JP2004356224A - 固体撮像装置製造方法および固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置製造方法および固体撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、暗電流の発生を抑制しつつ固体撮像装置の感度を向上させることができると共に、エッチング処理により配線がダメージを受けていない固体撮像装置を容易に製造可能とできる固体撮像装置製造方法を提供することである。
【解決手段】半導体基板1上に受光部12を形成し、受光部12および半導体基板1上に第1の絶縁膜6を形成し、第1の絶縁膜6上に、配線用の金属膜を形成し、金属膜上に、保護膜8を形成し、保護膜の所定領域にレジスト膜を形成し、レジスト膜を用いて保護膜8および金属膜のそれぞれの一部を除去して、上部が保護膜8に覆われた配線7を形成し、水素を含有する第2の絶縁膜10を、配線7および前記第1の絶縁膜6の上に形成し、第2の絶縁膜10に対して加熱処理を施し、第2の絶縁膜10の全面に対して異方性エッチング処理を行って、当該第2の絶縁膜10を除去している。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体撮像装置の製造方法に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
固体撮像装置において、フォトダイオード付近での暗電流の発生を抑制することは、当該固体撮像装置の性能向上において非常に重要である。そのため、かかる暗電流の発生を抑制するためのさまざまな方法あるいは装置が提案されている。以下に、図面を参照しながら従来の暗電流の発生が抑制された固体撮像装置の一例について図面を参照しながら説明する。ここで、図11は、当該固体撮像装置の断面構造を示した図である。なお、図11の右半分は、受光素子等が形成される受光部領域を示し、図11の左半分は、固体撮像装置の配線等が形成される周辺配線領域を示している。
【0003】
図6に示す固体撮像装置は、シリコン基板1、ゲート絶縁膜2、転送電極3、層間絶縁膜4、遮光膜5、絶縁膜6、配線膜7、絶縁膜10、マイクロレンズ11およびフォトダイオード(以下、PDと省略する)12を備える。当該固体撮像装置は、以下に示す工程により作成される。
【0004】
まず、シリコン基板1上に受光素子であるPD12を形成する。次に、ゲート絶縁膜2(例えばシリコン酸化膜)、転送電極3(例えばAl(アルミニウム))、層間絶縁膜4(例えばシリコン酸化膜)および遮光膜5(例えばW(タングステン))等のCCD回路受光部をシリコン基板1上に形成する。その後、下層配線(図示せず)と配線膜7とを絶縁するための絶縁膜6(例えばシリコン酸化膜)を堆積し、当該絶縁膜6上に配線膜7(例えばAl)をレジスト膜を用いたフォトリソグラフィ技術により形成する。
【0005】
配線膜7の形成が完了すると、N(窒素)−H(水素)結合を多量に含有する絶縁膜10(例えば、シリコン窒化膜)を、プラズマCVD(ChemicalVapor Deposition)法により絶縁膜6および配線膜7上に形成する。その後、当該固体撮像装置に対して300〜450℃で数分〜数時間の熱処理を施す。上記絶縁膜10の形成および熱処理がなされることにより、暗電流が低減される。以下に、上記熱処理により暗電流が低減される理由について詳しく説明する。
【0006】
まず、暗電流とは、例えば、シリコン基板1とシリコン酸化膜であるゲート絶縁膜2との界面に発生する界面準位が原因となって発生するものである。暗電流の原因となっている界面準位は、シリコン基板1上とシリコン酸化膜のゲート絶縁膜2との界面に存在するシリコン原子の未結合手(以下、ダングリングボンドという)の存在に起因するものである。すなわち、ダングリングボンドの数を低減できれば、暗電流の発生を抑制することが可能となる。
【0007】
そこで、上記従来の固体撮像装置では、シリコン原子のダングリングボンドに水素原子を結合させて、ダングリングボンドを減少させることにより、界面準位を減少させている。具体的には、N−H結合を含有するシリコン窒化膜の絶縁膜10を堆積した後、加熱処理を施すことで、当該絶縁膜10に含まれる水素原子を固体撮像装置内に拡散させている。固体撮像装置内に拡散した水素原子は、絶縁膜6等を通過し、シリコン基板1とゲート絶縁膜2との界面に到達する。そして、当該水素原子は、シリコン基板1とゲート絶縁膜2との界面に存在するダングリングボンドと結合する。これにより、シリコン基板1とゲート絶縁膜2との界面に発生する界面準位を減少させることができ、暗電流の発生を抑制することができる(例えば、特許文献1の図11参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開平5−283667号公報(図11)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、絶縁膜10に用いられるプラズマCVD法により形成されたシリコン窒化膜は、その他の絶縁膜に比べて光の吸収率が高い。そのため、当該絶縁膜10がマイクロレンズ11の下に存在すると、PD12に届く光量が少なくなってしまい、固体撮像装置の感度特性を劣化させてしまう。したがって、固体撮像装置の感度向上の観点からは、上記熱処理を行った後に、絶縁膜10をエッチング処理により除去することが好ましい。
