JP2004362836A - 電源コンセント及びトラッキング防止システム - Google Patents

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敦至 吉田
Koji Mizuno
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Abstract

【課題】アース端子の無い電源コンセントであっても、遮断装置を電源コンセントに設けることなくトラッキング生成の原因となる火花放電発生時に電路を遮断できるトラッキング防止システムを提供する。
【解決手段】電源コンセント1に、差込プラグの電極間で発生する火花放電を検出する放電検出回路6と火花放電が発生したら信号を出力する信号出力部7とを設け、電源コンセント1と漏電遮断器2を電路13と共に伝送線12でも接続した。伝送線12は、信号出力部7と漏電遮断器2の電磁引き外し装置9の電磁コイル10の一端に接続し、火花放電が発生したら信号出力部7の出力信号により電磁引き外し装置9を動作させて電路13を遮断させた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラッキングの発生を防止するトラッキング防止システム及びそのシステムに好適な電源コンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】
電源コンセントに接続した差込プラグの電極間(栓刃間)に発生する火花放電により、差込プラグ電極間の樹脂が炭化してやがて短絡に至る、所謂トラッキング短絡による事故を防止するために、例えば特許文献1或いは特許文献2の技術がある。
特許文献1は、電源コンセントのプラグ挿入口間に、アースに接続した導電板を配置して、電極間に発生する放電電流を導電板からアースに流すことで漏電遮断器を動作させて電路を遮断する構成が記載されている。また、特許文献2は、電源コンセントのプラグ挿入口間に釈放リレーを接続した一対の電極を配置して構成され、電極間に放電が発生したらその放電電流を釈放リレーに流し、放電電流により釈放リレーを動作させて電路を遮断する構成が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−35599号公報
【特許文献2】
特開平9−180805号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の技術は、電源コンセントに遮断装置を設けること無く電路を遮断することができ、簡単な構成でトラッキング現象の防止を可能としている。しかし、アース端子付のコンセント及び漏電遮断器が必要であり、適用範囲が限定されていた。
また、特許文献2の技術は、釈放リレーを動作させるためには、ある程度の電流が必要であり、トラッキング現象を引き起こす電極間の放電のうちの初期段階に発生する微小な電流(火花放電)で動作させるのは難しく、ある程度大きな放電を待たなければならず、その時点で既に差込プラグの劣化(炭化)が生じてしまい、差込プラグの交換等が必要となっていた。
【0005】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、アース端子の無い電源コンセントであっても、遮断装置を電源コンセントに設けることなくトラッキング短絡を防止でき、更にトラッキング現象の初期の段階で発生する火花放電を検知してプラグの劣化を防止するトラッキング防止システム及びそのシステムに好適な電源コンセントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係る電源コンセントは、接続された差込プラグの栓刃間に発生する火花放電を検知するセンサと、該センサの火花放電検知情報から火花放電発生を判断する放電検出回路と、該放電検出回路が火花放電発生と判断したら信号を外部に出力する信号出力部とを備えてなることを特徴とする。
この構成により、火花放電検出信号を外部に出力するので、その信号によりブレーカを遮断動作させることが可能であり、遮断装置を電源コンセントに設けることなくトラッキング生成を防止することが可能となる。
然も、火花放電発生を判断する放電検出回路を電源コンセントに設けることで、トラッキング生成初期の段階で発生する比較的小さな火花放電も検出できる。そのため、トラッキング生成前の段階で電路の遮断操作が可能となり、トラッキング生成を防止でき、差込プラグの劣化も防止することが可能となる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、信号出力部は、ブレーカの電磁引き外し装置を作動可能な遮断操作信号を出力する出力回路を有し、放電検出回路が火花放電発生と判断したら前記遮断操作信号を出力するよう構成される。
