JP2004358773A - エンボスカードのトッピング方法およびそのトッピング方法を用いたエンボスカード発行機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンボスが刻印されたエンボス済みカード14のエンボス部に着色部材89を介してヒータ90を圧接させることでそのエンボス部に着色を行うトッパー装置6を用いて、エンボス部にトッピングを行うエンボスカード14のトッピング方法において、ヒータ90が所定のトッピング温度に上昇した後に所定の待機位置Wからエンボスカード14またはトッパー装置6を移動させ、エンボスカード14がトッパー装置6内において所定のトッピング位置Tに配置された後にヒータ90をエンボス部に圧接させることでトッピングを行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンボスカードのトッピング方法およびそのトッピング方法を用いたエンボスカード発行機に関する。更に詳述すると、本発明は、トッピング品質を高めることができるエンボスカードのトッピング方法およびそのトッピング方法を用いたエンボスカード発行機に関する。
【0002】
【従来の技術】
カード発行機では、塩ビ製のカードが積み重ねられたストッカから1枚を取り出し、所定の加工を施した後に発行している。この発行までには、カードに凹凸を付けて文字や記号を刻む刻印過程や、この文字などに色をつけるトッパー過程などがある。
【0003】
刻印過程では、カード刻印装置を用い、カードの表裏から圧力をかけてカード表面に所定形状の凹凸、即ちエンボスを形成している。トッパー過程では、トッパー装置を用いて、エンボス済みカードのエンボス部に着色部材を介してヒータを圧接させることでエンボス部に着色を行っている。ここで、ヒータを常時トッピング温度に維持しておくと消費電力が大きくなってしまうので、カード発行の度にヒータをオンするようにしている。すなわち、刻印過程を終えたカードがトッピングを施される位置まで搬送されると、トッパー装置のヒータをカード上の近傍にスライドさせトッピング温度まで加熱する。そして、ヒータがトッピング温度まで上昇したらヒータをカードに着色部材を介して圧接してトッピングを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したトッパー装置では、ヒータをカード上の近傍に位置させたままトッピング温度(例えば120℃前後)まで加熱するので、加熱完了までの間、ヒータの近傍にカードが暫く置かれることになり、その間に例えば塩ビ製のカードが熱変形を起こしてヒータ側に凸となるよう反ってしまうことがある。カードが反ることにより、本来の着色部位以外の部位に略斑点状の着色がなされる所謂オーバートッピングを起こしてしまう虞がある。オーバートッピングが起きると、発行されるカードの品質を著しく低下させてしまう。
【0005】
そこで、本発明は、消費電力を抑えながらもカードの反りによるオーバートッピングを抑えることができるエンボスカードのトッピング方法およびそのトッピング方法を用いたエンボスカード発行機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、エンボスが刻印されたエンボス済みカードのエンボス部に着色部材を介してヒータを圧接させることでそのエンボス部に着色を行うトッパー装置を用いて、エンボス部にトッピングを行うエンボスカードのトッピング方法において、ヒータが所定のトッピング温度に上昇した後に所定の待機位置からエンボスカードまたはトッパー装置を移動させ、エンボスカードがトッパー装置内において所定のトッピング位置に配置された後にヒータをエンボス部に圧接させることでトッピングを行うようにしている。
【0007】
したがって、ヒータが所定のトッピング温度に上昇した後にヒータとカードとの両方がトッピング位置に配置されて直後にヒータがエンボス部に圧接されるので、カードがヒータの熱により変形する時間が無くカードの熱変形を抑えることができる。よって、オーバートッピングの発生を抑えることができる。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のエンボスカードのトッピング方法において、ヒータはエンボスカードのトッピング時にのみ通電されるようにしている。したがって、トッピング時以外の通電を止めることにより消費電力を必要最低限に抑えることができる。
【0009】
さらに、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のエンボスカードのトッピング方法において、ヒータはエンボスカードのエンボス刻印開始時に通電が開始されるようにしている。したがって、エンボス刻印の作業中にヒータを加熱することができるので、トッピング過程でのヒータ加熱の時間を極力減らすことができる。よって、トッピング過程の工程時間を短縮することができる。
【0010】
