JP2004500920A - 対象物乾燥装置 - Google Patents

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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L19/00Drying devices for crockery or table-ware, e.g. tea-cloths
    • A47L19/04Crockery baskets; Draining-racks

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  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Abstract

本発明は乾燥用体操部を支持する装置に関する。この装置には乾燥対象物から滴り落ちる液体を受けるための水受け皿がある。水受け皿には、前方端と後方端を備えた調整自在な第一ラックが取り付けられている。この調整自在な第一ラックの後方端は、水受け皿の中に回転自在に支持されている。さらに、水受け皿に回転自在に固定された調整自在な第二ラックは略直立または垂直方向に延びる。調整自在な第二ラックは乾燥用対象物を支持するためのものである。調整自在な第一及び第二ラックのいずれも、互い離間し、その間に皿を差し込んだり、その上に鍋を置くことができる複数の平行条材からなる。これらの条材は、調整自在な第一または第二ラックのいずれかに複数の鍋を乗せるよう設計されており、これらの平行条材はその間から水受け皿へ水を滴らせることができる。さらに、調整自在なラックに近接して調整自在なトレイも配置されており、このトレイは台所用品や金属製食器を立てて乾燥させるよう設計されている。この装置は略水平な面の上で自立するよう折り畳むことができる。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本出願は、2000年5月11日に出願された米国特許出願シリアル番号09/568,915及び2001年1月9日に出願された米国特許出願シリアル番号09/757,216の部分継続出願であり、米国特許法120条の優先権を主張する。
【0002】
本発明は乾燥対象物の支持装置に関する。特に、本発明は皿、鍋、台所用品、金属製食器を乾燥できるよう設計された調整可能な装置に関する。
【0003】
【課題を解決するための手段】
[発明の要旨]
本発明は乾燥対象物の支持装置に関するものである。本装置にはこうした乾燥対象物から滴り落ちる滴を受ける水受け皿が含まれる。水受け皿には、略水平に配置された調整自在な第1のラックが取り付けられている。この調整自在な第1のラックには前方端と後方端があり、後方端は水受け皿の中に回転自在に支持されている。更に、水受け皿に回転自在に固定され、略直立又は垂直方向にのびる調整自在な第2のラックも設けられている。第1の及び第2のラックのいずれも、互い離隔し、その間に皿を差し込んだり、その上に鍋を置くことができる一連の平行に延びる棒材からなる。これらの棒材は、その間を滴が水受け皿へ流れ落ちることができるに十分な間隔で離隔している。
【0004】
また、略水平に調整自在なラックに調整自在な支持棒が回転可能に支持されている。この調整自在な支持棒は、略水平な調整自在なラックの前方端の高さを回転自在に調整するためのものである。更に、複数の支持片が水受け皿の中に設けられており、この支持片は、支持棒が略水平な調整自在なラックを支持している際に調整自在な支持棒を特定の位置に支持して回転又は摺動させ続けるよう設計されている。支持棒は倒した状態でも利用可能で、略水平なラックから突き出て特に大きな鍋や平鍋を支持する。
【0005】
更にこの装置は、水受け皿の外の天板に水や他の物質が流れ出ないように設計されている。例えば、水受け皿には水を水受け皿から出ないようにするための略垂直な壁が複数設けられている。このように、水が水受け皿の外の天板へ流れることはない。しかしながら、ユーザーが水受け皿に溜まった水を流し台へ簡単に排水できるようにするため略垂直な壁に少なくとも2個の排水孔が設けられている。本発明の第2の実施例では、水受け皿の後側壁面を湾曲させて装置の横方向に付加的な支持を行うと共に水受け皿の一端を傾けた時に水が流れでないようにする水はねガードとしても機能する。
【0006】
