JP2004355775A - ハードディスクユニット及びその落下基準時間の設定又は確認方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ハードディスクを備える機器の組み立てが完成した後も、自由落下と判定する落下基準時間の設定変更を可能とするハードディスクユニットを提供する。
【解決手段】ATアタッチメントインタフェース制御部11と、ユーザ設定レジスタ15と、コマンドテーブル13を有したハードディスクユニット1において、コマンドテーブル13に落下時間設定コマンドと落下時間確認コマンドを新たに定義することで、ユーザ設定レジスタ15に設定された落下基準時間の変更や落下基準時間の確認を外部装置から行えるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】ATアタッチメントインタフェース制御部11と、ユーザ設定レジスタ15と、コマンドテーブル13を有したハードディスクユニット1において、コマンドテーブル13に落下時間設定コマンドと落下時間確認コマンドを新たに定義することで、ユーザ設定レジスタ15に設定された落下基準時間の変更や落下基準時間の確認を外部装置から行えるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクユニットに関し、特に落下判定の基準となる落下基準時間の設定と確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハードディスクユニットは、携帯情報端末等の機器に備えられることも多くなり、耐衝撃性の向上が求められている。近年のハードディスクユニットにあっては、高密度化に伴い、隣接トラックと間隔が数ミクロン以下になっていることから、落下に弱い構造となっている。従って、ハードディスクユニットが動作中に落下を検出した際には、リード/ライトヘッドを退避させることが有効な手段となっている。
【0003】
従来、この落下を検出する方法として、落下判定機構を目的の情報機器に取り付け、予め設定された基準時間以上の自由落下を検出した際には、落下とみなして、ハードディスクユニット内のリード/ライトヘッドを退避させることが行われてきた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−208239号公報(第12頁、図6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ハードディスクユニットでは耐衝撃性の向上が求められている。しかしながら、特許文献1に記載される従来の方式によれば、上記落下検出の基準時間は予め設定しておかなければならず、機器の完成後に変更はできなかった。従って、基となる設定時間によっては実際の用途とは異なり、例えば、設定時間が長すぎると落下とみなして欲しいときにリード/ライトヘッドが退避しなかったり、逆に、設定時間が短すぎると不要なときにリード/ライトヘッドが退避してしまうという問題があった。
【0006】
そこで、本発明では、上記問題点を解決するためになされたもので、前記ハードディスクユニットを備える情報機器の組み立てが完成したあとも、自由落下とみなす基準時間の設定変更を可能とするハードディスクユニット及びその落下判定基準時間の設定又は確認方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のハードディスクユニットは、外部装置との間でデータおよびコマンドの送受信を行うインタフェース制御部と、落下判定のための初期落下基準時間又は更新された落下基準時間を保持する保持手段と、前記インタフェース制御部を介して前記外部装置から落下時間設定コマンドと設定データが送信された際に、前記保持手段に保持される前記初期落下基準時間又は前記落下基準時間を更新する制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明のハードディスクユニットは、外部装置との間でデータおよびコマンドの送受信を行うインタフェース制御部と、落下判定のための初期落下基準時間又は更新された落下基準時間を保持する保持手段と、前記インタフェース制御部を介して前記外部装置から落下時間確認コマンドとが送信された際に、前記保持手段に保持される前記初期落下基準時間又は前記落下基準時間を読み出して前記インタフェース部から出力する制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態に係る、ハードディスクユニット及びこれに用いる落下基準時間の設定方法を説明する。
