JP2004355272A - 緊急車両の接近通知システム - Google Patents

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Satohiko Watabe
聡彦 渡部
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Abstract

【課題】狭域通信を用いて緊急車両から他の車両へ緊急車両の接近を通知し、緊急車両の走行を円滑にする。
【解決手段】緊急車両に搭載される、緊急車両の接近を他の車両に通知するシステムであって、緊急車両に係る情報と音声情報とを送信対象として夫々生成する送信対象生成手段と、狭域通信の受信機を含む前記送信対象の受信側装置,表示装置に前記緊急車両に係る情報に基づく情報を表示可能なカーナビゲーション装置及び前記音声情報に基づく音声を出力する音声出力手段を有する他の車両に対し、狭域通信の基地局として、前記送信対象を送信する基地局装置とを含む。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、緊急車両の接近を一般車両に通知するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般車両のドライバ(操縦者)は、パトカー,消防車,救急車等の緊急車両の接近、走行方向を、緊急車両を直接目視することや、緊急車両から発せられるサイレンを聴覚によって認識することによって認識している。
【0003】
しかしながら、例えば、都市部の交差点等では、建築物や各種の騒音によって、一般車両のドライバが緊急車両を目視したりサイレンの音を聞くことが阻害され、緊急車両の円滑な走行を妨げることがある。例えば、図4に示すように、緊急車両が交差点の一方の車線から交差点に進入して直進しようとする場合に、他方の車線から交差点に進入しようとする車両は、交差点に進入しないようにするのが好ましい。しかしながら、当該車両のドライバが緊急車両のサイレンは聞こえるが建築物によって緊急車両を目視できないが故に交差点に進入してしまい、緊急車両がその車両をよけて走行しなければならないケースがある。
【0004】
これに対し、一般車両のドライバが、サーバに用意された緊急車両の位置情報にアクセスし、緊急車両の位置の提示を受ける方法が考えられる。しかしながら、この方法では、一般車両がサーバにアクセス可能な位置にいなければ位置情報にアクセスできないという問題がある。
【0005】
ところで、近年では、高度道路交通システム(ITS)関連の標準化がISO(国際標準化機構)で行われている。その代表的なものとして、DSRC(Dedicated Short Range Communications:狭域通信)がある。DSRCは、スポット型の無線通信システムであり、車載器に高速且つ信頼性の高い情報を送る手段として期待されており、ETC(自動料金収受システム)等に利用されている。国内におけるETC用のDSRCは5.8GHz帯に設定されている。
【0006】
なお、本願発明に係る先行技術として、例えば、特許文献1に開示された緊急車両走行通報システムがある。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−172988号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、狭域通信を用いて緊急車両から他の車両へ緊急車両の接近を通知し、緊急車両の走行を円滑にすることが可能な技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するため以下の構成を採用する。
【0010】
本発明の第1の態様は、緊急車両に搭載される、緊急車両の接近を他の車両に通知するシステムであって、
緊急車両に係る情報と音声情報とを送信対象として夫々生成する送信対象生成手段と、
狭域通信の受信機を含む前記送信対象の受信側装置,表示装置に前記緊急車両に係る情報に基づく情報を表示可能なカーナビゲーション装置及び前記音声情報に基づく音声を出力する音声出力手段を有する他の車両に対し、狭域通信の基地局として、前記送信対象を送信する基地局装置と、を含む。
【0011】
第1の態様によると、緊急車両に狭域通信(DSRC)の基地局が搭載され、他の車両に対して緊急車両に係る情報と音声情報とが送信対象として送信される。これにより、緊急車両から一定の範囲内に位置する他の車両に対し、送信対象を確実に与えることができる。また、他の車両のドライバは、緊急車両に係る情報だけでは把握できない状況を音声情報から把握できるので、緊急車両の状況を適切に把握し、緊急車両の走行を妨げないように適正に自車両を操縦することができる。
【0012】
好ましくは、第1の態様において、前記送信対象生成手段は、前記送信対象を含むIP(Internet Protocol)パケットを生成し、