【0010】
ここで、絶縁膜10をエッチング処理により除去するためには、当該配線層7に対してマスクを施してエッチング処理を行う必要がある。これは、配線層7がエッチング処理に直接さらされると、当該配線層7がダメージを受けるからである。
【0011】
しかしながら、配線層7の領域にマスクの形成する場合には、フォトレジストの塗布、露光および現像といった複雑かつ多数の工程が必要とされる。そのため、絶縁膜10の除去工程において、配線層7を保護するためのマスクの形成が必要となると、固体撮像装置の製造のための工程数が増加してしまう。
【0012】
そこで、本発明の目的は、暗電流の発生を抑制しつつ固体撮像装置の感度を向上させることができると共に、エッチング処理により配線がダメージを受けていない固体撮像装置を容易に製造可能とできる固体撮像装置製造方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
本発明では、半導体基板上に受光部を形成し、受光部および当該半導体基板上に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜上に、配線用の金属膜を形成し、金属膜上に、保護膜を形成し、保護膜の所定領域にレジスト膜を形成し、レジスト膜を用いて保護膜および金属膜のそれぞれの一部を除去して、上部が保護膜に覆われた配線を形成し、水素を含有する第2の絶縁膜を、配線および前記第1の絶縁膜の上に形成し、第2の絶縁膜に対して加熱処理を施し、第2の絶縁膜の全面に対して異方性エッチング処理を行って、当該第2の絶縁膜を除去するようにしている。このような工程で固体撮像装置を形成すれば、配線を形成するためのレジスト膜と当該配線を保護するための保護膜を形成するためのレジスト膜とを共通化することができる。その結果、レジスト膜を形成する回数を減らすことが可能となり、固体撮像装置を容易に作成することが可能となる。
【0014】
ここで、配線を形成する方法は、レジスト膜をマスクとして、金属膜および保護膜をエッチング除去し、レジスト膜を除去するようにしてもよい。これにより、一度のエッチング処理でレジスト膜および金属膜を選択的に除去することができるようになる。
【0015】
また、配線を形成する方法は、上記以外に、レジスト膜をマスクとして、保護膜をエッチング除去し、レジスト膜を除去し、保護膜をマスクとして、金属膜をエッチング除去するようにしてもよい。このように、金属膜および保護膜の除去を2段階で行うことにより、それぞれの膜に最適な条件のエッチング処理を行うことができる。その結果、より精度よく配線を形成することが可能となる。
【0016】
なお、第2の絶縁膜をエッチング除去した後に、第1の絶縁膜上に、受光部に光を集めるためのレンズを形成するようにしてもよい。このように、レンズを形成することにより、より効率よく受光部に光を集めることが可能となる。
【0017】
また、加熱処理を施した後、配線の間にレジスト膜を形成し、第2の絶縁膜を除去する際には、配線の間に設けられたレジスト膜をマスクとして異方性エッチング処理を行い、配線の間に絶縁膜を堆積するようにしてもよい。このように、配線間を絶縁膜で埋めることにより、配線間に存在する段差が小さくなり、当該配線上に膜やレジストを精度よく形成しやすくなる。
【0018】
第2の絶縁膜は、プラズマCVD法により形成されたシリコン窒化膜であることが好ましい。プラズマCVD法により形成されたシリコン窒化膜は、N−H結合を多量に含む。そのため、熱処理時において、固体撮像装置内に多量の水素原子が拡散して、当該固体撮像装置内に発生している界面準位と結合する。その結果、当該固体撮像装置内で発生する暗電流を抑制することが可能となる。
【0019】
本発明のその他の局面によれば、半導体基板上に受光部を形成し、受光部および半導体基板上に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜上に、配線を形成し、配線および第1の絶縁膜に保護膜を形成し、水素を含有する第2の絶縁膜を、保護膜上に形成し、第2の絶縁膜に対して加熱処理を施し、エッチング処理を行って、第2の絶縁膜を除去するようにしている。なお、上記保護膜は、第2の絶縁膜よりも高い光の透過性を有している。保護膜は、高い光の透過性を有しているので、固体撮像装置の全面に形成されたとしても、受光部への光の入射を妨げることがない。そのため、受光部上に形成された保護膜を除去する必要がない。そのため、このような工程で固体撮像装置を作成すれば、レジスト膜の形成が、配線の形成時のみで済むので、レジスト膜の形成回数を減らすことが可能となる。その結果、固体撮像装置を容易に作成することが可能となる。
