JP2004360969A - ヒートポンプ給湯装置 - Google Patents

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Kazuhiko Marumoto
一彦 丸本
Takeji Watanabe
竹司 渡辺
Keijiro Kunimoto
啓次郎 國本
Masahiro Ohama
昌宏 尾浜
Nobuhiko Fujiwara
宣彦 藤原
Seiichi Yasuki
誠一 安木
Takayuki Takatani
隆幸 高谷
Tatsumura Mo
立群 毛
Yusuke Mochizuki
裕介 望月
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Abstract

【課題】複数のヒートポンプサイクルにおける運転効率を向上させたヒートポンプ給湯装置を提供する。
【解決手段】圧縮機11、給湯用熱交換器12、減圧装置13及び吸熱器14を配管で接続した第1のヒートポンプサイクル10及び圧縮機21、給湯用熱交換器22、減圧装置23及び吸熱器24を配管で接続した第2のヒートポンプサイクル20を備え、それぞれのヒートポンプサイクル10、20は吸熱器14、24と圧縮機11、21との間の低圧冷媒配管を加熱する内部熱交換器101、201を設ける。内部熱交換器101、201の冷却は、他のヒートポンプサイクルの低圧側配管を用いて行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機、給湯用熱交換器、減圧装置、及び吸熱器を配管で接続したヒートポンプサイクルを複数備え、給湯用熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯する、瞬間湯沸かし型のヒートポンプ給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ヒートポンプサイクルを利用した給湯装置が提案されており、例えば、貯湯タンクを備え、この貯湯タンクにあらかじめ溜めたお湯を利用する貯湯型の給湯装置が提案されている。しかし、このような貯湯型の給湯装置では、貯湯タンクが小さいと湯切れを生じる場合があり、湯切れを生じないためには大きな貯湯タンクが必要となってしまう。
そこで、貯湯タンクを利用することなく、熱交換器で加熱したお湯をそのまま出湯する、瞬間湯沸かし型の給湯装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、ヒートポンプサイクルの運転効率を高めるために、絞り弁の流入口における超臨界的に加圧された冷媒の比エンタルピーを変動させて冷媒の加熱冷却能力を制御する超臨界蒸気圧圧縮サイクルが提案されている(例えば特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平2−223767号公報(図1参照)
【特許文献2】
特表平3−503206号公報(図2参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えばシャワーや風呂給湯のような大能力から、食器洗いなどの微小能力まで、給湯装置で利用される湯温範囲や湯量範囲は広く、瞬間湯沸かし型の給湯装置を用いる場合には、幅広い温度範囲や供給湯量に対応させなければならない。
しかし、ヒートポンプサイクルを利用した給湯装置では、圧縮機の回転数変更などによる能力制御を行っても、給湯装置で利用される湯温範囲や供給湯量に対応させることは困難である。
【0005】
そこで本発明は、ヒートポンプサイクルを利用した瞬間湯沸かし型の給湯装置であって、幅広い温度範囲や供給湯量に対応することができる広い運転能力可変幅を有し、かつ、制御性に優れ効率のよいヒートポンプ運転を行うことができるヒートポンプ給湯装置を提供することを目的とする。