前記緊急車両からの前記送信対象の受信可能範囲に位置する前記他の車両からの要求に応じて前記IPパケットを受信するためのIPアドレスを要求元の他の車両に付与するアドレス付与手段をさらに含み、
前記基地局装置は、前記IPパケットをIPマルチキャストする。
【0013】
このような構成によれば、緊急車両から一定の範囲に位置する複数の他の車両に対し、緊急車両に係る情報や音声情報を含むIPパケットが一斉に送信することが可能となる。従って、複数の通知対象の各車両毎に送信対象の情報の送信処理を行わなくて済む。また、複数の他の車両がある場合に、同じ情報が夫々に一斉に与えられるので、例えば、各他の車両のドライバがある程度統制のとれた操縦を行うことを期待することができる。
【0014】
好ましくは、第1の態様において、前記送信対象生成手段は、前記緊急車両に係る情報として少なくとも緊急車両の位置情報を生成する。位置情報に、緊急車両の速度情報や走行方向情報が加えられるようにしても良い。位置、速度、走行方向の情報に基づく情報が表示装置に表示されることにより、他の車両のドライバは、適正に緊急車両の位置等の状況を把握することができる。
【0015】
好ましくは、第1の態様において、前記送信対象生成手段は、前記音声情報として前記他の車両に対する指示及び/又は警報に係る音声情報を生成する。このようにすれば、例えば、各他の車両のドライバに対し、緊急車両の走行の妨げとならない様な操縦を要請することができる。
【0016】
また、本発明は、第2の態様として、第1の態様としてのシステムが緊急車両の接近を他の車両に通知する方法として特定することができる。
【0017】
また、本発明は、第3の態様として、第1の態様としてのシステムが搭載された緊急車両として特定することができる。
【0018】
また、本発明の第4の態様は、車両に搭載され、緊急車両からの接近通知を前記車両の搭乗員に伝達するシステムであって、
前記緊急車両に搭載された狭域通信の基地局から、緊急車両に係る情報と音声情報とを受信する狭域通信の受信機を含む受信側装置と、
前記緊急車両に係る情報に基づく情報を表示装置に表示するカーナビゲーション装置と、
前記音声情報に基づく音声を出力する音声出力手段と、を含む。
【0019】
好ましくは、第4の態様において、前記受信側装置は、前記緊急車両からの情報の受信可能範囲に前記車両が位置している場合に、前記緊急車両に係る情報と前記音声情報とを夫々含むIPパケットを受信するためのIPアドレスの付与要求を前記緊急車両へ送信し、前記付与要求に応じて前記緊急車両から送信されてくるIPアドレスを受信し、その後、前記緊急車両からIPマルチキャストされる前記IPパケットを受信する。
【0020】
好ましくは、第4の態様において、前記カーナビゲーション装置は、前記緊急車両に係る情報として受信される緊急車両の位置情報に基づいて、前記表示装置に表示される地図上に緊急車両の位置を表示する。
【0021】
好ましくは、第4の態様において、前記音声出力手段は、前記音声情報として受信される緊急車両からの当該車両に対する指示及び/又は警報に係る音声情報に基づく音声を出力する。
【0022】
また、本発明は、第5の態様として、第4の態様として特定されたシステムが緊急車両からの接近通知を前記車両の搭乗者に伝達するための方法として特定することができる。
【0023】
また、本発明は、第6の態様として、第4の態様として特定されたシステムが搭載された車両として特定することもできる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施形態における構成は例示であり、本発明は実施形態の構成の範囲に限定されない。
【0025】
図1は、本発明の実施形態によるシステムの構成例を示す図である。図1に示されたシステムは、緊急車両Xが他の車両(一般車両Y)に緊急車両の接近を通知するシステム(「接近通知システム10」と称する)と、他の車両のドライバに緊急車両の接近通知を伝達するシステム(「通知伝達システム20」と称する)とからなる。
【0026】
接近通知システム10は、カーナビゲーション端末11と、マイク12と、車載端末13と、基地局装置14とを備えている。基地局装置14は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ141と、DSRC送信機(基地局)142と、DSRC受信機142とを備えている。
【0027】
カーナビゲーション端末11は、GPS(Global Positioning System)端末として、GPS衛星からの電波をGPSアンテナ11aで受信し、この受信電波から緯度、経度情報を算出して緊急車両の位置情報を生成し、車載端末13に渡す。
【0028】
マイク12は、緊急車両の搭乗者(ドライバ及び/又は同乗者)からの他の車両に対する指示や警報の音声を入力するために利用される。マイク12から入力された音声信号は車載端末13に入力される。
【0029】
