JP2004361261A - 距離検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】波長や出力強度を安定化させた高価なレーザ光源を備えることなく、非接触にて測定対象物までの距離や変位を測定することを可能にする。
【解決手段】被検体130からの戻り光により発振周波数が変化するレーザ110と、レーザ110から出射されたレーザ光を被検体130に導くとともに、被検体130からの反射光をレーザ110へ戻す光学系(120,140)と、レーザ110から出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、被検体130までの距離を算出する算出手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】被検体130からの戻り光により発振周波数が変化するレーザ110と、レーザ110から出射されたレーザ光を被検体130に導くとともに、被検体130からの反射光をレーザ110へ戻す光学系(120,140)と、レーザ110から出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、被検体130までの距離を算出する算出手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、距離検出装置に関し、特に、レーザ光を被検体に照射して被検体までの距離を検出する非接触の距離検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
測定対象物までの距離や測定対象物の変位を非接触にて測定する測定装置として、従来、図8に示すような光波干渉を利用した測定装置がある(例えば、特許文献1参照)。この測定装置では、レーザ1から出射された光がビームスプリッタ5を介して参照面(ミラー)2及び被検体4に照射される。そして、参照面2で反射された光と被検体4で反射された光とが、ビームスプリッタ5で合成されて検出器3に入射され、検出器3で干渉強度信号として検出される。この干渉強度信号を基にして位相を算出し、被検体4の距離や変位を測定する。この測定装置では、ナノメートルオーダの計測を実現できる。
【0003】
また、光ファイバ端面から被測定面に対し光を照射して反射光を受光し、反射光強度を電気信号として検出することで被測定面の微小変位を測定する微小変位測定装置がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
また従来、図9に示すような共焦点方式の変位測定装置がある(例えば、特許文献3参照)。この変位測定装置では、レーザ6から出射した光をビームスプリッタ9及びレンズ10を介して被検体7に照射する。そして、被検体7からの反射光をレンズ10、ビームスプリッタ9、及びピンホール8を介して検出器11に入射する。この変位測定装置では共焦点方式を採用しているので、被検体7とレンズ10とピンホール8とが合焦点位置にあるとき、検出器11での受光量が最大になる点に着目し、光の幾何学的な性質を利用して被検体7の位置を測定する。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−341809号公報(図1)
【特許文献2】
特開平7−208922号公報
【特許文献3】
特開平7−113617号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の光波干渉を利用した従来の測定装置では、光波干渉に利用するレーザ光の波長を物差しとして長さ測定を行うため、波長の安定したレーザ光源が必要である。
【0007】
また、上記の光ファイバを用いる従来の微小変位測定装置や共焦点方式の従来の変位測定装置では、レーザ光源の波長の安定性は不要であるが、双方とも受光強度により長さを決定するものであるため、レーザ光源の出力強度に安定性が求められる。
【0008】
すなわち、上記の従来の各測定装置では、測定精度がレーザ光源の波長や出力強度の安定性に依存していた。そのため、高精度な測定を実現するためには、レーザ光源の波長や出力強度を安定化させた高価なレーザ光源を備えるか、測定結果を、レーザ光源の波長や出力強度の変動に応じて補正するための付加的な機能を備えることが必要であった。
【0009】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、波長や出力強度を安定化させた高価なレーザ光源を備えることなく、非接触にて測定対象物までの距離や変位を測定することを可能にした距離検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、被検体からの戻り光により発振周波数が変化するレーザと、前記レーザから出射されたレーザ光を前記被検体に導くとともに、前記被検体からの反射光を前記レーザへ戻す光学系と、前記レーザから出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする距離検出装置が提供される。
【0011】
