JP2004359291A - 荷降ろし用治具 - Google Patents
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Abstract
【課題】トラックの荷台に積まれたパレットを、フォークリフトによって降ろすことができる位置まで容易に移動させることができるようにした荷降ろし用治具を提供することにある。
【解決手段】荷台15に積載されたパレット16bをフォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させるための荷降ろし用治具であって、
上記パレットに係合する爪部4を有する係止部材2と、一端がこの係止部材に連結され他端に上記フォークリフトに係合するフック7が設けられた牽引部材6とを有し、
上記爪部を上記パレットに係合させて上記牽引部材を上記フォークリフトで引くことで、上記パレットを上記荷台上の上記フォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させることにある。
【選択図】 図2
【解決手段】荷台15に積載されたパレット16bをフォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させるための荷降ろし用治具であって、
上記パレットに係合する爪部4を有する係止部材2と、一端がこの係止部材に連結され他端に上記フォークリフトに係合するフック7が設けられた牽引部材6とを有し、
上記爪部を上記パレットに係合させて上記牽引部材を上記フォークリフトで引くことで、上記パレットを上記荷台上の上記フォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させることにある。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はたとえばトラックなどの荷台に積載されたパレットをフォークリフトで降ろす際に用いられる荷降ろし用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
物品を運搬する際、その取り扱いを容易にするためにパレットが用いられている。パレットはフォークリフトの爪を挿入することができる挿入部が形成されており、その挿入部に上記爪を挿入することで、フォークリフトによって移送するようになっている。したがって、パレット上に物品を積んでおけば、物品をパレット単位で移送することができるから、運搬作業の能率向上や作業者の負担を軽減できるなどの利点がある。
【0003】
たとえば、工場間で物品を移送する場合、物品が積まれたパレットをフォークリフトによってトラックの荷台に積載し、目的の場所に到達したならば、荷台に積載された上記パレットをフォークリフトによって降ろし、保管場所に搬送するということが行われている。
【0004】
フォークリフトによるパレット運搬が多くなるにつれて、フォークリフトでの荷役が容易に行えるトラックとしてウイングボディーのトラックが用いられることが多くなってきている。ウイングボディーのトラックにパレットを積載する場合、荷台の幅方向一方のウイングと他方のウイングとを開放することで、トラックの荷台の幅方向にパレットを複数列で容易に積載することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、荷台の幅方向に並べて積載されたパレットをフォークリフトによって降ろす場合、荷降ろし時の条件によって幅方向一対のウイングのうち、一方のウイングだけしか開放することができないことがある。その場合、荷台の幅方向一側からフォークリフトによってパレットを降ろさなければならず、そのような場合、フォークリフトの爪の長さが十分でないから、幅方向の奥側に積載されたパレットにフォークの爪を係合させることができない。
【0006】
幅方向奥側のパレットをフォークリフトによって降ろすには、作業者が奥側のパレットを、フォークリフトの爪が係合する手前側の位置まで引き出したり、押し出したりしなければならない。
【0007】
しかしながら、荷物が積載されたパレットを作業者が押し引きする作業は容易でないから、その作業を能率よく行えなかったり、作業者に掛かる負担が増大するということがあった。
【0008】
この発明は、荷台の奥側に積まれてフォークリフトの爪を係合させることができない位置にあるパレットであっても、フォークリフトによって容易に降ろすことができる位置に移動させることができるようにした荷降ろし用治具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、荷台に積載されたパレットをフォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させるための荷降ろし用治具であって、