初めに、図1乃至図2を用いて、本発明の実施の形態に係るハードディスクユニットを説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るハードディスクユニットの構成を示すブロック図である。図1において、ハードディスクユニット1は、ATアタッチメントインタフェース制御部(以下、「AT I/F制御部」と称する)11と、コマンドテーブル13と、ユーザ設定値レジスタ15と、Micro Processing Unit(以下、「MPU」と称する)16と、メモリ17と、ヘッド制御部21と、ハードディスク22と、無重力センサ92とから構成されている。
【0010】
ここで、ATA I/F制御部11と、ユーザ設定値レジスタ15と、MPU16と、メモリ17と、ヘッド制御部21は、それぞれバス200によって相互に接続されている。また、コマンドテーブル13は、ATA I/F制御部11に接続しており、無重力センサ92は、MPU16に接続している。更に、ハードディスク22はリード/ライトヘッド22aを有している。
【0011】
以下、各部の詳細な構成を説明する。
ATA I/F制御部11は、ハードディスクユニット1のATA I/Fケーブル100を介して接続された、図示せぬ上位装置との間でコマンドおよびデータの送受信を行う制御部である。
【0012】
即ち、ATA I/F制御部11は、ATA I/Fケーブル100を介して入力される上位装置からのコマンドデータをATA I/F制御部11の中のタスクレジスタ12に保持し、このタスクレジスタ12に設定されたコマンドに対応するATAコマンドをコマンドテーブル13から読出して、バス200を介してMPU16に送出する。また、MPU16から上位装置にコマンド命令を送出する場合、このATA I/F制御部11を介して上位装置に送出する。
【0013】
ここで、タスクレジスタ12は図2に示すような構成となっている。即ち、このタスクレジスタ12には7種類のレジスタが設けられおり、具体的には、各々8ビットの「COMMAND(1F7h)」、「CYLINDER HIGH(1F5h)」、「CYLINDER LOW(1F4h)」、「DRV_HD(1F6h)」、「SEC_NUM(1F3h)」、「SEC_CNT(1F2h)」、「FEATURES(1F1h)」が設けられている。
【0014】
コマンドテーブル13は、ATA I/F制御部11がタスクレジスタ12に設定された内容に対応するATAコマンドを読出せるように、予め定義されたATAコマンドが記憶されている。
【0015】
ここで、ATAコマンドは00h〜FFhまで512種類のコマンドを設定することが出来るが、この中には現在使用されていない(Reserveとなっている)コマンドコードが存在する。本発明の実施の形態では、この未使用コマンドコードを使用して、新たなコマンドを定義する。具体的には、後述する落下基準時間Tを設定するための「落下時間設定コマンド」と、落下基準時間Tを確認するための「落下時間確認コマンド」を定義して、コマンドテーブル13に記憶している。
【0016】
ユーザ設定レジスタ15は、初期落下基準時間T0が初期設定時に記憶されており、この初期落下基準時間T0は、製品出荷時においてハードディスクユニットの落下検出をMPU16が判定する時に用いられる。そして、この初期落下基準時間T0がユーザによって更新できるように構成されている。
【0017】
ここで、ユーザ設定レジスタ15には、タスクレジスタ12のコマンドレジスタ「COMMAND(1F7h)」を除いた6種類のレジスタ「CYLINDER HIGH(1F5h)」、「CYLINDER LOW(1F4h)」、「DRV_HD(1F6h)」、「SEC_NUM(1F3h)」、「SEC_CNT(1F2h)」、「FEATURES(1F1h)」のデータが入力されることとなる。
【0018】
但し、本発明の実施の形態において、MPU16がハードディスクユニットの落下基準時間Tの設定処理、および確認処理に使用するレジスタは、「CYLINDER HIGH(1F5h)」、「CYLINDER LOW(1F4h)」、のみである。
【0019】
MPU16は、ATA I/F制御部11から渡されたATAコマンドに基づいて、メモリ17に格納されたプログラムを実行することで、ヘッド制御部21へ命令を出す。即ち、ヘッド制御部21に命令し、リード/ライトヘッド22aを動作させて、ハードディスク22からデータを読み出したり、ハードディスク22にデータを書き込んだりする動作等の処理を実行する。
【0020】
メモリ17は、MPU16が実行するプログラムを格納しており、このプログラムの1つに、落下対策制御プログラムBが設けられている。
ここで、落下対策制御プログラムBにおいては、「落下基準時間T」(μsec)が算出されるが、これは以下の式(1)を用いて導かれる。
落下基準時間T(μsec)=CH×10CL・・・(1)
ここで、CH及びCLは、ユーザ設定レジスタ15に格納される「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」のレジスタ値を示す。
【0021】
従って、例えば、落下基準時間Tを200msecに設定したい場合、CHには「2」を設定し、CLには「5」を設定すればよいこととなる。
