JP2004353701A - サーボバルブ - Google Patents
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Abstract
【課題】性能を維持することを可能とするサーボバルブを提供すること。
【解決手段】ノズルフラッパを有するケーシング40と、ノズルフラッパに接続されたピストンを案内するスリーブ41とを備え、ノズルフラッパとピストンとの対応関係に基づくピストンとスリーブ41との相対位置により作動油の流量を決定するサーボバルブにおいて、スリーブ41は、ノズルフラッパに負荷をかけないときのピストンの中立位置に対応する基準位置で、ケーシング40に固定される。
【選択図】 図2
【解決手段】ノズルフラッパを有するケーシング40と、ノズルフラッパに接続されたピストンを案内するスリーブ41とを備え、ノズルフラッパとピストンとの対応関係に基づくピストンとスリーブ41との相対位置により作動油の流量を決定するサーボバルブにおいて、スリーブ41は、ノズルフラッパに負荷をかけないときのピストンの中立位置に対応する基準位置で、ケーシング40に固定される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、サーボバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、航空機用ジェットエンジンの燃料制御等に用いられるサーボバルブとしては、各種のものが提案されているが、例えばノズルフラッパ方式のサーボバルブが知られている。
【0003】
従来、この種のノズルフラッパ方式のサーボバルブは、ノズルフラッパを有するケーシングと、ノズルフラッパに接続されたピストンを案内するスリーブとを備えており、対向配置されたノズルの間に位置するフラッパにトルクを与えることで、ピストンの両端に導かれる作動油の油圧に差を生じさせ、ピストンを変位させるものである。フラッパには、弾性部材からなるフィードバックワイヤが設けられており、フィードバックワイヤの先端がピストンの所定の位置に固定されることで、ピストンの変位がフラッパにフィードバックされるようになっている。スリーブは、油空圧を確実にピストンに伝えるために熱膨張率の小さい、例えば炭素鋼から構成されており、ケーシングは、サーボバルブ全体の重量を極力小さくするために軽い金属、例えばアルミ等から構成されている。
【0004】
このような構成からなるサーボバルブのフラッパにトルクを与えると、両ノズルの間に背圧の差が生じることでピストンが変位し、ピストンの変位に応じてフィードバックワイヤによりフラッパが元の位置に戻され、両ノズルの背圧の差が0となり、ピストンの動きが停止する。ピストンが停止することで、ピストンとスリーブとの相対位置により、作動油の流量が決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のサーボバルブにおいては、スリーブとケーシングとは異なる材質でできており、互いの材質は熱膨張率が異なるので、使用環境における温度変化によって互いに異なる熱膨張率で膨張・収縮する。この際、例えばスリーブが一端でケーシングに固定されているとすると、それぞれが互いに異なる熱膨張率で膨張・収縮することによって、その固定端を基準としてスリーブとケーシングとの相対的な位置がずれる。つまり、ピストンの中立位置とスリーブの基準位置とがずれる。すると、作動油の流量に誤差が生じてしまうので、サーボバルブの性能が低下するという問題があった。
【0006】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、温度変化による作動油の流量のばらつきを抑制して所望の性能を維持することを可能とするサーボバルブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、ノズルフラッパを有するケーシングと、該ノズルフラッパに接続されたピストンを案内するスリーブとを備え、前記ノズルフラッパと前記ピストンとの対応関係に基づく該ピストンと前記スリーブとの相対位置により作動油の流量を決定するサーボバルブにおいて、前記スリーブは、前記ノズルフラッパに負荷をかけないときの前記ピストンの中立位置に対応する基準位置で、前記ケーシングに固定されることを特徴とする。