一方、請求項4記載のエンボスカード発行機は、請求項1記載のエンボスカードのトッピング方法を用いてエンボスカードにトッピングを行うようにしている。したがって、カードの熱変形を抑えて、オーバートッピングの発生を抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0012】
図1および図2に本発明のエンボスカードのトッピング方法を採用したエンボスカード発行機の実施の一形態を示す。このトッピング方法は、エンボスが刻印されたエンボス済みカード14のエンボス部に着色部材89を介してヒータ90を圧接させることでそのエンボス部に着色を行うトッパー装置6を用いて、エンボス部にトッピングを行うものである。そして、このトッピング方法では、ヒータ90が所定のトッピング温度(例えば120℃)に上昇した後に所定の待機位置W(図1中、実線で示す)からエンボスカード14またはトッパー装置6を移動させ、エンボスカード14がトッパー装置6内において所定のトッピング位置T(図1中、二点鎖線で示す)に配置された後にヒータ90をエンボス部に圧接させることでトッピングを行うようにしている。
【0013】
トッパー装置6はベース部91にスライド可能に設けられている。トッパー装置6は、ベース部91上をスライド可能なヒータ台92と、ヒータ台92を摺動させるスライダモータ93と、キャリッジ26により搬送されたカード14をヒータ台92の上に保持するカード保持部94と、カード保持部94に保持されたカード14の表面に着色部材89を供給するフォイルカセット95と、フォイルカセット95を作動させる巻取りモータ96と、着色部材89を挟んでカード14に向き合うヒータ90と、ヒータ90をカード14に圧接するカム97と、該カム97を回転させるカムモータ98とを備えている。
【0014】
スライダモータ93の作動によりベース部91に対してヒータ台92がスライドする。フォイルカセット95は、着色部材89を供給する供給ローラ99と、巻取りモータ96の回転により着色部材89を巻き取る巻取ローラ100とを備えている。着色部材89は例えばインクリボンとしている。インクリボンの使用後に巻取りモータ96を作動させて使用済の部分を巻き取ると共に新しい部分を出すようにする。また、フォイルカセット95はヒータ台92とヒータ90との間に着脱可能としている。このため、着色部材89を使い切ったり、あるいは変更したい場合は、フォイルカセット95を交換することにより別の着色部材89を使用することができる。
【0015】
本実施形態ではヒータ90はエンボスカード14のトッピング時にのみ通電されるようにしている。このため、トッピング時以外の通電を止めることにより消費電力を必要最低限に抑えることができる。また、ヒータ90はエンボスカード14のエンボス刻印開始時に通電が開始されるようにしている。よって、エンボス刻印の作業中にヒータ90を加熱することができるので、トッピング過程でのヒータ加熱の時間を減らして工程時間を短縮することができる。
【0016】
上述したエンボスカード発行機の動作を以下に説明する。
【0017】
トッパー装置6では、ヒータ90は通常は待機位置Wに位置している。そして、発行するカード14のエンボス刻印開始時に、ヒータ90に通電が開始される。エンボス刻印が終了してキャリッジ26により移動されたエンボス済みカード14はカード保持部94に保持される。これに前後して、ヒータ90が所定のトッピング温度に上昇すると、スライダモータ93によりヒータ90が待機位置Wからトッピング位置Tまで移動される。そして、移動後にカムモータ98によりヒータ90が着色部材89をエンボス部に圧接してトッピングを行う。
【0018】
トッピング終了後は、ヒータ90への通電を終了する。そして、カムモータ98を逆転させてヒータ90を引き離す。また、スライダモータ93を逆転させて、ヒータ90をトッピング位置Tから待機位置Wまで移動させる。カード14はカード保持部94から解放されてキャリッジ26により更に搬送される。
【0019】
ここで、上述したトッパー装置6を備えたエンボスカード発行機の実施の一例を示す。エンボスカード発行機は、図3〜図6に示すように例えばカードスタッカ部1、カード取り出し移動機構2、カードリーダ部3、カード廃券受け部4、カード刻印部5、トッパー装置6、制御部7を備えて構成されている。
【0020】
カードスタッカ部1は、多数のカードを積み重ねてストックするとともに端部にカード供給部8が形成されたカードスタッカ9を複数所定の位置に配列して構成されている。本実施形態では、例えば4個のカードスタッカ9を備えており、各カードスタッカ9はカード供給部8が同一平面上に同一方向にカード14が取り出されるように並んで配列されている。各カードスタッカ9には異なる種類のカード14をストックしても良く、また全てのカードスタッカ9に同種類のカード14をストックしても良い。各カードスタッカ9のカード供給部8は、カードスタッカ9の下部に形成されている。即ち、各カードスタッカ9は上からカード14を補充するタイプのものである。
【0021】
