイブリダイズした後のフック検出プローブとハイブリダイズしうる万能検出プローブを含んでもよい。
【0032】
検出プローブが万能検出プローブとフック検出プローブを含むとき検出プローブの検出リガンド又は標識は万能プローブと結合するのがよい。
【0033】
検出プローブが検出リガンドを結合した単一プローブを含む場合には、異なる標的核酸又は同じ標的核酸の異なる領域を検出する必要が生じるたびに、異なるプローブを検出リガンドに結合しなければならない。万能検出プローブに検出リガンドを結合して、それをフック検出プローブと併用するのが特に有利である。というのは検出リガンドを結合した万能検出プローブなら同じ万能検出プローブのままでも異なるフック検出プローブと併用することで、異なる標的核酸又は同じ標的核酸の異なる領域を検出することができるからである。従って、検出リガンドを結合したプローブをただ1種類調製すれば済むことになる。
【0034】
本発明によれば、試料液中の標的核酸の有無を調べるディップスティック検査法への、標的核酸とハイブリダイズしうるフック検出プローブ及びフック検出プローブとハイブリダイズしうる万能検出プローブの使用もまた提供される。
【0035】
用語「ディップスティック検査法」はここでは、ディップスティックを使用する任意の検査法であって、試料液をディップスティックに接触させ、試料液を毛管作用によりディップスティックの捕捉帯へと移動させ、もって捕捉帯で試料液中の標的核酸を万能検出プローブ及びフック検出プローブにより捕捉並びに検出することを可能にするような検査法を意味する。
【0036】
本発明の第3の態様によれば、次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法が提供される:
a) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうる捕捉プローブとを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
b) 標的核酸の第2領域とハイブリダイズしうるフック検出プローブを準備する;
c) 標的核酸の第2領域とハイブリダイズした後のフック検出プローブとハイブリダイズしうる万能検出プローブであって、その利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような万能検出プローブを準備する;
d) フック検出プローブが標的核酸の第2領域とハイブリダイズし万能検出プローブがフック検出プローブとハイブリダイズしうるような条件下で、試料液をフック検出プローブ及び万能検出プローブとインキュベートする;
e) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、万能検出プローブ、フック検出プローブ及び標的核酸の間で形成される複合体が毛管作用により捕捉帯へと移動し、該複合体の標的核酸と捕捉帯に固定化した捕捉プローブとの相互作用で、捕捉帯に結合しうるようにする; 及び
f) 捕捉帯で万能検出プローブの有無を調べる。
【0037】
本発明の第3態様によれば、試料液中の標的核酸の有無を検査するための、次の構成要素を含むキットもまた提供される:
i) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうる捕捉プローブとを備えるクロマトグラフストリップを含むディップスティック;
ii) 標的核酸の第2領域とハイブリダイズしうるフック検出プローブ; 及び
iii) 標的核酸の第2領域とハイブリダイズした後のフック検出プローブとハイブリダイズしうる万能検出プローブであって、フック検出プローブとの併用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような万能検出プローブ。
【0038】
万能検出プローブは試料液とハイブリダイズする代わりに、随意にフック検出プローブと共に、クロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化してもよい。該プローブは試料液が毛管作用で捕捉帯へと移動する際に試料液中に解離される。
【0039】
他の実施態様では、試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させた後にフック検出プローブを随意に万能検出プローブと共に捕捉帯に接触させることにより、捕捉帯での標的核酸の捕捉を可能にしてもよい。これを実現するには、検出プローブ液を直接捕捉帯に接触させてもよいし、試料液の後で検出プローブ液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させ、もって検出プローブが毛管作用により捕捉帯へと移動するようにしてもよい。検出プローブ液が万能検出プローブを含まない場合には、フック検出プローブを捕捉帯に接触させた後に万能検出プローブをフック検出プローブと結合させる必要があろう。
【0040】
あるいは、フック検出プローブを試料液とインキュベートするか又はクロマトグラフストリップに解離可能に固定化する場合には、試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させた後に万能検出プローブを捕捉帯に接触させてもよい。これを実現するにはやはり、万能検出プローブ液を捕捉帯に直接添加してもよいし、クロマトグラフストリップの接触端に接触させてもよい。
