JP2004364163A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の部品を追加することなく、LCDに表示される画像を常に見易くすることができる撮像装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ2のCPU33は、画像信号処理回路51で取得されるホワイトバランス補正値を元に、撮影場所が屋内、屋外のいずれであるかを判別し、屋内撮影と判別した場合は、バックライト光源55をオンにし、屋外撮影と判別した場合は、バックライト光源55をオフにする。晴れて太陽が出ているような状況下でデジタルカメラ2を使用した場合、採光部56からの外光のみを使用するため、LCD17の表示画面が全体的に白っぽくなるということがなく、バックライト光源55で消費される電力を抑えることができ、暗い屋内や夜間など外光が殆どない状況下では、光量が足りずに表示画面が全体的に黒っぽくなるということがない。
【選択図】 図4
【解決手段】デジタルカメラ2のCPU33は、画像信号処理回路51で取得されるホワイトバランス補正値を元に、撮影場所が屋内、屋外のいずれであるかを判別し、屋内撮影と判別した場合は、バックライト光源55をオンにし、屋外撮影と判別した場合は、バックライト光源55をオフにする。晴れて太陽が出ているような状況下でデジタルカメラ2を使用した場合、採光部56からの外光のみを使用するため、LCD17の表示画面が全体的に白っぽくなるということがなく、バックライト光源55で消費される電力を抑えることができ、暗い屋内や夜間など外光が殆どない状況下では、光量が足りずに表示画面が全体的に黒っぽくなるということがない。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、バックライト光源からの照明光、および外光を用いて画像の表示を行う液晶表示器とを備えた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像装置、例えばデジタルカメラには、CCDイメージセンサなどの撮像素子で撮像された画像を表示する液晶表示器(LCD)が搭載されている。このLCDには、バックライト光源と、外光を採り入れる採光部とが設けられたいわゆる外光採り入れ型LCDや、反射板が設けられた反射型LCDが用いられ、バックライト光源からの照明光、および外光を用いて表示画面に画像を表示する。
【0003】
デジタルカメラには、屋内、屋外を問わず手軽に撮影を楽しめるという利点がある。しかしながら、上記のようなLCDを搭載したデジタルカメラを、晴れて太陽が出ているような状況下で使用した場合、バックライト光源からの照明光と外光とにより、LCDの表示画面が全体的に白っぽくなり、暗い屋内や夜間など外光が殆どない状況下では、光量が足りずに表示画面が全体的に黒っぽくなり、画像が見難くなるという問題があった。
【0004】
上記のような問題を解決するために、外光の明るさを検出する感光センサを採光部の近傍に設け、この感光センサの検出結果に応じて、バックライト光源の光量を制御する液晶表示装置が提案されている(特許文献1参照)。また、画像入力手段によって入力された画像から算出される輝度情報に基づいて、バックライト光源の光量を調節する画像処理装置が提案されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−162576号公報
【特許文献2】
特開2002−278505号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載される液晶表示装置は、感光センサを別途設けているため、部品コストが余分に掛かるという問題があった。また、特許文献2に記載される画像処理装置では、被写体の輝度情報を元にバックライト光源の光量を調節しているため、撮影者と被写体との環境が違う場合(例えば撮影者が日向にいて、被写体が木陰にいる場合)に、本来の制御動作とは逆の動作をするおそれがあった。
【0007】
本発明は、特定の部品を追加することなく、LCDに表示される画像を常に見易くすることができる撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、バックライト光源からの照明光、および外光を用いて画像の表示を行う液晶表示器とを備えた撮像装置において、前記画像データから取得されるホワイトバランス補正値を元に、屋内撮影、屋外撮影のいずれであるかを判別するとともに、この判別結果に基づいて、前記バックライト光源の光量を調節する光量制御手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
