JP2004501761A - 遠心容器のための取り外し可能の適合ライナー - Google Patents

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Abstract

【課題】費用効果があり、迅速性及び利便性のある、遠心分離による懸濁液からの固形物の分離を可能とすること。
【解決手段】遠心容器(11)のための取り外し可能の適合ライナー(1)が記載されている。ライナーはサンプル導入のための開口(3)を有する可撓性又は半剛性の本体(2)を備える。ライナーは遠心容器の内部空洞(17)に挿入され、その本体が内部空洞に一致する。ライナー本体は、その変形が復元可能である弾性を有する材料で形成される。容器(11)と、容器内に配置されるライナー(1)とを含む遠心容器組立体は、容器内の所定位置にライナーを保持するための手段を備える。遠心分離によって懸濁液から固形物を分離するための方法において、遠心容器(11)内にライナー(1)が配置される。遠心分離が完了すると、ライナーが取り外され、ライナー中のペレットにされた固形物が採取又は廃棄される。
【選択図】図1

Description

【0001】
技術分野
本発明は遠心容器のための取り外し可能のライナーと、遠心分離により懸濁液から固形物を分離するための前記ライナーの使用方法とに関する。
【0002】
従来技術の説明
遠心分離は、懸濁液の固相及び液相を分離するために広く用いられている方法である。前記固相は前記液相より高密であり、遠心分離の間、固形物が前記遠心容器の底に沈降し、高密なペレットを形成する。より軽量の液相は表面を形成し、上澄と呼ばれる。遠心分離の最後に、前記上澄がデカンターに静かに移され、前記ペレットは採取又は廃棄される。最初の分離工程の後、洗浄工程が行われる。洗浄工程の間、前記ペレットは洗浄液中に再懸濁される。次に、再懸濁された固形成分は、遠心分離と、前記容器からデカンターに移された上澄洗浄液とにより、再び、ペレットにされる。ある場合には、この工程は同じか又は異なる洗浄液を用いて数回繰り返される。
【0003】
現在、チューブ保持ロータおよびボール型遠心機ロータが市販されている。以下の議論は、3つの主要なタイプすなわちスイングバケットロータ、固定アングルロータおよびバーティカルチューブロータがあるチューブ保持ロータに制限される。チューブ保持ロータの3つのタイプは、全て、サンプル容器の受け入れに適する複数の対称配置の空洞を含む。遠心分離用のサンプル容器は、化学的に活性なサンプルと広い範囲の操作条件とに適応させるべく、種々のサイズ、材料、壁厚およびシール手段で形成されている。
【0004】
しかし、現在の遠心容器の設計では、採取又は廃棄のためのペレットへのアクセスが容易でない。希薄懸濁液を扱う例では、全部のペレットを採取することは特に困難である。ある例では、ペレットを回収するためにサンプル容器を切断しなければならず、これは常に経済的に実行可能の選択とはいえない。また、前記ペレットが危険な物質(例えば病原体)であり、専門家による最小の直接操作が望まれる場合、従来の遠心容器はこれに適応することができない。さらに、ペレットが採取された後に壁面上に残る前記固形物からの前記遠心容器の洗浄には、面倒で退屈な洗い落としと洗い流しとが必要である。前記遠心容器を完全に洗浄することの困難さは、さらに、前記容器の開口の首の寸法が小さいほど増大する。すなわち、あるタイプの固形物の残りは広口瓶から容易に洗浄できるのに、瓶が狭い口の構造のものであるときには、このような残留物を除去することがより困難である。また、従来の遠心容器の製造には、該容器の構造強度と疲労抵抗とに従って材料が選択され、前記容器の化学的又は殺菌の抵抗性は必要とされない。しかし、前記材料の機械的強度が常に前記容器の化学的および物理的な抵抗に対応するとは限らない。結局、化学的に強力な材料は従来の遠心容器に加工することができず、あるいは大きくしかも高価な設計を要する。最後に、無菌処理が必要とされるとき、遠心容器は殺菌されていなければならず、それは通常は30−60分間を要する。従来の遠心容器のこの比較的長い準備時間は、さらに、サンプル処理の能率を低下させる。
【0005】
したがって、前記従来設計の遠心容器は、次の遠心分離サイクルに先立つ前記容器の洗浄及び滅菌にほとんど又は全く時間をかけることなく、遠心分離によって固形物を分離する方法を提供しない。小さい濃縮されたペレットにすること及び効率的回収の方法を提供しない。また、従来の設計は、処理可能であるサンプルのタイプのみに限られている。
【0006】
発明の概要
本発明の目的は、費用効果があり、迅速性及び利便性のある、遠心分離による懸濁液からの固形物の分離方法を提供することにある。特に、本発明の目的は、洗浄に要する時間を最小限にし、危険なペレットに専門家が直接に曝されることを減少させ、同時にペレットの収量効率を増大させる遠心容器組立体を改善することにある。また、本発明の目的は、サンプル密封シールを提供しかつ遠心分離中における溢れ出しを阻止する遠心容器組立体を改良することにある。
【0007】
これらの及び他の目的、利点は、本発明に係る取り外し可能の適合ライナーにおいて達成される。前記ライナーは、サンプル導入用開口を有する可撓性又は半剛性の本体を有するように設計されている。前記ライナーが遠心容器の内部空洞内に挿入されると、前記ライナーの本体が内部の形状に適合すなわち一致する。前記ライナー本体は、折り畳み、捻り、押し潰し、丸め、又は襞付けにより前記本体の復元可能の変形を許すのに十分な弾力を有する材料で形成することができる。前記ライナー本体は、変形が逆行不能の構造的損傷を生じさせない限り、どのようにでも変形し得る。前記ライナーは、その本体の強度を増大させるための強化構造を有し得る。また、本発明のライナーは、組み合わされたときに前記ライナーと前記遠心容器との間の密封を与える、一体に形成された密封構造を含む。前記密封構造は前記ライナーの本体の側壁から外方へ伸び、O−リングのような構造を有する。
【0008】