上記パレットに係合する爪部を有する係止部材と、
一端がこの係止部材に連結され他端に上記フォークリフトに係合するフックが設けられた牽引部材とを有し、
上記爪部を上記パレットに係合させて上記牽引部材を上記フォークリフトで引くことで、上記パレットを上記荷台上の上記フォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させることを特徴とする荷降ろし用治具にある。
【0010】
この発明は、荷台に積載されたパレットをフォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させるための荷降ろし用治具であって、
先端に上記パレットの上記フォークリフトの爪が挿入される部分の上部と下部とに係合する爪部がそれぞれ設けられ基端部が回動可能に連結された一対の係止部材と、
一対の係止部材間に設けられこれら係止部材を基端部を支点として先端部が開く方向に付勢した弾性部材と、
一端が上記係止部材の基端部に連結され他端に上記フォークリフトに係合するフックが設けられた牽引部材とを有し、
上記牽引部材を上記フォークリフトで引くことで、上記パレットを上記荷台上の上記フォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させることを特徴とする荷降ろし用治具にある。
【0011】
この発明によれば、荷台に積載されたパレットに、係止部材の爪部を係合させ、この係止部材をフォークリフトによって牽引部材を介して引くことで、上記パレットを荷台上でフォークリフトの爪を係合させることができる位置まで移動させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態を説明する。
【0013】
図1乃至図3はこの発明の第1の実施の形態を示す。図1に示すこの発明の荷降ろし用治具1は、たとえば鋼板などの強度の高い材料によって形成された係止部材2を備えている。この係止部材2は、コ字状部3と、このコ字状部3の両側先端に一体形成された断面形状がL字状の爪部4とが一体形成されている。上記コ字状部3の両側下面と、上記爪部4のコ字状部3の両側から外方へ突出した先端部下面とには、帯板状の補強部材5が一端と他端とをそれぞれ固着して設けられている。
【0014】
上記係止部材2のコ字状部3の中間部には牽引部材6の一端部が連結固定されている。この実施の形態では、牽引部材6としては高強度の繊維によって編まれた、長さが約2m程度のベルトが用いられているが、チェーンやワイヤなどの自由に折り曲げることができ、しかも十分な強度を有する材料であれば、ベルトに代わって使用することが可能である。
【0015】
上記牽引部材6の他端部には棒鋼を曲成したフック7が連結固定されている。このフック7は後述するフォークリフト11に係合させることができるようになっている。
【0016】
つぎに、上記構成の荷降ろし用治具1を用いてトラックのウイングボディーの荷台に、幅方向に2列で積載されたパレットを、上記荷台の幅方向一側からフォークリフト11によって降ろすときの作業を図3(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0017】
まず、図3(a)に示すように、トラックの荷台15の開放されたウイング側の手前側に位置するパレット16aの挿入部17にフォークリフト11の爪12を挿入したならば、その爪12をわずかに上昇させてパレット16aを荷台15から浮き上らせる。つまり、フォークリフト11の爪12によってパレット16aを上昇保持する。その状態で、図3(b)に示すようにフォークリフト11を後退させれば、荷台15の幅方向手前側に積載されたパレット16aを荷台15から降ろすことができる。
【0018】
つぎに、荷台15の幅方向後方に積載されたパレット16bを降ろす場合には、フォークリフト11の爪12が上記パレット16bの挿入部17に届かないことがある。その場合、まず、図2に示すように牽引部材6の一端に設けられた係止部材2の爪部4を、パレット16bのフォークリフト11の爪12が挿入される挿入部17の手前の下方の板材18の端面に係合させ、上記牽引部材6の他端に設けられたフック7をフォークリフト11の車体など、適宜の位置に係合させる。
【0019】
その状態で、図3(c)に示すように、フォークリフト11を後退させ、荷降ろし用治具1によって荷台15の幅方向奥側に位置するパレット16bを、図3(d)に示すように荷台15の幅方向手前側に引く。つまり、荷台15の幅方向後方に位置したパレット16bを、荷降ろし用治具1を利用してフォークリフト11によって幅方向手前側に移動させるようにしたため、荷台15上で、そのパレット16bを、そのパレット16bの挿入部17にフォークリフト11の爪12を挿入できる位置まで容易に、しかも迅速に移動させることができる。