また、複数のヒートポンプサイクルにおける運転効率を向上させたヒートポンプ給湯装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明のヒートポンプ給湯装置は、圧縮機、給湯用熱交換器、減圧装置、及び吸熱器を配管で接続したヒートポンプサイクルを複数備え、それぞれのヒートポンプサイクルには、前記吸熱器と前記圧縮機との間の低圧冷媒配管を加熱する内部熱交換器をそれぞれ設けたヒートポンプ給湯装置であって、前記内部熱交換器の冷却に、他の前記ヒートポンプサイクルの低圧側配管を用いたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置において、前記低圧側配管として、前記吸熱器と前記圧縮機との間の低圧側配管を用いたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置において、異なる前記ヒートポンプサイクルの前記内部熱交換器を一体として構成したことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置において、前記内部熱交換器の冷却に、前記吸熱器の少なくとも一部を用いたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置において、前記高圧側配管と前記低圧側配管とを接触させて固定したことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置において、前記ヒートポンプサイクルに用いる冷媒を二酸化炭素とし、高圧側では臨界圧を越える状態で運転することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明による第1の実施の形態によるヒートポンプ給湯装置は、複数のヒートポンプサイクルを備え、吸熱器と圧縮機との間の低圧冷媒配管を加熱する内部熱交換器の冷却に、他のヒートポンプサイクルの低圧側配管を用いたものである。本実施の形態によれば、ヒートポンプサイクルを複数備えているので、能力に応じてヒートポンプサイクルの運転台数を切り換え、幅広い能力において大COPにて運転することが可能となる。したがって、シャワーや風呂給湯のような大量の湯量を使用する大能力運転から食器洗いや手洗いのような少量の湯量を使用する小能力運転まで効率よくヒートポンプを運転させることができる。また、複数のヒートポンプサイクルにおける運転効率を向上させることができる。
本発明による第2の実施の形態は、第1の実施の形態によるヒートポンプ給湯装置において、低圧側配管として吸熱器と圧縮機との間の低圧側配管を用いたものである。本実施の形態によれば、複数のヒートポンプサイクルの運転時における運転効率を一層向上させることができる。
本発明による第3の実施の形態は、第1の実施の形態によるヒートポンプ給湯装置において、複数の異なるヒートポンプサイクルの内部熱交換器を一体として構成したものである。本実施の形態によれば、1つのヒートポンプサイクルのみを運転させた場合における運転効率を向上させることができる。
本発明による第4の実施の形態は、第1の実施の形態によるヒートポンプ給湯装置において、内部熱交換器の冷却を吸熱器の少なくとも一部で行うものである。本実施の形態によれば、運転効率を向上させるとともに、吸熱器での着霜を防止することができる。
本発明による第5の実施の形態は、第1の実施の形態によるヒートポンプ給湯装置において、高圧側配管と低圧側配管とを接触させて固定したものである。本実施の形態によれば、内部熱交換器の構成を簡単かつ小型にすることができる。
本発明による第6の実施の形態は、第1から第5の実施の形態によるヒートポンプ給湯装置において、ヒートポンプサイクルに用いる冷媒を二酸化炭素とし、高圧側では臨界圧を越える状態で運転するものである。本実施の形態によれば、高温の湯を生成することができ、また貯湯タンクを併用する場合には高温の湯を貯留できるため、貯湯タンクを小型化できる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の一実施例によるヒートポンプ給湯装置について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例によるヒートポンプ給湯装置の回路構成図である。
まず、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の冷凍回路について説明する。
本実施例によるヒートポンプ給湯装置は、第1のヒートポンプサイクル10と、第2のヒートポンプサイクル20とを備えている。第1のヒートポンプサイクル10及び第2のヒートポンプサイクル20は、二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側では臨界圧を越える状態で運転することが好ましい。