各カード供給部8は、図7に示すように各カードスタッカ9の内側(カード刻印部5側)の側壁9aに設けられた凸部10とカード受けブロック13の内側凸部11とで構成されており、凸部10と内側凸部11との間にはカード1枚分の厚さよりも大きく且つカード2枚分の厚さよりも小さい隙間が形成されている。したがって、カード14は2枚以上同時にカード供給部8を通り抜けることがなく、各カードスタッカ9内のカード14は1枚ずつ取り出される。
【0022】
各カードスタッカ9の側壁9a〜9dの上部は、漏斗状に広がっている。ここで、エンボスカード発行機の外側(カード刻印部5と反対側)に位置する側壁9bとエンボスカード発行機の長手方向両側の側壁9cについては単に上部を外側に折り曲げることで漏斗状に広げることができるが、隣のカードスタッカ9に並んで配置されている側壁9d同士については折り曲げた部分の干渉を防止する必要がある。このため、図8及び図9に示すように隣のカードスタッカ9に並んで配置されている側壁9dの上部は、隣り合う側壁9dと互い違いになるように切り欠かれており、当該切り欠き部15に隣の側壁9dの上部を折り曲げるようにしている。この様に上部を互い違いに折り曲げることで隣り合う2枚の側壁9dを近づけて配置することができ、各カードスタッカ9をコンパクトに配置することができる。また、各カードスタッカ9の側壁9a〜9dの上部を漏斗状に広げることで、各カードスタッカ9へのカード14の補充が容易になる。
【0023】
各カードスタッカ9の下部、即ちカード14が積み重ねられた側とは反対側には、カード受け部16が設けられている。このカード受け部16は、カード送り出し方向の前後位置の3カ所でカード14を受けるように構成されたもので、本実施形態では図10に示すように、各カードスタッカ9の外側の側壁9bの下端に固定されたカード受けブロック13の内側凸部11及び外側凸部12と、外側の側壁9bの下端に取り付けられた凸部17より構成されている。カード受けブロック13は、例えばアルミ製ブロックの上面を削って各凸部11,12,17を形成したものである。このように各カードスタッカ9の内側の1カ所(凸部11)と外側の2カ所(凸部12,17)、即ちカード送り出し方向の前後位置の3カ所であってカード14の前端及び後端の2カ所でカード14を受けることでカード14が湾曲していても内側凸部11がカード14の内側縁を確実に支持することになり、送り出されるカード14をカード供給部8の隙間に確実に通過させることができる。なお、図10の符号18はカード14のIC接点を検出するセンサで、カード14の裏面側からカード14の表面に設けられているIC接点を検出することでカード14の向きが適切か否かを検出する。また、符号19はカード14の有無を検出するセンサである。これら各センサ18,19は、各カードスタッカ9の側壁9a〜9dの下端に取り付けられている。
【0024】
カード取り出し移動機構2は、複数のカードスタッカ9のカード供給部8の間を移動可能に設けられており、各カードスタッカ9のカード供給部8からカード14を取り出す(送り出す)ものである。このカード取り出し移動機構2は、カード保持部20、カード取出部21、X軸移動機構22、Y軸移動機構23を備えて構成されている。
【0025】
X軸移動機構(カード移動機構)22は、カード保持部20とカード取出部21とをカードスタッカ9より離間した位置でカードスタッカ9の配列方向に移動させるもので、図11に示すように、X軸駆動モータ24の回転がX軸駆動ベルト25に伝えられ、このX軸駆動ベルト25に連結されたカード保持部20のキャリッジ26を2本のX方向ガイド軸27,28に沿って移動させる。
【0026】
カード保持部20は各カードスタッカ9間を移動するもので、図12に示すように、X軸移動機構22の2本のX方向ガイド軸27,28に沿って移動するキャリッジ26と、カード14を仮保持する仮保持位置(図13の実線P1位置)とカード14を強圧保持する強圧位置(図13の二点鎖線P2位置)との間を移動可能なカード保持部材29を有している。このカード保持部材29は、X軸移動機構22によるX軸方向への移動時に強圧位置P2になるように設定されている。即ち、強圧位置P2はカード保持部材29及びカード取出部21がカードスタッカ9から離れる位置であり、この強圧位置P2までカード保持部材29が移動した場合にX軸移動機構22を作動し、カード14を移送する。
【0027】
