JP2004500923A - 新洗濯板 - Google Patents

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JP2004500923A JP2001584633A JP2001584633A JP2004500923A JP 2004500923 A JP2004500923 A JP 2004500923A JP 2001584633 A JP2001584633 A JP 2001584633A JP 2001584633 A JP2001584633 A JP 2001584633A JP 2004500923 A JP2004500923 A JP 2004500923A
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Abstract

本発明は洗濯の分野に関するものであり、より詳細には、新しい洗濯板に関する。ショアA硬度が95未満のようなこすれ面(12)から構成される洗濯板について、特許請求および説明する。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は洗濯の分野に関するものであり、より詳細には、新しい洗濯板に関する。
【0002】
(発明の背景)
多くの西洋諸国においては、20世紀の間に洗濯の習慣がかなり変化した。電気洗濯機の導入によって洗濯はかなり便利なものになり、これにより伝統的な洗濯技術は廃れていった。家庭における洗濯機を用いた手洗いは、典型的に、少数の特にデリケートなアイテムに限られている。しかし世界中のすべての洗濯習慣を広く見渡してみると、21世紀の幕開けにおいてもなお、ラテンアメリカやアフリカ、アジアの国々を含む多くの国々においては、伝統的な手洗いが依然としてかなり大きな役割、時としては最も主要な役割を果たしているということが注目される。
【0003】
これらの国々で行われている伝統的な洗濯習慣は、根本的には今日まで変わっていない。最も典型的なものとしては、洗濯物を洗濯板にこすりつけて洗濯が行われる。典型的に洗濯板は、たとえば松の木などの木からできており、平行な隆起部と溝とのこすれ面を含む。プラスティック材から作られたさらに近代的な洗濯板も、多数購入することが可能である。これらの洗濯板はすべて典型的に長方形であって、短辺に対して平行なこすれ面の隆起部を有しており、この隆起部に対して垂直な摩擦運動を行うように設計されている。
【0004】
洗濯板上での摩擦は、洗濯物の一箇所を手で持って行ってもよく、または摩擦対象となる洗濯物に棒状石鹸の一部を接触させて行うこともできる。
【0005】
洗濯は、洗濯物を濡らして濯ぐのに十分にきれいな水を供給するよう、たとえば川の岸辺で行うことができる。あるいは、洗濯物を浸すための洗剤/水溶液を準備することもできるようなたらいを用いることもできる。
【0006】
この領域における開発は、他の多くの領域における消費者技術よりも活発ではないように思われるが、多数の特許や特許出願により、洗濯板を用いた洗濯の向上に対する試みが開示されている。
【0007】
たとえば米国特許第1,287,948号は吸い上げカップを含む洗濯板ホルダを開示している。米国特許第1,966,512号は、逆U字形の磁器製洗濯たらいにおいて使用するように設計される洗濯板であって、これもまた吸い上げカップを含むような洗濯板を開示している。米国特許第2,312,230号は、硬質プラスティックまたは木で作ることができるディスク形洗濯板を開示しており、これにより、角が丸い洗濯用ボウルにおける使用が向上されたといわれている。
【0008】
米国特許第3,890,812号は、プラスティックの洗濯板を開示している。適切な材料としてポリプロピレンおよびナイロンが開示されており、これらの材料は、洗濯板の高い強度、剛性、靭性、および磨耗耐性を保証するものである。ブラジル特許出願第PI9204901−0A号は、ピラミッド形の盛り上がった部分を含むこすれ面を備えた木製の洗濯板を開示している。米国特許第4,102,160号は、背面に粘着度の高い接着剤を供給することによって洗濯たらいに永久に取り付けることができる洗濯板装置であって、隆起部と細長いくぼみからなる従来の波形パターンを含むような、あるいは無作為に間隔を空けて配置された山と谷の変則的なパターンが配されるような、もしくは無作為に間隔を空けて配置される、盛り上がったドットの変則的なパターンが配されるような洗濯板装置を開示している。この洗濯板は、たとえばポリウレタンやポリビニル、セミハードゴムなどといった高密度プラスティックのような、やや隆起した何らかの材料から提供することが可能である。この洗濯板は、使用中におけるあらゆる種類の損傷を防ぐため、こすれ面上の輪郭が低いことが好ましい。
