JP2004355466A - コンテンツ配信システム、コンテンツ配信端末及びコンテンツ配信プログラム - Google Patents
コンテンツ配信システム、コンテンツ配信端末及びコンテンツ配信プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】関連サーバやネットワーク回線に過大な負荷をかけることなく、簡単な操作で多数の宛先に電子メール及びマルチメディアコンテンツを配信することの可能なコンテンツ配信システムを提供する。
【解決手段】発信者端末14のWebブラウザ40上に、カメラ42の出力信号から動画や音声等のコンテンツの作成やメッセージの作成を支援するための配信データ作成部を構成する。サーバ12は、端末14から受け取ったメッセージ及びコンテンツをデータ保存部30に保存するとともに、それを閲覧するためのURLを記載した電子メールを各宛先に配信する。この電子メールにはコンテンツは添付されないため、多数の宛先に配信してもサーバ12やネットワーク10に過大な負荷をかける恐れはない。
【選択図】 図1
【解決手段】発信者端末14のWebブラウザ40上に、カメラ42の出力信号から動画や音声等のコンテンツの作成やメッセージの作成を支援するための配信データ作成部を構成する。サーバ12は、端末14から受け取ったメッセージ及びコンテンツをデータ保存部30に保存するとともに、それを閲覧するためのURLを記載した電子メールを各宛先に配信する。この電子メールにはコンテンツは添付されないため、多数の宛先に配信してもサーバ12やネットワーク10に過大な負荷をかける恐れはない。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールを利用したコンテンツ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日では、広告、広報、教育、サポートサービスといった様々な活動に電子メールが利用されている。このような活動において、テキスト情報だけでなく動画や音声といったマルチメディア情報も活用すれば、より多様で高い効果が得られると考えられる。しかし、その場合、動画や音声といったマルチメディア情報はテキスト情報に比べて一般にデータサイズが大きいことを考慮する必要がある。例えば、電子メールにマルチメディアデータを添付して多数の宛先に配信しようとすると、ネットワーク回線の負荷の増大、メール配信サーバへの負荷の増大、受信先のメールサーバにおけるメールボックスの容量超過といった問題が発生してしまう。
【0003】
上記のような問題を考慮して構成されたシステムの一例として特許文献1に記載のマルチメディア電子メールシステムが知られている。このシステムでは、マルチメディアデータ(画像、音声、動画等)は電子メール本体に添付されるのではなく、所定のサーバ上(例えばWebサーバ)に保存される。そして、各宛先に配信される電子メールのヘッダ又は本文に、前記サーバ上における前記データの場所を示す情報(URL)が記載される。電子メールの受信者は、所定のアプリケーション(例えばWebブラウザ)を用いて、電子メールに記載のURLのページにアクセスすることによりマルチメディアデータを利用する。このように電子メールの本体とマルチメディアデータを分離して配信することにより、ネットワーク負荷が軽減される。更に、このシステムでは、一度受信したマルチメディアデータを受信者の端末上の所定の場所に保存しておき、同じマルチメディアデータを再度利用する場合はそのデータを前記場所から読み出すようにしている。これにより、マルチメディアデータの高速抽出が可能となるだけでなく、ネットワーク負荷やサーバ負荷が軽減される。
【0004】
また、別の例として非特許文献1に記載の動画メールシステムがある。このシステムは、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)に接続されたカメラを利用した録画機能を備える電子メールクライアント(以下、メーラという)を含む。このメーラは、記録ボタン、停止ボタン、再生ボタン、動画表示領域等を有する録画部を備えている。このシステムによる動画配信動作はおよそ次の通りである。まず、ユーザが記録ボタンを押すと、メーラの録画処理を開始する。録画処理では、パソコンに接続されたカメラの出力信号から所定形式の動画データが生成され、メモリ、ハードディスク等の記憶装置に保存される。その後、ユーザが停止ボタンを押すか、録画開始から所定時間が経過すると、録画処理が終了する。次に、ユーザは、宛先入力、件名入力、メール本文入力といった通常の電子メール作成作業を行う。以上のような作業の後、ユーザが送信ボタンを押すと、メーラが、前記動画データ及び電子メールのデータを所定のサーバに送信する。サーバでは、まず前記動画データが所定の動画ストリーミングサーバに保存される。次に、前記動画データの場所を示す情報(URL)が電子メールの本文に追加され、その電子メールが各宛先に配信される。電子メールの受信者は、Webブラウザで前記電子メールに記載のURLが示すWebページにアクセスすることにより、前記動画ストリーミングサーバから目的の動画データを取得する。こうして、Webブラウザ上で動画を閲覧(再生)できる。なお、受信者のメーラが前記動画の再生に対応したものである場合、メーラ上で動画を直接再生することもできる。
【特許文献1】
特開平11−326236号公報
【非特許文献1】
http://www.nifty.com/mail/douga/
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載のシステムでは、パソコンに接続されたカメラを用いて簡単に動画や音声を記録できるようにするための手段が設けられていない。また、非特許文献1に記載のシステムは主として個人間のコミュニケーションを支援するためのシステムであるため、広告、広報、教育、サポートサービスのように多数の宛先に電子メールを配信する場合には、同システムは好適とはいえない。
【0006】
本発明は以上のような課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、関連サーバやネットワーク回線に過大な負荷をかけることなく、簡単な操作で多数の宛先に電子メール及びマルチメディアコンテンツを配信することの可能なコンテンツ配信システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本発明に係る第一のコンテンツ配信システムは、
データ通信ネットワークに接続されたサーバ、発信者端末及び受信者端末を含み、
前記発信者端末は、画像信号及び音声信号を出力するカメラ、前記サーバと通信を行うためのWebブラウザ、及び、前記Webブラウザ上で動作する配信データ作成部を含み、
前記配信データ作成部は、前記カメラの出力信号から動画、音声及び静止画の少なくとも一つを含むコンテンツを生成するためのコンテンツ作成支援部、ユーザに配信用メッセージを作成させるためのメッセージ作成支援部、ユーザに前記配信用メッセージの宛先を指定させるための宛先指定部、及び、前記コンテンツ及びメッセージを含むデータを前記サーバに送信するデータ送信部
を備え、
前記サーバは、データ受付部、メール配信部及びコンテンツ配信部を含み、
前記データ受付部は、前記発信者端末のデータ送信部から受け取ったメッセージをコンテンツと関連付けてデータ保存部に保存し、
前記メール配信部は、ネットワーク上における前記メッセージの保存場所を示す場所特定情報を含む電子メールを各宛先に配信し、
前記受信者端末は、前記電子メールを受信するメール受信部、及び、前記メッセージ及びコンテンツを閲覧するためのメッセージ閲覧部を備え、
前記コンテンツ配信部は、受信者端末のメッセージ閲覧部から場所特定情報とともにメッセージ閲覧要求を受けたとき、前記場所特定情報により特定される場所に保存されたメッセージ及び該メッセージと関連づけられたコンテンツを前記メッセージ閲覧部で閲覧可能な形式に加工して前記受信者端末に配信すること
を特徴としている。
【0008】
また、本発明に係る第二のコンテンツ配信システムは、
データ通信ネットワークを通じて他の端末から送信されてくる要求に応じた処理を行うサーバを含み、
前記サーバは、プログラム配信部、データ受付部、メール配信部及びコンテンツ配信部を含み、
前記プログラム配信部は、画像信号及び音声信号を出力するカメラを備えるとともに前記データ通信ネットワークに接続された端末にインストールされたWebブラウザ上で動作する配信データ作成部を構成するためのプログラムを前記発信者端末に送信し、
前記配信データ作成部は、前記カメラの出力信号から動画、音声及び静止画の少なくとも一つを含むコンテンツを生成するためのコンテンツ作成支援部、ユーザに配信用メッセージを作成させるためのメッセージ作成支援部、ユーザに前記配信用メッセージの宛先を指定させるための宛先指定部、及び、前記コンテンツ及びメッセージを含むデータを前記サーバに送信するデータ送信部
を備え、
前記データ受付部は、前記発信者端末のデータ送信部から受け取ったメッセージをコンテンツと関連付けてデータ保存部に保存し、
前記メール配信部は、ネットワーク上における前記メッセージの保存場所を示す場所特定情報を含む電子メールを各宛先に配信し、
前記コンテンツ配信部は、前記メッセージ及びコンテンツを閲覧するためのメッセージ閲覧部を備える受信者端末から場所特定情報とともにメッセージ閲覧要求を受けたとき、前記場所特定情報により特定される場所に保存されたメッセージ及び該メッセージと関連づけられたコンテンツを前記メッセージ閲覧部で閲覧可能な形式に加工して前記受信者端末に配信すること
を特徴としている。
【0009】