【0020】
パレット16bを荷台15の幅方向手前側に引いたならば、上記荷降ろし用治具1を取り除き、図3(d)に示すようにフォークリフト11を前進させてその爪12を上記パレット16bの挿入部17に挿入する。
【0021】
ついで、上記爪12を上昇させ、上記パレット16bを荷台15から浮かせたならば、フォークリフト11を後退させる。それによって、上記パレット16bを荷台15上からフォークリフト11によって降ろすことができる。
【0022】
すなわち、ウイングボディーのトラックの荷台15に幅方向に2列で積載されたパレット16a,16bを、フォークリフト11によって荷台15の幅方向一側からだけしか降ろせないような場合であっても、幅方向手前側のパレット16bをフォークリフト11で降ろしたのち、幅方向奥側のパレット16bにフォークリフト11の爪12が届かなくても、この発明の荷降ろし用治具1を利用して上記パレット16bをフォークリフト11によって幅方向手前側に容易かつ確実に引き、フォークリフト11によって降ろすことができる。
【0023】
図4はこの発明の第1の実施の形態に示された係止部材の変形例である。すなわち、上記一実施の形態では係止部材2の平面形状をほぼコ字状としたが、この実施の係止部材2Aは平面形状がほぼコ字状であるが、両側部が爪部4が形成された先端にゆくにつれて幅寸法が漸次大きくなるよう形成されている。
【0024】
それによって、パレットを引く際に、爪部4に加わる荷重によって係止部材2Aが変形し難くなるから、第1の実施の形態とのように補強部材を設けなくても、係止部材2Aの耐久性を向上させることが可能となる。
【0025】
図5と図6はこの発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態の荷降ろし用治具21はほぼコ字状の一対の係止部材22a,22bの基端部が一対のヒンジ23によって開閉可能に連結されている。
【0026】
一対の係止部材22a,22bの対向する一対の側辺間にはそれぞれ弾性部材としてのばね24が一端と他端とを一対の係止部材22a,22bの側辺に図示しない手段、たとえばばね24の端部を側辺に形成された図示しない係止孔に係合させるなどによって保持されて設けられている。それによって、一対の係止部材22はヒンジ24を支点として先端側が開く方向に弾性的に付勢されている。
【0027】
下側の係止部材22aの両側部先端には第1の爪部25が下方に向かって折曲形成され、上側の係止部材22bの両側部先端には第2の爪部26が上方に向かって折曲形成されている。
【0028】
なお、一対の係止部材22a,22bのヒンジ23によって連結された基端部には牽引部材6の一端部が連結固定されている。この牽引部材6の他端部にはフック7が連結されており、その点は第1の実施の形態と同じ構成となっている。
【0029】
上記構成の荷降ろし用治具21によってトラックの荷台14の幅方向奥側に積まれたパレット16bを手前側に引く場合には、図5に示すようにパレット16bの一対の挿入部17bを形成する上下一対の板材18a,18bの端面に一対の係止部材22a,22bの先端に形成された第1、第2の爪部25、26をばね24の付勢力によって弾性的係合させる。
【0030】
ついで、上記フック7をフォークリフト11に係合させこのフォークリフト11を後退させる。それによって、荷台15の幅方向奥側に積載されたパレット16bを手前側に引くことができるから、そのパレット16bをフォークリフト11によって荷台15から降ろすことができる。
【0031】
この実施の形態の荷降ろし用治具21は、パレット16bに係合する第1、第2の爪部25、26がそれぞれ形成された一対の係止部材22からなる。しかも、一対の係止部材22a,22bはばね24によって爪部25、26が形成された先端部が開く方向に付勢されている。
【0032】
そのため、係止部材22a,22bを牽引部材6を介してフォークリフト11によって引く場合、上記係止部材22a,22bの爪部25、26とパレット16bの上下一対の板材18a,18bとが弾性的に係合し、その係合状態が確実に維持されるから、係止部材22a,22bがパレット16bから不用意に外れるのを防止することができる。
【0033】
そのため、上記構成の荷降ろし用治具21を用いての荷台15上でのパレット16bの移動を、確実に行うことが可能となる。
【0034】