【0009】
米国特許第5,829,279号は、旅行に最適な洗濯板を開示している。この装置は、折り畳めるように柔軟な材料でできている。この装置は、床などの平らな面上で使用することができる。この柔軟な洗濯板には吸い上げディスクが設けられており、さらにユーザが使用中に足で踏むことのできるようなヘッド部が備えられている。
【0010】
米国特許第5,058,403号は、頂部から出し入れを行う自動洗濯機とともに用いるのに最適な一体型たらいを備えた洗濯板を開示している。
【0011】
特許文献は、洗濯板またはこすれ面がたらいまたは桶と一体化した多数の装置も開示している。たとえばGB−1405422は、いろいろな形状の洗濯桶であって、少なくとも1つの壁に洗濯物をこすることができるようにするための波形を含む洗濯桶を開示している。ブラジル特許出願第PI9102638A号には、たらいと、洗濯板を支えるようになされたたらい用スタンドが開示されている。日本特許出願第9−173228号は、洗濯たらいとこすれ面とが組み合わされて設けられている流し台を開示している。
【0012】
電気洗濯機を用いた場合と比較した際の、これらの洗濯板の使用に関する労力とは別に、上記洗濯板の使用には多数の欠点が付随する。
【0013】
− 洗濯物をこすることについては、特にユーザが素手で行う場合、このユーザは女性であることが多く、さらに比較的若いまたは比較的年配の女性であると思われるが、典型的にすりむくなどして手にけがを負う可能性がある。
【0014】
− 棒状石鹸片を使用して洗濯物をこする場合、その摩擦動作において不必要な量の棒状石鹸が放出されると思われる。これは単に無駄なだけではなく、特に洗濯が川岸で行われるような場合には環境問題を引き起こす可能性もある。
【0015】
− 従来の洗濯板は、摩擦方向を自由に選択して使用するのには適していない。通常、こすれ面の隆起部に対して垂直な方向である1つの方向だけに向かってこすると、肉体的に特に疲れる。
【0016】
− こすれ面、特に平行な隆起部と溝を含むこすれ面は、織物の摩損が比較的激しく、したがってデリケートな織物には適しておらず、織物をより頻繁に取り替えなければならなくなる。
【0017】
− 従来の洗濯板を用いた際に得られる洗浄結果は、大量にこする動作を行った後であっても、不十分であることが発見されるということがしばしばある。
【0018】
本発明の目的は、上記に列挙した、これまでに公知の洗濯板におけるすべての欠点について、並びに本明細書にて提供される説明から明らかになるような他の多数の面についても同様に取り組むことである。
【0019】
洗剤組成物で満たすことができ、そして摩擦手段を含む新しい手持ちサイズの容器が、PCT国際公開WO99/37849に開示されている。この装置もまた、洗濯板と組み合わせて使用すれば非常に有用なものであるとみなされる。損傷を回避するとともに洗浄性能が大いに向上するように使用することは、比較的容易である。上記容器は、何らかの液体または容易に溶解する洗濯洗剤とともに使用するのに適している。このような装置からは大きな利益が得られるものであるが、改良された洗濯板と組み合わせて上記装置を使用すれば、より快適に使用できるとともにより良い洗浄結果を得ることもできると確信される。なお本特許出願において開示される上記改良された洗濯板は、特に適したものである。
【0020】
(発明の要約)
本発明は洗濯分野に関するものであり、より詳細には、新しい洗濯板に関する。ショアA硬度が95未満のようなこすれ面を含む洗濯板について、特許請求および説明する。
【0021】
(発明の詳細な説明)
本発明は、こすれ面(12)が改良された洗濯板(10)に関する。本発明のさらなる態様においては、上記のような洗濯板(10)に対するスタンド(50)と、上記のような洗濯板(10)と組み合わせて使用されるたらい(60)とに関する。
【0022】
本発明の説明をより詳細かつ明瞭にできるようにするため、以下の段落においては、まず本明細書において使用される多数の用語を定義する。
【0023】
本明細書において使用される「洗濯板」という用語は、こすれ面(12)を含むあらゆる装置を含む。本明細書において使用されるこすれ面(12)という用語は、少なくとも3つの盛り上がった部分(14)および少なくとも2つの平坦な部分(16)を含む何らかの不均一な面と、少なくとも10cmの表面積とを含む。
【0024】
