JP2004351398A - 傾斜軸式低速破砕機 - Google Patents
傾斜軸式低速破砕機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004351398A JP2004351398A JP2003183517A JP2003183517A JP2004351398A JP 2004351398 A JP2004351398 A JP 2004351398A JP 2003183517 A JP2003183517 A JP 2003183517A JP 2003183517 A JP2003183517 A JP 2003183517A JP 2004351398 A JP2004351398 A JP 2004351398A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crushing
- blades
- fixed
- crusher
- gradient
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Abstract
【目的】破砕物を傾斜の上方から下方へ送りながら多数の回転刃と固定刃の間で繰り返し破砕することで、効率良く細片に破砕し、破砕粒度を小さくすることを可能にする。
【構成】傾斜した破砕ケース1に同じ傾斜で配設した回転軸3に切り欠きを設けて破砕刃を形成した回転ブレード5を間隔を開けて固定し、破砕ケース1に設ける固定刃7及び間座8と噛み合うことで破砕し、破砕機が傾斜していることと破砕刃のねじり配置の働きで、破砕物が傾斜の上方から下方へ送られながら繰り返し破砕が行われる構造とした。
【選択図】 図 1
【構成】傾斜した破砕ケース1に同じ傾斜で配設した回転軸3に切り欠きを設けて破砕刃を形成した回転ブレード5を間隔を開けて固定し、破砕ケース1に設ける固定刃7及び間座8と噛み合うことで破砕し、破砕機が傾斜していることと破砕刃のねじり配置の働きで、破砕物が傾斜の上方から下方へ送られながら繰り返し破砕が行われる構造とした。
【選択図】 図 1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、産業廃棄物類の破砕機に関するものであり、詳しくは繰り返し破砕に依り、スクリーン等で粒度規制せずに廃棄物類を細片に効率良く破砕する低速破砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、横配列の1軸又は多軸から成る破砕機による廃棄物の細片破砕は、破砕ブレードとスクリーンの組み合わせでおこなっている。
【0003】
この従来の破砕方式は、回転刃と噛み合うケース側固定刃間又は互いに噛み合う軸間の破砕が主となり、破砕する領域が互いの軸間又はケース側固定刃との間だけとなり完全な破砕が望めない、このため破砕ケース下部にスクリーンを設け、このスクリーンの網目を通過しない物は破砕物を対流させて再度軸間に導いて破砕している方式を用いているが、この方式は長物がスクリーンの目を通過してしまうので、細片に破砕できないと言う大きな欠点が有るうえに、スクリーンの目詰まりが起きたり摩耗や損壊をするという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述の問題点を解決するもので、繰り返し破砕方式でスクリーンを設けなくても所定の細片破砕を可能にした破砕機を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、本発明による破砕機は、次のような方法や手段を採用する。
【0006】
即ち、請求項1では斜めに配設した回転軸に外周に複数の切り欠き設けて回転刃を形成した回転ブレードを軸方向上で間隔を開けて回転軸に固定し、この回転刃と噛み合う固定刃をケースに設けた構造とし、傾斜の上部から被破砕物を供給すると回転刃と固定刃との間で攪拌しながら破砕されるが、傾斜していることで破砕物は段々に低い方向へ繰り返し破砕されながら流れて細かく破砕する手段。
【0007】
また、請求項2では回転軸を複数にすることで、互いに噛み合う軸間でも破砕するので、被破砕物の噛み込みが良くなると共に処理量を多くして細かく破砕する手段。
【0008】
【作用】
前述の手段によると、従来の横軸式破砕機での破砕が互いの軸間を通過すると破砕作用が終わってしまい、スクリーン等で規制して大きい物の通過を規制して再破砕することで細破砕効果を得ているのに対し、請求項1の破砕機は傾斜上部から下部へ順に繰り返し破砕しながら流れることで、スクリーンを設けなくても所定の細片破砕を可能にする破砕機を提供するという課題が解決される。
【0009】
また、請求項2では回転軸を複数にして互いの破砕ブレードを噛み合わせることで、破砕物の噛み込みが良いことと合わせて破砕量の能力増加が得られ、所定の細片破砕を可能にする破砕機を提供するという課題が解決される。
【0010】
【実施例】
以下、本発明に係る破砕機の内、回転軸を1軸とした場合の実施例を図1〜図2に基づいて説明すると、上部に投入口11を設けた上部ケース2と下部に排出口12を設けた破砕機ケース1内に回転軸3を傾斜して配設し、この回転軸3には図2に示すように円周に切り欠きを設けて切断刃の機能を持たせた回転ブレード5の切り欠きを回転時に破砕物を傾斜下方へ送るねじり配置し、カラー6によって間隔を開けて固定する。
【0011】
この回転軸3に固定した回転ブレード5は図1,2に示すように破砕ケース1の内側に設けた固定刃7及び間座8と噛み合って破砕機能を持ち、