他の観点において、本発明は取り外し可能の遠心容器組立体を提供する。この組立体は、内部空洞と開口とを有する遠心容器と、該容器内に配置された可撓性又は半剛性の本体を有する取り外し可能のライナーとを含む。一実施例では、前記ライナーの本体は十分な弾性を有する材料で形成され、これは、前記ライナーの本体の復元可能の変形を可能とする。この実施例は、特に、狭い(細い)首を有する容器に使用する場合に有利である。前記ライナーの本体が弾性材料で形成されるとき、前記本体が前記容器の首を経て嵌合し得るようにその寸法が十分に減じられるような仕方で変形可能である。一旦前記容器内で解放されると、前記ライナーはサンプルの配置が可能であるように開く。また、本発明の遠心容器組立体は、前記容器内の一定の位置に前記ライナーを保持するための保持手段を備える。前記保持手段は、前記ライナーの本体に形成された第1の係合要素と、前記容器に形成された第2の係合要素とを含む。前記第1の係合要素及び前記第2の係合要素は、前記ライナーを固定するために互いに噛合可能である。選択的に、前記ライナーの頂部が前記容器の開口の縁を超えて掛けられ、タイラップ(tie wrap)または弾性部材のような保持手段で固定される。
【0009】
また、本発明は、遠心分離によって懸濁液から固形物を分離するとき、遠心容器のための取り外し可能の適合ライナーを使用する方法を提供することにより、前記従来方法の欠点を克服する。この方法では、可撓性又は半剛性の本体を有する本発明の取り外し可能の適合ライナーが遠心容器内に配置される。前記容器内におかれると、前記ライナーの本体が前記容器の内部空洞の形状に一致する。前記ライナーの配置工程は、前記ライナーの本体をその大きさが小さくなるように変形させ、変形後のライナーを前記容器の開口を通して嵌め込む。さらに、本方法は、保持手段を用いて前記ライナーを動かないようにする工程を含む。遠心分離が完了すると、前記ライナーはこの中に含まれるペレットにされた固形物と共に前記容器から取り外される。前記ライナー上の前記ペレットにされた固形物は採取されるか又は廃棄される。
【0010】
本発明は、数多くの利点を提供することが見出された。前記遠心容器の組立体は、細胞溶菌液、血液、尿及び培養液のような生体試料、並びに廃棄物洗い流し液及び汚泥のような産業上の流体を含むがこれらに限定されない広範囲の懸濁液から固形物を回収することに使用することができる。本発明は、特に、希薄試料からの固形物の回収処理を行う場合、及び専門家がペレットにされた危険な固形物に直接曝されることを制限することが望ましい場合に有利である。
【0011】
本発明のライナーは、スイングバケットロータ、バーティカルチューブロータ及び固定アングルロータに用いられる遠心容器を含むがこれらに限定されない種々の遠心容器に適合するように設計することができる。例えば、本発明の遠心容器組立体がAvanti J及びJ2ファミリーの遠心機のスイングバケットロータJS3.4AおよびJS−5.OA(カリフォルニア州 フラトン、ベックマン インスツルメンツ)に有用であることがわかった。
【0012】
本発明のライナーは使い捨て可能であり、これは、遠心容器の機械的な洗浄の必要をなくし、また、専門家が危険な固形物質に曝されることを少なくする。また、前記ライナーを処分することが必要なとき、ペレットにされた固形物の容器を洗浄するときの以前の困難が除去されるようになるため、このような使い捨て可能のライナーの使用は懸濁液の数の増大に比例した遠心容器の使用を可能にする。より便宜にするため、前記使い捨て可能のライナーは、無菌サンプル処理に適応させるために殺菌することができ、又は限定された粒子清浄環境で製造することができる。前記ライナーは、ガンマ、E−ビームおよびETO殺菌方法に対して抵抗性のある材料で形成することができる。また、前記ライナーは、穿孔可能で、凍結融解サイクルに対する抵抗性があり、透明で、耐薬品性がある材料、又は特殊用途に有用な他の特性を有する材料で形成することができる。本発明の使い捨て可能でありかつ無菌のライナーは、遠心分離による前記固形物の回収のための安価でしかも使いやすい方法を提供し、前記遠心容器の機械的洗浄及び殺菌を不要にする。最後に、本発明のライナーは、遠心容器と蓋との間にサンプル密封シールを生じさせるのに役立ち、これにより、遠心分離の間のサンプルの漏出が阻止される。
【0013】
本発明は、その好ましい実施例において、以下に説明される。
【0014】
本発明の前記した及び他の特徴、並びにこれらを得る方法がより明らかとなり、また添付図面を用いた以下の説明を参照することにより最もよく理解されよう。
【0015】
発明の詳細な説明
図1及び図2Aを参照すると、本発明を具体化する遠心容器のための使い捨て可能のライナー1は、サンプルを導入するための開口3を有する可撓性又は半剛性の本体2を含む。図2Aに示すように、本発明のライナーが遠心容器11内に挿入されると、前記ライナー本体は前記容器の内部形状に従う。
【0016】
本発明の目的のため、可撓性又は半剛性のライナーの本体は、破損することなしに前記ライナー本体の変形が可能である任意の材料で形成される。本発明に係る半剛性のライナー本体は、空及びサンプルで満たされているときのいずれにおいても前記容器の外部でその3−D形状を維持することができる自立構造を有する。他方、前記可撓性のライナー本体は、前記容器外で、それ自体の上のサンプルの重量を支持することができない。半剛性及び可撓性のいずれのライナー本体も、紙、カートン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル(PVC)、エチル酢酸ビニル(EVA)、ポリエチレンテレフタレート(PETG)、ウレタン、又は医療要求条件に適合しかつフィルムの形状で使用可能である他のポリマー材料を含むがこれらに限定されない広範囲の材料で形成することができる。
【0017】
一実施例において、前記ライナー本体は十分に弾力のある材料で形成され、これは前記ライナー本体の復帰可能な変形を許す。本発明の目的のため、復帰可能な変形は、変形力が解放されるときに前記変形されたライナー本体がその元の形状に戻ることを意味する。復帰可能な変形の例は、襞付け(図3A)、丸め(図3B)、捻り(図3C)、折り畳み及び押し潰しを含むがこれらに限定されないものを含む。また、前記ライナー本体は、前記変形が前記ライナーに対して逆行できない構造的損傷を引き起こさない限り、他のやり方で変形させることができる。可撓性材料製のライナーは、特に、狭いすなわち細い首を有する容器に有用である。例えば、前記ライナー本体は、前記容器の首を通して嵌合し得るようにその大きさが十分に減少するようなやり方で変形させることができる。前記容器内に解放されると、前記ライナーはサンプルの配置が可能であるように開く。