また、請求項3記載の発明によれば、被検体からの戻り光により発振周波数がそれぞれ変化する第1及び第2のレーザと、前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されたレーザ光を第1及び第2の距離をそれぞれ経て前記被検体に導くとともに、前記被検体からの各反射光を前記第1及び第2のレーザへそれぞれ戻す光学系と、前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されるレーザ光を合成することによって発生するビート信号に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする距離検出装置が提供される。
【0012】
さらに、請求項6記載の発明によれば、第1及び第2の出射口を備え、被検体からの戻り光により発振周波数が変化するレーザと、前記レーザの前記第1の出射口から出射されたレーザ光を前記被検体に導くとともに、前記被検体からの反射光を前記レーザの前記第1の出射口へ戻す光学系と、前記レーザの前記第2の出射口から出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする距離検出装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0014】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明に係る非接触の距離検出装置の第1の実施の形態の構成を示す図である。
【0015】
レーザ110は、半導体レーザから構成され、外部からの戻り光により、発振周波数が変化するタイプのレーザである。レーザ110からの放射光は、ビームスプリッタ140及びレンズ120を介して被検体130に照射される。なお、レンズ120を介したレーザ110と被検体130との位置関係は、互いに結像関係に近い位置になるように設置することが望ましい。被検体130からの反射光は再びレンズ120及びビームスプリッタ140を経てレーザ110に戻る。
【0016】
この戻り光を受けたレーザ110から出射されるレーザ光の発振周波数は、レーザ110の内部共振器長に、レーザ110から被検体130までの距離を加算して得られた外部共振器長Lに依存する。十分な利得が得られ損失をしのぐことができるレーザ110においては、レーザ光の発振周波数間隔ν(図3を参照して後述)と外部共振器長Lとの間に、下記式(1)で示す関係がある(「光エレクトロニクスの基礎」AMNON YARIV著、多田、神谷共訳)。
【0017】
【数1】
【0018】
なおcは光速を表す。
【0019】
検出器150は、被検体130からの戻り光により変化したレーザ110のレーザ光を受光して光強度を検出し、得られた電気信号を周波数分析器160へ送る。周波数分析器160は、通常のスペクトルアナライザである。検出器150は、ビームスプリッタ140を介して、レーザ110からのレーザ光(戻り光により発振周波数が変化しているレーザ光)を受光し、電気信号を周波数分析器160へ送る。周波数分析器160は、送られた電気信号に基づき、レーザ光の発光スペクトルを検出する。この検出された発光スペクトルを参照して、図示を省略した情報処理装置が発振周波数間隔νを検出し、上記式(1)に基づき外部共振器長Lを算出する。その際、レーザ110の内部共振器長や装置光学系の光路長が既知であれば、被検体130までの距離を決定することができる。
【0020】
このように、第1の実施の形態では、発振周波数間隔νに基づき被検体130までの距離を決定するものであり、発振周波数間隔νはレーザ光の波長(周波数)や出力強度の変動の影響を理論的に受けないので、安価なレーザ光源であっても、正確な距離測定や変位測定を実現できる。
【0021】
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態を説明する。
【0022】
第1の実施の形態では発振周波数間隔νを検出する必要があるが、発振周波数自体が高周波数であるため、発振周波数間隔νを精度よく検出することが難しい。そのため、第2の実施の形態では、偏光方向の異なる2つのレーザ光を用いてビート信号を得、この低周波数のビート信号を利用して、被検体130までの距離を決定するようにする。
【0023】
図2は、本発明に係る非接触の距離検出装置の第2の実施の形態の構成を示す図である。なお、第2の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じであるので、同一構成部分には同一の参照番号を付してその説明を省略する。
【0024】
第2の実施の形態では、レーザ170と偏光ビームスプリッタ180とを新たに追加する。レーザ170は、レーザ110と同種のレーザであり、発光スペクトルが同じ(またはオーバーラップした領域があること)であるとともに、外部からの戻り光によって発振周波数が変化しやすいレーザである。レーザ170は、レーザ110と同一の材料からなる半導体レーザが好ましい。
【0025】