この発明に係るサーボバルブによれば、スリーブは、ノズルフラッパに負荷がかからないときのピストンの中立位置に対応する基準位置でケーシングに固定されるので、使用環境の温度変化によりスリーブとケーシングとがそれぞれ異なる熱膨張率で膨張・収縮した場合でも、ピストンの中立位置とスリーブの基準位置とにずれが生じない。つまり、ピストンがスリーブ内の所定位置にあることで決定される作動油の流量と、ピストンをスリーブ内の所定位置に位置させるために必要なフラッパに与えるべきトルクとの対応関係が温度ごとに常に一定に保たれる。したがって、温度変化が生じた場合でも予め知られた温度ごとの対応関係を考慮することで所望の性能を維持することができる。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のサーボバルブにおいて、前記スリーブは、その側周部に設けられた凹部又は穴部に、前記ケーシングに備えるピン部材がはまり込むことで位置決めされることを特徴とする。
この発明に係るサーボバルブによれば、スリーブは、ピン部材によりケーシングに固定されてケーシングとの相対的な移動が阻止される。この際、ピン部材は凹部又は穴部内をその軸方向に移動可能なので、ケーシングがスリーブの径方向に膨張・収縮(拡径・縮径)した場合でも、スリーブはケーシングに歪みを生じさせることなく確実に固定される。このとき、スリーブの凹部又は穴部にピン部材を挿通するだけでよいので、スリーブをケーシングに位置決めするのが容易であり、また、スリーブの交換も容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の一実施の形態を示す図である。
図1において、サーボバルブ1は、トルクモータ部2と、油圧増幅部3と、バルブ部4と、フィードバック部5とを備えている。
【0010】
トルクモータ部2は、先端部に対向する磁極を有する永久磁石21と、永久磁石21の両磁極間に回転自在に設けられるアーマチュア22と、アーマチュア22の周囲に巻回されるコイル23とから構成されており、トルクモータ部2は、コイル23に電流を入力してアーマチュア22の先端部に磁極を生じさせ、永久磁石21との間に働く力によりアーマチュア22を回転させることで、入力電流をフラッパ31のトルクに変換するものである。
【0011】
油圧増幅部3は、アーマチュア22の回転に追従して揺動するフラッパ31と、フラッパ31の位置に応じて油圧が変化するノズルフラッパ機構(ノズルフラッパ)30とを備えており、フラッパ31は、トルクモータ部2のアーマチュア22に一体に連結されている。ノズルフラッパ機構30は、フラッパ31を挟んで対向して設けられる一対のノズル32、32から構成されており、ノズル32の先端とフラッパ31との間には、数十μmの隙間が形成されている。油圧増幅部3は、トルクモータ部2のアーマチュア22の変位をフラッパ31を介して油圧の圧力差に変換するものである。
【0012】
ノズル32は、後述するバルブ部4のスリーブ41の両端部に連通されており、ノズル32の内部には、インレットフィルタ33及びインレットオリフィス34を介して作動油が導かれるようになっている。つまり、この作動油を介して、各ノズル32に作用する背圧が、スリーブ41の両端部、すなわちピストン42の両端面に導かれるようになっている。
【0013】
バルブ部4は、ケーシング40に内接するスリーブ41と、スリーブ41内を摺動自在に移動するピストン42とから構成されており、ケーシング40には、スリーブ41に連通するよう、供給ポート43と、戻りポート44と、制御ポート45とが設けられている。スリーブ41は、その両端部に油圧増幅部3の両ノズル部12、12の背圧が導かれるように構成されており、ピストン42は、両ノズル部12、12の背圧の差に応じてスリーブ41内を移動するように構成されている。バルブ部4は、ピストン42の変位に応じて各ポート43、44、45が開閉されることで、又は各ポート43、44、45の開閉度が調整されることで、各ポート43、44、45を介して作動油の流量が制御されるものである。
【0014】
スリーブ41には、作動油が流通する流通孔41aが設けられており、この流通孔41aを介して作動油がケーシング40の供給ポート43と、戻りポート44と、制御ポート45とに導かれるようになっている。ピストン42の長手方向中心部の外周面には、所定の深さの凹部42aが環状に設けられ、この凹部42a内に後述するフィードバック部5のフィードバックワイヤ51のボール52が摺動自在に結合されている。
【0015】
スリーブ41及びピストン42は、それぞれが左右対称となるよう構成されており、スリーブ41は、その対称面がアーマチュア22の回転軸を含む位置で、ケーシング40に固定されている。スリーブ41におけるこの位置が、ノズルフラッパ30に負荷がかからないときのピストン42の中立位置(後述)に対応するスリーブ41の基準位置を表す。(ここでは、スリーブ41の対称面上に基準位置が位置する。)
【0016】
