JP2004353766A - ダイナミックダンパ - Google Patents

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JP2004353766A
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JP
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elastic body
rubber
fitted
rotary shaft
cylindrical
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Takenori Oshita
武範 大下
Eiichi Imazu
栄一 今津
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】製作時の作業の数を従来よりも少なくして製作コストを低廉化でき、耐久性を向上させることができ、回転軸に、その軸芯方向に並ぶ一対の大径部がある場合でも両大径部の径が所定の値以下であれば両大径部間の回転軸部分に圧入外嵌できて、その回転軸の振動を抑制できる筒型のダイナミックダンパを提供する。
【解決手段】回転軸Sに取付けられて回転軸Sの振動を抑制する筒型のダイナミックダンパであって、回転軸Sに外嵌する円筒状のゴム状弾性体1と、回転軸Sに外嵌したゴム状弾性体1に圧入外嵌する筒状の質量部材2とから成り、ゴム状弾性体1を周方向で分断して断面C字形状に形成してある。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転軸に取付けられて前記回転軸の振動を抑制する筒型のダイナミックダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドライブシャフト等の回転軸には回転のアンバランス等に起因して曲げ振動やねじり振動が発生することがある。このような場合、固有振動数を回転軸の共振振動数に合わせた筒型のダイナミックダンパを回転軸に圧入外嵌し、回転軸の回転に伴って共振させ、回転軸の振動エネルギーをダイナミックダンパの振動エネルギーとして吸収することで回転軸の振動を抑制している。
【0003】
従来、上記のダイナミックダンパは、特許文献1に開示されているように、筒状の質量部材の内周面や両端部に、回転軸に圧入外嵌する筒状のゴム状弾性体を加硫成形して構成してあった。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−349379号公報。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成によれば、加硫成形工程で質量部材に接着剤を塗布する作業が必要で、作業の数が多くなっていた。また、回転の繰り返しによる疲労等で質量部材とゴム状弾性体とが分離することがあり、耐久性が十分とはいえなかった。そして、回転軸に、その軸芯方向に並ぶ一対の大径部があった場合、両大径部間の回転軸部分には圧入外嵌できず、そのような回転軸の振動を抑制できないという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、製作時の作業の数を従来よりも少なくして製作コストを低廉化でき、耐久性を向上させることができ、回転軸に、その軸芯方向に並ぶ一対の大径部がある場合でも両大径部の径が所定の値以下であれば両大径部間の回転軸部分に圧入外嵌できて、その回転軸の振動を抑制できる筒型のダイナミックダンパを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成は、回転軸に取付けられて前記回転軸の振動を抑制する筒型のダイナミックダンパであって、
前記回転軸に外嵌する円筒状のゴム状弾性体と、前記回転軸に外嵌したゴム状弾性体に圧入外嵌する筒状の質量部材とから成り、前記ゴム状弾性体を周方向で分断して断面C字形状に形成してある点にある。
【0008】
この構成によれば、板状のゴム状弾性体を回転軸に外嵌し、その外嵌したゴム状弾性体に質量部材を圧入外嵌するから、ゴム状弾性体を質量部材に加硫成形しなくても済み、加硫接着用の接着剤を質量部材に塗布する作業をなくすことができる。
【0009】
また、ゴム状弾性体に質量部材を圧入外嵌することで、これら両者が強固に一体化し、例えば両者を加硫接着した構造よりも両者を分離しにくくすることができる。
【0010】
