JP2004354854A - 現像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁気シール部材14の内周面15には、3つのN極(Na、Nb、Nc)と2つのS極(Sa、Sb)が、現像スリーブ9の長手方向Xに対して略垂直に着磁されている。磁気シール部材14の内周面15に磁石9bのN極(N1)が対向した場合、磁気シール部材14の内周面15に着磁されたN極(Na、Nb、Nc)と、磁石9bのN極(N1)は平行に対向しない。従って、磁気シール部材14と現像スリーブ9との対向磁極による磁力線は、N−S順磁界に従って形成され、N−N反発磁界が形成されることない。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、現像装置に関するものであり、特に、デジタル複写機やファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に使用され、現像スリーブと非接触に配置される磁気シール部材を有する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル複写機、ファクシミリ、プリンター等に代表される画像形成装置においては、感光体ドラムの表面を一様に帯電し、原稿画像に基づく光を感光体ドラム表面に照射することにより当該原稿画像の静電潜像を形成し、その後、現像装置によりその静電潜像に現像剤(又は、トナー)を付着させトナー像が形成される。次いで、転写装置により感光体ドラムからトナー像が用紙上に引き寄せられて転写される。その後、トナー像が転写された用紙は感光体ドラムから分離されて、定着装置に搬送され、熱、圧力等によりそのトナー像が転写紙上に定着される。
【0003】
このようなトナー現像を行う画像形成装置においては、現像剤として、磁性トナーから成る一成分系磁性現像剤や、磁性キャリアとトナーを混合して成る二成分系磁性現像剤などが一般的に使用されている。又、このような磁性現像剤を用いて現像を行うための現像装置には、感光体ドラム表面に対面するように設けられるとともに、当該感光体ドラムの表面に所定の極性に帯電されたトナーを含む現像剤を搬送するための現像スリーブが収容されている。
【0004】
ここで、この様な磁性トナーを用いた現像装置において、現像領域外に現像剤が流出するのを防止するために、現像スリーブの両端部に磁気シール部材を設ける構成が提案されている。この磁気シール部材は、磁石により形成されるとともに、所定の磁極パターンによりNS極が多磁極に着磁されており、当該磁極パターンにより発生する磁力線に沿ってトナーの穂立ちによる磁気ブラシを形成することによりトナーのシール性を向上させている。しかしながら、この様な構成を有する磁気シール部材では、上述の現像スリーブは、アルミ等の非磁性スリーブ内に複数の磁極を有するマグネット(固定磁石)を備えた構造を有しており、現像スリーブの回転により、磁気シール部材に着磁された磁極と上記マグネットが有する磁極において、同一極性を有する磁極が平行に対向した場合、例えば、図9(a)に示す様に磁気シール部材50に着磁されたN極とマグネット51が有するN極が平行に対向した場合には、N−N反発磁界が形成されてしまうため、磁気シールの磁力線が現像スリーブの長手方向(軸方向)に曲がってのびてしまう。又、トナーは当該磁力線に沿って配列されるため、現像剤が現像スリーブの端部方向へすり抜けやすくなってしまい、結果として、現像領域外に現像剤が流出しやすくなり、良好なシール性を発揮することができなくなる。そこで、磁気シール部材の外側(現像スリーブの回転軸方向外側)に透過率の高い磁性部材を配設した構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
即ち、図10に示す様に、磁気シール部材50の端部に磁性部材52を配設することにより、図9(b)に示す様に、磁気シール部材50に着磁されたN極とマグネット51が有するN極が平行に対向し、N−N反発磁界が形成される場合であっても、磁気シール部材50と磁性部材52の境界部においては、磁気シール部材50から放射された磁力線は透過率の高い磁性部材52に入っていくため、磁性部材52の外側まで広がる磁力線の発生を抑えることができる様になる。