JP2004355290A - 3次元ブラウザ装置、3次元ブラウザプログラム、3次元ブラウザプログラムが記録された記録媒体およびデータ共有システム - Google Patents
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Abstract
【課題】コンテンツファイルを、共有し易い形式でブラウズすることを可能にする。
【解決手段】インターネット5にアクセスして複数のWWWページ6a1〜6anを、ディスプレイ11の2D表示領域R1を介してブラウズし、このブラウザされた複数のWWWページ6a1〜6anのうち、少なくとも1つのWWWページが指定された際に、その指定された少なくとも1つのWWWページ6ajのサムネール画像Iajを生成し、3D表示領域R2に対応する3D空間17a2内の所定座標が指定された際に、その指定した座標に対して生成されたサムネール画像Iajを配置し、3D空間17a2内に配置された指定サムネール画像Iajを含む3D空間17a2内のデータを共有用3DGUIデータGD1として3DGUIデータ格納部25に格納するコンピュータ本体10を備えた3次元ブラウザ装置1a1である
【選択図】 図1
【解決手段】インターネット5にアクセスして複数のWWWページ6a1〜6anを、ディスプレイ11の2D表示領域R1を介してブラウズし、このブラウザされた複数のWWWページ6a1〜6anのうち、少なくとも1つのWWWページが指定された際に、その指定された少なくとも1つのWWWページ6ajのサムネール画像Iajを生成し、3D表示領域R2に対応する3D空間17a2内の所定座標が指定された際に、その指定した座標に対して生成されたサムネール画像Iajを配置し、3D空間17a2内に配置された指定サムネール画像Iajを含む3D空間17a2内のデータを共有用3DGUIデータGD1として3DGUIデータ格納部25に格納するコンピュータ本体10を備えた3次元ブラウザ装置1a1である
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等のコンテンツネットワーク上に存在する複数のWWWページ等のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間およびディスプレイを介してブラウズ可能な3次元ブラウザ装置、3次元ブラウザプログラム、3次元ブラウザプログラムが記録された記録媒体および複数の3次元ブラウザ装置間においてデータを共有するためのデータ共有システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば企業等で複数の社員で構成されたグループ単位で業務を遂行する際、複数の社員の内の少なくとも一人が自己の通信端末によりインターネットに代表される多数のコンピュータ(多数のサーバ)が相互接続されたコンピュータネットワークにアクセスして、そのコンピュータネットワーク上に存在する多数のコンテンツファイルであるWWWページをブラウズし、業務の遂行に必要な所望の情報(例えば、所望のWWWページ)を取得する場合がある。
【0003】
この場合、効率化の観点から、業務はグループ単位で協調して遂行することが求められているため、グループ単位の業務遂行の場合、少なくとも一人の社員が自己の通信端末を介して取得した所望のWWWページをグループ内の社員全員で共有する必要がある。
【0004】
従来、上述した事例、すなわち、少なくとも一人の社員(共有元社員)が自己の通信端末を介してインターネットから取得した所望のWWWページをグループ内で共有する場合、その共有元社員は、取得したWWWページの場所を表すURL(Uniform Resource Locators)をコピーして電子メール(e−mail)に貼り付け、コメントを記入してグループ内の残りの社員(共有先社員)の通信端末に対して送信していた。
【0005】
このとき、グループ内の共有先社員は、送信されてきた電子メールをその通信端末を介して開いてコメントを読み、貼り付けられたURLにアクセスして対応するWWWページを閲覧していた。
【0006】
一方、非特許文献1に開示されているGUI技術「InfoLead」は、大量の画像化したWWWページを3DGUI{3次元GUI(Graphical User Interface)}により3次元空間内(3D空間)内に配置して表示するGUI技術であり、ユーザは、「InfoLead」を利用することにより、直感的にWWWページを認知することができる。
【0007】
【非特許文献1】
川村、他、「光時代のネット空間クルージング技術InfoLead」、NTTR&D、2000年10月
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコンピュータネットワークから取得したWWWページ等のコンテンツファイルの共有では、共有元社員の通信端末から共有対象となるコンテンツファイルのURLを、同一グループ内の共有先社員の通信端末に対して送信しているため、共有先社員は、URLという直感的に内容を掴むことが非常に困難な記号情報しか得ることができず、通信端末を介してそのURLにアクセスして対応するWWWページをブラウズするまでは、共有化したい情報であるWWWページの内容を把握することができないという問題が生じていた。
【0009】
また、例えば、共有元社員の通信端末から共有対象となる互いに関連する複数のコンテンツファイルや、同一テーマに対応する複数のコンテンツファイルのURLが同一グループ内の共有先社員の通信端末に対して送信されてきた場合、共有先社員は、その複数のURLに対応する複数のWWWページの関連性や共通のテーマ等をURL自体により把握することが非常に困難であり、その都度、URLにアクセスして対応するWWWページをブラウズする必要が生じていた。
【0010】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、WWWページ等のコンテンツファイルを上記3次元空間内でブラウズ可能な3次元ブラウズ機能を利用することにより、そのコンテンツファイルを、共有し易い形式でブラウズすることができる3次元ブラウザ装置、3次元ブラウザプログラム、3次元ブラウザプログラムが記録された記録媒体およびデータ共有システムを提供することをその第1の目的とする。
【0011】
また、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、共有先のユーザが自らURLにアクセスすることなく、共有したいコンテンツファイルの内容を迅速かつ直感的に把握することができる3次元ブラウザ装置、3次元ブラウザプログラム、3次元ブラウザプログラムが記録された記録媒体およびデータ共有システムを提供することをその第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、コンテンツネットワーク上に存在する複数のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間に対応する第1のブラウズ領域および2次元空間に対応する第2のブラウズ領域を有するディスプレイを介してブラウズ可能な3次元ブラウザ装置であって、前記コンピュータネットワークにアクセスして前記複数のコンテンツファイルを、前記ディスプレイの第2のブラウズ領域を介してブラウズするブラウズ手段と、前記ブラウズ手段によりブラウザされた該複数のコンテンツファイルのうち、少なくとも1つのコンテンツファイルが指定された際に、その指定された少なくとも1つのコンテンツファイルのサムネール画像を生成する生成手段と、前記第1のブラウズ領域に対応する3次元空間内の所定位置が指定された際に、その指定した位置に対して前記生成されたサムネール画像を配置するサムネール画像配置手段と、前記3次元空間内に配置された指定サムネール画像を含む該3次元空間内のデータを共有用3DGUIデータとして保存する3DGUIデータ保存手段と、を備えている。
【0013】
本発明の第1の態様は、前記生成手段により複数のコンテンツファイルの複数のサムネール画像が生成され、前記サムネール画像配置手段により該複数のサムネール画像が、前記3次元空間内の所定位置にそれぞれ配置されている状態において、前記複数のサムネール画像それぞれに対応するテーマを表すテキスト情報を前記3次元空間内の所定位置に配置するテキスト情報配置手段をさらに備え、前記3DGUIデータ保存手段は、前記複数のサムネール画像および前記テーマを表すテキスト情報を前記共有用3DGUIデータとして保存する手段を備えている。
【0014】
本発明の第1の態様は、前記複数のサムネール画像間の関連性を視覚的に表現できるマーカデータを前記3次元空間内の所定位置に配置するマーカデータ配置手段をさらに備え、前記3DGUIデータ保存手段は、前記複数のサムネール画像、前記テーマを表すテキスト情報および前記マーカデータを前記共有用3DGUIデータとして保存する手段を備えている。
【0015】
本発明の第2の態様は、コンテンツネットワーク上に存在する複数のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間に対応する第1のブラウズ領域および2次元空間に対応する第2のブラウズ領域を有するディスプレイを介してブラウズ可能であり、互いに共通のグループとしてグループ化された複数の3次元ブラウザ装置と、該複数のブラウザ装置からアクセスできる前記グループ上でのデータ共有化用のデータ共有装置とを備えたデータ共有システムであって、前記各3次元ブラウザ装置は、前記コンピュータネットワークにアクセスして前記複数のコンテンツファイルを、前記ディスプレイの第2のブラウズ領域を介してブラウズするブラウズ手段と、前記ブラウズ手段によりブラウザされた該複数のコンテンツファイルのうち、少なくとも1つのコンテンツファイルが指定された際に、その指定された少なくとも1つのコンテンツファイルのサムネール画像を生成する生成手段と、前記第1のブラウズ領域に対応する3次元空間内の所定位置が指定された際に、その指定した位置に対して前記サムネール画像を配置するサムネール画像配置手段と、前記3次元空間内に配置された指定サムネール画像を含む該3次元空間内のデータを共有用3DGUIデータとして保存する3DGUIデータ保存手段と、前記3DGUIデータ保存手段に保存された3DGUIデータを、自装置の識別情報と共に前記データ共有装置に対して送信する3DGUIデータ送信手段と、前記データ共有装置に対して、自装置の識別情報を含む検索要求を送信する検索要求送信手段と、前記データ共有装置から送信されてきた前記検索要求の検索結果としての3DGUIデータを受信する3DGUIデータ受信手段と、を備え、前記データ共有装置は、前記複数の3次元ブラウザ装置それぞれの識別情報を、前記グループを識別するグループ識別情報と対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、前記複数の3次元ブラウザ装置の内の少なくとも1つの3次元ブラウザ装置の3DGUIデータ送信手段から送信されてきた3DGUIデータを受信し、受信した3DGUIデータを、その識別情報に対応するグループ識別情報に関連付けて保存する3DGUIデータ保存手段と、前記複数の3次元ブラウザ装置の内の少なくとも1つの3次元ブラウザ装置の検索要求送信手段から送信されてきた前記検索要求を受信し、その検索要求に含まれる識別情報に対応するグループ識別情報に関連付けられた3DGUIデータが前記3DGUIデータ保存手段に保存されている場合に、その3DGUIデータを該3DGUIデータ保存手段から読み出して前記検索要求送信元の3次元ブラウザ装置に対して検索結果として送信する検索結果送信手段と、を備えている。
