JP2004359185A - シフトレバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作動受け側要素を平面上に配置できるシフトレバー装置の提供。
【解決手段】ベース20と、シフトレバー30と、非接触スイッチ40と、スライダ50とを、有し、シフトレバー30は、ベース20にX方向とY方向に回動可能に支持されており、シフトレバー30とともに動く第1、第2のスライダ作動部32、33を備えており、非接触スイッチ40は、スライダ50に設けられた作動側要素41と、ベース20に設けられ一平面23a上に配置された作動受け側要素42とを、備えており、スライダ50は、平面23aに平行な面上のみを移動可能にベース20に支持されており、第1のスライダ作動部32と接触する第1の作動部受け部52と、第2のスライダ作動部33と接触する第2の作動部受け部53とを備えている、シフトレバー装置10。
【選択図】 図1
【解決手段】ベース20と、シフトレバー30と、非接触スイッチ40と、スライダ50とを、有し、シフトレバー30は、ベース20にX方向とY方向に回動可能に支持されており、シフトレバー30とともに動く第1、第2のスライダ作動部32、33を備えており、非接触スイッチ40は、スライダ50に設けられた作動側要素41と、ベース20に設けられ一平面23a上に配置された作動受け側要素42とを、備えており、スライダ50は、平面23aに平行な面上のみを移動可能にベース20に支持されており、第1のスライダ作動部32と接触する第1の作動部受け部52と、第2のスライダ作動部33と接触する第2の作動部受け部53とを備えている、シフトレバー装置10。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は非接触スイッチを有する車両用シフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシフトレバー装置は、たとえば特開平8−303563号公報に開示されている。
上記公報に開示されたシフトレバー装置は、作動側要素と作動受け側要素を備えた非接触スイッチを有している。作動受け側要素は湾曲面上に配置されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−303563号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のシフトレバー装置には、つぎの問題点(課題)がある。
作動受け側要素を平面上に配置したいというニーズに対応できない。
本発明の目的は、作動受け側要素を平面上に配置できるシフトレバー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) (a)ベースと、(b)シフトレバーと、(c)非接触スイッチと、(d)スライダとを、有し、
(b)前記シフトレバーは、前記ベースにX方向と該X方向と直交するY方向に回動可能に支持されており、前記シフトレバーとともに動く第1、第2のスライダ作動部を備えており、
(c)前記非接触スイッチは、前記スライダに設けられた作動側要素と、前記ベースに設けられ一平面上に配置された作動受け側要素とを、備えており、
(d)前記スライダは、前記作動受け側要素が配置される面に平行な面上のみを移動可能に前記ベースに支持されており、前記第1のスライダ作動部と接触する第1の作動部受け部と、前記第2のスライダ作動部と接触する第2の作動部受け部とを備えている、
シフトレバー装置。
(2) 前記第1、第2のスライダ作動部の形状は球状であり、
前記第1のスライダ作動部の中心と前記第2のスライダ作動部の中心とを結ぶ直線が、前記シフトレバーの軸芯と直交する、請求項1記載のシフトレバー装置。
【0006】
上記(1)、(2)のシフトレバー装置では、スライダが設けられているので、作動受け側要素を平面上に配置したいというニーズに対応できる。
また、シフトレバーが第1、第2のスライダ作動部を備えており、スライダが第1、第2の作動部受け部を備えているので、シフトレバーを動かしたとき、2つのスライダ作動部と2つの作動部受け部とでスライダを動かすことができる。(シフトレバーの動きに対するスライダの動きを2箇所で規制できる)。そのため、スライダがシフトレバーに対して予期せぬ回転動をすることを防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、本発明実施例のシフトレバー装置を示している。