本明細書において使用される、文字「R」で示される「基準面」という用語は、本質的に上記こすれ面(12)と同一平面上にあり、かつ上記こすれ面(12)に直接的に隣接している一方で上記盛り上がった部分(14)とは交差していないような断面である。図1A−1Cを参照されたい。
【0025】
本明細書において使用される「平坦な部分(16)」という用語は、上記基準面が含む上記こすれ面(12)のすべての部分を含む。
【0026】
本明細書において使用される「盛り上がった部分(14)」という用語は、上記基準面よりも上に盛り上がっているこすれ面(12)のすべての部分を含む。
【0027】
上記盛り上がった部分(14)に関して本明細書において使用される「高さ」という用語は、上記基準面に対して垂直な方向において上記基準面から測定される上記盛り上がった部分(14)の頂上の地点における距離を言う。
【0028】
上記盛り上がった部分(14)に関して本明細書において使用される「パターン」という用語は、上記盛り上がった部分(14)の質量の中心によって定められる幾何学パターンを言う。
【0029】
盛り上がった部分(14)のパターンに関して本明細書において使用される「平行線の組」という用語は、何らかの数の等距離平行線を言う。盛り上がった部分(14)のパターンに関して本明細書において使用される「曲線の組」という用語は、中心が一本の直線上に等距離に整列しているような複数の円の一部である曲線の組を言う。
【0030】
1つの鍵となる態様においては、本発明による洗濯板(10)は、従来の洗濯板よりも硬さが少ない。
【0031】
本明細書において使用される硬度とは、以下に説明される硬度テストにしたがって測定される硬度を言う。
【0032】
本発明によると、洗濯板(10)にはショアA硬度が95未満のこすれ面(12)を設けなければならない。上記こすれ面(12)は、さらに好ましくは5〜90の硬度を有し、さらにより好ましくは10〜85、さらにより好ましくは15〜80、そしてその上さらに好ましくは25〜60であり、30〜50であれば最も好ましい。
【0033】
1つの態様において、硬度の低いこすれ面(12)を設ければ、ユーザはより楽になる。手にけがを負うリスクは低下し、さらに筋肉や関節およびくるぶしにかかる緊張が軽減される。
【0034】
さらなる態様においては、こすれ面(12)が軟らかければもっと優しく織物を扱うことができるようになり、織物の摩損が減るとともに洗濯板(10)をデリケートな織物に適したものにすることができるようになる。
【0035】
さらに別の態様においては、洗濯板(10)が軟らかければより良い洗浄が促進されるということが見出されている。理論に拘束されることを意図せずに、次のことが確信される。すなわち、こすれ面(12)が軟らかければ、洗濯物の一片は、摩擦時に典型的に働く圧力の下でこすれ面(12)と接触する際に、従来の洗濯板のこすれ面(12)よりも大きな面積にわたってこすれ面(12)と接触するようになる。
【0036】
さらにまた別の態様においては、洗濯板(10)が軟らかければ、特にその洗濯板(10)が以下に列挙される材料から提供される際には、そして以下に説明されるこすれ面(12)に対する好ましいパターンを備えている際には、洗濯物がこすれ面(12)からずり落ちていってしまわないということが保証され、したがって片方の手で押さえながらもう片方の手でゴシゴシこするということをする必要がなくなる。
【0037】
本発明によると、こすれ面(12)は所望の硬度を付与する多様な材料から提供可能である。上記材料はさらに、衛生上の要件を満たすことが好ましく、したがって洗浄が容易な表面を有し、好ましくは不透水性である。適切な材料としては、ゴム、高密度ポリエチレンを含むポリエチレン、共重合体ポリプロピレンを含むポリプロピレンが挙げられる。こすれ面(12)は、盛り上がった部分(14)と平坦な部分(16)とを含む。これらの部分はいかなる幾何学的外形に配置されていてもよい。本発明の好ましい実施形態の1つにおいては、上記盛り上がった部分(14)は隆起部の形状で設けられ、上記平坦な部分(16)は上記隆起部の中間にある溝の形状で設けられる。上記隆起部は、従来の洗濯板から公知なように、すなわち互いに平行であって1mm〜50mm、好ましくは5mm〜20mmの距離で等距離にあるように配置されることが好ましい。
【0038】
本発明のさらにより好ましい実施形態においては、盛り上がった部分(14)は山の形状で設けられている。これらの山は、半球形または球の一部をなす形状であることが好ましい。
【0039】
