JP2004501168A - 人や動物の臭いを追跡する蚊の能力を阻害する方法と組成物 - Google Patents

人や動物の臭いを追跡する蚊の能力を阻害する方法と組成物 Download PDF

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Abstract

【目的】
【構成】式(I)〔式中Rは1〜4個の炭素原子のアルキル基、R及びRはそれぞれ独立に1〜約12個の炭素原子を含有する飽和又は不飽和脂肪族炭化水素基であり、RはCHである〕の1−アルケン−3−オール類のエステル類及び式(II)の1−アルキン−3−オール類のエステル類からなる群から選択される少なくとも1種の阻害化合物の阻害有効量を空間領域中に分配する(小出しする)ことによって嗅覚で知覚される物質が標的から放出されることによる標的の位置を知る蚊の能力が阻害される。
【化1】
Figure 2004501168

【化2】

Description

【0001】
【産業上の利用分野(発明の分野)】
本発明は臭いの検出によって蚊が人又は動物の体の位置を知り追跡する能力を阻害する為の方法及び組成物に関する。より詳しくは本発明は臭いの検出によって蚊が人又は動物を検出する能力を阻害する為の組成物及び装置に於けるある種の化合物の用途に間する。
【0002】
【従来の技術(背景)】
蚊にくわれる(刺される)ことから人を保護する為の化合物、組成物及び処方物はこの分野で知られている。一般にこれらの化合物、組成物及び処方物は、局所又は表面へ適用されたときに人の皮膚上にそれらが蚊除けをするのに十分な時間持続して存在し続ける能力に基づくものである。数多くの助剤物質が人の皮膚に対し蚊除け物質(レペラント)の持続を増加するために蚊除け物質に対して加えられてきた。しかしながら、既知の蚊除け物質の蚊除け能力を改良する種々の試みにも拘わらず、これらの試みはそのような蚊除け剤を使用した殆ど誰もが証言するように一般には巧くいかなかった。
【0003】
従って、この分野では蚊に対する新規でより効果的な蚊除け物質の探求がなされている。しかしながら、多くの蚊除け剤は限られた程度の蚊除け能力を有するのみであり、一般に実際的に効果的ではないことがわかっているので効果的な蚊除け剤に対する探求は一般に成功をみなかった。従って、蚊が人及び他の標的、例えば家畜の位置を知り刺すことを遅らせる為のより効果的な手段の必要性が存在する。さらにこの必要性は、蚊が重大な病気のキャリアであって標的を刺す蚊によってその病気が標的に移されることが発見されたので、この必要性は最近になってより差し迫った、急がねばならないこととなった。更に環境的に好ましくない殺虫剤の使用を減少することが出来るということの必要性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題(発明のまとめ)】
本発明者等は蚊除け剤として提案されてきたこれまでの化合物類、組成物類及び処方物類が必要な効果に欠けていたのは、蚊が標的の嗅覚的放出によって標的の位置を知り標的に引き寄せられるその能力によるものであることを発見した。即ち、標的となる可能性のあるものが位置している区域または空間に蚊が進入すると蚊は標的の嗅覚的放出によって標的に引き寄せられることができ、そしてこの嗅覚的な誘引は標的に適用されている蚊除け化合物、組成物又は処方物のどんな蚊除け活性にも勝ってしまうのに十分であるからなのである。従って本発明は阻害化合物(類)の有効量が3次元的な大気空間中に分配(施用又は小出し)された時に嗅覚的に標的を追跡する蚊の能力を阻害する為の方法及び装置に於いて使用できる化合物を含有している組成物及び処方物を提供するものである。
【0005】
本発明に従うと、式
【化5】
Figure 2004501168
の1−アルケン−3−オール類の低級アルキルエステル類及び 式:
【化6】
Figure 2004501168
の1−アルキン−3−オール類の低級アルキルエステル類
〔式中Rは1〜4個の炭素原子のアルキル基であり、R及びRはそれぞれ独立に1〜約12個の炭素原子を含有している飽和又は不飽和脂肪族炭化水素基であり、そしてRは水素又はCH、好ましくはCHである〕からなる群から選択される少なくとも1種の阻害化合物の阻害有効量を空間上の領域に分配(施用又は小出し)することにより蚊の標的の位置を知る能力が阻害される。好ましくはRはH又はCHであり、R及びRはC11であり、RはCHであり、即ちリナロールの蟻酸エステル類及び酢酸エステル類である。
