JPH1075510A - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JPH1075510A
JPH1075510A JP8230339A JP23033996A JPH1075510A JP H1075510 A JPH1075510 A JP H1075510A JP 8230339 A JP8230339 A JP 8230339A JP 23033996 A JP23033996 A JP 23033996A JP H1075510 A JPH1075510 A JP H1075510A
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JP8230339A
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Inventor
Akemi Shiokawa
明実 塩川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏電が発生して電路が遮断されたのか、コン
セントにトラッキングが発生して電路が遮断されたのか
の判断を容易にする。 【解決手段】 両刃受穴101 の間にトラッキング検出電
極102 が設けられたコンセント100 のそのトラッキング
検出電極102 に接続され接地されたトラッキング検出電
線104 の電流を検出して検出信号を出力する電流検出手
段と、検出信号に基づいてコンセント100 におけるトラ
ッキング発生を報知する報知手段300 と、トラッキング
検出電線104 に電流が流れるとコンセント100 への電路
103 を遮断する電路遮断手段400 と、を備えた構成にし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンセントの刃受
孔の間で発生するトラッキング現象を検出するととも
に、トラッキング現象の発生したコンセントへの電路を
遮断する分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の分電盤として、図7に示
すように、両刃受穴X1の間にトラッキング検出電極X2
設けられたコンセントX に接続された漏電ブレーカA を
備えたものがある。詳しくは、このコンセントX のトラ
ッキング検出電極X2は、接地されたトラッキング検出電
線X3が接続されている。
【0003】次に、コンセントX にトラッキングが発生
したときの、このものの動作を説明する。コンセントX
にトラッキングが発生して、トラッキング検出電極X2
らトラッキング検出電線X3を通じて大地に流れる電流、
いわゆる地絡電流が流れると、このコンセントX に接続
された漏電ブレーカA は、コンセントX への往路とコン
セントX からの復路との間の電流の不均衡を検出して、
コンセントX への電路X4を遮断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の分電盤
にあっては、前述したように、コンセントX にトラッキ
ングが発生したときに、その分電盤に設けた漏電ブレー
カA がコンセントX への電路X4を遮断する。
【0005】しかしながら、分電盤に設けた漏電ブレー
カA は、漏電が発生したときも、コンセントX にトラッ
キングが発生したときも、コンセントX への電路X4を遮
断するから、漏電が発生して電路X4が遮断されたのか、
それともコンセントX にトラッキングが発生して電路X4
が遮断されたのかの判断ができず、電路X4が遮断された
後の復旧に手間がかかることがあった。
【0006】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、漏電が発生して電路が
遮断されたのか、それともコンセントにトラッキングが
発生して電路が遮断されたのかの判断が容易な分電盤を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、両刃受穴の間にトラッ
キング検出電極が設けられたコンセントのそのトラッキ
ング検出電極に接続され接地されたトラッキング検出電
線の電流を検出して検出信号を出力する電流検出手段
と、検出信号に基づいてコンセントにおけるトラッキン
グ発生を報知する報知手段と、トラッキング検出電線に
電流が流れるとコンセントへの電路を遮断する電路遮断
手段と、を備えた構成にしている。
【0008】請求項2記載のものは、両刃受穴の間にト
ラッキング検出電極が設けられたコンセントのそのトラ
ッキング検出電極に接続されると共に接地されたトラッ
キング検出電線の電流を検出して検出信号を出力する電
流検出手段と、検出信号に基づいてコンセントへの電路
を遮断する信号式電路遮断手段と、を備えた構成にして
いる。
【0009】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のにおいて、前記検出信号に基づいてコンセントにおけ
るトラッキング発生を報知する報知手段が設けられた構