第1のヒートポンプサイクル10は、圧縮機11、給湯用熱交換器12、内部熱交換器101、減圧装置13、及び吸熱器14を順に配管で接続して構成されている。また、第1のヒートポンプサイクル10は、給湯用熱交換器12をバイパスするバイパス回路15を備え、このバイパス回路15には制御弁16を設けている。また、第1のヒートポンプサイクル10には、圧縮機11の温度を検出する温度センサ10A、圧縮機11からの吐出冷媒温度を検出する温度センサ10B、圧縮機11からの吐出冷媒圧力を検出する圧力センサ10C、吸熱器14の出口側の低圧冷媒温度を検出する温度センサ10D、吸熱器14の吸入空気を検出する温度センサ10Eを備えている。ここで、温度センサ10Aはコールドスタートの検出を、圧力センサ10Cは圧縮機11又はヒートポンプサイクル10の異常検出を行う。さらにヒートポンプサイクル10に対応する吸熱器14に送風するためのファン17と風路18を設けている。
一方、第2のヒートポンプサイクル20は、圧縮機21、給湯用熱交換器22、風呂用熱交換器29、内部熱交換器201、減圧装置23、及び吸熱器24を順に配管で接続して構成されている。また、第2のヒートポンプサイクル20は、給湯用熱交換器22をバイパスするバイパス回路25を備え、このバイパス回路25には制御弁26を設けている。また、第2のヒートポンプサイクル20には、圧縮機21の温度を検出する温度センサ20A、圧縮機21からの吐出冷媒温度を検出する温度センサ20B、圧縮機21からの吐出冷媒圧力を検出する圧力センサ20C、吸熱器24の出口側の低圧冷媒温度を検出する温度センサ20D、風呂用熱交換器29の入口冷媒温度を検出する温度センサ20Fを備えている。吸熱器24の吸入空気の検出は、温度センサ10Eで兼用している。ここで、温度センサ20Aはコールドスタートの検出を、圧力センサ20Cは圧縮機21又はヒートポンプサイクル20の異常検出を行う。さらにヒートポンプサイクル20に対応する吸熱器24に送風するためのファン27と風路28を設けている。
【0009】
第1のヒートポンプサイクル10を構成する内部熱交換部101の冷却には、第2のヒートポンプサイクル20の低圧側配管203を用いている。より具体的には、内部熱交換器101は、給湯用熱交換器12から減圧装置13までの高圧側配管102と、減圧装置23から圧縮機21までの低圧側配管203との間で熱交換させている。
また、第2のヒートポンプサイクル20を構成する内部熱交換部201の冷却には、第1のヒートポンプサイクル10の低圧側配管103を用いている。より具体的には、内部熱交換器201は、風呂用熱交換器29から減圧装置23までの高圧側配管202と、減圧装置13から圧縮機11までの低圧側配管103との間で熱交換させている。
水用配管12Aを水が流れる方向と熱交換部12Bを冷媒が流れる方向は互いに対向する方向であることが好ましい。また、水用配管22Aを水が流れる方向と熱交換部22Bを冷媒が流れる方向は互いに対向する方向であることが好ましい。
【0010】
次に、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の出湯回路について説明する。
給湯用熱交換器12の水用配管12Aと給湯用熱交換器22の水用配管22Aとは、並列に接続されている。水用配管12A及び水用配管22Aの流入側は、流量調整弁31、減圧弁32、及び逆止弁33を介して水道管等の水供給配管34に接続されている。また、水用配管22Aの流入側には、水用配管22Aへの入水を阻止する制御弁35を設けている。一方、水用配管12A及び水用配管22Aの流出側は、逆止弁36、第一混合弁37、及び第二混合弁38を介してキッチン、又は洗面所等の給湯用の蛇口39に接続されている。この出湯回路には、入水量を検出する流量センサ30A、入水温度を検出する温度センサ30B、水用配管12Aの出口温度を検出する温度センサ30C、水用配管22Aの出口温度を検出する温度センサ30D、水用配管12Aと水用配管22Aとの混合湯温を検出する温度センサ30E、第一混合弁37の出口温度を検出する温度センサ30F、及び第二混合弁38の出口温度を検出する温度センサ30G、給湯熱交換器12及び給湯熱交換器22への流入流量を検出する流量センサ30Hを備えている。