キャリッジ26には、Y軸移動機構23の2本のY方向ガイド軸30が取り付けられている。これら2本のY方向ガイド軸30に案内されてカード保持部材29は仮保持位置P1と強圧位置P2との間を移動する。また、キャリッジ26の上面には、図13に示すように、カード保持部材29を駆動するカム溝31が形成されている。即ち、カード保持部材29が2本のY方向ガイド軸30に沿って移動すると、カム溝31内を移動するローラ32が取り付けられたL字型レバー33が回転して操作レバー34を移動させ、カード押圧レバー35の下端を操作する。カード押圧レバー35の先端は、図14に示すように、コイルスプリング36を介して中間レバー37を押圧し、この中間レバー37はカード保持レバー38を押圧する。つまり、カード保持部材29が仮保持位置P1から強圧位置P2に移動すると、L字型レバー33はその先端部が操作レバー34とほぼ一直線上に位置するように回転するので、操作レバー34はカード押圧レバー35の下端を押し出す。これにより、カード押圧レバー35の先端はコイルスプリング36を介して中間レバー37を押し下げ、カード保持レバー38の先端に取り付けられた上側カード保持ブロック39を下側カード保持ブロック40に押し付ける。この状態では、図13に二点鎖線で示すようにL字型レバー33の先端部と操作レバー34とがほぼ一直線上に位置しているのでいわゆるトグルクランプ状態となり、各カード保持ブロック39,40間を広げる方向に外力が作用した場合であっても各カード保持ブロック39,40間は広がり難く、各カード保持ブロック39,40でカード14をしっかりと挟持することができる。一方、カード保持部材29が強圧位置P2から仮保持位置P1に移動すると、L字型レバー33は操作レバー34を引き込むので、操作レバー34がカード押圧レバー35の下端を押し出す力が解除される。したがって、上側カード保持ブロック39を下側カード保持ブロック40に押し付ける力も解除される。この状態では、各カード保持ブロック39,40によりカード14をしっかり挟持することはできないが、各カード保持ブロック39,40の両側に設けられている板ばね41によって比較的軽い力でカード14を挟持する。即ち、カード14を仮保持することができる。
【0028】
なお、図15に示すように、各カード保持ブロック39,40の表面には、挟持するカード14を保護し且つカード14の滑りを防止するためにゴム板42が貼り付けられている(図15には下側カード保持ブロック40のみ図示)。また、各カード保持ブロック39,40の表面の両端近傍は膨らんでおり、カード14を2点で保持する構造になっている。
【0029】
カード取出部21は、各カードスタッカ9に形成されたカード供給部8からカード14を取り出すカード送り出し機構である。なお、このカード送り出し機構は、カードスタッカ部1とともにカード送り出し装置を構成している。
【0030】
このカード取出部(カード送り出し機構)21は、駆動源であるY軸移動機構23のY軸駆動モータ43により往復移動される移動体44と、カード14の端面と係合するカード係合爪部45とを有している。移動体44は、カード保持部材29のカードスタッカ9側に配置され、カード保持部材29と同様にY軸移動機構23の2本のY方向ガイド軸30に案内されて移動する。
【0031】
ここで、図16に示すように、カード保持部材29はカードスタッカ9の下方を潜り抜けることは出来ないが、移動体44はカードスタッカ9の下方を潜り抜けることができ、カードスタッカ9の後方にまで移動することができる。カード係合爪部45は移動体44に対して上下方向に回動可能に支持されており、図17に示すように、カード14と係合する方向、即ち先端が上方に回動する方向にばね85によって付勢されている。したがって、カードスタッカ9の下方に潜り込む場合にはカード14の下面に押されてカード係合爪部45は下がり、一方、カード14を取り出す場合には持ち上がって爪45aをカード14の縁に引っかかることができる。また、カード14の湾曲に対して追従することもできる。なお、カード係合爪部45は移動体44の所定間隔をあけた2カ所に設けられており、2つのカード係合爪部45はカードスタッカ9の配列方向に、換言するとX方向ガイド軸27,28と平行になるように配置されている。なお、2つのカード係合爪部45の移動軌跡を図10に一点鎖線L2で示す。
【0032】
移動体44には、カード14を取り出す場合にカードスタッカ9内に残るカード14と当接するカード支持部46が設けられている。このカード支持部46は、カード係合爪部45が一番下のカード14を送り出している場合に下から二番目のカード14がカード係合爪部45に当たってこれを押し下げるのを防止する。このため、カード係合爪部45の爪45aが一番下のカード14から外れることがない。
【0033】
Y軸移動機構23はカード取出部21をそれぞれのカードスタッカ9のカード供給部8よりカード14を取り出すように移動するもので、Y軸移動機構23の2本のY方向ガイド軸30はX軸移動機構22によりX軸方向に移動可能なキャリッジ26に取り付けられている。
【0034】