この発明は上記各実施の形態に限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。たとえば、上記各実施の形態ではパレットがウイングボディーのトラックの荷台に積載される場合について説明したが、荷台の両側及び後端の三方向のあおりが開閉可能なトッラクにパレットを積載する場合であっても、荷降ろし時の条件によってフォークリフトにより荷台の幅方向一側からしかパレットを降ろすことができないことがあり、そのような場合であっても、この発明を適用することができる。つまり、この発明はトラックの形式に限定されずに適用することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の荷降ろし用治具によれば、荷台に積載されたパレットに、係止部材の爪部を係合させ、この係止部材をフォークリフトによって牽引部材を介して引くことで、上記パレットを荷台上でフォークリフトの爪を係合させることができる位置まで移動させることができる。
【0036】
そのため、荷台のフォークリフトの爪が届かない位置に積載されたパレットであっても、上記荷降ろし用治具を用いることで、そのパレットを荷台上で容易かつ迅速に移動させて降ろすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す荷降ろし用治具の斜視図。
【図2】上記荷降ろし用治具を用いてパレットを引く状態を示す斜視図。
【図3】トラックに荷台の幅方向に二列で積まれたパレットを荷台の幅方向一側から降ろすときの手順の説明図。
【図4】この発明の第2の実施の形態を示す係止部材の斜視図。
【図5】この発明の第3の実施の形態を示す荷降ろし用治具を用いてパレットを引く状態の斜視図。
【図6】荷降ろし用治具の側面図。
【符号の説明】
2,22…係止部材、4…爪部、6…牽引部材、7…フック、11…フォークリフト、12…爪、15…荷台、16a,16b…パレット、23…ヒンジ、24…ばね、25…第1の爪部、26…第2の爪部。
【発明の属する技術分野】
この発明はたとえばトラックなどの荷台に積載されたパレットをフォークリフトで降ろす際に用いられる荷降ろし用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
物品を運搬する際、その取り扱いを容易にするためにパレットが用いられている。パレットはフォークリフトの爪を挿入することができる挿入部が形成されており、その挿入部に上記爪を挿入することで、フォークリフトによって移送するようになっている。したがって、パレット上に物品を積んでおけば、物品をパレット単位で移送することができるから、運搬作業の能率向上や作業者の負担を軽減できるなどの利点がある。
【0003】
たとえば、工場間で物品を移送する場合、物品が積まれたパレットをフォークリフトによってトラックの荷台に積載し、目的の場所に到達したならば、荷台に積載された上記パレットをフォークリフトによって降ろし、保管場所に搬送するということが行われている。
【0004】
フォークリフトによるパレット運搬が多くなるにつれて、フォークリフトでの荷役が容易に行えるトラックとしてウイングボディーのトラックが用いられることが多くなってきている。ウイングボディーのトラックにパレットを積載する場合、荷台の幅方向一方のウイングと他方のウイングとを開放することで、トラックの荷台の幅方向にパレットを複数列で容易に積載することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、荷台の幅方向に並べて積載されたパレットをフォークリフトによって降ろす場合、荷降ろし時の条件によって幅方向一対のウイングのうち、一方のウイングだけしか開放することができないことがある。その場合、荷台の幅方向一側からフォークリフトによってパレットを降ろさなければならず、そのような場合、フォークリフトの爪の長さが十分でないから、幅方向の奥側に積載されたパレットにフォークの爪を係合させることができない。
【0006】
幅方向奥側のパレットをフォークリフトによって降ろすには、作業者が奥側のパレットを、フォークリフトの爪が係合する手前側の位置まで引き出したり、押し出したりしなければならない。
【0007】
しかしながら、荷物が積載されたパレットを作業者が押し引きする作業は容易でないから、その作業を能率よく行えなかったり、作業者に掛かる負担が増大するということがあった。
【0008】
この発明は、荷台の奥側に積まれてフォークリフトの爪を係合させることができない位置にあるパレットであっても、フォークリフトによって容易に降ろすことができる位置に移動させることができるようにした荷降ろし用治具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、荷台に積載されたパレットをフォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させるための荷降ろし用治具であって、
