JP2004501398A - 光ファイバ照明を利用した投影システム - Google Patents
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Abstract
複数のタイル(101)から成る投影ディスプレイ装置は、それぞれのタイルに対して1台ある複数のプロジェクタ(400)によって照明される。共通の光源(200)からの光は、第1の光ファイバ・ケーブル・セット(501)を介して光分離ユニット(300)に送られる。分離ユニットは、光を個別の原色に空間的にまたは逐次的に分離する。個別の原色は次いで、第2の光ファイバ・ケーブル・セット(502)を介して個々のプロジェクタに送られる。
Description
【0001】
(発明の背景)
技術分野
本発明は、例えばビデオ画像をディスプレイするのに使用される大型の投影型ディスプレイ装置に関し、詳細には、複数のプロジェクタを備え、1つまたは複数の遠隔光源からこれらのプロジェクタへ照明を導くのに光ファイバを使用する、タイル・ディスプレイ式ディスプレイ・システムに関する。
【0002】
背景技術
消費者の間では、ホーム・シアター、ホーム・アドバタイジングなどの適用向けの高精細大画面ディスプレイに対する要求が高まっている。消費者適用向けの一般的な液晶ディスプレイ(LCD)のSVGA解像度は約600×800画素である。ただしハイエンドの投影型ディスプレイでは最高1920×1080画素のものも導入されている。大型のディスプレイにこのような低い解像度でディスプレイすると画質は受け入れがたいものとなる。例えば、対角10フィート(約305cm)の画像として投影されたSVGAディスプレイの最小画素サイズは約1/8インチ(約3.2mm)×1/8インチである。さらに、コンピュータ・モニタおよび標準型テレビジョンの幅と高さのアスペクト比が4:3であるのに対して、高精細テレビジョンHDTVのそれは16:9である。
【0003】
小さな投影画像「タイル(tile)」を何枚か組み合わせてより大きな合成タイル・ディスプレイ画像とするという発想に基づいて大型の投影型ディスプレイを製作しようとする試みが、例えばBleha他(米国特許第6017123号)などによって、過去にいくつかなされている。輝度の不足およびタイル間の色均一性の欠如のため、従来技術のこれらのシステムは一般に決して満足の行くものではなかった。この色均一性の欠如は一般に、それぞれの投影ランプが、システムの他のランプとは異なる輝度および色特性を示すことになるような、複数のランプの使用によって起こる。たとえそれらが一致した光源、一般にメタル・ハライド・ランプを選択したとしても、輝度および色特性はランプを使用していくうちに変化する。
【0004】
この輝度の不足および色均一性の欠如を補償する試みにおいて、従来技術では、例えばJohnson他に与えられた特許(米国特許第6219099号)に記載されているものなどに、それぞれの投影画像を個別に修正する画像処理機能に接続されたカメラが教示されている。欠点として、このJohnsonの画像処理機能は、輝度の不足および投影されたタイル間の色均一性の欠如を補償するために、ディスプレイ画像に対して使用可能な多くのグレー・シェード(gray shade)を犠牲にしてしまっている。
【0005】
従来技術の投影型ディスプレイにおける他の問題は、メタル・ハライド・ランプなどの高輝度光源が必要であり、この高輝度光源が一般に大量の熱を生み出すことである。この大量の熱によって、液晶ディスプレイのような投影画像ディスプレイ要素の信頼性が低くなる可能性がある。
【0006】
図1に、Kodama他(米国特許第6212013号)によって論じられている従来型の投影型ディスプレイ装置の一例を示す。この装置は、単一のディスプレイまたはタイル・ディスプレイ式ディスプレイのそれぞれのディスプレイ・タイルに対して使用することができる。
【0007】
図1を参照する。リフレクタ(反射手段)2を有する光源ユニット1から発射された白色光は、レンズ3、4、コンバータ5およびレンズ6を通過し、ダイクロイック・ミラーDM1に入射する。このミラーは、赤色光成分Rを透過させ、緑色光成分および青色光成分を反射する。ダイクロイック・ミラーDM1を透過した赤色光成分は次いで全反射ミラーM1で反射され、視野レンズ7Rおよびトリミング・フィルタTRを通過して赤色画像ディスプレイ要素8Rに入射する。ここで赤色光成分は入力信号に従って光学的に調整される。このように光学的に調整された赤色光成分は、調整された青色光成分および調整された緑色光成分とダイクロイック・プリズム9の中で結合され、投影レンズ10へ送られる。
【0008】
一方、ダイクロイック・ミラーDM1で反射された青色および緑色光成分のうち、緑色光成分Gは、別のダイクロイック・ミラーDM2によって反射され、視野レンズ7Gおよびトリミング・フィルタTGを通過して緑色画像ディスプレイ要素8Gに入射する。ここで緑色光成分は入力信号に従って光学的に調整される。このように光学的に調整された緑色光成分は、調整された赤色光成分および調整された青色光成分とダイクロイック・プリズム9の中で結合され、投影レンズ10へ送られる。さらに、ダイクロイック・ミラーDM2を透過した青色光成分Bは、集光レンズ11、全反射ミラーM2、リレー・レンズ12、全反射ミラーM3および視野レンズ7Bを通過して、青色画像ディスプレイ要素8Bに入射する。ここで青色光成分は入力信号に従って光学的に調整される。このように光学的に調整された青色光成分は、調整された赤色光成分および調整された緑色光成分とダイクロイック・プリズム9の中で結合され、投影レンズ10へ送られる。結合ダイクロイック・プリズム9によって結合された3色光は次いで、投影レンズ10によって、図示されていない標的スクリーンまたはディスプレイ・タイルに向かって投影される。