Y軸移動機構23のY軸駆動モータ43の回転は、図5に示すようにベルト77を介してY駆動軸47のトッパー装置6側の端部に取り付けられたプーリ78に伝えられる。そして、プーリ78の回転はY駆動軸47に伝えられ、Y駆動軸47の回転は図12に示すようにY駆動タイミングプーリ48を介して当該Y駆動タイミングプーリ48とY従動プーリ49との間に掛け回されたY駆動ベルト50に伝えられる。Y駆動ベルト50にはカード取出部21の移動体44が連結されている。したがって、Y駆動ベルト50が回転すると、移動体44はY方向ガイド軸30に沿って移動する。このとき、カード保持部材29は図示しないスプリングによって常時カードスタッカ9側に向けて、即ち移動体44に向けて引っ張られている。このため、移動体44が図12に示す位置からカードスタッカ9に向けて移動すると、この移動体44と一体的に移動する。即ち、強圧位置P2から仮保持位置P1に向けて移動する。しかしながらカード保持部材29はカードスタッカ9を潜り抜けることはできないので、移動体44がカードスタッカ9を潜り抜けている場合には、図16に示すように、カードスタッカ9の側壁9aに押し付けられている。
【0035】
一方、Y駆動ベルト50が上述の場合とは逆回転すると、移動体44は図16に示す位置からカード14を取り出しながらカード保持部材29に向けて移動する。取り出されたカード14はカード保持部材29の各カード保持ブロック39,40間に入り込み、板ばね41によって軽い力で挟まれ仮保持される。取り出されたカード14は移動体44がカード保持部材29に当たるまで板ばね41に対して摺動しながら各カード保持ブロック39,40間に入り込む。そして、移動体44がカードスタッカ9の下方を潜り抜けてカード保持部材29に当たると、移動体44はカード保持部材29を押し進めながら移動する。これにより、カード保持部材29は仮保持位置P1から強圧位置P2に移動し、各カード保持ブロック39,40でカード14をしっかりと挟持する。
【0036】
このように、カード保持部材29は、X軸移動機構22とY軸移動機構23とからなるX軸Y軸方向に駆動可能なXY駆動機構によってX方向、Y方向に移動可能に構成されているため、ぞれぞれの軸座標を決めることによりカード保持部材29の位置を一義的に決定することができる。
【0037】
なお、Y駆動軸47の回転は、図6に示すように当該Y駆動軸47のカードリーダ部3側の端部の近傍に取り付けられたプーリ74を介してプーリ75に伝えられており、このプーリ75の回転角をセンサ76により検出することで、キャリッジ26に対するカード保持部材29及びカード取出部21の位置を検出することができる。また、Y駆動軸47はD形断面となっており、Y駆動タイミングプーリ48のD形状孔と嵌合し、回転力を伝達する構造となっている。このため、キャリッジ26がX方向へ移動しながら回転力を伝達できる。なお、D形軸をスプライン軸やピンと溝、ダブルD断面の軸としても同様の作用を得ることができる。
【0038】
カードリーダ部3は、カード取り出し移動機構2とカード受け渡し可能に構成され、受け渡されたカード14に所定の記録を行ってカード発行口51よりカード14を発行するもので、搬送部と記録部を備えて構成されている。搬送部はX軸移動機構22によるX軸方向への移動線上にカード14の搬送を行うもので、例えば三対のローラ52を有している。また、記録部はカード14への記録を行うもので、カード14の磁気ストライプに記録を行う磁気ヘッドや、カード14のIC接点に接触して記録を行うIC接点ブロックを有している。ここで、カードリーダ部3は、カード保持部材29の仮保持位置P1に対応する位置に設けられている。したがって、カードスタッカ9より送り出されたカード14がX軸移動機構22によってカード刻印部5やトッパー装置6の間を移動させられている場合には、カード保持部材29は強圧位置P2に移動しておりカード14は各カード保持ブロック39,40によってしっかりと挟持されているが、カード14をカードリーダ部3に払い出す場合には、カード保持部材29は仮保持位置P1に移動しておりカード14は各カード保持ブロック39,40の両側の板ばね41によって軽く仮保持されている。このため、カード14の先端がカードリーダ部3のローラ52間に挿入されると、カード14はカードリーダ部3内に引き込まれる。
【0039】
カード廃券受け部4は、図18及び図19に示すように、カードリーダ部3から不要なカード14を受け取る受取位置P3(図18の二点鎖線位置、図19に示す位置)とカード取り出し移動機構2のキャリッジ26が移動する軌跡から退避した退避位置P4(図18の実線で示す位置)との間を移動可能とされ、受部移動機構53によって受取位置P3と退避位置P4との間で移動させられる。
【0040】
具体的に説明すると、カード廃券受け部4は、エンボスカード発行機のフレーム54に固定されたブラケット55と、このブラケット55に支軸56を介して回転自在に支持されているアーム57と、このアーム57の先端に固定された廃券箱58を備えて構成されている。アーム57は支軸56に固定されており、ブラケット55に対して支軸56及びアーム57が回動することで、廃券箱58は受取位置P3と退避位置P4との間を移動する。受取位置P3ではストッパゴム59がX方向ガイド軸27に度当たりし、位置決めされる。また、退避位置P4ではストッパゴム60がエンボスカード発行機のフレーム54に度当たりし、位置決めされる。
【0041】