この装置には、複数の器具を支持する用水受け皿に取り付けた調整自在なトレイも含まれている。この調整自在なトレイは、水受け皿に回転自在に取り付けられた調整自在な一対の脚と、調整自在な脚に取り付けられた上板からなり、金属製食器や器具を直立に支持するための穴が上板に設けられている。この上板は、立ち上げた位置から折り畳み位置まで調整可能で、簡単に収納できる。
【0007】
本発明の利点の一つは、装置を収納位置へ折り畳んで片づけることができることにある。この特徴を簡単にするため、水受け皿の中に更に留め具ブロックが配置されており、この留め具ブロックは調整自在な第2のラックの上端スペーサー棒と係合し所定位置に固定するよう設計されている。この留め具ブロックには傾斜溝が設けられており、調整自在な第2のラックがその中に嵌着するとこの溝によって支持棒が調整自在な第2のラック内を動かないようにする。この調整自在な第2のラックが調整自在な第1のラックの所定位置に嵌着すると、両方のラックは水受け皿の中で所定位置に固定される。
【0008】
特に、第1のラックが調整自在な支持棒と協動して皿乾燥ラックと鍋乾燥ラックの両方を構成するよう設計されているため、この装置は他に類をみない。調整可能な支持棒を支持片の一つで支持した状態で略水平なラックを水平位置よりも上へ支持すると、皿や小型鍋から中型鍋までを支持するようこの装置は設計されている。第1の又は略水平な支持ラックをその水平位置から上まで持ち上げると、水受け皿の上からラックまでの間が空くため平行に延びる棒材の間に皿が入れられる。更に、略水平なラックをこの上方位置に保持した状態では、対向する略垂直な第2の傾斜ラックまで皿を付勢する傾斜面が形成される。この位置では装置は主に皿を載せるよう設計されているが、小型鍋から中型鍋も第1の又は略水平な乾燥用ラックに載せることができる。
【0009】
この装置は、鍋乾燥ラックを構成するよう調整することもできる。この鍋乾燥ラックは第1の又は略水平なラックを略水平に広げた時に形成されるもので、支持棒は複数の支持部材まで延びる。支持棒が延びると、第1のラックと略同じ高さに追加乾燥面が形成される。この追加乾燥面により、支持棒と協働して第1のラックは小型、中型、大型の多数の鍋又は平鍋を載せるよう設計されている。第1のラックの幅よりも直径が大きな鍋もこの第1のラックに載せることができ、はみ出た部分は支持部材に係止されている支持棒によって支持される。
【0010】
また、器具用ラックを略水平なラックの高さとほぼ同じ高さまで略水平に折り畳むことができる。このデザインでは、折り畳み位置にある器具用ラックによって、折り畳まれた器具用ラックに鍋を直接載せたり又は第1の乾燥用ラックに吊す鍋のいずれかを載せることができる追加鍋乾燥面が形成される。
【0011】
装置がこの位置にある時は、第1のラックが略水平な位置にあると皿を載せることができないため、装置は鍋乾燥ラックである。というのも、この第1のラックは水受け皿の底に非常に近く、平行に延びる棒材の間に皿を滑り込ませて受け取る領域が無くなるためである。更に、第1のラックがこの位置にあると、皿を横方向に支持できない。横方向の支持により第1のラックが皿を略垂直な第2のラックの中へ押し込み寄りかかった状態に維持するため、横方向の支持は皿を支持するのに必要なのである。
【0012】
またこの装置は、その端部を下にして傾け、この装置を片づけることができるよう基部側を下にして直立させることができるため、他に例を見ない。このような特徴は、その端部を下にして装置を直立させることができる独自の基部を装置が備えており、また装置を天板の上で使用するときに略水平方向に延びるが収納のため装置を傾ける時に略垂直方向に延びる横軸に沿って装置が独自のバランスを保つために得られるのである。
【0013】
装置に設けられている基部の形状は所望の形状に形成することができるが、収納のため端部を下にして直立させることができるよう設計する。この基部は、複数の脚、受け皿に設けられた平らな背面、受け皿に接続された独立プレートあるいはその他の形状といった天板に対して支持面を構成する形状とするが、これらに限定されるものではない。
【0014】
また、本装置の設計では、コンパクトな形になると重量のバランスがとれる。このように重量のバランスがとれるため、その基部側を下にして自立させることができるので付加的な固定具や隣接する壁やカウンター表面で支える必要がない。例えば、三つ全部のラック、すなわち、第1のラック,第2のラック,及び器具用ラックを折り畳んで装置をコンパクトにすると、装置はその短手軸に沿ってバランスがとれる。ここで、装置はその基部を下にして上向きに折り畳むことで、隣接する壁に支持させることなく自立型装置としてカウンタートップ上にしまい込むことができる。