【0009】
ディスプレイ業界では長い間、均一な色および輝度特性を有する、タイル式投影ディスプレイ用の高輝度光源を備えた高精細大型スクリーンが求められている。
【0010】
(発明の概要)
発明の開示
本発明は、共通の光源から高輝度白色光を生み出し、この高輝度白色光を高輝度原色光成分に分離し、これらの高輝度原色光成分を光ファイバ・ケーブルを使用して複数のプロジェクタに結合する。好ましくは、本発明の投影型ディスプレイ・システムがそれぞれのディスプレイ・タイルに対して別々のランプを使用せず、それによって、例えば高さ9フィート(約2.74m)×幅16フィート(約4.88m)の投影ディスプレイ領域全体にわたって、均一なディスプレイ輝度および色均一性を達成する。本発明の新規な一態様では、複数の光源を結合するようにして、光源すなわちランプ過剰の状態(lamp redundancy)を提供しながらもこれらの光源が色および輝度の均一性に関して単一の光源として機能することを可能にする。
【0011】
本発明の一実施形態では、ディスプレイ・タイル1枚につき3台の画像化装置、例えば透過型ポリシリコン(ポリSi)液晶(LC)画像化装置を使用し、それぞれの画像化装置が、赤、緑および青から成るグループから選択された1つの原色に割り当てられる。
【0012】
本発明の他の実施形態では、単一の画像化装置を使用して、全3原色を用いたフレーム・シーケンス(FS)法でそれぞれのディスプレイ・タイルを駆動する。特定の一実施形態では、フレーム・シーケンスがまず最初に赤色情報をディスプレイし、続いて緑、続いて青色情報を永続的なサイクルでディスプレイする。このサイクルは、人間の脳が、あたかも同時にディスプレイされているかのように画像を統合することができるだけの十分な速度である。そのため、本発明のこの実施形態が必要な画像化装置の総数を最小化する。
【0013】
(発明の詳細な説明)
発明実施の形態
まず最初に図2を参照する。タイル・ディスプレイ投影画像100は、個別のディスプレイ・タイル101A...101Nから成る。本発明の好ましい一実施形態は、図2に示すような3行×4列のディスプレイ・タイル・アレイ(タイル配列)を有する。他の実施形態のいては、六角形など長方形以外の形状のディスプレイ・タイルを含むさまざまなタイル構成、および、合成投影ディスプレイが三角形など長方形以外の形状であるタイル構成を有することができる。
【0014】
図2および図3を参照する。それぞれのディスプレイ・タイル101A...101Nは、これらのディスプレイ・タイルのそれぞれに関連するディスプレイ・プロジェクタ400A...400Nから投影された、完全な画像の一部分をディスプレイする。ディスプレイ・プロジェクタ400はそれぞれに、投影レンズ・アセンブリ401および画像化装置410を備える。本発明の一実施形態では画像化装置410が、青色LC装置411、緑色LC装置412および赤色LC装置413から成る3つの透過型ポリシリコン(ポリSi)液晶(LC)装置を、結合光学系414とともに備える。
【0015】
光は、ディスプレイ・プロジェクタ400から離れて位置する単一の光源または光エンジン200によって生み出され、第1の光ファイバ・ケーブル・セット501によって光分離ユニット300に送られる。光分離ユニット300はこの光を受け取り、図示されていない外部制御機構に従って調光(dimming)し、次いで青、緑、赤などの原色成分に分離する。これらの原色成分は、光分離ユニット300から第2の光ファイバ・ケーブル・セット502によってディスプレイ・プロジェクタ400A...400Nへ送られ、そこでディスプレイ画像が形成され、ディスプレイ・タイル101aA...101N上へ投影される。好ましくは、共通の光エンジン200を使用して全てのディスプレイ・タイル100A...100Nを照明する。本発明の他の実施形態では複数の光エンジン200が提供されるが、これら複数の光エンジン200の出力は、光分離ユニット300へ入力される前に、図示されていない結合装置の内部でが結合される。
【0016】
図3を参照して、光エンジン200の構成部品を検討する。アーク・ランプなどの高輝度ランプ201が光を生み出し、生み出された光は楕円ミラー202で反射され、開口203から外へ出る。開口203を出た光は、トラペゾイド(trapezoid)204およびコンセントレータ(concentrator)205の中で集束され、集中される。光は、コンセントレータ205を通して光エンジン200を出る。支持アセンブリ構造210が、光エンジン200の内部の構成部品の必要な位置合せを維持する。
【0017】