【0016】
本発明の第3の態様は、コンテンツネットワーク上に存在する複数のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間に対応する第1のブラウズ領域および2次元空間に対応する第2のブラウズ領域を有するディスプレイを介してブラウズするためのコンピュータが実行可能な3次元ブラウザプログラムであって、前記コンピュータに、前記コンピュータネットワークにアクセスして前記複数のコンテンツファイルを、前記ディスプレイの第2のブラウズ領域を介してブラウズする処理と、前記ブラウズ処理によりブラウザされた該複数のコンテンツファイルのうち、少なくとも1つのコンテンツファイルが指定された際に、その指定された少なくとも1つのコンテンツファイルのサムネール画像を生成する処理と、
前記第1のブラウズ領域に対応する3次元空間内の所定位置が指定された際に、その指定した位置に対して前記生成されたサムネール画像を配置する処理と、前記3次元空間内に配置された指定サムネール画像を含む該3次元空間内のデータを共有用3DGUIデータとしてメモリに格納する処理と、をそれぞれ実行させる。
【0017】
本発明の第3の態様において、前記生成処理により複数のコンテンツファイルの複数のサムネール画像が生成され、前記配置処理により該複数のサムネール画像が、前記3次元空間内の所定位置にそれぞれ配置されている状態において、前記複数のサムネール画像それぞれに対応するテーマを表すテキスト情報を前記3次元空間内の所定位置に配置する処理を前記コンピュータにさらに実行させるようになっており、前記コンピュータの格納処理は、前記複数のサムネール画像および前記テーマを表すテキスト情報を前記共有用3DGUIデータとして前記メモリに格納する処理を備えている。
【0018】
本発明の第3の態様において、前記複数のサムネール画像間の関連性を視覚的に表現できるマーカデータを前記3次元空間内の所定位置に配置する処理を前記コンピュータにさらに実行させるようになっており、前記コンピュータの格納処理は、前記複数のサムネール画像、前記テーマを表すテキスト情報および前記マーカデータを前記共有用3DGUIデータとして前記メモリに格納する処理を備えている。
【0019】
本発明の第4の態様は、請求項5乃至7の内の何れか1項記載の3次元ブラウザプログラムを記録した記録媒体である
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる複数の3次元ブラウザ装置1a1、1a2、・・・(以下、説明を容易にするため、2台のブラウザ装置1a1、1a2として説明する)の概略構成を示す図である。なお、3次元ブラウザ装置1a1および1a2は、対応するユーザU1およびU2が所定の業務を行う上での同一のグループとして構成されている。
【0022】
3次元ブラウザ装置1a1および1a2は、LAN2を介して互いに通信可能に相互接続されている。
【0023】
3次元ブラウザ装置1a1は、LAN2、ゲートウェイ(GW)3および専用線、ADSL回線、移動通信網、光ファイバ等の通信回線4を介してインターネット5上に存在するコンテンツファイル群であるWWWページ群6a1〜6anに対してアクセスして、所望のWWWページを自装置1a1を介してブラウズ(利用者が閲覧できるようにそのディスプレイ等を介して表示することを表す)する装置である。
【0024】
すなわち、3次元ブラウザ装置1a1は、コンピュータ本体10と、このコンピュータ本体10に電気的に接続されたディスプレイ11と、コンピュータ本体10に電気的に接続された入力部12とを備えている。
【0025】
この入力部12は、キーボードに加えて、ディスプレイ11の表示領域上に存在するポインタPを移動させて任意の位置を選択指示することができるポインティングデバイス(マウス、リモコン等)を有している。
【0026】
コンピュータ本体10は、図1に示すように、CPU15と、このCPU15に通信可能であり、CPU15およびLAN2(GW3)間のデータ通信に関するインタフェース(I/F)機能を有する通信I/F16と、CPU15がアクセス自在であり、ディスプレイ11の表示領域に対応するメモリ空間を構成するビデオメモリ17とを備えている。
【0027】
このビデオメモリ17は、ディスプレイ11の例えば向かって左側の表示領域(2D表示領域;第2のブラウズ領域に相当)R1に対応する2次元メモリ空間(2次元座標が設定された2D空間)17a1と、ディスプレイ11の2D表示領域R1に隣接する向かって右側の表示領域(3D表示領域;第1のブラウズ領域に相当)R2に対応する3次元メモリ空間(3次元座標が設定された3D空間)17a2とを備えている。
【0028】
また、コンピュータ本体10は、CPU15がアクセス自在なメモリ20を備えている。このメモリ20には、CPU15に、同一グループ内の3次元ブラウザ装置1a2を含むLAN2や通信回線4を介して接続できる装置に対して、予め登録されたアドレスファイルを参照して電子メールを送信する処理を実行させるためのプログラムであるメーラMと、CPU15に、インターネット5上のWWWページ群6a1〜6anにアクセスして、所望のWWWページをダウンロードして2D空間17a1に格納し、ディスプレイ11の2D表示領域R1に表示する処理、および2D表示領域R1に表示されたWWWページを介して入力された要求に応える処理等を実行させるためのWWWブラウザ21とがそれぞれ格納されている。
【0029】
また、メモリ20には、CPU15に、インターネット5上のWWWページ群6a1〜6anにアクセスして所望のWWWページをダウンロードし、そのWWWページのサムネール画像(WWWページの特徴が一目で分かるようにWWWページを縮小画像化したもの)を3D空間17a2に格納し、ディスプレイ11の3D表示領域R2に3次元表示する処理、および3D表示領域R2に表示されたWWWページを介して入力された要求に応える処理等を実行させるための3D−GUIブラウザ22が格納されている。
【0030】
なお、WWWブラウザ21および3D−GUIブラウザ22により、3次元ブラウザ装置1a1全体のブラウザ機能に対応するソフトウェアであるフィールドエクスプローラ(FE)を構成している。
【0031】
そして、上記メーラMおよびフィールドエクスプローラFEの少なくとも一部のプログラムであり、CPU15に後述する図3、図5、図7に示す処理を実行させるプログラムが、本発明の3次元ブラウザプログラムに相当する。
【0032】
さらに、コンピュータ本体10は、CPU15がアクセス自在であり、後述するCPU15の処理により作成された3DGUIデータを格納するための3DGUIデータ格納部25を備えている。
【0033】
ここで、本実施形態における3D空間17a2を含む3次元ブラウズについて説明する。
【0034】
例えば、図2は、本実施形態における3D空間17a2を概念的に示す図である。
【0035】
すなわち、3D空間17a2は、X軸、Y軸およびZ軸から構成された3次元メモリ空間であり、例えばX軸が3D表示領域R2の左右方向、Y軸が3D表示領域R2の上下方向およびZ軸が3D表示領域R2の奥行き方向(前後方向)に対応している。
【0036】
この3D空間17a2に格納されたデータである3DGUIデータは、ディスプレイ11の3D表示領域R2を介して3次元表示される。
【0037】
このとき、3D表示領域R2に表示された3DGUIデータの見え方は、3D表示領域R2内(3D空間17a2内)に存在するポインタPの位置からの視点および視線として設定されるようになっている。したがって、ユーザU1は、入力部12を操作してポインタPを3D表示領域R2内(3D空間17a2内)で移動させることにより、3D表示領域R2内(3D空間17a2内)に配置された所望のサムネール画像を見ることができる。
【0038】
なお、3次元ブラウザ装置1a2の構成についても、3次元ブラウザ装置1a1の構成と略同等であるため、その説明は省略する。
【0039】
次に、本実施形態の全体動作について説明する。
【0040】
ユーザU1は、3次元ブラウザ装置1a1の入力部12を操作して2D表示領域R1を介して例えば所定の検索キーワード等を入力して、WWWページ群の検索要求を入力し、3次元ブラウザ装置1a1のCPU15は、そのフィールドエクスプローラFEに従って動作し、入力された検索要求に応じてインターネット5上の図示しない検索サイトにアクセスし、その検索サイトからダウンロードされてきた入力検索要求に対応する複数のWWWページを受信して2D表示領域R1に順次ブラウズする(図3;ステップS1)。
【0041】
ユーザU1は、2D表示領域R1に順次ブラウズされたWWWページを閲覧しながら、所定の業務に有用なWWWページを探索する。
【0042】
このとき、所定の業務に有用なWWWページ、例えば、WWWページ6ajとする)が存在した場合には、ユーザU1は、入力部12を操作して、そのWWWページ6ajを指定してサムネール画像生成指示をCPU15に要求する。CPU15は、要求されたサムネール画像生成指示に応じて、対応するWWWページ6ajをレンダリング処理して、そのWWWページ6ajのサムネール画像Iajを生成して(ステップS2)、2D空間17a1内に格納する。この結果、ディスプレイ11の2D表示領域R1上にサムネール画像Iajが表示される。
【0043】
