JP2004354846A - フック付き開閉機構を備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】カバー用ロック機構の設置に伴う画像形成装置の高さの増大を回避してコンパクトな構造を備え、ロック機構の組立て分解工数が低減されるとともに、かつカバー閉止時における矯正が容易にできてメンテナンス性に優れたフック付き開閉機構を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】本体にカバー支持軸を介して回動可能に支持されるカバーを備えるとともに、カバーの閉止時に該カバーを本体にロックするロック機構を備えた画像形成装置において、前記ロック機構は、カバー支持軸と直角な軸心を有するフック支持軸と、該フック支持軸に回動可能に支持されてカバーに設けられた係合部と係合することにより該カバーを係止せしめるフックと、該フックを係合部と係合する方向に付勢するばねとを備えてなることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本体にカバー支持軸を介して回動可能に支持されるカバーを備えるとともに、カバーの閉止時に該カバーを本体にロックするロック機構を備えた画像形成装置において、前記ロック機構は、カバー支持軸と直角な軸心を有するフック支持軸と、該フック支持軸に回動可能に支持されてカバーに設けられた係合部と係合することにより該カバーを係止せしめるフックと、該フックを係合部と係合する方向に付勢するばねとを備えてなることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置であって、本体に回動可能に支持されて該本体の開口部を開閉するカバーを備え、該カバーの閉止時にこれを本体にロックするロック機構を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式により画像を形成する画像形成装置において、該画像形成装置の本体前部の開口部を開閉するカバーは、通常、カバーの水平方向両端部を前記本体にカバー支持軸を介して該支持軸を支点として上開きに開閉可能に支持され、該カバーを前記本体に閉止した際には該カバーをロック機構によって前記本体にロックすることにより、該カバーを開放されることなく確実に前記本体の開口部を覆蓋するようになっている。
【0003】
前記のような、カバーの本体への閉止時に前記本体にロックするロック機構を備えた画像形成装置の開閉機構として、特許文献1(特開平7−219411号公報)の技術が提供されている。
特許文献1の技術においては、画像形成装置のカバーを、該カバーの水平方向両端部を水平なカバー支持軸を介して前記画像形成装置の本体に該支持軸を支点として上開きに開閉可能に支持し、カバーの本体への閉止時に該カバーを前記本体にロックするロック機構を、本体上部とカバー下部との間に設けるとともに、前記カバー支持軸と平行で水平方向に延びるフック軸に回動可能に支持されたフックを、カバーの閉止と同時に本体側のフック受け部に係合することにより、カバーを本体にロックするように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−219411号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1の技術にあっては、本体開口部用のカバーを本体にロックするためのロック機構を、本体上部とカバー下部との間に設けるとともに、水平に配置されたカバー支持軸と平行に該ロック機構のフック軸を配置し、該フック軸にフックを回動可能に支持してカバーの閉止と同時に本体側のフック受け部に係合するように構成しているため、ロック機構の設置スペース分だけカバーの開放時の高さが高くなって、装置が大型化する。
【0006】
またかかる従来技術にあっては、カバーを本体に支持するカバー支持軸とロック機構のフック軸とを平行に配置しているため、該カバーがカバー支持軸の軸方向においてずれを形成して閉止されている場合においては、ロック機構を操作して前記ずれを矯正することが不可能である。
さらにかかる従来技術にあっては、ロック機構がカバーの内側に配置されているため、該ロック機構の組立て、分解作業が煩雑となり組立て、分解工数が多くなるとともに、ロック機構の調整も容易でなくメンテナンス性に課題がある。
等の問題点を有している。
【0007】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、カバー用ロック機構の設置に伴う画像形成装置の高さの増大を回避して小型コンパクトな構造を備え、ロック機構の組立て分解工数が低減されるとともに、カバー閉止時における矯正が容易にできてメンテナンス性に優れたフック付き開閉機構を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる目的を達成するもので、本体にカバー支持軸を介して回動可能に支持され該本体の開口部を開閉するカバーを備えるとともに、前記カバーの閉止時に該カバーを前記本体にロックするロック機構を備えた画像形成装置において、前記ロック機構は、前記カバー支持軸と直角な軸心を有するフック支持軸と、該フック支持軸に回動可能に支持されて前記カバーに設けられた係合部と係合することにより該カバーを所定の係止位置で係止せしめるフックと、該フックを前記係合部と係合する方向に付勢するばねとを備えてなることを特徴とする。