成にしてある。
【0010】請求項4記載のものは、請求項1乃至3の
いずれかに記載のものにおいて、複数個設けられた前記
コンセントのそれぞれの前記トラッキング検出電極に複
数本の前記トラッキング検出電線がそれぞれ接続され、
前記電流検出手段は複数本の前記トラッキング検出電線
の電流をそれぞれ検出するよう設けられた複数個の検出
素子からなる構成にしてある。
【0011】請求項5記載のものは、請求項4記載のも
のにおいて、前記トラッキング検出電線の組み合せによ
り所定の電線ブロックを複数個設け、複数個の前記検出
素子は各電線ブロックを構成する前記トラッキング検出
電線の電流を各電線ブロック毎に一括してそれぞれ検出
するよう成した構成にしてある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1及び
図2に基づいて以下に説明する。この分電盤は、分電盤
本体1 、主幹ブレーカ2 、分岐漏電ブレーカ3 、トラッ
キング検出ユニット4 を備えて構成される。
【0013】分電盤本体1 は、箱状に形成され、主幹ブ
レーカ2 、分岐漏電ブレーカ3 及びトラッキング検出ユ
ニット4 等を収容する。
【0014】主幹ブレーカ2 は、短絡保護機能を有して
いるが、漏電検出機能を有していない。この主幹ブレー
カ2 は、分岐漏電ブレーカ3 に給電する。
【0015】分岐漏電ブレーカ3 は、複数個設けられ、
両刃受穴101 の間にトラッキング検出電極102 が設けら
れた複数個のコンセント100 にそれぞれ給電し得るよ
う、電路103 により接続されている。このコンセント10
0 は、そのトラッキング検出電極102 に接続されるとと
もに、トラッキング検出ユニット4 の後述するZCT41
を介して接地されたトラッキング検出電線104 が接続さ
れている。
【0016】トラッキング検出ユニット4 は、ZCT4
1、信号処理部42、制御マイコン43、DC電源44、ドラ
イバー45、LED表示部46、感度設定スイッチ47、リセ
ットスイッチ48を備えて構成される。
【0017】ZCT41は、トラッキング検出電線104 に
流れる電流を検出する検出素子であって、電流を検出す
ると検出信号を出力する電流検出手段200 を構成してい
る。この検出信号は、信号処理部42により、増幅や波型
整形等の処理がなされた後に、制御マイコン43に入力さ
れる。
【0018】制御マイコン43は、主幹ブレーカ2 からの
電源線2aに接続されたDC電源44を介して給電される。
この制御マイコン43は、ドライバー45を介してLED表
示部46に接続されるとともに、感度設定スイッチ47及び
リセットスイッチ48に接続されている。なお、このLE
D表示部46は、トラッキング検出電線104 と同数個、言
い換えれば、ZCT41と同数個設けられている。
【0019】次に、このものの動作を説明する。コンセ
ント100 にトラッキングが発生すると、コンセント100
の両刃受穴101 の間に設けられたトラッキング検出電極
102から、トラッキング検出電線104 を伝わって大地へ
と地絡電流が流れる。そうすると、トラッキング検出ユ
ニット4 に設けられたZCT41が、その地絡電流を検出
して検出信号を出力する。この検出信号は、信号処理部
42を介して制御マイコン43へ入力される。そして、制御
マイコン43がLED表示部46を点灯させ、どのコンセン
ト100 にトラッキングが発生したかを報知する。つま
り、LED表示部46により、検出信号に基づいてコンセ
ント100 におけるトラッキング発生を報知する報知手段
300 が構成されることとなる。
【0020】一方、分岐漏電ブレーカ3 は、トラッキン
グ検出電極102 からトラッキング検出電線104 を伝わっ
て大地へと電流が流れることによる電路103 の不平衡電
流を検出して、電路103 を遮断する。つまり、分岐漏電
ブレーカ3 は、トラッキング検出電線104 に電流が流れ
るとコンセント100 への電路103 を遮断する電路遮断手
段400 となっている。
【0021】なお、ZCT41による電流の検出感度は、
感度設定スイッチ47により調整可能となっている。
【0022】かかる分電盤にあっては、トラッキングが
発生したときに、電流検出手段200は、コンセント100
に接続された電路103 を流れる電流の不均衡を検出する
のではなく、トラッキング検出電極102 に接続されると
共に接地されたトラッキング検出電線104 の地絡電流を
検出するから、漏電が発生したのかトラッキングが発生
したのかを検出して検出信号を出力することができ、そ
の検出信号に基づいて、報知手段300 がトラッキング発
生を報知する。従って、作業者は、漏電が発生したのか
トラッキングが発生したのかを認識することができ、電
路遮断手段400により電路103 が遮断された後の復旧が
やり易くなる。なお、復旧の後に、リセットスイッチ48
を操作すると、制御マイコン43等が元の状態に復帰す
る。
【0023】また、電流検出手段200 として複数本のト