【0006】
阻害化合物は阻害化合物の阻害有効量を提供するのに十分な任意の適当な手段によって三次元大気空間中に分配することが出来る。例えば、そのような分配手段には任意の適当な組成物又は処方物から阻害化合物を蒸発、微粒化(アトマイゼーション又は噴霧)及びイオン分散させることが含まれる。そのような組成物又は処方物は一般に少なくとも1種の阻害化合物を含有している基剤ビヒクル(賦形剤)からなっているであろう。
【0007】
【課題を解決する手段(発明の詳細なまとめ)】
本発明者らは式:
【化7】
Figure 2004501168
の1−アルケン−3−オール類の低級アルキルエステル類
及び式
【化8】
Figure 2004501168
の1−アルキン−3−オール類の低級アルキルエステル類〔式中Rは1〜4個の炭素原子のアルキル基であり、R及びRはそれぞれ独立に1〜約12個の炭素原子を含有している飽和又は不飽和脂肪族炭化水素基であり、そしてRは水素又はCHである〕からなる群から選択される少なくとも1種の阻害化合物の有効量が三次元的な環境空間の大気中に分配(施用又は小出し)されたならば、標的、例えば人又は家畜の嗅覚的な放出により、蚊の標的の位置を知って追跡する能力が阻害されることを発見した。
【0008】
処方剤の1−アルケン−3−オール又は1−アルキン−3−オールの任意の適当な低級アルキルエステル類を本発明の方法、組成物及び装置中に於いて用いることが出来る。好ましい適当な阻害化合物類はネロリドール、3−メチル−1−オクテン−3−オール、リナロール及びデヒドロリナロールの蟻酸エステル類及び酢酸エステル類(ホルメートエステル類及びアセテートエステル類)である。特定の蚊の種に依存して1−アルキン−3−オールのエステル類又は1−アルケン−3−オールのエステル類の一方の類が、他方の化合物の類よりも良い阻害剤であり、そしてそれらの蚊の種に対しより好ましい。阻害化合物類はそのような化合物類の単独で又はそのような化合物類の2二又はそれ以上の混合物として使用することが出来る。
【0009】
阻害化合物(類)の適当な阻害有効量を用いることができる。そのような阻害有効量は処理されるべき環境区域の土地又は基礎の表面積の平方フィートに基づいて約0.000005グラム/時/フィート(0.000054g/時/m)〜約0.004グラム/時/フィート(0.043g/時/m)の範囲、好ましくは約0.00015グラム/時/フィート(0.0016g/時/m)〜約0.0002グラム/時/フィート(0.0022g/時/m)の範囲内の量、そして特に約0.00016グラム/時/フィートの量を含むことが出来る。
【0010】
本発明で使用する阻害化合物類は阻害化合物類の本質的に純粋な形態で又は阻害化合物の阻害有効量を分配(施用又は小出し)するのに実際的且つ実施可能にするのに十分な阻害化合物の濃度を有している天然の精油の成分として提供することが出来る。一般に精油は重量で少なくとも約2%、好ましくは少なくとも約5%、そして特に少なくとも50%の阻害化合物の濃度を含有するであろう。例えば、阻害化合物は合成的に製造された本質的に純粋な化合物として又はバジル油、ホーウッド油等の精油の成分として提供することが出来る。
【0011】
本発明の阻害化合物は化合物の阻害有効量を分配するのに適した任意の処方で用いることが出来る。化合物は一般に阻害化合物を含有している適当なビヒクル(賦形剤)からなる処方剤で用いられるであろう。例えば阻害化合物はコネチカット州ウォータータウンのコスターコイネン(Koster Keunen)から入手出来る媒体又はビヒクル等の、環境温度(室温その他の普通の温度)に於いて種々の阻害化合物の望ましい量を放出するように工学的処理された特別に処方されたワックス状の媒体又はビヒクル(賦形剤)中に処方されることが出来る。例えばコスターコイネン社から入手出来るそのようなワックス状の媒体はインセクトレペレントワックスバーナンバー9(Insect Repellent Wax Bar No.9)として知られ、これは次の一般組成を有しているワックスのブレンドである:C16〜C22の炭素鎖長の範囲の脂肪酸、C16〜C22の炭素鎖長の範囲の脂肪族アルコール、C19〜C47の炭素鎖長の範囲のパラフィン系炭化水素、C23〜C69の炭素鎖長の範囲の分枝鎖炭化水素類、カンデリラ蝋及びカルナバ蝋等の蜜蝋及び他の天然蝋。