また、本発明は、前記第一及び第二のコンテンツ配信システムの端末として機能するコンテンツ配信端末を提供する。更に、本発明は、パソコン等のネットワーク対応機器を前記第一及び第二のコンテンツ配信システムの端末として機能させるためのプログラムを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係るコンテンツ配信システムでは、発信者による動画等のコンテンツの作成を支援するための配信データ作成部が、発信者端末のWebブラウザ上に構成される。この配信データ作成部はコンテンツ作成支援部、メッセージ作成支援部、宛先指定部及びデータ送信部を含む。コンテンツ作成支援部は、ユーザによる所定の入力操作に応じて、カメラの出力信号から動画、音声、静止画等のデータを生成する。メッセージ作成支援部は、配信すべきメッセージを作成するための入力領域等を備えるユーザインターフェースを提供する。宛先指定部は、メッセージの宛先を指定するためのユーザインターフェースを提供する。宛先を指定する方法としては、テキストボックスに宛先を個別に入力する方法、宛先一覧ファイルをサーバに送信(アップロード)することにより多数の宛先を一度に指定する方法、前記二つの方法の組み合わせ等が挙げられる。多数の宛先を一度に指定する方法を採用する場合、更に、サーバに送信した宛先一覧に宛先を追加する機能、任意の宛先を変更する機能、その宛先一覧から任意の宛先を削除する機能を設けることが好ましい。
【0011】
配信データ作成部は、例えば、HTML文書、画像、スクリプトプログラム、動画等を記録するための埋め込み型コンポーネントプログラムから成るWebページをWebブラウザに読み込ませることにより構成できる。Webブラウザとして米国マイクロソフト社のインターネット・エクスプローラーを使用する場合、前記埋め込み型コンポーネントプログラムはActiveX(商標)コントロールとして構成できる。また、このようなWebページを構成するためのデータは、発信者端末からの要求に応じてサーバからオンラインで端末に送信できる。従って、所定のWebブラウザがインストールされた端末であれば、設置場所を問わずどの端末でも発信者端末として利用できる。
【0012】
配信データ作成部により作成されたコンテンツ、メッセージ等のデータは、ユーザによる所定操作(例えば、送信ボタンの押下)に応じて発信者端末からサーバに送信される。サーバは、受け取ったメッセージをコンテンツと関連づけてデータ保存部に保存し、そのメッセージの保存場所を示す場所特定情報(例えばURL)を含む電子メールを各宛先に配信する。この電子メールには、コンテンツのデータそのものは添付されない。
【0013】
電子メールの受信者は、自分の端末上で所定のメッセージ閲覧部を構成するためのプログラムを起動し、前記電子メールに記載の場所特定情報とともにメッセージ閲覧要求をサーバに送信する。この要求を受けたサーバは、前記場所特定情報が示す場所に保存されたメッセージ及び同メッセージと関連づけられたコンテンツをデータ保存部からそれぞれ読み出し、前記メッセージ閲覧部で閲覧可能な形式に加工して、受信者の端末に送信する。前記メッセージ及びコンテンツを受信した端末では、メッセージ閲覧部が発信者のメッセージを端末の画面に表示するとともに、コンテンツに含まれる動画、音声及び/又は静止画を抽出し、それを再生又は表示する。
【0014】
メッセージ閲覧部は、例えば、発信者のメッセージを含むHTML文書、画像、スクリプトプログラム、動画等を再生するための埋め込み型コンポーネントプログラムから成るWebページをWebブラウザに読み込ませることにより構成できる。この場合、サーバは、発信者のメッセージ及び前記埋め込み型コンポーネントプログラムを呼び出す命令を含むHTML文書を作成し、受信者の端末に送信する。
【0015】
本発明に係るコンテンツ配信システムにおいて、配信されるコンテンツが動画又は音声である場合、コンテンツ閲覧部は、コンテンツのデータを受信しながらその場で動画又は音声の再生も実行するように構成してもよいし(ストリーミング再生)、データ全体を受信し終わってから再生を開始するように構成してよい(ダウンロード再生)。ダウンロード再生の場合、データ全体をダウンロードしてから再生するため、再生状態が通信回線の速度に影響されない。従って、低速の通信回線しか利用できない場合でも、動画や音声の再生中にコマ落ちや音飛びが発生する恐れはない。あるいは、コンテンツ閲覧部を、コンテンツのデータをダウンロードしながらその場で動画又は音声の再生も実行するように構成してもよい(ダウンロードストリーミング再生)。ダウンロード再生やダウンロードストリーミング再生の場合、ダウンロードしたコンテンツを受信者端末の記憶装置内の所定の場所に保存しておき、同じコンテンツを再度閲覧する場合は、既に前記記憶装置に保存済みのコンテンツを読み出して再生することによりネットワークの負荷をなくすことが可能である。
【0016】
本発明に係るコンテンツ配信システムの一形態において、前記配信データ作成部は、前記コンテンツデータの閲覧終了後に表示又は再生すべき他のコンテンツを指定できるようにするための関連コンテンツ指定部を備え、前記サーバのコンテンツ配信部は、前記関連コンテンツ指定部により指定された他のコンテンツを示す関連コンテンツ指定情報を前記受信者端末に送信し、前記受信者端末のコンテンツ閲覧部は、前記コンテンツの閲覧終了後、前記関連コンテンツ指定情報が示すコンテンツを表示又は再生する。前記他のコンテンツの例としては、発信者が作成したWebサイトの広告ページやアンケートページが挙げられる。
【0017】
本発明に係るコンテンツ配信システムの一形態において、前記配信データ作成部は、前記他のコンテンツとしてのアンケートページの作成を支援するアンケート作成支援部を備える。これにより、発信者は、本発明に係るコンテンツ配信システムのサーバ上にアンケート用のWebページを簡単に作成できる。
【0018】
本発明に係るコンテンツ配信システムの一形態において、前記コンテンツ作成支援部は、前記カメラの出力信号から作成したコンテンツのデータを前記発信者端末の記憶装置に保存するためのコンテンツ保存機能を有する。これにより、発信者は、発信者端末を用いて撮影又は録音した動画、静止画又は音声のデータをファイルの形でハードディスク等の記憶装置に保存し、後でそのデータを他の目的で利用できる。
【0019】
本発明に係るコンテンツ配信システムの一形態において、前記メール配信部は、各宛先に電子メールを配信した後、宛先一覧データをサーバの記憶装置から削除する。このようにすると、サーバ上の宛先一覧データが一般の端末から閲覧可能な状態になる恐れがなくなり、安全性が高まる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るコンテンツ配信システムでは、動画等のコンテンツを作成するための機能部(配信データ作成部)をWebブラウザ上に構成することにより、所定のWebブラウザがインストールされた端末であれば、設置場所を問わずどの端末でも発信者端末として利用できる。また、各宛先に配信される電子メールには発信者が作成したメッセージに加えて前記場所特定情報が記載されるのみであって、コンテンツのデータそのものは添付されないため、多数の宛先に電子メールを配信しても、サーバやネットワーク回線に過大な負荷がかかる恐れはない。
【0021】
【実施例】
本発明に係るコンテンツ配信システムの一実施例の概略構成を図1に示す。本実施例のシステム1(以下、本システム1という)は、インターネット等のデータ通信ネットワーク10に接続されたサーバ12、発信者端末14及び受信者端末16を含む。サーバ12は、所定のサーバプログラムを動作させることにより構成されたソフトウェア機能部であるWEBサーバ20、メールサーバ22及びデータベースサーバ24を備えている。また、サーバ12にはハードディスク等の記憶装置から成るデータ保存部30が備えられており、ここに各種データが保存されている。発信者端末14はWebブラウザ40がインストールされたパソコンであり、カメラ42が接続されている。受信者端末16はメーラ161及びWebブラウザ162がインストールされたパソコンである。
【0022】
図2にデータ保存部30の概略構成を示す。データ保存部30に保存されるデータの概略的内容は以下の通りである。なお、以下の説明では、「データベース」という語を適宜「DB」と略記する。
発信者DB(302): コンテンツの発信者として登録された者に関する情報を保存したデータベース。「アカウント種別」には「親アカウント」及び「子アカウント」がある。2つのアカウントの違いについては後述する。
宛先DB(303): 各メッセージの宛先一覧を保存したデータベース。宛先一覧は、発信者端末14による宛先指定作業により動的に生成され、各宛先へのメッセージの配信後に破棄される。これら処理については後述する。
メッセージDB(304): Webブラウザ閲覧用のメッセージ本文及びそれに関連する情報を保存したデータベース。「関連コンテンツID」には、該当メッセージと関連づけられた動画等のコンテンツに付与されたIDが書き込まれる(コンテンツDB306参照)。
コンテンツ保存部(305): 発信者端末14から受け取ったコンテンツ(動画、音声、静止画等)をファイルの形で保存するための場所。
コンテンツDB(306): 配信用コンテンツに関する情報を保存したデータベース。「コンテンツ種別」には「音声及び映像」「音声のみ」「映像のみ」又は「静止画」がある。「ファイルへのパス」には、コンテンツ保存部305に保存したファイルへのパスが書き込まれる。「再生終了後の処理」については後述する。
アンケートDB(308): 発信者が作成したアンケートの設計データ及びそれに関連する管理情報を保存したデータベース。「集計ファイル名」には、アンケートに対する回答を保存するためのファイル名が書き込まれる。
プログラム保存部(310): Webブラウザがインストールされたパソコンを本システムの発信者端末又は受信者端末として機能させるためのソフトウェア資源を保存した場所。前記データやプログラムの例としては、HTML文書、画像、スクリプトプログラム(JavaScript等。なお、Javaは登録商標)、埋め込み型コンポーネントプログラム(ActiveXコントロール等)が挙げられる。
配信履歴DB(312): 本システムによる電子メールの配信履歴情報を保存したデータベース。
【0023】
発信者端末14を用いたコンテンツ及びメッセージの作成手順について以下に説明する。
【0024】