光分離ユニット300の構成部品を検討する。光分離ユニット300へ送られた光は、ラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータ(round−to−square morphing collimator)305に受け取られる。適当なラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータは米国特許出願第09/346253号に記載されている。ラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータ305は、Digilens社によって製造されている色感応性光シャッタなどの原色光分離ユニット301、302および303によってs偏光およびp偏光が高い反射率で反射されることを可能にする十分なコリメーション(光線の平行化)を提供する。第2の光ファイバ・ケーブル・セット502に入る光束が均等に分配されるように、光分離ユニット300に入る光が十分に均質化されていることも重要である。このような均質化は、コリメータ305と最初の原色光分離ユニット301の入口との間で実施することができる。さらに、ファイバ502内での損失のため、所与の1台のプロジェクタ400内で、およびプロジェクタ400A〜400N間でファイバ502内の経路長および曲がりが比較的に一定でなければならない。他の実施形態では、光を予め偏光させてから、色感応性ビーム・スプリッタ301、302および303に通す。
【0018】
好ましい一実施形態では、ラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータ305を出た光が、「青」色感応性ビーム・スプリッタ301、「緑」色感応性ビーム・スプリッタ302および「赤」色感応性ビーム・スプリッタ303によってそれぞれの原色成分に分離される。「青」色感応性ビーム・スプリッタ301、「緑」色感応性ビーム・スプリッタ302および「赤」色感応性ビーム・スプリッタ303は、それぞれの原色成分に対して色補正および調光を提供する。調光および色補正機能の副産物である過剰な光はビーム・ダンプ(beam dump)304へ送られる。本発明のこの構成によって、黄/オレンジ色の光バンドを排除することが可能になる。黄/オレンジ色の光バンドは、メタル・ハライド・ランプおよび高圧水銀アーク・ランプでは多く含まれ、赤色の彩度低下(desaturation)につながる。黄/オレンジ色の光バンドの排除は、波長575から600ナノメートルの光バンドを通過させるようにビーム・スプリッタ301、302および303を構成し、この光バンドをビーム・ダンプ304に吸収させることによって達成される。
【0019】
青、緑および赤の原色光成分はそれぞれ、「青」色感応性ビーム・スプリッタ301、「緑」色感応性ビーム・スプリッタ302および「赤」色感応性光シャッタ・ユニット303から、複数のスクエア・ツー・ラウンド・モーフィング・コンセントレータ(square−to−round morphing concentrator)306の1つに送られる。米国特許出願第09/346253号に記載のラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータは、表面が正方形の面から光が入り、表面が円形の面から出ていくとき、スクエア・ツー・ラウンド・モーフィング・コンセントレータとして使用することができる。スクエア・ツー・ラウンド・モーフィング・コンセントレータ306には、第2の光ファイバ・ケーブル・セット502によって駆動されるプロジェクタ400の開口数(NA)を考慮して、光学的なスループットが最適化されるようなテーパが付けられることが好ましい。例示的な一実施形態では、12台のディスプレイ・プロジェクタ400A...400Nおよび36本の第2の光ファイバ・ケーブル502を使用して、12枚のディスプレイ・タイル101から成る、図2に示すような本発明に基づく投影ディスプレイ画像100を生み出す。
【0020】
複数の色感応性ビーム・スプリッタを含む本発明の光分離ユニット構成によって、従来の3原色、赤、緑、青よりも多くの色に可視光スペクトルを分離することができる。本発明の一実施形態では、バンド幅30nmの3つの緑色光成分、例えば505nm〜535nm、535nm〜565nm、565〜595nmの緑色光成分を使用するなど、4色以上の光成分を使用することができる。
【0021】
図3に示した本発明の実施形態では、それぞれのディスプレイ・プロジェクタ400A...400Nが互いに同様の方法で機能する。画像化装置410には分離された原色成分が送られる。それぞれの画像化装置410は、「青色」画像化装置411、「緑色」画像化装置412、「赤色」画像化装置413のような複数の原色画像化装置を備える。それぞれの画像化装置410のところで、これらの複数の原色画像化装置によって一組の個別の原色画像が形成され、それらは色結合装置414の中で結合されてフル・カラーの画像となる。この「並行フレーム(frame parallel)」実施形態では、色結合装置414の中に個別の全てのカラー画像が同時に存在する。ディスプレイ・プロジェクタ400A...400Nから複数のフル・カラー画像が投影レンズ・アセンブリ401を通して投影され、これらの画像は結合して、先に説明したような個別のディスプレイ・タイル101A...101Nから成る大きなタイル・ディスプレイ100を形成する。
【0022】
