JP2004501811A - 発泡材製品を形成する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、場合によっては結合剤を使用して、発泡材細片(3、4)から製品を形成する装置(1)および方法に関する。形成は、型キャビティ(9)の全容積が思考上個別容積に分割され、これら個別容積に従って貯蔵容器(5、6)から発泡材細片(3、4)がこれら分布の個別体積ないし個別重量を定めるために少なくとも1つの測定容器へ供給されるように、行われる。
【選択図】図1

Description

【0001】
本発明は、請求項1、14、29、33および34の上位概念の特徴に基づく、発泡材製品を形成するための方法と装置および測定容器並びにそれによって形成された発泡材製品に関する。
【0002】
「プラスチック屑の再利用」という一連のテーマにますます専心する多くの企業の動機は、生態学的および経済的な理由である。プラスチック屑は、一方では、水素添加によって新しく使用可能な二次原料に変換することができ、ないし他方では、熱処理によって熱可塑性樹脂を新しく成形することが可能である。さらに、プラスチック屑を粉砕して、生成された粒子を結合剤によって新しい製品に変換する可能性がある。
【0003】
最後に挙げた方法は、特に発泡材部品のための選択の方法である。発泡材屑は、それが固有の製品に基づくものであろうと、たとえば自動車産業に基づく製品循環に基づくものであろうと、そのためにはミルを用いて適当な粒子大きさに粉砕され、それに続いて液状の泡を形成する1成分ないし多成分のプレポリマーと混合されて、この混合物が適当な形状で発泡され、発泡材粒子間の間隙が新たに形成された、プレポリマーからなる発泡材によって充填される。この種の方法は、たとえばDE4025102A1から知られている。
【0004】
従来知られているこの種の方法には、もちろん添加すべき発泡材屑の質量割合ないし体積割合の所定の上限を上回ることはできなかった、という欠点が伴う。すなわち、たとえば上述のDE−A1には、発泡材の残りおよび/または発泡材屑の95%体積%の上限が記載されている。というのは、それを越えると、個々の粒子間の十分な付着結合はもはや保証できないからである。この状況の原因は、様々である。すなわち、たとえばこれまでは、発泡材の残りと結合剤との十分な混合を達成することができなかった。この方向の試みは、すでになされており、かつそのために様々な混合機構も使用されている。すなわち、たとえばUS4714715Aからは、ウォームコンベアを使用し、それによって移送プロセスの推移においてポリスチロール粒子が、たとえば結合剤としてのメラミン樹脂、発射薬、触媒などのような他の成分と混合されて、この混合物が、型に充填される前に、中間貯蔵装置へ供給されることが知られている。US−Aの記載に従って、10から150体積%の樹脂を100体積%のポリスチロール粒子に加工することができる。
【0005】
従来技術からはさらに、たとえばDE1479952Aから、発泡プラスチックからなる成形体を、プレポリマーに充填材を添加することによって安価に形成することが知られている。均質な継ぎ合せを達成するために、このDE−Aの連続的な方法の後に充填材に自由落下において均一にプレポリマーが注がれる。
【0006】
そして、EP0657266A1からは、プレポリマーを介して互いに結合された、プラスチック泡からなる細片から成形部品を形成する方法が知られており、この混合物が予め定めることのできる圧力の元で型へ投入され、かつ型はガス状の媒体を逃がし、かつ他の反応成分を供給するための通気開口部を有している。ここでも全量における発泡材細片の量的な割合は、90%までに制限されている。
【0007】
本発明の課題は、その断面において均質な特性を有する発泡材製品を形成することのできる、方法と装置を提供することである。本発明の他の部分課題は、複合発泡システム内の発泡材細片の割合を高めるための方法を提供することである。
【0008】
本発明のこの課題は、請求項1、14、29、33および34の特徴部分の特徴によって、それぞれ自立的に解決される。それについて効果的であるのは、できあがった発泡材製品を割合的に形成する体積重量フラクションを正確に定めること、すなわちその重量ないし体積を測定して、得られたデータから自動的に多数の体積重量フラクションの互いに対する比を再調整することを可能にする、方法と装置を提供できることである。それによって、発泡材製品の強度が変わらず、かつ発泡材細片の互いに対するまとまりが変わらないにもかかわらず、必要とされる結合剤割合を低下させることができる。したがって、製造コストの低下と環境ないし一次原料ソースを大切にすることが得られるだけでなく、装置ないしはその個々の部分のための保守の手間も減少される。というのは、設備部分内で早期に硬化する結合剤の割合も同様に低下させることができるからである。それによって得られる他の利点は、連続的な製造において、使用される発泡材細片の特性、特にその体積重量を変化させることができ、それによって比較的大きな数の規格外品が製造されないこと、ないしは型内へ充填された量を手動で再調整する必要がないことである。というのは、わずかな工程の内部で発泡材製品の目標体積重量を再び達成することができるからである。なおその場合に、異なる体積重量の発泡材細片が使用される場合には、それぞれ少なくとも1つの体積重量フラクションは目標体積重量の下方の体積重量を、そして少なくとも1つの体積重量フラクションは目標体積重量の上方の体積重量を持たなければならない。しかしまた、この新しい方法と新しい装置によって、人にとっての手間も減少する。というのは、予測できない故障場合は別にして、大体においてただ単に、十分な発泡材細片が提供されるように注意するだけで済むからである。極めてクリーンな処理方法の他に、極めて統一的な特性、特に体積重量を有する同種の発泡材製品をシリーズで製造することも可能であって、それによっても、顧客の苦情に基づいて生じる規格外品を減少させることができる。
【0009】
本発明に基づく方法の好ましい展開が、請求項2から13に記載されている。
【0010】
すなわち、請求項2から10に基づく展開を用いて、それぞれの方法を形成すべき発泡材製品に、特に発泡材製品を形成するための型に、簡単に適合させることが可能であって、場合によっては付加的な結合剤を省くことができるだけでなく、設備部分の汚れ度を低下させる方向へのさらなる改良と、型の問題となる個所の良好な充填による均一な発泡材製品を得ることができる。
【0011】
請求項11に記載の方法の形態によって、秤量容器の確実かつ十分な充填を得ることができ、その場合に余分に配量された量割合は、部分容積の充填の重量ないし体積を定める際に一緒に考慮されることはない。
【0012】
請求項12に記載の展開によれば、型内への発泡材細片および/または発泡材細片−結合剤混合物の配量供給は、セルホィールによって行われている。それによって、常に変化しない、定められた体積の発泡材細片が、場合によっては結合剤と混合されて、型へ供給されることが可能となるので、充填すべき混合物の付加的な秤量を省くことができる。
【0013】
しかしまた、請求項13に記載の本方法の変形例も可能であって、結合剤の極めて正確な配量を介してシリーズ生産における他の材料特性、特に硬度を、同種の発泡材製品について極めて均一に決定することができて、効果的である。
【0014】
請求項15から17に記載の装置の展開によれば、ここでも発泡材細片の正確な体積ないし重量決定の利点が改良される。
【0015】
さらに、請求項18に従った装置形成が効果的であって、その装置形成によれば装置内で良好に混合するために、発泡材細片の材料特性を考慮に入れることができる。
【0016】
請求項19に従った形成が効果的であって、それによれば形成すべき混合物のさらなる均一化が得られる。
【0017】
できあがった混合物を型内へ簡単かつ極めて正確に配量することは、請求項20に記載の装置の形成によって達成される。
【0018】
請求項21に記載の装置の実施変形例に従って結合剤を添加混合することによって、発泡材細片混合物内の結合剤の極めて細かい分配が得られる。
【0019】
請求項22から24に記載の装置の他の形成が可能であって、それによれば、二次原料の準備不足に基づく短時間の製造中断を回避することができる。
【0020】
装置の簡略化は、請求項25に記載の形成によって、結合剤が型内へ直接噴射されることにより達成することができ、それによって結合剤の早期の硬化とそれにともなう設備部分の汚れを防止することができる。
【0021】
複雑な幾何学配置の型キャビティの極めて均一な充填は、請求項26に記載の装置の展開によって達成される。
【0022】
装置全体の簡略化は、請求項27に記載の装置の実施変形例を介して得ることができる。
【0023】
さらに、請求項28に記載されているように、測定容器に測定セルを配置することを介して、いつでも発泡材細片の自動的な充填高さ決定とそれに伴って測定容器内への供給の自動的な中断を行うことができる。
【0024】
そしてまた、請求項30から32に記載の実施変形例も効果的であって、それによれば組成とそれに伴って製品特性の適切な精度を達成することができる。
【0025】
本発明に基づく発泡材製品の他の実施変形例は、請求項35から39に記載されており、かつその利点は詳細な説明から理解することができる。
【0026】
本発明をさらに良く理解するために、以下の図に示す実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
【0027】
