JP2004354801A - フラッシュ用反射傘、フラッシュ用反射傘の製造方法およびフラッシュ - Google Patents

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Hiroyasu Shigeta
裕康 重田
Tadahiro Murakami
忠弘 村上
Tokuhiro Nakajima
徳広 中嶋
Akiyuki Iimuro
暁之 飯室
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Abstract

【課題】フラッシュ用反射傘において反射特性を改善し、被写体に十分な光量を与えるとともに、小型・軽量化を実現する。
【解決手段】プラスチックからなる基体シート1が断面大略W字状を呈し、中央の山部3を除く基体シート上に反射層4が形成されたフラッシュ用反射傘を構成したことを特徴とする。反射傘の製造方法は、光輝性層を有する基体シートが断面大略W字状の形状になるよう立体加工し、次いで中央の山部の光輝性層をレーザー光照射によって除去することを特徴とする。また光源としては、フラッシュ用反射傘の中央の山部の下面に発光ダイオードを装着したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機、写真機およびその他製品等に用いるフラッシュ用反射傘、フラッシュ用反射傘の製造方法およびフラッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の携帯電話機等は、カメラ機能の付いたものが多くなる傾向にある。そして、屋内や夜間においても使用する機会も多いため、フラッシュ機能を付けたいというニーズがある。カメラのフラッシュは、特許文献1のとおり光源、反射傘、ホルダなどから構成される。
【0003】
【特許文献1】特開平9−211573
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】
しかし、通常の反射傘等から構成されるフラッシュは大型で重いため、携帯電話機等で要求される小型化・軽量化のニーズには適していなかった。また,小型軽量タイプにすると光量が弱く、光が周囲に分散して照らしたい被写体に光が行渡らないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者は、プラスチックからなる基体シートが断面大略W字状を呈し、中央の山部を除く基体シート上に反射層が形成されたフラッシュ用反射傘を発明した。
【0006】
また、本発明者は、光輝性層を有する基体シートが断面大略W字状の形状になるよう立体加工し、次いで中央の山部の光輝性層をレーザー光照射によって除去することを特徴とする発明をした。
【0007】
また、本発明者は、前記フラッシュ用反射傘の中央の山部の下面に発光ダイオードを装着したフラッシュを発明した。
【0008】
【発明実施の形態】
以下、本発明のフラッシュ用反射傘10を詳細に説明する。本発明のフラッシュ用反射傘10は、プラスチックからなる基体シート1が断面大略W字状2の形状を呈し、中央の山部3を除く基体シート1上に反射層4が形成された構造からなる(図1、図2参照)。
【0009】
基体シート1の材質は、シートの状態で光線透過率が85%以上の透明なものが好ましく、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエステル、アクリル、オレフィン、ウレタン、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂等から選択される単層フィルム、または上記の中から選択された2種以上の樹脂による積層フィルムまたは共重合フィルムが挙げられるが、とくに限定されない。
【0010】
基体シート1の厚みは、5〜500μmが好ましい。5μm未満のシートでは立体加工時のハンドリングが悪く加工が不安定となり、500μmを越えるシートでは、剛性がありすぎて立体加工するのが困難になるためである。
【0011】
基体シート1を断面大略W字状に立体加工する方法としては、真空成形法、圧空成形法、真空圧空成形法、高圧成形法、金型プレス法等がある。
【0012】
断面大略W字状の側壁2の形状は、被写体以外の周囲に光が行かないよう散乱した光が反射層4で反射して再度被写体の方へ集束する形態が好ましく、具体的には1mm〜50mm径の椀状のもの(図1参照)や、それに準じて逆三角錐形状や逆多角錐形状に変形した形のもの(図4、図5参照)などがある。
【0013】
そして、このフラッシュ用反射傘10の断面大略W字状の中央の山部3に光源8が固定できる構造になっている。したがって、光源8から発せられた光は効率よく被写体を照らすことができる。
【0014】
中央の山部3の形状は、発光ダイオードを装着しやすいよう内径が0.5mm〜20mm、高さが0.5mm〜20mmの円柱状のほか、それと同程度の大きさの角柱や円錐、角錐状のものなどがある(図3、図4、図5参照)。
【0015】
中央の山部3を除く基体シート1上に反射層4を形成する方法としては、基体シート1上の全面に反射層4を形成し断面大略W字状に立体加工した後、断面大略W字状の中央の山部3にレーザー光を照射して反射層4を除去する方法や中央の山部3を除く基体シート1にマスキング層を形成してエッチング処理する方法等がある。
【0016】
とくにレーザー光を照射する方法は、必要最小限の反射層4を高精度に除去することが可能であり、反射層8が最大限存置される点で非常に有利である。
【0018】
使用できるレーザー光は、赤外線レーザー、炭酸ガスレーザーなどが挙げられるが、とくに限定されない。
【0019】
反射層4は、中央の山部3を除いた基材シート1の側壁2に位置し、光源8から発する散乱光を反射させ集束させる機能を有する。反射層4の材質としては、真空蒸着やメッキ等の方法によって、アルミニウム、クロム、銅、ニッケル、インジウム、錫、酸化珪素などの金属膜層を設けてもよい。
【0020】
また、反射層4は、メタリック顔料、パール顔料などの光輝性顔料を含む光輝性顔料層でもよい。この場合、金属膜層または光輝性顔料層は全面でもパターン状でもよい。
【0021】
反射層4の厚みは、金属膜層の場合は50Å〜1200Åが好ましい。金属膜層の膜厚が50Åより薄いと、十分な反射性が得られないという問題があり、1200Åより厚いと、クラックが生じやすいという問題があるためである。
【0022】
反射層4の厚みは、光輝性顔料層の場合は0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な反射性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。光輝性顔料層の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの汎用印刷方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどいずれの方法でもよい。