次に図4を参照すると、本発明の他の例示的な実施形態が示されている。先の図3の実施形態では光分離ユニット300が、第1の光ファイバ・ケーブル・セット501から光入力を受け取り、先に説明した光シャッタ装置301、302および303によって光を空間的に分離して第2の光ファイバ・ケーブル・セット502の個々のケーブルへ送った。この図4の実施形態では、光分離ユニット350が光を別々の色成分にシーケンシャル(sequential)に、すなわち逐次的に分離する。光分離ユニット350は、光学的色感応性装置311、312および313を含み、それぞれの装置は、コントローラ320によって青、緑、赤などの原色の間を所定のパターンで順番に切り替わる。次いでこれらの原色出力は、シーケンシャル・シャッタ装置311、312および313のうちの1つの装置に関連づけられたスクエア・ツー・ラウンド・モーフィング・コンセントレータ、ならびに光ファイバ・ケーブル512を介して、複数のディスプレイ・プロジェクタ450A...450Nへ送られる。この実施形態では、個々の色がディスプレイ・プロジェクタ450の中で再結合されるのではなく、コントローラ320によって制御される色サブフレーム・シーケンスの速度が十分に速いために、よく知られるように色の結合が見る人の眼を通して実施されるのである。そのため、それぞれのディスプレイ・プロジェクタ450は、光ファイバ・ケーブル512を介してシーケンシャルに送られてきたそれぞれの色の光を画像化する役目を果たす単一の画像化装置415を含む。本発明のこの実施形態によって、色分離光学系および再結合光学系をそれぞれのディスプレイ・プロジェクタに関連づける必要性が排除され、ディスプレイ・プロジェクタ間の色のバランスが維持され、それぞれのディスプレイ・プロジェクタの構造が単純になる。
【0023】
図4に基づく例示的な特定の一実施形態では、個別の1本の光ファイバ・ケーブル512をそれぞれが有する12台のディスプレイ・プロジェクタ450を、図2に示した12枚のディスプレイ・タイル101に対して利用する。シーケンシャル・シャッタ装置311、312および313はそれぞれ、4台のプロジェクタ450に関連づけられる。
【0024】
本発明の他の実施形態では、可視光スペクトルを3「原」色よりも多くの光成分に空間的に分離することができる。
本発明の他の実施形態では、先に説明した液晶ベースの画像化装置の代わりに、マイクロ・エレクトロメカニカル・システム(MEMS)ベースの画像化装置が使用される。企図される本発明の他の実施形態では、リフレクティブ・リキッド・クリスタル・オン・シリコン(RCOS)などの他の透過型および反射型画像化装置を使用して投影画像を生み出す。
【0025】
本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく代替の実施形態を考案することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来の投影型ディスプレイ装置の一例を示す図である。
【図2】
12枚の個別のディスプレイ・タイルに分割された投影ディスプレイ画像を示す図である。
【図3】
並行動作する透過型ポリシリコン(ポリSi)液晶(LC)画像化装置を使用した、本発明の例示的な一実施形態を示す図である。ディスプレイ・タイル1枚につきこのような装置が3台使用され、それぞれの装置には、赤、緑、青から成るグループから選択された1つの原色が割り当てられる。
【図4】
色サブフレームをシーケンシャル(逐次的)にディスプレイする、本発明の他の例示的な実施形態を示す図である。
(発明の背景)
技術分野
本発明は、例えばビデオ画像をディスプレイするのに使用される大型の投影型ディスプレイ装置に関し、詳細には、複数のプロジェクタを備え、1つまたは複数の遠隔光源からこれらのプロジェクタへ照明を導くのに光ファイバを使用する、タイル・ディスプレイ式ディスプレイ・システムに関する。
【0002】
背景技術
消費者の間では、ホーム・シアター、ホーム・アドバタイジングなどの適用向けの高精細大画面ディスプレイに対する要求が高まっている。消費者適用向けの一般的な液晶ディスプレイ(LCD)のSVGA解像度は約600×800画素である。ただしハイエンドの投影型ディスプレイでは最高1920×1080画素のものも導入されている。大型のディスプレイにこのような低い解像度でディスプレイすると画質は受け入れがたいものとなる。例えば、対角10フィート(約305cm)の画像として投影されたSVGAディスプレイの最小画素サイズは約1/8インチ(約3.2mm)×1/8インチである。さらに、コンピュータ・モニタおよび標準型テレビジョンの幅と高さのアスペクト比が4:3であるのに対して、高精細テレビジョンHDTVのそれは16:9である。
【0003】
小さな投影画像「タイル(tile)」を何枚か組み合わせてより大きな合成タイル・ディスプレイ画像とするという発想に基づいて大型の投影型ディスプレイを製作しようとする試みが、例えばBleha他(米国特許第6017123号)などによって、過去にいくつかなされている。輝度の不足およびタイル間の色均一性の欠如のため、従来技術のこれらのシステムは一般に決して満足の行くものではなかった。この色均一性の欠如は一般に、それぞれの投影ランプが、システムの他のランプとは異なる輝度および色特性を示すことになるような、複数のランプの使用によって起こる。たとえそれらが一致した光源、一般にメタル・ハライド・ランプを選択したとしても、輝度および色特性はランプを使用していくうちに変化する。
【0004】
この輝度の不足および色均一性の欠如を補償する試みにおいて、従来技術では、例えばJohnson他に与えられた特許(米国特許第6219099号)に記載されているものなどに、それぞれの投影画像を個別に修正する画像処理機能に接続されたカメラが教示されている。欠点として、このJohnsonの画像処理機能は、輝度の不足および投影されたタイル間の色均一性の欠如を補償するために、ディスプレイ画像に対して使用可能な多くのグレー・シェード(gray shade)を犠牲にしてしまっている。
【0005】
従来技術の投影型ディスプレイにおける他の問題は、メタル・ハライド・ランプなどの高輝度光源が必要であり、この高輝度光源が一般に大量の熱を生み出すことである。この大量の熱によって、液晶ディスプレイのような投影画像ディスプレイ要素の信頼性が低くなる可能性がある。