最初に、様々な実施形態において等しい部分は同一の参照符号ないし同一の構成部分名称を有するものとし、詳細な説明全体に含まれる開示は主旨として等しい参照符号ないし等しい構成部分名称を有する同一の部分に移し替えることができる。また、詳細な説明に述べられている位置の記載、たとえば上、下、側方などは直接説明され、かつ図示されている図に関するものであって、位置を変更する場合には主旨に従って新しい位置へ移し替えられる。さらに、図示され、かつ説明されている様々な実施例に基づく個別特徴または特徴の組合わせも、それ自体自立して発明的または発明に基づく解決を表すことができる。
【0028】
本発明に基づく方法によって、リサイクル発泡材を使用して、発泡材からなる対象、たとえば成形部品、泡ブロックを形成することができ、それら対象はその断面ないしその体積にわたって見て第一に統一的な特性を有している。リサイクル発泡材というのは、材料循環から、すなわちたとえば自動車産業の、すでに使用されている製品、梱包発泡材などから生じるものだけでなく、たとえばクッション、マットレス、防音部材、内装部材などのような独自の製品から、たとえば成形部品をパターンカットする場合に発生する残りも含まれる。しかしもちろん、一次材料からなるプラスチックの泡、従ってこの目的のために新しく形成されたプラスチック泡も、容易に使用することができる。
【0029】
統一的な特性というのは、もちろん製造に従って、この特性のある程度狭いバリエーション幅が優勢であるということである。これは、たとえば様々な由来のリサイクル発泡材が使用され、それによってたとえば密度が断面にわたっても、すなわち発泡材粒子から発泡材粒子へ変化する可能性があることからもたらされる。
【0030】
もちろん、さらに、本発明に基づく方法によって、たとえば所定の領域において、より大きい密度を有する成形部品を形成することも可能である。これは、たとえばこの領域を介して成形部品の取付けが行われ、従ってより大きい引裂き強度が存在していなければならない場合に、たとえば静的な要請において理由づけることができる。より大きい密度は、この領域がより強くプレスされることにより、ないしはこの領域内により大量の発泡材粒子が割り当てられることによって、得ることができる。それによってもちろん、断面にわたって見て特性は変化するが、本発明の本質は純粋に計算上これらの部分においても実現することができる。
【0031】
もちろん、さらに、本発明に基づく製品は従来技術に従って、たとえば格子、フリースなどのような補強部材をその被覆面上ないしはその本体内に有することが可能であって、さらに、被覆層などを取り付けることも可能である。材料としては、好ましくはポリウレタン−軟泡屑、ポリウレタン−冷間型および/または熱間型泡屑、テキスタイルまたは箔でコーティングないし積層されたポリウレタン−軟泡屑、ポリウレタン−結合泡屑、そしてまたゴム細粒またはコルク細粒を使用することができる。またその他に、他の発泡材、たとえばポリオレフィン−発泡材、ポリアミド−発泡材なども使用することができる。さらに、発泡材対象を形成するために、上述したこれらの材料にさらに熱可塑性の屑および/または種々の長さの天然繊維および/または人工繊維を添加することも可能である。
【0032】
方法によれば、生じるリサイクル泡は、たとえば2mmと20mmの間の範囲とすることのできる、所定の粒子大きさに粉砕される。この大きさの粒子が好ましいが、たとえば1mmと30mmの間の範囲の、より大きいないしはより小さい粒子も発明の範囲内で使用することができる。
【0033】
発泡材粒子から統一的な製品を形成するために、粒子を互いに結合するための多数の可能性が提供される。すなわち、まず、発泡材粒子に所定量のプレポリマーを混合することが可能である。この量は、1重量%と20重量%の間の範囲内とすることができ、本発明方法に基づいて1重量%と5重量%の間、好ましくは2重量%と4重量%の間、特に3重量%の量割合も効果的に使用することができ、それによって好ましいことに一次材料のためのコストを減少させ、さらに一次材料を大事にすることができる。
【0034】
もちろん、添加されるプレポリマーの量割合は、混合物全体に関して5重量%よりも大きい、たとえ6重量%から8重量%の範囲とすることもできる。
【0035】
以下で詳細に説明するように、プレポリマーの混和は、様々な方法で行うことができる。
【0036】
プレポリマーは、たとえば1成分または多成分とすることができる。すなわち、たとえばポリウレタンの場合においては、ポリオールとポリイソシアネートの混合物ないし1成分のポリウレタン樹脂を使用することができる。
【0037】
しかしその他に、たとえば結合剤を使用せず、たとえば発泡材粒子の表面が、たとえば温風ないし熱風による温度上昇によって加熱され、それによって発泡材粒子の相互の溶融が可能になることにより、100%の発泡材粒子を使用することも可能である。それによって達成される利点は、結合剤を使用しないで済むことだけでなく、さらに必然的に所定の汚れを受ける付加的な混合設備を使用する必要もないことである。従って形成された製品の高い体積重量を得ることができ、同時に設備全体のエネルギ収支を改良することができる。しかしその場合に注意しなければならないことは、場合によっては様々な由来の、従って様々な温度特性を有する発泡材粒子が使用されること、およびさらに、形成された製品は型から外した後に、結合剤による形成の場合よりも高い温度を有することである。しかし、たとえば形成された製品がその中でたとえば熟成される、ホール内の暖められた空気の熱交換により、エネルギ回収の可能性がある。この処理方法において、工具内の分離手段を用いて作業することも、それによって保守および清掃の手間を低下させることができるので、効果的である。
【0038】
さらに、発泡材粒子表面を解糖分解によって、そしてガスを用いて化学反応させる可能性があり、それによっても、付加的な結合剤が不要であって、さらに機械構造を簡略化できる、という利点が得られる。しかし、反応ガスに基づいて気密の型を使用することが必要である。
【0039】
図1は、発泡材細片3、4から発泡材製品2を形成するための、本発明に基づく装置1を示している。発泡材細片は、好ましくは貯蔵容器5、6内に貯蔵される。図1には粉砕装置、たとえばミル、切断あるいは引裂き機械は図示されていないが、その粉砕装置よって二次原料として用いられる屑泡が粉砕され、かつその粉砕装置は貯蔵容器5、6の前段に接続されている。粉砕装置として、従来技術に基づくすべての公知の装置を使用することができ、かつその場合に粒子大きさに従って分類することも可能である。
【0040】
しかしもちろん、たとえばさらに粉砕することを可能にし、あるいはまたいわゆる「ジャスト−イン−タイム」−粉砕を実施するために、粉砕装置を貯蔵容器5、6の後段に配置することもでき、すなわち後者の場合においては貯蔵容器5、6内により大きい屑泡製品を貯蔵することができる。
【0041】
製造ラインに従って、貯蔵容器5、6の後段に、秤量容器7、8として形成された測定容器が配置されている。
【0042】
従来技術、たとえばEP0657266Aからは、充填する前に、結合泡を形成するための発泡材細片を秤量することが原理的に知られている。この秤量は、従来は、付属の容器がいっぱいまで充填されて、この容器の容積に基づいて体積重量を処理することができるように行われていたが、この体積重量は多かれ少なかれ大きい変動幅を示した。その結果、発泡材粒子の、使用された体積重量を正確に定められないことに基づいて、結合剤として使用されるプレポリマーに関して常に所定の安全性で処理しなければならず、すなわちプレポリマーは余分に配量されていた。
【0043】
本発明に基づく装置1によれば、貯蔵容器5内に発泡材細片3が貯蔵され、その発泡材細片は貯蔵容器6内の発泡材細片4とは少なくとも大幅に異なる体積重量を有しているように処理が行われる。通常これは、様々な由来の屑泡が使用されることによって得られる。異なる由来の発泡材細片3、4の使用に基づく、貯蔵容器5、6内の発泡材細片3、4の2つの体積重量、すなわち発泡材細片3、4の体積重量フラクションは、発泡材製品2の目標体積重量がこれら2つの体積重量フラクションの間に来るように定められる。秤量容器7、8は、常に一定の容積が満たされるように定められており、2つの容積の合計は、好ましくは型10の型キャビティ9の容積ないしその数倍に定められる。通常は充填は、秤量容器7、8の予め定められた容積が均一に充填されるようには実施されないので、好ましくは秤量前に適当な手段を介してこの予め定められた容積が調節され、ないしはこの予め定められた容積を発泡材細片3、4の充填により越えないことが保証されなければならない。予め定められた容積の不完全な充填は、以降の工程において考慮することはできない。たとえば秤量容器7、8の充填後に容器中心軸に沿った充填高さは、秤量容器7、8の側壁よりも大きい場合がある。発泡材細片3、4のこの突出した割合を除去し、ないしはこの割合を一緒に秤量しないようにするために、図1に破線で示唆するように、分離装置、たとえばスライダ11、12を秤量容器7、8内へ挿入するという可能性があり、これらスライダ11、12の位置は、スライダ11、12の挿入後に、スライダ11、12の下側に少なくともほぼ一致する、充填の平坦な表面が生じるように選択され、ないしは秤量容器7、8は、好ましくはそこまで充填される。発泡材細片3、4の分離された部分が一緒に秤量されないようにするために、秤量容器7、8の、スライダ11、12の上方に位置する部分を分離するという可能性があるので、最終効果において実際には充填された発泡材細片3、4の一定の体積が得られる。
【0044】
もちろん、この一定の体積を達成するために、他の方法もあり、たとえば秤量容器7、8内へ空気を吹き込んで、このようにして発泡材細片3、4の均一な分配とそれに伴って充填の平坦な表面を得ることが可能である。