【0011】
次に、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の貯湯回路について説明する。
貯湯タンク40の底部配管42は、流量調整弁31、減圧弁32、及び逆止弁41を介して水道管等の水供給配管34に接続されている。この底部配管42は、循環ポンプ43を介して水用配管12Aの流入側及び水用配管22Aの流入側と接続されている。また、貯湯タンク40の上部循環用配管44は、制御弁45を介して水用配管12Aの流出側及び水用配管22Aの流出側と接続されている。なお、本実施例による貯湯タンク40は、積層式の貯湯タンクであり、タンク内での撹拌が防止され、上部に高温水が底部に低温水が蓄積されるように構成されている。
一方、貯湯タンク40の上部出湯用配管51は、第一混合弁37に接続されている。また、貯湯タンク40の底部配管42から分岐させた出水用配管52は、逆止弁53を介して第二混合弁38に接続されている。なお、貯湯タンク40には、出湯温度を検出する温度センサ40Aの他に、貯湯タンク40内の湯量を検出するための複数の温度センサ40B、40C、40Dが設けられている。また、水用配管12A及び水用配管22Aの分岐前の流入側配管には、貯湯タンク40の底部配管42から導出される湯温を検出する温度センサ40Eが設けられている。
【0012】
次に、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の浴槽加熱回路について説明する。
風呂用熱交換器29の水用配管29Aは、循環ポンプ61を備えた浴槽用循環配管62と接続されている。この浴槽用循環配管62は、水用配管29Aをバイパスするバイパス配管63と、水用配管29Aとバイパス配管63とを切り換える三方弁64とを備えている。また浴槽用循環配管62には、浴槽水の循環量を検出する流量センサ60A、水用配管29Aの出口温度を検出する温度センサ60B、浴槽水の循環温度を検出する温度センサ60C、浴槽内の水位を検出する水位センサ60Dを備えている。
なお、浴槽60への注湯は、第二混合弁38の下流側配管から分岐させた注湯用配管71を用いて行うことができる。この注湯用配管71は、浴槽用循環配管62に接続するか、又は直接浴槽60に導く。注湯用配管71には、注湯弁72及び流量を検出する流量センサ70Aが設けられている。
リモコン81は、蛇口39からの出湯温度の指示や、浴槽60の沸き上げ温度及び沸き上げ開始などを指示し、このリモコン81からの指示に基づいて第1のヒートポンプサイクル10と第2のヒートポンプサイクル20とを制御手段82にて制御する。なお各種のセンサの検出値はこの制御手段82に入力される。
【0013】
以下、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の給湯運転動作について説明する。
まず、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の通常の給湯運転モードについて図6を用いて説明する。図6は、モリエル線図上に描いたヒートポンプサイクルの動作の一例を示すものである。縦軸は圧力を横軸はエンタルピーを示す。実線Aは飽和線を示し、実線Bはヒートポンプサイクルの動作状態を表す。
蛇口39の開放を流量センサ30Aにて検知し、第1のヒートポンプサイクル10及び第2のヒートポンプサイクル20が運転を開始する。
第1のヒートポンプサイクル10では、圧縮機11で圧縮された冷媒は、図6の状態aに示す高圧及び高温の状態にある。状態aの冷媒は、給湯用熱交換器12で放熱され、温度が下がり状態bになった後、内部熱交換器101にてさらに放熱され、状態cまでさらに冷却される。状態cの冷媒は、減圧装置13で減圧され、状態dのように圧力低下し、液体とガスの2相状態になった後、吸熱器14にて吸熱し、状態eのように加熱され、内部熱交換器201で吸熱し、状態fまで加熱されてガス状態で圧縮機11に吸入される。このとき、制御弁16は閉状態で、バイパス回路15には冷媒は流れない。
内部熱交換器によりe〜f間の△h分のエンタルピー増加することになり、圧縮機にて圧縮された冷媒も△h増加するので、給湯用熱交換器での熱交換量も△h分増加することになる。