【0009】
かかる発明において好ましくは、前記カバーの水平方向両端部を前記本体に、前記カバー支持軸を介して回動可能にかつ該カバーがカバー支持軸を支点として上開きになるように支持し、前記ロック機構を前記カバー支持軸よりも上側のカバー最上部位置に配置するとともに、前記フックが前記カバー支持軸と直角なフック支持軸廻りに水平に回動するように構成する。
【0010】
かかる発明によれば、前記カバーを画像形成装置の本体に閉止する際において、該カバーを水平に配置されたカバー支持軸廻りに回動させて該カバーを本体に閉止すると、該カバーの水平方向両端部に設けたロック機構のフックがばねの弾力によってカバー支持軸と直角な軸心を有するフック支持軸廻りに回動されて、前記カバーに設けられた係合部と係合することにより、該カバーを本体にロックする。
【0011】
従ってかかる発明によれば、カバーの水平方向両端部に設けたロック機構のフック支持軸の軸心を、水平に配置されたカバー支持軸に対して直角つまり垂直に配置し、前記フックを前記フック支持軸廻りに水平に回動させてカバーの係合部と係合するように構成したので、カバー支持軸を支点として上開きに開閉するカバーの開閉スペースにロック機構の設置高さが含まれることとなり、従来技術のような、水平に配置されたカバー支持軸と平行にロック機構のフック軸を配置して該フック軸にフックを回動可能に支持する構造としたためロック機構の設置スペース分だけカバーの開放時の高さを高くするものに比べて、カバー開放時の高さが低減され、画像形成装置を小型化することができる。
【0012】
また、前記ロック機構のフック支持軸の軸心を水平に配置されたカバー支持軸に対して直角に配置して前記フックをカバー支持軸と直角なフック支持軸廻りに水平に回動させてカバーの係合部と係合するように構成したので、該カバーがカバー支持軸の軸方向においてずれを形成していても、該カバーの閉止時にはカバー支持軸と直角な2方向からフックとカバーの係合部とを係合させることにより、前記カバーのずれを容易に矯正することが可能となる。
【0013】
また、かかる発明によれば、前記ロック機構をカバー支持軸よりも上側のカバー最上部位置に配置するとともに、該ロック機構のフックが水平なカバー支持軸と直角なフック支持軸廻りに水平に回動するように構成されているので、該ロック機構の組立て、分解及び調整を画像形成装置の上方から容易に行うことができ、該ロック機構の組立て、分解工数が低減されるとともに、メンテナンス性も向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0015】
本発明の実施の形態として、画像形成装置の作像部本体の下部に、ユニットとして着脱可能に備えた給紙装置を例に説明する。この給紙装置は、作像部本体をその上に載せて使用する所定高さの箱であり、前記作像部本体がなるべく高位置にならないように、高さ寸法を低くすることを要求されるものである。
図1は本発明の実施例に係るフック付き開閉機構を備えた給紙装置におけるカバー及びロック機構装着部近傍の要部平面図、図2は図1のA矢視図(正面図でカバーを開放した状態)、図3は図1のB―B矢視図(カバーとロック機構のみを描いたもの)である。図4はロック機構の平面図である。
【0016】
本発明の実施例に係る画像形成装置を示す図1〜3において、100は給紙装置の本体、101はカバーで、該カバー101はその下部寄りの両端部を前記本体100に軸心5aが水平方向になるように固定されたカバー支持軸5廻りに上開きになるように回動可能に取り付けられている。
01は前記本体100最上部の、前記カバー101の水平方向両端部に対応する部位に対をなして設けられたロック機構で、次のように構成されている。
【0017】
即ち図1〜3及び図4において、2はフック軸で、その軸心2aが前記カバー支持軸5と直角(垂直)になるように前記本体100に固定されている。1は前記フック軸2に回動可能に支持されたフックで、その一端部に形成された凸部1aが前記カバー101の閉止時に該カバー101の両端最上部近傍に形成された凹部101aに係合するようになっている。
3はばね(圧縮ばね)で、前記フック1の他端部に形成されたばね受1bと前記本体100に設けられたばね受100aとの間に介装され、前記カバー101の閉止時に前記フック1の凸部1aが該カバー101の凹部101aに係合したとき、前記凸部1aと凹部101aとが振動等によって分離しない程度の一定の力で押圧されるように付勢されている。
【0018】