好ましいこすれ面(12)が、図1Aに示されている。このこすれ面(12)は、球の一部をなすような山形の盛り上がった部分(14)を含む。このため上記盛り上がった部分(14)は、本明細書において「ベース」と称される、円形の上記盛り上がった部分(14)の断面を、基準面内に有する。本発明によると、盛り上がった部分(14)は円形ベースを有することが好ましい。この円形ベースの直径は、好ましくは1mm〜50mm、より好ましくは2mm〜15mm、さらに好ましくは3mm〜10mm、そして最も好ましくは4mm〜6mmでである。これらの盛り上がった部分(14)の高さは、好ましくは1mm〜20mm、、より好ましくは3mm〜10mm、最も好ましくは4mm〜8mmである。
【0040】
上記盛り上がった部分(14)を呈している山は、上記こすれ面(12)全域にわたってあらゆるパターンに配置可能であり、これにより平坦な部分(16)のパターンが定められる。上記平坦な部分(16)のパターンについては、本明細書においては単独では説明しない。
【0041】
本発明の好ましい実施形態においては、図2に示されるように、盛り上がった部分(14)は2組の平行な等距離線上に整列している。上記2組の平行線は、互いに90°の角度を形成することが最も好ましい。上記盛り上がった部分(14)のきわめて好ましい別のパターンが、図3に示されている。図3では、盛り上がった部分(14)はこすれ面(12)上の曲線組に沿って整列している。あらゆる曲線パターンが本発明の範囲内に入るが、半径が5cm〜100cmまでの円形曲線が好ましい。上記曲線を画定する円の中心は、直線上に等距離に配されることが好ましく、上記中心間の距離は2cm〜10cmであることが好ましい。
【0042】
本発明による別の好ましいこすれ面(12)には、たとえば毛織物や麻材料などの織物材料の表面構造に似た織物の様なパターンを有する盛り上がった部分(14)が設けられる。このパターンは、たとえば均整の取れた規則正しいものであっても良いし、変則的なものであっても良い。このようなパターンによって含まれる盛り上がった部分(14)は、異なる形状においてよく似たものであってもよい。盛り上がった部分の高さは、1mm〜5mmであることが好ましい。このようなパターンは、見た目に美しいと思われるものであり、非常に優しく洗濯物を洗浄できるものである。
【0043】
本発明のこすれ面(12)に対して好ましい材料の中には、所望の柔軟性を提供してはいるものの、洗濯板(10)に対して理想的な硬さを提供していないものもあると思われる。したがって本発明による好ましい洗濯板(10)は、少なくとも2つの材料を含む。1つはこすれ面(12)を提供する材料、もう1つは支持構造(20)を提供する材料である。
【0044】
上記2つの材料は、たとえば接着や機械的連結、または二重射出成形などといった当該分野において公知のあらゆる方法によって接合してもよい。好ましい実施形態においては上記2つの材料は、たとえば1つ以上の、好ましくは複数の吸い上げカップ、VELCRO(商標)ストリップまたはVELCRO(商標)の様なストリップ、接着剤、物質的ロック機構などといった連結機構によって、取り外しできるように接合される。このような実施形態においては、上記2つの材料は、使用中にはこすれ面(12)が支持構造(20)にしっかりと取り付けられるような方法で連結されなければならず、使用されていない時には、古いこすれ面(12)を交換するため、すなわち織物/材料などの特定のタイプに応じて設定される、異なるショアA硬度を有するこすれ面(12)と置き換えるために、こすれ面(12)および支持構造(20)が互いに離れるように連結されなければならない。このように、濡れている場合であっても、洗濯板を標準的に使用している際に予想される剪断力を受ける場合であっても、連結機構が有効であるということは必須のことである。上記連結機構は、こすれ面(12)および/または支持構造(20)を用いて一体形成してもよく、所望であれば後で付加してもよい。きわめて好ましい、製造が容易な実施形態においては、支持構造(20)の取り付け領域は実質的に平坦であり、複数の吸い上げカップがこすれ面(12)の裏側部分に一体的に形成されている。たとえば、米国特許第5,829,279号(ウ(Wu)、1998年11月3日発行、)を参照されたい。これは、参照として本明細書に組み込まれる。
【0045】