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−133750号公報(第4−6頁、第6−11図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の現像装置における磁気シール部材においては、磁性部材52の外側への磁力線の広がりを抑制できるものの、依然として、磁気シール部材50に着磁されたN極とマグネット51が有するN極が平行に対向し、N−N反発磁界が形成されるので、磁気シール部材50と磁性部材52の境界部において、磁気シール部材50から放射された磁力線を透過率の高い磁性部材52へと導くための強い磁力(磁束密度で1000〜2200ガウス)が必要になる。その結果、磁気シール部材50のコストが高くなるという不都合があった。又、磁気シール部材50の端部に別途上記磁性部材52を設ける必要があるため、磁気シール部材50の製造工程が複雑になるとともに、コストが高くなるという不都合があった。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決し、低コストかつ簡単な構成で、現像剤の現像スリーブの端部方向へのすり抜けを抑制、防止できるとともに、良好なシール性を発揮することができる磁気シール部材を備える現像装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、現像剤が充填された現像剤容器と、磁石を内蔵するとともに、現像剤容器の開口部に回転自在に取り付けられ、感光体上に形成された静電潜像に現像剤を搬送する現像スリーブと、内周面にNS極が多磁極に着磁されるとともに、現像スリーブの外周面と所定の距離隔てた状態で現像スリーブの両端部に配設された磁気シール部材とを有する現像装置において、内周面に多磁極に着磁されたNS極が、現像スリーブの長手方向に対して略垂直に着磁されていることを特徴とする。
【0010】
この構成によると、多磁極に着磁された磁極において、磁気シール部材の内周面に対向する磁石の磁極と同一極性を有する磁極が平行に対向することがなくなるため、現像剤の現像スリーブの端部方向へのすり抜けを防止できるとともに、良好なシール性を発揮することができる。
【0011】
ここで、本発明においては、現像剤は磁性トナーから成る一成分系磁性現像剤とすることができる。
【0012】
又、本発明においては、多磁極に着磁されたNS極において、隣接する磁極が所定の間隔により内周面に着磁されているものとすることができ、当該所定の間隔を1〜5mmとすることができる。更に、本発明においては、磁気シール部材をゴム磁石とすることができる。
【0013】
この構成によると、隣接する磁極の間隔を狭くすることが可能になるため、現像スリーブの表面に対向する内周面に着磁可能な磁極数が増すことになる。従って、現像スリーブの表面に対向する位置における磁気シール部材の磁力(又は、磁束密度)が増すため、従来の磁気シール部材と比較して小さな磁束密度(400〜500G)に着磁されたゴム磁石を使用することが可能になるとともに、この様に磁力が小さいゴム磁石により良好なシール性を発揮することができるようになる。又、低コストなゴム磁石を使用することにより、磁気シール部材のコストを低減させることが可能になる。
【0014】
更に、本発明においては、磁気シール部材は、現像スリーブを介して感光体と反対側に配設することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る現像装置を備える画像形成装置本体の主要部の構成を示す正面図である。当該主要部は、一方向(図中の矢印方向)に回転する感光体ドラム1、感光体ドラム1に対向するとともに、当該感光体ドラム1の上記回転方向に沿って配設された帯電装置2、現像装置3、転写装置4、分離装置5、及びクリーニング装置6から構成されている。
【0016】
この様な構成のもとで、不図示の原稿読取部により、複写原稿の画像が読み取られ、これとともに図中の矢印方向に回転する感光体ドラム1の表面は帯電装置2により一様に帯電させられる。次いで、原稿読取部によって読み取られた画像に基づく光が、露光装置7により感光体ドラム1の表面に照射されてその画像の静電潜像が形成される。そして、内部に磁石を内蔵する現像スリーブ9上にはトナー薄膜が形成され、当該現像スリーブ9により、その静電潜像にトナーを搬送し、付着させることにより、トナー像が形成される。
【0017】
更に、用紙供給経路8を経由して感光体ドラム1と転写装置4との間に供給された用紙(不図示)上に、転写装置4により感光体ドラム1からトナー像が引き寄せられて転写される。その後、トナー像が転写された用紙は分離装置5により感光体ドラム1から分離されて、不図示の定着装置に搬送され、当該定着装置によりそのトナー像が転写紙上に定着される。