そして、ゴム状弾性体を周方向で分断して断面C字形状に形成してあるから、ゴム状弾性体の周方向の互いに対向する両端部を、弾性力に抗してそれらが離間するように押し拡げ、回転軸にその径方向外方側から被せた後、弾性復帰させて外嵌させ、このゴム状弾性体に質量部材を圧入外嵌させることができる。
【0011】
従って、回転軸に、その軸芯方向に並ぶ一対の大径部があった場合でも、両大径部の径が質量部材の内径よりも小さければ、両大径部間の回転軸部分にも取付けることができる。
【0012】
しかも、あるサイズのゴム状弾性体を特定の第1の質量部材と組み合わせて用いるだけでなく、この組合わせに換えて、第1の質量部材とは質量の異なる第2あるいは第3の質量部材と組み合わせて用いるといった手段を取ることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1,図2,図3に、自動車のドライブシャフト(回転軸に相当)Sに取付けられた状態で、ドライブシャフトSの振動エネルギーを共振により吸収してドライブシャフトSの振動を抑制する筒型のダイナミックダンパを示してある。
【0014】
このダイナミックダンパは、ドライブシャフトSに外嵌する円筒状のゴム状弾性体1と、ドライブシャフトSに外嵌したゴム状弾性体1に圧入外嵌する円筒状の質量部材2とから成る。そして図3に示すように、ゴム状弾性体1を周方向で分断して断面C字形状に形成してある。3は分断によって形成されたスリット部であり、ゴム状弾性体1の全長にわたっている。また、ゴム状弾性体1の軸芯と平行になっている。質量部材2は金属製である。
【0015】
上記の構造のダイナミックダンパをドライブシャフトSに取付ける場合、ゴム状弾性体1の周方向の互いに対向する両端部4を、弾性力に抗してそれらが離間するように押し拡げ、ドライブシャフトSにその径方向外方側から被せた後、弾性復帰させて外嵌させる。そして、このゴム状弾性体1に質量部材2を圧入外嵌する。
【0016】
[別実施形態]
上記の実施形態では、スリット部3をゴム状弾性体1の軸芯と平行に形成したが、ゴム状弾性体1の径方向外方側から見て、スリット部3をゴム状弾性体1の軸芯と交差する姿勢に形成してあってもよい。
【0017】
前記スリット部3は、円筒状に加硫成形されたゴム状弾性体1を切断刃で切断して形成することができるが、スリット部3が形成されるようにゴム状弾性体1を加硫成形してあってもよい。
【0018】
上記の構造のゴム状弾性体1をドライブシャフトSに取付ける場合、ゴム状弾性体1とドライブシャフトSをそれらの軸芯方向で相対移動させて外嵌してもよい。
【0019】
前記回転軸はドライブシャフトSに限られるものではない。例えば、自動車のその他の回転軸であってもよく、自動車以外の装置に設けられた回転軸であってもよい。
【0020】
【発明の効果】
請求項1の構成によれば、製作時の作業の数を従来よりも少なくして製作コストを低廉化でき、耐久性を向上させることができ、回転軸に、その軸芯方向に並ぶ一対の大径部がある場合でも両大径部の径が質量部材の径よりも小さければ両大径部間の回転軸部分に圧入外嵌できて、その回転軸の振動を抑制でき、さらに、あるサイズのゴム状弾性体を特定の第1の質量部材と組み合わせて用いるだけでなく、この組合せに換えて、第1の質量部材とは質量の異なる第2あるいは第3の質量部材と組み合わせて用いるといった手段を取ることもできて、目標の振動数にチューニングすることができる筒型のダイナミックダンパを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転軸と、この回転軸に取付けられたダイナミックダンパの断面を示す図
【図2】回転軸の断面と、この回転軸に取付けられたダイナミックダンパとを示す図
【図3】ゴム状弾性体の斜視図
【符号の説明】
1 ゴム状弾性体
2 質量部材
S 回転軸

Claims (1)

  1. 回転軸に取付けられて前記回転軸の振動を抑制する筒型のダイナミックダンパであって、
    前記回転軸に外嵌する円筒状のゴム状弾性体と、前記回転軸に外嵌したゴム状弾性体に圧入外嵌する筒状の質量部材とから成り、前記ゴム状弾性体を周方向で分断して断面C字形状に形成してある筒型のダイナミックダンパ。
JP2003152431A 2003-05-29 2003-05-29 ダイナミックダンパ Withdrawn JP2004353766A (ja)

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