【0020】
ここで、上記エッチング処理は、異方性エッチング処理であっても、等方性エッチング処理であってもよい。エッチング処理が等方性エッチング処理である場合には、第2の絶縁膜を完全に除去することが可能となる。
【0021】
なお、本発明は、固体撮像装置製造方法のみならず、当該製造方法により作成された固体撮像装置にも向けられている。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置製造方法について図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る固体撮像装置製造方法では、暗電流の低減のために、プラズマシリコン窒化膜の絶縁膜を形成して熱処理を施すとともに、固体撮像装置の感度向上のために、当該プラズマシリコン窒化膜の絶縁膜を除去している。ここで、図1および図2は、当該固体撮像装置製造方法の各工程における固体撮像装置の断面構造を示した図である。なお、図1および図2の右半分は、受光素子等が形成される受光部領域を示し、図1および図2の左半分は、固体撮像装置の配線等が形成される周辺配線領域を示している。
【0023】
まず、シリコン基板1にPD12を形成する。PD12の形成が完了すると、CCD回路の形成を行う。以下に、具体的に、当該CCD回路の形成について説明する。
【0024】
まず、PD12が形成されたシリコン基板1上に、ゲート絶縁膜2(シリコン酸化膜)を堆積し、当該ゲート絶縁膜2上に転送電極3(例えばポリシリコン)を形成する。次に、当該転送電極3および絶縁膜2上に、絶縁膜4(例えばシリコン酸化膜)を堆積する。その後、当該絶縁膜4上に、転送電極3を覆うように遮光膜5(例えばW)を形成する。これにより、CCD回路の形成が完了する。
【0025】
CCD回路の形成が完了すると、層間絶縁膜4および遮光膜5の上に、絶縁膜6(例えばシリコン酸化膜)を堆積する。なお、当該絶縁膜6表面は、CMP(Chemical Mechanical Polish)等により、平坦化される。
【0026】
次に、所定の膜厚を有する配線層7(例えばAl)を、例えばCVD法により絶縁膜6上に堆積する。配線層7の堆積が完了した後、当該配線層7上に絶縁膜8を堆積する。なお、当該絶縁膜8の一例としては、プラズマCVD法により堆積されるシリコン窒化膜(以下、プラズマシリコン窒化膜と称す)が挙げられる。これにより、固体撮像装置は、図1(a)に示す構造を有するようになる。
【0027】
上記絶縁膜8の堆積が完了すると、図1(b)に示すように、絶縁膜8の所定領域をマスクするレジスト9aを形成する。その後、図1(c)に示すように、当該レジスト9aをマスクとして、ドライエッチング処理により絶縁膜8および配線層7のそれぞれの一部を除去する。これにより、共通のレジスト9aを用いて配線層7と絶縁膜8とのパターニングが同時に行われ、固体撮像装置は、配線層7の上部が絶縁膜8により覆われた構造を有するようになる。この後、アッシング処理等を行って、レジスト9aを除去する。
【0028】
レジスト9aの除去が完了すると、図2(d)に示すように、当該固体撮像装置の全面に対して、プラズマCVD法により、N−H結合を含有する絶縁膜10を堆積する。当該N−H結合を含有する絶縁膜10としては、例えば、プラズマシリコン窒化膜が挙げられる。この後、当該固体撮像装置に対して、熱処理を行う。当該熱処理により、絶縁膜10中に存在する水素原子が、固体撮像装置内に拡散し、シリコン基板1とゲート絶縁膜2との界面に到達し、当該界面に存在するダングリングボンドと結合する。これにより、シリコン基板1とゲート絶縁膜2との界面準位が減少し、暗電流の発生が抑制される。なお、当該熱処理は、数分〜数時間、固体撮像装置を300〜450℃に加熱することにより行われる。
【0029】
次に、固体撮像装置の全面に対してエッチバック法を行って、絶縁膜10を除去する。具体的には、絶縁膜10にマスクを施すことなく、受光部領域上の絶縁膜10が完全に除去されるまで、異方性ドライエッチング処理を施す。これにより、図2(e)に示すように、配線層7の両サイドにはサイドウォール状に絶縁膜10が残るとともに、配線層7の上部には絶縁膜8が残る。そのため、受光部領域の絶縁膜10がドライエッチング処理により全て除去されても、配線層7がドライエッチング処理に直接さらされることがなくなり、配線層7がドライエッチング処理によりダメージを受けることがなくなる。なお、当該ドライエッチング処理に用いるエッチングガスとしては、例えば炭化フッ素系のガスが挙げられる。