レーザ110からの出射光の偏光面とレーザ170からの出射光の偏光面とが互いに直交するように、レーザ110及びレーザ170を配置する。また、レーザ110とビームスプリッタ140との間に、レーザ110からの出射光が透過するとともに、レーザ170からの出射光が反射する偏光ビームスプリッタ180を配置する。さらに、レーザ110から偏光ビームスプリッタ180までの距離をAとし、偏光ビームスプリッタ180からビームスプリッタ140及びレンズ120を経て被検体130までの距離をBとしたときに、距離Aに距離ΔLを加算した距離C(=A+ΔL)の位置にレーザ170を配置する。なお、レンズ120を介したレーザ170と被検体130との位置関係は、互いに結像関係に近い位置になるように設置することが望ましい。
【0026】
レーザ110及びレーザ170からの各レーザ光が被検体130を照射し、反射光が偏光ビームスプリッタ180で分離されることにより、対応のレーザ光がレーザ110及びレーザ170に戻される。これにより、レーザ110からは、レーザ110の内部共振器長に、レーザ110から被検体130までの距離を加算して得られた外部共振器長L(=A+B)に応じて決まる発振周波数間隔ν1を有したレーザ光が放射される。一方、レーザ170からは、外部共振器長(L+ΔL)に応じて決まる周波数間隔ν2を有したレーザ光が放射される。
【0027】
図3は、周波数分析器160で得られる、レーザ110及びレーザ170の各出射光のスペクトル強度を示す図である。図中のa、b、c、d、eは、レーザ110の出射光のスペクトルとレーザ170の出射光の対応スペクトルとの周波数差である。
【0028】
この時の発振周波数間隔ν1、ν2はそれぞれ、下記式(2)、(3)にて表される。
【0029】
【数2】
【0030】
【数3】
【0031】
検出器150は、被検体130からの反射光を、ビームスプリッタ140を介して受光する。検出器150が受光する光は、被検体130からの戻り光によって発振周波数がそれぞれ変化したレーザ110及びレーザ170から出射された各レーザ光が合成された光であり、検出器150は、レーザ110及びレーザ170から出射された各レーザ光の発振周波数の差の周波数で強度が変動するビート信号を検出し、周波数分析器160へ送る。
【0032】
図4は、周波数分析器160で検出されるビート信号強度のスペクトルを示す図である。
【0033】
図中、μa、μb、μc、μd、μeは、図3中の周波数差a、b、c、d、eにそれぞれ対応するビート信号を表す。μはビート信号の周波数間隔を表す。ビート信号の周波数間隔μは、レーザ110からのレーザ光における発振周波数間隔ν1と、レーザ170からのレーザ光における発振周波数間隔ν2とに関係しており、下記式(4)で表される。
【0034】
【数4】
【0035】
この数式(4)から分かるように、ビート信号の周波数間隔μから、算術的に外部共振器長Lを求めることができる。検出器150で検出されるビート信号の周波数は、レーザ110からのレーザ光における発振周波数よりも極めて低く、そのスペクトルは通常の周波数分析器160でも容易に検出可能なものである。
【0036】
よって、外部共振器長Lに含まれるレーザ110及びレーザ170の内部共振器長や装置光学系の光路長が既知であれば、被検体130までの距離を決定することが可能となる。
【0037】
なお、上記式(4)において、外部共振器長Lに比べて距離ΔLが非常に小さい場合、外部共振器長Lとビート信号の周波数間隔μとの関係は、近似的に次式(5)で表すことができる((ΔL/L)2=0とする)。
【0038】
【数5】
【0039】
この数式(5)を用いれば、外部共振器長Lの算出が簡単になる。
【0040】
また、外部共振器長Lの変化に対するビート信号の周波数間隔μの変化の割合は、下記式(6)にて示される。
【0041】
【数6】
【0042】
この数式(6)から分かるように、外部共振器長Lの検出感度(すなわち、被検体130までの距離の検出感度)を距離ΔLによって設定することが可能である。
【0043】
なおまた、図2で示したレンズ120は、被検体130からの反射光を効率よくレーザ110やレーザ170に戻す役目を担っている。しかし例えば、図5に示すように、被検体130を光軸に対して垂直に配置する場合や、図6に示すように、被検体にコーナーキューブ190を用いる場合には、敢えてレンズ120を使用しなくても、本発明による距離測定を実現することができる。
【0044】
[第3の実施の形態]
次に第3の実施の形態を説明する。
【0045】
図7は、本発明に係る非接触の距離検出装置の第3の実施の形態の構成を示す図である。なお、第3の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じであるので、同一構成部分には同一の参照番号を付してその説明を省略する。
【0046】
第3の実施の形態では、第1の実施の形態におけるレーザ110に代わって、光軸上の両端からレーザ光を出射することができるレーザ110aを使用する。そして、戻り光が入射する側と反対側から出射するレーザ110aのレーザ光を検出器150に入射する。
【0047】
第1の実施の形態におけるビームスプリッタ140が不要となり、第3の実施の形態では、装置の小型化を図ることができる。