まず、発信者は、発信者端末14上でWebブラウザ40を起動し、所定のログオン用ページ(図示せず)を開く。このページで自分の発信者ID及びパスワードを入力して送信操作を実行すると、そのID及びパスワードがサーバ12に送信される。サーバ12は、発信者DB302を参照して、前記ID及びパスワードによるユーザ認証を行う。発信者が本システム1の正当なユーザであることが確認されたら、サーバ12は、Webブラウザ40上に配信データ作成部を構成するためのデータ、プログラム等を発信者端末14に送信する。
【0025】
配信データ作成フローを図3に示す。本実施例では、動画等のコンテンツの作成、宛先の指定メッセージの作成、アンケートの作成、内容確認・サーバへのデータ送信という5つの段階を踏んで配信データが作成される。このような作業を容易にため、本実施例では、配信データ作成部が、各段階に対応するユーザインターフェース画面を発信者端末14の画面上に生成する。以下、各画面の構成及び機能について説明する。
【0026】
(動画・音声及び静止画作成画面)
動画・音声及び静止画作成画面(以下、コンテンツ作成画面という)は、発信者端末14に接続されたカメラ42の出力信号から動画、音声又は静止画を取得してコンテンツデータを作成するための画面である。図4に動画作成画面を示す。この画面には、記録コンポーネント44、再生コンポーネント46及び静止画表示コンポーネント48という3つのプログラムが埋め込まれている。
【0027】
コンテンツ作成画面では、動画(映像及び音声)の記録の他、音声のみの記録又は静止画の撮影が可能である。記録モードは、記録コンポーネント44の3つの選択ボタン(「映像及び音声」441、「映像のみ」442、「音声のみ」443)で選択できる。
【0028】
動画の記録手順は次の通りである。コンテンツ作成画面において、「映像及び音声」ボタン441を押下した後、記録ボタン444を押下すると、記録コンポーネント44がカメラ42の出力信号から動画(映像及び音声)を取得し、そのデータを所定の圧縮形式にて発信者端末の所定のメモリ等の記憶装置に保存する。取得中の動画は動画表示領域445に表示される。その後、停止ボタン446を押下するか、所定の最長記録時間が経過すると、動画の取得が終了する。次に、再生コンポーネント46の再生ボタン461を押下すると、先に保存した動画が動画再生領域462で再生される。その後、停止ボタン463を押下すると、動画の再生が終了する。「動画を保存」ボタン464を押下すると、前記記憶装置に保存されたデータに名前を付け、所定の圧縮形式で保存することができる。
【0029】
静止画を記録するには、「映像のみ」ボタン442を押下し、動画表示領域445に表示される映像を見ながら、所望のタイミングで記録ボタン444を押下する。このボタン操作の瞬間に、記録コンポーネント44がカメラ42の出力信号から静止画を取り出す。この静止画は即座に静止画表示コンポーネント48の画像表示領域482に表示される。その後、「静止画を保存」ボタン483を押下すると、取り出した静止画に名前を付けて保存することができる。
【0030】
音声のみを記録する場合は、「音声のみ」ボタン443を押下してから、動画の記録時と同様に記録操作、再生操作及び保存操作を行う。
【0031】
また、コンテンツ作成画面には、発信者端末14の記憶装置142に予め保存された動画又は静止画のファイルの場所を指定するためのテキストボックス45が設けられている。上述の手順で作成した動画又は静止画のコンテンツの代わりに既存の動画又は静止画を利用したい場合は、このテキストボックス45で目的の動画又は静止画のファイルへのパスを直接指定するか、「参照」ボタン451を押下することにより画面に表示されるファイル選択ダイアログで目的のファイルを選択する。
【0032】
また、コンテンツ作成画面には、サーバ12に送信すべきコンテンツを選択するためのラジオボタン47が設けられている。コンテンツ作成画面で作成した動画又は静止画を送信したい場合は「撮影した動画」又は「撮影した静止画」を選択し、既存の動画又は静止画のファイルを利用したい場合は、「既存の動画ファイル」又は「既存の静止画ファイル」を選択する。
【0033】
(宛先指定画面)
宛先指定画面は電子メールの宛先を指定するための画面である。図5に宛先指定画面を示す。宛先の指定は次のような手順で行う。まず、発信者端末14の記憶装置142に保存された宛先一覧ファイル144の場所をテキストボックス50で指定し、「追加」ボタン52を押下する。宛先一覧ファイル144は所定形式(例えばCSV形式)で予め作成しておく。前記ボタン操作を受けて、Webブラウザ40は、記憶装置142から宛先一覧ファイル144の内容を読み出し、サーバ12に送信する。サーバ12では、受け取った宛先一覧に対して、重複した宛先アドレスの削除、使用できない文字(全角文字、空白、コンマ等)を含むアドレスの削除等の処理が行われる。こうして得られた更新済み宛先一覧は発信者のIDと関連付けてサーバ12の宛先DB303に保持されるとともに、その一覧53を含む新たな宛先指定画面が発信者端末14に表示される。
【0034】
宛先指定画面において、宛先一覧内の削除ボタン54を押下すると、そのボタンに対応する宛先がサーバ12上の宛先一覧から削除されるとともに、画面上の一覧からも削除される。また、テキストボックス51に新たな宛先を記入して追加ボタン52を押下すると、その宛先がサーバ12の宛先DB303に保存された宛先一覧に追加されるとともに、画面上の一覧にも追加される。「ダウンロード」ボタン55を押下すると、サーバ12上にある宛先一覧がCSV等の所定形式で発信者端末14にダウンロードされる。
【0035】
(メッセージ作成画面)
メッセージ作成画面は、電子メール用及びWeb用のメッセージ文を作成するための画面である。図6にメッセージ作成画面を示す。この画面には、差出人アドレス、件名、電子メール用メッセージ及びWeb用メッセージを入力するための入力欄(テキストボックス60、61及びテキストエリア62、63)が設けられている。これらの領域に差出人アドレス、件名及びメッセージを入力し、「登録」ボタン64を押下すると、Webブラウザ40が入力データ(メッセージデータ)をサーバ12に送信する。サーバは、受け取ったメッセージデータを発信者のIDと関連づけてメモリ等に保持する。
【0036】
(アンケート作成画面、設問作成/編集画面)
アンケート作成画面及び設問作成/編集画面は、コンテンツの視聴者(すなわち受信者)に対するアンケートを作成するための画面である。図7にアンケート作成画面、図8に設問作成/編集画面を示す。図7のアンケート作成画面で「設問追加」ボタン70を押下すると、図8に示した設問作成/編集画面が開く。この画面には、設問内容を入力するためのテキストエリア80、及び、回答方法を選択するためのラジオボタン81が設けられている。回答方法を「単一選択(radio)」「単一選択(select)」又は「複数選択(checkbox)」にした場合は、その下のテキストボックス82で選択肢を設定する。選択肢の数を増やしたい場合は、「選択肢追加」ボタン83を押下することによりテキストボックス82を追加する。また、いずれかの選択肢を削除したい場合は、削除対象の選択肢に対応する「削除」ボタン84を押下する。「登録」ボタン85を押下すると、設問の内容が確定し、図7のアンケート作成画面にその設問が追加される。作成済みのアンケート項目の内容を変更するには、変更したい項目に対応する「編集」ボタン71を押下することにより、設問作成/編集画面を再度表示し、上記と同様の手順で内容を編集することができる。アンケート項目を削除するには、削除したい項目に対応する「削除」ボタン72を押下する。「表示/非表示」ボタン73は、設定した各項目を実際にアンケート画面(図12参照)で表示するかどうかを決定するためのボタンである。発信者は、予め多数のアンケート項目をアンケート設計のマスターデータとしてサーバ12に登録しておき、必要に応じてそのうちの一部の項目のみを「表示」に設定することにより、同一のマスターデータから様々な内容のアンケートを作成することができる。以上のようにしてアンケート項目の作成及び表示/非表示選択を行った後、「登録」ボタン74を押下すると、アンケート設計データが確定され、サーバ12のメモリ等に保持される。
【0037】
(確認・送信画面)
確認・送信画面は、コンテンツ及びメッセージの内容を確認し、サーバに送信するための画面である。図9に確認・送信画面を示す。この画面の上段には、図4のコンテンツ作成画面と同様に、記録コンポーネント44、再生コンポーネント46、静止画撮影コンポーネント48、テキストボックス45、参照ボタン451及びラジオボタン47が設けられている。また、画面の中段には、図6のメッセージ作成画面と同様にメッセージの入力欄60〜63が設けられている。この確認・送信画面でも、先に説明した通りの手順で、コンテンツの作成又は変更、既存の動画等のファイルの選択、メッセージの作成又は変更ができる。更に、確認・送信画面の下段には、受信者端末16におけるコンテンツ再生後の処理を指定するためのラジオボタン91が設けられている(コンテンツ再生後の処理については後述する)。以上の内容を確認した上で発信者が「送信」ボタン93を押下すると、Webブラウザ40が、動画等のコンテンツ、メッセージ、コンテンツ再生後の処理の指示等のデータをサーバ12に送信する。
【0038】
(サーバにおける処理)
発信者端末14から前記データを受け取ったサーバ12が実行するデータ受付処理のフローを図10に示す。データ受付処理の概要は以下の通りである。
・受け取ったコンテンツをファイルの形でコンテンツ保存部に保存する。
・前記コンテンツに対する新たなIDを発行し、そのデータに関する管理情報をコンテンツDB306に保存する。
・受け取ったメッセージに対する新たなIDを発行し、件名、Web用メッセージ及び管理情報をメッセージDB304に保存する。
・受け取ったアンケート設計データに対する新たなIDを発行し、そのデータをアンケートDB308に保存する。
・図9のテキストボックス62に入力された電子メール用メッセージを記載した電子メールを作成する。この電子メールには、メッセージDB304に保存されたWeb用メッセージを閲覧するためのURL(以下、Webアクセス用URLという)も記載する。なお、このメールはテキスト形式(MIMEタイプ:plain/text)で作成する。
