JP2004353722A - 摩擦パッドのウエアインジケータ - Google Patents

摩擦パッドのウエアインジケータ Download PDF

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Morio Yumoto
盛夫 湯本
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】ライニングの摩耗量を検知する光センサーを繰り返し使用できるようにし、コストの低減を図る。
【解決手段】摩擦パッド5のライニング5aに、ライニング5aの厚さ方向中間位置から裏板5bの一側面に至る空隙部12を形成する。裏板5bに、裏板5bの他側面から一側面に貫通して空隙部12に連通する貫通孔13を設け、貫通孔13内にCdsセンサー14を空隙部12に向けて取付ける。ライニング5aの摩耗によって開口した空隙部12が外光に曝されたときに、CdSセンサー14が空隙部12に導入された光を検知して警告を行う警告手段15を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車や自動二輪車等のブレーキに用いられる摩擦パッドに取り付けられ、該摩擦パッドのライニングの摩耗量を検知して警告を行う摩擦パッドのウエアインジケータに係り、詳しくは光センサーでライニングの摩耗量を検知するウエアインジケータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、摩擦パッドのライニングが摩耗限界まで摩耗したことを警告するウエアインジケータとして、光センサーを用いたものがある。例えば、摩擦パッドのライニング中に、複数本の光ファイバーケーブルで構成される光センサーを埋設したものがあり、ライニングが摩耗限界に達すると、光ファイバーケーブルがライニングの前面に現れて光を検知し、この光の受光状態を検出して、警告手段によって運転者に警告するようにしたものがあった(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公平7−38809号公報(第2−3頁 第1図,第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上述のものでは、ライニングが所定量まで摩耗すると、光ファイバーケーブルもライニングとともに摩耗するため、光ファイバーケーブルを繰り返し使用することができずコストが嵩んでいた。
【0005】
そこで本発明は、ライニングの摩耗量を検知する光センサーを繰り返し使用することができ、コストの低減を図ることのできる摩擦パッドのウエアインジケータを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため本発明は、ディスクロータの側面に摺接するライニングと、該ライニングを一側面に貼着する裏板とからなる摩擦パッドに設けられ、前記ライニングの摩耗量を検知して警告する摩擦パッドのウエアインジケータにおいて、前記ライニングに、該ライニングの厚さ方向中間位置から前記裏板の一側面に至る空隙部を形成するとともに、前記裏板に、その他側面から前記一側面に貫通して前記空隙部に連通する貫通孔を設け、該貫通孔内に光センサーを前記空隙部に向けて取付け、前記ライニングの摩耗によって開口した前記空隙部が外光に曝されたときに、前記光センサーが前記空隙部に導入された光を検知して警告を行う警告手段を設けたことを特徴とし、前記空隙部を、前記裏板側が拡大するように形成すると好適であり、また、前記空隙部は、前記ライニングの厚さ方向に形成した長さの異なる複数の孔であってもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各形態例を図面に基づいて詳しく説明する。図1及び図2は本発明の第1形態例を示すもので、ディスクブレーキ1は、図示しない車輪と一体に回転するディスクロータ2と該ディスクロータ2の一側部で車体に固設されるキャリパブラケット3と、該キャリパブラケット3にスライドピンを介してディスク軸方向に移動可能に支持されるキャリパボディ4と、該キャリパボディ4の作用部4a及び反作用部4bとの間に、ディスクロータ2を挟んで対向配置される一対の摩擦パッド5,6を有している。
【0008】
作用部4aには、円筒状のシリンダ孔7がディスクロータ2側に開口して設けられている。該シリンダ孔7には、コップ状のピストン8がピストンシール9を介して液密且つ移動可能に内挿され、シリンダ孔7の底部とピストン8との間には液圧室10が画成されている。
【0009】
摩擦パッド5,6は、ディスクロータ2の側面に摺接するライニング5a,6aと、該ライニング5a,6aを一側面に貼着し、キャリパブラケット3に保持される裏板5b,6bとから成っており、反作用部側の摩擦パッド5には、ウエアインジケータ11が設けられている。
【0010】
ウエアインジケータ11は、ライニング5aに形成される空隙部12と、裏板5bに形成される、空隙部12に連通する貫通孔13と、該貫通孔13に収容されるCdSセンサー14(本発明の光センサー)と、CdSセンサー14の光の検知により、運転者にライニング5aの摩耗を警告する警告手段15とを備えている。
【0011】
空隙部12は、ライニング5aの厚さ方向中間部に設定されている摩耗限界L1より、裏板5bの一側面に亘って設けられ、摩耗限界L1側に先端を向けた円錐状に形成され、裏板5bの一側面に近づくに連れて容積が大きくなっている。貫通孔13は、裏板5bの他側面から一側面に貫通形成され、連通する空隙部12の基端側の径と略同一の径に形成される。
【0012】
CdSセンサー14は、CdSと電極とを接触させ、光量を電気抵抗の変化で測る光導電型のセンサーで、CdSの抵抗値は照射光の強弱によって変化する。このCdSセンサー14は、貫通孔13の裏板他側面側に、CdSを備えた面を空隙部12側に向けて、止め板を介してボルト16で固設される。
【0013】
警告手段15は、CdSセンサー14に接続されるリード線17,17と、該リード線17,17に繋がれたメータ18と、電源19とを備えていて、該メータ18にCdSの電気抵抗値の変化が表示され、ライニング5aの摩耗状態を運転者に知らせるようにしている。
【0014】
上述のように形成されることにより、制動の繰り返しにより摩擦パッド5のライニング5aが摩耗限界L1まで摩耗すると、ライニング5aに形成した空隙部12が開口し、該開口が、ディスクロータ2とライニング5aとの間に形成される隙間を介して外光に曝される。これにより、CdSセンサー14が空隙部12内の外光を検知し、光を電気抵抗に換えて前記運転席に配設されたメータ18を作動させ、ライニング5aが摩耗限界L1まで摩耗したことを運転者に警告する。ライニング5aがさらに摩耗すると、空隙部12が円錐状に形成されていることから、空隙部12に導入される光量が多くなり、CdSの電気抵抗値が小さくなることにより、メータ18の表示が上昇し、ライニング5aの摩耗量の増加を運転者に知らせることができる。
【0015】
CdSセンサー14は、裏板5bに形成した貫通孔13に装着されることから、ライニング5aが摩耗しても従来のようにCdSセンサー14が消耗する虞が無く、CdSセンサー14を繰り返し使用することができるようになり、コストの低減を図ることができる。また、CdSセンサー14は、安価であることから、ウエアインジケータ11を安価に提供することができる。
【0016】
図3は、第1形態例の空隙部の形状を変えた、本発明の第2形態例を示すもので、第1形態例と同一の箇所には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0017】
本形態例のライニング5aに形成する空隙部は、ライニング5aの厚さ方向に形成された複数の孔20a,20b,20cで構成され、孔20aは摩耗限界L1から裏板5bの一側面に亘る長さを有し、孔20b,20cは、摩耗限界L1より裏板5bに近い位置から裏板5bの一側面に向けて、長さを異ならせて形成されている。
【0018】
本形態例では、摩擦パッド5のライニング5aが摩耗限界L1まで摩耗すると、まず孔20aが開口して外光が導入され、CdSセンサー14がこの外光を検知してメータ18を作動させる。ライニング5aの摩耗が進むと、孔20b,20cが順に開口して外光が導入され、CdSの電気抵抗値が孔20b,20cの開口に伴って小さくなることにより、メータ18の表示が上昇し、ライニング5aの摩耗量の増加を運転者に知らせることができる。
【0019】
尚、上述の形態例では、光センサーとしてCdSセンサーを用いたが、本発明はこれに限るものではなく、シリコンフォトダイオードや、セレン光電池等を受光素子とした光センサーを用いるものでもよい。また、警告手段も、上述のメータを適用したものに限らず、警告ランプが点灯するものや、警告ブザーが作動するもの等でもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、簡単な構造で、ウエアインジケータに用いる光センサーを繰り返し使用することができるようになり、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1形態例を示すウエアインジケータの要部説明図
【図2】本発明の第1形態例を示すウエアインジケータを備えたディスクブレーキの説明図
【図3】本発明の第2形態例を示すウエアインジケータの要部説明図
【符号の説明】
1…ディスクブレーキ、2…ディスクロータ、3…キャリパブラケット、4…キャリパボディ、5,6…摩擦パッド、5a,6a…ライニング、5b,6b…裏板、11…ウエアインジケータ、12…空隙部、13…貫通孔、14…Cdsセンサー、15…警告手段、18…メータ、19…電源、20a,20b,20c…孔