【0048】
[他の実施の形態]
上記の第1乃至第3の実施の形態では、周波数分析器160を市販の通常のスペクトルアナライザで構成するものとしたが、これに代わって、同様の原理で周波数分析を行う専用の周波数分析器を備えるようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1記載の距離検出装置は、被検体からの戻り光により発振周波数が変化するレーザと、該レーザから出射されたレーザ光を前記被検体に導くとともに、前記被検体からの反射光を前記レーザへ戻す光学系と、前記レーザから出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする。
【0050】
これにより、波長や出力強度を安定化させた高価なレーザ光源を備えることなく、非接触にて測定対象物までの距離や変位を測定することが可能になり、装置の大幅な低価格化が期待できる。
【0051】
また、請求項3記載の距離検出装置は、被検体からの戻り光により発振周波数がそれぞれ変化する第1及び第2のレーザと、前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されたレーザ光を第1及び第2の距離をそれぞれ経て前記被検体に導くとともに、前記被検体からの各反射光を前記第1及び第2のレーザへそれぞれ戻す光学系と、前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されるレーザ光を合成することによって発生するビート信号に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする。
【0052】
ここでは、低周波数のビート信号を扱うため、レーザ光の発振周波数を扱う場合に比べ、距離検出の精度を向上させることが可能になる。
【0053】
また、請求項6記載の距離検出装置は、第1及び第2の出射口を備え、被検体からの戻り光により発振周波数が変化するレーザと、前記レーザの前記第1の出射口から出射されたレーザ光を前記被検体に導くとともに、前記被検体からの反射光を前記レーザの前記第1の出射口へ戻す光学系と、前記レーザの前記第2の出射口から出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする。
【0054】
ここでは、光学系の構成を簡略化できるので、装置の小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触の距離検出装置の第1の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】本発明に係る非接触の距離検出装置の第2の実施の形態の構成を示す図である。
【図3】周波数分析器で得られる2つのレーザの各出射光のスペクトル強度を示す図である。
【図4】周波数分析器で検出されるビート信号強度のスペクトルを示す図である。
【図5】被検体を光軸に対して垂直に配置する場合の非接触の距離検出装置の構成を示す図である。
【図6】被検体にコーナーキューブを用いる場合の非接触の距離検出装置の構成を示す図である。
【図7】本発明に係る非接触の距離検出装置の第3の実施の形態の構成を示す図である。
【図8】光波干渉を利用した従来の測定装置の構成を示す図である。
【図9】共焦点方式を利用した従来の変位測定装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
110 レーザ(第1のレーザ)
120 レンズ(光学系)
130 被検体
140 ビームスプリッタ(光学系)
150 検出器
160 周波数分析器
170 レーザ(第2のレーザ)
180 偏光ビームスプリッタ(光学系)
190 コーナーキューブ
【発明の属する技術分野】
本発明は、距離検出装置に関し、特に、レーザ光を被検体に照射して被検体までの距離を検出する非接触の距離検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
測定対象物までの距離や測定対象物の変位を非接触にて測定する測定装置として、従来、図8に示すような光波干渉を利用した測定装置がある(例えば、特許文献1参照)。この測定装置では、レーザ1から出射された光がビームスプリッタ5を介して参照面(ミラー)2及び被検体4に照射される。そして、参照面2で反射された光と被検体4で反射された光とが、ビームスプリッタ5で合成されて検出器3に入射され、検出器3で干渉強度信号として検出される。この干渉強度信号を基にして位相を算出し、被検体4の距離や変位を測定する。この測定装置では、ナノメートルオーダの計測を実現できる。
【0003】
また、光ファイバ端面から被測定面に対し光を照射して反射光を受光し、反射光強度を電気信号として検出することで被測定面の微小変位を測定する微小変位測定装置がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