フィードバック部5は、一端部がフラッパ31に一体に結合される弾性変形可能なフィードバックワイヤ51と、フィードバックワイヤ51の他端部に一体に設けられるボール52とからなるものであって、ボール52は、ピストン42の外周面の凹部42aに摺動自在に結合されている。フィードバックワイヤ51は、ピストン42の変位に追従して撓み、撓んだ状態から元の状態に復帰することにより、フラッパ31を中立位置に押し戻し、ピストン42をその位置に停止させ、ピストン42を介しての作動油の流量を決定する。すなわち、フィードバックワイヤ51は、ピストン42の変位をフラッパ31にフィードバックさせる機能を有するものである。
【0017】
ここで、スリーブ41は、図2に示すように、例えば炭素鋼からなるものであり、その側壁部(側周部)41cは、例えばその一部に14mm程度の厚さの厚肉部を有するものである。この厚肉部には、スリーブ41の長手方向(ピストン42の摺動方向)に直交する方向に延びる穴部41bが形成されており、この穴部41bは、ケーシング40に形成された穴部40bに連続するように形成されている。スリーブ41の穴部41bとケーシング40の穴部40bとには、両者を連通するピン部材6が挿通されている。ピン部材6は、図4に示すように、縮径可能なよう周方向に切欠部6aを有するスプリングピンからなるものであり、ピン部材6は、スリーブ41とケーシング40それぞれの穴部41a、40aの内壁を押圧した状態で挿通されている。なお、この穴部41a、40aは、凹部に形成してよいものである。その際、スリーブ41とケーシング40とが共に凹部となる場合には、それぞれの開口部を互いに反対方向に向けて設けるとよい。
【0018】
次に、上記の構成からなるサーボバルブ1の動作について説明する。
トルクモータ部2への入力電流が0の場合には、フラッパ31は両ノズル部12、12から等距離に位置し、両ノズル部12、12から同量・同圧の作動油が噴出し、両ノズル部12、12の背圧はバランスがとれた状態となる。このとき、ノズルフラッパ機構30には、負荷がかからない状態にあり、ボール52が位置するピストン42の対称面は、その対称面にアーマチュア22の回転軸が含まれる位置、すなわち中立位置に位置している。
【0019】
トルクモータ部2に電流を入力すると、入力された電流に比例してトルクモータ部2にトルクが発生し、アーマチュア22が回転する。アーマチュア22が回転すると、アーマチュア22の回転に追従して油圧増幅部3のフラッパ31が一体に揺動してノズル32の方向に変位し、両ノズル32、32のノズル部12、12から等距離に位置していたフラッパ31と両ノズル部12、12との距離が変化する。フラッパ31と両ノズル部12、12との距離が変化することで、両ノズル部12、12の背圧に差が生じる。両ノズル部12、12の背圧が変化することで、ピストン42の両端面にかかる圧力に差が生じ、圧力の低い方へ向けてピストン42が移動する。
【0020】
ピストン42が移動すると、ピストン42の移動に伴ってフィードバック部5のフィードバックワイヤ51が撓む。フィードバックワイヤ51が撓むと、フィードバックワイヤ51がもとの形に戻ろうとし、フラッパ31が押し戻される。すると、ピストン42の両端面にかかる圧力差が減少し、ついには、アーマチュア22にかかるトルクとピストン42の位置に基づくフィードバックワイヤ51にかかるトルクとが釣り合った位置でピストン42がその位置に停止する。このようにして、バルブ部4におけるピストン42とスリーブ41との相対位置により、流通孔41aを介して作動油の流量が決定される。
【0021】
この際、スリーブ41とケーシング40とは、両者に形成された穴部41b、40bに連通するピン部材6が挿通され、ピン部材6が拡径する方向に弾性復帰して両者の穴部41b、40bの内壁を押圧することで、スリーブ41の基準位置において一体に固定されているので、膨張・収縮によってスリーブ41及びケーシング40の長手方向の長さがそれぞれ変化した場合であっても、両者はスリーブ41の基準位置において固定されて相対的な位置関係が常に温度に応じた一定の関係にある。
【0022】
また、ピン部材6は、拡縮径可能に構成されているので、スリーブ41とケーシング40とが膨張・収縮をして穴部41b、40bの径が変化したとしても、ピン部材6が穴部の内壁を押圧することで、スリーブ41はケーシング40に固定される。つまり、スリーブ41は、ピン部材6によりケーシング40に固定されてピストン42の摺動方向への移動が阻止される。この際、ピン部材6は穴部41a、40a内をその軸方向に移動可能なので、ケーシング40がスリーブ41の径方向に膨張・収縮(拡径・縮径)した場合でも、スリーブ41はケーシング40に歪みを生じさせることなく確実に固定される。