ヘッド制御部21は、MPU16からの命令により、リード/ライトヘッド22aを動作させ、ハードディスク22からデータを読み出したり、ハードディスク22にデータを書き込んだりする動作等を実行する。
【0022】
無重力センサ92は、ハードディスクユニット1の落下を感知するセンサであり、落下感知の開始から終了までの間、落下検知信号をMPU16に出力し続ける。MPU16は常に、この無重力センサ92からの落下検知信号を監視しており、MPU16は、落下検知信号が継続していた時間Tnが、ユーザ設定レジスタ15に設定されている落下基準時間Tより長ければ「落下」と判定する。
【0023】
尚、本実施の形態では、無重力センサ92はハードディスクユニット1内に設けられているが、これに限定されることなく、本ハードディスクユニット1を内蔵したパソコンなどの電子装置に設けても良い。
【0024】
次に、図1乃至図4を用いて、本発明の実施の形態に係る落下時間の設定方法について説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る落下基準時間の設定処理及び確認処理の動作を示すフローチャートである。
図3において、まず、ATA I/Fケーブル100を介して上位装置からハードディスクユニット1へ入力されるコマンドを受信する(ステップA0)。
次に、ATA I/F制御部11は、入力されたコマンドをタスクレジスタ12のコマンドレジスタ「COMMAND(1F7h)」に保持し、更に、保持したコマンドコードを解読してコマンドの種類をチェックする(ステップA1)。そして、そのコマンドが「落下時間確認コマンド」あるいは「落下時間設定コマンド」であるかを確認する(ステップA2、A3)。
【0025】
そして、「落下時間確認コマンド」でもなく(ステップA2のNO)、「落下時間設定コマンド」でもない場合には(ステップA3のNO)、指定されたコマンド(例えば、ハードディスク22への読み書き用のコマンド等)対応するATAコマンドをコマンドテーブル13から読み出してMPU16に送出し、MPU16がそのコマンドを実行する(ステップA4)。
【0026】
一方、入力されたコマンドが「落下時間設定コマンド」であれば(ステップA3のYES)、ATA I/F制御部11はタスクレジスタ12のレジスタ「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」に保持されているデータを読み込む(ステップA5)。ただし、本発明に関係しない他のレジスタ「CRV_HD(1F6h)」〜「FEATURES(1F1h)」のデータも同時に読み込まれる。
【0027】
そして、ATA I/F制御部11は読み込んだ「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」データを、「落下時間設定コマンド」に対応するATAコマンドをコマンドテーブル13から読み込んだATA「落下時間設定コマンド」と共にMPU16に送信する。それにより、MPU16は、ユーザ設定レジスタ15に格納されている初期落下基準時間T0を、「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」に基づき、(1)式に示した計算で求めた落下基準時間Tに更新する(ステップA6)。なお、上記の説明では、ユーザ設定レジスタ15に落下基準時間Tを格納するとしたが、「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」の値をそのまま格納して、落下検出時に落下基準時間Tを計算するようにしても良い。
【0028】
この後、ATA I/F制御部11はATA I/Fケーブル100を介して図示せぬ上位装置に対しコマンドが正常に終了したことを示す信号を送出する(ステップA7)。
【0029】
次に、ユーザ設定レジスタ15に設定された落下基準時間Tを確認する動作について説明する。この動作は、前記落下基準時間設定の設定動作とステップA2までは同じであるため、ステップA2から説明する。
【0030】
ステップA2において、入力されたコマンドが「落下時間確認コマンド」であった場合(ステップA2のYES)、ATA I/F制御部11は「落下時間確認コマンド」に対応するATAコマンドをコマンドテーブル13から読み込み、そのATA「落下時間確認コマンド」をMPU16に送出する。
【0031】
このATA「落下時間確認コマンド」を受信すると、MPU16は、ユーザ設定値レジスタ15に格納されている「落下基準時間T」を読み込んで、(1)式の逆計算で求めた値をATA I/F制御部11に送出する(ステップA8)。なお、ユーザ設定値レジスタ15に「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」の値がそのまま格納されている場合は、その値がATA I/F制御部11に送出される。