ワックス混合物は一般に約20〜60%の範囲の本発明の阻害化合物類の濃度で処方され、そして処方剤は約75℃〜約45℃で変化し得る凝固点を有している。別の方法としては、阻害化合物は阻害化合物の有効量を放出するのに適した多孔質媒体又はビヒクル(賦形剤)中に処方されることが出来る。そのような多孔質媒体又はビヒクルの例として、阻害化合物が微孔質の膜に浸透し、そして環境に放出されるように阻害化合物を徐々に放出する阻害化合物の飽和された繊維のブロックを包み込んでいる微孔質物質を有しているポリエステルの膜材料があげられる。そのような多孔質膜は、ワールド オブ フラグランス(登録商標)カップとして知られているものがコネチカット州ウォーターバリーのウォーターバリー(Waterbury)カンパニーから入手出来る。
【0012】
処方剤は阻害化合物を分配する任意の適当な容器又は装置中に入れることが出来る。例えば処方剤は阻害化合物を含有している多孔質の媒体又はワックス状の媒体から阻害化合物のファン駆動により蒸発させることが出来るように、適当なファンを備えた装置中に入れることが出来る。そのようなファンを装備した例としてウォーターバリーカンパニーズインコーポレイテッド(Waterbury Companies, Inc.)の米国特許5370829で開示された装置及びバイオセンソリーインセクトコーポレーション(Biosensory Insect Corporation)の米国特許5799436中に開示された装置をあげることができ、上記特許のそれぞれは参照によって本明細書に含められる。
【0013】
阻害化合物を分配する別の適当な手段は、英国のブリーレリーヒル(Brierery Hill)のブランデンブルグ リミテッド(Brandenburg, Ltd.)から入手できるザロニックウインド(the lonic Wind)(登録商標)装置等の適当な微粒化(アトマイゼーション又は噴霧)装置又はイオン分散装置からの、適当な寸法にされた正電荷を持つ液滴として、化合物の微粒化(アトマイゼーション又は噴霧)及び/又はイオン分散による。
【0014】
本発明の阻害化合物は例えばエデス タエニオリンカス(Aedes taeniorhyncus)(ブラック サルト マルシュ モスキート)(Black Salt Marsh mosquito)、キュレックス ニグリパルパス(Culex nigripalpus)、エデス エジプティ(Aedes aegypti)、エデス アルボピクタス(Aedes albopictus)(アジアン タイガー モスキート)(Asian Tiger mosquito)、キュレックス ピピエンス(Culex pipiens)(一般の家蚊)、キュレックス クインクエファスシアタス(Culex quinquefasciatus)、アノフェレス ガンビア(Anopheles gambiae)等の蚊に対して有効である。
【0015】
本発明の用途を次の非限定的な実施例によって説明する。
【0016】
【実施例1】
J.Med.Entomol.35(3),330−334(1998)にポジー等(Posey et al.)によって詳細に説明及び記載がされているトリプルケージ(3籠式)、デュアルポート(2ポート型)オルファクトメーター(嗅覚計)を実験室で飼育した成熟した雌のエデスエジプティ蚊(Aedesu aegypti)の6〜8日の齢のものの応答を試験するために使用した。このシステムは2つの異なる刺激の間で蚊が選択をすることが出来るようにするものである。嗅覚計は透明なアクリルで造られており、タイヤ付形態の3つの試験室を含み、対になった除去できるスリーブを有しており、各試験室上に蚊のトラップを有しており、そして正確な温度(±0.5℃)及び相対湿度(±2%)の制御を可能とする濾過された外部空気の供給システムを備えている。一度に一つの試験室のみを試験に使用した。選択ポート、蚊のトラップ及び嗅覚計(オルファクトメーター)に入れる前に外部空気を一連の木炭フィルターを通過させ次に必要であれば加熱及び加湿をすることによって状態調整した。
【0017】
