JP2004353458A - 筒内直噴cngエンジンの燃料供給システム - Google Patents

筒内直噴cngエンジンの燃料供給システム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成と制御によってCNG燃料を有効利用して航続距離を伸ばし、高負荷・高回転域まで成層燃焼を成立させて燃費メリットも引き出すこと。
【解決手段】CNG燃料ボンベ12と、デリバリパイプ13およびインジェクタ17と、当該ボンベ12とデリバリパイプ13とを接続する燃料供給パイプ14とを備えたCNGエンジン10の燃料供給システムにおいて、燃料供給パイプ14には、燃料圧力を大気圧程度まで減圧させるレギュレータ15と、このレギュレータ15で減圧された燃料を昇圧する可変昇圧ポンプ16とを設け、CNGエンジン10の運転条件に基づいて燃料を可変昇圧ポンプ16で所定噴射圧力まで昇圧するように構成した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、圧縮天然ガス(CNG:Compressed Natural Gas)を筒内に直接噴射し、成層燃焼運転領域を有する筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムに関し、さらに詳しくは、簡易な構成と制御によってCNG燃料を有効利用して航続距離を伸ばすことができるとともに、高負荷・高回転域まで成層燃焼を成立させ、燃費メリットも引き出すことができる筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、エネルギー対策や環境対策等の観点から、自動車用内燃機関の燃料として圧縮天然ガス(CNG)を利用するとともに、その燃費の向上や出力向上を図るべく、筒内にCNG燃料を燃料噴射弁によって直接噴射する筒内直噴CNGエンジン(以下、適宜CNGエンジンと記す)の開発が盛んに行われており、種々の技術が提案されている。
【0003】
このような筒内直噴CNGエンジンは、通常、CNG燃料を貯蔵するCNG燃料ボンベと、各気筒内にCNG燃料を直接噴射する燃料噴射弁と、CNG燃料を蓄圧し各燃料噴射弁に分配するデリバリパイプと、CNG燃料ボンベとデリバリパイプとを接続する燃料供給パイプの途中に設けられ、CNG燃料を所定圧力に減圧する高圧レギュレータとを備え、成層燃焼と均質燃焼とを切り替え可能に構成されている。
【0004】
CNG燃料は、CNG燃料ボンベにおいて高圧(たとえば、最大20MPa程度)で蓄圧されているが、このCNG燃料ボンベから圧送されると、デリバリパイプに供給される前に上記高圧レギュレータによって筒内噴射可能な一定圧力(たとえば、5MPa程度)に減圧される。
【0005】
したがって、従来は、上記一定圧力値に対応する燃焼マップが予め設定されており、このマップに基づき、エンジンの回転数と負荷状況等に応じた成層燃焼と均質燃焼とを切り替える制御を行っていた。
【0006】
すなわち、このような筒内直噴CNGエンジンは、圧縮行程で燃料噴射することで充填効率等を上げ、性能向上を図ろうとしているので、高圧で燃焼室内に燃料噴射する必要がある。また、CNG燃料ボンベ内の残存ガス圧力が、上記一定圧力値以下になると、CNG燃料を高圧レギュレータによって調圧供給できなくなるため、航続距離が伸びなくなる。
【0007】
このため、残存ガス圧力が基準圧力よりも小さいときに、吸気弁の閉弁時期を吸気下死点近傍に設定して、吸気行程にてガス燃料を噴射する技術(特許文献1参照)や、ガス燃料タンク内の残存ガス圧力が燃料噴射圧力以下になったときに昇圧してタンク内残存燃料を有効に活用する技術(特許文献2参照)が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2000−328997号公報
【非特許文献1】
トヨタ技術公開集(発行番号13656)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、筒内直噴CNGエンジンでは、通常燃焼時には燃料供給圧力が高圧であればあるほど、短い噴射期間で多量の燃料を噴射することができ、高負荷・高回転域まで成層燃焼を成立させることができる。
【0010】
しかしながら、上記特許文献1に係る従来技術にあっては、燃料噴射弁のダイナミックレンジが不足することや、燃圧可変制御が従来の減圧システムでは困難である等の理由から、燃料供給圧力は上記高圧レギュレータにより筒内噴射可能な中圧程度の一定圧力(たとえば、5MPa程度)に調圧されている。
【0011】
したがって、このような中圧程度の供給圧力では、成層燃焼の成立領域が制約され、燃費向上メリットを十分に引き出すことができなかった。また、吸気行程噴射に切り替わった後は、エンジン性能が低下していた。
【0012】