【0030】
最後に、図2(f)に示すように、受光部領域に形成されたPD12の鉛直上方であって、かつ絶縁膜6上に、マイクロレンズ11を形成する。当該マイクロレンズ11は、絶縁膜10に用いられる窒化シリコンよりも高い光の透過率有する窒化シリコンにより作成される。なお、当該マイクロレンズ11の形成時に、配線層7の両サイドに窒化シリコンのサイドウォールが形成される。
【0031】
以上のように、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法によれば、絶縁膜8が配線層7上に存在することにより、受光部領域の絶縁膜10が全て除去されたとしても、配線層7がエッチングガス中に暴露されることがなくなる。その結果、配線層7がドライエッチング処理によりダメージを受けることがなくなる。
【0032】
さらに、図1(c)に示すように、上記絶縁膜8は、配線層7を形成する為のレジスト9aを利用して形成されている。そのため、従来の固体撮像装置製造方法と比較して、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法では、レジストを形成する回数を減らすことができる。具体的には、従来の配線層をエッチング処理から保護した固体撮像装置製造方法では、配線層7の形成のためのレジスト形成に加えてさらに、配線層7の保護のためのレジスト形成との2回のレジスト形成が必要であった。これに対して、本実施形態では、配線層7の形成のためのレジスト9aを1回だけ形成すれば、当該レジスト9aを利用して、当該配線層7を保護するための絶縁膜8もあわせて形成することが可能となる。その結果、当該固体撮像装置の製造工程数を減らすことができ、当該固体撮像装置を容易に製造することが可能となる。
【0033】
また、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法によれば、N−H結合を多量に含む絶縁膜10を設けて加熱処理を行っているので、固体撮像装置内の界面準位を減少させることができる。その結果、当該固体撮像装置において暗電流が発生することを抑制できる。
【0034】
また、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法によれば、光の吸収率の高い絶縁膜10が完全に除去されるので、PD12に入射する光量を増大させることが可能となる。さらに、絶縁膜10が除去されるので、マイクロレンズ11をPD12に近づけて形成することが可能となる。その結果、PD12により効率的に光を集めることが可能となり、固体撮像装置の感度を向上させることができる。
【0035】
なお、上記マイクロレンズ11は、必ずしも設置される必要はない。ただし、マイクロレンズ11が設けられている場合の方が、マイクロレンズ11が設けられていない場合よりも、固体撮像装置の感度が向上する。
【0036】
また、本実施形態では、シリコン基板1とゲート絶縁膜2との界面に発生する界面準位を減少させるとして説明を行ってきたが、界面準位が減少する場所は、これに限らない。すなわち、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法によれば、固体撮像装置内の他の界面に発生した界面準位も減少させることが可能である。
【0037】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置製造方法について説明する。本実施形態に係る固体撮像装置製造方法は、配線層7および絶縁膜8のパターニングの手順において、第1の実施形態に係る固体撮像装置製造方法と相違する。具体的には、第1の実施形態では、図1(c)において、レジスト9aをマスクとして、ドライエッチング処理により配線層7および絶縁膜8のそれぞれを1工程でパターニングしているのに対して、本実施形態では、図3(c)および図4(d)に示す2工程により、配線層7および絶縁膜8をパターニングしている。なお、配線層7および絶縁膜8のパターニング工程以外については、第1の実施形態と同様である。以下に、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法について図面を参照しながら説明する。
【0038】
まず、シリコン基板1にPD12を形成する。PD12の形成が完了すると、CCD回路の形成を行う。なお、本工程は、第1の実施形態と同様であるので、これ以上の詳細な説明を省略する。
【0039】
CCD回路の形成が完了すると、層間絶縁膜4および遮光膜5の上に、絶縁膜6を堆積する。なお、本工程は、第1の実施形態と同様であるので、これ以上の詳細な説明を省略する。
【0040】