次いで、ユーザU1は、生成したサムネール画像Iajの3D表示領域R2内(3D空間17a2内)の表示位置を所望の位置に設定するために、3次元ブラウザ装置1a1の入力部12を操作してポインタPによりサムネール画像Iajをドラッグし、図4に示すように、3D表示領域R2内(3D空間17a2内)の所望の位置を指定してドロップする。CPU15は、入力部12のドラッグおよびドロップ動作により、サムネール画像Iajを3D空間17a2内におけるポインタPの指定位置(ドロップ位置)に移動させ、その指定位置に配置(格納)する(ステップS3)。この結果、ディスプレイ11の3D表示領域R2には、図4に示す3D空間17a2に格納されたサムネール画像Iajを含む3DGUIデータGD1に対応する3次元画像が表示される。
【0044】
そして、CPU15は、サムネール画像Iajを含む3D表示領域R2(3D空間17a2)内の3DGUIデータGD1を3DGUIデータ格納部25に対して格納する(ステップS4)。
【0045】
このようにして、ユーザU1自らが取得したWWWページ6ajのサムネール画像Iajを含む3DGUIデータGD1が生成されると、ユーザU1は、生成された3DGUIデータGD1をグループ内の他のユーザと共有するために、その3DGUIデータGD1を電子メールに添付し、その電子メールを同一グループ内の他の3次元ブラウザ装置(1a2)を宛先として送信する(ステップS5)。
【0046】
3次元ブラウザ装置1a2のCPU15は、LAN2等を介して送信されてきた電子メールを受信して開き、添付された3DGUIデータGD1を3D空間17a2を介してディスプレイ11の3D表示領域R2を介して表示する。
【0047】
この結果、ユーザU1と同一グループ内のユーザU2は、自装置1a2におけるディスプレイ11の3D表示領域R2を見ることにより、ユーザU1が取得した所定の業務に有用な3DGUIデータGD1を共有し、その3DGUIデータGD1を閲覧することができる。
【0048】
このとき、本実施形態では、共有用として送信されてきた3DGUIデータGD1がURL等の記号データではなく、対応するWWWページ6ajの特徴が一目で分かるように縮小画像化されたサムネール画像Iajを含むデータであるため、ユーザU2は、その3DGUIデータ(サムネール画像Iaj)を閲覧することにより、対応するWWWページ6ajの内容を容易かつ直感的に把握することができる。
【0049】
なお、本実施形態では、1つのサムネール画像Iajを含む3DGUIデータGD1を作成して3次元ブラウザ装置1a2に送信したが、ステップS2〜ステップS4の処理を繰り返し行うことにより、3D空間17a2内に、例えば所定の業務に必要なあるテーマに関する複数のサムネール画像(例えば、サムネール画像Iak〜Iak+6)を生成して配置した場合、ユーザU1があるサムネール画像(例えば、サムネール画像Iak+1)と、あるサムネール画像(例えば、サムネール画像Iak+2)との間に特に関連性がある場合、ユーザU1は、3次元ブラウザ装置1a1の入力部12を操作して上記サムネール画像Iak+1およびサムネール画像Iak+2間の所定位置をポインタPにより指定し、上記関連性を視覚的に表現できるマーカの表示要求をCPU15に入力する。
【0050】
CPU15は、入力されたマーカ表示要求に応じて、ポインタPによる指定位置に、サムネール画像Iak+1およびサムネール画像Iak+2間の関連性を表すマーカデータMDを配置(格納)する(図5;ステップS11)。この結果、ディスプレイ11の3D表示領域R2には、図6に示すように、サムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6に加えて、サムネール画像Iak+1およびサムネール画像Iak+2間を繋ぐ複数のパーティクル(粒子)状のマーカデータMDが配置される。この結果、ディスプレイ11の3D表示領域R2には、図6に示すサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6およびマーカデータMDを含む3DGUIデータGD2に対応する3次元画像が表示される。
【0051】
CPU15は、サムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6およびマーカデータMDを含む3DGUIデータGD2にを3DGUIデータ格納部25に対して格納する(ステップS12)。
【0052】
一方、ユーザU1が複数のサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6間の取得に関するテーマを挿入して表示させたいと考えた場合、ユーザU1は、3次元ブラウザ装置1a1の入力部12を操作してポインタPにより所定位置を指定し、上記テーマを表すテキスト情報(テキストデータ)をCPU15に対して入力する。
【0053】
CPU15は、ポインタPによる指定位置に、入力されたテキストデータを例えばラベル状に加工したラベルデータLとして配置(格納)する(図7;ステップS21)。この結果、ディスプレイ11の3D表示領域R2には、図8に示すように、サムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6およびマーカデータMDに加えて、サムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6間の共通のテーマを表すラベルデータLが配置される。この結果、ディスプレイ11の3D表示領域R2には、図8に示すサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6、マーカデータMDおよびラベルデータLを含む3DGUIデータGD3に対応する3次元画像が表示される。
【0054】
このようにして、生成された3DGUIデータGD3は、上述したCPU15のステップS5の処理により、電子メールに添付されて3次元ブラウザ装置1a2に対して送信され、3次元ブラウザ装置1a2のCPU15の処理により、ディスプレイ11の3D表示領域R2を介して表示される。
【0055】
この結果、ユーザU1と同一グループ内のユーザU2は、自装置1a2におけるディスプレイ11の3D表示領域R2を見ることにより、ユーザU1が取得した所定の業務に有用な3DGUIデータGD3を共有し、その3DGUIデータGD3を閲覧することができる。
【0056】
このとき、本実施形態では、共有用として送信されてきた3DGUIデータGD3に含まれるマーカデータMDにより、ユーザU2は、その複数のWWWページ6ak〜6ak+6に対応するサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6の内、サムネール画像Iak+1およびサムネール画像Iak+2間の関連性を一目で認識することができる。
【0057】
この結果、各サムネール画像Iak+1およびサムネール画像Iak+2に対応する各WWWページ6ak+1および6ak+2に対してアクセスすることなく、WWWページ6ak+1および6ak+2間に関連性があることを容易に把握することができ、同一グループ内のユーザの業務効率を向上させることができる。
【0058】
さらに、本実施形態では、共有用として送信されてきた3DGUIデータGD3に含まれるラベルデータLにより、ユーザU2は、複数のWWWページ6ak〜6ak+6に対応するサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6が取得されたテーマを容易に把握することができる。
【0059】
このため、同一グループ内のユーザU2は、ユーザU1から送信されてきたサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6に対応する複数のWWWページ6ak〜6ak+6の取得テーマを把握するために、その複数のWWWページ6ak〜6ak+6にアクセスする必要がなくなり、ユーザU2の業務効率を向上させることができる。
【0060】
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係わるデータ共有システム27の概略構成を示す図である。
【0061】
図9に示すように、データ共有システム27は、第1実施形態で説明した複数の3次元ブラウザ装置1a1、1a2、・・・(以下、説明を容易にするため、2台のブラウザ装置1a1、1a2として説明する)と、LAN2に接続されたフィールドサーバ(コンピュータシステム)30とを備えている。
【0062】
このフィールドサーバ30は、LAN2を介して3次元ブラウザ装置1a1および1a2と通信可能に接続されたサーバ本体31と、このサーバ本体31がアクセス自在であり、各3次元ブラウザ装置1a1および1a2それぞれの装置IDを、装置1a1および1a2の共通のグループを識別するグループIDと対応付けて記憶するグループID・ユーザID管理ファイル32を備えている。
【0063】
さらに、データ共有システム27は、LAN2を介して3次元ブラウザ装置1a1、1a2およびフィールドサーバ30に通信可能に接続された3DGUIデータ格納用の3DGUIデータ格納用サーバ40を備えている。
【0064】
なお、本実施形態のその他の構成要素については、第1の実施の形態と略同等であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0065】
次に、本実施形態の全体動作について説明する。
【0066】
今、図3に示すステップS1〜S5の処理により、ユーザU1の3次元ブラウザ装置1a1における3DGUIデータ格納部25には、同一グループ内で共有したい複数の3DGUIデータGD1〜GDmが格納されているとする。
【0067】
このとき、入力部12を介したユーザU1からの指示に応じて、CPU15は、3DGUIデータ格納部25に格納された複数の3DGUIデータGD1〜GDmを自装置1a1の装置IDと共にフィールドサーバ30へ送信する(図10;ステップS31)。
【0068】
フィールドサーバ30は、送信されてきた複数の3DGUIデータGD1〜GDmを受信し、その3DGUIデータGD1〜GDmを、添付された装置IDに対応するグループIDに関連付けて3DGUIデータ格納用サーバ40に格納する(ステップS32)。
【0069】
一方、ステップS31の処理後、CPU15は、入力部12を介したユーザU1からの指示に応じて、3DGUIデータの3DGUIデータ格納用サーバへの格納を表す電子メールを同一グループ内の他の3次元ブラウザ装置1a2を宛先として送信する(ステップS33)。