ラッキング検出電線104 の電流をそれぞれ検出するよう
複数個のZCT41が設けられることにより、複数個設け
られたコンセント100 毎のトラッキングを検出すること
ができる。
【0024】次に、本発明の第2実施形態を図3及び図
4に基づいて以下に説明する。なお、第1実施形態と実
質的に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、
第1実施形態と異なるところのみ記す。第1実施形態で
は、トラッキングが発生したコンセント100 への電路10
3 を遮断する分岐漏電ブレーカ3 が設けられていたのに
対し、本実施形態では、トラッキングが発生したコンセ
ント100 への電路103を遮断するパワーリレー5 が設け
られた構成になっている。
【0025】詳しくは、主幹ブレーカ2 は、短絡保護機
能を有するとともに、漏電検出機能を有している。従っ
て、主幹ブレーカ2 から給電される分岐ブレーカ6 は、
漏電検出機能を有していない。
【0026】パワーリレー5 は、検出信号に基づいてコ
ンセント100 への電路103 を遮断する信号式電路遮断手
段500 となっている。このパワーリレー5 は、制御マイ
コン43に接続されたパワーリレー制御回路49を介して動
作するようになっている。このパワーリレー5 は、分岐
漏電ブレーカ3 とは異なり、検出信号の予め設定された
レベルに応じて、電路103 を遮断することが可能であ
る。
【0027】次に、このものの動作を説明する。コンセ
ント100 にトラッキングが発生すると、第1実施形態と
同様に、トラッキング検出ユニット4 に設けられたZC
T41が、地絡電流を検出して検出信号を出力する。そし
て、この信号に基づいて、信号式電路遮断手段500 であ
るパワーリレー5 が、コンセント100 への電路103 を遮
断する。また、第1実施形態と同様に、LED表示部46
が点灯して、どのコンセント100 にトラッキングが発生
したかを報知する。
【0028】かかる分電盤にあっては、トラッキングが
発生したときに、電流検出手段200は、コンセント100
への電路103 を流れる電流の不均衡を検出するのではな
く、トラッキング検出電極102 に接続されると共に接地
されたトラッキング検出電線104 の地絡電流を検出する
から、漏電が発生したのかトラッキングが発生したのか
を検出して検出信号を出力することができ、その検出信
号に基づいて、信号式電路遮断手段500 であるパワーリ
レー5 が、コンセント100 への電路103 を遮断する。従
って、作業者は、漏電が発生したのかトラッキングが発
生したのかを認識することができ、電路103 が遮断され
た後の復旧がやり易くなる。
【0029】また、報知手段300 が検出信号に基づいて
コンセント100 におけるトラッキング発生を報知するか
ら、作業者は、トラッキングが発生したことをより一段
と認識し易くなって、電路103 が遮断された後の復旧が
やり易くなる。
【0030】また、パワーリレー5 は、予め設定された
レベルでもって、電路103 を遮断することが可能である
から、トラッキングの進行状況に応じて、電路103 を遮
断することができる。
【0031】なお、本実施形態では、検出信号に基づい
てコンセント100 におけるトラッキング発生を報知する
報知手段300 が設けられているが、パワーリレー5 が電
路103 を遮断したことにより、作業者が、漏電が発生し
たのかトラッキングが発生したのかを十分に認識できる
ときは、報知手段300 が設けられなくてもよい。
【0032】次に、本発明の第3実施形態を図5及び図
6に基づいて以下に説明する。なお、第2実施形態と実
質的に同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、
第2実施形態と異なるところのみ記す。第2実施形態で
は、ZCT41は、トラッキング検出電線104 毎に設けら
れていたのに対し、本実施形態では、トラッキング検出
電線104 の組み合せにより所定の電線ブロック105 を3
個設けて、その電線ブロック105 毎に設けられた構成に
なっている。
【0033】なお、本実施形態を説明するために、この
分電盤の電流検出手段200 を構成する3個のZCT41
に、第1乃至第3のZCT41a,41b,41c と名称をそれぞ
れ付すとともに、これらの第1乃至第3のZCT41a,41
b,41c を介して接地される7本のトラッキング検出電線
104 にも、第1乃至第7のトラッキング検出電線104a,1
04b,104c,104d,104e,104f,104gと名称をそれぞれ付す。
【0034】そして、上記した第4乃至第7のトラッキ
ング検出電線104d,104e,104f,104gの組合せにより第1
の電線ブロック105aが構成される。また、同様に、第
2、第3、第6及び第7のトラッキング検出電線104b,1
04c,104f,104g の組合せにより第2の電線ブロック105b
が構成され、第1、第3、第5及び第7のトラッキング