なお、前記ホワイトバランス補正値をマニュアル設定可能なマニュアルホワイトバランス補正モードと、屋内で撮影を行う屋内撮影モードと、屋外で撮影を行う屋外撮影モードとを備え、これらのモードを選択可能な選択手段を有するとともに、前記光量制御手段は、前記マニュアルホワイトバランス補正モードが選択された場合、前記選択手段から出力される信号を元に前記判別を行い、この判別結果に基づいて、前記調節を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1および図2において、本発明を適用したデジタルカメラ2の前面には、撮像レンズ10を保持するレンズ鏡胴11が組み込まれている。デジタルカメラ2の上面には、レリーズボタン12、電源スイッチ13、およびモードダイヤル14が設けられており、側面には、メモリカード50(図3参照)が着脱自在に装填されるメモリカードスロットを覆う蓋15が設けられている。
【0011】
デジタルカメラ2の背面には、電子ビューファインダを構成するファインダ接眼窓16、液晶表示器(LCD)17、および操作部18が設けられている。LCD17には、撮影した画像やいわゆるスルー画像、各種メニュー画面が表示される。操作部18は、撮像レンズ10のズームレンズをワイド側、テレ側に変倍するズーム操作ボタンや、LCD17にメニュー画面を表示させるメニューボタン、メニュー画面内でカーソルを移動させるカーソル操作ボタン、選択内容を決定する際に操作される決定ボタンなどから構成される。
【0012】
デジタルカメラ2では、静止画撮影を行う静止画撮影モード、動画撮影を行う動画撮影モード、撮影した画像をLCD17に表示する再生モード、および各種設定を行うセットアップモードが選択可能となっている。これらのモードの切り替えは、モードダイヤル14を回動操作させることで行われる。動画撮影モードでは、動画の撮影とともに、前面に設けられたマイクロホン19を介して周囲の音声が収録される。
【0013】
また、デジタルカメラ2は、ホワイトバランス補正値をマニュアル設定可能なマニュアルホワイトバランス補正モードと、屋内で撮影を行う屋内撮影モードと、屋外で撮影を行う屋外撮影モードとを備えている。これらのモードは、操作部18を操作することにより選択可能となっている。
【0014】
レリーズボタン12は、2段階押しのスイッチとなっている。電子ビューファインダまたはLCD17によるフレーミングの後に、レリーズボタン12を軽く押圧(半押し)すると、露光調整、撮像レンズ10の自動焦点調整などの各種撮影準備処理が施される。撮影準備処理が施された撮像信号は、レリーズボタン12を離すまでデータロックされる。そして、この状態でレリーズボタン12をもう1度強く押圧(全押し)すると、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換された後、メモリカード50に記録される。
【0015】
デジタルカメラ2の電気的構成を示す図3において、撮像レンズ10には、ズームモータ30と、アイリスモータ31と、フォーカスモータ32とが接続されている。これらのモータ30〜32は、CPU33に接続された第1〜第3モータドライバ34〜36により駆動制御され、レリーズボタン12の1回目の押圧操作により撮影準備処理を行う。ズームモータ30は、図示しないズームレンズをワイド側、あるいはテレ側に動作させ、撮像レンズ10のズーミングを行う。また、アイリスモータ31およびフォーカスモータ32は、図示しないアイリスおよびフォーカスレンズを動作させ、撮影条件が最適となるように撮像レンズ10の露光調整、焦点調整を行う。
【0016】
撮像レンズ10の背後には、レリーズボタン12の全押しにより、第4モータドライバ37およびシャッタモータ38で開閉動作されるメカシャッタ39が配置されている。このメカシャッタ39の背後には、撮像レンズ10を透過した被写体光が撮像されるCCD40が配置されている。第4モータドライバ37およびCCD40には、CPU33によって制御されるタイミングジェネレータ41が接続され、このタイミングジェネレータ41からタイミング信号(クロックパルス)が入力される。
【0017】
CCD40から出力された撮像信号は、相関二重サンプリング回路(CDS)42に入力され、CCD40の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データとして出力される。CDS42から出力された画像データは、増幅器(AMP)43で増幅され、A/D変換器44でデジタルデータに変換される。
【0018】
画像入力コントローラ45は、バス46を介してCPU33に接続され、CPU33の制御命令に応じてCCD40、CDS42、AMP43、およびA/D変換器44を制御する。A/D変換器44から出力された画像データは、LCDドライバ47を介してLCD17に表示される。または、内蔵メモリ48に保存される。内蔵メモリ48に保存された画像データは、メディアコントローラ49を介してメモリカード50に記録される。