【0018】
本発明のライナーは、該ライナー本体の密着性のために前記容器の内部空洞の形状に一致する。このタイプのライナーは、いかなる保持具もなしに、前記容器の空洞内部の所定位置に保持されるという利点を提供する。選択的に、前記ライナーは、該ライナー中へのサンプルの導入の間又は遠心分離の間の前記サンプルによって生じる水圧負荷の結果として前記内部空洞に一致する。
【0019】
前記ライナー本体の形状は重要ではなく、また前記容器の内部空洞の形状に一致するように選択される。例えば、図1に示すように、前記ライナー本体は、前記容器の内部空洞の形状に合う平坦、球状又は円錐状の底4をもつ円筒形状を有する。前記ライナーの円筒形状は、広口の容器が使用される場合に有用である。また、本発明のライナーは、前記ライナー本体の強度を増すための強化構造を含む。前記強化構造は、前記ライナー本体の側壁5上に、折り目又は襞6(図1)の形態で一体に形成することができる。本発明のライナーは複数のこのような強化構造を含むものとすることができる。前記ライナーが容器内に挿入されるときに前記容器の内部空洞の形状に一致する限り、前記ライナーの他の形状及び構造を採用可能であることは明らかであろう。
【0020】
図2A及び図2Bを参照すると、ライナー本体2の長さは、容器11の内部空洞の深さより大きい。このような設定により、前記ライナーの頂部12の覆い掛けが可能であり、これは前記容器の開口の縁13を越え、前記容器の縁の向こう側へ伸びる。他の例においては、図2Bに示すようにまた後述するように、前記ライナーの掛けられた頂部は、保持手段14により所定の位置に固定される。
【0021】
図1及び図4Aを参照すると、本発明のライナーは、周囲に一体に形成された密封構造7を含むものとすることができる。前記密封構造は、前記ライナー本体の側壁5から外方に向けて伸びている。図4Aに示すように、前記密封構造を有するライナーは、前記容器の側壁の外面上にある相補溝41を有する遠心容器について用いることができる。組立の際、ライナー本体の頂部12は、前記密封構造が溝41に嵌合しかつ前記ライナーと前記遠心容器との間にシールを形成するように、容器13の縁を覆うように掛けることができる。さらに、前記密封構造は、前記容器に蓋42を取り付けることにより、前記溝内に固定される。しかし、異なる形状の密封構造を用いることができ、好ましい実施例においては、密封構造7はO−リングのような構造を有する。
【0022】
図5A及び図5Bを参照すると、本発明のライナーは、遠心分離の間及びデカンターへ移す間に前記遠心容器内に前記ライナーを拘束するための取り外し可能の内部支持構造50を含むものとすることができる(前記容器は明瞭化のために図5Aには示されていない。)。支持構造50の特別な形状は、これが横方向の拘束支持を与えかつ前記ライナーが遠心分離の間に潰れないようにする限り、重要ではない。図5A及び図5C−5Fを参照すると、支持構造50の受け入れ可能の形態の例はフレーム(図5A)、湾曲した自立部材(図5C)及び多軸二部材の組立体(図5D−5F)を含み、しかしこれらに限定されない。図5Dを参照すると、多軸支持構造は、互いに支持するように設計された2つの湾曲部材50Aおよび50Bを含む。これに代えて、図5E及び図5Fを参照すると、多軸支持構造50Cおよび50Dは、互いに噛み合う設計のものである。部分的に満たされたライナーが遠心分離を受けるとき、支持構造50が特に役立つ。支持構造50は、大きい(1L以上)の容器に特に有利である。支持構造50は、任意の剛性材料で形成することができる。このような材料の例として、プラスチック、積層紙及びボール紙を含み、しかしこれらに限定されない。一実施例では、支持構造50は、蓋51の内面上に一体に形成され、フレーム状構造(図5B)を有する。前記支持構造の取り外しを単純にするような完全なワンピース組立体は、一定の用途に有用である。
【0023】
図6A及び図6Bを参照すると、本発明のライナーは、閉じ込められた空気を除去しまた上澄を排出する、前記サンプルでライナー本体2を満たすための細長い中空部材61を含む。前記細長い部材はライナーの開口62の縁に取り付けられ又はこれと一体に形成され、前記ライナー本体から外方へ伸びる。前記細長い部材の大きさ及び形状は、前記ライナー本体をサンプルで満たすことが可能である限り、重要ではない。前記ライナーは、同じか又は異なる形状及び大きさを有する、複数のこのような細長い部材61を有する(図6B)。
【0024】
使い捨て可能のライナーを有することが望ましい場合がある。構造の単純さ及び関係する材料の性質のため、前記ライナーは使い捨て可能とすることができ、このため使用後に廃棄することができ、これは、前記遠心容器の機械的洗浄の必要をなくし、また専門家が危険な固形物質に曝されることを少なくする。前記ライナーを処分することが必要なとき、ペレットにされた固形物の容器を洗浄するときの以前の困難が除去されるようになるため、このような使い捨て可能のライナーの使用は懸濁液の数の増大に比例した遠心容器の使用を可能にする。さらなる便宜のため、前記使い捨て可能のライナーは、エンドユーザーによる無菌サンプル処理のための前記遠心容器の準備に必要な時間を大幅に軽減すべく、製造者により予め殺菌することができる。
【0025】
本発明のライナーは、その形状及び大きさを単に変更することにより、広範囲の遠心容器に適合するように容易に設計することができる。前記ライナーは、任意の遠心機に使用される瓶(ジャー)、ボトル、カップ及びチューブを含むがこれらに限定されない事実上全てのタイプの遠心容器に使用することができる。一実施例では、スイングバケットロータ遠心機のための遠心容器に使用される。他の実施例においては、前記ライナーは固定アングルロータ遠心機のための遠心容器に使用される。
【0026】