【0023】
この状態において、スリーブ41は、ノズルフラッパ機構30に負荷をかけないときのピストン42の中立位置に対応する基準位置でケーシング40に固定されるので、使用環境の温度変化によりスリーブ41とケーシング40とがそれぞれ異なる熱膨張率で膨張・収縮した場合でも、ピストン42の中立位置とスリーブ41の基準位置とにずれが生じない。つまり、ピストン42がスリーブ41内の所定位置にあることで決定される作動油の流量と、ピストン42をスリーブ41内の所定位置に位置させるために必要なフラッパ31に与えるべきトルクとの対応関係が温度ごとに常に一定に保たれる。
【0024】
上記の構成によれば、ピストン42がスリーブ41内の所定位置にあることで決定される作動油の流量と、ピストン42をスリーブ41内の所定位置に位置させるために必要なアーマチュア22に入力すべき電流(フラッパ31に与えるべきトルク)との対応関係が温度ごとに常に一定に保たれるので、温度変化が生じた場合でも予め知られた温度ごとの対応関係を考慮することで所望の性能を維持することができる。また、スリーブ41とケーシング40との間に熱膨張率の差があることで生じる作動油の流量の誤差が解消されるので、作動油の流量の精度を出すために炭素鋼等から作らなければならないスリーブ41とは異なり、比較的軽いアルミ等の材料でケーシング40を作ることができる。つまり、サーボバルブを軽量化することができる。また、スリーブ41とケーシング40とを固定する固定手段として、ピン部材6が用いられているので、固定が容易となる。このとき、スリーブの凹部又は穴部にピン部材を挿通するだけでよいので、スリーブをケーシングに位置決めするのが容易である。また、同じ理由により、スリーブの交換が容易となる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、スリーブはノズルフラッパに負荷がかからないときのピストンの中立位置に対応する基準位置でケーシングに固定されるので、使用環境の温度変化によりスリーブとケーシングとがそれぞれ異なる熱膨張率で膨張・収縮した場合でも、ピストンの中立位置とスリーブの基準位置とがずれが生じない。つまり、ピストンがスリーブ内の所定位置にあることで決定される作動油の流量と、ピストンをスリーブ内の所定位置に位置させるために必要なフラッパに与えるべきトルクとの対応関係が温度ごとに常に一定に保たれる。したがって、温度変化が生じた場合でも予め知られた温度ごとの対応関係を考慮することで所望の性能を維持することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、スリーブはピン部材によりケーシングに固定されてケーシングとの相対的な移動が阻止される。この際、ピン部材は凹部又は穴部内をその軸方向に移動可能なので、ケーシングがスリーブの径方向に膨張・収縮(拡径・縮径)した場合でも、スリーブはケーシングに歪みを生じさせることなく確実に固定される。このとき、スリーブの凹部又は穴部にピン部材を挿通するだけでよいので、スリーブをケーシングに位置決めするのが容易であり、また、スリーブの交換も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るサーボバルブを示す概略図である。
【図2】この発明の一実施形態に係るサーボバルブのスリーブ付近を示す概略側面図である。
【図3】この発明の一実施形態に係るサーボバルブのスリーブ付近を示す概略断面図である。
【図4】この発明の一実施形態に係るサーボバルブに使用されるピン部材を示す概略図である。
【符号の説明】
1 サーボバルブ
6 ピン部材
30 ノズルフラッパ機構(ノズルフラッパ)
40 ケーシング
41 スリーブ
41a 穴部(凹部又は穴部)
41c 側壁部(側周部)
42 ピストン
【発明の属する技術分野】
この発明は、サーボバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、航空機用ジェットエンジンの燃料制御等に用いられるサーボバルブとしては、各種のものが提案されているが、例えばノズルフラッパ方式のサーボバルブが知られている。
【0003】
従来、この種のノズルフラッパ方式のサーボバルブは、ノズルフラッパを有するケーシングと、ノズルフラッパに接続されたピストンを案内するスリーブとを備えており、対向配置されたノズルの間に位置するフラッパにトルクを与えることで、ピストンの両端に導かれる作動油の油圧に差を生じさせ、ピストンを変位させるものである。フラッパには、弾性部材からなるフィードバックワイヤが設けられており、フィードバックワイヤの先端がピストンの所定の位置に固定されることで、ピストンの変位がフラッパにフィードバックされるようになっている。スリーブは、油空圧を確実にピストンに伝えるために熱膨張率の小さい、例えば炭素鋼から構成されており、ケーシングは、サーボバルブ全体の重量を極力小さくするために軽い金属、例えばアルミ等から構成されている。