本発明実施例のシフトレバー装置(以下、単にシフトレバー装置という)は、シフトレバーが車両前後・左右方向に移動可能であって分岐のないシフトパターンを有するゲート式のシフトレバー装置であってもよく、十字形のシフトパターンを有するジョイスティックタイプのシフトレバー装置であってもよい。また、シフトレバー装置は、M位置、+位置、−位置を有するシーケンシャルモードを備えたシフトレバー装置であってもよい。
シフトレバー装置10は、図1に示すように、ベース20と、シフトレバー30と、非接触スイッチ40と、スライダ50とを、有する。
【0008】
ベース20は、ベース本体21と、ベース本体21に固定されたECUケース22と、ECUケース22に固定されるプリント基板23とを、有する。
ECUケース22は、ベース本体21に一体に形成されていてもよく、ベース本体21と別体に形成されてベース本体21に固定して取付けられていてもよい。ECUケース22の上面は、平面である。
プリント基板23は、ECUケース22内に配置されている。
【0009】
シフトレバー30は、シフトレバー本体31と、第1、第2のスライダ作動部32、33を、有する。
シフトレバー本体31は、上下方向に直線状に延びている。シフトレバー本体31は、上下方向中間部で、ベース20に、X方向(たとえば、車両左右方向)とX方向と直交するY方向(たとえば、車両前後方向)に回動可能に支持されている。
第1、第2のスライダ作動部32、33は、シフトレバー本体31の下端部に設けられている。第1、第2のスライダ作動部32、33の形状は、球状である。第1のスライダ作動部32の中心と第2のスライダ作動部33の中心とを結ぶ直線Aは、シフトレバー30の軸芯Bと直交する。第1のスライダ作動部32の中心と第2のスライダ作動部33の中心は、シフトレバー30の軸芯Bと直交する同一面上にある。
第1のスライダ作動部32の中心は、シフトレバー本体31の長手方向の延長上にある。
第2のスライダ作動部33の中心は、シフトレバー本体31の長手方向の延長上とは異なる位置にある。第2のスライダ作動部33の中心は、第1のスライダ作動部32の中心からX方向のみに異なる位置にあるか、または、第1のスライダ作動部32の中心からY方向のみに異なる位置にある(図示例では、Y方向のみに異なる位置にある場合を示している)。
【0010】
非接触スイッチ40は、リードスイッチであってもよく、ホール素子を用いたスイッチであってもよく、光センサを用いたスイッチであってもよい。以下、本発明実施例では、非接触スイッチ40がホール素子を用いたスイッチである場合を例にとって説明する。
非接触スイッチ40は、作動側要素41と、作動受け側要素42とを、有する。
作動側要素41は、スライダ50に設けられる。作動受け側要素42は、ベース本体21またはECUケース22またはプリント基板23に設けられる(図示例では、作動受け側要素42がプリント基板23に設けられる場合を示している)。以下、本発明実施例では、作動受け側要素42がプリント基板23に設けられる場合を例にとって説明する。
【0011】
作動側要素41は、永久磁石または電磁石からなる。
作動受け側要素42は、ホール素子からなる。作動受け側要素42は、複数設けられている。作動受け側要素42は、プリント基板23のシフトレバー30側の平面23aに配置されている。作動受け側要素42の、作動側要素41と対向する面は、プリント基板23の平面23aと平行な平面である。作動受け側要素42は、作動側要素41と対向する面と直交する方向の磁界だけを検出するようにされていることが望ましい。
【0012】
スライダ50は、図3に示すように、ほぼ板状である。スライダ50は、図2に示すように、シフトレバー30の下側に配置されている。スライダ50は、作動受け側要素42が配置される平面23aに平行またはほぼ平行な面上のみを移動可能にベース20に支持されている。スライダ50の下面50aには、ベース20との摺動抵抗を小にするために、複数の突起51が設けられている。スライダ50の上面50bは、ベース20に設けられるリブ24と接触可能である。
スライダ50は、図1に示すように、第1のスライダ作動部32と接触する第1の作動部受け部52と、第2のスライダ作動部33と接触する第2の作動部受け部53とを、有する。
第1、第2の作動部受け部52、53は、スライダ50の上面50bから上方に突出して設けられている。
【0013】