また従来、図9に示すような共焦点方式の変位測定装置がある(例えば、特許文献3参照)。この変位測定装置では、レーザ6から出射した光をビームスプリッタ9及びレンズ10を介して被検体7に照射する。そして、被検体7からの反射光をレンズ10、ビームスプリッタ9、及びピンホール8を介して検出器11に入射する。この変位測定装置では共焦点方式を採用しているので、被検体7とレンズ10とピンホール8とが合焦点位置にあるとき、検出器11での受光量が最大になる点に着目し、光の幾何学的な性質を利用して被検体7の位置を測定する。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−341809号公報(図1)
【特許文献2】
特開平7−208922号公報
【特許文献3】
特開平7−113617号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の光波干渉を利用した従来の測定装置では、光波干渉に利用するレーザ光の波長を物差しとして長さ測定を行うため、波長の安定したレーザ光源が必要である。
【0007】
また、上記の光ファイバを用いる従来の微小変位測定装置や共焦点方式の従来の変位測定装置では、レーザ光源の波長の安定性は不要であるが、双方とも受光強度により長さを決定するものであるため、レーザ光源の出力強度に安定性が求められる。
【0008】
すなわち、上記の従来の各測定装置では、測定精度がレーザ光源の波長や出力強度の安定性に依存していた。そのため、高精度な測定を実現するためには、レーザ光源の波長や出力強度を安定化させた高価なレーザ光源を備えるか、測定結果を、レーザ光源の波長や出力強度の変動に応じて補正するための付加的な機能を備えることが必要であった。
【0009】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、波長や出力強度を安定化させた高価なレーザ光源を備えることなく、非接触にて測定対象物までの距離や変位を測定することを可能にした距離検出装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、被検体からの戻り光により発振周波数が変化するレーザと、前記レーザから出射されたレーザ光を前記被検体に導くとともに、前記被検体からの反射光を前記レーザへ戻す光学系と、前記レーザから出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする距離検出装置が提供される。
【0011】
また、請求項3記載の発明によれば、被検体からの戻り光により発振周波数がそれぞれ変化する第1及び第2のレーザと、前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されたレーザ光を第1及び第2の距離をそれぞれ経て前記被検体に導くとともに、前記被検体からの各反射光を前記第1及び第2のレーザへそれぞれ戻す光学系と、前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されるレーザ光を合成することによって発生するビート信号に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする距離検出装置が提供される。
【0012】
さらに、請求項6記載の発明によれば、第1及び第2の出射口を備え、被検体からの戻り光により発振周波数が変化するレーザと、前記レーザの前記第1の出射口から出射されたレーザ光を前記被検体に導くとともに、前記被検体からの反射光を前記レーザの前記第1の出射口へ戻す光学系と、前記レーザの前記第2の出射口から出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする距離検出装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0014】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明に係る非接触の距離検出装置の第1の実施の形態の構成を示す図である。
【0015】
レーザ110は、半導体レーザから構成され、外部からの戻り光により、発振周波数が変化するタイプのレーザである。レーザ110からの放射光は、ビームスプリッタ140及びレンズ120を介して被検体130に照射される。なお、レンズ120を介したレーザ110と被検体130との位置関係は、互いに結像関係に近い位置になるように設置することが望ましい。被検体130からの反射光は再びレンズ120及びビームスプリッタ140を経てレーザ110に戻る。
【0016】
この戻り光を受けたレーザ110から出射されるレーザ光の発振周波数は、レーザ110の内部共振器長に、レーザ110から被検体130までの距離を加算して得られた外部共振器長Lに依存する。十分な利得が得られ損失をしのぐことができるレーザ110においては、レーザ光の発振周波数間隔ν(図3を参照して後述)と外部共振器長Lとの間に、下記式(1)で示す関係がある(「光エレクトロニクスの基礎」AMNON YARIV著、多田、神谷共訳)。
【0017】
【数1】
【0018】
なおcは光速を表す。
【0019】