【0070】
3次元ブラウザ装置1a2のCPU15は、LAN2等を介して送信されてきた電子メールを受信し、ユーザU2の入力部12を介した指示に応じて開いてディスプレイ11の2D表示領域R1に表示する。
【0071】
このとき、ユーザU2は、ディスプレイ11の2D表示領域R1を視認してフィールドサーバ30への3DGUIデータの格納を確認し、CPU15に対して、3DGUIデータの検索要求を入力する。
【0072】
CPU15は、入力された検索要求に自装置1a2の装置IDを付加してフィールドサーバFEに送信する(ステップS34)。
【0073】
フィールドサーバ30のサーバ本体31は、送信されてきた検索要求に含まれる装置IDに対応するグループIDに関連付けられた3DGUIデータを3DGUIデータ格納用サーバ40内において検索し(ステップS35)、検索の結果、対応する3DGUIデータ(3DGUIデータGD1〜GDm)が存在する場合、サーバ本体31は、対応する3DGUIデータGD1〜GDmを3DGUIデータ格納用サーバ40から読み出して検索要求送信元の3次元ブラウザ装置1a2に対して送信する(ステップS36)。
【0074】
3次元ブラウザ装置1a2は、送信されてきた3DGUIデータGD1〜GDmを受信して3DGUIデータ格納部25に格納する(ステップS37)。
【0075】
3DGUIデータ格納部25に格納された3DGUIデータGD1〜GDmは、CPU15の処理により、その3D空間17a2を介してディスプレイ11の3D表示領域R2に表示される。
【0076】
この結果、ユーザU1と同一グループ内のユーザU2は、第1実施形態と同様に、自装置1a2におけるディスプレイ11の3D表示領域R2を見ることにより、ユーザU1が取得した所定の業務に有用な3DGUIデータGD1〜GDmを共有し、その3DGUIデータGD1〜GDmを閲覧して内容を容易かつ直感的に把握することができ、ユーザU1と共に表示された3DGUIデータGD1〜GDmに基づいて共同作業(業務)を行うことができる。
【0077】
なお、3次元ブラウザ装置のメモリに記憶された3次元ブラウザプログラムを含むプログラム群は、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録したり、インターネット上のサーバ等にアップロードしておき、必要に応じてダウンロードしてもよく、その流通性を高めることができる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、同一グループ内の他の3次元ブラウザ装置と共用したいコンテンツファイルから、そのコンテンツファイルの特徴が一目で分かるように縮小画像化されたサムネール画像を生成し、生成したサムネール画像を含む共有用3DGUIデータとして保存することができる。
【0079】
このため、例えば、この共有用3DGUIデータを同一グループ内の他の3次元ブラウザ装置に対して送信することにより、この共有用3DGUIデータを他の3次元ブラウザ装置においてブラウズすることができる。
【0080】
このとき、ブラウズされた共有用3DGUIデータには、コンテンツファイルの特徴が一目で分かるように縮小画像化されたサムネール画像を含んでいるため、他の3次元ブラウザ装置のユーザは、ブラウズされた共有用3DGUIデータを閲覧することにより、サムネール画像に対応するコンテンツファイルの内容を容易かつ直感的に把握することができる。
【0081】
したがって、コンピュータネットワーク上のコンテンツファイルを共有化する際の共有先の他の3次元ブラウザ装置のユーザの業務効率を向上させることができる。
【0082】
また、共有用3DGUIデータに複数のコンテンツファイルに対応する複数のサムネール画像が含まれている場合、その複数のサムネール画像それぞれに対応するテーマを表すテキスト情報を上記共有用3DGUIデータに含めることができるため、共有先の他の3次元ブラウザ装置のユーザは、ブラウズされた共有用3DGUIデータを閲覧することにより、複数のサムネール画像(複数のコンテンツファイル)の取得テーマを容易に把握することができる。
【0083】
さらに、共有用3DGUIデータに複数のコンテンツファイルに対応する複数のサムネール画像が含まれている場合、その複数のサムネール画像間の関連性を表すマーカデータを上記共有用3DGUIデータに含めることができるため、共有先の他の3次元ブラウザ装置のユーザは、ブラウズされた共有用3DGUIデータを閲覧することにより、複数のサムネール画像(複数のコンテンツファイル)間の関連性を一目で認識することができる。
【0084】
この結果、各サムネール画像に対応する各コンテンツファイルに対してアクセスすることなく、その各コンテンツファイル間に関連性があることを把握することができ、共有先の他の3次元ブラウザ装置のユーザの業務効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる複数の3次元ブラウザ装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における図1に示す3D空間を概念的に示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係わる3次元ブラウザ装置のCPUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるCPUの処理を説明するための図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係わる3次元ブラウザ装置のCPUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図6】本発明の第1の実施の形態における3次元ブラウザ装置のCPUの処理を説明するための図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係わる3次元ブラウザ装置のCPUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図8】本発明の第1の実施の形態における3次元ブラウザ装置のCPUの処理を説明するための図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係わるデータ共有システムの概略構成を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係わるデータ共有システムのフィールドサーバ、3次元ブラウザ装置3a1および3次元ブラウザ装置3a2の処理の一例を示す概略フローチャート。
【符号の説明】
1a1,1a2…3次元ブラウザ装置
2…LAN
3…GW
4…通信回線
5…インターネット
6a1〜6an…WWWページ群
10…コンピュータ本体
11…ディスプレイ
12…入力部
15…CPU
17…ディスプレイ
17a1…2D空間
17a2…3D空間
20…メモリ
21…WWWブラウザ
22…3D−GUIブラウザ
25…3DGUIデータ格納部
27…データ共有システム
30…フィールドサーバ
31…サーバ本体
32…管理ファイル
40…3DGUIデータ格納用サーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット等のコンテンツネットワーク上に存在する複数のWWWページ等のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間およびディスプレイを介してブラウズ可能な3次元ブラウザ装置、3次元ブラウザプログラム、3次元ブラウザプログラムが記録された記録媒体および複数の3次元ブラウザ装置間においてデータを共有するためのデータ共有システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば企業等で複数の社員で構成されたグループ単位で業務を遂行する際、複数の社員の内の少なくとも一人が自己の通信端末によりインターネットに代表される多数のコンピュータ(多数のサーバ)が相互接続されたコンピュータネットワークにアクセスして、そのコンピュータネットワーク上に存在する多数のコンテンツファイルであるWWWページをブラウズし、業務の遂行に必要な所望の情報(例えば、所望のWWWページ)を取得する場合がある。
【0003】
この場合、効率化の観点から、業務はグループ単位で協調して遂行することが求められているため、グループ単位の業務遂行の場合、少なくとも一人の社員が自己の通信端末を介して取得した所望のWWWページをグループ内の社員全員で共有する必要がある。
【0004】
従来、上述した事例、すなわち、少なくとも一人の社員(共有元社員)が自己の通信端末を介してインターネットから取得した所望のWWWページをグループ内で共有する場合、その共有元社員は、取得したWWWページの場所を表すURL(Uniform Resource Locators)をコピーして電子メール(e−mail)に貼り付け、コメントを記入してグループ内の残りの社員(共有先社員)の通信端末に対して送信していた。
【0005】
このとき、グループ内の共有先社員は、送信されてきた電子メールをその通信端末を介して開いてコメントを読み、貼り付けられたURLにアクセスして対応するWWWページを閲覧していた。
【0006】
一方、非特許文献1に開示されているGUI技術「InfoLead」は、大量の画像化したWWWページを3DGUI{3次元GUI(Graphical User Interface)}により3次元空間内(3D空間)内に配置して表示するGUI技術であり、ユーザは、「InfoLead」を利用することにより、直感的にWWWページを認知することができる。
【0007】
【非特許文献1】
川村、他、「光時代のネット空間クルージング技術InfoLead」、NTTR&D、2000年10月
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコンピュータネットワークから取得したWWWページ等のコンテンツファイルの共有では、共有元社員の通信端末から共有対象となるコンテンツファイルのURLを、同一グループ内の共有先社員の通信端末に対して送信しているため、共有先社員は、URLという直感的に内容を掴むことが非常に困難な記号情報しか得ることができず、通信端末を介してそのURLにアクセスして対応するWWWページをブラウズするまでは、共有化したい情報であるWWWページの内容を把握することができないという問題が生じていた。