【0045】
好ましくは秤量容器7、8の容積は、型キャビティ9の容積に関して1:1の比に分割され、すなわち容積のそれぞれ50%が発泡材細片3によって、そして50%は発泡材細片4によって充填される。もちろん、この比は、特に製造の後の工程において、この容積比とそれに結びついた体積重量に基づいて、形成された発泡材製品2の所望の目標体積重量が達成されないことを認めざるを得ない場合に、変更することも可能である。しかし容積比の変化は、秤量容器7、8の容積は一定であるが、発泡材細片3、4による実際の充填容積が変化されるように、実施することもできる。
【0046】
他方ではもちろん、容積を一定にし、その代わりにより高い体積重量の発泡材細片3または4をたとえば圧力をかけて秤量容器7、8内へ充填することも可能である。
【0047】
プロセス方法については、第1のステップにおいて2つの秤量容器7、8を均一に充填し、そこからもたらされる、発泡材製品2の全体積重量を定めると効果的であることが明らかにされており、それぞれ発泡材細片3、4の互いに対する結合の種類に従って結合剤の割合も考慮に入れることができる。
【0048】
この第1の工程の後に、実際に得られた体積重量の、発泡材製品2のための所望の目標体積重量からの偏差が検出されて、それに続いて割り当てるべき発泡材細片3ないし4のそれぞれ必要な重量または容積が定められる。この種の補間方法によって、たとえば3から4のわずかな工程内部で全自動で、たとえば中央の開ループ制御および/または閉ループ制御装置、特にEDV−制御を用いて完成された発泡材製品2の体積重量を、発泡材製品2のための目標体積重量からの偏差が極めて小さいように、調節することが可能である。しかしまた、体積重量フラクションの余分な発泡材細片3、4の一部が除去されることにより、同一の発泡材製品2において必要な補正を実施すること、あるいは少なすぎると定められた体積重量フラクションの割合を高めること、ないしは2つの体積重量フラクションの量または容積の適合された増大と減少を行うことも可能である。その結果、結合剤のための付加的な安全性は必要とされないので、結合剤を極めて正確に配量し、そのようにして発泡材製品2内の結合剤割合を減少させることが可能である。
【0049】
この処理方法によって得られる他の利点は、このようにして製造の間任意の二次原料、すなわち発泡材細片3、4を使用する可能性が形成されることであり、任意というのは、特に異なる、すなわち変化する体積重量を有するということであり、それにもかかわらず型キャビティ9内へ充填すべき発泡材細片3、4の量を手動で調整し直すことなしに、ここでもわずかな工程の内部で自動的な再調整が達成される。
【0050】
もちろん、秤量容器7、8内の充填高さの測定は自動的に、たとえばコンピュータ支援で行うことができ、予め定められた充填高さに達した後に、秤量容器7、8内への発泡材細片3、4の供給を中断することができる。
【0051】
そのために秤量容器7、8に適当な測定セル、たとえばフォトインターラプタを取り付けることができ、そのフォトインターラプタはたとえば中断が続いている場合には自動的に発泡材細片3、4の供給をオフにする。
【0052】
発泡材細片3、4の秤量が行われた後に、この発泡材細片はミキサー13へ引き渡される。同時に、結合剤を使用する場合には、このミキサー13へ結合剤が適当な貯蔵容器14、15から供給される。すでに説明したように、1成分の結合剤も多成分の結合剤も使用することができるので、貯蔵容器14、15の数はそれに応じて整えることができ、図1に示されている、2つの貯蔵容器14、15の数は、本発明に基づく装置1にとって必ずしもそうである必要はない。
【0053】
ポリウレタン発泡材細片を使用する場合には、たとえば結合剤として貯蔵容器14内のポリオール16と貯蔵容器15内のポリイソシアネート17からなるプレポリマーを使用することが可能である。このようにしてここでも公知のように発泡材細片3、4の間にポリウレタン発泡材が形成され、発泡は従来技術に従って、たとえば発射薬としての反応媒体、たとえば水を使用して、および/またはたとえば蒸気によって熱を供給することにより、行うことができる。
【0054】
本発明に基づく装置1内にでは、後でさらに詳しく説明するように、様々なタイプのミキサー13を使用することができる。すなわち、たとえばミキサー13をいわゆる静的ミキサーとして、すなわち可動の部分なしで形成することが可能である。そのためにミキサー13内に様々な組込み部分を配置することができ、それらを用いてミキサー13を通る途上で移送される発泡材細片3、4の方向変換が達成される。移送は、たとえば空気によって行うことができる。他方ではもちろん、連続コンベア、たとえば振動コンベア、ベルトコンベアなどを使用することも、同様に可能である。
【0055】
さらに、ミキサー13内に様々な攪拌機を配置することが可能であって、その攪拌機によって発泡材細片3、4はミキサー13内の統計的なカーブに従って分配され、特に異なる体積重量を有する発泡材細片34も互いに混合される。
【0056】
しかしまた、もちろん、装置1内に可動の部分を有する他のミキサー13を配置する可能性もある。すなわち、たとえば少なくとも1つの軸上に1枚または複数枚の混合羽根を有するミキサー13を使用することが可能である。これら混合羽根は、互いに結合されて、そのようにしてウォーム形状のミキサー13が生じるように、形成することもできる。ウォームミキサーの場合においては、複数の、たとえば2本のミキサー軸を並べて配置して、これらを同方向ないし逆方向に駆動することが可能である。さらに、ウォームミキサーの場合には、1つの軸上に多数のウォームピッチを配置することが可能であって、これらウォームピッチは、少なくとも1つが混合物を外側へ、すなわちミキサー13の側壁の方向へ移送し、第2のウォームピッチは混合物を中心軸の方向、すなわち内側へ移送するように、形成することができる。
【0057】
軸上に配置された混合ウォームを有し、その混合ウォームの1つは外側へ、そして他のものは内側へ移送する、この種のミキサーの使用は、得られる混合結果、すなわちプレポリマーと発泡剤細片のできる限り均質なフラクションに関して、効果的であることが明らかにされている。
【0058】
他の公知のミキサータイプも、同様に使用可能であって、さらに本発明に基づく装置1内に、たとえば結合剤と混合する前に大まかな混合を得るために、複数のミキサーを配置することもできる。しかしまた、製造方向に見て、ミキサー13の後段に少なくとも1つの他のミキサーを配置することも可能である。
【0059】
発泡材細片3、4と結合剤との混合は、図1で説明した実施変形例を別にして、装置1の様々な個所で行うことができる。すなわちたとえば、図1には図示されていない、型のための充填パイプ内で混合を行うことが可能であり、ないしは、発泡材細片3、4の移送に空気が使用される場合には、混合を移送送風機内で行うこともできる。しかしその他に、たとえば図1に示されているように、2成分結合剤を使用する場合には、個々の成分の混合の分割を実施することも可能である。すなわち、たとえば第1の成分、たとえばポリオール16を充填パイプ内の発泡材細片3、4へ混合して、第2の成分、たとえばポリイソシアネート17は、工具内で、すなわち型10内で始めて供給することが可能である。これは、たとえばスプレイミストなどの形式で行うことができる。この種の混合によって、好ましい方法で均一な材料特性が得られ、さらに型10内の問題となる個所、すなわち充填プロセスの間に十分に到達できない個所のより良好な充填が可能である。さらに、付加的なミキサー13は不要であって、結合剤の早期の硬化を防止することができ、さらにそれによって装置1全体のより少ない汚れが達成でき、それによって装置1における保守の手間を低下させることもできる。
【0060】
型10の充填に搬入コンベアを使用する場合には、混合はこの搬入コンベア内で実施することができ、それによってここでも均一な材料混合を得ることができ、かつ他の付加的なミキサーは必要とされない。同様に、この変形例においては、装置1の構造をもっと簡単に形成することができ、ここでも処理シーケンスにおいて型10の直前に位置していない個所に硬化する材料がもたらされないで、効果的である。
【0061】
発泡材細片3、4を工具内で、すなわちこの場合においては型10内で混合する場合に、たとえばニードルインジェクションによって配量供給が可能であって、その場合に同時に、たとえばポリウレタン発泡材のための、一次原料を発泡させるために、蒸気および/または水との混合を実施することができる。噴霧は、工具の穴を介して行うことができる。それによってここでも装置1のより簡単な構造を得ることができ、装置1の構成部分の大部分を望ましくない汚れから大幅に保護することができる。
【0062】
他の方法は、発泡材細片3、4および/または結合剤が電気的に逆に帯電されて、続いて静電的な混合が実施されることにある。それによって原料の均一な混合と同時に結合剤の減少が可能である。原料の帯電は、従来技術から、たとえば除塵設備から知られているような方法で実施することができる。
【0063】
結合剤は、さらに、粉末形状で添加することができ、この粉末はまた1成分または多成分で形成することができる。乾燥混合が可能であることにより、結合剤の噴霧を省くことができ、それによって装置1の、特に早期に硬化する結合剤に基づく汚染度を減少させることができる。
【0064】
しかしまた、すでに冒頭で述べたように、たとえば発泡材細片3、4の表面がたとえば温風または熱風によって、発泡材細片3、4の溶融が可能となる程度に加熱されることにより、付加的な結合剤を省く可能性がある。しかしまた他方では、たとえば反応ガスにより表面領域内の機能的なグループ、たとえば水酸化物グループを、場合によっては温度使用の元で、個々の発泡材細片の互いに対する直接結合が可能になる程度に変換することも可能である。