第1の作動部受け部52の形状は、上方に開放する筒状または箱状である。第1の作動部受け部52の横断面形状は、円形であってもよく、四角形であってもよい(図示例では、四角形である場合を示している)。第1の作動部受け部52の内側に、第1のスライダ作動部32が入り込む。第1のスライダ作動部32は、第1の作動部受け部52の内側面に接触する。第1のスライダ作動部32が第1の作動部受け部52内に入り込んでいるので、シフトレバー30をベース20に対して移動させたとき、スライダ50は、第1の作動部受け部52が第1のスライダ作動部32により押され、ベース20に対して移動する。
【0014】
第2の作動部受け部53は、互いに対向する2つの壁からなる。第2の作動部受け部53は、▲1▼第2のスライダ作動部33の中心が第1のスライダ作動部32の中心からX方向のみに異なる位置にある場合、X方向に延びる2つの壁からなり、▲2▼第2のスライダ作動部33の中心が第1のスライダ作動部32の中心からY方向のみに異なる位置にある場合、Y方向に延びる2つの壁からなる(図示例では、第2の作動部受け部53がY方向に延びる2つの壁からなる場合を示している)。
第2の作動部受け部53の内側に、第2のスライダ作動部33が入り込む。第2のスライダ作動部33は、第2の作動部受け部53の内側面に接触する。第2のスライダ作動部33が第2の作動部受け部53の内側面に接触するので、走行時の振動等があっても、スライダ50がシフトレバー30に対して勝手に回転することはない。
【0015】
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
第1、第2のスライダ作動部32、33がシフトレバー30の回動中心を中心とする湾曲面上を動いてもスライダ50が一平面上のみを動くので、作動受け側要素42を一平面上に配置しても、作動側要素41と作動受け側要素42との間のギャップ(間隔)を一定にできる。したがって、作動受け側要素42を平面上に配置したいというニーズに対応できる。
【0016】
シフトレバー30が第1、第2のスライダ作動部32、33を備えており、スライダ50が第1、第2の作動部受け部52、53を備えているので、シフトレバー30を動かしたとき、2つのスライダ作動部32、33と2つの作動部受け部52、53とでスライダ50を動かすことができる(シフトレバー30の動きに対するスライダ50の動きを2箇所で規制できる)。そのため、スライダ50がシフトレバー30に対して予期せぬ回転動をすることを防止できる。
また、第1のスライダ作動部32の中心と第2のスライダ作動部33の中心とを結ぶ直線Aがシフトレバー30の軸芯Bと直交するので、スライダ50がシフトレバー30に対して回転することはない。
【0017】
【発明の効果】
請求項1記載のシフトレバー装置によれば、スライダが設けられているので、作動受け側要素を平面上に配置したいというニーズに対応できる。
請求項2記載のシフトレバー装置によれば、第1のスライダ作動部の中心と第2のスライダ作動部の中心とを結ぶ直線がシフトレバーの軸芯と直交するので、スライダがシフトレバーに対して回転することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシフトレバー装置の、断面図である。
【図2】本発明実施例のシフトレバー装置の、図1と直交する方向から見たときの断面図である。
【図3】本発明実施例のシフトレバー回動軸受装置を有するシフトレバー装置の、透視底面図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー装置
20 ベース
21 ベース本体
22 ECUケース
23 プリント基板
30 シフトレバー
31 シフトレバー本体
32 第1のスライダ作動部
33 第2のスライダ作動部
40 非接触スイッチ
41 作動側要素
42 作動受け側要素
50 スライダ
52 第1の作動部受け部
53 第2の作動部受け部
A 第1のスライダ作動部の中心と第2のスライダ作動部の中心を結ぶ直線
B シフトレバーの軸芯
【発明の属する技術分野】
本発明は非接触スイッチを有する車両用シフトレバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシフトレバー装置は、たとえば特開平8−303563号公報に開示されている。
上記公報に開示されたシフトレバー装置は、作動側要素と作動受け側要素を備えた非接触スイッチを有している。作動受け側要素は湾曲面上に配置されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−303563号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のシフトレバー装置には、つぎの問題点(課題)がある。