【0015】
本発明の他の目的や特徴は、本発明の2つの実施例を開示する添付の図面とともに考慮される以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、図面は説明のためだけの目的で描かれており、本発明の制限を定義するものではないことを理解すべきである。
【0016】
これらの図面において、同じ要素には同じ符号が付されている。
【0017】
【発明の実施の形態】
[好適な実施態様の詳細な説明]
図1は本発明の斜視図で、皿、鍋、金属製食器の乾燥用装置10を示す。なお、水受け皿20には第1のラック12と第2のラック14が回転自在に取り付けられている。第1の及び第2のラック12,14には平行棒材11,13が一連に並べて配列されており、棒材11の各端部は第1のラック12の第1のスペーサー棒12’、12”に固定され、また棒材13の各端部は第2のラック14の第2のスペーサー棒14’、14”に固定されている(図2参照)。平行に延在するこれらの棒材11,13は、複数の皿15を並べたり、少なくとも一つの鍋17を載せたり、更に皿15や鍋17の滴を水受け皿20へ滴らせることができるよう離隔配置されている。滴は底板20’と複数の側壁に堰き止められて水受け皿20内に溜まる。その後、滴は、水受け皿20の一側壁に設けられた排水孔23から排水される。
【0018】
図2に示すように、第1のラック12は、水受け皿20内に回転自在に固定されたスペース棒12’に固着された第1の端と水受け皿20を横断方向に延在するスペース棒12”に固着された第2の端を有する。第1のラック12の第2の端には、第1のラック12の第2の端を様々な角度で支持する支持棒16が取り付けられている。
【0019】
第1のラックの第2の端の高さは、支持棒16と係合するよう設計された3つの異なる支持片22,24,26のいずれか一つに支持棒16を係合させることで設定できる。支持棒16が各支持片と係合して第1のラック12の第2の端12”を様々な高さに位置決めできるよう、こちらの支持片は水受け皿20の横断方向に平行に延在している。支持棒16は第1のラック12の重力により各支持片に押圧される。また、第1のラック12に載せる皿15や鍋17がある場合は、その分の重力も支持棒16に印加され、支持棒16は支持片22,24,26のいずれか一つに更に押圧される。
【0020】
第1のラック12の第2の端12”の高さによって、大きさの異なる皿や鍋が第1のラック12の棒材11と第2のラック14の棒材13の間にぴったりと収まるよう第1のラック12と第2のラック14の間隔を小さくする。
【0021】
更に、台所用品や金属製食器47が立てられるよう設計されたトレイ30が第1のラック12と第2のラック14に近接して配置されている。この場合、トレイ30は、台所用品(不図示)や金属製食器47といった対象物を立てた状態で中に収容するよう設計された複数の穴32,33,34(図1)を有するプレート31から構成される。
【0022】
プレート31は、該プレート31を所定位置に固定するよう設計された支持アーム39で所定位置に保持された状態で、複数の支持アーム35,36,37と第4の腕(不図示)により支持されている。このように、支持アーム39は、乾燥中に台所用品又は金属製食器を立てた状態に保持するプレート31を所定位置に保つよう支持する。
【0023】
プレート31の下には金属製食器47又は器具を支持する横方向支持材として機能する不図示の複数の円形容器又は水受け42,44,46が配置されている。これらの容器は器具47を収容し、プレート31の中に器具を略垂直に立てることができるよう横方向の支持を行うように設計されている。
【0024】
図3に示すタブ38を用いて装置10を略平らに折り畳むことができるようトレイ30,第1のラック12,第2のラック14,支持棒16は折り畳める。タブ38は穴32,33の間に位置し、ユーザーが穴32,33に指を入れタブ38を掴みプレート31を持ち上げたり下げたりできるようプレート31から下へ延びている。プレート31は図2、5に示すように下方位置とすることができる。
【0025】
図4に示すように、ラック12を略平らに折り畳むと、支持アーム16が外側へ張り出し、支持アーム16を支持する支持隆起25に支持される。このように、支持アーム16は、第1のラック12よりも外側へ張り出して特に大きな鍋を支持する略水平な支持部を構成する。この時、装置は複数の鍋又は特に大きな鍋を支持する鍋乾燥ラックとなる。