本発明の他の観点は、図2Aに示すように、遠心分離に適する容器11と、前記容器内に配置される可撓性又は半剛性の本体2を有する前記使い捨て可能のライナーとを含む遠心容器組立体を提供する。前記遠心容器は、内部空洞17と、サンプルを受け入れるための開口18とを有する。前記ライナーは、図1に最もよく示すように、開口3と側壁5とを有する。前記容器の空洞内に挿入されるとき、前記ライナー本体は前記容器の内部空洞の形状に一致する。前記ライナーは、サンプルで満たされた後、開放状態におかれる場合がある。代わりに、前記ライナーは任意の方法により密封されることがある。例えば、前記ライナーはヒートシールで密封され(層状に張り合わされ)、捩って結ばれ、ファスナーで閉じられ又は感圧接着剤で接着される。
【0027】
本発明の前記容器は、瓶(ジャー)、任意の遠心機に使用されるボトル、カップ及びチューブを含むがこれらに限定されない任意のタイプの遠心容器である。図7に示す一実施例では、前記遠心容器は、第1の空洞70Aを有する第1の部材11Aと、第2の空洞70Bを有する第2の部材11Bとを含む。前記第1の部材と前記第2の部材とは、前記ライナーを受け入れるための前記容器の内部空洞を形成するように協同する。半剛性のライナーはシールされていない部材11Aおよび11B間に配置することができるが、可撓性のライナーは、前記容器の組立に先立ち、シールされることが求められる。一実施例では、図7に示すように、ライナー2は、部材11Aおよび11B間で完全に取り囲まれかつシールされている。2つの協同する構造を組み立てる方法及び手段はこの分野において周知である。例えば、一方の部材は複数の窪みを有し、他方の部材は複数の対応する突起を含む。前記突起は前記窪みにぴったりと嵌合し、嵌合時に噛み合う。しっかりした組立体を提供する限り、2つの部材を接続するための他の任意の構造を採用することができる。
【0028】
図2A及び図2Bに示すように、本発明の遠心容器組立体は、前記容器の開口の縁13を超えて伸びる頂部12を有するライナーを備える。図2Aに示すように、頂部12は縁13上に掛けられている。
【0029】
図8A及び図8Bを参照すると、前記遠心容器組立体は、前記容器を閉じかつその内部に前記サンプルを閉じ込めるための蓋42A又は42Bを含むものとすることができる。一実施例では、蓋42Aがねじ溝81(図8A)により前記容器に取り付けられている。他の実施例では、ねじ溝のないストッパ状の蓋42Bが用いられている(図8B)。両実施例では、前記蓋の内面83が前記容器の開口の縁の上に載り、掛けられた頂部12を動かないようにしている。前記蓋が堅く締められると、これが前記ライナーの頂部に下方向力を及ぼし、前記容器の縁の形状に沿わせるようにする。結果として、前記ライナーが前記蓋と前記容器との間の隙間を埋め、これらの間の密封を完全なものにする。
【0030】
図8Bを参照すると、ストッパ状の蓋42Bを利用するこの実施例は、軸線方向負荷が前記容器の中心軸線に一致する、スイングバケットへの適用に最も有利であるが、しかしこれに限定されない。この形状で用いられる前記ライナーは、可撓性又は半剛性を有する。前記半剛性のライナーは、前記蓋が挿入されている間、所定の位置に留まるため、一定の場合、より使いやすい。また、半剛性のライナーは、前記液体サンプルをデカンターに移すために前記液体のレベルが低下するとき、折れずあるいは潰れない。後述する保持手段は、前記蓋が挿入されている間、可撓性のライナーを所定の場所に維持することが求められる。
【0031】
図8Aを参照すると、前記蓋と前記容器との間のサンプル密封性をさらに改善するためのプラグ84に関連して、ねじ溝が設けられた蓋42Aが用いられている。前記プラグは、頂部84Aと底部84Bとを有する。前記プラグの底部は前記ライナの開口に挿入されており、前記プラグの頂部は、蓋42Aとライナー1との間で前記容器の縁13上に載っている。ねじ溝を有する蓋42Aが締められると、前記プラグが下方向力を前記蓋から前記ライナーへ伝達し、前記ライナーを前記容器の縁の形状及び前記ねじ溝に一致するように強制する。結果として、プラグ84は、さらに、前記蓋及び前記容器間のシールを改善する。このタイプの遠心容器組立体は、特に、固定アングルの例及びスイングバケットの例に有用である。これらの例では、サンプルが前記蓋と接触することになるため、前記容器と前記蓋との間の漏れを防ぐシールが特に重要である。
【0032】
他の実施例では、前記遠心容器組立体が、前記容器内の決まった位置に前記ライナーを拘束すなわち保持するための保持手段を有する。前記保持手段は、例えば図2Bに示すように、前記ライナーにおける掛けられた頂部12の頂部に配置されたタイラップ又は弾性部材14を含む。前記弾性部材は、前記容器の外面に一致しかつ前記ライナーを所定の位置に保持する任意の構造を有する。弾性部材として、この技術分野の当業者に公知であるゴム製の弾力のあるバンド、O−リング等を含むがこれらに限定されない例が適する。
【0033】
選択的に、前記保持手段は対をなす2つの要素であって、1つが前記ライナー本体に形成されかつ他の1つが前記容器に形成されたものとすることができる。前記対をなす要素は前記ライナーを固定するために互いに係合する。
【0034】
図4Aに示す一実施例では、第1の片方の要素が前記ライナー本体に一体に形成され前記ライナーの側壁から外方へ突出する周囲密封構造7からなり、また、第2の片方の要素が前記容器の側壁に形成された溝41からなる(図4A)。蓋42が締められるとき、前記密封構造が溝41内に固定される。選択的に、図4Cに示すように、蓋42自体がO−リング構造44を有するものとすることができる。前記蓋のO−リング構造は前記ライナーを前記容器の溝41内に押し付け、前記ライナを固定し、前記容器に関する密封を形成する。
【0035】
また、一体の周囲密封構造7を有する前記ライナーは、対をなす溝の無い容器に使用することができる。例えば、図4Bに示すように、前記ライナーは、密封面45を有する、蓋42により固定された前記容器の縁を越えて覆い掛けられたものとすることができる。一旦取り付けられると、前記蓋が、前記容器の外部のライナーの密封構造7を捕らえ、前記ライナーが内部に向けて引かれないようにする。