なお、退避位置P4はエンボスカード発行機の廃券取出口61の近傍に配置されている。この退避位置P4では、図18に二点鎖線で示すように廃券箱58を倒しながら蓋58aを開けることで廃券箱58の中の廃券(カード14)を取り出すことができる。また、退避位置P4では、図示しないセンサにより廃券箱58内のカード14の有無を検出することができる。一方、受取位置P3はカードリーダ部3の直前に配置されている。したがって、図19に示すように、カードリーダ部3内のカード14は廃券箱58内に直接払い出され、同じ姿勢で廃券箱58内に積み重ねられる。このため、退避位置P4でのセンサによるカード14の検出が容易になり、廃券箱58からのカード14の取り出しも容易になる。また、受取位置P3の近傍には蓋ストッパ62を設けており、蓋58aの開きを防止している。
【0042】
受部移動機構53は、カード取り出し移動機構2によって駆動されるものであり、支軸56の一端に取り付けられたプーリ63と、ブラケット55に取り付けられたワイヤプーリ64と、選択駆動手段65が駆動したときにカード取り出し移動機構2のX軸移動機構22の駆動力をプーリ63に伝えるワイヤ66を備えて構成されている。
【0043】
選択駆動手段65は、例えば図20及び図21に示すようにソレノイドであり、このソレノイド65がオン操作されると、トリガーリンク67が引かれてピンレバー68の先端がX軸移動機構22のキャリッジ26に取り付けられているピン69の移動軌跡に侵入する(図21中二点鎖線位置)。この状態では、ピンレバー68の回転はスプリング70を変形させるだけでワイヤレバー71には伝わらない。したがって、ワイヤ66が引かれることはない。換言すると、ソレノイド65によってワイヤ66を引っ張る必要はないので、ソレノイド65を小型化できる。
【0044】
そして、ピンレバー68の先端がピン69の移動軌跡に侵入している状態で、X軸移動機構22が駆動されてキャリッジ26が移動すると、図22に示すように、ピンレバー68の先端にピン69が係合し、以降、キャリッジ26の移動に伴いピンレバー68が回動する。これにより、スプリング70がワイヤレバー71を回転させるので、ワイヤ66が引かれてアーム57が起立し廃券箱58を受取位置P3に移動させる。さらに、キャリッジ26が移動し、ピン69がスプリング70を押すと、スプリング70の直線部が弾性変形して余分のストロークを吸収し、ワイヤ66に過度の張力を発生させないようになっている。即ち、選択駆動手段(ソレノイド)65を駆動したときに受部移動機構53がX軸移動機構22と係合し、カード廃券受け部4を退避位置P4から受取位置P3まで移動させる。このように、カード廃券受け部4はX軸移動機構22のX軸駆動モータ24によって駆動されるので、カード廃券受け部4を駆動するための専用のモータを別に備える必要が無くなる。
【0045】
なお、ピンレバー68とワイヤレバー71との間にスプリング70を設けているので、例えばいたずら等によりワイヤ66が引っ張られた場合であってもスプリング70が変形してワイヤ66の弛みを防止することができる。これにより、ワイヤ66がワイヤプーリ64から外れるのを防止することができる。
【0046】
カード刻印部5及びトッパー装置6は、カード取り出し移動機構2のX軸移動機構22を間に挟んで、各カードスタッカ9とは逆側の位置に設けられている。カード刻印部5はカード14に所定の文字や記号等を所定方向に連続して刻む刻印装置、即ちインデント/エンボス機構であり、図23に示すように移動可能な移動部材88に設けられた多数の対向する押圧部材86と、所定位置にある押圧部材86を押圧駆動する押圧駆動手段とを有している。押圧駆動手段は、特に図示していないが、押圧部材86をカード面と垂直な方向に動作させてカード14への刻印をさせるものである。例えば図23に示すカード刻印部5では、多数の押圧部材86がカード通行面の上側および下側に、表と裏からカード14を挟んで刻印するように対向して周状に配置されており、これを移動部材88により回転させて所望の押圧部材86を所定位置に位置させるようにしている。そして、所定位置にある対向する押圧部材86を押圧駆動し、少なくとも一方に設けた印部87により対向する押圧部材86の間に介在されたカード14に文字等を刻印している。
【0047】
トッパー装置6は、X軸移動機構22に対して接近及び離間可能に設けられている。即ち、X軸移動機構22の2本のX方向ガイド軸27,28に対して直交し且つ水平なガイドレール72,72がエンボスカード発行機のフレーム54に取り付けられており、トッパー装置6は当該ガイドレール72,72に沿って移動可能になっている。これにより、トッパー装置6をX軸移動機構22に近づけて配置してもトッパー装置6のトッピングホイルを交換する等のメンテナンスを行う場合にはトッパー装置6をX軸移動機構22から離せば作業スペースを造り出すことができるので、エンボスカード発行機をコンパクト化することができる。
【0048】