【0041】
フック検出プローブが存在しなければ万能検出プローブは標的核酸と結合しえないことが理解されよう。
【0042】
他タイプのディップスティック検査法では標的核酸は捕捉帯で、標的核酸とハイブリダイズした捕捉プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる捕捉部分により捕捉されよう。捕捉プローブは捕捉部分の結合相手となりうるリガンドを含んでもよい。捕捉プローブは一般に、標的核酸とハイブリダイズしうる捕捉プローブ部分に捕捉リガンドを共有結合させて調製する。
【0043】
捕捉プローブは標的核酸と特異的にハイブリダイズするため、検出対象の標的核酸が異なるたびに、捕捉リガンドを備えた異なる捕捉プローブを調製しなければならない。
【0044】
あるいは捕捉部分が、標的核酸とハイブリダイズしうる捕捉プローブ部分に直接、非塩基対合相互作用で結合する場合には、異なる標的核酸の捕捉に異なる捕捉プローブが使用されるたびに異なる捕捉部分を使用する必要があるかもしれない。たとえば、捕捉部分が捕捉プローブと標的核酸の間で形成されるハイブリッドと結合しうる抗体であるならば、該抗体はすべての捕捉プローブ/標的核酸ハイブリッドに対し高親和力をもつとは限らないであろう。
【0045】
本発明の更なる実施態様によれば、次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法が提供される:
a) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した、フック捕捉プローブを介して標的核酸と結合した万能捕捉プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる捕捉部分とを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
b) 標的核酸とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブを準備する;
c) フック捕捉プローブとハイブリダイズしうる万能捕捉プローブを準備する;
d) 試料液を
フック捕捉プローブと標的核酸をハイブリダイズさせるような条件下で、フック捕捉プローブと、また
万能捕捉プローブとフック捕捉プローブをハイブリダイズさせるような条件下で、万能捕捉プローブと
それぞれ接触させる;
e) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、万能捕捉プローブ、フック捕捉プローブ及び標的核酸の間で形成される複合体が毛管作用により捕捉帯へと移動し、複合体の捕捉リガンドを捕捉部分に(非塩基対合相互作用で)結合させることにより捕捉帯に結合しうるようにする; 及び
f) 捕捉帯で標的核酸の有無を調べる。
【0046】
好ましくは、万能捕捉プローブは複合体を捕捉するための、捕捉部分の結合相手となりうる捕捉リガンドを含む。好適な捕捉リガンドの例はビオチン、フルオレセイン及びDNPなどである。ビオチンにはアビジン、ストレプタビジン又は抗ビオチン抗体が結合しうる。フルオレセイン及びDNPにはそれぞれ抗フルオレセイン抗体及び抗DNP抗体が結合しうる。
【0047】
異なるフック捕捉プローブを使用するだけで異なる標的核酸を捕捉しうることがわかろう。捕捉リガンドを結合した(又は捕捉部分が結合しうる)1種類のプローブを調製すれば済むことになる。
【0048】
万能及びフック捕捉プローブは試料液とインキュベートする必要はない。他の方法では、万能捕捉プローブを随意にフック捕捉プローブと共に、クロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化してもよい。毛管作用で捕捉帯へと移動する試料液が万能捕捉プローブ(及びフック捕捉プローブ)を解離させ、解離したプローブが標的核酸と結合しうるようにする。クロマトグラフストリップに1以上のプローブを解離可能に固定化する利点は、それにより検査方法が単純化され、また試料液に添加する必要のある試薬の数が減ることである。これは、特に僻地でディップスティックを用いて患者由来の試料液(たとえば尿溶液)を検査し特定の疾患又は障害の有無を判定するような場合には大きな利点である。
【0049】
明らかなように、フック捕捉プローブを万能捕捉プローブと共にクロマトグラフストリップに解離可能に固定化しない場合には、好ましくは試料液がフック捕捉プローブとのインキュベーション後にクロマトグラフストリップを移動するようにするのがよい。しかし代りに、別個のフック捕捉プローブ液をクロマトグラフストリップに接触させて、該プローブ液が毛管作用で捕捉帯へと移動し、もって万能捕捉プローブを解離し、捕捉帯で万能及びフック捕捉プローブが捕捉されるようにすることも可能である。試料液はその後でクロマトグラフストリップに接触させ、標的核酸が捕捉帯でフック捕捉プローブとのハイブリダイゼーションで捕捉されるようにする。
【0050】
こうした方法の更なる変法では、たとえば万能及びフック捕捉プローブを捕捉帯に添加して、又は別個の万能及びフック捕捉プローブ液にクロマトグラフストリップを接触させて、万能及びフック捕捉プローブを捕捉帯に結合してから、クロマトグラフストリップの接触端を試料液に接触させることができる。あるいは、万能捕捉プローブを捕捉部分と結合させる限りで、フック捕捉プローブをクロマトグラフストリップに解離可能に固定化してから、試料液を接触端に接触させることもできる。
