JP2004359161A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常用,異常検出用の2つの音声認識用辞書を切替えて、車両の盗難を防止するための判断を適切に行うことができる車両用盗難防止装置を提供する。
【解決手段】切換え部8は、イグニッションスイッチ9がオンであると判定すると、通常の音声認識用辞書6を音声認識装置5に使用させ、イグニッションスイッチ9がオフであると判定すると、その時点から所定時間が経過した後に音声認識装置5が侵入破壊音認識用辞書7を使用するように切換えを行う。そして、音声認識装置5は、乗員の音声を認識するとその音声に応じて車両用ナビゲーションに関する制御を行い、異常音が認識されると警報装置11などにより警告動作を行なう。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の盗難を防止するため、車両に異常な状態が発生したことを認識すると警告動作を行なう車両用盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特許文献1には、以下のような技術が開示されている。商品販売防犯機能を備えた端末装置や緊急ナースコール、携帯電話や警備保安要員などが使用する携帯情報端末等において、通常動作では発声や会話をその認識用辞書を用いて認識すると共に、異常事態の発生が推測される通常の音声以外の音声を認識するための特殊音声辞書を別個に備えておく。そして、音声の入力パワーが異常に大きい、周波数分布が広い、音声のパワー減衰が指数関数的である、などの兆候を捉えた場合に特殊音声辞書に切換えを行い、その辞書を用いて音声認識を行うことで異常事態の発生を確実に認識するようにしたものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−312292
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、特許文献1に開示されている技術を車両の盗難防止に適用することを想定すると、通常の音声認識用の辞書と特殊音声辞書とをどのようなタイミングで切替えるべきかが問題となる。即ち、車両がおかれる環境は一般に周囲の雑音レベルがかなり高いため、音声認識を行なうためのマイクに入力される信号の状態のみに基づいて特許文献1のように切替えを行なうことは極めて困難だからである。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通常用,異常検出用の2つの音声認識用辞書を適切に切替えて、車両の盗難を防止するための判断を確実に行うことができる車両用盗難防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の車両用盗難防止装置によれば、辞書切換え手段は、イグニッションスイッチがオンであると判定すると音声認識手段に通常の音声認識用辞書を使用させ、イグニッションスイッチがオフであると判定すると異常音の認識用辞書を使用させるように切換える。そして、制御手段は、音声認識手段によって乗員の音声が認識されるとその音声に応じて車両に関連した所定の制御を行い、異常音が認識されると警告動作を行なう。
【0007】
即ち、イグニッションスイッチがオフである場合、車両は停車若しくは駐車中であるから、警告動作を行なう機能をアクティブにする必要性が極めて高い。従って、イグニッションスイッチのオンオフ状態に応じて音声認識手段が用いる辞書の切換えを行なえば、駐停車中における車両の盗難防止を適切に行なうことが可能となる。
【0008】
請求項2記載の車両用盗難防止装置によれば、辞書切換え手段は、イグニッションスイッチがオフであると判定するとその時点から所定時間が経過した後に異常音認識用辞書への切換えを行うので、正当なユーザが降車する場合に発する音を異常音として判定してしまうことを確実に回避できる。
【0009】
請求項3記載の車両用盗難防止装置によれば、制御手段は、音声認識手段によって異常音が認識されると、その時点から一定時間内に前記警告を解除するための解除操作が行なわれたと認識した場合は警告動作を行わないように制御する。即ち、イグニッションスイッチがオフであるとしても、正当なユーザが通常通りに乗車しようとした動作によって発した音が、異常音認識用辞書のデータの状態によっては異常音として分類されてしまう場合が無いとは言えない。