支持構造(20)は、スタンド(50)またはたらい(60)の形で設けることが可能であり、これらについては両者ともに、本明細書において後に説明する。本発明の別の好ましい実施形態においては、支持構造(20)は、本質的には従来の洗濯板と形状が似ており、このため典型的に平坦であって、かつ本質的に長方形となっている。このような長方形の支持をなす構造(20)の短辺は、好ましくは長さ10cm〜80cm、より好ましくは20cm〜50cmであり、長辺は、好ましくは15cm〜100cm、より好ましくは30cm〜60cmである。たとえば洗濯板(10)には、たとえば棒状石鹸片や上述した手持ちサイズの容器(40)のためのスタンドおよび保持装置、たとえば吸い上げカップなどの取り付け装置、ならびにハンドルなどを設けることが可能であり、これらはすべて上記支持構造(20)と一体化しても構わない。
【0046】
本発明による洗濯板(10)には多様な支持構造(20)を設けることができるが、特に好ましい支持構造の1つは、たとえば図4に示されるスタンド(50)である。このようなスタンド(50)には多数の脚があることが好ましく、その数は2〜4本が好ましい。図4に示されるスタンド(50)は、スタンド(50)を実質的に水平な何らかの面上に位置付けることができ、かつこれをたらいの縁に位置付けることができるようにする4本の脚を使用する。このため、図4に示されるように、4本すべての脚がたらいの縁と接触するようになる。本発明によるスタンド(50)により、上記スタンド(50)を支持する面、すなわち典型的に水平面に関してこすれ面(12)が傾斜することが確実となる。上記傾斜角度は好ましくは5°〜90°の間、好ましくは10°〜60°、さらに好ましくは30°〜45°の間である。
【0047】
図5は、本発明と組み合わせて用いられる好ましいたらい(60)を示す。たらい(60)は、1つの傾斜面を包含しており、たらいが置かれている平面に対する上記傾斜面の傾斜角度は約45°である。1つの態様においては、上記たらいは、洗濯物を浸すことができるような水または水と洗剤との混合物で満たすことができる。別の態様においては、上記たらいの傾斜面は、こすれ面(12)に対する支持構造(20)を提供する。このためこすれ面(12)は、柔軟で硬くない材料から作ることが可能であり、必要な硬さはたらいによって供給される。
【0048】
スタンド(50)の形をした、さらにまた好ましい支持構造(20)が、図6〜8に示されている。本発明によるスタンド(50)は、1つまたはいくつかの部分から作ることができるが、2つ、3つ、4つ、または5つの部分から作られることが好ましい。これらは硬い構造から提供することもでき、あるいは、多数の折り畳み可能なまたは調整可能な部分から提供することもできる。
【0049】
本発明のきわめて好ましい実施形態においては、スタンド(50)はこすれ面(12)と一体化される。本明細書において使用される「一体化」という用語は、別の構成部品に取り付けられている構成部品が、最も好ましくは永久的に上記別の構成部品に取り付けられるということを意味しており、この結果、含まれたパーツ、特にスタンド(50)およびこすれ面(12)を、多数の独立したパーツとしてではなく1つのパーツとして扱うことが可能となる。こすれ面(12)をスタンド(50)に取り付ける好ましい方法としては、接着による取り付け、機械的連結、または二重射出形成がある。
【0050】
図6は、好ましくは一体化された2つのこすれ面(12)を包含し、これにより2つの方向において使用することができるようなスタンド(50)を表している。スタンド(50)は、こすれ面(12)に対して垂直な平面の断面で見ると、本質的にL字形をしている。スタンド(50)は図6においては、たとえば床やテーブル、または洗濯機の上面などといった水平面上に置くのに適した方向を向いている。スタンド(50)が、図6に示される方向と比べて上下逆に使用される場合には、スタンド(50)は多様な洗濯桶およびたらいに非常によく適合し、洗濯をするためには反対側のこすれ面(12)を使用することができる。1つよりも多くの、好ましくは2つのこすれ面(12)を含む、および/または1つよりも多くの、好ましくは2つの方向で使用するのに適した洗濯板(10)は、概して本発明の範囲に入るものである。
【0051】
図7は、ピボット式に連結され、これにより互いに自由に調節できるような3つのパーツを含む洗濯板(10)を表している。したがってスタンド(50)は種々の洗濯桶やたらい、もしくは種々の異なる面において使用できるように適合させることが可能であり、種々のユーザが、すなわち背の高いユーザも背の低いユーザも使用できるように適合させることが可能である。調整可能な傾斜角度を有するスタンド(50)は、いかなるものであれ、概して本発明の範囲に入るものである。
【0052】