なお、図3中符号73はカード14の端を検出するセンサである。このセンサ73はカード保持部材29によって挟持されているカード14がX方向ガイド軸27,28に対して斜めになっているか否かを検出するためのものである。即ち、センサ73がカード14の一端を検出してから他端を検出するまでにカード保持部材29のY方向の移動量とキャリッジ26のX方向の移動量を測ることで、カード14が斜めになっているか否か、及び斜めになっている場合にはその傾き量を検出することができる。また、図4中一点鎖線L1はカード14の移動軌跡を示している。
【0049】
このエンボスカード発行機では、カード取り出し移動機構2のX軸駆動モータ24及びY軸駆動モータ43、カード廃券受け部4のソレノイド65、カード刻印部5、トッパー装置6を制御部7によって制御し、複数のカードスタッカ9よりカード取り出し移動機構2によって1枚のカード14を取り出し、カードリーダ部3により所定の記録を行ってカード発行口51よりカード14を発行する。また、カードリーダ部3から不要なカード14を受け取るときにはカード取り出し移動機構2によってカード廃券受け部4を退避位置P4から受取位置P3まで移動させる。
【0050】
具体的に説明すると、先ず、制御部7はX軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26を所定のカードスタッカ9の前に移動させた後、Y軸駆動モータ43を操作してカード保持部材29とカード取出部21を移動させ、カード取出部21のカード係合爪部45でカードスタッカ9内の一番下のカード14を引っかけて取り出す。このとき、カード保持部材29を強圧位置P2まで移動させると、取り出されたカード14はカード保持部材29によってしっかりと挟持される。
【0051】
次に、制御部7はX軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26をカード刻印部5の前に移動させ、カード刻印部5を操作してカード14の所定位置に文字等を刻む。複数の文字等を刻む場合には、X軸駆動モータ24を操作して1文字分ずつ移動させながら文字等を刻む。この場合、センサ73で検出されたカード14の挟持姿勢が斜めになっているときには、制御部7はカード14の挟持姿勢に応じてY軸駆動モータ43を操作し、文字等の列が真っ直ぐになるようにする。そして文字等の刻印が終了すると、制御部7はX軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26をトッパー装置6の前に移動させ、カード刻印部5で刻んだ文字等に着色する。
【0052】
その後、制御部7はX軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26をカードリーダ部3に向けて移動させる。このとき、制御部7は、カードリーダ部3に到達する直前でY軸駆動モータ43を操作してカード保持部材29を仮保持位置P1に移動させておく。これにより、カード14は仮保持の状態となり、カードリーダ部3に引き渡される。カードリーダ部3では、制御部7の制御にしたがって所定の記録を行った後、カード発行口51からカード14を発行する。
【0053】
一方、発行すべきカード14に何らかの異常がある場合には、制御部7はカード廃券受け部4のソレノイド65を作動させた後、X軸駆動モータ24を作動させてキャリッジ26をカードリーダ部3から離れる方向に移動させる。これにより、キャリッジ26のピン69とピンレバー68が係合し、ワイヤ66が引っ張られて廃券箱58が受取位置P3に移動する。なお、キャリッジ26のピン69とピンレバー68が係合した後は、制御部7はソレノイド65の作動を解除し電力消費を抑える。
【0054】
廃券箱58が受取位置P3に移動すると、制御部7はカードリーダ部3を操作してカードリーダ部3内のカード14を廃券箱58内に払い出す(図19)。受取位置P3では廃券箱58はカードリーダ部3の直前に位置しているので、カードリーダ部3内のカード14は廃券箱58内に直接払い出され、同じ姿勢で廃券箱58内に積み重ねられる。
【0055】
次に制御部7はX軸駆動モータ24を操作してキャリッジ26をカードリーダ部3に向けて移動させる。これにより廃券箱58は退避位置P4に移動し、キャリッジ26のピン69とピンレバー68との係合が解除される。したがって、以降、廃券箱58はキャリッジ26の移動を妨げることはなく、また、この状態ではピンレバー68もキャリッジ26のピン69の移動軌跡から退いているので、廃券箱58が受取位置P3に移動することもない。
【0056】
この様にして1枚のカード14の処理が終了する。制御部7は上述の制御を繰り返して次々にカード14を発行する。
【0057】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態ではヒータ90がトッピング温度に上昇した後にトッパー装置6を待機位置Wからトッピング位置Tまで移動させているが、これには限られずトッパー装置6を固定してエンボスカード14を移動させるようにしても良い。
【0058】