【0006】
図1に、Kodama他(米国特許第6212013号)によって論じられている従来型の投影型ディスプレイ装置の一例を示す。この装置は、単一のディスプレイまたはタイル・ディスプレイ式ディスプレイのそれぞれのディスプレイ・タイルに対して使用することができる。
【0007】
図1を参照する。リフレクタ(反射手段)2を有する光源ユニット1から発射された白色光は、レンズ3、4、コンバータ5およびレンズ6を通過し、ダイクロイック・ミラーDM1に入射する。このミラーは、赤色光成分Rを透過させ、緑色光成分および青色光成分を反射する。ダイクロイック・ミラーDM1を透過した赤色光成分は次いで全反射ミラーM1で反射され、視野レンズ7Rおよびトリミング・フィルタTRを通過して赤色画像ディスプレイ要素8Rに入射する。ここで赤色光成分は入力信号に従って光学的に調整される。このように光学的に調整された赤色光成分は、調整された青色光成分および調整された緑色光成分とダイクロイック・プリズム9の中で結合され、投影レンズ10へ送られる。
【0008】
一方、ダイクロイック・ミラーDM1で反射された青色および緑色光成分のうち、緑色光成分Gは、別のダイクロイック・ミラーDM2によって反射され、視野レンズ7Gおよびトリミング・フィルタTGを通過して緑色画像ディスプレイ要素8Gに入射する。ここで緑色光成分は入力信号に従って光学的に調整される。このように光学的に調整された緑色光成分は、調整された赤色光成分および調整された青色光成分とダイクロイック・プリズム9の中で結合され、投影レンズ10へ送られる。さらに、ダイクロイック・ミラーDM2を透過した青色光成分Bは、集光レンズ11、全反射ミラーM2、リレー・レンズ12、全反射ミラーM3および視野レンズ7Bを通過して、青色画像ディスプレイ要素8Bに入射する。ここで青色光成分は入力信号に従って光学的に調整される。このように光学的に調整された青色光成分は、調整された赤色光成分および調整された緑色光成分とダイクロイック・プリズム9の中で結合され、投影レンズ10へ送られる。結合ダイクロイック・プリズム9によって結合された3色光は次いで、投影レンズ10によって、図示されていない標的スクリーンまたはディスプレイ・タイルに向かって投影される。
【0009】
ディスプレイ業界では長い間、均一な色および輝度特性を有する、タイル式投影ディスプレイ用の高輝度光源を備えた高精細大型スクリーンが求められている。
【0010】
(発明の概要)
発明の開示
本発明は、共通の光源から高輝度白色光を生み出し、この高輝度白色光を高輝度原色光成分に分離し、これらの高輝度原色光成分を光ファイバ・ケーブルを使用して複数のプロジェクタに結合する。好ましくは、本発明の投影型ディスプレイ・システムがそれぞれのディスプレイ・タイルに対して別々のランプを使用せず、それによって、例えば高さ9フィート(約2.74m)×幅16フィート(約4.88m)の投影ディスプレイ領域全体にわたって、均一なディスプレイ輝度および色均一性を達成する。本発明の新規な一態様では、複数の光源を結合するようにして、光源すなわちランプ過剰の状態(lamp redundancy)を提供しながらもこれらの光源が色および輝度の均一性に関して単一の光源として機能することを可能にする。
【0011】
本発明の一実施形態では、ディスプレイ・タイル1枚につき3台の画像化装置、例えば透過型ポリシリコン(ポリSi)液晶(LC)画像化装置を使用し、それぞれの画像化装置が、赤、緑および青から成るグループから選択された1つの原色に割り当てられる。
【0012】
本発明の他の実施形態では、単一の画像化装置を使用して、全3原色を用いたフレーム・シーケンス(FS)法でそれぞれのディスプレイ・タイルを駆動する。特定の一実施形態では、フレーム・シーケンスがまず最初に赤色情報をディスプレイし、続いて緑、続いて青色情報を永続的なサイクルでディスプレイする。このサイクルは、人間の脳が、あたかも同時にディスプレイされているかのように画像を統合することができるだけの十分な速度である。そのため、本発明のこの実施形態が必要な画像化装置の総数を最小化する。
【0013】
(発明の詳細な説明)
発明実施の形態
まず最初に図2を参照する。タイル・ディスプレイ投影画像100は、個別のディスプレイ・タイル101A...101Nから成る。本発明の好ましい一実施形態は、図2に示すような3行×4列のディスプレイ・タイル・アレイ(タイル配列)を有する。他の実施形態のいては、六角形など長方形以外の形状のディスプレイ・タイルを含むさまざまなタイル構成、および、合成投影ディスプレイが三角形など長方形以外の形状であるタイル構成を有することができる。
【0014】
図2および図3を参照する。それぞれのディスプレイ・タイル101A...101Nは、これらのディスプレイ・タイルのそれぞれに関連するディスプレイ・プロジェクタ400A...400Nから投影された、完全な画像の一部分をディスプレイする。ディスプレイ・プロジェクタ400はそれぞれに、投影レンズ・アセンブリ401および画像化装置410を備える。本発明の一実施形態では画像化装置410が、青色LC装置411、緑色LC装置412および赤色LC装置413から成る3つの透過型ポリシリコン(ポリSi)液晶(LC)装置を、結合光学系414とともに備える。
【0015】