【0032】
そして、ATA I/F制御部11は、MPU16からの値をタスクレジスタ12の「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」に設定し、その値を上位装置に応答を返す(ステップA9)。
【0033】
上位装置は、例えば、図示せぬ表示装置を介して、「CYLINDER HIGH(1F5h)」、「CYLINDER LOW(1F4h)」に設定された値を表示する。これによって、ユーザはハードディスクユニット1に設定された落下基準時間Tを確認することができる。
【0034】
このように、コマンドテーブル13に落下基準時間Tを設定するためのATA「落下時間設定コマンド」や落下基準時間Tを確認するためのATA「落下時間確認コマンド」を予め定義して格納しておくことによって、ユーザが外部から落下基準時間Tをユーザ設定レジスタ15に設定することが出来る。また、このユーザ設定レジスタ15に設定された落下基準時間Tを確認することが出来る。
【0035】
次に、上記実施の形態によって設定された落下基準時間Tを利用して、ハードディスクユニットの落下が起きたときにハードディスクのヘッドを退避させる方法について説明する。この場合の落下とは、高いところから落下することに限定されず、机やテーブルの上にハードディスクユニット1を組み込んだ電子装置を置いた時などの、比較的低い落下も含むものである。
図4は、落下対策制御プログラムBの動作を示すフローチャートである。
まず、MPU16は無重力センサ92からの落下検知信号を常時監視する(ステップB1)。そして、落下検知信号がなければ(ステップB2のNO)、MPU16は、ハードディスクユニット1が落下状態にないと判定し、ステップB1に戻り引き続き無重力センサ92の出力を監視続ける。
一方、落下検知信号を受信した場合には(ステップB2のYES)、この落下検知信号の通知時間Tnが落下基準時間Tより小さい場合は(ステップB3のNO)、MPU16は、ハードディスクユニット1が落下状態にないと判定し、ステップB1に戻り引き続き無重力センサ92の出力を監視続ける。
しかし、落下検知信号の通知時間Tnが落下基準時間Tの時間を超えていれば(ステップB3のYES)、MPU16は、ハードディスクユニット1が落下状態にあると判定し、ヘッド制御部21に対してアンロード信号を出力する。
この場合、MPU16は、他のどのコマンドよりも最優先で上記アンロードコマンドを実行し、ハードディスク22内のリード/ライトヘッド22aを、例えばランプロード機能により所定に位置に退避させる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、ハードディスクユニットの落下を検出する基準時間である落落下基準時間を外部から任意の時間に設定することが出来、またその設定した落下基準時間を確認することが出来る。従って、ハードディスクユニットを実装する電子機器の特徴に合わせて落下基準時間を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のハードディスクユニットの構成を示すブロック図。
【図2】図1のタスクレジスタ12の内部構成を示す図。
【図3】本発明の実施の形態における、落下基準時間設定処理及び確認処理の動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態における、落下対策制御プログラムBの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ハードディスクユニット
11 ATA I/F制御部
12 タスクレジスタ
13 コマンドテーブル
15 ユーザ設定値レジスタ
16 MPU
17 メモリ
21 ヘッド制御部
22 ハードディスク
22a リード/ライトヘッド
92 無重力センサ
100 ATA I/Fケーブル
200 バス
B 落下対策制御プログラム
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクユニットに関し、特に落下判定の基準となる落下基準時間の設定と確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハードディスクユニットは、携帯情報端末等の機器に備えられることも多くなり、耐衝撃性の向上が求められている。近年のハードディスクユニットにあっては、高密度化に伴い、隣接トラックと間隔が数ミクロン以下になっていることから、落下に弱い構造となっている。従って、ハードディスクユニットが動作中に落下を検出した際には、リード/ライトヘッドを退避させることが有効な手段となっている。
【0003】