かかる構成からなるフック付き開閉機構を備えた画像形成装置において、前記前記カバー101を給紙装置の本体100に閉止する際には、該カバー101を前記カバー支持軸5廻りに回動させて該カバー101を本体100に閉止すると、該閉止位置において前記ロック機構01のフック1がばね3の弾力によって図4の閉矢印の方向に回動して、該フック1の凸部1aがカバー101の凹部101aに係合し、該カバー101が本体100にロックされる。
前記カバー101を開く際には、該カバー101の外面中央部に開口する把手部(図示省略)を引っ張って前記カバー101をカバー支持軸5廻りに上開きになるように回動する。この時、前記フック1が前記ばね3の弾力に抗して図4の開方向に回動し、前記フック1の凸部1aと前記カバー101の凹部101aとの係合が外れる。これにより、特別にロック解除操作を行わなくてもカバー101を容易に開方向に回動できる。
【0019】
かかる実施例によれば、前記ロック機構01をカバー支持軸5よりも上側のカバー101の最上部位置に配置するとともに、該ロック機構01のフック1が水平なカバー支持軸5と直角に配置されたフック軸2廻りに水平に回動するようになっているので、該ロック機構01の組立て、分解及び調整を画像形成装置の上方から容易に行うことができる。
【0020】
また、該カバー101が開放時に、本体100に対してカバー支持軸5の軸方向においてずれを形成している場合であっても、該カバー101の閉止時にはカバー支持軸5と直角な2方向からフック1の凸部1aとカバー101の凹部101aとを係合させることにより、前記カバー101のずれを容易に矯正することが可能となる。
【0021】
また、かかる実施例によれば、前記カバー101の水平方向両端部に設けたフック軸2の軸心2aを、水平に配置されたカバー支持軸5に対して直角(つまり垂直)に配置し、前記フック1をフック軸2廻りに水平に回動させて該フック1の凸部1aとカバー101の凹部101aとを係合するように構成したので、カバー支持軸5を支点として上開きに開閉するカバー101の開閉スペースにロック機構01の設置高さが含まれることとなり、従来のもののような、ロック機構01の設置スペース分だけカバー101の開放時の高さを高くするものに比べて、カバー開放時の高さが低減され、画像形成装置を小型化することができる。
【0022】
尚、本発明は、前記実施例のような、給紙装置ユニットのみならず、両面画像形成のための用紙反転部ユニットや原稿搬送装置等にも適用できる。
【0023】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明によれば、カバーの水平方向両端部に設けたロック機構のフック支持軸の軸心を、水平なカバー支持軸に対して直角つまり垂直に配置し、フックを前記フック支持軸廻りに水平に回動させてカバーの係合部と係合するように構成したので、カバー支持軸を支点として上開きに開閉するカバーの開閉スペースにロック機構の設置高さが含まれることとなり、従来技術に比べて、カバー開放時の高さが低減され、画像形成装置をコンパクト化することができる。
また、該カバーがカバー支持軸の軸方向においてずれを形成していても、該カバーの閉止時にはカバー支持軸と直角な2方向からフックとカバーの係合部とを係合させることにより、前記カバーのずれを容易に矯正することができる。
【0024】
また、前記ロック機構をカバー支持軸よりも上側のカバー最上部位置に配置するとともに、該ロック機構のフックを、水平なカバー支持軸と直角なフック支持軸廻りに水平に回動するように構成したことにより、該ロック機構の組立て、分解及び調整を画像形成装置の上方から容易に行うことができ、該ロック機構の組立て、分解工数が低減されるとともに、メンテナンス性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るフック付き開閉機構を備えた画像形成装置におけるカバー及びロック機構装着部近傍の要部平面図である。
【図2】図1のA矢視図(正面図)である。
【図3】図1のB―B矢視図である。
【図4】ロック機構の平面図である。
【符号の説明】
01 ロック機構
1 フック
1a 凸部
2 フック軸
3 ばね
100 本体
101 カバー
101a 凹部
【発明の属する技術分野】
本発明は電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置であって、本体に回動可能に支持されて該本体の開口部を開閉するカバーを備え、該カバーの閉止時にこれを本体にロックするロック機構を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式により画像を形成する画像形成装置において、該画像形成装置の本体前部の開口部を開閉するカバーは、通常、カバーの水平方向両端部を前記本体にカバー支持軸を介して該支持軸を支点として上開きに開閉可能に支持され、該カバーを前記本体に閉止した際には該カバーをロック機構によって前記本体にロックすることにより、該カバーを開放されることなく確実に前記本体の開口部を覆蓋するようになっている。
【0003】
前記のような、カバーの本体への閉止時に前記本体にロックするロック機構を備えた画像形成装置の開閉機構として、特許文献1(特開平7−219411号公報)の技術が提供されている。