【0051】
しかし、クロマトグラフストリップ上でのハイブリダイゼーション反応は非塩基対合相互作用よりも起こるのが遅いと考えられるため、万能及びフック捕捉プローブを試料液に添加してから試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させるのが好ましい。溶液中でのハイブリダイゼーションのほうがハイブリダイゼーション条件の制御も容易である。
【0052】
本発明によれば、試料液中の標的核酸の有無を検査するための、次の構成要素を含むキットもまた提供される:
試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した捕捉部分であって、フック捕捉プローブを介して標的核酸に結合した万能捕捉プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる捕捉部分とを備えるクロマトグラフストリップを有するディップスティック;
標的核酸とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブ; 及び
フック捕捉プローブとハイブリダイズしうる万能捕捉プローブ。
【0053】
該万能捕捉プローブ及び/又はフック捕捉プローブはクロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化してもよい。
【0054】
標的核酸は前述のような検出プローブを用いて検出してもよい。
【0055】
検出プローブ又は万能検出プローブが検出リガンドを含む本発明のキットは、検出リガンドと結合しうる標識検出部分であって、標的核酸の間接検出を可能にするような標識検出部分を更に含んでもよい。該標識検出部分はクロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化してもよい。
【0056】
本発明によれば、試料液中の標的核酸の有無を検査するためのディップスティック又はキットの使用も提供される。
【0057】
標的核酸は任意の核酸でよいが、好ましくは病原菌特に性感染症病原菌の核酸である。最も好ましくは、標的核酸はトラコーマ・クラミジアの核酸である。
【0058】
本発明の好ましい方法では、プローブ類と標的核酸とのハイブリダイゼーションは(固定化万能捕捉プローブと標的核酸とのハイブリダイゼーションを除いて)試料液中で、試料液をクロマトグラフストリップと接触させる前に行う。最も好ましくは、プローブ類のハイブリダイゼーションは単段階で行う。これは方法を単純化し、もって方法の実行を大幅に迅速簡易化する。
【0059】
多段階ハイブリダイゼーションは試料液中での異なるプローブと標的核酸の逐次ハイブリダイゼーションにより、又はクロマトグラフストリップをそれぞれ異なるプローブを含む異なる溶液と接触させることにより、行うことができる。通常、後者の多段階ハイブリダイゼーション法ではクロマトグラフストリップを、異なるプローブ液と接触させるたびに洗う必要がある。
【0060】
多段階ハイブリダイゼーションが好ましい場合もあろうが、通常はより簡易迅速な単段階ハイブリダイゼーション形式のほうが好ましいのは言うまでもない。
【0061】
最も好ましくは、試料液は単段階のハイブリダイゼーション反応を実現し、また(たとえば検出リガンドと検出リガンド結合部分の間の)非塩基対合反応を実現し、標的核酸、1以上のハイブリッド形成プローブ及び(随意に)リガンド結合部分を含む複合体の毛管作用によるクロマトグラフストリップ内移動を起こすうえで好適な組成とする。
【0062】
そうした試料液を使用すれば、当然ながらハイブリダイゼーション反応は単段階反応となりうるし、また試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させる前に(試料液をまず希釈したり変化させたりする必要もなく)リガンド/リガンド結合部分の相互作用が起こりうる。必要なら、試料液をクロマトグラフストリップに接触させた後で、リガンド/リガンド結合部分の相互作用をクロマトグラフストリップ上で追加的又は代替的に起こすこともできる。結局、標的核酸の簡易迅速な検出はさらに楽になる。
【0063】
そうした結果は標準ハイブリダイゼーション液(SSPE緩衝液又はTris緩衝液など)に塩、洗剤及びブロッキング・タンパク質(BSA又は粉ミルクなど)を加えた試料液により達成されることが既に判明している。本発明の検査法による標的核酸の検出感度は他ディップスティック検査法のそれとほぼ同等であることも判明している。
【0064】
以下、本発明の実施態様をもっぱら実施例により説明する。
【0065】
実施例はトラコーマ・クラミジア(CT)核酸の検出に関する。CTは性感染症の最も一般的な原因に入る。CT感染は不妊の原因となりうるし、また妊娠中であれば自然流産、死産又は分娩後子宮内膜炎を招きかねない。新生児では、CT感染は失明や慢性呼吸器疾患の原因となりうる。男性感染者の約10%と女性感染者の最高70%はCT感染の症候を示さない。従って、CT感染の正確な診断により早期治療の開始を可能にすることが大事である。
【0066】
実施例で使用したプローブの配列は次のとおりである:
Figure 2004502465