【0018】
一方、転写装置4によるトナー像転写後、感光体ドラム1の表面に残留するトナーは、クリーニング装置6により完全に除去される。そして、残留トナーが除去された感光体ドラム1は、複数のLED等で構成された不図示の除電部によりその表面の残留電荷が除去され、帯電装置2に至る。
【0019】
図2は、本発明の実施形態に係る現像装置の断面図である。この現像装置3は、磁性現像剤(又は、磁性トナー)が充填された現像剤容器である現像ハウジング13を有しており、この現像ハウジング13内には、スパイラル状の第1攪拌搬送部材10と、同じくスパイラル状の第2攪拌搬送部材11が設けられている。又、複数の磁極を有する磁石(又は、マグネットローラ)9bをアルミ等から構成される非磁性のスリーブ9aに内蔵した現像スリーブ9が、現像ハウジング13の開口部13aに回転自在に取り付けられており、当該現像スリーブ9に内蔵された磁石9bは、2つのN極(N1とN2)、及び2つのS極(S1とS2)により構成されている。又、現像スリーブ9の上方には、感光体ドラム1へと搬送される上記現像剤の量(又は、トナー量)を規制する現像ブレード12が、現像スリーブ9から所定距離離れて配設されている。
【0020】
ここで、本実施形態における現像スリーブ9においては、内蔵されている磁石9bを固定するとともに、円筒状のスリーブ9aを図2で示す矢印方向(即ち、時計回りの方向)に回転させる構造としているが、磁石9bを回転させるとともに、スリーブ9aを固定する構造、あるいは、磁石9bとスリーブ9aの双方を回転させる構造(回転方向は、同方向・逆方向のいずれでも良い)としても良い。
【0021】
現像装置3内のトナー量の不足がトナーセンサ(不図示)により検知されると、トナーホッパー(不図示)から現像装置3にトナーTが供給される。尚、本実施形態においては、当該トナーTは磁性トナーであり、現像剤として当該磁性トナーから成る一成分系磁性現像剤(一成分系磁性トナー)を使用する構成となっている。又、当該トナーTは、まず第1攪拌搬送部材10が図中の矢印方向に回転することにより、図の手前から奥方面に攪拌されながら搬送され、奥側端部で第1攪拌搬送部材10から第2攪拌搬送部材11に送られる。そして、第2攪拌搬送部材11が図中の矢印方向に回転することにより、トナーTは図の奥側から手前方向に攪拌されながら搬送され、その間に、磁石9bの磁力を受けて現像スリーブ9の周面(搬送面)に適宜付着する構成となっている。
【0022】
現像スリーブ9の周面に付着したトナーTは、現像スリーブ9による時計回りの回転によって感光体ドラム1の対向位置(現像部)へと搬送される。又、この際に、現像スリーブ9から所定距離離れて配設された現像ブレード12によって、現像スリーブ9が現像部に担持搬送するトナー層の厚みが規制され、現像部に搬送されるトナー量が制御される。
【0023】
尚、感光体(静電潜像担持体)上の静電潜像を現像する方法は正現像法および反転現像法のいすれでも良く、又、現像方式としてはトナー薄層と感光体が接触する接触現像方式および両者が接触しないジャンピング現像方式のいずれでも良いが、カブリを抑制する観点からは反転現像法・ジャンピング現像方式の組み合わせが推奨される。この場合、感光体をトナーと同極性に帯電させ、潜像部分の電荷を露光により除去する。そして、現像部において現像スリーブと感光体との間に、現像バイアスとして直流に交流を重畳した交互電圧を印可することにより、現像スリーブ上のトナーを感光体上の電荷の除去された静電潜像に転移させ、当該トナーを静電潜像に付着させてトナー像として可視化する。
【0024】
又、ここで使用できる感光体の材料に限定はなく、従来から公知のものが使用できる。例えば、非晶質シリコン系感光体、有機系感光体、Se系感光体、ZnO感光体、CdS系感光体などの感光体を使用することができる。又、本実施形態においては、ドラム状の感光体、即ち、感光体ドラム1を使用しているが、感光体の形状にも限定はなく、上記ドラム状以外の公知の形状を用いることができる。例えば、シート状、ベルト状、ウェブ状などの形状が挙げられる。
【0025】