試験の一時間前に、約6〜8日の齢の約70〜約93匹の雌のエデスエジプティ(Ae. aegypti)の蚊を嗅覚計の室中に吸引し、そして試験一時間前に嗅覚計に慣れさせた。試験化合物をトラップと嗅覚計の室の風上の試験ポート中に入れた。ケージの位置については完全にランダマイズされた設計を使用した。
【0018】
競争試験を実施した。これらの競争試験で、阻害化合物を複数のポートの1つに入れた(処理ポート)。第2のポート(チェックポート)は同じ装置であったが化学的阻害化合物が存在しないものを有した。これらの試験で250μl(マイクロリットル)の阻害化合物が真空オーブン中で浄化及び滅菌され次に汚染の機会を最少にするために手袋でのみ取り扱われたパイレックス(登録商標)ガラス製のペトリ皿(60x15ミリメーター)中に提供され、そして500μlのクララスラッジ(Clara Sludge)(CS)即ち合成の人の誘引剤を含有する別のペトリ皿とともに1つのポート(処理ポート)中に入れた。他のポート(チェックポート)は阻害化合物を有しない未処理ペトリ皿及び500μlのCSを含有している第2のペトリ皿を含有していた。これらの試験で試験化合物の250μlの濃度を使用した。各試験は3分間の期間実施され、餌のつけられたポート中に捕らえられた蚊の数及びケージ中に残っている蚊の数をカウントした。次にデータは、ケージ中の全部の蚊に対する各ポートに引き寄せられた蚊のパーセント、そしてケージ中に残っている蚊(即ち、いずれのポートにも引き寄せられなかった蚊)のパーセントとして与えられた。
【0019】
競争試験の結果を次の表1に記載する。
【表1】
Figure 2004501168
【0020】
本発明の前記の記載によって当業者は本発明の精神から逸れることなしに本発明に変更を加えることが出来る事を認めるであろう。従って本発明の範囲は説明され記載された特定の具体例に限定されないことが意図される。

Claims (26)


  1. Figure 2004501168
    の1−アルケン−3−オール類のエステル類
    及び式
    Figure 2004501168
    の1−アルキン−3−オール類のエステル類
    〔式中Rは1〜4個の炭素原子のアルキル基であり、R及びRはそれぞれ独立に1〜約12個の炭素原子を含有する飽和又は不飽和脂肪族炭化水素基を表しており、そしてRは水素又はCHである〕からなる群から選択される少なくとも1種の阻害化合物の阻害有効量を三次元環境空間の大気中に分配することからなる土地又は基礎表面を有している三次元環境空間内の標的を嗅覚により感知することによる蚊の標的感知能力を阻害する方法。
  2. 阻害有効量の範囲が環境空間の土地又は基礎表面積の平方フィートに基づいて約0.000005グラム/時/平方フィート(0.000054g/時/m)〜約0.004グラム/時/平方フィート(0.043g/時/m)である請求項1に記載の方法。
  3. 阻害有効量の範囲が環境空間の土地又は基礎面積の平方フィートに基づいて約0.00015グラム/時/平方フィート(0.0016g/時/m)〜約0.0002グラム/時/平方フィート(0.0022g/時/m)である請求項1に記載の方法。
  4. がCHである請求項1に記載の方法。
  5. 該少なくとも1種の阻害化合物がネロリドール、3−メチル−1−オクテン−3−オール、リナロール及びデヒドロリナロールの、蟻酸エステル及び酢酸エステルからなる群から選択される請求項1に記載の方法。
  6. 該少なくとも1種の阻害化合物が酢酸リナリル及び蟻酸リナリル及び酢酸1−オクテン−3−イルからなる群から選択されるリナリルエステルからなる請求項1に記載の方法。
  7. 該少なくとも1種の阻害化合物が酢酸リナリルからなる請求項1に記載の方法。
  8. 該少なくとも1種の阻害化合物の分配が、該少なくとも1種の阻害化合物を含有しているビヒクル(賦形剤)を含んでいる処方剤から該少なくとも1種の阻害化合物を気化、蒸発、微粒化(アトマイゼーション)及びイオン分散から選択される方法によって分配することからなる請求項1に記載の方法。
  9. 該分配が、ビヒクル(賦形剤)が多孔質媒体である処方剤から該少なくとも1種の阻害化合物をファン駆動で蒸発させることからなる請求項8に記載の方法。
  10. 該分配が、ビヒクル(賦形剤)がワックス状の溶液である処方剤から該少なくとも1種の阻害化合物をファン駆動で蒸発させることからなる請求項8に記載の方法。