【0036】
図4D及び図4Eを参照すると、本発明の遠心容器組立体は、さらに、容器の縁13に接しかつこれに一致する内面43を有する容器の蓋42を含む。これらの実施例では、容器の縁13が一方の要素を形成し、蓋の内面43が前記保持手段の他方の要素を形成する。これらの対をなす要素は、前記ライナーの移動を拘束するために互いに係合する。例えば、容器の縁13が容器11の中心線A−Aに関して鋸歯状に角度付けられ、また、蓋42の内面43が対をなす鋸歯を有する(図4D)。前記蓋が前記容器に堅く締められると、前記ライナーは前記蓋及び容器の対をなす表面間の隙間を埋めるように強制され、前記ライナーを所定の位置に固定し、液密シールを形成する。図4Eに示す他の実施例では、容器の縁13が回旋状の輪郭を有し、また、蓋42の内面43が対をなす形状を有する。このデザインは、前記ライナーに対する把持力を増し、流体に対して曲がりくねった道を生じさせるという利点を有し、このため、遠心分離の間における前記容器からのサンプルの漏れを阻止する。選択的に、前記蓋及び容器間の密封を改善し、前記ライナーを所定の位置に固定すべく、別のガスケットを用いることができる。
【0037】
他の実施例では、図2B−2Dに最もよく示すように、前記保持手段の対をなす要素の一方が、容器の縁13に沿って一体に形成され前記容器の縁から外方に向けて突出するリップ20からなる。遠心容器がリップを有するときは、前記ライナーの頂部が前記リップを超えて覆われる。前記ライナーの覆われた部分はタイラップ又は弾性部材で固定することができる。選択的に、図2Bに示すように、前記ライナーが接するリップ21の表面は、前記ライナーを所定位置に保持するための把持材料で形成することができる。本発明の目的のため、前記把持材料は高摩擦係数を有する材料からなる。前記把持材料は、この分野の当業者に周知のものであり、例えば、ゴム性の又は粘着性の材料を含む。前記ライナー材料自体の荷重は遠心分離の間は無視することができ、前記容器内に前記ライナーを引くことはない。しかし、前記ライナーに対する引き伸ばし荷重は、前記ライナーを係合させるための前記リップの把持材料には極めて十分である。
【0038】
本発明の半剛性のライナーは、図2Cに示すように、対をなす要素の一方を形成するフック状の構造22を含む。前記フック状構造は、前記ライナーの開口から外方へ、前記ライナーの側壁に垂直に伸び、前記リップの形状に一致する。前記ライナーが前記容器内に配置されると、前記フック状構造が前記リップを捕らえ、前記ライナーを所定位置に固定する。この実施例では、前記半剛性のライナーは、サンプルの充填及び遠心分離の間前記フック状構造の形態を保持するに十分な剛性を有する。
【0039】
図9を参照すると、本発明の遠心容器組立体は、容器11の内部空洞の寸法を減少させるためのアダプタ91を含むものとすることができる。前記アダプタは前記ライナーを受け入れるための中空部92を有し、前記容器の形状に一致しかつ前記容器の内部空洞内にぴったり収まる。前記アダプタは、小体積のサンプルの遠心分離のために大きい容器の使用を許容することにより本発明の遠心容器の使用における追加的な適応性を提供する。加えて、前記アダプタは前記ライナーの横断面の縮小を可能にし、これにより、粒子付着経路長を減少させ、固定アングルに適用した場合における遠心分離の効率を増大させる。
【0040】
一実施例では、前記アダプタは、前記ライナーを受け入れかつこれを支持するための中空部を形成するように協同する2つの部材91Aおよび91Bを含む。このような配置は、前記支持構造からの及び前記容器からの前記ライナーの取り外しを簡単にする。2つの協同する構造を組み合わせる方法及び手段はこの分野において周知である。例えば、一方の部材が複数の窪みを有し、他方の部材が複数の対応する突起を含む。前記突起は前記窪みにきつく嵌合し、前記窪みに嵌合するとき、一時的に固定する。2つの部材が固着組立体を提供する限り、2つの部材を接続するための任意の他の構造を採用することができる。加えて、遠心分離中のサンプルからエアロゾルが逃げないように、プラグ93を用いることができる。前記プラグは、遠心分離の間にライナー1を所定の位置に維持する。この分割された取り外し可能のアダプタは、任意の遠心容器に適合するように異なる形状及び寸法で組み立てて製造することができる。
【0041】
本発明の他の観点は、遠心分離により懸濁液から固形物を分離する方法に向けられている。この方法は、a)内部空洞と開口とを有する遠心容器を準備すること、b)サンプルを導入するための開口を有する可撓性又は半剛性の本体を含む取り外し可能のライナーを準備すること、及びc)前記容器内に前記ライナーを配置することを含み、一旦挿入されると前記ライナーの本体が前記容器の内部空洞の形状に一致する。
【0042】
前記したように、本発明の実施に際し、スイングバケットロータ遠心機及び固定アングルロータ遠心機に使用される容器を含むがこれに限定されない実質的に全ての遠心容器が使用可能である。本発明の一実施例によれば、前記ライナーを配置する工程は、前記ライナーの本体をその大きさを小さくするように変形させること、及び前記容器の開口を通して前記変形されたライナーを嵌め込むことを含む。
【0043】
この実施例は、遠心容器が細い首を有する場合に特に有用である。前記変形されたライナーは寸法が減じられているため、前記容器の首を通して嵌まり込むことができる。一旦前記容器内におかれると、前記ライナーは広がり、前記容器の内部空洞の形状に一致する。前記ライナーの本体の変形は、折り畳み、捻り、押し潰し、丸め、襞付け、及びこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない任意の方法により行われる。
【0044】