【0026】
図5に示すように、水受け皿20にはまた少なくとも一個の留め具ブロック50が設けられており、図6に示すようにこの留め具ブロック50は、第2のラック14のスペーサー棒14”が係合するよう設計された第1の高位端52を有する。第2のラック14のスペース棒14”は、図5に示すように装置をコンパクトに折り畳み、図8,9に示すように水受け皿20の後側壁部21を下にして立てることができるよう第2のラック14のスペーサー棒14”を留め具ブロック50に嵌合させる。
【0027】
また、水受け皿の長手方向に延び、ラック12,14の折畳みの際の回転軸に平行する長手軸48がある。更に、水受け皿20の短手側に沿って、底板20’の平面部と装置の重量バランスがとれる中間平面部に平行に延びる短手軸49がある。このように、一旦ラック12,14,30を折り畳むと、装置の重さの約半分は短手軸49に平行して延びている中間平面部よりも上に位置し、装置の略半分の重さはこの平面部よりも下に位置する。装置10を略平らにすると、水受け皿20は畳まれて、その壁部20を下にして単独で立てることができる。このように、装置10は完全に折り畳むと、最小のカウンタースペースしから取らない。
【0028】
図7に示すように、水受け皿20内にはまた中間部支持ブロック60が配設されている。この支持ブロック60は、スペーサー棒12’、14’を略垂直に支持するよう設計された複数の段部62,64を有する。このように、スペーサー棒12’、14’はラック12,14に載せる鍋や皿の重みで中間部が撓んだり弓なりになることはない。
【0029】
図8,9に示すように、水受け皿20は略垂直に折り畳むことができ、装置全体としては平らな面に自由に立てることができるよう垂直に位置決めできる。保管のためラック12,14,30を折り畳んだ際に水受け皿20の壁部21で垂直に支持される軸49に沿って装置のバランスがとれるよう装置10の部品は水受け皿20の中に位置決めされている。このように、軸49が略垂直方向に延びた状態で装置の端を下にして装置を立たせると、折り畳んだ状態では装置の重さは軸49の両側にバランスがとれているため装置は自然に立ったままとなる。
【0030】
図10は本発明の第2の実施例の斜視図である。皿、鍋、平鍋、金属製食器を乾燥するための装置110を折り畳んだ様子を示す。水受け皿120には第1のラック112が回転自在に取り付けられている。水受け皿120には更に第2のラック114が回転自在に取り付けられている。水受け皿120は略平面的な底板120’を有するが、この水受け皿120はその端部が丸みを帯びており、後側壁面121が湾曲している点が第1の実施例の水受け皿20と異なる。この湾曲した後側壁面121は水受け皿120内に水を溜めるよう設計されている。更に、湾曲した後側側面121はその曲面により水平方向に付加的な支持を加えるように設計されている。後側壁面121は平らな後側壁面のように湾曲した端部に沿って簡単に湾曲することはないため水平方向に付加的な支持を行う。本発明110の第2の実施例を鉛直に支持するのに用いられる脚121’が、湾曲後側壁面121の両側に設けられている。
【0031】
第1のラック112と第2のラック114は、平行棒材111と113をそれぞれ備えている。平行棒材111,113は第1のスペース棒112’、112”と第2のスペース棒114’、114”でそれぞれ互いに離隔している。第1の実施例の場合のように、これらの平行棒材は、水が水受け皿120へと滴ることができるように一連の皿又は鍋を受けるために離隔されている。
【0032】
スペーサー棒112’の一端は水受け皿120の穴125、その他端は器具バスケット140(図11参照)のラックサポート128へ、またスペーサー棒114’の一端は水受け皿120の穴123、その他端はリム129に取り付けられている。ラックサポート128とリム129は、ラック112のスペーサー棒112’とラック114のスペーサー棒114’がそれぞれ係合するよう設計された略円筒形の凹部を有するよう設計されている。
【0033】
図11は、皿用ラックの第2の実施例の分解斜視図である。皿120はラック112と114が挿入されるように設計された穴123と125を有している。更に、排水口127は穴123,125に隣接して示されている。留め具ブロック150と支持ブロック160は複数のネジで受け皿120にネジ止めされている。留め具ブロック150は、互いに向き合った二本のアーム152と基部154を有する。スペーサー棒114”が所定位置に固定されるとアーム152は棒の周りにパチンとはまる。支持ブロック160は高位部162とネジを受け皿120へねじ込めるようにするための穴が形成された低位部164からなる。