実施例1
万能捕捉プローブを使用してCTの標的核酸(872 bp DNA、1011〜10コピー)を捕捉した。フック捕捉プローブとハイブリダイズした万能捕捉プローブをディップスティックに固定化した。フック捕捉プローブの配列は万能捕捉プローブの配列と、また標的核酸の配列とも相補的であった。検出はビオチンを結合したSEQ ID NO: 2、3、5及び6の検出プローブ(1012コピー)と検出部分としての抗ビオチン抗体/染料複合体とを用いて実行した。検出限界は標的核酸10コピーであることが観測された。
【0067】
実施例2
ディップスティックに固定化した捕捉プローブとしてSEQ ID NO:4を使用してCTの標的核酸(872 bp DNA、1011及び1010コピー)を捕捉した。標的核酸の検出にはフック検出プローブと万能検出プローブを使用した。フック検出プローブは(標的核酸とハイブリダイズしうる)SEQ ID NO:6に対応する配列と万能検出プローブと相補的な配列を有した。万能検出プローブには染料を結合して、万能検出プローブの検出が行えるようにした。標的核酸はわずか1010コピーでも検出された。
【0068】
本発明ではディップスティックと検出プローブの準備を単純化することができる。

Claims (63)

  1. 次のステップを含む、試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法:
    a) 該試料液に接触させるための接触端と該接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能(universal)捕捉プローブとを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
    b) 該標的核酸の第1領域と該万能捕捉プローブの両方とハイブリダイズしうるフック(鈎針)捕捉プローブを準備する;
    c) フック捕捉プローブを試料液中の標的核酸の第1領域とハイブリダイズさせるような条件下で、試料液をフック捕捉プローブとインキュベートする;
    d) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、フック捕捉プローブ、検出プローブ及び標的核酸の間で形成される複合体が毛管作用により捕捉帯へと移動し、該複合体のフック捕捉プローブと捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブとの相互作用で捕捉帯に結合しうるようにする; 及び
    e) 捕捉帯で標的核酸の有無を調べる。
  2. 次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法:
    a) 次の構成要素を備えるクロマトグラフストリップを準備する:試料液に接触させるための接触端; 接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブ; 及び接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化した、標的核酸の第1領域と該万能捕捉プローブの両方とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブ;
    b) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、試料液が毛管作用により捕捉帯へと移動してフック捕捉プローブを解離し、解離されたフック捕捉プローブが捕捉帯へと移動してくる試料液中の標的核酸とハイブリダイズしうるようにし、もって標的核酸とフック捕捉プローブを含む複合体が捕捉帯で該複合体のフック捕捉プローブと万能捕捉プローブのハイブリダイゼーションにより捕捉されるようにする; 及び
    c) 捕捉帯で標的核酸の有無を調べる。
  3. 次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法:
    a) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブとを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
    b) 標的核酸の第1領域と万能捕捉プローブの両方とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブを準備する;
    c) 標的核酸と結合しうる検出プローブであって、その利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような検出プローブを準備する;
    d) 検出プローブを試料液中の標的核酸と結合させるような条件下で、試料液を検出プローブとインキュベートし、また
    フック捕捉プローブを試料液中の標的核酸の第1領域とハイブリダイズさせるような条件下で、試料液をフック捕捉プローブとインキュベートする;
    e) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、フック捕捉プローブ、検出プローブ及び標的核酸の間で形成される複合体が毛管作用により捕捉帯へと移動し、該複合体のフック捕捉プローブと捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブとの相互作用で捕捉帯に結合しうるようにする; 及び