検出器150は、被検体130からの戻り光により変化したレーザ110のレーザ光を受光して光強度を検出し、得られた電気信号を周波数分析器160へ送る。周波数分析器160は、通常のスペクトルアナライザである。検出器150は、ビームスプリッタ140を介して、レーザ110からのレーザ光(戻り光により発振周波数が変化しているレーザ光)を受光し、電気信号を周波数分析器160へ送る。周波数分析器160は、送られた電気信号に基づき、レーザ光の発光スペクトルを検出する。この検出された発光スペクトルを参照して、図示を省略した情報処理装置が発振周波数間隔νを検出し、上記式(1)に基づき外部共振器長Lを算出する。その際、レーザ110の内部共振器長や装置光学系の光路長が既知であれば、被検体130までの距離を決定することができる。
【0020】
このように、第1の実施の形態では、発振周波数間隔νに基づき被検体130までの距離を決定するものであり、発振周波数間隔νはレーザ光の波長(周波数)や出力強度の変動の影響を理論的に受けないので、安価なレーザ光源であっても、正確な距離測定や変位測定を実現できる。
【0021】
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態を説明する。
【0022】
第1の実施の形態では発振周波数間隔νを検出する必要があるが、発振周波数自体が高周波数であるため、発振周波数間隔νを精度よく検出することが難しい。そのため、第2の実施の形態では、偏光方向の異なる2つのレーザ光を用いてビート信号を得、この低周波数のビート信号を利用して、被検体130までの距離を決定するようにする。
【0023】
図2は、本発明に係る非接触の距離検出装置の第2の実施の形態の構成を示す図である。なお、第2の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じであるので、同一構成部分には同一の参照番号を付してその説明を省略する。
【0024】
第2の実施の形態では、レーザ170と偏光ビームスプリッタ180とを新たに追加する。レーザ170は、レーザ110と同種のレーザであり、発光スペクトルが同じ(またはオーバーラップした領域があること)であるとともに、外部からの戻り光によって発振周波数が変化しやすいレーザである。レーザ170は、レーザ110と同一の材料からなる半導体レーザが好ましい。
【0025】
レーザ110からの出射光の偏光面とレーザ170からの出射光の偏光面とが互いに直交するように、レーザ110及びレーザ170を配置する。また、レーザ110とビームスプリッタ140との間に、レーザ110からの出射光が透過するとともに、レーザ170からの出射光が反射する偏光ビームスプリッタ180を配置する。さらに、レーザ110から偏光ビームスプリッタ180までの距離をAとし、偏光ビームスプリッタ180からビームスプリッタ140及びレンズ120を経て被検体130までの距離をBとしたときに、距離Aに距離ΔLを加算した距離C(=A+ΔL)の位置にレーザ170を配置する。なお、レンズ120を介したレーザ170と被検体130との位置関係は、互いに結像関係に近い位置になるように設置することが望ましい。
【0026】
レーザ110及びレーザ170からの各レーザ光が被検体130を照射し、反射光が偏光ビームスプリッタ180で分離されることにより、対応のレーザ光がレーザ110及びレーザ170に戻される。これにより、レーザ110からは、レーザ110の内部共振器長に、レーザ110から被検体130までの距離を加算して得られた外部共振器長L(=A+B)に応じて決まる発振周波数間隔ν1を有したレーザ光が放射される。一方、レーザ170からは、外部共振器長(L+ΔL)に応じて決まる周波数間隔ν2を有したレーザ光が放射される。
【0027】
図3は、周波数分析器160で得られる、レーザ110及びレーザ170の各出射光のスペクトル強度を示す図である。図中のa、b、c、d、eは、レーザ110の出射光のスペクトルとレーザ170の出射光の対応スペクトルとの周波数差である。
【0028】
この時の発振周波数間隔ν1、ν2はそれぞれ、下記式(2)、(3)にて表される。
【0029】
【数2】
【0030】
【数3】
【0031】
検出器150は、被検体130からの反射光を、ビームスプリッタ140を介して受光する。検出器150が受光する光は、被検体130からの戻り光によって発振周波数がそれぞれ変化したレーザ110及びレーザ170から出射された各レーザ光が合成された光であり、検出器150は、レーザ110及びレーザ170から出射された各レーザ光の発振周波数の差の周波数で強度が変動するビート信号を検出し、周波数分析器160へ送る。
【0032】
図4は、周波数分析器160で検出されるビート信号強度のスペクトルを示す図である。
【0033】
図中、μa、μb、μc、μd、μeは、図3中の周波数差a、b、c、d、eにそれぞれ対応するビート信号を表す。μはビート信号の周波数間隔を表す。ビート信号の周波数間隔μは、レーザ110からのレーザ光における発振周波数間隔ν1と、レーザ170からのレーザ光における発振周波数間隔ν2とに関係しており、下記式(4)で表される。
【0034】
【数4】
【0035】