上記パレットに係合する爪部を有する係止部材と、
一端がこの係止部材に連結され他端に上記フォークリフトに係合するフックが設けられた牽引部材とを有し、
上記爪部を上記パレットに係合させて上記牽引部材を上記フォークリフトで引くことで、上記パレットを上記荷台上の上記フォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させることを特徴とする荷降ろし用治具にある。
【0010】
この発明は、荷台に積載されたパレットをフォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させるための荷降ろし用治具であって、
先端に上記パレットの上記フォークリフトの爪が挿入される部分の上部と下部とに係合する爪部がそれぞれ設けられ基端部が回動可能に連結された一対の係止部材と、
一対の係止部材間に設けられこれら係止部材を基端部を支点として先端部が開く方向に付勢した弾性部材と、
一端が上記係止部材の基端部に連結され他端に上記フォークリフトに係合するフックが設けられた牽引部材とを有し、
上記牽引部材を上記フォークリフトで引くことで、上記パレットを上記荷台上の上記フォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させることを特徴とする荷降ろし用治具にある。
【0011】
この発明によれば、荷台に積載されたパレットに、係止部材の爪部を係合させ、この係止部材をフォークリフトによって牽引部材を介して引くことで、上記パレットを荷台上でフォークリフトの爪を係合させることができる位置まで移動させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態を説明する。
【0013】
図1乃至図3はこの発明の第1の実施の形態を示す。図1に示すこの発明の荷降ろし用治具1は、たとえば鋼板などの強度の高い材料によって形成された係止部材2を備えている。この係止部材2は、コ字状部3と、このコ字状部3の両側先端に一体形成された断面形状がL字状の爪部4とが一体形成されている。上記コ字状部3の両側下面と、上記爪部4のコ字状部3の両側から外方へ突出した先端部下面とには、帯板状の補強部材5が一端と他端とをそれぞれ固着して設けられている。
【0014】
上記係止部材2のコ字状部3の中間部には牽引部材6の一端部が連結固定されている。この実施の形態では、牽引部材6としては高強度の繊維によって編まれた、長さが約2m程度のベルトが用いられているが、チェーンやワイヤなどの自由に折り曲げることができ、しかも十分な強度を有する材料であれば、ベルトに代わって使用することが可能である。
【0015】
上記牽引部材6の他端部には棒鋼を曲成したフック7が連結固定されている。このフック7は後述するフォークリフト11に係合させることができるようになっている。
【0016】
つぎに、上記構成の荷降ろし用治具1を用いてトラックのウイングボディーの荷台に、幅方向に2列で積載されたパレットを、上記荷台の幅方向一側からフォークリフト11によって降ろすときの作業を図3(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0017】
まず、図3(a)に示すように、トラックの荷台15の開放されたウイング側の手前側に位置するパレット16aの挿入部17にフォークリフト11の爪12を挿入したならば、その爪12をわずかに上昇させてパレット16aを荷台15から浮き上らせる。つまり、フォークリフト11の爪12によってパレット16aを上昇保持する。その状態で、図3(b)に示すようにフォークリフト11を後退させれば、荷台15の幅方向手前側に積載されたパレット16aを荷台15から降ろすことができる。
【0018】
つぎに、荷台15の幅方向後方に積載されたパレット16bを降ろす場合には、フォークリフト11の爪12が上記パレット16bの挿入部17に届かないことがある。その場合、まず、図2に示すように牽引部材6の一端に設けられた係止部材2の爪部4を、パレット16bのフォークリフト11の爪12が挿入される挿入部17の手前の下方の板材18の端面に係合させ、上記牽引部材6の他端に設けられたフック7をフォークリフト11の車体など、適宜の位置に係合させる。
【0019】