【0009】
また、例えば、共有元社員の通信端末から共有対象となる互いに関連する複数のコンテンツファイルや、同一テーマに対応する複数のコンテンツファイルのURLが同一グループ内の共有先社員の通信端末に対して送信されてきた場合、共有先社員は、その複数のURLに対応する複数のWWWページの関連性や共通のテーマ等をURL自体により把握することが非常に困難であり、その都度、URLにアクセスして対応するWWWページをブラウズする必要が生じていた。
【0010】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、WWWページ等のコンテンツファイルを上記3次元空間内でブラウズ可能な3次元ブラウズ機能を利用することにより、そのコンテンツファイルを、共有し易い形式でブラウズすることができる3次元ブラウザ装置、3次元ブラウザプログラム、3次元ブラウザプログラムが記録された記録媒体およびデータ共有システムを提供することをその第1の目的とする。
【0011】
また、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、共有先のユーザが自らURLにアクセスすることなく、共有したいコンテンツファイルの内容を迅速かつ直感的に把握することができる3次元ブラウザ装置、3次元ブラウザプログラム、3次元ブラウザプログラムが記録された記録媒体およびデータ共有システムを提供することをその第2の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の態様は、コンテンツネットワーク上に存在する複数のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間に対応する第1のブラウズ領域および2次元空間に対応する第2のブラウズ領域を有するディスプレイを介してブラウズ可能な3次元ブラウザ装置であって、前記コンピュータネットワークにアクセスして前記複数のコンテンツファイルを、前記ディスプレイの第2のブラウズ領域を介してブラウズするブラウズ手段と、前記ブラウズ手段によりブラウザされた該複数のコンテンツファイルのうち、少なくとも1つのコンテンツファイルが指定された際に、その指定された少なくとも1つのコンテンツファイルのサムネール画像を生成する生成手段と、前記第1のブラウズ領域に対応する3次元空間内の所定位置が指定された際に、その指定した位置に対して前記生成されたサムネール画像を配置するサムネール画像配置手段と、前記3次元空間内に配置された指定サムネール画像を含む該3次元空間内のデータを共有用3DGUIデータとして保存する3DGUIデータ保存手段と、を備えている。
【0013】
本発明の第1の態様は、前記生成手段により複数のコンテンツファイルの複数のサムネール画像が生成され、前記サムネール画像配置手段により該複数のサムネール画像が、前記3次元空間内の所定位置にそれぞれ配置されている状態において、前記複数のサムネール画像それぞれに対応するテーマを表すテキスト情報を前記3次元空間内の所定位置に配置するテキスト情報配置手段をさらに備え、前記3DGUIデータ保存手段は、前記複数のサムネール画像および前記テーマを表すテキスト情報を前記共有用3DGUIデータとして保存する手段を備えている。
【0014】
本発明の第1の態様は、前記複数のサムネール画像間の関連性を視覚的に表現できるマーカデータを前記3次元空間内の所定位置に配置するマーカデータ配置手段をさらに備え、前記3DGUIデータ保存手段は、前記複数のサムネール画像、前記テーマを表すテキスト情報および前記マーカデータを前記共有用3DGUIデータとして保存する手段を備えている。
【0015】
本発明の第2の態様は、コンテンツネットワーク上に存在する複数のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間に対応する第1のブラウズ領域および2次元空間に対応する第2のブラウズ領域を有するディスプレイを介してブラウズ可能であり、互いに共通のグループとしてグループ化された複数の3次元ブラウザ装置と、該複数のブラウザ装置からアクセスできる前記グループ上でのデータ共有化用のデータ共有装置とを備えたデータ共有システムであって、前記各3次元ブラウザ装置は、前記コンピュータネットワークにアクセスして前記複数のコンテンツファイルを、前記ディスプレイの第2のブラウズ領域を介してブラウズするブラウズ手段と、前記ブラウズ手段によりブラウザされた該複数のコンテンツファイルのうち、少なくとも1つのコンテンツファイルが指定された際に、その指定された少なくとも1つのコンテンツファイルのサムネール画像を生成する生成手段と、前記第1のブラウズ領域に対応する3次元空間内の所定位置が指定された際に、その指定した位置に対して前記サムネール画像を配置するサムネール画像配置手段と、前記3次元空間内に配置された指定サムネール画像を含む該3次元空間内のデータを共有用3DGUIデータとして保存する3DGUIデータ保存手段と、前記3DGUIデータ保存手段に保存された3DGUIデータを、自装置の識別情報と共に前記データ共有装置に対して送信する3DGUIデータ送信手段と、前記データ共有装置に対して、自装置の識別情報を含む検索要求を送信する検索要求送信手段と、前記データ共有装置から送信されてきた前記検索要求の検索結果としての3DGUIデータを受信する3DGUIデータ受信手段と、を備え、前記データ共有装置は、前記複数の3次元ブラウザ装置それぞれの識別情報を、前記グループを識別するグループ識別情報と対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、前記複数の3次元ブラウザ装置の内の少なくとも1つの3次元ブラウザ装置の3DGUIデータ送信手段から送信されてきた3DGUIデータを受信し、受信した3DGUIデータを、その識別情報に対応するグループ識別情報に関連付けて保存する3DGUIデータ保存手段と、前記複数の3次元ブラウザ装置の内の少なくとも1つの3次元ブラウザ装置の検索要求送信手段から送信されてきた前記検索要求を受信し、その検索要求に含まれる識別情報に対応するグループ識別情報に関連付けられた3DGUIデータが前記3DGUIデータ保存手段に保存されている場合に、その3DGUIデータを該3DGUIデータ保存手段から読み出して前記検索要求送信元の3次元ブラウザ装置に対して検索結果として送信する検索結果送信手段と、を備えている。
【0016】
本発明の第3の態様は、コンテンツネットワーク上に存在する複数のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間に対応する第1のブラウズ領域および2次元空間に対応する第2のブラウズ領域を有するディスプレイを介してブラウズするためのコンピュータが実行可能な3次元ブラウザプログラムであって、前記コンピュータに、前記コンピュータネットワークにアクセスして前記複数のコンテンツファイルを、前記ディスプレイの第2のブラウズ領域を介してブラウズする処理と、前記ブラウズ処理によりブラウザされた該複数のコンテンツファイルのうち、少なくとも1つのコンテンツファイルが指定された際に、その指定された少なくとも1つのコンテンツファイルのサムネール画像を生成する処理と、
前記第1のブラウズ領域に対応する3次元空間内の所定位置が指定された際に、その指定した位置に対して前記生成されたサムネール画像を配置する処理と、前記3次元空間内に配置された指定サムネール画像を含む該3次元空間内のデータを共有用3DGUIデータとしてメモリに格納する処理と、をそれぞれ実行させる。
【0017】
本発明の第3の態様において、前記生成処理により複数のコンテンツファイルの複数のサムネール画像が生成され、前記配置処理により該複数のサムネール画像が、前記3次元空間内の所定位置にそれぞれ配置されている状態において、前記複数のサムネール画像それぞれに対応するテーマを表すテキスト情報を前記3次元空間内の所定位置に配置する処理を前記コンピュータにさらに実行させるようになっており、前記コンピュータの格納処理は、前記複数のサムネール画像および前記テーマを表すテキスト情報を前記共有用3DGUIデータとして前記メモリに格納する処理を備えている。
【0018】
本発明の第3の態様において、前記複数のサムネール画像間の関連性を視覚的に表現できるマーカデータを前記3次元空間内の所定位置に配置する処理を前記コンピュータにさらに実行させるようになっており、前記コンピュータの格納処理は、前記複数のサムネール画像、前記テーマを表すテキスト情報および前記マーカデータを前記共有用3DGUIデータとして前記メモリに格納する処理を備えている。
【0019】
本発明の第4の態様は、請求項5乃至7の内の何れか1項記載の3次元ブラウザプログラムを記録した記録媒体である
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる複数の3次元ブラウザ装置1a1、1a2、・・・(以下、説明を容易にするため、2台のブラウザ装置1a1、1a2として説明する)の概略構成を示す図である。なお、3次元ブラウザ装置1a1および1a2は、対応するユーザU1およびU2が所定の業務を行う上での同一のグループとして構成されている。
【0022】
3次元ブラウザ装置1a1および1a2は、LAN2を介して互いに通信可能に相互接続されている。
【0023】
3次元ブラウザ装置1a1は、LAN2、ゲートウェイ(GW)3および専用線、ADSL回線、移動通信網、光ファイバ等の通信回線4を介してインターネット5上に存在するコンテンツファイル群であるWWWページ群6a1〜6anに対してアクセスして、所望のWWWページを自装置1a1を介してブラウズ(利用者が閲覧できるようにそのディスプレイ等を介して表示することを表す)する装置である。
【0024】
すなわち、3次元ブラウザ装置1a1は、コンピュータ本体10と、このコンピュータ本体10に電気的に接続されたディスプレイ11と、コンピュータ本体10に電気的に接続された入力部12とを備えている。
【0025】
この入力部12は、キーボードに加えて、ディスプレイ11の表示領域上に存在するポインタPを移動させて任意の位置を選択指示することができるポインティングデバイス(マウス、リモコン等)を有している。
【0026】