・宛先DB303に保持している宛先一覧に記載の各宛先に前記電子メールを配信する。
・メール配信完了後、宛先一覧データを宛先DB303から削除する。
・ドメイン名が不正等の理由により電子メールが送信できなかった宛先があれば、その一覧を作成し、発信者端末14に表示する。
【0039】
(受信者端末による電子メールの受信)
電子メールの宛先となった受信者は、受信者端末16のメーラ161を用いて電子メールを受信する。図11に電子メールの例を示す(符号100)。電子メールには、先に説明した手順で作成された電子メール用メッセージ101及びWebアクセス用URL102が記載されている。
【0040】
(受信者端末によるWeb用メッセージの閲覧)
次に、受信者は、受信者端末16のWebブラウザ162を用いて、前記Webアクセス用URLが示すページ(メッセージ閲覧画面)を開く。図11にメッセージ閲覧画面の例を示す(符号110)。この画面は、Web用メッセージを表示した領域111を含むHTML文書により構成されている。このHTML文書には、前記Web用メッセージに関連づけられたコンテンツをサーバから取得して再生するための再生コンポーネント112を配置するための領域が設けられている。このような領域は、HTMLのOBJECTタグを利用して構成できる。再生コンポーネント112のプログラムは受信者端末16の記憶装置から呼び出される。なお、そのようなプログラムが受信者端末16にインストールされていない場合は、そのプログラムをネットワーク10に接続された他のサーバ(図示せず)から取得する。再生用コンポーネント112は、サーバ12からコンテンツを取得して受信者端末16の記憶装置に保存するとともに、そのコンテンツ(動画、音声)を再生する。
【0041】
(動画等の再生終了後の処理)
動画や音声の再生が完了するか、ユーザによる停止ボタン114の押下により再生が終了すると、再生コンポーネント112が再生終了イベントを発生させる。このイベントを受けて、Webブラウザ162が、図9の確認・送信画面のラジオボタン91の設定に応じて以下のような「コンテンツ再生後の処理」を実行する。
・ラジオボタン91で「アンケート」が選択された場合、コンテンツ再生後に、先に説明したような手順で作成されたアンケートのページを受信者端末16の画面に表示する。
・ラジオボタン91で「URL」が選択され、その右のテキストボックス92にURLが入力された場合、コンテンツ再生後に、そのURLが示すWebサイトを受信者端末16の画面に表示する。
・ラジオボタン91で「何もしない」が選択された場合、コンテンツの再生が終了しても特別な処理は何も行わない。
なお、上記のような処理は、Webブラウザ162上で発生するイベントを検知し、そのイベントの種類に応じた処理を行うスクリプトプログラムをHTML文書に埋め込むことによって実装できる。
【0042】
(アンケートに関する処理)
ラジオボタン91で「アンケート」が選択された場合に受信者端末16に表示されるアンケートページの例を図12に示す。このページで受信者がアンケートに回答して「送信」ボタン120を押下すると、Webブラウザ162が入力データをサーバ12に送信する。サーバ12は、受け取ったデータを集計ファイルに保存する。なお、集計ファイルはアンケートID毎に用意され、そのファイル名はアンケートDB308の「集計ファイル名」で指定される(図3参照)。
【0043】
次に、本システム1のユーザ(発信者)が利用できる各種管理機能について説明する。
【0044】
(アカウント管理)
本システム1のユーザは、親アカウントを有する親ユーザと子アカウントを有する子ユーザに大別される。親ユーザは、一又は複数の子ユーザの管理者たるユーザであって、新たな子アカウント(ID及びパスワード)の発行、子アカウントの登録情報の変更、子アカウントの削除といったアカウント管理を行う権限を有する。一方、子ユーザは、自分のアカウント登録情報を変更する権限は有するが、他のユーザのアカウント情報の閲覧や操作を行う権限は持たない。なお、全てのユーザは、先に説明したような手順によるコンテンツ及びメッセージの作成及び発信を行う権限を有する。
【0045】
(送信履歴の閲覧及びダウンロード)
各ユーザは、自分のメッセージの送信履歴を閲覧することができる。図13に送信履歴一覧画面を示す。この画面で希望の期間の一覧を選択し、「ダウンロード」ボタン130を押下すると、画面に表示中の送信履歴一覧がCSV等の所定形式でダウンロードされる。なお、親ユーザは、各子ユーザのメッセージ送信履歴の閲覧及びダウンロードを行う権限を有する。
【0046】
(アンケート集計結果のダウンロード)
各ユーザは、自分が作成したアンケートの集計結果を保存した集計ファイルをダウンロードすることができる。図14にアンケート集計結果のダウンロード画面を示す。この画面において、ドロップダウンリスト146でアンケートIDを選択し、「ダウンロード」ボタン147を押下すると、選択したアンケートIDに対応する集計ファイルに保存された集計結果がCSV等の所定形式でダウンロードされる。なお、親ユーザは、各子ユーザが作成したアンケートの集計結果をダウンロードを行う権限を有する。
【0047】
以上のように構成された本システム1は多種多様なサービスに応用可能である。以下に応用可能なサービスの例を示す。
(1)著名人がメッセージを定期的に視聴者会員に配信するサービス。
(2)小売店が毎日のお買得商品の情報を顧客に配信するサービス。
(3)飲食店が毎日の日替わりメニュー情報を一般消費者に配信するサービス。
(4)行政機関が市民生活に関する各種情報を住民に配信するサービス。
(5)講師が会員を対象として動画入りでオンライン授業を行うサービス。
(6)企業が新商品や新サービスの案内情報を顧客に配信するサービス。
(7)人材派遣業者が人材情報を動画入りで企業に提供するサービス。
【0048】
以上、本発明に係るコンテンツ配信システムの実施例について詳細に説明したが、上記実施例はあくまで一例に過ぎず、本発明の精神及び範囲内で他にも様々な実施例が考えられることは言うまでもない。例えば、上記実施例では発信者端末及び受信者端末としてパソコンを用いるものとしたが、Webブラウザ機能やメール送受信機能を備える携帯電話を前記端末として利用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテンツ配信システムの一実施例の概略構成図。
【図2】データ保存部の概略構成図。
【図3】配信データ作成フロー。
【図4】コンテンツ作成画面。
【図5】宛先指定画面。
【図6】メッセージ作成画面。
【図7】アンケート作成画面。
【図8】設問作成/編集画面。
【図9】確認・送信画面。
【図10】発信者端末から各種データを受け取ったサーバが実行するデータ受付処理のフロー。
【図11】受信者端末で受信される電子メールの例。
【図12】アンケートページの例。
【図13】送信履歴一覧画面。
【図14】アンケート集計結果のダウンロード画面。
【符号の説明】
1…コンテンツ配信システム
10…ネットワーク
12…サーバ
14…発信者端末
16…受信者端末
42…カメラ
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メールを利用したコンテンツ配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
今日では、広告、広報、教育、サポートサービスといった様々な活動に電子メールが利用されている。このような活動において、テキスト情報だけでなく動画や音声といったマルチメディア情報も活用すれば、より多様で高い効果が得られると考えられる。しかし、その場合、動画や音声といったマルチメディア情報はテキスト情報に比べて一般にデータサイズが大きいことを考慮する必要がある。例えば、電子メールにマルチメディアデータを添付して多数の宛先に配信しようとすると、ネットワーク回線の負荷の増大、メール配信サーバへの負荷の増大、受信先のメールサーバにおけるメールボックスの容量超過といった問題が発生してしまう。
【0003】
上記のような問題を考慮して構成されたシステムの一例として特許文献1に記載のマルチメディア電子メールシステムが知られている。このシステムでは、マルチメディアデータ(画像、音声、動画等)は電子メール本体に添付されるのではなく、所定のサーバ上(例えばWebサーバ)に保存される。そして、各宛先に配信される電子メールのヘッダ又は本文に、前記サーバ上における前記データの場所を示す情報(URL)が記載される。電子メールの受信者は、所定のアプリケーション(例えばWebブラウザ)を用いて、電子メールに記載のURLのページにアクセスすることによりマルチメディアデータを利用する。このように電子メールの本体とマルチメディアデータを分離して配信することにより、ネットワーク負荷が軽減される。更に、このシステムでは、一度受信したマルチメディアデータを受信者の端末上の所定の場所に保存しておき、同じマルチメディアデータを再度利用する場合はそのデータを前記場所から読み出すようにしている。これにより、マルチメディアデータの高速抽出が可能となるだけでなく、ネットワーク負荷やサーバ負荷が軽減される。
【0004】
また、別の例として非特許文献1に記載の動画メールシステムがある。このシステムは、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)に接続されたカメラを利用した録画機能を備える電子メールクライアント(以下、メーラという)を含む。このメーラは、記録ボタン、停止ボタン、再生ボタン、動画表示領域等を有する録画部を備えている。このシステムによる動画配信動作はおよそ次の通りである。まず、ユーザが記録ボタンを押すと、メーラの録画処理を開始する。録画処理では、パソコンに接続されたカメラの出力信号から所定形式の動画データが生成され、メモリ、ハードディスク等の記憶装置に保存される。その後、ユーザが停止ボタンを押すか、録画開始から所定時間が経過すると、録画処理が終了する。次に、ユーザは、宛先入力、件名入力、メール本文入力といった通常の電子メール作成作業を行う。以上のような作業の後、ユーザが送信ボタンを押すと、メーラが、前記動画データ及び電子メールのデータを所定のサーバに送信する。サーバでは、まず前記動画データが所定の動画ストリーミングサーバに保存される。次に、前記動画データの場所を示す情報(URL)が電子メールの本文に追加され、その電子メールが各宛先に配信される。電子メールの受信者は、Webブラウザで前記電子メールに記載のURLが示すWebページにアクセスすることにより、前記動画ストリーミングサーバから目的の動画データを取得する。こうして、Webブラウザ上で動画を閲覧(再生)できる。なお、受信者のメーラが前記動画の再生に対応したものである場合、メーラ上で動画を直接再生することもできる。