作動受け側要素を平面上に配置したいというニーズに対応できない。
本発明の目的は、作動受け側要素を平面上に配置できるシフトレバー装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) (a)ベースと、(b)シフトレバーと、(c)非接触スイッチと、(d)スライダとを、有し、
(b)前記シフトレバーは、前記ベースにX方向と該X方向と直交するY方向に回動可能に支持されており、前記シフトレバーとともに動く第1、第2のスライダ作動部を備えており、
(c)前記非接触スイッチは、前記スライダに設けられた作動側要素と、前記ベースに設けられ一平面上に配置された作動受け側要素とを、備えており、
(d)前記スライダは、前記作動受け側要素が配置される面に平行な面上のみを移動可能に前記ベースに支持されており、前記第1のスライダ作動部と接触する第1の作動部受け部と、前記第2のスライダ作動部と接触する第2の作動部受け部とを備えている、
シフトレバー装置。
(2) 前記第1、第2のスライダ作動部の形状は球状であり、
前記第1のスライダ作動部の中心と前記第2のスライダ作動部の中心とを結ぶ直線が、前記シフトレバーの軸芯と直交する、請求項1記載のシフトレバー装置。
【0006】
上記(1)、(2)のシフトレバー装置では、スライダが設けられているので、作動受け側要素を平面上に配置したいというニーズに対応できる。
また、シフトレバーが第1、第2のスライダ作動部を備えており、スライダが第1、第2の作動部受け部を備えているので、シフトレバーを動かしたとき、2つのスライダ作動部と2つの作動部受け部とでスライダを動かすことができる。(シフトレバーの動きに対するスライダの動きを2箇所で規制できる)。そのため、スライダがシフトレバーに対して予期せぬ回転動をすることを防止できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、本発明実施例のシフトレバー装置を示している。
本発明実施例のシフトレバー装置(以下、単にシフトレバー装置という)は、シフトレバーが車両前後・左右方向に移動可能であって分岐のないシフトパターンを有するゲート式のシフトレバー装置であってもよく、十字形のシフトパターンを有するジョイスティックタイプのシフトレバー装置であってもよい。また、シフトレバー装置は、M位置、+位置、−位置を有するシーケンシャルモードを備えたシフトレバー装置であってもよい。
シフトレバー装置10は、図1に示すように、ベース20と、シフトレバー30と、非接触スイッチ40と、スライダ50とを、有する。
【0008】
ベース20は、ベース本体21と、ベース本体21に固定されたECUケース22と、ECUケース22に固定されるプリント基板23とを、有する。
ECUケース22は、ベース本体21に一体に形成されていてもよく、ベース本体21と別体に形成されてベース本体21に固定して取付けられていてもよい。ECUケース22の上面は、平面である。
プリント基板23は、ECUケース22内に配置されている。
【0009】
シフトレバー30は、シフトレバー本体31と、第1、第2のスライダ作動部32、33を、有する。
シフトレバー本体31は、上下方向に直線状に延びている。シフトレバー本体31は、上下方向中間部で、ベース20に、X方向(たとえば、車両左右方向)とX方向と直交するY方向(たとえば、車両前後方向)に回動可能に支持されている。
第1、第2のスライダ作動部32、33は、シフトレバー本体31の下端部に設けられている。第1、第2のスライダ作動部32、33の形状は、球状である。第1のスライダ作動部32の中心と第2のスライダ作動部33の中心とを結ぶ直線Aは、シフトレバー30の軸芯Bと直交する。第1のスライダ作動部32の中心と第2のスライダ作動部33の中心は、シフトレバー30の軸芯Bと直交する同一面上にある。
第1のスライダ作動部32の中心は、シフトレバー本体31の長手方向の延長上にある。
第2のスライダ作動部33の中心は、シフトレバー本体31の長手方向の延長上とは異なる位置にある。第2のスライダ作動部33の中心は、第1のスライダ作動部32の中心からX方向のみに異なる位置にあるか、または、第1のスライダ作動部32の中心からY方向のみに異なる位置にある(図示例では、Y方向のみに異なる位置にある場合を示している)。