【0019】
画像信号処理回路51は、階調変換、色変換、ハイパートーン処理、ハイパーシャープネス処理などの各種画像処理を画像データに施す。圧縮処理回路52は、デジタルカメラ2をパーソナルコンピュータなどの外部機器に接続して、撮像された画像データを転送する際に、画像データを所定のファイル形式(例えばJPEG形式)に圧縮する。
【0020】
バス46には、撮像レンズ10の焦点調整、露光調整およびホワイトバランス補正が撮影に適切か否かを検出するAF検出回路53、AE/AWB検出回路54が接続されている。これらの検出回路53、54は、バス46を介してCPU33に検出結果を送信する。CPU33は、この検出結果に基づいて、適正な焦点距離および露光量となるように、撮像レンズ10の各種パラメータを調整する。
【0021】
LCD17には、バックライト光源55、外光を採り入れる採光部56が設けられている。このLCD17は、バックライト光源55からの照明光、および採光部56からの外光を用いて画像の表示を行う。CPU33は、画像信号処理回路51で取得されるホワイトバランス補正値を元に、撮影場所が屋内、屋外のいずれであるかを判別し、屋内撮影と判別した場合は、バックライト光源55をオンにし、屋外撮影と判別した場合は、バックライト光源55をオフにする。
【0022】
また、CPU33は、マニュアルホワイトバランス補正モード下で、且つ屋内撮影モードが選択された場合、バックライト光源55をオンにし、屋外撮影モードが選択された場合、バックライト光源55をオフにする。
【0023】
次に、上記構成による作用について、図4および図5のフローチャートを参照して説明する。まず、電源スイッチ13を操作してデジタルカメラ2の電源を投入し、起動処理を行った後、AE/AWB検出回路54で露光調整を行う。
【0024】
露光量の最適化後、ホワイトバランス補正を行う。そして、画像信号処理回路51で取得されるホワイトバランス補正値を元に、CPU33により撮影場所が屋内、屋外のいずれであるかを判別する。屋内撮影と判別された場合は、LCD17のバックライト光源55をオンにし、屋外撮影と判別された場合は、バックライト光源55をオフにする。
【0025】
バックライト光源55の光量調整後、モードダイヤル14を回動操作して動作モードを選択する。動画撮影モード、あるいは静止画撮影モードが選択された場合は、LCD17にスルー画像を表示する。一方、再生モードが選択された場合は、ズームレンズを初期位置に戻すなどのリセット動作を行って、メモリカード50に記録された画像をLCD17に再生表示する。
【0026】
図5に示すように、マニュアルホワイトバランス補正モード下では、起動処理を行った後、動画撮影モード、あるいは静止画撮影モードが選択された場合は、AE/AWB検出回路54により露光調整を行った後、マニュアル設定されたホワイトバランス補正値でホワイトバランス補正を行う。
【0027】
ホワイトバランス補正後、CPU33により屋内撮影モード、屋外撮影モードのいずれであるかを判別する。屋内撮影モードであった場合は、LCD17のバックライト光源55をオンにし、屋外撮影モードであった場合は、バックライト光源55をオフにする。
【0028】
バックライト光源55の光量調整後、LCD17にスルー画像を表示する。一方、再生モードが選択された場合は、ズームレンズを初期位置に戻すなどのリセット動作を行って、メモリカード50に記録された画像をLCD17に再生表示する。
【0029】
上記のような構成であると、晴れて太陽が出ているような状況下でデジタルカメラ2を使用した場合、採光部56からの外光のみを使用するため、LCD17の表示画面が全体的に白っぽくなるということがなく、バックライト光源55で消費される電力を抑えることができる。一方、暗い屋内や夜間など外光が殆どない状況下では、光量が足りずに表示画面が全体的に黒っぽくなるということがない。
【0030】
上記実施形態では、CPU33でオンオフ制御することにより、バックライト光源55の光量を調節しているが、明暗2段階で光量を調節してもよい。また、被写体の撮影直後、再生モードに切り替えて撮影した画像を確認する場合に、再生モードに切り替える直前の撮影場所の判別結果を元に、バックライト光源55の光量を制御するようにしてもよい。
【0031】