【特許文献1】
特開平11−326236号公報
【非特許文献1】
http://www.nifty.com/mail/douga/
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載のシステムでは、パソコンに接続されたカメラを用いて簡単に動画や音声を記録できるようにするための手段が設けられていない。また、非特許文献1に記載のシステムは主として個人間のコミュニケーションを支援するためのシステムであるため、広告、広報、教育、サポートサービスのように多数の宛先に電子メールを配信する場合には、同システムは好適とはいえない。
【0006】
本発明は以上のような課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、関連サーバやネットワーク回線に過大な負荷をかけることなく、簡単な操作で多数の宛先に電子メール及びマルチメディアコンテンツを配信することの可能なコンテンツ配信システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本発明に係る第一のコンテンツ配信システムは、
データ通信ネットワークに接続されたサーバ、発信者端末及び受信者端末を含み、
前記発信者端末は、画像信号及び音声信号を出力するカメラ、前記サーバと通信を行うためのWebブラウザ、及び、前記Webブラウザ上で動作する配信データ作成部を含み、
前記配信データ作成部は、前記カメラの出力信号から動画、音声及び静止画の少なくとも一つを含むコンテンツを生成するためのコンテンツ作成支援部、ユーザに配信用メッセージを作成させるためのメッセージ作成支援部、ユーザに前記配信用メッセージの宛先を指定させるための宛先指定部、及び、前記コンテンツ及びメッセージを含むデータを前記サーバに送信するデータ送信部
を備え、
前記サーバは、データ受付部、メール配信部及びコンテンツ配信部を含み、
前記データ受付部は、前記発信者端末のデータ送信部から受け取ったメッセージをコンテンツと関連付けてデータ保存部に保存し、
前記メール配信部は、ネットワーク上における前記メッセージの保存場所を示す場所特定情報を含む電子メールを各宛先に配信し、
前記受信者端末は、前記電子メールを受信するメール受信部、及び、前記メッセージ及びコンテンツを閲覧するためのメッセージ閲覧部を備え、
前記コンテンツ配信部は、受信者端末のメッセージ閲覧部から場所特定情報とともにメッセージ閲覧要求を受けたとき、前記場所特定情報により特定される場所に保存されたメッセージ及び該メッセージと関連づけられたコンテンツを前記メッセージ閲覧部で閲覧可能な形式に加工して前記受信者端末に配信すること
を特徴としている。
【0008】
また、本発明に係る第二のコンテンツ配信システムは、
データ通信ネットワークを通じて他の端末から送信されてくる要求に応じた処理を行うサーバを含み、
前記サーバは、プログラム配信部、データ受付部、メール配信部及びコンテンツ配信部を含み、
前記プログラム配信部は、画像信号及び音声信号を出力するカメラを備えるとともに前記データ通信ネットワークに接続された端末にインストールされたWebブラウザ上で動作する配信データ作成部を構成するためのプログラムを前記発信者端末に送信し、
前記配信データ作成部は、前記カメラの出力信号から動画、音声及び静止画の少なくとも一つを含むコンテンツを生成するためのコンテンツ作成支援部、ユーザに配信用メッセージを作成させるためのメッセージ作成支援部、ユーザに前記配信用メッセージの宛先を指定させるための宛先指定部、及び、前記コンテンツ及びメッセージを含むデータを前記サーバに送信するデータ送信部
を備え、
前記データ受付部は、前記発信者端末のデータ送信部から受け取ったメッセージをコンテンツと関連付けてデータ保存部に保存し、
前記メール配信部は、ネットワーク上における前記メッセージの保存場所を示す場所特定情報を含む電子メールを各宛先に配信し、
前記コンテンツ配信部は、前記メッセージ及びコンテンツを閲覧するためのメッセージ閲覧部を備える受信者端末から場所特定情報とともにメッセージ閲覧要求を受けたとき、前記場所特定情報により特定される場所に保存されたメッセージ及び該メッセージと関連づけられたコンテンツを前記メッセージ閲覧部で閲覧可能な形式に加工して前記受信者端末に配信すること
を特徴としている。
【0009】
また、本発明は、前記第一及び第二のコンテンツ配信システムの端末として機能するコンテンツ配信端末を提供する。更に、本発明は、パソコン等のネットワーク対応機器を前記第一及び第二のコンテンツ配信システムの端末として機能させるためのプログラムを提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明に係るコンテンツ配信システムでは、発信者による動画等のコンテンツの作成を支援するための配信データ作成部が、発信者端末のWebブラウザ上に構成される。この配信データ作成部はコンテンツ作成支援部、メッセージ作成支援部、宛先指定部及びデータ送信部を含む。コンテンツ作成支援部は、ユーザによる所定の入力操作に応じて、カメラの出力信号から動画、音声、静止画等のデータを生成する。メッセージ作成支援部は、配信すべきメッセージを作成するための入力領域等を備えるユーザインターフェースを提供する。宛先指定部は、メッセージの宛先を指定するためのユーザインターフェースを提供する。宛先を指定する方法としては、テキストボックスに宛先を個別に入力する方法、宛先一覧ファイルをサーバに送信(アップロード)することにより多数の宛先を一度に指定する方法、前記二つの方法の組み合わせ等が挙げられる。多数の宛先を一度に指定する方法を採用する場合、更に、サーバに送信した宛先一覧に宛先を追加する機能、任意の宛先を変更する機能、その宛先一覧から任意の宛先を削除する機能を設けることが好ましい。
【0011】
配信データ作成部は、例えば、HTML文書、画像、スクリプトプログラム、動画等を記録するための埋め込み型コンポーネントプログラムから成るWebページをWebブラウザに読み込ませることにより構成できる。Webブラウザとして米国マイクロソフト社のインターネット・エクスプローラーを使用する場合、前記埋め込み型コンポーネントプログラムはActiveX(商標)コントロールとして構成できる。また、このようなWebページを構成するためのデータは、発信者端末からの要求に応じてサーバからオンラインで端末に送信できる。従って、所定のWebブラウザがインストールされた端末であれば、設置場所を問わずどの端末でも発信者端末として利用できる。
【0012】
配信データ作成部により作成されたコンテンツ、メッセージ等のデータは、ユーザによる所定操作(例えば、送信ボタンの押下)に応じて発信者端末からサーバに送信される。サーバは、受け取ったメッセージをコンテンツと関連づけてデータ保存部に保存し、そのメッセージの保存場所を示す場所特定情報(例えばURL)を含む電子メールを各宛先に配信する。この電子メールには、コンテンツのデータそのものは添付されない。
【0013】
電子メールの受信者は、自分の端末上で所定のメッセージ閲覧部を構成するためのプログラムを起動し、前記電子メールに記載の場所特定情報とともにメッセージ閲覧要求をサーバに送信する。この要求を受けたサーバは、前記場所特定情報が示す場所に保存されたメッセージ及び同メッセージと関連づけられたコンテンツをデータ保存部からそれぞれ読み出し、前記メッセージ閲覧部で閲覧可能な形式に加工して、受信者の端末に送信する。前記メッセージ及びコンテンツを受信した端末では、メッセージ閲覧部が発信者のメッセージを端末の画面に表示するとともに、コンテンツに含まれる動画、音声及び/又は静止画を抽出し、それを再生又は表示する。
【0014】
メッセージ閲覧部は、例えば、発信者のメッセージを含むHTML文書、画像、スクリプトプログラム、動画等を再生するための埋め込み型コンポーネントプログラムから成るWebページをWebブラウザに読み込ませることにより構成できる。この場合、サーバは、発信者のメッセージ及び前記埋め込み型コンポーネントプログラムを呼び出す命令を含むHTML文書を作成し、受信者の端末に送信する。
【0015】
本発明に係るコンテンツ配信システムにおいて、配信されるコンテンツが動画又は音声である場合、コンテンツ閲覧部は、コンテンツのデータを受信しながらその場で動画又は音声の再生も実行するように構成してもよいし(ストリーミング再生)、データ全体を受信し終わってから再生を開始するように構成してよい(ダウンロード再生)。ダウンロード再生の場合、データ全体をダウンロードしてから再生するため、再生状態が通信回線の速度に影響されない。従って、低速の通信回線しか利用できない場合でも、動画や音声の再生中にコマ落ちや音飛びが発生する恐れはない。あるいは、コンテンツ閲覧部を、コンテンツのデータをダウンロードしながらその場で動画又は音声の再生も実行するように構成してもよい(ダウンロードストリーミング再生)。ダウンロード再生やダウンロードストリーミング再生の場合、ダウンロードしたコンテンツを受信者端末の記憶装置内の所定の場所に保存しておき、同じコンテンツを再度閲覧する場合は、既に前記記憶装置に保存済みのコンテンツを読み出して再生することによりネットワークの負荷をなくすことが可能である。
【0016】