第2のヒートポンプサイクル20では、第1のヒートポンプサイクル10と同様に、圧縮機21で圧縮された冷媒は給湯用熱交換器22で放熱した後、内部熱交換器201にて更に放熱し、減圧装置23で減圧された後、吸熱器24にて吸熱し、内部熱交換器101で吸熱してガス状態で圧縮機21に吸入される。このとき、制御弁26は閉状態で、バイパス回路15には冷媒は流れない。
上記構成とすることにより、第1のヒートポンプサイクル10は、内部熱交換器101によって、減圧装置13で減圧される前の冷媒を冷却し、一方内部熱交換器201によって、圧縮機11に吸入される前の冷媒を加熱する。従って、第1のヒートポンプサイクル10の加熱能力又は給湯能力を高めることができる。また、第2のヒートポンプサイクル20は、内部熱交換器201によって、減圧装置23で減圧される前の冷媒を冷却し、一方内部熱交換器101によって、圧縮機21に吸入される前の冷媒を加熱する。従って、第2のヒートポンプサイクル20の加熱能力又は給湯能力を高めることができる。
【0014】
水供給配管34から供給される水は、流量調整弁31、減圧弁32、及び逆止弁33を順に通り、分岐して、給湯用熱交換器12の水用配管12Aと給湯用熱交換器22の水用配管22Aとにそれぞれ導かれる。水用配管12Aと水用配管22Aでそれぞれ加熱された温水は、再び合流した後に、逆止弁36、第一混合弁37、及び第二混合弁38を順に通り蛇口39に導かれる。
圧縮機11での能力制御及び減圧装置13での開度制御は、温度センサ30Cでの検出温度がリモコン81で設定された湯温に近づくように、温度センサ10B、10D、10E、流量センサ30A、30Hからの検出値によって制御される。
また、圧縮機21での能力制御及び減圧装置23での開度制御は、温度センサ30Dでの検出温度がリモコン81で設定された湯温に近づくように、温度センサ20B、20D、10E、流量センサ30A、30Hからの検出値によって制御される。
なお、ヒートポンプサイクル10、20での能力制御を行っても、給湯用熱交換器12、22からの水温が設定温度よりも高い場合には、ヒートポンプサイクル10、20の一方の運転を停止して第一混合弁37での出口温度が設定温度となるように制御したり、出水用配管52から第二混合弁38に冷水を導入して、第二混合弁38での出口温度が設定温度となるように制御する。
また、ヒートポンプサイクル10、20での能力制御を行っても、給湯用熱交換器12、22からの水温が設定温度よりも低い場合には、貯湯タンク40から第一混合弁37に温水を導入し、第一混合弁37での出口温度を温度センサ30Fで検出して設定温度となるように制御する。さらに第一混合弁37での出口温度が設定温度よりも低い場合は、通常全開状態の流量調整弁31の開度を小さくし、蛇口39からの出湯流量を少なくして第一混合弁37での出口温度が設定温度となるように制御する。
【0015】
次に、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の給湯運転モードの立ち上げ制御について説明する。
圧縮機11、21の起動から所定の時間は、給湯用熱交換器12、22で十分な放熱量を得られない。従って、蛇口39の開放を流量センサ30Aにて検知し、第1のヒートポンプサイクル10及び第2のヒートポンプサイクル20が運転を開始すると同時に、上部出湯用配管51から貯湯タンク40内の高温水を第一混合弁37に導く。このとき、温度センサ30Eと温度センサ40Aとの温度を検出し、温度センサ30Fでの検出温度が設定温度となるように第一混合弁37での混合割合を制御する。運転開始時には、給湯用熱交換器12、22からの水温は低いため、貯湯タンク40からの温水を多く流し、その後給湯用熱交換器12、22からの水温が高まるにしたがって貯湯タンク40からの温水を減少させる。そして給湯用熱交換器12、22からの水温が十分に高まった時点で貯湯タンク40からの出湯を停止する。
【0016】
次に、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の給湯負荷が小さい場合の給湯運転モードについて説明する。
給湯負荷が小さい場合の給湯運転モードでは、風呂用熱交換器29を備えた第2のヒートポンプサイクル20の運転を行わない。その他の動作は通常の給湯運転モードと同様であり、給湯運転モードの立ち上げ制御も行う。