なお、上記実施形態では、外光採り入れ型LCDについて述べたが、反射板が設けられた反射型LCDであってもよい。また、デジタルカメラ2を例示して説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばビデオカメラやカメラ付き携帯電話などの他の撮像装置にも適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明の撮像装置によれば、画像データから取得されるホワイトバランス補正値を元に、屋内撮影、屋外撮影のいずれであるかを判別するとともに、この判別結果に基づいて、バックライト光源の光量を調節する光量制御手段を設けたので、特定の部品を追加することなく、LCDに表示される画像を常に見易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルカメラの正面概観斜視図である。
【図2】デジタルカメラの背面概観図である。
【図3】デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】デジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】マニュアルホワイトバランス補正モード下におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 デジタルカメラ
10 撮像レンズ
12 レリーズボタン
17 液晶表示器(LCD)
18 操作部
33 CPU
40 CCD
48 内蔵メモリ
50 メモリカード
51 画像信号処理回路
54 AE/AWB検出回路
55 バックライト光源
56 採光部
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、バックライト光源からの照明光、および外光を用いて画像の表示を行う液晶表示器とを備えた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
撮像装置、例えばデジタルカメラには、CCDイメージセンサなどの撮像素子で撮像された画像を表示する液晶表示器(LCD)が搭載されている。このLCDには、バックライト光源と、外光を採り入れる採光部とが設けられたいわゆる外光採り入れ型LCDや、反射板が設けられた反射型LCDが用いられ、バックライト光源からの照明光、および外光を用いて表示画面に画像を表示する。
【0003】
デジタルカメラには、屋内、屋外を問わず手軽に撮影を楽しめるという利点がある。しかしながら、上記のようなLCDを搭載したデジタルカメラを、晴れて太陽が出ているような状況下で使用した場合、バックライト光源からの照明光と外光とにより、LCDの表示画面が全体的に白っぽくなり、暗い屋内や夜間など外光が殆どない状況下では、光量が足りずに表示画面が全体的に黒っぽくなり、画像が見難くなるという問題があった。
【0004】
上記のような問題を解決するために、外光の明るさを検出する感光センサを採光部の近傍に設け、この感光センサの検出結果に応じて、バックライト光源の光量を制御する液晶表示装置が提案されている(特許文献1参照)。また、画像入力手段によって入力された画像から算出される輝度情報に基づいて、バックライト光源の光量を調節する画像処理装置が提案されている(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−162576号公報
【特許文献2】
特開2002−278505号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載される液晶表示装置は、感光センサを別途設けているため、部品コストが余分に掛かるという問題があった。また、特許文献2に記載される画像処理装置では、被写体の輝度情報を元にバックライト光源の光量を調節しているため、撮影者と被写体との環境が違う場合(例えば撮影者が日向にいて、被写体が木陰にいる場合)に、本来の制御動作とは逆の動作をするおそれがあった。
【0007】
本発明は、特定の部品を追加することなく、LCDに表示される画像を常に見易くすることができる撮像装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、バックライト光源からの照明光、および外光を用いて画像の表示を行う液晶表示器とを備えた撮像装置において、前記画像データから取得されるホワイトバランス補正値を元に、屋内撮影、屋外撮影のいずれであるかを判別するとともに、この判別結果に基づいて、前記バックライト光源の光量を調節する光量制御手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