また、上記特許文献2に係る従来技術にあっては、残存ガス圧力が燃料噴射圧力以下になったときの対処のためだけに専用の昇圧システムを設けているので、システムが複雑化しコスト高となるとともに、その切り替え制御も複雑になる虞があった。
【0013】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成と制御によってCNG燃料を有効利用して航続距離を伸ばすことができるとともに、高負荷・高回転域まで成層燃焼を成立させ、燃費メリットも引き出すことができる筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、この発明に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムは、CNG燃料を貯蔵するCNG燃料ボンベと、CNGエンジンの燃焼室内に設けられCNG燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記CNG燃料ボンベと前記燃料噴射弁とを接続する燃料供給ラインとを備えた筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムにおいて、前記CNG燃料ボンベから前記燃料噴射弁に至る燃料供給ラインには、前記CNG燃料の圧力を大気圧程度まで減圧させるレギュレータと、前記レギュレータによって減圧されたCNG燃料を昇圧する可変昇圧ポンプとを設け、前記CNGエンジンの運転条件に基づいて前記CNG燃料を前記可変昇圧ポンプによって所定噴射圧力まで昇圧するように構成したことを特徴とするものである。
【0015】
したがって、この発明によれば、CNG燃料ボンベがほぼ空になるまで運転できる燃料供給システムを構築でき、CNG燃料を有効に利用でき、航続距離を伸ばすことができる。
【0016】
また、通常燃焼時における噴射圧力を高圧にできるので、圧縮行程において短い噴射期間で多量の燃料を噴射することができる。したがって、高負荷・高回転域まで成層燃焼を成立させることができ、この成層燃焼による燃費メリットも引き出すことができる。
【0017】
また、この発明に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムは、前記可変昇圧ポンプによるCNG燃料の昇圧は、通常の燃料量噴射時には高圧となるように制御され、最小燃料量噴射時には低圧となるように制御されることを特徴とするものである。
【0018】
したがって、この発明によれば、使用される燃料噴射弁のダイナミックレンジが狭い場合には、可変昇圧ポンプの圧力制御で当該燃料噴射弁のダイナミックレンジ不足を容易に補うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムの実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0020】
図1は、この発明の実施の形態に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムを示す模式図である。図1に示すように、CNGエンジン10は、CNG燃料をインジェクタ(燃料噴射弁)17によって燃焼室10aに直接噴射する直噴式である。
【0021】
このCNGエンジン10は、基本的には通常の直噴式のガソリンエンジンと同様の構成となっているが、CNG燃料を供給できるようにするために、燃料供給系統の構成が当該ガソリンエンジンの場合と異なっている。なお、排気系統の構成は、図示を省略してある。
【0022】
CNG燃料ボンベ12は、CNG燃料を高圧(たとえば、最大20MPa程度)状態で貯蔵するためのものである。なお、図示を省略するが、CNG燃料ボンベ12は、ボンベ内の圧力を検出する圧力センサや、温度を検出する温度センサを備えている。このCNG燃料ボンベ12とCNGエンジン10のデリバリパイプ13とは、燃料供給パイプ(燃料供給ライン)14によって接続されている。
【0023】
このデリバリパイプ13は、燃料供給パイプ14で圧送されてきたCNG燃料を各インジェクタ17に分配するためのものであり、当該デリバリパイプ13内の圧力を検出する圧力センサ13aや、温度を検出する温度センサ13bを備えている。
【0024】
また、CNG燃料ボンベ12からインジェクタ17に至る燃料供給パイプ14には、CNG燃料ボンベ12から圧送されたCNG燃料の圧力を大気圧程度(たとえば、0.1MPa程度)まで減圧させるレギュレータ15と、このレギュレータ15によって減圧されたCNG燃料を必要な噴射圧力まで昇圧する可変昇圧ポンプ16とが設けられており、この点が、従来の筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムと大きく異なっている。
【0025】