車載端末13は、CPU、RAM,ROMやEEPROM,ハードディスク等の記憶装置、入出力ユニット、周辺装置、周辺装置に対するドライバ回路等がバスを介して接続されて構成される車載コンピュータである。
【0030】
周辺装置としては、音声情報をディジタルデータ(音声データ)に変換するDSP(Data signal Processor)、音声データを圧縮符号化するCODEC、TCP(UDP)/IP(VoIP(Voice over IP)を含む)等の通信プロトコルに係る処理を行う装置(ネットワークインターフェイス装置等)等を例示することができる。
【0031】
車載端末13を構成するROM,EEPROM,ハードディスク等の記憶装置には、制御プログラム及び制御プログラムの実行に際して利用されるデータが格納されており、CPUが制御プログラムを実行することによって様々な機能を実現する。
【0032】
車載端末13で実現される機能は、主として、緊急車両Xに係る情報としての緊急車両Xの位置情報や速度情報をカーナビゲーション端末11や車載LAN(例えばAVC−LAN(Audio Visual Communication−Local Area Network))から取得してこれを含むIPパケットを生成する機能、マイク12から入力される音声情報を含むIPパケット(IP音声パケット)を生成する機能、等である。
【0033】
緊急車両Xに係る情報には、さらに、緊急車両Xの走行方向(位置の時間的な変化から割り出すことができる)を含めることができる。
【0034】
DHCPサーバ141は、一般車両Yの受信側装置(車載コンピュータ23)がIPネットワークに接続(参加)するための複数の割当用のIPアドレスを管理しており、一般車両YからのIPアドレスの付与要求(割当要求)に対して、割当用のIPアドレスを格納しているアドレスプールから1以上のIPアドレスを取り出してこれを一般車両Yの受信側装置(車載コンピュータ23)に付与する(割り当てる)機能を持つ。
【0035】
一般車両Yの受信側装置(車載コンピュータ23)は、DHCPサーバ141から割り当てられるIPアドレスを受け取ることにより、IPネットワークへ参加(接続)された状態となり、IPネットワークを介して、IPパケット(例えば、緊急車両XからIPマルチキャストされるIPパケット)を受信可能な状態となる。
【0036】
DSRC送信機(基地局)142は、DSRCの送信基地局として、車載端末13から受け取る各IPパケットや、DHCPサーバ141からのIPアドレスを含むパケットを含むDSRCの送信周波数帯域(例えば、5.8GHz帯)の信号を送信アンテナ142aから送出する。
【0037】
また、DSRC受信機143は、一般車両Yから送信されるIPアドレスの付与要求を含むパケットの信号を受信アンテナ143aで受信し、DHCPサーバ141に与える。
【0038】
一方、通知伝達システム20は、DSRC受信機21と、DSRC送信機22と、車載コンピュータ23と、カーナビゲーション(端末)装置24と、音声出力部(音声出力手段)25とを備えている。
【0039】
DSRC受信機21は、DSRC送信機(基地局)142からの信号を受信アンテナ21aで受信しこの信号に含まれたパケットを車載コンピュータ23に渡す。DSRC送信機21は、車載コンピュータ23からのIPアドレスの付与要求のパケットを受け取り、このパケットを含む信号を送信アンテナ22aから送出する。このような構成により、緊急車両Xと一般車両YとはDSRCによる双方向の無線通信を実施可能に構成されている。
【0040】
車載コンピュータ23は、CPU、RAM,ROMやEEPROM,ハードディスク等の記憶装置、入出力ユニット、周辺装置、周辺装置に対するドライバ回路等がバスを介して接続されて構成される。周辺装置として、音声データを復号するCODECや、TCP(UDP)/IP等の通信プロトコルに係る処理を行う装置(ネットワークインターフェイス装置)等を含むことができる。
【0041】
車載コンピュータ23は、CPUが記憶装置に格納されている制御プログラムを実行することによって、DSRC受信機21で受信されるDSRC送信機(基地局)142からの発信電波の受信(一般車両Yが緊急車両Xからの信号の受信可能範囲に入ったこと)を検知してIPアドレスの付与(割当)を要求する機能、IPアドレスの付与後の該当IPパケットの受信(取り込み)機能、受信されたIPパケットに含まれている位置及び速度情報をカーナビゲーション装置24に与える機能、受信されたIP音声パケットを復号化してこれに含まれている音声情報を音声出力部25に与える機能等を実現する。
【0042】