光は、ディスプレイ・プロジェクタ400から離れて位置する単一の光源または光エンジン200によって生み出され、第1の光ファイバ・ケーブル・セット501によって光分離ユニット300に送られる。光分離ユニット300はこの光を受け取り、図示されていない外部制御機構に従って調光(dimming)し、次いで青、緑、赤などの原色成分に分離する。これらの原色成分は、光分離ユニット300から第2の光ファイバ・ケーブル・セット502によってディスプレイ・プロジェクタ400A...400Nへ送られ、そこでディスプレイ画像が形成され、ディスプレイ・タイル101aA...101N上へ投影される。好ましくは、共通の光エンジン200を使用して全てのディスプレイ・タイル100A...100Nを照明する。本発明の他の実施形態では複数の光エンジン200が提供されるが、これら複数の光エンジン200の出力は、光分離ユニット300へ入力される前に、図示されていない結合装置の内部でが結合される。
【0016】
図3を参照して、光エンジン200の構成部品を検討する。アーク・ランプなどの高輝度ランプ201が光を生み出し、生み出された光は楕円ミラー202で反射され、開口203から外へ出る。開口203を出た光は、トラペゾイド(trapezoid)204およびコンセントレータ(concentrator)205の中で集束され、集中される。光は、コンセントレータ205を通して光エンジン200を出る。支持アセンブリ構造210が、光エンジン200の内部の構成部品の必要な位置合せを維持する。
【0017】
光分離ユニット300の構成部品を検討する。光分離ユニット300へ送られた光は、ラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータ(round−to−square morphing collimator)305に受け取られる。適当なラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータは米国特許出願第09/346253号に記載されている。ラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータ305は、Digilens社によって製造されている色感応性光シャッタなどの原色光分離ユニット301、302および303によってs偏光およびp偏光が高い反射率で反射されることを可能にする十分なコリメーション(光線の平行化)を提供する。第2の光ファイバ・ケーブル・セット502に入る光束が均等に分配されるように、光分離ユニット300に入る光が十分に均質化されていることも重要である。このような均質化は、コリメータ305と最初の原色光分離ユニット301の入口との間で実施することができる。さらに、ファイバ502内での損失のため、所与の1台のプロジェクタ400内で、およびプロジェクタ400A〜400N間でファイバ502内の経路長および曲がりが比較的に一定でなければならない。他の実施形態では、光を予め偏光させてから、色感応性ビーム・スプリッタ301、302および303に通す。
【0018】
好ましい一実施形態では、ラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータ305を出た光が、「青」色感応性ビーム・スプリッタ301、「緑」色感応性ビーム・スプリッタ302および「赤」色感応性ビーム・スプリッタ303によってそれぞれの原色成分に分離される。「青」色感応性ビーム・スプリッタ301、「緑」色感応性ビーム・スプリッタ302および「赤」色感応性ビーム・スプリッタ303は、それぞれの原色成分に対して色補正および調光を提供する。調光および色補正機能の副産物である過剰な光はビーム・ダンプ(beam dump)304へ送られる。本発明のこの構成によって、黄/オレンジ色の光バンドを排除することが可能になる。黄/オレンジ色の光バンドは、メタル・ハライド・ランプおよび高圧水銀アーク・ランプでは多く含まれ、赤色の彩度低下(desaturation)につながる。黄/オレンジ色の光バンドの排除は、波長575から600ナノメートルの光バンドを通過させるようにビーム・スプリッタ301、302および303を構成し、この光バンドをビーム・ダンプ304に吸収させることによって達成される。
【0019】
青、緑および赤の原色光成分はそれぞれ、「青」色感応性ビーム・スプリッタ301、「緑」色感応性ビーム・スプリッタ302および「赤」色感応性光シャッタ・ユニット303から、複数のスクエア・ツー・ラウンド・モーフィング・コンセントレータ(square−to−round morphing concentrator)306の1つに送られる。米国特許出願第09/346253号に記載のラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータは、表面が正方形の面から光が入り、表面が円形の面から出ていくとき、スクエア・ツー・ラウンド・モーフィング・コンセントレータとして使用することができる。スクエア・ツー・ラウンド・モーフィング・コンセントレータ306には、第2の光ファイバ・ケーブル・セット502によって駆動されるプロジェクタ400の開口数(NA)を考慮して、光学的なスループットが最適化されるようなテーパが付けられることが好ましい。例示的な一実施形態では、12台のディスプレイ・プロジェクタ400A...400Nおよび36本の第2の光ファイバ・ケーブル502を使用して、12枚のディスプレイ・タイル101から成る、図2に示すような本発明に基づく投影ディスプレイ画像100を生み出す。
【0020】