【0004】
このような構成からなるサーボバルブのフラッパにトルクを与えると、両ノズルの間に背圧の差が生じることでピストンが変位し、ピストンの変位に応じてフィードバックワイヤによりフラッパが元の位置に戻され、両ノズルの背圧の差が0となり、ピストンの動きが停止する。ピストンが停止することで、ピストンとスリーブとの相対位置により、作動油の流量が決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のサーボバルブにおいては、スリーブとケーシングとは異なる材質でできており、互いの材質は熱膨張率が異なるので、使用環境における温度変化によって互いに異なる熱膨張率で膨張・収縮する。この際、例えばスリーブが一端でケーシングに固定されているとすると、それぞれが互いに異なる熱膨張率で膨張・収縮することによって、その固定端を基準としてスリーブとケーシングとの相対的な位置がずれる。つまり、ピストンの中立位置とスリーブの基準位置とがずれる。すると、作動油の流量に誤差が生じてしまうので、サーボバルブの性能が低下するという問題があった。
【0006】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、温度変化による作動油の流量のばらつきを抑制して所望の性能を維持することを可能とするサーボバルブを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、ノズルフラッパを有するケーシングと、該ノズルフラッパに接続されたピストンを案内するスリーブとを備え、前記ノズルフラッパと前記ピストンとの対応関係に基づく該ピストンと前記スリーブとの相対位置により作動油の流量を決定するサーボバルブにおいて、前記スリーブは、前記ノズルフラッパに負荷をかけないときの前記ピストンの中立位置に対応する基準位置で、前記ケーシングに固定されることを特徴とする。
この発明に係るサーボバルブによれば、スリーブは、ノズルフラッパに負荷がかからないときのピストンの中立位置に対応する基準位置でケーシングに固定されるので、使用環境の温度変化によりスリーブとケーシングとがそれぞれ異なる熱膨張率で膨張・収縮した場合でも、ピストンの中立位置とスリーブの基準位置とにずれが生じない。つまり、ピストンがスリーブ内の所定位置にあることで決定される作動油の流量と、ピストンをスリーブ内の所定位置に位置させるために必要なフラッパに与えるべきトルクとの対応関係が温度ごとに常に一定に保たれる。したがって、温度変化が生じた場合でも予め知られた温度ごとの対応関係を考慮することで所望の性能を維持することができる。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1記載のサーボバルブにおいて、前記スリーブは、その側周部に設けられた凹部又は穴部に、前記ケーシングに備えるピン部材がはまり込むことで位置決めされることを特徴とする。
この発明に係るサーボバルブによれば、スリーブは、ピン部材によりケーシングに固定されてケーシングとの相対的な移動が阻止される。この際、ピン部材は凹部又は穴部内をその軸方向に移動可能なので、ケーシングがスリーブの径方向に膨張・収縮(拡径・縮径)した場合でも、スリーブはケーシングに歪みを生じさせることなく確実に固定される。このとき、スリーブの凹部又は穴部にピン部材を挿通するだけでよいので、スリーブをケーシングに位置決めするのが容易であり、また、スリーブの交換も容易となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の一実施の形態を示す図である。
図1において、サーボバルブ1は、トルクモータ部2と、油圧増幅部3と、バルブ部4と、フィードバック部5とを備えている。
【0010】
トルクモータ部2は、先端部に対向する磁極を有する永久磁石21と、永久磁石21の両磁極間に回転自在に設けられるアーマチュア22と、アーマチュア22の周囲に巻回されるコイル23とから構成されており、トルクモータ部2は、コイル23に電流を入力してアーマチュア22の先端部に磁極を生じさせ、永久磁石21との間に働く力によりアーマチュア22を回転させることで、入力電流をフラッパ31のトルクに変換するものである。
【0011】