なお、本実施例では2つのヒートポンプサイクルの場合を示しているが、3つ以上のヒートポンプサイクルを備えている場合には、給湯負荷が小さい場合の給湯運転モードと同様に、風呂用熱交換器29を備えた第2のヒートポンプサイクル20を、風呂加熱運転のために待機させることが好ましい。
【0017】
次に、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の貯湯運転モードについて説明する。
貯湯運転モードでは、第1のヒートポンプサイクル10及び第2のヒートポンプサイクル20を運転する。なお、複数のヒートポンプサイクルの全てを運転しない場合には、風呂用熱交換器29を備えた第2のヒートポンプサイクル20は、運転を行わず、風呂加熱運転のために待機させることが好ましい。
貯湯運転モードでは、制御弁45を開として循環ポンプ43を運転する。
循環ポンプ43の運転により、貯湯タンク40の底部配管42から冷水を導出し、分岐して、給湯用熱交換器12の水用配管12Aと給湯用熱交換器22の水用配管22Aとにそれぞれ導かれる。給湯用熱交換器12及び給湯用熱交換器22で加熱された温水は、上部循環用配管44から貯湯タンク40の上部に戻される。圧縮機11、21での能力制御は、温度センサ40Eによる給湯用熱交換器12、22の入口温度と、温度センサ30Eによる給湯用熱交換器12、22の出口温度と、流量センサ30Hによる循環流量、温度センサ10B、10D、10E、20B、20Dによって制御される。貯湯タンク40内の貯湯量は、温度センサ40B、40C、40Dによって検出し、貯湯タンク40内の貯湯量が所定以下であることを検出すると貯湯運転を開始し、貯湯タンク40内の貯湯量が所定以上であることを検出すると貯湯運転を停止する。
【0018】
次に、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の浴槽加熱運転モードについて説明する。
浴槽加熱運転モードでは、風呂用熱交換器29を備えた第2のヒートポンプサイクル20の運転を行い、制御弁26を開放する。また、水用配管22Aへの入水を阻止する制御弁35を閉とすることが好ましい。
圧縮機21で圧縮された冷媒は、バイパス回路25を流れ、風呂用熱交換器29で放熱し、減圧装置23で減圧された後、吸熱器24にて吸熱し、ガス状態で圧縮機21に吸入される。
一方、循環ポンプ61を運転し、浴槽60内の浴槽水を浴槽用循環配管62を介して水用配管29Aに導き、水用配管29Aで加熱された浴槽水を浴槽60内に戻す。
圧縮機21での能力制御及び減圧装置23での開度制御は、温度センサ60Cでの検出温度がリモコン81で設定された湯温に近づくように、温度センサ20F、60B、60C、20B、20D、20F、10Eからの検出値によって制御される。また、循環ポンプ61での循環量は、流量センサ60Aによって制御される。浴槽60内の温度を検出するためには、三方弁64の切り換えによって風呂用熱交換器29をバイパスさせ、循環ポンプ61、バイパス配管63、及び浴槽60で浴槽水を循環させ、温度センサ60Cにて検出を行う。
一方、浴槽60に温水を補充する場合あるいは浴槽60が空の状態から湯張りする場合には、注湯弁72を開放して給湯運転モードと同様に制御し、注湯用配管71から浴槽用循環配管62を介して浴槽60に給湯する。
【0019】
次に、本実施例によるヒートポンプ給湯装置の除霜運転モードについて説明する。
第1のヒートポンプサイクル10での除霜運転は、制御弁16を開、減圧装置13を開放し、ファン17の動作を停止して行う。
圧縮機11で圧縮された冷媒は、バイパス回路15を流れ、吸熱器14にて放熱し、ガス状態で圧縮機21に吸入される。このように吸熱器14にて所定時間冷媒を放熱させることで、吸熱器14の除霜を行うことができる。なお、着霜の検出は、温度センサ10D及び温度センサ10Eによって行う。
第2のヒートポンプサイクル20での除霜運転は、制御弁26を開、減圧装置23を開放し、ファン27の動作を停止して行う。
圧縮機21で圧縮された冷媒は、バイパス回路25を流れ、吸熱器24にて放熱し、ガス状態で圧縮機21に吸入される。このように吸熱器24にて所定時間冷媒を放熱させることで、吸熱器24の除霜を行うことができる。なお、着霜の検出は、温度センサ20D及び温度センサ10Eによって行う。
【0020】
図2は、図1における熱交換器101の構成を示す斜視図である。