【0065】
直前に述べたこの2つの変形例のためにも、本発明に基づく方法を好ましいやり方で使用することができる。特に、それによって結合剤割合をさらに減少させる利点はもはや与えられないが、工具の全容積に関して多数の個別フラクションの重量を測定することにより、ここでも異なる体積重量の発泡材細片3、4のフラクションの比を変化させることにより、所望の体積重量が調節されることによって、均一な発泡材製品2のための極めて統一的な体積重量を得ることが可能である。
【0066】
比較的統一的な体積重量を有する発泡材細片3、4を使用する場合でも、本発明に基づく方法ないし装置1の利点は常に、この方法の配量、特に秤量を介して、通常二次原料を粉砕する場合に発生するような様々な細片大きさを考慮することができ、それにより場合によっては発泡材細片3、4の篩い分けを省くことができることにある。
【0067】
発泡材細片3、4と結合剤のできあがった混合物は、次に、すでに述べたように、工具、すなわち型10内へ投入される。しかしこの型10は、いわゆるブロック泡が発生するように形成することもでき、ないしはすでに発泡材製品2の最終輪郭を有する型10を使用することができる。すなわち、このようにして成形部品を形成することもできる。
【0068】
ここで述べておくが、本発明に基づく方法ないし装置1は、従来技術から知られているような、ブロック泡を形成するための連続的に作動する発泡設備内で使用することも、もちろん可能である。
【0069】
型10の充填は、ここでも様々な方法で行うことができ、選択された方法は装置1のコンセプション全体に合わせることができるだけでなく、さらに所定の発泡材製品2を考慮することもできる。すなわち、型10の螺旋充填またはウォーム充填を実施するという可能性がある。そのためにはもちろん、ミキサー13の後段かつ型10の前段にウォームコンベアを設けることが必要である。この種の充填によって得られる利点は、型10からの排気をたとえば空気流充填に比較して減少させることができ、従って工具からの埃の排出も大幅に減少させることができることである。好ましくはこの種の充填は、一日の生産高の大きいものに用いられない装置1において使用される。
【0070】
他の方法変形例は、ピストン充填が行われることにある。そのために型10の前段に適当な容器、たとえば充填容器(図1には図示されていない)が配置されており、その容器は好ましくは型キャビティの容積に相当する容積を有している。しかし、容積のこの関係は、絶対的なものと見るべきではない。たとえば、充填容器内により大きい体積の充填すべき混合物を設けることが可能であり、それによって一方で、混合物の一部が充填容器内に残留している場合でも、型10が確実にいっぱいまで充填されることが、達成できる。他方では、それによって、型内へ自由泡体積、すなわち圧縮されない状態において結合剤と混合された発泡剤細片3、4の体積が充填されることにより、より高い圧縮度を有する発泡材製品2を形成し、かつ結合剤の発泡前ないしは一般的に結合剤が場合によっては発泡材細片3、4と反応する前に、型10の少なくとも個々の領域内で、たとえば様々な型面ないしこれら型面の領域を変位させることにより、圧縮を行うことが可能である。その場合に量に関しては、たとえば、型の完全な充填のために必要な重量を3から15%、好ましくは5から10%上回る領域内にある重量を有する、できあがった混合物を示すことができる。ピストン充填によって得られる利点は、仕上げるべき発泡材製品2のための体積重量が比較的高い場合に、より良好な量の配量が可能であって、さらに型10の充填の速度は螺旋ないしウォーム充填に比較して上昇させることができることである。ピストン充填において、たとえば型10の角部ないし端縁ゾーンにおいて、型10の不均一な充填がもたらされた場合には、結合剤の硬化前に、たとえば空気の吹き込みの元で、充填されている混合物の均一化を行うことができる。
【0071】
すでに述べたように、さらに、発泡材細片3、4と結合剤との混合物を空気流を用いて移送して、それによって型10を充填するという可能性がある。
【0072】
この種の型充填においては、型10は移送空気のための多数の流出開口部を有することができ、それによって原料混合物、従ってプレポリマーと混合された発泡剤細片3、4は、充填プロセスの間に少なくともほぼ浮遊状態に維持することができ、それによって型10の、流入開口部に関して対向する領域における意図しない前圧縮を少なくとも大部分防止することができる。
【0073】
しかし逆に、真空を印加することにより混合物を型キャビティ内へ投入することもできる。それによって型10の極めて迅速な充填が達成できる。さらに、この種の充填によって、すでに説明した、型10の問題の個所も大きな安全性で充填することができ、最終的に充填工具および型10の清掃も簡単に実施される。
【0074】
さらに、充填をより多くのステップで行うことができる。それによって、たとえば補強部品などを型内へ挿入するために、充填プロセスを中断することが可能である。
【0075】
さらに、充填は、もちろん多数の充填開口部を通して実施することもでき、それによってより短い充填パイプを使用することができる。さらに、多数の充填パイプを使用する場合には、これらの充填パイプをできるだけ大きい充填開口部に連通させることが可能であって、それによってここでも型の極めて迅速な充填とそれに伴って高い一日の生産高を達成することができる。
【0076】
所定量ないしは所定体積のできあがった混合物を型10内へ配量供給するために、すでに説明した充填容器を使用する他に、あるいはそれを補って、好ましい方法で、たとえば開放した工具の、セルホィール充填を行うこともできる。それによって極めて統一的な量制御が達成でき、この簡単な方法で型10の段階的な充填を実現することができる。
【0077】
そしてさらに述べておくが、もちろん、たとえば複雑な輪郭を有する成形部品の場合には、手動の充填も可能である。
【0078】
結合剤の硬化後に(すでに説明したように硬化は様々な方法で実施することができる)、それぞれ結合剤タイプに従って、たとえば水ないし水蒸気の添加および/または温度上昇および/または圧力使用によって、できあがった発泡材製品2を場合によっては所定の保持時間の後に型から外して、次に、従来技術から知られた他の必要な処理ステップを続け、ないしは発泡材製品2を納品するまで保管することができる。
【0079】
上述した第1の実施変形例においては、発泡材製品2の体積重量の統一は、発泡材細片3、4の様々な体積重量フラクションの比が個別フラクションの秤量によって互いに、かつ所望の体積重量に合わせられることによって、達成される。
【0080】
本発明の他の実施変形例においては、秤量容器の一定の容積を求めるのではなく、むしろ発泡材細片3、4の一定の重量を先に出して、体積を定めることが可能である。第1の実施変形例と同様な方法で、次に体積を変化させることによって、ここでも発泡材製品2の極めて統一的な体積重量を形成することができる。このようにして定められた体積は、第1の実施変形例についても可能であるような、EDV−支援によって処理して、それに基づいて配量すべき結合剤の割合を計算することができる。型10を充填するために十分な量を、次に専用の混合容器内で結合剤と混合することができ、かつ、でき上がった混合物は型10の充填前に専用の中間容器内で保存されると、効果的であることが明らかにされている。個別体積を定めるために、その外側面にわたって分配された、充填高さを定めるための多数の測定セルを有する容器を使用することができる。他方で、高さ調節可能な測定セルを使用することが可能である。均一な充填、すなわちいわゆる堆積形成の代わりに平坦な充填面が生じるようにするために、たとえば空気を吹き込むことにより、あるいはまた測定容器内で発泡材細片3、4の一番上の層を分離することによって、充填の均一化を実施することができる。しかしまた、統一的な充填高さは、たとえば空気の吹き込みを同時に容器蓋の変位と組み合わせることによっても得ることができる。
【0081】
これまではずっと2つの異なるフラクションを基礎としていたが、同様に、それが異なる重量および/または体積を有するものであろうと、多数のフラクションを発泡材製品2の製造に使用することが可能である。
【0082】
図2には、本発明に基づく装置1の他の実施変形例が図示されている。
【0083】
ここでも発泡材細片3、4のための多数の貯蔵容器5、6を配置することができ、ないしは破線で示唆されているように、発泡材細片19のための他の貯蔵容器18を設けることができる。
【0084】
図1に示す実施例に対する差異は、大体において、貯蔵容器5、6、18毎に専用の、図1に示す秤量容器7、8が使用されるのではなく、個々のフラクションが共通の秤量容器7へ供給されることにある。秤量容器7内への発泡材細片3、4、19の移送は、様々な方法で実施することができ、たとえばセルホィールロック*を使用して前段配量することが可能である。しかしまた、ウォームコンベア、ベルトコンベア、エアコンベア等も使用することができる。
【0085】
図2において秤量容器7内で破線ないし一点鎖線で示唆するように、秤量容器を分割することができるので、方法を実施するために、たとえば第1のステップにおいては、一点鎖線21まで達することのできる下方の領域20が貯蔵容器5からの発泡材細片3によって、堆積22がたとえばここでもスライダ11によって、矢印23で示唆されるように分離された後に、下方の領域20全体が発泡材細片3によって少なくともほぼ充填されている程度まで、充填される。
【0086】