    f) 捕捉帯で検出プローブの有無を調べる。
  4. 次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法:
    a) 試料液に接触させるための接触端、接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブ、及び万能捕捉プローブとハイブリダイズした、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
    b) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、試料液中の標的核酸が毛管作用により捕捉帯へと移動し、捕捉帯に固定化したフック捕捉プローブと標的核酸の第1領域との相互作用で捕捉帯に結合しうるようにする; 及び
    c) 捕捉帯で標的核酸の有無を調べる。
  5. 次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法:
    a) 試料液に接触させるための接触端、接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブ、及び万能捕捉プローブとハイブリダイズした、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
    b) 標的核酸と結合しうる検出プローブであって、その利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような検出プローブを準備する;
    c)  検出プローブを試料液中の標的核酸と結合させるような条件下で、試料液を検出プローブとインキュベートする;
    d) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、検出プローブに結合した標的核酸が毛管作用により捕捉帯へと移動し、捕捉帯に固定化したフック捕捉プローブと標的核酸の第1領域との相互作用で捕捉帯に結合しうるようにする; 及び
    e) 捕捉帯で検出プローブの有無を調べる。
  6. 検出プローブが標的核酸の第2領域とハイブリダイズすることにより標的核酸と結合しうる請求項3又は5の方法。
  7. 検出プローブが、標的核酸の第2領域とハイブリダイズしうるフック検出プローブ、及び標的核酸とハイブリダイズした後のフック検出プローブとハイブリダイズしうる万能検出プローブを含む請求項6の方法。
  8. 検出プローブ又は万能検出プローブが標識を含み、もって検出プローブ又は万能検出プローブの利用による標的核酸の直接検出を可能にするような請求項6又は7の方法。
  9. 検出プローブ又は万能検出プローブを、標的核酸とハイブリダイズした後の検出プローブに非塩基対合相互反応で結合しうる検出部分に接触させ、もって検出プローブ又は万能及びフック検出プローブの利用による標的核酸の間接検出が可能となるようにするステップを更に含む請求項6又は7の方法。
  10. 検出プローブ又は万能検出プローブが、検出部分の結合相手となりうる検出リガンドを含む請求項9の方法。
  11. 検出部分が抗体又は抗体断片を含む請求項9又は10の方法。
  12. 検出リガンドがビオチンを含み、検出部分が抗ビオチン抗体を含むか、又は検出リガンドがフルオレセインを含み、検出部分が抗フルオレセイン抗体を含むか、もしくは検出リガンドが2,4−ジニトロフェノール(DNP)を含み、検出部分が抗DNP抗体を含む請求項12の方法。
  13. 検出部分をクロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間の複合体形成帯に解離可能に固定し、もって複合体が毛管作用で捕捉帯へと移動する際に検出部分が解離され検出プローブと結合しうるようにする請求項9〜12の任意の方法。
  14. 検出部分がその検出を可能にする標識を含む請求項9〜13の任意の方法。
  15. 標識が非放射性である請求項8又は14の方法。
  16. 標識が色標識である請求項15の方法。
  17. 色標識が繊維染料、金コロイドなどの金属ゾル、又は着色ラテックス粒子などの着色ラテックスを含む請求項16の方法。
  18. 次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法:
    a) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうる捕捉プローブとを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
    b) 標的核酸の第2領域とハイブリダイズしうるフック検出プローブを準備する;
    c) 標的核酸の第2領域とハイブリダイズした後のフック検出プローブとハイブリダイズしうる万能検出プローブであって、その利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような万能検出プローブを準備する;
    d) フック検出プローブが標的核酸の第2領域とハイブリダイズし万能検出プローブがフック検出プローブとハイブリダイズしうるような条件下で、試料液をフック検出プローブ及び万能検出プローブとインキュベートする;