従来、この落下を検出する方法として、落下判定機構を目的の情報機器に取り付け、予め設定された基準時間以上の自由落下を検出した際には、落下とみなして、ハードディスクユニット内のリード/ライトヘッドを退避させることが行われてきた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−208239号公報(第12頁、図6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ハードディスクユニットでは耐衝撃性の向上が求められている。しかしながら、特許文献1に記載される従来の方式によれば、上記落下検出の基準時間は予め設定しておかなければならず、機器の完成後に変更はできなかった。従って、基となる設定時間によっては実際の用途とは異なり、例えば、設定時間が長すぎると落下とみなして欲しいときにリード/ライトヘッドが退避しなかったり、逆に、設定時間が短すぎると不要なときにリード/ライトヘッドが退避してしまうという問題があった。
【0006】
そこで、本発明では、上記問題点を解決するためになされたもので、前記ハードディスクユニットを備える情報機器の組み立てが完成したあとも、自由落下とみなす基準時間の設定変更を可能とするハードディスクユニット及びその落下判定基準時間の設定又は確認方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のハードディスクユニットは、外部装置との間でデータおよびコマンドの送受信を行うインタフェース制御部と、落下判定のための初期落下基準時間又は更新された落下基準時間を保持する保持手段と、前記インタフェース制御部を介して前記外部装置から落下時間設定コマンドと設定データが送信された際に、前記保持手段に保持される前記初期落下基準時間又は前記落下基準時間を更新する制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明のハードディスクユニットは、外部装置との間でデータおよびコマンドの送受信を行うインタフェース制御部と、落下判定のための初期落下基準時間又は更新された落下基準時間を保持する保持手段と、前記インタフェース制御部を介して前記外部装置から落下時間確認コマンドとが送信された際に、前記保持手段に保持される前記初期落下基準時間又は前記落下基準時間を読み出して前記インタフェース部から出力する制御手段とを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態に係る、ハードディスクユニット及びこれに用いる落下基準時間の設定方法を説明する。
初めに、図1乃至図2を用いて、本発明の実施の形態に係るハードディスクユニットを説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るハードディスクユニットの構成を示すブロック図である。図1において、ハードディスクユニット1は、ATアタッチメントインタフェース制御部(以下、「AT I/F制御部」と称する)11と、コマンドテーブル13と、ユーザ設定値レジスタ15と、Micro Processing Unit(以下、「MPU」と称する)16と、メモリ17と、ヘッド制御部21と、ハードディスク22と、無重力センサ92とから構成されている。
【0010】
ここで、ATA I/F制御部11と、ユーザ設定値レジスタ15と、MPU16と、メモリ17と、ヘッド制御部21は、それぞれバス200によって相互に接続されている。また、コマンドテーブル13は、ATA I/F制御部11に接続しており、無重力センサ92は、MPU16に接続している。更に、ハードディスク22はリード/ライトヘッド22aを有している。
【0011】
以下、各部の詳細な構成を説明する。
ATA I/F制御部11は、ハードディスクユニット1のATA I/Fケーブル100を介して接続された、図示せぬ上位装置との間でコマンドおよびデータの送受信を行う制御部である。
【0012】
即ち、ATA I/F制御部11は、ATA I/Fケーブル100を介して入力される上位装置からのコマンドデータをATA I/F制御部11の中のタスクレジスタ12に保持し、このタスクレジスタ12に設定されたコマンドに対応するATAコマンドをコマンドテーブル13から読出して、バス200を介してMPU16に送出する。また、MPU16から上位装置にコマンド命令を送出する場合、このATA I/F制御部11を介して上位装置に送出する。
【0013】
ここで、タスクレジスタ12は図2に示すような構成となっている。即ち、このタスクレジスタ12には7種類のレジスタが設けられおり、具体的には、各々8ビットの「COMMAND(1F7h)」、「CYLINDER HIGH(1F5h)」、「CYLINDER LOW(1F4h)」、「DRV_HD(1F6h)」、「SEC_NUM(1F3h)」、「SEC_CNT(1F2h)」、「FEATURES(1F1h)」が設けられている。
【0014】
コマンドテーブル13は、ATA I/F制御部11がタスクレジスタ12に設定された内容に対応するATAコマンドを読出せるように、予め定義されたATAコマンドが記憶されている。