又、図3に示す様に、内周面15にNS極を多磁極に着磁した磁気シール部材14が現像スリーブ9の両端部に配設されている。これらの磁気シール部材14には、例えば、磁束密度が400〜500G(ガウス)に着磁された異方性のゴム磁石や、ネオジウム系の磁石が使用される。この磁気シール部材14は、図2に示す様に、現像スリーブ9と非接触の状態、即ち、当該現像スリーブ9の外周面(又は、スリーブ9aの外周面)と所定の距離d隔てた状態で現像スリーブ9の両端部に配設されるとともに、現像スリーブ9を介して感光体ドラム1と反対側に配設されている。尚、当該磁気シール部材14は、現像ハウジング13に取り付けられいる。
【0026】
ここで、本実施形態においては、図3〜図5に示す様に、磁気シール部材14の内周面15(即ち、現像スリーブ9に対向する面)に、3つのN極Na、Nb、Ncと2つのS極Sa、Sbが、現像スリーブ9の長手方向(又は、軸方向)Xに対して略垂直に着磁されている。尚、これら3つのN極Na、Nb、Nc、及び2つのS極Sa、Sbにおいて、隣接する磁極は、所定の間隔wにより、内周面15に着磁されている。ここで、所定の間隔wとは、隣接する磁極の中心線Cのピッチ間隔を言い(図5参照)、当該間隔wを狭くすると、内周面15に着磁可能な磁極数が増すため、現像スリーブ9の表面に対向する位置における磁気シール部材14の磁力(又は、磁束密度)が増し、より良好なシール性を発揮することができるようになる。
【0027】
即ち、本実施形態においては、上記構成により、隣接する磁極の間隔wを狭くすることにより、現像スリーブ9の表面に対向する内周面15に着磁可能な磁極数を増やすことが可能になる。従って、現像スリーブ9の表面に対向する位置における磁気シール部材14の磁力(又は、磁束密度)が増し、従来の磁気シール部材と比較して小さな磁束密度(400〜500G)に着磁されたゴム磁石を使用することが可能になるとともに、この様に磁力が小さいゴム磁石により良好なシール性を発揮することができるようになる。又、低コストなゴム磁石を使用することにより、磁気シール部材14のコストを低減させることが可能になる。
【0028】
尚、この様な良好なシール性を発揮するためには、上記所定の間隔wを1〜5mmとするのが好ましく、本実施形態においては、上述のごとく、磁束密度を400〜500G(ガウス)に設定すべく、当該所定の間隔wを2mmとしている。
【0029】
この様に、磁気シール部材14に着磁された各磁極を現像スリーブ9の長手方向Xに対して略垂直に着磁した場合、磁気シール部材14の内周面15上における磁力線は、図7に示すN−S順磁界に従って形成され、磁性トナーTは、当該磁力線に沿って、図8に示す様に2つのS極Sa、Sb面上に配列されることになる。
【0030】
又、複数の磁極を有する磁石9bの回転により、例えば、図6に示す様に、上記複数の磁極が着磁された磁気シール部材14の内周面15に磁石9bが有するN極(図6においてはN1極)が対向した場合であっても、上述のごとく3つのN極Na、Nb、Ncと2つのS極Sa、Sbが、現像スリーブ9の長手方向Xに対して略垂直に着磁されているため、前述の従来技術とは異なり、上記磁気シール部材14の内周面15に対向する磁石9bの磁極と同一極性を有する磁極(即ち、N極)が平行に対向することがなくなる。従って、磁気シール部材14と現像スリーブ9との対向磁極による磁力線は、図6に示す様に、N−S順磁界に従って形成され、N−N反発磁界が形成されることないため、磁気シールの磁力線が現像スリーブ9の長手方向X(又は、軸方向)に曲がることがなくなり、結果として、現像剤の現像スリーブ9の端部方向へのすり抜けを防止できるとともに、良好なシール性を発揮することが可能になる。
【0031】
又、本実施形態においては、上述のごとく、磁気シール部材14の内周面15に対向する磁石9bの磁極と同一極性を有する磁極が平行に対向することがなくなるため、磁気シール部材14と現像スリーブ9との対向磁極による磁力線において、反発磁界が形成されなくなる。従って、磁気シール部材14の端部に別途磁性部材を設ける必要がなくなり、結果として、磁気シール部材14の製造工程が容易になるとともに、コストを低減することが可能になる。又、磁気シール部材14と磁性部材の境界部における強い磁力が不要になるため、磁気シール部材のコストを更に低減することが可能になる。
【0032】
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各部の構造、形状等を適宜変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
【0033】