金属などの熱伝導性のブロック65に4本の配管66、67、68、69がロウ付けなどにより互いに近接配置される。配管66は第1のヒートポンプサイクル10の給湯用熱交換器12からの冷媒を熱交換器101に流入させる配管、配管67は配管66から熱交換器101へ流入した冷媒を減圧装置13へ流出させる配管で、これらは図1における第1のヒートポンプサイクル10の高圧側配管102に相当する。配管68は第2のヒートポンプサイクル20の吸熱器24からの冷媒を熱交換器101に流入させる配管、配管69は配管68から熱交換器101へ流入した冷媒を圧縮機21へ流出させる配管で、これらは図1における第2のヒートポンプサイクル20の低圧側配管203に相当する。
熱交換器201についても、同様に4本の配管をブロックにロウ付けして構成することができる。
【0021】
図3は、本発明の他の実施例によるヒートポンプ給湯装置の回路構成図である。なお本実施例においては、説明を簡単にするために、冷凍回路だけを示し、出湯、貯湯回路及び浴槽回路についての構成と動作については図1に示す実施例と同様であるので省略する。本実施例は、図1における熱交換器201及び熱交換器101を一体に構成した実施例である。
第1のヒートポンプサイクル10は、圧縮機11、給湯用熱交換器12、一体型熱交換器90の第1入力部91、減圧装置13、吸熱器14、一体型熱交換器90の第2入力部92を経て圧縮機11に循環するように配管で接続して構成されている。第2のヒートポンプサイクル20は、圧縮機21、給湯用熱交換器22、一体型熱交換器90の第3入力部93、減圧装置23、吸熱器24、一体型熱交換器90の第4入力部94を経て圧縮機21に循環するように配管で接続して構成されている。なお、第2のヒートポンプサイクル20には必要に応じて風呂用熱交換器(図示せず)が設けられる。
本実施例のヒートポンプ給湯装置の給湯運転動作は図1の場合と本質的に同一であるので説明は省略する。本実施例においても複数のヒートポンプサイクルは同時運転することが好ましいが、1つのヒートポンプサイクルのみを運転させた場合においても運転効率が低下することはない。
【0022】
図4は、本発明のさらに他の実施例によるヒートポンプ給湯装置の回路構成図である。本実施例は、図3における一体熱交換器90の代わりに吸熱器としての空気熱交換器の一部を使用して行う実施例である。なお本実施例においては、説明を簡単にするために、冷凍回路だけを示し、出湯、貯湯回路及び浴槽回路についての構成と動作については図1に示す実施例と同様であるので省略する。
第1のヒートポンプサイクル10は、圧縮機11、給湯用熱交換器12、空気熱交換器96の第1入力部97、減圧装置13、空気熱交換器96を経て圧縮機11に循環するように配管で接続して構成されている。第2のヒートポンプサイクル20は、圧縮機21、給湯用熱交換器22、空気熱交換器96の第2入力部98、減圧装置23、空気熱交換器96を経て圧縮機21に循環するように配管で接続して構成されている。なお、第2のヒートポンプサイクル20には必要に応じて風呂用熱交換器(図示せず)が設けられる。
【0023】
図5に空気熱交換器96の概念図を示す。
空気熱交換器96は、空気流路99中に空気を流して熱交換を行う。第1入力部97及び第2入力部98は空気熱交換器96の空気流通の少ない部分に形成する。図4では上端に第1入力部97、下端に第2入力部98を形成する。
本実施例のヒートポンプ給湯装置の動作は図1の場合と本質的に同一であるので説明は省略する。本実施例によれば、運転効率を向上させるとともに、吸熱器の着霜を防止することができる。また、第1入力部97及び第2入力部98より流入した冷媒は吸熱器のフィンを加熱するので着霜しにくくなる。
【0024】
なお、上記実施例では冷媒として二酸化炭素を用いた場合で説明したが、冷媒としてR410A冷媒やHC冷媒などのその他の冷媒を用いてもよい。
また、上記実施例では、第1のヒートポンプサイクル10と第2のヒートポンプサイクル20とを備えたヒートポンプ給湯装置を用いて説明したが、3つ以上のヒートポンプサイクルを用いてもよい。
また、上記実施例では、給湯用熱交換器12及び給湯用熱交換器22で加熱された温水を、上部循環用配管44から貯湯タンク40の上部に戻す構成としたが、上部循環用配管44及び制御弁45を設けることなく、第一混合弁37を用いて給湯用熱交換器12及び給湯用熱交換器22の出口側配管と上部出湯用配管51とを連通させることで、給湯用熱交換器12及び給湯用熱交換器22で加熱された温水を貯湯タンク40の上部に戻す構成としてもよい。