次に、所定の膜厚を有する配線層7を、例えばCVD法により絶縁膜6上に堆積する。配線層7の堆積が完了した後、当該配線層7上に絶縁膜8を堆積する。なお、本工程は、第1の実施形態と同様であるので、これ以上の詳細な説明を省略する。これにより、固体撮像装置は、図3(a)に示す構造を有するようになる。
【0041】
上記絶縁膜8の堆積が完了すると、図3(b)に示すように、レジスト9aを絶縁膜8上の所定の領域に形成する。その後、図3(c)に示すように、当該レジスト9aをマスクとして、ドライエッチング処理により絶縁膜8を除去する。この後、アッシング処理等によりレジスト9aを除去する。
【0042】
レジスト9aの除去が完了すると、図4(d)に示すように、絶縁膜8をマスクとして、当該絶縁膜8が堆積されていない領域の配線層7を、ドライエッチング処理により除去する。これにより、配線層7および当該配線層7の上部を保護する絶縁膜8のパターニングが完了する。
【0043】
この後に行われる図4(e)、図5(f)および(g)の工程は、第1の実施形態の図2(d)〜(f)の工程と同様であるので説明を省略する。
【0044】
以上のように、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法によれば、配線層7と絶縁膜8とが別々に除去されている。そのため、それぞれの膜に最適な条件でエッチング処理を行うことが可能となるので、精度のよく各膜をパターニングすることが可能となる。その結果、精度のよい配線を形成することが容易となる。
【0045】
また、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法によれば、第1の実施形態と同様に、当該固体撮像装置において発生する暗電流を抑制できる。また、第1の実施形態と同様に、配線層7がドライエッチング処理によりダメージを受けることがなくなる。さらに、第1の実施形態と同様に、配線層7を保護するために新たにレジストを形成する必要がなく、固体撮像装置の製造工程数を減らすことができる。さらに、第1の実施形態と同様に、PD12により効率的に光を集めることが可能となり、固体撮像装置の感度を向上させることができる。
【0046】
なお、第1の実施形態および第2の実施形態では、絶縁膜10に対して熱処理を施した後、マスクを施すことなくエッチバック法により絶縁膜10を除去していたが(図2(e)および図5(f))、当該絶縁膜10を残したい部分にマスクを施してもよい。具体的には、図6を用いて説明する。
【0047】
まず、第1の実施形態または第2の実施形態において、絶縁膜10に熱処理を施した後(図2(d)および図4(e))、図6(a)に示すように、配線層7と当該配線層7に隣り合う配線層との間にレジスト9bを形成する。この後、図6(b)に示すように、レジスト9bをマスクとしてエッチング処理を行って、絶縁膜6上に堆積した絶縁膜10を除去する。このとき、レジスト9bの下に存在する絶縁膜10は、除去されることなく絶縁膜6上に残留する。この後、アッシング処理等により当該レジスト9bを除去する。
【0048】
レジスト9bの除去が完了すると、上記実施形態と同様に、図6(c)に示すように、絶縁膜6上にマイクロレンズ11を形成する。この際、除去されずに残留した絶縁膜10上には、マイクロレンズ11と同材質の絶縁膜が、配線層と配線層との間を埋めるように形成される。このように、配線層間を絶縁膜により埋めることにより、当該配線層間の段差をなくすことが可能となる。その結果、後続工程において、例えば、当該配線層上にレジストを塗布したり、パターニングすること等が容易となる。但し、図6に示す方法で固体撮像装置を製造した場合、レジスト9bを形成する工程が必要となる分、製造工程数が増加する。
【0049】
ここで、上記第1および第2の実施形態では、配線層7の上部に保護膜である絶縁膜8が形成されていたが、当該絶縁膜8が形成されるのは、配線層7の上部のみに限らない。そこで、以下に示す第3の実施形態において、配線層7の上部以外にも絶縁膜8が形成される固体撮像装置製造方法について説明する。
【0050】
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置製造方法について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る固体撮像装置製造方法は、第1の実施形態では、配線層7の上部のみに保護膜である絶縁膜8が形成されていたのに対して、配線層7の上部のみならず、受光部領域および周辺配線領域全体に絶縁膜が形成される点において相違点を有する。なお、これ以外の点については、第1の実施形態と同様である。ここで、図7〜9は、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法の各工程における固体撮像装置の断面構造を示した図である。なお、図7〜9の右半分は、受光素子等が形成される受光部領域を示し、図7〜9の左半分は、固体撮像装置の配線等が形成される周辺配線領域を示している。