【0034】
また、支持片122,124,126が受け皿120内で互いに平行に延在している様子が示されている。これらの支持片122,124,126は、ラック112を斜めに支持する支持棒116を支持する。例えば、第1の高さの場合は支持棒116を第1の支持片122にセットし、第2の高さの場合は支持片124へ、最後に第3の高さの場合は支持片126へセットする。
【0035】
器具用ラック130も図示されている。このラック130は、基部140,複数のアーム135,136,上板131からなる。上板131は、ユーザーが複数の器具を器具用ラック130の中に収めることができるよう設計された複数の開口を有している。
【0036】
図12は、本発明の第2の実施例の正面側断面図である。この図に示すように、留め具ブロック150は中心部からずれ、ラック130に近接しているよう示されている。更に、この図面では、スペーサー棒112”と114”は、スペーサー棒112”の上にスペーサー棒114”が積み重ねられているように図示されている。また、スペーサー棒114”は留め具ブロック150にぴたりと接続されているように図示されており、スペーサー棒112”はスペーサー棒114”の内側に固定されている。この図では、本発明の第2の実施例の小型デザインが示されており、バランスのとれた小型デザインとなるようラック112,114,130は皿120の内側に畳み込まれるよう示されている。このように、このデザインによれば、本発明の第2の実施例は図8、9に示すように後ろ側の端部を下にして直立することができる。
【0037】
図13は本発明の第2の実施例の側面図である。この図では、ラック114はブロック150の内側に固定されているように示されており、脚152はスペーサー棒114”を囲んで内側に保持するように示されている。脚152は基部152から傾斜して上へ延びており、スペーサー棒114”がブロック150の中へ嵌入できるように凸部152’を有するよう設計されている。この図には長手軸148と短手軸149が示されている。長手軸148は、ラック112,114の回転軸に略平行に延びている。短手軸149は長手軸148に略垂直に延びているが、短手軸149は、端部を下にして装置が十分直立できるように重さを上側と下側に略均等に分割する平面に平行に延びている。このように、装置の重さのバランスにより、使用しない時は基部側にしまい込むことができる自立型装置が構成される。
【0038】
図14は、器具を直立に保持する器具用ラックとして設計されたラック130の斜視図である。この図に示すように、ラックサポート128とリム129はスペーサー棒112’と114’をそれぞれ挿入するように設計された略円筒形の凹部を備えることが図示されている。基部140からはフランジ142が延びている。ラック130を図13に示す折り畳み状態から図14に示す直立状態へ移行させると、脚135,136が基部140内で回転するにつれ上板131は、持ち上げられる。脚135が回動して立ち上がるとクロスプレート135’はフランジ142の上にパチンとはまる。クロスプレート135’がフランジ142の上にはまると、ラック130がロック(固定)されて、上板131が所定位置に固定される。
【0039】
図15は、本発明の第2の実施例に実質的に類似した第3の実施例の斜視図である。しかしながら、本発明の第3の実施例は、アーム部192を有する追加脚部190と細長い支持部194とを含んでいる。アーム部192は、一対の脚121’に近接する受け皿120に回転自在に取り付けられている。図15に示す不使用位置から図16,17に示す脚使用位置まで脚190を回転させることが可能なピボットピン195を受ける穴をアーム部192は含んでいる。
【0040】
図17に示すように、細長い支持部194は装置110を直立位置に支持する付加的な側面エリアを提供する。このデザインでは、横軸149が垂直方向に上に延びるようにして装置を直立状態にすると、脚190は装置110を倒れないように維持するが、特に装置110がタイル製カウンタートップのような凹凸面に置かれている場合にも、そのようにする。更に、図16に示すように、追加支持部125が受け皿120に取り付けられており、装置をいっぱいに広げる時には、これらの追加支持部は、支持棒116を支持することができる。
【0041】
