JP2004361217A - 温度検知装置 - Google Patents

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Atsushi Suzuki
淳 鈴木
Takeshi Kawamura
武志 川村
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Abstract

【課題】配管内を通過する流体の温度を安価な装置で効率良く正確に検知することができる温度検知装置を提供すること。
【解決手段】内部に流体を通す配管1と、配管1内を通過する流体の温度を検知する温度検知手段3とを備えた温度検知装置であって、温度検知手段3の取付け部近傍に位置する配管を通過する流体の量が、他の配管を通過する流体の量よりも多くなるようにした。また、温度検知手段3の取付け部近傍の配管を拡径し、拡径部2を通過する流体の量が配管の他の部分を通過する流体の量よりも多くなるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配管内を通過する流体の温度を検知する温度検知装置に係り、より詳しくは、温度を検知する部分を通過する流体の量を多くして、流体の温度を効率良く正確に検知することができる温度検知装置を提供することを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
従来の温度検知装置によれば、熱伝導の良いばねを用いて均一の内径を有する配管に温度検知手段を取付け、配管内を通過する流体の温度を検知していた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−145486号公報(第3〜4頁、図1,2,3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
温度検知装置は、配管に熱伝導の良い材料を用いて温度検知手段を取付ける必要があるが、取付け部以外における放熱量が多くなり、配管の材料コストが高くなる。また、温度検知装置を細い配管に取付けた場合は、熱容量が少なくて、温度を正確に検知するまで時間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、配管内を通過する流体の温度を安価な装置で効率良く正確に検知することができる温度検知装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内部に流体を通す配管と、この配管内を通過する流体の温度を検知する温度検知手段とを備えた温度検知装置であって、温度検知手段の取付け部近傍に位置する配管を通過する流体の量が、他の配管を通過する流体の量よりも多くなるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1(a)、(b)は、本発明の実施の形態1に係る温度検知装置の正面図及びその平面図である。本実施の形態においては、配管の一部分にサーモスタットを取り付け、その取り付け箇所を配管の他の部分に比べて拡径するようにしたものである。そして、配管の一部分の容積、すなわち温度検知手段を取り付ける箇所の容積を、配管の他の部分の容積に比べて大きくしたものである。
図において、配管1にはイ方向に流体が流れており、配管1の一部には拡径部2が設けられてその部分のみ管が太くなっていて、この拡径部2に温度検知手段3が取付けられている。
すなわち、配管1の拡径部2の表面には、温度検知手段3を取付けるための断面ほぼ凹状でネジ取付け面5を有する取付け板4の底面が溶接され、温度検知手段3のサーモスタット6の感温部7には固定金具8が取付けられて、この固定金具8を取付け板4のネジ取付け面5にネジ9により固定して、温度センサであるサーモスタット6の感温部7の底面を取付け板4の内底面に密着固定するようにしてある。
【0008】
上記のように構成した本発明の作用を説明する。配管1内をイ方向に流れる流体が拡径部2に至ると、ここを通過する流体の量が多くなり、この位置でサーモスタット6の感温部7によって流体の温度が検知される。
本実施の形態によれば、配管1の拡径部2を流れる流体の量が多くなると、熱容量も増え、熱伝達量が増すので、安価で効率良く正確に温度を検知することができる。
【0009】
[実施の形態2]
図2(a)、(b)は、本発明の実施の形態2に係る温度検知装置の正面図及びそのA−A断面図、図3は図2の分解状態を示す正面図である。図において、配管1は、細径配管1bと温度検知手段3aを取付けた拡径配管1aによって構成され、拡径配管1aの両端部には突設部13を有する第1の接続部10が設けられており、細径配管1bの一端には嵌入部19を有する第2の接続部16が設けられている。そして、第1の接続部10は、外側両方向に、順次、肩部11、これよりも拡径した第1のフランジ部12、パッキン14を取付ける溝部15を有する突設部13を備え、第2の接続部16は、外側方向に、順次、肩部17、第1のフランジ部12とほぼ同径の第2のフランジ部18を備え、その内壁には第1の接続部10の突接部13と嵌合する嵌入部19を設けてあり、第1の接続部10の突設部13を第2の接続部16の嵌入部19に嵌合させ、第1、第2のフランジ部12、18が当接した状態にして、これらのフランジ部12,18をファスナー20によって固定し、接続するようにしてある。
【0010】
ファスナー20は弾性を有するほぼ長方形状の板を折り曲げて形成したもので、板の長手方向の中央部を同方向に折り曲げてほぼ平行な2平面を構成し、各平面の対向部をほぼく字状と逆く字状に折り曲げて拡幅部20aを形成し、さらに両端部を外側方向に向けて折り曲げたもので、板面の長手方向には穴部を設け、拡幅部20aの対向面を接続状態にあるそれぞれの配管1a,1bの第1,第2のフランジ部12,18を挟持して、拡径配管1aと細径配管1bを固定している。
【0011】
拡径配管1aには、筒体に収納された温度センサーであるサーミスター6aを、弾性を有する板材で形成された取付け板21によって密着して取付けてある。この取付け板21は熱伝導に優れており、拡径配管1aの熱を温度検知手段3に効率よく伝えて、温度検知手段3aの検知速度を大きくするようにしてある。