この数式(4)から分かるように、ビート信号の周波数間隔μから、算術的に外部共振器長Lを求めることができる。検出器150で検出されるビート信号の周波数は、レーザ110からのレーザ光における発振周波数よりも極めて低く、そのスペクトルは通常の周波数分析器160でも容易に検出可能なものである。
【0036】
よって、外部共振器長Lに含まれるレーザ110及びレーザ170の内部共振器長や装置光学系の光路長が既知であれば、被検体130までの距離を決定することが可能となる。
【0037】
なお、上記式(4)において、外部共振器長Lに比べて距離ΔLが非常に小さい場合、外部共振器長Lとビート信号の周波数間隔μとの関係は、近似的に次式(5)で表すことができる((ΔL/L)2=0とする)。
【0038】
【数5】
【0039】
この数式(5)を用いれば、外部共振器長Lの算出が簡単になる。
【0040】
また、外部共振器長Lの変化に対するビート信号の周波数間隔μの変化の割合は、下記式(6)にて示される。
【0041】
【数6】
【0042】
この数式(6)から分かるように、外部共振器長Lの検出感度(すなわち、被検体130までの距離の検出感度)を距離ΔLによって設定することが可能である。
【0043】
なおまた、図2で示したレンズ120は、被検体130からの反射光を効率よくレーザ110やレーザ170に戻す役目を担っている。しかし例えば、図5に示すように、被検体130を光軸に対して垂直に配置する場合や、図6に示すように、被検体にコーナーキューブ190を用いる場合には、敢えてレンズ120を使用しなくても、本発明による距離測定を実現することができる。
【0044】
[第3の実施の形態]
次に第3の実施の形態を説明する。
【0045】
図7は、本発明に係る非接触の距離検出装置の第3の実施の形態の構成を示す図である。なお、第3の実施の形態の構成は、基本的に第1の実施の形態の構成と同じであるので、同一構成部分には同一の参照番号を付してその説明を省略する。
【0046】
第3の実施の形態では、第1の実施の形態におけるレーザ110に代わって、光軸上の両端からレーザ光を出射することができるレーザ110aを使用する。そして、戻り光が入射する側と反対側から出射するレーザ110aのレーザ光を検出器150に入射する。
【0047】
第1の実施の形態におけるビームスプリッタ140が不要となり、第3の実施の形態では、装置の小型化を図ることができる。
【0048】
[他の実施の形態]
上記の第1乃至第3の実施の形態では、周波数分析器160を市販の通常のスペクトルアナライザで構成するものとしたが、これに代わって、同様の原理で周波数分析を行う専用の周波数分析器を備えるようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1記載の距離検出装置は、被検体からの戻り光により発振周波数が変化するレーザと、該レーザから出射されたレーザ光を前記被検体に導くとともに、前記被検体からの反射光を前記レーザへ戻す光学系と、前記レーザから出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする。
【0050】
これにより、波長や出力強度を安定化させた高価なレーザ光源を備えることなく、非接触にて測定対象物までの距離や変位を測定することが可能になり、装置の大幅な低価格化が期待できる。
【0051】
また、請求項3記載の距離検出装置は、被検体からの戻り光により発振周波数がそれぞれ変化する第1及び第2のレーザと、前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されたレーザ光を第1及び第2の距離をそれぞれ経て前記被検体に導くとともに、前記被検体からの各反射光を前記第1及び第2のレーザへそれぞれ戻す光学系と、前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されるレーザ光を合成することによって発生するビート信号に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする。
【0052】
ここでは、低周波数のビート信号を扱うため、レーザ光の発振周波数を扱う場合に比べ、距離検出の精度を向上させることが可能になる。
【0053】
また、請求項6記載の距離検出装置は、第1及び第2の出射口を備え、被検体からの戻り光により発振周波数が変化するレーザと、前記レーザの前記第1の出射口から出射されたレーザ光を前記被検体に導くとともに、前記被検体からの反射光を前記レーザの前記第1の出射口へ戻す光学系と、前記レーザの前記第2の出射口から出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段とを有することを特徴とする。
【0054】
ここでは、光学系の構成を簡略化できるので、装置の小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非接触の距離検出装置の第1の実施の形態の構成を示す図である。
【図2】本発明に係る非接触の距離検出装置の第2の実施の形態の構成を示す図である。