油圧増幅部3は、アーマチュア22の回転に追従して揺動するフラッパ31と、フラッパ31の位置に応じて油圧が変化するノズルフラッパ機構(ノズルフラッパ)30とを備えており、フラッパ31は、トルクモータ部2のアーマチュア22に一体に連結されている。ノズルフラッパ機構30は、フラッパ31を挟んで対向して設けられる一対のノズル32、32から構成されており、ノズル32の先端とフラッパ31との間には、数十μmの隙間が形成されている。油圧増幅部3は、トルクモータ部2のアーマチュア22の変位をフラッパ31を介して油圧の圧力差に変換するものである。
【0012】
ノズル32は、後述するバルブ部4のスリーブ41の両端部に連通されており、ノズル32の内部には、インレットフィルタ33及びインレットオリフィス34を介して作動油が導かれるようになっている。つまり、この作動油を介して、各ノズル32に作用する背圧が、スリーブ41の両端部、すなわちピストン42の両端面に導かれるようになっている。
【0013】
バルブ部4は、ケーシング40に内接するスリーブ41と、スリーブ41内を摺動自在に移動するピストン42とから構成されており、ケーシング40には、スリーブ41に連通するよう、供給ポート43と、戻りポート44と、制御ポート45とが設けられている。スリーブ41は、その両端部に油圧増幅部3の両ノズル部12、12の背圧が導かれるように構成されており、ピストン42は、両ノズル部12、12の背圧の差に応じてスリーブ41内を移動するように構成されている。バルブ部4は、ピストン42の変位に応じて各ポート43、44、45が開閉されることで、又は各ポート43、44、45の開閉度が調整されることで、各ポート43、44、45を介して作動油の流量が制御されるものである。
【0014】
スリーブ41には、作動油が流通する流通孔41aが設けられており、この流通孔41aを介して作動油がケーシング40の供給ポート43と、戻りポート44と、制御ポート45とに導かれるようになっている。ピストン42の長手方向中心部の外周面には、所定の深さの凹部42aが環状に設けられ、この凹部42a内に後述するフィードバック部5のフィードバックワイヤ51のボール52が摺動自在に結合されている。
【0015】
スリーブ41及びピストン42は、それぞれが左右対称となるよう構成されており、スリーブ41は、その対称面がアーマチュア22の回転軸を含む位置で、ケーシング40に固定されている。スリーブ41におけるこの位置が、ノズルフラッパ30に負荷がかからないときのピストン42の中立位置(後述)に対応するスリーブ41の基準位置を表す。(ここでは、スリーブ41の対称面上に基準位置が位置する。)
【0016】
フィードバック部5は、一端部がフラッパ31に一体に結合される弾性変形可能なフィードバックワイヤ51と、フィードバックワイヤ51の他端部に一体に設けられるボール52とからなるものであって、ボール52は、ピストン42の外周面の凹部42aに摺動自在に結合されている。フィードバックワイヤ51は、ピストン42の変位に追従して撓み、撓んだ状態から元の状態に復帰することにより、フラッパ31を中立位置に押し戻し、ピストン42をその位置に停止させ、ピストン42を介しての作動油の流量を決定する。すなわち、フィードバックワイヤ51は、ピストン42の変位をフラッパ31にフィードバックさせる機能を有するものである。
【0017】
ここで、スリーブ41は、図2に示すように、例えば炭素鋼からなるものであり、その側壁部(側周部)41cは、例えばその一部に14mm程度の厚さの厚肉部を有するものである。この厚肉部には、スリーブ41の長手方向(ピストン42の摺動方向)に直交する方向に延びる穴部41bが形成されており、この穴部41bは、ケーシング40に形成された穴部40bに連続するように形成されている。スリーブ41の穴部41bとケーシング40の穴部40bとには、両者を連通するピン部材6が挿通されている。ピン部材6は、図4に示すように、縮径可能なよう周方向に切欠部6aを有するスプリングピンからなるものであり、ピン部材6は、スリーブ41とケーシング40それぞれの穴部41a、40aの内壁を押圧した状態で挿通されている。なお、この穴部41a、40aは、凹部に形成してよいものである。その際、スリーブ41とケーシング40とが共に凹部となる場合には、それぞれの開口部を互いに反対方向に向けて設けるとよい。
【0018】
次に、上記の構成からなるサーボバルブ1の動作について説明する。
トルクモータ部2への入力電流が0の場合には、フラッパ31は両ノズル部12、12から等距離に位置し、両ノズル部12、12から同量・同圧の作動油が噴出し、両ノズル部12、12の背圧はバランスがとれた状態となる。このとき、ノズルフラッパ機構30には、負荷がかからない状態にあり、ボール52が位置するピストン42の対称面は、その対称面にアーマチュア22の回転軸が含まれる位置、すなわち中立位置に位置している。