図8は、互いにピボット式に可動なように連結される2つのパーツから成る、好ましくは一体化されたこすれ面(12)を備えたスタンド(50)を表している。スタンド(50)はまた、スタンド(50)を便利に取り扱うために使用することのできるような長円形の2つの穴も含む。
【0053】
本明細書において開示される支持構造(20)は、洗濯物の安全で快適かつ完全な洗浄を共同作用的に増進させるものであるため、請求項1による洗濯板(10)と組み合わせて使用することが最も好ましい。上記支持構造(20)はまた、従来の洗濯板(10)およびこすれ面(12)と組み合わせて用いた場合にも、非常に有用である。
【0054】
(硬度テスト)
硬度は、アメリカ材料試験協会が発表した、デュロメータA用ASTM標準テスト方法2240−97にしたがって測定される。このテストは、手持ちサイズのデュロメータである、英国製のフォウラー(Fowler)54―762―001ディジタルデュロメータブラントA(Digital Durometer blunt A)を用いて行われる。上記テストでは、洗濯板上の6つの点が選択される。そのうち3つは盛り上がった部分(14)上の点であり、あとの3つは平坦な部分(16)上の点である。そしてテスト結果の平均をとって、硬度値とする。硬度は、こすれ面が乾いている時に測定する。デュロメータが各測定地点に接触するのは、約1秒間である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】いくつかの好ましい洗濯板の略側面図である。
【図1B】いくつかの好ましい洗濯板の略側面図である。
【図1C】いくつかの好ましい洗濯板の略側面図である。
【図2】本発明による別の好ましい洗濯板のこすれ面の上面図である。
【図3】本発明による別の好ましい洗濯板のこすれ面の上面図である。
【図4】一体化された洗濯板スタンドを備えた、本発明による洗濯板の斜視図である。また、摩擦手段を備えた好ましい手持ちサイズの容器と、上記洗濯板スタンドを便利に取り付けることができるようなたらいとも示される。
【図5】たらいと一体化された好ましい洗濯板の斜視図である。
【図6】一体化された洗濯板スタンドを備えた、本発明による別の洗濯板の斜視図である。
【図7】一体化された洗濯板スタンドを備えた、本発明によるさらに別の洗濯板の斜視図である。
【図8】一体化された洗濯板スタンドを備えた、本発明によるさらにまた別の洗濯板の斜視図である。

Claims (10)

  1. こすれ面(12)を含む洗濯板(10)であって、上記こすれ面(12)はショアA硬度が95未満であることを特徴とする洗濯板(10)。
  2. 前記こすれ面(12)はショアA硬度が80未満であり、好ましくは50未満であることを特徴とする、請求項1に記載の洗濯板(10)。
  3. 前記洗濯板(10)はこすれ面(12)を包含し、前記こすれ面(12)は、盛り上がった部分(14)と、平坦な部分(16)と、上記こすれ面(12)を有する1つの平面内における2組の平行線とを包含し、前記盛り上がった部分は上記2組の平行線の交差点上に整列していることを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の洗濯板(10)。
  4. 前記平行線の組は、互いに90°の角度を形成することを特徴とする、請求項3に記載の洗濯板(10)。
  5. 前記盛り上がった部分(14)は曲線上に整列することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の洗濯板(10)。
  6. 前記盛り上がった部分(14)は円形の断面を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の洗濯板(10)。
  7. 前記盛り上がった部分(14)は直径が4mm〜8mmであることを特徴とする、請求項6に記載の洗濯板(10)。
  8. 前記盛り上がった部分(14)は高さが1mm〜20mmであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の洗濯板(10)。
  9. スタンド(50)と一体であるような、請求項1に記載の洗濯板(10)。
  10. 前記こすれ面(12)は、上記スタンド(50)を支持する面に関して5°〜90°の角度で傾斜していることを特徴とする、請求項9に記載の洗濯板(10)。
JP2001584633A 2000-05-12 2001-05-01 新洗濯板 Withdrawn JP2004500923A (ja)

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