そこで、正当なユーザであれば予め知り得る特定の解除操作を設定しておき、音声認識手段が異常音を認識したとしてもその解除操作が行われた場合は警告動作を行わないようにすれば、正当なユーザに対して無用な警告を行ってしまうことを回避できる。
【0010】
請求項4記載の車両用盗難防止装置によれば、制御手段は、音声認識手段によって異常音が認識されると、警告を解除するための解除操作を行うように要請する報知動作を行なう。即ち、たとえ正当なユーザであっても、解除操作を行うことをうっかり忘れてしまうことも想定されるので、例えば、「車両に異常が発生したものと認識しました。今から30秒以内に解除操作が行われない場合は、異常の発生について警告動作を行ないます」といったような音声或いは表示による報知を行うことで、ユーザによる解除操作を促すようにする。斯様に構成すれば、ユーザが解除操作の実行を失念してしまうことを回避できる。
【0011】
請求項5記載の車両用盗難防止装置によれば、制御手段は、音声認識手段によって認識される異常音が、車両の筐体等を破壊する場合に発生する破壊音に分類される場合は、直ちに警告動作を開始する。即ち、破壊音が発生している場合には、その破壊音が発生する行為に車両の乗員が介在している可能性は有り得ないので、直ちに警告動作を開始することで車両の盗難を迅速に防止することができる。
【0012】
請求項6記載の車両用盗難防止装置によれば、音声認識手段は、集音手段によって集音された音声データを一時記憶手段に記憶させ、制御手段は、音声認識手段によって異常音が認識された時点から一定時間内に解除操作が行なわれたと認識すると、一時記憶手段に記憶されている音声データに基づいて異常音認識用辞書を修正する。
【0013】
即ち、一定時間内に解除操作が行なわれた場合は、正当なユーザが乗車した場合に発生した音であると推定されるので、次回に同様の音が発生した場合は、正常な侵入音であると判定ができるように辞書を修正する。従って、不要な警告解除要求を発生させる回数を低減することができる。
【0014】
請求項7記載の車両用盗難防止装置によれば、制御手段は、音声認識手段によって認識された乗員の音声に応じて、車両用ナビゲーションに関する制御を行うように構成される。即ち、車両用ナビゲーションは、利便性の観点から乗員の音声に応じて操作を行う構成のものが多いので、その部分の機能を本発明の車両用盗難防止装置と共通化すれば、ナビゲーション装置にその他必要な構成を付加するだけで車両用盗難防止装置を簡単に構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両用盗難防止装置を車両用ナビゲーション装置と一体に構成した場合の一実施例について図面を参照して説明する。車両用ナビゲーション装置の電気的構成を示す図2において、ナビゲーション装置1は、マイク及びA/Dコンバータなどで構成される音入力装置(集音手段)2により音声信号を集音してA/D変換する。
【0016】
音入力装置2により出力される音声データは、音圧検出装置3に与えられる。音圧検出装置3は、音入力装置2によって集音された音声信号のレベルがしきい値より大である場合、その音声データを入力音一時記憶装置(一時記憶手段)4に出力すると共に、音声認識装置(音声認識手段,制御手段)5を起動させるようになっている。入力音一時記憶装置4は、与えられた音声データを一時的に記憶するバッファメモリであり、また、その音声データは同時に音声認識装置5にも出力される。
【0017】
音声認識装置5は、マイクロコンピュータなどで構成されており、起動すると入力音一時記憶装置4を介して与えられる音声データを音声認識処理する。その音声認識処理には、通常の音声、即ち車両の乗員が発した音声を認識するための辞書6と、侵入破壊音を認識するための辞書7との2つを切換え部(辞書切換え手段)8により切替えて使用するようになっている。切換え部8は、車両に配置されているイグニッションキースイッチ9のオンオフ状態に基づいて2つの辞書6,7の切換えを行う。
【0018】
ここで、侵入破壊音認識用辞書7は、車両のガラスの破砕音やドアをこじ開けようとする場合に発生する筐体の破壊音データがマッチングパターンとして記録されていると共に、通常の乗車時に発生するような音については「正常進入音」と認識するようにデータを備えている。そして、音声認識装置5は、両者の何れに対しても近似しないと認識される音は、取り敢えず「異常侵入音」として分類するようになっている。