複数の色感応性ビーム・スプリッタを含む本発明の光分離ユニット構成によって、従来の3原色、赤、緑、青よりも多くの色に可視光スペクトルを分離することができる。本発明の一実施形態では、バンド幅30nmの3つの緑色光成分、例えば505nm〜535nm、535nm〜565nm、565〜595nmの緑色光成分を使用するなど、4色以上の光成分を使用することができる。
【0021】
図3に示した本発明の実施形態では、それぞれのディスプレイ・プロジェクタ400A...400Nが互いに同様の方法で機能する。画像化装置410には分離された原色成分が送られる。それぞれの画像化装置410は、「青色」画像化装置411、「緑色」画像化装置412、「赤色」画像化装置413のような複数の原色画像化装置を備える。それぞれの画像化装置410のところで、これらの複数の原色画像化装置によって一組の個別の原色画像が形成され、それらは色結合装置414の中で結合されてフル・カラーの画像となる。この「並行フレーム(frame parallel)」実施形態では、色結合装置414の中に個別の全てのカラー画像が同時に存在する。ディスプレイ・プロジェクタ400A...400Nから複数のフル・カラー画像が投影レンズ・アセンブリ401を通して投影され、これらの画像は結合して、先に説明したような個別のディスプレイ・タイル101A...101Nから成る大きなタイル・ディスプレイ100を形成する。
【0022】
次に図4を参照すると、本発明の他の例示的な実施形態が示されている。先の図3の実施形態では光分離ユニット300が、第1の光ファイバ・ケーブル・セット501から光入力を受け取り、先に説明した光シャッタ装置301、302および303によって光を空間的に分離して第2の光ファイバ・ケーブル・セット502の個々のケーブルへ送った。この図4の実施形態では、光分離ユニット350が光を別々の色成分にシーケンシャル(sequential)に、すなわち逐次的に分離する。光分離ユニット350は、光学的色感応性装置311、312および313を含み、それぞれの装置は、コントローラ320によって青、緑、赤などの原色の間を所定のパターンで順番に切り替わる。次いでこれらの原色出力は、シーケンシャル・シャッタ装置311、312および313のうちの1つの装置に関連づけられたスクエア・ツー・ラウンド・モーフィング・コンセントレータ、ならびに光ファイバ・ケーブル512を介して、複数のディスプレイ・プロジェクタ450A...450Nへ送られる。この実施形態では、個々の色がディスプレイ・プロジェクタ450の中で再結合されるのではなく、コントローラ320によって制御される色サブフレーム・シーケンスの速度が十分に速いために、よく知られるように色の結合が見る人の眼を通して実施されるのである。そのため、それぞれのディスプレイ・プロジェクタ450は、光ファイバ・ケーブル512を介してシーケンシャルに送られてきたそれぞれの色の光を画像化する役目を果たす単一の画像化装置415を含む。本発明のこの実施形態によって、色分離光学系および再結合光学系をそれぞれのディスプレイ・プロジェクタに関連づける必要性が排除され、ディスプレイ・プロジェクタ間の色のバランスが維持され、それぞれのディスプレイ・プロジェクタの構造が単純になる。
【0023】
図4に基づく例示的な特定の一実施形態では、個別の1本の光ファイバ・ケーブル512をそれぞれが有する12台のディスプレイ・プロジェクタ450を、図2に示した12枚のディスプレイ・タイル101に対して利用する。シーケンシャル・シャッタ装置311、312および313はそれぞれ、4台のプロジェクタ450に関連づけられる。
【0024】
本発明の他の実施形態では、可視光スペクトルを3「原」色よりも多くの光成分に空間的に分離することができる。
本発明の他の実施形態では、先に説明した液晶ベースの画像化装置の代わりに、マイクロ・エレクトロメカニカル・システム(MEMS)ベースの画像化装置が使用される。企図される本発明の他の実施形態では、リフレクティブ・リキッド・クリスタル・オン・シリコン(RCOS)などの他の透過型および反射型画像化装置を使用して投影画像を生み出す。
【0025】
本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく代替の実施形態を考案することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来の投影型ディスプレイ装置の一例を示す図である。
【図2】
12枚の個別のディスプレイ・タイルに分割された投影ディスプレイ画像を示す図である。
【図3】
並行動作する透過型ポリシリコン(ポリSi)液晶(LC)画像化装置を使用した、本発明の例示的な一実施形態を示す図である。ディスプレイ・タイル1枚につきこのような装置が3台使用され、それぞれの装置には、赤、緑、青から成るグループから選択された1つの原色が割り当てられる。
【図4】
色サブフレームをシーケンシャル(逐次的)にディスプレイする、本発明の他の例示的な実施形態を示す図である。
Claims (20)
- 複数の個別のタイルから成る投影ディスプレイのための投影型ディスプレイ・システムであって、
光を生み出す照明源と、
複数の個別の成分色に光を分離するための光分離ユニットと、
前記源から前記光分離ユニットに光を送るための第1の光ファイバ・ケーブルと、
それぞれが前記ディスプレイの1枚のタイルに関連づけられた複数のプロジェクタと、
光の個々の色を前記光分離ユニットから前記プロジェクタに送るための第2の光ファイバ・ケーブルと