特に、第1のラック12又は112は調整自在な支持棒16又は116と協働して皿乾燥ラックと鍋乾燥ラックの両方を形成するよう設計されているため、この装置は他に例を見ないものである。調整自在な支持棒16又は116を支持片22,24,26,122,124,126のいずれか一つで支持した状態で略水平な第1のラック12又は112が水平位置よりも上の位置で支持されている時は、装置は皿や小型から中型までの鍋を支持するよう設計されている。第1の又は略水平な支持ラック12又は112を水平位置よりも上へ持ち上げると、このラックは水受け皿20又は120の上に隙間を得ることになり、平行棒材11又は111の間に皿の挿入領域が形成される。更に、略水平なラック12又は112をこの上に持ち上がった位置に維持した状態では、皿が第2の対向する傾斜ラックで略垂直なラックの間に飛び出すように強制する傾斜面を形成する。この位置では装置は主に皿を載せるよう設計されているが、小型鍋から中型鍋も第1の又は略水平な乾燥用ラックに載せることができる。
【0042】
この装置は、鍋乾燥ラックを形成するよう調整することもできる。この鍋乾燥ラックは第1の又は略水平なラック12又は112を略水平に広げた時に形成されるもので、支持棒16又は116は一連の支持部材25(図5参照)まで延びる。支持棒16又は116が延びると、第1のラックと略同じ高さに追加乾燥面が形成される。この追加乾燥面により、支持棒と協働して第1のラックは中型から大型までの多数の鍋又は平鍋を載せるよう設計されている。第1のラックの幅よりも直径が大きな鍋もこの第1のラックに載せることができ、はみ出た部分は支持部材25に係止されている支持棒によって支持される。
【0043】
また、器具用ラック30又は130を略水平なラック12又は112の高さとほぼ同じ高さにまで略水平に折り畳むことができる。このデザインでは、折り畳み位置にある器具用ラック30,130によって、折り畳まれた器具用ラックに直接載せた鍋又は第1の乾燥用ラックに載ってはいるもののこの第1の乾燥用ラックからはみ出している鍋のいずれかを載せることができる追加鍋乾燥面が形成される。
【0044】
第1のラック12又は112が略水平な位置にあると皿を載せることができないため、装置がこの位置にある時は、装置は鍋乾燥ラックである。というのも、この第1のラック12又は112は水受け皿20又は120の底に非常に近く、皿が平行棒材の間を抜けていける領域が無くなってしまっているためである。更に、第1のラック12又は112がこの位置にあると、皿を短手方向に支持できない。短手方向の支持により第1のラック12,112は、皿が倒れないように保持する略垂直な第2のラック14又は114へと皿を押し込むことになるため、この短手方向の支持が必要なのである。
【0045】
またこの装置は、その端部を下にして傾けて立たせ、この装置が邪魔にならないように基部側を下にして直立させることができるため、他に例を見ない。このような特徴が生じるのは、その端部を下にして装置を直立させることができる独自の基部を装置が備えているためであり、また装置がカウンタートップ上で使用されるが、収納時には略垂直になるが、略水平方向に延びる長手軸に沿ってユニークにバランスを保っているからである。
【0046】
装置に設けられている基部は所望の形状に形成することができるが、収納のため端部を下にして装置を直立させることができるように設計される。この基部は、短手軸48に沿って延びる平坦な背面21、短手軸147に沿って延びる湾曲背面121によって離隔された一対の脚121’、基部(不図示)に接続された独立プレート、一対の追加脚190あるいはカウンタートップ上の支持面を形成するその他の形状であってよいが、これらに限定されるものではない。
【0047】
また、本装置の設計では、コンパクトな形になると重量のバランスがとれる。このように重量のバランスがとれるため、その基部側を下にして自立させることができるので付加的な固定具や隣接する壁や天板で支える必要がない。例えば、三つ全部のラック、すなわち、第1のラック12又は112,第2のラック14又は114,器具用ラック30又は130を折り畳んで装置をコンパクトにすると、装置はその短手軸49又は149に沿ってバランスがとれる。ここで、装置はその基部を下にして上向きに折り畳んで自立型装置としてしまい込むことができる。
【0048】
以上のように、本発明の実施例を幾つか説明してきたが、添付の請求項に規定される本発明の精神や範囲から離れることなく、多くの変形例や変更例が可能であることは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】カウンタートップ上で皿、鍋、金属製食器を乾燥のため支持する位置にある本発明の第1の実施例の斜視図である。