上述したように、車載コンピュータ23は、緊急車両Xからの接近通知(IPパケット)の受信可能範囲内に入ったことを検出すると、IPパケットを受信するためのIPアドレスの付与を要求し、該当するIPアドレスを受け取り、IPネットワークに接続された状態となる。従って、緊急車両XからのIPパケットの受信可能範囲(DSRCの発振電波の届く範囲)に複数の一般車両Yが存在する場合には、一般車両Yの夫々に対してIPアドレスが付与され、夫々がIPネットワークに接続された状態となる。これによって、IPネットワークに接続された各一般車両Yの車載コンピュータ23は、緊急車両Xから、事前定義されたマルチキャストアドレス宛のIPパケットを受信可能な状態となる。そして、接近通知のIPパケット(緊急車両Xに係る情報を含むIPパケット及び音声情報を含むIPパケット)は、図2に示すように、DSRCによる無線通信により、当該複数の一般車両Yに対してIPマルチキャストされる。このような構成により、緊急車両Xの通行に必要な範囲にのみ接近を通知することが可能となる。
【0043】
なお、一般的なIPマルチキャストアドレスの配信手法では、送信サーバと受信端末(ホスト)との間にルータが存在し、ルータが受信端末のマルチキャストグループへの参加状態を管理し、送信サーバからIPマルチキャストパケットを受け取った場合に、これに対応するマルチキャストグループに参加している受信端末に当該IPマルチキャストパケットを転送する。
【0044】
但し、本実施形態のシステムでは、送信サーバに相当する車載端末13と受信端末に相当する車載コンピュータ23とがDSRCの無線通信により直接やりとりを行うため、上記したような受信端末のマルチキャストグループへの参加手順は省略される。もっとも、受信端末を搭載した車両がさらに受信された情報を中継するような場合には、中継される情報の発信の必要性を確認するため、IGMP(Internet Group Management Protocol)によるルーティングが必要となる。
【0045】
カーナビゲーション装置24は、GPS衛星からの受信電波から自車(一般車両Y)の緯度、経度情報から自車の位置情報を取得し、表示装置24Aの画面上に、自車の位置に対応する地図を表示するとともに、自車両の位置を示す画像(例えばシンボル)を表示する機能を持つ周知のカーナビゲーション装置24を適用することができる。表示装置24Aは、車内において、操縦中のドライバが適正に画面を参照することができる位置に配置される。
【0046】
但し、実施形態におけるカーナビゲーション装置24は、さらに、車載コンピュータ23からの緊急車両に係る情報に基づく情報として、緊急車両Xを示す情報(例えばシンボルのような画像)を生成し、表示装置24Aの表示画面上に表示する。このとき、カーナビゲーション装置24は、緊急車両Xの速度情報にもとづいて、画面上で緊急車両Xのシンボルが速度に基づいて地図上を移動する様子を表示する。
【0047】
さらに、IPパケットに緊急車両Xに係る情報として緊急車両Xの走行方向情報が含まれている場合には、この走行方向を画面上に表示するように構成される。緊急車両Xのシンボルが、例えば、図1に示すような鋭角の頂点を持つ三角形で表示され、鋭角の頂点が緊急車両Xの走行方向(進行方向)を示すように表示される。進行方向は、シンボルのような画像で表示しても良く、また、文字や記号で示すようにしても良い。
【0048】
上述したような機能は、カーナビゲーション装置24に搭載されるソフトウェア(プログラム)に、緊急車両Xに係る情報に基づく情報を表示装置24Aに表示するルーチンを追加することで実現可能である。
【0049】
また、緊急車両Xに係る情報の表示態様は、上述したものに限られるものではなく、一つの地図上に自車両Yと緊急車両Xとを同時に表示するようにしても良く、画面分割により別の地図上に自車両Yと緊急車両Xとが夫々表示されるようにしても良く、或いは、画面切替により自車両Yが地図上に表示された画面(ウインドウのような表示領域を含む)と、緊急車両Xが地図上に表示された画面(ウインドウのような表示領域を含む)とが夫々表示されるようにしても良い。
【0050】
音声出力部25は、車載コンピュータ23から与えられる音声情報に基づく音声を出力する。例えば、音声出力部25は、車載コンピュータ23から受け取る音声情報のディジタルデータをアナログ信号に変換するA/D変換器と、所定のレベルに増幅する増幅器と、音声信号に応じた音声を出力するスピーカ等から構成することができる。スピーカは、車内において、一般車両Yの操縦中のドライバがスピーカから出力される音声を適正に聞くことができる位置に配置される。
【0051】
図3は、本実施形態のシステムにおける通信手順を含む動作例の説明図である。図3において、緊急車両Xでは、カーナビゲーション端末11が稼働し(ステップS1)、緊急車両Xの位置情報を取得する(ステップS2)。取得された位置情報は車載端末13に与えられる。
【0052】
ここに、カーナビゲーション端末11は、緊急車両Xの非常サイレンの起動に連動して起動するようにしても良く、非常サイレンの起動時にドライバ等によって起動スイッチが投入されるようにしても良い。或いは、非常サイレンのオン/オフに関係なく稼働状態にあるようにされても良い。
【0053】