【0012】
次に、回転軸3は図1に示すように、破砕機ケース1を貫通し両端を軸受9により回転可能に支持され、回転軸3上端には駆動装置10を設けてあり、回転軸3に回転を与え、設定した負荷に応じて自動的に反転するように制御され、最下部へ流れた破砕物は排出口22から機外へ排出される。
【0013】
又、図1に示すように、投入部には送り羽根4を設け、破砕物を速やかに下流の破砕部を送り込む働きをさせ、図2に示すように回転軸3を通して破砕ブレード5を間隔止するカラー6の外周に凹状溝刃を設け、破砕物の巻き付きを防いでいる。
【0014】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る破砕機は、請求項1では破砕方向を斜めにしたことで、斜め上から斜め下へ流れながら順々に繰り返し破砕してゆくことで細片破砕が効率良くできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る破砕機の基本構成実施例を示す側面断面図である。
【図2】本発明に係る破砕きの基本構成実施例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 破砕ケース
2 上部ケース
3 回転軸
4 送り羽根
5 破砕ブレード
6 カラー
7 固定刃
8 間座
9 軸受
10 駆動装置
11 投入口
12 排出口
【発明の属する技術分野】
この発明は、産業廃棄物類の破砕機に関するものであり、詳しくは繰り返し破砕に依り、スクリーン等で粒度規制せずに廃棄物類を細片に効率良く破砕する低速破砕機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、横配列の1軸又は多軸から成る破砕機による廃棄物の細片破砕は、破砕ブレードとスクリーンの組み合わせでおこなっている。
【0003】
この従来の破砕方式は、回転刃と噛み合うケース側固定刃間又は互いに噛み合う軸間の破砕が主となり、破砕する領域が互いの軸間又はケース側固定刃との間だけとなり完全な破砕が望めない、このため破砕ケース下部にスクリーンを設け、このスクリーンの網目を通過しない物は破砕物を対流させて再度軸間に導いて破砕している方式を用いているが、この方式は長物がスクリーンの目を通過してしまうので、細片に破砕できないと言う大きな欠点が有るうえに、スクリーンの目詰まりが起きたり摩耗や損壊をするという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前述の問題点を解決するもので、繰り返し破砕方式でスクリーンを設けなくても所定の細片破砕を可能にした破砕機を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するために、本発明による破砕機は、次のような方法や手段を採用する。
【0006】
即ち、請求項1では斜めに配設した回転軸に外周に複数の切り欠き設けて回転刃を形成した回転ブレードを軸方向上で間隔を開けて回転軸に固定し、この回転刃と噛み合う固定刃をケースに設けた構造とし、傾斜の上部から被破砕物を供給すると回転刃と固定刃との間で攪拌しながら破砕されるが、傾斜していることで破砕物は段々に低い方向へ繰り返し破砕されながら流れて細かく破砕する手段。
【0007】
また、請求項2では回転軸を複数にすることで、互いに噛み合う軸間でも破砕するので、被破砕物の噛み込みが良くなると共に処理量を多くして細かく破砕する手段。
【0008】
【作用】
前述の手段によると、従来の横軸式破砕機での破砕が互いの軸間を通過すると破砕作用が終わってしまい、スクリーン等で規制して大きい物の通過を規制して再破砕することで細破砕効果を得ているのに対し、請求項1の破砕機は傾斜上部から下部へ順に繰り返し破砕しながら流れることで、スクリーンを設けなくても所定の細片破砕を可能にする破砕機を提供するという課題が解決される。
【0009】
また、請求項2では回転軸を複数にして互いの破砕ブレードを噛み合わせることで、破砕物の噛み込みが良いことと合わせて破砕量の能力増加が得られ、所定の細片破砕を可能にする破砕機を提供するという課題が解決される。
【0010】
【実施例】
以下、本発明に係る破砕機の内、回転軸を1軸とした場合の実施例を図1〜図2に基づいて説明すると、上部に投入口11を設けた上部ケース2と下部に排出口12を設けた破砕機ケース1内に回転軸3を傾斜して配設し、この回転軸3には図2に示すように円周に切り欠きを設けて切断刃の機能を持たせた回転ブレード5の切り欠きを回転時に破砕物を傾斜下方へ送るねじり配置し、カラー6によって間隔を開けて固定する。
【0011】
この回転軸3に固定した回転ブレード5は図1,2に示すように破砕ケース1の内側に設けた固定刃7及び間座8と噛み合って破砕機能を持ち、
【0012】
次に、回転軸3は図1に示すように、破砕機ケース1を貫通し両端を軸受9により回転可能に支持され、回転軸3上端には駆動装置10を設けてあり、回転軸3に回転を与え、設定した負荷に応じて自動的に反転するように制御され、最下部へ流れた破砕物は排出口22から機外へ排出される。
【0013】
又、図1に示すように、投入部には送り羽根4を設け、破砕物を速やかに下流の破砕部を送り込む働きをさせ、図2に示すように回転軸3を通して破砕ブレード5を間隔止するカラー6の外周に凹状溝刃を設け、破砕物の巻き付きを防いでいる。