    e) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、万能検出プローブ、フック検出プローブ及び標的核酸の間で形成される複合体が毛管作用により捕捉帯へと移動し、該複合体の標的核酸と捕捉帯に固定化した捕捉プローブとの相互作用で捕捉帯に結合しうるようにする; 及び
    f) 捕捉帯で万能検出プローブの有無を調べる。
  19. 次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法:
    a) 次の構成要素を備えるクロマトグラフストリップを準備する:試料液に接触させるための接触端; 接触端から離れた捕捉帯に固定化した、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうる捕捉プローブ; 及び接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化した万能検出プローブ;
    b) 標的核酸の該第2領域とハイブリダイズしうるフック検出プローブを該第2領域とハイブリダイズさせるような条件下で、試料液を該フック検出プローブとインキュベートする;
    c) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、試料液が毛管作用で捕捉帯へと移動して万能検出プローブを解離させ、解離された万能検出プローブが捕捉帯へと移動してくる試料液中のフック検出プローブとハイブリダイズしうるようにし、また万能検出プローブ、フック検出プローブ及び標的核酸の間で形成される複合体が該複合体の標的核酸と捕捉帯に固定化された捕捉プローブとの相互作用で捕捉帯に結合しうるようにする;
    f) 捕捉帯で万能検出プローブの有無を調べる。
  20. 次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法:
    a) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうる捕捉プローブとを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
    b) 標的核酸の第2領域とハイブリダイズしうるフック検出プローブを準備する;
    c) 標的核酸の第2領域とハイブリダイズした後のフック検出プローブとハイブリダイズしうる万能検出プローブを準備し、もって万能及びフック検出プローブの利用による標的核酸の直接又は間接検出が可能となるようにする;
    d) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、試料液が毛管作用により捕捉帯へと移動し、捕捉帯で捕捉プローブにより捕捉されうるようにする;
    e) 捕捉帯をフック検出プローブ及び万能検出プローブに接触させる; 及び
    f) 捕捉帯で万能検出プローブの有無を調べる。
  21. 万能検出プローブが標識を含む請求項18、19又は20の方法。
  22. フック検出プローブとハイブリダイズした後の万能検出プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる検出部分に万能検出プローブを接触させるステップを更に含む請求項20の方法。
  23. 万能検出プローブが検出部分の結合相手となりうる検出リガンドを含む請求項22の方法。
  24. 検出部分が抗体又は抗体断片を含む請求項22又は23の方法。
  25. 検出リガンドがビオチンを含み、検出部分が抗ビオチン抗体を含むか、又は検出リガンドがフルオレセインを含み、検出部分が抗フルオレセイン抗体を含むか、もしくは検出リガンドが2,4−ジニトロフェノール(DNP)を含み、検出部分が抗DNP抗体を含む請求項24の方法。
  26. 検出部分をクロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間の複合体形成帯に解離可能に固定し、もって複合体が毛管作用で捕捉帯へと移動する際に検出部分が解離され万能検出プローブと結合しうるようにする請求項22〜25の任意の方法。
  27. 次のステップを含む試料液中の標的核酸の有無に関する検査方法:
    a) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した捕捉部分であって、フック捕捉プローブを介して標的核酸と結合した万能捕捉プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる捕捉部分とを備えるクロマトグラフストリップを準備する;
    b) 標的核酸とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブを準備する;
    c) フック捕捉プローブとハイブリダイズしうる万能捕捉プローブを準備する;
    d) 試料液を
    フック捕捉プローブと標的核酸をハイブリダイズさせるような条件下で、フック捕捉プローブと、また
    万能捕捉プローブとフック捕捉プローブをハイブリダイズさせるような条件下で、万能捕捉プローブと
    それぞれ接触させる;