その状態で、図3(c)に示すように、フォークリフト11を後退させ、荷降ろし用治具1によって荷台15の幅方向奥側に位置するパレット16bを、図3(d)に示すように荷台15の幅方向手前側に引く。つまり、荷台15の幅方向後方に位置したパレット16bを、荷降ろし用治具1を利用してフォークリフト11によって幅方向手前側に移動させるようにしたため、荷台15上で、そのパレット16bを、そのパレット16bの挿入部17にフォークリフト11の爪12を挿入できる位置まで容易に、しかも迅速に移動させることができる。
【0020】
パレット16bを荷台15の幅方向手前側に引いたならば、上記荷降ろし用治具1を取り除き、図3(d)に示すようにフォークリフト11を前進させてその爪12を上記パレット16bの挿入部17に挿入する。
【0021】
ついで、上記爪12を上昇させ、上記パレット16bを荷台15から浮かせたならば、フォークリフト11を後退させる。それによって、上記パレット16bを荷台15上からフォークリフト11によって降ろすことができる。
【0022】
すなわち、ウイングボディーのトラックの荷台15に幅方向に2列で積載されたパレット16a,16bを、フォークリフト11によって荷台15の幅方向一側からだけしか降ろせないような場合であっても、幅方向手前側のパレット16bをフォークリフト11で降ろしたのち、幅方向奥側のパレット16bにフォークリフト11の爪12が届かなくても、この発明の荷降ろし用治具1を利用して上記パレット16bをフォークリフト11によって幅方向手前側に容易かつ確実に引き、フォークリフト11によって降ろすことができる。
【0023】
図4はこの発明の第1の実施の形態に示された係止部材の変形例である。すなわち、上記一実施の形態では係止部材2の平面形状をほぼコ字状としたが、この実施の係止部材2Aは平面形状がほぼコ字状であるが、両側部が爪部4が形成された先端にゆくにつれて幅寸法が漸次大きくなるよう形成されている。
【0024】
それによって、パレットを引く際に、爪部4に加わる荷重によって係止部材2Aが変形し難くなるから、第1の実施の形態とのように補強部材を設けなくても、係止部材2Aの耐久性を向上させることが可能となる。
【0025】
図5と図6はこの発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態の荷降ろし用治具21はほぼコ字状の一対の係止部材22a,22bの基端部が一対のヒンジ23によって開閉可能に連結されている。
【0026】
一対の係止部材22a,22bの対向する一対の側辺間にはそれぞれ弾性部材としてのばね24が一端と他端とを一対の係止部材22a,22bの側辺に図示しない手段、たとえばばね24の端部を側辺に形成された図示しない係止孔に係合させるなどによって保持されて設けられている。それによって、一対の係止部材22はヒンジ24を支点として先端側が開く方向に弾性的に付勢されている。
【0027】
下側の係止部材22aの両側部先端には第1の爪部25が下方に向かって折曲形成され、上側の係止部材22bの両側部先端には第2の爪部26が上方に向かって折曲形成されている。
【0028】
なお、一対の係止部材22a,22bのヒンジ23によって連結された基端部には牽引部材6の一端部が連結固定されている。この牽引部材6の他端部にはフック7が連結されており、その点は第1の実施の形態と同じ構成となっている。
【0029】
上記構成の荷降ろし用治具21によってトラックの荷台14の幅方向奥側に積まれたパレット16bを手前側に引く場合には、図5に示すようにパレット16bの一対の挿入部17bを形成する上下一対の板材18a,18bの端面に一対の係止部材22a,22bの先端に形成された第1、第2の爪部25、26をばね24の付勢力によって弾性的係合させる。
【0030】
ついで、上記フック7をフォークリフト11に係合させこのフォークリフト11を後退させる。それによって、荷台15の幅方向奥側に積載されたパレット16bを手前側に引くことができるから、そのパレット16bをフォークリフト11によって荷台15から降ろすことができる。
【0031】
この実施の形態の荷降ろし用治具21は、パレット16bに係合する第1、第2の爪部25、26がそれぞれ形成された一対の係止部材22からなる。しかも、一対の係止部材22a,22bはばね24によって爪部25、26が形成された先端部が開く方向に付勢されている。
【0032】
そのため、係止部材22a,22bを牽引部材6を介してフォークリフト11によって引く場合、上記係止部材22a,22bの爪部25、26とパレット16bの上下一対の板材18a,18bとが弾性的に係合し、その係合状態が確実に維持されるから、係止部材22a,22bがパレット16bから不用意に外れるのを防止することができる。
【0033】
そのため、上記構成の荷降ろし用治具21を用いての荷台15上でのパレット16bの移動を、確実に行うことが可能となる。
【0034】