この構成により、電源コンセントの出力信号をブレーカの電磁引き外装置に直接伝送するだけで遮断動作させることができ、ブレーカに新たな回路を設けることなく遮断操作できる。
【0008】
請求項3の発明に係るトラッキング防止システムは、請求項2に記載の電源コンセントと、該電源コンセントが接続されるブレーカとで構成し、前記電源コンセントの信号出力部と前記ブレーカの電磁引き外し装置を構成する電磁コイルの一端とを伝送線で接続し、放電検出回路が火花放電発生と判断したら、信号出力部の遮断操作信号により前記電磁引き外し装置が作動してブレーカが遮断動作することを特徴とする。
この構成によれば、電源コンセントにて火花放電の発生を検出して、その検出信号を受けてブレーカが遮断動作するので、アース端子の無い電源コンセントであっても、遮断装置を電源コンセントに設けることなくトラッキング生成を防止できる。また、電源コンセントにて火花放電を検出するので、トラッキング現象の初期の段階で発生する火花放電を検知でき、差込プラグの劣化を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るトラッキング防止システムの第1実施形態を示すブロック図であり、1は電源コンセント、2はブレーカの1つである漏電遮断器を示している。
電源コンセント1の電極の間、即ち差込プラグを接続する受刃4の間には、差込プラグの栓刃間で発生する火花放電を検知するセンサ5が設けられている。そして、6はセンサ情報から火花放電発生を判断する放電検出回路、7aは信号出力部7(図2に示す)の一部を構成する出力回路を示している。また、漏電遮断器2は、漏電検出回路8、電路引き外し装置9を備え、電源コンセント1の出力回路7aの出力が伝送線12により電路引き外し装置9の電磁コイル10の一端に接続されている。尚、13は電源から漏電遮断器2を介して電源コンセント1に伸びた電路である。
【0010】
このシステムの要部回路は図2に示すように形成され、放電検出回路6は、絶対値回路15、増幅回路16、微分回路17、比較回路18から構成されている。そして、センサ5は絶対値回路15に設けられた電流検出素子19を介して放電検出回路6のアースに接続されている。
このセンサ5は金属片で形成され、差込プラグの電極間(栓刃間)で火花放電が発生した際、その火花が接触するように電源コンセント1前面の差込プラグを挿入する一対のプラグ挿入口の間に設置されている。
例えばアースのような固定電位に金属片を接続することで、金属片に火花放電が接触しら、その金属片と固定電位の間で電流が流れることが実験により確認されており、上記構成はこの現象により放電を検出するよう構成されている。尚、20は放電検出回路6を駆動する電源回路であり、21は便宜上の電源を示している。
【0011】
次に、上記放電検出回路6の動作を説明する。上述するようにセンサ5に火花放電が接触したら、電流検出素子19を介して放電検出回路6のアースに微小な電流が流れる。電流検出素子19は抵抗素子で形成され、センサ5に火花放電が接触して発生した電流は電流検出素子19により電圧信号に変換されて絶対値回路15に入力される。そして、絶対値回路15で全波整流された検知信号は増幅回路16により増幅される。
その後、微分回路17により波形整形されて比較回路18に入力され、比較回路18では、予め設定された設定値と比較して入力信号が設定値を超えたら信号を出力する。この信号を受けて信号出力部7の出力回路7a内のサイリスタ(SCR)がオンして、伝送線12を介して遮断信号である電流信号が漏電遮断器2に出力される。正確にはサイリスタ動作により伝送線12を介して電路13にから出力回路7aに比較的大きな電流が流れる。
【0012】
伝送線12は、漏電遮断器2の漏電発生時に引き外し動作する電磁コイル10の一端に接続され、電磁コイル10の他端は電路13に接続されている。そのため、電路13から電磁コイル10、伝送線12、そして出力回路7aと電流路が形成され、出力回路7aの出力する電流信号により、電磁コイル10に電流が流れ、プランジャが動作して電磁引き外し装置9が引き外し動作する。即ち、漏電遮断器2は遮断動作する。
【0013】
このように、電源コンセントにて火花放電の発生を検出して、その検出信号を受けてブレーカが遮断動作するので、アース端子の無い電源コンセントであっても、遮断装置を電源コンセントに設けることなくトラッキング生成を防止できる。また、トラッキング現象の初期の段階で発生する火花放電を検知して遮断でき、差込プラグの劣化を防止できる。