特許文献1の技術においては、画像形成装置のカバーを、該カバーの水平方向両端部を水平なカバー支持軸を介して前記画像形成装置の本体に該支持軸を支点として上開きに開閉可能に支持し、カバーの本体への閉止時に該カバーを前記本体にロックするロック機構を、本体上部とカバー下部との間に設けるとともに、前記カバー支持軸と平行で水平方向に延びるフック軸に回動可能に支持されたフックを、カバーの閉止と同時に本体側のフック受け部に係合することにより、カバーを本体にロックするように構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−219411号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1の技術にあっては、本体開口部用のカバーを本体にロックするためのロック機構を、本体上部とカバー下部との間に設けるとともに、水平に配置されたカバー支持軸と平行に該ロック機構のフック軸を配置し、該フック軸にフックを回動可能に支持してカバーの閉止と同時に本体側のフック受け部に係合するように構成しているため、ロック機構の設置スペース分だけカバーの開放時の高さが高くなって、装置が大型化する。
【0006】
またかかる従来技術にあっては、カバーを本体に支持するカバー支持軸とロック機構のフック軸とを平行に配置しているため、該カバーがカバー支持軸の軸方向においてずれを形成して閉止されている場合においては、ロック機構を操作して前記ずれを矯正することが不可能である。
さらにかかる従来技術にあっては、ロック機構がカバーの内側に配置されているため、該ロック機構の組立て、分解作業が煩雑となり組立て、分解工数が多くなるとともに、ロック機構の調整も容易でなくメンテナンス性に課題がある。
等の問題点を有している。
【0007】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、カバー用ロック機構の設置に伴う画像形成装置の高さの増大を回避して小型コンパクトな構造を備え、ロック機構の組立て分解工数が低減されるとともに、カバー閉止時における矯正が容易にできてメンテナンス性に優れたフック付き開閉機構を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる目的を達成するもので、本体にカバー支持軸を介して回動可能に支持され該本体の開口部を開閉するカバーを備えるとともに、前記カバーの閉止時に該カバーを前記本体にロックするロック機構を備えた画像形成装置において、前記ロック機構は、前記カバー支持軸と直角な軸心を有するフック支持軸と、該フック支持軸に回動可能に支持されて前記カバーに設けられた係合部と係合することにより該カバーを所定の係止位置で係止せしめるフックと、該フックを前記係合部と係合する方向に付勢するばねとを備えてなることを特徴とする。
【0009】
かかる発明において好ましくは、前記カバーの水平方向両端部を前記本体に、前記カバー支持軸を介して回動可能にかつ該カバーがカバー支持軸を支点として上開きになるように支持し、前記ロック機構を前記カバー支持軸よりも上側のカバー最上部位置に配置するとともに、前記フックが前記カバー支持軸と直角なフック支持軸廻りに水平に回動するように構成する。
【0010】
かかる発明によれば、前記カバーを画像形成装置の本体に閉止する際において、該カバーを水平に配置されたカバー支持軸廻りに回動させて該カバーを本体に閉止すると、該カバーの水平方向両端部に設けたロック機構のフックがばねの弾力によってカバー支持軸と直角な軸心を有するフック支持軸廻りに回動されて、前記カバーに設けられた係合部と係合することにより、該カバーを本体にロックする。
【0011】
従ってかかる発明によれば、カバーの水平方向両端部に設けたロック機構のフック支持軸の軸心を、水平に配置されたカバー支持軸に対して直角つまり垂直に配置し、前記フックを前記フック支持軸廻りに水平に回動させてカバーの係合部と係合するように構成したので、カバー支持軸を支点として上開きに開閉するカバーの開閉スペースにロック機構の設置高さが含まれることとなり、従来技術のような、水平に配置されたカバー支持軸と平行にロック機構のフック軸を配置して該フック軸にフックを回動可能に支持する構造としたためロック機構の設置スペース分だけカバーの開放時の高さを高くするものに比べて、カバー開放時の高さが低減され、画像形成装置を小型化することができる。
【0012】
また、前記ロック機構のフック支持軸の軸心を水平に配置されたカバー支持軸に対して直角に配置して前記フックをカバー支持軸と直角なフック支持軸廻りに水平に回動させてカバーの係合部と係合するように構成したので、該カバーがカバー支持軸の軸方向においてずれを形成していても、該カバーの閉止時にはカバー支持軸と直角な2方向からフックとカバーの係合部とを係合させることにより、前記カバーのずれを容易に矯正することが可能となる。
【0013】