【0051】
まず、シリコン基板1にPD12を形成する。PD12の形成が完了すると、CCD回路の形成を行う。なお、本工程は、第1の実施形態と同様であるので、これ以上の詳細な説明を省略する。
【0052】
CCD回路の形成が完了すると、層間絶縁膜4および遮光膜5の上に、絶縁膜6を堆積する。なお、本工程は、第1の実施形態と同様であるので、これ以上の詳細な説明を省略する。
【0053】
次に、所定の膜厚を有する配線層7を、例えばCVD法により絶縁膜6上に堆積する。なお、本工程は、第1の実施形態と同様であるので、これ以上の詳細な説明を省略する。これにより、固体撮像装置は、図7(a)に示す構造を有するようになる。
【0054】
上記配線膜7の堆積が完了すると、図7(b)に示すように、レジスト9aを配線膜7上の所定領域に形成する。その後、図7(c)に示すように、当該レジスト9aをマスクとして、ドライエッチング処理によりマスクされていない部分の配線層7を除去する。この後、レジスト9aをアッシング処理等によって除去する。
【0055】
レジスト9aの除去が完了すると、図8(d)に示すように、配線層7および絶縁膜6の全面にわたって絶縁膜18を堆積する。絶縁膜18の堆積が完了すると、図8(e)に示すように、当該絶縁膜18の上にプラズマシリコン窒化膜の絶縁膜10をプラズマCVD法により堆積する。ここで、第1の実施形態では、配線層7の上部以外の絶縁膜8を除去した後、絶縁膜10を堆積していた。これに対して、本実施形態では、絶縁膜18を全く除去することなく絶縁膜10を堆積している。そのため、本実施形態では、受光部領域上にも絶縁膜10が残留する。従って、第1の実施形態における絶縁膜8の材質は、配線層7を保護できるものであればプラズマ窒化シリコンのような光透過性が低いものであってもよかったのに対して、本実施形態に係る絶縁膜18の材質は、受光部領域において光の透過を阻害するものであってはならない。このような絶縁膜18の材質としては、少なくとも絶縁膜7の材質であるプラズマ窒化シリコンよりも高い光の透過性を有していればよく、例えば、酸化シリコンが挙げられる。
【0056】
上記絶縁膜18の堆積が完了すると、当該絶縁膜10に対して熱処理を施して、当該固体撮像装置内に発生した界面準位を減少させる。なお、当該熱処理については、第1の実施形態においてすでに説明したので、これ以上の詳細な説明を省略する。
【0057】
上記熱処理が完了すると、固体撮像装置の全面に対してエッチバック法を行って、絶縁膜10を除去する。具体的には、絶縁膜10にマスクを施すことなく、受光部領域の絶縁膜10が完全に除去されるまで、異方性ドライエッチング処理を施す。これにより、図9(f)に示すように、絶縁膜18が露出するとともに、配線層7の両サイドにはサイドウォール状に絶縁膜10が残る。すなわち、第1の実施形態と同様に、配線層7の上部が絶縁膜18により保護され、配線層7の両側面がサイドウォール状に残った絶縁膜10および絶縁膜18により保護される。これにより、第1の実施形態と同様に、当該配線層7がドライエッチング処理に直接さらされることがなくなる。
【0058】
最後に、図9(g)に示すように、受光部領域に形成されたPD12の鉛直上方であって、かつ絶縁膜6上に、マイクロレンズ11を形成する。なお、当該工程は、第1の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0059】
以上のように、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法によれば、周辺配線領域および受光部領域の両方に対して同じ膜厚を有する絶縁膜18が堆積されるので、周辺配線領域と受光部領域との間に段差が発生することを抑制できる。具体的には、従来では、絶縁膜10のエッチング除去時には周辺配線領域のみに対してマスクが形成されていたので、周辺配線領域の絶縁膜10は除去されずに残留し、受光部領域上の絶縁膜10は除去されていた。そのため、受光部領域と周辺配線領域の配線部分との間には、配線の高さと絶縁膜10の膜厚との合計分の段差が生じていた。このような段差は、例えば、配線領域上にレジストを塗布したり、パターニングする際の妨げとなる。
【0060】
これに対して、本実施形態では、周辺配線領域および受光部領域の両方に対して絶縁膜18が形成されるので、当該周辺配線領域と受光部領域の配線との間には、配線分の段差しか発生しない。その結果、例えば、当該配線層上にレジストを塗布したり、パターニングすること等が容易となる。
【0061】