例えば、上記実施形態においては、磁気シール部材14の内周面15に3つのN極Na、Nb、Ncと2つのS極Sa、Sbを着磁する構成としたが、当該内周面15上に複数のN極と複数のS極を交互に着磁する構成であれば、N極とS極の個数には特に制限はない。例えば、5つのN極と5つのS極を所定の間隔wで交互に着磁する構成としても良い。
【0034】
又、上記実施形態においては、現像剤として磁性トナーから成る一成分系磁性現像剤を使用する構成としたが、本発明は、例えば、現像剤として磁性キャリアとトナーを混合して成る二成分系磁性現像剤を使用する場合においても適用可能であることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】
以上、説明した様に、本発明においては、複数の磁極が磁気シール部材の内周面(即ち、現像スリーブに対向する面)に、現像スリーブの長手方向に対して略垂直に着磁されているため、これら複数の磁極において、磁気シール部材の内周面に対向する磁石の磁極と同一極性を有する磁極が平行に対向することがなくなる。従って、現像剤の現像スリーブの端部方向へのすり抜けを防止できるとともに、良好なシール性を発揮することができる。又、磁気シール部材の端部に別途磁性部材を設ける必要がないため、磁気シール部材の製造工程が容易になるとともに、コストを低減することが可能になる。又、磁気シール部材と磁性部材の境界部における強い磁力が不要になるため、磁気シール部材のコストを更に低減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の実施形態に係る現像装置を備える画像形成装置本体の主要部の構成を示す正面図である。
【図2】は、本発明の実施形態に係る現像装置の断面図である。
【図3】は、本発明の実施形態に係る現像装置におけるシール構成を説明するための斜視図である。
【図4】は、本発明の実施形態に係る現像装置における磁気シール部材の斜視図である。
【図5】は、本発明の実施形態に係る現像装置における磁気シール部材の正面図である。
【図6】は、本発明の実施形態に係る現像装置における磁気シール部材と現像スリーブとの対向磁極による磁力線を説明するための斜視図である。
【図7】は、本発明の実施形態に係る現像装置における磁気シール部材の内周面上における磁力線を説明するための正面図である。
【図8】は、本発明の実施形態に係る現像装置における磁性トナーの配列を説明するための正面図である。
【図9】は、従来に係る現像装置におけるN−N反発磁界を形成している場合の磁力線を説明するための図である。
【図10】は、従来に係る現像装置における磁気シール部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
2 帯電装置
3 現像装置
4 転写装置
5 分離装置
6 クリーニング装置
7 露光装置
8 用紙供給経路
9 現像スリーブ
9a スリーブ
9b 磁石
10 第1攪拌搬送部材
11 第2攪拌搬送部材
12 現像ブレード
13 現像ハウジング
13a 開口部
14 磁気シール部材
15 内周面
Claims (6)
- 現像剤が充填された現像剤容器と、磁石を内蔵するとともに、前記現像剤容器の開口部に回転自在に取り付けられ、感光体上に形成された静電潜像に前記現像剤を搬送する現像スリーブと、内周面にNS極が多磁極に着磁されるとともに、前記現像スリーブの外周面と所定の距離隔てた状態で前記現像スリーブの両端部に配設された磁気シール部材とを有する現像装置において、
前記内周面に多磁極に着磁されたNS極が、前記現像スリーブの長手方向に対して略垂直に着磁されていることを特徴とする現像装置。 - 前記現像剤は、磁性トナーから成る一成分系磁性現像剤であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
- 前記多磁極に着磁されたNS極において、隣接する磁極が所定の間隔により前記内周面に着磁されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
- 前記所定の間隔が1〜5mmであることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
- 前記磁気シール部材は、ゴム磁石であることを特徴とする請求項4に記載の現像蔵置。
- 前記磁気シール部材は、前記現像スリーブを介して前記感光体と反対側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の現像装置。
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