また、火花放電検出信号を、出力回路で電磁引き外し装置を作動させる電流信号として出力し、その信号によりブレーカを遮断動作させるので、電源コンセントから伸びた伝送線をブレーカの電磁コイルの一端に接続するだけで電磁引き外し装置を作動させることができる。
更に、漏電遮断器を利用して遮断操作させることで、漏電遮断動作する電磁引き外し装置を使用でき、ブレーカの構成を変更する必要がない。
尚、漏電遮断器の場合、電磁引き外し装置を動作させるための電流生成回路を備えているので、伝送線12をその電流生成回路に接続しても良く、そうすることで電源コンセントの信号出力部7に電流信号を生成する出力回路7aを設ける必要が無くなる。
【0014】
図3に示すブロック図は、本発明のトラッキング防止システムの第2実施形態を示している。上記図1との相違点は、ブレーカに分岐遮断器23を使用している点であり、図1と同一の構成部材には同一の符号を付与し、説明を省略する。図に示すように、分岐遮断器23に、電磁コイル24を有する電磁引き外し装置25を組み付け、電磁コイル24の一端を電源コンセント1の信号出力部7から延ばした伝送線12を接続し、他端を電路13に接続して伝送線12と電磁コイル24と電路13で電流路を形成している。
このように、電源コンセントが接続されるブレーカが分岐遮断器であっても、電磁引き外し装置を設けることで、アース端子の無い電源コンセントであっても、遮断装置を電源コンセントに設けることなくトラッキング生成を防止できる。
【0015】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の電源コンセントによれば、電源コンセントにて火花放電の発生を検出してその検出信号を外部に出力するので、検出信号によりブレーカを遮断動作させれば、遮断装置を電源コンセントに設けることなくトラッキング生成を防止することが可能となる。
然も、火花放電発生を判断する放電検出回路を電源コンセントに設けることで、トラッキング生成初期の段階で発生する比較的小さな火花放電も検出可能となる。そのため、トラッキング生成前の段階で電路の遮断操作が可能となり、トラッキング生成を防止でき、差込プラグの劣化も防止することが可能となる。
また、本発明のトラッキング防止システムによれば、電源コンセントにて火花放電の発生を検出して、その検出信号を受けてブレーカが遮断動作するので、アース端子の無い電源コンセントであっても、遮断装置を電源コンセントに設けることなくトラッキング生成を防止できるし、電源コンセントにて火花放電を検出するので、トラッキング現象の初期の段階で発生する火花放電を検知でき、差込プラグの劣化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示すトラッキング防止システムのブロック図である。
【図2】図1の要部回路図である。
【図3】本発明のトラッキング防止システムの他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・電源コンセント、2・・漏電遮断器(ブレーカ)、5・・センサ、6・・放電検出回路、7・・信号出力部、7a・・出力回路、9・・電磁引き外し装置、10・・電磁コイル、12・・伝送線、13・・電路、23・・分岐遮断器(ブレーカ)、24・・電磁コイル、25・・電磁引き外し装置。

Claims (3)

  1. 接続された差込プラグの栓刃間に発生する火花放電を検知するセンサと、該センサの火花放電検知情報から火花放電発生を判断する放電検出回路と、該放電検出回路が火花放電発生と判断したら信号を外部に出力する信号出力部とを備えてなることを特徴とする電源コンセント。
  2. 信号出力部は、ブレーカの電磁引き外し装置を作動可能な遮断操作信号を出力する出力回路を有し、放電検出回路が火花放電発生と判断したら前記遮断操作信号を出力する請求項1記載の電源コンセント。
  3. 請求項2に記載の電源コンセントと、該電源コンセントが接続されるブレーカとで構成し、
    前記電源コンセントの信号出力部と前記ブレーカの電磁引き外し装置を構成する電磁コイルの一端とを伝送線で接続し、放電検出回路が火花放電発生と判断したら、信号出力部の遮断操作信号により前記電磁引き外し装置が作動して前記ブレーカが遮断動作することを特徴とするトラッキング防止システム。
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