を備えた投影型ディスプレイ・システム。 - 前記光分離ユニットが、それぞれが単一の成分色に光を分離する個別の複数の光分離装置を備えた、請求項1に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 前記第2の光ファイバ・ケーブルが、それぞれの成分色に対する、前記個別の光分離装置から前記プロジェクタへの個別の光ファイバ・ケーブルを含む、請求項2に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 前記光分離ユニットが、光を4色以上の成分色に分離する、請求項1に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- それぞれの第1の光ファイバ・ケーブルが、ラウンド・ツー・スクエア・モーフィング・コリメータで前記光分離ユニットに接続された、請求項1に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 前記光分離ユニットが、スクエア・ツー・ラウンド・モーフィング・コンセントレータでそれぞれの第2の光ファイバ・ケーブルに接続された、請求項1に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 前記光分離ユニットが、スクエア・ツー・ラウンド・モーフィング・コンセントレータでそれぞれの第2の光ファイバ・ケーブルに接続された、請求項1に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- それぞれの前記個別の光分離装置が、波長575から600ナノメートルの光バンドを通過させるビーム・スプリッタであり、前記光分離ユニットがさらに、前記光バンドを吸収するビーム・ダンプを備えた、請求項2に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- それぞれの前記プロジェクタが、前記第2の光ファイバ・ケーブルからの個別の成分色をそれぞれの前記プロジェクタのところで結合する結合光学系と、結合された光をディスプレイのタイル上へ投影するための投影レンズとを含む、請求項4に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 前記照明源が単一の光エンジンを備え、前記光エンジンがさらに、
光を生み出す高輝度ランプと、
複数の開口と、
高輝度ランプによって生み出された光を反射し、それによって前記光が前記開口から外へ出るようにする複数の楕円ミラーと
を備え、
前記開口が、第1の複数の光ファイバ・ケーブルへ光を通過させる、
請求項1に記載の投影型ディスプレイ・システム。 - 前記光分離ユニットが、光を複数の成分色にシーケンシャルに分離する、請求項1に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 前記複数の成分色が4色以上の成分色を含む、請求項11に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 前記光分離ユニットに接続されたシーケンス・コントローラであって、ディスプレイ・タイルを見ている人がその光を結合された光として見るだけの十分に速い速度で前記ユニットが光をシーケンシャルに分離するようにするシーケンス・コントローラをさらに備えた、請求項11に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 前記第2の複数のケーブルが、前記光分離ユニットからそれぞれの前記プロジェクタへの単一の光ファイバ・ケーブルを含む、請求項11に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 複数の個別のディスプレイ・タイルから成るタイル式投影ディスプレイのためのタイル・ディスプレイ式投影型ディスプレイ・システムであって、
複数のディスプレイ・プロジェクタ
を備え、
それぞれの個別のディスプレイ・タイルが、対応する前記ディスプレイ・プロジェクタに関連づけられており、
さらに、
光を生み出し、第1の複数の光ファイバ・ケーブルの中へ前記光を送る照明源と、
照明源によって生み出された光を受け取り、前記光を原色成分に分離し、前記ディスプレイ・プロジェクタに接続された第2の複数の光ファイバ・ケーブルの中へ前記原色成分を送る光分離ユニットと
を備えた投影型ディスプレイ・システム。 - それぞれの前記ディスプレイ・プロジェクタが、複数の透過型ポリシリコン液晶装置を備えた画像化ユニットを含む、請求項15に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- それぞれの前記ディスプレイ・プロジェクタが、複数のマイクロ・エレクトロメカニカル・システム装置を備えた画像化ユニットを含む、請求項15に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 前記照明源が単一の光エンジンを備え、前記光エンジンがさらに、
光を生み出す高輝度ランプと、
複数の開口と、
高輝度ランプによって生み出された光を反射し、それによって前記光が前記開口から外へ出るようにする複数の楕円ミラーと
を備え、
前記開口が、第1の複数の光ファイバ・ケーブルへ光を通過させる、
請求項15に記載の投影型ディスプレイ・システム。 - 前記光分離ユニットが前記光を空間的に分離する、請求項15に記載の投影型ディスプレイ・システム。
- 前記光分離ユニットが前記光をシーケンシャルに分離する、請求項15に記載の投影型ディスプレイ・システム。
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