また、上記実施例では、風呂用熱交換器29を備えた第2のヒートポンプサイクル20は、給湯用熱交換器22と風呂用熱交換器29とを選択的に利用する場合を説明したが、給湯用熱交換器22及び風呂用熱交換器29を同時に利用した運転を行うこともできる。
また、第1のヒートポンプサイクル10にも第2のヒートポンプサイクル20と同じ構成となるように風呂用熱交換器29を設けてもよく、また風呂用熱交換器29以外の利用側熱交換器としてもよい。
また、上記説明における風呂用熱交換器29を、例えば床暖房や温風機器などの暖房用熱交換器として利用することもできる。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、ヒートポンプサイクルを利用した瞬間湯沸かし型の給湯装置であって、大能力から微小能力まで幅広い温度範囲や供給湯量に対応することができ、かつ、制御性に優れ効率のよいヒートポンプ運転を行うことができる。
また、複数のヒートポンプサイクルにおける運転効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるヒートポンプ給湯装置の回路構成図
【図2】図1におけるヒートポンプ給湯装置の熱交換器101の構成を示す斜視図
【図3】本発明の他の実施例によるヒートポンプ給湯装置の回路構成図
【図4】本発明のさらに他の実施例によるヒートポンプ給湯装置の回路構成図
【図5】図4におけるヒートポンプ給湯装置の空気熱交換器の構成を示す概念図
【図6】本発明の一実施例によるヒートポンプ給湯装置における冷媒の圧力とエンタルピーとの関係を示す特性図
【符号の説明】
10 第1のヒートポンプサイクル
11 圧縮機
12 給湯用熱交換器
12A 水用配管
12B、12C 冷媒流路
13 減圧装置
14 吸熱器
20 第2のヒートポンプサイクル
21 圧縮機
23 減圧装置
24 吸熱器
29 風呂用熱交換器
37 第一混合弁
38 第二混合弁
66、67、68、69 配管
90 一体型熱交換器
96 空気熱交換器
101 内部熱交換器
102 高圧側配管
103 低圧側配管
201 内部熱交換器
202 高圧側配管
203 低圧側配管

Claims (6)

  1. 圧縮機、給湯用熱交換器、減圧装置、及び吸熱器を配管で接続したヒートポンプサイクルを複数備え、それぞれのヒートポンプサイクルには、前記吸熱器と前記圧縮機との間の低圧冷媒配管を加熱する内部熱交換器をそれぞれ設けたヒートポンプ給湯装置であって、前記内部熱交換器の冷却に、他の前記ヒートポンプサイクルの低圧側配管を用いたことを特徴とするヒートポンプ給湯装置。
  2. 前記低圧側配管として、前記吸熱器と前記圧縮機との間の低圧側配管を用いたことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  3. 異なる前記ヒートポンプサイクルの前記内部熱交換器を一体として構成したことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  4. 前記内部熱交換器の冷却に、前記吸熱器の少なくとも一部を用いたことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  5. 前記高圧側配管と前記低圧側配管とを接触させて固定したことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ給湯装置。
  6. 前記ヒートポンプサイクルに用いる冷媒を二酸化炭素とし、高圧側では臨界圧を越える状態で運転することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のヒートポンプ給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127938A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Hitachi Appliances Inc ヒートポンプ給湯機

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