【0019】
トルクモータ部2に電流を入力すると、入力された電流に比例してトルクモータ部2にトルクが発生し、アーマチュア22が回転する。アーマチュア22が回転すると、アーマチュア22の回転に追従して油圧増幅部3のフラッパ31が一体に揺動してノズル32の方向に変位し、両ノズル32、32のノズル部12、12から等距離に位置していたフラッパ31と両ノズル部12、12との距離が変化する。フラッパ31と両ノズル部12、12との距離が変化することで、両ノズル部12、12の背圧に差が生じる。両ノズル部12、12の背圧が変化することで、ピストン42の両端面にかかる圧力に差が生じ、圧力の低い方へ向けてピストン42が移動する。
【0020】
ピストン42が移動すると、ピストン42の移動に伴ってフィードバック部5のフィードバックワイヤ51が撓む。フィードバックワイヤ51が撓むと、フィードバックワイヤ51がもとの形に戻ろうとし、フラッパ31が押し戻される。すると、ピストン42の両端面にかかる圧力差が減少し、ついには、アーマチュア22にかかるトルクとピストン42の位置に基づくフィードバックワイヤ51にかかるトルクとが釣り合った位置でピストン42がその位置に停止する。このようにして、バルブ部4におけるピストン42とスリーブ41との相対位置により、流通孔41aを介して作動油の流量が決定される。
【0021】
この際、スリーブ41とケーシング40とは、両者に形成された穴部41b、40bに連通するピン部材6が挿通され、ピン部材6が拡径する方向に弾性復帰して両者の穴部41b、40bの内壁を押圧することで、スリーブ41の基準位置において一体に固定されているので、膨張・収縮によってスリーブ41及びケーシング40の長手方向の長さがそれぞれ変化した場合であっても、両者はスリーブ41の基準位置において固定されて相対的な位置関係が常に温度に応じた一定の関係にある。
【0022】
また、ピン部材6は、拡縮径可能に構成されているので、スリーブ41とケーシング40とが膨張・収縮をして穴部41b、40bの径が変化したとしても、ピン部材6が穴部の内壁を押圧することで、スリーブ41はケーシング40に固定される。つまり、スリーブ41は、ピン部材6によりケーシング40に固定されてピストン42の摺動方向への移動が阻止される。この際、ピン部材6は穴部41a、40a内をその軸方向に移動可能なので、ケーシング40がスリーブ41の径方向に膨張・収縮(拡径・縮径)した場合でも、スリーブ41はケーシング40に歪みを生じさせることなく確実に固定される。
【0023】
この状態において、スリーブ41は、ノズルフラッパ機構30に負荷をかけないときのピストン42の中立位置に対応する基準位置でケーシング40に固定されるので、使用環境の温度変化によりスリーブ41とケーシング40とがそれぞれ異なる熱膨張率で膨張・収縮した場合でも、ピストン42の中立位置とスリーブ41の基準位置とにずれが生じない。つまり、ピストン42がスリーブ41内の所定位置にあることで決定される作動油の流量と、ピストン42をスリーブ41内の所定位置に位置させるために必要なフラッパ31に与えるべきトルクとの対応関係が温度ごとに常に一定に保たれる。
【0024】
上記の構成によれば、ピストン42がスリーブ41内の所定位置にあることで決定される作動油の流量と、ピストン42をスリーブ41内の所定位置に位置させるために必要なアーマチュア22に入力すべき電流(フラッパ31に与えるべきトルク)との対応関係が温度ごとに常に一定に保たれるので、温度変化が生じた場合でも予め知られた温度ごとの対応関係を考慮することで所望の性能を維持することができる。また、スリーブ41とケーシング40との間に熱膨張率の差があることで生じる作動油の流量の誤差が解消されるので、作動油の流量の精度を出すために炭素鋼等から作らなければならないスリーブ41とは異なり、比較的軽いアルミ等の材料でケーシング40を作ることができる。つまり、サーボバルブを軽量化することができる。また、スリーブ41とケーシング40とを固定する固定手段として、ピン部材6が用いられているので、固定が容易となる。このとき、スリーブの凹部又は穴部にピン部材を挿通するだけでよいので、スリーブをケーシングに位置決めするのが容易である。また、同じ理由により、スリーブの交換が容易となる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、スリーブはノズルフラッパに負荷がかからないときのピストンの中立位置に対応する基準位置でケーシングに固定されるので、使用環境の温度変化によりスリーブとケーシングとがそれぞれ異なる熱膨張率で膨張・収縮した場合でも、ピストンの中立位置とスリーブの基準位置とがずれが生じない。