車載端末13は、位置情報をカーナビゲーション端末11から受け取るようになると、車載LAN(AVC−LAN)を介して車速測定装置(図示せず)で測定された緊急車両Xの速度情報を取得する(ステップS3)。なお、速度情報は、位置の時間に対する変化から割り出すこともできるが、正確な速度情報を一般車両に与えるべく、上記構成を採るのが好ましい。
【0054】
車載端末13は、取得した位置情報及び速度情報を、送信用のデータに変換する(ステップS4)。即ち、車載端末13は、IP端末として、位置情報及び速度情報を含むIPパケット(以下、「データパケット」と表記)を生成する。
【0055】
そして、車載端末13は、固有のマルチキャストアドレスにデータを配信する(ステップS5)。即ち、車載端末13は、データパケット用のIPマルチキャストアドレスを、データパケットのヘッダに宛先アドレスとして設定し、DSRC送信機(基地局)142に与える。DSRC送信機142は、データパケットをDSRCの送信周波数帯域の信号に変調して送信アンテナ142aから送出する。
【0056】
また、非常サイレンの稼働時に、マイク13から一般車両Yに対する指示や警報の音声が入力されると(ステップS6)、この音声(音声に対応する音声信号)が車載端末13に入力される。すると、車載端末13は、音声のパケット化を行う(ステップS7)。即ち、車載端末13は、VoIP端末として、DSPで音声信号をディジタルデータ(音声データ)に変換し、この音声データをCODECで圧縮符号化し、圧縮符号化された音声データを含むIPパケット(以下、「音声パケット」と表記)を生成する。
【0057】
そして、車載端末13は、固有のマルチキャストアドレスに音声を配信する(ステップS5)。即ち、車載端末13は、音声パケット用のIPマルチキャストアドレスを、音声パケットのヘッダに宛先アドレスとして設定し、DSRC送信機(基地局)142に与える。DSRC送信機142は、音声パケットをDSRCの送信周波数帯域の信号に変調して送信アンテナ142aから送出する。
【0058】
ここに、データ及び音声用の固有のマルチキャストアドレスの夫々は、緊急車両に係る情報又は音声情報(接近通知)を一般車両に配信するために事前に定義された(予約されている)1つのIPマルチキャストアドレスであり、車載端末13及び車載コンピュータ23の夫々に対し、接近通知の送受信用のIPアドレスとして予め設定されている。
【0059】
ところで、DSRC送信機(基地局)142は、非常サイレンの起動に合わせて起動するようにされ(非常サイレンの起動に連動して起動、或いはドライバ又は同乗者の起動操作により起動)、起動すると、DSRCの発信電波の送出を開始する(ステップS11)とともに、DHCPサーバ141を稼働させる(ステップS12)。
【0060】
DHCPサーバ141は、その稼働中に一般車両YからのIPアドレスの付与要求のパケットを受け取ると、管理しているIPアドレスを、この付与要求の要求元(付与要求の送信元MACアドレスから割り出すことができる)に付与する(ステップS13)。即ち、IPアドレスを含むパケットがDSRC送信機142に与えられ、送信アンテナ142aから送出される。
【0061】
以上が、緊急車両X側のシステムの動作である。一方、一般車両Y側のシステムは次のように動作する。
【0062】
車載コンピュータ23は、DSRC受信機21がDSRC送信機(基地局)142からの発振電波を受信していない場合には、この発振電波の受信待ち状態(待機状態)にあり、発振電波が受信されると動作を開始する。
【0063】
発振電波には、車載コンピュータ23は、IPアドレスの付与要求のパケットを生成し、DSRC送信機22から送信する。これによって、基地局装置14では、上述したステップS12及びS13の処理が行われ、車載コンピュータ23は、付与要求に対応するIPアドレスを取得し、IPネットワークに接続した状態となる(ステップS23)。
【0064】
その後、車載コンピュータ23は、DSRC受信機21で受信される、緊急車両Xからの、事前に定義されたマルチキャストアドレス向けのIPパケット(各ステップS5及びS8により配信されるIPパケット)の受信(取り込み)を開始可能な状態となる そして、車載コンピュータ23は、DSRC受信機21で受信されるデータパケットの受信(取り込み)を開始する(ステップS24)。そして、取り込んだデータパケットに含まれている位置及び速度情報をカーナビゲーション装置24に与える。
【0065】
また、車載コンピュータ23は、DSRC受信機21で受信される音声パケットの受信(取り込み)を開始する(ステップS25)。車載コンピュータ23は、取り込んだ音声パケットから音声データを取り出し、CODECで伸張及び復号を行う(ステップS26)。
【0066】
そして、車載コンピュータ23は、現時点で車内にオーディオ機器(ラジオ、テレビ、カセットテープ,CD,MD等の記録媒体に対する音声再生装置)による音声出力が行われているか否かの無音判定を行う(ステップS27)。このとき、音声出力が行われていれば、その音声出力をミュートする(ステップS28)。