【0010】
非接触スイッチ40は、リードスイッチであってもよく、ホール素子を用いたスイッチであってもよく、光センサを用いたスイッチであってもよい。以下、本発明実施例では、非接触スイッチ40がホール素子を用いたスイッチである場合を例にとって説明する。
非接触スイッチ40は、作動側要素41と、作動受け側要素42とを、有する。
作動側要素41は、スライダ50に設けられる。作動受け側要素42は、ベース本体21またはECUケース22またはプリント基板23に設けられる(図示例では、作動受け側要素42がプリント基板23に設けられる場合を示している)。以下、本発明実施例では、作動受け側要素42がプリント基板23に設けられる場合を例にとって説明する。
【0011】
作動側要素41は、永久磁石または電磁石からなる。
作動受け側要素42は、ホール素子からなる。作動受け側要素42は、複数設けられている。作動受け側要素42は、プリント基板23のシフトレバー30側の平面23aに配置されている。作動受け側要素42の、作動側要素41と対向する面は、プリント基板23の平面23aと平行な平面である。作動受け側要素42は、作動側要素41と対向する面と直交する方向の磁界だけを検出するようにされていることが望ましい。
【0012】
スライダ50は、図3に示すように、ほぼ板状である。スライダ50は、図2に示すように、シフトレバー30の下側に配置されている。スライダ50は、作動受け側要素42が配置される平面23aに平行またはほぼ平行な面上のみを移動可能にベース20に支持されている。スライダ50の下面50aには、ベース20との摺動抵抗を小にするために、複数の突起51が設けられている。スライダ50の上面50bは、ベース20に設けられるリブ24と接触可能である。
スライダ50は、図1に示すように、第1のスライダ作動部32と接触する第1の作動部受け部52と、第2のスライダ作動部33と接触する第2の作動部受け部53とを、有する。
第1、第2の作動部受け部52、53は、スライダ50の上面50bから上方に突出して設けられている。
【0013】
第1の作動部受け部52の形状は、上方に開放する筒状または箱状である。第1の作動部受け部52の横断面形状は、円形であってもよく、四角形であってもよい(図示例では、四角形である場合を示している)。第1の作動部受け部52の内側に、第1のスライダ作動部32が入り込む。第1のスライダ作動部32は、第1の作動部受け部52の内側面に接触する。第1のスライダ作動部32が第1の作動部受け部52内に入り込んでいるので、シフトレバー30をベース20に対して移動させたとき、スライダ50は、第1の作動部受け部52が第1のスライダ作動部32により押され、ベース20に対して移動する。
【0014】
第2の作動部受け部53は、互いに対向する2つの壁からなる。第2の作動部受け部53は、▲1▼第2のスライダ作動部33の中心が第1のスライダ作動部32の中心からX方向のみに異なる位置にある場合、X方向に延びる2つの壁からなり、▲2▼第2のスライダ作動部33の中心が第1のスライダ作動部32の中心からY方向のみに異なる位置にある場合、Y方向に延びる2つの壁からなる(図示例では、第2の作動部受け部53がY方向に延びる2つの壁からなる場合を示している)。
第2の作動部受け部53の内側に、第2のスライダ作動部33が入り込む。第2のスライダ作動部33は、第2の作動部受け部53の内側面に接触する。第2のスライダ作動部33が第2の作動部受け部53の内側面に接触するので、走行時の振動等があっても、スライダ50がシフトレバー30に対して勝手に回転することはない。
【0015】
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
第1、第2のスライダ作動部32、33がシフトレバー30の回動中心を中心とする湾曲面上を動いてもスライダ50が一平面上のみを動くので、作動受け側要素42を一平面上に配置しても、作動側要素41と作動受け側要素42との間のギャップ(間隔)を一定にできる。したがって、作動受け側要素42を平面上に配置したいというニーズに対応できる。
【0016】
シフトレバー30が第1、第2のスライダ作動部32、33を備えており、スライダ50が第1、第2の作動部受け部52、53を備えているので、シフトレバー30を動かしたとき、2つのスライダ作動部32、33と2つの作動部受け部52、53とでスライダ50を動かすことができる(シフトレバー30の動きに対するスライダ50の動きを2箇所で規制できる)。そのため、スライダ50がシフトレバー30に対して予期せぬ回転動をすることを防止できる。