つまり、ピストンがスリーブ内の所定位置にあることで決定される作動油の流量と、ピストンをスリーブ内の所定位置に位置させるために必要なフラッパに与えるべきトルクとの対応関係が温度ごとに常に一定に保たれる。したがって、温度変化が生じた場合でも予め知られた温度ごとの対応関係を考慮することで所望の性能を維持することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、スリーブはピン部材によりケーシングに固定されてケーシングとの相対的な移動が阻止される。この際、ピン部材は凹部又は穴部内をその軸方向に移動可能なので、ケーシングがスリーブの径方向に膨張・収縮(拡径・縮径)した場合でも、スリーブはケーシングに歪みを生じさせることなく確実に固定される。このとき、スリーブの凹部又は穴部にピン部材を挿通するだけでよいので、スリーブをケーシングに位置決めするのが容易であり、また、スリーブの交換も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るサーボバルブを示す概略図である。
【図2】この発明の一実施形態に係るサーボバルブのスリーブ付近を示す概略側面図である。
【図3】この発明の一実施形態に係るサーボバルブのスリーブ付近を示す概略断面図である。
【図4】この発明の一実施形態に係るサーボバルブに使用されるピン部材を示す概略図である。
【符号の説明】
1 サーボバルブ
6 ピン部材
30 ノズルフラッパ機構(ノズルフラッパ)
40 ケーシング
41 スリーブ
41a 穴部(凹部又は穴部)
41c 側壁部(側周部)
42 ピストン
Claims (2)
- ノズルフラッパを有するケーシングと、該ノズルフラッパに接続されたピストンを案内するスリーブとを備え、前記ノズルフラッパと前記ピストンとの対応関係に基づく該ピストンと前記スリーブとの相対位置により作動油の流量を決定するサーボバルブにおいて、
前記スリーブは、前記ノズルフラッパに負荷をかけないときの前記ピストンの中立位置に対応する基準位置で、前記ケーシングに固定されることを特徴とするサーボバルブ。 - 請求項1記載のサーボバルブにおいて、
前記スリーブは、その側周部に設けられた凹部又は穴部に、前記ケーシングに備えるピン部材がはまり込むことで位置決めされることを特徴とするサーボバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003149402A JP2004353701A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | サーボバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003149402A JP2004353701A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | サーボバルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=34045515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003149402A Pending JP2004353701A (ja) | 2003-05-27 | 2003-05-27 | サーボバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004353701A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008241039A (ja) * | 2007-03-21 | 2008-10-09 | Hispano Suiza | フェイルフリーズサーボ弁を使用したアクチュエータの位置制御装置 |
CN112820903A (zh) * | 2021-01-28 | 2021-05-18 | 重庆凯瑞动力科技有限公司 | 组合式大流量氢气喷射装置及控制方法 |
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2003
- 2003-05-27 JP JP2003149402A patent/JP2004353701A/ja active Pending
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