本発明に係るコンテンツ配信システムの一形態において、前記配信データ作成部は、前記コンテンツデータの閲覧終了後に表示又は再生すべき他のコンテンツを指定できるようにするための関連コンテンツ指定部を備え、前記サーバのコンテンツ配信部は、前記関連コンテンツ指定部により指定された他のコンテンツを示す関連コンテンツ指定情報を前記受信者端末に送信し、前記受信者端末のコンテンツ閲覧部は、前記コンテンツの閲覧終了後、前記関連コンテンツ指定情報が示すコンテンツを表示又は再生する。前記他のコンテンツの例としては、発信者が作成したWebサイトの広告ページやアンケートページが挙げられる。
【0017】
本発明に係るコンテンツ配信システムの一形態において、前記配信データ作成部は、前記他のコンテンツとしてのアンケートページの作成を支援するアンケート作成支援部を備える。これにより、発信者は、本発明に係るコンテンツ配信システムのサーバ上にアンケート用のWebページを簡単に作成できる。
【0018】
本発明に係るコンテンツ配信システムの一形態において、前記コンテンツ作成支援部は、前記カメラの出力信号から作成したコンテンツのデータを前記発信者端末の記憶装置に保存するためのコンテンツ保存機能を有する。これにより、発信者は、発信者端末を用いて撮影又は録音した動画、静止画又は音声のデータをファイルの形でハードディスク等の記憶装置に保存し、後でそのデータを他の目的で利用できる。
【0019】
本発明に係るコンテンツ配信システムの一形態において、前記メール配信部は、各宛先に電子メールを配信した後、宛先一覧データをサーバの記憶装置から削除する。このようにすると、サーバ上の宛先一覧データが一般の端末から閲覧可能な状態になる恐れがなくなり、安全性が高まる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るコンテンツ配信システムでは、動画等のコンテンツを作成するための機能部(配信データ作成部)をWebブラウザ上に構成することにより、所定のWebブラウザがインストールされた端末であれば、設置場所を問わずどの端末でも発信者端末として利用できる。また、各宛先に配信される電子メールには発信者が作成したメッセージに加えて前記場所特定情報が記載されるのみであって、コンテンツのデータそのものは添付されないため、多数の宛先に電子メールを配信しても、サーバやネットワーク回線に過大な負荷がかかる恐れはない。
【0021】
【実施例】
本発明に係るコンテンツ配信システムの一実施例の概略構成を図1に示す。本実施例のシステム1(以下、本システム1という)は、インターネット等のデータ通信ネットワーク10に接続されたサーバ12、発信者端末14及び受信者端末16を含む。サーバ12は、所定のサーバプログラムを動作させることにより構成されたソフトウェア機能部であるWEBサーバ20、メールサーバ22及びデータベースサーバ24を備えている。また、サーバ12にはハードディスク等の記憶装置から成るデータ保存部30が備えられており、ここに各種データが保存されている。発信者端末14はWebブラウザ40がインストールされたパソコンであり、カメラ42が接続されている。受信者端末16はメーラ161及びWebブラウザ162がインストールされたパソコンである。
【0022】
図2にデータ保存部30の概略構成を示す。データ保存部30に保存されるデータの概略的内容は以下の通りである。なお、以下の説明では、「データベース」という語を適宜「DB」と略記する。
発信者DB(302): コンテンツの発信者として登録された者に関する情報を保存したデータベース。「アカウント種別」には「親アカウント」及び「子アカウント」がある。2つのアカウントの違いについては後述する。
宛先DB(303): 各メッセージの宛先一覧を保存したデータベース。宛先一覧は、発信者端末14による宛先指定作業により動的に生成され、各宛先へのメッセージの配信後に破棄される。これら処理については後述する。
メッセージDB(304): Webブラウザ閲覧用のメッセージ本文及びそれに関連する情報を保存したデータベース。「関連コンテンツID」には、該当メッセージと関連づけられた動画等のコンテンツに付与されたIDが書き込まれる(コンテンツDB306参照)。
コンテンツ保存部(305): 発信者端末14から受け取ったコンテンツ(動画、音声、静止画等)をファイルの形で保存するための場所。
コンテンツDB(306): 配信用コンテンツに関する情報を保存したデータベース。「コンテンツ種別」には「音声及び映像」「音声のみ」「映像のみ」又は「静止画」がある。「ファイルへのパス」には、コンテンツ保存部305に保存したファイルへのパスが書き込まれる。「再生終了後の処理」については後述する。
アンケートDB(308): 発信者が作成したアンケートの設計データ及びそれに関連する管理情報を保存したデータベース。「集計ファイル名」には、アンケートに対する回答を保存するためのファイル名が書き込まれる。
プログラム保存部(310): Webブラウザがインストールされたパソコンを本システムの発信者端末又は受信者端末として機能させるためのソフトウェア資源を保存した場所。前記データやプログラムの例としては、HTML文書、画像、スクリプトプログラム(JavaScript等。なお、Javaは登録商標)、埋め込み型コンポーネントプログラム(ActiveXコントロール等)が挙げられる。
配信履歴DB(312): 本システムによる電子メールの配信履歴情報を保存したデータベース。
【0023】
発信者端末14を用いたコンテンツ及びメッセージの作成手順について以下に説明する。
【0024】
まず、発信者は、発信者端末14上でWebブラウザ40を起動し、所定のログオン用ページ(図示せず)を開く。このページで自分の発信者ID及びパスワードを入力して送信操作を実行すると、そのID及びパスワードがサーバ12に送信される。サーバ12は、発信者DB302を参照して、前記ID及びパスワードによるユーザ認証を行う。発信者が本システム1の正当なユーザであることが確認されたら、サーバ12は、Webブラウザ40上に配信データ作成部を構成するためのデータ、プログラム等を発信者端末14に送信する。
【0025】
配信データ作成フローを図3に示す。本実施例では、動画等のコンテンツの作成、宛先の指定メッセージの作成、アンケートの作成、内容確認・サーバへのデータ送信という5つの段階を踏んで配信データが作成される。このような作業を容易にため、本実施例では、配信データ作成部が、各段階に対応するユーザインターフェース画面を発信者端末14の画面上に生成する。以下、各画面の構成及び機能について説明する。
【0026】
(動画・音声及び静止画作成画面)
動画・音声及び静止画作成画面(以下、コンテンツ作成画面という)は、発信者端末14に接続されたカメラ42の出力信号から動画、音声又は静止画を取得してコンテンツデータを作成するための画面である。図4に動画作成画面を示す。この画面には、記録コンポーネント44、再生コンポーネント46及び静止画表示コンポーネント48という3つのプログラムが埋め込まれている。
【0027】
コンテンツ作成画面では、動画(映像及び音声)の記録の他、音声のみの記録又は静止画の撮影が可能である。記録モードは、記録コンポーネント44の3つの選択ボタン(「映像及び音声」441、「映像のみ」442、「音声のみ」443)で選択できる。
【0028】
動画の記録手順は次の通りである。コンテンツ作成画面において、「映像及び音声」ボタン441を押下した後、記録ボタン444を押下すると、記録コンポーネント44がカメラ42の出力信号から動画(映像及び音声)を取得し、そのデータを所定の圧縮形式にて発信者端末の所定のメモリ等の記憶装置に保存する。取得中の動画は動画表示領域445に表示される。その後、停止ボタン446を押下するか、所定の最長記録時間が経過すると、動画の取得が終了する。次に、再生コンポーネント46の再生ボタン461を押下すると、先に保存した動画が動画再生領域462で再生される。その後、停止ボタン463を押下すると、動画の再生が終了する。「動画を保存」ボタン464を押下すると、前記記憶装置に保存されたデータに名前を付け、所定の圧縮形式で保存することができる。
【0029】
静止画を記録するには、「映像のみ」ボタン442を押下し、動画表示領域445に表示される映像を見ながら、所望のタイミングで記録ボタン444を押下する。このボタン操作の瞬間に、記録コンポーネント44がカメラ42の出力信号から静止画を取り出す。この静止画は即座に静止画表示コンポーネント48の画像表示領域482に表示される。その後、「静止画を保存」ボタン483を押下すると、取り出した静止画に名前を付けて保存することができる。
【0030】
音声のみを記録する場合は、「音声のみ」ボタン443を押下してから、動画の記録時と同様に記録操作、再生操作及び保存操作を行う。
【0031】
また、コンテンツ作成画面には、発信者端末14の記憶装置142に予め保存された動画又は静止画のファイルの場所を指定するためのテキストボックス45が設けられている。上述の手順で作成した動画又は静止画のコンテンツの代わりに既存の動画又は静止画を利用したい場合は、このテキストボックス45で目的の動画又は静止画のファイルへのパスを直接指定するか、「参照」ボタン451を押下することにより画面に表示されるファイル選択ダイアログで目的のファイルを選択する。
【0032】
また、コンテンツ作成画面には、サーバ12に送信すべきコンテンツを選択するためのラジオボタン47が設けられている。コンテンツ作成画面で作成した動画又は静止画を送信したい場合は「撮影した動画」又は「撮影した静止画」を選択し、既存の動画又は静止画のファイルを利用したい場合は、「既存の動画ファイル」又は「既存の静止画ファイル」を選択する。
【0033】
(宛先指定画面)
宛先指定画面は電子メールの宛先を指定するための画面である。図5に宛先指定画面を示す。宛先の指定は次のような手順で行う。まず、発信者端末14の記憶装置142に保存された宛先一覧ファイル144の場所をテキストボックス50で指定し、「追加」ボタン52を押下する。宛先一覧ファイル144は所定形式(例えばCSV形式)で予め作成しておく。前記ボタン操作を受けて、Webブラウザ40は、記憶装置142から宛先一覧ファイル144の内容を読み出し、サーバ12に送信する。サーバ12では、受け取った宛先一覧に対して、重複した宛先アドレスの削除、使用できない文字(全角文字、空白、コンマ等)を含むアドレスの削除等の処理が行われる。こうして得られた更新済み宛先一覧は発信者のIDと関連付けてサーバ12の宛先DB303に保持されるとともに、その一覧53を含む新たな宛先指定画面が発信者端末14に表示される。