従って下方の領域20を充填した後に、スライダ11を秤量容器7内へ挿入することにより、従って堆積22の分離後に、常に予め定めることのできる、たとえば混合プロセス当たり、すなわち結合剤特にプレポリマーとの混合当たり処理することのできる半分の体積に相当することのできる体積が、その中にある発泡材細片3の秤量のために提供される。
【0087】
次に、この領域20の充填の重量が定められて、結果はたとえばデータ処理設備24へ供給される。好ましくは、その充填重量が定められる領域20は、貯蔵容器の残りから特に機械的に分離可能であるように形成され、従ってたとえば秤量容器7の上方の領域25から分離可能であって、たとえば秤量容器7のこの上方の領域に関して下方へ移動可能であるので、たとえば堆積22を一緒に秤量することを防止することができる。その後、すでに説明したように、上方の領域25が貯蔵容器6からの発泡材細片4によって充填されて、これらのデータもデータ処理設備24へ供給されて、そのデータ処理設備はそれに基づいて最終的に次の混合のための混合比を、もちろん発泡材製品2の目標体積重量を参照して、計算する。発泡材細片3からなる堆積22は、領域25の充填前に秤量容器7から少なくとも部分的に除去することができ、ないし、もちろん貯蔵容器6からの発泡材細片4の第2のフラクションを、この発泡材細片3によって「汚染」して、それによって領域25の充填の第2の重量決定の際に一緒に秤量することが可能である。第2の体積重量フラクションの重量ないし体積を第1の体積重量フラクションから分離して、あるいはこの第1の体積重量フラクションと共に定めることが可能である。後者の変形例においては、スライダ11が再び除去されるので、第2の体積重量フラクションは直接第1の体積重量フラクション上へ充填される。
【0088】
秤量容器7の下方の領域20上へ上方の領域25を直接充填する場合に、下方の領域20内の発泡材細片3は全秤量容器7内の発泡材細片3、4の自重によって所定の圧縮を受け、それによって秤量容器7の容積に関して上方の領域25は、下方の領域20内の発泡材細片3が圧力に屈することにより「歪曲」されるので、最後に発泡材細片3、4の混合物全体における発泡材細片4の割合は、発泡材細片3、4の混合物全体に関して所定のパーセンテージだけ嵩上げされている、という問題があるが、この前段圧縮とそれに伴って測定結果の歪曲を、たとえばデータ処理設備24を使用して、計算上考慮して、適切な補正係数を計算し、この補正係数に従って上方の領域25の充填を実施するという可能性がある。
【0089】
他方では、好ましくは、すでに言及したように、ミキサー3内で処理可能な体積に関する部分体積、たとえば2が、秤量容器7内へ充填されて、秤量後にこの秤量容器から除去されるようにする可能性もあるので、この変形例においては、発泡材細片4による上方の領域25の充填により発泡材細片3の前段圧縮が発生することはない。それによってまた、特に上方の領域25の全体積が必要とされるわけではないので、秤量容器7をその大きさに関して縮小することができる、という利点も達成できる。しかし、好ましくはこの変形例においても、発泡材細片3、4から堆積22を除去するためにスライダ11が使用されるので、ここでも秤量容器7内に充填された発泡材細片3、4の量に関係なく常に一定の体積が提供され、かつ上方の領域25を測定するために秤量容器7の下方の領域20を除去することにより、秤量プロセスのために提供される。
【0090】
図2に示す実施変形例においても、秤量容器7内の発泡材細片3、4の充填高さを求めるための少なくとも1つの測定セルがこの秤量容器に対応づけられているので、予め定められた充填高さを超えるとすぐに、秤量容器7の充填は自動的に中断される。この充填高さを介して秤量容器7への発泡材細片3、4の配量も、たとえばデータ処理設備24を用いて行うことができ、かつその場合に堆積22の高さも一緒に考慮することができ、すなわち実効充填高さないしはそこからもたらされる充填重量がそれに従ってこの値だけ補正される。
【0091】
装置1内で、測定容器として形成された秤量容器7ないし容積を決定する容器が使用され、その容積は型キャビティ9および/またはミキサー13の容積の数倍、たとえば2倍に相当する。それによって特に、体積重量フラクションの測定および/またはそれに続く発泡材細片3、4の混合のための時間は、できあがった発泡材製品2を型10から抜き出す工程時間が等しい場合に延長され、従って混合の均一化の程度がをさらに改良することができる。
【0092】
領域20、25の2つの部分容積の充填は、特に発泡材細片3、4の体積重量に基づいて2つの細片フラクションの一方を他方に対する比において量的に減少させなければならないことが明らかにされた場合には、必ずしもいっぱいまで行う必要はない。
【0093】
この実施変形例においても、結合剤のために複数の貯蔵容器14、15が配置されているが、もちろん発泡材細片3、4を結合するために上述した方法を使用することができる。
【0094】
なおここで、さらに述べておくが、上方の領域25についても、第2の充填からもたらされる他の堆積22を分離して、一緒に秤量しないようにするために、分離装置、たとえば矢印23に示すように挿入されるスライダ11を配置することができる。
【0095】
秤量容器7から発泡材細片3、4は、それぞれどの方法が選択されるかに従って、唯一のステップで、あるいは別々に、すなわち適切に定められた量の発泡材細片3と4が相前後してミキサー13へ供給される。その場合に、ミキサー13への発泡材細片3、4の充填は装置1の工程時間に適合されており、ないしは1成分で(すなわちその中にすでにポリイソシアネート成分が含まれているポリオール)、あるいは2成分で形成することのできる、結合剤、従ってたとえばポリウレタン泡のためのプレポリマーの添加が、装置1の工程時間に適合されていると、効果的である。それによって発泡材細片3、4と結合剤の早期の混合を避けることができ、それによって結果として、たとえば周囲空気に基づく空気湿度との反応による、結合剤の早期の硬化と、従ってミキサー13ないしその可動の部分の汚れ、たとえば固化を減少させることができ、それによってクリーニングインターバルがそれだけ延長される。特にこのプロセス方法は、装置1内でミキサー13の後段に、結合剤と混合された発泡材細片3、4からできあがった原料混合物のためのバッファ容器が配置されており、それによってミキサー13を発泡材細片3、4および/または結合剤によって充填する工程を、バッファ容器30内の原料混合物の充填状態に従って定められると、効果的であることが明らかにされている。
【0096】
その場合にまた、ミキサー13の容積の完全な充填が必要とされない大きさの程度のミキサー13を使用すると効果的であって、それによってミキサー13の領域内に結合剤のためのスプレイノズルを予め定めることができるように配置することにより、結合剤と発泡材細片3、4とのより良い混合が得られる。その場合にさらに、結合剤のためのスプレイノズルを混合機構、たとえばコンベアウォームへ直接向けないことが効果的であって、それによってここでもこの混合機構の汚れを減少させることができる。
【0097】
ミキサー13は、図2に示す実施変形例において、図1に示す実施変形例の形態に従って形成することができ、特にミキサーとして上述の主旨において外側および内側へ移送する混合ウォームを装備することができる。
【0098】
データ処理設備24と接続されて、そのデータ処理装置によって秤量容器7への発泡材細片3、4の所定の部分の供給を制御することのできる制御装置26の他に、発泡材細片3、4のための貯蔵容器5、6の後段かつミキサー7の前段に、さらに分類装置27、たとえば篩を配置することができ、それによってたとえば所定の大きさの細片を篩い分けて、それによって発泡材製品2の統一性をさらに増大させることができる。分離された発泡材細片3、4は、次にさらに粉砕するために、図2には図示されていないミルへ再び供給することができる。
【0099】
この分類装置27は同様に、示唆されているように、データ処理設備24と接続することができ、かつたとえば専用の秤量装置を有するので、分離された発泡材細片3、4の割合を量的に定めることができ、場合によっては秤量容器7のための発泡材細片3、4の追加供給も行うことができる。
【0100】
さらに図2には、他の貯蔵容器28が破線で示唆されており、その貯蔵容器は、たとえば他の補助材料、あるいはまた機能的な融剤ないし充填材を収容することができる。付加的な貯蔵容器18ないし28の数は、図示の実施形態に限定されるものではない。従って、たとえば防燃剤、抗菌性の融剤などを、発泡材細片3、4からなる混合物に混合することが可能である。なお、結合剤の割合は、発泡材細片3、4、19の割合に関して1から20重量%、好ましくは1から5重量%、たとえば2から3重量%の範囲にあるので、この比は他の融剤の量に従って適当に変化させることができる。すなわち、たとえばこの種の融剤が付加機能も結合剤の機能も部分的に引き受けることができ、それによって残りの結合剤割合がそれに応じて減少されることが可能である。他方で、この融剤のために付加的な結合剤を使用することが必要となる場合もあり、そのために貯蔵容器28−ミキサー13および/または秤量容器7のライン内で融剤の量的な割合を定めるために、ここでも専用の秤量装置(図2には図示されていない)を配置することができ、その秤量装置は場合によってはデータ処理設備24と接続されているので、添加すべき融剤の重量を、場合によっては添加すべき結合剤の量を計算する際に考慮することができる。
【0101】
発泡材細片3、4の配量の精度に基づいて、もちろん、結合剤の割合の、すなわち量の決定は必ずしも必要ではない。
【0102】