【0067】
そして、車載コンピュータ23は、音声出力部25に音声データを与え、音声出力部25が、音声データをA/D変換し、所定のレベルに増幅してスピーカから音声データに応じた音声(指示や警報)を出力する(音声の再生;ステップS29)。なお、音声出力が終了したとき、ステップS28でミュート処理が行われている場合には、ミュート状態が解除される。
【0068】
カーナビゲーション装置24は、例えば、車載コンピュータ32が発振電波の受信を検出したときに、車載コンピュータ32からの起動指示を得て稼働するように構成される。カーナビゲーション装置24は、稼働時においては、GPSアンテナから自車両Yの経度、経度情報を受信し(ステップS31)、これから自車両の位置情報を取得する(ステップS32)。このとき、さらに、自車両Yの速度情報や走行方向情報を取得しても良い。
【0069】
その後、カーナビゲーション装置24は、車載コンピュータ23から与えられる緊急車両Xの位置及び速度情報を、表示内容(緊急車両)のパラメータに追加する(ステップS33)。そして、カーナビゲーション装置24は、所定の表示態様(表示形式)に従った表示画像を作成し(ステップS34)、表示装置24Aの表示画面に表示画像を表示する(ステップS35)。
【0070】
これによって、例えば、表示画面上において、一つの地図上に自車両Yと緊急車両Xとの位置が表示された画像が表示される。このとき、緊急車両Xの画像(シンボル)は、速度情報に基づいて、時間経過とともに速度に応じて移動する様子が表示される。このとき、自車両Yもその車速に基づいて地図上を移動する様子が表示されるようにしても良い。さらに、緊急車両Xの走行方向が提示されるようにしても良い。
【0071】
なお、発振電波の受信検出より前にカーナビゲーション装置32が稼働している場合には、上述した動作は、割込処理として行われる。或いは、既に表示画面に表示されている地図及び自車両Yの画像に緊急車両Xの画像が追加表示されるようにしても良い。
【0072】
その後、車載コンピュータ23は、一定時間、位置及び速度情報のデータパケットを受信できなくなる(発振電波の受信可能範囲内から外れる)と、緊急車両Xが自車両Yの操縦に影響のない位置(距離)まで離れたものとして、待機状態に戻る。
【0073】
なお、DHCPサーバ141は、一般車両Yに割り当てたIPアドレスを、例えば所定時間毎の接続確認により監視する。そして、接続確認に対する応答が所定期間内に一般車両Yから返ってこなくなった(例えば、応答待ちタイマがタイムアウトになった)場合には、一般車両Yが緊急車両Xの走行に影響を与えない程度に緊急車両Xから離れたものとして、当該IPアドレスの割当状態を空き状態にする。
【0074】
以上のような動作により、緊急車両Xの接近通知システム10は、自身に搭載されたDSRC送信機(基地局)142の発振電波の受信可能範囲内に位置する他の車両(一般車両Y)に対し、接近通知として緊急車両に係る情報(位置及び速度情報)と、音声情報とを送信する。一方、他の車両(一般車両Y)に搭載された通知伝達システム20は、接近通知を受信するためにIPネットワークに参加(接続)して接近通知を受信し、緊急車両Xの位置をカーナビゲーション装置24の表示画面24Aに表示させるとともに、音声出力部25から緊急車両Xからの警報や指示に係る音声を出力する。
【0075】
これによって、他の車両は、緊急車両Xからの発振電波の受信可能範囲内に位置すれば緊急車両Xからの接近通知を受信できるので、他の車両の走行位置によって、緊急車両の情報を受信できないといった問題を回避することができる。一方、緊急車両Xは、自身の円滑な通行に必要な範囲にのみ接近を通知することができる。
【0076】
また、通知伝達システム20が搭載された他の車両のドライバは、表示画面24Aに表示される緊急車両Xに係る情報を視認することで、ドライバが緊急車両を直接視認できない、或いは直接の視認に操縦の困難を伴うような状況下でも、適切に緊急車両Xの位置、速度、走行方向を把握することができる。さらに、音声出力部25から出力される警報や指示を聞くことで、位置や速度から把握できない緊急車両Xについての状況を把握することができる。また、音声が車内に出力されることにより、車外に騒音が発生している走行状況であっても緊急車両Xからの音声を適正に聞くことができる。
【0077】
このような緊急車両Xに係る情報と音声情報との相乗効果により、各他の車両のドライバは、どのように自車両を操縦すれば緊急車両Xの走行を妨げずに済むかを適切に判断し、走行を妨げないような操縦を行うことができる。従って、緊急車両Xのドライバは、他の車両(一般車両Y)によってその走行を妨げられることなく目的地へ向けて円滑に緊急車両Xを走行させることが可能となる。
【0078】