また、上述した実施形態ではヒータ90はエンボスカード14のトッピング時にのみ通電されるが、これには限られず例えば常時通電されていても良い。さらに、上述した実施形態ではヒータ90はエンボスカード14のエンボス刻印開始時に通電が開始されるようにしているが、これには限られず例えばエンボス刻印終了後に通電を開始するようにしても良い。
【0059】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載のエンボスカードのトッピング方法によれば、ヒータが所定のトッピング温度に上昇した後にヒータとカードとの両方がトッピング位置に配置されて直後にヒータがエンボス部に圧接されるので、カードがヒータの熱により変形する時間が無くカードの熱変形を抑えることができる。よって、ヒータ側に凸となってしまうカードの反りを抑えることができ、オーバートッピングの発生を抑えることができるので、トッピングの品質を高めることができる。
【0060】
また、請求項2記載のエンボスカードのトッピング方法によれば、ヒータはエンボスカードのトッピング時にのみ通電されるので、トッピング時以外の通電を止めることにより消費電力を必要最低限に抑えることができる。しかも、従来のように常時通電を行っていると夏場の高温下で装置内温度が特に上昇してカードが変形あるいは変質し易くなるのに比べて、装置内の温度上昇を抑えることができる。
【0061】
さらに、請求項3記載のエンボスカードのトッピング方法によれば、エンボス刻印の作業中にヒータを加熱することができるので、トッピング過程でのヒータ加熱の時間を極力減らすことができる。よって、トッピング過程の工程時間を短縮することができる。
【0062】
一方、請求項4記載のエンボスカード発行機によれば、カードの熱変形を抑えて、オーバートッピングの発生を抑え、高品質のトッピングのカードを発行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエンボスカードのトッピング方法を行うトッピング装置の動作を示す概略の側面図である。
【図2】トッピング装置を示す斜視図である。
【図3】カード発行機の概略構成を示す平面図である。
【図4】カード発行機の概略構成を示す正面図である。
【図5】カード発行機の概略構成を示す左側面図である。
【図6】カード発行機の概略構成を示す右側面図である。
【図7】カード発行機のカードスタッカに形成されたカード供給部の正面図である。
【図8】カード発行機のカードスタッカの側壁のうち隣のカードスタッカに並んで配置されている側壁の断面図である。
【図9】カード発行機のカードスタッカの側壁のうち隣のカードスタッカに並んで配置されている側壁の正面図である。
【図10】カード発行機のカード受け部を示す平面図である。
【図11】カード発行機のX軸移動機構を示す概念図である。
【図12】カード発行機のカード保持部とカード取出部を示す正面図である。
【図13】カード発行機のカード保持部のキャリッジに形成されたカム溝を示す平面図である。
【図14】カード発行機のカード保持部を構成するカード保持部材を示す側面図である。
【図15】カード発行機のカード保持部を構成する下側カード保持ロックを示す斜視図である。
【図16】カード発行機のカード保持部材とカード取出部を示す正面図である。
【図17】カード発行機のカード取出部を拡大して示す正面図である。
【図18】カード発行機のカード廃券受け部を示す側面図である。
【図19】カード発行機のカード廃券受け部を示し、廃券箱が受取位置に移動した状態を示す正面図である。
【図20】カード発行機の選択駆動手段を示す平面図である。
【図21】カード発行機の選択駆動手段を示す側面図である。
【図22】カード発行機の選択駆動手段の作動を示す図である。
【図23】カード発行機のカード刻印部を示す概略図である。
【符号の説明】
6 トッパー装置
14 カード
89 着色部材
90 ヒータ
Claims (4)
- エンボスが刻印されたエンボス済みカードのエンボス部に着色部材を介してヒータを圧接させることでそのエンボス部に着色を行うトッパー装置を用いて、前記エンボス部にトッピングを行うエンボスカードのトッピング方法において、前記ヒータが所定のトッピング温度に上昇した後に所定の待機位置から前記エンボスカードまたは前記トッパー装置を移動させ、前記エンボスカードが前記トッパー装置内において所定のトッピング位置に配置された後に前記ヒータを前記エンボス部に圧接させることでトッピングを行うことを特徴とするエンボスカードのトッピング方法。
- 前記ヒータは前記エンボスカードのトッピング時にのみ通電されることを特徴とする請求項1記載のエンボスカードのトッピング方法。
- 前記ヒータは前記エンボスカードのエンボス刻印開始時に通電が開始されることを特徴とする請求項1または2記載のエンボスカードのトッピング方法。
- 請求項1記載のエンボスカードのトッピング方法を用いて前記エンボスカードにトッピングを行うことを特徴とするエンボスカード発行機。
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