また、かかる発明によれば、前記ロック機構をカバー支持軸よりも上側のカバー最上部位置に配置するとともに、該ロック機構のフックが水平なカバー支持軸と直角なフック支持軸廻りに水平に回動するように構成されているので、該ロック機構の組立て、分解及び調整を画像形成装置の上方から容易に行うことができ、該ロック機構の組立て、分解工数が低減されるとともに、メンテナンス性も向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りはこの発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0015】
本発明の実施の形態として、画像形成装置の作像部本体の下部に、ユニットとして着脱可能に備えた給紙装置を例に説明する。この給紙装置は、作像部本体をその上に載せて使用する所定高さの箱であり、前記作像部本体がなるべく高位置にならないように、高さ寸法を低くすることを要求されるものである。
図1は本発明の実施例に係るフック付き開閉機構を備えた給紙装置におけるカバー及びロック機構装着部近傍の要部平面図、図2は図1のA矢視図(正面図でカバーを開放した状態)、図3は図1のB―B矢視図(カバーとロック機構のみを描いたもの)である。図4はロック機構の平面図である。
【0016】
本発明の実施例に係る画像形成装置を示す図1〜3において、100は給紙装置の本体、101はカバーで、該カバー101はその下部寄りの両端部を前記本体100に軸心5aが水平方向になるように固定されたカバー支持軸5廻りに上開きになるように回動可能に取り付けられている。
01は前記本体100最上部の、前記カバー101の水平方向両端部に対応する部位に対をなして設けられたロック機構で、次のように構成されている。
【0017】
即ち図1〜3及び図4において、2はフック軸で、その軸心2aが前記カバー支持軸5と直角(垂直)になるように前記本体100に固定されている。1は前記フック軸2に回動可能に支持されたフックで、その一端部に形成された凸部1aが前記カバー101の閉止時に該カバー101の両端最上部近傍に形成された凹部101aに係合するようになっている。
3はばね(圧縮ばね)で、前記フック1の他端部に形成されたばね受1bと前記本体100に設けられたばね受100aとの間に介装され、前記カバー101の閉止時に前記フック1の凸部1aが該カバー101の凹部101aに係合したとき、前記凸部1aと凹部101aとが振動等によって分離しない程度の一定の力で押圧されるように付勢されている。
【0018】
かかる構成からなるフック付き開閉機構を備えた画像形成装置において、前記前記カバー101を給紙装置の本体100に閉止する際には、該カバー101を前記カバー支持軸5廻りに回動させて該カバー101を本体100に閉止すると、該閉止位置において前記ロック機構01のフック1がばね3の弾力によって図4の閉矢印の方向に回動して、該フック1の凸部1aがカバー101の凹部101aに係合し、該カバー101が本体100にロックされる。
前記カバー101を開く際には、該カバー101の外面中央部に開口する把手部(図示省略)を引っ張って前記カバー101をカバー支持軸5廻りに上開きになるように回動する。この時、前記フック1が前記ばね3の弾力に抗して図4の開方向に回動し、前記フック1の凸部1aと前記カバー101の凹部101aとの係合が外れる。これにより、特別にロック解除操作を行わなくてもカバー101を容易に開方向に回動できる。
【0019】
かかる実施例によれば、前記ロック機構01をカバー支持軸5よりも上側のカバー101の最上部位置に配置するとともに、該ロック機構01のフック1が水平なカバー支持軸5と直角に配置されたフック軸2廻りに水平に回動するようになっているので、該ロック機構01の組立て、分解及び調整を画像形成装置の上方から容易に行うことができる。
【0020】
また、該カバー101が開放時に、本体100に対してカバー支持軸5の軸方向においてずれを形成している場合であっても、該カバー101の閉止時にはカバー支持軸5と直角な2方向からフック1の凸部1aとカバー101の凹部101aとを係合させることにより、前記カバー101のずれを容易に矯正することが可能となる。
【0021】
また、かかる実施例によれば、前記カバー101の水平方向両端部に設けたフック軸2の軸心2aを、水平に配置されたカバー支持軸5に対して直角(つまり垂直)に配置し、前記フック1をフック軸2廻りに水平に回動させて該フック1の凸部1aとカバー101の凹部101aとを係合するように構成したので、カバー支持軸5を支点として上開きに開閉するカバー101の開閉スペースにロック機構01の設置高さが含まれることとなり、従来のもののような、ロック機構01の設置スペース分だけカバー101の開放時の高さを高くするものに比べて、カバー開放時の高さが低減され、画像形成装置を小型化することができる。
【0022】
尚、本発明は、前記実施例のような、給紙装置ユニットのみならず、両面画像形成のための用紙反転部ユニットや原稿搬送装置等にも適用できる。
【0023】
【発明の効果】