前記遠心容器内への前記ライナーの配置後、液体サンプルが、前記ライナーを満たすための適当な手段により前記ライナーの開放端を通して導入される。前記ライナーは完全に又は部分的に満たされる。ある実施例においては、前記サンプルを満たした後、開放状態を維持される。例えば、前記ライナーはヒートシール(積層)を施され、捩り結ばれ、ファスナーで閉じられ、又は感圧接着剤で接着される。図7に示す一実施例では、前記遠心容器は、第1の空洞70Aを有する第1の部材11Aと、第2の空洞70Bを有する第2の部材11Bとを含む。前記第1の部材と前記第2の部材とは、前記ライナーを受け入れるための容器の内部空洞を形成するように協同する。この実施例では、前記ライナーは、前記容器内に前記ライナーを配置する工程の前にサンプルで満たすことができる。例えば、前記ライナーはサンプルで満たされ、部材11Aの空洞70A内に配置される。次に、第2の部材11Bが部材11Aと相対する関係に配置され、両部材11Aおよび11Bが組み立てられ、前記ライナーを取り囲む。次いで、組立体全体がロータのバケット71内に挿入される。
【0045】
前記ライナー本体の長さは前記容器の内部空洞の深さより大きく、前記容器内への前記ライナーの配置工程は、例えば図2A示すようにまた先に詳述したように、前記容器の開口の縁13を覆うように前記ライナーの頂部12を掛けることを含む。遠心分離により懸濁液から固形物を分離する方法は、さらに、前述したように、保持手段で前記ライナーを不動にする工程を含む。
【0046】
図6A−6Cに示す一実施例では、前記ライナーが、サンプルの導入及び閉じ込められた空気の除去のため、細長い中空部材61を有する。前記細長い部材は、ライナーの開口62の縁に取り付けられ、又は該縁に一体に形成され、前記ライナー本体から外方に向けて伸びる(図6A)。細長い部材61がライナー本体2に取り付けられる点に接合部62が形成されている。この実施例では、前記ライナーを配置する工程が、前記細長い部材を通してサンプルで満たすこと、ぜんきライナーの接合部を密封すること、及び前記ライナーを前記容器内に配置することを含む(図6C)。この細長い部材は、締め金のような機械的手段により、ヒートシールにより、又は前記接合部で前記細長い部材を折り曲げることにより、密封することができる。前記折り曲げ方法を使用する場合、前記ライナーは、細長い部材61が接合部62で折り曲げられ、その開放端部63が外方へ蛇行するようにして前記容器内に配置することができる。例えば、図6Cに示すように、前記ライナーは、接合部62が前記容器の底に配置されかつ前記細長い部材の開放端部63が前記容器の開放端部に位置するように、配置される。この配置は、遠心力を利用してライナーの接合部62を加圧密封する。
【0047】
サンプルで満たされた前記容器組立体は、遠心ロータの開口内に直接に又はアダプタを介して配置される。次に、前記遠心機が固層と液層との分離を生じさせるのに必要な速度でまたその時間作動される。遠心分離が完了すると、固形物のペレットが前記ライナー上に形成され、上澄層により覆われる。得られる前記ペレットの量及び前記上澄の体積は、サンプルの量と該サンプル中の前記固相の濃度とにより依る。前記上澄は、通常、静かにデカンターに移され、また、ペレットにされた固形物を有する前記ライナーは前記容器から取り除かれる。2つの部材の遠心容器が使用される場合、前記容器の2つの部材を分離することにより、前記ライナーが前記容器から取り除かれる。所望の場合、前記ペレットにされた物質は、掻き取りにより、又は緩衝液、塩類溶液、水等のような適当な液体中への再懸濁により、採取することができる。前記固形物の回収率は、この方法では従来の方法と比べて高く、この方法は、固形物を希薄サンプルから採取するときに特に有用である。
【0048】
一実施例では、前記ライナーは使い捨て可能である。使い捨て可能のライナーには、さらに、快適で効果的なサンプル処理及び遠心容器の洗浄上の利点がある。使い捨て可能なライナーの使用は、例えばバイオハザード物質のような危険なペレットに対する専門家の直接の露出が最小限であることが求められる危険な物質を処理するとき、特に有利である。他の実施例では、使い捨て可能のライナーは、前記使い捨て可能のライナーが予め殺菌され、これは無菌サンプル処理を非常に単純にする。
【0049】
本発明は、種々の懸濁液からの固形物の分離に及ぶ。固形物は、ここでは、物理的に分離可能の物質であり、設定可能の固形物、懸濁した固形物、コロイド状固形物、細胞、及び血液の形態要素、例えば血小板、白血球(多形核)、リンパ球、単核細胞等を含む。懸濁液は、培養液、細胞溶菌液、及び体液(例えば血液及び尿)のような生体試料と、固形物を含む廃棄流出液及び汚物のような産業流体とを含む、しかしこれらに限定されない広範囲の物質である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明のライナー正面図であり、前記ライナーの底の種々の形状を示す。
【図2】
Aは可撓性のライナーを有する遠心容器組立体を示し、B、C及びDは遠心容器組立体の頂部の断面図であり、本発明の実施例に従って容器に形成されたリップ構造を有するライナー保持手段の種々の形状を示す。
【図3】
A、BおよびCは、本発明の実施例に従うライナーの変形を示す正面図である。
【図4】
A、B、C、DおよびEは、本発明の実施例に従うライナー保持手段を示す断面図である。AおよびBは、一体に形成された密封構造を有するライナーを保持するところを示す。Cは、一体のO−リングを有する蓋を備えるライナーを保持するところを示す。D及びEは、蓋と様々な形状の容器の縁との間にライナーを保持するところを示す。
【図5】
A及びBは、分離要素として(A)、又は蓋組立体の一部として(B)、設けられた取り外し可能の内部支持構造を有するライナーを示す。C、D、E及びFは、内部支持構造の様々な形状を示す。
【図6】
A及びBは、単一の細長い部材(A)及び複数の細長い部材(B)を有するライナーを示す。Cは、本発明の一実施例に従う細長い部材を有するライナーの遠心容器内への配置を示す断面図である。
【図7】
本発明の一実施例に従って2つの協同部材により形成された、容器内に配置されたライナーの断面図である。
【図8】
A、B及びCは、本発明の実施例に従う、ねじ込み蓋(A)又はストッパ状の蓋(B及びC)を有する遠心容器の頂部の断面図である。
【図9】
本発明の実施例に従う、アダプタに嵌合された遠心容器組立体の断面図である。

Claims (45)