液状の結合剤を使用する場合には、たとえば弁29(これもデータ処理設備24と接続することができる)を時間に従って制御することができるので、最終的に結合剤の量は弁29の通過体積流と開口の時間から計算される。
【0103】
連続的に作動する設備内では、さらに、ミキサー13へ供給される、この弁29における恒常的な体積流が調節されることが可能である。
【0104】
さらに、図2に示すこの実施変形例について破線で示唆されているように、たとえばミキサー13と型10との間にバッファ容器30を配置することができる。このバッファ容器30は、2から3の型キャビティ9の確実な充填が可能であるような寸法に設計することができる。この場合において、バッファ容器30と型10との間に他の秤量容器31を配置することができ、それによってたとえば型キャビティ9のための充填重量を定めて、ほぼ一定の充填量を可能にすることができる。そのために、この他の秤量容器もデータ処理設備24と接続することができる。
【0105】
しかしまた、秤量装置の代わりに、時間制御されるロックを使用することもでき、時間制御はデータ処理設備24によって引き受けることができ、かつそれによって、たとえばロックの開放維持の時間と移送される混合物の調節された体積流に基づいて、型10のための充填量を定め、ないしは制御することができる。この工程方法は、特に本発明に基づく方法に基づいてバッファ容器30内にすでに混合物が存在しているために可能であって、その混合物はほぼ統一的な体積重量を有しているので、充填体積ないし充填重量のみを定めれば済む。
【0106】
しかしまた、充填体積を定めるために、一定の充填体積を自動的に配量する移送装置ないし配量装置を使用することも可能である。たとえば、セルホィールロックをミキサー13と型10の間、またはミキサー13とバッファ容器30の間、または型10とバッファ容器30の間に配置することが可能であって、公知のように各セルホィールのセルは一定の体積を有している。それによって極めて正確な配量が達成され、充填は同時に複数ステップで行うこともできる。場合によってはすでに結合剤を有している細片3、4の張付きを防止するために、セルホィールロック、特にセルホイールを、たとえばテフロンで然るべくコーティングすることができる。
【0107】
他方では、すでに説明したように、発泡材細片3、4、19と結合剤との混合を型10内で始めて、ないしは型10の直前で行うことが可能である。この場合についても、たとえばセルホィールを介しての配量は、精度の利点を提供するが、セルホィール自体は上述したコーティングを有する必要はない。
【0108】
他のバッファ容器30ないし秤量装置31を、本発明に基づく装置1内に配置することができる。たとえば、バッファ容器を秤量容器7とミキサー13との間に設けることが可能である。さらに、秤量容器7の前ですでに、貯蔵容器5、6、19のためにそれぞれ個別に発泡材細片3、4の大まかな秤量を行うことができ、最終的にさらに秤量容器7内で細かい秤量が行われることが可能である。
【0109】
型10を充填するため、ないしは発泡材細片3、4、19を結合剤ないし場合によっては他の融剤と混合するための、すでに説明した方法全体は、すでに予め説明してある方法に従って行うことができるので、たとえば場合によっては、たとえば型キャビティ9内へ結合剤の噴霧が直接行われる場合には、ミキサー13を省くことができる。充填方法と混合方法のこの変形は、もちろん、以下で説明する他のすべての実施変形例にも該当する。
【0110】
結合剤を有する発泡材細片3、4からなる原料混合物をミキサー13ないしはバッファ容器30から型10の型キャビティ9のための充填パイプ内へ移送するためにセルホィールロックが使用されると効果的であって、セルホィールロックの駆動装置はデータ処理設備、たとえばデータ処理設備24と接続することが可能であって、それによって型キャビティの充填プロセスの間セルホィールの予め定めることのできる可変の回転数を達成することができる。この可変の回転数は、それぞれ型キャビティ9ないし発泡材製品2に従って予め調節可能ないし調節可能であって、特に型キャビティ9を原料混合物によって充填するための移送媒体である空気に関して、この移送媒体の圧力、すなわち型キャビティを充填する圧力を、型キャビティないし発泡材製品2および/またはセルホィールの回転数に適合させると効果的であることが、明らかにされている。
【0111】
発泡材製品2の製品特性の精度を向上させるため、ないしは付加的なコントロール可能性として、さらに発泡材細片3、4、19を結合剤と混合した後に秤量を実施することが可能である。これは、付加的な秤量容器を配置することによって、あるいはまたたとえばミキサーに秤量装置を装備することによって行うことができる。それによって、配量すべき結合剤の量を定めることができ、それにより場合によってはデータ処理設備24を介して弁29を制御することができる。
【0112】
それぞれどの種類の発泡材製品2、従ってたとえば成形部品またはブロック泡のために装置1が使用されるかに従って、装置1毎に発泡材製品2を形成するための工具を配置することができ、ないしはさらに、複数の工具、すなわち型10を回転テーブル上に配置して、これらの型を予め定めることのできる工程時間で、原料混合物を型キャビティ内へ供給する充填パイプと係合させることが可能である。その場合に結合剤のための反応媒体、たとえば水蒸気を供給するために、装置1内に、工程時間に関係なくほぼ連続的な反応剤の供給を可能にする装置が設けられていると、効果的であることが明らかにされている。
【0113】
装置1内で適当な措置が講じられて、その措置によって結合剤を有する発泡材細片3、4からなる原料混合物で型キャビティ9を充填するための充填機構が、個々の充填プロセスの間に清掃される場合も、効果的である。特に原料混合物が少なくとも部分的に充填機構から除去される。
【0114】
そしてさらに、秤量を直接型10内で行うことが可能である。そのために差動秤量によって発泡材細片3ないし4のそれぞれのフラクションの割合を定めることができ、データ処理設備24によって次の工程のために配量すべき発泡材細片3ないし4の量を計算することができる。この場合については、秤量容器7を完全に省くことが可能である。
【0115】
さらに、すでに説明したように、発泡材細片3、4、19の混合を直接型10内で実施することが可能であるので、最終的にミキサー13も必ずしも必要とされない。従って本発明に基づく装置のこの変形例のために、発泡材細片3、4、19と結合剤が直接型キャビティ9内へ供給され、かつそのために、すでに説明したような適当な移送設備が設けられる。
【0116】
データ処理設備24へ通じる個々の導線の代わりに、さらに、バスシステムを設置することが可能である。
【0117】
他の実施変形例においては、見やすくするためにデータ処理設備24は図示されていないが、設備の個々の構成要素ないし設備全体を開ループ制御および/または閉ループ制御するためにデータ処理設備を配置することは、もちろん可能である。
【0118】
図3には、貯蔵容器5からの発泡材細片3を混合するための自由落下混合区間32を使用する、本発明に基づく装置1の実施変形例が図示されている。表示を簡略化するために、発泡材細片3のための1つの貯蔵容器5だけが図示されているが、もちろん複数の貯蔵容器5を配置することが可能であって、ないしはこの実施変形例は統一的な発泡材細片3を使用するための実施に関しても見られ、後者の場合においては自由落下混合区間32への限定は必ずしも与えられない。
【0119】
発泡材細片3は、適当な移送手段、たとえば吹出し管、振動コンベア、ベルトコンベアのような連続コンベアなどによって、自由落下混合区間32の上方の領域33内へ供給される。自由落下混合区間32と貯蔵容器5の間には、上述した実施形態に従って、たとえば複数の異なるフラクションを秤量するために、適当な秤量装置を配置することができ、それによって発泡材細片混合のそれに応じて望まれる体積重量を準備することができる(図3には図示されていない)。
【0120】
自由落下混合区間32にはさらに、一方で、貯蔵容器14からの結合剤と場合によっては1つまたは複数の貯蔵容器28からの他の融剤が供給される。複数の融剤を使用する場合には、特に少なくとも1つの液状の融剤を使用する場合には、これら融剤はたとえば前もって適当な混合装置34、たとえば攪拌器を用いて互いに混合することができ、ないしはさらに、結合剤との混合が同様に混合装置34(図3には図示されていない)を介して可能であるので、大体において結合剤および融剤のできあがった混合物が自由落下混合区間32へ提供される。
【0121】
混合装置34内での混合は、たとえば攪拌機、ウォームによって、空気の吹き込みなどによって行うことができる。
【0122】
図3に示すように、自由落下混合区間32の長さ35にわたって、結合剤および/または融剤ないし結合剤および/または融剤からなる混合物のための多数の搬入装置36を配置することができるので、自由落下混合区間32の長さ35にわたって結合剤および/または融剤と発泡材細片3との確実な混合が行われる。搬入装置36として、結合剤および/または融剤が液体の形状で存在する場合については、たとえばノズルを使用することができる。それによって自由落下混合区間32の幅37にわたってある種の霧が発生することができ、発泡材細片3は自由落下混合区間32の領域33におけるその搬入からできあがった混合物が自由落下混合区間32の領域38から流出するまでのルート上でその霧に達する。
【0123】
粉末状の結合剤および/または融剤を使用する場合については、それらの搬入を適当なノズルによる空気給送を介して可能にすることができる。
【0124】