取付け板21は、断面ほぼ8の字状に形成されており、拡径側を構成して一端が開かれた配管嵌合部21aと、縮径側を構成するサーミスター取付け部21bによって構成されている。取付け板21の配管嵌合部21aは、その内周部により拡径配管1aの外周部を挟持して拡径配管1aに取付けると共に、サーミスター取付け部21bは、その内周面によってサーミスター6aを挟み込み、サーミスター6aを拡径配管1aの表面に接触させて、拡径配管1aに取付けるようにしてある。
【0012】
上記のように構成した本実施の形態に係る温度検知装置の組み立て動作及び分離動作を説明する。温度検知装置を組み立てるには、図3に示すように、サーミスター6aを取付け板21のサーミスター取付け部21bに挟み込み、また、取付け板21の配管嵌合部21aを拡径配管1aに嵌合させて挟持し、密着させる。
また、拡径配管1aの一方の側に設けた第1の接続部10の突設部13に設けた溝部15にパッキン14を取付け、第1の接続部10の突設部13を、細径配管1bの第2の接続部16の嵌入部19に挿入して嵌合し、パッキン14を介してシールする。こうして、第1、第2の接続部10,16を接続し、第1のフランジ部12と第2のフランジ部18を当接させ、この状態で、ファスナー20により第1、第2のフランジ部12,18を挟持して、第1、第2のフランジ部12,18を固定する。拡径配管1aの他方の側の端部も細径配管1bの他方の端部に嵌合し、ファスナー20によって先と同様にして固定する。
こうして、配管1の内部圧力が上昇しても、拡径配管1aと細径配管1bが外れることなくシールされる。
温度検知装置を分離するには、まず、図2に示すファスナー20を外し、次に拡径配管1aと細径配管1bを引き離して、取付け板21を取り外す。
【0013】
次に、本発明の作用を説明する。細径配管1b内を流体がイ方向に流れて拡径配管1aに至ると、拡径配管1aを流れる流体の量が多くなり、ここでの流体温度が、温度検知手段3のサーモスタット6aによって検知される。
【0014】
本実施の形態によれば、流体が拡径配管1aに至ると、ここを通過する流量が多くなって熱容量が増え、熱伝達量が増加して、サーミスター6aによって、より速く、正確に、流体温度を検知することができる。さらに、拡径配管1aと細径配管1bが第1,第2の接続部10,16で接続されているので、拡径配管1aと細径配管1bの着脱が簡単で、配管1の加工、組み立てが容易となって、拡径配管1aにサーミスター6aが取付けられた状態で交換ができ、メンテナンス性が向上する。
【0015】
[実施の形態3]
図4は本発明の実施の形態3に係る温度検知装置の平面図及びそのB−B断面図である。図に示すように、均一の内径を有する配管1の途上で配管1をほぼ直角に折り曲げて第1の隣接通路1cと第2の隣接通路1dからなる配管隣接部Aを構成し、その端部に円形通路1eを形成して折り返し部を構成している。配管隣接部Aの表面には、温度検知手段3を取付けるための断面ほぼ凹状でネジ取付け面5を有する取付け板4の底面が溶接され、温度検知手段3のサーモスタット6の感温部7には固定金具8が取付けられて、この固定金具8を取付け板4のネジ取付け面5にネジ9により固定して、温度センサーであるサーモスタット6の感温部7の底面を取付け板4の内底面に密着固定するようにしてある。
【0016】
上記のように構成した本実施の形態の作用を説明する。流体は配管1内をイ方向に流れてほぼ直角方向に曲がり、第1の隣接通路1cに入り、円形通路1eを通って折り返したのち、第2の隣接通路1dに入り、ほぼ直角方向に曲がったのち、配管1を再びイ方向に進む。流体が、第1の隣接通路1cと第2の隣接通路1dによって構成される配管隣接部Aを通過すると、隣接部Aを通過する流体量は、第1、第2の隣接通路1c、1dを通過する流体量を合わせた量となり、かかる流体の温度が、温度検手段3のサーモスタット6によって検知される。
【0017】
本実施の形態では、第1、第2の隣接通路1c、1dが隣接した配管隣接部Aでは、隣接したこれらの通路1c、1dを流れる流体の総量が他の配管を流れる流体の量よりも多くなるために熱容量も増え、熱伝達量が増し、安価で効率よく正確に、サーモスタットを動作させることができる。また、特殊な配管を加工する必要もなく、温度検知装置を安価に製造することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る配管の温度検知装置によれば、温度検知手段の取付け部を流れる流体の量が他の配管を流れる流体の量よりも多くなるように構成したので、安価で効率よく正確に温度を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る温度検知装置の正面図及びその平面図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る温度検知装置の正面図及びそのA−A断面図である。
【図3】図2の配管を分離した状態を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る温度検知装置の平面図及びそのB−B断面図である。
【符号の説明】
1 配管、1a 拡径配管、1b 細径配管、1c 第1の隣接通路、1d 第2の隣接通路、1e 円形通路、2 拡径部、3、3a 温度検知手段、4 取付け板、6 サーモスタット、6a サーミスター、7 感温部、8 固定金具、10 第1の接続部、16 第2の接続部、20 ファスナー、21 取付け板、A 配管隣接部。

Claims (4)

  1. 内部に流体を通す配管と、該配管内を通過する流体の温度を検知する温度検知手段とを備えた温度検知装置において、
    前記温度検知手段の取付け部近傍に位置する配管を通過する流体の量が、他の配管を通過する流体の量よりも多くなるようにしたことを特徴とする温度検知装置。
  2. 前記温度検知手段の取付け部近傍の配管を拡径し、該拡径部を通過する流体の量が配管の他の部分を通過する流体の量よりも多くなるようにしたことを特徴とする請求項1記載の温度検知装置。
  3. 前記温度検知手段の取付け部近傍の配管を着脱自在に構成したことを特徴とする請求項2記載の温度検知装置。
  4. 前記温度検知手段の取付け部近傍の配管を隣接させ、隣接させたこれらの配管を通過する流体の総量が配管の他の部分を通過する流体の量よりも多くなるようにしたことを特徴とする請求項1記載の温度検知装置。
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