【0034】
宛先指定画面において、宛先一覧内の削除ボタン54を押下すると、そのボタンに対応する宛先がサーバ12上の宛先一覧から削除されるとともに、画面上の一覧からも削除される。また、テキストボックス51に新たな宛先を記入して追加ボタン52を押下すると、その宛先がサーバ12の宛先DB303に保存された宛先一覧に追加されるとともに、画面上の一覧にも追加される。「ダウンロード」ボタン55を押下すると、サーバ12上にある宛先一覧がCSV等の所定形式で発信者端末14にダウンロードされる。
【0035】
(メッセージ作成画面)
メッセージ作成画面は、電子メール用及びWeb用のメッセージ文を作成するための画面である。図6にメッセージ作成画面を示す。この画面には、差出人アドレス、件名、電子メール用メッセージ及びWeb用メッセージを入力するための入力欄(テキストボックス60、61及びテキストエリア62、63)が設けられている。これらの領域に差出人アドレス、件名及びメッセージを入力し、「登録」ボタン64を押下すると、Webブラウザ40が入力データ(メッセージデータ)をサーバ12に送信する。サーバは、受け取ったメッセージデータを発信者のIDと関連づけてメモリ等に保持する。
【0036】
(アンケート作成画面、設問作成/編集画面)
アンケート作成画面及び設問作成/編集画面は、コンテンツの視聴者(すなわち受信者)に対するアンケートを作成するための画面である。図7にアンケート作成画面、図8に設問作成/編集画面を示す。図7のアンケート作成画面で「設問追加」ボタン70を押下すると、図8に示した設問作成/編集画面が開く。この画面には、設問内容を入力するためのテキストエリア80、及び、回答方法を選択するためのラジオボタン81が設けられている。回答方法を「単一選択(radio)」「単一選択(select)」又は「複数選択(checkbox)」にした場合は、その下のテキストボックス82で選択肢を設定する。選択肢の数を増やしたい場合は、「選択肢追加」ボタン83を押下することによりテキストボックス82を追加する。また、いずれかの選択肢を削除したい場合は、削除対象の選択肢に対応する「削除」ボタン84を押下する。「登録」ボタン85を押下すると、設問の内容が確定し、図7のアンケート作成画面にその設問が追加される。作成済みのアンケート項目の内容を変更するには、変更したい項目に対応する「編集」ボタン71を押下することにより、設問作成/編集画面を再度表示し、上記と同様の手順で内容を編集することができる。アンケート項目を削除するには、削除したい項目に対応する「削除」ボタン72を押下する。「表示/非表示」ボタン73は、設定した各項目を実際にアンケート画面(図12参照)で表示するかどうかを決定するためのボタンである。発信者は、予め多数のアンケート項目をアンケート設計のマスターデータとしてサーバ12に登録しておき、必要に応じてそのうちの一部の項目のみを「表示」に設定することにより、同一のマスターデータから様々な内容のアンケートを作成することができる。以上のようにしてアンケート項目の作成及び表示/非表示選択を行った後、「登録」ボタン74を押下すると、アンケート設計データが確定され、サーバ12のメモリ等に保持される。
【0037】
(確認・送信画面)
確認・送信画面は、コンテンツ及びメッセージの内容を確認し、サーバに送信するための画面である。図9に確認・送信画面を示す。この画面の上段には、図4のコンテンツ作成画面と同様に、記録コンポーネント44、再生コンポーネント46、静止画撮影コンポーネント48、テキストボックス45、参照ボタン451及びラジオボタン47が設けられている。また、画面の中段には、図6のメッセージ作成画面と同様にメッセージの入力欄60〜63が設けられている。この確認・送信画面でも、先に説明した通りの手順で、コンテンツの作成又は変更、既存の動画等のファイルの選択、メッセージの作成又は変更ができる。更に、確認・送信画面の下段には、受信者端末16におけるコンテンツ再生後の処理を指定するためのラジオボタン91が設けられている(コンテンツ再生後の処理については後述する)。以上の内容を確認した上で発信者が「送信」ボタン93を押下すると、Webブラウザ40が、動画等のコンテンツ、メッセージ、コンテンツ再生後の処理の指示等のデータをサーバ12に送信する。
【0038】
(サーバにおける処理)
発信者端末14から前記データを受け取ったサーバ12が実行するデータ受付処理のフローを図10に示す。データ受付処理の概要は以下の通りである。
・受け取ったコンテンツをファイルの形でコンテンツ保存部に保存する。
・前記コンテンツに対する新たなIDを発行し、そのデータに関する管理情報をコンテンツDB306に保存する。
・受け取ったメッセージに対する新たなIDを発行し、件名、Web用メッセージ及び管理情報をメッセージDB304に保存する。
・受け取ったアンケート設計データに対する新たなIDを発行し、そのデータをアンケートDB308に保存する。
・図9のテキストボックス62に入力された電子メール用メッセージを記載した電子メールを作成する。この電子メールには、メッセージDB304に保存されたWeb用メッセージを閲覧するためのURL(以下、Webアクセス用URLという)も記載する。なお、このメールはテキスト形式(MIMEタイプ:plain/text)で作成する。
・宛先DB303に保持している宛先一覧に記載の各宛先に前記電子メールを配信する。
・メール配信完了後、宛先一覧データを宛先DB303から削除する。
・ドメイン名が不正等の理由により電子メールが送信できなかった宛先があれば、その一覧を作成し、発信者端末14に表示する。
【0039】
(受信者端末による電子メールの受信)
電子メールの宛先となった受信者は、受信者端末16のメーラ161を用いて電子メールを受信する。図11に電子メールの例を示す(符号100)。電子メールには、先に説明した手順で作成された電子メール用メッセージ101及びWebアクセス用URL102が記載されている。
【0040】
(受信者端末によるWeb用メッセージの閲覧)
次に、受信者は、受信者端末16のWebブラウザ162を用いて、前記Webアクセス用URLが示すページ(メッセージ閲覧画面)を開く。図11にメッセージ閲覧画面の例を示す(符号110)。この画面は、Web用メッセージを表示した領域111を含むHTML文書により構成されている。このHTML文書には、前記Web用メッセージに関連づけられたコンテンツをサーバから取得して再生するための再生コンポーネント112を配置するための領域が設けられている。このような領域は、HTMLのOBJECTタグを利用して構成できる。再生コンポーネント112のプログラムは受信者端末16の記憶装置から呼び出される。なお、そのようなプログラムが受信者端末16にインストールされていない場合は、そのプログラムをネットワーク10に接続された他のサーバ(図示せず)から取得する。再生用コンポーネント112は、サーバ12からコンテンツを取得して受信者端末16の記憶装置に保存するとともに、そのコンテンツ(動画、音声)を再生する。
【0041】
(動画等の再生終了後の処理)
動画や音声の再生が完了するか、ユーザによる停止ボタン114の押下により再生が終了すると、再生コンポーネント112が再生終了イベントを発生させる。このイベントを受けて、Webブラウザ162が、図9の確認・送信画面のラジオボタン91の設定に応じて以下のような「コンテンツ再生後の処理」を実行する。
・ラジオボタン91で「アンケート」が選択された場合、コンテンツ再生後に、先に説明したような手順で作成されたアンケートのページを受信者端末16の画面に表示する。
・ラジオボタン91で「URL」が選択され、その右のテキストボックス92にURLが入力された場合、コンテンツ再生後に、そのURLが示すWebサイトを受信者端末16の画面に表示する。
・ラジオボタン91で「何もしない」が選択された場合、コンテンツの再生が終了しても特別な処理は何も行わない。
なお、上記のような処理は、Webブラウザ162上で発生するイベントを検知し、そのイベントの種類に応じた処理を行うスクリプトプログラムをHTML文書に埋め込むことによって実装できる。
【0042】
(アンケートに関する処理)
ラジオボタン91で「アンケート」が選択された場合に受信者端末16に表示されるアンケートページの例を図12に示す。このページで受信者がアンケートに回答して「送信」ボタン120を押下すると、Webブラウザ162が入力データをサーバ12に送信する。サーバ12は、受け取ったデータを集計ファイルに保存する。なお、集計ファイルはアンケートID毎に用意され、そのファイル名はアンケートDB308の「集計ファイル名」で指定される(図3参照)。
【0043】
次に、本システム1のユーザ(発信者)が利用できる各種管理機能について説明する。
【0044】
(アカウント管理)
本システム1のユーザは、親アカウントを有する親ユーザと子アカウントを有する子ユーザに大別される。親ユーザは、一又は複数の子ユーザの管理者たるユーザであって、新たな子アカウント(ID及びパスワード)の発行、子アカウントの登録情報の変更、子アカウントの削除といったアカウント管理を行う権限を有する。一方、子ユーザは、自分のアカウント登録情報を変更する権限は有するが、他のユーザのアカウント情報の閲覧や操作を行う権限は持たない。なお、全てのユーザは、先に説明したような手順によるコンテンツ及びメッセージの作成及び発信を行う権限を有する。
【0045】
(送信履歴の閲覧及びダウンロード)
各ユーザは、自分のメッセージの送信履歴を閲覧することができる。図13に送信履歴一覧画面を示す。この画面で希望の期間の一覧を選択し、「ダウンロード」ボタン130を押下すると、画面に表示中の送信履歴一覧がCSV等の所定形式でダウンロードされる。なお、親ユーザは、各子ユーザのメッセージ送信履歴の閲覧及びダウンロードを行う権限を有する。
【0046】
(アンケート集計結果のダウンロード)