また、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法によれば、当該固体撮像装置において暗電流が発生することを抑制できる。また、第1の実施形態と同様に、配線層7がドライエッチング処理によりダメージを受けることがなくなる。
【0062】
また、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法により作成した固体撮像装置では、マイクロレンズ11と絶縁膜6との間に存在する絶縁膜18には、プラズマシリコン窒化膜よりも光透過性の高い材質が用いられるので、PD12への光量の減少は問題とならない。その結果、従来の固体撮像装置製造方法で製造された固体撮像装置と比較して、PD12に効率的に光を集めることが可能となり、固体撮像装置の感度を向上させることができる。
【0063】
さらに、配線層7を保護するための絶縁膜18には、レジスト膜を用いたエッチング除去がなされない。そのため、従来で問題となっていた絶縁膜10のエッチング除去におけるレジスト膜の形成処理が不要となる。その結果、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法によれば、第1の実施形態と同様に、固体撮像装置の製造工程数を減らすことが可能となる。
【0064】
なお、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法においても、第2の実施形態のなお書きにおいて図6を用いて説明したように、配線層7の間に絶縁膜10の一部を残すようにしてもよい。
【0065】
なお、本実施形態に係る固体撮像装置製造方法によれば、絶縁膜10を異方性ドライエッチング処理より除去しているが、等方性ウエットエッチング処理により当該絶縁膜10を除去してもよい。以下に、図面を参照しながら、等方性ウエットエッチング処理により絶縁膜10を除去した固体撮像装置製造方法について説明する。なお、当該固体撮像装置製造方法は、絶縁膜10をドライエッチング処理で除去する代わりにウエットエッチング処理で除去していること以外については、上記第3の実施形態と同様である。ここで、図10は、当該固体撮像装置製造方法の各工程における半導体装置の工程断面図を示した図である。なお、図10の右半分は、受光素子等が形成される受光部領域を示し、図10の左半分は、固体撮像装置の配線等が形成される周辺配線領域を示している。
【0066】
まず、図7(a)〜(c)および図8(d)ならびに(e)で行われる処理は、上記第3の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
【0067】
ここで、図8(e)において、熱処理が完了すると、絶縁膜10に対して、等方性ウエットエッチング処理を施す。これにより、図10(a)に示すように、絶縁膜10が完全に除去され、絶縁膜18が露出する。このように、絶縁膜18は、固体撮像装置全体を覆っているので、その上層に堆積された絶縁膜10が等方性ウエットエッチング処理により完全に除去されても、配線層7の上面および両側面を保護することができる。その結果、配線層7がエッチング処理にさらされることがない。
【0068】
等方性ウエットエッチング処理が完了すると、図10(b)に示すように、マイクロレンズ11を形成する。なお、当該処理は、第1の実施形態と同様であるので、これ以上の詳細な説明を省略する。
【0069】
なお、第1〜第3の実施形態では、絶縁膜10は、プラズマシリコン窒化膜であるとしているが、当該絶縁膜10は、プラズマシリコン窒化膜に限らない。当該絶縁膜10は、N−H結合を含む絶縁膜であればよく、例えば、プラズマCVD法により作成されるシリコン酸窒化膜あるいはシリコン酸化膜等であってもよい。ただし、暗電流の発生の抑制に最も効果があるのは、プラズマシリコン窒化膜である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置製造方法の工程断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置製造方法の工程断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置製造方法の工程断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置製造方法の工程断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置製造方法の工程断面図である。