なお、前記ホワイトバランス補正値をマニュアル設定可能なマニュアルホワイトバランス補正モードと、屋内で撮影を行う屋内撮影モードと、屋外で撮影を行う屋外撮影モードとを備え、これらのモードを選択可能な選択手段を有するとともに、前記光量制御手段は、前記マニュアルホワイトバランス補正モードが選択された場合、前記選択手段から出力される信号を元に前記判別を行い、この判別結果に基づいて、前記調節を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1および図2において、本発明を適用したデジタルカメラ2の前面には、撮像レンズ10を保持するレンズ鏡胴11が組み込まれている。デジタルカメラ2の上面には、レリーズボタン12、電源スイッチ13、およびモードダイヤル14が設けられており、側面には、メモリカード50(図3参照)が着脱自在に装填されるメモリカードスロットを覆う蓋15が設けられている。
【0011】
デジタルカメラ2の背面には、電子ビューファインダを構成するファインダ接眼窓16、液晶表示器(LCD)17、および操作部18が設けられている。LCD17には、撮影した画像やいわゆるスルー画像、各種メニュー画面が表示される。操作部18は、撮像レンズ10のズームレンズをワイド側、テレ側に変倍するズーム操作ボタンや、LCD17にメニュー画面を表示させるメニューボタン、メニュー画面内でカーソルを移動させるカーソル操作ボタン、選択内容を決定する際に操作される決定ボタンなどから構成される。
【0012】
デジタルカメラ2では、静止画撮影を行う静止画撮影モード、動画撮影を行う動画撮影モード、撮影した画像をLCD17に表示する再生モード、および各種設定を行うセットアップモードが選択可能となっている。これらのモードの切り替えは、モードダイヤル14を回動操作させることで行われる。動画撮影モードでは、動画の撮影とともに、前面に設けられたマイクロホン19を介して周囲の音声が収録される。
【0013】
また、デジタルカメラ2は、ホワイトバランス補正値をマニュアル設定可能なマニュアルホワイトバランス補正モードと、屋内で撮影を行う屋内撮影モードと、屋外で撮影を行う屋外撮影モードとを備えている。これらのモードは、操作部18を操作することにより選択可能となっている。
【0014】
レリーズボタン12は、2段階押しのスイッチとなっている。電子ビューファインダまたはLCD17によるフレーミングの後に、レリーズボタン12を軽く押圧(半押し)すると、露光調整、撮像レンズ10の自動焦点調整などの各種撮影準備処理が施される。撮影準備処理が施された撮像信号は、レリーズボタン12を離すまでデータロックされる。そして、この状態でレリーズボタン12をもう1度強く押圧(全押し)すると、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換された後、メモリカード50に記録される。
【0015】
デジタルカメラ2の電気的構成を示す図3において、撮像レンズ10には、ズームモータ30と、アイリスモータ31と、フォーカスモータ32とが接続されている。これらのモータ30〜32は、CPU33に接続された第1〜第3モータドライバ34〜36により駆動制御され、レリーズボタン12の1回目の押圧操作により撮影準備処理を行う。ズームモータ30は、図示しないズームレンズをワイド側、あるいはテレ側に動作させ、撮像レンズ10のズーミングを行う。また、アイリスモータ31およびフォーカスモータ32は、図示しないアイリスおよびフォーカスレンズを動作させ、撮影条件が最適となるように撮像レンズ10の露光調整、焦点調整を行う。
【0016】
撮像レンズ10の背後には、レリーズボタン12の全押しにより、第4モータドライバ37およびシャッタモータ38で開閉動作されるメカシャッタ39が配置されている。このメカシャッタ39の背後には、撮像レンズ10を透過した被写体光が撮像されるCCD40が配置されている。第4モータドライバ37およびCCD40には、CPU33によって制御されるタイミングジェネレータ41が接続され、このタイミングジェネレータ41からタイミング信号(クロックパルス)が入力される。
【0017】
CCD40から出力された撮像信号は、相関二重サンプリング回路(CDS)42に入力され、CCD40の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データとして出力される。CDS42から出力された画像データは、増幅器(AMP)43で増幅され、A/D変換器44でデジタルデータに変換される。
【0018】
画像入力コントローラ45は、バス46を介してCPU33に接続され、CPU33の制御命令に応じてCCD40、CDS42、AMP43、およびA/D変換器44を制御する。A/D変換器44から出力された画像データは、LCDドライバ47を介してLCD17に表示される。または、内蔵メモリ48に保存される。内蔵メモリ48に保存された画像データは、メディアコントローラ49を介してメモリカード50に記録される。
【0019】