各ユーザは、自分が作成したアンケートの集計結果を保存した集計ファイルをダウンロードすることができる。図14にアンケート集計結果のダウンロード画面を示す。この画面において、ドロップダウンリスト146でアンケートIDを選択し、「ダウンロード」ボタン147を押下すると、選択したアンケートIDに対応する集計ファイルに保存された集計結果がCSV等の所定形式でダウンロードされる。なお、親ユーザは、各子ユーザが作成したアンケートの集計結果をダウンロードを行う権限を有する。
【0047】
以上のように構成された本システム1は多種多様なサービスに応用可能である。以下に応用可能なサービスの例を示す。
(1)著名人がメッセージを定期的に視聴者会員に配信するサービス。
(2)小売店が毎日のお買得商品の情報を顧客に配信するサービス。
(3)飲食店が毎日の日替わりメニュー情報を一般消費者に配信するサービス。
(4)行政機関が市民生活に関する各種情報を住民に配信するサービス。
(5)講師が会員を対象として動画入りでオンライン授業を行うサービス。
(6)企業が新商品や新サービスの案内情報を顧客に配信するサービス。
(7)人材派遣業者が人材情報を動画入りで企業に提供するサービス。
【0048】
以上、本発明に係るコンテンツ配信システムの実施例について詳細に説明したが、上記実施例はあくまで一例に過ぎず、本発明の精神及び範囲内で他にも様々な実施例が考えられることは言うまでもない。例えば、上記実施例では発信者端末及び受信者端末としてパソコンを用いるものとしたが、Webブラウザ機能やメール送受信機能を備える携帯電話を前記端末として利用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテンツ配信システムの一実施例の概略構成図。
【図2】データ保存部の概略構成図。
【図3】配信データ作成フロー。
【図4】コンテンツ作成画面。
【図5】宛先指定画面。
【図6】メッセージ作成画面。
【図7】アンケート作成画面。
【図8】設問作成/編集画面。
【図9】確認・送信画面。
【図10】発信者端末から各種データを受け取ったサーバが実行するデータ受付処理のフロー。
【図11】受信者端末で受信される電子メールの例。
【図12】アンケートページの例。
【図13】送信履歴一覧画面。
【図14】アンケート集計結果のダウンロード画面。
【符号の説明】
1…コンテンツ配信システム
10…ネットワーク
12…サーバ
14…発信者端末
16…受信者端末
42…カメラ
Claims (9)
- データ通信ネットワークに接続されたサーバ、発信者端末及び受信者端末を含み、
前記発信者端末は、画像信号及び音声信号を出力するカメラ、前記サーバと通信を行うためのWebブラウザ、及び、前記Webブラウザ上で動作する配信データ作成部を含み、
前記配信データ作成部は、前記カメラの出力信号から動画、音声及び静止画の少なくとも一つを含むコンテンツを生成するためのコンテンツ作成支援部、ユーザに配信用メッセージを作成させるためのメッセージ作成支援部、ユーザに前記配信用メッセージの宛先を指定させるための宛先指定部、及び、前記コンテンツ及びメッセージを含むデータを前記サーバに送信するデータ送信部
を備え、
前記サーバは、データ受付部、メール配信部及びコンテンツ配信部を含み、
前記データ受付部は、前記発信者端末のデータ送信部から受け取ったメッセージをコンテンツと関連付けてデータ保存部に保存し、
前記メール配信部は、ネットワーク上における前記メッセージの保存場所を示す場所特定情報を含む電子メールを各宛先に配信し、
前記受信者端末は、前記電子メールを受信するメール受信部、及び、前記メッセージ及びコンテンツを閲覧するためのメッセージ閲覧部を備え、
前記コンテンツ配信部は、受信者端末のメッセージ閲覧部から場所特定情報とともにメッセージ閲覧要求を受けたとき、前記場所特定情報により特定される場所に保存されたメッセージ及び該メッセージと関連づけられたコンテンツを前記メッセージ閲覧部で閲覧可能な形式に加工して前記受信者端末に配信すること
を特徴とするコンテンツ配信システム。 - データ通信ネットワークを通じて他の端末から送信されてくる要求に応じた処理を行うサーバを含み、
前記サーバは、プログラム配信部、データ受付部、メール配信部及びコンテンツ配信部を含み、
前記プログラム配信部は、画像信号及び音声信号を出力するカメラを備えるとともに前記データ通信ネットワークに接続された端末にインストールされたWebブラウザ上で動作する配信データ作成部を構成するためのプログラムを前記発信者端末に送信し、
前記配信データ作成部は、前記カメラの出力信号から動画、音声及び静止画の少なくとも一つを含むコンテンツを生成するためのコンテンツ作成支援部、ユーザに配信用メッセージを作成させるためのメッセージ作成支援部、ユーザに前記配信用メッセージの宛先を指定させるための宛先指定部、及び、前記コンテンツ及びメッセージを含むデータを前記サーバに送信するデータ送信部
を備え、
前記データ受付部は、前記発信者端末のデータ送信部から受け取ったメッセージをコンテンツと関連付けてデータ保存部に保存し、
前記メール配信部は、ネットワーク上における前記メッセージの保存場所を示す場所特定情報を含む電子メールを各宛先に配信し、
前記コンテンツ配信部は、前記メッセージ及びコンテンツを閲覧するためのメッセージ閲覧部を備える受信者端末から場所特定情報とともにメッセージ閲覧要求を受けたとき、前記場所特定情報により特定される場所に保存されたメッセージ及び該メッセージと関連づけられたコンテンツを前記メッセージ閲覧部で閲覧可能な形式に加工して前記受信者端末に配信すること
を特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記配信データ作成部は、前記コンテンツデータの閲覧終了後に表示又は再生すべき他のコンテンツを指定できるようにするための関連コンテンツ指定部を備え、前記サーバのコンテンツ配信部は、前記関連コンテンツ指定部により指定された他のコンテンツを示す関連コンテンツ指定情報を前記受信者端末に送信し、前記受信者端末のコンテンツ閲覧部は、前記コンテンツの閲覧終了後、前記関連コンテンツ指定情報が示すコンテンツを表示又は再生することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記配信データ作成部は、前記他のコンテンツとしてのアンケートページの作成を支援するアンケート作成支援部を備えることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記コンテンツ作成支援部は、前記カメラの出力信号から作成したコンテンツのデータを前記発信者端末の記憶装置に保存するためのコンテンツ保存機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記宛先指定部は、宛先一覧ファイルを前記サーバに送信することにより多数の宛先を一度に指定する宛先一覧ファイル送信機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンテンツ配信システム。
- 前記メール配信部は、各宛先に電子メールを配信した後、宛先一覧を前記サーバの記憶装置から削除することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ配信システム。
- 画像信号及び音声信号を出力するカメラを備えるとともにデータ通信ネットワークに接続された端末であって、請求項1〜7のいずれかに記載の配信データ作成部として機能するコンポーネントを含むWebブラウザを備えることを特徴とするコンテンツ配信端末。
- 画像信号及び音声信号を出力するカメラを備えるとともにデータ通信ネットワークに接続された端末上で動作するWebブラウザ上に請求項1〜7のいずれかに記載の配信データ作成部を構成するためのコンテンツ配信プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003154258A JP2004355466A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | コンテンツ配信システム、コンテンツ配信端末及びコンテンツ配信プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2004355466A true JP2004355466A (ja) | 2004-12-16 |
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ID=34048971
Family Applications (1)
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JP2003154258A Pending JP2004355466A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | コンテンツ配信システム、コンテンツ配信端末及びコンテンツ配信プログラム |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009129149A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Joho Kiban Kaihatsu:Kk | 帳票作成装置および帳票作成プログラム |
JP2012130053A (ja) * | 2004-12-24 | 2012-07-05 | Dap Realize:Kk | 携帯情報処理装置 |
JP2022041409A (ja) * | 2020-09-01 | 2022-03-11 | 毅 青沼 | サーバ装置、コンテンツ表示制御方法、及びプログラム |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003154258A patent/JP2004355466A/ja active Pending
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