検出電線104a,104c,104e,104g の組合せにより第3の電
線ブロック105cが構成される。そして、これらの第1乃
至第3の電線ブロック105a,105b,105c毎に、第1乃至第
3のZCT41a,41b,41c に配設して、つまり各電線ブロ
ック105a,105b,105cを構成する第1乃至第7のトラッキ
ング検出電線104a,104b,104c,104d,104e,104f,104gの電
流を各電線ブロック105a,105b,105c毎に一括してそれぞ
れ検出するようにしている。
【0035】なお、上記した第1乃至第3の電線ブロッ
ク105a,105b,105cを構成するトラッキング検出電線104
a,104b,104c,104d,104e,104f,104gへの第1乃至第3の
ZCT41a,41b,41c の配設状態を図6及び表1に示して
いる。この表1では、配設される場合を「1」、配設さ
れない場合を「0」として示している。
【0036】
【表1】
【0037】次に、第1乃至第7のトラッキング検出電
線104a,104b,104c,104d,104e,104f,104gのいずれか1本
に流れた地絡電流を検出する手順を表2に基づいて説明
する。なお、表2では、検出信号の出力がある場合を
「1」、検出信号の出力がない場合を「0」としてい
る。
【0038】
【表2】
【0039】第1のトラッキング検出電線104aのみに地
絡電流が流れたとき場合は、表2に示すように、第3の
ZCT41c のみが検出信号を出力するから、この第1の
ZCT41c のみが検出信号を出力することによって、第
1のトラッキング検出電線104aに地絡電流が流れたこと
を検出できる。同様に、第2のトラッキング検出電線10
4bのみに地絡電流が流れた場合は第2のZCT41b のみ
が検出信号を出力し、第3のトラッキング検出電線104c
のみに地絡電流が流れた場合は第2及び第3のZCT41
b,41c が検出信号を出力し、第4のトラッキング検出電
線104dのみに地絡電流が流れた場合は第1のZCT41a
のみが検出信号を出力し、第5のトラッキング検出電線
104eのみに地絡電流が流れた場合は第1及び第3のZC
T41a,41c が検出信号を出力し、第6のトラッキング検
出電線104fのみに地絡電流が流れた場合は第1及び第2
のZCT41a,41b が検出信号を出力し、第7のトラッキ
ング検出電線104gのみに地絡電流が流れた場合は第1乃
至第3のZCT41a,41b,41c のいずれもが検出信号を出
力するから、検出信号の出力パターンによって、いずれ
のトラッキング検出電線104 のみに地絡電流が流れたか
を検出できる。
【0040】かかる分電盤にあっては、第2実施形態の
効果に加えて、第1乃至第7のトラッキング検出電線10
4a,104b,104c,104d,104e,104f,104gの組み合せにより第
1乃至第3の電線ブロック105a,105b,105cを構成して、
第1乃至第3のZCT41a,41b,41c は各電線ブロック10
5a,105b,105cを構成する第1乃至第7のトラッキング検
出電線104a,104b,104c,104d,104e,104f,104gの電流を各
電線ブロック105a,105b,105c毎に一括してそれぞれ検出
するにしているから、3個のZCT41a,41b,41c でもっ
て、(23 −1)つまり7本のトラッキング検出電線10
4a,104b,104c,104d,104e,104f,104gの電流を検出できる
ようになり、ZCT41の数をトラッキング検出電線104
の数よりも少なく済ませることができる。
【0041】なお、第1乃至第3実施形態ではいずれ
も、検出素子としてZCT41が設けられているが、ホー
ル素子やホールIC等の磁電変換素子を検出素子として
設けて、その磁電変換素子により検出された磁束を介し
て電流を検出するようにしても、同様の効果を奏するこ
とができる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、トラッキングが
発生したときに、電流検出手段は、コンセントへの電路
を流れる電流の不均衡を検出するのではなく、トラッキ
ング検出電極に接続されると共に接地されたトラッキン
グ検出電線の地絡電流を検出するから、漏電が発生した
のかトラッキングが発生したのかを検出して検出信号を
出力することができ、その検出信号に基づいて、報知手
段がトラッキング発生を報知する。従って、作業者は、
漏電が発生したのかトラッキングが発生したのかを認識
することができ、電路遮断手段により電路が遮断された
後の復旧がやり易くなる。
【0043】請求項2記載の発明は、トラッキングが発
生したときに、電流検出手段は、コンセントへの電路を
流れる電流の不均衡を検出するのではなく、トラッキン
グ検出電極に接続されると共に接地されたトラッキング
検出電線の地絡電流を検出するから、漏電が発生したの
かトラッキングが発生したのかを検出して検出信号を出
力することができ、その検出信号に基づいて、信号式電