【0019】
そして、音声認識装置5は、車両の乗員が発した音声の認識処理結果をナビゲーション機能部10に出力すると共に、侵入破壊音の認識処理結果に応じて警報装置11を起動させ、警報動作を行なわせる。警報装置(警報手段)11による警報動作は、解除装置(例えば、テンキーなどで構成される,解除手段)12において車両の乗員による解除操作が行われた場合に、解除されるようになっている。また、ナビゲーション機能部10は、ナビゲーション処理を行なうために各種情報を表示させる表示部10aを備えている。
尚、以上の構成において、ナビゲーション機能部10を除いたものが、車両用盗難防止装置13を構成している。
【0020】
図1は、ナビゲーション装置1における主に車両用盗難防止装置12としての機能部分に関する処理内容を示すフローチャートである。先ず、切換え部8は、イグニッションキースイッチ9がオン(IG=ON)か否かを判断する(ステップS1)。イグニッションキースイッチ9がオンであれば(「YES」)、車両の正当な乗員が乗車して運転を行っている状態であると推定されるので、切換え部8は、通常の音声認識用辞書6を使用して車両の乗員が発する音声の認識処理を行なうようにする(ステップS2)。
【0021】
一方、ステップS1においてイグニッションキースイッチ9がオフである場合(「NO」)、切換え部8は所定時間の経過待ちを行なう(ステップS3)。それから、再度イグニッションキースイッチ9がオンか否かを判断し(ステップS4)、オフであれば(「NO」)音圧検出装置3に音圧検出を行なわせる(ステップS5)。
【0022】
Nここで、ステップS3において所定時間の経過待ちを行なうのは、正当なユーザである乗員が、運転終了後に降車する際に発生するドアの開閉音などが異常音と認識されてしまうことを回避するためである。そして、切換え部8は、音声認識装置5が侵入破壊音認識用辞書7を使用するように切換えて、以降の処理を行なう。
【0023】
また、ステップS4においてイグニッションキースイッチ9がオンであれば(「YES」)ステップS2に移行する。即ち、この場合、車両は再度運転が開始される状態になったと推定されるので、車両の乗員が発する音声の認識処理を行なうようにする。
【0024】
ステップS6では、音圧検出装置3が、音入力装置2より与えられる音声信号のレベルが所定のしきい値より大であるか否かを判断する。尚、この場合のしきい値レベルは、通常の音声認識処理について使用される音圧のしきい値よりも高くなるように変更する。即ち、異常侵入に伴って発生する音の音圧レベルは相対的に高いからである。そして、ステップS6において音圧レベルがしきい値以下であれば(「NO」)ステップS4に戻り、しきい値より大であれば(「YES」)ステップS7に移行する。
【0025】
ステップS7において、音声認識装置5は、入力音一時記憶装置4を介して与えられる音声データについて音声認識処理を行なう(ステップS7)。その認識処理の結果によって(ステップS8)異常侵入音であると判定された場合(ステップS9)、音声認識装置5は、ナビゲーション機能部10を起動して、警告動作の実行を解除するための操作要求を音声によって行う。例えば、
「車両に異常が発生したものと認識しました。今から30秒以内に解除操作が行われない場合は、異常の発生について警告動作を行ないます」
といったような音声を出力する。又、同内容のメッセージを表示部10aに文字で表示させても良い。
【0026】
ここで、「解除操作」は、車両の正当な乗員だけが知りえるようなテンキー入力パターンを解除装置12に予め設定しておく。そして、解除装置12において、所定の時間内に(例えば、30秒)設定されたテンキー入力パターン通りの操作が行われたとする(ステップS13,「YES」)。この場合は、異常侵入音であると判定された音は、実際には車両の正当な乗員が乗車した場合に発生した物音であると推定される。従って、音声認識装置5は、入力音一時記憶装置4にバッファリングされている音声データに基づいて侵入破壊音認識用辞書7を修正する(ステップS14)。
【0027】
即ち、バッファリングされている音声データに近似するデータは、次回以降は「正常進入音」として認識されるように辞書を修正する。例えば、前記音声データのスペクトル特徴量に近い「正常進入音」データに対する重み付けを、ヘブ学習則に従って強めるようにする。それからステップS4に戻る。