【0015】
ここで、ATAコマンドは00h〜FFhまで512種類のコマンドを設定することが出来るが、この中には現在使用されていない(Reserveとなっている)コマンドコードが存在する。本発明の実施の形態では、この未使用コマンドコードを使用して、新たなコマンドを定義する。具体的には、後述する落下基準時間Tを設定するための「落下時間設定コマンド」と、落下基準時間Tを確認するための「落下時間確認コマンド」を定義して、コマンドテーブル13に記憶している。
【0016】
ユーザ設定レジスタ15は、初期落下基準時間T0が初期設定時に記憶されており、この初期落下基準時間T0は、製品出荷時においてハードディスクユニットの落下検出をMPU16が判定する時に用いられる。そして、この初期落下基準時間T0がユーザによって更新できるように構成されている。
【0017】
ここで、ユーザ設定レジスタ15には、タスクレジスタ12のコマンドレジスタ「COMMAND(1F7h)」を除いた6種類のレジスタ「CYLINDER HIGH(1F5h)」、「CYLINDER LOW(1F4h)」、「DRV_HD(1F6h)」、「SEC_NUM(1F3h)」、「SEC_CNT(1F2h)」、「FEATURES(1F1h)」のデータが入力されることとなる。
【0018】
但し、本発明の実施の形態において、MPU16がハードディスクユニットの落下基準時間Tの設定処理、および確認処理に使用するレジスタは、「CYLINDER HIGH(1F5h)」、「CYLINDER LOW(1F4h)」、のみである。
【0019】
MPU16は、ATA I/F制御部11から渡されたATAコマンドに基づいて、メモリ17に格納されたプログラムを実行することで、ヘッド制御部21へ命令を出す。即ち、ヘッド制御部21に命令し、リード/ライトヘッド22aを動作させて、ハードディスク22からデータを読み出したり、ハードディスク22にデータを書き込んだりする動作等の処理を実行する。
【0020】
メモリ17は、MPU16が実行するプログラムを格納しており、このプログラムの1つに、落下対策制御プログラムBが設けられている。
ここで、落下対策制御プログラムBにおいては、「落下基準時間T」(μsec)が算出されるが、これは以下の式(1)を用いて導かれる。
落下基準時間T(μsec)=CH×10CL・・・(1)
ここで、CH及びCLは、ユーザ設定レジスタ15に格納される「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」のレジスタ値を示す。
【0021】
従って、例えば、落下基準時間Tを200msecに設定したい場合、CHには「2」を設定し、CLには「5」を設定すればよいこととなる。
ヘッド制御部21は、MPU16からの命令により、リード/ライトヘッド22aを動作させ、ハードディスク22からデータを読み出したり、ハードディスク22にデータを書き込んだりする動作等を実行する。
【0022】
無重力センサ92は、ハードディスクユニット1の落下を感知するセンサであり、落下感知の開始から終了までの間、落下検知信号をMPU16に出力し続ける。MPU16は常に、この無重力センサ92からの落下検知信号を監視しており、MPU16は、落下検知信号が継続していた時間Tnが、ユーザ設定レジスタ15に設定されている落下基準時間Tより長ければ「落下」と判定する。
【0023】
尚、本実施の形態では、無重力センサ92はハードディスクユニット1内に設けられているが、これに限定されることなく、本ハードディスクユニット1を内蔵したパソコンなどの電子装置に設けても良い。
【0024】
次に、図1乃至図4を用いて、本発明の実施の形態に係る落下時間の設定方法について説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る落下基準時間の設定処理及び確認処理の動作を示すフローチャートである。
図3において、まず、ATA I/Fケーブル100を介して上位装置からハードディスクユニット1へ入力されるコマンドを受信する(ステップA0)。
次に、ATA I/F制御部11は、入力されたコマンドをタスクレジスタ12のコマンドレジスタ「COMMAND(1F7h)」に保持し、更に、保持したコマンドコードを解読してコマンドの種類をチェックする(ステップA1)。そして、そのコマンドが「落下時間確認コマンド」あるいは「落下時間設定コマンド」であるかを確認する(ステップA2、A3)。
【0025】
そして、「落下時間確認コマンド」でもなく(ステップA2のNO)、「落下時間設定コマンド」でもない場合には(ステップA3のNO)、指定されたコマンド(例えば、ハードディスク22への読み書き用のコマンド等)対応するATAコマンドをコマンドテーブル13から読み出してMPU16に送出し、MPU16がそのコマンドを実行する(ステップA4)。
【0026】