Claims (3)

  1. ディスクロータの側面に摺接するライニングと、該ライニングを一側面に貼着する裏板とからなる摩擦パッドに設けられ、前記ライニングの摩耗量を検知して警告する摩擦パッドのウエアインジケータにおいて、前記ライニングに、該ライニングの厚さ方向中間位置から前記裏板の一側面に至る空隙部を形成するとともに、前記裏板に、その他側面から前記一側面に貫通して前記空隙部に連通する貫通孔を設け、該貫通孔内に光センサーを前記空隙部に向けて取付け、前記ライニングの摩耗によって開口した前記空隙部が外光に曝されたときに、前記光センサーが前記空隙部に導入された光を検知して警告を行う警告手段を設けたことを特徴とする摩擦パッドのウエアインジケータ。
  2. 前記空隙部は、前記裏板側が拡大していることを特徴とする請求項1記載の摩擦パッドのウエアインジケータ。
  3. 前記空隙部は、前記ライニングの厚さ方向に形成した長さの異なる複数の孔であることを特徴とする請求項1記載の摩擦パッドのウエアインジケータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2449709A (en) * 2007-06-02 2008-12-03 Rolls Royce Plc Method and apparatus for determining a clearance between relatively movable components
CN113898687A (zh) * 2021-10-18 2022-01-07 中国重汽集团济南动力有限公司 一种制动盘温度磨损实时监控报警装置及方法

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