【0028】
また、所定時間内に解除装置12において解除操作が行われなかった場合(ステップS13,「NO」)、音声認識装置5は、警報装置11を起動させて警告動作を開始させる(ステップS15)。警告動作としては、例えば、ブザーを鳴動させて警告音を発生させたり、携帯電話による通信機能を備えて警備会社などに通報を行うようにしても良い。
【0029】
更に、この場合、音声認識装置5がナビゲーション機能部10を起動させて、表示部10aにメッセージ、例えば、
「異常侵入が発生したと判断しました!!直ちに退去して下さい!!」
といった文字を表示させても良く、解除操作要求の場合と同様に音声でメッセージを出力しても良い。
【0030】
一方、ステップS8において、音声認識の判定結果が「破壊音」である場合(ステップS10)、音声認識装置5は、解除操作要求を行うことなく直ちにステップS15に移行して警告動作を開始させる。また、ステップS8において、判定結果が「正常進入音」である場合(ステップS11)、音声認識装置5はそのままステップS4に移行する。尚、「異常音」とは、「異常侵入音」と「破壊音」とを含むものであるとする。
【0031】
以上のように本実施例によれば、切換え部8は、イグニッションスイッチ9がオンであると判定すると、通常の音声認識用辞書6を音声認識装置5に使用させ、イグニッションスイッチ9がオフであると判定すると、その時点から所定時間が経過した後に音声認識装置5が侵入破壊音認識用辞書7を使用するように切換えを行う。そして、音声認識装置5は、乗員の音声を認識するとその音声に応じて車両用ナビゲーションに関する制御を行い、異常音が認識されると警報装置11などにより警告動作を行なうようにした。
【0032】
即ち、イグニッションスイッチ9がオフである場合は、車両は停車若しくは駐車中であるから、警告動作を行なう機能をアクティブにする必要性が極めて高い。従って、その場合に侵入破壊音認識用辞書7への切換えを行なえば、車両の駐停車中に発生する異常音を確実に認識して、車両の盗難防止を適切に行なうことが可能となる。そして、イグニッションスイッチ9がオフであると判定された時点から所定時間が経過した後に異常音認識用辞書7に切換えを行うので、正当なユーザが降車する場合に発する音を異常音として判定してしまうことを回避できる。
【0033】
また、音声認識装置5は、異常音が認識されると、その時点から一定時間内に前記警告を解除するための解除操作が行なわれたと判断した場合は警告動作を行わないようにするので、正当なユーザが通常通りに乗車しようとした場合に、無用な警告を行ってしまうことを回避できる。
【0034】
更に、音声認識装置5は、異常音を認識されると、警告を解除するための解除操作を行うように要請する報知動作を行なうので、ユーザが解除操作の実行を失念してしまうことを回避できる。加えて、音声認識装置5は、異常音の認識結果が破壊音に分類される場合は直ちに警告動作を開始するので、車両の盗難を迅速に防止することができる。
【0035】
また、音声認識装置5は、異常音を認識した時点から一定時間内に解除装置12において解除操作が行なわれたと認識すると、入力音一時記憶装置4に記憶されている音声データに基づいて異常音認識用辞書7を修正するので、不要な警告解除要求を発生させる回数を低減することができる。
【0036】
そして、音声認識装置5は、通常時には、認識した乗員の音声に応じて、両用ナビゲーションに関する制御を行うように構成した。即ち、車両用ナビゲーションは、利便性の観点から乗員の音声に応じて操作を行う構成のものが多いので、その部分の機能を本発明の車両用盗難防止装置13と共通化することにより、ナビゲーション装置にその他必要な構成を付加すれば、車両用盗難防止装置13を簡単に構成することができる。
【0037】
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
音声認識手段と制御手段とを夫々独立に構成しても良い。
通常の降車時に発生する音の音圧レベルではしきい値を超えないように調整がされていれば、ステップS3を削除しても良い。
異常侵入音と判定した場合に解除操作を要求する処理についても、必要に応じて行えば良い。
異常侵入音と判定するための確度を高めるようにマッチングパターンを絞り込めば、上記判定を行った場合は直ちに警告動作を行なっても良い。そして、この場合、異常侵入音と破壊音とを分別する必要はない。