  11. リナリルエステルを含有している多孔質媒体の処方剤からのリナリルエステルのファン駆動による蒸発によってリナリルエステルが分配される請求項6に記載の方法。
  12. リナリルエステルを含有しているワックス状の溶液の処方剤からのリナリルエステルのファン駆動による蒸発によってリナリルエステルが分配される請求項6に記載の方法。
  13. ビヒクル及びリナリルエステルの処方剤からのリナリルエステルの微粒化(アトマイゼーション)によってリナリルエステルが分配される請求項6に記載の方法。
  14. ビヒクル及びリナリルエステルの処方剤からのリナリルエステルのイオン分散によってリナリルエステルが分散される請求項6に記載の方法。
  15. ビヒクルと、酢酸リナリル以外の式
    Figure 2004501168
    1−アルケン−3−オール類のエステル類及び式
    Figure 2004501168
    の1−アルキン−3−オール類のエステル類〔式中Rは1〜4個の炭素原子のアルキル基、R及びRはそれぞれ独立に1〜約12個の炭素原子を含有している飽和又は不飽和脂肪族炭化水素基であり、そしてRは水素又はCHである〕からなる群から選択される少なくとも1種の阻害化合物とのベース処方剤中に該少なくとも1種の阻害化合物を含むを組成物であって、
    該少なくとも1種の阻害化合物は、該少なくとも1種の阻害化合物の処方剤から蒸発、気化、微粒化(アトマイゼーション)又はイオン分散の少なくとも1によって、三次元環境空間の大気中に該少なくとも1種の阻害化合物の阻害有効量を提供するのに十分な分配がなされることが出来る、土地又は基礎表面積を有している三次元環境空間内の標的を嗅覚的に感知することによる蚊の標的感知能力を阻害する為の組成物。
  16. 該組成物が、三次元環境空間の土地又は基礎表面積の平方フィートあたり約0.000005グラム/時/平方フィート(0.000054g/時/m)〜約0.004グラム/時/平方フィート(0.043g/時/m)の範囲の少なくとも1種の阻害化合物の阻害有効量を提供するのに十分である請求項15に記載の組成物。
  17. 該組成物が、三次元環境空間の土地又は基礎表面積の平方フィートあたり約0.00015グラム/時/平方フィート(0.0016g/時/m)〜約0.0002グラム/時/平方フィート(0.0022g/時/m)の範囲の少なくとも1種の阻害化合物の阻害有効量を提供するのに十分である請求項15に記載の組成物。
  18. 該少なくとも1種の阻害化合物が、ネロリドール、3−メチル−1−オクテン−3−オール、リナロール及びデヒドロリナロールの、エステル類からなる群から選択される請求項15に記載の組成物。
  19. 該少なくとも1種の阻害化合物が蟻酸リナリル及び酢酸1−オクテン−3−イルからなる群から選択されるリナリルエステルからなる請求項15に記載の組成物。
  20. 該組成物が該少なくとも1種の阻害化合物の気化、蒸発、微粒化(アトマイゼーション)及びイオン分散から選択される方法によって該少なくとも1種の阻害化合物を分配可能である請求項15に記載の組成物。
  21. 該組成物が該少なくとも1種の阻害化合物のファン駆動による蒸発によって分配可能であり、そしてビヒクル(賦形剤)が多孔質の媒体である請求項15に記載の組成物。
  22. 該組成物が該少なくとも1種の阻害化合物のファン駆動による蒸発によって分配可能であり、ビヒクル(賦形剤)がワックス状の溶液である請求項15に記載の組成物。
  23. リナリルエステルがリナリルエステルのファン駆動による蒸発によって分配可能であり、そしてビヒクルがリナリルエステルを含有している多孔質媒体である請求項19に記載の組成物。
  24. リナリルエステルがリナリルエステルのファン駆動による蒸発によって分配可能であり、そしてビヒクルがリナリルエステルを含有しているワックス状の溶液である請求項19に記載の組成物。
  25. リナリルエステルがリナリルエステルの微粒化(アトマイゼーション)によって分配可能である請求項19に記載の組成物。
  26. リナリルエステルがリナリルエステルのイオン分散によって分配可能である請求項19に記載の組成物。
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