一方、入力されたコマンドが「落下時間設定コマンド」であれば(ステップA3のYES)、ATA I/F制御部11はタスクレジスタ12のレジスタ「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」に保持されているデータを読み込む(ステップA5)。ただし、本発明に関係しない他のレジスタ「CRV_HD(1F6h)」〜「FEATURES(1F1h)」のデータも同時に読み込まれる。
【0027】
そして、ATA I/F制御部11は読み込んだ「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」データを、「落下時間設定コマンド」に対応するATAコマンドをコマンドテーブル13から読み込んだATA「落下時間設定コマンド」と共にMPU16に送信する。それにより、MPU16は、ユーザ設定レジスタ15に格納されている初期落下基準時間T0を、「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」に基づき、(1)式に示した計算で求めた落下基準時間Tに更新する(ステップA6)。なお、上記の説明では、ユーザ設定レジスタ15に落下基準時間Tを格納するとしたが、「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」の値をそのまま格納して、落下検出時に落下基準時間Tを計算するようにしても良い。
【0028】
この後、ATA I/F制御部11はATA I/Fケーブル100を介して図示せぬ上位装置に対しコマンドが正常に終了したことを示す信号を送出する(ステップA7)。
【0029】
次に、ユーザ設定レジスタ15に設定された落下基準時間Tを確認する動作について説明する。この動作は、前記落下基準時間設定の設定動作とステップA2までは同じであるため、ステップA2から説明する。
【0030】
ステップA2において、入力されたコマンドが「落下時間確認コマンド」であった場合(ステップA2のYES)、ATA I/F制御部11は「落下時間確認コマンド」に対応するATAコマンドをコマンドテーブル13から読み込み、そのATA「落下時間確認コマンド」をMPU16に送出する。
【0031】
このATA「落下時間確認コマンド」を受信すると、MPU16は、ユーザ設定値レジスタ15に格納されている「落下基準時間T」を読み込んで、(1)式の逆計算で求めた値をATA I/F制御部11に送出する(ステップA8)。なお、ユーザ設定値レジスタ15に「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」の値がそのまま格納されている場合は、その値がATA I/F制御部11に送出される。
【0032】
そして、ATA I/F制御部11は、MPU16からの値をタスクレジスタ12の「CYLINDER HIGH(1F5h)」及び「CYLINDER LOW(1F4h)」に設定し、その値を上位装置に応答を返す(ステップA9)。
【0033】
上位装置は、例えば、図示せぬ表示装置を介して、「CYLINDER HIGH(1F5h)」、「CYLINDER LOW(1F4h)」に設定された値を表示する。これによって、ユーザはハードディスクユニット1に設定された落下基準時間Tを確認することができる。
【0034】
このように、コマンドテーブル13に落下基準時間Tを設定するためのATA「落下時間設定コマンド」や落下基準時間Tを確認するためのATA「落下時間確認コマンド」を予め定義して格納しておくことによって、ユーザが外部から落下基準時間Tをユーザ設定レジスタ15に設定することが出来る。また、このユーザ設定レジスタ15に設定された落下基準時間Tを確認することが出来る。
【0035】
次に、上記実施の形態によって設定された落下基準時間Tを利用して、ハードディスクユニットの落下が起きたときにハードディスクのヘッドを退避させる方法について説明する。この場合の落下とは、高いところから落下することに限定されず、机やテーブルの上にハードディスクユニット1を組み込んだ電子装置を置いた時などの、比較的低い落下も含むものである。
図4は、落下対策制御プログラムBの動作を示すフローチャートである。
まず、MPU16は無重力センサ92からの落下検知信号を常時監視する(ステップB1)。そして、落下検知信号がなければ(ステップB2のNO)、MPU16は、ハードディスクユニット1が落下状態にないと判定し、ステップB1に戻り引き続き無重力センサ92の出力を監視続ける。
一方、落下検知信号を受信した場合には(ステップB2のYES)、この落下検知信号の通知時間Tnが落下基準時間Tより小さい場合は(ステップB3のNO)、MPU16は、ハードディスクユニット1が落下状態にないと判定し、ステップB1に戻り引き続き無重力センサ92の出力を監視続ける。