【0038】
入力音一時記憶装置4は必要に応じて設ければ良く、当該装置4に記憶されている音声データに基づく侵入破壊音認識用辞書7の修正も必要に応じて行えば良い。
警報動作は、警告装置11のみを使用して行っても良い。また、ナビゲーション機能部10のみを利用して警報動作を行なうのであれば、警告装置11は不要である。
車両用盗難防止装置は、必ずしもナビゲーション装置と共通化して構成する必要はない。音声認識手段が通常時に行なう音声認識は、車室内において何らかの操作を行うために乗員の音声を認識して行なうものに適用するのであれば、例えばオーディオ装置やエアコンディショナの操作など、何であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用盗難防止装置を車両用ナビゲーション装置を利用して構成した場合の一実施例であり、車両用盗難防止装置の電気的構成を示す機能ブロック図
【図2】制御内容を示すフローチャート
【符号の説明】
1は車両用ナビゲーション装置、2は音入力装置(集音手段)、4は入力音一時記憶装置(一時記憶手段)、5は音声認識装置(音声認識手段,制御手段)、6は音声認識用辞書、8は切換え部(辞書切換え手段)、7は侵入破壊音認識用辞書、9はイグニッションスイッチ、11は警報装置(警報手段)、12は解除装置(解除手段)、13は車両用盗難防止装置を示す。

Claims (7)

  1. 集音手段によって集音される音声について認識処理を行なう音声認識手段と、
    イグニッションスイッチのオンオフ状態を判定し、前記スイッチがオンであると判定すると、前記音声認識手段に車両の乗員が発声した音声の認識用辞書を使用させ、前記スイッチがオフであると判定すると、前記音声認識手段に異常音の認識用辞書を使用させるように切換えを行う辞書切換え手段と、
    前記音声認識手段によって前記乗員の音声が認識されると、その音声に応じて前記車両に関連した所定の制御を行うと共に、前記音声認識手段によって異常音が認識されると警告動作を行なうように制御する制御手段とを備えることを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 前記辞書切換え手段は、前記イグニッションスイッチがオフであると判定すると、その時点から所定時間が経過した後に異常音認識用辞書への切換えを行うことを特徴とする請求項1記載の車両用盗難防止装置。
  3. 前記制御手段は、前記音声認識手段によって異常音が認識されると、その時点から一定時間内に前記警告を解除するための解除操作が行なわれたと認識した場合には、前記警告動作を行わないように制御することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用盗難防止装置。
  4. 前記制御手段は、前記音声認識手段によって異常音が認識されると、前記警告を解除するための解除操作を行うように要請する報知動作を行なうことを特徴とする請求項3記載の車両用盗難防止装置。
  5. 前記制御手段は、前記音声認識手段によって認識される異常音が、車両の筐体等を破壊する場合に発生する破壊音に分類される場合は、直ちに警告動作を開始することを特徴とする請求項3又は4記載の車両用盗難防止装置。
  6. 前記音声認識手段は、前記集音手段によって集音された音声データを一時的に記憶するための一時記憶手段を備え、
    前記制御手段は、前記音声認識手段によって異常音が認識された時点から一定時間内に前記解除操作が行なわれたと認識すると、前記一時記憶手段に記憶されている音声データに基づいて前記異常音認識用辞書を修正することを特徴とする請求項3乃至5の何れかに記載の車両用盗難防止装置。
  7. 制御手段は、前記音声認識手段によって認識された乗員の音声に応じて、車両用ナビゲーションに関する制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の車両用盗難防止装置。
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CN106080508A (zh) * 2016-07-29 2016-11-09 赵立 一种车载语音识别系统

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