    e) 試料液をクロマトグラフストリップの接触端に接触させて、万能捕捉プローブ、フック捕捉プローブ及び標的核酸の間で形成される複合体が毛管作用により捕捉帯へと移動し、該複合体の捕捉リガンドに捕捉部分を(非塩基対合相互作用で)結合させることにより捕捉帯に結合しうるようにする; 及び
    f) 捕捉帯で標的核酸の有無を調べる。
  28. 次の構成要素を備えるクロマトグラフストリップを含む、試料液中の標的核酸の有無を検査するためのディップスティック:
    試料液に接触させるための接触端;
    接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブ; 及び
    万能捕捉プローブとハイブリダイズした、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブ。
  29. 次の構成要素を備えるクロマトグラフストリップを含む、試料液中の標的核酸の有無を検査するためのディップスティック:
    試料液に接触させるための接触端;
    接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブ; 及び
    接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化した、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブ。
  30. クロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間の複合体形成帯に解離可能に固定化した検出部分であって、標的核酸の第2領域とハイブリダイズした検出プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる検出部分を更に含む請求項28又は29のディップスティック。
  31. 次の構成要素を備えるクロマトグラフストリップを含む、試料液中の標的核酸の有無を検査するためのディップスティック:
    試料液に接触させるための接触端;
    接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブであって、標的核酸の第1領域に結合したフック捕捉プローブとハイブリダイズしうる万能捕捉プローブ; 及び
    接触端と捕捉帯の間の複合体形成帯に解離可能に固定化した検出部分であって、標的核酸の第2領域とハイブリダイズした検出プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる検出部分。
  32. 検出部分が標識を含む請求項30又は31のディップスティック。
  33. 標識が非放射性である請求項32のディップスティック。
  34. 標識が色標識である請求項33のディップスティック。
  35. 色標識が繊維染料、金コロイドなどの金属ゾル、又は着色ラテックス粒子などの着色ラテックスを含む請求項34のディップスティック。
  36. 検出部分が抗体又は抗体断片を含む請求項30〜35の任意のディップスティック。
  37. 検出部分が抗ビオチン抗体、抗フルオレセイン抗体又は抗DNP抗体を含む請求項36のディップスティック。
  38. 検出部分がアビジン、ストレプタビジン、又はビオチン結合活性を保持するそれらの誘導体を含む請求項30〜35の任意のディップスティック。
  39. 次の構成要素を備えるクロマトグラフストリップを含む、試料液中の標的核酸の有無を検査するためのディップスティック:
    試料液に接触させるための接触端;
    接触端から離れた捕捉帯に固定化した、標的核酸に直接的又は間接的に結合しうる捕捉プローブ;
    接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化した、フック検出プローブとハイブリダイズしうる万能検出プローブ; 及び随意に
    接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化した、標的核酸とハイブリダイズしうるフック検出プローブ。
  40. クロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間の複合体形成帯に解離可能に固定化した検出部分であって、万能検出プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる検出部分を更に含む請求項39のディップスティック。
  41. 次の構成要素を含む、試料液中の標的核酸の有無を検査するためのディップスティック:
    試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した検出部分であって、フック捕捉プローブを介して標的核酸に結合した万能捕捉プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる検出部分とを備えるクロマトグラフストリップを有するディップスティック; 及び
    クロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間に解離可能に固定化したフック捕捉プローブ及び/又は万能捕捉プローブであって、標的核酸とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブ及び/又はフック捕捉プローブとハイブリダイズしうる万能捕捉プローブ。