【図2】調整自在な第1のラックを下方位置へ伸ばしている様子を示す本発明の第1の実施例の斜視図である。
【図3】金属製食器を支持するためのトレイを示す本発明の第1の実施例の側面図である。
【図4】調整自在な第1のラックを下方位置へ延ばし、また支持棒を伸ばして大型鍋又は平鍋を支持する様子を示す本発明の第1の実施例の斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施例を折り畳んだ様子を示す斜視図である。
【図6】第2の調整自在なラックの前方端を固定する
留め具ブロックの第1の実施例の斜視図である。
【図7】第1の調整自在なラックと第2の調整自在なラックの双方を支持する背面支持ブロックの第1の実施例の側面図である。
【図8】折り畳んで立てられた位置にある本発明の第1の実施例の後方側面図である。
【図9】折り畳んで立てられた位置にある本発明の第1の実施例の斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施例の斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施例の分解斜視図である。
【図12】本発明の第2の実施例の側面図である。
【図13】図12に関する本発明の第2の実施例の反対側からの側面図である。
【図14】器具用ラックの第2の実施例の斜視図である。
【図15】開放位置における本発明の第3の実施例の斜視図である。
【図16】閉鎖位置における本発明の第3の実施例の後方斜視図である。
【図17】本発明の第3の実施例の背面図である。

Claims (20)

  1. 乾燥対象物を支持する装置であって、
    a) 底板、及び該底板を取り囲む複数の側壁を有する水受け皿と、
    b) 前方端、及び前記水受け皿に回転自在に取り付けられている後方端を有する第1の調整自在なラックと、
    c) 前方端、及び前記水受け皿に回転自在に取り付けられている後方端を有する第2の調整自在なラックと、
    d) 前記第1の調整自在なラックに回転自在に接続される調整自在な支持棒とであって、前記調整自在な支持棒は前記第1の調整自在なラックの前記前方端の高さを回転により調整するものであるが、
    e) 前記第2の調整自在なラック及び前記調整自在な支持棒を所定位置に配置するように、前記第1の調整自在なラックをロックするものであって、前記水受け皿に接続されるロックと、
    を含み、
    前記第1の調整自在なラック、前記第2の調整自在なラック、及び前記調整自在な支持棒が、前記ロックにロックされると、前記水受け皿の前記複数の側壁のうち少なくとも1つの側壁を下にしてすわるように、この装置を傾斜させて立ち上げることができるように、この装置の重量バランスがとられていることを特徴とする装置。
  2. 前記底板は、実質的に平面的に形成され、対象物を前記装置の上で乾燥させる際には略水平な軸に沿っており、また、前記第2の調整自在なラックを所定位置にロックして、前記側壁を下にして前記装置を傾斜させて立ち上げる際には、前記底板は略垂直な軸に沿っていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記水受け皿に接続され、前記装置を直立に支持する基部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記基部は、前記水受け皿と一体的に形成された少なくとも一本の脚を有することを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 前記基部は、前記水受け皿に接続された一連の脚を含むことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  6. 