コンピュータ本体10は、図1に示すように、CPU15と、このCPU15に通信可能であり、CPU15およびLAN2(GW3)間のデータ通信に関するインタフェース(I/F)機能を有する通信I/F16と、CPU15がアクセス自在であり、ディスプレイ11の表示領域に対応するメモリ空間を構成するビデオメモリ17とを備えている。
【0027】
このビデオメモリ17は、ディスプレイ11の例えば向かって左側の表示領域(2D表示領域;第2のブラウズ領域に相当)R1に対応する2次元メモリ空間(2次元座標が設定された2D空間)17a1と、ディスプレイ11の2D表示領域R1に隣接する向かって右側の表示領域(3D表示領域;第1のブラウズ領域に相当)R2に対応する3次元メモリ空間(3次元座標が設定された3D空間)17a2とを備えている。
【0028】
また、コンピュータ本体10は、CPU15がアクセス自在なメモリ20を備えている。このメモリ20には、CPU15に、同一グループ内の3次元ブラウザ装置1a2を含むLAN2や通信回線4を介して接続できる装置に対して、予め登録されたアドレスファイルを参照して電子メールを送信する処理を実行させるためのプログラムであるメーラMと、CPU15に、インターネット5上のWWWページ群6a1〜6anにアクセスして、所望のWWWページをダウンロードして2D空間17a1に格納し、ディスプレイ11の2D表示領域R1に表示する処理、および2D表示領域R1に表示されたWWWページを介して入力された要求に応える処理等を実行させるためのWWWブラウザ21とがそれぞれ格納されている。
【0029】
また、メモリ20には、CPU15に、インターネット5上のWWWページ群6a1〜6anにアクセスして所望のWWWページをダウンロードし、そのWWWページのサムネール画像(WWWページの特徴が一目で分かるようにWWWページを縮小画像化したもの)を3D空間17a2に格納し、ディスプレイ11の3D表示領域R2に3次元表示する処理、および3D表示領域R2に表示されたWWWページを介して入力された要求に応える処理等を実行させるための3D−GUIブラウザ22が格納されている。
【0030】
なお、WWWブラウザ21および3D−GUIブラウザ22により、3次元ブラウザ装置1a1全体のブラウザ機能に対応するソフトウェアであるフィールドエクスプローラ(FE)を構成している。
【0031】
そして、上記メーラMおよびフィールドエクスプローラFEの少なくとも一部のプログラムであり、CPU15に後述する図3、図5、図7に示す処理を実行させるプログラムが、本発明の3次元ブラウザプログラムに相当する。
【0032】
さらに、コンピュータ本体10は、CPU15がアクセス自在であり、後述するCPU15の処理により作成された3DGUIデータを格納するための3DGUIデータ格納部25を備えている。
【0033】
ここで、本実施形態における3D空間17a2を含む3次元ブラウズについて説明する。
【0034】
例えば、図2は、本実施形態における3D空間17a2を概念的に示す図である。
【0035】
すなわち、3D空間17a2は、X軸、Y軸およびZ軸から構成された3次元メモリ空間であり、例えばX軸が3D表示領域R2の左右方向、Y軸が3D表示領域R2の上下方向およびZ軸が3D表示領域R2の奥行き方向(前後方向)に対応している。
【0036】
この3D空間17a2に格納されたデータである3DGUIデータは、ディスプレイ11の3D表示領域R2を介して3次元表示される。
【0037】
このとき、3D表示領域R2に表示された3DGUIデータの見え方は、3D表示領域R2内(3D空間17a2内)に存在するポインタPの位置からの視点および視線として設定されるようになっている。したがって、ユーザU1は、入力部12を操作してポインタPを3D表示領域R2内(3D空間17a2内)で移動させることにより、3D表示領域R2内(3D空間17a2内)に配置された所望のサムネール画像を見ることができる。
【0038】
なお、3次元ブラウザ装置1a2の構成についても、3次元ブラウザ装置1a1の構成と略同等であるため、その説明は省略する。
【0039】
次に、本実施形態の全体動作について説明する。
【0040】
ユーザU1は、3次元ブラウザ装置1a1の入力部12を操作して2D表示領域R1を介して例えば所定の検索キーワード等を入力して、WWWページ群の検索要求を入力し、3次元ブラウザ装置1a1のCPU15は、そのフィールドエクスプローラFEに従って動作し、入力された検索要求に応じてインターネット5上の図示しない検索サイトにアクセスし、その検索サイトからダウンロードされてきた入力検索要求に対応する複数のWWWページを受信して2D表示領域R1に順次ブラウズする(図3;ステップS1)。
【0041】
ユーザU1は、2D表示領域R1に順次ブラウズされたWWWページを閲覧しながら、所定の業務に有用なWWWページを探索する。
【0042】
このとき、所定の業務に有用なWWWページ、例えば、WWWページ6ajとする)が存在した場合には、ユーザU1は、入力部12を操作して、そのWWWページ6ajを指定してサムネール画像生成指示をCPU15に要求する。CPU15は、要求されたサムネール画像生成指示に応じて、対応するWWWページ6ajをレンダリング処理して、そのWWWページ6ajのサムネール画像Iajを生成して(ステップS2)、2D空間17a1内に格納する。この結果、ディスプレイ11の2D表示領域R1上にサムネール画像Iajが表示される。
【0043】
次いで、ユーザU1は、生成したサムネール画像Iajの3D表示領域R2内(3D空間17a2内)の表示位置を所望の位置に設定するために、3次元ブラウザ装置1a1の入力部12を操作してポインタPによりサムネール画像Iajをドラッグし、図4に示すように、3D表示領域R2内(3D空間17a2内)の所望の位置を指定してドロップする。CPU15は、入力部12のドラッグおよびドロップ動作により、サムネール画像Iajを3D空間17a2内におけるポインタPの指定位置(ドロップ位置)に移動させ、その指定位置に配置(格納)する(ステップS3)。この結果、ディスプレイ11の3D表示領域R2には、図4に示す3D空間17a2に格納されたサムネール画像Iajを含む3DGUIデータGD1に対応する3次元画像が表示される。
【0044】
そして、CPU15は、サムネール画像Iajを含む3D表示領域R2(3D空間17a2)内の3DGUIデータGD1を3DGUIデータ格納部25に対して格納する(ステップS4)。
【0045】
このようにして、ユーザU1自らが取得したWWWページ6ajのサムネール画像Iajを含む3DGUIデータGD1が生成されると、ユーザU1は、生成された3DGUIデータGD1をグループ内の他のユーザと共有するために、その3DGUIデータGD1を電子メールに添付し、その電子メールを同一グループ内の他の3次元ブラウザ装置(1a2)を宛先として送信する(ステップS5)。
【0046】
3次元ブラウザ装置1a2のCPU15は、LAN2等を介して送信されてきた電子メールを受信して開き、添付された3DGUIデータGD1を3D空間17a2を介してディスプレイ11の3D表示領域R2を介して表示する。
【0047】
この結果、ユーザU1と同一グループ内のユーザU2は、自装置1a2におけるディスプレイ11の3D表示領域R2を見ることにより、ユーザU1が取得した所定の業務に有用な3DGUIデータGD1を共有し、その3DGUIデータGD1を閲覧することができる。
【0048】
このとき、本実施形態では、共有用として送信されてきた3DGUIデータGD1がURL等の記号データではなく、対応するWWWページ6ajの特徴が一目で分かるように縮小画像化されたサムネール画像Iajを含むデータであるため、ユーザU2は、その3DGUIデータ(サムネール画像Iaj)を閲覧することにより、対応するWWWページ6ajの内容を容易かつ直感的に把握することができる。
【0049】
なお、本実施形態では、1つのサムネール画像Iajを含む3DGUIデータGD1を作成して3次元ブラウザ装置1a2に送信したが、ステップS2〜ステップS4の処理を繰り返し行うことにより、3D空間17a2内に、例えば所定の業務に必要なあるテーマに関する複数のサムネール画像(例えば、サムネール画像Iak〜Iak+6)を生成して配置した場合、ユーザU1があるサムネール画像(例えば、サムネール画像Iak+1)と、あるサムネール画像(例えば、サムネール画像Iak+2)との間に特に関連性がある場合、ユーザU1は、3次元ブラウザ装置1a1の入力部12を操作して上記サムネール画像Iak+1およびサムネール画像Iak+2間の所定位置をポインタPにより指定し、上記関連性を視覚的に表現できるマーカの表示要求をCPU15に入力する。
【0050】
CPU15は、入力されたマーカ表示要求に応じて、ポインタPによる指定位置に、サムネール画像Iak+1およびサムネール画像Iak+2間の関連性を表すマーカデータMDを配置(格納)する(図5;ステップS11)。この結果、ディスプレイ11の3D表示領域R2には、図6に示すように、サムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6に加えて、サムネール画像Iak+1およびサムネール画像Iak+2間を繋ぐ複数のパーティクル(粒子)状のマーカデータMDが配置される。この結果、ディスプレイ11の3D表示領域R2には、図6に示すサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6およびマーカデータMDを含む3DGUIデータGD2に対応する3次元画像が表示される。
【0051】
CPU15は、サムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6およびマーカデータMDを含む3DGUIデータGD2にを3DGUIデータ格納部25に対して格納する(ステップS12)。
【0052】
一方、ユーザU1が複数のサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6間の取得に関するテーマを挿入して表示させたいと考えた場合、ユーザU1は、3次元ブラウザ装置1a1の入力部12を操作してポインタPにより所定位置を指定し、上記テーマを表すテキスト情報(テキストデータ)をCPU15に対して入力する。
【0053】