  42. 標的核酸が病原菌好ましくは性感染症病原菌の核酸である請求項28〜41の任意のディップスティック。
  43. 標的核酸がトラコーマ・クラミジアの核酸である請求項42のディップスティック。
  44. 試料液中の標的核酸の有無に関する検査への請求項28〜43の任意のディップスティックの使用。
  45. 試料液中の標的核酸の有無を検査するための、次の構成要素を含むキット:
    i) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブとを備えるクロマトグラフストリップを含むディップスティック;
    ii) 標的核酸の第1領域と万能捕捉プローブの両方とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブ; 及び随意に
    iii) 標的核酸と結合しうる検出プローブであって、その利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような検出プローブ。
  46. 試料液中の標的核酸の有無を検査するための、次の構成要素を含むキット:
    i) 試料液に接触させるための接触端、接触端から離れた捕捉帯に固定化した万能捕捉プローブ、及び万能捕捉プローブとハイブリダイズさせた、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブを備えるクロマトグラフストリップを含むディップスティック; 及び
    ii) 標的核酸と結合しうる検出プローブであって、その利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような検出プローブ。
  47. 検出プローブが標的核酸の第2領域とのハイブリダイゼーションにより標的核酸と結合しうる請求項45又は46のキット。
  48. 検出プローブが標的核酸の第2領域とハイブリダイズしうるフック検出プローブ、及び標的核酸とハイブリダイズした後のフック検出プローブとハイブリダイズしうる万能検出プローブを含む請求項47のキット。
  49. 試料液中の標的核酸の有無を検査するための、次の構成要素を含むキット:
    i) 試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した、標的核酸の第1領域とハイブリダイズしうる又は標的核酸と間接的に結合しうる捕捉プローブとを備えるクロマトグラフストリップを含むディップスティック;
    ii) 標的核酸の第2領域とハイブリダイズしうるフック検出プローブ; 及び
    iii) 標的核酸の第2領域とハイブリダイズした後のフック検出プローブとハイブリダイズしうる万能検出プローブであって、検出プローブの利用による標的核酸の直接又は間接検出を可能にするような万能検出プローブ。
  50. 検出プローブ又はフック検出プローブが標識を含み、もって検出プローブ又は万能及びフック検出プローブの利用による標的核酸の直接検出を可能にするような請求項45〜49の任意のキット。
  51. 検出プローブ又は万能検出プローブが検出部分の結合相手となりうる検出リガンドを含み、もって検出プローブ又は万能及びフック検出プローブの利用による標的核酸の間接検出を可能にするような請求項45〜49の任意のキット。
  52. 検出リガンドに結合しうる検出部分を更に含む請求項51のキット。
  53. 検出部分が抗体又は抗体断片を含む請求項52のキット。
  54. 検出リガンドがビオチンを含み、検出部分が抗ビオチン抗体を含むか、又は検出リガンドがフルオレセインを含み、検出部分が抗フルオレセイン抗体を含むか、もしくは検出リガンドが2,4−ジニトロフェノール(DNP)を含み、検出部分が抗DNP抗体を含む請求項53のキット。
  55. 検出部分をクロマトグラフストリップの接触端と捕捉帯の間の複合体形成帯に解離可能に固定化した請求項52〜54の任意のキット。
  56. 検出部分が標識を含み、もって検出部分の検出を可能にするような請求項52〜55の任意のキット。
  57. 標識が非放射性である請求項50又は55のキット。
  58. 標識が色標識である請求項57のキット。
  59. 色標識が繊維染料、金コロイドなどの金属ゾル、又は着色ラテックス粒子などの着色ラテックスを含む請求項58のキット。
  60. 試料液中の標的核酸の有無を検査するための、次の構成要素を含むキット:
    試料液に接触させるための接触端と接触端から離れた捕捉帯に固定化した捕捉部分であって、フック捕捉プローブを介して標的核酸と結合した万能捕捉プローブに非塩基対合相互作用で結合しうる捕捉部分とを備えるクロマトグラフストリップを含むディップスティック;
    標的核酸とハイブリダイズしうるフック捕捉プローブ; 及び
    フック捕捉プローブとハイブリダイズしうる万能捕捉プローブ。
  61. 試料液中の標的核酸の有無に関するディップスティック検査への万能及びフック捕捉プローブの使用。
  62. 試料液中の標的核酸の有無に関するディップスティック検査への万能及びフック検出プローブの使用。
  63. 試料液中の標的核酸の有無に関する検査への請求項45〜60の任意のキットの使用。
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