しかし、落下検知信号の通知時間Tnが落下基準時間Tの時間を超えていれば(ステップB3のYES)、MPU16は、ハードディスクユニット1が落下状態にあると判定し、ヘッド制御部21に対してアンロード信号を出力する。
この場合、MPU16は、他のどのコマンドよりも最優先で上記アンロードコマンドを実行し、ハードディスク22内のリード/ライトヘッド22aを、例えばランプロード機能により所定に位置に退避させる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、ハードディスクユニットの落下を検出する基準時間である落落下基準時間を外部から任意の時間に設定することが出来、またその設定した落下基準時間を確認することが出来る。従って、ハードディスクユニットを実装する電子機器の特徴に合わせて落下基準時間を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のハードディスクユニットの構成を示すブロック図。
【図2】図1のタスクレジスタ12の内部構成を示す図。
【図3】本発明の実施の形態における、落下基準時間設定処理及び確認処理の動作を示すフローチャート。
【図4】本発明の実施の形態における、落下対策制御プログラムBの動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ハードディスクユニット
11 ATA I/F制御部
12 タスクレジスタ
13 コマンドテーブル
15 ユーザ設定値レジスタ
16 MPU
17 メモリ
21 ヘッド制御部
22 ハードディスク
22a リード/ライトヘッド
92 無重力センサ
100 ATA I/Fケーブル
200 バス
B 落下対策制御プログラム
Claims (8)
- 外部装置との間でデータおよびコマンドの送受信を行うインタフェース制御部と、
落下判定のための初期落下基準時間又は更新された落下基準時間を保持する保持手段と、
前記インタフェース制御部を介して前記外部装置から落下時間設定コマンドと設定データが送信された際に、前記保持手段に保持される前記初期落下基準時間又は前記落下基準時間を更新する制御手段と
を有することを特徴とするハードディスクユニット。 - 前記落下時間設定コマンドは、前記外部装置とインタフェース制御部との間で未使用のコマンドコードであることを特徴とする請求項1に記載のハードディスクユニット。
- 前記未使用のコマンドコードを落下時間設定コマンドと定義したコマンドデーブルを設け、
前記インタフェース制御部は、前記コマンドデーブルを参照して前記未使用のコマンドコードを前記落下時間設定コマンドに解読することを特徴とする請求項2に記載のハードディスクユニット。 - 外部装置との間でデータおよびコマンドの送受信を行うインタフェース制御部と、
落下判定のための初期落下基準時間又は更新された落下基準時間を保持する保持手段と、
前記インタフェース制御部を介して前記外部装置から落下時間確認コマンドとが送信された際に、前記保持手段に保持される前記初期落下基準時間又は前記落下基準時間を読み出して前記インタフェース部から出力する制御手段と
を有することを特徴とするハードディスクユニット。 - 前記落下時間確認コマンドは、前記外部装置とインタフェース制御部との間で未使用のコマンドコードであることを特徴とする請求項4に記載のハードディスクユニット。
- 前記未使用のコマンドコードを落下時間確認コマンドと定義したコマンドデーブルを設け、
前記インタフェース制御部は、前記コマンドデーブルを参照して前記未使用のコマンドコードを前記落下時間確認コマンドに解読することを特徴とする請求項5に記載のハードディスクユニット。 - 外部装置との間でデータおよびコマンドの送受信を行うインタフェース制御部と、落下判定のための落下基準時間を保持する保持手段とを有するハードディスクユニットの落下基準時間の設定方法であって、
前記インタフェース制御部を介して前記外部装置から特定のコマンドコードと設定データを受信した際に、コマンドテーブルを参照して前記特定のコマンドコードを落下時間設定コマンドに解読し、
前記落下時間設定コマンドと前記設定データに基づいて前記保持手段に保持された前記落下基準時間を更新する
ことを特徴とするハードディスクユニットの落下基準時間の設定方法。 - 外部装置との間でデータおよびコマンドの送受信を行うインタフェース制御部と、落下判定のための落下基準時間を保持する保持手段とを有するハードディスクユニットの落下基準時間の確認方法であって、
前記インタフェース制御部を介して前記外部装置から特定のコマンドコードを受信した際に、コマンドテーブルを参照して前記特定のコマンドコードを落下時間確認コマンドに解読し、
前記落下時間確認コマンドに基づいて前記保持手段に保持された前記落下基準時間を読み出して前記インタフェース制御部から出力する
ことを特徴とするハードディスクユニットの落下基準時間の確認方法。
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