【0014】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る破砕機は、請求項1では破砕方向を斜めにしたことで、斜め上から斜め下へ流れながら順々に繰り返し破砕してゆくことで細片破砕が効率良くできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る破砕機の基本構成実施例を示す側面断面図である。
【図2】本発明に係る破砕きの基本構成実施例を示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 破砕ケース
2 上部ケース
3 回転軸
4 送り羽根
5 破砕ブレード
6 カラー
7 固定刃
8 間座
9 軸受
10 駆動装置
11 投入口
12 排出口
Claims (2)
- 傾斜した破砕ケースに同じく傾斜して配設した回転軸に、外周に複数の切欠きを設けて刃を形成するブレードを軸方向上でカラーを挟んで間隔を開けて固定し、この回転ブレードの刃先と間隔を開けた間にに噛み合う固定刃と間座をそれぞれ破砕ケースに設けたことを特徴とする破砕機。
- 請求項1の破砕機において、回転軸を複数にし各々の回転軸に設けた回転ブレードの刃が互いに噛み合うように配したことを特徴とする破砕機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003183517A JP2004351398A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | 傾斜軸式低速破砕機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003183517A JP2004351398A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | 傾斜軸式低速破砕機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004351398A true JP2004351398A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34055330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003183517A Pending JP2004351398A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | 傾斜軸式低速破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004351398A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112450098A (zh) * | 2020-04-08 | 2021-03-09 | 江苏中恒宠物用品股份有限公司 | 一种智能投食器 |
-
2003
- 2003-05-26 JP JP2003183517A patent/JP2004351398A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112450098A (zh) * | 2020-04-08 | 2021-03-09 | 江苏中恒宠物用品股份有限公司 | 一种智能投食器 |
CN112450098B (zh) * | 2020-04-08 | 2024-06-11 | 江苏天泉宠物用品有限公司 | 一种智能投食器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100954222B1 (ko) | 폐기물 처리시스템 | |
JP5081945B2 (ja) | 一軸破砕機 | |
CN112055619B (zh) | 双轴粉碎机 | |
CN115069361A (zh) | 一种研磨式的香辛料粉碎装置 | |
US2141664A (en) | Grinder | |
JP2007014882A (ja) | 破砕機とその制御方法 | |
KR100783133B1 (ko) | 고추씨 분리 겸용 고추 분쇄기 | |
US3090568A (en) | Apparatus for grinding and pulverizing ear corn and the like | |
JP4574604B2 (ja) | 剪断式破砕装置 | |
CN108748799A (zh) | 一种橡胶粉碎装置 | |
JP4453102B2 (ja) | 破砕機 | |
JP4870405B2 (ja) | 剪断式破砕機 | |
JP2004351398A (ja) | 傾斜軸式低速破砕機 | |
JP5427205B2 (ja) | 離解濾過装置 | |
JP2007216091A (ja) | 粉砕機 | |
JP2004209387A (ja) | 縦型2軸式破砕機 | |
JP2017131832A (ja) | 二軸剪断式破砕機 | |
CN209901465U (zh) | 一种快速粉碎装置 | |
JP2006088132A (ja) | 廃プラスチック処理装置 | |
KR200143334Y1 (ko) | 사료분쇄기의 이물질 제거장치 | |
KR200344747Y1 (ko) | 분쇄이송부 및 그를 채용한 패각분쇄기 | |
CN212142886U (zh) | 一种多层旋片粉碎机 | |
JP4590232B2 (ja) | 脱水ケーキ粉砕機 | |
CN215935625U (zh) | 一种饲草粉碎机 | |
CN221085867U (zh) | 饲料粉碎机 |