  1. 内部空洞と開口(3)とを有する遠心容器(11)に使用可能である取り外し可能のライナー(1)であって、サンプルを導入するための開口(3)を有する可撓性又は半剛性の本体(2)を含み、前記ライナー本体が前記容器内におかれるときに該容器の内部空洞に一致する、ライナー。
  2. 前記本体(2)は該本体の元に戻る変形を可能とするに十分な弾性を有する材料で形成されている、請求項1に記載のライナー。
  3. 前記本体(2)の変形は、折り畳み、捻り、押し潰し、丸め、襞付け又はこれらの組み合わせである、請求項2に記載のライナー。
  4. 前記ライナーの本体(2)は密着性を有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のライナー。
  5. さらに、前記ライナーの本体(2)の強度を高めるための強化構造を含み、前記ライナーの本体(2)は側壁(5)を有し、前記強化構造は前記本体(2)の側壁に一体に形成されている、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のライナー。
  6. 前記強化構造は折り目又は襞(6)である、請求項5に記載のライナー。
  7. さらに、組み合わされるときに前記ライナー(1)と前記遠心容器(11)との間を密封するための周囲密封構造(7)を含み、前記ライナーの本体(11)は側壁(5)を有し、前記密封構造は前記ライナー(1)の本体(2)に一体に形成され、前記ライナー本体(2)の側壁(5)から外方に向けて伸びる、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のライナー。
  8. 前記密封構造(7)はO−リング状の構造を有する、請求項7に記載のライナー。
  9. さらに、遠心分離の間に前記遠心容器(11)内に前記ライナー(1)を拘束するための取り外し可能の内部支持構造を含み、前記支持構造は剛性材料で形成されている、請求項5ないし8のいずれか1項に記載のライナー。
  10. 前記内部支持構造の形状は、フレーム、湾曲した自立部材及び多軸二部材組立体から選択される、請求項9に記載のライナー。
  11. さらに、前記サンプルを導入し、また閉じ込められた空気を除去するための細長い部材(61)を含み、前記ライナーの開口(62)は連続した縁を有し、前記細長い部材(61)は前記ライナー本体の開口(62)の縁に取り付けられ又は前記縁に一体に形成され、また前記細長い部材(61)は前記ライナー本体(2)から外方に向けて伸びる、請求項1ないし10のいずれか1項に記載のライナー。
  12. 複数の前記細長い部材(61)を含む、請求項11に記載のライナー。
  13. 前記ライナーは使い捨て可能である、請求項1ないし12のいずれか1項に記載のライナー。
  14. 前記ライナーは予め殺菌されている、請求項1ないし13のいずれか1項に記載のライナー。
  15. 内部空洞(17)及びサンプルを受け入れるための開口(18)を有する、遠心機に適する容器と、可撓性又は半剛性の本体(2)及びサンプルを導入するための開口(3)を有する、遠心容器(11)のための取り外し可能のライナー(1)とを含み、前記ライナー本体(2)が前記容器(11)の内部空洞(17)に一致する、遠心容器組立体。
  16. 前記ライナー本体(2)は該ライナーの本体(2)の元に戻すことができる変形を可能とするに十分な弾性を有する材料で形成されている、請求項15に記載の遠心容器組立体。
  17. 前記容器(11)は細い首を有し、前記ライナー本体(2)は前記容器(11)の首を経て嵌合するように変形可能である、請求項15又は16に記載の遠心容器組立体。
  18. 前記ライナー本体(2)は密着性を有し、前記容器(11)内に挿入されるとき、前記ライナーは前記内部空洞(17)に密着しかつその位置を保持する、請求項15ないし17のいずれか1項に記載の遠心容器組立体。
  19. 前記遠心容器(11)は、第1の空洞(70A)を有する第1の部材(11A)と、第2の空洞(70B)を有する第2の部材(11B)とを有し、前記第1の部材及び第2の部材(11A,11B)は、前記ライナー(1)を受け入れるための前記容器(11)の内部空洞(17)を協同して形成する、請求項15ないし19のいずれか1項に記載の遠心容器組立体。
  20. 前記容器の開口(18)は連続した縁(13)を含み、前記ライナー本体(2)の長さは前記容器(11)の内部空洞(17)の深さより大きく、前記ライナー本体(2)は、前記容器の開口(18)の縁を越えて掛けられる頂部(12)を有する、請求項15ないし19のいずれか1項に記載の遠心容器組立体。
  21. さらに、内面(83)を有する容器の蓋(42)を含み、組み立てられるときに前記蓋(42)の内面(83)が前記容器の開口(18)の縁(13)の上に載り、サンプル密封シールを形成し、掛けられた前記ライナーの本体の頂部(12)を不動にする、請求項15ないし20のいずれか1項に記載の遠心容器組立体。
  22. さらに、前記蓋(42)と前記容器(11)との間の前記サンプル密封シールを改善するためのプラグ(84)を含み、前記プラグ(84)は頂部(84A)及び底部(84B)を含み、前記プラグ(84)の底部(84B)は前記ライナーの開口(3)内に挿入され、前記プラグ(84)の頂部(84A)は前記蓋(42)と前記ライナー(1)との間の前記容器(11)の縁(13)上に載る、請求項21に記載の遠心容器組立体。
  23. さらに、前記容器(11)内の所定の位置に前記ライナー(1)を保持するための保持手段(14)を含む、請求項15ないし22のいずれか1項に記載の遠心容器組立体。
  24. 前記保持手段は、前記ライナー(1)の掛けられた頂部(12)に配置されたタイラップ又は弾性部材を含む、請求項23に記載の遠心容器組立体。
  25. 前記保持手段(14)は、前記ライナー本体(2)に形成された第1の要素と、前記容器(11)に形成された第2の要素とを含み、前記第1の要素と前記第2の要素とは前記ライナー(1)を所定位置に保持するように互いに係合する、請求項23に記載の遠心容器組立体。