画像信号処理回路51は、階調変換、色変換、ハイパートーン処理、ハイパーシャープネス処理などの各種画像処理を画像データに施す。圧縮処理回路52は、デジタルカメラ2をパーソナルコンピュータなどの外部機器に接続して、撮像された画像データを転送する際に、画像データを所定のファイル形式(例えばJPEG形式)に圧縮する。
【0020】
バス46には、撮像レンズ10の焦点調整、露光調整およびホワイトバランス補正が撮影に適切か否かを検出するAF検出回路53、AE/AWB検出回路54が接続されている。これらの検出回路53、54は、バス46を介してCPU33に検出結果を送信する。CPU33は、この検出結果に基づいて、適正な焦点距離および露光量となるように、撮像レンズ10の各種パラメータを調整する。
【0021】
LCD17には、バックライト光源55、外光を採り入れる採光部56が設けられている。このLCD17は、バックライト光源55からの照明光、および採光部56からの外光を用いて画像の表示を行う。CPU33は、画像信号処理回路51で取得されるホワイトバランス補正値を元に、撮影場所が屋内、屋外のいずれであるかを判別し、屋内撮影と判別した場合は、バックライト光源55をオンにし、屋外撮影と判別した場合は、バックライト光源55をオフにする。
【0022】
また、CPU33は、マニュアルホワイトバランス補正モード下で、且つ屋内撮影モードが選択された場合、バックライト光源55をオンにし、屋外撮影モードが選択された場合、バックライト光源55をオフにする。
【0023】
次に、上記構成による作用について、図4および図5のフローチャートを参照して説明する。まず、電源スイッチ13を操作してデジタルカメラ2の電源を投入し、起動処理を行った後、AE/AWB検出回路54で露光調整を行う。
【0024】
露光量の最適化後、ホワイトバランス補正を行う。そして、画像信号処理回路51で取得されるホワイトバランス補正値を元に、CPU33により撮影場所が屋内、屋外のいずれであるかを判別する。屋内撮影と判別された場合は、LCD17のバックライト光源55をオンにし、屋外撮影と判別された場合は、バックライト光源55をオフにする。
【0025】
バックライト光源55の光量調整後、モードダイヤル14を回動操作して動作モードを選択する。動画撮影モード、あるいは静止画撮影モードが選択された場合は、LCD17にスルー画像を表示する。一方、再生モードが選択された場合は、ズームレンズを初期位置に戻すなどのリセット動作を行って、メモリカード50に記録された画像をLCD17に再生表示する。
【0026】
図5に示すように、マニュアルホワイトバランス補正モード下では、起動処理を行った後、動画撮影モード、あるいは静止画撮影モードが選択された場合は、AE/AWB検出回路54により露光調整を行った後、マニュアル設定されたホワイトバランス補正値でホワイトバランス補正を行う。
【0027】
ホワイトバランス補正後、CPU33により屋内撮影モード、屋外撮影モードのいずれであるかを判別する。屋内撮影モードであった場合は、LCD17のバックライト光源55をオンにし、屋外撮影モードであった場合は、バックライト光源55をオフにする。
【0028】
バックライト光源55の光量調整後、LCD17にスルー画像を表示する。一方、再生モードが選択された場合は、ズームレンズを初期位置に戻すなどのリセット動作を行って、メモリカード50に記録された画像をLCD17に再生表示する。
【0029】
上記のような構成であると、晴れて太陽が出ているような状況下でデジタルカメラ2を使用した場合、採光部56からの外光のみを使用するため、LCD17の表示画面が全体的に白っぽくなるということがなく、バックライト光源55で消費される電力を抑えることができる。一方、暗い屋内や夜間など外光が殆どない状況下では、光量が足りずに表示画面が全体的に黒っぽくなるということがない。
【0030】
上記実施形態では、CPU33でオンオフ制御することにより、バックライト光源55の光量を調節しているが、明暗2段階で光量を調節してもよい。また、被写体の撮影直後、再生モードに切り替えて撮影した画像を確認する場合に、再生モードに切り替える直前の撮影場所の判別結果を元に、バックライト光源55の光量を制御するようにしてもよい。
【0031】
なお、上記実施形態では、外光採り入れ型LCDについて述べたが、反射板が設けられた反射型LCDであってもよい。また、デジタルカメラ2を例示して説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばビデオカメラやカメラ付き携帯電話などの他の撮像装置にも適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明の撮像装置によれば、画像データから取得されるホワイトバランス補正値を元に、屋内撮影、屋外撮影のいずれであるかを判別するとともに、この判別結果に基づいて、バックライト光源の光量を調節する光量制御手段を設けたので、特定の部品を追加することなく、LCDに表示される画像を常に見易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタルカメラの正面概観斜視図である。