【図3】周波数分析器で得られる2つのレーザの各出射光のスペクトル強度を示す図である。
【図4】周波数分析器で検出されるビート信号強度のスペクトルを示す図である。
【図5】被検体を光軸に対して垂直に配置する場合の非接触の距離検出装置の構成を示す図である。
【図6】被検体にコーナーキューブを用いる場合の非接触の距離検出装置の構成を示す図である。
【図7】本発明に係る非接触の距離検出装置の第3の実施の形態の構成を示す図である。
【図8】光波干渉を利用した従来の測定装置の構成を示す図である。
【図9】共焦点方式を利用した従来の変位測定装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
110 レーザ(第1のレーザ)
120 レンズ(光学系)
130 被検体
140 ビームスプリッタ(光学系)
150 検出器
160 周波数分析器
170 レーザ(第2のレーザ)
180 偏光ビームスプリッタ(光学系)
190 コーナーキューブ
Claims (6)
- 被検体からの戻り光により発振周波数が変化するレーザと、
前記レーザから出射されたレーザ光を前記被検体に導くとともに、前記被検体からの反射光を前記レーザへ戻す光学系と、
前記レーザから出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段と
を有することを特徴とする距離検出装置。 - 前記レーザから出射されるレーザ光の光強度を検出する検出器と、
前記検出器により検出された光強度に基づき周波数分析を行う周波数分析器と、
前記周波数分析器によって得られた分析結果から発振周波数間隔を抽出する抽出手段とを更に有し、
前記算出手段は、前記抽出手段によって抽出された発振周波数間隔に基づき、前記被検体までの距離を算出することを特徴とする請求項1記載の距離検出装置。 - 被検体からの戻り光により発振周波数がそれぞれ変化する第1及び第2のレーザと、
前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されたレーザ光を第1及び第2の距離をそれぞれ経て前記被検体に導くとともに、前記被検体からの各反射光を前記第1及び第2のレーザへそれぞれ戻す光学系と、
前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されるレーザ光を合成することによって発生するビート信号に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段と
を有することを特徴とする距離検出装置。 - 前記第1及び第2のレーザは、偏光面が互いに異なるレーザ光を発生し、
前記光学系は、前記被検体からの各反射光を前記第1及び第2のレーザへ個別に戻すための偏光ビームスプリッタを含むことを特徴とする請求項3記載の距離検出装置。 - 前記第1及び第2のレーザは、偏光面が互いに異なるレーザ光を発生し、
前記第1及び第2のレーザからそれぞれ出射されるレーザ光の合成光の光強度を検出する検出器と、
前記検出器により検出された光強度に基づき周波数分析を行う周波数分析器と、
前記周波数分析器によって得られた分析結果からビート信号の周波数間隔を抽出する抽出手段とを更に有し、
前記算出手段は、前記抽出手段によって抽出されたビート信号の周波数間隔に基づき、前記被検体までの距離を算出することを特徴とする請求項3記載の距離検出装置。 - 第1及び第2の出射口を備え、被検体からの戻り光により発振周波数が変化するレーザと、
前記レーザの前記第1の出射口から出射されたレーザ光を前記被検体に導くとともに、前記被検体からの反射光を前記レーザの前記第1の出射口へ戻す光学系と、
前記レーザの前記第2の出射口から出射されるレーザ光の発振周波数に基づき、前記被検体までの距離を算出する算出手段と
を有することを特徴とする距離検出装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003160370A JP2004361261A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 距離検出装置 |
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JP2003160370A JP2004361261A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 距離検出装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009098117A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-05-07 | Fujifilm Corp | 液滴測定装置および液滴測定方法 |
KR101154057B1 (ko) | 2005-07-11 | 2012-06-11 | 삼성전자주식회사 | 거리확인 장치를 구비한 인식장치 |
-
2003
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