CPU15は、ポインタPによる指定位置に、入力されたテキストデータを例えばラベル状に加工したラベルデータLとして配置(格納)する(図7;ステップS21)。この結果、ディスプレイ11の3D表示領域R2には、図8に示すように、サムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6およびマーカデータMDに加えて、サムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6間の共通のテーマを表すラベルデータLが配置される。この結果、ディスプレイ11の3D表示領域R2には、図8に示すサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6、マーカデータMDおよびラベルデータLを含む3DGUIデータGD3に対応する3次元画像が表示される。
【0054】
このようにして、生成された3DGUIデータGD3は、上述したCPU15のステップS5の処理により、電子メールに添付されて3次元ブラウザ装置1a2に対して送信され、3次元ブラウザ装置1a2のCPU15の処理により、ディスプレイ11の3D表示領域R2を介して表示される。
【0055】
この結果、ユーザU1と同一グループ内のユーザU2は、自装置1a2におけるディスプレイ11の3D表示領域R2を見ることにより、ユーザU1が取得した所定の業務に有用な3DGUIデータGD3を共有し、その3DGUIデータGD3を閲覧することができる。
【0056】
このとき、本実施形態では、共有用として送信されてきた3DGUIデータGD3に含まれるマーカデータMDにより、ユーザU2は、その複数のWWWページ6ak〜6ak+6に対応するサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6の内、サムネール画像Iak+1およびサムネール画像Iak+2間の関連性を一目で認識することができる。
【0057】
この結果、各サムネール画像Iak+1およびサムネール画像Iak+2に対応する各WWWページ6ak+1および6ak+2に対してアクセスすることなく、WWWページ6ak+1および6ak+2間に関連性があることを容易に把握することができ、同一グループ内のユーザの業務効率を向上させることができる。
【0058】
さらに、本実施形態では、共有用として送信されてきた3DGUIデータGD3に含まれるラベルデータLにより、ユーザU2は、複数のWWWページ6ak〜6ak+6に対応するサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6が取得されたテーマを容易に把握することができる。
【0059】
このため、同一グループ内のユーザU2は、ユーザU1から送信されてきたサムネール画像Iak〜サムネール画像Iak+6に対応する複数のWWWページ6ak〜6ak+6の取得テーマを把握するために、その複数のWWWページ6ak〜6ak+6にアクセスする必要がなくなり、ユーザU2の業務効率を向上させることができる。
【0060】
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係わるデータ共有システム27の概略構成を示す図である。
【0061】
図9に示すように、データ共有システム27は、第1実施形態で説明した複数の3次元ブラウザ装置1a1、1a2、・・・(以下、説明を容易にするため、2台のブラウザ装置1a1、1a2として説明する)と、LAN2に接続されたフィールドサーバ(コンピュータシステム)30とを備えている。
【0062】
このフィールドサーバ30は、LAN2を介して3次元ブラウザ装置1a1および1a2と通信可能に接続されたサーバ本体31と、このサーバ本体31がアクセス自在であり、各3次元ブラウザ装置1a1および1a2それぞれの装置IDを、装置1a1および1a2の共通のグループを識別するグループIDと対応付けて記憶するグループID・ユーザID管理ファイル32を備えている。
【0063】
さらに、データ共有システム27は、LAN2を介して3次元ブラウザ装置1a1、1a2およびフィールドサーバ30に通信可能に接続された3DGUIデータ格納用の3DGUIデータ格納用サーバ40を備えている。
【0064】
なお、本実施形態のその他の構成要素については、第1の実施の形態と略同等であるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0065】
次に、本実施形態の全体動作について説明する。
【0066】
今、図3に示すステップS1〜S5の処理により、ユーザU1の3次元ブラウザ装置1a1における3DGUIデータ格納部25には、同一グループ内で共有したい複数の3DGUIデータGD1〜GDmが格納されているとする。
【0067】
このとき、入力部12を介したユーザU1からの指示に応じて、CPU15は、3DGUIデータ格納部25に格納された複数の3DGUIデータGD1〜GDmを自装置1a1の装置IDと共にフィールドサーバ30へ送信する(図10;ステップS31)。
【0068】
フィールドサーバ30は、送信されてきた複数の3DGUIデータGD1〜GDmを受信し、その3DGUIデータGD1〜GDmを、添付された装置IDに対応するグループIDに関連付けて3DGUIデータ格納用サーバ40に格納する(ステップS32)。
【0069】
一方、ステップS31の処理後、CPU15は、入力部12を介したユーザU1からの指示に応じて、3DGUIデータの3DGUIデータ格納用サーバへの格納を表す電子メールを同一グループ内の他の3次元ブラウザ装置1a2を宛先として送信する(ステップS33)。
【0070】
3次元ブラウザ装置1a2のCPU15は、LAN2等を介して送信されてきた電子メールを受信し、ユーザU2の入力部12を介した指示に応じて開いてディスプレイ11の2D表示領域R1に表示する。
【0071】
このとき、ユーザU2は、ディスプレイ11の2D表示領域R1を視認してフィールドサーバ30への3DGUIデータの格納を確認し、CPU15に対して、3DGUIデータの検索要求を入力する。
【0072】
CPU15は、入力された検索要求に自装置1a2の装置IDを付加してフィールドサーバFEに送信する(ステップS34)。
【0073】
フィールドサーバ30のサーバ本体31は、送信されてきた検索要求に含まれる装置IDに対応するグループIDに関連付けられた3DGUIデータを3DGUIデータ格納用サーバ40内において検索し(ステップS35)、検索の結果、対応する3DGUIデータ(3DGUIデータGD1〜GDm)が存在する場合、サーバ本体31は、対応する3DGUIデータGD1〜GDmを3DGUIデータ格納用サーバ40から読み出して検索要求送信元の3次元ブラウザ装置1a2に対して送信する(ステップS36)。
【0074】
3次元ブラウザ装置1a2は、送信されてきた3DGUIデータGD1〜GDmを受信して3DGUIデータ格納部25に格納する(ステップS37)。
【0075】
3DGUIデータ格納部25に格納された3DGUIデータGD1〜GDmは、CPU15の処理により、その3D空間17a2を介してディスプレイ11の3D表示領域R2に表示される。
【0076】
この結果、ユーザU1と同一グループ内のユーザU2は、第1実施形態と同様に、自装置1a2におけるディスプレイ11の3D表示領域R2を見ることにより、ユーザU1が取得した所定の業務に有用な3DGUIデータGD1〜GDmを共有し、その3DGUIデータGD1〜GDmを閲覧して内容を容易かつ直感的に把握することができ、ユーザU1と共に表示された3DGUIデータGD1〜GDmに基づいて共同作業(業務)を行うことができる。
【0077】
なお、3次元ブラウザ装置のメモリに記憶された3次元ブラウザプログラムを含むプログラム群は、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープ等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録したり、インターネット上のサーバ等にアップロードしておき、必要に応じてダウンロードしてもよく、その流通性を高めることができる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、同一グループ内の他の3次元ブラウザ装置と共用したいコンテンツファイルから、そのコンテンツファイルの特徴が一目で分かるように縮小画像化されたサムネール画像を生成し、生成したサムネール画像を含む共有用3DGUIデータとして保存することができる。
【0079】
このため、例えば、この共有用3DGUIデータを同一グループ内の他の3次元ブラウザ装置に対して送信することにより、この共有用3DGUIデータを他の3次元ブラウザ装置においてブラウズすることができる。
【0080】
このとき、ブラウズされた共有用3DGUIデータには、コンテンツファイルの特徴が一目で分かるように縮小画像化されたサムネール画像を含んでいるため、他の3次元ブラウザ装置のユーザは、ブラウズされた共有用3DGUIデータを閲覧することにより、サムネール画像に対応するコンテンツファイルの内容を容易かつ直感的に把握することができる。
【0081】
したがって、コンピュータネットワーク上のコンテンツファイルを共有化する際の共有先の他の3次元ブラウザ装置のユーザの業務効率を向上させることができる。
【0082】
また、共有用3DGUIデータに複数のコンテンツファイルに対応する複数のサムネール画像が含まれている場合、その複数のサムネール画像それぞれに対応するテーマを表すテキスト情報を上記共有用3DGUIデータに含めることができるため、共有先の他の3次元ブラウザ装置のユーザは、ブラウズされた共有用3DGUIデータを閲覧することにより、複数のサムネール画像(複数のコンテンツファイル)の取得テーマを容易に把握することができる。
【0083】
さらに、共有用3DGUIデータに複数のコンテンツファイルに対応する複数のサムネール画像が含まれている場合、その複数のサムネール画像間の関連性を表すマーカデータを上記共有用3DGUIデータに含めることができるため、共有先の他の3次元ブラウザ装置のユーザは、ブラウズされた共有用3DGUIデータを閲覧することにより、複数のサムネール画像(複数のコンテンツファイル)間の関連性を一目で認識することができる。
【0084】