なお、CNGエンジン10、インジェクタ17、レギュレータ15、可変昇圧ポンプ16等は、デリバリパイプ13の圧力センサ13aや温度センサ13b、CNG燃料ボンベ12の圧力センサや温度センサ(図示せず)等の各種センサの情報に基づいて、図示しない電子制御ユニット(ECU)によって制御されている。
【0026】
つぎに、この燃料供給システムの制御動作およびその効果について説明する。先ず、CNG燃料ボンベ12からの高圧のCNG燃料をレギュレータ15によって大気圧程度(たとえば、0.1MPa程度)まで減圧する。
【0027】
従来技術では、CNG燃料ボンベ12からの高圧のCNG燃料を高圧レギュレータによって筒内噴射可能な中圧程度(たとえば、5MPa程度)に減圧されていたが、この高圧レギュレータの制御は難しく、温度変化や圧力変化の影響を受けて噴射圧が変動しやすい。
【0028】
しかし、本発明のシステムのように、大気圧程度までの減圧は、レギュレータ15をほぼ開放するだけでよいので噴射圧が安定しており、かつレギュレータ15の構造も簡素化することができる。また、大気圧程度まで減圧することが前提であるので、CNG燃料ボンベ12がほぼ空になるまで運転できる燃料供給システムを構築することができ、CNG燃料を有効利用して航続距離を伸ばすことができる。
【0029】
つぎに、レギュレータ15によって減圧されたCNG燃料は、CNGエンジン10の運転条件に基づいて可変昇圧ポンプ16によって必要な噴射圧力まで昇圧される。すなわち、デリバリパイプ13内の圧力が圧力センサ13aによりモニターされているので、目標設定圧力との間でフィードバック制御されている。
【0030】
また、デリバリパイプ13内の圧力値に対応する複数の燃焼マップが予め設定されている。そして、CNGエンジン10の回転数と負荷状況等に応じたマップがこれら複数のマップから選択され、その選択されたマップに基づいて燃料噴射制御が行われ、また、成層燃焼と均質燃焼とを切り替える制御が行われる。
【0031】
燃焼面での効果としては、通常燃焼時には燃料噴射圧力が高圧であればあるほど、短い噴射期間で多量の燃料を噴射することができるので、高負荷・高回転域まで成層燃焼を成立させることができ、この成層燃焼による燃費メリットも引き出すことができる。
【0032】
また、吸気行程でCNG燃料を燃焼室10a内に直接噴射すると、噴射されたCNG燃料によって新気の吸入が邪魔されて、その分、新気吸入量が減少し、この吸入空気量不足から出力が低下するが、本発明の燃料供給システムによれば、噴射圧力を高くできるので、広範囲で圧縮行程噴射が可能となって吸入空気量を確保することができ、均質燃焼でも出力を向上させることができる。
【0033】
また、成層燃焼は、使用されるインジェクタ17のダイナミックレンジが狭い場合には、通常運転の全域で成立させることは難しい。そこで、可変昇圧ポンプ16を用いて、通常の燃料量噴射時には高圧となるように制御し、アイドル時等の最小燃料量噴射時には低圧となるように制御することで、インジェクタ17のダイナミックレンジ不足を補うことができる。なお、可変昇圧ポンプ16の運転による機械損失は、高圧制御となるほど高くなるので、上記制御圧力は燃焼改善による出力向上と当該機械損失とを勘案して適合され設定される。
【0034】
また、従来技術の燃料供給システムでは、航続距離を伸ばすために残存ガス圧力が小さくなったときの対策として、当該残存ガス圧力を昇圧させるための専用の昇圧システムを設ける等して対処しなければならず、この専用昇圧システムを噴射圧力のダイナミックレンジを広げるために利用することはできなかった。
【0035】
一方、この実施の形態による燃料供給システムによれば、上述したように、残存ガス圧力が小さいときであっても、可変昇圧ポンプ16によって必要な噴射圧力まで容易に昇圧できるとともに、この可変昇圧ポンプ16を噴射圧力のダイナミックレンジを広げるために利用することができる。したがって、燃料供給システム全体を従来よりも簡素化することができる。
【0036】
また、車種の変更によりCNGエンジン10の仕様が変化しても、可変昇圧ポンプ16の制御を当該エンジン10の運転条件に基づいて適宜変更して対応すればよいので、制御設計に自由度があり、汎用性の高い燃料供給システムを提供できる。
【0037】
なお、上記実施の形態においては、4気筒のCNGエンジン10を例にして本発明を適用したが、これに限定されず、4気筒以外の気筒数のCNGエンジンに適用してもよく、上記と同様の効果を期待できる。
【0038】
また、上記実施の形態においては、レギュレータ15によって大気圧程度まで減圧されたCNG燃料を、CNGエンジン10の運転条件に基づいて可変昇圧ポンプ16によって所定噴射圧力まで昇圧制御するものとして説明したが、可変昇圧ポンプ16による噴射圧力制御を必要に応じて以下のように行うこともできる。