【図6】本発明の固体撮像装置製造方法のその他のバリエーションを示した工程断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置製造方法の工程断面図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置製造方法の工程断面図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置製造方法の工程断面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置製造方法のその他のバリエーションを示した工程断面図である。
【図11】従来の固体撮像装置の断面構造を示した図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板
2 ゲート絶縁膜
3 転送電極
4 層間絶縁膜
5 遮光膜
6 絶縁膜
7 配線膜
8 絶縁膜
9 レジスト膜
10 シリコン窒化膜
11 マイクロレンズ
12 フォトダイオード
18 絶縁膜

Claims (11)

  1. 半導体基板上に受光部を形成する工程と、
    前記受光部および前記半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に、配線用の金属膜を形成する工程と、
    前記金属膜上に、保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜の所定領域にレジスト膜を形成する工程と、
    前記レジスト膜を用いて前記保護膜および前記金属膜のそれぞれの一部を除去して、上部が保護膜に覆われた配線を形成する工程と、
    水素を含有する第2の絶縁膜を、前記配線および前記第1の絶縁膜の上に形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜に対して加熱処理を施す工程と、
    前記第2の絶縁膜の全面に対して異方性エッチング処理を行って、当該第2の絶縁膜を除去する工程とを備える、固体撮像装置製造方法。
  2. 前記配線を形成する工程は、
    前記レジスト膜をマスクとして、前記金属膜および前記保護膜をエッチング除去する工程と、
    前記レジスト膜を除去する工程とを含む、請求項1に記載の固体撮像装置製造方法。
  3. 前記配線を形成する工程は、
    前記レジスト膜をマスクとして、前記保護膜をエッチング除去する工程と、
    前記レジスト膜を除去する工程と、
    前記保護膜をマスクとして、前記金属膜をエッチング除去する工程とを含む、請求項1に記載の固体撮像装置製造方法。
  4. 前記第2の絶縁膜をエッチング除去した後に、前記第1の絶縁膜上に、前記受光部に光を集めるためのレンズを形成する工程をさらに備える、請求項1に記載の固体撮像装置製造方法。
  5. 前記加熱処理を施した後、前記配線の間にレジスト膜を形成する工程をさらに備え、
    前記第2の絶縁膜を除去する工程では、前記配線の間に設けられたレジスト膜をマスクとして異方性エッチング処理を行い、
    前記配線の間に絶縁膜を堆積する工程をさらに備える、請求項1に記載の固体撮像装置製造方法。
  6. 前記第2の絶縁膜は、プラズマCVD法により形成されたシリコン窒化膜であることを特徴とする、請求項1に記載の固体撮像装置製造方法。
  7. 半導体基板上に受光部を形成する工程と、
    前記受光部および前記半導体基板上に第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜上に、配線を形成する工程と、
    前記配線および前記第1の絶縁膜に保護膜を形成する工程と、
    水素を含有する第2の絶縁膜を、前記保護膜上に形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜に対して加熱処理を施す工程と、
    エッチング処理を行って、前記第2の絶縁膜を除去する工程とを備え、
    前記保護膜は、前記第2の絶縁膜よりも高い光の透過性を有する、固体撮像装置製造方法。
  8. 前記エッチング処理は、異方性エッチング処理であることを特徴とする、請求項7に記載の固体撮像装置製造方法。
  9. 前記エッチング処理は、等方性エッチング処理であることを特徴とする、請求項7に記載の固体撮像装置製造方法。
  10. 半導体基板上に受光部が形成された固体撮像装置であって、
    前記半導体基板および前記受光部上に形成された第1の絶縁膜と、
    前記第1の絶縁膜上に形成された配線と、
    前記配線の少なくとも上部を保護する保護膜と、
    前記配線の両側面を保護し、水素を含む絶縁性材料により形成されるサイドウォールとを備える、固体撮像装置。
  11. 前記保護部材は、前記配線および前記第1の絶縁膜上に形成され、当該第1の絶縁膜よりも高い光の透過性を有することを特徴とする、請求項10に記載の固体撮像装置。
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