この結果、各サムネール画像に対応する各コンテンツファイルに対してアクセスすることなく、その各コンテンツファイル間に関連性があることを把握することができ、共有先の他の3次元ブラウザ装置のユーザの業務効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる複数の3次元ブラウザ装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における図1に示す3D空間を概念的に示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係わる3次元ブラウザ装置のCPUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるCPUの処理を説明するための図。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係わる3次元ブラウザ装置のCPUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図6】本発明の第1の実施の形態における3次元ブラウザ装置のCPUの処理を説明するための図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係わる3次元ブラウザ装置のCPUの処理の一例を示す概略フローチャート。
【図8】本発明の第1の実施の形態における3次元ブラウザ装置のCPUの処理を説明するための図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係わるデータ共有システムの概略構成を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係わるデータ共有システムのフィールドサーバ、3次元ブラウザ装置3a1および3次元ブラウザ装置3a2の処理の一例を示す概略フローチャート。
【符号の説明】
1a1,1a2…3次元ブラウザ装置
2…LAN
3…GW
4…通信回線
5…インターネット
6a1〜6an…WWWページ群
10…コンピュータ本体
11…ディスプレイ
12…入力部
15…CPU
17…ディスプレイ
17a1…2D空間
17a2…3D空間
20…メモリ
21…WWWブラウザ
22…3D−GUIブラウザ
25…3DGUIデータ格納部
27…データ共有システム
30…フィールドサーバ
31…サーバ本体
32…管理ファイル
40…3DGUIデータ格納用サーバ
Claims (8)
- コンテンツネットワーク上に存在する複数のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間に対応する第1のブラウズ領域および2次元空間に対応する第2のブラウズ領域を有するディスプレイを介してブラウズ可能な3次元ブラウザ装置であって、
前記コンピュータネットワークにアクセスして前記複数のコンテンツファイルを、前記ディスプレイの第2のブラウズ領域を介してブラウズするブラウズ手段と、
前記ブラウズ手段によりブラウザされた該複数のコンテンツファイルのうち、少なくとも1つのコンテンツファイルが指定された際に、その指定された少なくとも1つのコンテンツファイルのサムネール画像を生成する生成手段と、
前記第1のブラウズ領域に対応する3次元空間内の所定位置が指定された際に、その指定した位置に対して前記生成されたサムネール画像を配置するサムネール画像配置手段と、
前記3次元空間内に配置された指定サムネール画像を含む該3次元空間内のデータを共有用3DGUIデータとして保存する3DGUIデータ保存手段と、
を備えたことを特徴とする3次元ブラウザ装置。 - 前記生成手段により複数のコンテンツファイルの複数のサムネール画像が生成され、前記サムネール画像配置手段により該複数のサムネール画像が、前記3次元空間内の所定位置にそれぞれ配置されている状態において、
前記複数のサムネール画像それぞれに対応するテーマを表すテキスト情報を前記3次元空間内の所定位置に配置するテキスト情報配置手段をさらに備え、
前記3DGUIデータ保存手段は、前記複数のサムネール画像および前記テーマを表すテキスト情報を前記共有用3DGUIデータとして保存する手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の3次元ブラウザ装置。 - 前記複数のサムネール画像間の関連性を視覚的に表現できるマーカデータを前記3次元空間内の所定位置に配置するマーカデータ配置手段を備え、
前記3DGUIデータ保存手段は、前記複数のサムネール画像、前記テーマを表すテキスト情報および前記マーカデータを前記共有用3DGUIデータとして保存する手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の3次元ブラウザ装置。 - コンテンツネットワーク上に存在する複数のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間に対応する第1のブラウズ領域および2次元空間に対応する第2のブラウズ領域を有するディスプレイを介してブラウズ可能であり、互いに共通のグループとしてグループ化された複数の3次元ブラウザ装置と、該複数のブラウザ装置からアクセスできる前記グループ上でのデータ共有化用のデータ共有装置とを備えたデータ共有システムであって、
前記各3次元ブラウザ装置は、
前記コンピュータネットワークにアクセスして前記複数のコンテンツファイルを、前記ディスプレイの第2のブラウズ領域を介してブラウズするブラウズ手段と、
前記ブラウズ手段によりブラウザされた該複数のコンテンツファイルのうち、少なくとも1つのコンテンツファイルが指定された際に、その指定された少なくとも1つのコンテンツファイルのサムネール画像を生成する生成手段と、
前記第1のブラウズ領域に対応する3次元空間内の所定位置が指定された際に、その指定した位置に対して前記サムネール画像を配置するサムネール画像配置手段と、
前記3次元空間内に配置された指定サムネール画像を含む該3次元空間内のデータを共有用3DGUIデータとして保存する3DGUIデータ保存手段と、
前記3DGUIデータ保存手段に保存された3DGUIデータを、自装置の識別情報と共に前記データ共有装置に対して送信する3DGUIデータ送信手段と、
前記データ共有装置に対して、自装置の識別情報を含む検索要求を送信する検索要求送信手段と、
前記データ共有装置から送信されてきた前記検索要求の検索結果としての3DGUIデータを受信する3DGUIデータ受信手段と、
を備え、
前記データ共有装置は、
前記複数の3次元ブラウザ装置それぞれの識別情報を、前記グループを識別するグループ識別情報と対応付けて記憶する識別情報記憶手段と、
前記複数の3次元ブラウザ装置の内の少なくとも1つの3次元ブラウザ装置の3DGUIデータ送信手段から送信されてきた3DGUIデータを受信し、受信した3DGUIデータを、その識別情報に対応するグループ識別情報に関連付けて保存する3DGUIデータ保存手段と、
前記複数の3次元ブラウザ装置の内の少なくとも1つの3次元ブラウザ装置の検索要求送信手段から送信されてきた前記検索要求を受信し、その検索要求に含まれる識別情報に対応するグループ識別情報に関連付けられた3DGUIデータが前記3DGUIデータ保存手段に保存されている場合に、その3DGUIデータを該3DGUIデータ保存手段から読み出して前記検索要求送信元の3次元ブラウザ装置に対して検索結果として送信する検索結果送信手段と、
を備えたことを特徴とするデータ共有システム。 - コンテンツネットワーク上に存在する複数のコンテンツファイルを、3次元座標が設定された3次元空間に対応する第1のブラウズ領域および2次元空間に対応する第2のブラウズ領域を有するディスプレイを介してブラウズするためのコンピュータが実行可能な3次元ブラウザプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記コンピュータネットワークにアクセスして前記複数のコンテンツファイルを、前記ディスプレイの第2のブラウズ領域を介してブラウズする処理と、
前記ブラウズ処理によりブラウザされた該複数のコンテンツファイルのうち、少なくとも1つのコンテンツファイルが指定された際に、その指定された少なくとも1つのコンテンツファイルのサムネール画像を生成する処理と、
前記第1のブラウズ領域に対応する3次元空間内の所定位置が指定された際に、その指定した位置に対して前記生成されたサムネール画像を配置する処理と、
前記3次元空間内に配置された指定サムネール画像を含む該3次元空間内のデータを共有用3DGUIデータとしてメモリに格納する処理と、
をそれぞれ実行させることを特徴とする3次元ブラウザプログラム。 - 前記生成処理により複数のコンテンツファイルの複数のサムネール画像が生成され、前記配置処理により該複数のサムネール画像が、前記3次元空間内の所定位置にそれぞれ配置されている状態において、
前記複数のサムネール画像それぞれに対応するテーマを表すテキスト情報を前記3次元空間内の所定位置に配置する処理を前記コンピュータにさらに実行させ、
前記コンピュータの格納処理は、前記複数のサムネール画像および前記テーマを表すテキスト情報を前記共有用3DGUIデータとして前記メモリに格納する処理を備えたことを特徴とする請求項5記載の3次元ブラウザプログラム。 - 前記複数のサムネール画像間の関連性を視覚的に表現できるマーカデータを前記3次元空間内の所定位置に配置する処理を前記コンピュータにさらに実行させ、
前記コンピュータの格納処理は、前記複数のサムネール画像、前記テーマを表すテキスト情報および前記マーカデータを前記共有用3DGUIデータとして前記メモリに格納する処理を備えたことを特徴とする請求項5記載の3次元ブラウザプログラム。 - 請求項5乃至7の内の何れか1項記載の3次元ブラウザプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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JP2003151589A JP2004355290A (ja) | 2003-05-28 | 2003-05-28 | 3次元ブラウザ装置、3次元ブラウザプログラム、3次元ブラウザプログラムが記録された記録媒体およびデータ共有システム |
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Cited By (2)
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-
2003
- 2003-05-28 JP JP2003151589A patent/JP2004355290A/ja active Pending
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