前記一連の脚は、前記水受け皿に回転自在に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 前記ロックは、前記水受け皿に接続された留め具ブロックとして形成されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 前記水受け皿に接続された支持ブロックを更に含み、この支持ブロックは、ステップ状の断面を有し、前記第1の調整自在なラック及び第2の調整自在なラックを支持することを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記水受け皿に接続された調整自在なトレイを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 前記調整自在なトレイは、上板と、前記調整自在なトレイ及び前記水受け皿に接続された複数の調整自在な脚とを含んでいることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 前記複数の調整自在な脚は、前記水受け皿に回転自在に接続されていることを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 前記水受け皿は、前記水受け皿から液体を排出するための少なくとも1つの排水孔を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  13. 前記水受け皿の内に設けられた一連の支持片を更に含み、前記調整自在な支持棒が前記支持片の1つの隣に配置され、前記支持片は、前記調整自在な支持棒を回転させないように保持し、前記第1の調整自在なラックを所定位置に保持することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  14. 前記水受け皿の内に設けられた一連の支持隆起を更に含み、前記調整自在な支持棒が前記支持隆起上に配置されたとき、前記支持隆起は、前記第1の調整自在なラックから外へ延びる延長支持プラットフォームを形成するように、前記調整自在な支持棒を略水平な状態で支持することを特徴とする請求項11に記載の装置。
  15. 前記調整自在なトレイ上の前記上板は、複数の器具を挿入するための一連の穴を有することを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 前記水受け皿に設けられた前記複数の側壁は、前記底板に略垂直に延びる後側壁を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  17. 前記水受け皿に設けられた前記複数の側壁は、前記底板から外へ延びる湾曲した後側壁を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  18. 前記湾曲した後側壁から外へ延びる複数の脚を更に含むことを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 対象物を乾燥する装置であって、
    a) 底板、及び前記底板を取り囲む複数の側壁を有する水受け皿と、前記底板の上に設けられた一連の支持片と、
    b) 前方端、及び前記水受け皿に回転自在に取り付けられている後方端を有する第1の調整自在なラックと、
    c) 前方端、及び前記水受け皿に回転自在に取り付けられている後方端を有する第2の調整自在なラックと、
    d) 前記第1の調整自在なラックに回転自在に接続される調整自在な支持棒とであって、前記調整自在な支持棒は前記第1の調整自在なラックの前記前方端の高さを回転により調整するものであるが、
    e) 前記第2の調整自在なラック及び前記調整自在な支持棒を所定位置に配置するように、前記第1の調整自在なラックをロックするものであって、前記水受け皿に接続さるロックと、
    f) 前記水受け皿に接続された少なくとも一本の調整自在な脚及び前記少なくとも一本の調整自在な脚に接続されたプレート、ここで前記プレートは前記調整自在なトレイ内に乾燥用の用品を受けかつ保持するために一連の穴を有しているが、を含む調整自在なトレイと、
    を含み、
    前記第1の調整自在なラック、前記第2の調整自在なラック、前記調整自在な支持棒が、前記ロックにロックされ、前記調整自在なトレイが折り畳まれたときに、装置は、前記水受け皿の前記複数の側壁のうち少なくとも1つの側壁を下にしてすわるように、この装置を傾斜させて立ち上げることができるように、この装置の重量バランスがとられていることを特徴とする装置。
  20. 対象物乾燥用装置において、
    a) 底板を有する水受け皿と、
    b) 前記水受け皿に接続された皿乾燥用手段と、
    c) 前記水受け皿に接続された鍋乾燥用手段と、
    d) 前記底板が略垂直な面に沿って延びるよう前記水受け皿を直立に支持する手段と、を含む装置。
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