【図2】デジタルカメラの背面概観図である。
【図3】デジタルカメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】デジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】マニュアルホワイトバランス補正モード下におけるデジタルカメラの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 デジタルカメラ
10 撮像レンズ
12 レリーズボタン
17 液晶表示器(LCD)
18 操作部
33 CPU
40 CCD
48 内蔵メモリ
50 メモリカード
51 画像信号処理回路
54 AE/AWB検出回路
55 バックライト光源
56 採光部
Claims (2)
- 被写体を撮像して画像データを出力する撮像手段と、バックライト光源からの照明光、および外光を用いて画像の表示を行う液晶表示器とを備えた撮像装置において、
前記画像データから取得されるホワイトバランス補正値を元に、屋内撮影、屋外撮影のいずれであるかを判別するとともに、
この判別結果に基づいて、前記バックライト光源の光量を調節する光量制御手段を設けたことを特徴とする撮像装置。 - 前記ホワイトバランス補正値をマニュアル設定可能なマニュアルホワイトバランス補正モードと、屋内で撮影を行う屋内撮影モードと、屋外で撮影を行う屋外撮影モードとを備え、これらのモードを選択可能な選択手段を有するとともに、
前記光量制御手段は、前記マニュアルホワイトバランス補正モードが選択された場合、前記選択手段から出力される信号を元に前記判別を行い、
この判別結果に基づいて、前記調節を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003162585A JP2004364163A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003162585A JP2004364163A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004364163A true JP2004364163A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=34054696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003162585A Pending JP2004364163A (ja) | 2003-06-06 | 2003-06-06 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004364163A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101453565B (zh) * | 2007-12-05 | 2011-06-29 | 奥林巴斯映像株式会社 | 摄影装置及摄影装置的控制方法 |
US10121418B2 (en) | 2014-11-28 | 2018-11-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for controlling video wall |
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2003
- 2003-06-06 JP JP2003162585A patent/JP2004364163A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101453565B (zh) * | 2007-12-05 | 2011-06-29 | 奥林巴斯映像株式会社 | 摄影装置及摄影装置的控制方法 |
US10121418B2 (en) | 2014-11-28 | 2018-11-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus and method for controlling video wall |
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