実施形態によるシステムは、緊急車両Xが交差点を通行する場合や、渋滞により車両が低速で走行している状況下を走行する場合に特に有効である。
【0079】
なお、上述した実施形態は、次のような変形が可能である。上記実施形態では、緊急車両に係る情報や音声情報(接近通知)を送受信するための各IPマルチキャストアドレスは、予め車載端末13や車載コンピュータ23に設定される構成となっている。この構成に代えて、緊急車両X側が一般車両Y側に接近通知の送受信用のIPマルチキャストアドレスの付与又は割り当てを行うように構成しても良い。例えば、上述した実施形態における車載端末13にIPマルチキャストアドレスの管理及び付与(割当)機能を付加し、車載コンピュータ23にIPマルチキャストアドレスの要求機能を付加する。そして、次のような動作が行われるように構成する。DHCPサーバ141によるIPアドレスの割当により車載コンピュータ23がIPネットワークに接続した後(図3のS23の後)に、車載コンピュータ23が各IPマルチキャストアドレス(緊急車両に係る情報及び音声情報用)の付与要求を車載端末13宛に送信する。車載端末23は当該付与要求に対して予め用意してある各IPマルチキャストアドレスを車載コンピュータ23宛に返信する。車載コンピュータ23は、各IPマルチキャストアドレスを受信すると、図3のS24及びS25の処理を開始する。このような構成では、一般車両Y側に予め接近通知の送受信用のIPマルチキャストアドレスを設定しておく必要がない。この場合、緊急車両X側で管理される割当用のIPマルチキャストアドレスが複数個用意され、必要に応じて適宜のIPマルチキャストアドレスが割り当てられるようにしても良い。また、緊急車両に係る情報用のIPマルチキャストアドレスと音声情報用のIPマルチキャストアドレスとの一方が一般車両Y側に事前設定され、他方が緊急車両X側から一般車両Y側に付与されるように構成しても良い。
【0080】
【発明の効果】
本発明によれば、狭域通信を用いて緊急車両から他の車両へ緊急車両の接近を通知し、緊急車両の走行を円滑にすることが可能な技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるシステムの構成例を示す図
【図2】実施形態による接近通知システムによる接近通知の作用説明図
【図3】実施形態によるシステムの動作例を示す説明図
【図4】従来技術の説明図
【符号の説明】
X 緊急車両
Y 一般車両(他の車両)
10 接近通知システム
11 カーナビゲーション端末(GPS端末)
12 マイク
13 車載端末(送信対象生成手段)
14 基地局装置
20 通知伝達システム
21,143 DSRC受信機
22 DSRC送信機
23 車載コンピュータ
24 カーナビゲーション装置
24A 表示装置
25 音声出力部
141 DHCPサーバ
142 DSRC送信機(基地局)

Claims (18)

  1. 緊急車両に搭載される、緊急車両の接近を他の車両に通知するシステムであって、
    緊急車両に係る情報と音声情報とを送信対象として夫々生成する送信対象生成手段と、
    狭域通信の受信機を含む前記送信対象の受信側装置,表示装置に前記緊急車両に係る情報に基づく情報を表示可能なカーナビゲーション装置及び前記音声情報に基づく音声を出力する音声出力手段を有する他の車両に対し、狭域通信の基地局として、前記送信対象を送信する基地局装置と、
    を含む緊急車両の接近通知システム。
  2. 前記送信対象生成手段は、前記送信対象を含むIPパケットを生成し、
    前記緊急車両からの前記送信対象の受信可能範囲に位置する前記他の車両からの要求に応じて前記IPパケットを受信するためのIPアドレスを要求元の他の車両に付与するアドレス付与手段をさらに含み、
    前記基地局装置は、前記IPパケットをIPマルチキャストする
    請求項1記載の緊急車両の接近通知システム。
  3. 前記送信対象生成手段は、前記緊急車両に係る情報として少なくとも緊急車両の位置情報を生成する
    請求項1又は2記載の緊急車両の接近通知システム。
  4. 前記送信対象生成手段は、前記音声情報として前記他の車両に対する指示及び/又は警報に係る音声情報を生成する
    請求項1〜3のいずれかに記載の緊急車両の接近通知システム。
  5. 緊急車両に搭載される、送信対象生成手段及び基地局装置を含むシステムが緊急車両の接近を他の車両に通知する方法であって、
    前記送信対象生成手段が、緊急車両に係る情報と音声情報とを送信対象として夫々生成し、
    前記基地局装置が、狭域通信の受信機を含む前記送信対象の受信側装置,表示装置に前記緊急車両に係る情報に基づく情報を表示するカーナビゲーション装置及び前記音声情報に基づく音声を出力する音声出力手段を有する他の車両に対し、狭域通信の基地局として、前記送信対象を送信する、
    ことを含む緊急車両の接近通知方法。
  6. 前記送信対象生成手段が、前記送信対象を含むIPパケットを生成し、