以上記載の如く本発明によれば、カバーの水平方向両端部に設けたロック機構のフック支持軸の軸心を、水平なカバー支持軸に対して直角つまり垂直に配置し、フックを前記フック支持軸廻りに水平に回動させてカバーの係合部と係合するように構成したので、カバー支持軸を支点として上開きに開閉するカバーの開閉スペースにロック機構の設置高さが含まれることとなり、従来技術に比べて、カバー開放時の高さが低減され、画像形成装置をコンパクト化することができる。
また、該カバーがカバー支持軸の軸方向においてずれを形成していても、該カバーの閉止時にはカバー支持軸と直角な2方向からフックとカバーの係合部とを係合させることにより、前記カバーのずれを容易に矯正することができる。
【0024】
また、前記ロック機構をカバー支持軸よりも上側のカバー最上部位置に配置するとともに、該ロック機構のフックを、水平なカバー支持軸と直角なフック支持軸廻りに水平に回動するように構成したことにより、該ロック機構の組立て、分解及び調整を画像形成装置の上方から容易に行うことができ、該ロック機構の組立て、分解工数が低減されるとともに、メンテナンス性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るフック付き開閉機構を備えた画像形成装置におけるカバー及びロック機構装着部近傍の要部平面図である。
【図2】図1のA矢視図(正面図)である。
【図3】図1のB―B矢視図である。
【図4】ロック機構の平面図である。
【符号の説明】
01 ロック機構
1 フック
1a 凸部
2 フック軸
3 ばね
100 本体
101 カバー
101a 凹部
Claims (2)
- 本体にカバー支持軸を介して回動可能に支持され該本体の開口部を開閉するカバーを備えるとともに、前記カバーの閉止時に該カバーを前記本体にロックするロック機構を備えた画像形成装置において、前記ロック機構は、前記カバー支持軸と直角な軸心を有するフック支持軸と、該フック支持軸に回動可能に支持されて前記カバーに設けられた係合部と係合することにより該カバーを所定の係止位置で係止せしめるフックと、該フックを前記係合部と係合する方向に付勢するばねとを備えてなることを特徴とするフック付き開閉機構を備えた画像形成装置。
- 前記カバーの水平方向両端部を、前記本体に、前記カバー支持軸を介して回動可能にかつ該カバーがカバー支持軸を支点として上開きになるように支持し、前記ロック機構を前記カバー支持軸よりも上側のカバー最上部位置に配置するとともに、前記フックが前記カバー支持軸と直角なフック支持軸廻りに水平に回動するように構成してなることを特徴とする請求項1記載のフック付き開閉機構を備えた画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003154508A JP2004354846A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | フック付き開閉機構を備えた画像形成装置 |
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JP2003154508A JP2004354846A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | フック付き開閉機構を備えた画像形成装置 |
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JP2004354846A true JP2004354846A (ja) | 2004-12-16 |
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ID=34049148
Family Applications (1)
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JP2003154508A Pending JP2004354846A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | フック付き開閉機構を備えた画像形成装置 |
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JP (1) | JP2004354846A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN106994841A (zh) * | 2017-05-11 | 2017-08-01 | 福建实达电脑设备有限公司 | 一种微型打印机开关盖机构及其实现方法 |
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2003
- 2003-05-30 JP JP2003154508A patent/JP2004354846A/ja active Pending
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