【0039】
すなわち、CNG燃料ボンベ12内の圧力(残圧)が変動しても、噴射圧力を可変昇圧ポンプ16によって常に一定(たとえば、筒内噴射可能な中圧程度)に設定することにより、従来の高圧レギュレータを備えた燃料供給システムのように制御することもできる。
【0040】
この場合には、従来システムの場合と同様に、上記一定圧力値に対応する燃焼マップを予め設定すればよく、このマップに基づいてエンジンの回転数と負荷状況等に応じた成層燃焼と均質燃焼とを切り替える制御を行えばよいため、予め設定すべき燃焼マップ数を簡素化することができ、ソフト面において簡素化することができる。
【0041】
また上述したように、上記実施の形態に係る燃料供給システムは、従来システムのような制御および構造が複雑な高圧レギュレータを用いておらず、制御および構造が簡易なレギュレータ15と可変昇圧ポンプ16を用いているので、従来システムの場合よりもハード面において簡素化されている。
【0042】
したがって、このハード面において簡素化されている上記実施の形態に係る燃料供給システムを、CNG燃料ボンベ12の残圧変動時にも噴射圧力を一定にするシステム(ソフト面において簡素化されているシステム)に適用することで、ハードおよびソフトの両面において簡素化できるシステムを構築してもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムによれば、レギュレータによって大気圧程度まで減圧されたCNG燃料を、CNGエンジンの運転条件に基づいて可変昇圧ポンプによって所定噴射圧力まで昇圧するように構成したので、CNG燃料ボンベがほぼ空になるまで運転できる燃料供給システムを構築でき、CNG燃料を有効に利用でき、航続距離を伸ばすことができる。
【0044】
また、通常燃焼時における噴射圧力を高圧にできるので、圧縮行程において短い噴射期間で多量の燃料を噴射することができる。したがって、高負荷・高回転域まで成層燃焼を成立させることができ、この成層燃焼による燃費メリットも引き出すことができる。
【0045】
また、噴射圧力を高くできるので、広範囲で圧縮行程噴射が可能となって吸入空気量を確保することができ、均質燃焼でも出力を向上させることができる。
【0046】
さらに、車種の変更によりCNGエンジンの仕様が変化しても、可変昇圧ポンプの制御を当該エンジンの運転条件に基づいて適宜変更して対応すればよいので、制御設計に自由度があり、汎用性の高い燃料供給システムを提供できる。
【0047】
また、この発明に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムによれば、可変昇圧ポンプによるCNG燃料の昇圧は、通常の燃料量噴射時には高圧となるように制御され、最小燃料量噴射時には低圧となるように制御されるので、使用される燃料噴射弁のダイナミックレンジが狭い場合には、可変昇圧ポンプの圧力制御で当該燃料噴射弁のダイナミックレンジ不足を容易に補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムを示す模式図である。
【符号の説明】
10 CNGエンジン
10a 燃焼室
12 CNG燃料ボンベ
13 デリバリパイプ
13a 圧力センサ
13b 温度センサ
14 燃料供給パイプ(燃料供給ライン)
15 レギュレータ
16 可変昇圧ポンプ
17 インジェクタ(燃料噴射弁)

Claims (2)

  1. CNG燃料を貯蔵するCNG燃料ボンベと、
    CNGエンジンの燃焼室内に設けられCNG燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    前記CNG燃料ボンベと前記燃料噴射弁とを接続する燃料供給ラインと、
    を備えた筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システムにおいて、
    前記CNG燃料ボンベから前記燃料噴射弁に至る燃料供給ラインには、前記CNG燃料の圧力を大気圧程度まで減圧させるレギュレータと、
    前記レギュレータによって減圧されたCNG燃料を昇圧する可変昇圧ポンプとを設け、
    前記CNGエンジンの運転条件に基づいて前記CNG燃料を前記可変昇圧ポンプによって所定噴射圧力まで昇圧するように構成したことを特徴とする筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システム。
  2. 前記可変昇圧ポンプによるCNG燃料の昇圧は、通常の燃料量噴射時には高圧となるように制御され、最小燃料量噴射時には低圧となるように制御されることを特徴とする請求項1に記載の筒内直噴CNGエンジンの燃料供給システム。
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