この発明は上記各実施の形態に限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。たとえば、上記各実施の形態ではパレットがウイングボディーのトラックの荷台に積載される場合について説明したが、荷台の両側及び後端の三方向のあおりが開閉可能なトッラクにパレットを積載する場合であっても、荷降ろし時の条件によってフォークリフトにより荷台の幅方向一側からしかパレットを降ろすことができないことがあり、そのような場合であっても、この発明を適用することができる。つまり、この発明はトラックの形式に限定されずに適用することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上のようにこの発明の荷降ろし用治具によれば、荷台に積載されたパレットに、係止部材の爪部を係合させ、この係止部材をフォークリフトによって牽引部材を介して引くことで、上記パレットを荷台上でフォークリフトの爪を係合させることができる位置まで移動させることができる。
【0036】
そのため、荷台のフォークリフトの爪が届かない位置に積載されたパレットであっても、上記荷降ろし用治具を用いることで、そのパレットを荷台上で容易かつ迅速に移動させて降ろすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す荷降ろし用治具の斜視図。
【図2】上記荷降ろし用治具を用いてパレットを引く状態を示す斜視図。
【図3】トラックに荷台の幅方向に二列で積まれたパレットを荷台の幅方向一側から降ろすときの手順の説明図。
【図4】この発明の第2の実施の形態を示す係止部材の斜視図。
【図5】この発明の第3の実施の形態を示す荷降ろし用治具を用いてパレットを引く状態の斜視図。
【図6】荷降ろし用治具の側面図。
【符号の説明】
2,22…係止部材、4…爪部、6…牽引部材、7…フック、11…フォークリフト、12…爪、15…荷台、16a,16b…パレット、23…ヒンジ、24…ばね、25…第1の爪部、26…第2の爪部。
Claims (2)
- 荷台に積載されたパレットをフォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させるための荷降ろし用治具であって、
上記パレットに係合する爪部を有する係止部材と、
一端がこの係止部材に連結され他端に上記フォークリフトに係合するフックが設けられた牽引部材とを有し、
上記爪部を上記パレットに係合させて上記牽引部材を上記フォークリフトで引くことで、上記パレットを上記荷台上の上記フォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させることを特徴とする荷降ろし用治具。 - 荷台に積載されたパレットをフォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させるための荷降ろし用治具であって、
先端に上記パレットの上記フォークリフトの爪が挿入される部分の上部と下部とに係合する爪部がそれぞれ設けられ基端部が回動可能に連結された一対の係止部材と、
一対の係止部材間に設けられこれら係止部材を基端部を支点として先端部が開く方向に付勢した弾性部材と、
一端が上記係止部材の基端部に連結され他端に上記フォークリフトに係合するフックが設けられた牽引部材とを有し、
上記牽引部材を上記フォークリフトで引くことで、上記パレットを上記荷台上の上記フォークリフトの爪が挿入可能な位置まで移動させることを特徴とする荷降ろし用治具。
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| JP2003159763A JP2004359291A (ja) | 2003-06-04 | 2003-06-04 | 荷降ろし用治具 |
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ID=34052744
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006327674A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Dainippon Ink & Chem Inc | パレットプーラー |
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-
2003
- 2003-06-04 JP JP2003159763A patent/JP2004359291A/ja active Pending
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