【0023】
なお、反射層4の周辺または前後に文字や幾何学模様等の加飾層を形成してもよい。また、各層間の界面での密着力が弱い場合には適宜アンカー層を設けてもよい。。また、基体シート1の表面強度が弱い場合にはハードコート層を設けてもよい。これら層は並列して複数形成してもよい。
【0024】
加飾層、アンカー層の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂などを挙げることができるが、特に限定されない。
【0025】
ハードコート層の材質としては、シアノアクリレート系やウレタンアクリレートなどの電離放射線硬化性樹脂やアクリル系やウレタン系などの熱硬化性樹脂が挙げられるが、特に限定されない。
【0026】
加飾層、アンカー層、ハードコート層の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの汎用印刷方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどいずれの方法でもよい。
【0027】
光源8としては、電気消費量が少なく小型軽量化に適する発光ダイオードが好ましい。発光ダイオードは、光量が通常のフラッシュ装置の光源と比べて劣っているが、本発明のフラッシュ用反射傘と組み合わせることで、より効率的な照光が可能になり、フラッシュの光源として充分使用できる。
【0028】
光源8を装着した後は、中央の山部3に封止材9等を充填し完全に固定することができる(図3参照)。封止材9の材質としては、エポキシ系樹脂やシアノアクリレート系、ウレタンアクリレート系などの電離放射線硬化性樹脂があり、流し込みなどの方法により充填するとよい。
【0029】
【実施例】
(実施例▲1▼)基体シートとして厚み125μmポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、その上に真空蒸着法によって厚み500Åのアルミニウム金属膜からなる反射層を形成した。このときの反射層の反射率は80%以上であった。
【0030】
次に、このシートを高圧成形法によって、直径8mm、高さ4mmの椀状形状の底面中央部に内径1.5mm、高さ3mmの円柱状の山部が設けられた断面大略W字状に立体加工した後、赤外線レーザーを照射することによって中央の山部の反射層を除去し、所望のフラッシュ用反射傘を得た。
【0031】
得られたフラッシュ用反射傘は非常に軽量で、かつ散乱した光が反射層で反射して再度被写体の方へ集束する形態となっているものであった。
【0032】
そして、この得られたフラッシュ用反射傘の中央の山部に白色発光ダイオードを設置した後、エポキシ樹脂からなる封止材を中央の山部に流し込んで装着固定することにより、所望のフラッシュを得ることができた。
【0033】
(実施例▲2▼)基体シート1として、厚み100μmのポリカーボネ−トフィルムを用い、その上に、膜厚3μmで高輝度メタリック顔料を含む塩化ビニル酢酸ビニル共重合体系樹脂膜からなる反射層を形成した。このときの反射層の反射率は80%以上であった。
【0034】
次に、このシートを真空成形法によって、底面積20mm、高さ3mmの逆三角推形状の頂点部に底面積4mm、高さ3mmの三角推形状の山部が設けられた断面大略W字状に立体加工した後、炭酸ガスレーザーを照射することによって三角推形状の山部の反射層を除去し、所望のフラッシュ用反射傘を得た。
【0035】
得られたフラッシュ用反射傘は非常に軽量で、かつ散乱した光が反射層で反射して再度被写体の方へ集束する形態となっているものであった。
【0036】
そして、この得られたフラッシュ用反射傘の三角推形状の山部に黄色発光ダイオードを設置した後、エポキシ樹脂からなる封止材を三角推形状の山部に流し込んで装着固定することにより、所望のフラッシュを得ることができた。
【0037】
【本発明の効果】
本発明のフラッシュ用反射傘は、プラスチックからなる基体シートが断面大略W字状を呈し、中央の山部を除く基体シート上に反射層が形成されている。したがって、散乱した光が反射層で反射して再度被写体の方へ集束する形態となっているため、光源から発せられた光を効率よく集め被写体を照らすことができ、フラッシュの機能を最大限に発揮できる効果がある。また、材質が軽量なプラスチックシートであるため、軽量化できる効果がある。
【0038】
また、本発明のフラッシュ用反射傘の製造方法は、光輝性層を有する基体シートが断面大略W字状の形状になるよう立体加工し、次いで中央の山部の光輝性層をレーザー光照射によって除去することを特徴とする。したがって、非常に高精度で必要最小限の反射層のみを除去することができ、フラッシュの反射効率を高く維持できる効果がある。
【0039】
また、本発明のフラッシュは、フラッシュ用反射傘の中央の山部の下面に発光ダイオードが装着されている。したがって、小型軽量化に適し効率的な照光が可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラッシュ用反射傘の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係るフラッシュ用反射傘の一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明に係るフラッシュの一実施例を示す断面図である。
【図4】本発明に係るフラッシュの一実施例を示す平面図である。
【図5】本発明に係るフラッシュの一実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 基体シート
2 側壁
3 中央の山部
4 反射層
8 光源
9 封止材
10 フラッシュ用反射傘

Claims (3)

  1. プラスチックからなる基体シートが断面大略W字状を呈し、中央の山部を除く基体シート上に反射層が形成されたフラッシュ用反射傘。
  2. 光輝性層を有する基体シートが断面大略W字状の形状になるよう立体加工し、次いで中央の山部の光輝性層をレーザー光照射によって除去することを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ用反射傘の製造方法。
  3. 前記請求項1に記載のフラッシュ用反射傘の中央の山部の下面に発光ダイオードを装着したフラッシュ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8628201B2 (en) 2011-02-22 2014-01-14 Hon Hai Precision Industry Co., Ltd. Flash device structure
JP2015527001A (ja) * 2012-09-12 2015-09-10 ヘイロー リミテッド ポータブル電子機器用ケース

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