液状の結合剤および/または融剤が使用される場合については、さらに、余分な液体は自由落下混合区間32内に一点鎖線で示す分離装置39、たとえば穴あきプレートにおいて篩などへ流出し、この液体が一点鎖線40に従って再び自由落下混合区間32へ再使用のために供給される、という可能性がある。同様に、破線で示すように、自由落下混合区間32と型10との間に配置することのできるバッファ容器30の間に、たとえばプレス機41が設けられており、そのプレス機によって余分な結合剤および/または余分な融剤が発泡材細片から除去されることが可能である。このプレス機41は、たとえば圧延プレスとして形成することができる。その場合に分離される結合剤および/または分離される融剤は、図示されているように、新たに使用するために自由落下混合区間32へ直接、あるいはまた1つないし複数の貯蔵容器28ないし14へ供給することができる。
【0125】
バッファ容器30は、好ましくはここでもセルホィールロックを有しているので、一定の体積を有する混合物による型10の充填を簡単に実現することができる。しかしバッファ容器30の配置は、強制的なものではなく、結合剤および/または融剤を有する発泡材細片3からなる混合物を直接型キャビティ9内へ搬入することができる。
【0126】
他方では、同様に、結合剤および/または融剤と混合された発泡剤細片3のためのプレス機41の出口を、直接型キャビティ9内へ連通させることが可能である。
【0127】
装置1の個々の構成要素間に、たとえば落下パイプ、吹出し管、充填パイプ、ウォームコンベアなどのような、適当な移送装置を配置することは、この実施形態においても、以下で説明する他の実施形態においても、付属の図には図示されていない。というのはこれはもともとこの分野で活動する当業者の技量に相当し、従って当業者はその目的のために最も適した、適切な移送装置を選択するからである。
【0128】
図4には、本発明に基づく装置1の実施変形例が部分的に示されており、装置1のすでに説明した構成部分、すなわち秤量容器7の表示は省かれており、その配置についてはすでに説明した実施変形例の該当する個所を参照することができる。
【0129】
この実施変形例においては、貯蔵容器5からの発泡材細片3を貯蔵容器14からの結合剤と混合するために、ウォームミキサー42が使用される。発泡材細片3は、たとえばコンベアベルトを用いて、あるいはまた、この発泡材細片に前もって他の融剤が添加される場合には、たとえば同様にウォームミキサーとして形成することのできる前段ミキサーによって、ウォームミキサー42へ供給される。コンベアウォームの長さ43にわたって、少なくとも1つの搬入装置44、たとえば結合剤を噴霧するためのノズルが配置されている。もちろん、結合剤のため、および/または付加的な融剤のために複数の搬入装置44を設けることもできる。ウォームミキサー42の長さ43に基づいて、発泡材細片3と結合剤および/または融剤との非常に均質な混合を達成することができる。
【0130】
この実施形態においても、1つの軸上で逆方向のウォームを使用することができ、ないしは、すでに説明したように、逆のウォームピッチを有する複数の軸を配置することも可能である。
【0131】
できあがった混合物は、場合によってはバッファ容器(図4には図示されていない)を介在させて、ウォームミキサー42を出て行き、それによって、図4に示す実施変形例においては再びセルホィールである配量装置45を介して型10へ直接、あるいはまた吹出しパイプにより、他のウォームコンベアにより、ピストン充填などによって、供給される。
【0132】
そして、図5にはさらに本発明に基づく装置1の実施変形例が示されており、この装置においては、型10自体が秤量容器7として機能し、かつ装置へ貯蔵容器5、6からの発泡材細片3、4と貯蔵容器14からの結合剤が供給される。発泡材細片3、4の移送は、好ましくは移送媒体としての空気を介して行われ、この空気は、たとえば破線で示唆されている開口部46を介して型キャビティ9内へ吹き込むことができる。もちろん、専用の充填開口部を配置することも可能である。開口部46は、さらに、反応媒体、たとえば蒸気の供給にも使用することができ、同時に移送空気の流出に用いることができる。好ましくは型10の表面にわたって多数の開口部46を分配して配置することができる。
【0133】
結合剤を使用する代わりに、さらに、特に移送媒体として熱風を使用する場合には、発泡材細片3、4の直接的な溶融を達成することが可能である。この場合については、場合によっては、発泡材製品2の組成を型10内で始めて求めるのではなく、前もってすでに貯蔵容器5、6と型10との間に、たとえば秤量容器7のような秤量装置を設けると効果的である。
【0134】
全部の実施変形例において常に、発泡材細片の粉砕に基づいて体積重量フラクション内に所定のほこり割合が存在している可能性があるので、たとえば粉砕装置の後段あるいは秤量容器7の前段に除塵装置を、好ましくは各貯蔵容器5、6、14のためにそれぞれ専用のそれを、配置することができる。
【0135】
本発明に基づく装置1によって、様々な成形部品を形成することができ、これら成形部品は本発明によれば、形成の間に原料混合物の圧縮が行われなかった限りにおいて、統一的な体積重量、すなわちわずかな限界内でしか変化しない体積重量を有する。圧縮は、すでに冒頭で述べた理由から行うことができる。
【0136】
特に遮音に適している他の発泡材製品、たとえば成形部品を形成することができる。すなわち、たとえば自動車産業のための下請け部品を形成することが可能であって、これらの部品は、発泡材細片および/または結合剤混合物を「後方噴射」された被覆層、たとえばフリースを有することができる。この被覆層は、充填の前に型キャビティ内へ挿入されて、印加された真空を介してこの型キャビティ内にたとえば保持され、それによって充填プロセスの間に被覆層が滑り移動することが防止される。
【0137】
「後方噴射」は、結合剤と混合された発泡剤細片3、4が型キャビティ内へ吹き込まれるように、行うことができる。その場合に、特に移送媒体である空気の圧力、従って充填圧力および/または充填プロセスの速度を変化させることによって、いわゆるばね/質量システムのための、発泡材細片/結合剤混合物からなる、いわゆる重い層といわゆる軽い層を形成することができる。
【0138】
しかし他方では、もちろん、重い層のために、軽い層のための原料混合物に比較して異なる原料混合物、たとえばゴム細粒混合物を使用するという可能性があって、このゴム細粒内に、当業者に知られた他の融剤を混合することができる。さらに、重い層を、充填プロセスが中断されて、すでに充填されている発泡材細片3、4を種々の手段、たとえばスタンプを介して、型キャビティ内で少なくとも領域的に圧縮するという可能性がある。
【0139】
フリースの代わりに、さらに、たとえば乗用車のための帽子置き場**を形成するために、他の種類の被覆層、たとえば絨毯を使用することができるので、被覆層のための材料についての記載は、限定的であると見るべきではない。
【0140】
念のため最後に指摘しておくが、装置1をさらに良く理解するために、装置ないしその構成部分は部分的に寸法通りでなく、および/または拡大および/または縮小して示されている。
【0141】
自立した発明的な解決に基礎となる課題は、詳細な説明から理解することができる。
【0142】
特に、図1;2;3;4;5に示す個々の実施形態と手段は、自立した発明的な解決の対象を形成することができる。これに関する本発明の課題と解決は、これらの図の詳細な説明から明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に基づく装置を簡略化して概略的に示している。
【図2】
図1に基づく装置の実施変形例を、簡略化して概略的に示している。
【図3】
自由落下混合区間を有する本発明に基づく装置の実施変形例を示している。
【図4】
ウォームミキサーを使用した、本発明の実施形態を簡略化して概略的に示している。
【図5】
秤量装置として成形工具を使用した装置の実施変形例を簡略化して概略的に示している。
【符号の説明】
1…装置
2…発泡材製品
3…発泡材細片
4…発泡材細片
5…貯蔵容器
6…貯蔵容器
7…秤量容器
8…秤量容器
9…型キャビティ
10…型
11…スライダ
12…スライダ
13…ミキサー
14…貯蔵容器
15…貯蔵容器
16…ポリオール
17…ポリイソシアネート
18…貯蔵容器
19…発泡材細片
20…領域
21…ライン
22…堆積
23…矢印
24…データ処理設備
25…領域
26…制御装置
27…分類装置
28…貯蔵容器
29…弁
30…バッファ容器
31…秤量装置
32…自由落下混合区間
33…領域
34…混合装置
35…長さ
36…搬入装置
37…幅
38…領域
39…分離装置
40…ライン
41…プレス機
42…ウォームミキサー
43…長さ
44…搬入装置
45…配量装置
46…開口部

Claims (39)

  1. 発泡材細片、特にリサイクル発泡材細片から発泡材製品を形成する方法であって、同方法において予め定めることのできる大きさの、および/または様々な体積重量を有する発泡材細片が予め定めることのできる混合比で混合されて、表面的な融着により、および/または少なくとも1つの結合剤を介して、場合によっては型内で互いに結合される、前記方法において、
    発泡材製品の目標体積重量より少なくとも大幅に大きく、あるいはそれと等しい体積重量を有する第1の体積重量フラクションの発泡材細片が、定められた重量で、あるいは定められた体積で測定装置内へ投入されて、その全体積または全重量が測定され、
    発泡材製品の目標体積重量より少なくとも大幅に小さいか、あるいはそれと等しい体積重量を有する第2の体積重量フラクションの他の発泡材細片が、同様に定められた重量または定められた体積で同一の、あるいは他の測定装置内へ投入されて、その全体積または全重量が測定され、あるいは