また、第1のスライダ作動部32の中心と第2のスライダ作動部33の中心とを結ぶ直線Aがシフトレバー30の軸芯Bと直交するので、スライダ50がシフトレバー30に対して回転することはない。
【0017】
【発明の効果】
請求項1記載のシフトレバー装置によれば、スライダが設けられているので、作動受け側要素を平面上に配置したいというニーズに対応できる。
請求項2記載のシフトレバー装置によれば、第1のスライダ作動部の中心と第2のスライダ作動部の中心とを結ぶ直線がシフトレバーの軸芯と直交するので、スライダがシフトレバーに対して回転することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のシフトレバー装置の、断面図である。
【図2】本発明実施例のシフトレバー装置の、図1と直交する方向から見たときの断面図である。
【図3】本発明実施例のシフトレバー回動軸受装置を有するシフトレバー装置の、透視底面図である。
【符号の説明】
10 シフトレバー装置
20 ベース
21 ベース本体
22 ECUケース
23 プリント基板
30 シフトレバー
31 シフトレバー本体
32 第1のスライダ作動部
33 第2のスライダ作動部
40 非接触スイッチ
41 作動側要素
42 作動受け側要素
50 スライダ
52 第1の作動部受け部
53 第2の作動部受け部
A 第1のスライダ作動部の中心と第2のスライダ作動部の中心を結ぶ直線
B シフトレバーの軸芯
Claims (2)
- (a)ベースと、(b)シフトレバーと、(c)非接触スイッチと、(d)スライダとを、有し、
(b)前記シフトレバーは、前記ベースにX方向と該X方向と直交するY方向に回動可能に支持されており、前記シフトレバーとともに動く第1、第2のスライダ作動部を備えており、
(c)前記非接触スイッチは、前記スライダに設けられた作動側要素と、前記ベースに設けられ一平面上に配置された作動受け側要素とを、備えており、
(d)前記スライダは、前記作動受け側要素が配置される面に平行な面上のみを移動可能に前記ベースに支持されており、前記第1のスライダ作動部と接触する第1の作動部受け部と、前記第2のスライダ作動部と接触する第2の作動部受け部とを備えている、
シフトレバー装置。 - 前記第1、第2のスライダ作動部の形状は球状であり、
前記第1のスライダ作動部の中心と前記第2のスライダ作動部の中心とを結ぶ直線が、前記シフトレバーの軸芯と直交する、請求項1記載のシフトレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003163099A JP2004359185A (ja) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | シフトレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003163099A JP2004359185A (ja) | 2003-06-09 | 2003-06-09 | シフトレバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006347306A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Honda Motor Co Ltd | シフト装置 |
JP2007099258A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-04-19 | Tokai Rika Co Ltd | シフトセレクタ |
-
2003
- 2003-06-09 JP JP2003163099A patent/JP2004359185A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006347306A (ja) * | 2005-06-15 | 2006-12-28 | Honda Motor Co Ltd | シフト装置 |
JP2007099258A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-04-19 | Tokai Rika Co Ltd | シフトセレクタ |
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