    前記システムにさらに含まれるアドレス付与手段が、前記緊急車両からの前記送信対象の受信可能範囲に位置する前記他の車両からの要求に応じて前記IPパケットを受信するためのIPアドレスを要求元の他の車両に付与し、
    前記基地局装置が、前記IPパケットをIPマルチキャストする
    請求項5記載の緊急車両の接近通知方法。
  7. 前記送信対象生成手段が、前記緊急車両に係る情報として少なくとも緊急車両の位置情報を生成する
    請求項5又は6記載の緊急車両の接近通知方法。
  8. 前記送信対象生成手段が、前記音声情報として前記他の車両に対する指示及び/又は警報に係る音声情報を生成する
    請求項5〜7のいずれかに記載の緊急車両の接近通知方法。
  9. 緊急車両に係る情報と、音声情報とを送信対象として生成する送信対象生成手段と、
    狭域通信の受信機を含む前記送信対象の受信側装置,表示装置に前記緊急車両に係る情報に基づく情報を表示可能なカーナビゲーション装置,及び前記音声情報に基づく音声を出力する音声出力手段を有する他の車両に対し、狭域通信の基地局として、前記送信対象を送信する基地局装置と、
    を含む緊急車両の接近を他の車両に通知するシステムを搭載した緊急車両。
  10. 車両に搭載され、緊急車両からの接近通知を前記車両の搭乗員に伝達するシステムであって、
    前記緊急車両に搭載された狭域通信の基地局から、緊急車両に係る情報と音声情報とを受信する狭域通信の受信機を含む受信側装置と、
    前記緊急車両に係る情報に基づく情報を表示装置に表示するカーナビゲーション装置と、
    前記音声情報に基づく音声を出力する音声出力手段と、
    を含む緊急車両の接近通知の伝達システム。
  11. 前記受信側装置は、前記緊急車両からの情報の受信可能範囲に前記車両が位置している場合に、前記緊急車両に係る情報と前記音声情報とを夫々含むIPパケットを受信するためのIPアドレスの付与要求を前記緊急車両へ送信し、前記付与要求に応じて前記緊急車両から送信されてくるIPアドレスを受信し、その後、前記緊急車両からIPマルチキャストされる前記IPパケットを受信する、
    請求項10記載の緊急車両の接近通知の伝達システム。
  12. 前記カーナビゲーション装置は、前記緊急車両に係る情報として受信される緊急車両の位置情報に基づいて、前記表示装置に表示される地図上に緊急車両の位置を表示する
    請求項10又は11記載の緊急車両の接近通知の伝達システム。
  13. 前記音声出力手段は、前記音声情報として受信される緊急車両からの当該車両に対する指示及び/又は警報に係る音声情報に基づく音声を出力する
    請求項10〜12のいずれかに記載の緊急車両の接近通知の伝達システム。
  14. 車両に搭載され、狭域帯域の受信機を含む受信側装置,カーナビゲーション装置及び音声出力手段を含むシステムが緊急車両からの接近通知を前記車両の搭乗者に伝達するための方法であって、
    前記受信側装置が、前記緊急車両に搭載された狭域通信の基地局から、緊急車両に係る情報と音声情報とを前記受信機を介して受信し、
    前記カーナビゲーション装置が、前記緊急車両に係る情報に基づく情報を表示装置に表示し、
    前記音声出力手段が、前記音声情報に基づく音声を出力する、
    ことを含む緊急車両の接近通知の伝達方法。
  15. 前記受信側装置は、前記緊急車両からの情報の受信可能範囲に前記車両が位置している場合に、前記緊急車両から前記緊急車両に係る情報と前記音声情報とを夫々含むIPパケットを受信するためのIPアドレスの付与要求を前記緊急車両へ送信し、前記付与要求に応じて前記緊急車両から送信されてくるIPアドレスを受信し、その後、前記緊急車両からIPマルチキャストされる前記IPパケットを受信する、
    請求項14記載の緊急車両の接近通知の伝達方法。
  16. 前記カーナビゲーション装置は、前記緊急車両に係る情報として受信される緊急車両の位置情報に基づいて、前記表示装置に表示される地図上に緊急車両の位置を表示する
    請求項14又は15記載の緊急車両の接近通知の伝達方法。
  17. 前記音声出力手段は、前記音声情報として受信される緊急車両からの当該車両に対する指示及び/又は警報に係る音声情報に基づく音声を出力する
    請求項14〜16のいずれかに記載の緊急車両の接近通知の伝達方法。
  18. 緊急車両に搭載された狭域通信の基地局から、緊急車両に係る情報と音声情報とを受信する狭域通信の受信機を含む受信側装置と、
    前記緊急車両に係る情報に基づく情報を表示装置に表示するカーナビゲーション装置と、
    前記音声情報に基づく音声を出力する音声出力手段と、
    を含む緊急車両の接近通知を搭乗員に伝達するシステムが搭載された車両。
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