    第1の体積重量フラクションの個別測定後に2つの体積重量フラクションの全重量ないし全体積が一緒に測定され、かつ
    求められたデータから、発泡材製品の実際の体積重量の、目標体積重量からの偏差が定められることを特徴とする、発泡材製品を形成する方法。
  2. 求められたデータに基づいて、測定装置内の発泡材製品のための体積重量フラクションの量または体積が増大され、あるいは低下されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 求められたデータによって、他の発泡材製品を形成するために、体積重量フラクションの互いに対する量または体積に関する比が、目標重量からの偏差に従って適合されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 発泡材細片の表面的な融着が、温風または熱風によって行われることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 熱風は、少なくとも部分的に、発泡材細片のための移送空気として使用されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  6. 結合剤は、発泡材細片から、反応ガスを導き渡すことにより発泡材分子の少なくとも1つの作用基の反応によって形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  7. 発泡材細片と結合剤ないし結合剤混合物との混合は、ウォームミキサー内で発泡材細片上へスプレイすることによって実施されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 混合は、少なくとも1本の軸上に配置された、逆方向の混合ウォームを有するウォームミキサー内で実施されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 発泡材細片と結合剤ないし結合剤混合物との混合は、自由落下において実施されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  10. 発泡材細片と結合剤ないし結合剤混合物との混合は、型の型キャビティ内へ結合剤ないし結合剤混合物を噴射することによって行われることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  11. 体積重量を定めるために、少なくとも1つの体積重量フラクションを別々に求めることを可能にする秤量容器が使用され、秤量容器の定められた部分容積を超える割合の発泡材細片が分離されて、定められた部分容積に相当する、ないしはそれを下回る割合の発泡材細片のみが秤量されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 発泡材細片および/または発泡材細片−結合剤混合物を型内へ配量供給するために、少なくとも1つのセルホィールが使用されることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 発泡材製品の硬度を調節するために、ポリウレタン−プレポリマーが使用され、イソシアネートグループ含有量が目標硬度に従って決定されることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. プラスチック泡からなる部分または細片のための複数の貯蔵容器と、
    場合によっては、貯蔵容器の前段および/または後段に配置されている、粉砕装置と、
    少なくとも1つの測定容器と、
    場合によっては、少なくとも1つの結合剤および/または他の融剤のための少なくとも1つの貯蔵容器と、
    型と、
    を有し、場合によっては前記型の前段にミキサーおよび/または少なくとも1つのバッファ容器が配置されている、発泡材細片から発泡材製品を形成する装置において、
    測定容器は、発泡材細片(3、4)の個々の異なる体積重量フラクションの全重量または全体積を別々に測定するように形成されていることを特徴とする、発泡材細片から発泡材製品を形成する装置。
  15. 測定容器内に、ないしは測定容器に、少なくとも1つの分離装置、たとえばスライダ(11)が配置されており、前記分離装置を介して測定容器の全体積から定められた部分体積が分離可能であることを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 測定容器は、場合によっては完全に充填されている測定容器の全重量とは関係なく、部分体積の中身の重量または体積が定められるように形成されていることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 測定容器の、部分体積を定める部分は、測定容器の残りの部分から機械的に分離可能に形成されていることを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. ミキサー(13)は、ウォームミキサー(42)として、あるいは自由落下ミキサーとして、あるいは静的ミキサーとして、あるいは静電ミキサーとして形成されていることを特徴とする請求項14から17のいずれか1項に記載の装置。
  19. ウォームミキサー(42)は、逆方向の、すなわち外側ないし内側へ移送するウォームピッチを有する、少なくとも1本、特に2本のウォーム軸を有していることを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 型(10)の前段に、配量装置(45)が配置されており、前記配量装置はセルホィールロックとして形成されており、前記セルホィールロックにおいて、特にセルホィールの駆動装置において、場合によっては可変の回転数が調節可能であることを特徴とする請求項14から19のいずれか1項に記載の装置。
  21. ウォームミキサー(42)は、結合剤ないし結合剤混合物および/または少なくとも1つの融剤を投入するための少なくとも1つのスプレイノズルを有していることを特徴とする請求項18から20のいずれか1項に記載の装置。
  22. ミキサー(13)と型(10)との間に、少なくとも型(10)の型キャビティ(9)の容積に相当する容積を有するバッファ容器(30)が配置されていることを特徴とする請求項14から21のいずれか1項に記載の装置。
  23. バッファ容器(30)の容積は、型キャビティ(9)の容積の整数倍に相当することを特徴とする請求項22に記載の装置。
  24. バッファ容器(30)に、秤量装置または配量装置、たとえばセルホィールが対応づけられていることを特徴とする請求項22または23に記載の装置。
  25. 型(10)内に、結合剤を分配するための少なくとも1つの装置、たとえばスプレイノズルが配置されていることを特徴とする請求項14から24のいずれか1項に記載の装置。
  26. 型(10)に、型キャビティ(9)内に真空を発生させる装置が対応づけられていることを特徴とする請求項14から25のいずれか1項に記載の装置。
  27. 型(10)は、秤量容器(7)および/またはミキサー(13)として形成されていることを特徴とする請求項14から26のいずれか1項に記載の装置。
  28. 測定容器に、少なくとも1つの測定セルが対応づけられており、前記測定セルによって測定セル内の発泡材細片(3、4)の充填高さを定めることができることを特徴とする請求項14から27のいずれか1項に記載の装置。
  29. 側面、底および蓋によって定められる測定セル容積を有し、定められた体積または重量の、たとえば発泡材細片からなる充填物の重量または体積を求める測定容器において、
    少なくとも1つの分離装置、たとえばスライダ(11)が配置されており、前記分離装置によって、測定セル容積が定められた部分容積に分割できることを特徴とする測定容器。
  30. 分離装置は、水平に配置され、かつ側面に対応づけられていることを特徴とする請求項29に記載の測定容器。
  31. 少なくとも1つの部分体積を定める測定容器部分が、残りの測定容器から機械的に分離可能であることを特徴とする請求項29または30に記載の測定容器。
  32. 少なくとも1つの部分体積に、秤量装置が対応づけられていることを特徴とする請求項29から31のいずれか1項に記載の秤量容器。
  33. 請求項1から13の方法に従って形成可能な、発泡材製品、特に成形部品。
  34. 1成分または多成分の結合剤を介して互いに結合された、異なる体積重量の発泡材細片、特にリサイクル発泡材細片からなる発泡材製品において、
    結合剤割合は、発泡材細片の割合に関して、1重量%と5重量%の間の領域、好ましくは2重量%と4重量%の間の領域、特に3重量%であることを特徴とする、発泡材製品。
  35. 少なくとも1つの表面に被覆層が配置されていることを特徴とする請求項33または34に記載の発泡材製品。
  36. 被覆層が、フリース、絨毯またはフェルトとして形成されていることを特徴とする請求項35に記載の発泡材製品。
  37. 少なくとも1つの部分体積が、残りの体積に比較して高い密度を有していることを特徴とする請求項33から36のいずれか1項に記載の発泡材製品。
  38. 圧縮された部分体積が、吸音材の質量−ばね−システムのための重い層として形成されていることを特徴とする請求項37に記載の発泡材製品。
  39. 重い層は、少なくとも部分的にゴム細粒から形成されていることを特徴とする請求項38に記載の発泡材製品。
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