  26. 前記ライナー(1)は側壁(5)を有し、前記容器は側壁(5)を有し、前記第1の要素は、前記ライナー本体(2)に一体に形成され前記ライナーの側壁(5)から外方に向けて突出する周囲密封構造(7)であり、前記第2の要素は前記容器の側壁に形成された溝である、請求項25に記載の遠心容器組立体。
  27. 前記第2の要素は前記容器の縁(13)に沿って一体に形成されたリップ(20,21)からなり、前記リップ(20,21)は前記容器の縁(13)から外方に向けて突出し、また、前記ライナー(1)の頂部(12)は前記リップ(20,21)上に掛けられている、請求項25又は26に記載の遠心容器組立体。
  28. 前記ライナーに接触する前記リップ(21)の表面が高摩擦係数を有する把持材料で形成されている、請求項27に記載の遠心容器組立体。
  29. 半剛性のライナー(1)を含み、前記ライナーは側壁(5)を有し、前記第1の要素は前記ライナーの開口(3)から外方に向けて、前記ライナーの側壁(5)に垂直に伸びるフック状構造(22)であり、前記フック状構造(22)は前記リップ(20)の形状に一致する形状を有し、前記ライナー(1)が前記容器(11)内に配置されるとき、前記フック状構造(22)が前記リップ(20)を捕らえる、請求項27又は28に記載の遠心容器組立体。
  30. さらに、前記容器の縁(13)に接する内面(43)を有する容器の蓋を含み、前記保持手段(14)は前記蓋(42)の内面(43)に形成された第3の要素と、前記容器の開口の縁(13)に形成された第2の要素とを含み、前記第2の要素及び前記第3の要素は相補構造を有する、請求項15ないし29のいずれか1項に記載の遠心容器組立体。
  31. さらに、内部支持構造(50)を含み、該内部支持構造は前記ライナー(1)内に配置され、遠心分離の間に前記遠心容器(11)内に前記ライナー(1)を拘束することができる、請求項15ないし30のいずれか1項に記載の遠心容器組立体。
  32. さらに、容器の蓋(42)を含み、前記内部支持構造(50)は前記蓋に一体に形成されている、請求項31に記載の遠心容器組立体。
  33. さらに、前記容器(11)の内部空洞(17)の寸法を小さくするためのアダプタ(91)を含み、前記アダプタは中空部(92)を有し、前記容器(11)の内部空洞(17)の形状に一致しかつ堅く嵌合し、また前記ライナー(1)は前記アダプタ(91)の中空部(92)の内部に嵌合しかつその形状に一致する、請求項15ないし32のいずれか1項に記載の遠心容器組立体。
  34. 前記アダプタ(91)は前記ライナー(1)を受け入れかつ支持するためのアダプタ(91)の中空部(92)を形成するように協同する2つの部材を含む、請求項33に記載の遠心容器組立体。
  35. 遠心分離により懸濁液から固形物を分離するための方法であって、
    (a)内部空洞と開口とを有する遠心容器を準備すること、
    (b)サンプルを導入するための開口を有する可撓性又は半剛性の本体を含む取り外し可能のライナーを準備すること、及び
    (c)前記容器内に前記ライナーを配置することを含み、前記容器内に配置されるときに前記ライナーの本体が前記容器の内部空洞の形状に一致する、分離方法。
  36. 前記ライナーはその本体の元に戻り得る変形を許すのに十分な弾性を有する材料で形成され、また、前記ライナーを配置する工程は、前記ライナーの本体をその寸法が小さくなるように変形すること及び前記容器の開口を通して前記変形されたライナーを嵌合することを含む、請求項35に記載の方法。
  37. 前記ライナーの本体を変形する工程は、折り畳み、捻り、押し潰し、丸め、襞付け又はこれらの組み合わせにより行われる、請求項36に記載の方法。
  38. さらに、前記容器内への前記ライナーの配置工程に先立ち、前記サンプルで前記ライナーを満たす工程を含む、請求項35ないし37のいずれか1項に記載の方法。
  39. 前記遠心容器は第1の空洞を有する第1の部材と、第2の空洞を有する第2の部材とを含み、前記第1の部材と前記第2の部材とが前記ライナーを受け入れるための前記容器の内部空洞を形成するように協同し、また、前記容器内に前記ライナーを配置する工程は、前記第1の空洞内に前記サンプルで満たされた前記ライナーを配置すること、前記第2の空洞が前記ライナーと対向するように前記第2の部材を前記ライナーの頂部上に配置すること、及び前記ライナーを取り囲むように2つの容器部材を組み立てることを含む、請求項35ないし38のいずれか1項に記載の方法。
  40. さらに、前記容器の2つの部材を分離することにより、遠心分離後、前記容器から前記ライナーを取り外す工程を含む、請求項35ないし39のいずれか1項に記載の方法。
  41. 前記ライナー本体は頂部を含み、前記容器の開口は連続した縁を含み、前記ライナー本体の長さは前記容器の内部空洞の深さより大きく、また、前記ライナーを配置する工程は、さらに前記容器の開口の縁上に前記ライナーの頂部を掛けることを含む、請求項35ないし40のいずれか1項に記載の方法。
  42. さらに、保持手段の使用により前記ライナーを不動にする工程を含む、請求項35ないし41のいずれか1項に記載の方法。
  43. 前記ライナーの開口は連続した縁を有し、また、前記ライナーはさらに前記サンプルを導入しかつ閉じ込められた空気を取り除くための細長い中空部材を含み、前記細長い中空部材は前記ライナー本体の開口の縁に取り付けられ又はこれに一体に形成され、前記ライナー本体から外方に向けて伸び、前記ライナー本体と前記細長い部材との間に接合部が形成され、前記ライナーを配置する工程は、前記細長い部材を通して前記サンプルで前記ライナーを満たすこと、前記ライナーの接合部を密封すること、及び遠心分離の間に前記接合部の密封を維持するようにして前記容器内に前記ライナーを配置することを含む、請求項35ないし42のいずれか1項に記載の方法。
  44. さらに、前記サンプルを遠心分離する工程、及び前記ライナーから前記固形物を採取する工程を含む、請求項35ないし43のいずれか1項に記載の方法。
  45. さらに、前記サンプルを遠心分離する工程、及び前記ライナーを廃棄する行程を含む、請求項35ないし44のいずれか1項に記載の方法。
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