路遮断手段がコンセントへの電路を遮断する。従って、
作業者は、漏電が発生したのかトラッキングが発生した
のかを認識することができ、電路が遮断された後の復旧
がやり易くなる。
【0044】請求項3記載の発明は、報知手段が検出信
号に基づいてコンセントにおけるトラッキング発生を報
知するから、作業者は、請求項2記載の発明よりも、ト
ラッキングが発生したことを認識し易くなって、電路が
遮断された後の復旧がやり易くなる。
【0045】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、電流検出手段と
して複数本のトラッキング検出電線の電流をそれぞれ検
出するよう複数個の検出素子が設けられることにより、
複数個設けられたコンセント毎のトラッキングを検出す
ることができる。
【0046】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明の効果に加えて、トラッキング検出電線の組み合せに
より所定の電線ブロックを複数個設けて、複数個の検出
素子は各電線ブロックを構成するトラッキング検出電線
の電流を各電線ブロック毎に一括してそれぞれ検出する
にしているから、n個の検出素子でもって、(2n
1)本のトラッキング検出電線の電流を検出できるよう
になり、検出素子の数をトラッキング検出電線の数より
も少なく済ませることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成図である。
【図2】同上のトラッキング検出ユニットの内部構成図
である。
【図3】本発明の第2実施形態の構成図である。
【図4】同上のトラッキング検出ユニットの構成図であ
る。
【図5】本発明の第3実施形態の構成図である。
【図6】同上のトラッキング検出電線へのZCTの配設
状態の斜視図である。
【図7】従来例の構成図である。
【符号の説明】
41 ZCT(検出素子) 100 コンセント 101 両刃受穴 102 トラッキング検出電極 103 電路 104 トラッキング検出電線 105 電線ブロック 200 電流検出手段 300 報知手段 400 電路遮断手段 500 信号式電路遮断手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両刃受穴の間にトラッキング検出電極が
    設けられたコンセントのそのトラッキング検出電極に接
    続され接地されたトラッキング検出電線の電流を検出し
    て検出信号を出力する電流検出手段と、検出信号に基づ
    いてコンセントにおけるトラッキング発生を報知する報
    知手段と、トラッキング検出電線に電流が流れるとコン
    セントへの電路を遮断する電路遮断手段と、を備えたこ
    とを特徴とする分電盤。
  2. 【請求項2】 両刃受穴の間にトラッキング検出電極が
    設けられたコンセントのそのトラッキング検出電極に接
    続されると共に接地されたトラッキング検出電線の電流
    を検出して検出信号を出力する電流検出手段と、検出信
    号に基づいてコンセントへの電路を遮断する信号式電路
    遮断手段と、を備えたことを特徴とする分電盤。
  3. 【請求項3】 前記検出信号に基づいてコンセントにお
    けるトラッキング発生を報知する報知手段が設けられた
    ことを特徴とする請求項2記載の分電盤。
  4. 【請求項4】 複数個設けられた前記コンセントのそれ
    ぞれの前記トラッキング検出電極に複数本の前記トラッ
    キング検出電線がそれぞれ接続され、前記電流検出手段
    は複数本の前記トラッキング検出電線の電流をそれぞれ
    検出するよう設けられた複数個の検出素子からなること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の分電
    盤。
  5. 【請求項5】 前記トラッキング検出電線の組み合せに
    より所定の電線ブロックを複数個設け、複数個の前記検
    出素子は各電線ブロックを構成する前記トラッキング検
    出電線の電流を各電線ブロック毎に一括してそれぞれ検
    出するよう成したことを特徴とする請求項4記載の分電
    盤。
JP8230339A 1996-08-30 1996-08-30 分電盤 Pending JPH1075510A (ja)

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JP8230339A JPH1075510A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 分電盤

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JP8230339A JPH1075510A (ja) 1996-08-30 1996-08-30 分電盤

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